JP2007289350A - ショーケース - Google Patents

ショーケース Download PDF

Info

Publication number
JP2007289350A
JP2007289350A JP2006119692A JP2006119692A JP2007289350A JP 2007289350 A JP2007289350 A JP 2007289350A JP 2006119692 A JP2006119692 A JP 2006119692A JP 2006119692 A JP2006119692 A JP 2006119692A JP 2007289350 A JP2007289350 A JP 2007289350A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shielding member
holder
reflected light
storage chamber
showcase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006119692A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiya Abe
道也 安部
Tomio Suyama
富夫 陶山
Tatsuo Saeki
龍雄 佐伯
Toshiaki Hara
俊明 原
Takashi Shima
剛史 島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP2006119692A priority Critical patent/JP2007289350A/ja
Priority to EP06780742A priority patent/EP1867254B1/en
Priority to AT06780742T priority patent/ATE536770T1/de
Priority to ES06780742T priority patent/ES2379479T3/es
Priority to US11/918,159 priority patent/US8033129B2/en
Priority to PCT/JP2006/313238 priority patent/WO2007004615A1/ja
Priority to CN2006800214199A priority patent/CN101198272B/zh
Publication of JP2007289350A publication Critical patent/JP2007289350A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】照明装置の光が透明板に反射して外部へ漏れるのを防止する。
【解決手段】前面開口部にフロントガラス108が嵌め込まれた断熱箱体16に収納室86を内部画成する。フロントガラス108は、外ガラス108aおよび内ガラス108bを所定間隔離間して構成され、内部にスペースSが画成される。スペースSにホルダ122を介してLED照明装置120を配設すると共に、ホルダ122の保持部202に遮蔽部材50が収納保持される。遮蔽部材50の内ガラス108b側の面は、凹凸が付された散乱面58とされ、該散乱面58は透過性を有した接着糊52を介して内ガラス108bに貼着される。これにより、内ガラス108bで反射されたLED照明装置120の反射光Lは、散乱面58で散乱され、反射光Lが外部へ漏れるのを防止する。
【選択図】図2

Description

この発明は、飲食店等のカウンタに設置されて、収納した物品を展示しつつ保存するショーケースに関するものである。
食品や飲料品等の物品を冷蔵保存する冷蔵ショーケースとしては、例えば寿司屋等のカウンタに設置され、収納した寿司ネタ等の生鮮食材を展示しながら冷蔵保存するネタケースと呼ばれるものがある(特許文献1参照)。例えば図6および図7に示すように、冷蔵ショーケース10は、物品を冷蔵保存する収納室12と、この収納室12を冷却するための圧縮機や凝縮器等の冷却装置(何れも図示せず)が配設される機械室14とが隣接して設けられている。収納室12は、外装と内装との間にウレタンフォーム等の断熱材32,32を充填して断熱構造とされた断熱箱体16の内部に画成され、該断熱箱体16の前側に形成した前面開口部56にフロントガラス18が嵌め込まれて、収納室12の内部が前面から見えるようになっている。
