JP2006107833A - 光源点灯表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】同じ昇圧トランスに接続された冷陰極管(CCFL)の間に発生する浮遊容量を減らして、高周波電源の負担を減らし、電力損失を少なくするとともに、冷陰極管の輝度を明るく、一定に保つ。
【解決手段】高周波電源に対して一次側コイルが直列に接続された複数の昇圧トランスK1,K2,・・・Knと、前記各昇圧トランスK1,K2,・・・Knの二次側コイルに2本ずつ接続された冷陰極管とを備え、前記冷陰極管は、互いに並行に配列され、ある1つの昇圧トランスK1で駆動される2本の冷陰極管1A,1Bの間に、他の昇圧トランスK2,・・・Knで駆動される(nー1)本の冷陰極管2AからnAが介在している。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複数の冷陰極管を同時に点灯させる光源点灯表示装置に関するものである。この光源点灯表示装置は、バックライトを用いた液晶表示器などに用いられる。
液晶表示器の導光板の光源として、冷陰極管CCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp)がよく用いられる。この冷陰極管CCFLは、直径数ミリ程度の細径の蛍光管である。
冷陰極管CCFLの発光原理は普通の蛍光管(熱陰極管)と基本的に変わりはないが、電極にフィラメントがないので構造が簡単で電極を小さくできることから、細径化に適している。
その電気的特性は、陰極降下電圧が高く、また、陽光柱(発光部)が細くガス圧が高いので、放電電圧は熱陰極管に比べて非常に高く(300〜700V)なる。また、放電電流は5〜7mA程度が普通となっている。
「冷陰極管と熱陰極管」[平成16年6月20日検索]インターネットURL <http://tlm.co.jp/web/gijyutu/ccfl.html >
液晶表示器の照明用には、複数の冷陰極管CCFLが、導光板に接近して、互いに並行に配列されて用いられる。
そして、各冷陰極管CCFLは、昇圧トランスKによって駆動される。通常、昇圧トランスKには、その二次側コイルに冷陰極管CCFLが2本直列に接続されている。
ところが、図9に示すように、これらの二次側コイルに接続された2本の冷陰極管CCFL同士(例えば1Aと1B)を接近して配置すると、2本の冷陰極管1A,1Bの間には、漏れ電気力線が走るので、無視できない大きさの浮遊静電容量が存在するようになる。
図10は、2本の冷陰極管CCFLの間に発生した浮遊静電容量C2を図解した図である。
また、図11に示すように、冷陰極管CCFLと反射板Rとの間にも浮遊容量C3が存在する。
これらの冷陰極管CCFLに浮遊静電容量C2,C3が存在すると、電力ロスの原因となり、冷陰極管CCFLに印加される電圧が低下する。そうなると、規定の明るさで点灯できなくなる。
実際、1つの昇圧トランスに接続された冷陰極管CCFL同士を近づけると、冷陰極管CCFLの昇圧トランスに近い部分が暗くなるという現象が、発明者により確認されている。
そこで本発明は、同じ変圧器に接続された冷陰極管の間に発生する浮遊容量を少なくすることにより高周波電源の負担を減らし、電力損失を少なくすることのできる光源点灯表示装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、同じ変圧器に接続された冷陰極管の間に発生する浮遊容量を少なくすることにより、冷陰極管の輝度を低下させることのない光源点灯表示装置を提供することを目的とする。
