JP6212881B2 - 充電装置及び給電方法 - Google Patents

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Description

本発明は、被充電機器に内蔵されている二次電池に充電するための無接点式の充電装置及びその充電装置が実行する給電方法に関する。
従来から、電磁誘導を利用して、被充電機器の端子と充電装置の端子を接触させずに被充電装置に内蔵されている二次電池を充電することが行われている。最初に無接点式の充電システムが実用化されたのは、電動式歯ブラシや電気シェーバなど、防水構造を有する被充電機器であった。このような無接点式の充電システムの場合、充電装置側の送電コイルと被充電機器側の受電コイルの相対的な位置を管理する必要があり、充電装置側の保持部(凹部に相当)の外観構造は、被充電機器を所定の姿勢で保持するべく、被充填機器の外観形状(凸部に相当)とは凹凸が逆になるように形成されている。そのため、充電装置は被充電機器の専用付属品とならざるを得ず、被充電機器の価格上昇の原因となる。また、このような被充電機器を複数使用しているユーザは、その台数に応じた充電装置を所有することになり、保管場所の確保やその管理に煩わされることになる。俗に言う、充電器だらけの状態になる。
このような煩わしさを解消するために、特許文献1には、受電コイルを有する被充電機器をランダムな姿勢で載置しているだけで、被充電機器の内蔵二次電池が充電される機器充電載置台が提案されている。すなわち、被充電機器側に受電コイルが設けられていれば、その機種や大きさ、形状などを問わず、様々な被充電機器の内蔵二次電池を充電することができる。なお、機器充電載置台には、機器充電載置台の中心部分に渦巻き状のコイルが1つだけ設けられている。
このような無接点式の充電システムの場合、充電装置側の送電コイルから発生される磁束のうち、被充電機器の受電コイルを貫く磁束が多いほど充電効率は高い。特許文献1に記載された無接点式の充電システムでは、機器充電載置台上に載置される被充電機器の位置、被充電機器に搭載されている受電コイルの位置や大きさに拘わらず、送電コイルの大きさは一定である。そのため、充電効率はあまりよくない。
この特許文献1に記載された無接点式の充電システムを改良すべく、特許文献2には、機器充電載置台の内部に、複数の小型の送電コイルをマトリクス状に配置すると共に、機器充電載置台上に載置された被充電機器側から受電コイルの位置情報を充電装置側に送信し、その情報に基づいて、1つ又は複数の送電コイルを選択して磁束を発生させることが開示されている。
特許文献2に記載された無接点式の充電システムでは、機器充電載置台は水平なX軸及びY軸に対していずれも傾斜しており、被充電機器は、X軸とY軸の交点、すなわち座標の原点にその機器の特定の角が位置するように載置される。送電コイル及び受電コイルはいずれも矩形コイルであり、受電コイルの位置及び充電コイルの位置は、いずれも、矩形コイルの4つの頂点の座標として認識される。
特開2006−320047号公報 特開2008−312294号公報
特許文献2に記載された無接点式の充電システムの場合、1つの充電装置で、機種の異なる複数種類の被充電機器を充電することが可能であるが、被充電機器側に受電コイルの位置を記憶させておかなければならす、また、被充電機器側から充電装置側に受電コイルの位置情報を送信しなければならず、被充電機器の機種やメーカーなどが限定されてしまう。また、受電コイル及び送電コイルの位置は、充電載置台の座標の原点からの距離で定義されているため、被充電機器の特定の角を機器充電載置台の座標の原点に位置させなければならない。そのため、機器充電載置台に対する被充電機器の位置がずれた場合、充電用に駆動される送電コイルの位置がずれてしまい、充電効率が低下するなどの問題点を生じる。
