JP2001102278A - 荷電ビーム露光方法 - Google Patents

荷電ビーム露光方法

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JP2001102278A
JP2001102278A JP27321699A JP27321699A JP2001102278A JP 2001102278 A JP2001102278 A JP 2001102278A JP 27321699 A JP27321699 A JP 27321699A JP 27321699 A JP27321699 A JP 27321699A JP 2001102278 A JP2001102278 A JP 2001102278A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】より高精度なマーク位置の検出又は計測を実現
する。 【解決手段】2次電子放出効率の異なる材料で下地マー
クが形成された試料のマーク近傍に均等に電子ビームに
より第1のビーム照射を行い(S3)試料表面を帯電さ
せ、第1のビーム照射とは異なる条件により電子ビーム
により第2のビーム照射を行い(S5)マークを走査し
て、試料表面からの2次電子を検出することによりマー
ク位置を求め(S7)、マーク位置に基づいて位置合わ
せ露光を行う(S9)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷電粒子ビームを
用いて位置合わせ露光や合わせずれ計測を行う荷電ビー
ム露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子ビームによる位置合わせ露光
の概念図を図15に示す。図15に示すように、位置合
わせの対象とする試料は、シリコン基板101上に絶縁
膜102及びレジスト103が積層形成され、シリコン
基板101表面であって絶縁膜102内に下地マーク1
04が形成されている。
【0003】このように、レジスト103表面から深い
位置にある下地マーク104に対して電子ビーム105
を走査し、下地マーク104から発生する反射電子10
6を検出器107により検出していた。しかしながら、
電子ビーム105のエネルギーが低い場合には、電子の
飛程が小さいため、レジスト103表面から深い位置に
ある下地マーク104まで電子が達しないとの問題があ
った。
【0004】そこで考案されたのが図16に示す位置合
わせ露光方法である。図16(a)は位置合わせ露光の
概念図である。位置合わせの対象とする試料は、図15
に示したものと同じである。
【0005】下地マーク104に対して所定の加速電圧
を有する電子ビーム105を照射すると、電子ビーム1
05により試料表面に帯電した部分112が現れる。料
表面から深い位置にあるマーク104が形成されている
部分とそうでない部分にはパターンの凹凸や材質の差に
起因する静的静電容量113及び114の差が生じ、試
料表面における帯電が生じた部分112において表面電
位差を引き起こして、電子ビーム105照射時の2次電
子115の放出コントラスト像となって現れる。このコ
ントラスト像を検出器107により検出することにより
下地マーク104の位置を特定し、電子ビーム露光にお
ける位置合わせを行うことができる。
【0006】図16(b)は、試料を正に帯電せしめた
場合の試料の表面電位を示す図である。表面電位が大き
くなっている部分が、下地マーク104が形成されてい
る部分に相当する。図16(c)は、試料を正に帯電せ
しめた場合の試料表面の電位差に基づく2次電子波形を
示す図である。2次電子量が大きく減少している部分が
下地マーク104が形成されている部分である。
【0007】同様の帯電現象を用いれば、半導体製造工
程のリソグラフィ工程における合わせずれ計測を電子顕
微鏡(SEM)を用いて行うことができる。図13に帯
電現象を用いた合わせずれ計測の概念図を示す。図13
(a)は、合わせずれ計測用マークの上面図であり、図
13(b)は同合わせずれマークの断面図を示してい
る。図中151はシリコン基板であり、152はシリコ
ン窒化膜、153はシリコン酸化膜、154は反射防止
膜、156は下地シリコン基板に形成された第1のマー
ク、157はフォトレジストで形成された第2のマーク
である。第1のマーク156は、シリコン基板及びシリ
コン窒化膜を彫り込んで形成されている。シリコン酸化
膜153は第1のマーク156を埋め込むようにして、
基板全面に成膜され、化学的機械研磨(CMP)により
平坦化されている。合わせずれ検査は、第1のマーク1
56及び第2のマーク157を横切るように電子ビーム
を走査し(図中158)、図13(c)のような2次電
子の信号波形を得ることで可能になる。
【0008】しかしながら、この方法にも以下のような
問題があった。
【0009】図16(d)は、この帯電現象を利用した
従来の位置合わせ方法の問題点を示す図であり、照射時
間と試料の表面電位との関係を示す図である。ここで
は、試料を正に帯電せしめた場合について説明する。実
線が下地マーク104が形成されていない部分の表面電
位を、破線が下地マーク104が形成されている部分の
表面電位を示す。位置合わせ用下地マーク104の位置
のSN比を高めるためには、下地マーク104上にビー
ム走査を複数回行い、検出信号を平均加算する必要があ
る。
【0010】しかしながら、帯電を利用した上述の現象
は、図16(c)に示すように時間的に過渡的なもので
ある。照射時間をt1〜t3に分割した場合、t2に示
される時間が表面電位差が充分にあり、充分なコントラ
ストを持ってマーク像を観察できる時間である。
【0011】帯電が過度に生じると照射時間t3で示さ
れる時間帯となり、表面電位の差が生じにくくなり、マ
ーク像が見えなくなる。逆に、ビーム照射量が不足して
いる場合には帯電現象そのものが生じにくく、照射時間
