JP5421970B2 - ショーケース - Google Patents

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JP5421970B2
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この発明は、飲食店等のカウンタに設置されて、収納した物品を展示しつつ保存するショーケースに関するものである。
食品や飲料品等の物品を冷蔵保存する冷蔵ショーケースとしては、例えば寿司屋等のカウンタに設置され、収納した寿司ネタ等の生鮮食材を展示しながら冷蔵保存するネタケースと呼ばれるものがある(特許文献1参照)。例えば図20および図21に示すように、冷蔵ショーケース10は、物品を冷蔵保存する収納室12と、この収納室12を冷却するための圧縮機や凝縮器等の冷却装置(何れも図示せず)が配設される機械室14とが隣接して設けられている。収納室12は、外装と内装との間にウレタンフォーム等の断熱材32を充填して断熱構造とされた断熱箱体16の内部に画成され、該断熱箱体16の前側に形成した前面開口部56にフロントガラス18が嵌め込まれて、収納室12の内部が前面から見えるようになっている。
図21に示すように、断熱箱体16の後面側には、収納室12に対する物品出入口20が開設されると共に、該物品出入口20にはスライド扉22がスライド自在に取付けられ、スライド扉22を左右方向にスライドして物品出入口20を開放することで、収納室12に対する物品の出し入れを許容するよう構成される。
前記断熱箱体16における収納室12の上側に形成される上部断熱層26の下面には、冷却プレート30が配設されている。また、前記冷却装置に接続する上部エバポレータ34が、上部断熱層26内部において冷却プレート30に接触するよう配設され、上部エバポレータ34に循環供給される冷媒によって冷却プレート30を冷却して、収納室12を間接的に冷却するよう構成される。
収納室12の上方には、照明装置としての蛍光灯36が、冷却プレート30に固定された照明支持具38を介して取付けられている。この蛍光灯36は、透明な樹脂製カバー40によって保護されて、洗浄時の水掛かりによる漏電や錆による劣化の防止を図ると共に、ネタ容器等を収納室12に出し入れする際、容器が蛍光灯36に接触して破損しないようになっている。また、蛍光灯36は、照明支持具38によって冷却プレート30から所要間隔離間しており、該冷却プレート30の熱交換面積が確保されている。
特開平8−327209号公報
このように、従来の冷蔵ショーケース10は、収納室12を照らす照明装置として蛍光灯36が採用されているが、前述の如く、冷却プレート30の熱交換面積を確保するため、蛍光灯36は該プレート30から所要距離だけ離間している。従って、蛍光灯36の突出分だけ収納室12の容積が狭くなり、収納室12のスペースを有効に利用できず、また、大きな食材等を収納できない場合もあった。しかも、蛍光灯36は使用時に熱を発生するため、この熱によって収納室12が温められてしまう。そこで従来の冷蔵ショーケース10は、収納室12を低温状態に保持するため大容量の冷却装置が使用されており、冷蔵ショーケース10のランニングコストが嵩む原因となっていた。更に、蛍光灯36は、長期の使用により色が褪せて、収納室12に陳列された食材等の見た目が悪くなったり、収納室12内が暗くなったりする事態が生じてしまう。
また、収納室12に陳列される食材によって照明色を変えたりする等の演出を蛍光灯36ですることは難しく、いちいち他の色の蛍光灯36に交換しなければならなかった。更に、樹脂製カバー40を清掃する際、該カバー40のフロントガラス18側は手指が届き難く、非常に煩雑な作業を強いられてしまう。
そこで本発明は、従来のショーケースに内在する前記諸問題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、LED照明装置を採用することで、ランニングコストを低減すると共に、収納室のスペースを有効に使用し得るショーケースを提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1に係るショーケースは、
前面開口部に透明部材が嵌め込まれた断熱箱体に、温度調節されて物品を収納する収納室が内部画成されると共に、前記断熱箱体に、LED素子を基板に配設したLED照明装置を設け、該照明装置により前記収納室内を照らすよう構成したショーケースにおいて、
前記透明部材は、一対のガラスを所定間隔離間するよう対向配置することで両ガラス間に空間が画成されたペアガラスで構成され、
前記LED照明装置は、前記透明部材の上方の縁部側において両ガラスに挟持された状態で前記空間に固定されるホルダに収容保持され、
前記ホルダは、前記LED照明装置を収容し得る収容空間が内側に画成され、かつ該収容空間の一方が開放したチャンネル状の本体部を備え、該本体部の開放側を前記収納室側に向けた状態で前記一対のガラスの間に固定され
前記ホルダの本体部は非透明または半透明であり、
前記本体部の端部に、前記LED照明装置から出射されて前記透明部材の内側で反射した反射光が外部へ漏れるのを防止する遮蔽部材が設けられ、
前記遮蔽部材を、前記収納室側のガラスにおける前記空間側の面に位置させたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、照明装置としてLED照明装置を採用したので、従来の蛍光灯に比べて電力消費量が少なく済み、ランニングコストを抑制し得る。しかも、LED素子の寿命は蛍光灯等に比べてはるかに長いので、煩わしい交換作業が必要なく、経時的な劣化による変色等も少ない。また、遮蔽部材を内側のガラスの空間側に設けたので、ホルダの近傍を通過する反射光を遮蔽するのに必要な遮蔽部材の面積は、外側のガラスに設けた場合に比べて小さくなる。従って、遮蔽部材によって覆われる透明部材の面積が小さくなって、庫内を明るく維持し得る。また、遮蔽部材の面積が小さくなることで、該遮蔽部材の製造コストを低廉にし得る。
請求項2に係るショーケースは、前記ホルダに、乾燥剤が収容されている。
請求項2の発明によれば、ホルダに乾燥剤を収容したので、該ホルダ内部の湿気を除去することができる。
本発明に係るショーケースによれば、収納室をLED照明装置により照明するようにしたのでランニングコストを低減することができる。また照明装置を収納室に突出しない部位に配設したので、該収納室のスペースを有効利用することができる。
