JP6295560B2 - 導電材料の充填方法および導電材料充填装置 - Google Patents

導電材料の充填方法および導電材料充填装置 Download PDF

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Description

本発明は、シート材に形成された貫通ビア内に導電材料を充填する導電材料の充填方法および導電材料充填装置に関するものである。
従来より、配線パターンが形成された複数のシート材(樹脂フィルム)が積層されて構成される多層基板が提案されている。この多層基板では、各シート材にレーザ加工機等で貫通ビアが形成され、各貫通ビアに層間接続部が配置されている。そして、層間接続部を介して各層に形成された配線パターン同士が電気的に接続されている。なお、層間接続部は、貫通ビア内に金属粉末と溶剤とを混合してペースト状にした導電材料が充填され、この導電材料に含まれる金属粉末が焼結されて構成される。
このような多層基板において、シート材に形成された貫通ビア内に導電材料を充填する方法としては、例えば、特許文献1に次のような方法が提案されている。すなわち、この方法では、まず、充填ベースの搭載面上に吸着シートおよびシート材を順に積層して配置する。なお、充填ベースの搭載面には吸着溝が形成されており、吸着溝から吸引することによって吸着シートおよびシート材が充填ベースに固定されるようになっている。そして、シート材上に上記導電材料を塗布し、スキージをシート材に接触させた状態で当該スキージを水平方向(シート材の面方向)に移動させることにより、貫通ビア内に導電材料を充填する。
これによれば、吸着シートによって導電材料に含まれる溶剤を吸収できる。また、シート材を充填ベースに固定するための吸引によって貫通ビア内も吸引されるため、さらに導電材料に含まれる溶剤を吸着シートに吸着させることができる。したがって、貫通ビア内の金属粉末の充填率を高くできる。
特開2011−187619号公報
しかしながら、上記導電材料の充填方法では、吸引することによって吸着シートおよびシート材を充填ベースに固定しているため、シート材における貫通ビアのみを効率的に吸引し難い。このため、導電材料に含まれる溶剤を効率的に吸着シートに吸着させ、貫通ビア内の金属粉末の充填率をさらに高くしたいという要望がある。
本発明は上記点に鑑みて、シート材に形成された貫通ビア内に含まれる金属粉末の充填率を高くできる導電材料の充填方法および導電材料充填装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、シート材(10)を貫通する複数の貫通ビア(11)内に、金属粉末と溶剤とを含む導電材料(2)を充填する導電材料の充填方法であって、シート材に一面(10a)と当該一面と反対側の他面(10b)との間を貫通する複数の貫通ビアを形成する工程と、シート材の一面側に、貫通ビアと連通する貫通孔(203)が形成された上側マスク(200)を配置すると共に、シート材の他面側に、溶剤を吸着する溶剤吸着シート(180)、上側マスクに形成された貫通孔と対応する部分に貫通孔(173)が形成された下側マスク(170)を順に配置し、下側マスク、溶剤吸着シート、シート材、上側マスクを機械的に固定する固定工程と、シート材の他面側から下側マスクに形成された貫通孔をして貫通ビア内を吸引しつつ、シート材の一面側から上側マスクに形成された貫通孔を介して貫通ビア内に導電材料を充填する充填工程と、を行い、下側マスク、溶剤吸着シート、シート材、上側マスクとして、それぞれ所定箇所に位置決め用の孔が形成されたものを用意し、固定工程では、下側マスク、溶剤吸着シート、シート材、上側マスクにおけるそれぞれの位置決め用の孔にピンを挿入することにより、下側マスク、溶剤吸着シート、シート材、上側マスクを機械的に固定し、充填工程では、貫通ビア内を吸引することで溶剤吸着シートに溶剤を吸着し、導電材料を濃縮することで金属粉末の充填率を高くし、固定工程と充填工程とを繰り返し行い、初めの第1固定工程では、シート材に形成された複数の貫通ビアの一部と連通する貫通孔(203a)が形成された上側マスクとしての第1上側マスク(200a)を用いると共に、第1上側マスクに形成された貫通孔と対応する部分に貫通孔(173a)が形成された下側マスクとしての第1下側マスク(170a)を用い、初めの第1充填工程では、第1上側マスクに形成された貫通孔と連通する貫通ビア内に導電材料としての第1導電材料(2a)を充填し、第1充填工程の後の第2固定工程では、シート材に形成された複数の貫通ビアの残部と連通する貫通孔(203b)が形成された上側マスクとしての第2上側マスク(200b)を用いると共に、第2上側マスクに形成された貫通孔と対応する部分に貫通孔(173b)が形成された下側マスクとしての第2下側マスク(170b)を用い、第2固定工程の後の第2充填工程では、第2上側マスクに形成された貫通孔と連通する貫通ビア内に、第1導電材料に含まれる金属粉末と異なる金属粉末を含む導電材料としての第2導電材料(2b)を充填することを特徴としている。