図7に示すように、断熱箱体16の後面側には、収納室12に対する物品出入口20が開設されると共に、該物品出入口20にはスライド扉22がスライド自在に取付けられ、スライド扉22を左右方向にスライドして物品出入口20を開放することで、収納室12に対する物品の出し入れを許容するよう構成される。前記断熱箱体16における収納室12の上側に形成される上部断熱層26の下面には、冷却プレート30が配設されている。前記冷却装置に接続する上部エバポレータ34が、上部断熱層26内部において冷却プレート30に接触するよう配設され、上部エバポレータ34に循環供給される冷媒によって冷却プレート30を冷却して、収納室12を間接的に冷却するよう構成される。
収納室12の上方には、照明装置としての蛍光灯36が、冷却プレート30に固定された照明支持具38を介して取付けられている。この蛍光灯36は、透明な樹脂製カバー40によって保護されて、洗浄時の水掛かりによる漏電や錆による劣化の防止を図ると共に、ネタ容器等を収納室12に出し入れする際、容器が蛍光灯36に接触して破損しないようになっている。また、蛍光灯36は、照明支持具38によって冷却プレート30から所要間隔離間しており、該冷却プレート30の熱交換面積が確保されている。
特開平8−327209号公報
このように、従来の冷蔵ショーケース10は、収納室12を照らす照明装置として蛍光灯36が採用されているが、前述の如く、冷却プレート30の熱交換面積を確保するため、蛍光灯36は該プレート30から所要距離だけ離間している。従って、蛍光灯36の突出分だけ収納室12の容積が狭くなり、収納室12のスペースを有効利用できず、また、大きな食材等を収納できない場合もあった。しかも、蛍光灯36は使用時に熱を発生するため、この熱によって収納室12が温められてしまう。このため従来の冷蔵ショーケース10は、収納室12を低温状態に保持するため大容量の冷却装置が必要となり、冷蔵ショーケース10のランニングコストが嵩む原因となっていた。更に、蛍光灯36は、長期の使用により色が褪せて、収納室12に陳列された食材等の見た目が悪くなったり、収納室12内が暗くなったりする事態が生じてしまう。
そこで本願発明者は、上記問題に鑑み、従来の蛍光灯36に換えてLED素子を利用した照明装置(LED照明装置)を採用することを発案し、このLED照明装置を採用した発明「ショーケース」を特願2006−10430号(以下、先行出願という)として出願した。図8は、先行出願で提案された実施形態の1つを示す要部拡大図であって、LED照明装置121を所要のホルダ123を介してフロントガラス108の空間S内に設置することで、前記蛍光灯36の使用に伴なう上記問題を好適に解決している。
ところで、図8に示す如く、フロントガラス108の空間Sに設置されたLED照明装置121を使用した場合、該LED照明装置121から照射される照射光は、基本的に、収納室12側のフロントガラス108(内ガラス108b)を透過して庫内を照らすようになっている。しかしながら、図8の矢印が示すように、LED照明装置121の照射光のうち、前記内ガラス108bの内部で反射を繰り返した後に、収納室12の外部(庫外)へ放出してしまう照射光(反射光L2,L3参照)が存在する。このように、LED照明装置121の照射光が内ガラス108bにより反射されて外部へ漏れてしまうと、ショーケース11の前方側(客先側)からフロントガラス108の表面に光の点(光点P2,P3)が現れてしまい、ショーケース11の美観が損なわれる問題が生じる。そこで、本願発明者は、前記ホルダ123の前方側に突出部123aを形成し、庫外へ向かおうとする反射光の内、LED照明装置121の最近傍を通過するエネルギーの大きい反射光(図8の破線で示す反射光L1)については、突出部123aによって遮蔽してしまうことを発案した。
これにより、外部に漏れる反射光のうち最もエネルギーが強い反射光L1を遮蔽することができ、該反射光L1がフロントガラス108にもたらす光点P1の発現を防止することが可能となった。すなわち、先行出願に係る発明においては、前記反射光L2,L3は反射を繰り返す過程で減衰されて前記光点P2,P3は前記反射光L1がもたらす光点P1に比べて目立ち難いものであるため、外部への放射が許容されていた。しかしながら、客席に面する最も視認され易いフロントガラス108は、より一層の美感向上が要求される箇所であり、フロントガラス108(内ガラス108b)によるLED照明装置121の反射光L1,L2,L3を如何にして遮断し得るのかが、新たな課題となっていた。