参考例1に係る冷蔵ショーケースを示す断面図である。 参考例1の冷蔵ショーケースの要部を示す拡大図である。 LED照明装置、パッキンおよびカバー部材を示す斜視図である。 参考例1の上部断熱層を示す斜視図である。 冷蔵ショーケースの後面部の一部を示す拡大図である。 参考例2に係る冷蔵ショーケースを示す断面図である。 参考例2のフロントガラスを示す斜視図である。 参考例2のケース部材を示す拡大図である。 参考例2のLED照明装置を示す拡大図である。 実施例に係る冷蔵ショーケースの要部を示す拡大図である。 実施例で使用するLED照明装置を示す概略説明図である。 参考例3に係る冷蔵ショーケースの要部を示す拡大図である。 参考例4に係る冷蔵ショーケースの要部を示す拡大図である。 参考例5に係る冷蔵ショーケースを示す断面図である。 参考例5に係る冷蔵ショーケースの要部を示す拡大図である。 LED照明装置の光が反射して外部へ放射する様子を示した説明図である。 実施例の変更例1に係る冷蔵ショーケースの要部を示す拡大図である。 実施例の変更例2に係る冷蔵ショーケースの要部を示す拡大図である。 実施例の変更例2の別例に係る冷蔵ショーケースの要部を示す拡大図である。 従来の冷蔵ショーケースを示す全体斜視図である。 図20に示す冷蔵ショーケースの断面図である。
次に、本発明に係るショーケースにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、従来技術で説明した既出の部材については、同じ符号を付して詳細な説明は省略する。また実施例では、ショーケースとして、収納室が低温に温度調節される冷蔵ショーケースの場合で説明する。
(参考例1)
図1に示すように、参考例1に係る冷蔵ショーケース50において、生鮮食材や飲料等の物品を冷蔵保存する収納室52は、断熱構造の断熱箱体16に内部画成されている。カウンタ等に冷蔵ショーケース50を載置した際に客先に臨む断熱箱体16の前面側に前面開口部56が開設され、該開口部56に透明なフロントガラス(透明部材)18が嵌め込まれて、収納室52に収納した物品を前方外部から視認し得るようになっている。このフロントガラス18は、一対のガラス18a,18aを所定間隔離間するよう対向配置した、所謂ペアガラスであって、両ガラス18a,18a間にはスペーサ18bによって所要のスペースSが画成されて密閉状態となっている。これに対し、断熱箱体16の後面側には、物品出入口20が開設されると共に、この物品出入口20は、上下をレール58,58で保持された一対のスライド扉22,22が左右方向にスライド自在に配設され、該物品出入口20を開閉可能に構成してある。なお、この物品出入口20を開閉する扉については、参考例1の如くスライド扉22,22に限られず、例えば、回動式の扉であってもよい。
前記断熱箱体16における収納室52の下側に形成される下部断熱層(断熱層)42の上面には、収納室52の底面を画成する底板24が配設されている。また下部断熱層42には、下部エバポレータ44が底板24と接触するよう蛇行状に配設され、該底板24を冷却することで間接的に収納室52を冷却するようになっている。なお、底板24は、物品出入口20側からフロントガラス18側に向けて下方傾斜し、底板24に載置された簀の子60の上に陳列した物品を前側から見易くしている。そして、底板24の傾斜下端側には排水口46が設けられ、この排水口46に接続して下部断熱層42内に配設された排水管48を介して、収納室52内に溜まった水を冷蔵ショーケース50の外部に排出し得るようになっている。
収納室52を冷却する冷却装置は、断熱箱体16と隣接して一体的に配設されたキャビネットに内部画成した機械室14に配設され、圧縮機、凝縮器、ファンモータおよび膨張弁等(何れも図示せず)から構成される。冷却装置は、圧縮機で圧縮された気化冷媒が、下流に位置する凝縮器でファンモータにより冷却されて凝縮液化し、膨張弁で減圧された液化冷媒が、上部エバポレータ34および下部エバポレータ44で低温の気化冷媒となることで収納室52を冷却し、再び圧縮機に帰還するサイクルを構成している。
断熱箱体16の上部に形成された上部断熱層(断熱層)54は、該断熱箱体16のトップカバー16aに支持された上方ホルダ28と、収納室52の上面を形成する冷却プレート62とによって画成された空間に断熱材32が充填されて構成されている。また、冷却装置に接続した上部エバポレータ34が、冷却プレート62に接触するよう配設されている。更に、図2に示すように、冷却プレート62における上部エバポレータ34が接触していない位置に、収納室52の幅方向に延在する開口部64が開設されている。そして、上部断熱層54におけるこの開口部64に臨む部位に収納スペース(空間)66が画成され、該スペース66に複数のLED素子68a,68b,68cを備えたLED照明装置70が収納配置されている。
LED照明装置70は、図2および図3に示すように、収納室52の幅方向に所要長さで延在する矩形状の基板72と、該基板72の片面(表面72a)に配設された複数のLED素子(発光ダイオード)68a,68b,68cとから構成されている。参考例では、例えば、赤色のLED素子68aを、基板72における前方側に幅方向に所定間隔離間して配設し、同様に、青色、緑色に対応するLED素子68b,68cを、夫々、基板72の中央、後方側に配設している。そして、各色のLED素子68a,68b,68cは、夫々がリード線74a,74b,74cによって接続され、各リード線74a,74b,74cは結束されて基板72の側方から延出される。そして、図4に示すように、結束されたリード線74は、上部断熱層54内から収納室52に隣接する機械室14へ導かれて、図5に示す各操作ボタン(後述)76a,76b,76cの各端子に接続されている。なお、本発明で照明装置として使用されるLED素子68a,68b,68cは、従来の蛍光灯36に比べて低消費電力で、高い耐衝撃性能を備えている。また、LED素子68a,68b,68cの寿命は蛍光灯等に比べてはるかに長く、経時劣化による変色等も少ない。更には、LED素子68a,68b,68cは赤外線を放出せず、外部の温度上昇を招くことがないといった特性を備えている。
LED照明装置70は、図2に示すように、収納スペース66に配設されたホルダ78の内部に取付けられる。このホルダ78は、プラスチック等の樹脂を断面略凸状に形成したものであって、下方に向けて開放する開口78aが設けられている。この開口78aは、冷却プレート62の開口部64と略一致する寸法に設定され、ホルダ78は、その開口78aを開口部64に対応させた状態で収納スペース66に配設される。また、ホルダ78の内部空間は取付部78bによって上下に2分され、前記基板72の裏面72bを該取付部78bにおける開口78a側の面に接着することで、LED照明装置70はホルダ78の内部に固定される。なお、基板72を取付部78bに接着するには、両面テープが好適に使用されるが、その他、ネジやフック等で固定するようにしてもよい。
