JP5424439B2 - 多孔質シート状物 - Google Patents

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Description

本発明は、ポリウレタン組成物を用いて得られる多孔質シート状物に関する。さらに詳しくは、湿式凝固性が良好であることにより、嵩高く柔軟性に富むことに加え、人間の皮膚からの分泌液に対しても高い耐性を有し、衣料、靴、鞄、家具、車両用内装材、雑貨などの用途に用いることができる多孔質シート状物に関する。
ポリウレタン樹脂を主体とした重合体の溶液を、支持体などに塗布及び/又は含浸し、非溶剤中で凝固して多孔質シート状物が得られることは知られている。ポリカーボネートジオールを用いて重合されたポリウレタン樹脂溶液を用いた多孔質シート状物は、耐加水分解性が良いなどの特徴を有するものの、湿式凝固性が不良であり風合いが硬くなるなどの問題があった。それを解決するため、特殊な成膜助剤を用いて湿式凝固する方法が開示されている(特許文献1参照)。しかしながら、成膜助剤の量によっては、表面に濡れ感が出たり、耐久性などに問題が発生する場合があった。
また、ポリカーボネートジオール、有機ジイソシアネート及び低分子ジオールから得られるポリウレタンと、特定のポリエステル系ジオール、有機イソシアネート及び低分子量ジオールから得られるポリウレタンとからなるポリウレタン組成物、及び多孔質シート状物が知られている(特許文献2)。また、脂肪族オリゴカーボネートジオールと環状エステル化合物を開環付加重合して得られるポリエステルポリオールを用い、エステル交換反応で得られるポリエステルポリカーボネートポリオール、ポリイソシアネート、及び鎖延長剤とからなるウレタン樹脂を用いてなる合成皮革表面皮膜層が開示されている(特許文献3参照)。しかしながら、これらの方法でも、得られた多孔質シート状物は、耐油性、耐汗性、耐加水分解性、耐候性、柔軟性などの物性をバランスよく併せ持つとは言えなかった。
一方、結晶性の強いポリカーボネートジオールを用いた場合、湿式凝固性が不良となる傾向が強いため、結晶性の低いコポリカーボネートを用いて重合されたポリウレタン溶液を用いる方法が開示されている(特許文献4参照)。そこではメチレン鎖が4〜6の脂肪族コポリカーボネートを用いられているが、組成の範囲は広く、得られた多孔質構造体は、耐汗性や柔軟性が問題となる場合があった。特に、多孔質シートを衣料、靴、鞄、家具、車両用内装材、雑貨など、人間の皮膚と接触する機会が多い用途に使用した場合、皮膚からの分泌液によってポリウレタン樹脂が膨潤し、機械的強度が低下するため、シートの摩耗、ひび割れ、溶解といった耐久性の低下が生じる。このため、多孔質シートの用途が限定されてしまう問題があった。
この問題を解決するため、ポリテトラメチレンカーボネートジオールと脂肪族及び脂環式ジイソシアネートの1種又は2種以上からなるプレポリマーと鎖延長剤から得られる熱可塑性ポリウレタンと、該ポリウレタンと有機溶剤からなるコーティング剤組成物、ならびに該コーティング組成物を用いて製造した合成皮革及び人工皮革が開示されている(特許文献5参照)。この方法では、高い耐オレイン酸性を得ることはできるものの、十分な風合いが得られなかった。
上記のように、耐油性、耐汗性、耐加水分解性、耐候性、柔軟性などの物性をバランス良く併せ持つ多孔質シート状物は存在しなかった。また、耐久性を得るために、多孔質シート状物の表面にコーティングをした場合は、透湿性が損なわれるなどの新たな問題も発生した。透湿性を損なうことなく、柔軟性と汗に対する耐性を併せ持つ多孔質シート状物は存在せず、衣料、靴、鞄、家具、車両用内装材、雑貨など、人間の皮膚と接触する機会が多い用途への使用は限定されていた。
特許第3305358号公報 特開平7−258979号公報 特開2004−346094号公報 特開平5−186631号公報 特開平6−206965号公報