すなわち本願発明は、このような問題を好適に解決するべく提案されたものであって、透明板を介して反射する照明装置の光が外部に漏れるのを防止し得るショーケースを提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1に係るショーケースは、
前面開口部に透明板が嵌め込まれた箱体に、物品を収納する収納室が内部画成されると共に、透明板の外側に収納室を照らす照明装置が設けられたショーケースにおいて、
前記透明板の外面における照明装置近傍に、透明板による照明装置の反射光を遮蔽する遮蔽部材が、光透過性を備えた粘着材を介して貼着され、
前記遮蔽部材における透明板への貼着面に凹凸状の散乱面を形成し、該散乱面に到来した前記反射光を散乱させて外部へ漏れるのを防止するようにした。
請求項1の発明によれば、遮蔽部材の透明板への貼着面に凹凸を付して散乱面を形成したので、透明板で反射して遮蔽部材に至った照明装置の反射光は散乱面によって散乱され、透明板による反射光が外部へ漏れるのを防止することができる。従って、ショーケースの外観が損なわれることがなく、また、外部から収納室内をはっきりと視認することが可能となる。更に、前記遮蔽部材を透明板に貼着する粘着材は透過性を備えているので、該粘着材によって照明装置の光が反射されることはなく、前記散乱面に確実に到達することができる。
請求項2に係るショーケースは、前記前面開口部に、一対の透明板を内外に所定間隔離間して対向配置することで、両透明板間に空間を画成した透明部材が嵌め込まれ、前記照明装置をホルダを介して空間に収納保持すると共に、内側の透明板における空間側に臨む面に、ホルダ近傍を通過して外部へ漏れる前記反射光を遮蔽するよう前記遮蔽部材を該ホルダに隣接させて貼着した。
請求項2の発明によれば、照明装置をホルダを介して一対の透明板からなる透明部材の空間内に設置した場合に、内側の透明板による照明装置の反射光が外部に漏れるのを防止することができる。
請求項3に係るショーケースは、前記ホルダの前端に前方へ向けて延出する保持部が形成され、該保持部と前記内側の透明板との間に前記遮蔽部材を貼着した。
請求項3の発明によれば、前記ホルダに遮蔽部材を保持する保持部を形成したので、遮蔽部材が外部から視認されることがなく、ショーケースの外観を更に向上させることができる。
本発明に係るショーケースによれば、透明板による照明装置の反射光が外部へ漏れるのを防止することが可能となる。
次に、本発明に係るショーケースにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、従来技術で説明した既出の部材については、同じ符号を付して詳細な説明は省略する。また実施例では、ショーケースとして、収納室が低温に温度調節される冷蔵ショーケースの場合で説明する。
図1に示すように、実施例に係る冷蔵ショーケース100において、生鮮食材や飲料等の物品を冷蔵保存する収納室86は、断熱構造の断熱箱体16に内部画成されている。カウンタ等に冷蔵ショーケース100を載置した際に客先に臨む断熱箱体16の前面側に前面開口部56が開設され、該開口部56に透明なフロントガラス(透明部材)108が嵌め込まれて、収納室86に収納した物品を前方外部から視認し得るようになっている。これに対し、断熱箱体16の後面側には、物品出入口20が開設されると共に、上下をレール58,58で保持された一対のスライド扉22,22が左右方向にスライド自在に配設され、該物品出入口20を開閉可能に構成してある。なお、この物品出入口20を開閉する扉については、実施例の如くスライド扉22,22に限られず、例えば、回動式の扉であってもよい。
前記断熱箱体16における収納室86の下側に形成される下部断熱層(断熱層)42の上面には、収納室86の底面を画成する底板24が配設されている。また下部断熱層42には、下部エバポレータ44が底板24と接触するよう蛇行状に配設され、該底板24を冷却することで間接的に収納室86を冷却するようになっている。なお、底板24は、物品出入口20側からフロントガラス108側に向けて下方傾斜し、底板24に載置された簀の子60の上に陳列した物品を前側から見易くしている。そして、底板24の傾斜下端側には排水口46が設けられ、この排水口46に接続して下部断熱層42内に配設された排水管48を介して、収納室86内に溜まった水を冷蔵ショーケース100の外部に排出し得るようになっている。
