JP5868304B2 - ワイヤレス受電装置およびそれに利用可能なインピーダンス制御回路、インピーダンス制御方法 - Google Patents

ワイヤレス受電装置およびそれに利用可能なインピーダンス制御回路、インピーダンス制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ワイヤレス給電技術に関する。
近年、携帯電話端末やノート型コンピュータなどの電子機器、あるいは電気自動車に対する給電技術として、ワイヤレス(非接触)電力伝送が着目されている。ワイヤレス電力伝送は、主に電磁誘導型、電波受信型、電場・磁場共鳴型、の3つに分類される。
電磁誘導型は短距離(数cm以内)において利用され、数百kHz以下の帯域で数百Wの電力を伝送することができる。電力の利用効率は60〜98%程度となっている。
数m以上の比較的長い距離に給電する場合、電波受信型が利用される。電波受信型では、中波〜マイクロ波の帯域で数W以下の電力を伝送することができるが、電力の利用効率は低い。数m程度の中距離を、比較的高い効率で給電する手法として、電場・磁場共鳴型が着目されている(非特許文献1参照)。
A. Karalis, J.D. Joannopoulos, M. Soljacic、「Efficient wireless non-radiative mid-range energy transfer」、ANNALS of PHYSICS Vol. 323, pp.34-48, 2008, Jan.
磁界結合による電力伝送において、電磁誘導のコイル間結合係数kは、距離の3乗で減少する。したがって送信コイルと受信コイルの相対的な位置の変動に伴い、結合係数kも時々刻々と変化する。
本発明者らは、このような共鳴型の電力伝送システムにおいて、給電効率ならびに供給可能な電力量が、結合係数kおよび受電装置側のインピーダンスをパラメータとして変化することを認識するに至った。言い換えれば、結合係数kの変動にともなって、受電装置側のインピーダンスをダイナミックに変化させることができれば、給電効率や電力量を制御しうる。
なお以上の考察を、本発明の分野における共通の一般知識の範囲として捉えてはならない。さらに言えば、上記考察自体が、本出願人が、はじめて想到したものである。
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、受電装置のインピーダンスを制御可能なインピーダンス制御回路の提供にある。
本発明のある態様は、ワイヤレス給電装置から送出される電界、磁界、電磁界のいずれかを含む電力信号を受信するワイヤレス受電装置に使用されるインピーダンス制御回路に関する。インピーダンス制御回路は、電力信号を受信するための受信アンテナと負荷の間に設けられる。インピーダンス制御回路は、受信アンテナの一端と負荷の一端の間に設けられた第1スイッチと、受信コイルの一端と他端の間に設けられた第2スイッチと、第1、第2スイッチのスイッチング動作を制御するコントローラと、を備える。コントローラは、電力信号の周期に対する第1スイッチのオン時間の比率を変更可能に構成される。
この態様によると、受信アンテナから負荷側を見たインピーダンスを、第1スイッチのオン時間の比率(デューティ比)に応じて変化させることができる。
コントローラは、受信コイルに誘起される電流が第1方向に流れようとする第1半周期のうち、可変のオン時間の間、第1スイッチをオン、第2スイッチをオフし、第1半周期の残りの時間の間、第1スイッチをオフ、第2スイッチをオンしてもよい。
この場合、第1半周期の残りの間、第2スイッチをオンすることにより、その期間の、受信アンテナから負荷側を見たインピーダンスが低下する。したがって、受信アンテナから負荷側を見たインピーダンスの時間平均値を、同期整流する場合に比べて低下させることができる。
コントローラは、受信コイルに誘起される電流が第1方向に流れようとする第1半周期のうち、可変のオン時間の間、第1スイッチをオン、第2スイッチをオフし、第1半周期の残りの時間の間、第1スイッチおよび第2スイッチをオフしてもよい。
この場合、第1半周期の残りの間、第2スイッチをオフすることにより、その期間の、受信アンテナから負荷側を見たインピーダンスが増大する。したがって、受信アンテナから負荷側を見たインピーダンスの時間平均値を、同期整流する場合に比べて増大させることができる。
コントローラは、受信コイルに誘起される電流が第2方向に流れようとする第2半周期の間、第1スイッチをオフ、第2スイッチをオンしてもよい。
本発明の別の態様もまた、インピーダンス制御回路である。このインピーダンス制御回路は、受信アンテナの一端と負荷の一端の間に設けられた第3スイッチと、受信コイルの一端と他端の間に設けられたインピーダンス素子と、第3スイッチのスイッチング動作を制御するコントローラと、を備える。コントローラは、電力信号の周期に対する第3スイッチのオン時間の比率を変更可能に構成される。
この態様によると、受信アンテナから負荷側を見たインピーダンスを、第3スイッチのオン時間の比率(デューティ比)に応じて変化させることができる。
