JP2012054412A - 遮光領域を有する反射型マスク、反射型マスクブランクス、および反射型マスクの製造方法 - Google Patents

遮光領域を有する反射型マスク、反射型マスクブランクス、および反射型マスクの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、転写パターンに損傷を及ぼす危険性を解消しつつ、反射型マスク上の遮光領域の遮光性を高めてウェハ上の露光フィールド境界部のオーバー露光を抑制できる遮光領域を有する反射型マスク、反射型マスクブランクス、および反射型マスクの製造方法を提供することを目的とするものである。
【解決手段】 遮光領域における反射層に段差を形成し、段差上面からの反射光と、段差底面からの反射光との間に位相差を生じさて、遮光領域から放射される反射光全体の強度を低減することにより、上記課題を解決する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、極端紫外光(Extreme Ultra Violet:以後、EUVと記す)を用いてマスクパターンをウェハ上に転写するためのEUV露光用の反射型マスクに関し、より詳しくは、露光フィールド境界におけるオーバー露光を防止するための遮光領域を有する反射型マスク、反射型マスクブランクス、および反射型マスクの製造方法に関するものである。
半導体デバイスの微細化に伴い、現在、ArFエキシマレーザを用いた光学式の投影露光装置により、フォトマスクを用いてウェハ上にパターン転写する露光方法が行なわれている。これらの光学式の投影露光装置による露光方法では、いずれ解像限界に達するため、電子線描画装置による直描やインプリントリソグラフィやEUVリソグラフィのような新しいパターン形成方法が提案されている。
これらの新しいリソグラフィ技術の中でも、紫外線露光の短波長化の極限と見なされているEUV露光は、エキシマレーザよりもさらに短波長である波長13.5nm程度のEUV光を用いて通常1/4程度に縮小して露光する技術であり、半導体デバイス用の次世代リソグラフィ技術として注目されている。EUV露光においては、短波長のために屈折光学系が使用できないため、反射光学系が用いられ、マスクとしては反射型マスクが提案されている(特許文献1)。
このEUV露光用反射型マスク(以降、反射型マスクと記す)は、EUV光を反射する多層膜構造の反射層と、この反射層上にEUV光を吸収する吸収体パターンとを、少なくとも備えたマスクである。
上述のような反射型マスクにおいても、従来のフォトマスクと同様に、位相シフト法を用いることでさらに解像度を向上させることができる。例えば、反射層上に形成された吸収体パターンを構成するルテニウム(Ru)層とタンタル(Ta)層の膜厚を、それぞれ最適化することで、所望の反射率と位相差を両立させたハーフトーン型の位相シフト反射型マスクが提案されている(特許文献2)。
図12は、ハーフトーン型の位相シフト反射型マスクの一例を示す断面図である。図12に示す反射型マスク100は、少なくとも、基板101の主面上に、EUV光を反射して第1の反射光を放射する多層膜構造の反射層102を有し、その上に、EUV光の一部を前記第1の反射光とは位相が反転した第2の反射光として放射するハーフトーン型の吸収体パターン103Aが形成された構造となっている。
なお、反射層102上には、反射層を保護するキャッピング層やマスクパターン形成時の反射層102へのエッチングダメージを防止するためのバッファ層が設けられていてもよい。
図13は、位相シフト反射型マスクを用いたEUV露光の概念図である。図13に示すように、ハーフトーン型の位相シフト反射型マスク100の吸収体パターン103Aから露出する反射層102に入射したEUV光111Aは、第1の反射光112Aとしてマスクから放射され、ウェハ130上に設けたレジストに縮小転写パターン131を形成する。
一方、ハーフトーン型の吸収体パターン103Aに入射したEUV光111Bは、その一部は吸収されるが、他の一部は吸収体パターン103Aを透過して反射層102で反射し、再び吸収体パターン103Aを透過して、前記第1の反射光112Aとは位相が反転した第2の反射光112Bとしてマスクから放射され、フォトマスクと同様な位相シフト効果により、ウェハ130上に形成されるパターン131の解像性を向上させる。
ここで、EUV露光では、EUV光は反射型マスク100の主面に対し垂直な方向から数度(例えば、6度)傾いた方向から入射される。
従って、吸収体パターン103Aの膜厚が厚いと、入射するEUV光111A、または反射光112Aが、吸収体パターン103Aによって遮られ、吸収体パターン103A自身の影が生じ、ウェハ130上に転写されたレジストパターン131のエッジ部分がぼけるなどのシャドーイング効果と呼ばれる現象により鮮明な転写パターンが得られなくなる。それゆえ、シャドーイング効果を低減し、鮮明な転写パターンを形成するためには、吸収体パターン103Aの厚さは薄い方がより好ましい。
しかしながら、吸収体パターン103Aの厚さを薄くした場合、以下のような露光フィールド境界部におけるレジストのオーバー露光の問題が生じる。
EUV露光では、フォトマスクのステッパー露光と同様に、反射型マスク100上のパターン領域を、図13に示すように、反射型マスク100上に設置されるブレード120によって矩形状の露光フィールド132に区切り、ステップアンドリピート方式によりウェハ130に多面付け露光する。
ここで、上述のように、吸収体パターン103Aの膜厚を薄くした場合には、吸収体パターン103Aから放射される第2の反射光112Bの強度が高まり、ブレード120境界近傍に相当する露光フィールド132外周の重なり部において、ウェハ130上のレジストが多重露光により、オーバー露光してしまう。
図14は、EUV露光における上記問題の説明図であり、ウェハ130上に4つの露光フィールド132が転写された状態を例示している。
図14に示すように、ウェハ130上の各露光フィールド132の境界部133では、反射型マスクの吸収体パターンから放射される反射光により、2重あるいは4重に露光が重なり合って多重露光されるために、レジストが不適切に感光してしまう。
例えば、ポジ型レジストを用いた場合、露光フィールド132が重なり合う境界部133のレジストは多重露光されることになり、この多重露光による露光量がオーバー露光となってレジストの感度を上回ると、レジストの膜減り等の問題が発生する。