ホルダ78における取付部78bの上側(開口78aとは反対側)に収容部78cが画成されており、該収容部78cに乾燥剤80が収納され、ホルダ78内の湿気を除去するようになっている。なお、取付部78bに複数の通孔78dが開設されており、該通孔78dを介してホルダ78内の雰囲気が収容部78cとLED照明装置70が収納されている空間との間を循環する。また、このホルダ78の全周縁はシール部材82によって密閉されており、断熱材32がホルダ78内へ侵入しないよう構成される。
冷却プレート62に開設された開口部64は、ゴム等からなるパッキン84を介してカバー部材86によって閉成されている。このカバー部材86は、LED素子68a,68b,68cから放出された光を透過させるため透明な樹脂から形成されたものであって、その外形は冷却プレート62の開口部64の内形と略一致している。また、カバー部材86の裏面(上方側の面)に突部86aが形成され、パッキン84に形成された溝部84aに嵌合するようになっている。更に、図2に示すように、カバー部材86の裏面には一対の係止部86b,86bが設けられており、前記ホルダ78の内部に形成された段部78e,78eに係合することでカバー部材86が開口部64に取付けられる。すなわち、LED照明装置70が取付けられるホルダ78の内部は、パッキン84およびカバー部材86によって収納室52に対して密閉され、外部から水が侵入するのを防止すると共に、前記乾燥剤80によってホルダ78の内部雰囲気は低湿潤に維持される。
図5に示すように、機械室14の後面部14aに冷蔵ショーケース50の各種操作を行なう操作パネル88が配設され、該パネル88に設けられた「赤」・「青」・「緑」の各操作ボタン76a,76b,76cを操作することで、その色に対応したLED素子68a,68b,68cのON・OFF作動を切替え得るよう構成される。すなわち、LED照明装置70は、収納室52に陳列する物品に合わせて照明色を変更し得るよう構成されている。なお、「赤」・「青」・「緑」の全色を一斉に発光させることも勿論可能である。また、符号90は、LED照明装置70の電源スイッチを示している。
なお、図1に示すように、フロントガラス18の前記スペースSには、LED照明装置70による光を反射して、収納室52内をより明るくする反射板118が設けられている。この反射板118は、例えば、ステンレスを薄板状に形成したものであって、収納室52側のガラス18aにおけるスペースS側の面に両面テープ等で接着されている。なお、この反射板118の設置場所は、フロントガラス18内において、LED照明装置70からの光を反射し得る位置であればよい。但し、この反射板118に換えて、反射フィルムを内側のガラス18aに貼り付けてもよい。また、内側のガラス18aに銀色等の色素を印刷して、反射面を形成してもよい。
(参考例1の作用)
次に、参考例1に係る冷蔵ショーケース50の作用について説明する。LED照明装置70を作動させる際には、機械室14の後面部14aに配設された電源スイッチ90をONにする。そして、例えば、LED照明装置70の全ての色を点灯させたい場合、操作ボタン76a,76b,76cを全て押すことで、基板72上のLED素子68a,68b,68cが全て点灯される。この時、カバー部材86は透明な樹脂で形成されているので、LED照明装置70の光は弱まることなく収納室52を照らすことができる。
フロントガラス18の内側のガラス18aには反射板118が貼り付けられているので、LED照明装置70の光が客の目に直接入ることがない。また、反射板118によってLED照明装置70の光が反射されて、収納室52内はより明るくなる。更に、フロントガラス18のスペースS内はスペーサ18bによって密閉されており、該スペースS内の反射板118に埃や汚れ等が付着することがないので、反射板118の清掃を行なう必要がない。そして、反射板118を清掃する必要がないことから、該反射板118の剛性を確保する必要がなく、省資源・省コストを実現し得ると共に、反射板118に採用し得る素材の選択範囲が拡大される。更にまた、反射板118はスペースS内に設けられて収納室52には露出していないので、収納室52の容積が狭まることがなく、該収納室52の清掃も容易となる。
また、陳列される食材等に合わせて、照明色を変更したい場合には、操作パネル88において、点灯させたいLED素子68a,68b,68cに対応する操作ボタン76a,76b,76cのみを押せばよい。すなわち、例えば、「赤」のLED素子68aのみを点灯させたい場合、該素子68aに対応した操作ボタン76aのみを押し、他の操作ボタン76b,76cはOFFとすればよい。このように、参考例1に係る冷蔵ショーケース50は、陳列させる食材等に合わせて照明色を容易に変更させることが可能となる。
また、LED照明装置70は、収納室52外部の上部断熱層54内に配設されるので、該収納室52のスペースを有効に利用することが可能となり、大きな食材等も陳列・収納することができる。更に、LED照明装置70は、従来の蛍光灯36のように収納室52に突出していないので、該収納室52内を容易に清掃することができる。また、LED照明装置70が取付けられるホルダ78の内部は密閉状態とされるため、外部から水が侵入してLED照明装置70が故障したり、漏電したりすることもない。更に、ホルダ78の収容部78cに乾燥剤80が収納されているので、ホルダ78内部の雰囲気を低湿潤に維持し得る。
LED素子68a,68b,68cは、従来使用されてきた蛍光灯36の如く発熱しないので、冷却装置の容量を小さくすることができ、ランニングコストを抑えることが可能となる。また、LED素子68a,68b,68cの寿命は蛍光灯等に比べてはるかに長く、経時劣化もほとんどないので、発光色が褪せたり、照度が低下することが少ない。従って、従来の蛍光灯36では必要であった煩雑な取換え作業を行なう必要がない。なお、LED照明装置70のリード線74は、上部断熱層54内に配設されて機械室14へと導出しており、収納室52内へは露出していないので、このリード線74が邪魔になることもない。
(参考例2)
