JP3692541B2 - 電力伝送装置及び電力伝送方法 - Google Patents

電力伝送装置及び電力伝送方法 Download PDF

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Description

技術分野
本発明は電力伝送装置及び電力伝送方法に関し、例えば携帯用小型電子機器に内蔵される2次電池に無接点端子を介して充電を行う充電装置として用いられる電力伝送装置及び電力伝送方法に適用して好適なものである。
背景技術
近年、ヘツドホンステレオ、カメラ一体型VTR、移動通信端末装置等を小型化した携帯用小型電子機器の需要が拡大している。これらの携帯用小型電子機器には高容量の充電可能な2次電池が電源として内蔵されており、所定の充電装置を用いて充電を行うようになされている。
こうした充電装置の一つとして接触型のものがある。接触型の充電装置は例えばバネ式の電気接点を有しており、当該接点に携帯用小型電子機器側の電気接点を接触させて両者を電気的に接続し、こうして形成される電気経路を介して携帯用小型電子機器に内蔵された2次電池に充電電流を供給する。
しかし、このような充電装置では、経年変化等に応じて接点部分に酸化を生じたり汚れが付着する場合がある。このような酸化や汚れは両者の接点部分に接触不良を生じさせ、2次電池への充電電流の供給を阻害するという問題を生じさせることになる。
このような問題を回避するために、非接触型の充電方式を用いた充電装置が考えられている。非接触型の充電方式としては、電磁誘導によつて充電装置から2次電池に充電電流を供給する方式が考えられる。
すなわち充電装置側の端子部分に1次コイルを設け、また携帯用小型電子機器側の端子部分に2次コイルを設け、1次コイル及び2次コイルを近接させる。こうした状態で1次コイルに電流を流した場合、1次コイルは磁束を発生する。ここで例えば1次コイルに流す電流を一定時間毎にオン及びオフした場合、電流の導電により発生する磁束は時間変化する。2次コイル側では、こうして時間変化する磁束の鎖交による電磁誘導によつて誘導起電力が生じる。2次コイルは誘導起電力を電源として、1次コイル側の導電のオン及びオフに応じて電流の方向が反転する交流電流を交流電流として発生する。非接触型の充電装置は、こうして2次コイルに発生する誘導電流を充電電流として2次電池に供給することにより充電を行う。
このように充電時に充電装置側の1次コイルと携帯用小型電子機器側の2次コイルとを近接させて、電磁誘導による磁気的接続を用いて1次コイル側から2次コイル側に電力を伝送するようにしたことにより非接触型の充電装置を実現することができる。
ところでかかる構成の充電装置においては、1次コイルと2次コイルとをそれぞれ充電装置側、電子機器側に内蔵するようになされており、1次コイルから2次コイルへと電磁誘導によつて電力伝送することにより、無接点による電力伝送を行うようになされている。
しかし、こうした場合、1次コイルと2次コイルとの間の間隔が長くなることで(空気の比透磁率の場合)、1次コイル及び2次コイル間の結合係数が悪くなり、1次コイルに生じる磁束の2次コイルへの鎖交量が減少する。この為、こうした電力伝送装置では、一般的なトランスのように1次コイルと2次コイルとの結合度を高くすることが困難である。
このことから、上述のような電力伝送装置では、低い結合度による電力損失のため、電力伝送効率が低いという問題が生じることになる。
発明の開示
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、1次コイル側から2次コイル側への電力伝送効率を向上し得る電力伝送装置及び電力伝送方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、1次コイル及び2次コイル間で電力を伝送するようになされた電力伝送装置において、所定周波数でなる発振信号を生成して送出する信号生成手段と、1次コイルに導電する電流を供給する電流供給手段と、電流供給手段から供給される電流の1次コイルへの電流の導電及び遮断を、発振信号の周波数に基づいて駆動制御する駆動手段と、駆動制御による電流の導電及び遮断により発振信号の周波数に基づき時間変化する磁束を発生する1次コイルと、キヤパシタンス素子が並行に接続されてなり、1次コイルに発生する時間変化する磁束の鎖交に応じて誘導起電力を生じ、発振信号の周波数に比して高い周波数を共振周波数として、キヤパシタンス素子との間で誘導起電力に基づいて発生する誘導電流の共振を行う2次コイルとを設け、1次コイルに発生する時間変化する磁束の鎖交によつて2次コイルに誘導起電力を伝送するようにする。
このようにして1次コイル側の発信信号の周波数に比して高い周波数を2次コイル側の共振波数としたことにより、キヤパシタンスを小さくして、1次コイルと2次コイルとの結合係数を見かけ上、高くすることができ、かくして1次コイル側から2次コイル側への電力伝送効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の第1実施例による充電装置及び電子機器の構成を示す回路図である。
図2は、電磁誘導部の等価回路を示す回路図である。
図3は、1次コイルの駆動周波数及び2次コイルの共振周波数の関係の説明に供する図表である。
図4は、駆動周波数に応じて1次コイルに与えられる駆動電圧の説明に供する図表である。
図5は、2次コイルに生じる誘導電圧の説明に供する図表である。
図6は、本発明の第2実施例による充電装置及び電子機器の構成を示す回路図である。
図7は、2次コイルに生じる誘導電圧の説明に供する図表である。
図8は、本発明の第3実施例による充電装置及び電子機器の構成を示す略線図である。
図9は、本発明の第4実施例による充電装置及び電子機器の構成を示すブッロク図である。
図10は、1次コイル側の周波数可変による2次コイル側の誘導電圧制御の説明に供する図表である。
図11は、実施例による誘導電圧の維持の説明に供する図表である。
図12は、電圧検出による周波数制御の手順の説明に供するフローチャートである。
図13は、本発明の第5実施例による充電装置及び電子機器の構成を示すブロック図である。
図14は,本発明の第6実施例による充電装置の構成を示すブロック図である。
図15は、他の実施例による充電装置の構成を示すブロック図である。
図16は、他の実施例による充電装置の構成を示すブロック図である。
発明の実施するための最良の形態
以下図面について、本発明の実施例を詳述する。
(1)第1実施例
図1において、1は全体として充電装置を示し、電源2から送出する電力を電磁誘導部3を介して所定の電子機器に内蔵された2次電池に供給することにより、当該2次電池に充電を行うようになされている。電磁誘導部3は充電装置1側に設けられた1次コイルL1及び電子機器内に設けられた2次コイルL2からなり、1次コイルL1及び2次コイルL2が無接点状態となつている。1次コイルL1は一方の端子を電源2に接続して配されており、また2次コイルL2は両端子を2次電池に接続している。充電装置1は1次コイルL1及び2次コイルL2を各々所定形状のコアに巻回しており、両コアを充電時にそれぞれ対向した位置で配するようになされている。
充電装置1は1次コイルL1の他方の端子を駆動回路4に接続しており、駆動回路4を駆動周波数生成部5に接続している。駆動周波数生成部5は所定周波数fOSCでなる発信信号を生成して駆動回路4に供給する。駆動回路4は与えられた発信信号をエミツタ接地したトランジスタTr1のベース電極に入力する。トランジスタTr1はベース電極に入力される発振信号の電圧レベルが正である時に、エミツタ電極及びコレクタ電極間に電流を導電する。これにより電源2から送出する電流が1次コイルL1に流れる。
