JP2003164164A - 高周波高電圧発生回路および液晶表示装置 - Google Patents

高周波高電圧発生回路および液晶表示装置

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JP2003164164A JP2001356347A JP2001356347A JP2003164164A JP 2003164164 A JP2003164164 A JP 2003164164A JP 2001356347 A JP2001356347 A JP 2001356347A JP 2001356347 A JP2001356347 A JP 2001356347A JP 2003164164 A JP2003164164 A JP 2003164164A
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discharge lamp
capacitor
circuit
switch element
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Seiichi Nishiyama
清一 西山
Toshihiro Yajima
利浩 矢島
Ryuichi Ikeda
隆一 池田
Junichi Nagara
純一 長柄
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Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
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Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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  • Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)
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  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気結合素子を用いることなく低い入力電圧
で高周波の高電圧を得ることのできる放電灯点灯回路を
提供する。 【解決手段】 インダクタンス107,108とコンデ
ンサ104,106から構成される入力側の2つの直列
共振回路と、直流電源101と、各直列共振回路のコン
デンサ104,106に並列に接続したスイッチ素子1
03,105と、入力側の2組の直列共振回路の各イン
ダクタンス107,108と容量結合した出力側インダ
クタンス109を有し、出力側インダクタンス109の
両端に接続した負荷(放電灯110)を有し、2つのス
イッチ素子103,105を所定の周期で交互にオンと
オフすることによって、入力側の2組の直列共振回路の
各インダクタンス107,108に発生する電圧が容量
結合の容量との出力側インダクタンス109との共振に
よって出力側インダクタンス109に高周波高電圧を発
生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波高電圧発生
回路、これを用いた放電灯点灯回路、およびこれらを用
いた液晶表示装置に係り、特に、液晶表示装置を構成す
る液晶パネルの背面等に配置される照明装置の光源であ
る放電灯点灯回路に好適な高周波高電圧発生回路および
この放電灯点灯回路を具備した液晶組成物装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ノート型コンピユータ(ノートパソコ
ン)やディスプレイモニターあるいはテレビ受像機用の
高精細、薄型、軽量、かつカラー表示が可能な表示装置
として液晶表示装置が広く採用されている。この種の液
晶表示装置を構成する液晶表示パネルは、当該液晶パネ
ルに形成される電子潜像を可視化するために、外部から
照明光を与える必要がある。
【0003】照明光の供給源としては、外光を利用する
ものと、液晶パネルの背面あるいは前面に照明装置を設
置したものがある。背面に設置する照明装置はバックラ
イトと称し、前面に設置する照明装置はフロントライト
と称している。ノートパソコンやディスプレイモニター
あるいはテレビ受像機に用いられる液晶表示装置では、
バックライトを備えたものが一般的である。
【0004】図19は液晶表示装置の全体構成例を説明
するための展開斜視図である。また、図20は図19に
示した液晶表示装置の内部構造を説明する図19のA−
A’線方向の断面図である。この液晶表示装置PNL
は、その背面に導光板GLBと線状光源として放電管
(冷陰極蛍光ランプ)CFLを設置して構成したバック
ライトを備えている。液晶表示装置PNLの一方の短辺
側には走査駆動回路(以下、走査回路駆動チップ)を搭
載したフレキシブルプリント基板FPC1が接続され、
長辺側の一方には映像信号駆動回路(以下、映像回路駆
動チップ)を搭載したフレキシブルプリント基板FPC
2が接続されている。
【0005】液晶パネルPNLは上基板SUB1と下基
板SUB2の間に液晶LCを封入し、上基板SUB1と
下基板の表面に偏光板POL1、POL2がそれぞれ貼
付されている。また、下基板SUB2の上記一方の短辺
側と一方の長辺側のそれぞれは上基板SUB1からはみ
出しており、これらのはみ出し部分に走査駆動回路チッ
プCH1、映像駆動回路チップCH2が搭載されてい
る。図20には映像駆動回路チップCH2が示されてい
る。
【0006】走査駆動回路チップCH1および映像駆動
回路チップCH2にはフレキシブルプリント基板FPC
1、FPC2がそれぞれ接続され、バックライトの背面
に折り込まれている。図20にフレキシブルプリント基