本発明は、ポリウレタン組成物を用いて得られる多孔質シート状物を提供することを目的とする。さらに詳しくは、湿式凝固性が良好であることにより、嵩高く柔軟性に富むことに加え、人間の皮膚からの分泌液に対しても高い耐性を有することにより、衣料、靴、鞄、家具、車両用内装材、雑貨などの用途に用いることができる多孔質シート状物を提供することを目的とする。
本発明者は、上述の問題を解決するために鋭意検討した結果、ポリウレタン組成物の原料とする脂肪族コポリカーボネートジオールを、特定の繰り返し単位、特定の組成比とすることにより、上記の課題を解決できることを見出し、本発明をなすに至った。
すなわち、本発明は、下記(1)から下記(5)の発明に関するものである。
(1)(a)脂肪族コポリカーボネートジオール、(b)有機ジイソシアネート、及び(c)鎖伸長剤から得られるポリウレタン組成物であって、該脂肪族コポリカーボネートジオールが、下記式(1)及び下記式(2)で示される繰り返し単位と末端ヒドロキシル基からなり、該繰り返し単位(1)と繰り返し単位(2)の割合が、モル比で60:40〜99:1であり、該脂肪族コポリカーボネートジオールの数平均分子量が500〜20000である上記ポリウレタン組成物を湿式成膜することにより得られることを特徴とする多孔質シート状物。
Figure 0005424439
Figure 0005424439
(式中のRは、1,4−ブタンジオールに由来するアルキレン基を除く、二価の炭素数2〜20の脂肪族又は脂環族炭化水素基を表す。)
(2)前記式(2)で示される繰り返し単位が、下記式(3)で示される繰り返し単位である、上記(1)に記載の多孔質シート状物。
Figure 0005424439
(3)前記繰り返し単位(1)と繰り返し単位(2)の割合が、モル比で85:15〜95:5である、上記(1)又は上記(2)に記載の多孔質シート状物。
(4)(a)脂肪族コポリカーボネートジオール、(b)有機ジイソシアネート、及び(c)鎖伸長剤から得られるポリウレタン組成物であって、該脂肪族コポリカーボネートジオールが、下記式(1)及び下記式(2)で示される繰り返し単位と末端ヒドロキシル基からなり、該繰り返し単位(1)と繰り返し単位(2)の割合が、モル比で60:40〜99:1であり、該脂肪族コポリカーボネートジオールの数平均分子量が500〜20000である上記ポリウレタン組成物を、繊維基材に塗布または含浸して湿式成膜含することにより得られることを特徴とすれ多孔質シート状物。
Figure 0005424439
Figure 0005424439
(5)前記式(2)で示される繰り返し単位が、下記式(3)で示される繰り返し単位である、上記(4)に記載の多孔質シート状物。
Figure 0005424439
(6)前記繰り返し単位(1)と繰り返し単位(2)の割合が、モル比で85:15〜95:5である、上記(4)又は上記(5)に記載の多孔質シート状物。
以下、本発明について具体的に説明する。
本発明で用いる有機ジイソシアネートとしては、2,4−トリレジンジイソシアネート、2,6−トリレジンジイソシアネート及びその混合物、ジフェニルメタン−4,4´−ジイソシアネート(MDI)、ナフタレン−1,5−ジイソシアネート(NDI)、3,3´−ジメチル−4,4´ビフェニレンジイソシアネート(TODI)、粗製TDI、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート(PMDI)、粗製MDIなどの芳香族ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート(XDI)、フェニレンジイソシアネートなどの芳香脂肪族ジイソシアネート、4−4´−メチレンビスシクロヘキシルジイソシアネート(水添MDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、シクロヘキサンジイソシアネート(水添XDI)などの脂肪族ジイソシアネートを挙げることができる。通常は1種の有機ジイソシアネートを選択して用いるが、これらの有機ジイソシアネートから2種類以上を選択しそれらを混合して、又は逐次追加して用いても構わない。