本発明は、上記従来例の問題を解決するためになされたものであり、被充電機器側に受電コイルを備えていれば、機種やメーカーなどに関係なく内蔵二次電池に充電したり、あるいは内部回路に給電したりすることができ、機器充電載置台に対する被充電機器の位置に関わらず効率よく給電が可能な無接点式の充電装置及びその充電装置が実行する給電方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る充電装置は、複数の送電コイルと、前記複数の送電コイルの各々の駆動時における進行波電力と反射波電力との差である送電電力に基づいて、前記複数の送電コイルの中から、送電電力が閾値以上となる1又は複数の第1送電コイルと、前記第1送電コイルから所定範囲に位置する1又は複数の第2送電コイルを特定する制御部とを備え、前記制御部は、前記1又は複数の第1送電コイルと前記1又は複数の第2送電コイルから得られる前記送電電力の合計値が増加するように、前記1又は複数の第2送電コイルを特定し、前記制御部によって特定された第1送電コイルと第2送電コイルとを駆動させて、被充電機器に給電を行う。
前記制御部は、前記1又は複数の第1送電コイルと前記1又は複数の第2送電コイルとの、複数組みの組み合わせのうち、前記1又は複数の第1送電コイルと前記1又は複数の第2送電コイルから得られる前記送電電力の合計値が、最大となる組合せを特定することが好ましい。
前記制御部は、前記第1送電コイルが、複数の第1送電コイルであるときに、前記複数の第1送電コイルと前記第2送電コイルとの複数組の組み合わせの中から、前記送電電力の合計値が最大となる組合せを特定することが好ましい。
前記制御部は、前記送電電力が最大となる前記1又は複数の第1送電コイルを特定することが好ましい。
前記制御部は、前記1又は複数の第1送電コイルを中心として、前記1又は複数の第1送電コイルから所定範囲に位置する1又は複数のコイルを、前記1又は複数の第2送電コイルとして特定することが好ましい。
前記制御部は、前記複数の送電コイルのうち、前記1又は複数の第1送電コイルに対して各方向の所定の範囲に位置する前記複数の送電コイルを順に駆動することにより得られる前記送電電力の増加量に基づいて、前記1又は複数の第2送電コイルを特定することが好ましい。
また、本発明の他の一態様に係る給電方法は、複数の送電コイルの各々を駆動するステップと、前記複数の送電コイルの各々の駆動時における進行波電力と反射波電力との差である送電電力を取得するステップと、前記送電電力に基づいて、前記送電電力が閾値以上となる1又は複数の第1送電コイルを特定するステップと、前記複数の送電コイルのうち、前記1又は複数の第1送電コイルに対して所定範囲内に位置する送電コイルを、順に駆動するステップと、前記駆動時における、前記所定範囲内に位置する送電コイルの各々の前記送電電力を取得するステップと、前記1又は複数の第1送電コイルの前記送電電力と、1又は複数の第2送電コイルの前記送電電力との合計値が最大となるように、前記1又は複数の第2送電コイルを特定するステップと、前記1又は複数の第1送電コイルと前記1又は複数の第2送電コイルとを駆動させて被充電機器に給電を行うステップとを含む。
本発明に係る充電装置によれば、被充電機器を載置すると、充電装置側で最も効率よく被充電機器の内蔵二次電池に充電可能な1つの送電コイル又は2以上の送電コイルの組合せを特定することができる。その結果、被充電機器の内蔵二次電池を充電するのに要する消費電力量を少なくすることができる。また、被充電機器は受電コイルと二次電池を有していればよく、その他の特別な機能は必要としない。そのため、機種やメーカーを問わず、様々な被充電機器を充電することができる。あるいは、内蔵二次電池を備えていない電気機器に対しても、受電コイルを備えていれば、その内部回路に給電することが可能である。
本発明の一実施形態に係る無接点式の充電装置による被充電機器の充電状態を示す図。 上記充電装置に設けられた複数の送電コイルの結線図。 上記充電装置のハードウエア構成及びマイクロコンピュータの機能ブロックを示す図。 上記充電装置の基本動作を示すフローチャート。 上記基本動作におけるステップ#1の詳細を示すフローチャート。 上記基本動作におけるステップ#2の詳細を示すフローチャート。 上記充電装置の他の構成例を示す平面図。