またトランジスタTr1のベース電極に入力される発振信号の電圧レベルが負の値となつた場合、トランジスタTr1はエミツタ電極及びコレクタ電極間の導電を遮断する。この状態では電源2から送出される電流が1次コイルL1に流れず、1次コイルL1と駆動回路4のコンデンサC1とでなるLC回路が共振回路を形成して1次コイルL1に逆起電力が生じる。この逆起電力による電圧を電源としてコンデンサC1に電流が流れて充電がなされ、このコンデンサC1が1次コイルL1に対して放電を行うことで1次コイルL1に逆方向の電流が流れる。電流はコンデンサC1の電圧低下に伴つて増加し、コンデンサC1の電圧が0になつた時点で最大となる。この後、コンデンサC1は逆向きの電圧によつて充電される。当該電圧が電源2の電圧を越えた時点で駆動回路4内のダンパーダイオードD1が導通してLC回路が短絡した形となり、LC回路による振動が停止して1次コイルL1に流れる電流は直線的に減少する。電流が0になつた時点でトランジスタTr1がオン状態となり、以降、上述の動作を繰り返す。このように1次コイルL1に流れる電流は駆動回路4によつて順方向及び逆方向に交互に流れて振動しており、このため1次コイルL1に生じる電圧は駆動周波数生成部5から送出される駆動周波数fOSCに基づいて変化する水平パルス形状となつている。
電流が流れることにより1次コイルL1には磁束が発生し、当該磁束が上述した電流の振動に応じて時間変化する。また、こうして時間変化する磁束の2次コイルL2への鎖交に基づき、2次コイルL2に誘導起電力が生じる。これにより2次コイルL2には磁束の時間変化により反転する誘導起電力によつて電流が流れ、当該電流が2次コイルL2及び2次コイルL2に並列に接続されたコンデンサC2によつて振動(共振)を生じる。こうして2次コイルL2に生じた交流でなる誘導電流はダイオードD2を介して送出されるようになされている。2次コイルL2を有する電子機器は、誘導起電力を電源として生じる誘導電流をダイオードD2により整流し、2次電池に供給して充電を行う。充電装置1は、こうした電磁誘導によつて電源2から送出する電力を1次コイルL1から2次コイルL2に伝送して充電を行う。
なお、図2は電磁誘導部3の等価回路を示しており、図中に示すLS2は2次コイルL2側のリーケージインダクタンスとなつている。
ここで図3に示すように、充電装置1においては、反転する誘導起電力によつて2次コイルL2に発生する誘導電圧の周波数、すなわち共振周波数をfOUTとした場合、当該共振周波数fOUTが1次コイルL1に流れる電流を駆動制御する周波数、すなわち駆動周波数fOSCに比して高い周波数となるようになされている。当該駆動周波数fOSCに対する共振周波数fOUTの設定は、例えば1次コイルの巻き数に対する2次コイルL2の巻き数比を調節したり、2次コイルL2に並行に接続された共振用コンデンサC2の容量を調節することによりなされる。
図4に示すように、1次コイルL1には駆動回路4のトランジスタTr1のオン及びオフ状態に応じて順方向及び逆方向に電流が流れ、1次コイルL1に生じる電圧は駆動周波数fOSCでなるパルス波形状であらわれる。ここでe1はトランジスタTr1のオフ時に1次コイルL1に生じる電力成分であり、e2はトランジスタTr1のオン時に1次コイルL1に生じる電力成分である。
また図5に示すように、1次コイルL1に生じる磁束の時間変化によって共振周波数fOUTでなる誘導電圧が生じる。ここでe3及びe4は2次コイルL2に生じる電圧及び電流による電力成分を示している。電力成分e3は電力成分e1に対応しており、Tr1がオフ状態の時に2次コイルL2に生じる。また電力成分e4は電力成分e2に対応しており、Tr1がオフ状態の時に2次コイルL2に生じる。ここで2次コイルL2を配した電子機器においては、電力成分e3部分で生じた誘導電流を整流して電力を取り出し、2次電池に供給するようになされている。因みに、1次コイルL1の巻回方向と2次コイルL2の巻回方向とが逆方向であるため、1次コイルL1に生じる駆動周波数と2次コイルL2に生じる共振周波数とは波形の正負が反転している。
以上の構成において、駆動周波数生成部5で生成される発振信号の周波数に応じて駆動回路4のトランジスタTr1はオン及びオフ状態となり、オン状態の時、電源2から送出される電流が1次コイルL1に流れる。またトランジスタTr1がオフ状態の時、1次コイルL1に逆起電力が生じてコンデンサC1が充電され、その後、コンデンサC1からの放電により1次コイルL1にはトランジスタTr1がオン状態の時と逆方向に電流が流れる。こうした電流方向の反転に応じて、1次コイルL1に生じる磁束は時間変化する。
2次コイルL2には1次コイルL1に生じた磁束の鎖交によつて誘導起電力が生じ、磁束の時間変化に応じて誘導起電力の向きも変化する。こうした誘導起電力の反転により2次コイルL2には、1次コイルL1の駆動周波数fOSCに対する共振周波数fOUTで誘導電圧が生じる。
ここで2次コイルL2側のLC回路による共振周波数fOUTを1次コイルL1の駆動周波数fOSCと同一周波数となるように設定した場合、1次コイルL1に導電される電流は共振により電圧と同相となつているため、電圧レベルが最大時に電流レベルも最大となる。こうした周波数で2次コイルL2側が共振した場合、2次コイルL2側のLC回路上での内部インピーダンスによる電力損失が大きくなるため、電力の伝送効率を向上し得ない。
また共振周波数fOUTを1次コイルL1の駆動周波数fOSC以下となるように設定した場合、駆動周波数fOSCの周波数から外れた周波数で共振させるために2次コイルL2側に生じる誘導電流の電流値は小さくなるが、2次コイルL2に並行に接続された共振用コンデンサC2の充放電に要する時間間隔が長くなるため、等価的にキヤパシタンスCが大きくなり実効率Qが低下するために高い出力電圧を得ることができない。
2次コイルL2に生じる誘導電流は上述したように交流電流でなり、誘導電圧を高くして誘導電流を小さくすることにより、内部インピーダンスによる電力損失を少なくして効率良く電力を取り出し得るため、2次コイルL2側で得られる誘導電圧は出来るだけ高いことが要求される。
したがつて充電装置1は、上述のように2次コイルL2側の共振周波数fOUTを1次コイルL1側の駆動周波数fOSCより高い周波数となるように設定したことにより共振電流を低電流にし得ると共に、2次コイルL2側の共振回路におけるキヤパシタンスCを等価的に小さくして実効率Qを高くし得る。これにより充電装置1は、1次コイルL1から2次コイルL2への電力伝送効率を、みかけ上の結合係数を高くして、向上することができる。
また2次コイルL2を有する電子機器側においては、1次コイルL1に流れる電流方向の反転に応じて2次コイルL2に生じる誘導電流から、トランジスタTr1がオフ状態の時の電力成分e3の部分を整流して電力を取り出すようになされている。すなわち電力成分e3とe4(図5)とにおいては、それぞれの成分部分の面積は等しいものとなつており、このため両者の間には電力成分e3の電流幅T1に比して電力成分e4の電流幅T2が狭くなつており、また電力成分e3の電圧値に比して電力成分e4の電圧値が大きなものとなつているという関係が成り立つている。したがつて、電力成分e4部分を整流して電力として取り出した場合、高い出力電圧を得ることができるが電流幅T2が電力成分e3の電流幅T1に比して狭いために整流の導通角も狭く、電力成分e3を整流した場合よりも不安定な出力電源となる。
充電装置1では、2次コイルL2を有する電子機器側で、電力成分e3部分の誘導電流を整流して電力を取り出すようにしたことにより、整流の導通角を広くすることができ、安定した電源電力を取り出すことができる。
以上の構成によれば、1次コイルL1及び2次コイルL2間の電磁誘導によつて1次コイルL1から2次コイルL2に電力伝送する際に、2次コイルL2側に生じる共振周波数fOUTを1次コイルL1の駆動周波数fOSCより高い周波数となるようにすると共に、2次コイルL2側に生じた共振電圧からトランジスタTr1がオフ状態の時の電力成分e3部分の共振電圧を整流して電源電力を取り出すようにしたことにより、実効率Qを高くして見かけ上の結合係数を高くし得ると共に整流の導通角が広い共振電圧から電源電力を得ることができ、かくするにつき、電力伝送効率を向上し得ると共に、安定した電源電力を取り出し得る。
(2)第2実施例
図1との対応部分に同一符号を付して示す図6において、10は充電装置を示し、充電装置1とほぼ同一の構成として電源2、電磁誘導部3、駆動回路4及び駆動周波数生成部5を有している。充電装置10は電磁誘導部3(図1)として所定形状のコアに巻回した1次コイルL1を配しており、充電時、1次コイルL1を巻回したコアと対向する位置に、電子機器内に設けられた2次コイルL2を巻回したコアを配するようになされている。