コントローラは、受信アンテナに誘起される電流が第1方向に流れようとする第1半周期のうち、可変のオン時間の間、第3スイッチをオンし、第1半周期の残りの間、第3スイッチをオフしてもよい。
コントローラは、受信アンテナに誘起される電流が第2方向に流れようとする第2半周期の間、第3スイッチをオフしてもよい。
インピーダンス素子は、キャパシタを含んでもよい。これにより、第1半周期のうち、第3スイッチがオフする期間、受信アンテナの両端間の電圧が、回路の耐圧を超えて増大するのを抑制できる。
インピーダンス素子は、ダイオードを含んでもよい。この場合、ダイオードがクランプ素子として機能するため、第1半周期のうち、第3スイッチがオフする期間、受信アンテナの両端間の電圧が、回路の耐圧を超えて増大するのを抑制できる。
本発明のさらに別の態様もまた、インピーダンス制御回路である。このインピーダンス制御回路は、受信アンテナの一端と接続される第1入力ラインと、受信アンテナの他端と接続される第2入力ラインと、負荷の一端と接続される第1出力ラインと、負荷の他端と接続される第2出力ラインと、第1入力ラインと第1出力ラインの間に設けられた第1スイッチと、第2入力ラインと第1出力ラインの間に設けられた第2スイッチと、第1入力ラインと第2出力ラインの間に設けられた第3スイッチと、第2入力ラインと第2出力ラインの間に設けられた第4スイッチと、を含むHブリッジ回路と、Hブリッジ回路の第1スイッチから第4スイッチのスイッチング動作を制御するコントローラと、を備える。コントローラは、第1スイッチから第4スイッチそれぞれのスイッチング動作の位相を変更可能に構成される。
この態様によると、受信アンテナから負荷側を見たインピーダンスを、第1スイッチから第4スイッチの位相に応じて変化させることができる。
コントローラは、第1スイッチおよび第3スイッチのペアを電力信号と同じ周波数で相補的にスイッチングするとともに、第2スイッチおよび第4スイッチのペアを電力信号と同じ周波数で相補的にスイッチングするよう構成され、かつ、コントローラは、第1スイッチおよび第3スイッチのペアのスイッチング動作の位相と、第2スイッチおよび第4スイッチのペアのスイッチング動作の位相と、が独立に変更可能に構成されてもよい。
コントローラは、第1スイッチおよび第4スイッチをオンしつつ、第2スイッチおよび第3スイッチをオフする第1状態と、第1スイッチおよび第2スイッチをオンしつつ、第3スイッチおよび第4スイッチをオフする、または第1スイッチおよび第2スイッチをオフしつつ、第3スイッチおよび第4スイッチをオンする、第2状態と、第2スイッチおよび第3スイッチをオンしつつ、第1スイッチおよび第4スイッチをオフする第3状態と、第1スイッチおよび第2スイッチをオンしつつ、第3スイッチおよび第4スイッチをオフする、または第1スイッチおよび第2スイッチをオフしつつ、第3スイッチおよび第4スイッチをオンする、第4状態と、を、電力信号と同期して順に遷移し、かつ第1状態から第4状態の長さを変更可能に構成され、かつ第1状態から第4状態に遷移する位相が変更可能であってもよい。
本発明の別の態様は、ワイヤレス受電装置である。このワイヤレス受電装置は、ワイヤレス給電装置から送出される電界、磁界、電磁界のいずれかを含む電力信号を受信する受信アンテナと、受信アンテナと接続される上述のいずれかのインピーダンス制御回路と、を備える。
本発明の別の態様は、ワイヤレス給電システムである。このワイヤレス給電システムは、電界、磁界、電磁界のいずれかを含む電力信号を送出するワイヤレス給電装置と、上述のワイヤレス受電装置と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、受電装置のインピーダンスを制御できる。
実施の形態に係るワイヤレス給電システムの構成を示す回路図である。 第1の実施の形態に係るインピーダンス制御部を備えるワイヤレス受電装置の構成を示す回路図である。 図3(a)、(b)は、第2、第3モードにおけるインピーダンス制御部の動作波形図である。 第2モードによるスイッチング制御を行ったときの、デューティ比dと受信端インピーダンスZの関係を示す図である。 第2の実施の形態に係るインピーダンス制御部を備えるワイヤレス受電装置の構成を示す回路図である。 図5のインピーダンス制御部の動作波形図である。 第3の実施の形態に係るインピーダンス制御部を備えるワイヤレス受電装置の構成を示す回路図である。 図7のインピーダンス制御部の基本動作を示す波形図である。 φ1=0°、φ2=180°のときのワイヤレス受電装置の動作波形図である。 図10(a)、(b)は、φ1=0°、φ2=180°のときのワイヤレス受電装置10bの電流経路を示す図である。 φ1=60°、φ2=120°のときのワイヤレス受電装置の動作波形図である。 図12(a)〜(d)は、φ1=60°、φ2=120°のときのワイヤレス受電装置の電流経路を示す図である。 φ1=30°、φ2=150°のときのワイヤレス受電装置の動作波形図である。 送受信コイル間の結合度kと給電効率の関係を、受信端インピーダンスZをパラメータとして示す図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図1は、実施の形態に係るワイヤレス給電システム1の構成を示す回路図である。ワイヤレス給電システム1は、ワイヤレス給電装置2およびワイヤレス受電装置10を備える。はじめにワイヤレス給電装置2の構成を説明する。