本発明の一実施形態に係る無接点式の充電装置について説明する。図1は、本実施形態に係る充電装置1の機器充電載置台11に、例えばディジタルスチルカメラなどの被充電機器2を載置して、被充電機器2の内蔵二次電池21に充電している状態を示している。機器充電載置台11には、例えば液晶パネルなどの表示装置12が設けられており、機器充電載置台11の表面は、表示装置12を含めて平坦(面一)である。機器充電載置台11は、例えば平面視で矩形である。機器充電載置台11の一辺をX軸、他辺をY軸として、機器充電載置台11の内部には、X方向及びY方向にマトリクス状に配置された複数(m×n個)の送電コイル13(以下、送電コイル群全体を指すときは、送電コイル13とする)が設けられている。被充電機器2は、少なくとも受電コイル22を含む受電回路を有していればよく、機種やメーカーなどは限定されない。また、送電コイル13の配置はマトリクス状には限定されず、その他の配列パターンであってもよい。
図2は、一例としてマトリクス状に配置された複数の送電コイル13の結線を示す。各送電コイル13(1,1)〜13(m,n)(m,nは3以上の整数)は、それぞれX方向及びY方向に配列された複数の電線14,15に接続されており、各電線14,15と高周波電源30とは、それぞれスイッチ16,17及び整合回路18,19を介して接続されている。これらのスイッチ16,17のオン及びオフを組み合わせることによって、駆動される1又は2以上の送電コイル13を選択することができる。
例えば、送電コイル13(2,1)のみを駆動するためには、スイッチ16−2と17−1をオンさせ、その他のスイッチをオフさせる。なお、図2は、最もシンプルな構成例を示しており、例えばスイッチ16−1,16−2,17−1,17−2をオンさせると、送電コイル13(1,1),13(1,2),13(2,1)及び13(2,2)が駆動され、送電コイル13(1,2)及び13(2,1)の2つだけを駆動することはできない。なお、送電コイル13の結線は、この構成例に限定されず、送電コイル13を個別に結線するなど、その他の構成であってもよい。また、送電コイル13として円弧渦巻き状のコイルを例示しているが、これに限定されるものではなく、矩形渦巻き状であってもよいし、単ループのように渦巻き状に形成されていなくてもよい。例えば、1つの送電コイルを一辺が1cmの矩形コイルと仮定して、マトリクス状に配置された3×3個の送電コイルを駆動すれば、発生される磁束は、一辺が3cmの矩形コイルにより発生される磁束と同等になる。
図3は、無接点式充電装置1のハードウエア構成及びマイクロコンピュータの機能ブロックを示す。電源回路31は、商用電源から入力された交流電力を降圧し、さらに整流して直流電力に変換する。高周波電源30は、例えば半導体素子を用いたスイッチング回路などで構成され、所望する周波数の交流電力(高周波電力)を発生させる。高周波電源30から送電コイル13に至る回路では高周波電流が流れるので、インピーダンス整合をとる必要があり、送電コイル13が接続される各電線14,15には、それぞれ上記スイッチ16,17及び整合回路18,19が接続されている。スイッチ16,17の構成は特に限定されず、例えばトランジスタなどの半導体素子を用いた無接点スイッチなどで構成することができる。また、整合回路18,19の構成は特に限定されず、トランス、コイル、コンデンサ、抵抗体、トランジスタなどを適宜組み合わせて構成することができる。各電線14,15には、それぞれ方向性結合器32が接続されており、後述するように、1つの送電コイル又は2以上の送電コイルに高周波電力を供給して駆動する際に、電力に応じた信号を出力する。方向性結合器32にはA/D変換器33が接続されており、方向性結合器32から出力される信号をディジタル信号に変換してマイクロコンピュータ34に入力する。進行波電力と反射波電力の差が送電電力となる。マイクロコンピュータ34(「制御部」)は、周知のようにCPU、ROM及びRAM等で構成され、以下に説明する各機能を実行する。