これによれば、下側マスクには、上側マスクに形成された貫通孔と対応する部分に貫通孔が形成されている。このため、導電材料が充填される貫通ビア内を効率的に吸引でき、導電材料に含まれる溶剤を効率的に溶剤吸着シートに吸着させることができる。したがって、貫通ビアに充填される金属粉末の充填率を高くできる。
また、請求項に記載の発明では、シート材(10)を貫通する複数の貫通ビア(11)内に、金属粉末と溶剤とを含む導電材料(2)を充填する導電材料充填装置であって、凹部(152)が形成されると共に、凹部の底面と外部とを連通する貫通孔(153)が形成され、さらにピンが備えられた下側ベース部(151)と、凹部を閉塞するように下側ベース部に固定され、凹部と連通する貫通孔(173)が形成されていると共に、ピンが挿入される位置決め用の孔が形成された下側マスク(170)と、シート材を挟んで下側マスクと反対側に配置され、貫通孔(203)が形成されていると共に、ピンが挿入される位置決め用の孔が形成された上側マスク(200)と、上側マスクが固定されると共に、上側マスクが下側マスクと対向するように下側ベース部に固定される上側ベース部(191)と、導電材料を貫通ビア内に充填する充填ヘッド(110)と、充填ヘッドをシート材の面方向における所定方向に移動させる送り機構(230)と、を備え、以下の点を特徴としている。
すなわち、上側ベース部と下側ベース部とは、下側マスク上に溶剤を吸着すると共に位置決め用の孔が形成された溶剤吸着シート(180)および位置決め用の孔が形成されたシート材が順に配置されると共に、ピンが下側マスク、溶剤吸着シート、シート材、上側マスクにそれぞれ形成された位置決め用の孔に挿入され、溶剤吸着シートおよびシート材が下側マスクおよび上側マスクにて挟持されることで下側マスク、溶剤吸着シート、シート材、上側マスクが機械的に固定されるように一体化され、上側マスクに形成された貫通孔は、貫通ビアと連通するように形成され、下側マスクに形成された貫通孔は、上側マスクに形成された貫通孔と対応する部分に形成され、充填ヘッドにて貫通ビア内に導電材料を充填する際、下側ベース部に形成された貫通孔および下側マスクに形成された貫通孔をしてシート材に形成された貫通ビア内を吸引することで溶剤を溶剤吸着シートに吸着させ、導電材料を濃縮することで金属粉末の充填率を高くする吸引部(160)吸引部(160)を有することを特徴としている。
これによれば、下側マスクには、上側マスクに形成された貫通孔と対応する部分に貫通孔が形成されている。そして、充填ヘッドにて貫通ビア内に導電材料を充填する際、下側ベースに形成された貫通孔および下側マスクに形成された貫通孔を介して導電材料が充填される貫通ビア内を吸引している。このため、導電材料が充填される貫通ビア内を効率的に吸引でき、導電材料に含まれる溶剤を効率的に溶剤吸着シートに吸着させることができる。したがって、貫通ビアに充填される金属粉末の充填率を高くできる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態における多層基板の模式的な断面図である。 本発明の第1実施形態における導電材料充填装置の部分断面図である。 本発明の第1実施形態における導電材料充填装置の部分断面図である。 図1に示す多層基板の製造工程を示す断面図である。 図4(c)の工程における製造工程を示す詳細に示す断面図である。 図5に続く製造工程を示す断面図である。 本発明の第2実施形態における製造工程を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、多層基板(例えば、PALAP(登録商標))を製造する際に行われる導電ペーストの充填方法および導電材料充填装置について説明する。
まず、多層基板ついて簡単に説明する。図1に示されるように、多層基板1は、配線パターン(導体パターン)12が形成された複数(本実施形態では4枚)の樹脂フィルム10を積層した積層体を一括して加熱、圧縮することにより形成されている。そして、多層基板1には、各層の配線パターン12同士を電気的に接続するための層間接続部13が形成されている。
なお、層間接続部13は、樹脂フィルム10に形成された貫通ビア11に金属粉末と溶剤とを含む導電ペーストが充填され、この導電ペーストに含まれる金属粉末が焼結されて構成される。
次に、導電材料としての導電ペーストを樹脂フィルム10に形成された貫通ビア11に充填する導電材料充填装置について図2および図3を参照しつつ説明する。なお、本実施形態では、樹脂フィルム10が本発明のシート材に相当している。
