JP5423236B2 - 反射型マスクおよびその製造方法 - Google Patents

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本発明は、半導体デバイスなどの製造におけるリソグラフィ用マスクの製造方法、およびリソグラフィ用マスクに関し、さらに詳しくは、極端紫外光(Extreme Ultra Violet:以後、EUVと記す。)を用いてマスクパターンをウェハ上に転写するためのEUV露光用の反射型マスクおよびその製造方法に関する。
半導体デバイスの微細化に伴い、現在、ArFエキシマレーザを用いた光学式の投影露光装置により、フォトマスクを用いてウェハ上にパターン転写する露光方法が行なわれている。これらの光学式の投影露光装置による露光方法では、いずれ解像限界に達するため、電子線描画装置による直描やインプリントリソグラフィやEUVリソグラフィのような新しいパターン形成方法が提案されている。
これらの新しいリソグラフィ技術の中で、EUV露光は、エキシマレーザよりもさらに短波長の波長13.5nm程度のEUV光を用い、通常1/4程度に縮小して露光する技術で、紫外線露光の短波長化の極限と見なされており、半導体デバイス用のリソグラフィ技術として注目されている。EUV露光においては、短波長のために屈折光学系が使用できないので、反射光学系が用いられ、マスクとしては反射型マスクが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。EUV露光用反射型マスクは、EUV光を反射する多層反射膜と、この多層反射膜上にEUV光を吸収する吸収層とを少なくとも設けてパターンを形成したマスクである。
図11は、このような従来のEUV露光用反射型マスクの一例を示す断面図である。図11に示すEUV露光用反射型マスク110は、基板111上に多層膜構造でEUV光を反射する反射層112を有し、反射層112上に反射層を保護するキャッピング層113、次いでマスクパターン形成時の反射層112へのエッチングダメージを防止するためのバッファ層114が順に設けられ、さらにその上にEUV光を吸収する吸収層115が形成された構造となっている。吸収層115上には、検査時の検出感度を上げるために反射防止層116が設けられている。EUV露光用反射型マスクは、吸収層をパターニングし、パターニングした吸収層115に基づいてバッファ層を除去して形成される。反射型マスクに入射したEUV光は、反射層112では反射され、吸収層115では吸収され、反射されたEUV光によりウェハ上に縮小転写パターンが形成される。
図8は、EUV露光の概念図である。図8に示すように、EUV露光では、EUV光81はEUVマスク80面に対し垂直な方向から数度傾いた方向から入射される。従って、吸収層115パターンの膜厚が厚いと、パターン自身の影が生じ、露光時に転写されたパターンのエッジ部分がぼけるなどのシャドーイングと呼ばれる現象により鮮明な転写像が得られなくなるため、パターン形成上、吸収層115の厚さは薄い方がより好ましい。この点から、吸収層115は、露光光の波長に対し、吸収係数が大きい方が有利であり、吸収層115の膜厚は、露光光であるEUV光81を十分に吸収できる厚さであって、かつ可能な限り薄い方が望ましい。特に最近では、転写されたパターンの解像性能悪化の原因となるマスクの3次元構造に由来する立体遮蔽と呼ばれる問題点などの改善のために、吸収層115の一層の薄膜化が期待されている。
EUV露光では、EUV光81を照射する領域を矩形に区切り使用する。図8に示すように、矩形の領域は、EUVマスク80面上に設置されるブレード82によって区切られる。本来、マスクの吸収層115からはレジストに悪影響を与える光は生じないはずであるが、吸収層115からの微弱な反射光およびフレアなどによる漏れ光により、ブレード82境界近傍の露光フィールドの重なり部のレジストが感光してしまうことが問題となっている。
図9は、EUV露光による上記の問題点の説明図であり、ウェハ83上に4つの露光フィールドが転写された状態を例示している。図9に示すように、ウェハ上のフィールド周辺では、露光時の隣り合うショットにより2重あるいは4重に露光が重なり合って多重露光されるために、あるいは露光フィールド境界からの反射光や漏れ光の影響のために、レジストダメージが生じる。例えば、ポジ型レジストを用いた場合、1回の露光ショットでは適正露光であっても、フーィルド84が重なり合う部分のレジストは多重露光によりオーバー露光となり、レジストの膜減りの問題が発生する。フィールド84を区切るブレード82は精度を上げたとしても漏れの拡がりがあるため、境界部ではどうしてもレジストダメージが出てしまうため、何らかの方法でフィールド境界部への多重露光を遮る必要がある。吸収層の薄膜化への要望に伴い、EUV露光時における転写パターンのフィールドの重なり部分の遮光性がより重要視されてきている。
上記のフィールド境界での遮光の問題を解決するために、図10に示すように、マスクの転写パターンの周辺に遮光領域を設けたEUV露光用反射型マスクが提案されている(特許文献2参照)。特許文献2に開示されている遮光領域を設けたEUV露光用反射型マスクは、図10に示すように2つの方式が開示されている。図10(a)は、第2の吸収体パターン(吸収膜106)が第1の吸収膜105上に設けられており、遮光領域の吸収膜を2段構造にした積層吸収体方式の反射型マスクである。図10(b)は、第2の吸収体パターンが基板101の露出部分で構成されており、遮光領域の反射層をエッチング加工で除去した多層膜加工方式の反射型マスクである。図10(a)、同図(b)に示すマスクは、いずれも第1の吸収体パターンとは異なる位置に第2の吸収体パターンが設けられた反射型マスクである。
特公平7−27198号公報 特開2009−141223号公報
しかしながら、特許文献2に記載された図10(a)に示すような積層吸収体方式の遮光領域を有する反射型マスクは、吸収膜を少なくとも2層にするために、積層する吸収膜の成膜、パターン加工などの工程が余分に必要となりマスク製造工程が複雑となり、マスクパターン形状およびパターン寸法(CD)の制御が難しくなり、マスクパターン精度にも問題が出るおそれがあった。また、吸収膜を重ねて厚くすることはシャドーイングなどの解決にはならず、むしろ上記の吸収層の薄膜化への要望に逆行するという問題があった。
