JP7464761B1 - 防水カバー、電子機器および防水カバーの製造方法 - Google Patents

防水カバー、電子機器および防水カバーの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】部材の寸法ばらつきがあっても防水性能が確保でき、かつ、防水部材の着脱が可能な防水カバー等を提供する。【解決手段】外装カバーと、前記外装カバーに取り付けられる防水パーツとを有する防水カバーであって、前記外装カバーに含まれ、板状に形成されたカバー本体と、柱部と、前記柱部の先端に形成されたツメ部とを有し、前記カバー本体の第1の主面から上方に突出するように形成された係合部と、前記防水パーツに含まれ、前記外装カバーに取り付けられる板部材と、前記係合部が挿入される第1の貫通穴を有し、弾性部材により形成され、前記板部材に設けられ、前記柱部の外周面との間に隙間が生じないように前記柱部の外周面を加圧して、前記係合部を保持する保持部材と、弾性材料により形成され、前記板部材の外周部に沿って形成され、前記外装カバーの反対側に向けて延出する壁部と、を備える。【選択図】 図2

Description

本発明は、防水カバー等に関する。
スマートフォンやデジタルカメラなどの携帯型の電子機器では、電子機器内の電気部品間の短絡(ショート)などが起こらないように、筐体内への水の侵入を防ぐ防水機能が必要とされる。これらの電子機器には、電池やメモリカードの交換等のために、本体からの着脱が可能なカバーを備えるものがある。このようなカバーにおいても防水が必要とされる。このため、着脱可能なカバーの防水構造が検討されている。
例えば、特許文献1には、電子機器の筺体から着脱が可能な防水性カバー部材の発明が開示されている。防水性カバー部材が、電子機器の筐体の開口部を覆う。筐体は、開口部の外周に、矩形の閉ループ状の溝部を備える。防水性カバー部材(電池蓋)は、開口部を覆う被覆板と、閉ループ状の突出部を備える。被覆板の内面から筐体の開口側に向かって、突出部が突出する。突出部には、その先端から側面を覆う軟質の弾性シール材が設けられている。突出部が筐体に設けられた溝部に挿入されると、弾性シール材が溝部に密着し、開口部が防水される。
特開2012-226853号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、弾性シール材の溝部に接触する圧力が不均一になる場合があった。筐体および防水性カバー部材の製造時の寸法ばらつき等が、その原因である。そして、上記の接触圧力の不均一によって防水性能が低下する恐れがあった。また、弾性シール材が突出部と一体に形成されているため、被覆板を含む防水性カバー全体を交換する必要があった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、部材の寸法ばらつきがあっても防水性能が確保でき、かつ、防水部材の着脱が可能な防水カバー等を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明の防水カバーは、外装カバーと、前記外装カバーに取り付けられる防水パーツとを有する防水カバーであって、前記外装カバーに含まれ、板状に形成されたカバー本体と、柱部と、前記柱部の先端に形成されたツメ部とを有し、前記カバー本体の第1の主面から上方に突出するように形成された係合部と、前記防水パーツに含まれ、前記外装カバーに取り付けられる板部材と、前記係合部が挿入される第1の貫通穴を有し、弾性部材により形成され、前記板部材に設けられ、前記柱部の外周面との間に隙間が生じないように前記柱部の外周面を加圧して、前記係合部を保持する保持部材と、弾性材料により形成され、前記板部材の外周部に沿って形成され、前記外装カバーの反対側に向けて延出する壁部と、を備える。
また、本発明の電子機器は、上記の防水カバーと、前記防水カバーによって閉塞される開口部と、前記開口部の内部に設けられ前記壁部と密着する防水パーツ収納部を備えた筐体と、を有する。
また、本発明の防水カバーの製造方法は、外装カバーと、前記外装カバーに取り付けられる防水パーツとを有する防水カバーの製造方法であって、外装カバーと、前記外装カバーに取り付けられる防水パーツとを有する防水カバーであって、前記外装カバーに含まれ、板状に形成されたカバー本体と、柱部と、前記柱部の先端に形成されたツメ部とを有し、前記カバー本体の第1の主面から上方に突出するように形成された係合部と、前記防水パーツに含まれ、前記外装カバーに取り付けられる板部材と、前記係合部が挿入される第1の貫通穴を有し、弾性部材により形成され、前記板部材に設けられ、前記柱部の外周面との間に隙間が生じないように前記柱部の外周面を加圧して、前記係合部を保持する保持部材と、弾性材料により形成され、前記板部材の外周部に沿って形成され、前記外装カバーの反対側に向けて延出する壁部と、備え、前記板部材と前記カバー本体が密着するように、前記係合部を前記第1の貫通穴に挿入させる。
