JP5420981B2 - 基板処理システム、群管理装置、群管理装置の通信処理プログラム及びデータ処理方法。 - Google Patents

基板処理システム、群管理装置、群管理装置の通信処理プログラム及びデータ処理方法。 Download PDF

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Description

本発明は、基板処理システムに関する。
基板を処理する一台以上の基板処理装置と、その基板処理装置に接続される群管理装置と、その群管理装置に接続される一台以上の端末装置と、を有する基板処理システムが知られている。
各装置間では、電文(通信メッセージ)の送受信に関する規定の通信プロトコルに基づいて、装置データ等を含む電文の送受信が行われる。通信プロトコルとしては、一般的にSEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)により規定されたSECS(SEMI Equipment Communications Standard)−IやSECS−IIに基づくものが用いられている。
電文は、例えば電文内容を区分する電文区分コード(ストリームファンクションのコード)を格納するヘッダ部と、データ部と、を有する。群管理装置,基板処理装置,端末装置それぞれは、電文に関する共通のデータ形式リスト(電文定義フォーマット)を記憶する。この電文定義フォーマットには、電文区分コードとデータ部に関するデータ形式情報とが対応付けて記録されている。電文は、この電文定義フォーマットに基づいて生成される。
群管理装置は、基板処理装置又は端末装置から電文を受信すると、その電文から電文区分コードを抽出し、電文定義フォーマットを参照しながら、電文区分コード及びデータ部に基づいて、所定の電文処理を行う。
しかしながら、基板処理装置側又は端末装置側で、電文定義フォーマットの変更(例えば新規の電文区分コードを追加する等)を行い、且つ群管理装置側で電文定義フォーマットの変更を行わない場合、上述した群管理装置は、基板処理装置又は端末装置から電文を受信したとしても、受信電文中の新規の電文区分コードが群管理装置側の電文定義フォーマットで未定義であるので、受信電文の内容に従った処理を行うことができず、その受信電文を破棄することがあった。
群管理装置が受信電文を破棄した場合、基板処理装置と端末装置との間での電文の伝達不良により、基板処理システムに動作不良が発生する虞がある。
このため、基板処理装置側又は端末装置側で、電文定義フォーマットの変更を行った場合、上述した群管理装置側では、群管理装置の稼働を一時的に停止して、基板処理装置側又は端末装置側の電文定義フォーマットに対応して、群管理装置側の電文定義フォーマットを変更する、あるいは、電文を処理するプログラムを変更する、などの煩雑な作業を行っていた。
本発明の目的は、上述した問題に鑑み、基板処理装置又は端末装置から受信した電文中の電文区分コードが、群管理装置で記憶するデータ形式リスト(電文定義フォーマット)にて未定義であっても、受信電文を無効として破棄することなく、群管理装置により、簡易にその受信電文を所定の転送先に転送することが可能な基板処理システムを提供することにある。
本発明の一態様によれば、一台以上の基板処理装置と、前記基板処理装置に接続される群管理装置と、前記群管理装置に接続される一台以上の端末装置と、を有する基板処理システムであって、前記群管理装置は、前記基板処理装置又は前記端末装置との間で、電文区分コード及びデータ部を含む電文を送受信する通信部と、電文区分コードとデータ形式情報とを関連付けるデータ形式リストを記憶するリスト記憶部と、前記電文から前記電文区分コードを抽出し、前記リスト記憶部から前記データ形式リストを読み出し、前記データ形式リストにより前記電文から抽出した電文区分コードの定義の有無を確認し、前記データ形式リストに前記電文区分コードが定義されている場合、前記データ形式リストを参照して、前記抽出した電文区分コードに対応するデータ形式情報に基づいて、前記電文の前記データ部からデータを抽出し、前記データ形式リストに前記電文の電文区分コードが定義されていない場合、前記抽出した電文区分コード及び前記電文から読み出した前記データ部を含む転送用電文を生成し、前記通信部により該転送用電文を転送させる電文処理部と、を有する基板処理システムが提供される。