一方、図10(b)に示す多層膜加工方式の遮光領域を有する反射型マスクは、MoとSiを交互に設けて一組の層として40層に及ぶ多層の反射層(厚さ274nm)を深掘りエッチングするために、マスク製造工程が複雑で加工時間を要し、遮光領域形状の制御も難しいという問題を生じていた。さらに、図10(b)に示すマスクは、MoとSiを各々厚さ数nmで交互に積層した多層膜の側面が露出しているので、マスク洗浄時に洗浄液によっては多層膜の一部が側面から溶出し、パターンが損傷する危険性があった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、EUV露光における転写パターンのフィールドの重なり部分の遮光性を高めて露光光の漏れを抑制し、露光光のシャドーイングの影響を低減し、かつ耐洗浄性に優れた遮光領域(本発明では遮光帯と呼ぶ)を有するEUV露光用の反射型マスクおよびその製造方法を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1の発明に係る反射型マスクは、基板の一方の主面上に、EUV光を反射する多層反射膜と、前記多層反射膜上に前記EUV光を吸収する吸収層とを少なくとも設けて形成された転写用パターンを有するEUV露光用の反射型マスクであって、被転写体への前記転写用パターンの形成領域を規定し、前記転写用パターンの形成領域以外への前記EUV光の照射を防止するために、前記転写用パターンの周囲に遮光帯が設けられており、前記遮光帯は、前記多層反射膜にレーザ光を照射して前記多層反射膜を破壊した層により構成され、前記基板上の前記多層反射膜と同一平面上にあり、前記EUV光に対する前記遮光帯の反射率が前記多層反射膜の反射率よりも低く、前記基板と前記吸収層との間に挟まれて前記反射型マスクに内蔵されていることを特徴とするものである。
本発明の請求項の発明に係る反射型マスクの製造方法は、基板の一方の主面上に、EUV光を反射する多層反射膜と、前記多層反射膜上に前記EUV光を吸収する吸収層とを少なくとも設けて形成された転写用パターンを有するEUV露光用の反射型マスクの製造方法であって、被転写体への前記転写用パターンの形成領域を規定し、前記転写用パターンの形成領域以外への前記EUV光の照射を防止するために、前記転写用パターンの周囲に遮光帯を設けるに際し、前記遮光帯のないEUV露光用の反射型マスクを作製した後に、前記基板の他方の主面側から、前記基板を通して、前記転写用パターンの周囲の前記多層反射膜にレーザ光を照射して前記基板と前記吸収層との間に挟まれた前記多層反射膜を破壊し、前記破壊した多層反射膜により前記遮光帯を形成することを特徴とするものである。
本発明のEUV露光用の反射型マスクによれば、遮光帯が多層反射膜と同一平面上にあって、EUV露光における転写パターンのフィールドの重なり部分の遮光性を高めて露光光の漏れを抑制するとともに、露光光のシャドーイングの影響を低減し、多層反射膜の側面が露出していないので、耐洗浄性に優れた遮光帯を有するEUV露光用の反射型マスクが可能となる。
本発明のEUV露光用反射型マスクの製造方法によれば、多層反射膜にレーザ光を照射して多層反射膜を破壊した層により遮光帯を構成するために、遮光帯材料を新たに成膜する必要がなく、マスク作製時の加工方法を複雑にせずに簡単な工程で短時間に遮光帯を有する反射型マスクの製造が可能となる。さらに、本発明のEUV露光用反射型マスクの製造方法は、遮光領域を有していない既に完成された反射型マスクを用いて、そのマスクの所定の位置に遮光帯を形成し、遮光帯を備えた反射型マスクとすることもできるという特徴を有する。
遮光帯を有する本発明の反射型マスクにおける第1の実施形態を示す概略断面図および平面図である。 遮光帯を有する本発明の反射型マスクにおける第1の実施形態の別な例を示す概略断面図および平面図である。 遮光帯を有する本発明の反射型マスクにおける第2の実施形態を示す概略断面図および平面図である。 反射型マスクの製造工程を示す断面模式図である。 図1に示す遮光帯を有する本発明の反射型マスクの図4に続く第1の実施形態の製造工程を示す断面模式図である。 図3に示す遮光帯を有する本発明の反射型マスクの第2の実施形態の製造工程を示す断面模式図である。 図3に示す遮光帯を有する本発明の反射型マスクの第3の実施形態の製造工程を示す断面模式図である。 EUV露光の概念図である。 EUV露光によるフーィルドが重なり合う部分における多重露光の問題点の説明図である。 従来の遮光領域を有する反射型マスクの断面構造を示す模式図である。 従来のEUV露光用反射型マスクの一例を示す断面図である。
以下、本発明のEUV露光用の反射型マスクおよびその製造方法について、図面を参照しながら実施形態を説明する。
<反射型マスク>
1.第1の実施形態
図1は、本発明の遮光帯を有する反射型マスクの第1の実施形態を示す図であり、図1(a)は概略断面図であり、パターン側から見た平面図である図1(b)のA−A線における断面図を示す。図1(a)に示すように、本実施形態の遮光帯を有する反射型マスク10は、基板11の一方の主面上にEUV光を反射する多層反射膜12と、その多層反射膜12上にEUV光を吸収する吸収層15とを少なくとも設けて形成された転写用パターンを有するマスクであって、ウェハなどの被転写体への転写用パターンの形成領域を規定し、転写用パターンの形成領域以外へのEUV光の照射を防止するために、転写用パターンの周囲の遮光領域に所定幅の遮光帯18が設けられている。図1において、ウェハなどの被転写体へフィールドとして転写用パターンを形成する領域を転写パターン領域21とし、転写用パターン形成領域以外の周囲の遮光領域を周辺部遮光領域22としている。遮光帯18は、周辺部遮光領域22にあり露光時に多重露光となる領域に設けられている。したがって、周辺部遮光領域22の遮光帯18を設けた部分は、吸収層15と遮光帯18との2つの層で遮光性をより高めていることになる。なお、遮光帯18よりもさらに外側は、露光時にブレードを用いて遮光することができる。
