JP5472249B2 - ワイヤレス給電装置およびワイヤレス電力伝送システム - Google Patents

ワイヤレス給電装置およびワイヤレス電力伝送システム Download PDF

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Description

本発明は、ワイヤレスにて電力を送るためのワイヤレス給電装置、および、ワイヤレス電力伝送システムに関する。
電源コードなしで電力を供給するワイヤレス給電技術が注目されつつある。現在のワイヤレス給電技術は、(A)電磁誘導を利用するタイプ(近距離用)、(B)電波を利用するタイプ(遠距離用)、(C)磁場の共振現象を利用するタイプ(中距離用)の3種類に大別できる。
電磁誘導を利用するタイプ(A)は、電動シェーバーなどの身近な家電製品において一般的に利用されているが、数cm程度の近距離でしか使えないという課題がある。電波を利用するタイプ(B)は、遠距離で使えるが電力が小さいという課題がある。共振現象を利用するタイプ(C)は、比較的新しい技術であり、数m程度の中距離でも比較的高い電力伝送効率を実現できることから特に期待されている。たとえば、EV(Electric Vehicle)の車両下部に受電コイルを埋め込み、地中の給電コイルから非接触にて電力を送り込むという案も検討されている。以下、タイプ(C)を「磁場共振型」とよぶ。
磁場共振型は、マサチューセッツ工科大学が2006年に発表した理論をベースとしている(特許文献3参照)。二つのコイルを向かい合わせ、一方のコイルに交流電流を流すと、他方のコイルにも交流電流が流れる。給電コイルが受電コイルの固有振動数と共振すると、給電コイルから受電コイルに特に高い効率にて電力を送り込むことができる。
特許文献3では、4つのコイルを用意している。これらのコイルを「エキサイトコイル」、「給電コイル」、「受電コイル」、「ロードコイル」とよぶことにする。エキサイトコイルと給電コイルは近距離にて向かい合う。同様に、受電コイルとロードコイルも近距離にて向かい合う。給電コイルから受電コイルまでの距離は比較的大きい。エキサイトコイルに電力を供給すると、電磁誘導の原理により給電コイルにも電流が流れる。受電コイルは給電コイルが発生させる磁場と共振するため、受電コイルにも電流がながれる。受電コイルが受電すると、電磁誘導の原理によりロードコイルに電流が流れ、ロードコイルから電力を取り出している。
特開2006−230032号公報 国際公開2006/022365号公報 米国公開2008/0278264号公報 米国公開2009/0072629号公報
給電コイルから受電コイルへの電力伝送についてはさまざまな検討がなされているものの、給電コイル自体に電力を効率的に供給する方法については、あまり提案がなされていないのが現状である。特許文献3や特許文献4は磁場共振型のワイヤレス給電技術を開示するが、いずれも受電コイルへ電力伝送効率の向上を目的としている。
本発明は、上記課題に基づいて完成された発明であり、磁場共振型のワイヤレス給電技術における給電コイルへの電力伝送効率、特に、高周波数帯における電力伝送効率を高めることを主たる目的とする。
本発明におけるワイヤレス給電装置は、給電コイルと受電コイルの共振周波数にて、給電コイルから受電コイルにワイヤレス送電するための装置である。この装置は、給電コイルと、電源制御回路と、給電コイルと磁気結合し、電源制御回路から供給された交流電力を給電コイルに送電するエキサイトコイルと、を備える。電源制御回路は、第1および第2の電流経路を含み、第1および第2の電流経路それぞれに直列に接続される第1および第2のスイッチングトランジスタを共振周波数にて交互に導通させることにより、エキサイトコイルに共振周波数の交流電力を供給する。
給電コイルに対してスイッチング電源として動作する電源制御回路を用いることにより、電源制御回路から給電コイルへの電力供給効率を高めることができる。また、電源制御回路は、共振周波数にて動作するため、システム全体としての電力伝送効率が高くなる。
第1および第2のスイッチングトランジスタそれぞれに対して第1および第2のキャパシタを並列接続してもよい。また、第1および第2の電流経路それぞれに対して、インダクタおよびキャパシタを直列接続してもよい。このインダクタとキャパシタは、給電コイル等の共振周波数にて共振するように値設定されることが好ましい。このような構成によれば、電源制御回路を高周波数帯で動作させるときにもスイッチング損失を効果的に抑制できる。
