JP5420981B2 - 基板処理システム、群管理装置、群管理装置の通信処理プログラム及びデータ処理方法。 - Google Patents
基板処理システム、群管理装置、群管理装置の通信処理プログラム及びデータ処理方法。 Download PDFInfo
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Description
電文は、例えば電文内容を区分する電文区分コード(ストリームファンクションのコード)を格納するヘッダ部と、データ部と、を有する。群管理装置,基板処理装置,端末装置それぞれは、電文に関する共通のデータ形式リスト(電文定義フォーマット)を記憶する。この電文定義フォーマットには、電文区分コードとデータ部に関するデータ形式情報とが対応付けて記録されている。電文は、この電文定義フォーマットに基づいて生成される。
群管理装置が受信電文を破棄した場合、基板処理装置と端末装置との間での電文の伝達不良により、基板処理システムに動作不良が発生する虞がある。
図1は、本発明の一実施形態にかかる基板処理システム1の概略図である。
図1に示すように、本実施形態にかかる基板処理システム1は、一台以上の基板処理装置(半導体製造装置)100と、基板処理装置100に接続される群管理装置500と、群管理装置500に接続される一台以上の端末装置(GUI端末装置)700と、を有する。
本実施形態にかかる群管理装置500は、例えば送信元の基板処理装置100(又は端末装置700)から受信した電文中の電文区分コードが、群管理装置500内部で記憶するデータ形式リスト(電文定義フォーマット)にて未定義であっても、その受信電文を無効として破棄することなく、簡易にその受信電文を転送先の端末装置700(又は基板処理装置100)に転送する。
図2は、本発明の一実施形態にかかる基板処理装置100の機能ブロック図である。詳細には、図2は、基板処理装置100の基板処理系に基板処理を実施させる装置コントローラとしてのプロセス制御モジュール100Aの機能ブロック図である。
操作部2と制御部3とは、通信部4,5により通信路(LANなど)6Aを介して通信可能に接続されている。
操作部2には、ユーザインタフェイスとして、モニタ7とキー入力装置8とが接続されている。
操作部2のハードディスク9には、プロセスレシピ20、アラーム条件テーブル21、ABORTレシピ22、PMC(プロセス制御モジュール)コンフィグファイル23、制御タスク(制御プログラム)24、データ形式リスト800A、画面ファイル、アイコンファイル、基板処理や画面表示処理に関するプログラム、基板処理に必要なテーブル類、ファイル類などが格納されている。
アラーム条件テーブル21には、エラーの状態毎に各種アラームに関する条件情報が格納されている。
ABORTレシピ22には、ステップ毎のエラーチェック等によりエラーが発生した場合のリカバリー処理の手順が格納されている。
制御タスク(制御プログラム)24には、基板処理装置100の各構成要素を制御する手順(内容)などが格納されている。
データ形式リスト800Aは、電文に関する電文区分コードやデータ形式情報を規定している。尚、データ形式リスト800Aは、直接、群管理装置500に格納されるようにしてもよい。
制御部3には、サブコントローラとして、ウエハ移載機11を制御するコントローラ(図示せず)、処理炉を加熱するヒータ12の温度を制御することで処理炉の温度を調節する温度コントローラ(図示せず)、処理炉から排気するための減圧排気装置としての真空ポンプのポンプ・圧力バルブ13の開閉や、処理炉に連通するガス配管14の単一又は複数の原料ガス供給管の開閉と、その下流に配置されたマスフローコントローラMFCの流量を制御するガスコントローラ(図示せず)等が接続されている。
ル15、ABORTレシピ取得モジュール16、PMCコンフィグファイル内エラー処理取得モジュール17、及びアラーム条件テーブルの設定値取得モジュール18を有する。
ABORTレシピ取得モジュール16は、テーブル番号によりABORTレシピ22を取得する。
PMCコンフィグファイル内エラー処理取得モジュール17は、PMCコンフィグファイル23に関するエラー発生時に、リカバリー処理を自動で行わせるためにABORTレシピ22を選択する。
アラーム条件テーブル設定値の取得モジュール18は、テーブル番号によりABORTレシピ22を選択するためのアラーム条件テーブル21の設定値を取得する。
次に、プロセス制御モジュール100Aの動作を説明する。