以下、本発明の低反射型マスク10を構成する遮光帯18についてさらに詳しく説明する。
(遮光帯)
本実施形態の遮光帯18は、多層反射膜12にレーザ光を照射して多層反射膜12を破壊した層により構成されており、基板11上の多層反射膜12と同一平面上にあり、EUV光に対する遮光帯18の反射率は多層反射膜12の反射率よりも低いことを特徴とするものである。さらに、図1(a)に示すように、遮光帯18は、基板11と吸収層15(図1(a)では後述するキャッピング層13、バッファ層14を介している)との間に挟まれて反射型マスクに内蔵されていることを特徴とする。したがって、パターン側から見た平面図の図1(b)では、遮光帯18の存在は確認できない。図1(b)では、点線と実線で囲まれた枠内に遮光帯18が内蔵されていることを示している。しかし、基板11が透過性の場合には、パターン形成した主面側と相対する他方の主面側から、遮光帯18を確認することができる。本発明において、遮光帯18の幅は、通常4倍マスクにおいて1mm〜10mm程度の範囲内の所定値であり、転写用パターンの周囲に矩形トラック状に設けられる。
本発明において、遮光帯18は、レーザ光照射で多層反射膜を破壊した層により構成されている。多層反射膜12は、通常、数10層の複数の薄膜を交互に積層した多層構造で構成され、多層膜反射鏡の役割を果たしており、その材料としては代表的にはMo/Siの多層反射膜がよく用いられている。しかし、多層構造を有する多層反射膜は、高熱に弱いことが知られている。
本発明において、レーザ光照射された多層反射膜が破壊され、例えばMoとSiの多層反射膜の場合、レーザ光の熱により多層反射膜が融解してMoとSiが合金化しているか、あるいはMoとSiが拡散層を形成しているか、あるいは他の構造に変化しているかは不明であるが、レーザ光照射により多層反射膜としての機能が破壊され、レーザ光を照射された部分がEUV光に対して多層反射膜よりも低反射率な層となれば遮光帯として用いることができる。したがって、遮光帯18は、必ずしも多層反射膜の全ての層が破壊されていなくてもよい。例えば、基板11側からのレーザ光照射により数10層に積層された多層反射膜のパターン側の層が損傷を受けていなくても、基板11側の層が破壊されていれば、EUV項に対する反射率は低下し、本発明の遮光帯として用いることができる。
(他の構成要素)
反射型マスク10は、パターンを形成する吸収層15が必ずしも多層反射膜12に直接に接していなくてもよい。吸収層15をパターン状にドライエッチングする時に下層の多層反射膜12に損傷を与えるのを防止するために、通常、多層反射膜12と吸収層18との間にバッファ層(エッチングストッパー層とも称する)14が設けられる。さらに必要に応じて、多層反射膜12の上に反射膜の酸化防止などのために、キャッピング層(保護層とも称する)13が設けられる。また、マスク検査時の検査光(250nm)の反射コントラストを上げるために、吸収層15の上に反射防止層16を設ける場合もある。
本実施形態の反射型マスクは、遮光帯18以外の他の構成要素、材料として従来の反射型マスクの構成要素、材料をそのまま適用することが可能であるが、以下に説明する。
(基板)
本発明の反射型マスク10の基板11としては、パターン位置精度を高精度に保持するために低熱膨張係数を有し、高反射率および転写精度を得るために平滑性、平坦度が高く、マスク製造工程の洗浄などに用いる洗浄液への耐性に優れたものが好ましく、石英ガラス、SiO2−TiO2系の低熱膨張ガラス、β石英固溶体を析出した結晶化ガラスなどのガラス基板、さらにはシリコンを用いることもできる。マスクブランクスの平坦度としては、例えば、パターン領域において50nm以下が求められている。
(多層反射膜)
多層反射膜12は、EUV露光に用いられるEUV光を高い反射率で反射する材料が用いられ、MoとSiからなる多層膜が多用されており、例えば、2.74nm厚のMoと4.11nmのSiを各40層積層した多層膜よりなる反射膜が挙げられる。それ以外には、特定の波長域で高い反射率が得られる材料として、Ru/Si、Mo/Be、Mo化合物/Si化合物、Si/Nb周期多層膜、Si/Mo/Ru周期多層膜、Si/Mo/Ru/Mo周期多層膜およびSi/Ru/Mo/Ru周期多層膜なども用いることができる。ただし、材料によって最適な膜厚は異なる。MoとSiからなる多層膜の場合、DCマグネトロンスパッタ法により、まずSiターゲットを用いて、Arガス雰囲気下でSi膜を成膜し、その後、Moターゲットを用いて、Arガス雰囲気下でMo膜を成膜し、これを1周期として、30〜60周期、好ましくは40周期積層されて、多層反射膜が得られる。上記のように、EUV光を高い反射率で反射させるために、13.4nmのEUV光を入射角6.0度で入射したときの多層反射膜12の反射率は、通常、60%以上を示すように設定されている。
(キャッピング層)
多層反射膜12の反射率を高めるには屈折率の大きいMoを最上層とするのが好ましいが、Moは大気で酸化され易くて反射率が低下するので、酸化防止やマスク洗浄時における保護のための保護膜として、スパッタリング法などによりSiやRuを成膜し、キャッピング層13を設けることがある。例えば、キャッピング層13としてSiは多層反射膜12の最上層に11nmの厚さに設けられる。
(バッファ層)
EUV露光に用いられるEUV光を吸収する吸収層15をドライエッチングなどの方法でパターンエッチングするときに、下層の多層反射膜12に損傷を与えるのを防止するために、通常、多層反射膜12と吸収層15との間にバッファ層14が設けられる。バッファ層14の材料としてはSiO2が多用されるが、吸収層をエッチングする条件によっては、耐エッチング性の高い材料としてAl23、Cr、CrNなどを用いても良い。SiO2を用いる場合は、RFマグネトロンスパッタ法によりSiO2ターゲットを用いてArガス雰囲気下で、上記の多層反射膜上へSiO2膜を5nm〜15nm程度の膜厚で成膜するのが好ましい。
(吸収層)