ワイヤレス給電装置2は、ワイヤレス受電装置10に対して電力信号を送出する。ワイヤレス給電システム1では、電力信号S1として電波になっていない電磁波の近傍界(電界、磁界、あるいは電磁界)が利用される。
ワイヤレス給電装置2は、交流電源4、送信コイルLTX、共振用キャパシタCTXを備える。交流電源4は、所定の周波数を有する、あるいは周波数変調された、もしくは位相変調、振幅変調などが施された駆動信号を発生し、それにより送信アンテナLTXにコイル電流ITXを発生させる。本実施の形態においては説明の簡潔化と理解の容易化のため、駆動信号が一定の周波数を有する交流信号である場合を説明する。たとえば駆動信号の周波数は、数百kHz〜数MHzの間で適宜選択される。
送信コイルLTXは、交流電源4が発生した駆動信号S2に応答して、電界、磁界、電磁界のいずれかを含む近傍界(電力信号)S1として空間に放射するアンテナである。共振用キャパシタCTXは、送信コイルLTXと直列に設けられ、共振回路を形成する。共振用キャパシタCTXは、共振回路の共振周波数を、駆動信号S2の周波数にチューニングする。
以上がワイヤレス給電装置2の構成である。続いてワイヤレス受電装置10の構成を説明する。
ワイヤレス受電装置10は、ワイヤレス給電装置2から送出される電力信号S1を受信する。ワイヤレス受電装置10は、受信アンテナ20、負荷30およびインピーダンス制御部40を備える。
受信アンテナ20は、送信コイルLTXからの電力信号S1を受信する。受信アンテナ20は、直列に接続された受信コイルLRXおよび共振用キャパシタCRXを含む。受信アンテナ20の共振周波数は、電力信号S1の周波数にチューニングされる。
受信コイルLRXには、電力信号S1に応じて誘起されるコイル電流(共振電流)IRXが流れ、ワイヤレス受電装置10はこのコイル電流IRXから電力を取り出す。
インピーダンス制御部40は、受信アンテナ20と負荷30の間に設けられる。インピーダンス制御部40は、受信アンテナ20に流れるコイル電流IRXを整流し、負荷30に供給するとともに、受信アンテナ20から負荷30側を望んだインピーダンス(受信端インピーダンスZという)を制御する。負荷30の種類は特に限定されないが、一般的にはその等価回路は、並列に接続された電荷保持用のコンデンサC1と抵抗成分R1を含む。キャパシタC1と抵抗成分R1の合成インピーダンスをRoとする。
以上がワイヤレス給電システム1の全体構成の説明である。続いてインピーダンス制御部40について説明する。
(第1の実施の形態)
図2は、第1の実施の形態に係るインピーダンス制御部40を備えるワイヤレス受電装置10の構成を示す回路図である。
インピーダンス制御部40は、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2およびコントローラ42を備える。
第1スイッチSW1は、受信アンテナ20の一端22と負荷30の一端32の間に設けられる。第2スイッチSW2は、受信アンテナ20の一端22と他端24の間に設けられる。第1スイッチSW1および第2スイッチSW2は、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、バイポーラトランジスタ、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などを利用して構成することができる。第1スイッチSW1、第2スイッチSW2は片方向スイッチであってもよいし、双方向スイッチであってもよい。コントローラ42は、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2のスイッチング動作を制御する。
コントローラ42は、電力信号S1の周期、言い換えればコイル電流IRXの周期Tpに対する、第1スイッチSW1のオン時間TONの比率d=TON/Tpを変更可能に構成される。
本実施の形態において、コイル電流IRXが図2の矢印の方向に流れる向きを正に、反対に流れる向きを負にとる。上述のように、インピーダンス制御部40は、コイル電流IRXを整流して負荷30に供給する。以下、インピーダンス制御部40について説明する。インピーダンス制御部40は、少なくとも第1モードと第2モードが切りかえ可能に構成される。
(1)第1モード
第1モードでは、コントローラ42は、コイル電流IRXを同期整流する。具体的には、受信アンテナ20に誘起されるコイル電流IRXが第1方向(正方向)に流れようとする第1半周期の期間の全部(TON=Tp/2)にわたり、第1スイッチSW1をオンし、第2スイッチSW2をオンする。受信アンテナ20に誘起されるコイル電流IRXが第2方向(負方向)に流れようとする第2半周期(Tp/2)において、第1スイッチSW1をオフ、第2スイッチSW2をオンする。第1モードによれば、コイル電流IRXが半波整流され、負荷30に供給される。