上記の露光フィールド境界でのオーバー露光の問題を解決するために、図15に示すような転写パターン領域140外周の遮光領域141に工夫を凝らした反射型マスクが提案されている(特許文献3)。
ここで、上記の転写パターン領域とは、ウェハ等の被転写体に転写される露光フィールドに対応した反射型マスク上のパターン領域のことであり、上記の遮光領域とは、前記転写パターン領域の周囲に設けられたEUV光の反射を低減させた領域のことであり、前記遮光領域を設けることにより、ウェハ上で隣り合う露光フィールドの境界部におけるレジストのオーバー露光を防止する。
特許文献3には、図15に示すように2つの方式が開示されている。
例えば、図15(a)に示す反射型マスクは、遮光領域141の吸収層を2段構造にした吸収体積層方式の反射型マスクであり、第1の吸収体からなるパターン103A上に、第2の吸収体からなる遮光枠104が設けられている。
一方、図15(b)に示す反射型マスクは、遮光領域141の反射層102をエッチング加工で除去した反射層加工方式の反射型マスクである。
特開昭63−201656号公報 特開2004−207593号公報 特開2009−212220号公報 特開平4−127150号公報 特開平6−175347号公報
上述の図15(a)に示すような吸収体積層方式の反射型マスクの製造方法については、特許文献3において、吸収体パターン103Aを構成する第1の吸収層の上に、遮光枠104を構成する第2の吸収層を積層し、第2の吸収層の上に形成したレジストパターンをエッチングマスクにして、第2の吸収層と第1の吸収層をエッチング加工して、第2の吸収層と第1の吸収層の両方の厚さの転写パターンと遮光枠パターンを形成し、次いで、転写パターン領域の第2の吸収層からなる転写パターンのみを除去して上記のような吸収体積層方式の反射型マスクを得る方法が提案されている。
しかしながら、上記のように、第2の吸収層と第1の吸収層の両方をエッチング加工して転写パターンを形成することは、第1の吸収層のみをエッチング加工して転写パターンを形成することに比べて厚膜のエッチングとなり、精度良く転写パターンを形成することは困難である。また、第1の吸収層の転写パターンに損傷を与えずに、転写パターン領域の第2の吸収層からなる転写パターンのみを除去することも困難である。
また、吸収体積層方式の反射型マスクを得る別の方法として、吸収体パターン103Aの上に別途形成した遮光枠104を、接着剤等を用いて貼り付ける方法もあるが、この方法では、貼付工程において欠陥を生じ易く、また、接着剤等からのアウトガスにより、EUV露光装置を汚染する恐れや、EUV転写精度を劣化させてしまうという問題がある。
次に、上述の図15(b)に示すような反射層加工方式の反射型マスクについては、Mo層とSi層を交互に設けて一組の層とした40層(例えば、厚さ274nm)に及ぶ多層膜構造の反射層102を深掘りエッチングして、遮光領域の反射層を除去する必要があるが、この反射層の除去は容易ではなく、工程が長くなるという問題を生じている。
さらに、反射層加工方式の反射型マスクにおいては、反射層102を構成するMo層とSi層を交互に積層した多層膜の側面が、遮光領域141において露出した構造となるため、マスク洗浄で多層膜が損傷してしまう恐れや、多層膜の一部が側面から溶出して転写パターンに欠陥が生じてしまうという問題がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、上述のような転写パターンに損傷を及ぼす危険性を解消しつつ、反射型マスク上の遮光領域の遮光性を高めてウェハ上の露光フィールド境界部のオーバー露光を抑制できる遮光領域を有する反射型マスク、反射型マスクブランクス、および反射型マスクの製造方法を提供することである。
本発明者は、種々研究した結果、遮光領域における反射層に段差を形成し、段差上面からの反射光と、段差底面からの反射光との間に位相差を生じさて、遮光領域から放射される反射光全体の強度を低減することにより、上記課題を解決できることを見出して本発明を完成したものである。
すなわち、本発明の請求項1に係る発明は、基板と、前記基板の主面上に形成され、EUV光を反射して第1の反射光を放射する反射層と、前記反射層の上に形成され、前記EUV光の一部を前記第1の反射光とは位相が反転した第2の反射光として放射する吸収体パターンとを、少なくとも備えたEUV露光用の反射型マスクであって、前記吸収体パターンによって形成された転写パターン領域の周囲には、前記EUV光の反射光の放射を低減するための遮光領域が設けられており、前記遮光領域における前記反射層には、段差上面からの反射光と段差底面からの反射光との間で位相差を生じさせる段差が、交互に繰り返し形成されていることを特徴とする反射型マスクである。
また、本発明の請求項2に係る発明は、前記遮光領域における前記反射層に、交互に繰り返し形成されている前記段差の上面と底面の差(D)が、
D=(2n−1)×λ×cosθ/4
(nは正の整数、λはEUV光の波長、θはEUV光の入射角)
であることを特徴とする請求項1に記載の反射型マスクである。
また、本発明の請求項3に係る発明は、前記遮光領域における前記反射層に、交互に繰り返し形成されている前記段差の配列ピッチ(P)が、
P=k1×λ/NA
(k1は係数、λはEUV光の波長、NAは開口数)
であることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の反射型マスクである。
また、本発明の請求項4に係る発明は、前記遮光領域における前記反射層の下に、凸状、若しくは凹状の段差が交互に繰り返し形成されていることにより、前記遮光領域における前記反射層に前記段差が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の反射型マスクである。
また、本発明の請求項5に係る発明は、基板と、前記基板の主面上に形成され、EUV光を反射して第1の反射光を放射する反射層と、前記反射層の上に形成され、前記EUV光の一部を前記第1の反射光とは位相が反転した第2の反射光として放射する吸収層とを、少なくとも備えたEUV露光用の反射型マスクブランクスであって、前記反射層の所定の領域には、隣り合う段差上面からの反射光と段差底面からの反射光との間で位相差を生じさせる段差が、交互に繰り返し形成されていることを特徴とする反射型マスクブランクスである。