収納室86を冷却する冷却装置は、断熱箱体16と隣接して一体的に配設されたキャビネットに内部画成した機械室14に配設され、圧縮機、凝縮器、ファンモータおよび膨張弁等(何れも図示せず)から構成される(従来技術で説明した図6参照)。冷却装置は、圧縮機で圧縮された気化冷媒が、下流に位置する凝縮器でファンモータにより冷却されて凝縮液化し、膨張弁で減圧された液化冷媒が、上部エバポレータ34および下部エバポレータ44(何れも図1参照)で低温の気化冷媒となることで収納室86を冷却し、再び圧縮機に帰還するサイクルを構成している。
断熱箱体16の上部に形成された上部断熱層(断熱層)54は、該断熱箱体16のトップカバー16aに支持された上方ホルダ28と、収納室86の上面を形成する冷却プレート62とによって画成された空間に断熱材32が充填されて構成される。また、冷却装置に接続した前記上部エバポレータ34が、冷却プレート62に接触するよう蛇行配置されている。
前記フロントガラス108は、一対のガラス(透明板)108a,108bを内外に所定間隔離間するよう対向配置した、所謂ペアガラスであって、両ガラス108a,108bの間には、複数のスペーサ110(図1では、上下2つのスペーサ110,110を図示)によって所要のスペース(空間)Sが画成されている。各スペーサ110は、両ガラス108a,108b間における端縁部の全周に亘って設けられ、両ガラス108a,108b間の離間間隔を確保すると共に、スペースS内の雰囲気を収納室86に対して密閉するようになっている。各スペーサ110の具体構成は、両ガラス108a,108b間における夫々の端縁部に、アルミ等の金属からなるケース部材112を設け、各ケース部材112の内部に発泡ウレタン等の断熱材を収容したものである。なお、フロントガラス108の端縁部の全周は、シリコン等によるコーキングによってシールされており、両ガラス108a,108b間のスペースSは密閉状態に保持されている。また、下方側のスペーサ110の内部に乾燥剤80が充填され、スペースSの内部雰囲気は低湿潤に維持される。
図2に示すように、前記スペースSの内部には、LED素子124を備えたLED照明装置120が所要のホルダ122を介して配設されている。前記ホルダ122は、断面チャンネル状の本体部132と、該本体部132に一体的に形成されて前記スペーサ110と係合する係合部134とから構成される。そして、前記係合部134がスペーサ110を抱き込むように係合した状態で、ホルダ122が前記空間S内に配設されるようになっている。前記本体部132は、下方、すなわち収納室86側に向けて開放すると共に、その内部にLED照明装置120を収容し得るようになっている。また、本体部132の内部には、LED照明装置120を所要角度傾斜させた状態で保持するリブ138が複数形成されている。すなわち、前記リブ138によりLED照明装置120を傾斜した状態で保持することで、前記LED素子124の照射方向を、収納室86内を好適に照らし得る方向に指向させるよう構成される。
冷蔵ショーケース100の前方側に臨む前記本体部132は、非透明または半透明な合成樹脂等から形成されており、LED照明装置120の光が冷蔵ショーケース100の前方および上方側へ直接照射されないようになっている。更に、本体部132を非透明または半透明とすることで、LED照明装置120の基板126(後述)等が外部から見えてしまうのを防止している。前記本体部132における外側に位置する外ガラス108aと当接する部位の縁部には、スペーサ110側へ向けて前記係合部134が延出しており、該係合部134はスペーサ110に係合するよう構成される。すなわち、アルミ等の金属からなり剛性を備えたスペーサ110のケース部材112に係合部134が係合することで、ホルダ122を長尺とした場合においても反りが生じ難くなり、ホルダ122をスペーサ110に沿って直線的に固定することが可能となる。また、この係合部134における上方側の面は前記外ガラス108aの内面(空間S側の面)に当接するようになっており、係合部134は両面テープ114等によって外ガラス108aに接着される。なお、スペーサ110も、内側に位置する内ガラス108bの内面(空間S側に臨む面であって、収納室86に対しての外面)を両面テープ114によって接着することで固定されている。