先ず、プロセス制御モジュール100Aを起動し、操作部2と制御部3とを起動すると、操作部2がハードディスク9に予め格納されていた画面ファイルから初期画面(起動画面)を取得してモニタ7に表示させる。初期画面にはダウンロードボタン(図示せず)が表示されていて、オペレータ等がキー入力装置8(初期画面上にタッチキーを表示させる場合は指)でダウンロードボタンを押下すると、制御に使用されるプロセスレシピ20やABORTレシピ22等がメモリ30,19に格納される。
なお、このようなダウンロードは起動時に自動的に行われるようにしてもよい。
図3は、本発明の一実施形態にかかる基板処理装置100の一例を示す半導体製造装置の斜透視図である。図4は、図3に示した基板処理装置100の一例を示す半導体製造装置の側面透視図である。
基板処理装置100の基板処理系の構成について、図3,図4を参照しながら説明する。なお、本実施形態にかかる基板処理装置100は、例えばウエハ等の基板に酸化、拡散処理、CVD処理などを行う縦型の装置として構成されている。
を開閉するように構成されている。
次に、上記基板処理装置100の動作について、図3,図4を参照しながら説明する。
114の上のポッド110が、ポッド搬送装置118によってポッド搬入搬出口112から筐体111内部へと搬入される。
次に、本発明の一実施形態にかかる基板処理システム1の各装置間で送受信される電文600について、図面を参照しながら説明する。
図5(A)は本発明の一実施形態にかかる電文600を説明するための図である。図5(B)は図5(A)に示した電文600のヘッダ部620を説明するための図である。
長さ情報部610には、電文600の長さを示す情報が格納される(例えば1バイト)。
ヘッダ部620には、電文区分コード(ストリームファンクションのコード)622A等が格納される(例えば10バイト)。
データ部630には、ヘッダ部620の電文区分コードに対応するデータ形式情報に基づいて配列されたデータ630A(例えば装置データなど)が格納される(例えば0〜244バイト)。
チェックサム640には、電文600(長さ情報部610及びチェックサム640を除く)のチェックサム(符号無し2進値の和)を示す情報が格納される(例えば2バイト)。
ヘッダ部620は、図5(B)に示すように、デバイスID情報部621、コード格納部(メッセージID格納部:電文区分コード格納部)622、ブロック番号格納部623、及びシステムバイト624を有する。
デバイスID情報部621には、送信元の装置を示す情報(デバイスID)が格納される。
コード格納部622には、電文区分コード(メッセージID)622Aが格納される。電文区分コード622Aは、電文600の内容を区分する情報である。電文区分コード622Aは、例えば、ストリーム(S)を示すコード、及びファンクション(F)を示すコードを有する。ストリームのコードとファンクションのコードとを合わせて、ストリームファンクションコードと呼ぶ。
システムバイト624には、電文送信回数を示す情報が格納される。この電文送信回数は、各装置で電文600の送信を行う毎にインクリメントされる。
図6は、本発明の一実施形態にかかる群管理装置500の機能ブロック図である。
図6に示すように、群管理装置500は、通信部501、外部記憶部502、メモリ503、及び制御部(CPU)504を有する。通信部501,外部記憶部502,メモリ503,及び制御部504それぞれは、通信路505を介して接続されている。
制御部(CPU)504は、例えば本発明にかかる処理内容を有するプログラムを実行して、群管理装置500の各構成要素を統括的に制御することにより、本発明にかかる処理を行う。
次に、本実施形態にかかるメモリ503を説明する。
メモリ503は、図6に示すように、リスト記憶部531、電文記憶部532、制御タスク(制御処理プログラム)533、電文処理部(通信処理プログラム(通信タスク))534、及び転送先リスト536を有する。
リスト記憶部531は、メモリ503内に作業用に確保された記憶部である。本実施形態にかかるリスト記憶部531は、図6に示すように、データ形式リスト800、及びS0F0形式情報(一時保存用バイナリデータ形式情報)830を有する。
電文区分コード810は、電文の内容を区分する情報である。
データ形式情報820は、電文区分コード810に対応して、電文のデータ部に格納されるデータのデータ形式を示す情報である。
