JP2012029878A - ショーケース - Google Patents

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Yasuhisa Ikeda
康久 池田
So Kumazawa
創 熊澤
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Abstract

【課題】従来の如き格別に棚上にフッ素塗装を施すことなく、棚内に照射された光の拡散構造を用いて当該光の拡散効率の向上及び商品の滑動を円滑とすることができるショーケースを提供する。
【解決手段】本発明のショーケースSは、陳列室3内に架設した棚11上に商品を陳列して成るものであって、LED素子41を備えたLED照明装置40を備え、棚11を透光性の板材にて構成し、この棚11の端面11Aより当該棚11内にLED照明装置40からの光を入射させると共に、棚11の上面11Dには複数の凸部39を一体に形成し、該凸部39の表面を粗面39Aとした。
【選択図】図6

Description

本発明は、陳列室内に棚を架設し、当該棚上に商品を陳列して成るショーケース、特に、当該棚の照明に関する。
従来より、この種のショーケースは、断面略コ字状の断熱壁の開口上縁に形成した吐出口から開口下縁の吸込口に向けて冷気を吐出することにより、断熱壁にて囲繞された陳列室内は所定の温度に冷却される。そして、開口両側縁や棚前部下面などに複数の蛍光灯を取り付けて、陳列室内の照明を行っていた。
これ以外にも、ショーケースの陳列室内に架設される棚上商品を効果的に照明するため、当該棚自体を透明板材により構成し、棚後端側、即ち、陳列室の背面側にLED素子を備えた照明装置を設け、これにより、棚自体を光らせるものが開発されている(例えば特許文献1参照)。
特開2009−5811号公報
上記構成では、各端面は、光拡散構造が施されているため、棚の後端面より棚内に入射された光は乱反射され、棚板の前端、上面、下面、両側端を光らせることができる。一方、棚上に陳列された商品は、販売前に見栄え良く陳列されていても、商品が取り出されていくことで、次第に乱雑となる。そのため、棚上に陳列した商品が顧客に見易く、購買意欲を増進させるため、一般には、前端が低く傾斜して架設されている。そして、棚板の前端部には、その傾斜により陳列した商品が転がり、或いは滑動して落下する不都合を防止するために、ガードが取り付けられている。一般に、棚上の商品の滑動を円滑とするため、棚の上面には、フッ素塗装が施されていた。
そこで、本発明は、従来の如き格別に棚上にフッ素塗装を施すことなく、棚内に照射された光の拡散構造を用いて当該光の拡散効率の向上及び商品の滑動を円滑とすることができるショーケースを提供する。
上記課題を解決するために、本発明のショーケースは、陳列室内に架設した棚上に商品を陳列して成るものであって、LED素子を備えたLED照明装置を備え、棚を透光性の板材にて構成し、この棚の端面より当該棚内にLED照明装置からの光を入射させると共に、棚の上面には複数の凸部を一体に形成し、該凸部の表面を粗面としたことを特徴とする。
請求項2の発明は、上記発明において、凸部を、網点パターン状に形成したことを特徴とする。
請求項3の発明は、上記請求項1の発明において、凸部を、前後に延在する線状に形成したことを特徴とする。
請求項4の発明は、上記各発明において、棚は、後部よりも前部が低く傾斜して陳列室内に架設されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、上記各発明において、陳列室内の両側前後に位置して上下に設けられた支柱と、四隅部が各支柱に保持され、所定の強度を有する棚支持枠とを備え、棚は棚支持枠上に載置されて陳列室内に架設されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、上記発明において、棚支持枠は、縦断面が縦長の鋼板を枠状に成形して成り、該板材の上端面にて棚を支持することを特徴とする。
請求項7の発明は、上記各発明において、冷却装置により陳列室内を冷却することを特徴とする。
