JP6992328B2 - 防水筐体 - Google Patents

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本発明は、筐体に関し、特に、屋外に設置される防水筐体の防水構に関する。
屋外の雨水に曝される電子機器においては、その電子回路への防水目的で、パッキンを利用して密閉される長方体の筐体が一般的に採用されている(特許文献1)。
特開2015-090578号公報
特許文献1に記載された従来の電子機器は、筐体と扉体の開口の間に矩形環状パッキンを挟み込んで、錠前で扉体を筐体の開口に固定する構造を有している。
従来の防水筐体の製造においては、筐体開口部に沿って環状パッキンを貼り付ける作業が必要ある。しかし、パッキン自体の厚さが数mmである故に、開口部へのパッキン貼り付け工程時に、パッキンに歪みや変形が発生しやすい。歪みや変形の部分が残存した場合、その部分だけパッキンの厚み、硬さが変わってしまい、均一にパッキンを圧縮できなくなり、防水性が確保できないという問題点があった。また、貼り付け工程時の歪みや変形の修正のために、組立時間を費やしてしまう問題点もあった。
本発明は、以上の従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、防水性を維持しつつパッキン貼り付け工程を簡素化できる防水筐を提供することを目的とする。
本発明の防水筐体は、環状フランジを有するベース部と、前記環状フランジにパッキン部材を介在させて密着し且つ収容空間を画定する対応環状フランジを有する蓋体と、を有する防水筐体であって、前記パッキン部材は、環状に連結された複数の帯状体から構成され、前記帯状体の隣接する連結部同士が相補凹凸形状を有する相補凹凸形状部を有し、前記帯状体の隣接する連結部の前記相補凹凸形状部が互いに嵌合し、前記帯状体の隣接する連結部の前記相補凹凸形状部の間に水溜空間が設けられていることを特徴とする。
本発明の防水筐体によれば、複数の帯状体からなるパッキン部材において、隣接する帯状体の隣接する連結部の相補凹凸形状部が互いに嵌合していることにより、防水性を維持しつつパッキン貼り付け工程を簡素化できる防水筐体が実現可能となる。
本発明による実施例1である電子機器の筺体の外観を示す蓋体側から見た斜視図である。 実施例1の帯状体からなるパッキン部材の斜視図である。 図1の実施例1の筺体の角部の一点鎖線で示すAの部分の部分平面図(a)と該部分平面図の線xxの部分断面図である。 本実施例の筐体の組み立て工程を説明する斜視図である。 本実施例の筐体の組み立て工程を説明する斜視図である。 本実施例の筐体の組み立て工程を説明する斜視図である。
以下、図面を参照しつつ本発明による実施例の屋外設置用電子機器の防水筐体について詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、実施例において、実質的に同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、実施例1である電子機器の筺体10の外観を示す蓋体側から見た斜視図である。図2は、電子機器の筺体のパッキン部材13を示す斜視図である。
図1に示すように、実施例の防水筐体10は略長方体形状を有している。筐体10は、板状のベース部11及び筒箱状の蓋体12から構成され、これらはそれぞれのフランジ部において互いにパッキン部材13を介して接合されている。
ベース部11は、その略中央に回路基板アセンブリ14が固定され、回路基板アセンブリ14を囲む周縁端部に環状のフランジ11Fを有している。
蓋体12は、その開口端面側壁から外側に突出して互いに環状のフランジ12F(フランジ11Fに対応する環状フランジ)を有している。ベース部11及び蓋体12のフランジ11F及び12Fがパッキン部材13を介して接合されことによって、ベース部11及び蓋体12の中央内側に、例えばアンテナ機器等の回路基板アセンブリ14を収容する密閉された収容空間SPが画定される。なお、ベース部11は板状に限定されず、筒箱状の形状であってもよい。また、ベース部11及び蓋体12のフランジ部も平面状に限定されず、各フランジ部に相補形状の階段部を設けてもよい。
図2に示すように、実施例の防水筐体におけるパッキン部材13は、環状に連結された一定厚さの複数の帯状体13a、13bから構成されている。帯状体13a、13bの各々の隣接する端部同士が相補凹凸形状を有する相補凹凸形状部CPLを有する。相補凹凸形状とは帯状体13a、13bの端部面が略密着して嵌合できる形状である。例えば、相補凹凸形状には、フランジ面の平面視で、蛇行形状、ジグザク形状、矩形波形状が含まれる。帯状体13a、13bの隣接する端部(連結部、継ぎ目)の相補凹凸形状部CPLが互いに嵌合している。
フランジ11Fとパッキン部材13とフランジ12Fの外郭が矩形形状であり、パッキン部材13も矩形形状である。パッキン部材13の帯状体13a、13bの隣接する端部(相補凹凸形状部CPL)は、フランジ11F及びフランジ12Fの矩形形状の角に位置する。これにより、筐体組み立て工程において、相補凹凸形状部CPLが位置合わせの目安となるので、貼り付け工程の作業効率の改善さに寄与する。
例えば、図3(a)に示すように、相補凹凸形状部CPLはクランク形状を有し、帯状体13a、13bの隣接する相補凹凸形状部CPLはクランク状の水路13c(図中の相補凹凸形状部CPLの破線と一点鎖線の間の領域)を形成する。
帯状体13a、13bの隣接する端部の相補凹凸形状部CPLの間に水溜空間として水を溜めるための水路角部13dが設けられている。さらに、図3(b)に示すように、ベース部11は、水路角部13dで溜めた水を外部に排水する水抜き穴17を有する。