t1で示される時間帯では、マーク像観察が困難とな
る。マーク像観察の際のビーム電流が大きすぎる場合に
は、過度の帯電が短時間で起こり、マーク像観察ができ
る時間t2を充分に取ることができない。一方、ビーム
電流が小さすぎる場合には、マーク像を観察できない無
駄時間t1が長くなり、高速なマーク像の観察ができな
くなる。
【0012】最適なマーク検出条件は下地マーク104
の上層に成膜される絶縁膜の厚さや種類によっても異な
るが、上述した問題点からも分かるように、像観察条件
の設定は極めて困難であるのが現状である。また、同様
の問題は、位置合わせ露光のみならず、合わせずれ計測
等においても生じる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
電子ビーム露光における位置合わせ方法では、帯電現象
を利用することにより深い位置に形成されたマークも検
出可能となったが、帯電現象は時間と共に変化しやすい
ものであるため、精度の高いマーク検出は困難であっ
た。同様に帯電現象を用いた合わせずれ計測において
も、精度の高いマーク検出は困難であった。
【0014】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、より高精度な位置
合わせマークの検出又は計測を可能とする荷電ビーム露
光方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る荷電ビーム
露光方法は、基板に位置合わせ露光の基準となるマーク
が形成されており、該マークを含む前記基板上に被加工
膜が形成された試料に荷電粒子により第1のビーム照射
を行い前記マークを含む前記試料表面を帯電させる工程
と、前記第1のビーム照射とは異なる条件により荷電粒
子により第2のビーム照射を行い前記マークを走査し
て、前記試料表面からの2次電子を検出することにより
前記マーク位置を求める工程と、前記マーク位置に基づ
いて位置合わせ露光を行う工程とを具備してなることを
特徴とする。
【0016】また、別の本発明に係る荷電ビーム露光方
法は、基板に位置合わせ露光の基準となる第1のマーク
が形成されており、該第1のマークを含む前記基板上に
被加工膜が形成された試料に対して、前記第1のマーク
との相対位置の計測に用いられ、前記基板表面部分の上
に形成された第2のマークを含むパターンを位置合わせ
露光によって形成する工程と、第1のマーク及び第2の
マークを有する試料に荷電粒子により第1のビーム照射
を行い第1のマークを含む前記試料表面を帯電させる工
程と、前記第1のビーム照射とは異なる条件により荷電
粒子により第2のビーム照射を行い第1及び第2のマー
クを走査して、前記試料表面からの2次電子を検出する
ことにより第1及び第2のマーク位置を求める工程と、
第1及び第2のマーク位置に基づいて合わせずれ計測を
行う工程とを具備してなることを特徴とする。
【0017】本発明の望ましい形態を以下に示す。
【0018】(1)第1及び第2のビーム照射は、それ
ぞれ加速電圧、ビームサイズ、ビーム電流密度、ビーム
走査速度及びビーム走査位置の少なくとも一つを変化さ
せる。
【0019】(2)第1のビーム照射の後、帯電した前
記試料表面からの2次電子を検出してマーク(以下、第
1及び第2のマークを含む)のおおよその位置を求め、
該位置に基づいて第2のビーム照射を行う。
【0020】(3)(2)において、第2のビーム照射
は、前記試料上の位置に応じて加速電圧、ビームサイ
ズ、ビーム電流密度、ビーム走査速度、ビーム走査位置
及びビーム形状の少なくとも一つを変化させて行う。
【0021】(4)(2)において、第2のビーム照射
は、マークのエッジ位置のみに走査して行う。
【0022】(5)第2のビーム照射は、マークに対し
て対称に互いに逆方向に交互に少なくとも1回走査する
ことにより行う。
【0023】(6)第1及び第2のビーム照射条件は、
ビーム走査方向と垂直な方向に複数のビーム幅を有する
ビームを前記マーク上を走査させて得られるマーク像に
基づいて決定される。
【0024】(作用)本発明では、マーク検出のための
ビーム照射工程を第1及び第2のビーム照射の2工程に
分割し、第1のビーム照射により試料表面を帯電させ、
第2のビーム照射によりビーム走査して試料表面のマー
ク像を取得することにより、高精度のマーク像検出を行
うことができる。すなわち、第1のビーム照射で、下地
マーク近傍のレジスト表面が充分に帯電しているため、
マーク上とそれ以外の部分で充分な電位コントラストが
発生している。従って、第2のビーム照射によりマーク
像を取得する場合には、高精度のマーク像の検出が可能
となる。特に、帯電不足によって生じる電位コントラス
トの悪い状態でマーク像を検出することはない。なお、
本発明のマーク像の検出は、位置合わせ露光、合わせず
れ計測のいずれにおいても適用可能である。
【0025】試料を帯電せしめるためには、以下のよう
にする。図10に、電子ビームの加速電圧と2次電子の
放出効率の関係の一例を示す。ここで、試料はレジスト
であり、横軸は加速電圧、縦軸は試料表面からの2次電
子の放出効率を示している。レジストにおいては、40
0V〜1000Vの範囲で、表面から放出される2次電
子の量が1を上回るために正に帯電する。
【0026】一方、加速電圧400V以下、若しくは1
000V以上にすると、2次電子の放出効率は1を下回
り、負に帯電する。すなわち、試料を正に帯電せしめる
ためには、400V〜1000V程度の加速電圧を選択
し、負に帯電せしめるためには、この範囲以外の加速電
圧を選択すればよい。2次電子の放出効率が1を超える
加速電圧を範囲は試料によって異なるが、加速電圧と2
次電子の関係はおおよそ同じである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態を説明する。
【0028】(第1実施形態)図1は本発明の第1実施