板FPC2がバックライトの背面に折り込まれた状態を
示している。フレキシブルプリント基板FPC1につい
ても同様である。フレキシブルプリント基板FPC1と
FPC2はインターフェース基板PCBに接続されてい
る。
【0007】バックライトを構成する導光板GLBの背
面には反射板RFSを有し、この導光板GLBと液晶パ
ネルPNLの間に拡散シートSPS1,SPS2やプリ
ズムシートPRSからなる光学補償シートが介在し、下
側ケースMCAと上側ケースSHDで挟持して一体化さ
れている。導光板GLBの一端には線状光源である冷陰
極蛍光ランプCFLが設置されており、この冷陰極蛍光
ランプCFLの導光板GLBと対面する側面を除いてラ
ンプ反射シートRFBが設けられている。この液晶表示
装置の各種駆動信号や電源等はインターフェース基板P
CBを介してホストコンピュータ側から供給される。冷
陰極蛍光ランプCFLは給電ケーブルLPCで図示しな
い放電灯点灯回路(インバータとも称する)から供給さ
れる。
【0008】また、高周波高電圧を発生させる装置は放
電灯点灯回路に限らず、様々なものがあるが、ここでは
液晶表示装置の照明装置の光源として用いられる放電灯
点灯回路を例として説明する。従来のこの種の照明装置
の光源用放電灯の点灯回路は、たとえば、TDK株式会
社発行の雑誌「THE HOTLINE」1996年、
Vol.21、15頁に掲載されているように、プッシ
ュプル電圧共振回路が使用されている。図21はプッシ
ュプル電圧共振回路の基本構成を説明する回路図であ
る。この回路は、トランスTとスイッチングトランジス
タQ1,Q2、インダクタンスL、抵抗R、コンデンサ
P 、コンデンサCO 等を含む自励発振回路により電源
電圧Vinから高圧の高周波電圧Vout を発生して放電灯
(参照符号RL が放電灯を示す)を点灯させる。
【0009】また、特開平11−288792号公報に
記載されているように、ハーフブリッジ回路により高圧
の高周波電圧を発生して放電灯を点灯させる例もある。
図22はハーフブリッジ回路を用いた高圧の高周波電圧
発生回路例を説明する回路図である。この回路は、MO
S−FETQ1,Q2、コンデンサC1〜C4、チョー
クコイルL、ダイオードD1、D2等からなるハーフブ
リッジ回路により高圧の高周波電圧を発生して放電灯C
FL(RL )を点灯させる。
【0010】また、照明学会誌第84巻第11号平成12
年頁825「D級増幅回路による無電極ランプ点灯回路
の動作解析」に記載されているようにD級またはE級増
幅回路を用いて点灯する例もある。図23はD級または
E級増幅回路を用いた放電等点灯回路例を説明する回路
図である。図21〜図23に示した回路は周知に属する
ので改めて説明はしない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記したプッシュプル
電圧共振回路による高周波高電圧発生回路を用いた放電
灯点灯回路では、ランプ電流(放電灯:冷陰極蛍光ラン
プCFL(RL )に流れる電流)は共振回路と発振周波
数で決定される。回路が自励発振であるため、(入力電
圧一定かつDC/DCコンバータなしの条件下では)ラ
ンプ電流の制御が不可能である。また、高電圧の発生
は、トランスの1次側と2次側の磁気結合と巻き線比を
利用して行うので、高い周波数領域においては、磁気結
合が弱くなるため、高電圧の発生が困難になる。
【0012】また、図22に示したハーフブリッジ回路
を用いた放電灯点灯回路においては、図22の上側のM
OS−FET(Q1)のゲート電圧を発生するブートス
トラップ回路が必要である。また、図23に示したよう
なD級、あるいはE級増幅回路による高周波高電圧発生
回路を用いた放電灯点灯回路では負荷(冷陰極蛍光ラン
プCFL(R))にかかる電圧を正弦波にするためにこ
の負荷と直列に共振回路を使用している。そのため、負
荷にかかる電圧が低くなり、低い入力電圧での点灯が困
難であった。上記した従来技術における諸問題に鑑み、
本発明の目的は、トランスのような磁気結合素子を用い
ることなく低い入力電圧で高周波の高電圧を得ることの
できる高周波高電圧発生回路とこの高周波高電圧発生回
路を用いた放電灯点灯回路およびこれらを用いた液晶表
示装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、インダクタンスとコンデンサから構成さ
れる入力側の直列共振回路を2組準備し、該2組の直列
共振回路を直流電源に並列に接続し、各直列共振回路の
コンデンサにはスイッチ素子を並列に接続し、入力側の
2組の直列共振回路の各インダクタンスと容量結合した
出力側インダクタンスを配置したことを特徴とする。そ
して、上記出力側インダクタンスの両端に放電灯を接続
して放電灯点灯回路とした点に特徴を有する。
【0014】上記構成において、2つのスイッチ素子が
所定の周期で交互にオンとオフを繰り返すことによっ
て、入力側の2組の直列共振回路の各インダクタンスに
発生する電圧が、容量結合の容量との出力側インダクタ
ンスとの共振によって出力側インダクタンスに高周波高
電圧を発生させ、放電灯点灯回路に用いる場合は、この
出力側インダクタンスに発生する電圧を放電灯に供給し
て点灯させる。
【0015】また、2つの入力側直列共振回路と1つの
出力側インダクタンスから構成されるユニットを合計2
ユニット配置し、2つの出力側インダクタンスに発生す
る電圧の差によって放電灯を点灯させるようにした。本
願において開示される発明のうち、代表的な特徴の概要
を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
【0016】(1)、第1のインダクタンスと第1のコ
ンデンサで構成される第1の直列共振回路と、前記第1
のコンデンサと並列に接続される第1のスイッチ素子
と、第2のインダクタンスと第2のコンデンサで構成さ
れる第2の直列共振回路と、前記第2のコンデンサと並