次に、参考例2に係る冷蔵ショーケースについて説明する。参考例2については、参考例1との変更点のみ説明することとし、同一の部材については同じ符号を付して説明は省略する。図6は、参考例2に係る冷蔵ショーケース100を示す断面図であって、前記断熱箱体16の前面開口部56に嵌め込まれているフロントガラス108は、図7に示すように、一対のガラス108a,108bを所定間隔離間するよう対向配置して、両ガラス108a,108b間にスペース(空間)Sが画成されたペアガラスから構成される。そして、参考例2の冷蔵ショーケース100においては、このスペースSにLED照明装置70が収納されている。
フロントガラス108は、外ガラス108aと内ガラス108bとから構成され、各ガラス108a,108bは、矩形状に形成されて図7の如く湾曲されている。また、両ガラス108a,108b間における端縁部の全周に亘って、両ガラス108a,108b間の離間間隔を確保すると共に、スペースS内の雰囲気を収納室52に対して密閉する複数のスペーサ110が設けられている。すなわち、このスペーサ110は、両ガラス108a,108b間における夫々の端縁部に、アルミ等の金属からなるケース部材112を設け、各ケース部材112の内部に発泡ウレタン等の断熱材を収容したものである。また、図8に示すように、下方側のケース部材112に通孔112aが開設されると共に、該ケース部材112内には乾燥剤80が収納されている。更に、フロントガラス108の端縁部の全周は、シリコン等によるコーキングによってシールされており、ガラス108a,108b間のスペースSは密閉状態に保持される。すなわち、両ガラス108a,108b間に画成されるスペースSは密閉状態に保持されると共に、乾燥剤80によって内部雰囲気が低湿潤に維持されるようになっている。
図9に示すように、両ガラス108a,108b間のスペースSに配設されるLED照明装置70は、前記基板72の裏面72bを外ガラス108aの内面(スペースS側)に両面テープ114によって接着されて固定されている。また、LED照明装置70の配設位置は、フロントガラス108の上方に位置している。更に、LED照明装置70の基板72側方から延出するリード線74は、図7に示すように、フロントガラス108の一方の側端縁に設けられたスペーサ110に開設された通孔部110aを介して、機械室14に導入される。なお、冷蔵ショーケース100の前方(客側)からLED照明装置70の基板72や両面テープ114が見えないよう、これらを覆い隠す黒色フィルム116が外ガラス108aの外面に貼り付けられている。但し、この黒色フィルム116に代えて外ガラス108aに黒色のシルク印刷を施してもよい。また、黒色フィルム116を両ガラス108a,108b間、すなわち、外ガラス108aと基板72との間に配置してもよい。黒色フィルム116を両ガラス108a,108b間のスペースS内に配置することで、フロントガラス108表面の清掃時に、黒色フィルム116が剥がれてしまうことがない。
(参考例2の作用)
次に、参考例2の作用について、以下説明を行なう。LED照明装置70を作動させる際には、機械室14の後面部14aに配設された電源スイッチ90をONにする。そして、例えば、LED照明装置70の全ての色を点灯させたい場合、全ての操作ボタン76a,76b,76cを押すことで、基板72上のLED素子68a,68b,68cを全て点灯させることができる。この時、フロントガラス108は透明なので、LED照明装置70の光は弱まることなく収納室52を照らすことができる。なお、陳列される食材等に合わせて、照明色を変更したい場合には、参考例1で説明したように、操作パネル88において、点灯させたいLED素子68a,68b,68cに対応する操作ボタン76a,76b,76cを押せばよい。
すなわち、参考例2に係る冷蔵ショーケース100によれば、LED照明装置70は、フロントガラス108のスペースS内に配設されるので、収納室52のスペースを有効に利用することができ、大きな食材等も陳列・収納することが可能となる。また、従来の蛍光灯36のように、LED照明装置70は収納室52に突出していないので、該収納室52内を容易に清掃することができる。更に、LED照明装置70が取付けられるフロントガラス108のスペースSは密閉状態とされるため、外部から水が侵入してLED照明装置70が故障したり、漏電したりすることがない。更にまた、フロントガラス108の下方に設けられるケース部材112に乾燥剤80を収納させたので、スペースS内部の雰囲気を低湿潤に維持し得る。
また、従来の蛍光灯36に代えて、照明装置としてLED素子68a,68b,68cを採用したことで、ランニングコストを抑える等、参考例1と同様な効果を奏する。なお、LED照明装置70のリード線74は、フロントガラス108のスペースSから機械室14へ直接導出されるので、リード線74が収納室52へ露出して邪魔になることもない。
なお、参考例2において、LED照明装置70を覆い隠すフィルムや印刷は黒色に限らず、収納されている物品に合わせた色であればよい。また、フロントガラス108の両ガラス108a,108bを所要間隔離間させるスペーサ110については、参考例2で示した構成に限られず、従来公知の構成を適宜採用可能である。
また、参考例1および2で示したLED照明装置70は、「赤」・「青」・「緑」からなるLED素子68a,68b,68cで構成したが、他の色のLED素子を採用してもよい。更に、色の種類も3種に限られず、1種、2種あるいは4種以上の色を発光し得るようにしてもよい。
(実施例)
次に、実施例に係る冷蔵ショーケースについて説明する。実施例についても、参考例1および2との変更点のみ説明することとし、同一の部材については同じ符号を付して説明は省略する。
前述した参考例2では、LED照明装置70はフロントガラス108のスペースS内に両面テープ114によって直接固定されていた。しかしながら、実施例に係る冷蔵ショーケース140では、図10に示すように、LED照明装置120を所要のホルダ122を介してフロンガラス108のスペースSに配設するようになっている。
前記LED照明装置120を収容保持するホルダ122は、図10に示すように、断面チャンネル状の本体部(前方および上方側に臨む部位)132と、該本体部132に一体的に形成されて前記スペーサ110と係合する係合部134とから構成されている。そして、前記スペーサ110における収納室52の上方において幅方向に延在する部位110bを、係合部134が抱き込むように係合した状態で、フロントガラス108のスペースS内にホルダ122が配設される。
