JPH09162102A - アライメントマーク検出方法 - Google Patents

アライメントマーク検出方法

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JPH09162102A
JPH09162102A JP7319140A JP31914095A JPH09162102A JP H09162102 A JPH09162102 A JP H09162102A JP 7319140 A JP7319140 A JP 7319140A JP 31914095 A JP31914095 A JP 31914095A JP H09162102 A JPH09162102 A JP H09162102A
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JP
Japan
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alignment mark
electron beam
cross
detecting method
electrode material
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Application number
JP7319140A
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English (en)
Inventor
Takeshi Fujino
毅 藤野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/317Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for changing properties of the objects or for applying thin layers thereon, e.g. for ion implantation
    • H01J37/3174Particle-beam lithography, e.g. electron beam lithography

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Electron Beam Exposure (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アライメントマークの溝の膜厚が左右で非対
称となるので、膜厚が薄いエッジの方向に中心位置がシ
フトする。 【解決手段】 電子ビームで所定の配線を描画する半導
体集積回路の製造工程で、十字形状のアライメントマー
ク30の中心位置を検出するアライメントマーク検出方
法において、電極材料で成膜した膜厚の2倍以下の距離
で対向した壁面が形成された穴30aからなる凹部を、
十字形状を形成する各交差線上に配置してアライメント
マーク30を形成する。上記のように形成することによ
り、穴30aが電極材料で埋め込まれるので、左右対称
の反射電子信号波形が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として半導体
デバイス作成に使用する写真製版によるパターン形成装
置、特に電子ビームを用いてパターンを形成する場合
に、重ね合わせ描画を行う際に必要なアライメントマー
ク検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体のデバイス作成における写真製版
工程においては、例えば酸化膜を形成する工程、トラン
ジスタのゲート電極を形成する工程等のように、10〜
30枚のマスクパターンを重ね合わせてデバイスを形成
している。最新のLSI(半導体集積回路)では、0.
1μm程度以下の高い精度で形成しようとしているパタ
ーンを重ね合わせて焼き付けていく必要がある。このた
めには、前の工程で所定の位置に作成されたパターン
(アライメントマーク)を非常に高い精度で検出する必
要がある。
【0003】電子ビーム(Electron Bea
m)を用いたパターン形成装置(以下、EB描画装置と
呼ぶ)においては、図11に示すように半導体ウエハ上
に多数形成したLSIのチップ1の四隅に、十字形状の
アライメントマーク2を使用することが多い。典型的な
十字形状のアライメントマーク2の平面図を図12に示
す。図13はXIII−XIII線の断面図である。図
12及び図13において、直交した各交差線2a、2b
の長さLが30〜100μm、幅Wが2〜10μm、シ
リコン基板3上のエッチング深さDが0.2〜1μm程
