JP2018133373A - 電子装置 - Google Patents

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亜希子 近藤
山口 敦嗣
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Abstract

【課題】ネジ締結部の数を最小限に抑えても、良好な対ノイズ性が得られる、電子装置を提供すること。【解決手段】回路基板2は、第一主面21と、その裏面の第二主面22と、板厚方向に貫通する二つの基板貫通孔23とを有する。ケース3は、第一主面21側から回路基板を覆う。金属製の板状部材であるベースプレート4は、第二主面22と対向配置される。ベースプレート4は、第二主面22と当接する第一突出部44と、第一突出部44に形成されたベースプレート貫通孔44bと、第一突出部44とは異なる位置にて第二主面22と当接する第二突出部45とを備える。第一突出部44における、ベースプレート貫通孔44bの周囲には、第二主面22と当接する第一頂面部44aが形成される。第二突出部45における第二主面22と当接する第二頂面部45aは、第一頂面部44aの外寸よりも小さい外寸を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、電子装置に関する。
特許文献1に開示された電子装置は、車両のエアバッグ制御装置であって、基板と、ケースと、カバーとを備えている。基板は、合成樹脂からなる矩形状の板状部材であって、電子部品を実装する。ケースは、合成樹脂からなり下側が開口する箱状部材であって、コネクタを前方に露出させた状態で基板を収容する。カバーは、金属からなる板状部材であって、ケースの下部を覆う。基板は、ネジにより、ケース及びカバーに固定される。
特開2014−92367号公報
この種の装置において、車両への搭載性等のため、小型化及び軽量化が求められている。かかる観点から、ネジ締結部の数を最小限に抑えることが有効である。一方、ネジ締結部は、多くの場合、基板における接地用パターンの接地に用いられる。故に、ネジ締結部の数を最小限に抑えることで、基板の接地面積が小さくなり、対ノイズ性が悪化する懸念がある。本発明は、上記に例示した事情等に鑑みてなされたものである。
請求項1に記載の電子装置(1)は、
板厚方向と直交する第一主面(21)及びその裏面である第二主面(22)を有する板状部材であって、前記板厚方向に貫通する二つの基板貫通孔(23)を有し、前記板厚方向と直交する面内方向における前記基板貫通孔とは異なる位置にて電子部品(E)が実装された、回路基板(2)と、
前記第一主面と対向配置され前記第一主面側から前記回路基板を覆うように前記回路基板に向かって開口するバスタブ状部材であって、前記板厚方向に前記基板貫通孔と対向する位置にて当該基板貫通孔と連通するように開口する雌ネジ部(35)が設けられた、ケース(3)と、
金属製の板状部材であって、前記第二主面と対向配置された、ベースプレート(4)と、
前記回路基板を前記ケースと前記ベースプレートとの間で挟持することで前記回路基板を固定するために、前記雌ネジ部に締結される、ネジ(5)と、
を備え、
前記ベースプレートは、
前記ネジを締結した状態で前記第二主面と当接するように、前記板厚方向に前記基板貫通孔と対向する位置にて前記回路基板に向かって突設された、第一突出部(44)と、
前記基板貫通孔と連通することで前記ネジを挿通可能に、前記第一突出部に形成された、ベースプレート貫通孔(44b)と、
前記ネジを締結した状態で前記第二主面と当接するように、前記面内方向における前記第一突出部とは異なる位置にて前記回路基板に向かって突設された、第二突出部(45)と、
を備え、
前記第一突出部における、前記ベースプレート貫通孔の周囲には、前記ネジを締結した状態で前記回路基板の前記第二主面と当接するリング状の平面部である第一頂面部(44a)が形成され、
前記第二突出部には、前記ネジを締結した状態で前記回路基板の前記第二主面と当接する第二頂面部(45a)が形成され、
前記第二頂面部は、前記第一頂面部の外寸よりも小さい外寸を有する。
なお、上記及び特許請求の範囲欄における各手段に付された括弧付きの参照符号は、同手段と後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