形態に係る荷電ビーム露光方法の対象とする試料の構成
を示す図である。本実施形態乃至第4実施形態では、本
発明を位置合わせ露光に適用する場合について説明す
る。
【0029】図1(a)は、位置合わせマークの上面図
であり、試料に形成された位置合わせマークは十字型を
している。図1(b)は、図1(a)のA−A’部の試
料断面を示している。図1(b)に示すように、シリコ
ン基板1の上にシリコン酸化膜2が1μmの膜厚で形成
され、このシリコン酸化膜2の上にパターン転写膜5と
して膜厚50nmのシリコン窒化膜が形成され、さらに
その上にはレジスト3が50nmの膜厚で形成されてい
る。また、シリコン基板1にはプラズマエッチングによ
り彫り込まれた深さ300nmの凹部にシリコン基板1
とは異なる物質(例えばシリコン酸化膜)が埋め込まれ
ることにより、下地マーク4が形成されている。
【0030】この図1に示した試料に対する荷電ビーム
位置合わせ方法を図2に示すフローチャートを用いて説
明する。
【0031】まず、位置合わせ露光の対象とする試料を
図示しない電子ビーム露光装置の試料ステージに搬送す
る。本実施形態で使用する電子ビーム露光装置は、加速
電圧は1kVで、主副2段の静電偏向器を有している。
主偏向幅及び副偏向サイズはそれぞれ1500μm幅、
50μm角である。本装置を用いた場合、レジスト膜厚
を50nm以下とすると、電子銃から発せられる電子ビ
ームの加速電圧が1kV程度であっても垂直な断面形状
を持つレジストパターンを形成することが可能である。
また、最大ビームサイズは10μm、電流密度は1A/
cm2である。
【0032】そして、予め電子ビーム露光装置に設けら
れた制御計算機に入力された下地マーク4の試料上の位
置に基づいて、この電子ビーム露光装置のビーム偏向領
域の中心に下地マーク4を移動させる(S1)。
【0033】次に、第1のビーム照射を行うべく、第1
のビーム照射条件を設定する(S2)。具体的には、ビ
ームサイズを10μmとし、1ショット当たりのビーム
照射時間を500ns、アンプ整定時間を100nsと
し、多重露光によって、総露光量を20μC/cm2
する。
【0034】以上に示された第1のビーム照射条件に基
づいて、第1のビーム照射を行う(S3)。この第1の
ビーム照射の概念図を図3(a)に示す。この第1のビ
ーム照射は、下地マーク4を含んだ所定のビーム照射領
域21に電子ビーム105を照射する。この露光によ
り、下地マーク4近傍のレジスト表面を充分に帯電さ
せ、下地マーク4上とそれ以外の部分とで充分な電位コ
ントラストを発生させる。また、アンプの整定時間は約
100nsであるが、この第1のビーム照射ではアンプ
の整定はあまり考慮する必要が無い。この第1のビーム
照射は下地マーク4近傍を帯電させることを目的として
おり、精度の高い信号波形を抽出することを目的とはし
ていないからである。従って、より短時間で高速なビー
ム照射が行われる。ここで、整定時間とは、電子ビーム
露光装置を用いてビーム照射を行う場合、電子ビームが
照射されてからアンプの過渡特性を無視することができ
るまでの時間を意味する。また、この第1のビーム照射
の際には、ビーム照射領域同士の重なりはない。
【0035】次に、第2のビーム照射を行うべく、第2
のビーム照射条件を設定する(S4)。具体的には、ビ
ームサイズを第1の照射条件よりも小さく0.1μmと
し、ビーム照射時間を第1の照射時間よりも長く200
nsとする。このようにビーム照射時間を長くすること
により、充分なアンプ整定時間をとり、次に行われるマ
ーク像の検出の精度を高める。ここでは、アンプ整定時
間を300nsとする。なお、第1のビーム照射により
試料表面に照射される単位時間当たりの電子量が第2の
ビーム照射により試料表面に照射される電子量よりも多
くなるように設定する。ここでいう単位時間とは、1シ
ョット当たりのビーム照射時間とアンプ整定時間の和を
示している。
【0036】以上に示された第2のビーム照射条件に基
づいて、第2のビーム照射を行う(S5)。この第2の
ビーム照射では、下地マーク4上を電子ビームで走査す
る。この第2のビーム照射の概念図を図3(b)に示
す。このビーム照射は、マーク像検出のために行うた
め、下地マーク4の一部を横切るように細いビーム照射
領域22に電子ビーム105によりビーム走査を行う。
なお、図3(b)には第1のビーム照射におけるビーム
照射領域21を破線で示しているが、このビーム照射領
域21によりも第2のビーム照射領域22は細い領域で
あることが分かる。
【0037】この第2のビーム照射後に、図示しない検
出器を用いてマーク像を検出し、検出された信号波形に
ついて平均加算処理を行ってマーク像を取得する(S
6)。このマーク像の取得の際には、第1のビーム照射
により既に下地マーク4近傍のレジスト表面が充分に帯
電しており、下地マーク4上とそれ以外の部分で充分な
コントラストが発生している。従って、第2のビーム照
射によるビーム走査でマーク像を取得する段階にあって
は、高精度なマーク像の検出が可能となる。特に、帯電
不足によって生じる電位コントラストの悪い状態におけ
るマーク像を検出することがない。なお、上記説明で
は、十字型をした位置合わせマークの一辺を用いて、X
方向(横方向)のマーク検出について説明したが、同様
の方法で、Y方向(縦方向)のマーク位置検出を行うこ
とで、位置合わせマークの位置を求めることができる。
【0038】そして、得られたマーク像に基づいて、電
子ビーム露光装置の制御計算機でマーク位置を検出する
(S7)。そして、試料に形成されているすべての下地
マークについて上記S1〜S7に示される工程を経て、
計算されたマーク位置情報に基づいて、露光すべきパタ
ーンの位置を決定する(S8)。そして、決定されたパ
ターン位置に加速電圧1kVでパターン露光を行う(S
9)。
【0039】以上の工程でのマーク検出における電子ビ
