JP5425539B2 - 非接触電力伝送システム - Google Patents

非接触電力伝送システム Download PDF

Info

Publication number
JP5425539B2
JP5425539B2 JP2009150586A JP2009150586A JP5425539B2 JP 5425539 B2 JP5425539 B2 JP 5425539B2 JP 2009150586 A JP2009150586 A JP 2009150586A JP 2009150586 A JP2009150586 A JP 2009150586A JP 5425539 B2 JP5425539 B2 JP 5425539B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power transmission
coil
power
coils
transmission coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009150586A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010200594A (ja
Inventor
浩康 北村
智浩 太田
誠一 岩尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2009150586A priority Critical patent/JP5425539B2/ja
Priority to CA2690495A priority patent/CA2690495A1/en
Priority to US12/690,218 priority patent/US8258653B2/en
Priority to TW099101591A priority patent/TW201029290A/zh
Priority to RU2010102554/07A priority patent/RU2408124C1/ru
Priority to CN2010101132993A priority patent/CN101789636B/zh
Priority to EP10000781A priority patent/EP2211438B1/en
Priority to AT10000781T priority patent/ATE531111T1/de
Publication of JP2010200594A publication Critical patent/JP2010200594A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5425539B2 publication Critical patent/JP5425539B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/90Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power involving detection or optimisation of position, e.g. alignment
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/10Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling
    • H02J50/12Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling of the resonant type
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/40Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using two or more transmitting or receiving devices
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J7/00Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
    • H02J7/007Regulation of charging or discharging current or voltage
    • H02J7/00712Regulation of charging or discharging current or voltage the cycle being controlled or terminated in response to electric parameters
    • H02J7/00714Regulation of charging or discharging current or voltage the cycle being controlled or terminated in response to electric parameters in response to battery charging or discharging current

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)