図2および図3に示されるように、本実施形態の導電材料充填装置100は、充填ヘッド110、下側ステージ150、上側ステージ190、充填ヘッド110等を制御する制御手段としての図示しないコントローラ等を備えている。
なお、図2では、充填ヘッド110を模式図として示し、下側ステージ150、上側ステージ190の一部、樹脂フィルム10を断面図として示している。また、図3では、充填ヘッド110を図2中のA方向から視た模式図として示し、下側ステージ150、上側ステージ190、樹脂フィルム10は図2中のIII−III線に沿った断面に相当している。
充填ヘッド110は、樹脂フィルム10に形成された貫通ビア11内へ金属粉末と溶剤とを含む導電ペーストの充填(刷り込み)を行うものであり、本実施形態では、第1、第2充填ヘッド120、130を有している。
そして、これら第1、第2充填ヘッド120、130は、それぞれ第1、第2垂直スライダ121、131、第1、第2垂直駆動シリンダ122、132、第1、第2スキージ機構123、133等を有している。
第1、第2垂直スライダ121、131は、本実施形態では、それぞれ第1、第2リニアブッシュ121a、131aと、第1、第2リニアブッシュ121a、131aに挿通された第1、第2リニアシャフト121b、131bとを有している。なお、第1、第2リニアシャフト121b、131bは、第1、第2リニアブッシュ121a、131aの軸方向(図2中紙面上下方向)にスライド可能な状態で挿通されている。
また、第1、第2垂直スライダ121、131は、充填ヘッド110の移動方向(図2中紙面左右方向)と直交する方向に2つずつ備えられている。そして、支持プレート140に形成された各貫通孔から第1、第2リニアシャフト121b、131bの一端部が貫通するように支持プレート140に備えられている。また、第1、第2垂直スライダ121、131は、それぞれ支持プレート140から突出する一端部と反対側の他端部において、第1、第2連結プレート124、134で連結されている。
第1、第2垂直駆動シリンダ122、132は、図示しないコントローラの制御により、第1、第2連結プレート124、134を上下方向に移動させることで第1、第2垂直スライダ121、131を上下方向に移動させるものである。本実施形態では、この第1、第2垂直駆動シリンダ122、132は、それぞれ第1、第2垂直スライダ121、131の間に配置されている。なお、第1、第2垂直駆動シリンダ122、132は、それぞれ独立して制御されるようになっている。つまり、第1、第2垂直スライダ121、131の上下方向への移動は、それぞれ独立して行えるようになっている。
第1、第2スキージ機構123、133は、ウレタンゴム等で構成された第1、第2スキージ123a、133aが第1、第2スキージホルダ123b、133bに備えられたものである。そして、第1、第2リニアシャフト121b、131bのうちの一端部に備えられることにより、第1、第2垂直スライダ121、131と共に上下方向に移動可能とされている。また、第1、第2スキージ123a、133aは、後述する上側マスク200の表面に対する法線方向に対して、互いに反対に所定角度だけ傾斜するように備えられている。
また、支持プレート140には、第1、第2スキージ機構123、133側の一面に、第1、第2垂直スライダ121、131(第1、第2リニアシャフト121b、131b)を挟むように、一対のスライドブロック141が備えられている。このスライドブロック141は、後述するスライドガイド220に係合されるものである。
下側ステージ150は、下側ベース部151、真空ポンプ160、下側マスク170等を備えている。
下側ベース部151は、略中央部に凹部152が形成されている共に凹部152の略中央部に凹部152の内部と外部とを連通させる貫通孔153が形成されている。そして、当該貫通孔153が真空ポンプ160と接続され、貫通孔153を介して凹部152が真空吸引されるようになっている。なお、本実施形態では、真空ポンプ160が本発明の吸引部に相当している。
下側マスク170は、凹部152を閉塞するように下側ベース部151に配置されている。具体的には、この下側マスク170は、外縁部上に保護プレート171が配置され、当該保護プレート171と共に下側ベース部151にネジ172を介して締結されている。また、下側マスク170は、後述する上側マスク200に形成された貫通孔203と対応し、凹部152と連通する円筒状の貫通孔173が形成されている。
下側マスク170上には、溶剤を吸着する溶剤吸着シート(以下では、単に吸着シートという)180が配置されている。この吸着シート180は、導電ペーストに含まれる溶剤を吸収できる材質のものであれば良く、一般的な上質紙や多孔質性樹脂等が用いられる。
