JP5424488B2 - 釣竿 - Google Patents

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本発明は、バイアス層を有する竿杆に外付けの釣糸ガイドを設けた釣竿に関する。
外付け釣糸ガイドが設けられている釣竿に引きの強い魚が掛かった場合、魚の動きに伴い竿杆が上下左右に振られる。この時に釣糸ガイドを介して竿杆が捩じられるが、その捩じれが手元のハンドル部にまで伝わると、動き回る魚の位置が分かり難くなり、そのため釣竿操作がやり難く、釣人に不快感が生じる。本出願人による下記特許文献1には、軽量化を図りつつ釣竿の操作性を向上させる釣竿構造が開示されている。また、特許文献2には、移動ガイドの保持部をプリプレグで形成した釣竿が開示されている。
特開2002−345365号公報 特開2006−166841号公報
上記特許文献1のようにバイアス層の設けられた領域では、実質均一に設けられているだけでは、軽量化を図りつつ効果的に捩じりを防止するには限界がある。長手方向に連続したプリプレグを竿杆本体層の上に巻回する場合、竿杆本体層はテーパ状であるため、その上にプリプレグを巻回するとプリプレグの強化繊維の指向方向が竿杆長手方向に沿って漸次変化してしまう。これではバイアス層の強化繊維方向を設計値通りに指向させ難い。また、長手方向の位置によって強化繊維やバイアス層の特性を変えられない。
依って解決しようとする課題は、バイアス層の特性を長手方向において設計上調整可能にさせると共に、捩じりを効果的に防止できる釣竿を提供することである。
上記課題に鑑みて第1の発明は、繊維強化樹脂製竿杆の元部領域にハンドル部を設けると共に竿杆の外側に釣糸ガイドを設けた釣竿であって、竿杆本体層の最外層として強化繊維が竿杆の長手方向に対して対称となる両方向に傾斜指向したバイアス層を有し、該バイアス層は、前記長手方向において複数に分割された複数プリプレグの隣接したプリプレグ同士の前記長手方向の端部領域同士を互いに重ねた重合部を有することを特徴とする釣竿を提供する。
第2の発明では、第1の発明において、少なくとも一か所の重合部の上に一個の釣糸ガイドを設けるよう構成する。
第3の発明では、第1又は第2の発明のバイアス層は、少なくとも竿杆のハンドル部先端から前方所定位置にまで亘り設けるよう構成する。
第4の発明では、第1又は第2の発明のバイアス層は、少なくとも竿杆の最も穂先側に設けた釣糸ガイドの後端から後方所定位置にまで亘り設けるよう構成する。
第1の発明では、バイアス層用のプリプレグが竿杆長手方向に複数となるよう分割されているため、夫々のプリプレグを、その強化繊維方向を精度良く傾斜指向させつつ巻回することができる。また、設計時に、必要に応じ、長手方向においてプリプレグの強化繊維の種類(特性)を変えることもできる。更には、傾斜指向の強化繊維の多くなっている重合部が長手方向に部分的に存在することによって、重合部をバイアス層の全長に亘って設けた場合、即ち、プリプレグ同士をその全長に亘って重ね合わせた場合と比較して、釣糸ガイドを介した竿杆の捩じれがハンドル部にまで伝達される途中、重合部の存在によってその捩じれを効果的に防止できると共に、重合部は部分的であるため竿杆重量を大きくしないで済む。
第2の発明では、重合部の上に釣糸ガイドを設けるため、重合部が釣糸ガイドによって保護される他、該釣糸ガイドを介して竿杆に伝達される捩じりトルクを、当該重合部によって受け止め、その後方位置のハンドル部にまで伝達されることを防止できる。
第3の発明では、バイアス層は、少なくとも竿杆のハンドル部先端から前方所定位置にまで亘り設けるため、ハンドル部に近い手元側にて捩りトルクを受け止め、竿杆に伝達された捩じりトルクがハンドル部にまで伝達されることを防止できる。