本発明に用いる鎖伸張剤としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,12−ドデカンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール等などの低分子量ジオール、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、トリレンジアミン、キシリレンジアミン、ジフェニルジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノシクロヘキシルメタン、ピペラジン、2−メチルピペラジン、イソフォロンジアミンなどのジアミン及び水が挙げられる。通常は1種の鎖伸張剤を選択して用いるが、これらの鎖伸張剤から2種類以上を選択しそれらを混合して用いても構わない。低分子ジオールを用いることが好ましく、特に、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオールから選ばれる低分子量ジオールを、単独で又は2種類選択して用いることが好ましい。
本発明の脂肪族コポリカーボネートジオールの製造方法は、特に限定されない。例えば、Schnell著、ポリマー・レビューズ第9巻、p9〜20(1994年)に記載される種々の方法で製造することができる。
本発明で用いる脂肪族コポリカーボネートジオールは、下記式(4)と下記式(5)で表されるジオールを原料に用いて得られる。
Figure 0005424439
Figure 0005424439
(式中、Rは、1,4−ブタンジオールに由来するアルキレン基を除く。)
上記式(5)で表されるジオールは、1,4−ブタンジオールを除くジオールであって、その例としては、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ナノジオール、1,10−ドデカンジオール、1,11−ウンデカンジオール、1,12−ドデカンジオールなどの側鎖を持たないジオール、2−メチル−1、8−オクタンジオール、2−エチル−1,6−ヘキサンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2,4−ジメチル−1,5−ペンタンジオール、2,4−ジエチルー1、5−ペンタンジオール、2−ブチルー2−エチルー1,3−プロパンジオール、2,2−ジメチルー1,3−プロパンジオールなどの側鎖を持ったジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−プロパンなどの環状ジオールが挙げられる。上記式(5)で表されるジオールは、1種類のみを用いても2種以上を併用してもよい。1,3−プロパンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオールを用いるのがより好ましい。1,6−ヘキサンジオールを用いるのが最も好ましい。
本発明で用いる脂肪族コポリカーボネートジオールの繰り返し単位の割合は、モル比で繰り返し単位(1):繰り返し単位(2)=60:40〜99:1である。繰り返し単位(1)の割合が60未満となると、耐汗性の問題が生じる場合が多く用途が限定される。良好な耐汗性を有するとともに柔軟な多孔質シート状物を得るには、繰り返し単位の割合が繰り返し単位(1):繰り返し単位(2)=70:30〜99:1であることが好ましく、85:15〜95:5であることが最も好ましい。
また、本発明で用いられる脂肪族コポリカーボネートジオールには、式(4)と式(5)で表されるジオールの他に、1分子に3個以上のヒドロキシル基を持つ化合物、例えば、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオール、ペンタエリスリトールなどから由来する構成単位を少量含むことにより、多官能化させたポリカーボネートも含まれる。1分子中に3以上のヒドロキシル基を持つ化合物を必要以上に多く用いると、架橋してゲル化が起きてしまうので、ジオールの合計モル数に対して、5モル%以下にし、好ましくは、2モル%以下にする。