充電装置10は、駆動周波数生成部5で生成する発振信号により駆動回路4のトランジスタTr1をオン及びオフさせて1次コイルL1への導電及び遮断を駆動制御して1次コイルL1に順方向及び逆方向に交互に電流を流す。こうして順方向及び逆方向に流れる電流によつて1次コイルL1には時間変化する磁束が生じ、当該磁束の鎖交により2次コイルL2に誘導起電力が発生して、2次コイルL2と並行接続されたコンデンサC2とによるLC共振回路により共振電流が流れる。なお充電装置10は充電装置1と同様に、1次コイルL1の駆動周波数に対して2次コイルL2の共振周波数が高くなるようになされている(図3)。
これに加えて充電装置10では、単一のコイルで2次コイルL2を形成する充電装置1に対して、同一方向に巻回されてなる2つのコイルを接続して2次コイルL2を形成するようになされている。すなわち充電装置10は、2次コイルL2としてコイルL2A及びL2Bを直列接続することで電磁誘導部3を形成しており、1次コイルL1に生じる磁束の2次コイルL2への鎖交に応じて発生する誘導起電力によつて得られる共振回路の電圧を、ダイオードD2及びD3によつて各々整流した電源出力を2次電池に供給するようになされている。
2次コイルL2A及びL2Bはコアに対するコイルの巻回方向が同方向であるため、図7に示すように、1次コイルL1の駆動周波数に対する2次コイルL2の共振周波数の極性が、2次コイルL2A及びL2Bを接続した基準点Aから見て互いに180[°]、位相がずれたものとなつている。2次コイルL2A及びL2Bを有する電子機器側では、こうした共振周波数に基づいて生じる共振電圧をダイオードD2及びD3によつて整流して電力として取り出し、取り出した電力を2次電池に供給して充電を行うようになされている。
ここで2次コイルL2A及びL2Bのコアへの巻き数が同じ場合、トランジスタTr1がオフ状態の時に2次コイルL2Aに生じる電力成分e2Aの電圧値は、トランジスタTr1がオン状態の時に2次コイルL2Bに生じる電力成分e2Bの電圧値に比して小さいものとなる。こうした電力成分e2A及びe2Bの共振電圧を整流して電力を取り出した場合、互いの電圧値の差分が変動値となり、不安定な電力となる。このため2次コイルL2側においては、2次コイルL2A及びL2Bの巻き数比を調節することによりほぼ同じ電圧値が得られるようになされている。具体的には、2次コイルL2Aの巻き数が2次コイルL2Bの巻き数より大きくなるようにしており、これにより2次コイルL2A及びL2Bで得られる共振電圧の電圧値をほぼ等しいものとしている。
以上の構成において、1次コイルL1側の駆動周波数に応じて2次コイルL2側に生じる共振周波数は、2次コイルL2Aの共振周波数と2次コイルL2Bの共振周波数とで位相が互いに180[°]ずれたものであり、こうした共振周波数に基づいて生じる誘導電流がそれぞれダイオードD2及びD3により整流されて出力される。ここで2次コイルL2A及びL2Bのコイルの巻き数比は、2次コイルL2Bの巻き数に比して2次コイルL2Aの巻き数が大きくなるように調整されており、2次コイルL2Aに生じる誘導電圧と2次コイルL2Bに生じる誘導電圧とがほぼ同じ値となるようになされている。
このように、共振周波数の位相が180[°]ずれて生じる2次コイルL2Aの誘導電流及び2次コイルL2Bの誘導電流を整流して出力することにより、1次コイルL1の磁束の時間変化に応じて2次コイルL2Aに生じる電力成分e2Aの誘導電流及び2次コイルL2Bに生じる電力成分e2Bの誘導電流を共に電力として取り出すことができ、トランジスタTr1のオン及びオフ状態のどちらの場合でも電力を取り出すことができる。
また電力成分e2A及びe2Bは2次コイルL2A及びL2Bの巻き数比を調節することにより電圧値がほぼ等しくなるようになされており、これにより電圧変動を抑制した安定な電力を得ることができる。
以上の構成によれば、2次コイルL2側に生じる共振周波数を1次コイルL1の駆動周波数より高い周波数となるようにしており、また電子機器側に巻き数比を調節して2次コイルL2Bの巻き数に比して2次コイルL2Aの巻き数を大きくして得られる誘導電圧の値がほぼ等しくなるようにした2次コイルL2A及びL2Bを接続して配し、それぞれに生じる共振電圧を整流して出力することにより、実効率Qを高くして見かけ上の結合係数を高くし得ると共に、2次コイルL2A及び2次コイルL2Bに生じる電力成分e2A及びe2Bの共振電圧を共に電源電力として取り出すことができ、かくするにつき、1次コイルL1から2次コイルL2への電力伝送効率を向上し得ると共に、1次コイルL1の電流方向に関わらずに安定した電力を得ることができる。
(3)第3実施例
図1との対応部分に同一符号を付して示す図8において、20は充電装置を示し、充電装置1と同一の構成として電源2、電磁誘導部3、駆動回路4及び駆動周波数生成部5を有している。充電装置20は電磁誘導部3(図1)として所定形状のコアに巻回した1次コイルL1を配しており、充電時、1次コイルL1を巻回したコアと対向する位置に、電子機器内に設けられた2次コイルL2を巻回したコアを配するようになされている。
充電装置20は、駆動周波数生成部5で生成する発振信号により駆動回路4のトランジスタTr1をオン及びオフさせて1次コイルL1への導電及び遮断を駆動制御して1次コイルL1に順方向及び逆方向に交互に電流を流す。こうして順方向及び逆方向に流れる電流によつて1次コイルL1には時間変化する磁束が生じ、当該磁束の鎖交により2次コイルL2に誘導起電力が生じて、2次コイルL2と並行接続されたコンデンサC2とによるLC回路により共振電流が流れる。なお充電装置20は充電装置1と同様に、1次コイルL1の駆動周波数に対して2次コイルL2の共振周波数が高くなるようになされている(図3)。
充電装置20は充電装置1の構成に比して、電磁誘導部3として配する1次コイルL1及び2次コイルL2の配置状態及び両コイルを巻回するコアの大小関係に関して異なつている。2次コイルL2を巻回したコアの断面積は1次コイルL1を巻回したコアの断面積に比して小さく形成されており、また充電時に1次コイルL1を巻回したコアと2次コイルL2を巻回したコアとを互いに中心をずらした位置で配するようになされている。
すなわち充電装置20において、1次コイルL1側のコアは所定の環形状でなると共に、当該コアの一部を環周上の所定位置で切断して所定間隔だけ離した形状となつている。また充電時、2次コイルL2を巻回したコアが、こうして間隔の開いた対向する断面間に挿入されて、各断面に対向する状態で配置するようになされている。さらに充電装置20は充電時の2次コイルL2の配置位置を、2次コイルL2を巻回したコアの中心位置を1次コイルL1を巻回したコアの中心位置から所望の方向にずらした位置とするようにしている。
例えば図中に示すように、充電装置20では1次コイルL1を巻回したコアの一方の外周面の位置に、2次コイルL2を巻回したコアの外周面の位置を合わせることにより、2次コイルL2側のコアを1次コイル側コアの中心から外れた位置で位置合わせするようになされている。充電装置20は、こうした配置位置で2次コイルL2の共振周波数が1次コイルL1の駆動周波数に比して高くなるようにしている。
以上の構成において、2次コイルL2を巻回したコアは、1次コイルL1を巻回したコアの所定間隔をもつて開けられた断面間に挿入されると共に、1次コイルL1側のコアの中心位置からずれた位置に中心を配するようになされている。また2次コイルL2側では当該配置位置で、1次コイルL1側の駆動周波数に比して共振周波数を高くするようになされている。
1次コイルL1側の所定間隔を開けて配された各コアの断面間には、1次コイルL1に流れる電流により磁束が生じ、駆動周波数生成部5が送出する発振信号の周波数に基づき駆動回路4が1次コイルL1に流れる電流方向を反転させ、1次コイルL1に生じる磁束を時間変化させる。これにより2次コイルL2に磁束の時間変化に応じて反転する誘導起電力が発生し、当該誘導起電力を電源として誘導電流が得られる。