第4の発明では、バイアス層は、少なくとも竿杆の最も穂先側に設けた釣糸ガイドの後端から後方所定位置にまで亘り設けるため、最も捩れやすい穂先側で捩りトルクを受け止めハンドル部にまで伝達されることを防止できる。
図1は本発明に係る一実施形態例としての釣竿の側面図とその製法説明図とを併設した図である。 図2は図1のB部の拡大縦断面図である。 図3は本発明に係る他の実施形態例としての釣竿の側面図とその製法説明図とを併設した図である。
以下、本発明を添付図面を用いて更に詳細に説明する。図1は本発明に係る一実施形態例としての釣竿の側面図とその製法説明図とを併設した図であり、図2は図1のB部の拡大縦断面図である。この例では、竿杆20は、エポキシ樹脂等の合成樹脂をマトリックスとし、炭素繊維等の強化繊維で強化した繊維強化樹脂製の1本竿であるが、複数本の継ぎ合わせ構造の釣竿でもよい。竿杆20の元部所定位置にはリールRを装着させるためのリール装着部42をもうけている。また、その直後の領域にはグリップ部材を被着させてグリップ部44としている。このリール装着部42とグリップ部44とを併せてハンドル部40と称している。
先細形状の芯金10の上に、該芯金の全長に亘る長さを有し、強化繊維の指向方向が円周方向に指向する向きのプリプレグP1を巻回して内側層20Aを形成する。内側層の上に、芯金の全長に亘る長さを有し、強化繊維の指向方向が芯金の長手方向に指向する向きのプリプレグP2を巻回して中間層20Bを形成する。この中間層の上に、芯金の全長に満たない各適宜長さを有し、強化繊維の指向方向が芯金の長手方向に対して対称となるように2つの傾斜方向に指向するプリプレグP31、P32を巻回してバイアス層である外側層20Cを形成する。この場合、前後に隣接した2枚のプリプレグP31,P32の長手方向に隣接する側の端部領域P31E、P32Eのみを重合させる。
上記例の各プリプレグP31,P32は、芯金の長手方向に対して対称な強化繊維が織られて織布に形成されたり、編まれているプリプレグであるが、芯金の長手方向に対して対称となるように互いに指向方向が異なり、夫々一方向に引き揃えた強化繊維のプリプレグ同士を重ね合わせたプリプレグであってもよい。また、先側のプリプレグP32の長さは、竿杆の先端部から最もハンドル部40に近い釣糸ガイドG1の位置を含みつつ更に幾分か長くしている。また、プリプレグP31の長さは、竿杆の後端部から最もハンドル部40に近い釣糸ガイドG1の位置を含みつつ更に幾分か長くしている。
これらのプリプレグの隣接端部を重合させて、釣糸ガイドG1の前後に夫々幾分か延設されるだけの狭い範囲(0.1cm〜30cm、より好ましくは1cm〜20cm、)で互いの端部領域のみを重合させ、そこを重合部22としている。重合部側の各プリプレグの端は芯金の長手方向に対して直交したラインとなっている。
なお、バイアス層における重合領域は、重合していない部分のバイアス層の領域よりも狭く、さらに、重合部前後の重合していない部分はそれぞれ重合部より長くなるように設ける。このようにすると竿杆重量をあまり大きくしないで効果的に捩れを防止できる。
一般に、巻回作業の際の強化繊維の指向方向が芯金の長さ方向に沿って漸次変化するが、上記のように、バイアス層を形成するプリプレグを長さ方向に分割しているため、その変化量を低減できる。また、先側のプリプレグP31の強化繊維方向を±45度とし、一方、元側のプリプレグP32のそれを±30度というように変えたり、強化繊維の弾性率や厚みなどを変える、即ち、強化繊維の種類を変えることで、釣竿前方側の捩れ剛性を大きくしたり、後方側の捩れ剛性を大きくすることもできる。