本発明の一実施形態に係る電子装置の概略構成を示す分解斜視図である。 図1に示された回路基板の平面図である。 図1に示されたケースの平面図である。 図1に示されたケースの側面図である。 図1に示されたベースプレートの平面図である。 図1に示されたベースプレートの側面図である。 図1に示された電子装置の側面図である。 図1に示された電子装置の平面図である。 一変形例に係る電子装置の概略構成を示す分解斜視図である。 他の変形例に係る電子装置の概略構成を示す分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、実施形態に対して適用可能な各種の変更については、変形例として、一連の実施形態の説明の後に、まとめて説明する。
(構成)
図1〜図8を参照しつつ、本実施形態に係る電子装置1について説明する。本実施形態においては、電子装置1は、車両のエアバッグ制御装置(即ちエアバッグECU)であって、車両の各部に設けられた各種センサから受信した検出信号等に基づいて、エアバッグの展開を制御するように構成されている。具体的には、図1を参照すると、電子装置1は、回路基板2と、ケース3と、ベースプレート4と、ネジ5とを備えている。
図1及び図2を参照すると、回路基板2は、平面視にて長方形状の板状部材であって、絶縁性合成樹脂板の両面に金属薄膜からなる配線パターンを設けることによって形成されている。具体的には、回路基板2は、板厚方向と直交する第一主面21及びその裏面である第二主面22を有する。第一主面21及び第二主面22には、それぞれ、上記の配線パターンが設けられている。
以下の説明において、便宜上、Z軸を回路基板2の板厚方向と平行とし、X軸を回路基板2の平面視における長方形状の長辺方向と平行として、右手系XYZ直交座標系を設定する。このとき、X軸正方向側を「右」とし、X軸負方向側を「左」とし、Y軸正方向側を「後」とし、Y軸負方向側を「前」とし、Z軸正方向側を「上」とし、Z軸負方向側を「下」とする。これらの方向の定義は、図中、矢印で示されている。「板厚方向」は、Z軸と平行な方向について、上方向と下方向とのいずれかを特定しない場合に用いられる。また、「面内方向」は、XY平面と平行な方向、即ち、第一主面21又は第二主面22と平行な方向である。
回路基板2は、板厚方向に貫通する基板貫通孔23を有している。本実施形態においては、回路基板2には、二つの基板貫通孔23が形成されている。基板貫通孔23は、回路基板2の、前後方向における略中央位置、且つ左右方向における端部位置に設けられている。
第一主面21には、コネクタC及び電子部品Eが実装されている。コネクタCは、直方体状の外形形状を有するバスタブ状(即ち六面体のうちの五面にて壁部を有し残り一面にて壁部を有しない箱状)の部材であって、回路基板2の前端部にて前方に開口するように設けられている。
電子部品Eは、加速度センサであって、面内方向における基板貫通孔23とは異なる位置に設けられている。具体的には、電子部品Eは、面内方向における二つの基板貫通孔23の間であって、左側の基板貫通孔23の近傍に配置されている。なお、第一主面21には、電子部品E以外の、不図示の回路要素等も実装されている。
第二主面22にも、不図示の回路要素等が実装されている。また、第二主面22には、これらの回路要素等の実装のための配線パターンの他に、第一接地用パターン24a及び第二接地用パターン24bが形成されている。
第一接地用パターン24aは、金属薄膜からなるリング状の接地用配線パターンであって、基板貫通孔23の周囲に設けられている。即ち、本実施形態においては、第二主面22には、二つの第一接地用パターン24aが形成されている。第二接地用パターン24bは、金属薄膜からなり左右方向に延びる長方形状の接地用配線パターンであって、回路基板2における左後部に設けられている。
図1、図3及び図4を参照すると、ケース3は、第一主面21側から回路基板2を覆うように回路基板2に向かって開口するバスタブ状(即ち箱状)の部材であって、第一主面21と対向配置されている。具体的には、ケース3は、天板部31と、四つの側板部32とを有している。
天板部31は、面内方向における形状が略矩形状に形成されている。側板部32は、天板部31の外縁から下方に延設されている。前側の側板部32には、正面開口部33が形成されている。正面開口部33は、コネクタCの外形形状に対応した形状を有している。
ケース3は、さらに、ステム部34を有している。ステム部34は、略円柱状の部分であって、天板部31から下方に延設されている。ステム部34は、その下端が基板貫通孔23と対向するように配置されている。即ち、本実施形態においては、ケース3には、二つのステム部34が設けられている。天板部31、側板部32、及びステム部34は、絶縁性合成樹脂によって継目なく一体に形成されている。
