JP5423487B2 - 貫通ビアへの導電材料充填装置およびその使用方法 - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態にかかる貫通ビアへの導電材料充填装置100の部分断面側面図である。図2は、図1中A−A線上における矢視部分断面図である。図3は、図2中B−B線上における矢視部分断面図である。
上記実施形態では、導電ペースト1の溶剤として作業の安全と設備環境の両面から高温加熱が必要でない低融点溶剤であるパラフィンを用いたが、他の溶剤であっても良い。つまり、室温で固体状態となり、かつ、加熱によって溶融する高融点ペーストであれば良く、他のパラフィン系炭化水素(エイコサン)や、テレビン油(例えばαテレピネ)、脂肪酸(例えばカプリン酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、ヘプタデシル酸、ステアリン酸、ノデカン酸、アラキン酸)等に対して金属粉末を錬り込んだものを導電ペースト1として用いることができる。これらの溶剤はいずれも簡単な加熱で、かつ、金属粉末の焼結温度よりも低い温度で溶融する材料である。具体的には、これらすべての溶剤の融点が100℃以下(例えばエイコサンは融点37℃)となっている。
1 導電ペースト(導電材料)
10 多層回路基板
11 貫通ビア
20 ワーク保持機構部
21 充填ベース
21a 搭載面
21b 吸着紙(溶剤吸着シート)
21d 吸着溝
22 ワーク加熱ヒータ(加熱ヒータ)
30 ペースト充填ヘッド(充填ヘッド)
31 充填スキージホルダ
31a プッシャ
31c 充填スキージ
40 充填ヘッド送り機構部
Claims (7)
- 多層回路基板(10)を貫通させて形成したビアホールである貫通ビア(11)内に、金属粉末と溶剤を含む室温より高い温度で溶融する導電材料(1)を充填する導電材料充填装置において、
前記多層回路基板(10)が設置される搭載面(21a)を有し該搭載面(21a)において前記多層回路基板(10)を保持する充填ベース(21)と、該充填ベース(21)に保持された前記多層回路基板(10)を加熱することで前記貫通ビア(11)内に充填される前記導電材料(1)を加熱する加熱ヒータ(22)と、前記充填ベース(21)の搭載面(21a)と前記多層回路基板(10)の間に配置されることで前記貫通ビア(11)内に充填された前記導電材料(1)に含まれる溶剤を吸着する溶剤吸着シート(21b)とを備えるワーク保持機構部(20)と、
前記導電材料(1)を前記充填ベース(21)に保持された前記多層回路基板(10)の表面に供給し、前記導電材料(1)を前記貫通ビア(11)を充填する充填ヘッド(30)と、
前記充填ヘッド(30)を前記多層回路基板(10)の表面に対して水平方向および上下方向に移動させる充填ヘッド送り機構(40)とを有してなり、
前記充填ベース(21)には、前記搭載面(21a)に搭載された前記溶剤吸着シート(21b)および前記多層回路基板(10)を吸着する吸着機構(21c〜21f)が備えられ、
前記吸着機構は、前記搭載面(21a)に形成された吸着溝(21c、21d)を有し、前記吸着溝(21c、21d)を通じて前記溶剤吸着シート(21b)および前記多層回路基板(10)を吸引し、
前記吸着溝(21c、21d)の少なくとも一部(21d)は、環状溝にて構成されていることを特徴とする導電材料充填装置。 - 多層回路基板(10)を貫通させて形成したビアホールである貫通ビア(11)内に、金属粉末と溶剤を含む室温より高い温度で溶融する導電材料(1)を充填する導電材料充填装置において、
前記多層回路基板(10)が設置される搭載面(21a)を有し該搭載面(21a)において前記多層回路基板(10)を保持する充填ベース(21)と、該充填ベース(21)に保持された前記多層回路基板(10)を加熱することで前記貫通ビア(11)内に充填される前記導電材料(1)を加熱する加熱ヒータ(22)と、前記充填ベース(21)の搭載面(21a)と前記多層回路基板(10)の間に配置されることで前記貫通ビア(11)内に充填された前記導電材料(1)に含まれる溶剤を吸着する溶剤吸着シート(21b)とを備えるワーク保持機構部(20)と、