本発明の効果は、部材の寸法ばらつきがあっても防水性能が確保でき、かつ、防水部材の着脱が可能な防水カバー等を提供できることである。
第1の実施形態の防水カバーを示す斜視図である。 第1の実施形態の防水カバーを示す断面図である。 第1の実施形態の電子機器を示す図である。 第1の実施形態の電子機器の具体例を示す斜視分解図である。 第1の実施形態の電子機器の防水構造を示す断面図である。 第1の実施形態の係合部の具体例を示す断面図である。 第1の実施形態の係合部の別の具体例を示す断面図である。 第1の実施形態の防水カバーの具体例を示す斜視分解図である。 第1の実施形態の防水カバーの変形例1を示す斜視分解図である。 第1の実施形態の防水カバーの変形例1の保持部材取り付け構造の具体例を示す断面図である。 第1の実施形態の防水カバーの変形例1の防水パーツ保持構造の具体例を示す断面図である。 第1の実施形態の防水カバーの変形例2を示す斜視分解図である。 第1の実施形態の防水カバーの変形例2の防水パーツ保持構造の具体例を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい限定がされているが、発明の範囲を以下に限定するものではない。なお各図面の同様の構成要素には同じ番号を付し、説明を省略する場合がある。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の防水カバー100を示す斜視図である。また、図2は、第1の実施形態の防水カバーを示す断面図である。防水カバー100は、外装カバー10と、外装カバー10に取り付けられる防水パーツ20とを有する。
外装カバー10は、カバー本体11と、係合部12と、が含まれる。
カバー本体11は、板状に形成される。
係合部12は、柱部12aと、柱部12aの先端に形成されたツメ部12bとを備える。係合部12が、カバー本体11の第1の主面11aに形成される。そして、係合部12が、第1の主面11aから上方(図2にて紙面上側)に突出される。
防水パーツ20には、板部材21と、保持部材22と、壁部23とが含まれる。
板部材21が、外装カバー10に取り付けられる。
保持部材22は、板部材21に設けられる。保持部材22は、弾性材料により形成される。弾性材料は、例えばゴムである。具体的には、ニトリルゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴムなどが利用される。
保持部材22は、第1の貫通穴22aを備える。第1の貫通穴22aには、係合部12が挿入される。柱部12aの外周面との間に隙間が生じないように、保持部材22が柱部12aを保持する。このために、保持部材22が、柱部12aの外周面を加圧する。
壁部23は、弾性材料により形成される。弾性材料は、例えばゴムである。具体的には、ニトリルゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴムなどが利用される。板部材21の外周部に沿って、壁部23が形成される。外装カバー10の反対側に向けて、壁部23が延出される。
上記の構成では、保持部材22の第1の貫通穴22aに、係合部12が挿入される。これにより、板部材21が、カバー本体11に取り付けられる。ここで、保持部材22が弾性材料で形成されている。このため、防水パーツ20が、外装カバー10に対し着脱可能である。また、防水パーツ20が外装カバー10に密着した状態で、防水パーツ20が外装カバー10に対して動くことが可能である。具体的には、図2の矢印の方向に、防水パーツ20が、外装カバー10に対してずれることが可能である。つまり、防水パーツ20が、いわゆるフローティング構造になっている。このため、後述する電子機器の筐体への取り付けに際し、部材等に寸法ばらつきがあっても、寸法ばらつきが吸収される。つまり、寸法ばらつきの吸収によって、防水パーツ20が筐体に密着される。これにより、防水パーツ20と筐体との間の防水性能が確保される。
次に、防水カバー100を用いた電子機器について説明する。図3は、第1の実施形態の電子機器1000を示す図である。電子機器1000は、筐体200と、筐体200に装着される防水カバー100とを備える。