本発明の光源点灯表示装置は、高周波電源と、前記高周波電源に対して一次側コイルが接続された複数の変圧器と、前記各変圧器の二次側コイルに複数本接続された冷陰極管とを備え、前記冷陰極管は、互いに物理的に平行な状態で配列され、ある1つの変圧器で駆動される各冷陰極管の間に、他の変圧器で駆動される1本または複数本の冷陰極管が介在しているものである(請求項1)。
この光源点灯表示装置によれば、ある1つの変圧器で駆動される複数本の冷陰極管の間に、他の変圧器で駆動される1本または複数本の冷陰極管が介在していることにより、当該1つの変圧器で駆動される複数本の冷陰極管どうしが隣接することはない。したがって、同じ変圧器に接続された冷陰極管の間に発生する浮遊容量を、冷陰極管どうしが隣接する場合に比べて、少なくすることができる。このため、高周波電源からみた負荷インピーダンスを軽減することができ、高周波電源の負担を減らし、電力損失を少なくすることができる。また、点灯時の明るさが低下するのを防止することができる。
前記光源点灯表示装置の、いずれの変圧器で駆動される複数本の冷陰極管においても、それらの間には、他の変圧器で駆動される1本または複数本の冷陰極管が介在しているような配置にすることが望ましい(請求項2)。こうすれば、電力損失を少なくするとともに、表示装置の発光面の全面において、明るくムラのない照明が得られる。
前記冷陰極管は、1つの変圧器の二次側コイルに複数本直列に接続さている(請求項3)。
前記複数の変圧器は、一次側コイル同士が、前記高周波電源に対して互いに直列に接続されていてもよく、並列に接続されていてもよい(請求項4,5)。
また、前記冷陰極管を駆動する各変圧器の一次側コイルと、その他の負荷に対して電源を供給する他の変圧器の一次側コイルとを、前記高周波電源に対して直列に接続すれば、冷陰極管を含む複数の負荷に対して、1つの高周波電源から同時に電源を供給できる。
この場合、前記他の負荷に対して電源を供給する変圧器の二次側コイルに、並列制御レギュレータを接続すれば、駆動電圧の異なる負荷に対応することができる。
図1は、本発明の光源点灯表示装置の一部を構成する液晶表示装置の断面模式図である。
この液晶表示装置は、表面側の透明基板2と光源側の透明基板3とを向き合わせている。
表面側の透明基板2の内面には、多数の平行ストライプ状透明電極群4を配列し、光源側の透明基板3の内面には、前記平行ストライプ状透明電極群4と直角に多数の平行ストライプ状透明電極群5を配列している。さらに、それぞれの平行ストライプ状透明電極群4,5の上に、一定方向にラビングした樹脂からなる配向膜6,7を形成している。そして両配向膜6,7の間には、液晶8を封入している。
さらに両透明基板2,3の外側に、偏光板9,10を積層している。なお、図1には示していないが、カラー液晶の場合は、表面側の透明基板2にカラーフィルター層が設けられている。
光源側の透明基板3の下側には、複数個の冷陰極管CCFLを配列している。
この冷陰極管CCFLの光は、前記偏光板10、光源側の透明基板3を透過して、液晶8に入射された後、液晶8から出て、表面側の透明基板2、偏光板9を透過して、観測者の目で認識される。このとき、周知のように、上下の平行ストライプ状透明電極群4,5に電圧が選択的に印加されることにより、液晶8の光透過率の高い部位と低い部位とができて、この結果、電圧の印加に応じた模様が認識できるようになる。
なお、冷陰極管CCFLの下部には、反射板Rを配置している。この反射板Rの反射作用により、冷陰極管CCFLの光を効率的に上方に集めることができるようにしている。
図2は、本発明の光源点灯表示装置の回路図である。この光源点灯表示装置は、複数の昇圧トランスK1,K2,・・・Kn(総称するときは「昇圧トランスK」と表記する)の一次側コイル同士を互いに直列に接続した回路と、その他の負荷に対して電源を供給する昇圧トランスT1,T2,・・・Tn(総称するときは「昇圧トランスT」と表記する)の一次側コイル同士を互いに直列に接続した回路とを、直流カット用の直列コンデンサC1を通して、高周波電源11に接続している。なお、昇圧トランスTを接続した回路は本発明には必須でないので、昇圧トランスTを取り外して短絡し、昇圧トランスKを接続した回路のみとしてもよい。