また、本発明の請求項6に係る発明は、前記反射層の所定の領域に、交互に繰り返し形成されている前記段差の上面と底面の差(D)が、
D=(2n−1)×λ×cosθ/4
(nは正の整数、λはEUV光の波長、θはEUV光の入射角)
であることを特徴とする請求項5に記載の反射型マスクブランクスである。
また、本発明の請求項7に係る発明は、前記反射層の所定の領域に、交互に繰り返し形成されている前記段差の配列ピッチ(P)が、
P=k1×λ/NA
(k1は係数、λはEUV光の波長、NAは開口数)
であることを特徴とする請求項5〜6のいずれかに記載の反射型マスクブランクスである。
また、本発明の請求項8に係る発明は、前記所定の領域における前記反射層の下に、凸状、若しくは凹状の段差が交互に繰り返し形成されていることにより、前記反射層の所定の領域に前記段差が形成されていることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の反射型マスクブランクスである。
また、本発明の請求項9に係る発明は、基板と、前記基板の主面上に形成され、EUV光を反射して第1の反射光を放射する反射層と、前記反射層の上に形成され、前記EUV光の一部を前記第1の反射光とは位相が反転した第2の反射光として放射する吸収体パターンとを、少なくとも備え、前記吸収体パターンによって形成された転写パターン領域の周囲には、前記EUV光の反射光の放射を低減するための遮光領域が設けられており、前記遮光領域における前記反射層には、段差上面からの反射光と段差底面からの反射光との間で位相差を生じさせる段差が、交互に繰り返し形成されているEUV露光用の反射型マスクの製造方法であって、前記反射型マスクの前記遮光領域となる前記基板の主面の所定の領域に、凸状、若しくは凹状の段差を交互に繰り返し形成する段差形成工程と、前記基板の主面の上に、前記反射層を形成する反射層形成工程と、前記反射層の上に前記吸収層を形成する吸収層形成工程と、前記吸収層を部分的に除去して、所望の部位で前記反射層が露出するように吸収体パターンを形成する吸収体パターン形成工程と、を有することを特徴とする反射型マスクの製造方法である。
また、本発明の請求項10に係る発明は、前記遮光領域となる前記基板の主面の所定の領域に、交互に繰り返し形成される前記段差の上面と底面の差(D)が、
D=(2n−1)×λ×cosθ/4
(nは正の整数、λはEUV光の波長、θはEUV光の入射角)
であることを特徴とする請求項9に記載の反射型マスクの製造方法である。
また、本発明の請求項11に係る発明は、前記遮光領域となる前記基板の主面の所定の領域に、交互に繰り返し形成される前記段差の配列ピッチ(P)が、
P=k1×λ/NA
(k1は係数、λはEUV光の波長、NAは開口数)
であることを特徴とする請求項9〜10のいずれかに記載の反射型マスクの製造方法ある。
本発明によれば、反射型マスクの遮光領域における反射層に形成された段差によって、段差上面からの反射光と段差底面からの反射光との間に位相差を生じさて、各々の反射光の強度を互いに打ち消し合わせることにより、遮光領域から照射される反射光全体の強度を低減させることができるため、反射型マスクの遮光領域の遮光性を高めることができる。それゆえ、本発明に係る反射型マスクは、EUV露光におけるウェハ上の露光フィールド境界部のオーバー露光を抑制することができる。
また、本発明によれば、位相シフト効果により遮光領域から照射される反射光全体の強度を低減させて遮光領域の遮光性を向上できるため、従来のように反射型マスクの吸収層を厚く設ける必要はなくなり、転写パターン領域の吸収層をより薄膜化することができる。それゆえ、本発明に係る反射型マスクは、EUV露光におけるシャドーイングの影響を低減することができる。
また、本発明によれば、反射型マスクに別途形成した遮光枠の貼付をする必要はなく、貼付のための接着剤等も不要なため、前記接着剤等からのアウトガスを発生する危険性がなく、それゆえ、本発明に係る反射型マスクは、真空装置であるEUV露光装置内を汚染する恐れや、真空度の劣化を引き起こしてEUV光が吸収されてしまう恐れなしに、EUV露光装置に搭載することができる。
また、本発明に係る反射型マスクは、多層膜構造の反射層の側面が露出するような構成ではないため、マスク洗浄等で多層膜の一部が側面から溶出して転写パターンが損傷するという危険性を解消することができる。
また、本発明によれば、遮光領域の反射層に、反射光に位相差を生じさせる段差を形成することにより、反射型マスクの遮光領域の遮光性を高めるため、上述の吸収層を積層加工する方法(吸収体積層方式)や、反射層をエッチング加工する方法(反射層加工方式)のような複雑で困難なマスク製造工程を用いる必要は無く、より容易な製造方法で、生産性良く本発明に係る反射型マスクを製造することができる。
本発明に係る反射型マスクの一例を示す図であり、(a)は全体の概略断面図、(b)は(a)における領域C1の概略拡大図である。 本発明に係る反射型マスクの他の例を示す図であり、(a)は全体の概略断面図、(b)は(a)における領域C2の概略拡大図である。 本発明に係る反射型マスクブランクスの一例を示す図であり、(a)は全体の概略断面図、(b)は(a)における領域C1の概略拡大図である。 本発明に係る反射型マスクブランクスの他の例を示す図であり、(a)は全体の概略断面図、(b)は(a)における領域C2の概略拡大図である。 本発明に係る反射型マスクの遮光領域における反射光について示す説明図であり、(a)は反射層に段差の無い場合、(b)は反射層に所定の段差がある場合を示す。 図1に示す本発明に係る反射型マスクの製造方法の例を示す模式的工程図である。 図6に続く本発明に係る反射型マスクの製造方法の例を示す模式的工程図である。 図7に続く本発明に係る反射型マスクの製造方法の例を示す模式的工程図である。 図2に示す本発明に係る反射型マスクの製造方法の例を示す模式的工程図である。 図9に続く本発明に係る反射型マスクの製造方法の例を示す模式的工程図である。 図10に続く本発明に係る反射型マスクの製造方法の例を示す模式的工程図である。 ハーフトーン型の位相シフト反射型マスクの一例を示す断面図である。 位相シフト反射型マスクを用いたEUV露光の概念図である。 EUV露光の露光フィールド境界部における多重露光の説明図である。 従来の遮光領域を有する反射型マスクの例を示す断面図であり、(a)は吸収体積層方式の反射型マスクであり、(b)は反射層加工方式の反射型マスクである。