度である。そして、アライメントマーク2の上面に膜厚
0.3〜2μmのレジスト4が塗布されている。
【0004】上記のように形成されたアライメントマー
ク2は以下のようにして検出する。図14に示すよう
に、アライメントマーク2が形成された半導体ウエハを
EB描画装置内に設置し、電子ビーム5でアライメント
マーク2の近傍を走査しながら、アライメントマーク2
に電子ビーム5を照射する。この場合、電子ビーム5の
走査は電子ビーム偏向器6に電子ビーム照射位置を入力
することにより電圧を制御して行う。そして、電子ビー
ム5がアライメントマーク2に照射された際に、アライ
メントマーク2の部分から放射される反射電子7の量を
反射信号検出器8で検出して、反射電子信号9を出力す
る。
【0005】横軸に電子ビームの照射位置及び縦軸に反
射電子信号9の強度をとると、図15に示すようなアラ
イメントマーク2の反射電子信号波形10が得られる。
電子ビーム5の照射位置は、ステージ上に取り付けたレ
ーザー干渉計の出力と、偏向器6への入力値によって正
確に求めることができるため、反射電子信号波形10の
中心位置11を求めることにより、アライメントマーク
2の中心位置が求まる。上記のような手続きを図16に
示すように、電子ビームの走査方向をX軸及びY軸の2
方向に対して行うことにより、十字形状のアライメント
マーク2の中心位置12が求まる。実際には、チップの
四隅にある4個のアライメントマークに対して同じ手続
きを行って、高精度の位置検出を行う。
【0006】反射電子信号波形の中心位置の求め方につ
いて説明する。図16のように作製した試料に電子ビー
ムを照射して得られる反射電子信号波形は、図17
(a)に示すように左右対称の理想的な反射電子信号波
形13となる。この波形に電気信号の処理を行うことに
より、アライメントマークの中心位置12を求めること
ができる。電気信号処理の手法として、大きく分類して
閾値法及び自己相関法の2種類がある。閾値法は以下の
ように信号処理する。図17(a)の反射信号波形13
において、溝部信号13aは溝以外の領域における信号
強度(ベースライン)13bよりも小さい。そこで、図
17(b)に示すように最小値の溝部反射信号13aと
ベースライン13bの50%の大きさで閾値レベル14
を設定し、閾値と反射信号との交点となる2点の座標1
4a、14bを求め、この2点間の中心位置14cがア
ライメントマークの中心位置となる。
【0007】自己相関法では以下のように処理する。反
射電子信号波形13をデジタルサンプリングした波形を
D(X)とする。D(X)に対して自己相関関数Z
(X)を式(1)で求める。
【0008】
【数1】
【0009】ここで、Wはアライメントマークの溝の幅
よりも少し大きい幅に設定しておくと、図17(c)に
示すように自己相関信号15が得られ、ピーク位置15
aがアライメントマークの中心位置として求まる。以上
のように、アライメントマークの形状が理想的な場合に
は、精度よくアライメントマークの座標を求めることが
できる。
【0010】図18にLSIの製造工程中で穴径0.3
μm〜1.0μm程度のコンタクトホールを形成するフ
ローを示す。シリコン基板3の上に膜厚0.3μm〜
2.0μm程度のシリコン酸化膜16を形成した後、図
18(a)に示すように写真製版工程で基板に電気導通
を必要とする部分にコンタクトホール17を開口する。
この際、アライメントマークの溝18は幅が2.0μm
〜10.0μmで形成される。この後、コンタクトホー
ル17を埋め込むために図18(b)に示すようにウエ
ハ全面にポリシリコンやタングステン等の電極材料19
を化学的気相成長(CVD)法により、膜厚0.2μm
〜0.5μmで形成する。この際、穴径の約1/2以上
の膜厚を成長した場合、図18(b)に示すようにコン
タクトホール17は埋め込まれる。この後、全面を反応
性イオンエッチング法のような異方性の高いエッチング
を行うと、図18(c)に示すようにコンタクトホール
17以外の電極材料19が除去されて、コンタクトホー
ル17にのみ電極材料19が埋め込まれる。このとき、
アライメントマークの溝18の幅は成長する膜厚の2倍
以上あるため、電極材料19が埋め込まれずに、アライ
メントマークの溝18の縁に電極材料19が残って段差
が発生する。この後に、スパッタリング法のような非等
方的な成膜手法で配線材料20を形成すると、アライメ
ントマークの溝18が図18(d)に示すような左右の
壁面に非対称の膜厚が形成された断面形状となる。この
原因について、図19及び図20で説明する。
【0011】一般に、スパッタリング法による配線材料
の成膜は、図19に示すような装置を使用して行われ
る。真空槽21内に対向した2枚の電極22a、22b