ームの照射時間と試料の表面電位との関係を図4に示
す。ここでは、加速電圧が1kVであるので、レジスト
表面は正に帯電している。実線が下地マーク4が形成さ
れていない部分の表面電位を、破線が下地マーク4が形
成されている部分の表面電位を示す。時間0を第1のビ
ーム照射開始時とし、時間をt1‘’〜t3‘’に分割
した場合、t2‘’に示される時間が、表面電位差が充
分にあり、充分なコントラストを持って像を観察できる
時間である。従来法に基づく時間と試料の表面電位との
関係を示す図16(c)と比較すれば分かるように、本
実施形態では、試料が充分に帯電して表面電位差が充分
になるまでの時間t1’が従来のそれ(t1)に比較し
て短くなっている。これは、第1のビーム照射を非常に
高速に行った結果である。また、像を観察できる時間t
2’は、従来のそれ(t2)に比較して充分に長くなっ
ている。これは、第2のビーム照射により試料表面に照
射される単位時間当たりの電子量を第1のビーム照射に
より試料表面に照射される電子量に対して少なくして行
った結果である。また、第1のビーム照射領域が、第2
のビーム照射領域に比較して充分に大きいことから、第
2のビーム照射領域の近傍が一様に帯電している。この
結果、高精度のマーク位置検出が可能となる。
【0040】このように、ビーム照射工程を第1及び第
2のビーム照射の2工程に分割し、第1のビーム照射に
より試料表面を帯電させ、第2のビーム照射によりビー
ム走査して試料表面のマーク像を取得することにより、
高精度のマーク像検出を行うことができる。すなわち、
第1のビーム照射で、下地マーク近傍のレジスト表面が
充分に帯電しているため、マーク上とそれ以外の部分で
充分な電位コントラストが発生している。従って、第2
のビーム照射によりマーク像を取得する場合には、高精
度のマーク像の検出が可能となる。特に、帯電不足によ
って生じる電位コントラストの悪い状態でマーク像を検
出することはない。
【0041】また、第1のビーム照射を高速に行ってい
るため、従来法に比較してマーク像を高速に取得するこ
とができる。この結果、高精度で高速な位置合わせ露光
が可能となる。
【0042】なお、上記実施形態では第1及び第2のビ
ーム照射において、ビームサイズとビーム走査速度を変
化させたが、ビーム電流密度、ビーム走査位置、ビーム
形状等他のパラメータを変化させることでも上記と同様
の効果を得ることができる。
【0043】(第2実施形態)本実施形態は、第1実施
形態の変形例に係わる。本実施形態の特徴点は、第1の
ビーム照射後に試料表面電位差に基づきおおよそのマー
ク位置を検出し、そのマーク位置に基づいて第2のビー
ム照射を行う点であり、第1実施形態と共通する工程の
詳細な説明は省略する。使用する電子ビーム露光装置の
構成及び試料の構成は第1実施形態と同じである。
【0044】まず、位置合わせの対象とする試料を図示
しない電子ビーム露光装置の試料ステージに搬送し、予
め電子ビーム露光装置の制御計算機に入力された下地マ
ーク4の試料上の位置に基づいてビーム偏向領域の中心
に下地マーク4を移動させる点は第1実施形態と同じで
ある。
【0045】次に、第1のビーム照射を行うべく、第1
のビーム照射条件を設定する。具体的には、1ショット
当たりのビーム照射時間を500ns、アンプ整定時間
を100nsとし、多重露光によって、総露光量を20
μC/cm2とする点は第1実施形態と共通するが、ビ
ームサイズを0.5μmとする点が異なる。
【0046】この第1のビーム照射条件に基づいて第1
のビーム照射を行う。この第1のビーム照射の概念図を
図5(a)に示す。51はこの第1のビーム照射におけ
るビーム照射領域である。電子ビーム105は矢印に示
す方向に走査される。ビーム間の重なりは無く、高速で
ビーム照射を行う。ここで、ビームサイズを0.5μm
としているため、0.5μmの位置分解能でおおよその
マーク位置を検出することができる。
【0047】次に、この第1のビーム照射により帯電し
た試料表面からの2次電子を図示しない検出器で検出
し、マーク像のコントラストからおおよそのマーク位置
を検出する。
【0048】次に、第2のビーム照射を行う。図5
(b)は第2のビーム照射の概念図である。52はこの
第2のビーム照射におけるビーム照射領域であり、電子
ビーム105が矢印の方向に走査される。第2のビーム
照射は、第1実施形態と同様にビームサイズを0.1μ
m、ビーム照射時間を200nsとし、充分なアンプ整
定時間をとってビーム位置精度が向上するように配慮す
る。また、第1のビーム照射により得られたおおよその
マーク位置に基づいて、下地マーク4のエッジ部分にの
みビーム走査を行う。
【0049】そして、第2のビーム照射後に、図示しな
い検出器を用いてマーク像を検出し、信号処理を行いマ
ーク像を取得する。そして、得られたマーク像に基づい
てマーク位置を計算し、このマーク位置に基づいて加速
電圧1kVでパターン露光を行う。
【0050】このように、本実施形態によれば、第1実
施形態と同様の効果を奏するとともに、以下の作用効果
を奏する。すなわち、第1のビーム照射でおおよそのマ
ーク位置を検出し、第2のビーム照射において下地マー
ク4のエッジ部分にのみビーム走査を行うことにより、
レジスト表面の過剰な感光を防ぐことができる。また、
エッジ部分にのみビーム走査を行うため、ビーム走査回
数を減らすことができ、マーク検出のさらなる高速化が
図れる。
【0051】(第3実施形態)本実施形態は第2実施形
態の変形例に係わる。なお、本実施形態では加速電圧を
5kVとし、試料表面を負に帯電させた場合について説
明する。本実施形態では、下地マーク4に対して対称な
位置に交互にビーム走査を行う点に特徴がある。なお、
第1及び第2のビーム照射によりマーク検出を行う点は
第2実施形態と同様である。
【0052】第1のビーム照射工程は第2実施形態と同
じく、ビームサイズを0.5μmとし、下地マーク4上