列に接続される第2のスイッチ素子と、第3のインダク
タンスと、前記第1および第2のスイッチ素子のオンと
オフを制御するゲート制御回路を具備し、前記第1およ
び前記第2の直列共振回路は直流電源に並列に接続さ
れ、前記第1および第2のインダクタンスと前記第3の
インダクタンスは容量結合しており、前記第1および第
2のスイッチ素子が所定の周期で交互にオンとオフを繰
り返すことによって、前記第1および第2のインダクタ
ンスに発生する電圧が、前記容量結合の容量と前記第3
のインダクタンスとの共振により、前記第3のインダク
タンスの両端に高周波の高電圧を発生させる。
【0017】(2)、第1のインダクタンスと第1のコ
ンデンサで構成される第1の直列共振回路と、 前記第
1のコンデンサと並列に接続された第1のスイッチ素子
と、第2のインダクタンスと第2のコンデンサで構成さ
れた第2の直列共振回路と、前記第2のコンデンサと並
列に接続された第2のスイッチ素子と、第3のインダク
タンスと、第4のインダクタンスと第3のコンデンサで
構成される第3の直列共振回路と、前記第3のコンデン
サと並列に接続された第3のスイッチ素子と、第5のイ
ンダクタンスと第4のコンデンサで構成される第4の直
列共振回路と、前記第4のコンデンサと並列に接続され
た第4のスイッチ素子と、第6のインダクタンスと、前
記第1、第2、第3および第4のスイッチ素子のオン/
オフを制御するゲート制御回路を具備し、前記第1およ
び第2の直列共振回路は直流電源に並列に接続され、前
記第1および第2のインダクタンスと前記第3のインダ
クタンスは容量結合しており、前記第3のインダクタン
スはその一方の端子が接地されており、前記第3の直列
共振回路および第4の直列共振回路は互いに並列に接続
したうえで前記直流電源に接続され、前記第4のインダ
クタンスおよび第5のインダクタンスと前記第6のイン
ダクタンスは容量結合しており、前記第6のインダクタ
ンスはその一方の端子が接地されており、前記第1およ
び第3のスイッチ素子が所定の周期でオンとオフを繰り
返し、前記第2および第4のスイッチ素子は前記第1お
よび第3のスイッチ素子と同じ周期でかつ逆の位相でオ
ンとオフを繰り返すことにより、前記第1および第2の
インダクタンスに発生する電圧が、前記容量結合の容量
と前記第3のインダクタンスとの共振によって前記第3
のインダクタンスに電圧を発生させ、前記第4および第
5のインダクタンスに発生する電圧が、前記容量結合の
容量と前記第6のインダクタンスとの共振によって前記
第6のインダクタンスに電圧を発生させ、前記第3のイ
ンダクタンスに発生する電圧と、前記第6のインダクタ
ンスに発生する電圧の差により、前記第3のインダクタ
ンスおよび第6のインダクタンスの接地されていない側
の端子間に高周波の高電圧を発生させる。
【0018】上記した(1)、(2)の構成により、ト
ランスのような磁気結合素子を使用せずに、高周波(数
MHz)の高電圧を発生させることができる。そして、
この高周波高電圧の出力端子に負荷として放電灯を接続
することで放電灯点灯回路を構成し、駆動周波数を他励
発振で生成することでランプ電流を制御し、点灯回路を
ハーフブリッジ方式でない構成としたことにより、スイ
ッチ素子の制御が容易になり、また低い入力電圧で高い
出力電圧を得ることができる。
【0019】なお、本発明は、上記の構成および後述す
る実施例の構成に限定されるものではなく、本発明の技
術思想を逸脱することなく、種々の変更が可能であるこ
とは言うまでもない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、液晶表示装置の照明装置に用いる放電灯点灯回路に
適用した実施例の図面を用いて詳細に説明する。図1は
本発明による放電灯点灯回路の一実施例の構成を説明す
る回路図であり、図3で後述する2チャンネル方式に対
して1チャンネル方式とも称する。図1中、参照符号1
01は直流電源、同102はゲート制御回路であり、ス
イッチ素子103、105を制御する。参照符号103
は第1のスイッチ素子、同104は第1のコンデンサ、
同105は第2のスイッチ素子、同106は第2のコン
デンサ、同107は第1のインダクタンス、同108は
第2のインダクタンス、同109は第3のインダクタン
ス、同110は放電灯である。
【0021】ゲート制御回路102から第1のスイッチ
素子103には図17のVGS1 に示したようなデューテ
ィ50%の矩形波電圧が印加される。第1のスイッチ素
子103のオン期間に第1のインダクタンス107にエ
ネルギーが蓄積され、第1のスイッチ素子103がオフ
すると第1のインダクタンス107と第1のコンデンサ
104の共振により図17のVDS1 に示したような波形
の電圧が第1のインダクタンス107に与えられる。
【0022】同様に、ゲート制御回路102から第2の
スイッチ素子105に図17のVGS 1 と逆相のデューテ
ィ50%の矩形波電圧VGS2 が印加される。第2のスイ
ッチ素子105のオン期間に第2のインダクタンス10
8にエネルギーが蓄積され、第2のスイッチ素子105
がオフすると第2のインダクタンス108と第2のコン
デンサ106の共振により図17のVDS2 のような波形
の電圧が第2のインダクタンス108に与えられる。
【0023】VDS1 とVDS2 は互いに逆相であるため、
インダクタンス107とインダクタンス108を併せた
両端の電圧波形は概略正弦波になる。インダクタンス1
07、同108、同109の相互の間には磁気結合はな
く、第1のインダクタンス107と第3のインダクタン
ス109の間、及び、第2のインダクタンス108と第
3のインダクタンス109の間で容量結合されている。
第3のインダクタンス109には、第1のインダクタン
ス107または第2のインダクタンス108と第3のイ
ンダクタンス109の間の容量結合の容量と第3のイン
