JP2012066087A - ショーケース - Google Patents
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Abstract
【解決手段】前面開口部56に透明部材108が嵌め込まれた断熱箱体16に、温度調節されて物品を収納する収納室が内部画成されると共に、断熱箱体16に、LED素子124を基板126に配設したLED照明装置120が設けられる。収納室192内には、エバポレータ182が取付部186を介して該収納室192の上部から所要間隔離間して配設される。また、収納室192に臨む側から光が透過可能で、本体部194が非透明若しくは半透明なホルダ184が、該収納室192におけるエバポレータ182の上方の空きスペースVに配設される。LED照明装置120は、LED素子124を収納室192に向けた状態でホルダ184に収容保持される。
【選択図】図15
Description
前面開口部に透明部材が嵌め込まれた断熱箱体に、温度調節されて物品を収納する収納室が内部画成されると共に、前記断熱箱体に、LED素子を基板に配設したLED照明装置を設け、該照明装置により前記収納室内を照らすよう構成したショーケースにおいて、
前記収納室内に、エバポレータが取付部を介して該収納室の上部から所要間隔離間して配設され、
前記収納室に臨む側から光が透過可能で、少なくとも前方および上方側に臨む部位が非透明若しくは半透明なホルダが、該収納室における前記エバポレータの上方の空きスペースに配設され、
前記LED照明装置は、前記LED素子を収納室に向けた状態で前記ホルダに収容保持されることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、照明装置としてLED照明装置を採用したので、従来の蛍光灯に比べて電力消費量が少なく済み、ランニングコストを抑制し得る。しかも、LED素子の寿命は蛍光灯等に比べてはるかに長いので、煩わしい交換作業が必要なく、経時的な劣化による変色等も少ない。また、LED照明装置は、収納室内の空きスペースを利用して配設されるので、該収容室の使用スペースが狭められることがない。しかも、少なくとも前方及び上方側に臨む部位が非透明若しくは半透明なホルダにLED照明装置を収容したので、LED照明装置の基板等が外部から見えたり、LED素子の光が外部に漏れて直接目に入ったりすることもない。
図1に示すように、参考例1に係る冷蔵ショーケース50において、生鮮食材や飲料等の物品を冷蔵保存する収納室52は、断熱構造の断熱箱体16に内部画成されている。カウンタ等に冷蔵ショーケース50を載置した際に客先に臨む断熱箱体16の前面側に前面開口部56が開設され、該開口部56に透明なフロントガラス(透明部材)18が嵌め込まれて、収納室52に収納した物品を前方外部から視認し得るようになっている。このフロントガラス18は、一対のガラス18a,18aを所定間隔離間するよう対向配置した、所謂ペアガラスであって、両ガラス18a,18a間にはスペーサ18bによって所要のスペースSが画成されて密閉状態となっている。これに対し、断熱箱体16の後面側には、物品出入口20が開設されると共に、この物品出入口20は、上下をレール58,58で保持された一対のスライド扉22,22が左右方向にスライド自在に配設され、該物品出入口20を開閉可能に構成してある。なお、この物品出入口20を開閉する扉については、参考例1の如くスライド扉22,22に限られず、例えば、回動式の扉であってもよい。
次に、参考例1に係る冷蔵ショーケース50の作用について説明する。LED照明装置70を作動させる際には、機械室14の後面部14aに配設された電源スイッチ90をONにする。そして、例えば、LED照明装置70の全ての色を点灯させたい場合、操作ボタン76a,76b,76cを全て押すことで、基板72上のLED素子68a,68b,68cが全て点灯される。この時、カバー部材86は透明な樹脂で形成されているので、LED照明装置70の光は弱まることなく収納室52を照らすことができる。
次に、参考例2に係る冷蔵ショーケースについて説明する。参考例2については、参考例1との変更点のみ説明することとし、同一の部材については同じ符号を付して説明は省略する。図6は、参考例2に係る冷蔵ショーケース100を示す断面図であって、前記断熱箱体16の前面開口部56に嵌め込まれているフロントガラス108は、図7に示すように、一対のガラス108a,108bを所定間隔離間するよう対向配置して、両ガラス108a,108b間にスペース(空間)Sが画成されたペアガラスから構成される。そして、参考例2の冷蔵ショーケース100においては、このスペースSにLED照明装置70が収納されている。
次に、参考例2の作用について、以下説明を行なう。LED照明装置70を作動させる際には、機械室14の後面部14aに配設された電源スイッチ90をONにする。そして、例えば、LED照明装置70の全ての色を点灯させたい場合、全ての操作ボタン76a,76b,76cを押すことで、基板72上のLED素子68a,68b,68cを全て点灯させることができる。この時、フロントガラス108は透明なので、LED照明装置70の光は弱まることなく収納室52を照らすことができる。なお、陳列される食材等に合わせて、照明色を変更したい場合には、参考例1で説明したように、操作パネル88において、点灯させたいLED素子68a,68b,68cに対応する操作ボタン76a,76b,76cを押せばよい。