図4は、充電装置1の基本動作フローを示す。最初に、機器充電載置台11上に被充電機器2が載置され、図示しない充電開始スイッチがオンされると、充電装置1が実際に被充電機器2の内蔵二次電池に充電を行う前に、最も効率よく充電を行うことができる1又は2以上の送電コイルの組合せを決定する。そのため、複数の送電コイル13を順に予備駆動して、送電電力が最大となる又は送電電力が閾値以上となる1つ又は複数の中心送電コイルを特定する(#1)。そして、特定された1つの中心送電コイルとそれに対して各方向(前後、左右、斜め方向)の所定の範囲に位置する送電コイルとを順に1つずつ予備駆動して、又は駆動する送電コイルを1つずつ増やしながら予備駆動して、複数の送電コイルによる送電電力の合計が増加するか否かを判断し、送電電力が増加した送電コイルだけを抽出する(#2)。そして、各中心送電コイルと所定の範囲に位置する一群の送電コイルのうち送電電力が増加したものだけを組み合わせて駆動し、中心送電コイルが1つしか存在しないときはその中心送電コイルとその中心送電コイルに対して所定の範囲に位置する一群の送電コイルのうち送電電力が増加したものを特定し、中心送電コイルが複数存在するときは複数組の中心送電コイルとその中心送電コイルに対して所定の範囲に位置する一群の送電コイルの組合せの中から送電電力の合計が最大となる組合せを特定し(#3)、特定した中心送電コイルと送電電力が増加した送電コイルを組み合わせて駆動し、被充電機器2に給電する(#4)。
図5は、上記基本動作フローにおけるステップ#1の詳細を示す。まず、マイクロコンピュータ34は、複数の送電コイル13のうち、1つの送電コイル又は2以上の送電コイルを選択する送電コイル選択部51として機能する。送電コイル選択部51は、図2に示すマトリクス状に配置された複数の送電コイル13について、例えば最上列の左端の送電コイル13(1,1)を選択する(#11)。次に、マイクロコンピュータ34は、送電コイル駆動制御部52として機能し、例えばスイッチ16−1及び17−1を選択してオンする(#12)。次に、マイクロコンピュータ34は、インピーダンス整合制御部54として機能し、選択したスイッチ16−1及び17−1に接続されている整合回路18−1及び19−1の整合パラメータを設定して、高周波電源30と選択した送電コイル13(1,1)とのインピーダンス整合をとる(#13)。さらに、マイクロコンピュータ34は、高周波電源30を駆動する電源制御部55として機能する。高周波電源30は、前述のように半導体素子を用いたスイッチング回路などで構成されているので、電源制御部55は、半導体素子を所定の周波数でオン及びオフさせる。それによって、送電コイルを駆動するための高周波電力が発生され(#14)、それによって送電コイル13(1,1)が予備駆動される(#15)。送電コイル13(1,1)が駆動されると、方向性結合器32によって電線に流れる進行波電力と反射波電力が測定され(#16)、方向性結合器32から出力された信号がA/D変換器33によりA/D変換されてマイクロコンピュータ34に入力される。方向性結合器32を用いることで、進行波電力と反射波電力のそれぞれに対応する信号を別々に取り出し、送電電力の測定を行なうことができる。マイクロコンピュータ34は、送電電力測定部53として機能し、入力データを演算処理してRAMなどに測定値を記憶させる(#17)。この段階では、全ての送電コイルについて送電電力を測定していないので(#18でNO)、ステップ#12に戻る。送電コイル選択部51は、例えば最上列の送電コイル13(1,1)〜13(1,n)について順に選択すると、一段下の列に移行し、同様に水平方向に1つずつ予備選択する。この動作を最下列まで実行して、全ての送電コイル13(1,1)〜13(m,n)を1つずつ順に選択する。全ての送電コイル13(1,1)〜13(m,n)について送電電力の測定が完了すると(#18でYES)、送電コイル選択部51は、送電電力測定部53により測定された送電電力の中から最も送電電力が大きい又は所定の閾値以上の1つ又は複数の送電コイルを中心送電コイルとして特定する(#19)。