なお、吸着シート180は、貫通ビア11内への導電ペーストの充填に伴って溶剤が吸着シート180内に吸着(吸収)されるため、溶剤の吸着度合いに応じて適宜新しいものと交換される。
そして、吸着シート180上に、複数の貫通ビア11が形成された樹脂フィルム10の他面10bが吸着シート180と対向するように配置される。ここで、本実施形態の貫通孔173は、樹脂フィルム10の一面10aに対する法線方向から視たとき、樹脂フィルム10側の開口端が樹脂フィルム10に形成された貫通ビア11における下側マスク170側の開口端の内側に位置するように形成されている。
上側ステージ190は、枠状の上側ベース部191、上側マスク200、スライドガイド220等を備えている。
上側マスク200は、上側ベース部191のうちの一方の開口端(図1中の下側の開口端)を閉塞するように配置されている。具体的には、上側マスク200は、外縁部に保護プレート201が配置され、保護プレート201と共にネジ202を介して上側ベース部191に締結されている。また、上側マスク200は、樹脂フィルム10に形成される貫通ビア11と連通する貫通孔203が形成されている。本実施形態の貫通孔203は、樹脂フィルム10の一面10aに対する法線方向から視たとき、樹脂フィルム10側の開口端が樹脂フィルム10に形成された貫通ビア11における上側マスク200側の開口端の内側に位置するように形成されている。
そして、上側ベース部191は、上側マスク200と下側マスク170との間に、吸着シート180と樹脂フィルム10とが挟持されて機械的に固定されるように、下側ベース部151にネジ210を介して締結されることで下側ベース部151と一体化されている。
なお、本実施形態では、特に図示していないが、下側ベース部151にはピンが備えられ、下側マスク170、吸着シート180、樹脂フィルム10、上側マスク200には、所定箇所に位置決め用の孔が形成されている。そして、各位置決め用の孔にピンが挿入されることにより、下側マスク170、吸着シート180、樹脂フィルム10、上側マスク200が位置ずれすることを抑制できるようになっている。
また、スライドガイド220は、ベース部191のうち上側マスク200が備えられる側と反対側の開口端を横断し、かつ樹脂フィルム10の面方向と平行となるように備えられている。具体的には、このスライドガイド220は、充填ヘッド110におけるスライドブロック141の間隔に対応する一対の棒状部材で構成され、スライドブロック141が係合されるようになっている。
また、充填ヘッド110におけるスライドブロック141は、例えば、送りネジや送りモータ等で構成される送り機構230と接続されている。そして、送りモータによって送りネジが回転させられることにより、送りネジの回転に伴ってスライドガイド220に沿って移動できるようになっている。つまり、充填ヘッド110が樹脂フィルム10の面方向に移動できるようになっている。
以上のようにして本実施形態の導電材料充填装置100が構成されている。次に、多層基板1の製造工程について、図4を参照しつつ説明する。
まず、図4(a)に示されるように、絶縁基材である樹脂フィルム10を用意する。本実施形態では、樹脂フィルム10として、ポリエーテルエーテルケトン樹脂とポリエーテルイミド樹脂とからなる熱可塑性樹脂フィルムを用意する。なお、樹脂フィルム10として、熱可塑性樹脂フィルム以外のものを用意してもよい。
次に、図4(b)に示されるように、準備した樹脂フィルム10の所定位置に、レーザ加工機等によって複数の貫通ビア11を形成する。なお、樹脂フィルム10に形成する貫通ビア11は、図に示す円筒形状に限らず、例えば、円錐形状等のテーパ形状としてもよいし、各筒形状としてもよい。
続いて、図4(c)に示されるように、具体的には後述するが、貫通ビア11内に導電ペースト2を充填する。なお、本実施形態では、導電ペースト2として、例えば、銀や錫等の金属粉末に、溶剤として融点が常温であるテレピネ等を加えてペースト化したものを用いている。
そして、図4(d)に示されるように、貫通ビア11内に導電ペースト2が充填された樹脂フィルム10の片面に配線パターン形成用の金属箔(例えば、銅箔)を貼り付ける。
次に、図4(e)に示されるように、樹脂フィルム10の金属箔の表面にフォトレジストによるエッチングマスク(図示略)を形成し、このエッチングマスクを用いて金属箔をエッチングすることにより、所望の配線パターン12を形成する。
続いて、図4(f)に示されるように、片面に配線パターン12が形成された樹脂フィルム10を位置合わせしながら、順次積層して複数の樹脂フィルム10の積層体を構成する。
次に、図4(g)に示されるように、複数の樹脂フィルム10を積層した積層体を真空プレス機(図示せず)に挟み込み、所定温度で所定時間、一括して加熱、圧縮する。この加熱圧縮工程では、例えば、3〜5MPa(好ましくは4MPa程度)の加圧力で、320℃、3時間程度の加熱、圧縮を行う。