Description

本発明は、電力を伝送する送電コイルを含む送電装置と、送電コイルに磁気結合された受電コイルを含む受電装置とを備える非接触電力伝送システムに関するものである。
近年、受電装置が載置される載置部の下側に複数のコイルを配列することで、載置部の領域を広くすると共に、載置部のいずれの箇所に受電装置を載置しても受電装置を充電することを可能とする非接触電力伝送システムが知られている。
例えば、特許文献1には、卓上マットに、複数の送電用コイル及び複数の通信手段を配列し、卓上マットに載置されたノートPCと通信することができた通信手段の配列位置からノートPCの載置位置を検知し、載置位置の位置する送電用コイルを通電する充電システムが開示されている。
また、特許文献2には、2次側装置の結合面下に複数のコイルを配列し、各コイルに位相の異なる電流を流すことで、結合面上で磁路が移動又は回転する磁界を形成し、結合面上のどの位置に2次側装置を載置したとしても、2次側装置に電力を伝送することができる充電システムが開示されている。
特開2006−81249号公報 特開2004−229406号公報
しかしながら、特許文献1では、ノートPCの載置位置を検知するために通信手段が用いられているため、装置の複雑化及び高コスト化を招来するという問題がある。また、特許文献2では、結合面上で磁路が移動又は回転するように磁界が形成されているが、結合面下に配置された全てのコイルが駆動されているため、2次側装置が載置されていない箇所のコイルも駆動される結果、省電力化を図ることができないという問題がある。
本発明の目的は、通信手段を用いることなく、非接触充電に寄与する送電コイルのみを発振することで、省電力化を図ることができる非接触電力伝送システムを提供することである。
(1)本発明の一局面による非接触電力電送システムは、電力を伝送する送電コイルを含む送電装置と、前記送電コイルに磁気結合される受電コイルを含む受電装置とを備える非接触電力伝送システムであって、前記送電装置は、前記受電装置が載置される載置部と、前記載置部の下側に配列された複数の送電コイルと、各送電コイルを他励発振させる発振部と、各送電コイルのインダクタンスを検知する検知部と、前記検知部により検知された各送電コイルのインダクタンスを基に、前記載置部における前記受電装置の載置位置を判定する判定部とを備え、前記発振部は、前記判定部により判定された載置位置を基に、発振対象となる複数の送電コイルを特定し、特定した複数の送電コイルに流れる電流の波形がずれるように、各送電コイルに流れる電流のパラメータを設定することを特徴とする。
この構成によれば、各送電コイルのインダクタンスが検知され、検知されたインダクタンスに基づいて受電装置の載置位置が判定され、判定された載置位置に基づいて発振対象となる複数の送電コイルが特定され、特定された複数の送電コイルに流す電流の波形がずれるように各送電コイルに流す電流のパラメータが設定され、これら複数の送電コイルが発振される。
そのため、受電装置を載置部のどの位置に載置しても、発振対象となる送電コイルの真上の載置部においては、複数の送電コイルから発生する磁束が打ち消し合って受電コイルに鎖交する磁束が0となる箇所が発生しなくなり、受電装置を確実に充電することが可能となる。
また、受電装置の載置位置に基づいて発振対象となる複数の送電コイルが特定されているため、非接触充電に寄与する送電コイルのみを発振させ、寄与しない送電コイルが発振されない結果、省電力化を図ることができる。
また、発振対象となる複数の送電コイルのそれぞれに流す電流のパラメータを設定するといった簡便な制御により、省電力化を図ることができる。
また、送電コイルのインダクタンスを基に、載置部のどの位置が受電装置の載置位置になっているかの判定が行われているため、載置位置を判定するための通信手段を別途設けなくても、載置位置を判定することが可能となり、装置の簡便化及び低コスト化を図ることができる。
(2)前記発振部は、前記判定部により判定された載置位置を基に、発振対象となる複数の送電コイルを特定し、特定した複数の送電コイルに流す電流の位相をずらすことが好ましい。
この構成によれば、発振対象となる複数の送電コイルに流す電流の位相をずらすといった簡便な制御により、受電装置を確実に充電することが可能となる。
(3)前記発振部は、前記判定部により判定された載置位置を基に、発振対象となる複数の送電コイルを特定し、特定した複数の送電コイルに流す電流の周波数を変えることが好ましい。
この構成によれば、発振対象となる複数の送電コイルに流す電流の周波数を変えるといった簡便な制御により、受電装置を確実に充電することが可能となる。
(4)前記発振部は、前記判定部により判定された載置位置を基に、発振対象となる複数の送電コイルを特定し、特定した複数の送電コイルに流す電流の大きさを変えることが好ましい。
この構成によれば、発振対象となる複数の送電コイルに流す電流の大きさを変えるといった簡便な制御により、受電装置を確実に充電することが可能となる。
(5)前記複数の送電コイルは格子状に配列され、前記発振部は、発振対象となる複数の送電コイルにおいて、隣接する送電コイルに位相が90度ずれた2相の電流を流すことが好ましい。
この構成によれば、隣接する送電コイルに流す電流の位相が90度ずらされているため、載置部における磁束密度をほぼ均一にすることができ、載置部のどの場所に受電装置を載置しても、受電装置を充電することができる。
(6)前記複数の送電コイルは格子状に配列され、前記発振部は、発振対象となる複数の送電コイルにおいて、隣接する送電コイルに周波数の比が1:m(m>0)の異なる電流を流すことが好ましい。
この構成によれば、隣接する送電コイルに周波数の比が1:m(m>0)の異なる電流が流されているため、載置部における磁束密度をほぼ均一にすることができ、載置部のどの場所に受電装置を載置しても、受電装置を充電することができる。
(7)前記複数の送電コイルは格子状に配列され、前記発振部は、発振対象となる複数の送電コイルにおいて、隣接する送電コイルに大きさの比が1:m(m>0)の異なる電流を流すことが好ましい。
この構成によれば、隣接する送電コイルに大きさの比が1:m(m>0)の異なる電流が流されているため、載置部における磁束密度をほぼ均一にすることができ、載置部のどの場所に受電装置を載置しても、受電装置を充電することができる。
(8)各送電コイルは、サイズが同一であり、中心が正三角形状のメッシュの頂点に位置するように配列され、前記発振部は、前記判定部により判定された載置位置の下側に配列された送電コイルが属する正三角形の各頂点に配列された3つの送電コイルに位相が120度ずれた3相の電流を流すことが好ましい。
この構成によれば、正三角形状のメッシュに中心が位置するように送電コイルが配列されているため、送電コイル間の隙間を小さくすることができる。また、受電装置の載置位置の下側に配列された送電コイルが属する正三角形の頂点に位置する3つの送電コイルに位相が120度ずれた3相の電流が流されているため、各正三角形の重心での磁束密度を均一にすることができる。
(9)各送電コイルは、サイズが同一であり、中心が正三角形状のメッシュの頂点に位置するように配列され、前記発振部は、前記判定部により判定された載置位置の下側に配列された送電コイルが属する正三角形の各頂点に配列された3つの送電コイルに周波数の比が1:m:n(m、n>0)の異なる電流を流すことが好ましい。
この構成によれば、正三角形状のメッシュに中心が位置するように送電コイルが配列されているため、送電コイル間の隙間を小さくすることができる。また、受電装置の載置位置の下側に配列された送電コイルが属する正三角形の頂点に位置する3つの送電コイルに周波数の比が1:m:nで異なる電流が流されているため、各正三角形の重心での磁束密度を均一にすることができる。
(10)各送電コイルは、サイズが同一であり、中心が正三角形状のメッシュの頂点に位置するように配列され、前記発振部は、前記判定部により判定された載置位置の下側に配列された送電コイルが属する正三角形の各頂点に配列された3つの送電コイルに電流の大きさの比が1:m:n(m、n>0)の異なる電流を流すことが好ましい。
この構成によれば、正三角形状のメッシュに中心が位置するように送電コイルが配列されているため、送電コイル間の隙間を小さくすることができる。また、受電装置の載置位置の下側に配列された送電コイルが属する正三角形の頂点に位置する3つの送電コイルに大きさの比が1:m:nで異なる電流が流されているため、各正三角形の重心での磁束密度を均一にすることができる。
(11)前記発振部は、発振対象となる送電コイル以外の送電コイルを間欠発振させることが好ましい。
この構成によれば、発振対象となる送電コイル以外の送電コイルが間欠発振されるため、例えば、発振対象ではない送電コイルの真上の載置部に、別の受電装置が載置されたとしても、この別の受電装置の載置位置を検知することができる。つまり、発振対象ではない送電コイルの発振を完全に停止させると、新たに受電装置が載置されたことを検知することができなくなるが、間欠発振させることで、受電装置が載置されたか否かを検知し、検知されれば、この受電装置を充電することができる。
(12)前記検知部は、各送電コイルの電圧を基に、各送電コイルのインダクタンスを検知することが好ましい。
この構成によれば、各送電コイルの電圧を基に、各送電コイルのインダクタンスが検知されているため、簡便な構成で、受電装置の載置位置を検知することができる。
(13)前記検知部は、各送電コイルに磁気結合された各送電コイルに対応する複数の帰還コイルにより構成され、各帰還コイルの電圧を基に、各送電コイルのインダクタンスを検知すること好ましい。
この構成によれば、各送電コイルに磁気結合された複数の帰還コイルが設けられているため、検知部を構成する回路素子として耐圧の低いものを採用することができ、コストの低減を図ることができる。
(14)前記判定部は、各送電コイルの電圧が低くなるにつれて各送電コイルの重み付け値が大きくなるように、各送電コイルに重み付け値を設定し、設定した重み付け値を基に、前記載置位置を判定することが好ましい。
この構成によれば、送電コイルは、受電コイルとの距離が近づくにつれて電圧が低くなるため、各送電コイルの電圧を基に、各送電コイルに重み付け値を設定することで、設定した重み付け値の大きさから、各送電コイルの真上に受電装置が載置されているか否かを判定することができ、大きな値の重み付け値が設定された連続する送電コイルの数からどの程度の大きさの受電装置が載置されているかを判定することができる。
(15)各送電コイルは、中心がずれるように層状に配列されていることが好ましい。
この構成によれば、各送電コイルは、中心がずれるように層状に配列されているため、載置部の各位置にける磁束密度をより確実に一定にすることができる。
(16)前記発振部は、前記判定部により前記載置部に前記受電装置が載置されていないと判定された場合、全ての送電コイルを間欠発振させることが好ましい。
この構成によれば、載置部に受電装置が載置されていない場合、各送電コイルが間欠発振されるため、待機電力の低減を図ると同時に、受電装置の載置の有無を検知することができる。
(17)前記送電コイルは、前記受電コイルよりもサイズが大きいことが好ましい。
この構成によれば、受電装置として電動歯ブラシのような小型の装置を採用したとしても、受電装置の載置位置によらず電力を電送することが可能となる。
(18)前記受電装置は、前記受電コイルが受電した電力により充電される二次電池と、前記受電コイルが受電した電流を整流及び平滑化する整流回路と、前記整流回路及び前記二次電池間をオン・オフするスイッチング素子と、前記二次電池に供給される電流が一定になるように前記スイッチング素子を制御する制御部とを備えることが好ましい。
この構成によれば、受電装置の二次電池を定電流充電することができる。
(19)前記判定部は、各送電コイルに設定した重み付け値に応じて、前記載置部に載置されている受電装置の大きさを判定し、前記発振部は、前記判定部により判定された受電装置の大きさに応じて、前記受電装置に伝送する電力を変更することが好ましい。
この構成によれば、大きな受電装置には多くの電力を伝送し、小さな受電装置にはそれよりも少ない電力を伝送することができ、受電装置に効率よく電力を伝送することができる。
(20)前記判定部は、前記載置部に複数の受電装置が載置されている場合、前記重み付け値に基づいて、各受電装置の大きさを判定することが好ましい。
この構成によれば、複数の受電装置が載置されている場合であっても、各受電装置の大きさに応じた適切な電力を各受電装置に電送することができる。
本発明によれば、通信手段を用いることなく非接触充電に寄与する送電コイルのみを発振させることが可能となり、省電力化を図ることができる。