マスクパターンを形成し、EUV光を吸収する吸収層15の材料としては、Ta、TaB、TaBNなどのTaを主成分とする材料、Cr、Crを主成分としN、O、Cから選ばれる少なくとも1つの成分を含有する材料などが、膜厚30nm〜100nm程度の範囲、より好ましくは50nm〜85nmの範囲で用いられる。
(反射防止層)
また、マスクパターン検査時の検出感度を上げるために、吸収層15上に検査光(250nm)に対して低反射とした反射防止層16を設ける場合もある。反射防止層16の材料としては、例えば、タンタルの窒化物(TaN)、酸化物(TaO)、酸窒化物(TaNO)、タンタルホウ素酸化物(TaBN)、タンタルホウ素窒化物(TaBN)などが挙げられ、膜厚5nm〜30nm程度の範囲で用いられる。
2.第1の実施形態の別な例
図2は、本発明の遮光帯を有する反射型マスクの第1の実施形態における別な例を示す概略断面図である。図2において、図1と同じ部位と材料を示す場合には、図1と同じ符号を用いている。図2に示す本実施形態の別な例においては、基板11の一方の主面上に設けられたマスクパターンと相対する他方の主面上に、導電層17が形成されている点が図1の場合と異なるが、他は図1と同じである。
すなわち、図2に示すように、本実施形態の別な例を示す遮光帯を有する反射型マスク20は、基板11の一方の主面上にEUV光を反射する多層反射膜12と、その多層反射膜12上にEUV光を吸収する吸収層15とを少なくとも設けて形成された転写用パターンを有し、基板11の他方の主面上に導電層17が形成されており、ウェハなどの被転写体への転写用パターンの形成領域を規定し、転写用パターンの形成領域以外へのEUV光の照射を防止するために、転写用パターン領域21の周囲に所定幅の遮光帯18が設けられている。遮光帯18は、周辺部遮光領域22にあり露光時に多重露光となる領域に設けられている。導電層17を除く他の構成要素および遮光帯18は、上記の第1の実施形態で述べた内容と同じなので、ここでの説明は省略する。以下、導電層17について述べる。
(導電層)
導電層17は、前述したように、EUV露光用マスクの静電チャック用に設けるものであり、導電層17の材料としては、導電性を示す金属や金属窒化物などの薄膜を設けたものであり、例えば、クロム(Cr)や窒化クロム(CrN)などを厚さ20nm〜150nm程度に成膜して用いられる。
図2に示す反射型マスク20は、基板11が透過性の場合であっても、パターン側あるいはパターン側と相対する他方の主面側のいずれからも遮光帯18を確認することはできない。図2に示す反射型マスク20は、後述する本発明の反射型マスクの製造方法において、図1に示す反射型マスク10を製造した後に、パターン側と相対する他方の主面側に導電層17を成膜形成して得ることができる。
上記の第1の実施形態によるEUV露光用の反射型マスクによれば、遮光帯18は、多層反射膜12と同一平面上にあるので露光光のシャドーイングの影響が低減され、基板11と吸収層15との間に挟まれて反射型マスクに内蔵されているのでマスクの耐洗浄性に優れ、EUV露光における転写パターンのフィールドの重なり部分の遮光性を高めて露光光の漏れを抑制する効果が得られ、良好な転写パターンを得ることができる。
3.第2の実施形態
図3は、本発明の遮光帯を有する反射型マスクの第2の実施形態を示す図であり、図3(a)は概略断面図であり、、パターン側から見た平面図である図3(b)のB−B線における断面図を示す。図3において、図1と同じ部位と材料を示す場合には、図1と同じ符号を用いている。図3(a)に示すように、本実施形態の遮光帯を有する反射型マスク30は、基板11の一方の主面上にEUV光を反射する多層反射膜12と、その多層反射膜12上にEUV光を吸収する吸収層15とを少なくとも設けて形成された転写用パターンを有し、基板11の他方の主面上に導電層17を形成したマスクであり、ウェハなどの被転写体への転写用パターンの形成領域を規定し、転写用パターンの形成領域以外への前記EUV光の照射を防止するために、転写用パターンの周囲に所定幅の遮光帯18が設けられている。図3において、図1と同様に、ウェハなどの被転写体へフィールドとして転写用パターンを形成する領域を転写パターン領域21とし、転写用パターン形成領域以外の周囲の遮光領域を周辺部遮光領域22としている。遮光帯18は、周辺部遮光領域22にあり露光時に多重露光となる領域に設けられている。また、遮光帯18よりもさらに外側は、露光時にブレードを用いて遮光することができる。
本実施形態の反射型マスク30を構成する遮光帯18についてさらに詳しく説明する。
(遮光帯)
本実施形態の遮光帯18は、多層反射膜12にレーザ光を照射して多層反射膜12を破壊した層により構成されており、基板11上の多層反射膜12と同一平面上にあり、EUV光に対する遮光帯18の反射率は多層反射膜12の反射率よりも低いことを特徴とするものである。さらに、図3(a)に示すように、基板11上に形成された遮光帯18の上部の吸収層15は取り除かれており、遮光帯18の表面が露出していることを特徴とする。したがって、パターン側から見た平面図である図3(b)に示すように、遮光帯18の存在は容易に確認することができる。第2の実施形態における遮光帯18の幅は、第1の実施形態の場合と同じである。本実施形態における遮光帯18は、遮光帯18がパターン側から多層反射膜12にレーザ光を照射して多層反射膜12を破壊した層により構成されている。本実施形態における遮光帯18は、上記の第1の実施形態と同様に、レーザ光照射により多層反射膜12を破壊してEUV光に対して多層反射膜12の反射率よりも低くすれば、必ずしもレーザ光照射で数10層に積層された多層反射膜12の全ての層を破壊した層としなくてもよい。
本実施形態の反射型マスク30は、図3(a)に示すように、基板11の一方の主面上に設けられたマスクパターンと相対する他方の主面上に、導電層17が形成されている場合を示しているが、導電層17が設けられていなくてもよい。
本実施形態の反射型マスク30を構成する遮光膜18以外に用いられる他の構成要素については、上記の第1の実施形態に記載した内容と同様であるので、ここでの説明は省略する。