インピーダンス制御部40は、第1モードの同期整流動作を基本として、以下で説明する第2、第3モードでは、第1半周期における第1スイッチSW1および第2スイッチSW2のスイッチング動作を変化させることにより、受信アンテナ20から負荷側を見た受信端インピーダンスZを変化させる。
(2)第2モード
図3(a)は、第2モードにおけるインピーダンス制御部40の動作波形図である。なお、いくつかの図面において、コイル電流IRXが正弦波として示されるが、これは受信アンテナ20に仮想的な抵抗負荷が接続したときに発生しうる仮想的な波形を示すものであり、実際のコイル電流IRXの波形とは異なることに留意されたい。
コントローラ42は、受信アンテナ20に誘起されるコイル電流IRXが正の方向に流れようとする第1半周期Taのうち、可変のオン時間TON(=Tp×d)間、第1スイッチSW1をオン、第2スイッチSW2をオフし、第1半周期Taの残りの間(Tp/2−TON)、第1スイッチSW1をオフ、第2スイッチSW2をオンする。上述のように第2半周期Tbにおいては、第1スイッチSW1はオフ、第2スイッチSW2はオンする。
インピーダンス制御部40は、第1、第2モードに加えて、第3モードで動作可能に構成されてもよい。
(3)第3モード
図3(b)は、第3モードにおけるインピーダンス制御部40の動作波形図である。
コントローラ42は、受信アンテナ20に誘起されるコイル電流IRXが正の向きに流れようとする第1半周期Taのうち、可変のオン時間TON(=Tp×d)間、第1スイッチSW1をオン、第2スイッチSW2をオフし、第1半周期Taの残りの間(Tp/2−TON)、第1スイッチSW1をオフ、第2スイッチSW2をオフする。第2半周期Tbにおいてコントローラ42は、第1、第2モードと同様に、第1スイッチSW1はオフ、第2スイッチSW2はオンする。
以上がワイヤレス給電装置2の構成および動作である。ワイヤレス給電装置2によれば、以下の効果を得ることができる。
図4は、第2モードによるスイッチング制御を行ったときの、デューティ比dと受信端インピーダンスZの関係を示す図である。d=0.5のとき、(1)で説明した第1モードとなり、インピーダンスZは最大値となる。
デューティ比dを0.5より小さくすると、第1半周期Ta内の第1スイッチSW1がオフの期間、受信アンテナ20は第2スイッチSW2によって短絡され、受信端インピーダンスの瞬時値Z(t)が低下する。デューティ比dを小さくすることは、受信アンテナ20の両端間がショートされる期間が長くなることを意味する。受電端インピーダンスZは、受信アンテナ20から負荷30を見たインピーダンスの瞬時値Z(t)の時間平均値であるから、第2モードを選択し、デューティ比dを減少させることにより、受電端インピーダンスZを低下させることができる。
第3モードにおいてデューティ比dを減少させる場合を考える。デューティ比dを0.5より小さくすると、第1半周期Ta内の第1スイッチSW1がオフの期間、受信アンテナ20の両端間は開放され、受信端インピーダンスの瞬時値Z(t)が増大する。デューティ比dを小さくすることは、受信アンテナ20の両端間が開放される期間が長くなることを意味する。受電端インピーダンスZは、受信アンテナ20から負荷30を見たインピーダンスの瞬時値Z(t)の時間平均値であるから、第3モードを選択し、デューティ比dを減少させることにより、受電端インピーダンスZを増大させることができる。
ワイヤレス受電装置においては、その各ノードに生ずる電圧の振幅は非常に大きくなる。したがって、従来の高周波回路では、インピーダンス制御には、メカニカルな機構を利用したバリコン(バリキャップ)などを利用する必要があり、コストが高くなるという問題があった。また、機械的なインピーダンス可変素子は、応答性が遅いため、結合係数kの変動に追従できないという問題がある。
これに対して実施の形態に係るインピーダンス制御部40によれば、電気的なスイッチSW1、SW2を用いることにより低コスト化が可能となり、また高速制御が可能であるため、結合係数kの高速な変動に追従できる。
(第2の実施の形態)
図5は、第2の実施の形態に係るインピーダンス制御部40aを備えるワイヤレス受電装置10aの構成を示す回路図である。
インピーダンス制御部40aは、第3スイッチSW3、インピーダンス素子44およびコントローラ42aを備える。
第3スイッチSW3は、受信アンテナ20の一端22と負荷30の一端32の間に設けられる。第3スイッチSW3は、片方向スイッチまたは双方向スイッチであり、MOSFET、バイポーラトランジスタ、IGBTなどで構成される。インピーダンス素子44は、受信アンテナ20の一端22と他端24の間に設けられる。
コントローラ42aは、第3スイッチのスイッチング動作を制御する。コントローラ42aは、電力信号S1の周期、つまりコイル電流IRXの周期Tpに対する第3スイッチSW3のオン時間TONの比率dを変更可能に構成される。