本発明にかかる基板処理システムによれば、基板処理装置又は端末装置から受信した電文中の電文区分コードが、群管理装置で記憶するデータ形式リスト(電文定義フォーマット)にて未定義であっても、受信電文を無効として破棄することなく、群管理装置により、簡易にその受信電文を所定の転送先に転送することが可能である。
本発明の一実施形態にかかる基板処理システムの構成図である。 本発明の一実施形態にかかる基板処理装置の一例を示す半導体処理装置の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる基板処理装置の一例を示す半導体製造装置の斜透視図である。 図3に示した基板処理装置の一例を示す半導体製造装置の側面透視図である。 図5(A)は本発明の一実施形態にかかる電文を説明するための図であり、図5(B)は図5(A)に示した電文のヘッダ部を説明するための図である。 図1に示した群管理装置の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる電文区分コード及びデータ形式情報が関連付けられたデータ形式リストの一例を説明するための図である。 本発明の一実施形態にかかる群管理装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかる群管理装置の通常電文を受信した際の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかる基板処理システムの動作を説明するための図である。 本発明の一実施形態にかかる基板処理システムの動作を説明するための図である。詳細には、図11(A)は送信元のデータ形式リスト(電文定義フォーマット)の一例を説明するための図であり、図11(B)は群管理装置が送信元から受信した電文を説明するための図であり、図11(C)は群管理装置が未定義電文の受信時に用いるS0F0形式情報であり、図11(D)は群管理装置による一時保存用S0F0用電文(バイナリデータ)を説明するための図であり、図11(E)は転送先の端末装置が有するデータ形式リストを説明するための図であり、図11(F)は群管理装置が転送する転送用電文を説明するための図である。 比較例にかかる群管理装置の動作を説明するためのフローチャートである。
以下に、本発明の一実施形態にかかる基板処理システム1の構成及び動作について、図面を参照しながら説明する。
(基板処理システム1の構成)
図1は、本発明の一実施形態にかかる基板処理システム1の概略図である。
図1に示すように、本実施形態にかかる基板処理システム1は、一台以上の基板処理装置(半導体製造装置)100と、基板処理装置100に接続される群管理装置500と、群管理装置500に接続される一台以上の端末装置(GUI端末装置)700と、を有する。
基板処理装置100と群管理装置500とは、通信路(通信ネットワーク)6Aによって通信可能に接続されている。群管理装置500と端末装置700とは、通信路(通信ネットワーク)6Bによって通信可能に接続されている。群管理装置500と端末装置700とにより、群管理システムが構成されている。本実施形態では、通信ネットワーク6AはLAN(Local Area Network)で構成され、通信ネットワーク6BはLANや広域通信網などで構成されている。通信ネットワーク6Aと通信ネットワーク6Bは、それぞれ分離独立した通信ネットワークであってもよいし、同一の通信ネットワークでもよい。
基板処理を行う基板処理装置100から群管理装置500に送信されるデータ(装置データ)としては、基板処理にかかるデータ、例えば基板処理装置100の装置自体の状態を示す情報、ウエハの情報、温度情報、ガス流量情報、圧力情報にかかるデータ、及び各種センサ情報などにかかるデータが挙げられる。基板処理装置100は、これらの装置データを電文内に格納し、通信ネットワーク6Aを介して群管理装置500に送信する。
群管理装置500は、複数の基板処理装置100に関する情報を一元管理することが可能であり、複数の基板処理装置100によるデータ(装置データ)を蓄積している。また、群管理装置500は、基板処理装置100及び端末装置700と、所定の通信プロトコルにより電文の送受信を行う。
端末装置700は、例えば、通信部、ディスプレーなどの表示手段、キーボードやマウス等の操作入力手段、及び電文処理を行う通信タスク(通信処理プログラム)を実行する制御部を有する。端末装置700は、群管理装置500と電文を送受信することで、装置データ、例えば基板処理装置100の状態に関する情報を表示手段により表示することが可能である。