前記内ガラス108bのスペースS側におけるホルダ122の係合部134の反対側に臨む部位には、後述の遮蔽部材50を収容可能な保持部202が形成されている。すなわち、この保持部202は、内ガラス108bのスペースS側において、前記本体部132における前記スペーサ110の反対側の前端部122aから前方側へ延出するよう形成されている。そして、LED照明装置120をスペースSに設けた際に、内ガラス108bによるLED照明装置120の照射光のうち、前記ホルダ122に最も近接して通過する反射光L1(図2参照)を保持部202が遮るようになっている。従って、前記保持部202の前方側への延出長さは、前記反射光L1のみを遮蔽し得る最低限の長さ寸法に設定すればよい。更に、図3に示すように、前記保持部202の内ガラス108b側には、該内ガラス108bとの間に遮蔽部材50を収容するための隙間Tが画成されている。
前記遮蔽部材50は、非透過性の素材から形成された、例えばテープ等であって、遮蔽部材50の両面に透過性を備えた透明な接着糊(粘着材)52が所要厚みで塗布される。そして、遮蔽部材50は保持部202の隙間T内に収納されて、遮蔽部材50の両面が保持部202および内ガラス108bに貼着される。すなわち、図3に示すように、前記接着糊52を介して、遮蔽部材50の外側の面が保持部202に貼着されると共に、遮蔽部材50の収納室86側の面(庫内側で内ガラス108bに対する貼着面)が内ガラス108bのスペースS側の面に接着されるようになっている。更に、遮蔽部材50の収納室86側の面には、凹凸状の散乱面58が形成され、内ガラス108bで反射した前記LED照明装置120の反射光Lを乱反射させる機能を有している。すなわち、図3に示すように、内ガラス108b内で反射を繰り返したLED照明装置120の反射光Lを、前記散乱面58が各方向へ分散させて、反射光Lを減衰させるようになっている。これにより、図3の破線矢印が示すように、反射光Lが遮蔽部材50に反射して収納室86の外部へ漏れるのを防止することができる。すなわち、図3の破線で示す反射光L1の外部放射を阻止し得ると共に、前述した図8で示す構造では防止できなかった反射光L2,L3等の外部放射も阻止することが可能となる。
実施例において使用されるLED照明装置120は、複数かつ同色のLED素子124を基板126に1列に直線状に配設し、この基板126を直列に複数連ねて構成される。すなわち、図4に示すように、幅方向に所要長さで延在する基板126に、複数のLED素子124を1列に並べたものを1ユニットとし、このユニットを複数直列に連結させてLED照明装置120を構成している。また、各ユニットの連結は、各基板126の両端部に設けたコネクタ128,128を、中継線130を介して接続することで行なわれる。従って、収納室86の幅寸法に応じてユニットの連結数を変更することで、収納室86内を所望の明るさで照らすことが可能となる。例えば、収納室86の幅寸法を845mmとし、幅寸法が260mmの基板126に、0.08Wの白色LED素子124を12個設けたものを1ユニットとすると、このユニットを3つ連結すれば十分な明るさが確保される。なお、実施例においては、LED素子124を1色のみ採用した場合を示したが、複数色のLED素子を設置することも可能である。
(実施例の作用)
次に、実施例に係る冷蔵ショーケース100の作用について説明する。LED照明装置120を前記空間S内に配設する際には、先ず始めに、前記ホルダ122内にLED照明装置120を収容する。すなわち、前記リブ138に基板126を係合固定して、LED照明装置120を所要角度傾斜した状態でホルダ122内に保持する。この時、LED照明装置120は各リブ138によって位置決め(仮固定)がなされるので、LED照明装置120の組付け作業は効率的に行ない得る。
次に、前記係合部134をスペーサ110に係合させて、ホルダ122をスペーサ110に沿って配設する。すなわち、スペーサ110のケース部材112は所要の剛性を備えてフロントガラス108に直線的に固定されており、係合部134がケース部材112を抱き込むようにして係合することで、ホルダ122に反りが発生し難くなり真っ直ぐに配置することが可能となる。従って、ホルダ122の反りを修正するための工程が必要でなく、ホルダ122の取付作業が効率的となる。また、前記遮蔽部材50の両面に前記接着糊52を塗布し、保持部202の隙間Tに収容した状態で遮蔽部材50の外側の面を保持部202に貼着する。そして、係合部134の上方側の面と外ガラス108aのスペースS側の面とを両面テープ114によって貼り付けることで、LED照明装置120はホルダ122と共にスペースS内に設けられる。これと同時に、遮蔽部材50の散乱面58が内ガラス108bに接着糊52を介して貼り付けられ、ホルダ122および遮蔽部材50が前記スペースS内に固定される。