ダクタンス109で与えられる共振周波数近傍で図18
に示すような周波数特性を持つ電圧が発生する。
【0024】従って、本実施例により、ゲート制御回路
102によってVGS1 、VGS2 を所定の周波数で駆動す
ることにより第1のインダクタンス107と第2のイン
ダクタンス108に電圧を与えるとともに、第3のイン
ダクタンス109の電圧を制御することができ、放電灯
110を点灯させることができる。
【0025】図2は本発明による放電灯点灯回路の他の
実施例の構成を説明する回路図であり、図1と同様に図
3で後述する2チャンネル方式に対して1チャンネル方
式とも称する。図1中、図1と同じ参照符号を付した素
子は図1と同様の動作をする。本実施例が図1の実施例
と異なる点は、第3のインダクタンス109の中点が接
地されていることである。このように、本実施例では、
第3のインダクタンス109の中点を接地することによ
り、放電灯110の軸方向の輝度分布を、より均一にす
ることができる。
【0026】図3は本発明による放電灯点灯回路の他の
実施例の構成を説明する回路図である。この回路は図1
の回路を2つ並列に用いて放電灯110に印加される電
圧を2倍とした、所謂2チャンネル方式としたものであ
る。図3において、図1と同じ参照符号を付した素子は
図1と同様の動作をする。図3において、参照符号20
1は第3のスイッチ素子、同202は第3のコンデン
サ、同203は第4のスイッチ素子、同204は第4の
コンデンサ、同205は第4のインダクタンス、同20
6は第5のインダクタンス、同207は第6のインダク
タンスである。
【0027】ゲート制御回路102から第3のスイッチ
素子201に図17のVGS1 のようなデューティ50%
の矩形波電圧が印加される。第3のスイッチ素子201
のオン期間に第4のインダクタンス205にエネルギー
が蓄積され、第3のスイッチ素子201がオフすると第
4のインダクタンス205と第3のコンデンサ202の
共振により図17のVDS1 のような波形の電圧が第4の
インダクタンス205に与えられる。
【0028】同様に、ゲート制御回路102から第4の
スイッチ素子203に図17のVGS 1 と逆相のデューテ
ィ50%の矩形波電圧VGS2 が印加される。第4のスイ
ッチ素子203のオン期間に第5のインダクタンス20
6にエネルギーが蓄積され、第4のスイッチ素子203
がオフすると第5のインダクタンス206と第4のコン
デンサ204の共振により図17のVDS2 のような波形
の電圧が第5のインダクタンス206に与えられる。
【0029】VDS1 とVDS2 は互いに逆相であるため、
第4のインダクタンス205と第5のインダクタンス2
06を併せた両端の電圧波形は概略正弦波になる。第4
のインダクタンス205、第5のインダクタンス20
6、第6のインダクタンス207の相互の間には磁気結
合はなく、第4のインダクタンス205と第6のインダ
クタンス207の間、及び、第5のインダクタンス20
6と第6のインダクタンス207の間で容量結合されて
いる。
【0030】第6のインダクタンス207には第4のイ
ンダクタンス205または第5のインダクタンス206
と第7のインダクタンス207の容量結合の容量と第7
のインダクタンス207で与えられる共振周波数近傍で
図18に示すような周波数特性を持つ電圧が発生する。
第3のインダクタンス109で発生した電圧と第6のイ
ンダクタンス207に発生する電圧を逆相とすると放電
灯110には図1に比べて2倍の電圧が発生する。従っ
て、本実施例によれば、直流電源101の電圧が低くて
も放電灯を点灯させることができる。
【0031】図4は本発明による放電灯点灯回路によっ
て点灯させる放電灯の一例である冷陰極蛍光放電灯の構
造例を説明する模式断面図である。また、図5は本発明
による放電灯点灯回路によって点灯させる放電灯の他の
例である外部電極型蛍光放電灯の構造例を説明する模式
断面図である。図4および図5において、参照符号50
1はガラス管、同502は蛍光体層である。図4の参照
符号503はガラス管501の内部に設置した電極(冷
陰極)である。
【0032】また、図5の参照符号505はガラス管5
01の外側に配置された外部電極である。図4における
参照符号504は電極と点灯回路を接続するためのリー
ド線である。図4の放電灯と図5の放電灯はともに、そ
のガラス管501の内部には、不活性ガス及び紫外線を
発生させるための元素が封入されている。そして、参照
符号506は、放電灯を点灯させるための点灯回路であ
る。
【0033】図6、図7、図8、図9はそれぞれ本発明
による放電灯点灯回路の他の実施例の構成を説明する回
路図である。これらの図6、図7、図8、図9に示した
放電灯点灯回路は前記図1および図2で説明した1チャ
ンネル方式である。また、図10、図11は図6、図
7、図8、図9における電流検出手段の具体例を説明す
る回路図である。
【0034】図12、図13、図14、図15は、本発
明による放電灯点灯回路のその他の実施例の構成を説明
するブロック図である。これらの図12、図13、図1
4、図15に示した放電灯点灯回路は前記図3で説明し
た2チャンネル方式である。また、図16は図12、図
13、図14、図15における電流検出手段の具体例を
説明する回路図である。
【0035】図6、図7、図8、図9のグループと、図
12、図13、図14、図15のグループは、放電灯1
10に印加される電圧が2倍になるか否かのみが異な
り、基本的な回路構成は同様である。図6は図1におけ
るゲート制御回路102に周波数制御手段301を設け
ると共に第3のインダクタンス109に電流検出手段3
02を設け、この電流検出手段302の検出出力を周波
数制御手段301に供給してゲート制御回路102を制
御するように構成した。また、図7は図6におけるゲー
ト制御回路102にパルス発生手段401を設けたもの
である。
【0036】図8は、図7における直流電源101にパ