図4は、第1の実施形態の電子機器1000を示す斜視分解図である。筐体200には開口部210が設けられる。開口部210の内側には、防水パーツ20の壁部23に密着する防水パーツ収納部211が設けられている。開口部210は、防水カバー100によって閉塞される。
図4の例では、外装カバー10のカバー本体11の側面に取り付けツメ13が設けられている。また、開口部210の防水パーツ収納部211に取り付けツメ受け部212が設けられている。取り付けに際しては、取り付けツメ13が取り付けツメ受け部212に係止される。なお、防水カバー100の筐体200への取り付け方法は、上記の構成に限定されない。つまり、防水カバー100の筐体200への取り付けには、様々な周知の取り付け方法が利用可能である。
図5は、第1の実施形態の電子機器1000の防水構造を示す断面図である。防水カバー100が、筐体200に取り付けられている。そして、外装カバー10が開口部210を閉塞している。また、防水パーツ20の壁部23が、筐体200の防水パーツ収納部211に密着している。ここで、防水パーツ20が、外装カバー10に対して、図5の矢印の方向に動ける。このため、外装カバー10、係合部12、壁部23、防水パーツ収納部211などに寸法ばらつきがあっても、寸法ばらつきが吸収される。具体的には、壁部23が外装カバー10に対してずれることで、寸法ばらつきが吸収される。これにより、壁部23が防水パーツ収納部211に密着される。
次に、防水カバー100の具体例について説明する。
図6は、第1の実施形態の係合部12の具体例を示す断面図である。係合部12は、カバー本体11の第1の主面11aに形成される。そして、係合部12が第1の主面11aの上方に突出される。係合部12には柱部12aとツメ部12bとが設けられている。柱部12aは円柱状である。また、ツメ部12bは円錐状である。ツメ部12bの底部の外径は、柱部12aの外径より大きい。この構成で、係合部12が第1の貫通穴22aに挿入されることによって、防水パーツ20が外装カバー10に係止される。また、係合部12が、保持部材22から抜けにくい。一方で、大きな力を加えれば、係合部12を保持部材22から抜くことが可能である。つまり、外装カバー10に対する防水パーツ20の着脱が可能である。このため、防水パーツ20に不具合があった際に、防水パーツ20のみを交換することが可能である。すなわち、防水カバー100全体を交換する必要が無い。
図7は、第1の実施形態の係合部12の別の具体例を示す断面図である。ツメ部12bが円錐台状になっている。また、ツメ部12bの先端には、変形によって先端径を小さくするための割り12cが形成されている。割り12cによって、係合部12が保持部材22の第1の貫通穴22aに挿入されやすくなる。なお、図7の構成でも、図6の構成と同様に、外装カバー10に対する防水パーツ20の着脱が可能である。
以上に説明したように、本実施形態の防水カバー100では、保持部材22に係合部12が挿入されることによって、外装カバー10に防水パーツ20が取り付けられる。このため、外装カバー10に対する防水パーツ20の着脱が可能である。その結果、防水パーツ20に不具合があった際に、防水パーツ20のみを交換することが可能である。すなわち、防水カバー100全体を交換する必要が無い。そして、第1の貫通穴22aに係合部12が位置合わせされて、係合部12が第1の貫通穴22aに挿入される。つまり、工法が単純であるため、作業ミスが発生しにくい。また、この工程の自動化が容易である。そして、保持部材22が弾性材料で形成されている。これにより、複数の部材の組み合わせにおける寸法ばらつきを吸収され、防水パーツ20と筐体200との間の防水性能が確保される。
次に、防水カバー100の具体例について説明する。図8は、第1の実施形態の防水カバー100の具体例を示す斜視分解図である。この具体例では、防水パーツ20の板部材21が、弾性材料によって形成されている。そして、保持部材22が板部材21と一体に形成されている。すなわち、板部材21に第1の貫通穴22aを設けることで、保持部材22および第1の貫通穴22aが形成される。係合部12を第1の貫通穴22aに挿入することによって、防水パーツ20が外装カバー10に取り付けられる。
また、上記の例では、板部材21と壁部23が、ともに弾性材料によって形成されている。このため、壁部23が、板部材21と一体に形成されても良い。あるいは、壁部23が、板部材21と別の部材で形成されても良い。別の部材で形成される時は、例えば、接着、溶着等によって、壁部23が板部材21に取り付けられる。
また、図8の例では、外装カバー10のカバー本体11の側面に取り付けツメ13が設けられている。防水カバー100の筐体200への取り付けに、取り付けツメ13が用いられる。