本発明で用いる脂肪族コポリカーボネートジオールは、アルキレンカーボネート、ジアルキルカーボネート、ジアリールカーボネートなどの炭酸エステルを原料に用いて得られる。アルキレンカーボネートとしては、エチレンカーボネート、トリメチレンカーボネート、1,2−プロピレンカーボネート、1,2−ブチレンカーボネート、1,3−ブチレンカーボネート、1,2−ペンチレンカーボネートなどが挙げられる。また、ジアルキルカーボネートとしては、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジ−n−ブチルカーボネートなどが、ジアリールカーボネートとしては、ジフェニルカーボネートなどが挙げられる。そのなかでも、エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジ−n−ブチルカーボネートを用いることが好ましい。エチレンカーボネートを用いることが最も好ましい。
本発明で用いる脂肪族コポリカーボネートジオールは、エステル交換反応の際、反応を速めたい場合に触媒を用いることが望ましい。触媒としては、テトライソプロポキシチタン、テトラ−n−ブトキシチタン(チタンテトラブトキシド)などのチタン化合物、ジ−n−ブチルスズジラウレート、ジ−n−ブチルスズオキシド、ジブチルスズジアセテートなどのスズ化合物、酢酸マグネシウム、酢酸カルシウム、酢酸亜鉛などの酢酸の金属塩などがある。なかでもチタン化合物を用いるのが好ましい。これらの触媒は、反応物に対し1〜300ppmとなるように用いるのが好ましい。30〜200ppmとなるように用いるのがより好ましい。
本発明で用いる脂肪族コポリカーボネートジオールは、柔軟性を向上させる目的で、分子内に下記式(6)の繰り返し単位で表される構造を含むこともできる。
Figure 0005424439
(式中、Rはアルキレン基を表し、該アルキレン基は2種類以上であっても構わない。また、xは整数を表す。)
脂肪族コポリカーボネートジオール分子中の含有量は、本発明に影響しない範囲であれば特に限定するものではないが、その量が増えると耐熱性や耐薬品性が低下する。下記式(7)で表されるカーボネートの繰り返し単位に対し上記式(6)で表されるエーテルの繰り返し単位が0.05〜5モル%以下であることが好ましく、0.05〜3モル%以下であることがさらに好ましい。
Figure 0005424439
(式中、Rはアルキレン基を表す。)
本発明の脂肪族コポリカーボネートジオールの数平均分子量は、500〜20000である。数平均分子量が500未満では、得られる多孔質シート状物の柔軟性や低温特性が不良となることが多く、20000を超えるとポリウレタン組成物の溶液粘度が高くなり成膜性が不良となることが多いので好ましくない。本発明の多孔質構造体には、数平均分子量で800〜3000ことが好ましい。数平均分子量を800〜1200の場合、多孔質シート状物を最も柔軟性を有する構造とすることができるので、より好ましい。
本発明に係るポリウレタン組成物は、ポリウレタン業界で公知の方法により得ることができる。例えば、脂肪族コポリカーボネートジオールと有機ジイソシアネートを、20〜150℃で2〜12時間反応させて、末端がイソシアネート基となったウレタンプレポリマーを合成した後、これに鎖伸張剤を加え、20〜150℃で2〜12時間反応させ目的とする分子量にするプレポリマー法、又は、脂肪族コポリカーボネートジオールと有機ジイソシアネートと鎖伸張剤を一括して添加し、20〜150℃で3〜12時間反応させることにより、目的とする分子量にするワンショット法がある。
鎖伸張剤と有機ジイソシアネートの使用量は、多孔質シート状物の性能に合わせて、自由に選択することができる。鎖伸張剤の使用量は、通常は脂肪族コポリカーボネートジオールに対して、当量比で0.5〜7である。当量比で1〜5.5とした場合、得られる多孔質シート状物の耐久性や柔軟性が良好となる。有機ジイソシアネートの使用量は、通常は脂肪族コポリカーボネートジオールと鎖伸長剤の当量の和に対し、0.95〜1.2であり、好ましくは0.97〜1.1である。