ルス発生手段401の出力パルスで制御されるスイッチ
402(第5のスイッチ)を設けたものである。図9は
第1のインダクタンス107および第2のインダクタン
ス108と、第3のインダクタンス109の間にコア4
03を設けたものである。
【0037】電流検出手段302の一例は図10に示し
た回路構成でもよい。この回路を用いる場合には放電灯
110の片側を設置する。しかし、駆動周波数が高くな
ると(例えば、5MHz程度では、)放電灯110の高
圧側が明るく、接地側が暗くなる。これを回避するため
の電流検出手段302として図11に示したような電流
検出トランス(所謂、カレントトランスフォーマー)1
11を用いることができる。
【0038】図12、図13、図14、図15は図3で
説明した2チャンネル方式の他の実施例であり、それぞ
れは1チャンネル方式の図6、図7、図8、図9に対応
する。また、図16は図12、図13、図14、図15
における電流検出手段の具体的な回路図である。図16
は図10と同様の回路を2つ並列に接続したものであ
る。この場合は、図10のような放電灯の高圧側と接地
側との明るさの差は生じない。
【0039】図6〜図15においては、第3のインダク
タンス109に電流検出手段302を設け、この電流検
出手段302の検出出力を周波数制御手段301に供給
してゲート制御回路102を制御するように構成したも
のである。なお、以下の実施例の説明では、図1〜図1
5に共通な構成部分とその機能は同様であるので繰り返
しの説明は省略し、特徴部分のみを説明する。
【0040】図12において、参照符号301は周期制
御手段、同302は電流検出手段である。本回路図にお
いて、図1、図2、図3と同じ番号の素子は図1、図
2、図3と同様の動作をする。第3のインダクタンス1
09と第6のインダクタンス207の接合部分に設けた
電流検出手段302により放電灯110を流れる電流を
検出する。電流検出手段302の検出結果を周期制御手
段301にて所定の基準値と比較することにより、ゲー
ト制御回路102からスイッチ素子103、105、2
01、203に印加する矩形波電圧の周波数を制御し、
放電灯110の点灯を安定させることができる。
【0041】具体的には、周波数を図18の共振点より
高い範囲で制御する場合は、電流検出手段302の出力
が所定値より大きい時には周期制御手段301が制御す
るスイッチ素子の駆動周波数を高くすることによって放
電灯110に流れる電流値を下げ、電流検出手段302
の出力が所定値より小さい時には周期制御手段301が
制御するスイッチ素子の駆動周波数を低くすることによ
って放電灯110に流れる電流値を上げることにより、
放電灯110に流れる放電電流を一定に制御する。
【0042】図13における参照符号401はパルス発
生手段である。本回路図において図1、図2、図3、図
12と同じ番号の素子は図1、図2、図3、図12と同
様の動作をする。パルス発生手段401からゲート制御
回路102に可変デューティでVGS1 、VGS2 に比べて
十分低い周波数の信号を印加する。パルス発生手段40
1がオンのとき、ゲート制御回路102からスイッチ素
子103、105、201及び203に矩形波電圧が印
加され、放電灯110が点灯する。パルス発生手段40
1がオフのとき、ゲート制御回路からの出力がなくな
り、スイッチ素子103、105、201、203がオ
フになり放電灯110が消灯する。このように、パルス
発生手段401の出力信号のデューティを変えることに
より放電灯110の調光が可能である。
【0043】図14における参照符号402は第5のス
イッチ素子である。本回路図において図1、図2、図
3、図12、図13と同じ番号の素子は図1、図2、図
3、図12、図13と同様の動作をする。パルス発生手
段401からゲート制御回路102及び第5のスイッチ
素子402に可変デューティでVGS1 、VGS2 に比べて
十分低い周波数の信号を印加する。パルス発生手段40
1がオンのとき、ゲート制御回路102からスイッチ素
子103、105、201及び203に矩形波電圧が印
加されるとともに、第5のスイッチ素子402がオンに
なることにより放電灯110が点灯する。
【0044】パルス発生手段401がオフのとき、ゲー
ト制御回路からの出力がなくなり、スイッチ素子10
3、105、201、203がオフになり、かつ、第5
のスイッチ素子がオフになって放電灯110が消灯す
る。パルス発生手段401の出力信号のデューティを変
えることにより放電灯110の調光が可能である。第5
のスイッチ素子402を設置することにより、パルス発
生手段401がオフからオンになるときに放電灯110
に流れる突入電流を防止することができる。
【0045】図15における参照符号403は第1のコ
ア、同404は第2のコアである。本回路図において図
1、図2、図3、図12、図13、図14と同じ番号の
素子は図1、図2、図3、図12、図13、図14と同
様の動作をする。第1のインダクタンス107と第2の
インダクタンス108と第3のインダクタンス109を
第1のコア403に具備し、第4のインダクタンス20
5と第5のインダクタンス206と第6のインダクタン
ス207を第2のコア404に具備することにより、部
品点数および部品スペースを削減することができる。
【0046】このように、本発明の各実施例の構成によ
り、基本的にトランスのような磁気結合素子を用いるこ
となく低い入力電圧で高周波の高電圧を得ることのでき
る放電灯点灯回路を得ることができる。
【0047】請求項を含む本明細書で開示の各構成は、
高周波高電圧発生回路として用いてもよい。むろん、そ
れを用いて放電点灯回路として用いてもよい。さらに、
それらを用いて液晶表示装置を構成してもよい。いずれ
の形態として用いた場合も、本明細書に開示の技術思想
を用いる限り、本明細書の開示の範囲内である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば、液晶表示装置のバックライトの光源を