本発明によれば、陳列室内に架設した棚上に商品を陳列して成るショーケースにおいて、LED素子を備えたLED照明装置を備え、棚を透光性の板材にて構成し、この棚の端面より当該棚内にLED照明装置からの光を入射させることにより、LED照明装置からの光によって、棚全体を光らせて棚上の商品を照明することが可能となる。
特に、棚の上面には複数の凸部を一体に形成し、該凸部の表面を粗面としたことにより、当該凸部の粗面に到達した光は、当該粗面にて乱反射され、これによって、棚全体に光が拡散し、棚自体を光らせた効果的な棚照明を実現することができる。
また、請求項2の発明によれば、上記発明に加えて、凸部を、網点パターン状に形成したことにより、当該棚の上面に載置される商品と棚との接触部分を網点パターン状の凸部との接触面に限ることができ、商品の棚上の滑動を円滑なものとすることができる。
また、請求項3の発明によれば、上記請求項1の発明に加えて、凸部を、前後に延在する線状に形成したことにより、当該棚の上面に載置される商品と棚との接触面積が前後に延在する線状の凸部との接触面積とできるため、商品の棚上での前後方向での滑動を円滑なものとすることができる。
請求項4の発明によれば、上記各発明に加えて、棚は、後部よりも前部が低く傾斜して陳列室内に架設されていることにより、凸部上を滑動する商品を自重によって前側に陳列させることが可能となる。これにより、店員等の陳列作業を簡素化することができる。
請求項5の発明によれば、上記各発明に加えて、陳列室内の両側前後に位置して上下に設けられた支柱と、四隅部が各支柱に保持され、所定の強度を有する棚支持枠とを備え、棚は棚支持枠上に載置されて陳列室内に架設されているので、所定の強度を有する棚支持枠によって棚を保持することができ、棚の架設構造を簡素化することができる。そのため、棚全体から放射される光が棚の架設構造によって大きく遮蔽されてしまう不都合を解消でき、陳列室内全体を明るく照明することが可能となる。
請求項6の発明によれば、上記発明に加えて、棚支持枠は、縦断面が縦長の鋼板を枠状に成形して成り、該板材の上端面にて棚を支持することにより、棚の下面と当該棚を支持する棚支持枠との接触面積を板材の上端面に制限することができるため、棚の下面から照射される光を極力遮蔽しない構成とすることができる。
請求項7の発明によれば、上記各発明に加えて、冷却装置により陳列室内を冷却することにより、陳列室内は低温となるが、棚に設けられるLED照明装置は、蛍光灯のような低温による照度低下を生じないため、陳列室内を冷凍などの低温に冷却して使用する低温ショーケースにおいて特に有効となる。
本発明を適用した一実施例のショーケースの正面図である。 図1の状態から装飾カバーを取り外した状態のショーケースの斜視図である。 図1のショーケースの縦断側面図である。 複数段の棚が架設された状態を示す斜視図である。 棚支持枠に支持された状態を示す棚の平面図である。 棚の斜視図である。 図6の部分拡大図である。 棚の正面図である。 図8の部分拡大図である。 棚の斜視図である。(他の実施例) 図10の部分拡大図である。 図10の棚の正面図である。 図12の部分拡大図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。実施例の低温貯蔵庫Sは、飲料や食品等の商品を冷却しながら陳列販売するための所謂低温ショーケースであり、本体1を構成する縦長矩形状の断熱箱体(断熱壁)2内に前面が開口した陳列室3が構成されている。この陳列室3の前面開口は、例えば向かって右側(一側)上下を中心として回動自在に本体1に枢支された扉4により開閉自在に閉塞されている。
この扉4は周囲の金属製扉枠(サッシュ)6と、この扉枠6の内方に嵌め込まれた複層透明ガラス板7とから成り、このガラス板7を通して外部より陳列室3内部が透視可能とされている。また、扉4の向かって左側(非枢支側)の扉枠6には、扉4を開閉するための把手5が設けられている。
