JP2003022961A - アライメントマーク、荷電粒子線露光装置用レチクル及び荷電粒子線露光方法 - Google Patents

アライメントマーク、荷電粒子線露光装置用レチクル及び荷電粒子線露光方法

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JP2003022961A
JP2003022961A JP2001208656A JP2001208656A JP2003022961A JP 2003022961 A JP2003022961 A JP 2003022961A JP 2001208656 A JP2001208656 A JP 2001208656A JP 2001208656 A JP2001208656 A JP 2001208656A JP 2003022961 A JP2003022961 A JP 2003022961A
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JP2001208656A
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Hitoshi Udagawa
仁 宇田川
Noriyuki Hirayanagi
徳行 平柳
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Nikon Corp
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    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/317Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for changing properties of the objects or for applying thin layers thereon, e.g. for ion implantation
    • H01J37/3174Particle-beam lithography, e.g. electron beam lithography
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y40/00Manufacture or treatment of nanostructures
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    • H01J37/304Controlling tubes by information coming from the objects or from the beam, e.g. correction signals
    • H01J37/3045Object or beam position registration

Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号強度の変化が大きく、位置検出の精度を
向上させることができるアライメントマークを提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 荷電粒子線露光装置での光学アライメン
トに用いられる、段差パターンで形成されるアライメン
トマークであって、 前記段差パターンは、複数の段差
パターンに分割されていることを特徴とするアライメン
トマークとした。また、前記段差パターンは、所定の間
隔で配列された複数のラインパターンで構成されている
ことを特徴とするアライメントマークとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷電粒子線露光装
置での光学アライメントに用いられるアライメントマー
ク、レチクル及び荷電粒子線露光方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年では、半導体集積回路のさらなる小
線幅化に対応するため、スループットの高い荷電粒子線
露光装置の開発が必要とされている。従来の荷電粒子線
露光装置は一筆書き方式であったため、スループットが
低いという問題があった。そこで、このスループットの
向上を図るため、あらかじめ露光すべき回路パターンを
形成したレチクル上に荷電粒子線(例えば、電子線やイ
オンビーム等)を照射し、そのパターンをウェハ等の感
応基板上に縮小投影する荷電粒子線露光装置の開発が進
められている。この縮小投影する荷電粒子線露光装置で
は、一度に露光できる面積が大きい(例えば、ウェハ上
で0.25mm角)ので、従来の一筆書き方式の露光装
置に比べると、スループットは飛躍的に向上する。
【0003】ところで、このようなレチクルを用いて露
光する荷電粒子線露光装置においては、荷電粒子線照射
位置とレチクル、レチクルとウエハ等の位置関係を正確
に把握することが重要となってくる。そのため、レチク
ル等の基板上に設けられたアライメントマークの位置を
検出することにより、レチクル等の位置を決定すること
が行われている。アライメントマークは基板上の他に、
基板を保持するステージ上に設けられることもある。位