の領域を一様に照射する。この際、ビーム照射領域同士
の重なりはなく、1ショット当たりのビーム照射時間を
500ns、アンプ整定時間を100nsとし、多重露
光によって、総露光量を20μC/cm2として高速な
ビーム照射を行う。
【0053】この第1のビーム照射により、マーク像を
取得し、そのコントラストからおおよそのマーク位置を
検出する。
【0054】次いで、第2のビーム照射を行う。第2の
ビーム照射は、ビームサイズを0.1μmとし、マーク
上を電子ビームで走査する。また、ビーム照射時間は2
00nsとし、充分なアンプ整定時間をとってビーム位
置精度が向上するようにする。
【0055】図6(a)は本実施形態における位置合わ
せ露光における第2のビーム照射の概念図である。61
a及び61bはビーム照射領域であり、矢印の方向に交
互にビーム走査される。例えば、ビーム照射領域61a
からビーム照射領域61bの位置までビーム走査し、そ
の後ビーム照射領域61bの位置からビーム照射領域6
1aの位置まで同じ経路を逆に辿ってビーム走査する。
これらビーム照射領域61a及び61bはマーク位置に
対して対称の位置にある。このようなビーム走査を繰り
返し行う点が本実施形態の特徴である。
【0056】このようにして得られた信号に平均加算処
理を施してマーク像を取得する。
【0057】そして、検出されたマーク像に基づいて図
示しない電子ビーム露光装置の制御計算機でマーク位置
を計算する。そして、すべてのマーク4について上記操
作を行い得られたマーク位置の情報に基づいて加速電圧
5kVでパターン露光する。
【0058】以上説明したように、下地マーク4に対し
て対称かつ交互に繰り返しのビーム走査を行う利点を説
明する。
【0059】図7は、単一の方向にビームを走査してマ
ーク検出を行う場合の概念図を示す。2次電子115が
放出されるマーク部とそれ以外の部分では表面電位が異
なる。このため、電子ビーム照射によって生じた2次電
子は、検出器107で検出されるような試料から離れた
方向に飛来する2次電子115のみならず、図7(a)
に示すように試料表面に再入射する現象が生じる(以
下、この現象を2次電子の再配分と呼ぶ)。この2次電
子の再配分により再配分2次電子121が再度試料表面
に達すると、パターン周辺部に暗部が出現する。
【0060】図7(b)は、ビーム走査位置と試料の表
面電位との関係を示す図である。図7(b)に示すよう
に、下地マーク104の中心位置x1を中心に、表面電
位が減少しているが、その中心位置x2からビームの走
査方向に離れた位置x2において、表面電位が相対的に
増加する現象が生じる。図7(c)はビーム走査位置と
2次電子量との関係を示す図である。図7(c)に示す
ように、下地マーク104の中心位置x1を中心に、表
面電位の小さくなった部分、すなわち負に帯電した領域
で2次電子が増加しているが、その中心位置x2からビ
ームの走査方向に離れた位置x2、すなわち表面電位が
相対的に増加している部分において、2次電子が減少し
ている。この減少した2次電子は検出器107により検
出されると暗部となって観察される。
【0061】再配分2次電子121は下地マーク104
に対して非対称に飛来する。これは、ビーム走査方向に
対して下流側は、既に照射された電子により負に帯電し
ている。これに対してビームの走査方向上流、すなわち
未だビームが照射されていない部分では、若干の帯電は
あるものの未だビーム照射がなされていないため、帯電
量は下流側に比較して低くなっている。従って、再配分
2次電子121はビーム走査方向に対して上流側に飛来
する率が高くなる。これを下地マーク104近傍をビー
ム走査する場合で考えると、下地マーク104のビーム
走査方向上流側の方が再配分2次電子121は多くな
る。再配分2次電子は数十eVのエネルギーを有してお
り、再配分2次電子の入射した部分、すなわちビーム走
査方向上流側では2次電子の放出効率は大きくなる。2
次電子の放出は負の帯電を緩和する方向に働くため、ビ
ーム走査方向上流側の表面電位は相対的に正に帯電する
ことになり、表面電位は下地マーク104に対して非対
称となる。従って、図7(b)で得られる2次電子波形
も下地マーク104に対して非対称になり、マーク位置
の読み取り誤差が発生する。
【0062】そこで、本実施形態のように、マークに対
して対称に、左右交互にビーム走査を繰り返すことによ
り、レジスト表面の帯電が均等に生じ、再配分される2
次電子の飛来方向も均一化される。従って、マーク像検
出の際の暗部の左右非対称を解消することができ、高精
度な位置合わせが実現できる。なお、逆方向の繰り返し
走査は、それぞれ同じ経路を辿る必要はなく、前に走査
された部分による試料面の非対称な帯電を打ち消すよう
な範囲であれば、前に走査された経路とずれた経路を辿
って走査させてもよい。
【0063】図6(b)は、試料を負に帯電せしめた場
合の試料の表面電位を示す図である。表面電位が小さく
なっている部分が、下地マーク104が形成されている
部分に相当する。
【0064】図6(c)は本実施形態のビーム走査を用
いて検出された2次電子量とビーム走査位置との関係を
示す図である。横軸はビーム走査位置、縦軸は2次電子
量である。単一の方向にビーム走査を行った場合に見ら
れた破線に示す非対称な波形が解消され、左右対称な波
形となっていることが分かる。
【0065】このように本実施形態では、第2実施形態
と同様の効果を奏する。さらに本実施形態では、下地マ
ークに対して対称な位置に交互にビーム走査を行ってい
るため、レジスト表面の帯電が均等に生じる。従って、
得られる2次電子信号波形のマークに対する非対称性を
解消することができ、高精度な位置合わせが実現でき
る。
【0066】本発明は上記実施形態に限定されるもので
はない。
【0067】上記実施形態では第1及び第2のビーム照
射でビームサイズを変える場合を示したが、加速電圧、