上記の第2の実施形態によるEUV露光用の反射型マスクによれば、遮光帯18は、多層反射膜12と同一平面上にあるので露光光のシャドーイングの影響が低減され、遮光帯18および反射膜12の側面は露出していないのでマスクの耐洗浄性に優れ、EUV露光における転写パターンのフィールドの重なり部分の遮光性を高めて露光光の漏れを抑制する効果が得られ、良好な転写パターンを得ることができる。
次に、本発明のEUV露光用反射型マスクの製造方法について説明する。
<反射型マスクの製造方法>
本発明の反射型マスクの製造方法は、基板の一方の主面上に、EUV光を反射する多層反射膜と、この多層反射膜上にEUV光を吸収する吸収層とを少なくとも設けて形成された転写用パターンを有するEUV露光用の反射型マスクの製造方法であって、被転写体への転写用パターンの形成領域を規定し、転写用パターンの形成領域以外へのEUV光の照射を防止するために、転写用パターンの周囲に遮光帯を設けるに際し、転写用パターンの周囲の遮光帯を形成する領域の多層反射膜にレーザ光を照射して多層反射膜を破壊し、上記の破壊した多層反射膜により遮光帯を形成することを特徴とするものである。
本発明の反射型マスクの製造方法によれば、上記の特許文献2に記載された反射型マスクのように、第2の吸収膜を成膜しパターン加工する工程が不要であり、あるいは40層に及ぶ多層反射膜を深掘りエッチングして多層反射膜を除去する工程も不要であり、マスク作製時の加工方法を複雑にせずに簡単な工程で短時間に遮光帯を有する反射型マスクの製造が可能となる。
以下、本発明のEUV露光用反射型マスクの製造方法における実施形態について図面を用いて説明する。また、以下の図面において、同じ部位と材料を示す場合には、同じ符号を用いている。なお、本発明の製造方法における反射型マスクの各構成要素、材料は、上記の反射型マスクに記載した内容と同様であるので、説明は省略する。
図4は、遮光帯を設けていない反射型マスクの製造工程の一例を示す断面模式図で、従来公知の反射型マスクの製造工程であり、本発明の反射型マスクの製造方法における第1の実施形態および第2の実施形態に共通する前工程となる工程である。
先ず、EUV露光用反射型マスクブランクス40を準備する(図4(a))。反射型マスクブランクス40は、基板11の一方の主面上にEUV光を反射する多層反射膜12と、その多層反射膜12上にEUV光を吸収する吸収層15aとを少なくとも設けてパターン形成層としている。図4(a)に示す反射型マスクブランクス40は、さらに、多層反射膜12上にキャッピング層13、バッファ層14aが順に設けられ、吸収層15a上には、反射防止層16aが設けられている。
次に、吸収層15aをパターニングするために、レジストパターン19を形成し(図4(b))、反射防止層16a、吸収層15a、バッファ層14aの順にドライエッチングして、図4(c)に示すように、反射型マスク50を作製する。反射型マスク50は、基板11の一方の主面上にEUV光を反射する多層反射膜12と、その多層反射膜12上にEUV光を吸収する吸収層15とを少なくとも設けてパターン形成層としており、転写パターン領域21と周辺部遮光領域22を有する。図4(c)に示す反射型マスク50は、さらに、多層反射膜12上にキャッピング層13、バッファ層14が順に設けられ、吸収層15上には、反射防止層16を設けた構成をしている。
上記のように、図4(c)に示す反射型マスク50およびその製造方法は公知であるので、図4の製造方法の詳細は省略する。以下に説明する第1の実施形態および第2の実施形態に示す遮光帯を有する本発明の反射型マスクの製造方法は、吸収層15aをエッチングし転写用パターンを形成して反射型マスク50を作製した後に遮光帯を形成することに特徴を有するものである。
1.第1の実施形態
図5は、図1に示す遮光帯を有する本発明の反射型マスクの図4に続く第1の実施形態の製造工程を示す断面模式図である。本実施形態の反射型マスクの製造方法は、先ず遮光帯のないEUV露光用の反射型マスクを作製した後に、基板の他方の主面側から、基板を通して、転写用パターンの周囲の多層反射膜にレーザ光を照射して多層反射膜を破壊し、上記の破壊した多層反射膜により遮光帯を形成することを特徴とするものである。
図5(a)に示すように、図4で説明した反射型マスク50を準備する。反射型マスク50は、基板11の一方の主面上に、EUV光を反射する多層反射膜12と、多層反射膜12上にEUV光を吸収する吸収層15とを少なくとも設けて形成された転写用パターンを有するマスクである。図5(a)に示す反射型マスク50は、さらに、多層反射膜12上にキャッピング層13、バッファ層14が順に設けられ、吸収層15上には、反射防止層16が設けられている。
次に、図5(b)に示すように、基板11の転写用パターン形成側に相対する他方の主面側から、多層反射膜12にレーザ光23を照射して多層反射膜12を破壊する。破壊された多層反射膜12部分は、被転写体への転写用パターンの形成領域を規定するEUV光に対して低反射の所定幅の遮光帯18として形成され、遮光帯18を有する反射型マスク10が得られる。
図5(c)は、遮光帯18を形成した本発明の反射型マスク10の断面模式図である。遮光帯18は、基板11上の多層反射膜12と同一平面上にあり、基板11と、キャッピング層13、バッファ層14を介して、吸収層15との間に挟まれて反射型マスク10に内蔵されている。
EUV露光においては、例えば、厚み2.9nmのMoと4.0nmのSiを交互に40層重ねて形成した多層反射膜のように、EUV光の反射膜は規則性を有した多層膜にしないと、効率良くEUV光を反射することができない。一方、本発明の反射型マスクにおいて説明したように、EUV光を反射する多層反射膜12は高熱に弱く、レーザ光照射による熱で多層反射膜12が破壊され、EUV光に対する反射率が低下する。したがって、レーザ光照射により照射部の温度を上昇させ、その熱作用で熱に弱い多層膜の規則性を破壊してしまえば、EUV光の反射率を低下させることができる。本発明における多層反射膜12の破壊においては、多層反射膜12を蒸散させたり、多層反射膜12に空孔を形成させたりするほどの高いエネルギーのレーザ光照射は必ずしも必要としない。