電源制御回路の第1および第2の電流経路それぞれに一次コイルを接続し、エキサイトコイルに二次コイルを接続することにより、結合トランスを形成してもよい。電源制御回路は、この結合トランスを介して、エキサイトコイルに電力を供給してもよい。結合トランスにおいて、電源制御回路の出力インピーダンスと、エキサイトコイルの入力インピーダンスを一致させるように一次コイルと二次コイルの巻き数比を設定すれば、電力伝送効率をいっそう高めやすくなる。
本発明におけるワイヤレス電力伝送システムは、上述したワイヤレス給電装置と、受電コイルと、受電コイルと磁気結合して、受電コイルが給電コイルから受電した電力を供給されるロードコイルと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、磁場共振型のワイヤレス給電技術における電力伝送効率を高めることができる。
ワイヤレス電力伝送システムのシステム構成図である。 第1のスイッチングトランジスタが導通するときの電流経路を示す図である。 第2のスイッチングトランジスタが導通するときの電流経路を示す図である。 2つのスイッチングトランジスタにおける電圧および電流の変化過程を示すタイムチャートである。 調整インダクタおよび調整キャパシタを取り除いたときの電流電圧波形のタイムチャートである。 調整インダクタおよび調整キャパシタを取り除いたときの第2期間におけるソース・ドレイン間の電圧および電流の関係を示すタイムチャートである。 調整インダクタおよび調整キャパシタを取り付けたときの第2期間におけるソース・ドレイン間の電圧および電流の関係を示すタイムチャートである。 エキサイト回路110等における電流の変化過程を示すタイムチャートである。 エキサイトコイルと給電コイルを真円形状としたときの外観図である。 エキサイトコイルと給電コイルを矩形形状としたときの外観図である。 エキサイトコイルと給電コイルを楕円形状としたときの外観図である。 エキサイトコイルと給電コイルを多角形形状としたときの外観図である。 エキサイトコイルおよび給電コイルの大きさと電力伝送効率の関係を示すグラフである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図1は、ワイヤレス電力伝送システム100のシステム構成図である。ワイヤレス電力伝送システム100は、電源制御回路200と、エキサイト回路110、給電コイル回路120、受電コイル回路130、ロード回路140を含む。給電コイル回路120と受電コイル回路130の間には数m程度の距離がある。ワイヤレス電力伝送システム100の主目的は、給電コイル回路120から受電コイル回路130に電力を送ることである。また、ワイヤレス電力伝送システム100は、ISM(Industry-Science-Medical)周波数帯にて動作させることを想定したシステムである。本実施の形態においては、電源制御回路200をISM周波数帯内の13.56MHzにて動作させる。また、給電コイル回路120や受電コイル回路130の共振周波数fも共に13.56MHzである。
エキサイト回路110は、エキサイトコイルLとトランスT2二次コイルLが直列接続された回路である。エキサイト回路110は、電源制御回路200からトランスT2二次コイルLを介して電力を供給される。トランスT2二次コイルLは、電源制御回路200のトランスT2一次コイルLおよびトランスT2一次コイルLと共に結合トランスT2を形成し、電磁誘導により電力を供給される。エキサイトコイルLの巻き数は1回、導線の直径は3mm、エキサイトコイルL自体の直径は210mmである。エキサイト回路110を流れる電流Iは交流であり、同図矢印にて示す方向を正方向、反対方向を負方向とする。
給電コイル回路120は、給電コイルLとキャパシタCが直列接続された回路である。エキサイトコイルLと給電コイルLは互いに向かい合っている。エキサイトコイルLと給電コイルLの距離は10mm以下と比較的近い。このため、エキサイトコイルLと給電コイルLは電磁気的に強く結合している。給電コイルLの巻き数は7回、導線の直径は5mm、給電コイルL自体の直径は280mmである。エキサイトコイルLに電流Iを流すと、給電コイル回路120に起電力が発生し、給電コイル回路120には電流Iが流れる。同図矢印にて示す方向を正方向、反対方向を負方向とする。電流Iの向きと電流Iの向きは逆(逆相)である。電流Iは電流Iよりも格段に大きい。給電コイルLとキャパシタCそれぞれの値は、給電コイル回路120の共振周波数fが13.56MHzとなるように設定される。