ビーム電流密度、ビーム走査速度、ビーム走査位置、ビ
ーム形状等を変える場合でも本発明の効果を奏する。ビ
ーム電流密度を変える場合、第1のビーム照射に対して
第2のビーム照射を小さい電流密度とするのが望まし
い。また、ビーム速度を変える場合、第1のビーム照射
に対して第2のビーム照射を高速にするのが望ましい。
【0068】なお、ビーム形状を変える場合の一例を図
8(a)及び(b)に示す。図8(a)は第1のビーム
照射、図8(b)は第2のビーム照射の概念図である。
同図に示されるように、第1のビーム形状81aに対し
て第2のビーム形状81bが、ビーム走査方向に対して
細く絞られている。
【0069】また、ビーム走査位置を変える場合の一例
を図9(a)及び(b)に示す。図9(a)は第1のビ
ーム照射、図9(b)は第2のビーム照射の概念図であ
る。同図に示されるように、第1のビーム照射における
ビーム照射領域は下地マーク4を中心とした正方形の領
域91aであるのに対して、第2のビーム照射における
ビーム照射領域は下地マーク4のエッジ部分(91b)
のみである。なお、このビーム走査位置を異ならしめる
場合には、第2のビーム照射によりマーク位置を取得す
る位置(本例におけるエッジ部分に相当する)は第1の
ビーム照射領域の中であることが必要である。
【0070】また、加速電圧を変える場合について、望
ましい方法を図10を用いて説明する。まず、試料表面
を正に帯電させる場合、第1のビーム照射においては試
料をより正に帯電させるために加速電圧を図中V1とす
る。第2のビーム照射においては、第1のビーム照射よ
りも2次電子の放出効率を小さくした加速電圧V2もし
くはV2’を選択する。このようにすれば、第2のビー
ム照射における正の帯電の増加は、第1のビーム照射よ
りも緩やかになり高精度のマーク検出が可能となる。
【0071】一方、試料表面を負に帯電させる場合に
は、第1のビーム照射においては、試料をより負に帯電
させるために加速電圧を図中V4又はV4’とする。第2
のビーム照射においては、第1のビーム照射よりも2次
電子の放出効率を大きくした加速電圧V3又はV3’を選
択する。このようにすれば、第2のビーム照射における
負の帯電の増加は、第1のビーム照射よりも緩やかにな
り高精度のマーク検出が可能となる。
【0072】なお、これら種々のパラメータを変化させ
る形態は、上記した例に限定されるものではないことは
もちろんである。
【0073】その他、本発明の本旨を逸脱しない範囲で
種々変形して使用することができる。
【0074】(第4実施形態)図11は本発明の第4実
施形態に係る電子ビーム位置合わせ露光のフローチャー
トを示す図である。本実施形態は、第1及び第2のビー
ム照射を行う電子ビーム位置合わせ露光において、ビー
ム照射条件の最適化を行う形態に関する。
【0075】本実施形態におけるビーム照射条件の最適
化を図11に沿って説明する。
【0076】まず、予め設定されたビーム走査条件を基
にマーク走査を行う(S11)。このマーク走査に用い
られるビーム形状を図12(a)に示す。同図に示すよ
うに、4段の階段状ビーム形状をなしている。このビー
ム形状は、矢印に示されるビーム走査方向と垂直な方向
に4つのビーム幅d1〜d4を有している。
【0077】このビーム形状を有する電子ビームで下地
マーク4上を走査することにより、マーク像4’を取得
する(S12)。マーク像4’から分かるように、4つ
のビーム幅d1〜d4のうち、ビーム幅の広い方から2段
階まで(d1〜d2)はマーク像として検出できたが、ビ
ーム幅の狭い2段階ビーム(d3〜d4)では、マーク像
として検出できない。これは、図12(a)の2次電子
波形111(ビーム幅が広い場合)及び112(ビーム
幅が狭い場合)にも示したように、得られる2次電子波
形がビーム幅の広い場合には試料表面に充分な量の電子
が照射され、マーク部とそうでない部分とで充分に2次
電子量が異なるが、ビーム幅の狭い場合には試料表面に
照射される電子量が充分でなく、マーク部とそうでない
部分とで2次電子量があまり変わらないからである。
【0078】次に、得られたマーク像4’に基づいて、
ビーム走査条件下でのビームサイズと信号波形のSN比
との関係曲線を求める(S13)。得られた関係曲線を
図12(b)に示す。横軸はビームサイズ、縦軸は信号
波形のSN比である。
【0079】そして、得られた関係曲線に基づいて良好
なSN比、すなわち像コントラストの得られるビーム照
射時間を変化させ(S14)、最適な像コントラストが
得られるまで以上に示す工程(S11〜S13)を繰り
返す。
【0080】そして、最適な像コントラストが得られた
最適なビームサイズ及びビーム照射時間をマーク検出条
件とし(S15)、これによりマーク検出を行う(S1
6)。なお、このマーク検出は、第1〜第3実施形態に
示した第1及び第2のビーム照射をいう。さらにその
後、第1〜第3実施形態と同様に、得られたマーク位置
に基づいて位置合わせ露光を行う。
【0081】このようなビーム最適化を用いる作用効果
は、以下に示す通りである。すなわち、ビーム面積、ビ
ーム走査速度、ビーム走査ピッチ又はビーム電流等を1
パラメータずつ変えた場合、各条件を4条件ずつ変化さ
せると、44=256通りのビーム照射によりすべての
パラメータについて走査を行う必要がある。これに対し
て本実施形態のようにビーム走査方向と垂直な方向にビ
ーム幅を4通りとしてマーク走査を行うことにより、一
度の走査で単位面積当たりの帯電量が4通りについて走
査していることとなる。従って、ビーム照射は64通り
で済む。このため、ビーム走査条件の最適化を高速に行
うことが可能となる。
【0082】なお、本実施形態では階段状のビーム形状
を用いたが、図12(c)及び(d)に示すように、3
角形のビーム形状や、1/4円のビーム形状としても構
わない。ビーム走査方向と垂直な方向に複数のビーム幅