を設け、電極22a側に膜形成材料(ターゲット材料)
23を、電極22b上に被膜形成のウエハ基板24を設
置する。そして、両電極22a、22b間に高周波電界
を印加してターゲット材料23の近傍にプラズマ25を
発生させる。発生したプラズマ25中のイオンにより、
ターゲット材料23の原子が叩き出されて対向した電極
22b上のウエハ基板24に膜が形成される。このと
き、ウエハ基板24上から見たターゲットの見こみ角
は、ウエハ基板24の中心部では図20に示すように左
右対称のためアライメントマークの溝18にも左右対称
にターゲット材料23が成膜される。しかし、ウエハ基
板24の外周部では図20に示すように溝18の外周側
の膜が厚くなるため非対称性が発生する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来のアライメントマ
ークの溝は膜厚が左右非対称となるので、形成した膜の
材料が白金、タングステン等の原子番号が大きく、かつ
密度が大きい物質で構成されている場合には、パターン
溝のエッジ部分での電子の反射係数が非常に大きく、図
21(a)に示すようにエッジ部分での薄膜に差が生じ
ているため、図21(b)に示すように反射電子信号波
形26が非対称となる。このような左右が非対称の反射
電子信号波形26をもとに閾値法によって求めたアライ
メントマークの中心位置27と実際のアライメントマー
クの中心位置14cとは一致しない。即ち、中心位置2
7は薄膜15の膜厚が薄いエッジの方向にシフトしてし
まい正確なアライメントマークの中心位置を求めること
ができないという問題点があった。なお、自己相関法に
より中心位置を求めても同様の現象が発生する。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るア
ライメントマーク検出方法は、シリコン基板上のシリコ
ン酸化膜にコンタクトホールを形成して化学的気相成長
法により成膜した電極材料でコンタクトホールを埋め込
んだ後、スパッタリング法により成膜した配線材料をコ
ンタクトホールに重ね合わせ、電子ビームで所定の配線
を描画する半導体集積回路の製造工程で、十字形状のア
ライメントマークの中心位置を検出するアライメントマ
ーク検出方法において、電極材料で成膜した膜厚の2倍
以下の距離で対向した壁面を有する凹部により十字形状
のアライメントマークを形成し、コンタクトホール及び
凹部を電極材料で埋め込んでアライメントマークに電子
ビームを照射して反射電子信号を検出し、反射電子信号
からアライメントマークの中心位置を算出するようにし
たものである。
【0014】請求項2の発明に係るアライメントマーク
検出方法は、請求項1に記載のアライメントマーク検出
方法において、凹部を穴としたものである。
【0015】請求項3の発明に係るアライメントマーク
検出方法は、請求項2に記載のアライメントマーク検出
方法において、各交差線をそれぞれ所定のピッチで平行
に配置した複数本の直線で形成し、各直線上にそれぞれ
複数個の穴を配置したものである。
【0016】請求項4の発明に係るアライメントマーク
検出方法は、請求項3に記載のアライメントマーク検出
方法において、アライメントマークの検出時に使用する
電子ビームの径を穴のピッチより大きくしたものであ
る。
【0017】請求項5の発明に係るアライメントマーク
検出方法は、請求項1に記載のアライメントマーク検出
方法において、凹部を溝としたものである。
【0018】請求項6の発明に係るアライメントマーク
検出方法は、請求項5に記載のアライメントマーク検出
方法において、溝を所定のピッチで平行に複数本配置し
たものである。
【0019】請求項7の発明に係るアライメントマーク
検出方法は、請求項6に記載のアライメントマーク検出
方法において、アライメントマークの検出時に使用する
電子ビームの径を溝のピッチより大きくしたものであ
る。
【0020】請求項8の発明に係るアライメントマーク
検出方法は、請求項5に記載のアライメントマーク検出
方法において、十字形状を形成する各交差線と直交する
方向に延在する溝を各交差線上に複数個配置したもので
ある。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は実施の形態1のアライメントマー
クを示す平面図である。図2は図1のII−II線の断
面図である。図1及び図2において、28はシリコン基
板、29はシリコン基板28上に形成したシリコン酸化
膜、30はウエハ上に複数の穴30aからなる凹部を所
定のピッチで配置して形成した十字形状のアライメント
マークで、交差線の長さLが30μm〜100μm、幅
Wが2μm〜10μm及び深さDが0.2μm〜1.0