しかしこの際、当該磁束による磁気のエネルギーが2次コイルL2を有する電子機器内に配された他の部品に鎖交して影響を及ぼし、熱を発生させたり誤動作を生じさせる場合がある。
充電装置20は2次コイルL2を巻回したコアを少なくとも1次コイルL1側のコアの中心位置から離れた位置に配したことにより、2次コイルL2を有する電子機器内の他の電子部品に対する磁束の影響を低減して、磁場の影響による熱の発生又は誤動作を防止することができる。
また1次コイルL1側のコアに比して2次コイルL2側のコアの断面積を小さくしたことにより、上述のようにコアの配置位置をずらした場合においても1次コイルL1及び2次コイルL2間に形成される磁界のバラツキを減少し得る。さらにコアの断面積を小さくしたことにより、2次コイルL2を有する電子機器内で2次コイルコアの収納容積を少なくすることができ、電子機器を小型化することができる。
尚、この場合も、こうした配置状態で共振周波数が駆動周波数に比して高くなるように設定されているため、1次コイルL1側から2次コイルL2側への電力伝送効率の向上を得ることができる。
以上の構成によれば、2次コイルL2側の共振周波数を1次コイルL1側の駆動周波数に比して高い周波数とし、また1次コイルL1側のコアに比して2次コイルL2側のコアの断面積を小さくすると共に少なくとも1次コイルL1を巻回したコアの中心位置からずらした位置に2次コイルL1を巻回したコアを配した状態で充電を行うようにしたことにより、実効率Qを高くして見かけ上の結合係数を高くし得ると共に電子機器内の電子部品に対する1次コイルL1で生じた磁束の影響を低減することができ、また電子機器内の2次コイルコアの収納容積を少なくすることができ、かくするにつき、1次コイルL1から2次コイルL2への電力伝送効率を向上し得ると共に、磁場の影響による熱の発生又は誤動作を防止することができ、さらに電子機器の小型化を実現することができる。
(4)第4実施例
図1との対応部分に同一符号を付して示す図9において、30は充電装置を示し、充電装置1と同一構成として電源2、電磁誘導部3及び駆動回路4を有している。充電装置30は電磁誘導部3として所定形状のコアに巻回した1次コイルL1を配しており、充電時、1次コイルL1を巻回したコアと対向する位置に、電子機器内に配された2次コイルL2を巻回したコアを配するようになされている。
充電装置30は、駆動周波数生成部5で生成する発振信号により駆動回路4のトランジスタTr1をオン及びオフさせて1次コイルL1への導電及び遮断を駆動制御し、1次コイルL1に順方向及び逆方向に交互に電流を流す。こうして順方向及び逆方向に流れる電流によつて1次コイルL1には時間変化する磁束が生じ、当該磁束の鎖交により2次コイルL2に誘導起電力が生じて共振電流が流れ、LC回路により共振が生じる。なお充電装置30は充電装置1と同様に、1次コイルL1の駆動周波数に対して2次コイルL2の共振周波数が高くなるようになされている(図3)。
充電装置30は、生成する発振信号の周波数を可変し得るようになされた可変周波数生成部31を駆動周波数生成部5(図1)に換えて設けると共に、電圧検出部32、発振周波数制御部33及び入力電圧制御部34を追加構成として設けた点で充電装置1と異なつている。充電装置30は電圧検出部32による電圧値の検出結果に応じて発振周波数制御部33によつて可変周波数生成部31を制御すると共に入力電圧制御部34によつて電源2から送出される入力電圧を制御し、これにより発振信号の周波数及び入力電圧を可変するようになされている。
可変周波数生成部31は生成した発振信号を駆動回路4に供給する。駆動回路4は発振信号の電圧レベルに応じて1次コイルL1に導電する電流の駆動制御を行い、順方向及び逆方向で交互に電流を流す。これにより1次コイルL1に発生する磁束が時間変化する。2次コイルL2は、1次コイルL1が発生する磁束の鎖交に応じて誘導起電力を発生し、当該誘導起電力を電源として、磁束の時間変化に応じて反転する誘導電流を得る。
ここで2次コイルL2を有する電子機器の接続端に負荷として2次電池を接続した場合、この負荷によつて2次コイルL2側の出力電圧Vが低下する。こうした出力電圧の低下は1次コイルL1側にも影響し、1次コイルL1に生じる電圧の低下をもたらす。充電装置30は、こうした負荷の影響による電圧低下を、1次コイルL1と並列に接続された電圧検出部32によつて検出する。また電源2による電源電圧が上昇する場合も考えられるため、充電装置30は、こうした電圧上昇も電圧検出部32によつて検出する。
電圧検出部32には予め基準電圧値が設定されており、電圧値の低下及び上昇を検出した場合、検出信号S1を発振周波数制御部33及び入力電圧制御部34に送出する。
発振周波数制御部33は、検出信号S1に応じて制御信号S2を可変周波数生成部31に与えて、電圧低下が検出された場合は可変周波数生成部31が生成する発振信号の周波数を上げて変化させ、また電圧上昇が検出された場合は可変周波数生成部31が生成する発振信号の周波数を下げて変化させる。また入力電圧制御部34は、検出信号S1に応じて電源2から与えられる入力電圧を制御し、電圧低下が検出された場合は入力電圧を上げて1次コイルL1に送出し、また電圧上昇が検出された場合は入力電圧を下げて1次コイルL1に送出する。
2次コイルL2側で生じる誘導電圧は共振周波数fOUT、すなわち誘導電流の共振時に電圧値が最大となるようになつている。充電装置30は可変周波数生成部31により駆動周波数fOSCを2次コイルL2側の共振周波数fOUT以下の所定の周波数範囲で可変するように設定している。これにより充電装置30では、当該可変範囲内で可変周波数生成部31により駆動周波数を変化させ、1次コイルL1側の共振周波数を可変することにより、2次コイルL2側に生じる誘導電圧を上昇又は低下させている。
図10に示すように、例えば発振信号の周波数、すなわち駆動周波数をf1の状態からΔf1だけ上げることにより、2次コイルL2に生じる誘導電圧V2をΔV2だけ上げることができる。
したがつて図11に示すように、負荷を接続したことにより誘導電圧が図中に実線で示すように低下した場合、充電装置30は電圧検出部32により当該誘導電圧の低下を間接的に検出し、検出結果に応じて発振周波数制御部33により可変周波数生成部31を制御して発振信号の周波数を上げると共に、入力電圧制御部34により電源2から与えられる電源電圧を上げて1次コイルL1に供給することにより、図中に破線で示すように誘導電圧を低下した分だけ上げて一定電圧を維持することができる。なお、電圧が上昇した場合も同様に、発振周波数制御部33及び入力電圧制御部34による周波数制御及び電圧制御により、一定電圧を維持する。
充電装置30は、図12に示す手順により、2次コイルL2側に生じる誘導電圧の維持を行う。すなわち充電装置30は、まずステツプSP1で手順を開始する。充電装置30は手順開始後、ステツプSP2で、電圧検出部32により1次コイルL1に生じる電圧変動を検出する。充電装置30は検出信号S1により検出結果の判別を行い、ステツプSP3で電圧の低下を判別した場合、ステツプSP5に移行する。また検出信号S1による検出結果の判別で電圧低下が認められない場合はステツプSP4に移行する。充電装置30は検出信号S1により検出結果の判別を行い、ステツプSP4で電圧上昇を判別した場合、ステツプSP6に移行する。また検出信号S1による検出結果の判別で電圧上昇が認められない場合はステツプSP2に戻る。
充電装置30はステツプSP3で電圧低下を判別した場合、ステツプSP5で、発振周波数制御部33による可変周波数生成部31の制御により発振信号の周波数f1をΔf1だけ上げる。また入力電圧制御部34による入力電圧の制御により入力電圧V1をΔV1だけ上げる。また充電装置30はステツプPS4で電圧上昇を判別した場合、ステツプPS6で、発振周波数制御部33による可変周波数生成部31の制御により発振信号の周波数f1をΔf1だけ下げる。また入力電圧制御部34による入力電圧の制御により入力電圧V1をΔV1だけ下げる。