(a)は、本発明の実施の形態1による非接触電力伝送システムの送電コイルL1の配置図を示し、(b)は、本発明の実施の形態1による非接触電力伝送システムの側面図を示している。 1つの電流供給用回路とマイコンとの回路図を示している。 図1に示す受電装置の回路図を示している。 図1(a)に示すコイルAが載置された場合に、発振制御部が出力するスイッチング電圧を示す波形図である。 図4に示すスイッチング電圧が出力された場合におけるコイルa〜iのそれぞれに流れる電流を示す波形図である。 図4に示すスイッチング電圧が出力された場合において、グラウンドを基準としたときのスイッチング素子FETのドレインの電圧の波形図である。 図1(a)に示すようにコイルAが載置され、かつ、全てのコイルa〜iを発振させた場合において、グラウンドを基準としたときのスイッチング素子FETのドレインの電圧の波形図を示している。 図1(a)に示すように、コイルa,b,d,eの真上にコイルAが載置された場合に、発振制御部が出力するスイッチング電圧を示す波形図である。 図8に示すスイッチング電圧が出力された場合におけるコイルa〜iのそれぞれに流れる電流を示す波形図である。 図8に示すスイッチング電圧が出力された場合において、グラウンドを基準としたときの電圧Vdの波形図である。 図1(a)に示すようにコイルAが載置され、かつ、全てのコイルa〜iを発振させた場合において、グラウンドを基準としたときの電圧Vdの波形図を示している。 図1(a)に示すように、コイルa,b,d,eの真上にコイルAが載置された場合に、発振制御部が出力するスイッチング電圧を示す波形図である。 図12に示すスイッチング電圧が出力された場合におけるコイルa〜iのそれぞれに流れる電流を示す波形図である。 図12に示すスイッチング電圧が出力された場合において、グラウンドを基準としたときの電圧Vdの波形図である。 コイルaとコイルdとに流す電流の位相を同一とした場合に発生する磁束を示した図である。 コイルaとコイルdとに同位相の電流を流した場合において、位置P1をx方向にずらしたときの各位置xにおけるz方向成分の磁束量を示している。 コイルaとコイルdとに位相が90度ずれた電流を流した場合において、位置P1をx方向にずらしたときの各位置xにおけるz方向成分の磁束量を示している。 電圧Vdと重み付け値との関係を示した電圧Vdの波形図である。 本発明の実施の形態4における1つの電流供給用回路とマイコンとを示した回路図である。 本発明の実施の形態5における非接触電力伝送システムの送電コイルの配列図を示している。 図20に示すように、コイルa,c,dの真上にコイルAが載置された場合に、発振制御部が出力するスイッチング電圧を示す波形図である。 図20に示すように、コイルa,c,dの真上にコイルAが載置された場合において、周波数を変える手法を採用した場合に、発振制御部が出力するスイッチング電圧を示す波形図である。 本発明の実施の形態6による送電コイルの配列図を示している。 本発明の実施の形態9による受電装置の回路図を示している。 (a)は、隣接する3個の送電コイルを示し、(b)は、(a)に示す3個の送電コイルの磁束密度の分布を示したグラフである。 載置部に2台の受電装置が載置された場合の送電コイルと受電コイルとを示している。 本発明の実施の形態10における非接触電力伝送システムの動作を示すフローチャートである。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1による非接触電力伝送システムについて説明する。図1(a)は、本発明の実施の形態1による非接触電力伝送システムの送電コイルL1の配置図を示している。図1(b)は、本発明の実施の形態1による非接触電力伝送システムの側面図を示している。図1(b)に示すように、本非接触電力伝送システムは、電力を伝送する送電コイルL1を含む送電装置1と、送電コイルL1に磁気結合される受電コイルL2を含む受電装置2とを備えている。
送電装置1は、受電装置2が載置される載置部PLと、載置部PLの下側に配列された複数の送電コイルL1と、各送電コイルL1に電流を供給する電流供給用回路ブロック10とを備えている。載置部PLは、例えば、送電装置1のハウジングに設けられた平面上の領域により構成されている。
受電装置2は、整流回路21及び受電コイルL2等を備えている。受電装置2としては、電動歯ブラシ、電動工具、電気カミソリ等の電気機器を採用することができる。
図1(a)に示すように、送電コイルL1は、3行×3列で格子状に配列されている。具体的には、各送電コイルL1は、縦方向の配列ピッチと横方向の配列ピッチとが等しくなるように正方格子状に配列されている。これにより、送電コイルL1同士の隙間を少なくすることができる。但し、これは一例であり、送電コイルL1の縦方向の配列ピッチと横方向の配列ピッチとを異なる値にしてもよい。
ここで、図1(a)において、左から1列目の3個の送電コイルL1をコイルa,b,cと称し、左から2列目の3個の送電コイルL1をコイルd,e,fと称し、左から3列目の3個の送電コイルL1をコイルg,h,iと称している。また、図1(a)において、受電コイルL2をコイルAと称している。
なお、図1(a)では、送電コイルL1は3行×3列で配列されているが、これは一例であり、n(nは1以上の整数)行×m(mは1以上の整数)列で配列してもよい。また、載置部PLの外縁の形状に合うように、送電コイルL1を任意に配列してもよい。
図1(b)に示す電流供給用回路ブロック10は、各送電コイルL1に対応する電流供給用回路11(図2参照)とマイコン100(図2参照)とにより構成されている。図1(a)においては、9個のコイルa〜iが配列されているため、電流供給用回路ブロック10は、コイルa〜iのそれぞれに対応する9個の電流供給用回路11と、9個の電流供給用回路11に接続された1つのマイコン100とを備えている。
図2は、1つの電流供給用回路11とマイコン100との回路図を示している。図2に示す電流供給用回路11は、発振部111、検知部112、マイコン100、電源部V1、及びコンデンサC1を備えている。発振部111は、共振コンデンサC3、スイッチング素子FET、抵抗R3、増幅回路A1、及び発振制御部120を含み、対応する送電コイルL1を他励発振させる。検知部112は、ダイオードD1、抵抗R1、R2、及びコンデンサC2を含み、対応する送電コイルL1のインダクタンスを検知する。ここで、検知部112は、送電コイルL1の電圧を基に、送電コイルL1のインダクタンスを検知する。
送電コイルL1は、一端が電源部V1の正極に接続され、他端がスイッチング素子FETのドレインに接続されている。
共振コンデンサC3は、送電コイルL1と並列接続され、スイッチング素子FETがオフされると、送電コイルL1とで共振する。スイッチング素子FETは、例えば、ドレインが送電コイルL1に接続され、ソースが接地され、ゲートが抵抗R3及び増幅回路A1を介してマイコン100に接続されたnチャネル電界効果型トランジスタにより構成されている。
そして、スイッチング素子FETは、マイコン100から出力されるスイッチング電圧によってオン・オフする。なお、スイッチング素子FETとしては、nチャネル電界効果型トランジスタに代えてpチャネル電界効果型トランジスタを採用してもよい。
増幅回路A1は、エミッタ同士がカスケード接続されたnpnバイポーラトランジスタとpnpバイポーラトランジスタとにより構成され、マイコン100から出力されるスイッチング電圧を増幅する。増幅回路A1のnpnバイポーラトランジスタはコレクタが電源部V1の正極に接続されている。また、増幅回路A1のpnpバイポーラトランジスタは、ベースがnpnバイポーラトランジスタのベースに接続されると共にマイコン100に接続され、コレクタが接地されている。
ダイオードD1は、アノードがスイッチング素子FETのドレインに接続され、カソードが抵抗R1に接続され、マイコン100側から送電コイルL1側に電流が流れることを阻止する。抵抗R1,R2は、スイッチング素子FETのドレインの電圧Vdを分圧し、マイコン100に出力する。抵抗R2は、一端が抵抗R1に接続され、他端が接地されている。コンデンサC2は抵抗R2に並列接続されている。
このように構成された発振部111は、以下のように動作する。まず、マイコン100から出力されるスイッチング電圧がハイレベルになると、このスイッチング電圧は、増幅回路A1により増幅されてスイッチング素子FETに入力され、スイッチング素子FETのゲート容量を充電して、スイッチング素子FETをオンさせる。すると、共振コンデンサC3からスイッチング素子FETに向けて電流が流れると共に、送電コイルL1からスイッチング素子FETに向けて電流が流れる。
次に、マイコン100から出力されるスイッチング電圧がローレベルになると、スイッチング素子FETがオフする。これにより、共振コンデンサC3と送電コイルL1とが共振を開始し、送電コイルL1から磁束が発生し、この磁束がコイルAに鎖交して、電磁誘導によってコイルAに電圧が発生する。これにより受電装置2に電力が伝送される。
そして、マイコン100は、スイッチング素子FETのオン・オフを繰り返すことで、断続的に送電コイルL1と共振コンデンサC3とを共振させ、送電コイルL1を発振させ、受電装置2に電力を伝送する。
マイコン100は、CPU、ROM、RAM、及び専用のハードウエア回路等により構成され、ROMに記憶された制御プログラムを実行することで、判定部110及び発振制御部120として機能する。なお、判定部110及び発振制御部120は、マイコン100により構成されているが、これに限定されず、専用のハードウエア回路により構成してもよい。
判定部110は、検知部112により検知された各送電コイルL1のインダクタンスを基に、載置部PLにおける受電装置2の載置位置を検知する。具体的には、判定部110は、スイッチング素子FETのドレインの電圧Vdの抵抗R1,R2による分圧電圧である電圧Veが所定の値より大きい場合、電圧Veに対応する送電コイルL1の真上の載置部PLを受電装置2の載置位置でないと判定し、電圧Veが所定の値より小さい場合、電圧Veに対応する送電コイルL1の真上の載置部PLを受電装置2の載置位置と判定する。
図2に戻り、発振制御部120は、判定部110により判定された載置位置を基に、発振対象となる複数の送電コイルL1を特定し、特定した複数の送電コイルに流れる電流の波形がずれるように、各送電コイルに流れる電流のパラメータを設定し、スイッチング素子FETにスイッチング電圧を出力する。パラメータとしては、例えば、位相、周波数、又は電流の大きさを採用することができる。
本実施の形態による電力電送システムによれば、受電装置2を載置部PLのどの位置に載置しても、発振対象となる送電コイルL1の真上の載置部PLにおいては、複数の送電コイルL1から発生する磁束が打ち消し合って受電コイルL2に鎖交する磁束が0となる箇所が発生しなくなり、受電装置2を確実に充電することが可能となる。
また、受電装置2の載置位置に基づいて発振対象となる複数の送電コイルが特定されているため、非接触充電に寄与する送電コイルL1のみを発振させ、寄与しない送電コイルL1が発振されない結果、省電力化を図ることができる。
また、発振対象となる複数の送電コイルL1に流す電流のパラメータを設定するといった簡便な制御により、省電力化を図ることができる。
また、送電コイルL1のインダクタンスを基に、載置部PLのどの位置が受電装置2の載置位置になっているかの判定が行われているため、載置位置を判定するための通信手段を別途設けなくても、載置位置を判定することが可能となり、装置の簡便化、及び低コスト化を図ることができる。
(実施の形態2)
実施の形態2による非接触電力伝送システムは、実施の形態1の非接触電力伝送システムにおいて、特定した複数の送電コイルを流す電流の位相をずらすことを特徴とする。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同一のものは説明を省略する。
図7は、図1(a)に示すようにコイルAが載置され、かつ、全てのコイルa〜iを発振させた場合において、グラウンドを基準としたときの電圧Vdの波形図を示している。
なお、図7において、1段目〜9段目の波形図は、それぞれ、コイルa〜iの波形図を示し、縦軸は電圧Vdを示し、横軸は時間を示している。
図1(a)において、コイルAとコイルa及びコイルdとの磁束の鎖交数はほぼ同じで
ある。また、コイルAとコイルb及びコイルeとの磁束の鎖交数はほぼ同じであるが、コイルAとコイルa及びコイルdとの鎖交数よりも少ない。したがって、受電装置2が載置されることによる、コイルa,dのインダクタンスは、コイルb,eのインダクタンスよりも大きくなる。
よって、図7に示すように、受電装置2が載置されることによるコイルa,dの電圧Vdの振幅は、コイルb,eの電圧Vdの振幅よりも小さくなる。
一方、図1(a)に示すように、コイルc,f,g,h,iはコイルAと磁束が鎖交していない。よって、図7に示すように、コイルc,f,g,h,iの電圧Vdの振幅は、コイルa,b,d,eの電圧Vdの振幅よりも大きくなる。
そのため、電圧Vdが所定の値より大きい場合は、対応する送電コイルL1の真上に受電装置2が載置されていないと判定することができ、電圧Vdが所定の値より小さい場合は、対応する送電コイルL1の真上に受電装置2が載置されていると判定することができる。
図2に戻り、発振制御部120は、判定部110により判定された載置位置を基に、発振対象となる複数の送電コイルL1を特定し、特定した複数の送電コイルL1に流れる電流の位相がずれるようにスイッチング素子FETにスイッチング電圧を出力する。
具体的には、発振制御部120は、判定部110により判定された載置位置の下側に隣接して複数の送電コイルL1が複数存在する場合、これら複数の送電コイルL1を発振対象となる送電コイルL1として特定する。また、発振制御部120は、判定部110により判定された載置位置の下側に1つの送電コイルL1しか存在しない場合、この1つの送電コイルL1と、この1つの送電コイルL1に隣接する送電コイルL1のうち、少なくとも1つの送電コイルL1を発振対象となる送電コイルL1として特定する。
そして、発振制御部120は、発振対象となる複数の送電コイルL1において、隣接する送電コイルL1に位相が90度ずれた電流が流れるようにスイッチング電圧を出力する。
図4は、図1(a)に示すように、コイルa,b,d,eの真上にコイルAが載置された場合に、発振制御部120が出力するスイッチング電圧を示す波形図である。図5は、図4に示すスイッチング電圧が出力された場合におけるコイルa〜iのそれぞれに流れる電流を示す波形図である。図6は、図4に示すスイッチング電圧が出力された場合において、グラウンドを基準としたときの電圧Vdの波形図である。なお、図4において、縦軸はスイッチング電圧を示し、横軸は時間を示している。図5において、縦軸は電流を示し、横軸は時間を示している。図6において、縦軸は電圧Vdを示し、横軸は時間を示している。