受電コイル回路130は、受電コイルLとキャパシタCが直列接続された回路である。給電コイルLと受電コイルLは互いに向かい合っている。給電コイルLと受電コイルLの距離は、0.2m〜1m程度と比較的長い。受電コイルLの巻き数は7回、導線の直径は5mm、受電コイルL自体の直径は280mmである。受電コイル回路130の共振周波数fも13.56MHzとなるように、受電コイルLとキャパシタCそれぞれの値が設定されている。給電コイル回路120が共振周波数fにて磁界を発生させることにより、給電コイル回路120と受電コイル回路130は磁気的に共振し、受電コイル回路130にも大きな電流Iが流れる。同図矢印に示す方向を正方向、反対方向を負方向とする。電流Iの向きと電流Iの向きは逆(逆相)である。すなわち、電流Iは、電流Iと同相である。
ロード回路140は、ロードコイルLと負荷Rが直列接続された回路である。受電コイルLとロードコイルLは互いに向かい合っている。受電コイルLとロードコイルLの距離は10mm以下と比較的近い。このため、受電コイルLとロードコイルLは電磁的に強く結合している。ロードコイルLの巻き数は1回、導線の直径は3mm、ロードコイルL自体の直径は210mmである。受電コイルLに電流Iが流れることにより、ロード回路140に起電力が発生し、ロード回路140に電流Iが流れる。同図矢印に示す方向を正方向、反対方向を負方向とする。電流Iの向きと電流Iの向きは逆(逆相)である。すなわち、電流Iは、電流Iと同相である。こうして、電源制御回路200から供給される電力は、エキサイト回路110と給電コイル回路120により送電され、受電コイル回路130とロード回路140により受電され、負荷Rにより取り出される。
負荷Rを受電コイル回路130に直列接続すると、受電コイル回路130のQ値が悪くなる。このため、受電用の受電コイル回路130と電力取り出し用のロード回路140を分離している。また、電力伝送効率を高めるためには、エキサイトコイルL、給電コイルL、受電コイルLおよびロードコイルLの中心線を揃えることが好ましい。
電源制御回路200は、共振周波数fにて動作するプッシュプル回路である。電源制御回路200を共振周波数fが動作するように各回路パラメータを設定する。ゲート駆動用トランスT1の一次側には、オシレータ202が接続される。オシレータ202は、共振周波数fにて交流電圧を発生させる。電圧波形は正弦波でもよいが、ここでは矩形波であるとして説明する。この交流電圧により、トランスT1一次コイルLには正負の両方向に交互に電流が流れる。トランスT1一次コイルLとトランスT1二次コイルL、トランスT1二次コイルLはゲート駆動用の結合トランスT1を形成する。電磁誘導により、トランスT1二次コイルLとトランスT1二次コイルLにも正負の両方向に交互に電流が流れる。
トランスT1二次コイルLの一端とトランスT1二次コイルLの一端は互いに接続され、そのまま接地される。トランスT1二次コイルLの他端は、スイッチングトランジスタQのゲートと接続され、トランスT1二次コイルLの他端は、別のスイッチングトランジスタQのゲートと接続される。スイッチングトランジスタQのソースとスイッチングトランジスタQのソースも接地されている。したがって、オシレータ202が共振周波数fにて交流電圧を発生させると、スイッチングトランジスタQとスイッチングトランジスタQの各ゲートには、電圧Vx(Vx>0)が共振周波数fにて交互に印加される。このため、スイッチングトランジスタQとスイッチングトランジスタQは共振周波数fにて交互にオン・オフする。スイッチングトランジスタQとスイッチングトランジスタQは同一特性のエンハンスメント型MOSFET(Negative-Metal Oxide Semiconductor Field effect transistor)であるが、バイポーラトランジスタなど他のトランジスタでもよい。
スイッチングトランジスタQのドレインは、インダクタL、キャパシタCを介して、トランスT2一次コイルLと直列接続される。同様に、スイッチングトランジスタQのドレインは、インダクタL、キャパシタCを介して、トランスT2一次コイルLと直列接続される。トランスT2一次コイルLとトランスT2一次コイルLの接続点には、平滑用のインダクタLが接続され、さらに、電源Vddが接続される。また、スイッチングトランジスタQのソース・ドレイン間にはキャパシタCQ1が並列接続され、スイッチングトランジスタQのソース・ドレイン間にはキャパシタCQ2が並列接続される。インダクタLとインダクタLは同一特性のコイルである。キャパシタCとキャパシタCは同一特性のキャパシタであり、キャパシタCQ1とキャパシタCQ2も同一特性のキャパシタである。以下においては、インダクタLとインダクタLをまとめていうときには「調整インダクタ」とよび、キャパシタCとキャパシタC、キャパシタCQ1とキャパシタCQ2をまとめていうときには「調整キャパシタ」とよぶ。