構成する放電灯点灯回路等のための高周波高電圧発生回
路の駆動周波数を他励発振にすることにより、出力電流
(ランプ電流等)を制御することができる。また、この
点灯回路等の昇圧には共振回路を利用しており、トラン
スのような磁気結合素子を使用する必要がないので、例
えば無電極ランプのような高周波(数MHz)の放電灯
でも容易に点灯させることができる。
【0049】また、この種の点灯回路等をハーフブリッ
ジ方式でない構成にすることにより、ブートストラップ
回路等が不用になり、スイッチ素子の制御を容易にする
ことができる。また、負荷と点灯回路の共振回路は直列
接続ではないので、負荷にかかる電圧を高く設定するこ
とができる。また、点灯回路において共振回路を2組使
用して、2つの出力側インダクタンスに発生する電圧の
差によって放電灯を点灯させることにより、低い入力電
圧で高い出力電圧を得ることが可能な高周波高電圧発生
回路およびこれを用いた放電灯点灯回路を提供できる。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を説明する回路図であ
る。
【図2】本発明の他の実施例の構成を説明する回路図で
ある。
【図3】本発明の他の実施例の構成を説明する回路図で
ある。
【図4】本発明による放電灯の一例である冷陰極蛍光放
電灯の構造例を説明する模式断面図である。
【図5】本発明による放電灯の他の例である外部電極型
蛍光放電灯の構造例を説明する模式断面図である。
【図6】本発明の他の実施例の構成を説明する回路図で
ある。
【図7】本発明の他の実施例の構成を説明する回路図で
ある。
【図8】本発明の他の実施例の構成を説明する回路図で
ある。
【図9】本発明の他の実施例の構成を説明する回路図で
ある。
【図10】電流検出手段の具体例を説明する回路図であ
る。
【図11】電流検出手段の他の具体例を説明する回路図
である。
【図12】本発明の他の実施例の構成を説明する回路図
である。
【図13】本発明の他の実施例の構成を説明する回路図
である。
【図14】本発明の他の実施例の構成を説明する回路図
である。
【図15】本発明の他の実施例の構成を説明する回路図
である。
【図16】電流検出手段の他の具体的な回路図である。
【図17】ゲート制御回路からスイッチ素子に印加され
る電圧波形、及び、入力側のインダクタンスに与えられ
る電圧波形図である。
【図18】出力側のインダクタンスに与えられる電圧の
周波数特性を示す図である。
【図19】液晶表示装置の全体構成例を説明するための
展開斜視図である。
【図20】液晶表示装置の内部構造を説明する図19の
A−A’線方向の断面図である。
【図21】従来の放電灯点灯回路の一つであるプッシュ
プル電圧共振回路の実施例の構成を説明する回路図であ
る。
【図22】従来の放電灯点灯回路の一つであるハーフブ
リッジ回路の実施例の構成を説明する回路図である。
【図23】従来の放電灯点灯回路の一つであるD級また
はE級増幅回路の構成例を説明する回路図である。
【符号の説明】
101・・・・直流電源、102・・・・ゲート制御回
路、103・・・・第1のスイッチ素子、104・・・
・第1のコンデンサ、105・・・・第2のスイッチ素
子、106・・・・第2のコンデンサ、107・・・・
第1のインダクタンス、108・・・・第2のインダク
タンス、109・・・・第3のインダクタンス、110
・・・・放電灯、201・・・・第3のスイッチ素子、
202・・・・第3のコンデンサ、203・・・・第4
のスイッチ素子、204・・・・第4のコンデンサ、2
05・・・・第4のインダクタンス、206・・・・第
5のインダクタンス、207・・・・第6のインダクタ
ンス、301・・・・周期制御手段、302・・・・電
流検出手段、401・・・・パルス発生手段、402・
・・・第5のスイッチ素子、403・・・・第1のコ
ア、404・・・・第2のコア、501・・・・ガラス
管、502・・・・蛍光体層、503・・・・電極、5
04・・・・リード線、505・・・・外部電極、50
6・・・・点灯回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢島 利浩 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所ディスプレイグループ内 (72)発明者 池田 隆一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 長柄 純一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 Fターム(参考) 3K072 AC02 AC11 CA16 CB04 CB10 GA02 GB14 GB20 GC04 GC05 GC07 HA05 HA06 HA10 3K098 CC41 DD22 DD37 DD43 EE31 EE40 FF04 FF14 FF16 GG02 GG10 5H007 CA02 CB06 CB22 CB25 CC03 DA06

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のインダクタンスと第1のコンデンサ
    で構成される第1の直列共振回路と、 前記第1のコンデンサと並列に接続される第1のスイッ
    チ素子と、 第2のインダクタンスと第2のコンデンサで構成される
    第2の直列共振回路と、 前記第2のコンデンサと並列に接続される第2のスイッ
    チ素子と、 第3のインダクタンスと、 前記第1および第2のスイッチ素子のオンとオフを制御
    するゲート制御回路を具備し、 前記第1および前記第2の直列共振回路は直流電源に並
    列に接続され、 前記第1および第2のインダクタンスと前記第3のイン
    ダクタンスは容量結合しており、 前記第1および第2のスイッチ素子が所定の周期で交互