コントローラ42aは、受信アンテナ20に誘起されるコイル電流IRXが正方向に流れようとする第1半周期Taのうち、可変のオン時間TON(=Tp×d)の間、第3スイッチSW3をオンし、第1半周期Taの残りの間、第3スイッチSW3をオフする。またコントローラ42aは、受信アンテナ20に誘起されるコイル電流IRXが負方向に流れようとする第2半周期Tbの間、第3スイッチSW3をオフする。
インピーダンス素子44は、第1半周期Taにおいて第3スイッチSW3がオフしたときに、受信アンテナ20の両端間のインピーダンスが瞬時的に跳ね上がるのを抑制するために設けられる。図5に示すようにインピーダンス素子44は、キャパシタが好適に利用できる。キャパシタに代えて、クランプ回路やツェナーダイオードなどを用いてもよい。
続いてインピーダンス制御部40aの動作を説明する。
図6は、図5のインピーダンス制御部40aの動作波形図である。
コントローラ42aは、コイル電流IRXが正方向に流れようとする第1半周期Taのうち、可変のオン時間TON(=Tp×d)間、第3スイッチSW3をオンする。この間、受信端インピーダンスの瞬時値Z(t)は、負荷30とインピーダンス素子44の合成インピーダンスRbと等しい。
またコントローラ42aは、第1半周期Taの残りの間(Tp/2−TON)、第3スイッチSW3をオフする。この間、受信端インピーダンスの瞬時値Z(t)は、インピーダンス素子44のインピーダンスRcと等しく、その値は負荷30のインピーダンスよりも高い。
図5のインピーダンス制御部40aにおいて、d=0.5のときは、第1の実施の形態の(1)で説明した第1モードと等価であり、受信端インピーダンスZは最小値Roとなる。
図5のインピーダンス制御部40aは、図2のインピーダンス制御部40を第3モードで動作させたときの等価と把握できる。具体的には、図2の第1スイッチSW1が図5の第3スイッチSW3に、図2の第2スイッチSW2は、図5のインピーダンス素子44に対応する。図2の第2スイッチSW2をMOSFETで構成した場合、そのボディダイオードがクランプ回路として動作する。
図5のインピーダンス制御部40aにおいて、デューティ比dを0.5より小さくすると、第1半周期Ta内の第3スイッチSW3がオフの期間、受信アンテナ20は実質的に開放され、受信端インピーダンスの瞬時値Z(t)が増大する。デューティ比dを小さくすることは、受信アンテナ20の両端間が開放される期間が長くなることを意味する。受電端インピーダンスZは、受信アンテナ20から負荷30を見たインピーダンスの瞬時値Z(t)の時間平均値であるから、第3モードを選択し、デューティ比dを減少させることにより、受電端インピーダンスZを、最小値Roよりも増大させることができる。
そのほか図2のインピーダンス制御部40と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施の形態)
図7は、第3の実施の形態に係るインピーダンス制御部40bを備えるワイヤレス受電装置10bの構成を示す回路図である。
ワイヤレス受電装置10bは、第1入力ライン45、第2入力ライン46、第1出力ライン47、第2出力ライン48、Hブリッジ回路49、コントローラ42bを備える。
第1入力ライン45は受信アンテナ20の一端22と接続され、第2入力ライン46は受信アンテナ20の他端24と接続される。第1出力ライン47は負荷30の一端32と接続され、第2出力ライン48は負荷30の他端34と接続される。
Hブリッジ回路49は、第1入力ライン45、第2入力ライン46、第1出力ライン47、第2出力ライン48と接続され、入力ライン45、46に入力されたコイル電流IRXを整流し、出力ライン47、48を介して負荷30に供給するとともに、受信アンテナ20から負荷30側を望んだ受信端インピーダンスZを制御する。
Hブリッジ回路49は、第1スイッチSWb1、第2スイッチSWb2、第3スイッチSWb3、第4スイッチSWb4を含む。第1スイッチSWb1は、第1入力ライン45と第1出力ライン47の間に設けられ、第2スイッチSWb2は、第2入力ライン46と第1出力ライン47の間に設けられる。第3スイッチSWb3は、第1入力ライン45と第2出力ライン48の間に設けられ、第4スイッチSWb4は、第2入力ライン46と第2出力ライン48の間に設けられる。
コントローラ42bは、第1スイッチSWb1から第4スイッチSWb4を制御する。より具体的には、コントローラ42bは、第1スイッチSWb1から第4スイッチSWb4それぞれのスイッチング動作の位相を変更可能に構成される。
コントローラ42bによるスイッチング動作の制御を説明する。
図8は、図7のインピーダンス制御部40bの基本動作を示す波形図である。
コントローラ42bは、第1スイッチSWb1および第3スイッチSWb3のペアを電力信号S1、すなわちコイル電流IRXと同じ周波数で相補的にスイッチングする。同様に、コントローラ42bは、第2スイッチSWb2および第4スイッチSWb4のペアをコイル電流IRXと同じ周波数で相補的にスイッチングする。そしてコントローラ42bは、第1スイッチSWb1および第3スイッチSWb3のペアのスイッチング動作の位相φ1と、第2スイッチSWb2および第4スイッチSWb4のペアのスイッチング動作の位相φ2と、が独立に変更可能に構成される。本実施の形態では、位相φ1、φ2は、コイル電流IRXの向きが、第2方向(負方向)から第1方向(正方向)に反転する時刻を基準とする。