本実施形態にかかる群管理装置500側で記憶されているデータ形式リスト800は、SECS−I又はSECS−IIに準拠している。詳細には、電文区分コード810は、SECS−I又はSECS−IIに準拠するストリームファンクションのコードである。
電文記憶部532は、メモリ503内に作業用に確保された記憶部である。電文記憶部532は、図6に示すように、通信部501で受信した電文600、一時保存用S0F0電文600C、転送用電文600Bなどを記憶することができる。一時保存用S0F0電文600Cは、S0F0形式情報830に基づいて、未定義電文をメモリ503に一時的に保存する際に生成されるバイナリ形式の電文である。
電文処理部534は、通信部501より電文記憶部532に記憶した電文600から電文区分コード622Aを抽出し、リスト記憶部531からデータ形式リスト800を読み出して、そのデータ形式リスト800に基づいて、抽出した電文区分コード622Aの定義の有無を確認する。詳細には、電文処理部534は、データ形式リスト800に含まれる複数の電文区分コード810の内に、受信した電文600から抽出した電文区分コード622Aと一致するコード(電文区分コード)810があるか否かを判断する。
ド622Aが定義されている場合、データ形式リスト800を参照して、抽出した電文区分コード622A(810)に対応するデータ形式情報820に基づいて、電文記憶部532に記憶されている電文600のデータ部630からデータ630Aを抽出し、そのデータ630Aに基づいて所定の処理を行う。
また、電文処理部534は、上記確認の結果、データ形式リスト800に電文600の電文区分コード622Aが定義されていない場合、電文記憶部532の電文600のデータ部630からデータ630Aの抽出を行わずに、抽出した電文区分コード622A及び電文記憶部532から読み出したデータ部630のデータ630Aを含む転送用電文600Bを生成し、通信部501によりその転送用電文600Bを転送させる処理を行う。
図7は、本発明の一実施形態にかかるデータ形式リスト800の一例を説明するための図である。以下、図7に示すデータ形式リスト800の一例を説明する。
上記S1F13、S1F14、S5F239、S7F1−1、S7F18−1、S7F17−1、S7F27−1それぞれの電文区分コード810に対応するデータ形式情報820は、例えば図7に示すように規定されている。
図8は、本発明の一実施形態にかかる群管理装置500の動作を説明するためのフローチャートである。図8を参照しながら、群管理装置500の動作を説明する。
ステップST1において、電文処理部534は、外部記憶部502に記憶されているデ
ータ形式リスト800を読み出して、メモリ503に記憶させる。
ステップST2において、電文処理部534は、通信部501で、基板処理装置100又は端末装置700から電文600を受信する処理を行う。
ステップST3において、電文処理部534は、通信部501で電文600を受信した場合、通信部501より電文記憶部532に受信電文600を記憶させる。
ステップST4において、電文処理部534は、電文記憶部532に記憶した電文600から電文区分コード622Aを抽出する。
ステップST5において、電文処理部534は、リスト記憶部531からデータ形式リスト800を読み出して、そのデータ形式リスト800に基づいて、抽出した電文区分コード622Aの定義の有無を確認する。
詳細には、電文処理部534は、データ形式リスト800に含まれる複数の電文区分コード810の内に、受信した電文600から抽出した電文区分コード622Aと一致するコード(電文区分コード)810があるか否かを判断する。
データ形式リスト800に、受信電文600から抽出された電文区分コード622Aが定義されている場合、ステップST6において、電文処理部534は、データ形式リスト800を参照して、抽出した電文区分コード622Aに対応するデータ形式情報820に基づいて、電文記憶部532に記憶されている電文600のデータ部630からデータ630Aを抽出する(ステップST6A)。続いて、電文処理部534は、そのデータ部630から抽出したデータ630A及び電文区分コード622Aに応じた処理を行い、ステップST2の処理に戻る。
上記電文転送処理の際、本実施形態にかかる電文処理部534は、未定義電文600を、一時保存用S0F0電文(バイナリ形式)600Cに変換してメモリ503に一時的に保存した後、そのS0F0電文600Cに基づいて、転送用電文600Bを生成する。以下、その処理について詳細に説明する。