ステム部34の下端部には、雌ネジ部35が設けられている。具体的には、雌ネジ部35は、ボルトであるネジ5と螺合するインサートナットであって、ステム部34の下端部に装着されている。即ち、雌ネジ部35は、ネジ5を締結する前の状態において、板厚方向に基板貫通孔23と対向する位置にて、基板貫通孔23と連通するように開口している。
ネジ5は、回路基板2をケース3とベースプレート4との間で挟持することで回路基板2を固定するために、雌ネジ部35に締結されている。以下、ネジ5を雌ネジ部35に締結した状態、即ち、ネジ5によってケース3と回路基板2とベースプレート4とを、この順に重ねて互いに固定した状態を、「組立状態」と称する。
図1を参照すると、ベースプレート4は、金属製の板状部材であって、第二主面22と対向配置されている。以下、図1〜図4に加えて図5〜図8をも参照しつつ、ベースプレート4及びこれに関連する電子装置1の要部構成について説明する。
図1及び図5に示されているように、ベースプレート4の本体部40は、面内方向における形状が矩形状に形成されている。即ち、本体部40の平面形状は、面内方向と平行で且つ相互に直交する第一辺40a及び第二辺40bをそれぞれ一対ずつ有している。本実施形態においては、本体部40は、第一辺40aの方が第二辺40bよりも長くなるように形成されている。
ベースプレート4は、本体部40と、ブラケット部41とを有している。ブラケット部41は、電子装置1を車体部品に対してネジ止めにより固定する際に用いられる舌片状の部分であって、本体部40と同一の板厚に形成されている。本実施形態においては、一対のブラケット部41が、本体部40の左右方向における両端部から、面内方向に沿って、本体部40の外側に向かって延びるように設けられている。ベースプレート4は、金属板材のプレス加工によって、継目なく一体に形成されている。
一対のブラケット部41の各々には、板厚方向に貫通するブラケット貫通孔41aが設けられている。ブラケット貫通孔41aは、ブラケット部41を上記の車体部品に固定する際に、ボルト等の固定具を挿通可能に形成されている。図5に示されているように、一対のブラケット貫通孔41aは、それぞれの中心が中心線CL上に位置するように配設されている。中心線CLは、本体部40における前後方向の中心を通る、第一辺40aと平行な仮想直線である。
本体部40には、フランジ部42が形成されている。フランジ部42は、本体部40の外縁部にて上方に延設されたリブ状の部分であって、平面視にて本体部40の全周(但しブラケット部41が設けられた部分を除く)に設けられている。フランジ部42における前側の部分であるフランジ正面部42aは、組立状態においてコネクタCの下端面と近接又は当接するように、他の部分よりも突出高さが高くなるように形成されている。
本体部40における、フランジ部42よりも内側には、底板部43が設けられている。即ち、フランジ部42は、面内方向に延設された平板状の部分である底板部43の外縁部から、上方に突設されている。
底板部43には、上方に突出する第一突出部44が形成されている。図1に示されているように、第一突出部44は、組立状態で第二主面22と当接するように、板厚方向に基板貫通孔23と対向する位置にて回路基板2に向かって突設されている。
本実施形態においては、第一突出部44は、中心線CLと一対の第二辺40bとが交差する位置の近傍に、それぞれ設けられている。即ち、二つの第一突出部44の各々は、底板部43における、左右方向にブラケット部41に隣接する部分に設けられている。
第一突出部44は、第一頂面部44aと、ベースプレート貫通孔44bと、底面部44cと、凹部44dとを有している。組立状態で回路基板2の第二主面22と当接する第一頂面部44aは、面内方向に延びるリング状の平面部であって、ベースプレート貫通孔44bの周囲に設けられている。二つの第一頂面部44aは、それぞれの面内方向における外径寸法L11,L12が互いに同一となるように形成されている。即ち、本実施形態においては、二つの第一突出部44は、互いに同一形状に形成されている。
ベースプレート貫通孔44bは、板厚方向に貫通する孔であって、第一頂面部44aの面内方向における中心部に設けられている。ベースプレート貫通孔44bは、基板貫通孔23と連通することで、ネジ5を挿通可能に形成されている。図5に示されているように、一対のブラケット部41と、二つの第一突出部44とは、中心線CL上に設けられている。具体的には、一対のブラケット貫通孔41aと、二つのベースプレート貫通孔44bとは、それぞれの中心を中心線CLが通るように配設されている。