本体部132は、下方、すなわち収納室52側に向けて開放する開放部132aが長手方向に亘って形成されると共に、その内部にLED照明装置120を収容し得る収容空間136が画成されている。また、この収容空間136には、LED照明装置120を所要角度傾斜させた状態で保持する保持部138が形成されている。すなわち、図10に示すように、前記保持部138によってLED照明装置120を傾斜した状態で保持することで、LED素子の照射方向を、収納室52内を好適に照らし得る方向に指向させるよう構成される。更に、LED照明装置120をホルダ122に取付ける際に、保持部138によって基板126を位置決め(仮固定)し得るようになっている。なお、実施例においては、図10に示すように、収容空間136に突状(リブ状)部を形成して、これらを保持部138としたが、該保持部138としてはこの構成に限られる訳でなく、LED照明装置120を傾斜姿勢で保持し得るならば、他の構成を採用してもよい。
また、冷蔵ショーケース140の外部側に臨む本体部132は、非透明または半透明な合成樹脂等から形成されており、LED照明装置120の光が冷蔵ショーケース140の前方および上方側へ直接照射されないようになっている。更に、本体部132を非透明または半透明とすることで、LED照明装置120の基板126等が外部から見えてしまうのを防止している。なお、本体部132の開放部132aを、透明な蓋部材によって閉塞するようにしてもよい。
前記本体部132における外ガラス108aと当接する部位の縁部132bには、スペーサ110側へ向けて前記係合部134が延出しており、該係合部134はスペーサ110における前記部位110bを抱き込むように係合するよう構成される。すなわち、アルミ等の金属からなり剛性を備えたスペーサ110のケース部材112に係合部134が係合することで、ホルダ122を長尺とした場合においても反りが生じ難くなり、ホルダ122をスペーサ110の前記部位110bに沿って直線的に固定することが可能となる。また、この係合部134における上方側の面は前記外ガラス108aの内面(空間S側の面)に当接するようになっており、係合部134は両面テープ114等によって外ガラス108aに接着される。なお、ホルダ122に対する両面テープ114等による固定は、前記係合部134および外ガラス108aの固定のみである。また、スペーサ110における前記部位110bの固定は、該部位110bの収納室52側の面と内ガラス108bの内面(空間S側の面)を両面テープ114によって接着することでなされる。
実施例において使用されるLED照明装置120は、複数かつ同色のLED素子124を基板126に1列に直線状に配設し、この基板126を直列に複数連ねて構成される。すなわち、図11に示すように、幅方向に所要長さで延在する基板126に、複数のLED素子124を1列に並べたものを1ユニットとし、このユニットを複数直列に連結させてLED照明装置120を構成している。また、各ユニットの連結は、各基板126の両端部に設けたコネクタ128,128を、中継線130を介して接続することで行なわれる。従って、収納室52の幅寸法に応じてユニットの連結数を変更することで、収納室52内を所望の明るさで照らすことが可能となる。例えば、収納室52の幅寸法を845mmとし、幅寸法が260mmの基板126に、0.08Wの白色LED素子124を12個設けたものを1ユニットとすると、このユニットを3つ連結すれば十分な明るさが確保される。なお、実施例においては、LED素子124を1色のみ採用したので、参考例1および2で示した各色に対応した操作ボタン76a,76b,76cは必要なく、前記電源スイッチ90をONにするだけでLED照明装置120が作動(点灯)するようになっている。
(実施例の作用)
次に、実施例の作用について、以下説明を行なう。LED照明装置120を前記空間S内に配設する際には、先ず始めに、前記ホルダ122内の収容空間136にLED照明装置120を収容する。すなわち、前記保持部138に基板126を固定して、LED照明装置120を所要角度傾斜した状態で収容空間136内に保持する。この時、LED照明装置120は保持部138によって位置決め(仮固定)がなされるので、LED照明装置120の組付け作業は効率的に行ない得る。
次に、前記係合部134をスペーサ110における幅方向に延在する上方側の部位110bに係合させて、ホルダ122を該部位110bに沿って配設する。すなわち、スペーサ110のケース部材112は所要の剛性を備えてフロントガラス108に直線的に固定されており、係合部134がケース部材112を抱き込むようにして係合することで、ホルダ122に反りが発生し難くなり真っ直ぐに配置することが可能となる。従って、ホルダ122の反りを修正するための工程が必要でなく、ホルダ122の取付作業が効率的となる。そして、係合部134の上方側の面と外ガラス108aのスペースS側の面とを両面テープ114によって貼り付けることで、LED照明装置120はホルダ122と共にスペースS内に設けられる。
次に、LED照明装置120を作動させる際には、機械室14の後面部14aに配設された電源スイッチ90をONにする。この時、前記ホルダ122における本体部132の収納室52側の部位(開放部132a)は開放しており、また、フロントガラス108は透明なので、LED照明装置120の光は弱まることなく収納室52を照らすことができる。しかも、前述のように、LED照明装置120は所要角度傾斜した状態でホルダ122に収容されるので、収納室52の必要箇所を好適に照らし得る。また、前記ホルダ122の本体部132は非透明または半透明な材質で形成されているので、LED素子124の光が前方または上方側に直接照射されることはなく、前方側に位置する客や、上方側に位置する寿司職人等が眩しいと感じることもない。更に、LED照明装置120の基板126等が外部から見えることがなく、冷蔵ショーケース140の美観が損なわれることもない。
以上説明したように、実施例に係る冷蔵ショーケース140は、係合部134をスペーサ110に係合させた状態でホルダ122をスペースS内に配設するよう構成した。しかしながら、ホルダ122を本体部132のみから構成して、スペーサ110に係合させることなくスペースS内に固定するようにしてもよい。また、LED照明装置120は、光が収納室52に好適に届くならば、必ずしも傾斜させた状態でホルダ122内に収容する必要はなく、フロントガラス108に対して平行姿勢で設けてもよい。更に、前記ホルダ122内に、参考例1で示した乾燥剤80を収容させてもよい。更にまた、実施例におけるスペーサ110は、参考例2と同様に、両ガラス108a,108b間の全周縁に亘って配設されて、前記スペースS内を密閉するよう構成されていた。しかしながら、スペースS内を密閉して乾燥剤80によって除湿する必要がない場合には、必ずしも前記スペーサ110を両ガラス108a,108b間の全周縁に亘って設ける必要はない。