図1(a)の場合、発振制御部120は、コイルa,b,d,eを発振対象の送電コイルL1として特定している。そのため、発振制御部120は、図4に示すように、コイルaのスイッチング電圧に対して、コイルaの下側に隣接するコイルbと、コイルaの右側に隣接するコイルdとのスイッチング電圧の位相を90度遅らせている。なお、発振制御部120は、コイルaの右斜め下側に隣接するコイルeのスイッチング電圧は、コイルaのスイッチング電圧の位相と同じにしている。
つまり、発振制御部120は、位相が90度ずれた2相のスイッチング電圧を第1及び第2のスイッチング電圧とすると、発振対象となる複数の送電コイルL1において、第1のスイッチング電圧によって発振される送電コイルL1と第2のスイッチング電圧によって発振される送電コイルL1とが市松模様状に配列されるように、スイッチング電圧を出力している。
よって、図5に示すように、コイルb,dに流れる電流は、コイルa,eに流れる電流に対して位相が90度遅れていることが分かる。また、コイルc,f,g,h,iは、発振対象とされていないため、電流が流れていないことが分かる。
また、図6に示すように、コイルb、dの電圧Vdは、コイルa,eの電圧Vdに対して位相が90度遅れていることが分かる。また、コイルc,f,g,h,iは、発振対象とされていないため、電圧が発生していないことが分かる。
図15は、コイルaとコイルdとに流す電流の位相を同一とした場合に発生する磁束を示した図である。図15に示すxは図1(a)における横方向を示し、zは図1(a)における高さ方向(紙面と直交する方向)を示している。図15に示す位置P1は、コイルaの中心CTaとコイルdの中心CTdとを結ぶ線分の中点から、z方向に向けて高さh離れた位置を示している。ここで、高さhは、コイルa,dから載置部PLまでの距離程度の値を有している。つまり、位置P1は、受電装置2がコイルaとコイルdとの中間の載置部PLに載置されたときの受電コイルL2の位置を示している。
図16は、コイルaとコイルdとに同位相の電流を流した場合において、位置P1をx方向にずらしたときの各位置xにおけるz方向成分の磁束量を示している。図17は、コイルaとコイルdとに位相が90度ずれた電流を流した場合において、位置P1をx方向にずらしたときの各位置xにおけるz方向成分の磁束量を示している。
図15、図16に示すように、コイルaとコイルdとに同位相の電流を流すと、位置P1おけるコイルaの磁束Baは右斜め下方向を向き、コイルdの磁束Bdは左斜め上方向を向く。よって、磁束Baのz方向成分であるBa1は、磁束Bdのz方向成分であるBd1と大きさがほぼ同じで正反対の方向を向く。そのため、Ba1とBd1とは打ち消し合い、位置P1においてz方向成分の磁束量はほぼ0となり、位置P1に受電コイルL2が位置する場合、この受電コイルL2に鎖交する磁束が存在せず、送電装置1は受電装置2に電力を伝送することができなくなる。
具体的には、図16に示すように、z=h、x=CTa又はz=h,CTdの位置においてz成分方向の磁束量はピークを示し、xがCTaからP1に近づくにつれてz成分方向の磁束量が釣り鐘型のカーブを描いて減少すると共に、xがP1からCTdに近づくにつれてz成分方向の磁束量が釣り鐘型のカーブを描いて増大していることが分かる。
このことから、受電装置2が中心CTaの真上付近、又は中心CTdの真上付近に載置された場合は、送電装置1は受電装置2に多くの電力を伝送することができるが、受電装置2の載置位置が位置P1に近づくにつれて、送電装置1が受電装置2に電送する電力は小さくなることが分かる。そのため、受電装置2が位置P1の真上付近に載置されると、受電装置2は送電装置1から電力を受電することができなくなる。
一方、図17に示すように、コイルaとコイルdとに流す電流の位相を90度ずらすと、z=hでのx方向の各位置xにおけるz方向成分の磁束量はほぼ一定となる。よって、受電装置2が発振対象となる1群の送電コイルL1のどの位置に載置されても、受電コイルL2に磁束を鎖交させることができ、受電装置2に電力を伝送することができる。
図2戻り、電源部V1は、例えば100Vの商用電圧を所定レベルの直流の電圧に変換する電源回路から構成され、正極が送電コイルL1に接続され、負極が接地されている。コンデンサC1は、例えば電源部V1に並列接続された電解コンデンサから構成され、電源部V1から出力された電圧を平滑化する。
図3は、図1に示す受電装置2の回路図を示している。受電装置2は、整流回路21、受電コイルL2、及び二次電池BTを備えている。受電コイルL2は、送電コイルL1と磁気結合され、送電コイルL1から伝送される電力を受電する。
整流回路21は、ダイオードD2、及びコンデンサC4を含む。コンデンサC4は、受電コイルL2で発生した電圧を平滑化する。ダイオードD2は、受電コイルL2に発生した電圧を整流する。これにより、二次電池BTには直流電圧が印加され、二次電池BTはこの直流電圧により充電される。二次電池BTとしては、例えばリチウムイオン二次電池、ニッケル水素二次電池、又は鉛蓄電池等の種々の二次電池を採用することができる。
このように、本実施の形態による電力電送システムによれば、受電装置2を載置部PLのどの位置に載置しても、発振対象となる送電コイルL1の真上の載置部PLにおいては、複数の送電コイルL1から発生する磁束が打ち消し合って受電コイルL2に鎖交する磁束が0となる箇所が発生しなくなり、受電装置2を確実に充電することが可能となる。
また、受電装置2の載置位置に基づいて発振対象となる複数の送電コイルが特定されているため、非接触充電に寄与する送電コイルL1のみを発振させ、寄与しない送電コイルL1が発振されない結果、省電力化を図ることができる。
また、発振対象となる複数の送電コイルL1に流す電流の位相をずらすといった簡便な制御により、受電装置2を確実に充電することが可能となり、省電力化を図ることができる。
また、送電コイルL1のインダクタンスを基に、載置部PLのどの位置が受電装置2の載置位置になっているかの判定が行われているため、載置位置を判定するための通信手段を別途設けなくても、載置位置を判定することが可能となり、装置の簡便化、及び低コスト化を図ることができる。
(実施の形態3)
実施の形態3による非接触電力伝送システムは、実施の形態1の非接触電力伝送システムにおいて、特定した複数の送電コイルを流す電流の周波数を変えることを特徴とする。なお、本実施の形態において、実施の形態1、2と同一のものは説明を省略する。
図11は、図1(a)に示すようにコイルAが載置され、かつ、全てのコイルa〜iを発振させた場合において、グラウンドを基準としたときの電圧Vdの波形図を示している。
なお、図11において、1段目〜9段目の波形図は、それぞれ、コイルa〜iの波形図を示し、縦軸は電圧Vdを示し、横軸は時間を示している。
図1(a)において、コイルAとコイルa及びコイルdとの磁束の鎖交数はほぼ同じである。また、コイルAとコイルb及びコイルeとの磁束の鎖交数はほぼ同じであるが、コイルAとコイルa及びコイルdとの鎖交数よりも少ない。したがって、受電装置2が載置されることによる、コイルa,dのインダクタンスは、コイルb,eのインダクタンスよりも大きくなる。
よって、図11に示すように、受電装置2が載置されることによるコイルa,dの電圧Vdの振幅は、コイルb,eの電圧Vdの振幅よりも小さくなる。
一方、図1(a)に示すように、コイルc,f,g,h,iはコイルAと磁束が鎖交していない。よって、図11に示すように、コイルc,f,g,h,iの電圧Vdの振幅は、コイルa,b,d,eの電圧Vdの振幅よりも大きくなる。
そのため、電圧Vdが所定の値より大きい場合は、対応する送電コイルL1の真上に受電装置2が載置されていないと判定することができ、電圧Vdが所定の値より小さい場合は、対応する送電コイルL1の真上に受電装置2が載置されていると判定することができる。
図2に戻り、発振制御部120は、判定部110により判定された載置位置を基に、発振対象となる複数の送電コイルL1を特定し、特定した複数の送電コイルL1に流れる電流の周波数がずれるようにスイッチング素子FETにスイッチング電圧を出力する。
具体的には、発振制御部120は、判定部110により判定された載置位置の下側に隣接して複数の送電コイルL1が複数存在する場合、これら複数の送電コイルL1を発振対象となる送電コイルL1として特定する。また、発振制御部120は、判定部110により判定された載置位置の下側に1つの送電コイルL1しか存在しない場合、この1つの送電コイルL1と、この1つの送電コイルL1に隣接する送電コイルL1のうち、少なくとも1つの送電コイルL1を発振対象となる送電コイルL1として特定する。
そして、発振制御部120は、発振対象となる複数の送電コイルL1において、隣接する送電コイルL1に周波数の比が1:mの電流が流れるようにスイッチング電圧を出力する。ここで、mとしては例えば2を採用することができる。
図8は、図1(a)に示すように、コイルa,b,d,eの真上にコイルAが載置された場合に、発振制御部120が出力するスイッチング電圧を示す波形図である。図9は、図8に示すスイッチング電圧が出力された場合におけるコイルa〜iのそれぞれに流れる電流を示す波形図である。図10は、図8に示すスイッチング電圧が出力された場合において、グラウンドを基準としたときの電圧Vdの波形図である。なお、図8において、縦軸はスイッチング電圧を示し、横軸は時間を示している。図9において、縦軸は電流を示し、横軸は時間を示している。図10において、縦軸は電圧Vdを示し、横軸は時間を示している。
図1(a)の場合、発振制御部120は、コイルa,b,d,eを発振対象の送電コイルL1として特定している。そのため、発振制御部120は、図8に示すように、コイルaのスイッチング電圧に対して、コイルaの下側に隣接するコイルbと、コイルaの右側に隣接するコイルdとのスイッチング電圧の周波数を2倍にしている。なお、発振制御部120は、コイルaの右斜め下側に隣接するコイルeのスイッチング電圧は、コイルaのスイッチング電圧の周波数と同じにしている。
つまり、発振制御部120は、周波数がf1(Hz)のスイッチング電圧を第1のスイッチング電圧とし、周波数が2・f1(Hz)のスイッチング電圧を第2のスイッチング電圧とすると、発振対象となる複数の送電コイルL1において、第1のスイッチング電圧によって発振される送電コイルL1と第2のスイッチング電圧によって発振される送電コイルL1とが市松模様状に配列されるように、スイッチング電圧を出力している。
よって、図9に示すように、コイルb,dに流れる電流は、コイルa,eに流れる電流に対して周波数が2倍になっていることが分かる。また、コイルc,f,g,h,iは、発振対象とされていないため、電流が流れていないことが分かる。
また、図10に示すように、コイルb、dの電圧Vdは、コイルa,eの電圧Vdに対して周波数が2倍になっていることが分かる。また、コイルc,f,g,h,iは、発振対象とされていないため、電圧が発生していないことが分かる。
本実施の形態による電力電送システムによれば、実施の形態1の効果に加えて、発振対象となる複数の送電コイルL1に流す電流の周波数を変えるといった簡便な制御により、受電装置2を確実に充電することが可能となり、省電力化を図ることができる。
(実施の形態4)
実施の形態4による非接触電力伝送システムは、実施の形態1の非接触電力伝送システムにおいて、特定した複数の送電コイルに流す電流の大きさを変えることを特徴とする。なお、本実施の形態において、実施の形態1〜3と同一のものは説明を省略する。
本実施の形態では、図2に示す判定部110は、特定した複数の送電コイルに流す電流の大きさを変えるためにスイッチング電圧のデューティー比を変える前に、まず、コイルa〜iに等しい電流を流し、コイルAの載置位置を特定する。
また、発振制御部120は、判定部110により判定された載置位置を基に、発振対象となる複数の送電コイルL1を特定し、特定した複数の送電コイルL1に大きさの比が1:mの異なる電流が流れるように、特定した送電コイルL1に対応するスイッチング素子FETにデューティー比が異なるスイッチング電圧を出力する。本実施の形態では、mとして例えば2を採用する。
図12は、図1(a)に示すように、コイルa,b,d,eの真上にコイルAが載置された場合に、発振制御部120が出力するスイッチング電圧を示す波形図である。図13は、図12に示すスイッチング電圧が出力された場合におけるコイルa〜iのそれぞれに流れる電流を示す波形図である。
図14は、図12に示すスイッチング電圧が出力された場合において、グラウンドを基準としたときの電圧Vdの波形図である。なお、図12において、縦軸はスイッチング電圧を示し、横軸は時間を示している。図13において、縦軸は電流を示し、横軸は時間を示している。図14において、縦軸は電圧Vdを示し、横軸は時間を示している。
図1(a)の場合、発振制御部120は、コイルa,b,d,eを発振対象の送電コイルL1として特定している。そのため、発振制御部120は、図12に示すように、コイルaのスイッチング電圧のデューティー比に対して、コイルaの下側に隣接するコイルbのスイッチング電圧のデューティー比と、コイルaの右側に隣接するコイルdのスイッチング電圧のデューティー比とを2倍に設定している。
なお、発振制御部120は、コイルaの右斜め下側に隣接するコイルeに対応するスイッチング電圧のデューティー比は、コイルaのスイッチング電圧のデューティー比と同じにしている。