相対的に先側のプリプレグによって釣竿の捩れ剛性を大きくすると、細径の釣竿前方側にて先行して捩れを受け止めて効果的に防止でき、また、相対的に後方側のプリプレグの捩れ剛性を大きくすると、太径部で容易に捩れを受け止めて防止できメリットがある。更には、この例では、この重合部22を釣糸ガイドG1の位置に設け、特にこの例では、釣糸ガイドG1は固定式であり、釣糸ガイドの足部24を竿杆に対して糸26の巻回によって固定するため、重合部の補強となり、重合部の剥離防止が図れる。
更には、プリプレグによる竿杆本体層の最外層となるバイアス層を形成する元側プリプレグP31の端部P31Eが、先側プリプレグP32の上側に重合しているため、重合部の2つの端部縁P31e、P32eの内、外に露出しているのは先側の端部縁P31e故、釣竿に糸絡み等を生じた際の糸抜けの際に、糸抜け方向である竿先方向への釣糸の動きの際に重合部に引っ掛かり難い。
上記例と異なり、重合部の位置を釣糸ガイドG1の位置ではなく、他の釣糸ガイドG2,G3の位置としてもよく、また、各釣糸ガイドの位置ではなく、例えば、釣糸ガイドG1とハンドル部40の先端との間領域の中間位置等、適宜位置に設定してもよい。更には、プリプレグP31とプリプレグP32との重合部は、プリプレグP31の方を下側にすることもできる。この場合、積層剥離を防止できる効果がある。
また、重合部の上に釣糸ガイドを設ける場合、ガイドの前後の撓み量が大きい側でバイアス層の重ねの端部を内層側にする(重ねの端部が表面に現れないようにする)と積層剥離を防止できる効果がある。
図3は本発明に係る他の実施形態例としての釣竿の側面図とその製法説明図とを併設した図である。図1に示す第1の実施形態例と異なる事項を主に説明する。外側層となるバイアス層は、長手方向において4つに分割されたプリプレグP31、P33、P34、P35を用い、長手方向においてそれぞれ隣接する端部領域のみを重合させている。また、この例では、この重合部221,222,223を各固定の釣糸ガイドG1,G2,G3の位置に設けている。重合の上下も、元側のプリプレグを先側のプリプレグの上に重合させている。1つまたは2つ以上の重合部を各釣糸ガイド間の領域や、釣糸ガイドG1とハンドル部40との間の領域に設けてもよい。
以上の例では、釣糸ガイドは固定式であったが、移動式のものでもよい。また、竿杆20は中空のものであったが、中実であってもよい。継式では一部が中実、他が中空でもよい。更には、釣竿(竿杆20)の所定位置から先方はバイアス層を無くしてもよい。
本発明は、外付けの釣糸ガイドを設けた釣竿に利用できる。
20 竿杆
22、221、222、223 重合部
40 ハンドル部

Claims (4)

  1. 繊維強化樹脂製竿杆の元部領域にハンドル部を設けると共に竿杆の外側に釣糸ガイドを設けた釣竿であって、竿杆本体層の最外層として強化繊維が竿杆の長手方向に対して対称となる両方向に傾斜指向したバイアス層を有し、該バイアス層は、前記長手方向において複数に分割された複数プリプレグの隣接したプリプレグ同士の前記長手方向の端部領域同士を互いに重ねた重合部を有することを特徴とする釣竿。
  2. 少なくとも一か所の重合部の上に一個の釣糸ガイドを設けてなる請求項1記載の釣竿。
  3. 前記バイアス層は、少なくとも竿杆のハンドル部先端から前方所定位置にまで亘り設けてなる請求項1または2記載の釣竿。
  4. 前記バイアス層は、少なくとも竿杆の最も穂先側に設けた釣糸ガイドの後端から後方所定位置にまで亘り設けてなる請求項1または2記載の釣竿。
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