ステップST7において、電文処理部534は、電文記憶部532に記憶されている電文600のデータ部630からデータの抽出を行わずに、受信した電文600をS0F0形式(転送用のバイナリ形式)に変換する。
ステップST8において、電文処理部534は、S0F0形式に変換された電文(S0F0電文)を、電文記憶部532に記憶する。
ステップST9において、電文処理部534は、転送先リスト536を参照して、受信した電文600の送信元に関連付けられている転送先に関する情報を取得する。
ステップST10において、電文処理部534は、抽出した電文区分コード622A及び電文記憶部532から読み出したデータ部630のデータ630Aを含む転送用電文600Bを生成する。
ステップST11において、電文処理部534は、その転送用電文600Bを、ステップST8で取得した転送先(例えば端末装置700)に、通信部501によりその転送用電文600Bを転送させる処理を行い、ステップST2の処理に戻る。
図9は、本発明の一実施形態にかかる群管理装置500の通常電文を受信した際の動作の一例を説明するためのフローチャートである。図9を参照しながら、図8に示したステップST6(ST6A)の処理の一例を説明する。
電文処理部534は、図9に示すように、例えば、受信した電文600から抽出された電文区分コード622AにS1F13(通信確立要求を示すコード)が含まれている場合、その受信した電文600のデータ部630を、メモリ503に確保された一時格納部(不図示)に格納し(S1F13受信処理)、データ形式リスト800を参照して電文区分コードに対応したデータ形式情報820に基づいて、データ部630からデータ630Aを抽出し(データ取得処理)、そのデータ630Aに応じて、応答電文(通信確立要求確認)を要求元に送信する処理を行う(応答電文送信処理)。
電文処理部534は、例えば、受信した電文600から抽出された電文区分コード622AにS5F239(基板処理装置100が発行する障害情報の通知を示すコード)が含まれている場合、その受信した電文600のデータ部630を、メモリ503に確保された一時格納部に格納し(S5F239受信処理)、そのデータ部630からデータ630Aを抽出し(データ取得処理)、データ630Aに基づいて、その障害情報の通知を示す電文を転送先に転送する処理を行う(S5F239転送処理)。
電文処理部534は、例えば、受信した電文600から抽出された電文区分コード622AにS7F15(基板処理装置100の装置情報のコピー結果を通知するコード)が含まれている場合、その受信した電文600のデータ部630を、メモリ503に確保された一時格納部に格納し(S7F15受信処理)、そのデータ部630からデータ630Aを抽出して、それを装置データとしてメモリ503に記憶する(データ取得処理)。
電文処理部534は、例えば、受信した電文600から抽出された電文区分コード622AにS14F201(基板処理装置100から送信されるオブジェクト(各構成要素)に関する情報の転送を指示するコード)が含まれている場合、その受信した電文600のデータ部630を、メモリ503に確保された一時格納部に格納し(S14F201受信処理)、そのデータ部630からデータ630Aを抽出し(データ取得処理)、データ6
30Aに基づいて、その情報を含む電文を転送先に転送する処理を行う(S14F201転送処理)。
次に、基板処理システム1の未定義電文に関する動作の一例を図面を参照しながら説明する。
図10は、本発明の一実施形態にかかる基板処理システム1の動作を説明するための図である。
図11は、群管理装置500側で未定義の電文区分コードを含む電文の送受信を行う基板処理システム1の動作の一例を説明するための図である。詳細には、図11(A)は送信元(本実施形態では基板処理装置100側)のデータ形式リスト(電文定義フォーマット)の一例を説明するための図である。図11(B)は群管理装置500が送信元(本実施形態では基板処理装置100)から受信した電文600を説明するための図である。図11(C)は群管理装置500が未定義電文の受信時に用いるS0F0形式情報830である。図11(D)は群管理装置500による一時保存用S0F0電文(バイナリデータ)600Cを説明するための図である。図11(E)は転送先の端末装置700が有するデータ形式リストを説明するための図である。図11(F)は群管理装置500が転送する転送用電文(転送先の端末装置700が受信する電文)600Bを説明するための図である。