μmである。なお、各穴30aはウエハ上に形成したコ
ンタクトホール(図示せず)を、CVD法により後述の
電極材料31で埋め込む際に成膜する膜厚の2倍以下の
距離で壁面が対向する大きさとする。したがって、穴3
0aは四角形状のみでなく丸形状でもよい。このよう
に、壁面間の距離の約1/2以上の膜厚を成長させる場
合、穴30aは図3に示すように電極材料31が埋め込
まれる。図3において、31は従来と同様にポリシリコ
ンやタングステン等の電極材料で、CVD法によりコン
タクトホール(図示せず)とともに穴30aに埋め込
む。32はスパッタリング法により形成した配線材料、
33は配線材料32の上に形成したレジストである。
【0022】以上のように形成したアライメントマーク
30を電子ビームを用いて図3に示すようにアライメン
トマーク30の幅W方向をX軸及びY軸方向に走査した
ときの反射電子信号は、シリコン酸化膜29と穴30a
に埋め込まれた電極材料31との物質の電子の反射率の
違いによって得られる。実際の反射電子信号波形は、図
4に示すように照射する電子ビームの径に依存して変化
する。即ち、図4(a)に示すように、図1において穴
30aのパターンピッチより電子ビームの径が小さい場
合は、穴30aで反射電子信号の強度が大きくなるとい
うように強度の強弱が表れる信号となる。一方、穴30
aのパターンピッチに比べて電子ビームの径が十分に大
きい場合には、図4(b)に示すように反射電子信号は
なまるが、一つの大きな対称形をした山形状の信号とな
る。
【0023】次に、アライメントマーク30の中心位置
の求め方について説明する。まず、穴30aのパターン
ピッチより電子ビームの径が小さい場合に、得られた反
射電子信号から閾値法により中心位置を求める。この場
合は、図5のように得られた反射電子信号34の各ピー
クに対して閾値レベル35を設定し、閾値レベル35と
反射電子信号34との交点の座標を求め、この2つの座
標間の中心位置X1、X2、X3を求める。そして、アラ
イメントマーク30の中心位置は、(X1+X2+X3
/3として求める。即ち、一般式として、走査方向の穴
30aの数がn個で、ピーク位置の座標がXiで示され
る場合の全体の中心位置Xmは式(2)で表される。
【0024】
【数2】
【0025】穴30aのパターンピッチより電子ビーム
の径が大きい場合には、図6に示すように対称形の一つ
の山形状の信号ピークとなるため、反射電子信号36に
対して閾値レベル37を設定し、閾値レベル37と反射
電子信号36との交点を求め、この2つの座標間の中心
位置38をアライメントマークの中心位置として求め
る。なお、穴30aのパターンピッチより電子ビームの
径が小さい場合、及び電子ビームの径が大きい場合に
も、従来と同様に自己相関法を用いてアライメントマー
クの中心位置を求めることができる。
【0026】実施の形態2.図7は実施の形態2のアラ
イメントマークを示す平面図である。図8は図7のVI
II−VIII線の断面図である。図7及び図8におい
て、28及び29は実施の形態1のものと同様のもので
ある。39はウエハ上に交差するように所定のピッチで
配置した複数の溝39aからなる凹部で形成した十字形
状のアライメントマークで、交差線の長さLが30μm
〜100μm、幅Wが2μm〜10μm及び溝39aの
深さが0.2μm〜1.0μmである。そして、各溝3
9aの幅はウエハ上に形成したコンタクトホール(図示
せず)を、実施の形態1と同様にCVD法により電極材
料で埋め込む際に成膜する膜厚の2倍以下の距離で壁面
が対向する大きさとする。このように、壁面間の距離の
約1/2以上の膜厚を成長させた場合、溝39aは実施
の形態1と同様に溝39a内が電極材料で埋められる。
以後の行程は、実施の形態1の図3に示したように、順
次、配線材料及びレジストを形成する。
【0027】以上のように形成したアライメントマーク
39を電子ビームを用いて図7の幅W方向をX軸及びY
軸方向に走査する。このときの反射電子信号波形は、実
施の形態1の図4で示したものと同様のものとなる。し
たがって、以後のアライメントマーク39の中心位置を
求める方法も実施の形態1と同様にして、閾値法及び自
己相関法を用いて行うことができる。
【0028】実施の形態3.図9は実施の形態3のアラ
イメントマークを示す平面図である。図10は図9のX
−X線の断面図である。図9及び図10において、28
及び29は実施の形態1のものと同様のものである。4
0はアライメントマークで、ウエハ上に十字形状を形成
する各交差線と直交する方向に延在し幅Wと同じ長さの
複数の溝40aからなる凹部を配置したものである。な
お、交差線の長さLが30μm〜100μm、幅Wが2
μm〜10μm及び溝40aの深さが0.2μm〜1.