本発明において、レーザ光照射された多層反射膜12が熱により融解し合金化しているか、あるいはMoとSiが拡散層を形成しているか、あるいは他の構造に変化しているかは不明であるが、レーザ光照射により反射膜としての機能が破壊され、レーザ光照射部がEUV光に対して多層反射膜よりも低反射率の層となれば遮光帯として用いることができる。したがって、遮光帯18は、必ずしも多層反射膜の全てが破壊されていなくてもよい。
レーザ加工の大きな特徴として、スポットビーム径による局所的な加工に優れていることが挙げられる。遮光帯18の幅は、通常4倍マスクにおいて1mm〜10mm程度の範囲内の加工であるのに対し、一般的なレーザ光のビーム径は20μm〜30μmまで微小に絞ることが可能である。そのため、遮光帯形成領域以外にはダメージを与えず簡素な工程で遮光帯を作製することができる。
上記の多層反射膜12の照射部に熱作用を生じさせて破壊する目的に沿うレーザとしては、各種のレーザを用いることができ特に限定されないが、基板11がガラスの場合には、例えば、レーザ光23として、CO2レーザ、Nd:YAGレーザ、エキシマレーザ、フェムト秒レーザなどが挙げられる。基板11が可視光や紫外光を透過しないシリコンの場合には、赤外光レーザであるCO2レーザが用いられる。また、パルスレーザを用いることにより、ナノ秒〜フェムト秒程度の時間幅の短いパルス光を得ることが可能で、短い時間幅の中にエネルギーを集中させ、高出力を得て加工時間を短縮することができる。
本発明において、図示はしていないが、発振器で発振されたレーザ光は光路を通じて伝送され、集光レンズ24で適切なサイズへ集光され、反射型マスクの多層反射膜に照射する。レーザ集光点(加工点)を高速で移動させることができるXY駆動系を設けて、反射型マスクを設置してレーザ光を照射すれば容易に転写パターンの周囲に矩形トラック状の遮光帯を形成することができる。
本実施形態の製造方法は、基板11の他方の主面側から、基板11を通して、レーザ光23を照射して多層反射膜12を破壊し、この破壊した多層反射膜12により遮光帯18を形成するために、遮光帯材料を新たに成膜する必要がなく、さらに遮光帯領域を設けるためのレジストプロセスやドライエッチング加工工程が不要であり、簡単な工程で所定領域に遮光帯を形成できるという利点を有する。さらに、本発明のEUV露光用反射型マスクの製造方法は、遮光領域を有していない既に完成された反射型マスクを用いて、そのマスクの所定の位置に遮光帯を形成し、遮光帯を備えた反射型マスクとすることができる。本実施形態において、もしも基板11の他方の主面側に導電層を設ける場合には、図5(c)に示す遮光帯を形成した後に、他方の主面側に導電層を形成すればよい。
2.第2の実施形態
図6は、図3に示す遮光帯を有する本発明の反射型マスクにおける第2の実施形態の製造工程を示す断面模式図である。本実施形態の反射型マスクの製造方法は、遮光帯のないEUV露光用の反射型マスクを作製した後に、転写用パターンを形成した基板の一方の主面上に、遮光帯を形成するためのレジストパターンを形成し、該レジストパターンをマスクとして吸収層をエッチングして遮光帯とする領域の多層反射膜を露出させ、次に、基板の一方の主面側から、露出させた多層反射膜にレーザ光を照射して露出させた多層反射膜を破壊し、上記の破壊した多層反射膜により遮光帯を形成することを特徴とするものである。
図6(a)に示すように、遮光帯のない反射型マスク60を準備する。反射型マスク60は、基板11の一方の主面上に、EUV光を反射する多層反射膜12と、多層反射膜12上にEUV光を吸収する吸収層15とを少なくとも設けて形成された転写用パターンを有し、基板11の他方の主面上に導電層17を形成したマスクである。図6(a)に示す反射型マスク60は、さらに、多層反射膜12上にキャッピング層13、バッファ層14が順に設けられ、吸収層15上には、反射防止層16が設けられている。本実施形態において、反射型マスク60は、図4に示す製造方法と同じ方法で作製することができる。
次に、図6(b)に示すように、転写用パターンを形成した基板の一方の主面上に、遮光帯を形成するためのレジストを塗布し、露光、現像して、遮光帯のレジストパターン25を形成する。次いで、図6(c)に示すように、上記のレジストパターン25をマスクとして、反射防止層16、吸収層15、バッファ層14の順にエッチングして開口部26を形成し、遮光帯とする領域の多層反射膜12を露出させる。図6(c)に示すように、キャッピング層12が設けてある場合は、キャッピング層12をエッチング除去しても良いし、あるいはそのまま残しておいても良く、キャッピング層12の有無に係らず多層反射膜12へのレーザ加工は可能である。
次に、図6(d)に示すように、基板11の一方の主面側から、露出させた多層反射膜12にレーザ光23を照射して露出させた多層反射膜12を破壊する。破壊された多層反射膜12部分は、被転写体への転写用パターンの形成領域を規定するEUV光に対して低反射の所定幅の遮光帯18として形成され、遮光帯18を有する反射型マスク30が得られる。
図6(e)は、遮光帯18を形成した本発明の反射型マスク30の断面模式図である。遮光帯18は、多層反射膜にレーザ光を照射して多層反射膜を破壊した層により構成され、基板11上の多層反射膜12と同一平面上にあり、基板11上に形成された遮光帯18の上部の吸収層15が除かれており、遮光帯18の表面が露出している。
本実施形態の製造方法は、転写用パターンを形成した基板11の一方の主面上に形成したレジストパターン25をマスクとして吸収層15をエッチングして遮光帯とする領域の多層反射膜12を露出させ、次に、基板11の一方の主面側から、露出させた多層反射膜12にレーザ光23を照射して露出させた多層反射膜12を破壊し、この破壊した多層反射膜12により遮光帯18を形成するために、遮光帯材料を新たに成膜したりパターニングする必要がなく、簡単な工程で所定領域に遮光帯を形成できるという利点を有する。また、基板11の他方の主面側に導電層17を設けているマスクであっても、遮光帯を形成することができる。さらに、本発明のEUV露光用反射型マスクの製造方法は、遮光領域を有していない既に完成された反射型マスクを用いて、そのマスクの所定の位置に遮光帯を形成し、遮光帯を備えた反射型マスクとすることができる。