これにより、導電ペースト2に含まれる金属粉末が焼結し、かつ、配線パターン12を構成する金属箔と拡散接合することで、各層に形成された配線パターン12同士を電気的に接続する層間接続部13が形成される。このようにして、図1に示す多層基板1が製造される。
以上が本実施形態における多層基板1の基本的な製造工程である。次に、図4(c)における充填工程について具体的に説明する。なお、図5および図6は、図2に示す樹脂フィルム10近傍の部分の拡大図である。
まず、図2、図3、図5(a)に示されるように、樹脂フィルム10を吸着シート180上に配置する。そして、上側マスク200と下側マスク170との間に吸着シート180および樹脂フィルム10が挟持されて機械的に固定されるように、下側ステージ150と上側ステージ190とをネジ210を介して締結する。
なお、下側ステージ150と上側ステージ190とを締結する場合には、上記のように、位置決めピンを下側マスク170、吸着シート180、樹脂フィルム10、上側マスク200を貫通させることにより、位置ずれが発生することを抑制できる。
そして、所望の量の導電ペースト2を計量し、計量した導電ペースト2を上側マスク200の外縁部に配置する。具体的には、上側マスク200のうちの貫通孔203が形成されている部分より外縁部であり、充填ヘッド110の移動方向(図5中紙面左右方向)における一端部側に導電ペースト2を配置する。
また、真空ポンプ160による真空吸引を行い、貫通孔153、173を介して樹脂フィルム10における貫通ビア11内を吸引する。なお、この真空ポンプ160による真空吸引は、後述する樹脂フィルム10を取り出すまで継続して行う。
次に、図5(b)に示されるように、第1スキージ123aを上側マスク200の表面に接触させる。なお、第1スキージ123aの上下方向の移動は、第1垂直駆動シリンダ122を操作して第1連結プレート124を下方に移動させればよい。また、第2スキージ133aは、上側マスク200の表面から離間している。
そして、図5(c)に示されるように、送り機構230によって第1、第2スキージ123a、133a(スライドブロック141)を紙面右側に移動させる。これにより、第1スキージ123aによって導電ペースト2が樹脂フィルム10に形成された貫通ビア11に刷り込まれる。
この場合、真空ポンプ160の作動によって貫通ビア11内が吸引されているため、導電ペースト2に含まれる溶剤が吸引されて吸着シート180に吸着される。このとき、本実施形態では、下側マスク170の貫通孔173は、上側マスク200の貫通孔203と対応する部分に形成されている。言い換えると、下側マスク170の貫通孔173は、導電ペースト2が刷り込まれる貫通ビア11のみと対応する部分に形成されている。このため、導電ペースト2に含まれる溶剤を効率的に吸引して吸着シート180に吸着させることができる。
なお、導電ペースト2に含まれる溶剤が吸着シート180に吸着されるため、貫通ビア11のうちの上側マスク200側は、導電ペースト2が配置されていない空間が形成されている。
次に、図6(a)に示されるように、第1、第2スキージ123a、133aを紙面右側における終端位置まで移動させた後、第1スキージ123aを上側マスク200の表面から離間させると共に、第2スキージ133aを上側マスク200の表面に接触させる。なお、第1、第2スキージ123a、133aの上下方向の移動は、第1、第2垂直駆動シリンダ122、132を操作して第1、第2連結プレート124、134を移動させればよい。
そして、図6(b)および図6(c)に示されるように、送り機構230によって第1、第2スキージ123a、133a(スライドブロック141)を紙面左側に移動させる。これにより、第2スキージ133aによって導電ペースト2が樹脂フィルム10に形成された貫通ビア11に刷り込まれる。
なお、この工程においても、真空ポンプ160の作動によって貫通ビア11内が吸引されているため、導電ペースト2に含まれる溶剤が効率的に吸引されて吸着シート180に吸着される。
このようにして、導電ペーストの組成比、つまり、銀や錫などの金属粉末と溶剤の比率に関わらず、貫通ビア11内に金属粉末を濃縮して配置でき、金属粉末の充填率を高くできる。
なお、本実施形態のように、送り機構230が送りネジと送りモータとを備えている場合には、送りネジの回転方向を反対にすることにより、充填ヘッド110の移動方向を反対にできる。
最後に、特に図示しないが、真空ポンプ160による真空吸引を停止し、下側ステージ150と上側ステージ190とを分離して樹脂フィルム10を取り出す。このようにして、貫通ビア11に導電ペースト2が充填された樹脂フィルム10が製造される。