第一頂面部44aの裏面である底面部44cは、リング状の平面部であって、面内方向に延設されている。底面部44cの下側には、ケース3と回路基板2とベースプレート4とをこの順で重ねた状態で自動組立機によりネジ5を雌ネジ部35に締結する際に、工具の先端を収容するための凹部44dが形成されている。底面部44cは、上記の工具によりネジ5を雌ネジ部35に締結するために、所定の大きさ及び平面度で形成されている。
底板部43には、二つの第一突出部44の他に、上方に突出する第二突出部45が形成されている。第二突出部45は、組立状態で第二主面22と当接するように、面内方向における第一突出部44とは異なる位置にて回路基板2に向かって突設されている。具体的には、第二突出部45は、第一辺40aの近傍であって、底板部43の左右方向における一端部(即ち本実施形態においては左端部)に設けられている。即ち、第二接地用パターン24bが回路基板2における左後部に設けられていることに対応して、第二突出部45は、底板部43における左後部に設けられている。
図7に示されているように、ベースプレート4は、組立状態で、第一突出部44及び第二突出部45が第二主面22と当接するように構成されている。具体的には、第一突出部44及び第二突出部45は、第二突出部45の底板部43からの突出量である第二突出量P2が、第一突出部44の底板部43からの突出量である第一突出量P1と等しいか、又は第一突出量P1に対してプラス公差となるように形成されている。
第二突出部45には、組立状態で回路基板2の第二主面22と当接する第二頂面部45aが形成されている。具体的には、第二突出部45は、その頂面である第二頂面部45aの面内方向における形状が、左右方向に長手方向を有する細長い矩形状になるように形成されている。図5に示されているように、本実施形態においては、第二頂面部45aは、第一頂面部44aの外寸(即ち外径寸法L11,L12)よりも小さい外寸を有するように形成されている。即ち、第二頂面部45aは、第一頂面部44aの外径寸法L11,L12以上の左右方向寸法L21と、L11,L12よりも小さい前後方向寸法L22とを有している。
図2及び図5を参照すると、第一接地用パターン24aは、第二主面22における、第一突出部44の第一頂面部44aと当接する位置に設けられている。また、第二接地用パターン24bは、第二主面22における、第二突出部45の第二頂面部45aと当接する位置に設けられている。
図5及び図8を参照すると、本実施形態においては、電子部品Eは、面内方向における位置が第一領域R1内となるように実装されている。第一領域R1は、二つのベースプレート貫通孔44bの間にて中心軸CLに沿って左右方向に延び、第一頂面部44aの外径寸法L11,L12に相当する幅を有する、帯状の領域である。これに対し、左側の第一頂面部44aと第二頂面部45aとの間の、略台形の領域を、第二領域R2とする。
(効果)
以下、本実施形態の構成による効果について説明する。
本実施形態の構成においては、電子装置1の車体部品への固定部に対応する一対のブラケット部41と、電子装置1におけるネジ5による回路基板2の固定部に対応する二つの第一突出部44とが、中心線CL上に設けられている。また、ベースプレート4は、ネジ5による締結部とは異なる第二突出部45により、回路基板2と所定の圧力で当接する。したがって、かかる構成によれば、加速度センサである電子部品Eにおける誤検出の原因となる不要な共振を、良好に抑制することが可能となる。
また、本実施形態の構成においては、ネジ5による締結部である二つの第一突出部44が、回路基板2における第一接地用パターン24aと当接するとともに、ネジ5による締結部とは異なる第二突出部45が、回路基板2における第二接地用パターン24bと当接する。これにより、回路基板2は、第一接地用パターン24aと第二接地用パターン24bとの双方を介して接地される。したがって、かかる構成によれば、ネジ5による締結部の数を最小限に抑えても、良好な対ノイズ性が得られる。
本実施形態の構成においては、第二突出部45は、第二頂面部45aの面内方向における形状が細長い矩形状になるように形成されている。また、第二頂面部45aの、面内方向における最小の外寸は、第一頂面部44aの外径寸法L11,L12よりも小さい。このため、第二突出部45に対応する第二接地用パターン24bは、小さな形状で第二主面22に設けることができる。したがって、かかる構成によれば、ネジ5による締結部とは異なる接地箇所の、配置位置の自由度を向上することが可能となる。