以上がインピーダンス制御部40bの構成である。続いてその動作を説明する。
インピーダンス制御部40bは、位相φ1、φ2を変化させることにより、受信端インピーダンスZを変化させる。
(1) 同期整流動作
図9は、φ1=0°、φ2=180°のときのワイヤレス受電装置10bの動作波形図である。図10(a)、(b)は、φ1=0°、φ2=180°のときのワイヤレス受電装置10bの電流経路を示す図である。第1半周期Taにおいては、図10(a)に示すように第1スイッチSWb1、第4スイッチSWb4がオンする(第1状態ST1)。第2半周期Tbにおいては、図10(b)に示すように第2スイッチSWb2、第3スイッチSWb3がオンする(第3状態ST3)。インピーダンス制御部40bは、電力信号S1と同期して、第1状態ST1と第3状態ST3を交互に繰り返す。
インピーダンス制御部40bは、この同期整流動作を基本として、位相φ1、φ2を変化させることにより、受信アンテナ20から負荷30側を見た受信端インピーダンスZを変化させる。
(2) 受信端インピーダンスを低下させる動作
図11は、φ1=60°、φ2=120°のときのワイヤレス受電装置10bの動作波形図である。図12(a)〜(d)は、φ1=60°、φ2=120°のときのワイヤレス受電装置10bの電流経路を示す図である。
図11に示すように、ワイヤレス受電装置10bは第1状態ST1〜第4状態ST4を順に繰り返す。第1状態ST1では、図12(a)に示すように、第1スイッチSWb1、第4スイッチSWb4がオンし、コイル電流IRXが負荷30に供給される。
続く第2状態ST2では、図12(b)に示すように第1スイッチSWb1、第2スイッチSWb2がオンし、コイル電流IRXがループ経路に流れる。
第3状態ST3では、図12(c)に示すように、第2スイッチSWb2、第3スイッチSWb3がオンし、コイル電流IRXが負荷30に供給される。
続く第4状態ST4では、図12(d)に示すように、第3スイッチSWb3、第4スイッチSWb4がオンし、コイル電流IRXがループ経路に流れる。
第2状態ST2、第4状態ST4において、受信アンテナ20が短絡されるため、受信端インピーダンスの瞬時値Z(t)は低くなる。その結果、第1状態ST1〜第4状態ST4を繰り返すことにより、同期整流時に比べて、受信端インピーダンスZを低下させることができる。そして第2状態ST2、第4状態ST4を長くするほど、受信端インピーダンスZを低くすることができる。
(3) 受信端インピーダンスを増大させる動作
図13は、φ1=30°、φ2=150°のときのワイヤレス受電装置10bの動作波形図である。この場合も、インピーダンス制御部40bは、第1状態ST1から第4状態ST4を順に繰り返す。(2)の動作との相違点は、各期間の長さと、遷移するタイミングである。
図13の位相で制御するとき、負荷30に流れ込む電流ILOADは非常に小さくなる。つまり、Z=VIN/ILOADで与えられる受信端インピーダンスZは増大する。
このように、第3の実施の形態に係るインピーダンス制御部40bによれば、Hブリッジ回路を構成する4個のスイッチのスイッチング動作の位相を変化させることにより、受信端インピーダンスZを、同期整流動作の場合よりも高くしたり、低くしたりすることができる。
第1から第3の実施の形態で説明したように、インピーダンス制御部40を設けることにより、受信端インピーダンスZを変化させることが可能となる。続いて、受信端インピーダンスZの制御の一例を説明する。
図14は、送受信コイル間の結合度kと給電効率の関係を、受信端インピーダンスZをパラメータとして示す図である。受信端インピーダンスZを1Ωとした場合、結合度kが小さい領域では相対的に高い効率が得られるが、結合度kが大きな領域では効率が相対的に低くなる。反対に、受信端インピーダンスZを1000Ωとした場合、結合度kが大きい領域では相対的に高い効率が得られるが、結合度kが小さな領域では効率が相対的に低くなる。
第1から第3の実施の形態に係るインピーダンス制御部を用いれば、そのときどきの結合度kにおいて最も高い効率が得られる受信端インピーダンスZを実現することができる。
あるいは、第1から第3の実施の形態に係るインピーダンス制御部を用いれば、そのときどきの結合度kにおいて最も大きな給電量が得られる受信端インピーダンスZを実現することができる。
なお、実際のワイヤレス給電システムにおいて、そのときどきの結合度kを直接モニターすることは難しい。したがって、インピーダンス制御部40は、結合度kと相関を有する情報、たとえばコイル電流や、負荷に供給される電圧などをモニタし、検出値にもとづいて、各スイッチのスイッチング動作を制御してもよい。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