なお、ここでは、第1、第2スキージ123a、133aを1往復させて貫通ビア11に導電ペースト2を充填する例を説明した。しかしながら、第1、第2スキージ123a、133aをさらに複数回移動させて貫通ビア11に導電ペースト2を刷り込むようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態では、下側マスク170と上側マスク200との間に、吸着シート180と樹脂フィルム10とが機械的に固定されている。そして、下側マスク170には、上側マスク200に形成された貫通孔203と対応する部分に貫通孔173が形成されている。このため、導電ペースト2が刷り込まれる貫通ビア11内を効率的に吸引でき、導電ペースト2に含まれる溶剤を効率的に吸着シート180に吸着させることができる。したがって、貫通ビア11に充填される金属粉末の充填率を高くできる。また、貫通ビア11に充填される金属粉末の充填率を高くできるため、導電ペースト2を焼結した際、配線パターン12と層間接続部13との導通不良が発生することを抑制できる。
さらに、本実施形態では、樹脂フィルム10の一面10aに対する法線方向から視たとき、貫通孔173は、樹脂フィルム10側の開口端が樹脂フィルム10に形成された貫通ビア11における下側マスク170側の開口端の内側に位置するように形成されている。このため、樹脂フィルム10と吸着シート180との間の微小な空間に導電ペースト2が入り込む(染み出す)ことを抑制できる。
また、本実施形態では、樹脂フィルム10の一面10aに対する法線方向から視たとき、貫通孔203は、樹脂フィルム10側の開口端が樹脂フィルム10に形成された貫通ビア11における上側マスク200側の開口端の内側に位置するように形成されている。このため、上側マスク200と樹脂フィルム10とが位置ずれしたとしても、上側マスク200に形成された貫通孔203と樹脂フィルム10に形成された貫通ビア11とが連通しなくなることを抑制できる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して、貫通ビア11に第1、第2導電ペーストを充填するものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図7(a)に示されるように、本実施形態では、まず、樹脂フィルム10に形成された複数の貫通ビア11の一部と連通する貫通孔203aが形成された第1上側マスク200aを用意する。また、この第1上側マスク200aに形成された貫通孔203aと対応する部分に貫通孔173aが形成された第1下側マスク170aを用意する。そして、これら第1上側マスク200aと第1下側マスク170aとを用いて、吸着シート180および樹脂フィルム10を機械的に固定する第1固定工程を行う。
なお、図7は、図2に示す樹脂フィルム10近傍の部分の拡大図である。また、貫通孔173aは、樹脂フィルム10の一面10aに対する法線方向から視たとき、樹脂フィルム10側の開口端が樹脂フィルム10に形成された貫通ビア11における第1下側マスク170a側の開口端の内側に位置するように形成されている。
次に、図7(b)に示されるように、第1上側マスク200aに形成された貫通孔203aと連通する貫通ビア11内に、上記図5および図6の工程を行って第1導電ペースト2aを充填する第1充填工程を行う。
このとき、第1下側マスク170aには、貫通孔203aと対応する部分にのみ貫通孔173aが形成されている。このため、第1導電ペースト2aが充填される貫通ビア11のみが効率的に吸引される。なお、本実施形態では、第1導電ペースト2aとして、P型の熱電材料を構成するBi−Sb−Te等の金属粉末を含むものが用いられる。
続いて、図7(c)に示されるように、樹脂フィルム10に形成された複数の貫通ビア11の残部と連通する貫通孔203bが形成された第2上側マスク200bを用意する。また、この第2上側マスク200bに形成された貫通孔203bと対応する部分に貫通孔173bが形成された第2下側マスク170bを用意する。そして、これら第2上側マスク200bと第2下側マスク170bとを用いて、吸着シート180および樹脂フィルム10を機械的に固定する第2固定工程を行う。
なお、貫通孔173bは、樹脂フィルム10の一面10aに対する法線方向から視たとき、樹脂フィルム10側の開口端が樹脂フィルム10に形成された貫通ビア11における第2下側マスク170b側の開口端の内側に位置するように形成されている。
その後、図7(d)に示されるように、第2上側マスク200bに形成された貫通孔203bと連通する貫通ビア11内に、上記図5および図6の工程を行って第2導電ペースト2bを充填する第2充填工程を行う。
このとき、第2下側マスク170bには、貫通孔203bと対応する部分にのみ貫通孔173bが形成されている。このため、第2導電ペースト2bが充填される貫通ビア11のみが効率的に吸引される。なお、本実施形態では、第2導電ペースト2bとして、N型の熱電材料を構成するBi−Te等の金属粉末を含むものが用いられる。