端末装置700は、図11(E)に示すように、基板処理装置100の有するデータ形式リスト(電文定義フォーマット)800Aと同じデータ形式リスト800Aを端末装置700の記憶部(図示せず)に記憶している。
群管理装置500は、図11(A)及び図11(E)に示した新規のS100F100の電文区分コード810等を含むデータ形式リスト800A(電文定義フォーマット)を、リスト記憶部531に記憶していない(新規な電文区分コードS100F100を含まないデータ形式リスト800については記憶している)。
群管理装置500は、図11(B)に示すように、新規のS100F100の電文区分コード622A、及びその電文区分コード622Aに対応するデータ形式に応じたデータ630Aを含む電文600を受信したとしても、その電文600のデータ630Aの内容を理解できない。
本実施形態によれば、以下に示す1つまたは複数の効果を奏する。
このため、群管理装置500は、基板処理装置100又は端末装置700から受信した電文600中の電文区分コード622Aが、群管理装置500で記憶するデータ形式リスト800(電文定義フォーマット)にて未定義であっても、その受信電文600を無効として破棄することなく、簡易にその受信電文600に対応した転送用電文600Bを所定の転送先に転送することが可能である。
するデータ形式リスト(電文定義フォーマット)800を変更することなく、群管理装置500は、簡易に未定義電文を所定の転送先に転送することが可能である。
また、群管理装置500は、比較的大きな記憶容量の電文記憶部532を有していてもよい。こうすることで、群管理装置500は、比較的大量の複数の未定義電文600を受信した場合であっても、未定義電文600をバイナリ形式で一時的に電文記憶部532に記憶させた後、上記転送を行うという簡易な処理を行うことで、比較的短時間に複数の電文を転送することができる。
図12は、比較例にかかる群管理装置500の動作を説明するためのフローチャートである。
比較例にかかる群管理装置は、図12に示すように、電文600を受信すると(ST101)、その電文600に含まれる電文区分コード622Aが、その群管理装置内に記憶されたデータ形式リストに定義されている場合(ST102)、電文種別毎の所定の処理を行い(ST103)、受信した電文600に含まれる電文区分コード622Aが、群管理装置内に記憶されたデータ形式リストに定義されていない場合、その受信した電文600を破棄していた(ST104)。
この比較例にかかる群管理装置による電文600の破棄で、その比較例にかかる群管理装置を有する基板処理システムの動作に不具合が生じる場合がある。
本実施形態にかかる基板処理システムは、図1に示した基板処理システム1と略同様に、一台以上の基板処理装置(半導体製造装置)100と、基板処理装置100に接続される群管理装置500と、群管理装置500に接続される一台以上の端末装置700と、を有する。
群管理装置500は、複数の端末装置700から検索要求を含む電文を受信すると、その複数の電文に基づいて、検索件数を低減する処理を行う。詳細には、群管理装置500は、複数の表示項目の検索条件を参照し、同一条件(例えば“温度情報グループ”)の表示項目を検索項目として一つの検索項目にまとめる。このように検索条件をまとめることにより、群管理装置500内に蓄積されている装置データに対して、グループ単位での検索による、装置データの取得が可能となる。
群管理装置500は、そのグループ単位での検索結果を、要求元の端末装置700それぞれに送信する。
つまり、各端末装置700は、端末装置700の台数が比較的多い場合であっても、群管理装置500から、比較的短時間で、特定の基板処理装置100に関する検索要求に対応する装置データを取得することができる。
以下に、本発明の好ましい態様について付記する。
一台以上の基板処理装置と、前記基板処理装置に接続される群管理装置と、前記群管理装置に接続される一台以上の端末装置と、を有する基板処理システムであって、
前記群管理装置は、
前記基板処理装置又は前記端末装置との間で、電文区分コード及びデータ部を含む電文を送受信する通信部と、
前記電文を記憶する電文記憶部と、
電文区分コードとデータ形式情報とを関連付けるデータ形式リストを記憶するリスト記憶部と、
前記電文を処理する電文処理部と、を有し、
前記電文処理部は、
前記通信部より前記電文記憶部に記憶した前記電文から前記電文区分コードを抽出し、