断熱箱体2の下側(陳列室3の外側。断熱箱体2外)である本体1の下部には機械室8が構成されており、この機械室8内に冷却装置Rの冷媒回路を構成する図示しない圧縮機や凝縮器9、凝縮器用送風機10等が設置されている。尚、機械室8は前面が開口している。
一方、陳列室3内には、詳細は後述する如き商品陳列用の棚11が複数段架設されている。また、断熱箱体2内の背面及び底面には、間隔を存して仕切板12及び13が設けられており、各仕切板12及び13と断熱箱体2との間に、相互に連通した背面ダクト14及び底面ダクト16が構成され、陳列室3はこれら仕切板12及び13の内側に構成されたかたちとされている。
また、背面の仕切板12の上端と断熱箱体2間は背面ダクト14に連通した冷気吹出口17、底面の仕切板13の前端と断熱箱体2間は底面ダクト16に連通した冷気吸込口18とされている。断熱箱体2の底壁には相互に前後に位置する連通孔19、21が貫通形成されており、連通孔19と21間において仕切板13から垂下する隔壁13Aにより、底面ダクト16は前後に仕切られている。
更に、断熱箱体2の底壁には、連通孔19、21に対応して断熱性の冷却箱22が外側から取り付けられ、機械室8内に位置している。この冷却箱22内には冷却装置Rの冷媒回路を構成する冷却器23と冷気循環用送風機24が収納されており、冷却器23によって冷却箱22内は連通孔19側と連通孔21側とに区画されている。これにより、陳列室3−冷気吸込口18−底面ダクト16−連通孔19−冷気循環用送風機24(冷却箱22内)−冷却器23(冷却箱22内)−連通孔21−底面ダクト16−背面ダクト14−冷気吹出口17−陳列室3と渡る一連の冷気通路が構成されている。
そして、実施例では、扉4の外面に硬質合成樹脂からなる扉装飾カバー31が取り付けられている。扉装飾カバー31は、扉4の外面を覆うように扉枠6に交換可能(ネジ止め)に取り付けられている。この場合、扉装飾カバー31は扉枠6の側面(外面)と当接し、当該扉枠6を前方から間隔を存して隠蔽する透視不能な枠装飾部31Aと、その内方でガラス板7の外面を覆うと共に、当該ガラス板7の前方に間隔を存して位置する透視可能なガラス装飾部31Bとから成り、当該枠装飾部31Aとガラス装飾部31Bとにより扉4の外面全体を覆う。
そして、ガラス装飾部31Bは、中央が前方に突出して両端部が後退した平断面湾曲形状とされ、前方から陳列室3内を見た場合に商品陳列がより立体的に見えるように配慮されている。
このようにショーケースSの扉4に扉装飾カバー31を交換可能に取り付けているので、設置場所や使用目的、陳列商品に応じて他の形状の扉装飾カバー31に交換することで、ショーケースSの意匠を容易に変更することができるようになり、販売効果の著しい改善を図ることができるようになる。
そして、上記扉装飾カバー31の下方に位置して機械室8の前面開口を閉塞する機械室カバー29が本体1に着脱自在(交換可能)に取り付けられている。この場合、機械室カバー29には、開口29Aが形成され、この開口29Aに対応して機械室カバー29には、ルーバ32とメッシュ部33とを一体に備えたフィルタ35が着脱可能に取り付けられている。尚、図2の34は、凝縮器9の前側に対応した開口を有するグリル板であり、凝縮器用送風機10の運転により開口29Aからフィルタ35を経て吸引された外気を、効率よく凝縮器9に通風させる機能を奏する。
ここで、図4乃至図9を参照して上記商品陳列用の棚11について詳述する。図4は複数段の棚11が架設された状態を示す斜視図、図5は棚支持枠38に支持された状態を示す棚11の平面図、図6は棚11の斜視図、図7は図6の部分拡大図、図8は棚11の正面図、図9は図8の部分拡大図をそれぞれ示している。
本実施例における棚11は、透光性の板材にて構成され、陳列室3内に設けられた各支柱36に四隅部が保持される棚支持枠38上に載置されて陳列室3内に架設される。
具体的には、上述した如き陳列室11内の両側面には、前後に位置して図4に示すような上下に延在する支柱36が設けられている。当該支柱36には、上下方向に所定間隔を存して複数の図示しない取付孔が形成されている。この取付孔には、棚支持枠38を保持する取付具37が係脱自在に係合される。