こうして周波数制御及び入力電圧制御を行つた後、充電装置30はステツプSP2に戻り、電圧検出によつて電圧低下又は上昇が検出されなくなるまで手順を繰り返し、2次コイルL2側の誘導電圧の低下分、又は上昇分だけ駆動周波数及び入力電圧を制御して補正する。
以上の構成において、充電装置30は電圧検出部32によつて1次コイルL1に生じる電圧変動を検出している。充電装置30は当該検出によつて電圧低下、すなわち2次コイルL2側に生じる誘導電圧の低下を検出した場合、検出信号S1によつて発振周波数制御部33及び入力電圧制御部34に検出結果を通知する。発振周波数制御部33は当該通知に応じて可変周波数生成部31を制御して、発振信号の周波数を上げる。また入力電圧制御部34は電源2から与えられる電源電圧を制御して高めた後に1次コイルL1に送出する。
充電装置30は、こうして発振信号の周波数制御及び入力電圧制御により間接的に2次コイルL2側の誘導電圧を上げることができる。このように充電装置30は、2次コイルL2側で負荷の接続により誘導電圧が低下した場合、駆動周波数制御及び入力電圧制御により誘導電圧を引き上げることができ、誘導電圧を一定に維持して安定させることができる。電圧が上昇した場合も同様の手順により誘導電圧を引き下げることができ、誘導電圧を一定に維持して安定させることができる。
また充電装置30は発振周波数制御部33による駆動周波数の制御と共に、入力電圧制御部34による入力電圧の制御によつて電圧を引き上げ又は引き下げるようになされている。このため周波数制御と併用することで、高い精度で誘導電圧の補正を行うことができる。
以上の構成によれば、2次コイルL2側の共振周波数を1次コイルL1側の駆動周波数に比して高くすると共に、可変周波数生成部31、電圧検出部32、発振周波数制御部33及び入力電圧制御部34を設けて、電圧検出により電圧変動が検出された場合、駆動周波数及び入力電圧を制御するようにしたことにより、2次コイルL2側で誘導電圧が変動した場合に駆動周波数及び入力電圧を制御して間接的に誘導電圧を補正することができ、かくするにつき、1次コイルL1から2次コイルL2への電力伝送効率を向上し得ると共に、誘導電圧を一定に維持して安定化させることができる。
(5)第5実施例
図9との対応部分に同一符号を介して示す図13において、40は全体として充電装置を示し、基本的な構成としては充電装置30(図8)と同一なものとなつている。すなわち充電装置40は電源2から供給される電流を、可変周波数生成部31が生成する発振信号の周波数に基づいて1次コイルL1に流し、1次コイルL1に発生する磁束の時間変化による電磁誘導によつて2次コイルL2側に誘導起電力を生じさせ、電力を伝送するようになされている。また充電装置40は電圧検出部32によつて電圧変動を検出し、検出結果に応じて変動した電圧を補正するようになされている。なお、1次コイルL1の駆動周波数と2次コイルL2の共振周波数とは、充電装置1(図1)と同様に、駆動周波数に比して共振周波数が高くなるように設定がなされている(図3)。
充電装置40においては、発振信号の周波数に応じて1次コイルL1に順方向及び逆方向に電流を流すようになされた駆動回路4に換えて、発振信号の周波数に応じて1次コイルL1に断続的に電流を流すようになされた駆動回路41を設けた点と、1次コイルL1に他のコイルを介してダンパーダイオードD4を接続した点と、電圧制御部34(図9)を削除すると共に可変周波数生成部31及び駆動回路41間にパルス幅制御部42を設けた点に関して、充電装置30と構成が異なつている。
充電装置40において、駆動回路41はトランジスタTr1のみで構成されており、コンデンサを用いないようになされている。充電装置30においては1次コイルL1と駆動回路4内に設けられたコンデンサC1とによるLC回路、及びトランジスタTr1のオン及びオフによつて1次コイルL1に流れる電流を振動させ、磁束を時間変化させていた。
駆動回路41はパルス幅制御部42を介して可変周波数生成部31から与えられる発振信号をトランジスタTr1のベース電極に入力する。トランジスタTr1はベース電極に入力される発振信号の電圧レベルが正である時、エミツタ電極及びコレクタ電極間に電流を導電する。これにより電源2から送出する電流が1次コイルL1に流れる。
またトランジスタTr1のベース電極に入力される発振信号の電圧レベルが負の値となつた場合、トランジスタTr1はエミツタ電極及びコレクタ電極間の導電を遮断する。これにより駆動回路41は発振信号による駆動周波数に基づくパルス電圧を1次コイルL1に与え、電源2から送出される電流を断続的に1次コイルL1に流す。1次コイルL1は電流が流れる時と流れない時とで発生する磁束が時間変化し、当該磁束の鎖交により2次コイルL2に生じる誘導起電力が反転する。このため、当該誘導起電力を電源とする誘導電流は、2次コイルL2及び当該2次コイルL2に並行に接続されたコンデンサC2によるLC回路によつて共振する。
充電装置40は、このように1次コイルL1に発振信号による駆動周波数に基づいてパルス電圧を与え、これにより断続的に電流を流すことにより2次コイルL2側に誘導電流を発生させるようになされている。
また充電装置40は電圧検出部32によつて1次コイルL1の電圧変動を検出するようになされている。2次コイルL2の接続端に負荷を接続した場合、当該負荷により誘導電圧に変動が生じて電圧が低下する。こうした誘導電圧の低下は1次コイルL1にも影響し、駆動電圧の低下が生じる。充電装置40は電圧検出部32によつて1次コイルL1の電圧変動を検出することにより、間接的に2次コイルL2の誘導電圧における電圧変動を検出するようになされている。
電圧検出部32には予め所定の基準電圧値が設定されており、当該基準電圧値と比較することで電圧変動を検出した場合、周波数制御部33及びパルス幅制御部42に検出信号S1を送出して検出結果を通知する。
周波数制御部33は検出信号S1によつて電圧変動が通知された場合、可変周波数生成部31に制御信号S2を送出する。可変周波数生成部31は、これに応じて発振信号の周波数を予め設定された所定の周波数だけ可変して送出する。具体的には電圧低下が検出された場合、周波数制御部33は制御信号S2を送出して可変周波数生成部31が送出する発振信号の周波数、すなわち駆動周波数をΔf1だけ上げる。因みに電圧が上昇した場合は発振信号の周波数をΔf1だけ下げる。これに応じて2次コイルL2側の誘導電圧もΔV2だけ下がることになる(図9)。
またパルス幅制御部42は検出信号S1によつて電圧変動が通知された場合、可変周波数生成部31から送出される発振信号のパルス幅をパルス幅変調処理により可変して駆動回路41に供給する。具体的には、検出信号S1によつて電圧が低下したことが通知された場合、パルス幅制御部42は発振信号の電圧レベルが負である期間のパルス幅を変調してパルス間隔を所定間隔だけ狭める。充電装置40は、こうして発振信号の電圧レベルが負である期間のパルス幅を狭めることにより駆動回路41による電流の遮断期間を短縮している。
パルス幅制御部42は、こうして発振信号の電圧レベルが負である期間のパルス幅を狭めることにより、トランジスタTr1のオフ状態である期間を狭めることができる。トランジスタTr1のオフ状態である期間が狭まつて導電期間が長くなることにより、等価的に入力インピーダンスが低くなり、これにより1次コイルL1に与えられるパルス電圧を上昇させることができる。
充電装置40は、このように2次コイルL2側の負荷による電圧変動を間接的に検出した場合、周波数制御部33による駆動周波数の可変制御、及びパルス幅制御部42による発振信号の負の電圧レベルである期間のパルス幅変調制御を行うことによつて1次コイルL1の入力電圧を制御し、これにより2次コイルL2に生じる誘導電圧を可変制御して補正する。
以上の構成において、充電装置40は充電装置1と同様に駆動周波数に比して2次コイルL2に生じる共振周波数が高くなるように設定すると共に、1次コイルL1の電圧変動を検出することにより間接的に2次コイルL2側の負荷による電圧変動を検出するようになされている。
充電装置40は電圧低下を検出した場合、可変周波数生成部31が生成する発振信号の周波数(駆動周波数)を上げると共に発振信号の負の電圧レベルである期間のパルス幅を狭める。また電圧上昇を検出した場合、可変周波数生成部31が生成する発振信号の周波数、すなわち駆動周波数を下げると共に発振信号の負の電圧レベルである期間のパルス幅を広げる。