前記昇圧トランスKの二次側のコイルには、それぞれ冷陰極管CCFLが接続されている。
前記直列コンデンサC1は、光源点灯表示装置にかかる電圧変動を吸収するもので、図2では最左端の昇圧トランスK1と高周波電源11との間に接続されている。しかし、直列コンデンサC1の設置位置はこれに限られず、複数の昇圧トランスK,昇圧トランスT が直列に接続された回路のどの位置でもよい。
昇圧トランスK,昇圧トランスTの一次側電圧の和を「負荷電圧Vk」と表記する。また、昇圧トランスKの一次側を流れる電流を「負荷電流Ik」と表記する。
冷陰極管CCFL同士には寄生容量が存在する。この寄生容量を軽減するために、本発明では、後に図3から図5を用いて説明するように、冷陰極管CCFLの配置に工夫を加えている。
前記高周波電源11は、部分共振半ブリッジ駆動式の高周波電源回路を採用している。前記高周波電源11は、100V,200Vなどの交流入力電源を直流に変換する整流回路14と、互いに逆相の矩形波電圧VG2,VG3を発振する2つの他励発振器12,13と、他励発振器12,13から発生する矩形波電圧VG2,VG3に基づいてオンオフされるMOSFETタイプのスイッチング素子SW2,SW3とを備えている。スイッチング素子SW2,SW3のオンオフで得られた高周波電源は、昇圧トランスK,昇圧トランスTの一次側コイル同士が互いに直列に接続された回路に給電される。なお、前記他励発振器2,3の発振周波数は通常、100kHz程度に選ばれる。
以上に説明した回路構成により、直列に接続された各冷陰極管CCFL及び各負荷に、同一の大きさの電流を流すことができる。
次に、本発明に係る、冷陰極管CCFL同士の寄生容量を軽減するための冷陰極管CCFLの配置について詳しく説明する。
図3は、昇圧トランスKと冷陰極管CCFLとの接続状態を示すための回路配置図である。昇圧トランスKは、昇圧トランスK1の二次側コイルの各端子をa1,b1と表記し、昇圧トランスK2の二次側コイルの各端子をa2,b2と表記し、同様に昇圧トランスKnの二次側コイルの各端子をan,bnと表記している。また、昇圧トランスK1の二次側コイルの端子a1,b1に対して直列に接続される2本の冷陰極管CCFLを1A,1Bで表し、昇圧トランスK2の二次側コイルの端子a2,b2に対して直列に接続される2本の冷陰極管CCFLを2A,2Bで表し、同様に、昇圧トランスKnの二次側コイルの端子an,bnに対して直列に接続される2本の冷陰極管CCFLをnA,nBで表している。
昇圧トランスの配列がK1,・・・Knの順番になっているのに対して、冷陰極管CCFLの配列は1A,2A,・・・,nA,1B,2B,・・・,nBとなっている。これらの配列の違いに対応するために、昇圧トランスKと冷陰極管CCFLとの間に、配線網18を介在させている。
以上のような冷陰極管CCFLの配列により、昇圧トランスK1の二次側コイルの端子a1,b1に対して直列に接続される2本の冷陰極管CCFL1A,1Bの間には、他の昇圧トランスK2,・・・Knで駆動される(n−1)本の冷陰極管CCFL2AからnAが介在することになる。また、昇圧トランスK2の二次側コイルの端子a2,b2に対して直列に接続される2本の冷陰極管CCFL2A,2Bの間には、他の昇圧トランスK1,K3,・・・Kn,で駆動される(n−1)本の冷陰極管CCFL2AからnA,1Bが介在している。同様に、昇圧トランスKnの二次側コイルの端子an,bnに対して直列に接続される2本の冷陰極管CCFLnA,nBの間には、他の昇圧トランスK1,・・・,Kn-1,で駆動される(n−1)本の冷陰極管CCFL1Bから(nー1)Bが介在している。