棚支持枠38は、縦断面が縦長の鋼板を枠状に成形され、側辺部を複数回折曲することにより、四隅部に各取付具37を保持する保持部が形成され、所定の強度を有する。そのため、各支柱36の棚11の取付位置における取付孔に取付具37を係合させ、各取付具37に棚支持枠38の四隅部の保持部を保持させる。
そして、棚11は、透光性の板材として透明な熱可塑性樹脂板、例えばアクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、非晶性ポリエステル樹脂、非晶性オレフィン系樹脂にて構成されており、導光板としての機能を奏するため、棚11の後端部に設けられたLED照明装置40からの光を入射する後端面11A(光入射面)は、表面平坦な形状とされていると共に、その他の端面、即ち、前端面11B、各側端面11Cは、圧熱プレスにて凸状のドット加工が施された光拡散面とされている。尚、本実施例では凸状のドット加工により光拡散面を構成しているが、これに限定されるものではなく、光入射面から入射された光を乱反射させ、拡散するための構造であれば、例えば、磨りガラス形状や、複数条の溝や筋、傷などによって形成しても良い。
そして、この棚11の商品載置面とされる上面11Dには、図6乃至図9に示すように、複数の凸部39が網点パターン状に一体に形成されている。各凸部39の表面には、図7にてハッチングにて示したように、圧熱プレスにて凸状のドット加工が施されることによる粗面39Aとされている。尚、当該粗面39Aの形成は、上記他の端面に形成された光拡散面の形成と同様に、これに限定されるものではなく、光入射面から入射された光を乱反射させ、拡散するための構造であれば、例えば、磨りガラス形状や、複数条の溝や筋、傷などによって形成しても良い。
尚、図4及び図5における45は、商品落下防止用のガードを兼ねた棚前欄干飾りであり、棚11上に載置される商品の名称や価格等を示したプライスカードを保持可能とされている。
そして、棚11の後端部には、LED照明装置40が設けられている。当該LED照明装置40は、複数のLED素子41を所定間隔を存して基板42に配設して構成されており、LED取付部材43を介して棚11の後端部の長手方向に延在して取り付けられる。尚、図中44は、基板42から引き出されたリード線である。本実施例においてLED素子41は、チップタイプの白色LED素子を採用している。
以上の構成により、LED照明装置40の各LED素子41に通電することにより、当該LED素子41から照射された光は、棚11の後端面11Aから棚11内部に入射され、当該入射光は、棚11全体を光らせつつ、棚11の各端面は光拡散構造が施されているため、前端面11B、各側端面11Cにて入射した光が乱反射され、効果的な棚照明を実現することが可能となり、外観の向上を図ることができる。
また、棚11の上面11Dの各凸部39の粗面39Aに到達した光は、当該粗面39Aにて乱反射され、これによって、棚全体に光が拡散し、上記各端面11B、11Cのみならず、棚11の上面11D及び下面11Eからも光が放射される。
これによって、棚11の商品載置面とされる棚上面11Dに陳列される商品や、当該棚11の下方に架設される棚11に陳列される商品を効果的に照明することが可能となり、ショーケースSによる陳列効果を高めることができる。棚11自体を光らせた効果的な棚照明を実現することができる。
特に、棚上面11Dの光拡散構造を構成する粗面39Aが形成された各凸部39は、網点パターン状に上面11Dに一体に形成されているため、当該棚の上面11Dに載置される商品は、複数の凸部39上に渡った状態で載置される。従って、当該棚の上面11Dに載置される商品と当該棚11との接触部分を網点パターン状の凸部39との接触面に限ることができ、商品の棚11上の滑動を円滑なものとすることができる。
そのため、商品が棚11の前方から取り出された場合であっても、後方の商品を前側に移動させる際に、商品と棚11との摩擦を小さくすることができ、作業効率を向上させることができる。また、棚11の上面11Dに摩擦による傷がつきにくくなる。