つまり、発振制御部120は、デューティー比がd1(%)のスイッチング電圧を第1のスイッチング電圧とし、デューティー比が2・d1(%)のスイッチング電圧を第2のスイッチング電圧とすると、発振対象となる複数の送電コイルL1において、第1のスイッチング電圧によって発振される送電コイルL1と第2のスイッチング電圧によって発振される送電コイルL1とが市松模様状に配列されるように、スイッチング電圧を出力している。
よって、図13に示すように、コイルb,dに流れる電流は、コイルa,eに流れる電流に対して大きさが2倍になっていることが分かる。また、コイルc,f,g,h,iは、発振対象とされていないため、電流が流れていないことが分かる。
また、図14に示すように、コイルb、dの電圧Vdは、コイルa,eの電圧Vdに対して大きさが2倍になっていることが分かる。また、コイルc,f,g,h,iは、発振対象とされていないため、電圧が発生していないことが分かる。
本実施の形態による電力電送システムによれば、実施の形態1の効果に加えて、発振対象となる複数の送電コイルL1に流す電流の周波数を変えるといった簡便な制御により、受電装置2を確実に充電することが可能となり、省電力化を図ることができる。
なお、上記説明では、スイッチング電圧のデューティー比を変えることで、送電コイルL1に流れる電流の大きさを変えるようにしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1の電流と、第1の電流に対して大きさが2倍の第2の電流とを送電コイルL1に流す電流とすると、第1の電流によって発振される送電コイルL1と、第2の電流によって発振される送電コイルL1とが市松模様状に配列されるように、各電流供給用回路11の回路定数を設定するようにしてもよい。
(実施の形態5)
実施の形態5による非接触電力伝送システムは、実施の形態1の非接触電力伝送システムにおいて、発振対象以外の送電コイルL1の送電コイルL1を間欠発振させることを特徴とする。なお、本実施の形態において、実施の形態1〜4と同一のものは説明を省略する。
本実施の形態においては、図2に示す発振制御部120は、実施の形態1と同様にして、発振対象の送電コイルL1を特定する。そして、発振制御部120は、発振対象以外の送電コイルL1が間欠発振されるように、発振対象以外の送電コイルL1に対応するスイッチング素子FETにスイッチング電圧を出力する。
ここで、本実施の形態では、発振対象以外の送電コイルL1を例えば1秒間に1msだけ間欠発振させる。したがって、発振制御部120は、発振対象以外の送電コイルL1に対応するスイッチング素子FETに例えば1秒間に1msの期間だけ、発振対象の送電コイルL1のスイッチング電圧と同じ電圧を出力すればよい。
発振対象以外の送電コイルL1の発振を完全に停止させると、載置部PLに別の受電装置2が載置されても、発振対象以外の送電コイルL1に対応する電圧Vdが変化しないため、検知部112はこの受電装置2が載置されたことを検知することができなくなる。
そこで、本実施の形態においては、送電コイルL1を間欠発振させることで、別の受電装置2が載置されたことの検知を可能としている。
(実施の形態6)
本発明の実施の形態6による非接触電力伝送システムは、各送電コイルL1の電圧に応じて各送電コイルL1に重み付け値を設定し、載置位置を判定することを特徴とする。なお、本実施の形態において、実施の形態1〜5と同一のものは説明を省く。
本実施の形態において、図2に示す判定部110は、ある送電コイルL1に対応する電圧Vdが小さくなるにつれて、この送電コイルL1に大きな重み付け値を設定し、重み付け値が所定の値より大きい場合は、この送電コイルL1の真上には受電装置2が載置されていると判定し、重み付け値が所定の値より小さい場合は、この送電コイルL1の真上には受電装置2が載置されていないと判定する。
図18は、電圧Vdと重み付け値との関係を示した電圧Vdの波形図である。図18に示すように、判定部110は、ある送電コイルL1に対応する電圧Vdの振幅の大きさに応じて予め定められた重み付け値を、この送電コイルL1の重み付け値として設定する。
ここで、判定部110は、例えば、予め想定される電圧Vdの振幅の大きさの最大値Vmaxに対する重み付け値を0とし、想定される電圧Vdの振幅の大きさの最小値Vminに対する重み付け値を1とし、検知部112により検知された電圧Vdの振幅の大きさを線形補間することで、この電圧Vdに対する重み付け値を求めればよい。
図18においては、左から1番目の電圧Vdは、振幅の大きさが最小値Vminに該当しているため、この電圧Vdに対応する送電コイルL1には、最大の重み付け値である1が設定さる。また、左から2番目の電圧Vdは、振幅の大きさがVmaxから、(Vmax−Vmin)×(2/3)だけ低くなっているため、線形補間によりこの電圧Vdに対応する送電コイルL1には、1×2/3=0.67の重み付け値が設定される。また、左から3番目の電圧Vdは、振幅の大きさがVmaxから、(Vmax−Vmin)×(1/3)だけ低くなっているため、この電圧Vdに対応する送電コイルL1には、1×1/3=0.33の重み付け値が設定される。また、左から4番目の電圧Vdは、振幅の大きさが最大値Vmaxに該当しているため、この電圧Vdに対応する送電コイルL1には、最小の重み付け値である0が設定される。
そして、判定部110は、重み付け値が例えば0.1以下の送電コイルL1については、この送電コイルL1の真上の載置部PLは載置位置でないと判定し、重み付け値が0.1より大きい送電コイルL1については、この送電コイルL1の真上の載置部PLは載置位置であると判定する。
このように、本実施の形態による非接触電力伝送システムによれば、送電コイルL1は、受電コイルL2との距離が近づくにつれて電圧が低くなるため、各送電コイルL1の電圧を基に、各送電コイルL1に重み付け値を設定することで、設定した重み付け値の大きさから、各送電コイルL1の真上に受電装置2が載置されているか否かを判定することができ、大きな重み付け値が設定された連続する送電コイルL1の数からどの程度の大きさの受電装置2が載置されているかを判定することができる。
また、大きな重み付け値が設定された連続する送電コイルL1の群が複数存在する場合、載置部PLに複数の受電装置2が載置されていると判定することができる。
(実施の形態7)
実施の形態7による非接触電力伝送システムは、各送電コイルL1に磁気結合された帰還コイルL3の電圧を基に、各送電コイルL1のインダクタンスを検知することを特徴とする。なお、本実施の形態において、実施の形態1〜6と同一のものは説明を省略する。
図19は、本発明の実施の形態7における1つの電流供給用回路11とマイコン100とを示した回路図である。図19に示すように、検知部112は、帰還コイルL3、ダイオードD1、抵抗R2、及びコンデンサC2を備えている。
帰還コイルL3は、一端がダイオードD1を介して抵抗R2に接続され、他端が接地され、送電コイルL1と磁気結合している。ダイオードD1は、ダイオードD1から帰還コイルL3を介してグラウンド側に電流が流れることを防止する。
これにより、マイコン100には、ダイオードD1と抵抗R2との接続点の電圧Veが入力されるが、送電コイルL1の電圧が変化すると、その変化に応じて帰還コイルL3の電圧も変化し、その変化に応じて電圧Veも変化する。よって、判定部110は、電圧Veを用いて、各電圧Veに対応する送電コイルL1の真上の載置部PLが載置位置であるか否かを判定することができる。
このように、本実施の形態による非接触電力伝送システムによれば、各送電コイルL1に磁気結合された複数の帰還コイルL3を設けているため、帰還コイルL3と送電コイルL1との巻き数を調節することで、帰還コイルL3の電圧を小さくすることが可能となる。
例えば、送電装置1がAC100Vの商用電源に接続されて駆動される場合、コンデンサC1からは例えばDC140V程度の電圧が出力される。これにより、電圧Vdも大きくなり、図2の構成では、検知部112を構成する回路素子として耐圧の大きいものを採用する必要がある。しかしながら、本実施の形態では、帰還コイルL3が設けられているため、検知部112を構成する回路素子であるダイオードD1、抵抗R1,R2、及びコンデンサC2として、耐圧の低いものを採用することができ、コストの低減を図ることができる。
(実施の形態8)
実施の形態8による非接触電力伝送システムは、送電コイルL1を正三角形状に配列したことを特徴とする。なお、本実施の形態において、実施の形態1〜7と同一のものは説明を省く。また、電流供給用回路11としては、図2又は図19のものを採用すればよい。
図20は、本発明の実施の形態8における非接触電力伝送システムの送電コイルL1の配列図を示している。図20に示すように、本実施の形態では、送電コイルL1は、中心CT1(図略)が正三角形状のメッシュMsの頂点Psに位置するように配列されている。
メッシュMsは、3個の正三角形が上下に2段配列されている。以下、1段目の左から1〜3番目の正三角形をそれぞれ正三角形Tr1〜Tr3と称し、2段目の左から1〜3番目の正三角形をそれぞれ正三角形Tr4〜Tr6と称する。
メッシュMsは1行目に3個の頂点Psが配列され、2行目に2個の頂点Psが配列され、3行目に3個の頂点Psが配列され、合計8個の頂点Psが配列されている。
したがって、本実施の形態では、送電コイルL1は1,3行目に3個、2行目に2個配列され、合計8個の送電コイルL1が配列されている。図20では、1行目の3個の送電コイルL1をコイルa,d,gと称し、2行目の2個の送電コイルL1をコイルc,fと称し、3行目の3個の送電コイルL1をコイルb,e,hと称している。
本実施の形態では図2、又は図19に示す発振制御部120は、判定部110により判定された載置位置の下側に配列された送電コイルL1が属する正三角形の各頂点Psに配列された3つの送電コイルL1に位相が120度ずれた3相の電流が流れるように、これら3つの送電コイルL1のそれぞれに対応するスイッチング素子FETに、位相が120度ずれた3相のスイッチング電圧を出力する。
図20においては、コイルa,c,dの真上にコイルAが載置されている。そのため、判定部110は、コイルa,c,dの真上の載置部PLを受電装置2の載置位置として判定する。
したがって、発振制御部120は、載置位置の下側の送電コイルL1であるコイルa,c,dが属する正三角形Tr1の頂点に配列されたコイルa,c,dに対応するスイッチング素子FETに対して位相が120度ずれた3相のスイッチング電圧を出力する。
なお、コイルdが配列された頂点Psは、正三角形Tr1〜Tr3に属し、コイルcが配列された頂点Psは、正三角形Tr1,Tr2,Tr4,Tr5に属している。しかしながら、正三角形Tr1の全ての頂点Psに配列されたコイルa,c,dの真上に、受電装置2が載置されていると判定されているため、発振制御部120は、正三角形Tr1の頂点に配列されたコイルa,c,dを発振対象の送電コイルL1として特定する。
図21は、図20に示すように、コイルa,c,dの真上にコイルAが載置された場合に、発振制御部120が出力するスイッチング電圧を示す波形図である。図20の場合、発振制御部120は、コイルa,c,dを発振対象として特定している。そのため、発振制御部120は、図21に示すように、コイルaのスイッチング電圧に対して、コイルaの右側に隣接するコイルdのスイッチング電圧の位相を120度遅らせている。
また、発振制御部120は、コイルdのスイッチング電圧に対して、コイルcのスイッチング電圧の位相を120度遅らせている。
これにより、図20に示す正三角形Tr1の重心付近にコイルAが載置されたとしても、このコイルAに磁束を鎖交させることができ、受電装置2に電力を伝送することができる。
なお、上記説明では、正三角形の3つの頂点に配列されたコイルに位相が120度ずれた3相のスイッチング電圧を出力するようにしたが、これに限定されず、実施の形態3に示す周波数を変える手法を採用してもよいし、実施の形態4に示す電流の大きさを変える手法を採用してもよい。
周波数を変える手法を採用する場合、正三角形の3つの頂点に配置された各送電コイルL1に周波数が1:m:nの比で異なる電流を流すようにすればよい。また、電流の大きさを変える手法を採用する場合、正三角形の3つの頂点に配置された各送電コイルL1に大きさが1:m:nの比で異なる電流を流すようにすればよい。ここで、m、nとしては、例えば1以外の数(例えば2以上の整数)を採用すればよい。
図22は、図20に示すように、コイルa,c,dの真上にコイルAが載置された場合において、周波数を変える手法を採用した場合に、発振制御部120が出力するスイッチング電圧を示す波形図である。
図22に示すように、コイルa、c、dは、それぞれ、周波数が1:m:nの比のスイッチング電圧により駆動されている。これにより、コイルa、c、dには、周波数がずれた電流が流れ、各正三角形の重心での磁束密度を均一にすることができる。
(実施の形態9)
実施の形態9による非接触電力伝送システムは、各送電コイルL1は、中心がずれるように層状に配列されていることを特徴とする。図23は、本発明の実施の形態9による送電コイルL1の配列図を示している。なお、本実施の形態において、実施の形態1〜8と同一のものは説明を省く。
図23に示すように、送電コイルL1は、3枚のシートS1〜S3に配列されている。シートS1〜S3は、それぞれ、送電コイルL1がM行×N列(図23では3行×4列)で配列されたコイルシートにより構成されている。
なお、シートS1〜S3のそれぞれにおいて、送電コイルL1の縦方向及び横方向の配列ピッチは等しい。
