JP5685951B2 - 反射型マスク、およびその製造方法 - Google Patents
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Description
このEUV露光用反射型マスク(以降、反射型マスクと記す)は、EUV光を反射する多層膜構造の反射層と、この反射層上にEUV光を吸収する吸収体パターンとを、少なくとも備えたマスクである。
なお、反射層112上には、反射層を保護するキャッピング層やマスクパターン形成時の反射層112へのエッチングダメージを防止するためのバッファ層が設けられていてもよい。
一方、ハーフトーン型の吸収層115からなる転写パターンに入射したEUV光131Bは、その一部は吸収されるが、他の一部は吸収層115からなる転写パターンを透過して反射層112で反射し、再び吸収層115からなる転写パターンを透過して、前記第1の反射光132Aとは位相が反転した第2の反射光132Bとしてマスクから放射され、フォトマスクと同様な位相シフト効果により、ウェハ140上に形成されるパターン141の解像性を向上させる。
従って、吸収層115の膜厚が厚いと、入射するEUV光131A、または反射光132Aが、吸収層115からなる転写パターンによって遮られ、吸収層115からなる転写パターン自身の影が生じ、ウェハ140上に転写されたレジストパターン141のエッジ部分がぼけるなどのシャドーイング効果と呼ばれる現象により鮮明な転写パターンが得られなくなる。それゆえ、シャドーイング効果を低減し、鮮明な転写パターンを形成するためには、吸収層115の厚さは薄い方がより好ましい。
EUV露光では、フォトマスクのステッパー露光と同様に、反射型マスク100上のパターン領域を、図6に示すように、反射型マスク100上に設置されるブレード120によって矩形状の露光フィールド142に区切り、ステップアンドリピート方式によりウェハ140に多面付け露光する。
ここで、上述のように、吸収層115の膜厚を薄くした場合には、吸収層115からなる転写パターンから放射される第2の反射光132Bの強度が高まり、ブレード120境界近傍に相当する露光フィールド142外周の重なり部において、ウェハ140上のレジストが多重露光により、オーバー露光されてしまう。
図7に示すように、ウェハ140上の各露光フィールド142の境界部143では、反射型マスクの吸収体パターンから放射される反射光により、2重あるいは4重に露光が重なり合って多重露光されるために、レジストが不適切に感光してしまう。
例えば、ポジ型レジストを用いた場合、露光フィールド142が重なり合う境界部143のレジストは多重露光されることになり、この部分にかかるパターンの寸法に悪影響を及ぼし、問題となる。
ここで、上記の転写パターン領域とは、ウェハ等の被転写体に転写される露光フィールドに対応した反射型マスク上のパターン領域のことであり、上記の遮光領域とは、前記転写パターン領域の周囲に設けられたEUV光の反射を低減させた領域のことであり、前記遮光領域を設けることにより、ウェハ上で隣り合う露光フィールドの境界部におけるレジストのオーバー露光を防止する。
例えば、図8(a)に示す反射型マスク100は、遮光領域121の吸収層を2段構造にした吸収体積層方式の反射型マスクであり、第1の吸収層115の上に、第2の吸収層117からなる遮光枠が設けられている。
なお、図8(a)に示すように、第1の吸収層115の表面には、反射型マスクの欠陥検査をより精度良く行うために、低反射層116が設けられていても良い。また、反射層112の表面には、通常、反射層を保護するためのキャッピング層113が設けられており、キャッピング層113と吸収層115の間には、吸収層加工時のエッチングから反射層を保護するためのバッファ層114が設けられていても良い。
それゆえ、従来の反射型マスクにおいては、位置精度良く、遮光領域を形成するためのレジストパターンを形成することが困難であった。