第3の実施の形態において、第2状態ST2において第1スイッチSWb1、第2スイッチSWb2でループを形成することとしたが、それに代えて、第3スイッチSWb3、第4スイッチSWb4でループを形成してもよい。同様に、第3の実施の形態では第4状態ST4において、第3スイッチSWb3、第4スイッチSWb4でループを形成することとしたが、それに代えて、第1スイッチSWb1、第2スイッチSWb2でループを形成してもよい。
また第3の実施の形態において、第1スイッチSWb1と第3スイッチSWb3をペアとし、第2スイッチSWb2と第4スイッチSWb4をペアとし、位相φ1、φ2を変化させることにより、第1状態ST1から第4状態ST4を実現する制御を説明したが、本発明はそれには限定されない。すなわち、第1スイッチSWb1から第4スイッチSWb4を独立に制御することにより、第1状態ST1から第4状態ST4を実現してもよい。
実施の形態にもとづき本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
1…ワイヤレス給電システム、2…ワイヤレス給電装置、4…交流電源、10…ワイヤレス受電装置、20…受信アンテナ、30…負荷、40…インピーダンス制御部、42…コントローラ、SW1…第1スイッチ、SW2…第2スイッチ、SW3…第3スイッチ、44…インピーダンス素子、45…第1入力ライン、46…第2入力ライン、47…第1出力ライン、48…第2出力ライン、49…Hブリッジ回路、SWb1…第1スイッチ、SWb2…第2スイッチ、SWb3…第3スイッチ、SWb4…第4スイッチ。

Claims (12)

  1. ワイヤレス給電装置から送出される電界、磁界、電磁界のいずれかを含む電力信号を受信するワイヤレス受電装置に使用され、前記電力信号を受信するための受信アンテナと負荷の間に設けられるインピーダンス制御回路であって、
    前記受信アンテナの一端と前記負荷の一端の間に設けられた第1スイッチと、
    前記受信アンテナの前記一端と他端の間に設けられた第2スイッチと、
    前記第1、第2スイッチのスイッチング動作を制御するコントローラと、
    を備え、
    前記コントローラは、前記電力信号の周期に対する前記第1スイッチのオン時間の比率を変更し、
    前記コントローラは、前記受信アンテナに誘起される電流が第1方向に流れようとする第1半周期のうち、可変のオン時間の間、前記第1スイッチをオン、前記第2スイッチをオフし、前記第1半周期の残りの間、前記第1スイッチおよび前記第2スイッチをオフすることを特徴とするインピーダンス制御回路。
  2. ワイヤレス給電装置から送出される電界、磁界、電磁界のいずれかを含む電力信号を受信するワイヤレス受電装置に使用され、前記電力信号を受信するための受信アンテナと負荷の間に設けられるインピーダンス制御回路であって、
    前記受信アンテナの一端と前記負荷の一端の間に設けられた第1スイッチと、
    前記受信アンテナの前記一端と他端の間に設けられた第2スイッチと、
    前記第1、第2スイッチのスイッチング動作を制御するコントローラと、
    を備え、
    前記コントローラは、前記電力信号の周期に対する前記第1スイッチのオン時間の比率を変更し、
    前記コントローラは、前記受信アンテナに誘起される電流が第1方向に流れようとする第1半周期のうち、可変のオン時間の間、前記第1スイッチをオン、前記第2スイッチをオフし、前記第1半周期の残りの間、前記第1スイッチをオフ、前記第2スイッチをオンし、
    前記コントローラは、前記受信アンテナに誘起される電流が第2方向に流れようとする第2半周期の間、前記第1スイッチをオフ、前記第2スイッチをオンすることを特徴とするインピーダンス制御回路。
  3. ワイヤレス給電装置から送出される電界、磁界、電磁界のいずれかを含む電力信号を受信するワイヤレス受電装置に使用され、前記電力信号を受信するための受信アンテナと負荷の間に設けられるインピーダンス制御回路であって、
    前記受信アンテナの一端と前記負荷の一端の間に設けられた第1スイッチと、
    前記受信アンテナの前記一端と他端の間に設けられた第2スイッチと、
    前記第1、第2スイッチのスイッチング動作を制御するコントローラと、
    を備え、
    前記コントローラは、前記電力信号の周期に対する前記第1スイッチのオン時間の比率を変更し、
    前記コントローラは、前記受信アンテナに誘起される電流が第1方向に流れようとする第1半周期のうち、可変のオン時間の間、前記第1スイッチをオン、前記第2スイッチをオフし、前記第1半周期の残りの間、前記第1スイッチおよび前記第2スイッチをオフし、
    前記コントローラは、前記受信アンテナに誘起される電流が第2方向に流れようとする第2半周期の間、前記第1スイッチをオフ、前記第2スイッチをオンすることを特徴とするインピーダンス制御回路。
  4. ワイヤレス給電装置から送出される電界、磁界、電磁界のいずれかを含む電力信号を受信するワイヤレス受電装置に使用され、前記電力信号を受信するための受信アンテナと負荷の間に設けられるインピーダンス制御回路であって、