また、当該棚11を後部よりも前部が低くなるように傾斜(例えば商品載置面とショーケースSの設置面とが略8°の角度を有するように)して陳列室3内に架設した場合には、当該棚11の上面11Dに、格別にフッ素と相当を施すことなく、上面に載置される商品が自重によって、前方に滑動する。従って、商品が前方から取り出されても、当該商品及びその後方の商品の自重によって棚前欄干飾り(ガード)45に当接するまで前方に移動し、常に、商品が棚11の前方に陳列された状態を維持することが可能となる。これにより、店員等の陳列作業を簡素化しつつ、整然として商品陳列を実現することができる。
そして、上述した如き棚11は、支柱36に取り付けられた棚支持枠38の上端面上に載置することにより、陳列室3内に架設されているため、所定の強度を有する棚支持枠38によって棚を保持することができ、棚11の架設構造を簡素化することができる。そのため、棚11の上面11Dや端面のみならず、下面11Eから放射される光が棚11の架設構造によって大きく遮蔽されてしまう不都合を解消でき、陳列室3内全体を明るく照明することが可能となる。
特に、棚支持枠38は、縦断面が縦長の鋼板を枠状に成形して成り、該板材の上端面にて棚11を支持する構成とされているため、棚11の下面と当該棚11を支持する棚支持枠38との接触面積を板材の上端面に制限することができ、棚11の下面から照射される光を極力遮蔽しない構成とすることができる。
尚、上記実施例では、棚11の上面11Dに形成された凸部39が、網点パターン状に形成された場合について説明しているが、これに限定されるものではなく、例えば凸部39を線状に形成したものであっても良い。ここで、凸部39を線状に形成した棚50について図10乃至図13を参照して説明する。図10は棚50の斜視図、図11は図10の部分拡大図、図11は棚50の正面図、図12は図11の部分拡大図をそれぞれ示している。
棚50は、上記実施例の棚11と同様に透光性の板材にて構成されており、棚50の後端部に設けられたLED照明装置40からの光を入射する後端面50A(光入射面)は、表面平坦な形状とされていると共に、その他の端面、即ち、前端面50B、各側端面50Cは、圧熱プレスにて凸状のドット加工が施された光拡散面とされている。上記同様、凸状のドット加工により光拡散面を構成しているが、これに限定されるものではなく、光入射面から入射された光を乱反射させ、拡散するための構造であれば、例えば、磨りガラス形状や、複数条の溝や筋、傷などによって形成しても良い。
そして、この棚50の商品載置面とされる上面50Dには、前後に延在する線状に複数の凸部51が形成されている。各凸部51の表面には、図11にてハッチングにて示したように、圧熱プレスにて凸状のドット加工が施されることによる粗面39Aとされている。尚、当該粗面50Aの形成は、上記他の端面に形成された光拡散面の形成と同様に、これに限定されるものではなく、光入射面から入射された光を乱反射させ、拡散するための構造であれば、例えば、磨りガラス形状や、複数の溝や筋、傷などによって形成しても良い。
係る構成の棚50の場合においても、LED照明装置40の各LED素子41に通電することにより、当該LED素子41から照射された光は、棚50の後端面50Aから棚50内部に入射され、当該入射光は、棚50全体を光らせつつ、棚50の各端面は光拡散構造が施されているため、前端面50B、各側端面50Cにて入射した光が乱反射され、効果的な棚照明を実現することが可能となり、外観の向上を図ることができる。
また、棚11の上面50Dの各凸部51の粗面51Aに到達した光は、当該粗面51Aにて乱反射され、これによって、棚全体に光が拡散し、上記各端面50B、50Cのみならず、棚50の上面50D及び下面50Eからも光が放射される。
これによって、棚50の商品載置面とされる棚上面50Dに陳列される商品や、当該棚50の下方に架設される棚50に陳列される商品を効果的に照明することが可能となり、ショーケースSによる陳列効果を高めることができる。棚50自体を光らせた効果的な棚照明を実現することができる。