このようにして、貫通ビア11に異なる第1、第2導電ペースト2a、2bが充填された樹脂フィルム10が製造される。
以上説明したように、複数の貫通ビア11の一部に第1導電ペースト2aを充填すると共に複数の貫通ビア11の残部に第2導電ペースト2bを充填するような場合においても本発明を適用できる。
また、貫通孔173a、173bは、樹脂フィルム10の一面10aに対する法線方向から視たとき、樹脂フィルム10側の開口端が樹脂フィルム10に形成された貫通ビア11における第1、第2下側マスク170a、170b側の開口端の内側に位置するように形成されている。このため、本実施形態のように樹脂フィルム10に第1、第2導電ペースト2a、2bを充填する場合には、樹脂フィルム10と吸着シート180との間の微小な空間を介して混ざることを抑制できる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、上記各実施形態において、充填ヘッド110に導電ペースト2を保持する保持部を設けてもよい。
また、上記各実施形態では、融点が常温である溶剤としてテレピネを例に挙げたが、例えば、ジヒドロターピネオール、グリコールエーテル、イソプロピルアルコール、ブチルカルビトールアセテート、シクロヘキサン、メチルエチルケトン等を採用することもできる。
さらに、上記各実施形態において、例えば、融点が43°であるパラフィン等の溶剤を採用することもできる。この場合は、例えば、下側ステージ150に加熱機構を備え、下側ステージ150(導電ペースト2)を加熱して導電ペースト2を溶融させながら導電ペースト2の刷り込みを行えばよい。このような溶剤としては、他のパラフィン系炭化水素(エイコサン)や、テレビン油(例えばαテレピネ)、脂肪酸(例えばカプリン酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、ヘプタデシル酸、ステアリン酸、ノデカン酸、アラキン酸)等を採用することもできる。
また、上記第1実施形態において、樹脂フィルム10の一面10aに対する法線方向から視たとき、貫通ビア11における下側マスク170側の開口端が、貫通孔173における樹脂フィルム10側の開口端の内側に位置していてもよい。これによれば、貫通ビア11の吸引力をさらに大きくでき、さらに貫通ビア11内の金属粉末の充填率を高くできる。同様に、上記第2実施形態において、樹脂フィルム10の一面10aに対する法線方向から視たとき、貫通ビア11における第1、第2下側マスク170a、170b側の開口端が、貫通孔173a、173bにおける樹脂フィルム10側の開口端の内側に位置していてもよい。
また、上記各実施形態において、貫通孔173は、円筒形状でなく、例えば、円錐形状等のテーパ形状とされていてもよいし、各筒形状とされていてもよい。
そして、上記第1実施形態では、多層基板1を構成する樹脂フィルム10に導電ペースト2を充填する方法について説明した。しかしながら、本発明は、例えば、基板を単層の樹脂フィルム10のみで構成する際の当該樹脂フィルム10に導電ペースト2を充填する方法として採用することもできる。
10 樹脂フィルム(シート材)
11 貫通ビア
100 導電材料充填装置
170 下側マスク
173 貫通孔
180 吸着シート
200 上側マスク
203 貫通孔

Claims (4)

  1. シート材(10)を貫通する複数の貫通ビア(11)内に、金属粉末と溶剤とを含む導電材料(2)を充填する導電材料の充填方法であって、
    前記シート材に一面(10a)と前記一面と反対側の他面(10b)との間を貫通する前記複数の貫通ビアを形成する工程と、
    前記シート材の一面側に、前記貫通ビアと連通する貫通孔(203)が形成された上側マスク(200)を配置すると共に、前記シート材の他面側に、前記溶剤を吸着する溶剤吸着シート(180)、前記上側マスクに形成された前記貫通孔と対応する部分に貫通孔(173)が形成された下側マスク(170)を順に配置し、前記下側マスク、前記溶剤吸着シート、前記シート材、前記上側マスクを機械的に固定する固定工程と、
    前記シート材の他面側から前記下側マスクに形成された前記貫通孔をして前記貫通ビア内を吸引しつつ、前記シート材の一面側から前記上側マスクに形成された前記貫通孔を介して前記貫通ビア内に前記導電材料を充填する充填工程と、を行い、
    前記下側マスク、前記溶剤吸着シート、前記シート材、前記上側マスクとして、それぞれ所定箇所に位置決め用の孔が形成されたものを用意し、
    前記固定工程では、前記下側マスク、前記溶剤吸着シート、前記シート材、前記上側マスクにおけるそれぞれの前記位置決め用の孔にピンを挿入することにより、前記下側マスク、前記溶剤吸着シート、前記シート材、前記上側マスクを機械的に固定し、