それゆえ、本発明に係る反射型マスクにおいては、レーザ描画装置を用いて遮光領域を形成するためのレジストパターンをアライメント描画する際に、アライメントマーク検出において、十分なコントラストを有する反射信号を得ることができる。その結果、得られる反射型マスクは、高い位置精度で形成された遮光領域を有する反射型マスクとなる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る反射型マスクの第1の実施形態の例を示す図であり、(a)は全体の概略断面図、(b)は(a)におけるアライメントマーク領域M1の概略拡大図である。
図1(a)に示すように、反射型マスク1の主面には、転写パターン領域20と遮光領域21が形成されている。ここで、転写パターン領域20は、ウェハ等の被転写体に転写される露光フィールドに対応した反射型マスク1上のパターン領域であり、遮光領域21は、転写パターン領域20の周辺に設けられたEUV光の反射を低減させた領域である。
例えば、外形6インチ角の反射型マスクにおいて、転写パターン領域20の面積は100mm×130mm程度であり、遮光領域21の幅は概ね3mm〜25mm程度である。
例えば、上記アライメント光の波長が532nmの場合には、上記ライン・アンド・スペース・パターンのライン幅としては、概ね80nm〜140nm程度であり、好ましくは、88nm〜133nmである。
例えば、図3(a)に示す転写パターン形成用の微細なレジストパターン形成と同様にして、アライメントマーク用の微細なレジストパターンを形成することができ、図3(b)に示す転写パターンのエッチングと同様にして、本実施形態のアライメントマークをエッチング形成することができる。
それゆえ、本発明に係る反射型マスクにおいては、レーザ描画装置を用いて遮光領域を形成するためのレジストパターンをアライメント描画する際に、アライメントマーク検出において、十分なコントラストを有する反射信号を得ることができる。その結果、得られる反射型マスクは、高い位置精度で形成された遮光領域を有する反射型マスクとなる。
次に、本発明に係る反射型マスクの第2の実施形態について説明する。
図2は、本発明に係る反射型マスクの第2の実施形態の例を示す図であり、(a)は全体の概略断面図、(b)は(a)におけるアライメントマーク領域M2の概略拡大図である。
例えば、上記アライメント光の波長が532nmの場合には、上記ライン・アンド・スペース・パターンのライン幅としては、概ね80nm〜140nm程度であり、好ましくは、88nm〜133nmである。
例えば、図4(a)に示す転写パターン形成用の微細なレジストパターン形成と同様にして、アライメントマーク用の微細なレジストパターンを形成することができ、図4(b)に示す転写パターンのエッチングと同様にして、本実施形態のアライメントマークをエッチング形成することができる。
それゆえ、本発明に係る反射型マスクにおいては、レーザ描画装置を用いて遮光領域を形成するためのレジストパターンをアライメント描画する際に、アライメントマーク検出において、十分なコントラストを有する反射信号を得ることができる。その結果、得られる反射型マスクは、高い位置精度で形成された遮光領域を有する反射型マスクとなる。
(基板)
本発明の反射型マスクを構成する基板11としては、パターン位置精度を高精度に保持するために低熱膨張係数を有し、高反射率および転写精度を得るために平滑性、平坦度が高く、マスク製造工程の洗浄などに用いる洗浄液への耐性に優れたものが好ましく、石英ガラス、SiO2−TiO2系の低熱膨張ガラス、β石英固溶体を析出した結晶化ガラスなどのガラス基板、さらにはシリコンを用いることもできる。
基板11は、0.2nmRms以下の平滑な表面と、パターン領域で50nm以下の平坦度を有していることが高反射率および転写精度を得るために好ましい。
反射層12は、EUV露光に用いられるEUV光を高い反射率で反射する材料が用いられ、Mo(モリブデン)層とSi(シリコン)層からなる多層膜が多用されており、例えば、2.8nm厚のMo層と4.2nm厚のSi層を各40層積層した多層膜よりなる反射層が挙げられる。それ以外には、特定の波長域で高い反射率が得られる材料として、Ru/Si、Mo/Be、Mo化合物/Si化合物、Si/Nb周期多層膜、Si/Mo/Ru周期多層膜、Si/Mo/Ru/Mo周期多層膜およびSi/Ru/Mo/Ru周期多層膜なども用いることができる。ただし、材料によって最適な膜厚は異なる。