前記LED照明装置120を作動させる際には、機械室14の後面に配設された図示しない電源スイッチをONにする。すると、LED照明装置120から照射された照射光が前記内ガラス108bを透過し収納室86を照らす。このとき、図2に示すように、LED照明装置120の照射光のうち、内ガラス108bの内部で反射を繰り返して冷蔵ショーケース100の前方側へ進行する反射光Lが存在する。しかしながら、この反射光Lは遮蔽部材50により遮蔽されて、図2に示す如く、最もエネルギーの強い反射光L1が外部へ漏れるのは防止される。しかも、前記遮蔽部材50の散乱面58は凹凸状に形成されているので、該散乱面58に反射光Lが到達すると、図3に示すように反射光Lは各方向へ散乱される。すなわち、前記反射光Lは散乱面58で散乱されることで減衰され、図3の反射光L2の如く、反射光Lが遮蔽部材50に更に反射して外部へ漏れることがなく、冷蔵ショーケース100の美観が損なわれることがない。すなわち、最もエネルギーの強い前記反射光L1は遮蔽部材50によって遮蔽されると共に、図8で説明した先行出願に係る発明では外部に漏れていた反射光L2,L3についても、その発生を防止することができる。しかも、前記遮蔽部材50と内ガラス108bとの間に介在する接着糊52は透過性を備えているので、前記反射光Lは接着糊52によっても反射されることがなく、確実に散乱面58に到達することができる。
以上に示したように、実施例に係る冷蔵ショーケース100は、収納室86(内ガラス108b)側の面に凹凸状の散乱面58が形成された遮蔽部材50を配設したので、内ガラス108bで反射したLED照明装置120の反射光Lは散乱面58によって散乱され、該反射光Lが外部へ漏れるのを防止することができる。従って、冷蔵ショーケース100の外観が損なわれることがなく、また、外部から収納室86内をはっきりと視認することが可能となる。更に、前記遮蔽部材50を内ガラス108bに貼着する接着糊52は透過性を備えているので、前記反射光Lが接着糊52に反射することもなく、遮蔽部材50の散乱面58に確実に到達させることができる。また、前記ホルダ122に遮蔽部材50を保持する保持部202を形成したので、遮蔽部材50がフロントガラス108を介して外部から視認されることはなく、冷蔵ショーケース100の外観が損なわれるのを防ぐことができる。
なお、LED照明装置120は所要角度傾斜した状態でホルダ122に収容されるので、収納室86の必要箇所を好適に照らすことができる。また、前記ホルダ122の本体部132は非透明または半透明な材質としたので、LED素子124の光が前方または上方側に直接照射されることはなく、前方側に位置する客や、上方側に位置する寿司職人等が眩しいと感じることもない。更に、LED照明装置120の基板126等が外部から見えることがなく、この点においても、冷蔵ショーケース100の美観が損なわれることがない。しかも、前記保持部202が前方側へ延出する長さは、前記反射光L1を遮るのに必要な最低限の値に設定すればよい。従って、前記保持部202の面積がより小さくなって外部の光が庫内に侵入し易くなり、庫内を更に明るく維持し得る。また、保持部202の面積が小さくなることで、該ホルダ122の製造コストも低廉となる。
なお、実施例で示した冷蔵ショーケース100においては、前記遮蔽部材50をホルダ122の保持部202に収容した状態で内ガラス108bに貼着した。しかしながら、遮蔽部材50を必ずしもホルダ122の保持部202に収容する必要はなく、前記内ガラス108bによるLED照明装置120の反射光のうち、該LED照明装置120の最も近くを通過する反射光L1を遮る位置に遮蔽部材50を設置すればよい。従って、例えば、前記ホルダ122に保持部202を形成せず、遮蔽部材50をホルダ122の前端部122aの近傍に貼着してもよい。また、実施例では、LED照明装置120をホルダ122を介してフロントガラス108のスペースS内に配設したが、必ずしもホルダ122によってLED照明装置120を支持する必要はなく、LED照明装置120をフロントガラス108に直接取付けてもよい。更に、実施例では、遮蔽部材50としてテープを採用した場合を例示したが、薄板状で反射光を遮蔽し得る部材であれば、例えば、プラスチック等から遮蔽部材を構成してもよい。また、実施例では、粘着材として接着糊52を採用したが、透過性を備えたものであれば、接着剤等、他の貼着性を有するものに変更してもよい。更には、実施例では、遮蔽部材と接着糊とを別部材として構成したが、遮蔽部材と接着糊(粘着材)とが予め一体となっている、例えば、光を遮蔽し得る両面テープ等を採用することもできる。