スイッチングトランジスタQのソース・ドレイン間の電圧をソース・ドレイン電圧VDS1、スイッチングトランジスタQのソース・ドレイン間の電圧をソース・ドレイン電圧VDS2とよぶ。また、スイッチングトランジスタQのソース・ドレイン間を流れる電流をソース・ドレイン電流IDS1、スイッチングトランジスタQのソース・ドレイン間を流れる電流をソース・ドレイン電流IDS2とする。同図矢印に示す方向を正方向、反対方向を負方向とする。
エキサイト回路110の入力インピーダンスは、たとえば、50(Ω)である。また、電源制御回路200の出力インピーダンスがこの入力インピーダンス50(Ω)と等しくなるようにトランスT2一次コイルLおよびトランスT2一次コイルLの巻き数を設定している。電源制御回路200の出力インピーダンスとエキサイト回路110の入力インピーダンスが一致するとき、電源制御回路200の出力は最大となる。
電源制御回路200は、図1に示すように上下対称形の電気回路である。インダクタLとキャパシタC(インダクタLとキャパシタC)は、共振周波数fにて電流共振するように値設定される。インダクタLとキャパシタCはソース・ドレイン電流IDS1の電流波形を変化させ、インダクタLとキャパシタCはソース・ドレイン電流IDS2の電流波形を変化させるために挿入される。
キャパシタCQ1はソース・ドレイン電圧VDS1の電圧波形を変化させ、キャパシタCQ2はソース・ドレイン電圧VDS2の電圧波形を変化させるために挿入される。詳細については後述する。
図2は、スイッチングトランジスタQが導通するときの電流経路を示す図である。スイッチングトランジスタQが導通(オン)するとき、スイッチングトランジスタQは非導通(オフ)となる。このときのメインの電流経路(以下、「第1電流経路」とよぶ)は、電源Vddから平滑用のインダクタL、トランスT2一次コイルL、キャパシタC、インダクタL、スイッチングトランジスタQを経由してグランドへ至る経路となる。スイッチングトランジスタQは、第1電流経路の導通・非導通を制御するスイッチとして機能する。
図3は、スイッチングトランジスタQが導通するときの電流経路を示す図である。スイッチングトランジスタQが導通(オン)するとき、スイッチングトランジスタQは非導通(オフ)となる。このときのメインの電流経路(以下、「第2電流経路」とよぶ)は、電源Vddから平滑用のインダクタL、トランスT2一次コイルL、キャパシタC、インダクタL、スイッチングトランジスタQを経由してグランドへ至る経路となる。スイッチングトランジスタQは、第2電流経路の導通・非導通を制御するスイッチとして機能する。
図4は、スイッチングトランジスタQおよびスイッチングトランジスタQの電圧および電流の変化過程を示すタイムチャートである。時刻t〜時刻tの期間(以下、「第1期間」とよぶ)は、スイッチングトランジスタQがオン、スイッチングトランジスタQがオフとなる期間である。時刻t〜時刻tの期間(以下、「第2期間」とよぶ)は、スイッチングトランジスタQがオフ、スイッチングトランジスタQがオンとなる期間、時刻t〜時刻tの期間(以下、「第3期間」とよぶ)は、スイッチングトランジスタQがオン、スイッチングトランジスタQがオフとなる期間、時刻t〜時刻tの期間(以下、「第4期間」とよぶ)は、スイッチングトランジスタQがオフ、スイッチングトランジスタQがオンとなる期間である。
電源Vddの値は、スイッチングトランジスタQのゲート・ソース電圧VGS1が所定の閾値を超えたとき、スイッチングトランジスタQが飽和状態となるように設定されている。したがって、第1期間の開始タイミングである時刻tにスイッチングトランジスタQがオン(導通)となると、ソース・ドレイン電流IDS1が流れ始める。第1電流経路に挿入されているインダクタLとキャパシタCが電流共振するため、ソース・ドレイン電流IDS1の第1期間における電流波形は矩形波とはならず、立ち上がりと立ち下がりが緩やかになる。このためには、ソース・ドレイン電流IDS1が第1期間の中間地点で最大値となり、第1期間の終了時点(時刻t)でローレベルに戻るように、インダクタLとキャパシタCの値をあらかじめ適切に設定しておく必要がある。具体的には、電源制御回路200の動作中にソース・ドレイン電流IDS1の電流波形を計測し、インダクタLとキャパシタCの最適値を求めればよい。