    前記充填工程では、前記貫通ビア内を吸引することで前記溶剤吸着シートに溶剤を吸着し、前記導電材料を濃縮することで前記金属粉末の充填率を高くし、
    前記固定工程と前記充填工程とを繰り返し行い、
    初めの第1固定工程では、前記シート材に形成された前記複数の貫通ビアの一部と連通する貫通孔(203a)が形成された前記上側マスクとしての第1上側マスク(200a)を用いると共に、前記第1上側マスクに形成された前記貫通孔と対応する部分に貫通孔(173a)が形成された前記下側マスクとしての第1下側マスク(170a)を用い、
    初めの第1充填工程では、前記第1上側マスクに形成された前記貫通孔と連通する前記貫通ビア内に前記導電材料としての第1導電材料(2a)を充填し、
    前記第1充填工程の後の第2固定工程では、前記シート材に形成された前記複数の貫通ビアの残部と連通する貫通孔(203b)が形成された前記上側マスクとしての第2上側マスク(200b)を用いると共に、前記第2上側マスクに形成された前記貫通孔と対応する部分に貫通孔(173b)が形成された前記下側マスクとしての第2下側マスク(170b)を用い、
    前記第2固定工程の後の第2充填工程では、前記第2上側マスクに形成された前記貫通孔と連通する前記貫通ビア内に、前記第1導電材料に含まれる金属粉末と異なる金属粉末を含む前記導電材料としての第2導電材料(2b)を充填することを特徴とする導電材料の充填方法。
  2. 前記シート材の一面に対する法線方向から前記シート材および前記下側マスクを視たとき、前記下側マスクに形成された前記貫通孔における前記シート材側の開口端は、前記シート材に形成された前記貫通ビアにおける前記下側マスク側の開口端の内側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の導電材料の充填方法。
  3. 前記シート材の一面に対する法線方向から前記シート材および前記下側マスクを視たとき、前記シート材に形成された前記貫通ビアにおける前記下側マスク側の開口端は、前記下側マスクに形成された前記貫通孔における前記シート材側の開口端の内側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の導電材料の充填方法。
  4. シート材(10)を貫通する複数の貫通ビア(11)内に、金属粉末と溶剤とを含む導電材料(2)を充填する導電材料充填装置であって、
    凹部(152)が形成されると共に、前記凹部の内部と外部とを連通する貫通孔(153)が形成され、さらにピンが備えられた下側ベース部(151)と、
    前記凹部を閉塞するように前記下側ベース部に固定され、前記凹部と連通する貫通孔(173)が形成されていると共に、前記ピンが挿入される位置決め用の孔が形成された下側マスク(170)と、
    前記シート材を挟んで前記下側マスクと反対側に配置され、貫通孔(203)が形成されていると共に、前記ピンが挿入される位置決め用の孔が形成された上側マスク(200)と、
    前記上側マスクが固定されると共に、前記上側マスクが前記下側マスクと対向するように前記下側ベース部に固定される上側ベース部(191)と、
    前記導電材料を前記貫通ビア内に充填する充填ヘッド(110)と、
    前記充填ヘッドを前記シート材の面方向における所定方向に移動させる送り機構(230)と、を備え、
    前記上側ベース部と前記下側ベース部とは、前記下側マスク上に溶剤を吸着すると共に位置決め用の孔が形成された溶剤吸着シート(180)および位置決め用の孔が形成された前記シート材が順に配置されると共に、前記ピンが前記下側マスク、前記溶剤吸着シート、前記シート材、前記上側マスクにそれぞれ形成された前記位置決め用の孔に挿入され、前記溶剤吸着シートおよび前記シート材が前記下側マスクおよび前記上側マスクにて挟持されることで前記下側マスク、前記溶剤吸着シート、前記シート材、前記上側マスクが機械的に固定されるように一体化され、
    前記上側マスクに形成された前記貫通孔は、前記貫通ビアと連通するように形成され、
    前記下側マスクに形成された前記貫通孔は、前記上側マスクに形成された前記貫通孔と対応する部分に形成され、
    前記充填ヘッドにて前記貫通ビア内に前記導電材料を充填する際、前記下側ベース部に形成された前記貫通孔および前記下側マスクに形成された前記貫通孔をして前記シート材に形成された前記貫通ビア内を吸引することで前記溶剤を前記溶剤吸着シートに吸着させ、前記導電材料を濃縮することで前記金属粉末の充填率を高くする吸引部(160)を有することを特徴とする導電材料充填装置。
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