電圧低下が検出された際に周波数制御により駆動周波数を上げることにより、2次コイルL2に生じる誘導電圧が高電圧に可変される。周波数制御による駆動周波数の可変範囲は誘導電圧が最大となる共振周波数の前段部分で設定されているため、こうして駆動周波数を上げることにより誘導電圧を上昇させることができる。
また同様に電圧低下が検出された際に発振信号の負の電圧レベルである期間のパルス幅を狭めることにより、駆動回路41のトランジスタTr1による電流の導電期間を長くする。これによりトランジスタTr1の内部抵抗を等価的に減少して、1次コイルL1の入力電圧を上げることができる。したがつて間接的に2次コイルL2側に生じる誘導電圧を上げることができる。
充電装置40は、このように駆動電圧に電圧低下が生じた場合に周波数制御及びパルス幅変調制御を行つて1次コイルL1の入力電圧を上げることにより、負荷接続により低下した2次コイルL2側の誘導電圧を間接的に上昇させて補正し、ほぼ一定電圧に維持することができる。
以上の構成によれば、2次コイルL2側で電圧変動が生じた場合、電圧検出部32によつて1次コイルL1に生じる入力電圧の電圧変動を検出することにより間接的に2次コイルL2の電圧変動を検出することができ、こうした場合に周波数制御部33及びパルス幅制御部42によつて発振信号の周波数及びパルス間隔を制御して1次コイルL1の駆動周波数及び入力電圧を上昇又は低下させて、間接的に2次コイルL2側に生じる誘導電圧を上昇又は低下させることができ、かくするにつき、2次コイルL2側の負荷接続等による電圧変動を検出して変動した電圧を補正し、ほぼ一定に維持することができる。
(6)第6実施例
図1との対応部分に同一符号を付して示す図14において、50は充電装置を示し、充電装置1とほぼ同一な構成を有している。すなわち充電装置50は電源2、電磁誘導部3、駆動回路4及び駆動周波数生成部5を有している。電磁誘導部3は所定形状のコアに巻回した1次コイルL1及び2次コイルL2でなり、充電時、1次コイルL1を巻回したコアの対向位置に、電子機器内に配された2次コイルL2を巻回したコアを配するようになされている。充電装置50は、駆動周波数生成部5で生成する発振信号により駆動回路4のトランジスタTr1をオン及びオフさせて1次コイルL1への導電及び遮断を駆動制御し、これにより1次コイルL1に順方向及び逆方向に交互に電流を流す。こうして順方向及び逆方向に流れる電流によつて1次コイルL1には時間変化する磁束が生じ、当該磁束の鎖交により2次コイルL2に誘導起電力が生じて電流が流れ、当該2次コイルL2と並行接続されたコンデンサC2とによるLC回路により共振する。また充電装置50は充電装置1と同様に、1次コイルL1の駆動周波数に対して2次コイルL2の共振周波数が高くなるようになされている(図3)。
充電装置50は充電装置1と異なる追加構成として、間欠発振回路51、発振回路52、電流検出部53及び間欠発振制御回路54を設けている。
間欠発振回路51は発振回路52から与えられる所定周波数でなる発振信号S10に基づいて所定時間毎に駆動信号S11を間欠的に駆動周波数生成部5へ送出するようになされている。駆動周波数生成部5は駆動信号S11が与えられた時にのみ、発振信号を駆動回路4に送出するようになされている。これにより充電装置50は間欠的に駆動周波数生成部5から発振信号を送出させて1次コイルL1に所定時間だけ電流を流すようにしている。例えば発振回路52が生成する発振信号S10の電圧レベルが正である時間をt1とすると共に電圧レベルが負である時間がt2とする場合、間欠発振回路51は時間t2毎に駆動信号S51を送出し、時間t1だけトランジスタTr1をオン状態とする。なお、こうして一定時間毎に間欠的に駆動周波数生成部5から発振信号を送出させる状態を間欠動作モードとする。また連続的に駆動周波数生成部5から発振信号を送出させる状態を完全動作モードとする。
また充電装置50は電流検出部53によつて、電源2から1次コイルL1に流れる電流の電流量を検出するようにしている。電流検出部53は電源2から1次コイルL1に流れる電流量を検出し、検出信号S12を間欠発振制御部54に送出して検出結果を通知する。
間欠発振制御部54には上述した間欠動作モードに応じた基準電流量I1、及び完全動作モードに応じた基準電流量I2がしきい値として設定されている。間欠発振制御部54は検出信号S12により与えられた検出結果を当該しきい値と比較し、比較結果に応じた制御信号S13を間欠発振回路51に送出する。具体的には、検出結果が1次コイルL1に流れる電流量がしきい値I1以上である場合、間欠発振制御部54は間欠発振回路51を間欠動作モードとする制御信号S13を送出する。また検出結果が1次コイルL1に流れる電流量がしきい値I2以下である場合、間欠発振制御部54は間欠発振回路51を完全動作モードとする制御信号S13を送出する。
間欠発振回路51は制御信号S13により間欠動作モード又は完全動作モードで駆動し、間欠動作モードの場合は発振信号S10に基づく所定時間毎に、また連続動作モードの場合は連続的に、駆動信号S11を駆動周波数生成部5に供給する。例えば、間欠動作モードの場合、発振信号S10を駆動周波数生成部5に供給して発振信号S10の電圧レベルが正である時にのみ発振信号を送出させ、また完全動作モードの場合、駆動周波数生成部5に供給する駆動信号S11を発振信号S10から正電圧にクランプされたものに切り換える。
充電装置50は、こうして1次コイルL1に流れる電流量に応じて、間欠動作モードと完全動作モードを切り換える。2次コイルL2が充電位置、すなわち1次コイルL1に対向する位置に配されていない場合、負荷が存在しないため、1次コイルL1に流れる電流量はほぼ一定状態に保たれている。ここで2次コイルL2を充電位置に配した場合、1次コイルL1及び2次コイルL2が磁気的に接続されて2次コイルL2に接続された負荷によつて1次コイルL1に流れる電流量が変動する。充電装置50は、こうした電流量の変動により2次コイルL2が充電位置に配されたか否かを検出し、充電装置に配されたことを検出した場合、それまで間欠動作モードで駆動していた間欠発振回路51を完全動作モードに切り換えて1次コイルL1に連続的に電流を流すようになされている。
以上の構成において、充電装置50は、1次コイルL1に流れる電流量に応じて、間欠動作モードと完全動作モードとを切り換えるようになされている。2次コイルL2が充電位置に配されていない場合、電流検出部53によつて検出される電流量は予め設定されたしきい値I1以上であり、こうした検出結果が得られた場合、間欠発振制御回路54から送出される制御信号S13によつて間欠発振回路51を間欠動作モードで駆動させる。間欠動作モードでは駆動周波数生成部5が生成する発振信号は発振回路52が生成する発振信号S10による周期で断続的に所定時間だけ送出するようになされており、これにより1次コイルL1に発振信号S10による周期で断続的に所定時間だけ、電流を流している。これにより2次コイルL2が充電位置に配されていない状態、すなわち充電状態で無い場合は1次コイルL1に流す電流を断続的に所定時間だけ流して、消費電力を低減することができる。
またこうして間欠発振回路51が間欠動作モードで駆動している際に2次コイルL2が充電位置に配された場合、2次コイルL2側の負荷により1次コイルL1に流れる電流量が低下する。ここで電流検出部53によつて検出される電流量は予め設定されたしきい値I2以下となり、こうした検出結果が得られた場合、間欠発振制御回路54から送出される制御信号S13によつて間欠発振回路51を完全動作モードで駆動させる。完全動作モードでは駆動周波数生成部5が生成する発振信号は連続的に送出するようになされており、これにより1次コイルL1に連続的に電流が流れる。
充電装置50は、このように2次コイルL2が充電位置に配されたことを電流量の変動により検出し、検出結果に応じて、1次コイルL1に発振信号S10による所定時間毎に所定時間だけ電流を流す間欠動作モードと、1次コイルL1に連続して電流を流す完全動作モードとを切り換えることができ、2次コイルL2が充電位置に配されていない状態での消費電力を低減することができる。