置検出を行う方法として、例えば、アライメントマーク
を光学顕微鏡で観察し、CCD等の2次元画像センサー
で検出し、画像処理を行う方法がある。このような光学
アライメント装置による位置検出方法は、画像処理を利
用しているので処理において様々な応用がきくという利
点を有する。また、アライメントマークの照明光として
波長スペクトル幅がブロードな光を使用すれば、アライ
メントマーク表面の状態に左右されにくく、高精度な位
置検出を行うことができるという利点を有する。
【0004】図7は、上記のような光学アライメントに
用いられる従来のアライメントマークの一例を示す図で
あり、図7(a)はアライメントマーク全体の平面図、
図7(b)は段差パターンの部分拡大図、図7(c)は
E−E’断面図である。図7(a)に示すように、従来
のアライメントマーク71は段差パターン73で形成さ
れている。この段差パターン73は、アライメントマー
クを設けるレチクル等の基板をエッチングすることによ
り形成され、図7(c)に示すような段差を有する。こ
の段差パターン73で形成されたアライメントマーク7
1に照明光を照射すると、照明光は段差パターンのエッ
ジ部75で散乱されるので、CCD等で検出される信号
強度が変化する。この信号強度の変化からアライメント
マークの位置を検出することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
アライメントマークの位置検出は、アライメントマーク
から検出される信号強度の変化を利用して行われてい
る。よって、この信号強度の変化が大きい方が位置検出
の精度を向上させる上で好ましい。しかしながら、信号
強度が変化するのは照明光が散乱されるエッジ部のみで
あり、信号強度の変化は小さいと考えられる。そのた
め、アライメントマークの位置検出の精度を向上させる
ことができないという問題がある。
【0006】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、信号強度の変化が大きく、位置検出の
精度を向上させることができるアライメントマークを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は第一に「荷電粒子線露光装置での光学アラ
イメントに用いられる、段差パターンで形成されるアラ
イメントマークであって、 前記段差パターンは、複数
の段差パターンに分割されていることを特徴とするアラ
イメントマーク(請求項1)」を提供する。
【0008】本発明によれば、アライメントマークを形
成する段差パターンが複数の段差パターンに分割されて
いるので、段差のエッジ部が多くなる。このため、照明
光をアライメントマークに照射した際に、照明光が散乱
される部分が多くなるので、CCD等で検出される信号
強度は大きく変化する。よって、アライメントマークの
位置検出の精度を向上させることができる。
【0009】また、本発明は第二に「荷電粒子線露光装
置での光学アライメントに用いられる、段差パターンで
形成されるアライメントマークであって、 前記段差パ
ターンは、所定の間隔で配列された複数のラインパター
ンで構成されていることを特徴とするアライメントマー
ク(請求項2)」を提供する。
【0010】本発明によれば、段差パターンが所定の間
隔で配列された複数のラインパターンに分割されている
ので、多くの段差エッジ部を容易に作成することができ
る。このため、アライメントマークの位置検出の精度を
向上させることができる。なお、本発明において「所定
の間隔で配列された」とは、必ずしも等間隔で配列され
ていることを要しない。
【0011】また、本発明は第三に「請求項2に記載の
アライメントマークであって、 前記所定の間隔は、光
学アライメント装置の光学系の解像度と同等又はそれ以
下の間隔であることを特徴とするアライメントマーク
(請求項3)」を提供する。
【0012】本発明によれば、段差のエッジ部の間隔
は、光学アライメント装置の光学系の解像度と同等又は
それ以下になっている。このため、複数のラインパター
ンは、光学アライメント装置には、全体としての形状を
有する1つの段差パターンとして検出される。よって、
短い周期の複数のラインパターンが検出のノイズとなる
ことがなくなるので、信号強度の変化はより大きくな
り、検出精度を向上させることができる。
【0013】また、本発明は第四に「荷電粒子線露光装
置での光学アライメントに用いられる、段差パターンで
形成されるアライメントマークであって、 前記段差パ
ターンは、複数の段差を有することを特徴とするアライ
メントマーク(請求項4)」を提供する。
【0014】本発明によれば、段差パターン内において
複数の段差を設けているので、段差のエッジ部が多くな
る。このため、照明光が散乱される部分が多くなるの
で、アライメントマークから検出される信号強度は大き
く変化する。よって、アライメントマークの位置検出の
精度を向上させることができる。
【0015】また、本発明は第五に「請求項1乃至4の
いずれかに記載のアライメントマークが設けられている
ことを特徴とする荷電粒子線露光装置用レチクル(請求
項5)」を提供する。
【0016】本発明によれば、アライメントマークから
検出される信号強度の変化が大きいレチクルとすること