(基板処理システム1の動作)
本実施形態にかかる群管理装置500は、例えば送信元の基板処理装置100(又は端末装置700)から受信した電文中の電文区分コードが、群管理装置500内部で記憶するデータ形式リスト(電文定義フォーマット)にて未定義であっても、その受信電文を無効として破棄することなく、簡易にその受信電文を転送先の端末装置700(又は基板処理装置100)に転送する。
次に、基板処理装置100の構成及び動作について詳細に説明し、続いて、群管理装置500の構成及び動作について詳細に説明する。
(基板処理装置100のプロセス制御モジュール100Aの機能ブロック)
図2は、本発明の一実施形態にかかる基板処理装置100の機能ブロック図である。詳細には、図2は、基板処理装置100の基板処理系に基板処理を実施させる装置コントローラとしてのプロセス制御モジュール100Aの機能ブロック図である。
図2に示すように、基板処理装置100のプロセス制御モジュール100Aは、操作部2と、制御部3と、を有する。操作部2は、通信部(送受信モジュール)、固定記憶装置としてのハードディスク(HDD)9、及びメモリ30等を有する。制御部3は、通信部(送受信モジュール)5、各種モジュール15〜18、及びメモリ19等を有する。
操作部2と制御部3とは、通信部4,5により通信路(LANなど)6Aを介して通信可能に接続されている。
(操作部2)
操作部2には、ユーザインタフェイスとして、モニタ7とキー入力装置8とが接続されている。
操作部2のハードディスク9には、プロセスレシピ20、アラーム条件テーブル21、ABORTレシピ22、PMC(プロセス制御モジュール)コンフィグファイル23、制御タスク(制御プログラム)24、データ形式リスト800A、画面ファイル、アイコンファイル、基板処理や画面表示処理に関するプログラム、基板処理に必要なテーブル類、ファイル類などが格納されている。
プロセスレシピ(基板処理のシーケンス)20には、ステップ毎に、温度コントローラ、圧力コントローラ等の基板処理装置100の各サブコントローラに送信する設定値(制御値)が設定されている。又、プロセスレシピ20には、ステップ毎のエラーチェックを実行するシーケンスが含まれている。
アラーム条件テーブル21には、エラーの状態毎に各種アラームに関する条件情報が格納されている。
ABORTレシピ22には、ステップ毎のエラーチェック等によりエラーが発生した場合のリカバリー処理の手順が格納されている。
PMCコンフィグファイル23には、装置構成に係る各種パラメータや基板処理装置100の制御に用いられる各種パラメータが格納されている。
制御タスク(制御プログラム)24には、基板処理装置100の各構成要素を制御する手順(内容)などが格納されている。
データ形式リスト800Aは、電文に関する電文区分コードやデータ形式情報を規定している。尚、データ形式リスト800Aは、直接、群管理装置500に格納されるようにしてもよい。
(制御部3)
制御部3には、サブコントローラとして、ウエハ移載機11を制御するコントローラ(図示せず)、処理炉を加熱するヒータ12の温度を制御することで処理炉の温度を調節する温度コントローラ(図示せず)、処理炉から排気するための減圧排気装置としての真空ポンプのポンプ・圧力バルブ13の開閉や、処理炉に連通するガス配管14の単一又は複数の原料ガス供給管の開閉と、その下流に配置されたマスフローコントローラMFCの流量を制御するガスコントローラ(図示せず)等が接続されている。
制御部3のメモリ19には、少なくとも、プロセスレシピ20、アラーム条件テーブル21、ABORTレシピ22、PMCコンフィグファイル23、制御タスク24等を格納可能である。
また、制御部3は、少なくとも各種モジュール、詳細には、レシピ設定値送信モジュー
ル15、ABORTレシピ取得モジュール16、PMCコンフィグファイル内エラー処理取得モジュール17、及びアラーム条件テーブルの設定値取得モジュール18を有する。
レシピ設定値送信モジュール15は、プロセスレシピ20から各サブコントローラに対する設定値を取得してそれぞれ対応するサブコントローラに送信する。
ABORTレシピ取得モジュール16は、テーブル番号によりABORTレシピ22を取得する。
PMCコンフィグファイル内エラー処理取得モジュール17は、PMCコンフィグファイル23に関するエラー発生時に、リカバリー処理を自動で行わせるためにABORTレシピ22を選択する。