そして、シートS1〜S3は、送電コイルL1の中心がずれるようにして積層されている。図23においては、シートS1の送電コイルL1の中心CT1は、シートS3の送電コイルL1の中心CT3に対して下側にaずらされ、シートS2の送電コイルL1の中心CT2は、シートS3の送電コイルL1の中心CT3に対して左側にaずらされている。
なお、図23のシートS1〜S3のずらしパターンは一例であり、他のずらしパターンを採用してもよい。
このように、送電コイルL1の中心がずれるようにシートS1〜S3が積層されているため、発振対象の送電コイルL1の真上であれば、磁束同士が打ち消し合ってコイルAに鎖交する磁束が0となる位置が発生することをより確実に防止することができる。よって、載置部PLどの位置にコイルAを載置しても、コイルAに磁束を鎖交させることが可能となる。したがって、省電力化を図りつつ、受電装置2に確実に電力を伝送することが可能となる。
(実施の形態10)
実施の形態10による非接触電力電送システムは、載置部PLに受電装置2が載置されていない場合、全ての送電コイルL1を間欠発振させることを特徴とする。なお、本実施の形態において、実施の形態1〜9と同一のものは説明を省く。また、電流供給用回路11の構成としては、図2及び図19のいずれを採用してもよい。
本実施の形態において、図2又は図19に示す発振制御部120は、判定部110が全ての送電コイルL1の真上に受電装置2が載置されていないと判定した場合、全ての送電コイルL1が間欠発振するようにスイッチング電圧を出力する。ここで、発振制御部120は、実施の形態5において、間欠発振させるために出力されるスイッチング電圧と同一のスイッチング電圧を各スイッチング素子FETに出力することで、送電コイルL1を間欠発振させればよい。
こうすることで、載置部PLに受電装置2が全く載置されていない状態において、新たに受電装置2が載置されると、検知部112は、新たに受電装置2が載置されたことを検知することができる。
このように、本実施の形態による非接触電力伝送システムによれば、載置部PLに受電装置2が載置されていない場合、各送電コイルL1が間欠発振されるため、待機電力の低減を図ると同時に、受電装置2の載置の有無を検知することができる。
(実施の形態11)
実施の形態11による非接触電力電送システムは、送電コイルL1のサイズを受電コイルL2のサイズよりも大きくした(送電コイルL1のサイズ>受電コイルL2のサイズ)ことを特徴とする。受電コイルL2のサイズを送電コイルL1のサイズの数倍程度の大きさにして、受電コイルL2のサイズを送電コイルL1のサイズよりも大きくするすると(受電コイルL2>送電コイルL1)、受電コイルL2は複数の送電コイルL1の真上に位置することが可能となり、受電コイルL2に鎖交する磁束が0になることを防止することができる。
しかしながら、受電装置2として、例えば電動歯ブラシのような比較的小型の装置を採用した場合、受電コイルL2の直径は10mm程度となり、受電コイルL2のサイズを送電コイルL1のサイズよりも大きくすると、送電コイルL1の直径を5mm程度にする必要がある。
しかしながら、送電装置1及び受電装置2のハウジングによるギャップは3mm〜4mm程度存在するため、送電コイルL1の直径5mm程度にすると、3mm〜4mm先に載置された受電コイルL2に対して、鎖交する磁束を生成することができなくなる虞がある。よって、送電コイルL1のサイズを受電コイルL2のサイズより大きくすることで、受電装置2として小型の装置を採用した場合であっても、受電コイルL2に磁束を鎖交させることが可能となり、受電装置2に電力を電送することができる。
但し、送電コイルL1のサイズを受電コイルL2のサイズよりも大きくすると、図16に示したように、受電コイルL2に鎖交する磁束が0となる位置が発生するが、実施の形態1等で説明したように、発振対象となる複数の送電コイルL1に流れる電流の位相をずらすことで、図17に示すように、受電コイルL2の載置位置によらず、受電コイルL2に磁束を鎖交させることができる。
よって、受電装置2として電動歯ブラシのような小型の装置を採用したとしても、受電装置2の載置位置によらず電力を電送することが可能となる。
(実施の形態12)
実施の形態12の非接触電力電送システムは、実施の形態1〜11のいずれかの非接触電力システムにおいて、二次電池BTを定電流充電することを特徴とする。なお、本実施の形態において、実施の形態1〜11と同一のものは説明を省く。図24は、本発明の実施の形態12による受電装置2の回路図を示している。図24に示すように、受電装置2は、受電コイルL2、整流回路21、コンデンサC4、スイッチング素子FET1、抵抗R10、及び制御部22を備えている。
整流回路21は、コンデンサC4の一端にアノードが接続されたダイオードD2と、一端がダイオードD2のカソードに接続され、他端が二次電池BTの負極に接続されたコンデンサC5とを備えている。ダイオードD2の機能は、図3のものと同一であるため、説明を省く。コンデンサC5は、平滑用のコンデンサである。
コンデンサC4は、受電コイルL2に並列接続され、送電装置1からの電力をより多く受電するために設けられた整合用のコンデンサである。
スイッチング素子FET1は、ドレインがダイオードD2のカソードに接続され、ソースが抵抗R10を介して二次電池BTの正極に接続された例えばnチャネル電解効果型トランジスタにより構成され、制御部22から出力されるPWM信号に従って、オン・オフする。
制御部22は、抵抗R10に流れる電流を検出し、この電流が一定になるようにスイッチング素子FET1のゲートにPWM信号を出力し、スイッチング素子FET1をPWM制御する。
図25(a)は、隣接する3個の送電コイルL1を示し、図25(b)は、図25(a)に示す3個の送電コイルL1の磁束密度の分布を示したグラフである。なお、図25(b)において、縦軸は磁束密度を示し、横軸は図25(a)に示す3個の送電コイルL1の中心CTを結ぶ直線上の各位置を示している。
図25(b)に示すように、磁束密度は、中心CTで山となり、隣接する中心CTを繋ぐ線分の中点で谷となるように、鋸状に変化していることが分かる。
したがって、制御部22は、受電コイルL2が中心CTの真上に載置された場合は、磁束密度が大きく、多くの電力が供給されるため、PWM信号のデューティー比を小さくしてスイッチング素子FET1のオン期間を短くする。一方、制御部22は、受電コイルL2が隣接する中心CTの中点の真上に載置された場合は、磁束密度が小さく、供給される電力が少なくなるため、PWM信号のデューティー比を大きくして、スイッチング素子FET1のオン期間を長くする。これにより、二次電池BTには平均すると一定の電流が供給されることになり、二次電池BTは、定電流充電されることになる。
(実施の形態13)
実施の形態13による非接触電力電送システムは、載置部PLに載置された受電装置2の大きさに応じて受電装置2に伝送する電力を変更することを特徴とする。なお、本実施の形態において、実施の形態1〜12と同一のものは説明を省略する。また、電流供給用回路11としては、図2及び図19のいずれのものを採用してもよい。
本実施の形態において、図2及び図19に示す判定部110は、実施の形態3と同様にして、線形補間によって送電コイルL1に重み付け値を設定する。そして、判定部110は、重み付け値の分布から何台の受電装置2が載置されているかを特定する。
図26は、載置部PLに2台の受電装置2が載置された場合の送電コイルL1と受電コイルL2とを示している。図26においては、コイルa,b,d,eに1台目の受電装置2の受電コイルL2であるコイルAが載置され、コイルh,i,k,lに2台目の受電装置2の受電コイルL2であるコイルBが載置されているとする。
この場合、判定部110は、各送電コイルL1に対応する電圧Veを線形補間することで、コイルa,b,d,e及びコイルh,i,k,lに対して、それぞれ以下のように重み付け値を設定したとする。
a:0.4,b:0.2,d:0.3,e:0.1
h:0.3,i:0.4,k:0.5,l:0.7
すると、判定部110は、重み付け値の分布がコイルa,b,d,eで1纏まりとなっているため、コイルa,b,d,eを1群の送電コイルL1と判定し、コイルh,i,k,lで1纏まりとなっているため、コイルh,i,k,lを1群の送電コイルL1と判定する。
次に、判定部110は、各群の送電コイルL1の重み付け値の合計値を算出し、この合計値を各群の中で重み付け値が最大である送電コイルL1の重み付け値として算出する。
図26の場合、コイルa,b,d,eの1群において、重み付け値の合計値は、0.4+0.2+0.3+0.1=1.0であり、コイルaの重み付け値が最大であるため、判定部110は、コイルaの重み付け値として1.0を付与する。また、コイルh,i,k,lの1群において、重み付け値の合計値は、0.3+0.4+0.5+0.7=1.9であり、コイルlの重み付け値が最大であるため、判定部110は、コイルlの重み付け値として1.9を付与する。
そして、判定部110は、ある群において、重み付け値が最大の送電コイルL1に対して付与された重み付け値が予め定められた閾値より大きい場合、この送電コイルL1の真上には大きな受電装置2が載置されていると判定する。一方、判定部110は、ある群において、重み付け値が最大の送電コイルL1に対して付与された重み付け値が予め定められた閾値より小さい場合、この送電コイルL1の真上には小さな受電装置2が載置されていると判定する。
図26の場合、閾値を1.5とすると、コイルaに付与された重み付け値は1.0であり、閾値よりも小さいため、コイルaの真上には小さな受電装置2が載置されていると判定される。一方、コイルlに付与された重み付け値は1.9であり、閾値より大きいため、コイルlの真上には大きな受電装置2が載置されていると判定される。
発振制御部120は、判定部110により重み付け値が付与された送電コイルL1と、その送電コイルL1に隣接する送電コイルL1のうち、重み付け値がその送電コイルL1の次に大きい送電コイルL1とを発振対象の送電コイルL1として特定する。
図26においては、コイルa,b,d,eのうち、コイルaの重み付け値が最大であり次に重み付け値が大きい送電コイルL1はコイルdであるため、コイルa,dが発振対象の送電コイルL1として特定される。また、コイルh,i,k,lのうち、コイルlの重み付け値が最大であり次に重み付け値が大きい送電コイルL1はコイルkであるため、コイルl,kが発振対象の送電コイルL1として特定される。
そして、発振制御部120は、発振対象の送電コイルL1として群ごとに特定した隣接する2つの送電コイルL1に流れる電流の位相が90度ずれるように、スイッチング電圧を出力する。
この場合、発振制御部120は、大きな受電装置2が載置されている隣接する2つの送電コイルL1に対しては、小さな受電装置2が載置されている隣接する2つの送電コイルL1よりも多くの電流が流れるようにスイッチング電圧を出力すればよい。
具体的には、発振制御部120は、大きな受電装置2が載置されている隣接する2つの送電コイルL1におけるスイッチング電圧のデューティー比を、小さな受電装置2が載置されている隣接する2つの送電コイルL1におけるスイッチング電圧のデューティー比よりも大きくすればよい。
図26の場合、発振制御部120は、コイルa,dに対して位相が90度ずれた電流が流れるようにスイッチング電圧を出力する。また、発振制御部120は、コイルl,kに対して位相が90度遅れた電流が流れるようにスイッチング電圧を出力する。
そして、発振制御部120は、コイルa,dには小さな受電装置2が載置され、コイルl,kには大きな受電装置2が載置されているため、コイルa,dに対するスイッチング電圧のデューティー比をコイルl,kに対するスイッチング電圧のデューティー比よりも小さくすればよい。
図27は、本発明の実施の形態13における非接触電力伝送システムの動作を示すフローチャートである。まず、電源がオンされると(ステップST1)、マイコン100から間欠的にスイッチング電圧が出力され、各送電コイルL1が間欠発振する(ステップST2)。
次に、判定部110は、受電装置2が載置されたことを検出すると(ステップST3)、各送電コイルL1に重み付け値を設定し(ステップST4)、1群の送電コイルL1ごとに重み付け値の合計値を算出する(ステップST5)。
次に、判定部110は、1群の送電コイルL1ごとに、重み付け値が最大の送電コイルL1を特定し、重み付け値の合計値を用いて、その送電コイルL1の真上に大きな受電装置2が載置されているか、小さな受電装置2が載置されているかを判定する(ステップST6)。
次に、発振制御部120は、各群において重み付け値が最大の送電コイルL1と、その送電コイルL1に隣接する送電コイルL1のうち、重み付け値がその送電コイルL1の次に大きい送電コイルL1との2つの送電コイルL1とを発振対象の送電コイルL1として特定し、これらの送電コイルL1を位相を90度ずらして発振させ、発振対象以外の送電コイルL1は間欠発振させる(ステップST7)。そして、処理がステップST3に戻される。
このように本実施の形態による非接触電力伝送システムによれば、大きな受電装置2には多くの電力を伝送し、小さな受電装置2にはそれよりも少ない電力を伝送することができ、受電装置2に効率よく電力を伝送することができる。
更に、複数の受電装置2が載置されている場合であっても、各受電装置2の大きさに応じた適切な電力を各受電装置2に電送することができる。
1 送電装置
10 電流供給用回路ブロック
11 電流供給用回路
111 発振部
112 検知部
100 マイコン
110 判定部
120 発振制御部
2 受電装置
21 整流回路
22 制御部
a〜i コイル
C3 共振コンデンサ
FET,FET1 スイッチング素子
L1 送電コイル
L2 受電コイル
L3 帰還コイル
Ms メッシュ
PL 載置部
Ps 頂点
V1 電源部