また、実施例では、照明装置としてLED素子124を使用したLED照明装置120を採用した場合を示したが、他の発光素子を使用した照明装置を採用することも可能である。すなわち、透明部材(フロントガラス108)に照明装置を設置し、透明板(内ガラス108b)に反射した反射光が該照明装置の近傍を通過するような構成であれば、本発明を適用することが可能である。更に、実施例では、透明部材として一対のガラス108a,108bからなるペアガラスを採用したが、単一のガラス(透明板)から透明部材を構成してもよい。この場合、照明装置および遮蔽部材は、単一のガラスの外側(収納室86の外側)に取付けられることとなる。また、透明板を透明なプラスチック等から構成することも可能である。
更に、実施例においては、収納室86内を冷却する冷蔵ショーケース100を挙げて説明を行なったが、収納室86をヒータ等で所定温度に加温して物品を加温状態で貯蔵するショーケース等、その他の構成の各種ショーケースであってもよい。
なお、本発明に係るショーケースと同様な作用・効果を有する構成として、図5に示すショーケース101が挙げられる。このショーケース101においては、実施例で示したホルダ122のうち保持部202を省略したものが採用され、前記内ガラス108bのスペースS側における前記前端部122aの近傍に、凹凸状のキズが設けられている。そして、このキズ付けられた凹凸面204が実施例で示した散乱面58として機能し、内ガラス108bによるLED照明装置120の反射光Lを凹凸面204で散乱させるようになっている。これにより、本発明に係るショーケースと同様に、内ガラス108bによるLED照明装置120の反射光Lが減衰されて、強い光が外部へ漏れるのを抑制し得る。
実施例に係る冷蔵ショーケースを示す断面図である。 実施例の冷蔵ショーケースの要部を示す拡大図である。 内ガラスに貼着された遮蔽部材を示す拡大図である。 実施例で使用されるLED照明装置を示す概略説明図である。 変更例に係る冷蔵ショーケースの要部を示す拡大図である。 従来の冷蔵ショーケースを示す全体斜視図である。 図6に示す冷蔵ショーケースの断面図である。 先行出願に係る冷蔵ショーケースの要部を示す拡大図である。
符号の説明
16 断熱箱体(箱体), 50,遮蔽部材,52 接着糊(粘着材)
56 前面開口部,58 散乱面,86 収納室
108 フロントガラス(透明部材),108a 外ガラス(透明板)
108b 内ガラス(透明板),120 LED照明装置(照明装置)
122 ホルダ,202 保持部,S スペース(空間),L 反射光
1 反射光

Claims (3)

  1. 前面開口部(56)に透明板(108b)が嵌め込まれた箱体(16)に、物品を収納する収納室(86)が内部画成されると共に、透明板(108b)の外側に収納室(86)を照らす照明装置(120)が設けられたショーケースにおいて、
    前記透明板(108b)の外面における照明装置(120)近傍に、透明板(108b)による照明装置(120)の反射光(L)を遮蔽する遮蔽部材(50)が、光透過性を備えた粘着材(52)を介して貼着され、
    前記遮蔽部材(50)における透明板(108b)への貼着面に凹凸状の散乱面(58)を形成し、該散乱面(58)に到来した前記反射光(L)を散乱させて外部へ漏れるのを防止するようにした
    ことを特徴とするショーケース。
  2. 前記前面開口部(56)に、一対の透明板(108a,108b)を内外に所定間隔離間して対向配置することで、両透明板(108a,108b)間に空間(S)を画成した透明部材(108)が嵌め込まれ、前記照明装置(120)をホルダ(122)を介して空間(S)に収納保持すると共に、内側の透明板(108b)における空間(S)側に臨む面に、ホルダ(122)近傍を通過して外部へ漏れる前記反射光(L1)を遮蔽するよう前記遮蔽部材(50)を該ホルダ(122)に隣接させて貼着した請求項1記載のショーケース。
  3. 前記ホルダ(122)の前端に前方へ向けて延出する保持部(202)が形成され、該保持部(202)と前記内側の透明板(108b)との間に前記遮蔽部材(50)を貼着した請求項2記載のショーケース。
JP2006119692A 2005-07-04 2006-04-24 ショーケース Pending JP2007289350A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006119692A JP2007289350A (ja) 2006-04-24 2006-04-24 ショーケース