(実施例の変更例1)
前述した実施例に係る冷蔵ショーケース140において、LED照明装置120を作動した際に、前記基板126の傾斜角度や内ガラス108bの形状等によっては、LED照明装置120から照射された光が内ガラス108b等に反射して外部へ漏れてしまう場合がある。すなわち、図16に示すように、LED照明装置120の光が内ガラス108b内で反射を繰り返すことにより、複数の反射光が外ガラス108aを透過して外部へ漏れてしまう。この場合に冷蔵ショーケース140を前面側から見ると、外ガラス108aにおけるホルダ122の近傍に、複数の光の点(光点P1,P2,P3・・・)が規則的に並んだ状態で現出し、冷蔵ショーケース140の見た目が悪くなると云う問題がある。なお、図16に示すように、外部へ漏れる反射光のうち、ホルダ122における前記スペーサ110から離間する側の前端部122aの最近傍を通過する第1反射光L1は、反射回数が少なく最も強い反射光となる。従って、第1反射光L1によって形成される光点P1が最も明るく目立ち易いものとなる。すなわち、フロントガラス108の外部へ漏れ出す反射光の強さは、前記ホルダ122の前端部122aから遠ざかる(フロントガラス108の外周縁から遠ざかる)につれて小さくなる。
そこで、実施例の変更例1に係る冷蔵ショーケース140においては、図17に示すように、前記外ガラス108aの外面に薄板状の遮蔽部材198を設けて、外部へ漏れ出すLED照明装置120の光のうち、少なくとも前記第1反射光L1を遮蔽するよう構成されている。この遮蔽部材198は、光の透過率が低い材質からなる金属または樹脂等を幅方向に長い矩形薄板状に形成したものであって、接着剤により外ガラス108aの外面の幅方向全面に貼り付けられる。また、遮蔽部材198の短手方向の長さ寸法lは、前記第1反射光L1を遮蔽し得る値に設定されている。すなわち、遮蔽部材198を外ガラス108aに貼り付けた際に、遮蔽部材198の前縁部198aが前記ホルダ122の前端部122aよりも所要長さだけ前側(図17の左側)へ延出して、ホルダ122を完全に覆い得るようになっている。
このように、変更例1に係る冷蔵ショーケース140によれば、LED照明装置120の反射光のうち最も強い第1反射光L1が遮蔽部材198によって遮蔽されるので、冷蔵ショーケース140の見た目を向上し得る。また、遮蔽部材198は第1反射光L1のみを遮蔽するようにした場合には、遮蔽部材198の面積を必要最小限に設定し得る。従って、遮蔽部材198によって覆われるフロントガラス108の面積も必要最小限となり、外部から庫内へ取り入れられる光の量は殆ど減少することがない。なお、第1反射光L1以外の反射光(第2反射光L2,第3反射光L3・・・)については、遮蔽部材198によっては遮蔽されずに外部に漏れるが、このような反射光は、第1反射光L1よりも反射を多く繰り返しているので、冷蔵ショーケース140を前側から見た場合に光点P2,P3・・・はそれ程目立つことがない。但し、必要であれば、第2反射光L2または第3反射光L3等まで遮蔽し得るよう遮蔽部材198の長さ寸法lを大きくしてもよい。なお、変更例1においては、遮蔽部材198を薄板状のもので形成したが、遮蔽部材198を光の透過性が低い粘着シート等から形成してもよい。
(実施例の変更例2)
次に、実施例の変更例2に係る冷蔵ショーケース140について説明する。前述の如く、変更例1においては、遮蔽部材198を外ガラス108aの外面に設けていた。これに対し変更例2における遮蔽部材200は、図18に示す如く、前記内ガラス108bのスペースS側におけるホルダ122の係合部134の反対側に臨む部位に設けられる。すなわち、変更例2においては、内ガラス108bのスペースS側において、前記本体部132における前記スペーサ110の反対側の前端部122aに近接するよう遮蔽部材200が設けられる。この遮蔽部材200は、変更例1の遮蔽部材198と同様に、前記第1反射光L1を遮蔽すべく設置されるものであり、光の透過率が低い金属または合成樹脂等を薄板状に形成したものである。しかしながら、変更例2の遮蔽部材200は、内ガラス108bの前記スペースS側に設けられるので、短手方向の長さ寸法l'を小さくすることが可能となる。
すなわち、変更例2に係る冷蔵ショーケース140によれば、遮蔽部材200は内ガラス108bの前記スペースS側に設けられるため、第1反射光L1を遮るのに必要な短手方向の長さ寸法l'は、変更例1の長さ寸法lよりも小さく設定することができる。従って、遮蔽部材200の面積がより小さくなって外部の光が庫内に侵入し易くなり、庫内を更に明るく維持し得る。また、遮蔽部材200の面積が小さくなることで、該遮蔽部材200の製造コストも低廉となる。なお、変更例2の遮蔽部材200についても、第1反射光L1のみを遮蔽するのでなく、第2、第3反射光L2,L3等を遮蔽し得るよう変更してもよい。
なお、変更例1および2で示した遮蔽部材198,200の構成は、一例を示したものであり、LED照明装置120の反射光が外部へ漏れるのを防止し得るものであれば、他の構成を適宜採用可能である。従って、遮蔽部材の設置箇所については、反射光を好適に遮蔽し得る箇所であれば、例えば外ガラス108aの内面等、フロントガラス108の何処に設けてもよい。すなわち、冷蔵ショーケース140の実施態様によって光の反射方向(光点P1,P2,P3・・・の出現位置)は変化するので、少なくとも第1反射光L1を遮蔽し得るよう遮蔽部材をフロントガラス108の適宜箇所に設ければよい。また、遮蔽部材として、外ガラス108aまたは内ガラス108bの適宜箇所に光透過性の低い塗材をスプレーしてもよい。更に、図19に示すように、前記ホルダ122の前端部122aにおける下端に、遮蔽部材202を一体的に形成してもよい。
(参考例3)
次に、参考例3に係る冷蔵ショーケースについて、以下説明を行なう。参考例3においても、参考例1,2および実施例との変更箇所についてのみ説明を行なうこととする。