を有するビーム形状を有していれば本発明を適用可能で
ある。
【0083】(第5実施形態)上記第1〜第4実施形態
では本発明を位置合わせ露光に用いる場合を示したが、
本実施形態では本発明をSEMを用いた合わせずれ計測
に適用する場合に関する。本実施形態では、加速電圧を
2kVとする。
【0084】本実施形態で測定の対象として用いられる
試料の構造を図13に示す。図13(a)は上面図、
(b)は断面図、(c)はこの試料を走査して得られる
ビーム走査位置と2次電子量との関係を示す図である。
【0085】図13(a)に示すように、正方形の4辺
に対応した位置に、ライン状の第1のマーク156が4
本配置されている。従って、向かい合う2つの第1のマ
ーク156は互いに平行に配置され、かつ隣り合う第1
のマーク156同士は垂直である。また、この第1のマ
ーク156が配置された正方形よりも大きな正方形の4
辺に対応した位置に、ライン状の第2のマーク157が
4本配置されている。この第2のマーク157は、下地
マークである第1のマーク156に対して設計上同一の
中心となるような平面構造となる。
【0086】このような第1のマーク156及び第2の
マーク157の断面構造は、図3(b)に示す通りであ
る。シリコン基板151上にシリコン窒化膜152が形
成されており、このシリコン窒化膜152を貫通してシ
リコン基板151内に達する凹部が形成されている。こ
の凹部を含めてシリコン窒化膜152上にはシリコン酸
化膜153が形成されており、さらのその上には反射防
止膜154が形成されている。そして、この反射防止膜
154の上には、選択的にフォトレジスト155が形成
されている。そして、上記凹部に埋め込まれたシリコン
酸化膜153が第1のマーク156として機能し、選択
的に形成されたフォトレジスト155が第2のマーク1
57として機能する。
【0087】以上に示した試料(基板)を、SEMの試
料室内に搬入し、第1及び第2のマーク156及び15
7をSEMの電子ビーム偏向領域内に移動させる。次い
で、観察倍率を10000倍、ビーム電流を10pA、
走査周波数を1kHzとして、第1の電子ビーム照射を
行う。ここで、第1のビーム照射領域は、図14におけ
る領域161に相当し、シリコン基板1の表面から深い
位置に形成された第1のマーク156とその近傍のみを
帯電せしめる。
【0088】第2のビーム照射は、観察倍率を5000
倍、ビーム電流を5pA、走査周波数を1kHzとして
行う。ここで、第2のビーム照射領域は図14中の領域
162に相当する。第2のビーム照射では、第1のマー
ク156とフォトレジストで形成された第2のマーク1
57を同時に走査する。この第2のビーム照射により得
られる2次電子信号波形を図13(c)に示す。横軸は
ビーム走査位置、縦軸は2次電子量である。得られた2
次電子信号波形に基づき、第1のマーク156及び第2
のマーク157の相対的な位置ずれを測定することによ
って合わせずれ計測が可能となる。
【0089】このように、ビーム照射工程を第1及び第
2のビーム照射工程に分割し、第1のビーム照射により
試料表面を帯電させ、第2のビーム照射によりビーム走
査して試料表面のマーク像を取得することにより、高精
度のマーク像検出を行うことができる。すなわち、第1
のビーム照射では、ビーム電流を10pAとして第1の
マーク156近傍のレジスト表面が充分に帯電している
ため、マーク156上とそれ以外の部分で充分な電位コ
ントラストが発生している。従って、ビーム電流を5p
Aとした第2のビーム照射によりマーク像を取得する場
合には高速かつ高精度のマーク像の検出が可能となる。
特に、帯電不足によって生じる電位コントラストの悪い
状態でマーク像を検出することはない。
【0090】また、第1のビーム照射では観察倍率を1
0000倍として、第1のマーク156近傍のみを帯電
させ、第2のビーム照射では観察倍率を5000倍とし
て、第1及び第2のマーク156及び157を同時に取
得しているが、第1のビーム照射において、第2のマー
ク157にビーム照射を行っていないため、第2のマー
ク像を取得する際にも、なんら悪影響を及ぼすことはな
い。この結果、高精度の合わせずれ計測が可能となる。
【0091】なお、上記実施形態では第1及び第2のビ
ーム照射において、ビーム電流を変化させたが、ビーム
走査速度、ビームサイズ、ビーム電流密度、ビーム宗七
ビーム形状等他のパラメータを変化させることでも上記
と同様の効果を奏することができる。
【0092】本発明は上記実施形態に限定されるもので
はない。
【0093】パターン露光の際の加速電圧を1kV又は
5kVとしたが、加速電圧50kV以上でパターン露光
を行う場合にも本発明を適用可能である。また、本発明
は電子ビーム露光装置の種類に制限されるものではな
い。例えば、部分一括露光型電子ビーム露光装置や可変
成形型電子ビーム露光装置、マルチビーム型電子ビーム
露光装置、丸ビーム型電子ビーム露光装置、一括露光型
電子ビーム露光装置でも、本発明を適用可能である。も
ちろん、試料に照射される物質は電子ビームではなくて
も、イオンビーム等、荷電粒子であれば何でもよい。さ
らに、露光装置ではなくても、例えば電子顕微鏡等でも
合わせずれ計測に係わる本発明を適用可能である。
【0094】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、帯
電現象を利用した位置合わせ露光又は合わせずれ計測に
おいて、帯電を生ぜしめるビーム照射とマーク検出のた
めのビーム照射とに位置合わせ露光ビーム照射工程を分
割し、それぞれ異なる条件でビーム照射することによ
り、より高精度のマーク像検出ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電子ビーム位置合
わせ露光の対象とする試料の構成を示す断面図。
【図2】同実施形態に係る電子ビーム位置合わせ露光の
フローチャートを示す図。