本発明の多孔質シート状物の外観、感触、風合いを調整するため、脂肪族コポリカーボネートジオールに加え、ポリヘキサメチレンカーボネートポリオール、ポリカプロラクトンポリオール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポリエステルポリオール等のポリオールを、1種又は2種以上を併用してもよい。添加量は、本発明の多孔質シート状物の物性を損なわない範囲で自由に選択できるが、通常は脂肪族コポリカーボネートジオールに対し、0.1〜5重量%である。
必要に応じてウレタン反応触媒を添加することができる。触媒としては、トリエチルアミン、トリエチレンジアミン、モルホリンなどの含窒素化合物、酢酸カリウム、ステアリン酸亜鉛、オクチル酸スズなどの金属塩、ジブチルスズジラウレート(ジラウリン酸ジブチル錫)などの有機金属化合物が挙げられる。必要に応じて、重合停止剤を添加することもできる。重合停止剤としては、メタノール、ブタノール、シクロヘキサノールなどの1価のアルコール類やジブチルアミンなどを使用することができる。これらの反応は、溶媒中で行ってもよく、無溶媒で反応した後に溶媒を添加し、ポリウレタン組成物を溶解してもよい。
有機溶媒しては、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド、ジエチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン(THF)、メチルエチルケトン(MEK)、ジオキサン、アセトン、シクロヘキサン、トルエンなどを用いることができる。これらの有機溶媒は、1種類又は2種類以上の混合物として用いることができる。実用上好ましい有機溶媒としては、アミド系溶媒であり、特に好ましいのはDMFである。ポリウレタン樹脂の有機溶媒溶液濃度は、一般的には5〜50重量%である。
ポリウレタン組成物に成膜助剤を添加することもできる。成膜助剤としては、カプリル酸、カプリン酸、ラウリル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、メリシン酸などの炭素数が比較的多い脂肪族カルボン酸、オクチルアルコール、ノニルアルコール、デシルアルコール、ドデシルアルコール、テトラデシルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコールなどの長鎖アルコールが挙げられる。さらに、炭素数1〜6のアルキルアルコールと炭素数6〜18の脂肪族カルボン酸から得られるカルボン酸エステル、グリセリンと炭素数10〜22の脂肪族カルボン酸モノエステル、ジエステル、トリエステル、ソルビタンと炭素数10〜22の脂肪族カルボン酸モノエステル、ジエステル、トリエステルが挙げられる。
ポリウレタン組成物には、必要に応じて、着色剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、撥水撥油剤、消臭剤、帯電防止剤、芳香剤、離型剤、滑剤、充填剤、発泡剤などの添加剤を単独で又は2種類以上を併せて添加することもできる。さらに、必要に応じて、合成ゴム、ポリ塩化ビニル又は塩化ビニル共重合体、酢酸ビニル又は酢酸ビニル共重合体、アミノ酸樹脂、ポリウレタン/ポリアミノ酸ブロック共重合体、ポリエステルエラストマー、ポリアミドエラストマー、ポリアミドなどの重合体を添加することもできる。
本発明の多孔質シート状物は、ポリウレタン組成物を基材に塗布又は含浸し、湿式成膜することで得ることができる。また、必要に応じ、得られた多孔質シート状物を基材から剥離して使用してもよい。基材としては、種々のものが使用できる。例えば、繊維質基材としては、繊維を不織布、織布、網布などの形状にした繊維集合体、あるいは繊維集合体の各繊維間が弾性重合体で結合されたものなどが挙げられる。この繊維集合体に用いられる繊維は、木綿、麻、羊毛などの天然繊維、レーヨン、アセテートなどの再生又は半合成繊維、ポリアミド、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアルコール、ポリオレフィンなどの合成繊維が挙げられる。これらの繊維は、単独紡糸繊維でも混合紡糸繊維でも構わない。その他の基材としては、紙、離型紙、ポリエステルやポリオレフィンのプラスティックフィルム、アルミなどの金属板、ガラス板などが挙げられる。