前記リスト記憶部から前記データ形式リストを読み出して、該データ形式リストに基づいて前記抽出した電文区分コードの定義の有無を確認し、
前記データ形式リストに前記電文区分コードが定義されている場合、前記データ形式リストを参照して、前記抽出した電文区分コードに対応するデータ形式情報に基づいて、前
記電文記憶部の前記データ部からデータを抽出し、
前記データ形式リストに前記電文の電文区分コードが定義されていない場合、前記電文記憶部の前記データ部からデータの抽出を行わずに、前記抽出した電文区分コード及び前記電文記憶部から読み出した前記データ部を含む転送用電文を生成し、前記通信部により該転送用電文を転送させる
基板処理システムが提供される。
一台以上の基板処理装置と一台以上の端末装置とに接続される群管理装置であって、
前記基板処理装置又は前記端末装置との間で、電文区分コード及びデータ部を含む電文を送受信する通信部と、
前記電文を記憶する電文記憶部と、
電文区分コードとデータ形式情報とを関連付けるデータ形式リストを記憶するリスト記憶部と、
前記電文を処理する電文処理部と、を有し、
前記電文処理部は、
前記通信部より前記電文記憶部に記憶した前記電文から前記電文区分コードを抽出し、
前記リスト記憶部から前記データ形式リストを読み出して、該データ形式リストに基づいて前記抽出した電文区分コードの定義の有無を確認し、
前記データ形式リストに前記電文区分コードが定義されている場合、前記データ形式リストを参照して、前記抽出した電文区分コードに対応するデータ形式情報に基づいて、前記電文記憶部の前記データ部からデータを抽出し、
前記データ形式リストに前記電文の電文区分コードが定義されていない場合、前記電文記憶部の前記データ部からデータの抽出を行わずに、前記抽出した電文区分コード及び前記電文記憶部から読み出した前記データ部を含む転送用電文を生成し、前記通信部により該転送用電文を転送させる
群管理装置が提供される。
一台以上の基板処理装置と、前記基板処理装置に接続される群管理装置と、前記群管理装置に接続される一台以上の端末装置と、を有する基板処理システムに実施される基板処理方法であって、
前記群管理装置は、
前記基板処理装置又は前記端末装置との間で、電文区分コード及びデータ部を含む電文を送受信する通信部と、
前記電文を記憶する電文記憶部と、
電文区分コードとデータ形式情報とを関連付けるデータ形式リストを記憶するリスト記憶部と、を有し、
前記群管理装置が、前記基板処理装置又は前記端末装置から受信した電文を前記電文記憶部に記憶し、該電文から前記電文区分コードを抽出するステップと、
前記群管理装置が、前記リスト記憶部から前記データ形式リストを読み出して、該データ形式リストに基づいて前記抽出した電文区分コードの定義の有無を確認するステップと
、
前記群管理装置が、前記データ形式リストに前記電文区分コードが定義されている場合、前記データ形式リストを参照して、前記抽出した電文区分コードに対応するデータ形式情報に基づいて、前記電文記憶部の前記データ部からデータを抽出するステップと、
前記群管理装置が、前記データ形式リストに前記電文の電文区分コードが定義されていない場合、前記電文記憶部の前記データ部からデータの抽出を行わずに、前記抽出した電文区分コード及び前記電文記憶部から読み出した前記データ部を含む転送用電文を生成し、前記通信部により該転送用電文を、前記基板処理装置又は前記端末装置に転送させるステップと、を有する
基板処理方法が提供される。
100 基板処理装置(半導体製造装置)
100A プロセス制御モジュール
500 群管理装置
501 通信部
502 外部記憶部
503 メモリ(記憶部)
504 制御部(CPU)
531 リスト記憶部
532 電文記憶部
534 電文処理部(通信処理プログラム:通信タスク)
600 電文
620 ヘッダ部
622 コード格納部
622A 電文区分コード(ストリームファンクションのコード)
630 データ部
630A データ
700 端末装置(GUI端末装置)
800 データ形式リスト
810 電文区分コード(ストリームファンクションのコード)
820 データ形式情報
Claims (4)
- 一台以上の基板処理装置と、前記基板処理装置に接続される群管理装置と、前記群管理装置に接続される一台以上の端末装置と、
を有する基板処理システムであって、
前記群管理装置は、
前記基板処理装置又は前記端末装置との間で、電文区分コード及びデータ部を含む電文を送受信する通信部と、
電文区分コードとデータ形式情報とを関連付けるデータ形式リストを記憶するリスト記憶部と、