以上の構成によれば、電源2及び1次コイルL1間に配した電流検出部53によつて1次コイルL1に流される電流量を検出し、検出結果に応じて間欠発振制御回路54により、間欠発振回路51の間欠動作モード又は完全動作モードでなる駆動状態を切り換えるようにしたことにより、2次コイルL2が充電位置に配されたか否かに応じて1次コイルL1に流す電流を完全動作モードでは連続的に流し又間欠動作モードでは所定時間毎に断続的に流すことができ、かくするにつき、2次コイルL2が充電位置に配されていない、すなわち充電状態に無い場合の消費電力を低減することができる。
(7)他の実施例
なお上述の第1〜第6実施例においては、1次コイルL1と2次コイルL2との巻き数比、及びLC回路を形成するコンデンサC2の容量によつて2次コイルL2側の共振周波数fOUTを調整する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば2次コイルL2と直列にコイルを接続し、当該コイルにより得られる外部インダクタンスによつて2次コイルL2側の共振周波数fOUTを調整してもよい。これにより1次コイル及び2次コイル間の結合度が良くリーケージインダクタンスが低い場合や、2次コイルL2側で1次コイルL1と同一周波数を得るためにコンデンサ容量を低く抑えた場合に対応でき、またノイズ成分を削減することができる。
また上述の第1〜第4、及び第6実施例においては、1次コイルL1に順方向及び逆方向に交互に電流を流すようになされた、いわゆる共振型の駆動回路4を設けた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば1次コイルL1に断続的に電流を流すようになされた、いわゆるパルス型の駆動回路4を設けた場合に適用してもよい。
また上述の第1〜第6実施例においては、駆動回路4にバイポーラ型のトランジスタTr1を設けた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばバイポーラトランジスタに換えて電界効果トランジスタを設けるようにしてもよい。
また上述の第2実施例においては、2次コイルL2A及びL2Bの巻き数比を調節することにより2次コイルL2A及びL2Bの誘導電圧の電圧値をほぼ同じ電圧値とする場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば2次コイルL2Aの後段に設けられたダイオードD2と2次コイルL2Bの後段に設けられたダイオードD3との、一方又は双方の前段部分にインピーダンス素子を接続することにより誘導電圧の電圧値をほぼ同じ電圧値とし、2次コイルL2A及びL2Bから送出される誘導電流を整流するようにしてもよい。
また上述の第4及び第5実施例においては、1次コイルL1の入力電圧において電圧検出を行い、電圧変動を検出した際に駆動周波数及び入力電圧、又は発振信号のパルス幅を制御して、2次コイルL2側の誘導電圧の電圧変動を補正する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば電圧検出部32に換えて電流検出部を設け、電流検出による検出結果に応じて駆動周波数及び入力電圧、又は発振信号のパルス幅を制御するようにしてもよい。
また上述の第5実施例においては、駆動周波数の周波数制御及び発振信号のパルス幅制御により2次コイルL2側の誘導電圧の電圧変動を補正する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば周波数制御又はパルス幅制御の何方か一方のみを用いるようにしてもよい。
さらに上述の第5実施例においては、1次コイルL1の入力電圧の電圧変動を検出して駆動周波数の周波数制御及び発振信号のパルス幅制御を行う場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば1次コイルL1とは別に第3のコイルを電磁誘導部3に設けて当該コイルに生じる電圧変動を検出し、検出結果に応じて駆動周波数の周波数制御及び発振信号のパルス幅制御を行うようにしてもよい。
さらに上述の第6実施例においては、発振回路52が生成する発振信号S10による所定周期毎に間欠発振回路51から駆動周波数生成部5に駆動信号S11を供給し、この間だけ発振信号を送出させて1次コイルL1に電流を流すようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば駆動周波数生成部5及び駆動回路4間にスイツチ手段を設けて、発振回路52が生成する発振信号S10による所定周期毎に間欠発振回路51から切換え信号を送出させて当該スイツチ手段のオン/オフ状態を切り換えるようにしてもよい。すなわち間欠動作モードの場合は発振信号S10の電圧レベルが正である時間だけスイツチ手段をオン状態にして駆動回路4に発振信号を供給する。また完全動作モードの場合はスイツチ手段をオン状態のままにする。これにより実施例の場合と同様に間欠動作モードと完全動作モードとで1次コイルL1に流す電流の導電状態を切り換えることができる。
また上述の第6実施例においては、1次コイルL1に流れる電流量を検出して間欠動作モードと完全動作モードとを切り換えるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図15に示すように、AC電源である電源2に加えて電池電源60を設けて1次コイルL1に接続すると共に、電源2及び電池電源と1次コイルL1との間にそれぞれスイツチ部S1、S2を設けて、さらに1次コイルL1に流れる電流量を検出する検出部61及びスイツチ部S1、S2を制御する制御部62を設けるようにしてもよい。
この場合、検出部61による電圧検出により2次コイルL2が充電位置に配されたか否かを検出し、当該検出結果に応じて制御部62によつてスイツチ部S1、S2のオン/オフを制御することにより、2次コイルL2が充電位置に無い場合のように1次コイルL1に流す電流が小電流でよい場合はスイツチS2をオン状態、スイツチS1をオフ状態にして電池電源60により消費電流を賄い、また2次コイルL2が充電位置に配された場合はスイツチS1をオン状態、スイツチS2をオフ状態にして電源2から送出される電源電流を1次コイルL1に供給する。これにより実施例とほぼ同様に、2次コイルL2が充電位置に無い場合の消費電流を低減することができる。
また上述の第6実施例においては、電流量の検出により間欠動作モードと完全動作モードとを切り換えるようになされた充電装置50の場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば周波数検出又は電圧検出によつて間欠動作モードと完全動作モードとを切り換えるようにしてもよい。
2次コイルL2には共振のため、並行にコンデンサC2が接続されており、2次コイルL2を充電位置に配した場合、1次コイルL1に生じる電圧の周波数、すなわち駆動周波数に変動が生じる。また同様に電圧値においても1次コイルL1と2次コイルL2との共振によりパルス電圧の波形にオーバーシユート等の変動が生じる。充電装置50に電流検出部53に換えて当該周波数変動、電圧変動又はパルス電圧の波形変動を検出する検出手段を設けて、検出結果を間欠発振制御回路54(図14)に通知するようにすれば、実施例と同様の効果を得ることができる。
また上述の第6実施例においては、1次コイルL1に流れる電流量を電流検出部53により検出する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図16に示すように、2次コイルL2の充電位置に対向する位置に3次コイルL3を配して当該3次コイルL3の電圧変動を検出し、検出結果を間欠発振制御回路54(図14)に通知するようにしてもよい。2次コイルL2が充電位置に配された場合、1次コイルに生じる磁束の鎖交によつて3次コイルL3に発生する共振電圧が低下するため、当該低下が生じたことにより2次コイルL2が充電位置に配されたことを検出することができる。