    にオンとオフを繰り返すことによって、前記第1および
    第2のインダクタンスに発生する電圧が、前記容量結合
    の容量と前記第3のインダクタンスとの共振により、前
    記第3のインダクタンスの両端に高周波の高電圧を発生
    させることを特徴とする高周波高電圧発生回路。
  2. 【請求項2】第1のインダクタンスと第1のコンデンサ
    で構成される第1の直列共振回路と、 前記第1のコンデンサと並列に接続された第1のスイッ
    チ素子と、 第2のインダクタンスと第2のコンデンサで構成された
    第2の直列共振回路と、 前記第2のコンデンサと並列に接続された第2のスイッ
    チ素子と、 第3のインダクタンスと、 第4のインダクタンスと第3のコンデンサで構成される
    第3の直列共振回路と、 前記第3のコンデンサと並列に接続された第3のスイッ
    チ素子と、 第5のインダクタンスと第4のコンデンサで構成される
    第4の直列共振回路と、 前記第4のコンデンサと並列に接続された第4のスイッ
    チ素子と、 第6のインダクタンスと、 前記第1、第2、第3および第4のスイッチ素子のオン
    /オフを制御するゲート制御回路を具備し、 前記第1および第2の直列共振回路は直流電源に並列に
    接続され、 前記第1および第2のインダクタンスと前記第3のイン
    ダクタンスは容量結合しており、 前記第3のインダクタンスはその一方の端子が接地され
    ており、 前記第3の直列共振回路および第4の直列共振回路は互
    いに並列に接続したうえで前記直流電源に接続され、 前記第4のインダクタンスおよび第5のインダクタンス
    と前記第6のインダクタンスは容量結合しており、 前記第6のインダクタンスはその一方の端子が接地され
    ており、 前記第1および第3のスイッチ素子が所定の周期でオン
    とオフを繰り返し、前記第2および第4のスイッチ素子
    は前記第1および第3のスイッチ素子と同じ周期でかつ
    逆の位相でオンとオフを繰り返すことにより、前記第1
    および第2のインダクタンスに発生する電圧が、前記容
    量結合の容量と前記第3のインダクタンスとの共振によ
    って前記第3のインダクタンスに電圧を発生させ、前記
    第4および第5のインダクタンスに発生する電圧が、前
    記容量結合の容量と前記第6のインダクタンスとの共振
    によって前記第6のインダクタンスに電圧を発生させ、
    前記第3のインダクタンスに発生する電圧と、前記第6
    のインダクタンスに発生する電圧の差により、前記第3
    のインダクタンスおよび第6のインダクタンスの接地さ
    れていない側の端子間に高周波の高電圧を発生させるこ
    とを特徴とする高周波高電圧発生回路。
  3. 【請求項3】液晶表示パネルと、該液晶表示パネルの光
    源を構成するバックライトを有する液晶表示装置であっ
    て、 前記バックライトの光源を構成する放電灯の点灯回路
    が、 第1のインダクタンスと第1のコンデンサで構成される
    第一の直列共振回路と、 前記第1のコンデンサと並列に接続される第1のスイッ
    チ素子と、 第2のインダクタンスと第2のコンデンサで構成される
    第2の直列共振回路と、 前記第2のコンデンサと並列に接続される第2のスイッ
    チ素子と、 第3のインダクタンスと、 前記第1および第2のスイッチ素子のオンとオフを制御
    するゲート制御回路を具備し、 前記第1および前記第2の直列共振回路は互いに並列に
    接続されたうえで直流電源に接続され、 前記第1および第2のインダクタンスと前記第3のイン
    ダクタンスは容量結合しており、 前記第3のインダクタンスの両端に前記放電灯が接続さ
    れており、 前記第1および第2のスイッチ素子が所定の周期で交互
    にオンとオフを繰り返すことによって、前記放電灯を点
    灯させることを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】前記第3のインダクタンスの中点が接地さ
    れていることを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装
    置。
  5. 【請求項5】液晶表示パネルと、該液晶表示パネルの光
    源を構成するバックライトを有する液晶表示装置であっ
    て、 前記バックライトの光源を構成する放電灯の点灯回路
    が、 第1のインダクタンスと第1のコンデンサで構成される
    第1の直列共振回路と、前記第1のコンデンサと並列に
    接続された第1のスイッチ素子と、 第2のインダクタンスと第2のコンデンサで構成された
    第2の直列共振回路と、 前記第2のコンデンサと並列に接続された第2のスイッ
    チ素子と、 第3のインダクタンスと、 第4のインダクタンスと第3のコンデンサで構成される
    第3の直列共振回路と、 前記第3のコンデンサと並列に接続された第3のスイッ
    チ素子と、 第5のインダクタンスと第4のコンデンサで構成される
    第4の直列共振回路と、 前記第4のコンデンサと並列に接続された第4のスイッ
    チ素子と、 第6のインダクタンスと、 前記第1、第2、第3および第4のスイッチ素子のオン
    /オフを制御するゲート制御回路を具備し、 前記第1および第2の直列共振回路は互いに並列に接続
    されたうえで直流電源に接続され、 前記第1および第2のインダクタンスと前記第3のイン
    ダクタンスは容量結合しており、 前記第3のインダクタンスはその一方の端子が接地され
    ており、 前記第3の直列共振回路および第4の直列共振回路は互
    いに並列に接続されたうえで前記直流電源に接続され、 前記第4のインダクタンスおよび第5のインダクタンス