第2期間の開始タイミングである時刻tにスイッチングトランジスタQがオフ(非導通)となると、ソース・ドレイン電流IDS1は流れなくなる。スイッチングトランジスタQのソース・ドレイン間にはキャパシタCQ1が並列接続されているため、ソース・ドレイン電圧VDS1の第2期間における電圧波形は矩形波とはならず、立ち上がりと立ち下がりが緩やかになる。このためには、ソース・ドレイン電圧VDS1が第2期間の中間地点で最大値となり、第2期間の終了時点(時刻t)でローレベルに戻るように、キャパシタCQ1の値をあらかじめ適切に設定しておく必要がある。具体的には、電源制御回路200の動作中にソース・ドレイン電圧VDS1の電圧波形を計測し、キャパシタCQ1の最適値を求めればよい。
第1期間はスイッチングトランジスタQのオフ期間であるから、第1期間におけるVGS2、IDS2、VDS2の変化は、第2期間におけるVGS1、IDS1、VDS1の変化と同様である。第2期間はスイッチングトランジスタQのオン期間であるから、第2期間におけるVGS2、IDS2、VDS2の変化は、第1期間におけるVGS1、IDS1、VDS1の変化と同様である。第3期間、第4期間以降についても同様である。
次に、調整インダクタと調整キャパシタの役割を明確にするため、調整インダクタと調整キャパシタを取り除いた場合の電流電圧特性について説明し、その問題点を指摘する。
図5は、調整インダクタおよび調整キャパシタを取り除いた場合の電流電圧波形のタイムチャートである。スイッチングトランジスタQとスイッチングトランジスタQの動作は基本的に同じであるため、ここでは、スイッチングトランジスタQのソース・ドレイン電圧VDS1およびソース・ドレイン電流IDS1に注目して説明する。スイッチングトランジスタQのソース・ドレイン間に並列接続されるキャパシタCQ1を取り除くと、ソース・ドレイン電圧VDS1の電圧波形は矩形波となる。
第1期間の開始タイミングである時刻tにスイッチングトランジスタQがオン(導通)となると、スイッチングトランジスタQのソース・ドレイン電圧VDS1はローレベル(たとえばゼロ)となる。キャパシタCQ1を取り除いているため、スイッチングトランジスタQのオン・オフに連動して、ソース・ドレイン電圧VDS1はハイレベルとローレベルの間を急峻に変化する。ただし、スイッチングトランジスタQの内部的な遅延により、スイッチングトランジスタQがオンとなっても、ソース・ドレイン電圧VDS1はすぐにゼロ(ローレベル)にはならない。時刻tから所定の遅延時間が経過してからソース・ドレイン電圧VDS1はゼロとなる。
第1期間の終了タイミングである時刻tにスイッチングトランジスタQがオフ(非導通)となると、スイッチングトランジスタQのソース・ドレイン電圧VDS1はハイレベルとなる。この場合にも、スイッチングトランジスタQの内部的な遅延によりソース・ドレイン電圧VDS1はすぐにハイレベルには至らない。したがって、ソース・ドレイン電圧VDS1の電圧波形は台形状となる。
第1期間の開始タイミングである時刻tにおいて、スイッチングトランジスタQのソース・ドレイン電流IDS1はハイレベルとなる。インダクタLとキャパシタCを取り除いているため、スイッチングトランジスタQのオン・オフに連動して、ソース・ドレイン電流IDS1もローレベルとハイレベルの間を急峻に変化する。ただし、スイッチングトランジスタQの内部的な遅延により、スイッチングトランジスタQがオンとなっても、ソース・ドレイン電流IDS1はすぐにハイレベルにはならない。時刻tから所定の遅延時間が経過してからソース・ドレイン電流IDS1はハイレベルとなる。
第1期間の終了タイミングである時刻tにスイッチングトランジスタQがオフ(非導通)となると、スイッチングトランジスタQのソース・ドレイン電流IDS1はローレベルとなる。この場合にも、スイッチングトランジスタQの内部的な遅延によりソース・ドレイン電流IDS1はすぐにローレベルにはならない。したがって、ソース・ドレイン電流IDS1の電流波形も台形状となる。
図6は、調整インダクタおよび調整キャパシタを取り除いたときの第2期間(時刻t〜t)におけるVDS1とIDS1の関係を示すタイムチャートである。同図では、わかりやすさのため、ソース・ドレイン電圧VDS1とソース・ドレイン電流IDS1を重ねて描いている。ソース・ドレイン電圧VDS2とソース・ドレイン電流IDS2の関係も基本的に同じであるため、ここでは、ソース・ドレイン電圧VDS1とソース・ドレイン電流IDS1の関係に注目して説明する。第2期間の開始タイミングである時刻tに至り、スイッチングトランジスタQがオフとなると、ソース・ドレイン電圧VDS1は増加し始め、所定の遅延時間T後にハイレベルに安定する。一方、ソース・ドレイン電流IDS1は減少し始め、遅延時間T後にローレベルに安定する。この遅延時間T中は「VDS1>0、かつ、IDS1>0」となるため、スイッチングトランジスタQにおいて無駄な電力が消費される。すなわち、スイッチング損失が発生している。