0μmとしてある。そして、溝40aの幅はウエハ上に
形成したコンタクトホール(図示せず)を、実施の形態
1と同様にCVD法により電極材料で埋め込む際に成膜
する膜厚の2倍以下の距離で壁面が対向する大きさとす
る。このように、壁面間の距離の約1/2以上の膜厚を
成長させた場合、溝40aは実施の形態1と同様に溝4
0a内が電極材料で埋められる。以後の行程は、実施の
形態1の図3に示したように、順次、配線材料及びレジ
ストを形成する。
【0029】以上のように形成したアライメントマーク
40を電子ビームを用いて図9の幅W方向をX軸及びY
軸方向に走査する。このときの反射電子信号波形は、実
施の形態1の図4で示したものと同様のものとなる。し
たがって、以後のアライメントマーク40の中心位置を
求める方法も実施の形態1と同様にして、閾値法及び自
己相関法を用いて行うことができる。
【0030】実施の形態4.実施の形態1及び2におい
て十字形状を形成する各交差線を、それぞれ所定のピッ
チで平行に配置した複数本の直線で形成し、各直線上に
穴30a又は溝39aを複数個配置するものについて説
明したが、各交差線を1本の直線で形成しても同様の効
果を発揮することができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、電極材料で成
膜した膜厚の2倍以下の距離で対向した壁面が形成され
た凹部でアライメントマークを形成したことにより、凹
部が電極材料で埋め込まれるので、左右対称の反射電子
信号波形が得られるため、高精度のアライメントマーク
の検出ができる。
【0032】請求項2の発明によれば、請求項1のアラ
イメントマーク検出方法において、凹部を穴としたこと
により、穴を電極材料で埋め込むことができる。
【0033】請求項3の発明によれば、請求項2に記載
のアライメントマーク検出方法において、穴を所定のピ
ッチで平行に複数個配置したことにより、さらに精度向
上を図ることができる。
【0034】請求項4の発明によれば、請求項3に記載
のアライメントマーク検出方法において、アライメント
マークの検出時に使用する電子ビームの径を穴のピッチ
より大きくしたことにより、反射電子信号波形の形状の
対称性がよくなるので、精度向上を図ることができる。
【0035】請求項5の発明によれば、請求項1に記載
のアライメントマーク検出方法において、凹部を溝とし
たことにより、溝を電極材料で埋め込むことができる。
【0036】請求項6の発明によれば、請求項5に記載
のアライメントマーク検出方法において、溝を所定のピ
ッチで平行に複数本配置したことにより、さらに精度向
上を図ることができる。
【0037】請求項7の発明によれば、請求項6に記載
のアライメントマーク検出方法において、アライメント
マークの検出時に使用する電子ビームの径を溝のピッチ
より大きくしたことにより、反射電子信号波形の形状の
対称性がよくなるので、精度向上を図ることができる。
【0038】請求項8の発明によれば、請求項5に記載
のアライメントマーク検出方法において、十字形状を形
成する各交差線と直交する方向に延在する溝を各交差線
上に複数個配置したことにより、溝が電極材料で埋め込
まれるので、左右対称の反射電子信号波形が得られるた
め、高精度のアライメントマークの検出ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1のアライメントマークを示す平
面図である。
【図2】 図1のII−II線の断面図である。
【図3】 アライメントマークを電子ビームで走査する
状態を示す説明図である。
【図4】 電子ビームのビーム強度及び反射電子信号強
度を示す説明図である。
【図5】 電子ビーム径がパターンピッチより小さいと
きのアライメントマーク中心位置の求め方を示す説明図
である。
【図6】 電子ビーム径がパターンピッチより大きいと
きのアライメントマーク中心位置の求め方を示す説明図
である。
【図7】 実施の形態2のアライメントマークを示す平
面図である。
【図8】 図7のVIII−VIII線の断面図であ
る。
【図9】 実施の形態3のアライメントマークを示す平
面図である。
【図10】 図9のX−X線の断面図である。
【図11】 半導体ウエハ上の従来のアライメントマー
クを示す説明図である。
【図12】 従来のアライメントマークを示す平面図で
ある。
【図13】 図12のXIII−XIII線の断面図で