ができるので、レチクルの位置決めを高精度に行うこと
ができる。
【0017】また、本発明は第六に「荷電粒子線源から
放射された荷電粒子線を所定のパターンを有するレチク
ル上に照射し、前記パターンの像を感応基板上に投影結
像する荷電粒子線露光方法であって、 請求項1乃至4
のいずれかに記載のアライメントマークを用いて前記レ
チクルの位置を検出する工程を含むことを特徴とする荷
電粒子線露光方法(請求項6)」を提供する。
【0018】本発明によれば、レチクルの位置を高精度
に検出することができる。よって、レチクル上に形成さ
れているパターンを感応基板上に正確に投影結像させる
ことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ説明す
る。まず、図4及び図5を参照しつつ、荷電粒子線露光
技術の概要を説明する。
【0020】図4は、荷電粒子線の一種である電子線を
用いる露光装置の概略図である。光学系の最上流に配置
されている電子銃(荷電粒子線源)121は下方に向け
て電子線を放射する。電子銃121の下方にはコンデン
サレンズ系122が備えられている。
【0021】コンデンサレンズ系122の下には、照明
ビーム成形開口123が備えられている。このビーム成
形開口123の像は、照明レンズ125によってレチク
ル(マスク)126に結像される。これにより、ビーム
成形開口123は、レチクル126の1つの単位露光パ
ターン領域(サブフィールド)を照明する照明ビームの
みを通過させることができる。
【0022】ビーム成形開口123の下方には、ブラン
キング偏向器やブランキング開口(共に不図示)、照明
ビーム偏向器124等が配置されている。レチクル12
6へ照明ビームを照射する必要が無い場合、ブランキン
グ偏向器は、照明ビームを偏向させてブランキング開口
の非開口部に当て、照明ビームがレチクル126に当た
らないようにする。照明ビーム偏向器124は、主に照
明ビームを図4のX方向に順次走査して、照明光学系の
視野内にあるレチクル126の各サブフィールドの照明
を行う。
【0023】また、ビーム成形開口123の下方には、
照明レンズ125が配置されている。このレンズ125
は、電子線を平行ビーム化してレチクル126に当て、
レチクル126上にビーム成形開口123を結像させ
る。
【0024】レチクル126は、例えば散乱メンブレン
レチクルであり、光軸垂直面内(X−Y面内)に広がっ
ている。レチクル126上には、全体として一個の半導
体デバイスチップをなす所定のパターン(チップパター
ン)が形成されている。
【0025】レチクル126の周辺部は、XY方向に移
動可能なレチクルステージ127上に保持されている。
照明光学系の視野を越えて各サブフィールドを照明する
ためには、レチクル126を機械的に移動させる。な
お、照明光学系の視野内で各サブフィールドを照明する
ため、上述のように偏向器124で電子線を偏向するこ
とができる。
【0026】レチクル126の下方には投影レンズ12
8及び131、偏向器129等が設けられている。そし
て、レチクル126のあるサブフィールドに照明ビーム
が当てられ、レチクル126のパターン部を透過した電
子線は、投影レンズ128及び131によって縮小され
るとともに、各レンズ及び偏向器129により偏向され
て感応基板(ウェハ)132上の所定位置に結像され
る。この感応基板132上には、適当なレジスト(不図
示)が塗布されており、このレジストに電子線のドーズ
が与えられ、レチクル126上のパターンが縮小されて
感応基板132上に転写される。
【0027】本装置は、レチクル上のアライメントマー
クの位置を光学的な手段により検出する光学アライメン
ト装置134を具備している。この装置から得たレチク
ル126の位置情報をもとにレチクルステージ127を
駆動して、レチクル上のパターンを感応基板上の所望の
位置に露光する。光学アライメント装置134として、
例えば、図5に示す光学顕微鏡のようなものを用いる。
図5は、電子線露光装置の光学アライメント装置の部分
拡大図である。図5に示すように、光学アライメント装
置は、レジストを感光しにくい光を発する光源(不図示)
と、光源から射出した光をアライメントマークに照射す
る照明光学系(不図示)とアライメントマークの像を検出
器上に拡大投影する検出光学系52、53とCCD等の
検出器51で構成されている。アライメントマークに照
明光を照射すると、照明光は段差パターンのエッジ部で
散乱されるので、CCD等で検出される信号強度が変化
する。この信号強度の変化を利用して、画像処理により
アライメントマークの位置を検出することができる。
【0028】次に、本発明の実施の形態に係るアライメ
ントマークについて説明する。このアライメントマーク
は段差パターンで形成されており、レチクル(例えば、
Si基板やダイヤモンドライクカーボン基板)等に設け
られている。上記のように、光学アライメント装置で検
出される信号強度が変化するのは、照明光が散乱される
段差パターンのエッジ部である。したがって、段差パタ
ーンのエッジ部を多くすることにより、信号強度の変化
を大きくすることができる。本実施の形態のアライメン
トマークは、段差パターンが複数の段差パターン(例え