次に、参考例3に係る冷蔵ショーケースについて説明する。参考例3についても、参考例1および2との変更点のみ説明することとし、同一の部材については同じ符号を付して説明は省略する。
次に、参考例3の作用について、以下説明を行なう。LED照明装置120を前記空間S内に配設する際には、先ず始めに、前記ホルダ122内の収容空間136にLED照明装置120を収容する。すなわち、前記保持部138に基板126を固定して、LED照明装置120を所要角度傾斜した状態で収容空間136内に保持する。この時、LED照明装置120は保持部138によって位置決め(仮固定)がなされるので、LED照明装置120の組付け作業は効率的に行ない得る。
前述した参考例3に係る冷蔵ショーケース140において、LED照明装置120を作動した際に、前記基板126の傾斜角度や内ガラス108bの形状等によっては、LED照明装置120から照射された光が内ガラス108b等に反射して外部へ漏れてしまう場合がある。すなわち、図16に示すように、LED照明装置120の光が内ガラス108b内で反射を繰り返すことにより、複数の反射光が外ガラス108aを透過して外部へ漏れてしまう。この場合に冷蔵ショーケース140を前面側から見ると、外ガラス108aにおけるホルダ122の近傍に、複数の光の点(光点P1,P2,P3・・・)が規則的に並んだ状態で現出し、冷蔵ショーケース140の見た目が悪くなると云う問題がある。なお、図16に示すように、外部へ漏れる反射光のうち、ホルダ122における前記スペーサ110から離間する側の前端部122aの最近傍を通過する第1反射光L1は、反射回数が少なく最も強い反射光となる。従って、第1反射光L1によって形成される光点P1が最も明るく目立ち易いものとなる。すなわち、フロントガラス108の外部へ漏れ出す反射光の強さは、前記ホルダ122の前端部122aから遠ざかる(フロントガラス108の外周縁から遠ざかる)につれて小さくなる。
次に、参考例3の変更例2に係る冷蔵ショーケース140について説明する。前述の如く、変更例1においては、遮蔽部材198を外ガラス108aの外面に設けていた。これに対し変更例2における遮蔽部材200は、図18に示す如く、前記内ガラス108bのスペースS側におけるホルダ122の係合部134の反対側に臨む部位に設けられる。すなわち、変更例2においては、内ガラス108bのスペースS側において、前記本体部132における前記スペーサ110の反対側の前端部122aに近接するよう遮蔽部材200が設けられる。この遮蔽部材200は、変更例1の遮蔽部材198と同様に、前記第1反射光L1を遮蔽すべく設置されるものであり、光の透過率が低い金属または合成樹脂等を薄板状に形成したものである。しかしながら、変更例2の遮蔽部材200は、内ガラス108bの前記スペースS側に設けられるので、短手方向の長さ寸法l'を小さくすることが可能となる。
次に、参考例4に係る冷蔵ショーケースについて、以下説明を行なう。参考例4においても、参考例1〜3との変更箇所についてのみ説明を行なうこととする。
次に、参考例5に係る冷蔵ショーケースについて、以下説明を行なう。参考例5においても、参考例1〜4との変更箇所についてのみ説明を行なうこととする。
120 LED照明装置,124 LED素子, 126 基板,182 エバポレータ
184 ホルダ,186 取付部,192 収納室
194 本体部(前方および上方側に臨む部位),V 空きスペース,W 空きスペース
Claims (2)
- 前面開口部(56)に透明部材(108)が嵌め込まれた断熱箱体(16)に、温度調節されて物品を収納する収納室(192)が内部画成されると共に、前記断熱箱体(16)に、LED素子(124)を基板(126)に配設したLED照明装置(120)を設け、該照明装置(120)により前記収納室(192)内を照らすよう構成したショーケースにおいて、
前記収納室(192)内に、エバポレータ(182)が取付部(186)を介して該収納室(192)の上部から所要間隔離間して配設され、
前記収納室(192)に臨む側から光が透過可能で、少なくとも前方および上方側に臨む部位(194)が非透明若しくは半透明なホルダ(184)が、該収納室(192)における前記エバポレータ(182)の上方の空きスペース(V,W)に配設され、
前記LED照明装置(120)は、前記LED素子(124)を収納室(192)に向けた状態で前記ホルダ(184)に収容保持される
ことを特徴とするショーケース。 - 前記エバポレータ(182)は、前後に離間する部位を有し、前記ホルダ(184)は、前記空きスペース(V,W)におけるエバポレータ(182)の前後に離間する部位の間に臨むよう配設されている請求項1記載のショーケース。
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