以上のように、ある1つの昇圧トランスで駆動される2本の冷陰極管CCFLの間に、他の昇圧トランスで駆動される冷陰極管CCFLが介在していることにより、同じ昇圧トランスに接続された冷陰極管CCFLの間に発生する浮遊容量を、これらの冷陰極管CCFLが隣接する場合に比べて少なくすることができる。このため、高周波電源11からみた負荷インピーダンスを軽減することができ、高周波電源11の負担を減らし、電力損失を少なくすることができる。各冷陰極管CCFLの発光輝度の低下も防止することができる。
さらに、いずれの昇圧トランスで駆動される冷陰極管CCFLの間においても、他の昇圧トランスで駆動される(nー1)本の冷陰極管CCFLが介在しているので、1つの昇圧トランスで駆動される冷陰極管CCFLの間に一定の距離が確保できる。このため当該1つの昇圧トランスで駆動される2本の冷陰極管CCFLどうしの浮遊容量も一定になる。したがって、各冷陰極管CCFLの発光輝度を揃えることができ、液晶表示装置の発光面の全面において、ムラのない表示が得られる。
次に、冷陰極管CCFLの配置の具体例を説明する。
図4は、昇圧トランスの数nを3としたときの冷陰極管CCFLの配置を示す斜視図である。各冷陰極管CCFLを接続する線路のうち、一部の線路は反射板Rの裏側を通って配線されるが、それらは破線で表示している。
昇圧トランスK1に接続される冷陰極管1A,1Bの間には2本の冷陰極管2A,3Aが介在され、昇圧トランスK2に接続される冷陰極管2A,2Bの間には2本の冷陰極管3A,1Bが介在され、昇圧トランスK3に接続される冷陰極管3A,3Bの間には2本の冷陰極管1B,2Bが介在される。
図5は、図4と同様、昇圧トランスの数nを3としたときの配置を示す斜視図であるが、図4と異なるところは、昇圧トランスKの一次側コイルが高周波電源11に対して、直列接続でなく、並列接続されていることである。このように昇圧トランスKの一次側コイルを並列しても、冷陰極管CCFLどうしの浮遊容量が少なくなり、各冷陰極管CCFLの発光輝度を向上させ、かつ均一化することができる点では、図3,図4に説明した配置例と同様である。
また、昇圧トランスKの二次側コイルに2本以上の複数本の冷陰極管CCFLを接続しても、本発明の適用は可能である。図7は、1つの昇圧トランスKに3本の冷陰極管CCFLが接続されている場合の昇圧トランスKと冷陰極管CCFLとの接続状態を示すための回路配置図である。昇圧トランスK1の二次側コイルの各端子をa1,c1と表記し、昇圧トランスK2の二次側コイルの各端子をa2,c2と表記し、同様に昇圧トランスKnの二次側コイルの各端子をan,cnと表記している。また、昇圧トランスK1の二次側コイルの端子a1,c1に対して直列に接続される3本の冷陰極管CCFLを1A,1B,1Cで表し、昇圧トランスK2の二次側コイルの端子a2,c2に対して直列に接続される3本の冷陰極管CCFLを2A,2B,2Cで表し、同様に、昇圧トランスKnの二次側コイルの端子an,cnに対して直列に接続される3本の冷陰極管CCFLをnA,nB,nCで表している。
昇圧トランスの配列がK1,・・・Knの順番になっているのに対して、冷陰極管CCFLの配列は1A,2A,・・・,nA,1B,2B,・・・,nB,1C,2C,・・・,nCとなっている。これらの配列の違いに対応するために、昇圧トランスKと冷陰極管CCFLとの間に、配線網19を介在させている。