Claims (9)

  1. 電力を伝送する送電コイルを含む送電装置と、前記送電コイルに磁気結合される受電コイルを含む受電装置とを備える非接触電力伝送システムであって、
    前記送電装置は、
    前記受電装置が載置される載置部と、
    前記載置部の下側に配列された複数の送電コイルと、
    各送電コイルを他励発振させる発振部と、
    各送電コイルのインダクタンスを検知する検知部と、
    前記検知部により検知された各送電コイルのインダクタンスを基に、前記載置部における前記受電装置の載置位置を判定する判定部とを備え、
    前記発振部は、前記判定部により判定された載置位置を基に、発振対象となる複数の送電コイルを特定し、特定した複数の送電コイルに流れる電流の波形がずれるように、各送電コイルに流れる電流のパラメータを設定するものであり、前記判定部により判定された載置位置を基に、発振対象となる複数の送電コイルを特定し、特定した複数の送電コイルに流す電流の周波数を変えることを特徴とする非接触電力伝送システム。
  2. 前記複数の送電コイルは格子状に配列され、
    前記発振部は、発振対象となる複数の送電コイルにおいて、隣接する送電コイルに周波数の比が1:m(m>0)の異なる電流を流すことを特徴とする請求項記載の非接触電力伝送システム。
  3. 各送電コイルは、サイズが同一であり、中心が正三角形状のメッシュの頂点に位置するように配列され、
    前記発振部は、前記判定部により判定された載置位置の下側に配列された送電コイルが属する正三角形の各頂点に配列された3つの送電コイルに周波数の比が1:m:n(m、n>0)の異なる電流を流すことを特徴とする請求項記載の非接触電力伝送システム。
  4. 電力を伝送する送電コイルを含む送電装置と、前記送電コイルに磁気結合される受電コイルを含む受電装置とを備える非接触電力伝送システムであって、
    前記送電装置は、
    前記受電装置が載置される載置部と、
    前記載置部の下側に配列された複数の送電コイルと、
    各送電コイルを他励発振させる発振部と、
    各送電コイルのインダクタンスを検知する検知部と、
    前記検知部により検知された各送電コイルのインダクタンスを基に、前記載置部における前記受電装置の載置位置を判定する判定部とを備え、
    前記発振部は、前記判定部により判定された載置位置を基に、発振対象となる複数の送電コイルを特定し、特定した複数の送電コイルに流れる電流の波形がずれるように、各送電コイルに流れる電流のパラメータを設定するものであり、前記判定部により判定された載置位置を基に、発振対象となる複数の送電コイルを特定し、特定した複数の送電コイルに流す電流の大きさを変えることを特徴とする非接触電力伝送システム。
  5. 前記複数の送電コイルは格子状に配列され、
    前記発振部は、発振対象となる複数の送電コイルにおいて、隣接する送電コイルに大きさの比が1:m(m>0)の異なる電流を流すことを特徴とする請求項4記載の非接触電力伝送システム。
  6. 各送電コイルは、サイズが同一であり、中心が正三角形状のメッシュの頂点に位置するように配列され、
    前記発振部は、前記判定部により判定された載置位置の下側に配列された送電コイルが属する正三角形の各頂点に配列された3つの送電コイルに電流の大きさの比が1:m:n(m、n>0)の異なる電流を流すことを特徴とする請求項4記載の非接触電力伝送システム。
  7. 電力を伝送する送電コイルを含む送電装置と、前記送電コイルに磁気結合される受電コイルを含む受電装置とを備える非接触電力伝送システムであって、
    前記送電装置は、
    前記受電装置が載置される載置部と、
    前記載置部の下側に配列された複数の送電コイルと、
    各送電コイルを他励発振させる発振部と、
    各送電コイルのインダクタンスを検知する検知部と、
    前記検知部により検知された各送電コイルのインダクタンスを基に、前記載置部における前記受電装置の載置位置を判定する判定部とを備え、
    前記発振部は、前記判定部により判定された載置位置を基に、発振対象となる複数の送電コイルを特定し、特定した複数の送電コイルに流れる電流の波形がずれるように、各送電コイルに流れる電流のパラメータを設定し、
    前記判定部は、各送電コイルの電圧が低くなるにつれて各送電コイルの重み付け値が大きくなるように、各送電コイルに重み付け値を設定し、設定した重み付け値を基に、前記載置位置を判定することを特徴とする非接触電力伝送システム。
  8. 前記判定部は、各送電コイルに設定した重み付け値に応じて、前記載置部に載置されている受電装置の大きさを判定し、
    前記発振部は、前記判定部により判定された受電装置の大きさに応じて、前記受電装置に伝送する電力を変更することを特徴とする請求項記載の非接触電力電送システム。
  9. 前記判定部は、前記載置部に複数の受電装置が載置されている場合、前記重み付け値に基づいて、各受電装置の大きさを判定することを特徴とする請求項記載の非接触電力伝送システム。
JP2009150586A 2009-01-27 2009-06-25 非接触電力伝送システム Active JP5425539B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009150586A JP5425539B2 (ja) 2009-01-27 2009-06-25 非接触電力伝送システム
CA2690495A CA2690495A1 (en) 2009-01-27 2010-01-20 Contactless power transmission system
US12/690,218 US8258653B2 (en) 2009-01-27 2010-01-20 Contactless power transmission system
TW099101591A TW201029290A (en) 2009-01-27 2010-01-21 Contactless power transmission system
RU2010102554/07A RU2408124C1 (ru) 2009-01-27 2010-01-26 Система бесконтактной передачи энергии
CN2010101132993A CN101789636B (zh) 2009-01-27 2010-01-26 非接触电力传输系统
EP10000781A EP2211438B1 (en) 2009-01-27 2010-01-26 Contactless power transmission system
AT10000781T ATE531111T1 (de) 2009-01-27 2010-01-26 Kontaktfreies leistungsübertragungssystem