アラーム条件テーブル設定値の取得モジュール18は、テーブル番号によりABORTレシピ22を選択するためのアラーム条件テーブル21の設定値を取得する。
なお、操作部2及び制御部3は、それぞれCPU(Central Processing Unit)、I/O(Input/Output)、メモリ等からなる周知のコンピュータで構成されており、各モジュールは、コンピュータのハードウエア資源を上記各手段として機能させるプログラムによって構成されている。
(プロセス制御モジュール100Aの動作)
次に、プロセス制御モジュール100Aの動作を説明する。
先ず、プロセス制御モジュール100Aを起動し、操作部2と制御部3とを起動すると、操作部2がハードディスク9に予め格納されていた画面ファイルから初期画面(起動画面)を取得してモニタ7に表示させる。初期画面にはダウンロードボタン(図示せず)が表示されていて、オペレータ等がキー入力装置8(初期画面上にタッチキーを表示させる場合は指)でダウンロードボタンを押下すると、制御に使用されるプロセスレシピ20やABORTレシピ22等がメモリ30,19に格納される。
詳細には、操作部2(CPUなど)により、ハードディスク9のプロセスレシピ20、アラーム条件テーブル21、ABORTレシピ22、PMCコンフィグファイル23、制御タスク24等が、操作部2のメモリ30に格納され、操作部2のメモリ30に格納したプロセスレシピ20、アラーム条件テーブル21、ABORTレシピ22、PMCコンフィグファイル23、制御タスク24等が、操作部2の通信部4、通信路6A、制御部3の通信部5を介して制御部3のメモリ19に転送される。又、データ形式リスト800Aは、通信路6Aを介して群管理装置500に送信される。
なお、このようなダウンロードは起動時に自動的に行われるようにしてもよい。
制御部3では、各モジュール15〜18が、制御部3のメモリ19を参照している。操作部2のメモリ30から制御部3のメモリ19に上述したデータ等の転送が行われると、レシピ設定値送信モジュール15が、制御部3のメモリ19に格納されたプロセスレシピ20から各サブコントローラに送信するための設定値を取得し、操作部2が、ハードディスク9の画面ファイルを検索してレシピ実行やレシピ作成等のための操作画面(図示せず)をモニタ7に表示させる処理を行う。
この後、例えばレシピ実行ボタン(図示せず)が押下されると、操作部2は、基板処理の制御状態やインターロックに関する操作画面をモニタ7に表示させる処理を行う。
本実施形態にかかる基板処理装置100は、例えば、半導体装置(IC)の製造方法における処理工程を実施する半導体製造装置に適用することができる。以下、本実施形態にかかる基板処理装置100を適用した、基板に酸化処理,拡散処理,CVD処理などを行う縦型の半導体製造装置(単に処理装置ともいう)を説明する。
(基板処理装置100の基板処理系の構成)
図3は、本発明の一実施形態にかかる基板処理装置100の一例を示す半導体製造装置の斜透視図である。図4は、図3に示した基板処理装置100の一例を示す半導体製造装置の側面透視図である。
基板処理装置100の基板処理系の構成について、図3,図4を参照しながら説明する。なお、本実施形態にかかる基板処理装置100は、例えばウエハ等の基板に酸化、拡散処理、CVD処理などを行う縦型の装置として構成されている。
図3,図4に示すように、基板処理装置100は、耐圧容器として構成された筐体111を備えている。筐体111の正面壁111aの正面前方部には、メンテナンス可能に設けられた開口部としての正面メンテナンス口103が開設されている。正面メンテナンス口103には、正面メンテナンス口103を開閉する一対の正面メンテナンス扉104が設けられている。シリコン等のウエハ(基板)200を収納したポッド(基板収容器)110が、筐体111内外へウエハ200を搬送するキャリアとして使用される。
筐体111の正面壁111aには、ポッド搬入搬出口(基板収容器搬入搬出口)112が、筐体111内外を連通するように開設されている。ポッド搬入搬出口112は、フロントシャッタ(基板収容器搬入搬出口開閉機構)113によって開閉されるようになっている。ポッド搬入搬出口112の正面前方側には、ロードポート(基板収容器受渡し台)114が設置されている。ロードポート114上には、ポッド110を載置されると共に位置合わせされるように構成されている。ポッド110は、工程内搬送装置(図示せず)によってロードポート114上に搬送されるように構成されている。