Mo層とSi層からなる多層膜の場合、イオンビームスパッタ法により、まずSiターゲットを用いてSi層を成膜し、その後、Moターゲットを用いてMo層を成膜し、これを1周期として、30〜60周期、好ましくは40周期積層されて、多層膜の反射層が得られる。上記のように、EUV光を高い反射率で反射させるために、13.5nmのEUV光を入射角6.0度で入射したときの反射層12の反射率は、通常、60%以上を示すように設定されている。
反射層12の反射率を高めるには屈折率の大きいMo層を最上層とするのが好ましいが、Moは大気で酸化され易く、反射率が低下するので、酸化防止やマスク洗浄時における保護のための保護層として、スパッタリング法などによりSiやRu(ルテニウム)を成膜し、キャッピング層13を設けることが行われている。
例えば、キャッピング層13としてSiを用いる場合は、反射層12の最上層に11nmの厚さで設けられる。一方、キャッピング層13としてRuを用いる場合は、反射層12の最上層に2.5nmの厚さで設けられる。
EUV露光に用いられるEUV光を吸収する吸収層15をドライエッチングなどの方法でパターンエッチングするときに、下層の反射層12に損傷を与えるのを防止するために、反射層12と吸収層15との間にバッファ層14を設けてもよい。
バッファ層14の材料としてはSiO2、Al2O3、Cr、CrNなどが用いられる。CrNを用いる場合は、RFマグネトロンスパッタ法によりCrターゲットを用いてN2ガス雰囲気下で、上記の反射層の上にCrN膜を5nm〜15nm程度の膜厚で成膜するのが好ましい。
マスクパターンを形成し、EUV光を吸収する吸収層15の材料としては、Ta、TaN、TaB、TaBNなどのTaを主成分とする材料、Cr、Crを主成分としN、O、Cから選ばれる少なくとも1つの成分を含有する材料などが、バッファ層との合計膜厚が50nm〜70nm程度の範囲で用いられる。
なお、ハーフトーン型の位相シフト反射型マスクの場合には、入射するEUV光の1%〜20%を反射光(第2の反射光)として放射し、かつ、前記反射光(第2の反射光)と露出した反射層12からの反射光(第1の反射光)との位相差が、概ね175度〜185度となるように、吸収層13の材料、および膜厚が決定される。
吸収層の上には、吸収層のエッチングマスクとしてハードマスク層を設けても良い。ハードマスク層の材料としては、吸収層のエッチングに耐性をもつものであって、反射型マスクの転写パターンに応じた微細加工に適したものを用いる必要がある。例えば、クロム(Cr)、ジルコニウム(Zr)、ハフニュウム(Hf)およびその窒化物、酸化物などである。
また、ハードマスク層の材料は、バッファ層と同一の材料であることが好ましい。この場合、吸収層のエッチングの後に、ハードマスク層の除去とバッファ層の除去とを同一工程で除去できる。
ハードマスク層の厚さは、その材料のエッチング耐性や転写パターンのサイズに応じた加工精度にもよるが、例えば5nm〜15nmである。
ハードマスク層は、例えば、Arと窒素の混合ガス雰囲気下で、Crをスパッタ成膜することで、CrNからなるハードマスク層を設けることができる。
基板11の主面上に設けられた反射層12と相対する他方の面(裏面側)の上には、導電層が形成されていてもよい。この導電層は、反射型マスクの裏面を静電吸着するために、設けられるものである。この導電層は、導電性を示す金属や金属窒化物などの薄膜であって、例えば、クロム(Cr)や窒化クロム(CrN)などを厚さ20nm〜150nm程度に成膜して用いられる。
次に、本発明に係る反射型マスクの製造方法について説明する。
(第1の実施形態)
図3は、図1に示す本発明に係る第1の実施形態の反射型マスクの製造方法の例を示す模式的工程図である。なお、煩雑になることを避けるため、図3においては、キャッピング層13、およびバッファ層14の記載は省略している。
例えば、上記アライメント光の波長が532nmの場合には、上記凹凸構造体の凸部の幅(凹凸構造体がライン・アンド・スペース・パターンであれば、そのライン幅)は、概ね80nm〜140nm程度であり、好ましくは、88nm〜133nmである。