以下、本発明の遮光領域を有する反射型マスク、反射型マスクブランクス、および反射型マスクの製造方法について詳細に説明する。
<反射型マスク、および反射型マスクブランクス>
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る反射型マスクの第1の実施形態の例を示す図であり、(a)は全体の概略断面図、(b)は(a)における領域C1の概略拡大図である。
また、図3は、本発明に係る反射型マスクブランクスの第1の実施形態の例を示す図であり、(a)は全体の概略断面図、(b)は(a)における領域C1の概略拡大図である。
すなわち、図1に示す本発明に係る反射型マスク1は、図3に示す本発明に係る反射型マスクブランクス30の吸収層13を部分的に除去して、所望の部位で反射層12が露出するように吸収体パターン13Aを形成したものである。
図1(a)に示すように、反射型マスク1の主面には、吸収体パターン13Aによって形成された転写パターン領域20と遮光領域21が形成されている。ここで、転写パターン領域20は、ウェハ等の被転写体に転写される露光フィールドに対応した反射型マスク1上のパターン領域であり、遮光領域21は、転写パターン領域20の周辺に設けられたEUV光の反射を逓減させた領域である。
例えば、外形6インチ角の反射型マスクにおいて、転写パターン領域20の面積は100mm×130mm程度であり、遮光領域21の幅は3mm程度である。
本発明に係る反射型マスク1は、ハーフトーン型の位相シフト反射型マスクであり、吸収体パターン13Aから露出する反射層12に入射したEUV光は、第1の反射光として反射型マスクから放射され、一方、吸収体パターン13Aに入射したEUV光は、その一部は吸収体パターン13Aに吸収されるが、他の一部は吸収体パターン13Aを透過して反射層12で反射し、再び吸収体パターン13Aを透過して、前記第1の反射光とは位相が反転した第2の反射光として反射型マスクから放射され、フォトマスクと同様な位相シフト効果により、ウェハ上に形成されるレジストパターンの解像性を向上させる。
そして、本発明に係る反射型マスク1の遮光領域21における反射層12には、段差上面からの反射光と段差底面からの反射光とで位相差を生じさせる段差が交互に繰り返し形成されており、本発明に係る反射型マスク1においては、この段差により生じる位相差を利用して、段差上面と段差底面で反射される各々の反射光を、互いに打ち消し合わせることにより、遮光領域から照射される反射光全体の強度を低減させて、遮光領域の遮光性を高めている。
ここで、本発明に係る反射型マスクの第1の実施形態においては、図1(b)に示すように、凸状の段差パターン14Aを、反射層12の下に形成することで、遮光領域21における反射層12に、上述のような位相差を生じさせる段差を形成している。
段差パターン14Aを構成する材料には、金属やその酸化物、または窒化物を用いることができ、例えば、クロム(Cr)、酸化クロム(CrO)、窒化クロム(CrN)等を挙げることができる。そして、段差パターン14Aを形成するには、例えば、上記の材料をスパッタ等の従来技術を用いて所望の膜厚に成膜し、従来のリソグラフー技術を用いて、所望の部位を残して他の部位をエッチング除去することで、所望の部位に、所望のサイズ、および所望の形状の段差パターン14Aを形成することができる。
遮光領域21における反射層12に交互に繰り返し形成される前記段差の上面と底面の差(D)は、
D=(2n−1)×λ×cosθ/4
(nは正の整数、λはEUV光の波長、θはEUV光の入射角)であることが望ましい。前記段差が上記の大きさである場合、段差の上面と底面で反射される各反射光の光路長の差はEUV光の波長の1/2の奇数倍となり、位相シフト効果により段差上下で反射される反射光が互いに打ち消し合うことになるからである。
上記の効果について、図を用いて、より詳しく説明する。図5は、本発明に係る反射型マスクの遮光領域における反射光について示す説明図であり、(a)は反射層に段差の無い場合、(b)は反射層に所定の段差、すなわち上述の段差(D)がある場合を示す。
まず、図5(a)に示すように、多層膜構造の反射層12に段差が無い場合には、入射光40は、例えば40層からなる多層膜で各々反射されて、位相の揃った反射光41が放射される。
一方、図5(b)に示すように、多層膜構造の反射層12に所定の段差(D)がある場合には、段差上面で反射される反射光40と、段差底面で反射される反射光41に位相差が生じる。そして、段差(D)が、
D=(2n−1)×λ×cosθ/4
(nは正の整数、λはEUV光の波長、θはEUV光の入射角)である場合、反射光41と反射光42の光路長の差はEUV光の波長の1/2の奇数倍となり、反射光41と反射光42は、位相が180度シフトした関係になる。そうすると、位相シフト効果により、反射光41と反射光42は、互いに打ち消し合うことになる。
ここで、一般に、上述の位相シフト効果は、位相差が180度の場合に最も効果が発揮されるものであるが、この位相差180度に対して±20%の範囲であれば、その効果を得ることができる(特許文献4)。
すなわち、本発明に係る反射型マスクの遮光領域の遮光性を、上記の位相シフト効果により有効に向上させるには、遮光領域における反射層に形成される前記段差の上面と底面の差(D)が、
D=(2n−1)×λ×cosθ/4
(nは正の整数、λはEUV光の波長、θはEUV光の入射角)であることが望ましいが、目標とする大きさの±20%の範囲内、好ましくは±10%の範囲内であればその効果を得ることができる。
例えば、露光に用いるEUV光の波長が13.5nmであり、入射角6度で反射型マスクに入射する場合、Dの値が、例えば、n=1のときの目標の大きさである3.36nmに対し、概ね2.7〜4.1nm、好ましくは3.0〜3.7nmの範囲になるように段差を形成すればよい。
さらに、本発明に係る反射型マスク1においては、遮光領域21の反射層12の上には吸収体パターン13Aの膜が形成されており、この吸収体パターン13Aの膜が反射光の一部を吸収するため、反射層から放射される反射光の強度を、上記の段差構造による位相シフト効果によって1/5程度に抑制できれば、十分に遮光効果を奏することができる。