EP06780742A EP1867254B1 (en) 2005-07-04 2006-07-03 Showcase
AT06780742T ATE536770T1 (de) 2005-07-04 2006-07-03 Schaukasten
ES06780742T ES2379479T3 (es) 2005-07-04 2006-07-03 Expositor
US11/918,159 US8033129B2 (en) 2005-07-04 2006-07-03 Showcase
PCT/JP2006/313238 WO2007004615A1 (ja) 2005-07-04 2006-07-03 ショーケース
CN2006800214199A CN101198272B (zh) 2005-07-04 2006-07-03 陈列柜

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006119692A JP2007289350A (ja) 2006-04-24 2006-04-24 ショーケース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007289350A true JP2007289350A (ja) 2007-11-08

Family

ID=38760567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006119692A Pending JP2007289350A (ja) 2005-07-04 2006-04-24 ショーケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007289350A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011087925A (ja) * 2009-09-25 2011-05-06 Gac Corp ショーケース装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011087925A (ja) * 2009-09-25 2011-05-06 Gac Corp ショーケース装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4869715B2 (ja) ショーケース
WO2007004615A1 (ja) ショーケース
KR101576672B1 (ko) 냉장고 및 냉장고 도어
US9456704B2 (en) High efficacy LED light assembly for a merchandiser
EP2055211B1 (en) Showcase
KR101517230B1 (ko) 냉장고 및 냉장고 도어
KR102014148B1 (ko) 냉장고
WO2009052172A2 (en) Led lighting assembly with leds having different viewing angles
CA2658928A1 (en) Decorative door for cooler
JP5919016B2 (ja) オープンショーケース
KR20090090521A (ko) 냉장고 및 냉장고 도어 핸들
JP4082764B2 (ja) 冷蔵庫
JP5288952B2 (ja) 冷蔵庫
JP5421970B2 (ja) ショーケース
JP2007289350A (ja) ショーケース
KR20200027718A (ko) 냉장고
JP5219403B2 (ja) ショーケース
JP2018044743A (ja) 冷蔵庫
JP2008206758A (ja) 商品陳列棚における照明装置
AU2012100698B4 (en) Lighting System for Transparent Media Display
WO2013170304A1 (en) Lighting system for transparent media display
JP5619512B2 (ja) ショーケース
KR20200008938A (ko) 진열 및 저장의 복합기능 쇼케이스 냉장고
JPH0583834B2 (ja)
JP2012029878A (ja) ショーケース