上述の工程により、マスク外周部には、第1の吸収層15の上に低反射層16を介して第2の吸収層17が積層された構成からなる本発明に係るアライメントマークが形成され、マスク中央部の転写パターン領域には、第1の吸収層15および低反射層16からなる転写パターンの上にパターン状に加工された第2吸収層からなるパターンが積層された構造体が形成される。
そして、前記位置情報に基づいてアライメント描画することにより、所望の位置に前記遮光枠を形成するためのレジストパターン51を形成することができる。
それゆえ、本発明に係る反射型マスクにおいては、レーザ描画装置を用いて遮光領域を形成するためのレジストパターンをアライメント描画する際に、アライメントマーク検出において、十分なコントラストを有する反射信号を得ることができる。その結果、得られる反射型マスクは、高い位置精度で形成された遮光領域を有する反射型マスクとなる。
次に、本発明に係る第2の実施形態の反射型マスクの製造方法について説明する。
図4は、図2に示す本発明に係る第2の実施形態の反射型マスクの製造方法の例を示す模式的工程図である。なお、煩雑になることを避けるため、図4においても、キャッピング層13、およびバッファ層14の記載は省略している。
例えば、上記アライメント光の波長が532nmの場合には、上記凹凸構造体の凸部の幅(凹凸構造体がライン・アンド・スペース・パターンであれば、そのライン幅)は、概ね80nm〜140nm程度であり、好ましくは、88nm〜133nmである。
上述の工程により、マスク外周部には、吸収層15の上に低反射層16が設けられた構成からなる本発明に係るアライメントマークが形成され、マスク中央部の転写パターン領域には、吸収層15および低反射層16からなる転写パターンが形成される。
そして、前記位置情報に基づいてアライメント描画することにより、所望の位置の反射層12を除去するためのレジストパターン51を形成することができる。
それゆえ、本発明に係る反射型マスクにおいては、レーザ描画装置を用いて遮光領域を形成するためのレジストパターンをアライメント描画する際に、アライメントマーク検出において、十分なコントラストを有する反射信号を得ることができる。その結果、得られる反射型マスクは、高い位置精度で形成された遮光領域を有する反射型マスクとなる。
基板11として、光学研磨された大きさ6インチ角(厚さ0.25インチ)の合成石英基板を用い、その一方の主面(表面)上に、イオンビームスパッタ法により、Siターゲットを用いてSi膜を4.2nm成膜し、続いてMoターゲットを用いてMo膜を2.8nm成膜し、これを1周期として40周期積層してMoとSiの多層膜よりなる反射層12を形成した後、最表面のMo膜の上にSi膜を11nm成膜してキャッピング層13を形成した。
ここで、上述の工程により形成したアライメントマークに、レーザ描画装置の波長532nmのアライメント光を照射して反射信号を検出するアライメントマーク検出においては、十分なコントラストを有する反射信号を得ることができた。
基板11として、光学研磨された大きさ6インチ角(厚さ0.25インチ)の合成石英基板を用い、その一方の主面(表面)上に、イオンビームスパッタ法により、Siターゲットを用いてSi膜を4.2nm成膜し、続いてMoターゲットを用いてMo膜を2.8nm成膜し、これを1周期として40周期積層してMoとSiの多層膜よりなる反射層12を形成した後、最表面のMo膜の上にRu膜を2.5nm成膜してキャッピング層13を形成した。
ここで、上述の工程により形成したアライメントマークに、レーザ描画装置の波長532nmのアライメント光を照射して反射信号を検出するアライメントマーク検出においては、十分なコントラストを有する反射信号を得ることができた。
基板11として、光学研磨された大きさ6インチ角(厚さ0.25インチ)の合成石英基板を用い、その一方の主面(表面)上に、イオンビームスパッタ法により、Siターゲットを用いてSi膜を4.2nm成膜し、続いてMoターゲットを用いてMo膜を2.8nm成膜し、これを1周期として40周期積層してMoとSiの多層膜よりなる反射層12を形成した後、最表面のMo膜の上にSi膜を11nm成膜してキャッピング層13を形成した。