前記電文から前記電文区分コードを抽出し、
前記リスト記憶部から前記データ形式リストを読み出し、前記データ形式リストにより前記電文から抽出した電文区分コードの定義の有無を確認し、
前記データ形式リストに前記電文区分コードが定義されている場合、前記電文の前記データ部からデータを抽出し、
前記データ形式リストに前記電文の電文区分コードが定義されていない場合、前記電文のデータ部からデータの抽出を行わずに、前記電文を一時保存用電文に変換し、一時的に保存した後、転送先リストを参照して関連付けられている転送先に関する情報を取得し、前記一時保存用電文に基づいて、前記抽出した電文区分コード及び前記電文から読み出した前記データ部を含む転送用電文を生成する電文処理部と、
を有することを特徴とする基板処理システム。 - 一台以上の基板処理装置と一台以上の端末装置とに接続される群管理装置であって、
前記基板処理装置又は前記端末装置との間で、電文区分コード及びデータ部を含む電文を送受信する通信部と、
前記電文を記憶する電文記憶部と、
電文区分コードとデータ形式情報とを関連付けるデータ形式リストを記憶するリスト記憶部と、
前記通信部より前記電文記憶部に記憶した前記電文から前記電文区分コードを抽出し、
前記リスト記憶部から前記データ形式リストを読み出して、該データ形式リストに基づいて前記抽出した電文区分コードの定義の有無を確認し、
前記データ形式リストに前記電文区分コードが定義されている場合、前記電文記憶部の前記データ部からデータを抽出し、
前記データ形式リストに前記電文の電文区分コードが定義されていない場合、前記電文記憶部の前記データ部からデータの抽出を行わずに、前記電文を一時保存用電文に変換し、一時的に保存した後、転送先リストを参照して関連付けられている転送先に関する情報を取得し、前記一時保存用電文に基づいて、前記抽出した電文区分コード及び前記電文記憶部から読み出した前記データ部を含む転送用電文を生成する電文処理部と、
を有することを特徴とする群管理装置。 - 一台以上の基板処理装置と一台以上の端末装置との間で、電文区分コード及びデータ部を含む電文を送受信する通信部と、
前記電文を記憶する電文記憶部と、電文区分コードとデータ形式情報とを関連付けるデータ形式リストを記憶するリスト記憶部と、を有する群管理装置の通信処理プログラムであって、
前記基板処理装置又は前記端末装置から受信した電文を前記電文記憶部に記憶し、該電文から前記電文区分コードを抽出するステップと、
前記基板処理装置又は前記端末装置から受信した電文から前記電文区分コードを抽出するステップと、
前記データ形式リストを読み出して、該データ形式リストに基づいて前記抽出した電文区分コードの定義の有無を確認するステップと、
前記データ形式リストに前記電文区分コードが定義されている場合、前記データ部からデータを抽出するステップと、
前記データ形式リストに前記電文の電文区分コードが定義されていない場合、前記データ部からデータの抽出を行わずに、前記電文を一時保存用電文に変換し、一時的に保存した後、転送先リストを参照して関連付けられている転送先に関する情報を取得し、前記一時保存用電文に基づいて、前記抽出した電文区分コード及び前記データ部を含む転送用電文を生成するステップと、
を有する通信処理プログラム。 - 基板処理装置と端末装置との間で、電文区分コード及びデータ部を含む電文を送受信する通信部と、
前記電文を記憶する電文記憶部と、電文区分コードとデータ形式情報とを関連付けるデータ形式リストを記憶するリスト記憶部と、を有する群管理装置のデータ処理方法であって、
前記基板処理装置又は前記端末装置から受信した電文から前記電文区分コードを抽出するステップと、
前記データ形式リストを読み出して、該データ形式リストに基づいて前記抽出した電文区分コードの定義の有無を確認するステップと、
前記データ形式リストに前記電文区分コードが定義されている場合、前記データ部からデータを抽出するステップと、
前記データ形式リストに前記電文の電文区分コードが定義されていない場合、前記データ部からデータの抽出を行わずに、前記電文を一時保存用電文に変換し、一時的に保存した後、転送先リストを参照して関連付けられている転送先に関する情報を取得し、前記一時保存用電文に基づいて、前記抽出した電文区分コード及び前記データ部を含む転送用電文を生成するステップと、
を有する群管理装置のデータ処理方法。
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