次に、遮光領域21における反射層12に形成される前記段差の配列ピッチについて説明する。前記段差の配列ピッチは、EUV露光装置の光学系のパラメータにより決定される。すなわち、前記段差の配列ピッチ(P)は、
P=k1×λ/NA(k1は係数、λはEUV光の波長、NAは開口数)
であることが好ましい。
したがって、図1(b)に示す例においては、段差パターン14Aの配列ピッチ、すなわち、交互に繰り返し形成されている矩形の段差パターン14Aの各中心値の間隔を、上述の、
k1×λ/NA(k1は係数、λはEUV光の波長、NAは開口数)
となるように設計すればよい。
例えば、EUV露光装置のNAが0.25の場合、EUV光の波長(λ)は13.5nmであることから、k1を0.8とすると、配列ピッチ(P)は、43.2nmになる。
ここで、従来のフォトマスクにおいては、上述のような位相シフト効果を利用して遮光領域を形成するには、ハーフトーンの遮光膜をエッチング加工して、上述の配列ピッチとなる開口を設けていた(特許文献5)。
しかしながら、EUV露光用の反射型マスクにおいても、同様に、吸収体パターンの膜をエッチング加工して、上述のような配列ピッチとなる開口を設けようとすることには、問題がある。その理由は、上記の吸収体パターンの膜厚は、例えば、40nm程度あり、また吸収体パターンの材料もTa(タンタル)等の窒化物等であって、フォトマスクに用いられてきたCr(クロム)等の加工技術に比べて、その加工技術は熟しておらず、上述のような40nm程度の配列ピッチで開口を設けることは、現状困難だからである。
一方、本発明のように、段差パターン14Aを、反射層12の下に形成することで、遮光領域21における遮光性を高める方法を用いた反射型マスクであれば、上述のような40nm程度の配列ピッチで加工すべき対象には、加工技術が精錬されたCr等からなる段差パターン14Aの膜を用いることができ、かつ、その膜厚(D)は、
D=(2n−1)×λ×cosθ/4
(nは正の整数、λはEUV光の波長、θはEUV光の入射角)
となる厚さ、例えば、3.4nm程度の薄い膜を用いることができ、上述のような厚膜である吸収体パターンの膜を加工することに比べて容易に製造することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明に係る反射型マスク、および反射型マスクブランクスの第2の実施形態について説明する。
図2は、本発明に係る反射型マスクの第2の実施形態の例を示す図であり、(a)は全体の概略断面図、(b)は(a)における領域C2の概略拡大図である。
また、図4は、本発明に係る反射型マスクブランクスの第2の実施形態の例を示す図であり、(a)は全体の概略断面図、(b)は(a)における領域C2の概略拡大図である。
すなわち、図2に示す本発明に係る反射型マスク1は、図4に示す本発明に係る反射型マスクブランクス30の吸収層13を部分的に除去して、所望の部位で反射層12が露出するように吸収体パターン13Aを形成したものである。
本発明に係る反射型マスクの第2の実施形態においても、吸収体パターン13A、反射層12の構成は、上述の第1の実施形態と同じである。
ただし、この第2の実施形態においては、上述の第1の実施形態の凸状の段差パターン14Aに換えて、図2(b)に示すように、基板11を凹状に加工することで、段差パターン14Bを形成している点で、上述の第1の実施形態と相違する。
基板11を構成する材料には、通常、主成分としてSiO2が含まれているため、例えば、フッ酸水溶液によるウェットエッチングや、フッ素系ガスによるドライエッチングを用いて、所望の部位に、所望のサイズ、および所望の形状の段差パターン14Bを形成することができる。
なお、段差パターン14Bの段差の大きさや、形状、配列ピッチは、上述の第1の実施形態の段差パターン14Aと同様に設計すれば良い。
次に、本発明に係る反射型マスク、および反射型マスクブランクスを構成するその他の要素について説明する。
(基板)
本発明の反射型マスクを構成する基板11としては、パターン位置精度を高精度に保持するために低熱膨張係数を有し、高反射率および転写精度を得るために平滑性、平坦度が高く、マスク製造工程の洗浄などに用いる洗浄液への耐性に優れたものが好ましく、石英ガラス、SiO2−TiO2系の低熱膨張ガラス、β石英固溶体を析出した結晶化ガラスなどのガラス基板、さらにはシリコンを用いることもできる。
基板11は、0.2nmRms以下の平滑な表面と100nm以下の平坦度を有していることが高反射率および転写精度を得るために好ましい。マスクブランクスの平坦度としては、例えば、パターン領域において50nm以下が求められている。
(反射層)
反射層12は、EUV露光に用いられるEUV光を高い反射率で反射する材料が用いられ、Mo(モリブデン)層とSi(シリコン)層からなる多層膜が多用されており、例えば、2.8nm厚のMo層と4.2nm厚のSi層を各40層積層した多層膜よりなる反射層が挙げられる。それ以外には、特定の波長域で高い反射率が得られる材料として、Ru/Si、Mo/Be、Mo化合物/Si化合物、Si/Nb周期多層膜、Si/Mo/Ru周期多層膜、Si/Mo/Ru/Mo周期多層膜およびSi/Ru/Mo/Ru周期多層膜なども用いることができる。ただし、材料によって最適な膜厚は異なる。
Mo層とSi層からなる多層膜の場合、イオンビームスパッタ法により、まずSiターゲットを用いてSi層を成膜し、その後、Moターゲットを用いてMo層を成膜し、これを1周期として、30〜60周期、好ましくは40周期積層されて、多層膜の反射層が得られる。上記のように、EUV光を高い反射率で反射させるために、13.5nmのEUV光を入射角6.0度で入射したときの反射層12の反射率は、通常、60%以上を示すように設定されている。
(キャッピング層)
反射層12の反射率を高めるには屈折率の大きいMo層を最上層とするのが好ましいが、Moは大気で酸化され易く、反射率が低下するので、酸化防止やマスク洗浄時における保護のための保護層として、スパッタリング法などによりSiやRu(ルテニウム)を成膜し、キャッピング層を設けることが行われている。
例えば、キャッピング層としてSiを用いる場合は、反射層12の最上層に11nmの厚さで設けられる。
(バッファ層)