基材が、起毛布、編布、不織布の場合、その表面に塗布したポリウレタン組成物が基材の内部まで浸透しやすく、柔軟性が劣り品位の面で好ましくない。よって、予め基材に前処理を施すこともできる。その前処理方法としては、基材をフッ素系などの撥水剤で処理する方法、カレンダーに通し基材のふくらみを押しつぶして平滑にする方法などがある。
ポリウレタン組成物の塗布や含浸は、一般的には用いられている方法で行われる。塗布方法の例としては、フローティングナイフコーター、ナイフオーバーロールコーター、リバースロールコーター、ロールドクターコーター、グラビアロールコーター、キスロールコーターなどを挙げることができる。
湿式凝固の方法としては、例えば、ポリウレタン組成物を含浸又は塗布した基材を、ポリウレタン組成物の溶媒と親和性があり、ポリウレタン樹脂には親和性が無く非溶媒である凝固浴中に直接浸漬し、該有機溶媒を抽出することにより凝固させる方法がある。上記の有機溶媒と親和性があり、ポリウレタン樹脂とは親和性が無く非溶媒であるものとしては、水、エチレングリコール、グリセリン、エチレングリコールモノエチルエーテル、ヒドロキシエチルアセテートなどが挙げられ、単独で又は二種類以上を混合して用いられる。さらに、任意の割合で有機溶媒を混合して使用することもできる。
凝固浴の温度は、通常は30〜50℃である。30℃未満又は50℃を超える温度では、ポリカーボネートジオール系ポリウレタン樹脂の場合、多孔質構造が得られないことが多く実用上好ましくない。凝固工程を数段に分けて連続的に行うこともできる。この場合、第一段の凝固浴温度は、30〜50℃であることが好ましい。以降の凝固浴では、必要に応じ、温度を高温側にも低温側にも設定することができる。湿式凝固後は、通常の方法で洗浄、乾燥を行う。
本発明において、基材が編布のように空隙率が大きい場合、ポリウレタン組成物の溶液を直接塗布又は含浸すると、ポリウレタン樹脂が基材の全体に浸透し柔軟性を低下させることもある。その場合は、接着剤を介在させたラミネート法を採用することもできる。接着剤としては、ポリウレタン系、ポリアクリル系、ポリアミド系、ポリエステル系などを使用することができるが、ポリウレタン系を用いることが好ましい。接着剤の塗布方法は、多孔質構造体の表面全体に塗布することもできるが、風合いや透湿性の観点から、多孔質構造体表面に点状又は線状に接着剤を塗布して積層する方法が好ましい。
得られた多孔質シート状物は、そのまま使用することもできるが、更に各種特性を付与する目的から、ポリウレタン樹脂、塩化ビニルやセルロース系樹脂などのポリマー溶液やエマルジョンを塗布したり、別途離型紙の上に塗工した上記ポリマー溶液やエマルジョンを乾燥して得た塗膜を多孔質シート状物と貼り合わせた後で、離型紙を剥がして得られたものを積層体として使用することもできる。
本発明のポリウレタン組成物を用いて得られる多孔質シート状物は、耐油性、耐汗性、耐加水分解性、耐候性、柔軟性など物性バランスに優れる。さらに、耐久性を得るための表面コーティングも必要が無く、透湿性も確保される。このことにより、衣料、靴、鞄、家具、車両用内装材、雑貨など、人間の皮膚と接触する機会が多い用途への広範囲な展開が可能となった。
次に、実施例及び比較例で本発明を説明する。
1)繰り返し単位の比率