    と前記第6のインダクタンスは容量結合しており、 前記第6のインダクタンスはその一方の端子が接地され
    ており、 前記第3のインダクタンスおよび第六のインダクタンス
    の接地されていない側の端子に放電灯が接続されてお
    り、 前記第1および第3のスイッチ素子が所定の周期でオン
    とオフを繰り返し、前記第2および第4のスイッチ素子
    は前記第1および第3のスイッチ素子と同じ周期でかつ
    逆の位相でオンとオフを繰り返すことにより、前記第1
    および第2のインダクタンスに発生する電圧が、前記容
    量結合の容量と前記第3のインダクタンスとの共振によ
    って前記第3のインダクタンスに電圧を発生させ、前記
    第4および第5のインダクタンスに発生する電圧が、前
    記容量結合の容量と前記第6のインダクタンスとの共振
    によって前記第6のインダクタンスに電圧を発生させ、
    前記第3のインダクタンスに発生する電圧と、前記第6
    のインダクタンスに発生する電圧の差により前記放電灯
    を点灯させることを特徴とする液晶表示装置。
  6. 【請求項6】前記放電灯は、冷陰極放電灯、または管の
    外部に電極を具備する外部電極型放電灯のいずれかであ
    ることを特徴とする請求項3、4、5のいずれかに記載
    の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】前記放電灯に流れる電流値を検出する電流
    検出手段と、 前記第1のスイッチ素子および第2のスイッチ素子の駆
    動周期を制御する周期制御手段を有し、 前記周期制御手段が制御するスイッチ素子の駆動周波数
    が前記容量結合の容量と前記第3のインダクタンスとの
    共振周波数より高い場合、前記電流検出手段の出力が所
    定値より大きい時には前記周期制御手段が制御するスイ
    ッチ素子の駆動周波数を高くすることによって前記放電
    灯に流れる電流値を下げ、前記電流検出手段の出力が所
    定値より小さい時には前記周期制御手段が制御するスイ
    ッチ素子の駆動周波数を低くすることによって前記放電
    灯に流れる電流値を上げることにより、前記放電灯に流
    れる放電電流を一定に制御することを特徴とする請求項
    3、4、6のいずれかに記載の液晶表示装置。
  8. 【請求項8】前記第1および第2のスイッチ素子の駆動
    周波数より充分低い周波数で、かつパルス幅を可変可能
    なパルス発生手段を有し、 パルスが出力されている期間のみ前記第1および第2の
    スイッチ素子をオンオフ動作させ、パルスが出力されて
    いない期間は前記第1および第2のスイッチ素子をオフ
    してパルスの出力期間(パルス幅)を制御することによ
    り前記放電灯の明るさを制御することを特徴とする請求
    項3、4、6、7のいずれかに記載の放電灯点灯回路。
  9. 【請求項9】前記直流電源と前記第1および第2のイン
    ダクタンスとの間に第5のスイッチ素子を具備し、 前記パルス発生手段のパルスが出力されている期間のみ
    前記第5のスイッチ素子をオンすることを特徴とする請
    求項8に記載の液晶表示装置。
  10. 【請求項10】前記第1、第2および第3のインダクタ
    ンスを第1のコアに具備していることを特徴とする請求
    項3、4、6、7、8、9のいずれかに記載の液晶表示
    装置。
  11. 【請求項11】前記放電灯に流れる電流値を検出する電
    流検出手段と、 前記第1、第2、第3および第4のスイッチ素子の駆動
    周期を制御する周期制御手段を有し、 前記周期制御手段が制御するスイッチ素子の駆動周波数
    が前記容量結合の容量と前記第3のインダクタンスとの
    共振周波数および前記容量結合の容量と前記第6のイン
    ダクタンスとの共振周波数より高い場合、前記電流検出
    手段の出力が所定値より大きい時には前記周期制御手段
    が制御するスイッチ素子の駆動周波数を高くすることに
    よって前記放電灯に流れる電流値を下げ、前記電流検出
    手段の出力が所定値より小さい時には前記周期制御手段
    が制御するスイッチ素子の駆動周波数を低くすることに
    よって前記放電灯に流れる電流値を上げることにより、
    前記放電灯に流れる放電電流を一定に制御することを特
    徴とする請求項5または6に記載の液晶表示装置。
  12. 【請求項12】前記第1、第2、第3および第4のスイ
    ッチ素子の駆動周波数より充分低い周波数でかつパルス
    巾を可変可能なパルス発生手段を有し、 パルスが出力されている期間のみ前記第1、第2、第3
    および第4のスイッチ素子をオンオフ動作させ、パルス
    が出力されていない期間は前記第1、第2、第3および
    第4のスイッチ素子をオフとして、パルスの出力期間
    (パルス幅)を制御することにより前記放電灯の明るさ
    を制御することを特徴とする請求項5、6、11のいず
    れかに記載の液晶表示装置。
  13. 【請求項13】前記直流電源と前記第1、第2、第4お
    よび第5のインダクタンスとの間に第5のスイッチ素子
    を有し、 前記パルス発生手段のパルスが出力されている期間のみ
    前記第5のスイッチ素子をオンすることを特徴とする請
    求項12に記載の液晶表示装置。
  14. 【請求項14】前記第1、第2および第3のインダクタ
    ンスを第1のコアに具備し、前記第4、第5および第6
    のインダクタンスを第2のコアに具備していることを特
    徴とする請求項5、6、11、12、13のいずれかに
    記載の液晶表示装置。
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