筐体111内の前後方向の略中央部における上部には、回転式ポッド棚(基板収容器載置棚)105が設置されている。回転式ポッド棚105上には複数個のポッド110が保管されるように構成されている。回転式ポッド棚105は、垂直に立設されて水平面内で間欠回転される支柱116と、支柱116に上中下段の各位置において放射状に支持された複数枚の棚板(基板収容器載置台)117と、を備えている。複数枚の棚板117は、ポッド110を複数個それぞれ載置した状態で保持するように構成されている。
筐体111内におけるロードポート114と回転式ポッド棚105との間には、ポッド搬送装置(基板収容器搬送装置)118が設置されている。ポッド搬送装置118は、ポッド110を保持したまま昇降可能なポッドエレベータ(基板収容器昇降機構)118aと、搬送機構としてのポッド搬送機構(基板収容器搬送機構)118bとで構成されている。ポッド搬送装置118は、ポッドエレベータ118aとポッド搬送機構118bとの連続動作により、ロードポート114、回転式ポッド棚105、ポッドオープナ(基板収容器蓋体開閉機構)121との間で、ポッド110を相互に搬送するように構成されている。
筐体111内の下部には、サブ筐体119が、筐体111内の前後方向の略中央部から後端にわたって設けられている。サブ筐体119の正面壁119aには、ウエハ200をサブ筐体119内外に搬送する一対のウエハ搬入搬出口(基板搬入搬出口)120が、垂直方向に上下二段に並べられて設けられている。上下段のウエハ搬入搬出口120には、ポッドオープナ121がそれぞれ設置されている。
各ポッドオープナ121は、ポッド110を載置する一対の載置台122と、ポッド110のキャップ(蓋体)を着脱するキャップ着脱機構(蓋体着脱機構)123とを備えている。ポッドオープナ121は、載置台122上に載置されたポッド110のキャップをキャップ着脱機構123によって着脱することにより、ポッド110のウエハ出し入れ口
を開閉するように構成されている。
サブ筐体119内には、ポッド搬送装置118や回転式ポッド棚105等が設置された空間から流体的に隔絶された移載室124が構成されている。移載室124の前側領域にはウエハ移載機構(基板移載機構)125が設置されている。ウエハ移載機構125は、ウエハ200を水平方向に回転ないし直動可能なウエハ移載装置(基板移載装置)125aと、ウエハ移載装置125aを昇降させるウエハ移載装置エレベータ(基板移載装置昇降機構)125bとで構成されている。
図3に示すように、ウエハ移載装置エレベータ125bは、サブ筐体119の移載室124前方領域右端部と筐体111右側端部との間に設置されている。ウエハ移載装置125aは、ウエハ200の載置部としてのツイーザ(基板保持体)125cを備えている。これらウエハ移載装置エレベータ125b及びウエハ移載装置125aの連続動作により、ウエハ200をボート(基板保持具)217に対して装填(チャージング)及び脱装(ディスチャージング)することが可能なように構成されている。
移載室124の後側領域には、ボート217を収容して待機させる待機部126が構成されている。待機部126の上方には、基板処理系としての処理炉202が設けられている。処理炉202の下端部は、炉口シャッタ(炉口開閉機構)147により開閉されるように構成されている。
図3に示すように、サブ筐体119の待機部126右端部と筐体111右側端部との間には、ボート217を昇降させるためのボートエレベータ(基板保持具昇降機構)115が設置されている。ボートエレベータ115の昇降台には、連結具としてのアーム128が連結されている。アーム128には、蓋体としてのシールキャップ219が水平に据え付けられている。シールキャップ219は、ボート217を垂直に支持し、処理炉202の下端部を閉塞可能なように構成されている。
ボート217は複数本の保持部材を備えている。ボート217は、複数枚(例えば、50枚〜125枚程度)のウエハ200を、その中心を揃えて垂直方向に整列させた状態でそれぞれ水平に保持するように構成されている。
図3に示すように、移載室124のウエハ移載装置エレベータ125b側及びボートエレベータ115側と反対側である左側端部には、清浄化した雰囲気もしくは不活性ガスであるクリーンエア133を供給するよう供給フアン及び防塵フィルタで構成されたクリーンユニット134が設置されている。ウエハ移載装置125aとクリーンユニット134との間には、図示はしないが、ウエハの円周方向の位置を整合させる基板整合装置としてのノッチ合わせ装置が設置されている。