このような冷陰極管CCFLの配列により、昇圧トランスK1の二次側コイルの端子a1,c1に対して直列に接続される3本の冷陰極管CCFL1A,1Bの間及び1B,1Cの間には、他の昇圧トランスで駆動される(n−1)本の冷陰極管がそれぞれ介在することになる。また、昇圧トランスK2の二次側コイルの端子a2,c2に対して直列に接続される3本の冷陰極管CCFL2A,2Bの間及び2B,2Cの間には、他の昇圧トランスで駆動される(n−1)本の冷陰極管CCFLがそれぞれ介在している。同様に、昇圧トランスKnの二次側コイルの端子an,cnに対して直列に接続される3本の冷陰極管CCFLnA,nBの間、及びnB,nCの間には、他の昇圧トランスで駆動される(n−1)本の冷陰極管がそれぞれ介在している。
以上のように、ある1つの昇圧トランスで駆動される3本の冷陰極管CCFLの間に、他の昇圧トランスで駆動される冷陰極管CCFLが介在していることにより、同じ昇圧トランスに接続された冷陰極管CCFLの間に発生する浮遊容量を、これらの冷陰極管CCFLが隣接する場合に比べて少なくすることができる。
図8は、1つの昇圧トランスKに4本の冷陰極管CCFLが接続されている場合の昇圧トランスKと冷陰極管CCFLとの接続状態を示すための回路配置図である。この配置においても、ある1つの昇圧トランスで駆動される4本の冷陰極管CCFLの間に、他の昇圧トランスで駆動される冷陰極管CCFLが介在していることにより、同じ昇圧トランスに接続された冷陰極管CCFLの間に発生する浮遊容量を、これらの冷陰極管CCFLが隣接する場合に比べて少なくすることができる。
次に、図2を参照して、前記昇圧トランスTの二次側のコイルに接続された負荷の駆動について説明する。液晶テレビなどの映像・電子機器は、冷陰極管CCFLの駆動部以外に、液晶駆動部、映像信号処理部、操作インターフェイス部など複数の負荷を備えており、それぞれ動作電圧が異なるのが通常である。
冷陰極管CCFLの駆動部と、その他の部分、例えば液晶駆動部、映像信号処理部、操作インターフェイス部に分けて、それぞれ独立した電源を設けると、必要な電源の種類も多数になり、その結果、トータルの電源効率が低下する、また、必要な電圧ごとに電源回路を用意する必要があるため、回路構成が複雑になり、コストアップにつながるなどの問題があった。
そこで、映像・電子機器の、異なる電源電圧を必要とするすべての負荷に対して、単一の電流源とみなせる高周波電源11を用意することによって、一括した給電を実現する。
各昇圧トランスTの二次側には、定電圧V1,V2,V3,・・,Vn(総称するときは「V」と表記する)を必要とする回路部分が接続されている。
これらの定電圧Vを必要とする回路部分については、昇圧トランスの2次側に、電流−電圧変換をする並列制御レギュレータS1,S2,・・・,Sn(総称するときは「並列制御レギュレータS」と表記する)を接続し、並列制御レギュレータSの出力端に、それぞれの負荷を接続している。
並列制御レギュレータSの回路構成例を、図6に示す。これらの並列制御レギュレータS自体の回路構成は、特開平4−46565号公報や、特開2003−333857号公報により公知であるので、ここでは簡単に説明する。
図6を参照して、並列制御レギュレータSは、並列形ゼロクロススイッチSWsと、整流回路15と、平滑コンデンサCsとの結合からなり、平滑コンデンサCsに電圧検出回路Dsと負荷とをつないでいる。平滑コンデンサCsは極性を有するコンデンサを使用することができる。前記ゼロクロススイッチSWsの切り換えは、電圧検出回路Dsにより行う。
平滑コンデンサCsの電圧、すなわち負荷にかかる電圧をVとし、整流回路15にかかる電圧をViとする。
電圧検出回路Dsは、ヒステリシスを持ち、負荷にかかる電圧Vが所定値EUよりも高くなれば、その時点から続く、電圧Viの最初のゼロクロス時点でゼロクロススイッチSWsを閉じ(オン)、負荷にかかる電圧Vが所定値EL(EL<EU)よりも低くなればその時点から続く、電圧Viの最初のゼロクロス時点でゼロクロススイッチSWsを開く(オフ)動作をさせる。