本発明における繰り返し単位の割合は、以下の方法で決定した。100mlのナスフラスコにサンプルを1g取り、エタノール30g、水酸化カリウム4gを入れて、100℃で1時間反応する。室温まで冷却後、指示薬にフェノールフタレインを2〜3滴添加し、塩酸で中和する。冷蔵庫で1時間冷却後、沈殿した塩を濾過で除去し、ガスクロマトグラフィー分析(GC分析)により1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールを定量した。GC分析は、カラムとしてDB−WAX(米国、J&W製)をつけたガスクロマトグラフィーGC−14B(日本、島津製作所製)を用い、ジエチレングリコールジエチルエステルを内部標準として、検出器をFIDとして行った。なお、カラムの昇温プロファイルは、60℃で5分保持した後、10℃/minで250℃まで昇温した。なお、繰り返し単位(1)と繰り返し単位(2)の割合を繰り返し単位の比率と称し、上記の方法で得られた結果を用い、1,4−ブタンジオールとその他ジオールのモル比(1,4−ブタンジオールのモル数:その他ジオールのモル数)で表す。
2)数平均分子量
本発明の数平均分子量は、無水酢酸とピリジンを用い、水酸化カリウムのエタノール溶液で滴定する「中和滴定法(JIS K 0070−1992)」によって水酸基価を決定し、下記数式(A)を用いて計算した。
数平均分子量=2/(OH価×10−3/56.1) (A)
3)多孔質シート状物の評価
本発明の多孔質シート状物の評価は、実施例及び比較例で示す方法で得られた多孔質シートを作製し、嵩高さ、柔軟性、耐皮脂性の3項目で行った。
(a)多孔質シート状物の嵩高さ
多孔質シート状物の嵩高さは、ポリウレタン溶液の塗布厚さと乾燥後のシート厚さを基に、下記式(B)で求めた。
嵩高さ(%)=B/A×100 (B)
A:ポリウレタン溶液の塗布厚さ(mm)
B:乾燥後のシート厚さ(mm)
(b)多孔質シート状物の柔軟性
シートの柔軟性は、3人の被験者が右手でシートを鷲掴みにし、硬い(×)、普通(○)、軟らかい(◎)の3段階の順位を付けた。
(c)多孔質シート状物の耐皮脂性
耐皮脂性は、皮脂の代用としてとしてオレイン酸を用い、多孔質シート状物を23℃で1週間浸積後、シートを乾燥したペーパータオルで挟み、マングルによりオレイン酸を取り除き、オレイン酸への浸積後のシート重量を測定し、下記式(C)で求められるオレイン酸膨潤率で評価した。
オレイン酸膨潤率=D/C×100 (C)
C:浸積前のシート重量(g)
D:オレイン酸浸漬後のシート重量(g)
[脂肪族ポリカーボネートジオール重合例1]
規則充填物を充填した精留塔と攪拌装置を備えた2Lのガラス製フラスコにエチレンカーボネートを350g(4.0mol)、1,4−ブタンジオールを335g(3.7mol)、1,6−ヘキサンジオールを35g(0.3mol)仕込んだ。触媒としてチタンテトラブトキシド0.050gを加え、常圧で攪拌・加熱した。反応温度を150℃から175℃へ徐々に上げながら、生成するエチレングリコールとエチレンカーボネートの混合物を留去しながら20時間反応を行った。その後、15kPaまで減圧し、ジオールとエチレンカーボネートを留去しながら、180℃でさらに6時間反応した。得られたポリカーボネートジオールを分析したところ、数平均分子量は1065であり、繰り返し単位の比率は92:8であった。該脂肪族コポリカーボネートジオールをPC−1と称する。
[脂肪族ポリカーボネートジオール重合例2]
脂肪族ポリカーボネートジオール重合例1の条件で反応を行った。ジオールとエチレンカーボネートを留去しながら、180℃でさらに5時間反応した。得られたポリカーボネートジオールを分析したところ、数平均分子量は1976であり、繰り返し単位の比率は90:10であった。該脂肪族コポリカーボネートジオールをPC−2と称する。
[脂肪族ポリカーボネートジオール重合例3〜6]
表1に示す条件で原料を用い、脂肪族ポリカーボネートジオール重合例1又は脂肪族ポリカーボネートジオール重合例2の条件で反応を行った。得られたポリカーボネートジオールはそれぞれPC−3〜PC−6と称する。また、分子量と繰り返し単位の比率を表1に示す。
Figure 0005424439
合成例6で繰返し単位の比率は、1,5−ペンタンジオール由来の繰り返し単位:
1,6−ヘキサンジオール由来の繰り返し単位
[合成例1]