ところで、共振に伴う加速度の誤検出を良好に抑制する観点から、電子部品Eの実装位置は、二つの基板支持位置の間が好適である。基板支持位置とは、回路基板2が、ケース3とベースプレート4との間で挟持されつつ、ケース3とベースプレート4とからなる装置外枠に固定される位置である。
この点、本実施形態の構成においては、二つの第一突出部44に対応する位置にて、基板支持位置が形成されている。また、電子部品Eは、面内方向における二つの第一突出部44の間、即ち領域R1内に配置されている。具体的には、電子部品Eは、面内方向における、一方の第一突出部44に対応する第一接地用パターン24aの近傍位置にて、回路基板2に実装されている。これにより、共振に伴う加速度の誤検出を良好に抑制することが可能となる。
さらに、本実施形態の構成においては、第二突出部45に対応する位置にも、基板支持位置が形成されている。即ち、本実施形態の構成は、電子部品Eの実装位置として好適な、二つの基板支持位置の間の領域として、領域R1に加えて、領域R2をも有している。このため、電子部品Eの実装位置は、領域R1から領域R2に変更され得る。
上記の通り、本実施形態の構成においては、電子部品Eは、面内方向における位置が、第一領域R1及び/又は第二領域R2内となるように実装され得る。また、上記のような第二突出部45の配置位置の自由度向上に呼応して、第二領域R2の配置位置及び形状の自由度も向上する。したがって、上記構成によれば、ネジ5による締結部を増加させることなく、電子部品Eの実装位置の自由度を向上することが可能となる。
第二突出部45の底板部43からの突出量である第二突出量P2は、第一突出部44の底板部43からの突出量である第一突出量P1と等しいか、又は第一突出量P1に対してプラス公差となる。このため、ネジ5の締結が完了して第一突出部44が回路基板2における第二主面22と当接するのとほぼ同時又はそれ以前に、第二突出部45が回路基板2における第二主面22と当接する。
したがって、かかる構成によれば、組立状態で、第一突出部44と第二突出部45との双方が、第二主面22と良好に当接する。即ち、ネジ5の締結が完了して第一突出部44が回路基板2における第二主面22と当接した状態にて、第二突出部45と回路基板2における第二主面22とが未接触となることが、良好に抑制され得る。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。故に、上記実施形態に対しては、適宜変更が可能である。以下、代表的な変形例について説明する。以下の変形例の説明においては、上記実施形態と異なる部分についてのみ説明する。また、上記実施形態と変形例とにおいて、互いに同一又は均等である部分には、同一符号が付されている。したがって、以下の変形例の説明において、上記実施形態と同一の符号を有する構成要素に関しては、技術的矛盾又は特段の追加説明なき限り、上記実施形態における説明が適宜援用され得る。
「上」「下」等の方向の概念は、実施形態の説明上、便宜的に用いたものである。したがって、例えば、電子装置1は、回路基板2がケース3よりも上方に位置するように、車両に搭載され得る。あるいは、例えば、電子装置1は、前後又は左右方向が重力作用方向に対して平行な方向となるように、車両に搭載され得る。
本発明は、上記実施形態にて示された具体的構成に限定されない。例えば、電子部品Eは、加速度センサに限定されない。また、電子部品Eの実装個数には、特段の限定はない。即ち、電子部品Eは、第一領域R1のみに設けられていてもよいし、第二領域R2のみに設けられていてもよい。あるいは、回路基板2には、第一領域R1に設けられた一つの電子部品Eと、第二領域R2に設けられたもう一つの電子部品Eとが実装されていてもよい。この場合、二つの電子部品Eは、異なる種類のセンサ素子であってもよい。
雌ネジ部35は、インサートナットに限定されない。具体的には、雌ネジ部35は、ステム部34に形成された細長い円孔に、タッピングネジであるネジ5をねじ込むことによって形成され得る。
電子装置1の、面内方向における形状は、前後方向に長手方向を有していてもよい。即ち、第一辺40aの方が第二辺40bよりも短くてもよい。ブラケット部41の有無及び個数についても、特段の限定はない。
二つの第一頂面部44aは、それぞれの外径寸法L11,L12が異なるように形成されていてもよい。即ち、二つの第一突出部44は、互いに異なる形状に形成されていてもよい。