第2期間の終了タイミングである時刻tに至り、スイッチングトランジスタQがオンとなるときにも同様である。ソース・ドレイン電圧VDS1は減少し始め、所定の遅延時間T後にローレベルに安定する。一方、ソース・ドレイン電流IDS1は増加し始め、遅延時間T後にハイレベルに安定する。遅延時間T中も、「VDS1>0、かつ、IDS1>0」となるため、スイッチング損失が発生する。
以上のように、スイッチングトランジスタQのオン・オフを切り換えるごとに、スイッチングトランジスタQからはわずかながら電力が消費される。ISM周波数帯のような高周波数帯で電源制御回路200を動作させる場合には、スイッチング損失の影響が特に大きくなる。
一般的には、周波数が高くなると、スイッチング損失の影響が大きくなる。スイッチング損失を抑制するためには、スイッチングトランジスタQやスイッチングトランジスタQの遅延時間T、Tを短くするための工夫が必要であるが物理的な限界もあるため遅延時間をゼロにするのは難しい。本実施の形態では、電源制御回路200に調整インダクタL、Lおよび調整キャパシタC、C、CQ1、CQ2を挿入し、いわゆるソフトスイッチング方式に基づいてスイッチング損失を抑制している。
図7は、調整インダクタおよび調整キャパシタを取り付けたときの第2期間(時刻t〜t)におけるVDS1とIDS1の関係を示すタイムチャートである。この図でも、わかりやすさのため、ソース・ドレイン電圧VDS1とソース・ドレイン電流IDS1を重ねている。ソース・ドレイン電圧VDS2とソース・ドレイン電流IDS2の関係も基本的に同じであるため、ここでは、ソース・ドレイン電圧VDS1とソース・ドレイン電流IDS1の関係に注目して説明する。第1期間(時刻t〜t)の後半に、ソース・ドレイン電流IDS1は減少し始め、時刻tに到達するときにはローレベルに到達している。時刻tにスイッチングトランジスタQがオフとなると、ソース・ドレイン電圧VDS1は徐々に増加し、第2期間の途中でハイレベルに到達する。したがって、第2期間が開始する時刻tの付近で「VDS1>0、かつ、IDS1>0」となる期間がほとんど存在しなくなるため、スイッチング損失もほとんど発生しない。
時刻tに至り、スイッチングトランジスタQがオンとなるときにも同様である。このときまでにソース・ドレイン電圧VDS1は減少してローレベルまで到達する。一方、ソース・ドレイン電流IDS1は徐々に増加する。したがって、オフからオンへの切り換え時においても「VDS1>0、かつ、IDS1>0」となる期間がほとんど存在しなくなるためスイッチング損失を抑制できる。
図8は、電流I〜Iの変化過程を示すタイムチャートである。図4に示したように、第1期間においては、ソース・ドレイン電流IDS1が流れ、ソース・ドレイン電流IDS2は流れない。このため、エキサイト回路110には、ソース・ドレイン電流IDS1に連動して正方向の電流Iが流れる。第2期間においては、ソース・ドレイン電流IDS1は流れず、ソース・ドレイン電流IDS2が流れる。このため、エキサイト回路110には、ソース・ドレイン電流IDS2に連動して負方向の電流Iが流れる。給電コイル回路120には電流Iの逆相の電流Iが流れる。受電コイル回路130には、その逆相、すなわち、電流Iと同相の電流Iが流れる。そして、ロード回路140には、電流Iと同相、電流Iおよび電流Iと逆相の電流Iが流れる。
次に、エキサイトコイルLと給電コイルLの形状について述べる。図9に示すようにエキサイトコイルLと給電コイルLを真円形状であってもよい。図9から図12において、左側は正面図であり右側は側面図である。エキサイトコイルLと給電コイルLの中心は一致している。図10に示すようにエキサイトコイルLと給電コイルLを矩形形状としてもよい。図11に示すようにエキサイトコイルLと給電コイルLを楕円形状としてもよいし、図12に示すように六角形形状としてもよい。なお、エキサイトコイルLと給電コイルLの形状は必ずしも一致させる必要はない。たとえば、エキサイトコイルLの形状を矩形とし、給電コイルLの形状を真円としてもよい。
エキサイトコイルLに電流Iを流し、給電コイルLに大きな電流Iを発生させるためには、エキサイトコイルLのサイズ(面積)と給電コイルLのサイズ(面積)をなるべく近づけることが好ましい。エキサイトコイルLのサイズが小さすぎるとエキサイトコイルLが発生させる磁束が少なくなり、エキサイトコイルLのサイズが大きすぎるとエキサイトコイルLが発生させる磁束のうち給電コイルLを貫く磁束の割合が小さくなる。