クリーンユニット134から吹き出されたクリーンエア133は、図示しないノッチ合わせ装置、ウエハ移載装置125a、待機部126にあるボート217の周囲を流通した後、図示しないダクトにより吸い込まれて筐体111の外部に排気されるか、もしくはクリーンユニット134の吸い込み側である一次側(供給側)にまで循環されてクリーンユニット134によって移載室124内に再び吹き出されるように構成されている。
(基板処理装置100の動作)
次に、上記基板処理装置100の動作について、図3,図4を参照しながら説明する。
図3,図4に示すように、ポッド110がロードポート114に供給されると、ポッド搬入搬出口112がフロントシャッタ113によって開放される。そして、ロードポート
114の上のポッド110が、ポッド搬送装置118によってポッド搬入搬出口112から筐体111内部へと搬入される。
筐体111内部へと搬入されたポッド110は、ポッド搬送装置118によって回転式ポッド棚105の棚板117上へ自動的に搬送されて一時的に保管された後、棚板117上から一方のポッドオープナ121の載置台122上に移載される。なお、筐体111内部へと搬入されたポッド110は、ポッド搬送装置118によって直接ポッドオープナ121の載置台122上に移載されてもよい。この際、ポッドオープナ121のウエハ搬入搬出口120はキャップ着脱機構123によって閉じられており、移載室124内にはクリーンエア133が流通され、充満されている。例えば、移載室124内にクリーンエア133として窒素ガスが充満することにより、移載室124内の酸素濃度が例えば20ppm以下となり、大気雰囲気である筐体111内の酸素濃度よりも遥かに低くなるように設定されている。
載置台122上に載置されたポッド110は、その開口側端面がサブ筐体119の正面壁119aにおけるウエハ搬入搬出口120の開口縁辺部に押し付けられるとともに、そのキャップがキャップ着脱機構123によって取り外され、ウエハ出し入れ口が開放される。その後、ウエハ200は、ウエハ移載装置125aのツイーザ125cによってウエハ出し入れ口を通じてポッド110内からピックアップされ、ノッチ合わせ装置にて方位が整合された後、移載室124の後方にある待機部126内へ搬入され、ボート217内に装填(チャージング)される。ボート217内にウエハ200を装填したウエハ移載装置125aは、ポッド110に戻り、次のウエハ200をボート217内に装填する。
この一方(上段または下段)のポッドオープナ121におけるウエハ移載機構125によるウエハのボート217への装填作業中に、他方(下段または上段)のポッドオープナ121の載置台122上には、別のポッド110が回転式ポッド棚105上からポッド搬送装置118によって搬送されて移載され、ポッドオープナ121によるポッド110の開放作業が同時進行される。
予め指定された枚数のウエハ200がボート217内に装填されると、炉口シャッタ147によって閉じられていた処理炉202の下端部が、炉口シャッタ147によって開放される。続いて、ウエハ200群を保持したボート217は、シールキャップ219がボートエレベータ115によって上昇されることにより処理炉202内へ搬入(ローディング)されていく。
ローディング後は、処理炉202内にてウエハ200に任意の基板処理が実施される。基板処理後は、ノッチ合わせ装置135でのウエハの整合工程を除き、上述の手順とほぼ逆の手順で、処理後のウエハ200を格納したボート217が処理室201内より搬出され、処理後のウエハ200を格納したポッド110が筐体111外へと搬出される。
上述したように、基板処理装置100内には、例えば温度、ガス流量、圧力、その他、基板処理装置100の各種状態を示すデータ(以下装置データと呼ぶ)の発生箇所(例えば温度センサ、MFC、圧力センサなど、以下データ発生箇所と呼ぶ)が多数存在する。基板処理装置100の制御部3は、各データ発生箇所にて発生した装置データを格納した電文(電文メッセージとも呼ぶ)を作成するように構成されている。基板処理装置100の制御部3は、その電文を、通信ネットワーク6Aを介して群管理装置500へ送信するように構成されている。電文は、所定の間隔(例えば0.1秒間隔)にて定期的に送信されるか、装置データの発生時にその都度送信されるか、これらの組み合わせにより送信されるように構成されている。