ここで、上述の工程により形成したアライメントマークに、レーザ描画装置の波長532nmのアライメント光を照射して反射信号を検出するアライメントマーク検出においては、十分なコントラストを有する反射信号を得ることができた。
基板11として、光学研磨された大きさ6インチ角(厚さ0.25インチ)の合成石英基板を用い、その一方の主面(表面)上に、イオンビームスパッタ法により、Siターゲットを用いてSi膜を4.2nm成膜し、続いてMoターゲットを用いてMo膜を2.8nm成膜し、これを1周期として40周期積層してMoとSiの多層膜よりなる反射層12を形成した後、最表面のMo膜の上にRu膜を2.5nm成膜してキャッピング層13を形成した。
ここで、上述の工程により形成したアライメントマークに、レーザ描画装置の波長532nmのアライメント光を照射して反射信号を検出するアライメントマーク検出においては、十分なコントラストを有する反射信号を得ることができた。
11 基板
12 反射層
13 キャッピング層
14 バッファ層
15、17 吸収層
16 低反射層
20 転写パターン領域
21 遮光領域
50、51 レジストパターン
100 反射型マスク
111 基板
112 反射層
113 キャッピング層
114 バッファ層
115、117 吸収層
116 低反射層
120 転写パターン領域
121 遮光領域
131A、131B EUV光
132A、132B 反射光
120 ブレード
140 ウェハ
141 パターン
142 露光フィールド
143 境界部
160 フォトマスク
161 基板
162 遮光層
163 低反射層
171 アライメント光
M1、M2、M101、M102 アライメントマーク領域
Claims (3)
- 基板と、前記基板の主面上に形成され、EUV光を反射して第1の反射光を放射する反射層と、前記反射層の上に形成され、前記EUV光の一部を前記第1の反射光とは位相が反転した第2の反射光として放射する吸収体パターンと、
前記吸収体パターンによって形成された転写パターン領域の周囲に、前記EUV光の反射光の放射を低減するための遮光領域と、
前記遮光領域を形成するためのアライメント描画に用いられるアライメントマークを、少なくとも備えたEUV露光用の反射型マスクであって、
前記遮光領域の前記反射層は除去されており、
前記遮光領域の外側に前記アライメントマークが形成されており、
前記アライメントマークが、
前記アライメント描画におけるアライメント光の波長の1/6〜1/4の長さの幅を有する1:1のライン・アンド・スペース・パターンまたは市松模様の凹凸構造体から構成されていることを特徴とする反射型マスク。 - 基板と、前記基板の主面上に形成され、EUV光を反射して第1の反射光を放射する反射層と、前記反射層の上に形成され、前記EUV光の一部を前記第1の反射光とは位相が反転した第2の反射光として放射する吸収体パターンと、前記吸収体パターンによって形成された転写パターン領域の周囲に、前記EUV光の反射光の放射を低減するための遮光領域と、前記遮光領域を形成するためのアライメント描画に用いられるアライメントマークとを、少なくとも備えたEUV露光用の反射型マスクの製造方法であって、
前記アライメントマークを、前記アライメント描画におけるアライメント光の波長の1/6〜1/4の長さの幅を有する1:1のライン・アンド・スペース・パターンまたは市松模様の凹凸構造体で構成して、前記遮光領域を形成する位置の外側に形成し、
前記アライメント光を、前記アライメントマークに照射して、前記アライメントマークからの反射信号を検出することにより、前記転写パターン領域の位置情報を取得し、
前記位置情報に基づいてアライメント描画することにより、所望の位置の前記反射層を除去するためのレジストパターンを形成し、
前記レジストパターンから露出する前記反射層をエッチングして、前記遮光領域を形成することを特徴とする反射型マスクの製造方法。 - 前記アライメント光が、500nm〜600nmの波長を有するレーザ光であることを特徴とする請求項2に記載の反射型マスクの製造方法。
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