1つ又は複数の中心送電コイルが特定されると、送電コイル選択部51は、各中心送電コイル(例えば、図2の13(2,2)とする)に対して所定の範囲に位置する送電コイルの中から1つの送電コイル13(1,2)を選択する(#21)。次に、マイクロコンピュータ34は、送電コイル駆動制御部52として機能し、中心送電コイル13(2,2)と選択した送電コイル13(1,2)を駆動すべく、例えばスイッチ16−1,16−2及び17−2を選択してオンする(#22)。次に、インピーダンス整合制御部54として機能し、選択したスイッチ16−1,16−2及び17−1に接続されている整合回路18−1,18−2及び19−1の整合パラメータを設定して、高周波電源30と選択した送電コイル13(1,2),13(2,2)とのインピーダンス整合をとる(#23)。電源制御部55は高周波電源30を駆動し、高周波電力を発生し(#24)、それによって送電コイル13(1,1),13(2,2)が予備駆動される(#25)。送電電力測定部53は、送電コイル13(1,1),13(2,2)の送電電力を測定し(#26)、中心送電コイル13(2,2)単独の場合の送電電力と比較して、送電電力が増加したか否かを判断する(#27)。送電電力が増加したときは、被充電機器2の受電コイル22の一部がこの隣接する送電コイル13(1,2)の上に掛かっていると考えられるので、この送電コイル13(1,2)の番号又は座標をRAMなどに記憶する(#28)。一方、送電電力が増加していないときは、被充電機器2の受電コイル22がこの隣接する送電コイル13(1,2)の上に掛かっていないと考えられるので、この送電コイル13(1,2)の番号又は座標を廃棄する。次に、ステップ#21に戻って、中心送電コイル13(2,2)に対して所定の範囲に位置する送電コイルの中から他の1つの送電コイル13(2,1)を選択する。ステップ#22乃至#27においては、中心送電コイル13(2,2)と新たに選択した送電コイル13(2,1)を予備駆動してもよいし、中心送電コイル13(2,2)と前回選択した送電コイル13(1,2)に新たに選択した送電コイル13(2,1)を加えて予備駆動してもよい。中心送電コイル13(2,2)に対して所定の範囲に位置する全ての送電コイルに対してこの処理を終了すると(#29でYES)、送電コイル選択部51は、送電電力が増加した送電コイルの座標を抽出する(#30)。
ステップ#1で特定された1つ又は複数の中心送電コイルについて、それぞれそれに対して所定の範囲に位置する送電コイルのうち送電電力が増加したものが抽出されると、送電コイル駆動制御部52は、中心送電コイルと送電電力が増加した送電コイルを組み合わせて駆動する。送電電力測定部53は、駆動された全送電コイルによる送電電力の合計を測定し、送電コイル選択部51は、複数組の中心送電コイルとその中心送電コイルに対して所定の範囲に位置する1つ又は複数の送電コイルの組合せの中から送電電力の合計が最大となる組合せを特定する。そして、特定した中心送電コイルと送電電力が増加した送電コイルを組み合わせて駆動し、被充電機器2に給電し、内蔵二次電池に充電する(#4)。
なお、被充電機器2の受電コイル22がいずれかの送電コイル13の真上に位置しており、且つ受電コイル22の断面積が送電コイル13の断面積と近似しているときは、中心送電コイルのみが選択され、中心送電コイルに対して所定の範囲に位置する送電コイルが選択されない場合もある。その場合は、1つの送電コイルのみを用いて、被充電機器2の二次電池21に充電が行われる。また、被充電機器2の受電コイル22の断面積が大きく、出力電圧が最大値を示す送電コイル13が複数ある場合、複数の送電コイル13を中心送電コイルとして選択し、それぞれの中心送電コイルに対して所定の範囲に位置する送電コイルをさらに選択するように構成してもよい。場合によっては、全ての送電コイル13が選択されることもあり得る。
さらに、マイクロコンピュータ34は、表示制御部56として機能し、表示装置12の画面上に、例えば被充電機器2の二次電池21の充電に要する電力、充電に必要な時間又は充電が完了するまでの残り時間、充電中又は充電完了の表示などを選択して表示させることができる。