EUV露光に用いられるEUV光を吸収する吸収層13をドライエッチングなどの方法でパターンエッチングするときに、下層の反射層12に損傷を与えるのを防止するために、反射層12と吸収層13との間にバッファ層を設けてもよい。
バッファ層の材料としてはSiO2、Al23、Cr、CrNなどが用いられる。CrNを用いる場合は、RFマグネトロンスパッタ法によりCrターゲットを用いてN2ガス雰囲気下で、上記の反射層の上にCrN膜を5nm〜15nm程度の膜厚で成膜するのが好ましい。
(吸収層)
マスクパターンを形成し、EUV光を吸収する吸収層13の材料としては、Ta、TaN、TaB、TaBNなどのTaを主成分とする材料、Cr、Crを主成分としN、O、Cから選ばれる少なくとも1つの成分を含有する材料などが、膜厚20nm〜100nm程度の範囲で用いられる。
なお、ハーフトーン型の位相シフト反射型マスクの場合には、入射するEUV光の1%〜20%を反射光(第2の反射光)として放射し、かつ、前記反射光(第2の反射光)と露出した反射層12からの反射光(第1の反射光)との位相差が、概ね175度〜185度となるように、吸収層13の材料、および膜厚が決定される。例えば、吸収層13の材料にTaNを用いた場合、その膜厚は、約44nmとすることができる。
(ハードマスク層)
吸収層13の上には、吸収層のエッチングマスクとしてハードマスク層を設けても良い。ハードマスク層の材料としては、吸収層13のエッチングに耐性をもつものであって、反射型マスクの転写パターンに応じた微細加工に適したものを用いる必要がある。例えば、クロム(Cr)、ジルコニウム(Zr)、ハフニュウム(Hf)およびその窒化物、酸化物などである。
また、ハードマスク層の材料は、バッファ層と同一の材料であることが好ましい。この場合、吸収層13のエッチングの後に、ハードマスク層の除去とバッファ層の除去とを同一工程で除去できる。
ハードマスク層の厚さは、その材料のエッチング耐性や転写パターンのサイズに応じた加工精度にもよるが、例えば5nm〜15nmである。
ハードマスク層は、例えば、Arと窒素の混合ガス雰囲気下で、Crをスパッタ成膜することで、CrNからなるハードマスク層を設けることができる。
(導電層)
基板11の主面上に設けられた反射層12と相対する他方の面(裏面側)の上には、導電層が形成されていてもよい。この導電層は、反射型マスクの裏面を静電吸着するために、設けられるものである。この導電層は、導電性を示す金属や金属窒化物などの薄膜であって、例えば、クロム(Cr)や窒化クロム(CrN)などを厚さ20nm〜150nm程度に成膜して用いられる。
<反射型マスクの製造方法>
次に、本発明に係る反射型マスクの製造方法について説明する。
(第1の実施形態)
図6〜図8は、本発明に係る第1の実施形態の反射型マスクの製造方法の例を示す模式的工程図である。ここで、図6〜図7では、本発明の特徴である遮光領域の製造工程を拡大して説明し、図8では、本発明に係る反射型マスクブランクスから反射型マスクを製造する工程を、マスク全体図で説明している。
まず、図6(a)に示すように、表面研磨された基板11を用意し、その主面の上に薄膜層14を形成する(図6(b))。この薄膜層14は、パターン加工されて段差パターン14Aを構成するものであり、その材料には、金属、金属酸化物、または金属窒化物のいずれかを含む薄膜を用いることができる。そして、薄膜層14の膜厚(D)は、
D=(2n−1)×λ×cosθ/4
(nは正の整数、λはEUV光の波長、θはEUV光の入射角)
となる厚さが好ましく、例えば、薄膜層14は、Cr(クロム)等の金属を基板14の主面上に膜厚3.4nmでスパッタ成膜することにより形成することができる。
次に、図6(c)に示すように、薄膜層14の上にレジスト層50を形成し、電子線描画等により、所定の領域にレジストパターン50Aを形成する(図6(d))。ここで、レジストパターン50Aの配列ピッチ(P)は、
P=k1×λ/NA
(k1は係数、λはEUV光の波長、NAは開口数)となるように設計する。
例えば、EUV露光装置のNAが0.25の場合、EUV光の波長(λ)は13.5nmであることから、k1を0.8とすると、配列ピッチ(P)は、43.2nmになる。
次に、レジストパターン50Aの開口に露出する薄膜層14をエッチングし、その後、レジストパターン50Aを除去して、配列ピッチ(P)が、
P=k1×λ/NA
(k1は係数、λはEUV光の波長、NAは開口数)となる段差パターン14Aを得る(図7(e)〜(f))。
次に、基板11の主面の上に、段差パターン14Aを被覆するようにして反射層12を形成する(図7(g))。
反射型マスクにおいて遮光領域となる所定の領域の反射層12には、段差パターン14Aに起因して、段差上面からの反射光と段差底面からの反射光との間に位相差を生じさせる段差が形成さる。
次に、反射層12の上に、吸収層13を形成して、本発明に係る反射型マスクブランクス30を得る(図8(h))。
吸収層13は、ハーフトーン型の吸収層であり、例えば、窒化タンタル(TaN)を膜厚44nmにスパッタ成膜して形成することができる。
次に、反射型マスクブランクス30の吸収層13の上に、レジストパターン51Aを形成し(図8(i))、レジストパターン51Aの開口に露出する吸収層13をエッチングして所望の部位で前記反射層12が露出するように吸収体パターン13Aを形成し(図8(j))、その後、レジストパターン51Aを除去して、本発明に係る反射型マスク1を得る(図8(k))。
なお、図6〜図8においては省略しているが、反射層12と吸収層13の間には、キャッピング層やバッファ層を形成してもよい。この場合には、吸収層13のエッチングの後に、露出するバッファ層もエッチング除去する。
(第2の実施形態)
次に、本発明に係る第2の実施形態の反射型マスクの製造方法について説明する。
図9〜図11は、本発明に係る第2の実施形態の反射型マスクの製造方法の例を示す模式的工程図である。上述の第1の実施形態の場合と同様に、図9〜図10では、本発明の特徴である遮光領域の製造工程を拡大して説明し、図11では、本発明に係る反射型マスクブランクスから反射型マスクを製造する工程を、マスク全体図で説明している。
まず、図9(a)に示すように、表面研磨された基板11を用意し、その主面の上にレジスト層52を形成し(図9(b))、電子線描画等により、所定の領域にレジストパターン52Aを形成する(図9(c))。ここで、レジストパターン52Aの配列ピッチ(P)は、