この制御により、負荷にかかる電圧Vを、所定値ELとEUとの間に保つことができる。なお、所定値ELとEUの具体的な設定値は、個々の負荷が必要とする電圧Vに応じて決められる。
以上のようにして、冷陰極管CCFL以外の回路部分に対しても、所定電圧の電源を供給することができる。
以上で、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の実施は、前記の形態に限定されるものではない。例えば、複数の昇圧トランスKに変えて、複数の圧電トランスを用い、これらの圧電トランスをそれぞれ冷陰極管CCFLが接続するようにしてもよい。その他、本発明の範囲内で種々の変更を施すことができる。
本発明の光源点灯表示装置の構成部品である液晶表示装置の断面模式図である。 本発明の複数の冷陰極管CCFLの昇圧トランスKの一次側コイル同士を互いに直列に接続した光源点灯表示装置の回路図である。 本発明における昇圧トランスKと冷陰極管CCFLとの接続状態を示すための回路配置図である。 直列に接続された昇圧トランスの数nを3としたときの冷陰極管CCFLの配置を示す斜視図である。 並列に接続された昇圧トランスの数nを3としたときの冷陰極管CCFLの配置を示す斜視図である。 昇圧トランスTの二次側に接続される並列制御レギュレータSの回路構成例を示す図である。 1つの昇圧トランスKに3本の冷陰極管CCFLが接続されている場合の昇圧トランスKと冷陰極管CCFLとの他の接続状態を示すための回路配置図である。 1つの昇圧トランスKに4本の冷陰極管CCFLが接続されている場合の昇圧トランスKと冷陰極管CCFLとの接続状態を示すための回路配置図である。 昇圧トランスの二次側コイルに接続された2本の冷陰極管CCFL同士を接近して配置している従来の構成図である。 昇圧トランスKの二次側コイルに冷陰極管CCFLが2本直列に接続され、2本の冷陰極管CCFLの間に浮遊静電容量C2が発生することを示す図である。 冷陰極管CCFLと反射板Rとの間にも浮遊容量C3が発生することを示す図である。
符号の説明
2 表面側の透明基板
3 光源側の透明基板
4,5 平行ストライプ状透明電極群
6,7 配向膜
8 液晶
9,10 偏光板
11 高周波電源
12,13 他励発振器
14 整流回路
15 整流回路
18,19,20 配線網
C 並列寄生容量
CCFL 冷陰極管
Ik 負荷電流
K1,K2,・・・Kn 昇圧トランス
R 反射板
S1,S2,・・・,Sn 並列制御レギュレータ
SW1,SW2 スイッチング素子
T1,T2,・・・Tn 昇圧トランス
Vk 負荷電圧

Claims (5)

  1. 高周波電源と、
    前記高周波電源に対して一次側コイルが接続された複数の変圧器と、
    前記各変圧器の二次側コイルにそれぞれ複数本接続された冷陰極管とを備え、
    前記冷陰極管は、互いに物理的に並行な状態で配列され、
    ある1つの変圧器で駆動される各冷陰極管の間に、他の変圧器で駆動される1本または複数本の冷陰極管が介在していることを特徴とする光源点灯表示装置。
  2. いずれの変圧器で駆動される複数本の冷陰極管においても、それらの間には、他の変圧器で駆動される1本または複数本の冷陰極管が介在している請求項1記載の光源点灯表示装置。
  3. 前記冷陰極管は、1つの変圧器の二次側コイルに複数本直列に接続されている請求項1記載の光源点灯表示装置。
  4. 前記複数の変圧器は、一次側コイル同士が、前記高周波電源に対して互いに直列に接続されている請求項1記載の光源点灯表示装置。
  5. 前記複数の変圧器は、一次側コイル同士が、前記高周波電源に対して並列に接続されている請求項1記載の光源点灯表示装置。
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