ば、ラインパターンや正方形のドットパターン等)に分
割されているため、エッジ部が多く形成されている。そ
のため、信号強度の変化が大きくなり、アライメントマ
ークの位置検出の精度を向上させることができる。
【0029】図1は、本発明の実施の形態に係るアライ
メントマークの一例を示す図であり、図1(a)はアラ
イメントマーク全体の平面図、図1(b)は段差パター
ンの部分拡大図、図1(c)はA−A’断面図である。
図1(a)に示すように、アライメントマーク11は段
差パターン13で形成されている。この段差パターン1
3は、図1(b)に示すように、所定の間隔(例えば、
1.2μm)で配列された複数のラインパターン15で
構成されており、図1(c)に示すような段差を有す
る。このように、複数のラインパターン15で段差パタ
ーン13を構成することにより、段差のエッジ部17が
多く形成される。このため、照明光をアライメントマー
クに照射した際に、照明光が散乱される部分が多くなる
ので、CCD等で検出される信号強度は大きく変化す
る。よって、アライメントマークの位置検出の精度を向
上させることができる。本実施の形態では、ラインパタ
ーン15の幅と間隔を1.2μmとしているが、ライン
パターンの幅と間隔はこれに限定されるものではない。
例えば、各ラインパターン15の幅が同一でなくても良
く、また、ラインパターン15は必ずしも等間隔で配列
されていることを要しない。すなわち、光学アライメン
ト装置でアライメントマークを検出する際に、大きな信
号強度の変化を得ることができれば良い。
【0030】信号強度の変化をより大きくするために、
各ラインパターン15の間隔(所定の間隔)は、光学ア
ライメント装置の光学系の解像度と同等又はそれ以下の
間隔であることが好ましい。一般に光学アライメント装
置の光学系の解像度は、光源の波長λと光学系の開口数
NAで決まり、次式で表される。
【0031】解像度=λ/NA 例えば、光学アライメント装置の光源の波長を白色光の
中心付近の波長である550nmとし、光学アライメン
ト装置の光学系のNAを0.3とすると、解像度は約
1.83μmとなる。したがって、各ラインパターン1
5の間隔が1.83μm以下であれば解像されず、複数
のラインパターン15は全体としての形状を有する1つ
の段差パターン13として検出される。よって、短い周
期の複数のラインパターンが検出のノイズとなることが
なくなるので、信号強度の変化はより大きくなり、検出
精度を向上させることができる。
【0032】図2は、Si基板からなるレチクル上に設
けられたアライメントマーク11を光学アライメント装
置で検出した図であり、図2(a)は検出されたアライ
メントマークの像、図2(b)は直線B−B’における
信号強度をY方向に積算した図である。図2(a)に示
すように、複数のラインパターンが全体としての形状を
有する1つの段差パターンとして検出され、アライメン
トマークが高コントラストで検出されていることがわか
る。直線B−B’における信号強度をY方向に積算した
ところ、図2(b)に示すように、短い周期の複数のラ
インパターンは検出されず、信号強度は1つの段差パタ
ーンとして大きく変化していることがわかる。
【0033】比較例として、図7に示すような従来のア
ライメントマーク71をレチクル上に設け、上記と同様
に光学アライメント装置で検出した。図6は、従来のア
ライメントマーク71を光学アライメント装置で検出し
た図であり、図6(a)は検出されたアライメントマー
クの像、図6(b)は直線D−D’における信号強度を
Y方向に積算した図である。図6に示す従来のものにつ
いては、図2に示す本発明のものに比べ、コントラスト
が低く、信号強度の変化が小さいことがわかる。
【0034】図3は、本発明の実施の形態に係るアライ
メントマークの他の例を示す図であり、図3(a)はア
ライメントマーク全体の平面図、図3(b)は段差パタ
ーンの部分拡大図、図3(c)はC−C’断面図であ
る。図3(a)に示すように、アライメントマーク31
は段差パターン33で形成されている。この段差パター
ン33は、図3(c)に示すように、複数の段差を有す
る。このように、段差パターン33内において複数の段
差を設けることにより、段差のエッジ部35が多く形成
される。このため、照明光をアライメントマークに照射
した際に、照明光が散乱される部分が多くなるので、C
CD等で検出される信号強度は大きく変化する。よっ
て、アライメントマークの位置検出の精度を向上させる
ことができる。
【0035】以上のようなアライメントマークをレチク
ルに設けることにより、レチクルの位置を高精度に検出
することができる。その結果、レチクル上に形成されて
いるパターンを感応基板上に正確に投影結像させること
ができる。
【0036】以上、本発明の実施の形態に係るアライメ
ントマーク、レチクル及び荷電粒子線露光方法について
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
様々な変更を加えることができる。例えば、本発明の実
施の形態では、荷電粒子線の一種である電子線を用いる
露光を例として説明しているが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、イオンビーム等を含む全ての荷電粒