P=k1×λ/NA
(k1は係数、λはEUV光の波長、NAは開口数)となるように設計する。
例えば、EUV露光装置のNAが0.25の場合、EUV光の波長(λ)は13.5nmであることから、k1を0.8とすると、配列ピッチ(P)は、43.2nmになる。
次に、レジストパターン52Aの開口に露出する基板11を所定の深さにエッチングし(図9(d))、その後、レジストパターン52Aを除去して、配列ピッチ(P)が、
P=k1×λ/NA
(k1は係数、λはEUV光の波長、NAは開口数)となる凹状の段差パターン14Bを得る(図10(e))。
ここで、段差パターン14Bの段差(D)は、
D=(2n−1)×λ×cosθ/4
(nは正の整数、λはEUV光の波長、θはEUV光の入射角)
となることが好ましく、例えば、基板11を、希釈したフッ酸水溶液でウェットエッチングすることにより、所望の段差を形成することができる。
次に、基板11の主面の上に、段差パターン14Bを被覆するようにして反射層12を形成する(図10(f))。
反射型マスクにおいて遮光領域となる所定の領域の反射層12には、段差パターン14Bに起因して、段差上面からの反射光と段差底面からの反射光との間に位相差を生じさせる段差が形成さる。
次に、反射層12の上に、吸収層13を形成して、本発明に係る反射型マスクブランクス30を得る(図11(g))。
吸収層13は、ハーフトーン型の吸収層であり、例えば、窒化タンタル(TaN)を膜厚44nmにスパッタ成膜して形成することができる。
次に、反射型マスクブランクス30の吸収層13の上に、レジストパターン53Aを形成し(図11(h))、レジストパターン53Aの開口に露出する吸収層13をエッチングして所望の部位で前記反射層12が露出するように吸収体パターン13Aを形成し(図11(i))、その後、レジストパターン51Aを除去して、本発明に係る反射型マスク1を得る(図11(j))。
なお、図9〜図11においては省略しているが、反射層12と吸収層13の間には、キャッピング層やバッファ層を形成してもよい。この場合には、吸収層13のエッチングの後に、露出するバッファ層もエッチング除去する。
上述のように、本発明の製造方法によれば、吸収層を積層加工する方法(積層吸収体方式)や、反射層をエッチング加工する方法(多層膜加工方式)のような複雑なマスク製造工程を用いず、遮光領域の反射層に、反射光に位相差を生じさせる段差を形成することにより、反射型マスクの遮光領域の遮光性を高めるため、より容易な製造方法で、生産性良く本発明に係る反射型マスクを製造することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と、実質的に同一の構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなる場合であっても本発明の技術的範囲に包含される。
以下、実施例を用いて、本発明をさらに具体的に説明する。
(実施例1)
基板11として、光学研磨された大きさ6インチ角(厚さ0.25インチ)の合成石英基板を用い、その一方の主面(表面)上に、DCマグネトロンスパッタ法により、Crターゲットを用いてCr膜を3.4nmの厚さに成膜し、薄膜層14を形成した。
次に、上記の薄膜層14の上にネガ型の電子線レジスト(信越化学工業製、N37)を塗布し、加速電圧が100kVのスポットビーム電子線描画機を用いて、外形が43nm×43nmの矩形のレジストパターンを、配列ピッチ(P)43.2nmで、所定の領域に格子状に形成した。
なお、上記の所定の領域とは、反射型マスクにおいて遮光領域となる領域であり、本実施例では、転写パターン領域は、基板中央の100mm×130mmの領域であり、遮光領域はその外周から幅3mmの領域とした。
次に、上記Crからなる薄膜層14を、塩素系ガスを用いてドライエッチングし、その後、前記レジストパターンを除去して、段差パターン14Aを形成した。
次に、基板11の上に、イオンビームスパッタ法により、Siターゲットを用いてSi膜を4.2nm成膜し、続いてMoターゲットを用いてMo膜を2.8nm成膜し、これを1周期として40周期積層してMoとSiの多層膜よりなる反射層12を形成した後、最表面のMo膜の上にSi膜を11nm成膜してキャッピング層を形成した。
次に、上記のキャッピング層上に、ハーフトーン型の吸収層13として、DCマグネトロンスパッタ法により、Taターゲットを用いて、Arと窒素の混合ガス雰囲気下で、TaN膜を44nmの厚さで形成し、本発明に係る反射型マスクブランクス30を得た。
次に、この反射型マスクブランクス30を用い、電子線レジストを塗布し、電子線描画装置で吸収体パターン用のレジストパターンを形成した。次いで、前記レジストパターンの開口から露出するTaNの吸収層をCl2ガスでドライエッチングして、キャッピング層を露出させ、レジストパターンを除去して、本発明に係る反射型マスク1を得た。
(実施例2)
基板11として、光学研磨された大きさ6インチ角(厚さ0.25インチ)の合成石英基板を用い、その一方の主面(表面)上に、ポジ型の電子線レジスト(日本ゼオン製、ZEP520)を塗布し、加速電圧が100kVのスポットビーム電子線描画機を用いて、43nm×43nmの開口が、配列ピッチ(P)43.2nmで、所定の領域に格子状に配列されたレジストパターンを形成した。
なお、上記の所定の領域とは、反射型マスクにおいて遮光領域となる領域であり、本実施例では、転写パターン領域は、基板中央の100mm×130mmの領域であり、遮光領域はその外周から幅3mmの領域とした。
次に、前記レジストパターンの開口から露出する基板11を、希釈した緩衝フッ酸液を用いて、深さ3.4nmにウェットエッチングし、その後、前記レジストパターンを除去して、凹状の段差パターン14Bを形成した。
次に、基板11の上に、イオンビームスパッタ法により、Siターゲットを用いてSi膜を4.2nm成膜し、続いてMoターゲットを用いてMo膜を2.8nm成膜し、これを1周期として40周期積層してMoとSiの多層膜よりなる反射層12を形成した後、最表面のMo膜の上にSi膜を11nm成膜してキャッピング層を形成した。