また上述の第6実施例においては、1次コイルL1に流れる電流量を電流検出部53により検出する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば1次コイルL1とは独立しており、小電力の電池電源等から電流が供給されている補助コイルを設けると共に、電子機器側に当該補助コイルと対向する位置で金属片又はコイル形状でなる金属を配するようにしてもよい。補助コイルと対向する位置に当該金属片又はコイル形状でなる金属が配された場合、すなわち電子機器が充電位置に配された場合、補助コイルに流れる電流に変動が生じるため、当該変動を検出することで充電位置に電子機器が配されたことを判別することができる。当該判別結果を間欠発振制御回路54(図14)に通知するようにすれば、実施例と同様の効果を得ることができる。
さらに上述の第1〜第6実施例においては、電子機器内に内蔵された2次電池に充電を行う充電装置1、10、20、30、40及び50に適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば1次コイル側から伝送する電力を2次コイルを有する電子機器側で直接、駆動電力として使用する場合に適用してもよい。すなわち1次コイル側から2次コイル側に電磁誘導によつて電力を伝送する電力伝送装置であれば上述の実施例を適用し得る。
産業上の利用可能性
携帯用小型電子機器に内蔵された二次電池を充電する充電装置に利用することができる。

Claims (14)

  1. 1次コイル及び2次コイル間で電力を伝送するようになされた電力伝送装置において、
    所定周波数でなる発振信号を生成して送出する信号生成手段と、
    上記1次コイルに導電する電流を供給する電流供給手段と、
    上記電流供給手段から供給される上記電流の上記1次コイルへの導電及び遮断を、上記発振信号の周波数に基づいて駆動制御する駆動手段と、
    上記駆動制御による上記電流の導電及び遮断により、上記発振信号の周波数に基づき時間変化する磁束を発生する上記1次コイルと、
    キヤパシタンス素子が並行に接続されてなり、上記1次コイルに発生する上記時間変化する磁束の鎖交に応じて誘導起電力を生じ、上記発振信号の周波数に比して高い周波数を共振周波数として、上記キヤパシタンス素子との間で上記誘導起電力に基づいて発生する誘導電流の共振を行う上記2次コイルと
    を具え、
    上記1次コイルに発生する上記時間変化する磁束の鎖交によつて上記2次コイルに上記誘導起電力を発生させることにより、上記1次コイルから上記2次コイルに上記電力を伝送する
    ことを特徴とする電力伝送装置。
  2. 上記2次コイルは、上記電流の上記1次コイルへの導電が遮断されたタイミング時に発生する上記誘導電流を整流して出力する
    ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の電力伝送装置。
  3. 上記1次コイル及び上記2次コイルは、それぞれ所定形状でなるコアに巻回されてなり、上記1次コイルを巻回した上記コア及び上記2次コイルを巻回した上記コアを、互いの中心をずらした位置に配置してなる
    ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の電力伝送装置。
  4. 上記1次コイルを巻回してなる上記コアは、上記2次コイルを巻回した上記コアに比して断面積が大となるように形成されてなる
    ことを特徴とする請求の範囲第3項に記載の電力伝送装置。
  5. 上記1次コイルに生じる所定のパラメータ変動を検出する検出手段と、
    上記検出結果に応じて第1又は第2の制御信号を送出する制御手段と、
    上記第1の制御信号が供給された場合は上記発振信号を所定のタイミング毎に所定時間だけ間欠的に上記駆動手段に供給し、上記第2の制御信号が供給された場合は上記発振信号を継続的に上記駆動手段に供給する間欠発振手段と
    を具えることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の電力伝送装置。
  6. 上記1次コイル及び2次コイルとは別途に設けられた3次コイルと、
    上記3次コイルに生じる所定のパラメータ変動を検出する検出手段と、
    上記検出結果に応じて第1又は第2の制御信号を送出する制御手段と、
    上記第1の制御信号が供給された場合は上記発振信号を所定のタイミング毎に所定時間だけ間欠的に上記駆動手段に供給し、上記第2の制御信号が供給された場合は上記発振信号を継続的に上記駆動手段に供給する間欠発振手段と
    を具えることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の電力伝送装置。
  7. 上記3次コイルは、
    上記2次コイルの近傍位置でかつ上記1次コイルが生成する上記磁束が鎖交する位置に配されてなる
    ことを特徴とする請求の範囲第6項に記載の電力伝送装置。
  8. 上記3次コイルは、
    上記2次コイルを有する電子機器の所定位置に配された所望の金属部材と対向する位置に配されてなり、
    所定周波数でなる第2の発振信号を生成して送出する第2の信号生成手段と、
    上記3次コイルに導電する電流を供給する第2の電流供給手段と、
    上記第2の発振信号の周波数に基づいて、上記第2の電力供給手段から供給される上記電流の上記3次コイルへの導電及び遮断を駆動制御する第2の駆動手段と
    を具えることを特徴とする請求の範囲第6項に記載の電力伝送装置。
  9. 無接点でなる1次コイル及び2次コイル間で電力を伝送するようになされた電力伝送方法において、
    所定周波数でなる発振信号に基づいて上記1次コイルへの電流の導電及び遮断を駆動制御し、
    上記駆動制御による上記電流の導電及び遮断により、上記1次コイルに上記発振信号の周波数に基づき時間変化する磁束を発生させ、
    上記1次コイルに発生する上記磁束の鎖交によつて上記2次コイルに誘導起電力を発生させることにより上記1次コイルから上記2次コイルへの上記電力の伝送を行い、当該誘導起電力により発生する誘導電流を上記発振信号の周波数に比して高い周波数で共振を行う
    ことを特徴とする電力伝送方法。
  10. 上記電流の上記1次コイルへの導電が遮断されたタイミング時で上記2次コイルに発生する誘導電流を整流して出力する
    ことを特徴とする請求の範囲第9項に記載の電力伝送方法。
  11. それぞれ所定形状のコアに巻回されてなる上記1次コイル及び2次コイルを、互いの上記コアの中心をずらした位置で配置する
    ことを特徴とする請求の範囲第9項に記載の電力伝送方法。
  12. 上記1次コイルを巻回してなる上記コアの断面積を、上記2次コイルを巻回した上記コアの断面積に比して大とする
    ことを特徴とする請求の範囲第11項に記載の電力伝送方法。
  13. 上記1次コイルに生じる所定のパラメータ変動を検出する検出ステツプと、
    上記検出結果に応じて第1又は第2の制御信号を送出する制御ステツプと、
    上記第1の制御信号が供給された場合は所定のタイミング毎に所定時間だけ間欠的に上記1次コイルへの導電及び遮断を駆動制御し、上記第2の制御信号が供給された場合は継続的に上記1次コイルへの導電及び遮断を駆動制御する間欠発振切換えステツプと
    を具えることを特徴とする請求の範囲第9項に記載の電力伝送方法。
  14. 上記1次コイル及び2次コイルとは別途に設けられた3次コイルに生じる所定のパラメータ変動を検出する検出ステツプと、
    上記検出結果に応じて第1又は第2の制御信号を送出する制御ステツプと、
    上記第1の制御信号が供給された場合は所定のタイミング毎に所定時間だけ間欠的に上記1次コイルへの導電及び遮断を駆動制御し、上記第2の制御信号が供給された場合は継続的に上記1次コイルへの導電及び遮断を駆動制御する間欠発振切換えステツプと
    を具えることを特徴とする請求の範囲第9項に記載の電力伝送方法。
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