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009015988 2009-01-27
JP2009015988 2009-01-27
JP2009150586A JP5425539B2 (ja) 2009-01-27 2009-06-25 非接触電力伝送システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010200594A JP2010200594A (ja) 2010-09-09
JP5425539B2 true JP5425539B2 (ja) 2014-02-26

Family

ID=41786231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009150586A Active JP5425539B2 (ja) 2009-01-27 2009-06-25 非接触電力伝送システム

Country Status (8)

Country Link
US (1) US8258653B2 (ja)
EP (1) EP2211438B1 (ja)
JP (1) JP5425539B2 (ja)
CN (1) CN101789636B (ja)
AT (1) ATE531111T1 (ja)
CA (1) CA2690495A1 (ja)
RU (1) RU2408124C1 (ja)
TW (1) TW201029290A (ja)

Families Citing this family (91)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2690739A2 (en) 2007-12-21 2014-01-29 Access Business Group International LLC Circuitry for inductive power transfer
JP5173901B2 (ja) * 2009-03-13 2013-04-03 三菱電機株式会社 非接触受給電装置
AU2010234396A1 (en) 2009-04-08 2011-10-27 Access Business Group International Llc Selectable coil array
CN104935084B (zh) 2009-07-24 2018-01-02 捷通国际有限公司 无线供电装置
US9054542B2 (en) 2010-06-10 2015-06-09 Access Business Group International Llc Coil configurations for inductive power transfer
WO2012027531A1 (en) 2010-08-25 2012-03-01 Access Business Group International Llc Wireless power supply system and multi-layer shim assembly
US8698350B2 (en) 2010-10-08 2014-04-15 Panasonic Corporation Wireless power transmission unit and power generator with the wireless power transmission unit
US9050900B2 (en) * 2010-12-27 2015-06-09 Nissan Motor Co., Ltd. Non-contact charging device
JP2012143093A (ja) * 2011-01-04 2012-07-26 Kimitake Utsunomiya 近接無線充電acアダプタ
WO2012150293A1 (de) * 2011-05-03 2012-11-08 Scholz Peter-Dominik Anordnung und verfahren zur kontaklosen energieübertragung mit einer kopplungsminimierten matrix aus planaren sendespulen
JP5793963B2 (ja) * 2011-05-27 2015-10-14 日産自動車株式会社 非接触給電装置
WO2012169584A1 (ja) 2011-06-07 2012-12-13 積水化学工業株式会社 非接触給電システム、非接触給電装置、非接触給電プログラム、及び非接触給電方法
JP5688546B2 (ja) * 2011-07-25 2015-03-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 非接触給電システム
JP5857251B2 (ja) * 2011-08-01 2016-02-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 非接触給電装置の制御方法及び非接触給電装置
JP2013046439A (ja) * 2011-08-22 2013-03-04 Panasonic Corp 非接触給電システム及び電気機器に設けた受電装置
KR102020869B1 (ko) 2011-08-24 2019-09-11 삼성전자주식회사 무선 전력을 이용한 통신 시스템
JP5906456B2 (ja) 2011-09-15 2016-04-20 パナソニックIpマネジメント株式会社 非接触給電システム及び中継器
WO2013046209A2 (en) * 2011-09-30 2013-04-04 Powermat Technologies Ltd. Inductive power transmission
JPWO2013108321A1 (ja) * 2012-01-17 2015-05-11 日本電気株式会社 電力供給システム
JP5885570B2 (ja) * 2012-04-13 2016-03-15 キヤノン株式会社 無線電力伝送システム、無線電力伝送装置、無線電力伝送方法、無線電力伝送装置の制御方法、プログラム。
JP5872373B2 (ja) * 2012-04-25 2016-03-01 三洋電機株式会社 無接点給電方法
CN108173350B (zh) 2012-05-02 2021-06-15 苹果公司 感应功率发射器以及用于检测和识别接收器的方法
GB2502084A (en) * 2012-05-14 2013-11-20 Bombardier Transp Gmbh Arrangement for providing vehicles with energy comprising magnetisable material
WO2014001983A1 (en) * 2012-06-29 2014-01-03 Koninklijke Philips N.V. Wireless inductive power transfer
US9825471B2 (en) 2012-07-27 2017-11-21 Thoratec Corporation Resonant power transfer systems with protective algorithm
US9805863B2 (en) * 2012-07-27 2017-10-31 Thoratec Corporation Magnetic power transmission utilizing phased transmitter coil arrays and phased receiver coil arrays
US10383990B2 (en) 2012-07-27 2019-08-20 Tc1 Llc Variable capacitor for resonant power transfer systems
WO2014018972A1 (en) 2012-07-27 2014-01-30 Thoratec Corporation Computer modeling for resonant power transfer systems
EP2878062A4 (en) 2012-07-27 2016-04-20 Thoratec Corp RESONANT COILS AND RESONANT TRANSMISSION SYSTEMS
WO2014018964A2 (en) 2012-07-27 2014-01-30 Thoratec Corporation Thermal management for implantable wireless power transfer systems
WO2014018969A2 (en) 2012-07-27 2014-01-30 Thoratec Corporation Resonant power transfer system and method of estimating system state
WO2014018967A1 (en) 2012-07-27 2014-01-30 Thoratec Corporation Self-tuning resonant power transfer systems
US9275791B2 (en) 2012-08-31 2016-03-01 Qualcomm Incorporated Systems and methods for decoupling multiple wireless charging transmitters
JP5868304B2 (ja) * 2012-10-18 2016-02-24 株式会社アドバンテスト ワイヤレス受電装置およびそれに利用可能なインピーダンス制御回路、インピーダンス制御方法
CN104885324B (zh) * 2012-11-05 2019-05-28 苹果公司 感应耦合电力传输系统
EP2936648B1 (en) * 2012-12-18 2017-04-19 Nucleus Scientific, Inc. Nonlinear system identification for optimization of wireless power transfer
JP5999643B2 (ja) * 2012-12-28 2016-09-28 セイコーインスツル株式会社 電子部品、給電装置、及び給電システム
JP5880455B2 (ja) * 2013-01-16 2016-03-09 ソニー株式会社 受電装置、非接触電力伝送システム及び受電電圧制御方法
JP6212881B2 (ja) * 2013-03-06 2017-10-18 船井電機株式会社 充電装置及び給電方法
WO2014145895A1 (en) 2013-03-15 2014-09-18 Thoratec Corporation Malleable tets coil with improved anatomical fit
US9680310B2 (en) 2013-03-15 2017-06-13 Thoratec Corporation Integrated implantable TETS housing including fins and coil loops
CN104124773B (zh) * 2013-04-28 2018-09-25 海尔集团技术研发中心 阵列式无线电力发射系统及其接收端定位方法
US9425640B2 (en) * 2013-09-26 2016-08-23 The Charles Stark Draper Laboratory, Inc. System and method of inductive charging and localization through using multiple primary inductive coils to detect the induced voltage of a secondary inductive coil
WO2015070202A2 (en) 2013-11-11 2015-05-14 Thoratec Corporation Hinged resonant power transfer coil
WO2015070205A1 (en) 2013-11-11 2015-05-14 Thoratec Corporation Resonant power transfer systems with communications
EP3072211A4 (en) 2013-11-11 2017-07-05 Thoratec Corporation Resonant power transfer systems with communications
CN105940587A (zh) * 2013-12-03 2016-09-14 犹他州立大学 确定磁耦合器之间的物理对准
KR101987315B1 (ko) * 2013-12-24 2019-09-30 삼성전자주식회사 무선 전력 전송 장치 및 에너지 충전 장치
US9882419B2 (en) * 2014-02-14 2018-01-30 Massachusetts Institute Of Technology Adaptive control of wireless power transfer
US9800076B2 (en) * 2014-02-14 2017-10-24 Massachusetts Institute Of Technology Wireless power transfer
US10610692B2 (en) 2014-03-06 2020-04-07 Tc1 Llc Electrical connectors for implantable devices
US10044232B2 (en) 2014-04-04 2018-08-07 Apple Inc. Inductive power transfer using acoustic or haptic devices
US10135303B2 (en) 2014-05-19 2018-11-20 Apple Inc. Operating a wireless power transfer system at multiple frequencies
TWI520462B (zh) * 2014-07-24 2016-02-01 友達光電股份有限公司 無線電能傳輸裝置與方法
DE102014215299A1 (de) * 2014-08-04 2016-02-04 Robert Bosch Gmbh Verfahren zum berührungslosen Laden oder Entladen eines batteriebetriebenen Objekts
US10601251B2 (en) 2014-08-12 2020-03-24 Apple Inc. System and method for power transfer
KR101659162B1 (ko) 2014-09-11 2016-09-22 삼성전기주식회사 비접촉 방식 충전 장치
KR102025899B1 (ko) * 2014-09-11 2019-09-26 주식회사 위츠 비접촉 방식 충전 장치 및 비접촉 방식 배터리 장치
MX359323B (es) * 2014-09-16 2018-09-25 Koninklijke Philips Nv Transferencia de energia inductiva inalambrica.
US10186760B2 (en) 2014-09-22 2019-01-22 Tc1 Llc Antenna designs for communication between a wirelessly powered implant to an external device outside the body
WO2016057525A1 (en) 2014-10-06 2016-04-14 Thoratec Corporation Multiaxial connector for implantable devices
US9941708B2 (en) * 2014-11-05 2018-04-10 Qualcomm Incorporated Systems, methods, and apparatus for integrated tuning capacitors in charging coil structure
EP3241223A4 (en) 2014-12-31 2018-06-13 Massachusetts Institute Of Technology Adaptive control of wireless power transfer
US10148126B2 (en) 2015-08-31 2018-12-04 Tc1 Llc Wireless energy transfer system and wearables
US10790699B2 (en) 2015-09-24 2020-09-29 Apple Inc. Configurable wireless transmitter device
CN108141062B (zh) * 2015-09-24 2021-09-24 苹果公司 可配置的无线发射器设备
US10477741B1 (en) 2015-09-29 2019-11-12 Apple Inc. Communication enabled EMF shield enclosures
US10651685B1 (en) 2015-09-30 2020-05-12 Apple Inc. Selective activation of a wireless transmitter device
EP3360233B1 (en) 2015-10-07 2021-08-04 Tc1 Llc Resonant power transfer systems having efficiency optimization based on receiver impedance
US11689856B2 (en) 2015-11-19 2023-06-27 The Lovesac Company Electronic furniture systems with integrated induction charger
KR102242819B1 (ko) 2015-11-19 2021-04-22 애플 인크. 유도 전력 송신기
US10271467B2 (en) 2016-04-04 2019-04-23 Prasad S. Joshi Systems and methods for flux cancelation in electronic devices
JP6566131B2 (ja) * 2016-05-23 2019-08-28 日産自動車株式会社 非接触給電システムのコイル位置検出方法及び非接触給電システム
WO2017204663A1 (en) 2016-05-25 2017-11-30 Powerbyproxi Limited A coil arrangement
WO2017205878A1 (en) 2016-05-27 2017-11-30 Wireless Advanced Vehicle Electrification, Inc. Checking alignment of inductive charge pads in motion
WO2017206420A1 (zh) * 2016-06-01 2017-12-07 中惠创智无线供电技术有限公司 谐振电路、无线供电发射机、开关电路和全桥发射电路
CN107768121A (zh) * 2016-08-22 2018-03-06 宁波微鹅电子科技有限公司 一种线圈结构和无线电能传输装置
US10734840B2 (en) 2016-08-26 2020-08-04 Apple Inc. Shared power converter for a wireless transmitter device
EP4084271A1 (en) 2016-09-21 2022-11-02 Tc1 Llc Systems and methods for locating implanted wireless power transmission devices
US10594160B2 (en) 2017-01-11 2020-03-17 Apple Inc. Noise mitigation in wireless power systems
US11197990B2 (en) 2017-01-18 2021-12-14 Tc1 Llc Systems and methods for transcutaneous power transfer using microneedles
EP3410568A1 (en) * 2017-05-30 2018-12-05 Koninklijke Philips N.V. Foreign object detection in a wireless power transfer system
CN107733044B (zh) * 2017-11-15 2023-12-01 深圳市中天迅通信技术股份有限公司 一种可实现多个用电器同时充电的装置
CA3124345A1 (en) 2017-12-22 2019-06-27 Wireless Advanced Vehicle Electrification, Inc. Wireless power transfer pad with multiple windings
EP3735733B1 (en) 2018-01-04 2024-01-17 Tc1 Llc Systems and methods for elastic wireless power transmission devices
EP3863148A4 (en) * 2018-10-04 2022-06-22 LG Electronics Inc. WIRELESS CURRENT TRANSMITTER
CN111490580A (zh) * 2019-01-28 2020-08-04 北京小米移动软件有限公司 无线充电接收模组、无线充电系统和终端
CN113131621A (zh) * 2020-01-14 2021-07-16 北京小米移动软件有限公司 无线充电方法及装置、终端设备、充电系统、存储介质
US11228210B2 (en) * 2020-03-05 2022-01-18 Renesas Electronics America Inc. Multi-coil wireless power transmitter
US11394344B2 (en) * 2020-08-11 2022-07-19 GAF Energy LLC Roof mounted photovoltaic system and method for wireless transfer of electrical energy
CN114884233A (zh) * 2022-07-13 2022-08-09 北京紫光芯能科技有限公司 无线充电接收系统、设备及方法,计算设备及存储介质

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05300662A (ja) * 1992-04-23 1993-11-12 Matsushita Electric Works Ltd 充電装置
JPH10215530A (ja) * 1997-01-28 1998-08-11 Matsushita Electric Works Ltd 非接触電力伝送装置
JP2004229406A (ja) * 2003-01-23 2004-08-12 Sony Corp 分離トランス装置
JP4408250B2 (ja) 2004-09-07 2010-02-03 株式会社リコー 充電システム
JP4318044B2 (ja) * 2005-03-03 2009-08-19 ソニー株式会社 電力供給システム、電力供給装置および方法、受電装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
US7262700B2 (en) * 2005-03-10 2007-08-28 Microsoft Corporation Inductive powering surface for powering portable devices
WO2008002164A1 (en) 2006-06-28 2008-01-03 Piotr Musial A method and system for wireless transfer of electrical power
RU2009119727A (ru) * 2006-10-26 2010-12-10 Конинклейке Филипс Электроникс Н.В. (Nl) Индуктивная система питания и способ ее работы
JP5049018B2 (ja) * 2007-01-09 2012-10-17 ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社 非接触充電装置
JP4649430B2 (ja) * 2007-03-20 2011-03-09 セイコーエプソン株式会社 非接触電力伝送装置
JP2009015988A (ja) 2007-07-06 2009-01-22 Sony Corp 光ディスク装置、信号処理装置、および信号処理方法
JP5328009B2 (ja) 2007-12-19 2013-10-30 住友軽金属工業株式会社 熱交換器用フィン材
KR100976161B1 (ko) * 2008-02-20 2010-08-16 정춘길 무접점충전시스템 및 그의 충전제어방법

Also Published As

Publication number Publication date
RU2408124C1 (ru) 2010-12-27
US8258653B2 (en) 2012-09-04
EP2211438A1 (en) 2010-07-28
JP2010200594A (ja) 2010-09-09
CN101789636B (zh) 2012-07-18
TW201029290A (en) 2010-08-01
EP2211438B1 (en) 2011-10-26
ATE531111T1 (de) 2011-11-15
CA2690495A1 (en) 2010-07-27
CN101789636A (zh) 2010-07-28
US20100187912A1 (en) 2010-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5425539B2 (ja) 非接触電力伝送システム
JP5838333B2 (ja) 非接触給電装置
US9948141B2 (en) Wireless power transfer apparatus
JP5857251B2 (ja) 非接触給電装置の制御方法及び非接触給電装置
JP3692541B2 (ja) 電力伝送装置及び電力伝送方法
JP4815499B2 (ja) 非接触電力伝送回路
JP2006121791A (ja) 移動体の非接触給電装置
EP3721539B1 (en) Rectifying circuit and devices comprising the same
JPWO2013136753A1 (ja) 非接触充電装置の給電装置
JP5472249B2 (ja) ワイヤレス給電装置およびワイヤレス電力伝送システム
JP2006217747A (ja) スイッチング電源回路
JP2011234605A (ja) ワイヤレス受電装置およびワイヤレス電力伝送システム
JP2013251974A (ja) 非接触給電装置
TW201315081A (zh) 非接觸式供電裝置
JP7141156B2 (ja) チューニング調整回路を有するワイヤレス給電システム
CN108028549A (zh) 非接触供电装置
JP6176547B2 (ja) 非接触給電装置及び非接触給電装置の始動方法
JP6358098B2 (ja) 給電装置および非接触電力伝送装置
JP2006271027A (ja) スイッチング電源回路
JP4915438B2 (ja) ワイヤレス給電装置およびワイヤレス電力伝送システム
JP2014124021A (ja) ワイヤレス給電装置及びワイヤレス電力伝送装置
JP2016039718A (ja) 非接触給電装置
WO2012093423A1 (ja) 非接触充電システムの給電装置
JP6183671B2 (ja) 非接触給電装置の制御方法及び非接触給電装置
JP2006054935A (ja) スイッチング電源回路

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120116

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120208

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20120925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130814

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5425539

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250