前記導電材料(1)を前記充填ベース(21)に保持された前記多層回路基板(10)の表面に供給し、前記導電材料(1)を前記貫通ビア(11)を充填する充填ヘッド(30)と、
前記充填ヘッド(30)を前記多層回路基板(10)の表面に対して水平方向および上下方向に移動させる充填ヘッド送り機構(40)とを有してなり、
前記充填ベース(21)と上面を揃えて配置され、前記充填ヘッド(30)内に配置された前記導電材料(1)の冷却を行う待機ベース(26)を備えていることを特徴とする導電材料充填装置。 - 前記充填ヘッド(30)は、
前記多層回路基板(10)の表面に接触し、該多層回路基板(10)の表面に供給された前記導電材料(1)を前記貫通ビア(11)に刷り込む充填スキージ(31c)を端面に備えていると共に、前記多層回路基板(10)の表面に対して水平方向に揺動可能であり、かつ、固形とされた前記導電材料(1)を保持し、該導電材料(1)を前記多層回路基板(10)の表面に対して垂直方向に移動するプッシャ(31a)を備えている充填スキージホルダ(31)を有していることを特徴とする請求項2に記載の導電材料充填装置。 - 前記充填ベース(21)には、前記搭載面(21a)に搭載された前記溶剤吸着シート(21b)および前記多層回路基板(10)を吸着する吸着機構(21c〜21f)が備えられていることを特徴とする請求項2に記載の導電材料充填装置。
- 前記吸着機構は、前記搭載面(21a)に形成された吸着溝(21c、21d)を有し、前記吸着溝(21c、21d)を通じて前記溶剤吸着シート(21b)および前記多層回路基板(10)を吸引し、
前記吸着溝(21c、21d)の少なくとも一部(21d)は、環状溝にて構成されていることを特徴とする請求項4に記載の導電材料充填装置。 - 請求項1ないし5のいずれか1つに記載の導電材料充填装置を用いて、前記多層回路基板(10)に形成された前記貫通ビア(11)に対して前記導電材料(1)の充填を行う導電材料充填装置の使用方法であって、
前記貫通ビア(11)を形成した前記多層回路基板(10)を前記充填ベース(21)の前記搭載面(21a)上に前記溶剤吸着シート(21b)を介して保持する工程と、
前記加熱ヒータ(22)によって前記充填ベース(21)の前記搭載面(21a)に保持された前記多層回路基板(10)を加熱する工程と、
前記充填ヘッド送り機構(40)にて前記導電材料(1)を備えた前記充填ヘッド(30)を前記多層回路基板(10)の表面に移動させ、加熱された前記多層回路基板(10)によって該多層回路基板(10)に接触した前記導電材料(1)を溶融させる工程と、
前記充填ヘッド送り機構(40)にて前記充填ヘッド(30)を前記多層回路基板(10)の表面に対して水平方向に移動させることで、前記貫通ビア(11)内に前記導電材料(1)を充填しつつ、前記導電材料(1)に含まれる前記溶剤を前記溶剤吸着シート(21b)に吸着させる工程と、
前記貫通ビア(11)への前記導電材料(1)の充填が完了したのち、前記充填ヘッド送り機構(40)にて前記充填ヘッド(30)を待機位置に移動させ、前記貫通ビア(11)内に充填された前記導電材料(1)を固化させる工程と、
前記導電材料(1)が固化してから、前記多層回路基板(10)を前記溶剤吸着シート(21b)から剥離させる工程と、を含むことを特徴とする導電材料充填装置の使用方法。 - 前記貫通ビア(11)内に充填された前記導電材料(1)を固化させる工程は、前記充填ベース(21)の前記搭載面(21a)に前記溶剤吸着シート(21b)と共に前記多層回路基板(10)を配置したままの状態で、前記貫通ビア(11)内に充填された前記導電材料(1)を放熱させることによって行うことを特徴とする請求項6に記載の導電材料充填装置の使用方法。
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