子線に適用することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるアラ
イメントマークを用いれば、段差のエッジ部が多くなる
ため、照明光をアライメントマークに照射した際に、照
明光が散乱される部分が多くなる。そのため、CCD等
で検出される信号強度は大きく変化して、アライメント
マークの位置検出の精度を向上させることができる。こ
のアライメントマークをレチクルに設けることにより、
レチクルの位置を高精度に検出することができる。その
結果、レチクル上に形成されているパターンを感応基板
上に正確に投影結像させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るアライメントマーク
の一例を示す図であり、図1(a)はアライメントマー
ク全体の平面図、図1(b)は段差パターンの部分拡大
図、図1(c)はA−A’断面図である。
【図2】レチクル上に設けられた本発明の実施の形態に
係るアライメントマークを光学アライメント装置で検出
した図であり、図2(a)は検出されたアライメントマ
ークの像、図2(b)は直線B−B’における信号強度
をY方向に積算した図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るアライメントマーク
の他の例を示す図であり、図3(a)はアライメントマ
ーク全体の平面図、図3(b)は段差パターンの部分拡
大図、図3(c)はC−C’断面図である。
【図4】荷電粒子線の一種である電子線を用いる露光装
置の概略図である。
【図5】電子線露光装置の光学アライメント装置の部分
拡大図である。
【図6】従来のアライメントマークを光学アライメント
装置で検出した図であり、図6(a)は検出されたアラ
イメントマークの像、図6(b)は直線D−D’におけ
る信号強度をY方向に積算した図である。
【図7】従来のアライメントマークの一例を示す図であ
り、図7(a)はアライメントマーク全体の平面図、図
7(b)は段差パターンの部分拡大図、図7(c)はE
−E’断面図である。
【符号の説明】
11・・・アライメントマーク 13・・・段差パターン 15・・・ラインパターン 17・・・エッジ部 31・・・アライメントマーク 33・・・段差パターン 35・・・エッジ部 51・・・検出器 52、53・・・検出光学系 35・・・レジスト 71・・・アライメントマーク 73・・・段差パターン 75・・・エッジ部 121・・・電子銃 122・・・コンデンサレンズ系 123・・・ビーム成形開口 124・・・照明ビーム偏向器 125・・・照明レンズ 126・・・レチクル 127・・・レチクルステージ 128、133・・・投影レンズ 129・・・偏向器 132・・・感応基板 134・・・光学アライメント装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/30 541S

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷電粒子線露光装置での光学アライメン
    トに用いられる、段差パターンで形成されるアライメン
    トマークであって、 前記段差パターンは、複数の段差パターンに分割されて
    いることを特徴とするアライメントマーク。
  2. 【請求項2】 荷電粒子線露光装置での光学アライメン
    トに用いられる、段差パターンで形成されるアライメン
    トマークであって、 前記段差パターンは、所定の間隔で配列された複数のラ
    インパターンで構成されていることを特徴とするアライ
    メントマーク。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のアライメントマークで
    あって、 前記所定の間隔は、光学アライメント装置の光学系の解
    像度と同等又はそれ以下の間隔であることを特徴とする
    アライメントマーク。
  4. 【請求項4】 荷電粒子線露光装置での光学アライメン
    トに用いられる、段差パターンで形成されるアライメン
    トマークであって、 前記段差パターンは、複数の段差を有することを特徴と
    するアライメントマーク。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載のアラ
    イメントマークが設けられていることを特徴とする荷電
    粒子線露光装置用レチクル。
  6. 【請求項6】 荷電粒子線源から放射された荷電粒子線
    を所定のパターンを有するレチクル上に照射し、前記パ
    ターンの像を感応基板上に投影結像する荷電粒子線露光
    方法であって、 請求項1乃至4のいずれかに記載のアライメントマーク
    を用いて前記レチクルの位置を検出する工程を含むこと
    を特徴とする荷電粒子線露光方法。
JP2001208656A 2001-07-10 2001-07-10 アライメントマーク、荷電粒子線露光装置用レチクル及び荷電粒子線露光方法 Pending JP2003022961A (ja)

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