図12は、参考例3に係る冷蔵ショーケース150の要部を拡大して示した図である。この冷蔵ショーケース150は、断熱箱体16の上部に配設された非透明の材質で形成されているトップカバー152と、前記フロントガラス108との間に所要のスペース(空間)Tが画成され、該スペースT内に前記LED照明装置120が直接配設されている。すなわち、前記トップカバー152の前端縁には、フロントガラス108における収納室52の上方側の縁部108cと重なるように延在するホルダ196が形成され、該ホルダ196とフロントガラス108との間にスペースTを画成している。そして、前記LED照明装置120の基板126を、ホルダ196におけるスペースT側の面に両面テープ114等によって接着することで、LED照明装置120はスペースT内に取付けられる。また、図12に示すように、ホルダ196の前縁部152aは下方(収納室52側)へ向けて傾斜してフロントガラス108に当接した状態でシールされており、前記スペースTは密閉状態に維持される。なお、このホルダ196内に、参考例1で示した乾燥剤80を収容させてもよい。また、前記スペースT内におけるLED照明装置120の配設位置は、収納室52内が好適に照らされる位置に設定される。
すなわち、参考例3に係る冷蔵ショーケース150によれば、LED照明装置120は収納室52の外部にある前記スペースTに収納されるので、収納室52内のスペースを狭めることがなく有効利用することができる。また、前記スペースTは密閉されるので、LED照明装置120の光が外部(冷蔵ショーケース150の前方および上方側)に漏れたりすることがない。更に、LED照明装置120の基板126等が外部から見えることもないので、冷蔵ショーケース150の美観が損なわれることもない。更にまた、LED照明装置120をトップカバー152におけるホルダ196の下面に配設することで、物理的・機械的衝撃からLED照明装置122を保護することが可能となる。
なお、参考例3では、LED照明装置120を直接スペースT内に配設したが、LED照明装置120を、別途、前述した実施例で示すホルダ等を介して設置するようにしてもよい。すなわち、例えば、実施例におけるホルダ122の本体部132の如きもので、LED照明装置120を保持することが可能である。また、参考例3では、前記ホルダ196の前縁部152aをフロントガラス108にシールすることで、前記スペースT内を密閉した場合を示したが、必ずしも該スペースT内を密閉する必要はない。
次に、参考例4に係る冷蔵ショーケースについて、以下説明を行なう。参考例4においても、参考例1〜3および実施例との変更箇所についてのみ説明を行なうこととする。
参考例4に係る冷蔵ショーケース160は、図13に示すように、前記フロントガラス108における断熱箱体16の上部に設けられたトップカバー162に近接する部位にホルダ164を設け、該ホルダ164内にLED照明装置120が配設されている。トップカバー162は、その前方側がフロントガラス108の前記上方側の縁部108cを覆うように断熱箱体16の上部に設けられる。そして、ホルダ164は、トップカバー162におけるフロントガラス108側に臨む前縁部162aに当接した状態で、フロントガラス108の幅方向に沿って配設される。
前記ホルダ164は、内部にLED照明装置120を収容する収容空間166が画成されると共に、外方に臨む外面部(前方および上方側に臨む部位)168がトップカバー162と同質な非透明の材質で形成されている。この外面部168の後縁部168aは前記トップカバー162の前縁部162aに当接すると共に、外面部168の前縁部168bはフロントガラス108の外ガラス108aの外表面に当接した状態となっている。すなわち、ホルダ164における前方および上方側に臨む部位をトップカバー162と同質な材質から形成すると共に、該ホルダ164をトップカバー162と連続した状態で設けることで、ホルダ164を設けることでの違和感が生じることがない。なお、この外面部168を半透明な部材から構成して、LED照明装置120の光を僅かに外部へ漏らすようにしてもよい。
また、ホルダ164におけるフロントガラス108に臨む側に、前記収容空間166を密閉する透明な蓋部材(透明部材108側に臨む部位)170が設けられ、埃や水分が収容空間166内へ侵入するのを防止している。そして、前記外面部168の裏面(収容空間166側の面)にLED照明装置120の基板126を両面テープ114等によって接着し、LED照明装置120を収容空間166内に固定する。なお、LED照明装置120からの光は、前記蓋部材170およびフロントガラス108を介して収納室52へ照射されるようになっている。また、このホルダ164内に、参考例1で示した乾燥剤80を収容させてもよい。
すなわち、参考例4に係る冷蔵ショーケース160によれば、LED照明装置120をトップカバー162に沿って設けたホルダ164内に収容したので、収納室52内のスペースを狭めることがなく有効利用することができる。また、ホルダ164の外面部168は、トップカバー162と同質な部材で形成されているので、該ホルダ164に違和感が生じることがなく、冷蔵ショーケース160の美観が損なわれることもない。更に、前記外面部168は非透明な部材から形成されているので、LED照明装置120の光が外部に漏れたりすることがなく、また、LED照明装置120の基板126等が外部から見えることもない。しかも、LED照明装置120が収容される収容空間166は、前記蓋部材170によって密閉状態にシールされるので、埃や水分が侵入してLED照明装置120が故障するのを防止し得る。更にまた、前記ホルダ164内にLED照明装置120を収容することで、該LED照明装置120を物理的・機械的衝撃から保護することが可能となる。
なお、以上に示した参考例2〜4および実施例に係る冷蔵ショーケース100,140,150,160は、参考例1と同様な、上部断熱層54にエバポレータ34が配設され、冷却プレート62を介して収納室52を冷却するものであった。しかしながら、例えば、上部断熱層54および冷却プレート62を設けず、大型のエバポレータが収納室52に露出して、該収納室52を直接冷却するタイプのものであってもよい。また、エバポレータ34で冷却した冷気を収納室52へ循環させて該収納室52を冷却する冷気循環式タイプ、あるいは収納室52の外側に冷気循環用の通路を設け、該通路に冷気を循環することで、収納室52を高湿状態で冷却するタイプ等、その他の冷蔵ショーケースであっても構わない。
(参考例5)
次に、参考例5に係る冷蔵ショーケースについて、以下説明を行なう。参考例5においても、参考例1〜4および実施例との変更箇所についてのみ説明を行なうこととする。