上記の構成では、板部材21と保持部材22が一体に形成される。このため、保持部材22を板部材21と別の部材として設ける構成に比べ、部品点数が少なくなる。さらに、板部材21と壁部23とを同じ材料で一体に形成することも可能である。
(変形例1)
次に、具体例の変形例1について説明する。図9は、第1の実施形態の防水カバー100の変形例1を示す斜視分解図である。また、図10は、第1の実施形態の防水カバー100の変形例1の保持部材取り付け構造の具体例を示す断面図である。また、図11は、第1の実施形態の防水カバーの変形例1の防水パーツ保持構造の具体例を示す断面図である。
図9に示されているように、板部材21の、係合部12に対応する位置に、保持部材22が設けられている。例えば、図10に示すように、板部材21に、凹部21aが設けられている。凹部21aの形状は、保持部材22の外径に対応して形成される。つまり、保持部材22が凹部21aに係止される。また凹部21aの底部には、板部材21の表裏を貫通する第2の貫通穴21bが設けられる。第2の貫通穴21bの径は、第1の貫通穴22aよりも大きく、係合部12が通過可能となるように形成される。
繰り返しになるが、保持部材22は、弾性材料によって形成される。具体的には、ニトリルゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴムなどが利用される。
なお、図10では、防水パーツ20の板部材21と壁部23とが分離している。この構成では、例えば、板部材21の外周部に、壁部23が接着される。また、この構成では、例えば、保持部材22よりも剛性の高い材料で、板部材21を形成することが可能である。この場合、防水パーツ20全体が変形しにくい。このため、外装カバー10への防水パーツ20の取り付けが容易になる。
図11は、第1の実施形態の防水カバー100の変形例1のパッキン取り付けの具体例を示す断面図である。凹部21aに保持部材22が取り付けられている。例えば、保持部材22が凹部21aに接着されても良い。そして、保持部材22の第1の貫通穴22aに係合部12が挿通されている。また、さらに、保持部材22の一端部に、ツメ部12bが係止されている。なお、係合部12が挿通される前の第1の貫通穴22aの径は、柱部12aの外径より小さい。このため、柱部12aの外周面と保持部材22の間に隙間が生じない。また、保持部材22によって、柱部12aの外周面が加圧される。
上記の構成では、防水パーツ20と板部材21との間に防水構造が形成される。また、カバー本体11に対して、図11の矢印の方向への、板部材21のずれが可能である。これにより、複数の部材の組み合わせにおける寸法ばらつきが吸収され、防水パーツ20と筐体200との間の防水性能が確保される。
(変形例2)
図12は、第1の実施形態の防水カバー100の変形例2を示す斜視分解図である。変形例2の防水カバー100では、保持部材22が壁部23と一体に形成されている。変形例2では、壁部23と一緒に保持部材22が、板部材21に取り付けられる。上述の他の例と同様に、保持部材22には、第1の貫通穴22aが形成されている。板部材21の係合部12に対応する位置には、凹部21aが設けられている。図示はされていないが、凹部21aの底面には、第2の貫通穴21bが形成されている。
外装カバー10への防水パーツ20の取り付けにおいては、保持部材22に係合部12が挿通される。そして、ツメ部12bが保持部材22の一端部に係止される。これにより、防水パーツ20が外装カバー10に取り付けられる。壁部23および保持部材22の材料は、例えばゴムである。具体的には、ニトリルゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴムなどが利用される。
図13は、第1の実施形態の防水カバー100の変形例2の防水パーツ保持構造の具体例を示す断面図である。係合部12として、図7と同様の、割り12cを備えたものが例示されている。図13に示されているように、板部材21には、凹部21aと第2の貫通穴21bが設けられている。凹部21aには、保持部材22が保持される。保持部材22が凹部21aに接着されえても良い。係合部12が、第2の貫通穴21bを貫通し、保持部材22に挿通されている。また、ツメ部12bが保持部材22の一端に係止される。このような構成によって、防水パーツ20が外装カバー10に取り付けられる。なお、保持部材22の外形を凹部21aの形状に対応させておけば、保持部材22が凹部21aに位置決めされる。