しかし、本発明者の実験によれば、エキサイトコイルLのサイズ(面積)と給電コイルLのサイズ(面積)を近づけすぎると、電源制御回路200の動作が不安定になってしまうことがわかった。エキサイトコイルLが発生させる磁束が給電コイルLに起電力を発生させる一方、給電コイルLが発生させる磁束がエキサイトコイルLに起電力を発揮させ、結合トランスT2を介して電源制御回路200にも電流が流れてしまうのが原因であると考えられる。すなわち、給電コイルL自体が大きなQを有する共振子であるため、エキサイトコイルLが給電コイルLの強い磁場の影響を受けて逆に励起されてしまう。電源制御回路200は共振周波数fで動作する回路であるため、給電コイルLが発生する共振周波数fの磁場の影響を受けやすい。したがって、エキサイトコイルLのサイズ(面積)と給電コイルLのサイズ(面積)の間には、最適な関係が存在すると考えられる。
図13は、エキサイトコイルLおよび給電コイルLの大きさと電力伝送効率の関係を示すグラフである。エキサイトコイルLおよび給電コイルLの形状は、共に真円である。横軸はエキサイトコイルLの直径Dと給電コイルLの直径Dの直径比(D/D)を示す。縦軸は負荷Rから取り出される電力を示す。取り出し得る電力の最大値は20(W)である。実験の条件は以下の通りである。
電源Vddの電圧=40(V)
共振周波数f=13.56MHz
給電コイルLおよび受電コイルLの直径D=280mm
ロードコイルL4の直径D4=210mm
給電コイルLおよび受電コイルLの巻き数=7回
エキサイトコイルLおよびロードコイルLの巻き数=1回
給電コイルLおよび受電コイルLの厚み=70mm
エキサイトコイルLと給電コイルLの距離=10mm
給電コイルLと受電コイルLの距離=1m
受電コイルLとロードコイルLの距離=10mm
負荷Rの大きさ=50(Ω)
エキサイトコイルLおよび給電コイルLの形状が共に真円であり、それぞれの直径をD、Dとする場合、直径比(D/D)が0.8より大きく1.2よりも小さいとき、いいかえれば、エキサイトコイルLおよび給電コイルLの面積比が0.64以上1.44以下のときには電源制御回路200の動作が不安定化し、電力を負荷Rから取り出せなくなることがわかった。したがって、直径比(D/D)は0.8以下、または、1.2以上であることが好ましい。直径比(D/D)は、0.43以上0.8以下、または、1.2以上であることがより好ましい。面積比で表せば、0.18以上0.64以下、または、1.44以上である。この場合には、負荷Rから取り出せる最大電力20(W)の50%以上を取り出すことができる。直径比(D/D)は0.63以上0.8以下、または、1.2以上であることが更に好ましい。面積比で表せば、0.40以上0.64以下、または、1.44以上である。この場合には、負荷Rから取り出せる最大電力の80%以上を取り出すことができる。直径比(D/D)は0.72以上0.8以下、または、1.2以上であればより好ましい。面積比で表せば、0.52以上0.64以下、または、1.44以上である。この場合には、負荷Rから取り出せる最大電力の90%以上を取り出すことができる。
以上、実施形態に基づいてワイヤレス電力伝送システム100を説明した。ワイヤレス電力伝送システム100は、給電コイルLから受電コイルLに、同一共振周波数で効率よく送電するシステムである。電源制御回路200は、共振型のプッシュプルコンバータであり、給電コイルLから受電コイルLへの電力伝送効率を高めるために共振周波数fにて動作する。トランジスタにバイアスをかけた状態を動作点とする、いわゆるリニア・アンプ(A級、AB級等)などにより電力を供給する場合、電源Vddから供給された電力のうち、エキサイト回路110に供給できる電力はその40%にも満たない。これに対して、電源制御回路200の場合には80〜90%程度の電力をエキサイト回路110に提供できる。調整インダクタL、Lや調整キャパシタC、C、CQ1、CQ2を取り除くと、スイッチング周波数が10MHz以上の高周波数の場合にはスイッチング損失の影響が大きくなるため60%程度まで低下し、ロスが大きくなるため、トランジスタの発熱が大きくなりやすい。
また、エキサイトコイルLおよび給電コイルLのサイズ比率(面積比や直径比など)を最適調整することにより、給電コイル回路120が発生する磁場のエキサイト回路110や電源制御回路200への影響を抑制しつつ、ロード回路140の負荷Rから大きな電力を取り出すことができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
100 ワイヤレス電力伝送システム
110 エキサイト回路
120 給電コイル回路
130 受電コイル回路
140 ロード回路
200 電源制御回路
202 オシレータ

Claims (8)

  1. 給電コイルと受電コイルの共振周波数にて、前記給電コイルから前記受電コイルにワイヤレス送電するための装置であって、