十分に乾燥した1000mlガラス製セパラブルフラスコを重合に用いた。ポリオールとして脂肪族コポリカーボネートジオールPC−1を用い、該ポリオールを110g、ジフェニルメタン−4,4−ジイソシアネートを55g、N,N−ジメチルホルムアミドを100g、触媒としてジラウリン酸ジブチル錫を0.02g、これらの原料を反応器に仕込み、オイルバスにより80℃に調整した。反応器内に1,4−ブタンジオールを9.9g、N,N−ジメチルホルムアミドを308g滴下し、4時間重合を行った。得られたポリウレタン組成物を、PU−1と称する。
[合成例2〜7]
表2に示す原料及び該原料の使用量の他は、合成例1に示す条件でポリウレタン組成物の合成を行った。得られたポリウレタン組成物を、それぞれPU−2〜7と称する。
Figure 0005424439
ポリオール:脂肪族ポリカーボネートジオール
BDL:1,4−ブタンジオール
MDI:ジフェニルメタン−4,4−ジイソシアネート
DBTDL:ジラウリン酸ジブチル錫
DMF:N,N−ジメチルホルムアミド
[実施例1]
ポリウレタン組成物PU−1の100gに対して、N,N−ジメチルホルムアミドを50g、大日本インキ化学工業株式会社製クリスボンアシスターSD−7を2g、大日本インキ化学工業株式会社製クリスボンアシスターSD−8iを0.5g、大日本インキ化学工業株式会社製クリスボンアシスターSD−11を0.5g添加し、攪拌混合した後、一昼夜静置してポリウレタン溶液から気泡を分離した。気泡を分離したポリウレタン溶液を、OHPシート上に1.5mmの厚さで塗布し、次いで15%のN,N−ジメチルホルムアミドを含む温度30℃の水に15分間浸積して湿式凝固を行った。ポリウレタン溶液が湿式凝固して形成した多孔質シートをOHPシートから剥離し、温度60℃の温水中で30分間洗浄した。洗浄後の多孔質シートを乾燥したペーパータオルで挟み、マングルにより多孔内に残る水分を取り除いた。多孔質シートを段ボール紙にピンで固定し、温度130℃の乾燥機内で20分間乾燥した。乾燥後の多孔質シートは、温度23℃、湿度50%の恒温恒湿室内で一昼夜静置して、かさ高さ、柔軟性、耐久性を評価した。評価結果を表3に示す。
[実施例2〜4]
表3に示したポリウレタン組成物を使用した以外は、実施例1に示す条件で多孔質シートを作製して評価した。評価結果を表3に示す。
[比較例1〜3]
表3に示したポリウレタン組成物を使用した以外は、実施例1に示す条件で多孔質シートを作製して評価した。評価結果を表3に示す。
Figure 0005424439
本発明は上述のとおり、耐油性、耐汗性、耐加水分解性、耐候性、柔軟性など物性バランスに優れ、さらに、耐久性を得るための表面コーティングも必要無いことより、透湿性も確保された多孔質シート状物を提供する。このことにより、衣料、靴、鞄、家具、車両用内装材、雑貨など、人間の皮膚と接触する機会が多い用途への広範囲な展開が可能となった。

Claims (3)

  1. (a)脂肪族コポリカーボネートジオール、(b)有機ジイソシアネート、及び(c)鎖伸長剤から得られるポリウレタン組成物であって、該脂肪族コポリカーボネートジオールが、下記式(1)及び下記式(2)で示される繰り返し単位と末端ヒドロキシル基からなり、該繰り返し単位(1)と繰り返し単位(2)の割合が、モル比で60:40〜99:1であり、該脂肪族コポリカーボネートジオールの数平均分子量が500〜20000である上記ポリウレタン組成物を、繊維基材に塗布または含浸し湿式成膜することにより得られることを特徴とすれ多孔質シート状物。
    Figure 0005424439

    Figure 0005424439

    (式中のRは、1,4−ブタンジオールに由来するアルキレン基を除く、二価の炭素数2〜20の脂肪族又は脂環族炭化水素基を表す。)
  2. 前記式(2)で示される繰り返し単位が、下記式(3)で示される繰り返し単位である、請求項に記載の多孔質シート状物。
    Figure 0005424439
  3. 前記繰り返し単位(1)と繰り返し単位(2)の割合が、モル比で85:15〜95:5である、請求項又は請求項に記載の多孔質シート状物。
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