上記の構成では、変形例1と同様に、防水パーツ20と板部材21との間に防水構造が形成される。また、カバー本体11に対して、図13の矢印の方向への、板部材21のずれが可能である。これにより、複数の部材の組み合わせにおける寸法ばらつきが吸収され、防水パーツ20と筐体200との間の防水性能が確保される。
以上、本実施形態の防水カバー100等について説明した。
本実施形態の防水カバー100は、外装カバー10と、防水パーツ20とを有する。防水カバー100において、防水パーツ20が、外装カバー10に取り付けられる。外装カバー10は、カバー本体11と、係合部12と、が含まれる。カバー本体11は、板状に形成される。係合部12は、柱部12aと、柱部12aの先端に形成されたツメ部12bとを備える。係合部12は、カバー本体11の第1の主面11aに形成される。そして、係合部12が第1の主面11aの上方に突出される。防水パーツ20には、板部材21と、保持部材22と、壁部23とが含まれる。板部材21が、外装カバー10に取り付けられる。保持部材22は、板部材21に設けられる。保持部材22は、弾性材料により形成される。保持部材22は、第1の貫通穴22aを備える。第1の貫通穴22aには、係合部12が挿入される。柱部12aの外周面との間に隙間が生じないように、保持部材22が柱部12aを保持する。このために、保持部材22が、柱部12aの外周面を加圧する。壁部23は、弾性材料により形成される。板部材21の外周部に沿って、壁部23が形成される。外装カバー10の反対側に向けて、壁部23が延出される。
以上の構成では、弾性材料からなる保持部材22に係合部12が挿入されることによって、外装カバー10に防水パーツ20が取り付けられる。このため、外装カバー10に対する防水パーツ20の着脱が可能である。防水パーツ20が外装カバー10に密着した状態で、防水パーツ20が外装カバー10に対して動くことが可能である。このため、電子機器1000の筐体200への取り付けに際し、部材等に寸法ばらつきがあっても、寸法ばらつきが吸収される。つまり、寸法ばらつきの吸収によって、防水パーツ20が筐体200に密着される。これにより、防水カバー100と筐体200との間の防水性能が確保される。
また、一態様によれば、防水カバー100において、保持部材22が、弾性材料により板部材21と一体に形成される。
上記の構成とすると、製造時に、保持部材22を板部材21と別の部材で形成する構成に比べ、部品点数が少なくなる。また、保持部材22を板部材21に取り付ける工程が不要になる。これにより製造工程が簡略化される。また、保持部材22を紛失するリスクが低減される。
また、一態様によれば、防水カバー100において、保持部材22が、板部材21とは別の部材で形成される。そして、板部材21に保持部材22が取り付けられる。
上記の構成では、板部材21の材料の選択肢が広がる。例えば、板部材21の材料が、保持部材22より剛性の高い材料であれば、防水パーツ20全体の剛性が高められる。この場合、防水パーツ20の安定な保持が可能になる。このため、外装カバー10への防水パーツ20の取り付けが容易になる。
また、一態様によれば、防水カバー100において、板部材21が、保持部材22の外形に対応する凹部21aを有する。また、凹部21aの底面に、板部材21の表裏を貫通する第2の貫通穴21bが設けられる。そして、凹部21aに保持部材22が保持される。
この構成では、保持部材22が、凹部21aに正確に位置決めされる。また、保持部材22が、凹部21aに安定的に保持される。
また、一態様によれば、防水カバー100において、保持部材22が、壁部23に連結して形成される。
この構成では、保持部材22が壁部23に一体化されている。このため、保持部材22を紛失するリスクが低減される。また、壁部23と保持部材22と、同じ弾性材料による一体成形が可能である。
また、一態様によれば、防水カバー100において、係合部12が、その先端に割り12cを備える。係合部12の外径を細く変形させるために、割り12cが利用される。
上記の構成では、係合部12の先端径を細くする変形が可能である。これにより、第1の貫通穴22aへの、係合部12の挿入が容易になる。
また、本実施形態の電子機器1000は、防水カバー100と、筐体200と、を有する。筐体200は、開口部210を備える。開口部210の内部には、防水カバー100の壁部23に密着する防水パーツ収納部211が設けられる。防水カバー100によって、開口部210が閉塞される。