【図3】同実施形態に係る第1及び第2のビーム露光の
概念図。
【図4】同実施形態に係る時間と試料の表面電位との関
係を示す図。
【図5】本発明の第2実施形態に係る第1及び第2のビ
ーム照射の概念図。
【図6】本発明の第3実施形態に係る第2のビーム照射
の概念図。
【図7】単一方向にビーム走査する場合の問題点を説明
するための図。
【図8】本発明の変形例における第1及び第2のビーム
照射の概念図。
【図9】本発明の変形例における第1及び第2のビーム
照射の概念図。
【図10】電子ビームの加速電圧と試料表面から放出さ
れる電子放出効率の関係曲線を示す図。
【図11】本発明の第4実施形態に係る電子ビーム位置
合わせ露光のフローチャートを示す図。
【図12】同実施形態に係るビーム最適化の手法を説明
するための図。
【図13】本発明の対象とする電子ビーム合わせずれ計
測を説明するための図。
【図14】同実施形態に係る合わせずれ計測の概念図。
【図15】従来の電子ビームによる位置合わせ露光の概
念図。
【図16】帯電現象を利用した従来の位置合わせ露光を
説明するための図。
【符号の説明】 1…シリコン基板 2…シリコン酸化膜 3…レジスト 4…下地マーク 4’…マーク像 21,22,51,52,61a,61b,81a,8
1b,91a,91b…ビーム照射領域 111,112…2次電子検出波形 156…第1のマーク 157…第2のマーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H097 AA03 CA16 KA13 KA15 KA16 LA10 5F056 BA08 BB01 BD04 BD05 BD06 CB02 CB03 CB12 CC04 CC08 FA06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に位置合わせ露光の基準となるマー
    クが形成されており、該マークを含む前記基板上に被加
    工膜が形成された試料に荷電粒子により第1のビーム照
    射を行い前記マークを含む前記試料表面を帯電させる工
    程と、 前記第1のビーム照射とは異なる条件により荷電粒子に
    より第2のビーム照射を行い前記マークを走査して、前
    記試料表面からの2次電子を検出することにより前記マ
    ーク位置を求める工程と、 前記マーク位置に基づいて位置合わせ露光を行う工程と
    を具備してなることを特徴とする荷電ビーム露光方法。
  2. 【請求項2】 基板に位置合わせ露光の基準となる第1
    のマークが形成されており、第1のマークを含む前記基
    板上に被加工膜が形成された試料に対して、第1のマー
    クとの相対位置の計測に用いられ、前記基板表面部分の
    上に形成された第2のマークを含むパターンを位置合わ
    せ露光によって形成する工程と、 第1のマーク及び第2のマークを有する前記試料に荷電
    粒子により第1のビーム照射を行い第1のマークを含む
    前記試料表面を帯電させる工程と、 前記第1のビーム照射とは異なる条件により荷電粒子に
    より第2のビーム照射を行い第1及び第2のマークを走
    査して、前記試料表面からの2次電子を検出することに
    より第1及び第2のマーク位置を求める工程と、 第1及び第2のマーク位置に基づいて合わせずれ計測を
    行う工程とを具備してなることを特徴とする荷電ビーム
    露光方法。
  3. 【請求項3】 第1のビーム照射により前記試料表面に
    照射される荷電粒子量に対して第2のビーム照射により
    前記試料表面に照射される荷電粒子量が少なくなるよう
    に、第1及び第2のビーム照射条件を変化させることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の荷電ビーム露光方
    法。
  4. 【請求項4】 第1及び第2のビーム照射条件とは、加
    速電圧、ビームサイズ、ビーム電流密度、ビーム走査速
    度及びビーム走査位置のうちの少なくとも一つであるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の荷電ビーム露光方法。
  5. 【請求項5】 第1のビーム照射の後、帯電した前記試
    料表面からの2次電子を検出して前記マーク又は第1の
    マークのおおよその位置を求め、該位置に基づいて第2
    のビーム照射を行うことを特徴とする請求項1又は2に
    記載の荷電ビーム露光方法。
  6. 【請求項6】 第2のビーム照射は、前記試料上の位置
    に応じて加速電圧、ビームサイズ、ビーム電流密度、ビ
    ーム走査速度、ビーム走査位置及びビーム形状の少なく
    とも一つを変化させて行うことを特徴とする請求項5に
    記載の荷電ビーム露光方法。
  7. 【請求項7】 第2のビーム照射は、前記マーク、第1
    のマーク又は第2のマークのエッジ位置のみに走査して
    行うことを特徴とする請求項5に記載の荷電ビーム露光
    方法。
  8. 【請求項8】 第2のビーム照射は、前記マーク又は第
    1及び第2のマークに対して対称に互いに逆方向に交互
    に少なくとも1回走査することにより行うことを特徴と
    する請求項1又は2に記載の荷電ビーム露光方法。
  9. 【請求項9】 第1及び第2のビーム照射条件は、ビー
    ム走査方向と垂直な方向に複数のビーム幅を有するビー
    ムを前記マーク、第1のマーク又は第2のマークの上を
    走査させて得られるマーク像に基づいて決定されること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の荷電ビーム露光方
    法。
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