特に、棚上面50Dの光拡散構造を構成する粗面51Aが形成された各凸部51は、前後に延在する線状に上面50Dに一体に形成されているため、当該棚の上面50Dに載置される商品は、複数の凸部51上に渡った状態で載置される。従って、当該棚の上面50Dに載置される商品と当該棚50との接触部分を線状の凸部51との接触面に限ることができ、商品の棚50上での前後方向での滑動を円滑なものとすることができる。
そのため、商品が棚50の前方から取り出された場合であっても、後方の商品を前側に移動させる際に、商品と棚50との摩擦を小さくすることができ、作業効率を向上させることができる。また、棚の上面50Dに摩擦による傷がつきにくくなる。
尚、当該棚50を後部よりも前部が低くなるように傾斜(例えば商品載置面とショーケースSの設置面とが略8°の角度を有するように)して陳列室3内に架設した場合にも、同様の効果を奏する。
また、当該実施例における棚50に形成された凸部51は、前方にいくに従い当該凸部51の幅が太く、後方にいくに従い幅が細くなるように形成されている。そのため、棚50の後端面50Aから入射されたLED照明装置40からの光は、前方にいくに従い減衰される傾向があるが、このように当該凸部51の幅寸法を前方にいくに従い太くなるように形成することで、棚全体として均一に光らせることが可能となる。
上記各実施例における棚11、50を採用したショーケースSは、冷却装置Rによって陳列室3内を冷却するものであり、上述したように陳列室3内に架設された棚11又は50に照明装置を設けているが、当該照明装置は、LED素子41を採用したものであるため、陳列室3内が低温となっても、蛍光灯のような低温による照度低下を生じないため、効果的な照明を実現することができる。そのため、本発明は、特に、陳列室3内を冷凍などの低温に冷却して使用する低温ショーケースSにおいて特に有効となる。
S 低温貯蔵庫
R 冷却装置
1 本体
2 断熱箱体(断熱壁)
3 陳列室
4 扉
8 機械室
11、50 棚
11A、50A 後端面(光入射面)
11B、50B 前端面
11D、50D 棚上面
11E、50E 棚下面
23 冷却器
31 扉装飾カバー
36 支柱
37 取付具
38 棚支持枠
39、51 凸部
39A、51A 粗面
40 LED照明装置
41 LED素子
42 基板
43 LED取付部材
44 リード線
45 棚前欄干飾り

Claims (7)

  1. 陳列室内に架設した棚上に商品を陳列して成るショーケースにおいて、
    LED素子を備えたLED照明装置を備え、
    前記棚を透光性の板材にて構成し、該棚の端面より当該棚内に前記LED照明装置からの光を入射させると共に、
    前記棚の上面には複数の凸部を一体に形成し、該凸部の表面を粗面としたことを特徴とするショーケース。
  2. 前記凸部を、網点パターン状に形成したことを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
  3. 前記凸部を、前後に延在する線状に形成したことを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
  4. 前記棚は、後部よりも前部が低く傾斜して前記陳列室内に架設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちの何れかに記載のショーケース。
  5. 前記陳列室内の両側前後に位置して上下に設けられた支柱と、四隅部が前記各支柱に保持され、所定の強度を有する棚支持枠とを備え、
    前記棚は前記棚支持枠上に載置されて前記陳列室内に架設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちの何れかに記載のショーケース。
  6. 前記棚支持枠は、縦断面が縦長の鋼板を枠状に成形して成り、該板材の上端面にて前記棚を支持することを特徴とする請求項5に記載のショーケース。
  7. 冷却装置により前記陳列室内を冷却することを特徴とする請求項1乃至請求項6のうちの何れかに記載のショーケース。
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