上記の構成では、防水カバー100において、保持部材22が弾性材料で形成されている。このため、防水パーツ20が、外装カバー10に対して移動可能である。これにより、外装カバー10、係合部12、壁部23、防水パーツ収納部211などに寸法ばらつきがあっても、壁部23が防水パーツ収納部211に密着される。その結果、電子機器1000における、防水性能が確保される。
また、本実施形態の防水カバーの製造方法は、外装カバー10と、防水パーツ20を有する防水カバー100の製造方法である。そして、防水パーツ20が、外装カバー10に取り付けられる。外装カバー10は、カバー本体11と、係合部12と、が含まれる。カバー本体11は、板状に形成される。係合部12は、柱部12aと、柱部12aの先端に形成されたツメ部12bとを備える。係合部12は、カバー本体11の第1の主面11aに形成される。そして、係合部12が第1の主面11aの上方に突出される。防水パーツ20には、板部材21と、保持部材22と、壁部23とが含まれる。板部材21が、外装カバー10に取り付けられる。保持部材22は、板部材21に設けられる。保持部材22は、弾性材料により形成される。保持部材22は、第1の貫通穴22aを備える。第1の貫通穴22aには、係合部12が挿入される。柱部12aの外周面との間に隙間が生じないように、保持部材22が柱部12aを保持する。このために、保持部材22が、柱部12aの外周面を加圧する。壁部23は、弾性材料により形成される。板部材21の外周部に沿って、壁部23が形成される。外装カバー10の反対側に向けて、壁部23が延出される。そして、防水カバー100の製造方法では、板部材21とカバー本体11が密着するように、係合部12が第1の貫通穴22aに挿入される。
上記の構成では、保持部材22への係合部12の挿入によって、防水パーツ20が外装カバー10に取り付けられる。このため、防水パーツ20の外装カバー10に対する着脱が可能である。その結果、防水パーツ20に不具合があった際に、防水パーツ20のみを交換することが可能である。すなわち、防水カバー100全体を交換する必要が無い。また、防水カバー100の組み立てにおいては、第1の貫通穴22aに係合部12が位置合わせされて、係合部12が第1の貫通穴22aに挿入される。つまり、工法が単純である。このため、作業ミスが発生しにくい。また、この工程の自動化が容易である。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかしながら、本発明は、上記実施形態には限定されない。即ち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
外装カバーと、前記外装カバーに取り付けられる防水パーツとを有する防水カバーであって、
前記外装カバーに含まれ、板状に形成されたカバー本体と、
柱部と、前記柱部の先端に形成されたツメ部とを有し、前記カバー本体の第1の主面から上方に突出するように形成された係合部と、
前記防水パーツに含まれ、前記外装カバーに取り付けられる板部材と、
前記係合部が挿入される第1の貫通穴を有し、弾性材料により形成され、前記板部材に設けられ、前記柱部の外周面との間に隙間が生じないように前記柱部の外周面を加圧して、前記係合部を保持する保持部材と、
弾性材料により形成され、前記板部材の外周部に沿って形成され、前記外装カバーの反対側に向けて延出する壁部と、
を備えた防水カバー。
(付記2)
前記保持部材は、弾性部材により前記板部材と一体に形成される、
付記1に記載の防水カバー。
(付記3)
前記保持部材は、前記板部材とは別の部材で形成され、前記板部材に取り付けられる、
付記1に記載の防水カバー。
(付記4)
前記板部材が、前記保持部材の外形に対応する凹部と、前記凹部の底面に前記板部材の表裏を貫通する第2の貫通穴を有し、
前記保持部材が、前記凹部に保持される、
付記3に記載の防水カバー。
(付記5)
前記保持部材が前記壁部に連結して設けられる、
付記3または4に記載の防水カバー。
(付記6)
前記係合部は、
先端に前記係合部の外形を細く変形させるための割りを備える、
付記1乃至5のいずれか一付記に記載の防水カバー。
(付記7)
付記1乃至6のいずれか一付記に記載の防水カバーと、
前記防水カバーによって閉塞される開口部と、前記開口部の内部に設けられ前記壁部と密着する防水パーツ収納部を備えた筐体と、
を有することを特徴とする電子機器。
(付記8)
外装カバーと、前記外装カバーに取り付けられる防水パーツとを有する防水カバーの製造方法であって、
外装カバーと、前記外装カバーに取り付けられる防水パーツとを有する防水カバーであって、
前記外装カバーに含まれ、板状に形成されたカバー本体と、
柱部と、前記柱部の先端に形成されたツメ部とを有し、前記カバー本体の第1の主面から上方に突出するように形成された係合部と、