図14および図15は、参考例5に係る冷蔵ショーケース180を示す図である。図14に示すように、参考例5に係る冷蔵ショーケース180は、参考例1〜4および実施例で示したように、上部断熱層54内にエバポレータ34が配設されたタイプではなく、大型のエバポレータ182が収納室192の上部に露出した状態で設けられている。そして、LED照明装置120は、フロントガラス108における収納室192の上方部とエバポレータ182との間の空きスペースVに配設したホルダ184に収容されている。
すなわち前記エバポレータ182は、図14に示すように、フロントガラス108における上方側の縁部108c付近から所要の長さで下方に延出する取付部186を介して固定されており、エバポレータ182とその上方に位置するフロントガラス108との間には所要の空きスペースVが形成されている。そして、ホルダ184をフロントガラス108の内ガラス108bにおける前記取付部186に近接した部位に設け、該ホルダ184内にLED照明装置120を収容するようになっている。
図15に示すように、前記LED照明装置120を収容保持するホルダ184は、非透明または半透明な本体部(前方および上方側の部位)194を断面チャンネル状に成形したものであって、収納室192の下方側へ向けて開口部184aが開口している。また、本体部194の内部には、LED照明装置120を収容し得る収容空間188が画成されると共に、該収容空間188は、前記開口部184aを閉成する蓋部材(下方側に臨む部位)190によって密閉状態に保持される。この蓋部材190は透明な合成樹脂等から形成されており、LED照明装置120の光が該蓋部材190を介して収納室192へ照射されるようになっている。すなわち、ホルダ184における少なくとも前方および上方側に臨む部位を非透明または半透明な部材で形成することにより、LED照明装置120の光が外部へ直接照射されないようにし、更に、LED照明装置120の基板126等が外部から見えてしまうのを防止している。そして、このホルダ184を空きスペースVに配設することにより、収納室192内の使用スペースを狭めることなく有効に利用することが可能となる。
以上に示したように、参考例5に係る冷蔵ショーケース180によれば、LED照明装置120をエバポレータ182およびフロントガラス108の間の空きスペースVに配設したので、収納室192の使用スペースを狭めることなく有効に利用することが可能となる。また、ホルダ184は非透明または半透明な部材から形成されているので、LED照明装置120の光が外部へ直接漏れたり、基板126等が外部から見えてしまうことがない。更に、ホルダ184の収容空間188は蓋部材190によって密閉状態にシールされるので、湿気や埃等がLED照明装置120に付着して故障してしまうのを防止することができる。更にまた、ホルダ184によって、機械的・物理的衝撃からLED照明装置120を保護し得る。
なお、参考例5においては、LED照明装置120をエバポレータ182およびフロントガラス108の間の空きスペースVに配設したが、LED照明装置120を、図14に示すエバポレータ182およびトップカバー28の間の空きスペースWに配設してもよい。
また、各実施例において説明した、断熱箱体16の前面開口部56に嵌め込まれるフロントガラス18,108は、ガラスから形成されたものであるが、このフロントガラス18,108に代えて、透明なプラスチック等の合成樹脂からなる部材で構成してもよい。更に、参考例3,4および実施例では、フロントガラス18,108をペアガラスで構成する必要はなく、一枚のガラスまたはプラスチック等から構成してもよい。
また、参考例1〜5および実施例では、基板126上に複数のLED素子124を直線状に配設し、この基板126を直列的に連結させたLED照明装置120を使用したが、参考例1および2で示したLED照明装置70を実施例および参考例3〜5の冷蔵ショーケース140,150,180に採用することも可能である。なお、各実施例では、収納室を冷却する冷蔵ショーケースの場合で説明したが、収納室をヒータ等で所定温に加温して物品を加温状態で貯蔵するショーケースであってもよい。
更に、参考例3および4において、LED照明装置120を作動させた場合に、外・内のガラス108a,108bで反射した反射光が外部へ漏れ出してしまう場合には、実施例の変更例1,2で示した如き遮蔽部材198,200を、フロントガラス108の適宜箇所に設けてもよい。
16 断熱箱体, 52 収納室,56 前面開口部,80 乾燥剤
108 フロントガラス(透明部材),108a 外ガラス(ガラス)
108b 内ガラス(収納室側のガラス),120 LED照明装置,122 ホルダ
124 LED素子, 126 基板,132 本体部,136 収容空間,
200,202 遮蔽部材(変更例2),S スペース(空間)

Claims (2)

  1. 前面開口部(56)に透明部材(108)が嵌め込まれた断熱箱体(16)に、温度調節されて物品を収納する収納室(52)が内部画成されると共に、前記断熱箱体(16)に、LED素子(124)を基板(126)に配設したLED照明装置(120)を設け、該照明装置(120)により前記収納室(52)内を照らすよう構成したショーケースにおいて、
    前記透明部材(108)は、一対のガラス(108a,108b)を所定間隔離間するよう対向配置することで両ガラス(108a,108b)間に空間(S)が画成されたペアガラスで構成され、
    前記LED照明装置(120)は、前記透明部材(108)の上方の縁部側において両ガラス(108a,108b)に挟持された状態で前記空間(S)に固定されるホルダ(122)に収容保持され、
    前記ホルダ(122)は、前記LED照明装置(120)を収容し得る収容空間(136)が内側に画成され、かつ該収容空間(136)の一方が開放したチャンネル状の本体部(132)を備え、該本体部(132)の開放側を前記収納室(52)側に向けた状態で前記一対のガラス(108a,108b)の間に固定され
    前記ホルダ(122)の本体部(132)は非透明または半透明であり、
    前記本体部(132)の端部に、前記LED照明装置(120)から出射されて前記透明部材(108)の内側で反射した反射光が外部へ漏れるのを防止する遮蔽部材(200,202)が設けられ、
    前記遮蔽部材(200,202)を、前記収納室(52)側のガラス(108b)における前記空間(S)側の面に位置させた
    ことを特徴とするショーケース。
  2. 前記ホルダ(122)に、乾燥剤(80)が収容されている請求項1記載のショーケース。
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