図9に示されているように、第二突出部45は、複数(例えば二つ)設けられていてもよい。かかる構成によれば、有害な共振の抑制効果、及び、電子部品Eの実装自由度が、よりいっそう向上する。
第二頂面部45aの面内方向における形状も、特段の限定はない。即ち、例えば、第二頂面部45aは、三角形状であってもよいし、六角形状であってもよい。但し、ネジ5による締結部を増加させずに所定の効果を得るという観点から、第二突出部45は、第二頂面部45aの面積が第一頂面部44aの面積よりも小さくなるように形成される。よって、例えば、図10に示されているように、第二突出部45は、第二頂面部45aの外径寸法が第一頂面部44aの外径寸法L11,L12よりも小さくなるような円形状に形成され得る。
上記説明において、互いに継目なく一体に形成されていた複数の構成要素は、互いに別体の部材を貼り合わせることによって形成されてもよい。同様に、互いに別体の部材を貼り合わせることによって形成されていた複数の構成要素は、互いに継目なく一体に形成されてもよい。
変形例も、上記の例示に限定されない。また、複数の変形例が、互いに組み合わされ得る。更に、上記実施形態の全部又は一部と、変形例の全部又は一部とが、互いに組み合わされ得る。
1 電子装置
2 回路基板
21 第一主面
22 第二主面
23 基板貫通孔
3 ケース
4 ベースプレート
43 底板部
44 第一突出部
45 第二突出部

Claims (5)

  1. 電子装置(1)であって、
    板厚方向と直交する第一主面(21)及びその裏面である第二主面(22)を有する板状部材であって、前記板厚方向に貫通する二つの基板貫通孔(23)を有し、前記板厚方向と直交する面内方向における前記基板貫通孔とは異なる位置にて電子部品(E)が実装された、回路基板(2)と、
    前記第一主面と対向配置され前記第一主面側から前記回路基板を覆うように前記回路基板に向かって開口するバスタブ状部材であって、前記板厚方向に前記基板貫通孔と対向する位置にて当該基板貫通孔と連通するように開口する雌ネジ部(35)が設けられた、ケース(3)と、
    金属製の板状部材であって、前記第二主面と対向配置された、ベースプレート(4)と、
    前記回路基板を前記ケースと前記ベースプレートとの間で挟持することで前記回路基板を固定するために、前記雌ネジ部に締結される、ネジ(5)と、
    を備え、
    前記ベースプレートは、
    前記ネジを締結した状態で前記第二主面と当接するように、前記板厚方向に前記基板貫通孔と対向する位置にて前記回路基板に向かって突設された、第一突出部(44)と、
    前記基板貫通孔と連通することで前記ネジを挿通可能に、前記第一突出部に形成された、ベースプレート貫通孔(44b)と、
    前記ネジを締結した状態で前記第二主面と当接するように、前記面内方向における前記第一突出部とは異なる位置にて前記回路基板に向かって突設された、第二突出部(45)と、
    を備え、
    前記第一突出部における、前記ベースプレート貫通孔の周囲には、前記ネジを締結した状態で前記回路基板の前記第二主面と当接するリング状の平面部である第一頂面部(44a)が形成され、
    前記第二突出部には、前記ネジを締結した状態で前記回路基板の前記第二主面と当接する第二頂面部(45a)が形成され、
    前記第二頂面部は、前記第一頂面部の外寸よりも小さい外寸を有する、
    電子装置。
  2. 前記回路基板は、前記第二主面における前記第一頂面部及び前記第二頂面部と当接する位置にて、金属薄膜からなる接地用パターン(24a、24b)を有する、
    請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記ベースプレートは、前記面内方向に延設された平板状の底板部(43)をさらに備え、
    前記第二突出部の前記底板部からの突出量である第二突出量(P2)は、前記第一突出部の前記底板部からの突出量である第一突出量(P1)と等しいか、又は前記第一突出量に対してプラス公差となる、
    請求項1又は2に記載の電子装置。
  4. 前記第二頂面部は、前記面内方向における形状が、細長い矩形状に形成された、
    請求項1〜3のいずれか1つに記載の電子装置。
  5. 前記電子部品は、加速度センサであり、前記面内方向における二つの前記第一突出部の間、又は前記第一突出部と前記第二突出部との間に配置された、
    請求項1〜4のいずれか1つに記載の電子装置。
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