前記防水パーツに含まれ、前記外装カバーに取り付けられる板部材と、
前記係合部が挿入される第1の貫通穴を有し、弾性材料により形成され、前記板部材に設けられ、前記柱部の外周面との間に隙間が生じないように前記柱部の外周面を加圧して、前記係合部を保持する保持部材と、
弾性材料により形成され、前記板部材の外周部に沿って形成され、前記外装カバーの反対側に向けて延出する壁部と、
備え、
前記板部材と前記カバー本体が密着するように、前記係合部を前記第1の貫通穴に挿入させる、
防水カバーの製造方法。
10 外装カバー
11 カバー本体
12 係合部
12a 柱部
12b ツメ部
20 防水パーツ
21 板部材
21a 凹部
21b 第2の貫通穴
22 保持部材
22a 第1の貫通穴
23 壁部
100 防水カバー
200 筐体
210 開口部
211 防水パーツ収納部
1000 電子機器

Claims (10)

  1. 外装カバーと、前記外装カバーに取り付けられる防水パーツとを有する防水カバーであって、
    前記外装カバーに含まれ、板状に形成されたカバー本体と、
    柱部と、前記柱部の先端に形成されたツメ部とを有し、前記カバー本体の第1の主面から上方に突出するように形成された係合部と、
    前記防水パーツに含まれ、前記外装カバーに取り付けられる板部材と、
    前記係合部が挿入される第1の貫通穴を有し、弾性材料により形成され、前記板部材に設けられ、前記柱部の外周面との間に隙間が生じないように前記柱部の外周面を加圧して、前記係合部を保持する保持部材と、
    弾性材料により形成され、前記板部材の外周部に沿って形成され、前記外装カバーの反対側に向けて延出する壁部と、
    を備えた防水カバー。
  2. 前記保持部材は、弾性部材により前記板部材と一体に形成される、
    請求項1に記載の防水カバー。
  3. 前記保持部材は、前記板部材とは別の部材で形成され、前記板部材に取り付けられる、
    請求項1に記載の防水カバー。
  4. 前記板部材が、前記保持部材の外形に対応する凹部と、前記凹部の底面に前記板部材の表裏を貫通する第2の貫通穴を有し、
    前記保持部材が、前記凹部に保持される、
    請求項3に記載の防水カバー。
  5. 前記保持部材が前記壁部に連結して設けられる、
    請求項3または4に記載の防水カバー。
  6. 前記係合部は、
    先端に前記係合部の外径を細く変形させるための割りを備える、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の防水カバー。
  7. 前記係合部は、
    先端に前記係合部の外径を細く変形させるための割りを備える、
    請求項5に記載の防水カバー。
  8. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の防水カバーと、
    前記防水カバーによって閉塞される開口部と、前記開口部の内部に設けられ前記壁部と密着する防水パーツ収納部を備えた筐体と、
    を有することを特徴とする電子機器。
  9. 請求項5に記載の防水カバーと、
    前記防水カバーによって閉塞される開口部と、前記開口部の内部に設けられ前記壁部と密着する防水パーツ収納部を備えた筐体と、
    を有することを特徴とする電子機器。
  10. 外装カバーと、前記外装カバーに取り付けられる防水パーツとを有する防水カバーの製造方法であって、
    前記防水カバーは、
    前記外装カバーに含まれ、板状に形成されたカバー本体と、
    柱部と、前記柱部の先端に形成されたツメ部とを有し、前記カバー本体の第1の主面から上方に突出するように形成された係合部と、
    前記防水パーツに含まれ、前記外装カバーに取り付けられる板部材と、
    前記係合部が挿入される第1の貫通穴を有し、弾性材料により形成され、前記板部材に設けられ、前記柱部の外周面との間に隙間が生じないように前記柱部の外周面を加圧して、前記係合部を保持する保持部材と、
    弾性材料により形成され、前記板部材の外周部に沿って形成され、前記外装カバーの反対側に向けて延出する壁部と、
    備え、
    前記板部材と前記カバー本体が密着するように、前記係合部を前記第1の貫通穴に挿入させる、
    防水カバーの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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