なお、この実施例では、蓋体12は外装カバーとして機能し、ベース部11のフランジを除く板状部の一部において、収容された回路基板アセンブリ14を動作させるための外部の給電ケーブルや入出力ケーブル等の配線を通過させるための接続孔(図示せず)が設けられている。また、ベース部11の蓋体12の反対側には配線に接続される制御機器(図示せず)が固着され得る。
ベース部11及び蓋体12は、フランジ12F、11Fの対向面の間にパッキン部材13を挟み込ませて接合した状態で、ネジSc(図1)により締結され、互いに固着される。ベース部11からの蓋体12の取り外しにより、筐体内部の回路基板アセンブリ14にアクセス可能となる。
パッキン部材13の材料としては、水素化ニトリルゴム、フッ素ゴム(FKM)、シリコーンゴム(VMQ)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、ウレタンゴム(U)、フッ素樹脂・テフロン(登録商標)(PTFE)、ポリアミド(PA)、ポリエチレン(PE)、ポリアセタール(POM)等の樹脂やゴムが挙げられる。
筐体用樹脂材料としては、ABS(アクリルニトリルブタジエンスチレン)、PC(ポリカーボネート)、ASA(アクリレートスチレンアクリルニトリル)、AES(アクリロニトリルエチレン-プロピレン-ジエンスチレン)、ABS-PC等が挙げられる。また、筐体のベース部は金属材料を用いて形成されてもよい。
本実施例の筐体の組み立て工程を説明すると、まず、図4に示すように、部品配置工程では、ネジ穴hを備えたベース部11の中央領域にポスト11aを介して、回路基板アセンブリ14をネジScで固定する。
次に、図5に示すように、パッキンを貼り付け工程では、ベース部11のフランジ11F上に第1の帯状体13aの2本、第2の帯状体13bの2本それぞれの隣接する端部(連結部、継ぎ目)の相補凹凸形状部CPLが互いに嵌合するように、組み合せて貼り付けてパッキン部材13を完成させる。
次に、図6に示すように、封止工程では、ベース部11のフランジ11F上のパッキン部材13上に、蓋体12のフランジ12Fを合わせて、蓋体12を配置する。その後、ネジScにより一定の荷重で固定することによって、図1に示す密閉された防水筐体10が完成する。本実施例では、ベース部11と、蓋体12の間は、部品同士を平面状態で密着させるため、第1及び第2の帯状体13a、13bを挟み込んで、ネジScで固定する構造となっている。
本実施例では、帯状体の種類は、第1の帯状体13aが2本、第2の帯状体13bが2本である。なお、パッキン部材を4分割したと4本の帯状体しているが、これには限定されず、例えば平仮名「く」の字形状の2本の帯状体としては、これらを組み合わせてパッキン部材を構成してもよい。
以上、本実施例によれば、帯状体が完成したパッキン部材より短いので、貼り付け作業性の向上という効果が得られる。
また、図3に示すように、フランジに挟まれた第1及び第2の帯状体13a、13bが組み合わさった状態で、矢印8方向から水が浸入すると、第1及び第2の帯状体13a、13bの複雑なクランク状の水路13cで止水し、水の浸入を遅らせている。更に、水路角部13dで、一時的に水を溜めることができる。さらに、水路角部13dで溜めた水を、ベース部11の水抜き穴17から排水することができる。水が浸水して来ても、パッキン部材の帯状体の連結端部の相補凹凸形状部CPLが互いに嵌合しているクランク状水路により止水し、水の浸入を遅らせる効果がある。
また、環状のパッキン部材を分割(多本化)することで、パッキン材料の廃棄部分が無くなり、コストも低減される。すなわち、従来のパッキン構造では、防水パッキンが環状の一体構造のため、防水パッキンの製造工程において樹脂シートから環状防水パッキンを抜き取る際に中央の開口部となる部分のシート材料は、余分なので廃棄していて無駄となっていた。よって、従来のパッキン構造では、そのコストアップの要因となるという問題があった。しかし、本実施例によれば、必要な部分に帯状体を連結して使用できるので、パッキンの製造コストの削減の効果が得られる。
10…筐体
11…ベース部
12…蓋体
13…パッキン部材
13a、13b…第1及び第2の帯状体
13c…クランク状の水路
13d…水路角部
14…回路基板アセンブリ
17…水抜き穴
Sc…ネジ

Claims (4)

  1. 環状フランジを有するベース部と、前記環状フランジにパッキン部材を介在させて密着し且つ収容空間を画定する対応環状フランジを有する蓋体と、を有する防水筐体であって、
    前記パッキン部材は、環状に連結された複数の帯状体から構成され、
    前記帯状体の隣接する連結部同士が相補凹凸形状を有する相補凹凸形状部を有し、
    前記帯状体の隣接する連結部の前記相補凹凸形状部が互いに嵌合し
    前記帯状体の隣接する連結部の前記相補凹凸形状部の間に水溜空間が設けられていることを特徴とする電子機器の防水筐体。
  2. 前記相補凹凸形状部はクランク形状を有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器の防水筐体。
  3. 前記環状フランジと前記パッキン部材と前記対応環状フランジの外郭が矩形形状であり、前記帯状体の隣接する連結部が前記環状フランジ及び前記対応環状フランジの前記矩形形状の角に位置することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器の防水筐体。
  4. 前記水溜空間に連通する水抜き穴が前記ベース部に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の電子機器の防水筐体。
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