次に、上記のキャッピング層上に、ハーフトーン型の吸収層13として、DCマグネトロンスパッタ法により、Taターゲットを用いて、Arと窒素の混合ガス雰囲気下で、TaN膜を44nmの厚さで形成し、本発明に係る反射型マスクブランクス30を得た。
次に、この反射型マスクブランクス30を用い、電子線レジストを塗布し、電子線描画装置で吸収体パターン用のレジストパターンを形成した。次いで、前記レジストパターンの開口から露出するTaNの吸収層をCl2ガスでドライエッチングして、キャッピング層を露出させ、レジストパターンを除去して、本発明に係る反射型マスク1を得た。
1 反射型マスク
11 基板
12 反射層
13 吸収層
13A 吸収体パターン
14 薄膜層
14A、14B 段差パターン
20 転写パターン領域
21 遮光領域
30 反射型マスクブランクス
40 入射光
41、42 反射光
50、51、52、53 レジスト層
50A、51A、52A、53A レジストパターン
100 反射型マスク
101 基板
102 反射層
103A 吸収体パターン
104 遮光枠
111A、111B EUV光
112A、112B 反射光
120 ブレード
130 ウェハ
131 パターン
132 露光フィールド
133 境界部
140 転写パターン領域
141 遮光領域

Claims (11)

  1. 基板と、前記基板の主面上に形成され、EUV光を反射して第1の反射光を放射する反射層と、前記反射層の上に形成され、前記EUV光の一部を前記第1の反射光とは位相が反転した第2の反射光として放射する吸収体パターンとを、少なくとも備えたEUV露光用の反射型マスクであって、
    前記吸収体パターンによって形成された転写パターン領域の周囲には、前記EUV光の反射光の放射を低減するための遮光領域が設けられており、
    前記遮光領域における前記反射層には、段差上面からの反射光と段差底面からの反射光との間で位相差を生じさせる段差が、交互に繰り返し形成されていることを特徴とする反射型マスク。
  2. 前記遮光領域における前記反射層に、交互に繰り返し形成されている前記段差の上面と底面の差(D)が、
    D=(2n−1)×λ×cosθ/4
    (nは正の整数、λはEUV光の波長、θはEUV光の入射角)
    であることを特徴とする請求項1に記載の反射型マスク。
  3. 前記遮光領域における前記反射層に、交互に繰り返し形成されている前記段差の配列ピッチ(P)が、
    P=k1×λ/NA
    (k1は係数、λはEUV光の波長、NAは開口数)
    であることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の反射型マスク。
  4. 前記遮光領域における前記反射層の下に、凸状、若しくは凹状の段差が交互に繰り返し形成されていることにより、前記遮光領域における前記反射層に前記段差が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の反射型マスク。
  5. 基板と、前記基板の主面上に形成され、EUV光を反射して第1の反射光を放射する反射層と、前記反射層の上に形成され、前記EUV光の一部を前記第1の反射光とは位相が反転した第2の反射光として放射する吸収層とを、少なくとも備えたEUV露光用の反射型マスクブランクスであって、
    前記反射層の所定の領域には、段差上面からの反射光と段差底面からの反射光との間で位相差を生じさせる段差が、交互に繰り返し形成されていることを特徴とする反射型マスクブランクス。
  6. 前記反射層の所定の領域に、交互に繰り返し形成されている前記段差の上面と底面の差(D)が、
    D=(2n−1)×λ×cosθ/4
    (nは正の整数、λはEUV光の波長、θはEUV光の入射角)
    であることを特徴とする請求項5に記載の反射型マスクブランクス。
  7. 前記反射層の所定の領域に、交互に繰り返し形成されている前記段差の配列ピッチ(P)が、
    P=k1×λ/NA
    (k1は係数、λはEUV光の波長、NAは開口数)
    であることを特徴とする請求項5〜6のいずれかに記載の反射型マスクブランクス。
  8. 前記所定の領域における前記反射層の下に、凸状、若しくは凹状の段差が交互に繰り返し形成されていることにより、前記反射層の所定の領域に前記段差が形成されていることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の反射型マスクブランクス。
  9. 基板と、前記基板の主面上に形成され、EUV光を反射して第1の反射光を放射する反射層と、前記反射層の上に形成され、前記EUV光の一部を前記第1の反射光とは位相が反転した第2の反射光として放射する吸収体パターンとを、少なくとも備え、前記吸収体パターンによって形成された転写パターン領域の周囲には、前記EUV光の反射光の放射を低減するための遮光領域が設けられており、前記遮光領域における前記反射層には、段差上面からの反射光と段差底面からの反射光との間で位相差を生じさせる段差が、交互に繰り返し形成されているEUV露光用の反射型マスクの製造方法であって、
    前記反射型マスクの前記遮光領域となる前記基板の主面の所定の領域に、凸状、若しくは凹状の段差を交互に繰り返し形成する段差形成工程と、
    前記基板の主面の上に、前記反射層を形成する反射層形成工程と、
    前記反射層の上に前記吸収層を形成する吸収層形成工程と、
    前記吸収層を部分的に除去して、所望の部位で前記反射層が露出するように吸収体パターンを形成する吸収体パターン形成工程と、を有することを特徴とする反射型マスクの製造方法。
  10. 前記遮光領域となる前記基板の主面の所定の領域に、交互に繰り返し形成される前記段差の上面と底面の差(D)が、
    D=(2n−1)×λ×cosθ/4
    (nは正の整数、λはEUV光の波長、θはEUV光の入射角)
    であることを特徴とする請求項9に記載の反射型マスクの製造方法。
  11. 前記遮光領域となる前記基板の主面の所定の領域に、交互に繰り返し形成される前記段差の配列ピッチ(P)が、
    P=k1×λ/NA
    (k1は係数、λはEUV光の波長、NAは開口数)
    であることを特徴とする請求項9〜10のいずれかに記載の反射型マスクの製造方法。
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