ある。
【図14】 従来のアライメントマークを電子ビームで
走査する状態を示す説明図である。
【図15】 図14で得られた反射電子信号強度を示す
説明図である。
【図16】 従来のアライメントマークを電子ビームに
よる走査方向を示す説明図である。
【図17】 電子ビームを照射して得られる反射電子信
号波形を示す説明図である。
【図18】 LSI製造工程中でコンタクトホールを形
成するフローを示す説明図である。
【図19】 スパッタリング法により配線材料の成膜を
行う状態を示す説明図である。
【図20】 スパッタリング法によるアライメントマー
クの成膜状態を示す説明図である。
【図21】 アライメントマークの溝の膜厚と反射電子
信号波形との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
28 シリコン基板、29 シリコン酸化膜、30,3
9,40 アライメントマーク、30a,39a,40
a 穴、31 電極材料、32 配線材料、34,36
反射電子信号。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板上のシリコン酸化膜にコン
    タクトホールを形成して化学的気相成長法により成膜し
    た電極材料で上記コンタクトホールを埋め込んだ後、ス
    パッタリング法により成膜した配線材料を上記コンタク
    トホールに重ね合わせ、電子ビームで所定の配線を描画
    する半導体集積回路の製造工程で、十字形状のアライメ
    ントマークの中心位置を検出するアライメントマーク検
    出方法において、上記電極材料で成膜した膜厚の2倍以
    下の距離で対向した壁面を有する凹部により上記十字形
    状の上記アライメントマークを形成し、上記コンタクト
    ホール及び上記凹部を上記電極材料で埋め込んで、上記
    アライメントマークに上記電子ビームを照射して反射電
    子信号を検出し、上記反射電子信号から上記アライメン
    トマークの中心位置を算出するアライメントマーク検出
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のアライメントマーク検
    出方法において、凹部は穴であることを特徴とするアラ
    イメントマーク検出方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のアライメントマーク検
    出方法において、各交差線をそれぞれ所定のピッチで平
    行に配置した複数本の直線で形成し、上記各直線上にそ
    れぞれ複数個の穴を配置したことを特徴とするアライメ
    ントマーク検出方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のアライメントマーク検
    出方法において、アライメントマークの検出時に使用す
    る電子ビームの径を穴のピッチより大きくしたことを特
    徴とするアライメントマーク検出方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のアライメントマーク検
    出方法において、凹部は溝であることを特徴とするアラ
    イメントマーク検出方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のアライメントマーク検
    出方法において、溝を所定のピッチで平行に複数本配置
    したことを特徴とするアライメントマーク検出方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のアライメントマーク検
    出方法において、アライメントマークの検出時に使用す
    る電子ビームの径を溝のピッチより大きくしたことを特
    徴とするアライメントマーク検出方法。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載のアライメントマーク検
    出方法において、十字形状を形成する各交差線と直交す
    る方向に延在する溝を上記各交差線上に複数個配置した
    ことを特徴とするアライメントマーク検出方法。
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