なお、図2に示す構成例では、例えば送電コイル13(2,2)に隣接する13(1,1)及び13(2,1)を駆動すると、同時に送電コイル13(1,2)も駆動されてしまうが、被充電機器2の内蔵二次電池21の充電にあまり寄与しない送電コイルが駆動されたとしても、電力損失はさほど大きくなく、特に問題は生じないと考えられる。また、個々の送電コイルの断面積を小さくすれば、電力損失をより少なくすることができる。
また、送電コイルの断面積を受電コイルの断面積よりも小さくすれば、1つの受電コイルが複数の送電コイルの上に跨るので、マトリクス状又は所定のパターンに配列された全ての送電コイルを予備駆動する必要はなく、例えばマトリクス状又は所定のパターンに配列された送電コイルを1つおきにあるいは複数個おきに予備駆動しても、同様の結果が得られる。
また、機器充電載置台11の裏面の複数箇所に歪みゲージなどの荷重センサを取り付け、荷重センサの出力から、被充電機器2が機器充電載置台11上に載置されている範囲を推定することも可能である。それによって、推定された範囲に対応する1つの送電コイル又は2以上の送電コイルに対してのみ上記中心送電コイルの特定を行えば、予備駆動と実際に駆動される送電コイルの特定に要する時間を短縮することができる。
図7は、無接点式充電装置1の他の構成例を示す。この構成例では、機器充電載置台11の内部にX−Yテーブル60を備え、マトリクス状に配列された送電コイル13が、X−Yテーブル60上に搭載されている。上記のように、機器充電載置台11の裏面に荷重センサ61を取り付け、荷重センサの出力から、被充電機器2が機器充電載置台11上に載置されている範囲を推定すれば、X−Yテーブル60を駆動して、送電コイル13を推定された位置の下方に移動させることができる。そして、上記の手順で中心送電コイル及びそれに対して所定の範囲に位置する送電コイルを特定する。それによって、少ない数の送電コイル13によって、機種やメーカーを問わず、被充電機器は受電コイルと二次電池を備えた様々な被充電機器を充電することができる。また、X−Yテーブル60を微調整することにより、中心送電コイルの出力が最も高くなる位置、すなわち受電コイルの直下に移動させることができる。それによって、より効率よく被充電機器の二次電池を充電することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明に係る無接点式充電装置1は、少なくとも、受電コイル22及び二次電池21を備えた被充電機器2が載置される機器充電載置台11と、機器充電載置台11の内部に設けられ、マトリクス状又は所定のパターンに配置された複数の送電コイル13と、複数の送電コイル13のうち、1つ又は複数の送電コイルを選択する送電コイル選択部51と、送電コイル選択部51により選択された1つ又は複数の送電コイルに高周波電力を供給して駆動する送電コイル駆動制御部52と、送電コイル駆動制御部52により駆動される送電コイルの送電電力を測定する送電電力測定部53を備えていればよい。
そして、送電コイル選択部51は、上記予備駆動のために、送電コイル13から複数回1つ又は複数の送電コイルを選択し、送電コイル駆動制御部52は、送電コイル選択部51により1つ又は複数の送電コイルが選択されるたびにこれら1つ又は複数の送電コイルを予備駆動すればよい。すなわち、上記のように全ての送電コイル13を1つずつ選択予備駆動してもよいし、1つおきに予備駆動してもよい。あるいは、最初から2つ以上の送電コイルを組み合わせて選択して、予備駆動してもよい。
送電電力測定部53は、送電コイル駆動制御部52により駆動される1つ又は複数の送電コイルの送電電力を測定し、送電コイル選択部51は、送電電力測定部53により測定された送電電力が最大となる1つ又は複数の送電コイルを特定し、送電コイル駆動制御部52は、送電コイル選択部51により特定された送電電力が最大となる1つ又は複数の送電コイルを駆動して、被充電機器2の二次電池を充電すればよい。また、二次電池を内蔵していない電気機器に対しても、その内部回路に給電することができる。