    前記給電コイルと、
    電源制御回路と、
    前記給電コイルと磁気結合し、前記電源制御回路から供給された交流電力を前記給電コイルに供給するエキサイトコイルと、を備え、
    前記エキサイトコイルおよび前記給電コイルの面積比は、0.18以上0.64以下または1.44以上であって、
    前記電源制御回路は、第1のスイッチングトランジスタと第1のコイルが直列接続される第1の電流経路と、第2のスイッチングトランジスタと第2のコイルが直列接続される第2の電流経路を含み、
    前記第1および第2のスイッチングトランジスタのゲート電極は第1の結合トランスを介してオシレータと接続され、前記オシレータが前記第1および第2のスイッチングトランジスタを前記共振周波数にて交互に導通させて第1のコイルと第2のコイルに交互に電流を流すことにより、前記エキサイトコイルに前記共振周波数の交流電力を供給することを特徴とするワイヤレス給電装置。
  2. 前記第1および第2のスイッチングトランジスタそれぞれに対して第1および第2のキャパシタを並列接続したことを特徴とする請求項1に記載のワイヤレス給電装置。
  3. 給電コイルと受電コイルの共振周波数にて、前記給電コイルから前記受電コイルにワイヤレス送電するための装置であって、
    前記給電コイルと、
    電源制御回路と、
    前記給電コイルと磁気結合し、前記電源制御回路から供給された交流電力を前記給電コイルに供給するエキサイトコイルと、を備え、
    前記第1および第2の電流経路それぞれに対して、インダクタおよびキャパシタを直列接続し、
    前記電源制御回路は、第1のスイッチングトランジスタと第1のコイルが直列接続される第1の電流経路と、第2のスイッチングトランジスタと第2のコイルが直列接続される第2の電流経路を含み、
    前記第1および第2のスイッチングトランジスタのゲート電極は第1の結合トランスを介してオシレータと接続され、前記オシレータが前記第1および第2のスイッチングトランジスタを前記共振周波数にて交互に導通させて第1のコイルと第2のコイルに交互に電流を流すことにより、前記エキサイトコイルに前記共振周波数の交流電力を供給することを特徴とするワイヤレス給電装置。
  4. 前記インダクタおよび前記キャパシタは、前記共振周波数にて共振することを特徴とする請求項3に記載のワイヤレス給電装置。
  5. 前記エキサイトコイルに二次コイルが接続され、
    前記電源制御回路は、前記第1および第2のコイルを一次コイルとして、前記一次コイルと前記二次コイルにより形成される第2の結合トランスを介して、前記エキサイトコイルに電力を供給することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のワイヤレス給電装置。
  6. 前記第2の結合トランスにおいて、前記電源制御回路の出力インピーダンスと、前記エキサイトコイルの入力インピーダンスを一致させるように前記一次コイルと前記二次コイルの巻き数比を設定したことを特徴とする請求項5に記載のワイヤレス給電装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のワイヤレス給電装置と、
    前記受電コイルと、
    前記受電コイルと磁気結合し、前記受電コイルが前記給電コイルから受電した電力を供給されるロードコイルと、を備えることを特徴とするワイヤレス電力伝送システム。
  8. 給電コイルと受電コイルの共振周波数にて、前記給電コイルから前記受電コイルにワイヤレス送電するための装置であって、
    前記給電コイルと、
    プッシュプル回路として構成される電源制御回路と、
    前記給電コイルと磁気結合し、前記電源制御回路から供給された交流電力を前記給電コイルに供給するエキサイトコイルと、を備え、
    前記エキサイトコイルおよび前記給電コイルの面積比は、0.18以上0.64以下または1.44以上であって、
    前記電源制御回路は、第1および第2の電流経路を含み、前記第1および第2の電流経路それぞれに第1および第2のスイッチングトランジスタが直列接続され、
    前記第1および第2のスイッチングトランジスタのゲート電極は第1の結合トランスを介してオシレータと接続され、前記オシレータが前記第1および第2のスイッチングトランジスタを前記共振周波数にて交互に導通させることにより、前記エキサイトコイルに前記共振周波数の交流電力を供給することを特徴とするワイヤレス給電装置。
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