    前記受信アンテナの一端と前記負荷の一端の間であって、電荷保持用のコンデンサよりも前記受信アンテナ側に設けられた第3スイッチと、
    前記受信アンテナの前記一端と他端の間に設けられたインピーダンス素子と、
    前記第3スイッチのスイッチング動作を制御することにより、前記受信アンテナに流れるコイル電流を整流し、前記負荷に供給するとともに、前記受信アンテナから前記負荷側を望んだインピーダンスを制御するコントローラと、
    を備え、
    前記コントローラは、前記電力信号の周期に対する前記第3スイッチのオン時間の比率を変更可能に構成されることを特徴とするインピーダンス制御回路。
  5. 前記コントローラは、
    前記受信アンテナに誘起される電流が第1方向に流れようとする第1半周期のうち、可変のオン時間の間、前記第3スイッチをオンし、前記第1半周期の残りの間、前記第3スイッチをオフすることを特徴とする請求項に記載のインピーダンス制御回路。
  6. 前記コントローラは、
    前記受信アンテナに誘起される電流が第2方向に流れようとする第2半周期の間、前記第3スイッチをオフすることを特徴とする請求項に記載のインピーダンス制御回路。
  7. 前記インピーダンス素子は、キャパシタを含むことを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載のインピーダンス制御回路。
  8. 前記インピーダンス素子は、クランプ回路を含むことを特徴とする請求項からのいずれかに記載のインピーダンス制御回路。
  9. 前記インピーダンス素子は、ダイオードを含むことを特徴とする請求項からのいずれかに記載のインピーダンス制御回路。
  10. ワイヤレス給電装置から送出される電界、磁界、電磁界のいずれかを含む電力信号を受信するワイヤレス受電装置に使用され、前記電力信号を受信するための受信アンテナと負荷の間に設けられるインピーダンス制御回路であって、
    前記受信アンテナの一端と接続される第1入力ラインと、
    前記受信アンテナの他端と接続される第2入力ラインと、
    前記負荷の一端と接続される第1出力ラインと、
    前記負荷の他端と接続される第2出力ラインと、
    前記第1入力ラインと前記第1出力ラインの間に設けられた第1スイッチと、前記第2入力ラインと前記第1出力ラインの間に設けられた第2スイッチと、前記第1入力ラインと前記第2出力ラインの間に設けられた第3スイッチと、前記第2入力ラインと前記第2出力ラインの間に設けられた第4スイッチと、を含むHブリッジ回路と、
    前記Hブリッジ回路の前記第1スイッチから前記第4スイッチのスイッチング動作を制御するコントローラと、
    を備え、
    前記コントローラは、
    前記第1スイッチおよび前記第4スイッチをオンしつつ、前記第2スイッチおよび前記第3スイッチをオフする第1状態と、
    (i)前記第1スイッチおよび前記第2スイッチをオンしつつ、前記第3スイッチおよび前記第4スイッチをオフする、または(ii)前記第1スイッチおよび前記第2スイッチをオフしつつ、前記第3スイッチおよび前記第4スイッチをオンする、第2状態と、
    前記第2スイッチおよび前記第3スイッチをオンしつつ、前記第1スイッチおよび前記第4スイッチをオフする第3状態と、
    (i)前記第1スイッチおよび前記第2スイッチをオンしつつ、前記第3スイッチおよび前記第4スイッチをオフする、または(ii)前記第1スイッチおよび前記第2スイッチをオフしつつ、前記第3スイッチおよび前記第4スイッチをオンする、第4状態と、
    を、前記電力信号と同期して順に遷移し、かつ前記第1状態から前記第4状態の長さを変更可能に構成され、かつ前記第1状態から前記第4状態に遷移する位相が変更可能であることを特徴とするインピーダンス制御回路。
  11. ワイヤレス給電装置から送出される電界、磁界、電磁界のいずれかを含む電力信号を受信する受信アンテナと、
    前記受信アンテナと接続される請求項1から10のいずれかに記載のインピーダンス制御回路と、
    を備えることを特徴とするワイヤレス受電装置。
  12. ワイヤレス給電装置から送出される電界、磁界、電磁界のいずれかを含む電力信号を受信するワイヤレス受電装置において、前記電力信号を受信するための受信アンテナから負荷を望んだインピーダンスを制御する方法であって、
    前記受信アンテナと前記負荷の間であって、電荷保持用のコンデンサよりも前記受信アンテナ側に第3スイッチを含むスイッチング回路を挿入するステップと、
    前記第3スイッチをスイッチングすることにより、前記受信アンテナに誘起される電流を整流し、前記負荷に供給するステップと、
    前記電力信号の周期に対する前記第3スイッチのオン時間の比率を変化させるステップと、
    を備えることを特徴とする方法。
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