3.第3の実施形態
図7は、図3に示す遮光帯を有する本発明の反射型マスクの製造方法における第3の実施形態の製造工程を示す断面模式図である。本実施形態の反射型マスクの製造方法は、反射型マスクブランクスを用いて転写用パターンと、遮光帯とを形成するためのレジストパターンを吸収層上に形成し、該レジストパターンをマスクとして吸収層をエッチングして多層反射膜を露出させ、次に、転写用パターンを形成した基板の一方の主面側から、露出させた多層反射膜の遮光帯とする領域にレーザ光を照射して多層反射膜を破壊し、上記の破壊した多層反射膜により遮光帯を形成することを特徴とするものである。
図7(a)に示すように、遮光帯のない反射型マスクブランクス40を準備する。反射型マスクブランクス40は、基板11の一方の主面上に、EUV光を反射する多層反射膜12と、多層反射膜12上にEUV光を吸収する吸収層15aとを少なくとも設けてあり、基板11の他方の主面上に導電層17を形成したマスクブランクスである。図7(a)に示す反射型マスクブランクス40は、さらに、多層反射膜12上にキャッピング層13、バッファ層14aが順に設けられ、吸収層15a上には、反射防止層16aが設けられている。
次に、図7(b)に示すように、基板11の一方の主面上に、転写用パターンと、遮光帯とを形成するためのレジストを塗布し、露光、現像して、転写用パターンと遮光帯とのレジストパターン27を形成する。次いで、図7(c)に示すように、上記のレジストパターン27をマスクとして、反射防止層16、吸収層15、バッファ層14の順にエッチングして転写パターンを形成するとともに遮光帯用の開口部26を形成し、遮光帯とする領域の多層反射膜12を露出させる。図7(c)に示すように、キャッピング層13が設けてある場合は、キャッピング層13をエッチング除去しても良いし、あるいはそのまま残しておいても良く、キャッピング層13の有無に係らず多層反射膜12へのレーザ加工は可能である。
次に、図7(d)に示すように、基板11の一方の主面側から、露出させた多層反射膜12にレーザ光23を照射して露出させた多層反射膜12を破壊する。破壊された多層反射膜12部分は、被転写体への転写用パターンの形成領域を規定するEUV光に対して低反射の所定幅の遮光帯18として形成され、遮光帯18を有する反射型マスク30が得られる。
図7(e)は、遮光帯18を形成した本発明の反射型マスク30の断面模式図である。遮光帯18は、多層反射膜にレーザ光を照射して前記多層反射膜を破壊した層により構成され、基板11上の多層反射膜12と同一平面上にあり、基板11上に形成された遮光帯18の上部の吸収層15が除かれており、遮光帯18の表面が露出している。
本実施形態の製造方法は、基板11の一方の主面上に転写用パターンと、遮光帯とを形成するためのパターンを同時に形成し、露出させた遮光帯とする領域の多層反射膜12にレーザ光23を照射して多層反射膜12を破壊し、この破壊した多層反射膜12により遮光帯18を形成する方法であり、遮光帯材料を新たに成膜したりパターニングする必要がなく、簡単な工程で所定領域に遮光帯を形成できるという利点を有する。また、基板11の他方の主面側に導電層17を設けているマスクであっても、遮光帯形成することができる。本実施形態の製造方法は、転写用パターンと遮光帯用開口部とを同時に形成するので、レジストプロセスが1工程でよく、上記の第2の実施形態に比べて工程が短縮されるという利点を有する。
以下、実施例により、本発明をさらに詳しく述べる。
(実施例1)
光学研磨された大きさ6インチ角(厚さ0.25インチ)の合成石英基板の一方の主面(表面)上に、DCマグネトロンスパッタ法により、Arガス雰囲気下で、Siターゲットを用いてSi膜を4.2nm成膜し、続いてMoターゲットを用いてMo膜を2.8nm成膜し、これを1周期として40周期積層した後、最後にSi膜を11nm成膜してキャッピング層とし、MoとSiの多層膜よりなるEUV光を反射する多層反射膜を形成した。
次に、DCマグネトロンスパッタ法により、Arと窒素の混合ガス雰囲気下で、上記の多層反射膜上にCrターゲットを用いてCrN膜を10nmの厚さに成膜し、バッファ層とした。
続いて、上記のCrN膜上に、DCマグネトロンスパッタ法により、TaおよびBを含むターゲットを用いて、Arと窒素の混合ガス雰囲気下で、TaBN膜を80nmの厚さで成膜し、EUV光を吸収する吸収層としたEUV露光用の反射型マスクブランクスを得た。
次に、このEUV露光用マスクブランクスを用い、EBレジストを塗布し、EB描画してレジストパターンを形成した。次いで、TaBNの吸収層をCl2ガスでドライエッチングし、さらにCrNのバッファ層をCl2と酸素との混合ガスでドライエッチングし、レジストパターンを剥膜して、キャッピング層を設けた多層反射膜を露出させ、転写用パターンを有し遮光帯のない反射型マスクを得た。
次に、上記の反射型マスクの転写用パターン形成側に相対する石英基板の他方の主面(裏面)側から、遮光帯を形成すべき転写用パターンの周囲の多層反射膜に、中心波長800nmのフェムト秒レーザ光を照射して多層反射膜を破壊した。破壊された多層反射膜部分は、被転写体への転写用パターンの形成領域を規定するEUV光に対して低反射率の矩形トラック状幅5mmの遮光帯として形成され、マスク内に内蔵された遮光帯を有する反射型マスクが得られた。
本実施例の遮光帯を有する反射型マスクは、遮光帯が、石英基板上の多層反射膜と同一の平面上にあり、石英基板と、キャッピング層、バッファ層を介して、吸収層との間に挟まれて反射型マスクに内蔵されており、1ショットの露光フィールドは24×36mmとした。本実施例の反射型マスクを用い、ウェハ上へのパターン露光を行ったところ、フィールド境界での多重露光による問題は生じず、良好なレジストパターンを形成することができた。また、本実施例の反射型マスクは、遮光帯がマスク内に内蔵されているので、遮光帯を有しないマスクと同等の高い耐洗浄性を示した。
(実施例2)