1 無接点式充電装置
2 被充電機器
11 機器充電載置台
12 表示装置
13 送電コイル
14,15 電線
16,17 スイッチ
18,19 整合回路
21 二次電池
22 受電コイル
30 高周波電源
51 送電コイル選択部
52 送電コイル駆動制御部
53 送電電力測定部
54 インピーダンス整合制御部
55 電源制御部
56 表示制御部

Claims (7)

  1. 複数の送電コイルと、
    前記複数の送電コイルの各々の駆動時における進行波電力と反射波電力との差である送電電力に基づいて、前記複数の送電コイルの中から、送電電力が閾値以上となる1又は複数の第1送電コイルと、前記第1送電コイルから所定範囲に位置する1又は複数の第2送電コイルを特定する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記1又は複数の第1送電コイルと前記1又は複数の第2送電コイルから得られる前記送電電力の合計値が増加するように、前記1又は複数の第2送電コイルを特定し、
    前記制御部によって特定された第1送電コイルと第2送電コイルとを駆動させて、被充電機器に給電を行う充電装置。
  2. 前記制御部は、
    前記1又は複数の第1送電コイルと前記1又は複数の第2送電コイルとの、複数組みの組み合わせのうち、前記1又は複数の第1送電コイルと前記1又は複数の第2送電コイルから得られる前記送電電力の合計値が、最大となる組合せを特定する請求項1に記載の充電装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第1送電コイルが、複数の第1送電コイルであるときに、
    前記複数の第1送電コイルと前記第2送電コイルとの複数組の組み合わせの中から、前記送電電力の合計値が最大となる組合せを特定する請求項2に記載の充電装置。
  4. 前記制御部は、
    前記送電電力が最大となる前記1又は複数の第1送電コイルを特定する請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の充電装置。
  5. 前記制御部は、
    前記1又は複数の第1送電コイルを中心として、前記1又は複数の第1送電コイルから所定範囲に位置する1又は複数のコイルを、前記1又は複数の第2送電コイルとして特定する請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の充電装置。
  6. 前記制御部は、
    前記複数の送電コイルのうち、前記1又は複数の第1送電コイルに対して各方向の所定の範囲に位置する前記複数の送電コイルを順に駆動することにより得られる前記送電電力の増加量に基づいて、前記1又は複数の第2送電コイルを特定する請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の充電装置。
  7. 複数の送電コイルの各々を駆動するステップと、
    前記複数の送電コイルの各々の駆動時における進行波電力と反射波電力との差である送電電力を取得するステップと、
    前記送電電力に基づいて、前記送電電力が閾値以上となる1又は複数の第1送電コイルを特定するステップと、
    前記複数の送電コイルのうち、前記1又は複数の第1送電コイルに対して所定範囲内に位置する送電コイルを、順に駆動するステップと、
    前記駆動時における、前記所定範囲内に位置する送電コイルの各々の前記送電電力を取得するステップと、
    前記1又は複数の第1送電コイルの前記送電電力と、1又は複数の第2送電コイルの前記送電電力との合計値が最大となるように、前記1又は複数の第2送電コイルを特定するステップと、
    前記1又は複数の第1送電コイルと前記1又は複数の第2送電コイルとを駆動させて被充電機器に給電を行うステップと
    を含む給電方法。
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