実施例1と同じ反射型マスクブランクスを用い、そのブランクスの他方の主面(裏面)上に、導電層としてCrを厚さ20nmスパッタリング成膜し、導電層付きの反射型マスクブランクスとした。
次に、上記のマスクブランクスを用い、EBレジストを塗布し、EB描画してレジストパターンを形成した。次いで、TaBNの吸収層をCl2ガスによりドライエッチングし、さらにCrNのバッファ層をCl2と酸素との混合ガスでドライエッチングし、レジストパターンを剥膜して、キャッピング層を設けた多層反射膜を露出させ、転写用パターンを有し遮光帯のない反射型マスクを得た。
次に、上記の遮光帯のない反射型マスクを用い、転写用パターンを形成した基板の一方の主面(表面)上に、遮光帯を形成するためのレジストを塗布し、露光、現像して、遮光帯のレジストパターンを形成した。次いで、上記のレジストパターンをマスクとして、吸収層をCl2ガス、バッファ層をCl2と酸素との混合ガスで順にドライエッチングし、遮光帯用の開口部を形成し、遮光帯とする領域の多層反射膜を露出させた。
次に、石英基板の一方の主面(表面)側から、露出させた多層反射膜にCO2レーザ光を照射して露出させた多層反射膜を破壊した。破壊された多層反射膜部分は、被転写体への転写用パターンの形成領域を規定するEUV光に対して低反射の8mm幅の遮光帯として形成され、遮光帯を有する反射型マスクが得られた。
本実施例の遮光帯を有する反射型マスクは、遮光帯が、多層反射膜にレーザ光を照射して多層反射膜を破壊した層により構成され、石英基板上の多層反射膜と同一平面上にあり、石英基板上に形成された遮光帯の上部の吸収層が除かれており、遮光帯の表面が露出しており、本実施例の反射型マスクを用いたウェハ上へのパターン露光において、フィールド境界での多重露光による問題は生じず、良好なレジストパターンを形成することができた。また、本実施例の反射型マスクは、遮光帯および反射膜の側面は露出していないので、高い耐洗浄性を示した。
(実施例3)
実施例2で用いたのと同じ導電層付きの反射型マスクブランクスを準備し、石英基板の一方の主面(表面)上に、転写用パターンと、遮光帯とを形成するためのレジストを塗布し、露光、現像して、転写用パターンと遮光帯とのレジストパターンを形成した。次いで、上記のレジストパターンをマスクとして、吸収層をCl2ガス、バッファ層をCl2と酸素との混合ガスで順にドライエッチングし、転写パターンを形成するとともに遮光帯用の開口部を形成し、遮光帯とする領域の多層反射膜を露出させた。
次に、石英基板の一方の主面(表面)側から、露出させた多層反射膜にCO2レーザ光を照射して露出させた多層反射膜を破壊した。破壊された多層反射膜部分は、被転写体への転写用パターンの形成領域を規定するEUV光に対して低反射の8mm幅の遮光帯として形成され、遮光帯を有する反射型マスクが得られた。
本実施例の遮光帯を有する反射型マスクは、遮光帯が、多層反射膜にレーザ光を照射して多層反射膜を破壊した層により構成され、石英基板上の多層反射膜と同一平面上にあり、石英基板上に形成された遮光帯の上部の吸収層が除かれており、遮光帯の表面が露出しており、本実施例の反射型マスクを用いたウェハ上へのパターン露光において、フィールド境界での多重露光による問題は生じず、良好なレジストパターンを形成することができた。また、本実施例の反射型マスクは、高い耐洗浄性を示した。
10、20、30 遮光帯を有する反射型マスク
11 基板
12 多層反射膜
13 キャッピング層
14 バッファ層
14a バッファ層(パターニング前)
15 吸収層
15a 吸収層(パターニング前)
16 反射防止層
16a 反射防止層(パターニング前)
17 導電層
18 遮光帯
21 転写パターン領域
22 周辺部遮光領域
23 レーザ光
24 集光レンズ
25 レジストパターン
26 開口部
40、70 反射型マスクブランクス
50、60 反射型マスク(遮光帯はない)
80 EUV露光用反射型マスク
81 EUV光
82 ブレード
83 ウェハ
84 フィールド
85 転写パターン
86 フィールド重なり部
101 低膨張率基板
102 多層反射膜
103 保護膜
104 バッファ層
105 第1の吸収膜
106 第2の吸収膜
107 転写パターン領域
108 遮光領域
110 反射型マスク
111 基板
112 多層反射膜
113 キャッピング層
114 バッファ層
115 吸収層
116 反射防止層

Claims (2)

  1. 基板の一方の主面上に、EUV光を反射する多層反射膜と、前記多層反射膜上に前記EUV光を吸収する吸収層とを少なくとも設けて形成された転写用パターンを有するEUV露光用の反射型マスクであって、
    被転写体への前記転写用パターンの形成領域を規定し、前記転写用パターンの形成領域以外への前記EUV光の照射を防止するために、前記転写用パターンの周囲に遮光帯が設けられており、
    前記遮光帯は、前記多層反射膜にレーザ光を照射して前記多層反射膜を破壊した層により構成され、前記基板上の前記多層反射膜と同一平面上にあり、前記EUV光に対する前記遮光帯の反射率が前記多層反射膜の反射率よりも低く、前記基板と前記吸収層との間に挟まれて前記反射型マスクに内蔵されていることを特徴とする反射型マスク。
  2. 基板の一方の主面上に、EUV光を反射する多層反射膜と、前記多層反射膜上に前記EUV光を吸収する吸収層とを少なくとも設けて形成された転写用パターンを有するEUV露光用の反射型マスクの製造方法であって、
    被転写体への前記転写用パターンの形成領域を規定し、前記転写用パターンの形成領域以外への前記EUV光の照射を防止するために、前記転写用パターンの周囲に遮光帯を設けるに際し、
    前記遮光帯のないEUV露光用の反射型マスクを作製した後に、
    前記基板の他方の主面側から、前記基板を通して、前記転写用パターンの周囲の前記多層反射膜にレーザ光を照射して前記基板と前記吸収層との間に挟まれた前記多層反射膜を破壊し、前記破壊した多層反射膜により前記遮光帯を形成することを特徴とする反射型マスクの製造方法。
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