(電文600)
次に、本発明の一実施形態にかかる基板処理システム1の各装置間で送受信される電文600について、図面を参照しながら説明する。
図5(A)は本発明の一実施形態にかかる電文600を説明するための図である。図5(B)は図5(A)に示した電文600のヘッダ部620を説明するための図である。
本実施形態にかかる電文600は、図5(A)に示すように、長さ情報部(レングスバイト)610、ヘッダ部620、データ部630、及びチェックサム640を有する。
長さ情報部610には、電文600の長さを示す情報が格納される(例えば1バイト)。
ヘッダ部620には、電文区分コード(ストリームファンクションのコード)622A等が格納される(例えば10バイト)。
データ部630には、ヘッダ部620の電文区分コードに対応するデータ形式情報に基づいて配列されたデータ630A(例えば装置データなど)が格納される(例えば0〜244バイト)。
チェックサム640には、電文600(長さ情報部610及びチェックサム640を除く)のチェックサム(符号無し2進値の和)を示す情報が格納される(例えば2バイト)。
(ヘッダ部620の構成)
ヘッダ部620は、図5(B)に示すように、デバイスID情報部621、コード格納部(メッセージID格納部:電文区分コード格納部)622、ブロック番号格納部623、及びシステムバイト624を有する。
デバイスID情報部621には、送信元の装置を示す情報(デバイスID)が格納される。
コード格納部622には、電文区分コード(メッセージID)622Aが格納される。電文区分コード622Aは、電文600の内容を区分する情報である。電文区分コード622Aは、例えば、ストリーム(S)を示すコード、及びファンクション(F)を示すコードを有する。ストリームのコードとファンクションのコードとを合わせて、ストリームファンクションコードと呼ぶ。
ブロック番号格納部623には、ブロック番号を示す情報が格納される(2バイト)。詳細には、データ部630に格納される装置データが、データ部630のサイズより大きい場合、装置データは、データ部630のサイズに対応して、複数のブロックに分割されて、それぞれのブロックがデータ部630に格納される。このブロックに割り当てられた番号を示す情報が、ブロック番号格納部632に格納される。
システムバイト624には、電文送信回数を示す情報が格納される。この電文送信回数は、各装置で電文600の送信を行う毎にインクリメントされる。
(群管理装置500の構成)
図6は、本発明の一実施形態にかかる群管理装置500の機能ブロック図である。
図6に示すように、群管理装置500は、通信部501、外部記憶部502、メモリ503、及び制御部(CPU)504を有する。通信部501,外部記憶部502,メモリ503,及び制御部504それぞれは、通信路505を介して接続されている。
通信部501は、基板処理装置100及び/又は端末装置700との間で、ヘッダ部620(電文区分コード622A)及びデータ部630を含む電文600を送受信する。
外部記憶部502は、例えば、HDD(ハードディスクドライブ)、半導体ディスク(SDD:Solid State Disk)などの外部記憶装置で構成されている。
メモリ503は、例えば、RAM(Random Access Memory)などで構成されている。
制御部(CPU)504は、例えば本発明にかかる処理内容を有するプログラムを実行して、群管理装置500の各構成要素を統括的に制御することにより、本発明にかかる処理を行う。
(メモリ503)
次に、本実施形態にかかるメモリ503を説明する。
メモリ503は、図6に示すように、リスト記憶部531、電文記憶部532、制御タスク(制御処理プログラム)533、電文処理部(通信処理プログラム(通信タスク))534、及び転送先リスト536を有する。
(リスト記憶部531)
リスト記憶部531は、メモリ503内に作業用に確保された記憶部である。本実施形態にかかるリスト記憶部531は、図6に示すように、データ形式リスト800、及びS0F0形式情報(一時保存用バイナリデータ形式情報)830を有する。
データ形式リスト800は、電文区分コード810とデータ形式情報820とを関連付けて記憶する。
電文区分コード810は、電文の内容を区分する情報である。
データ形式情報820は、電文区分コード810に対応して、電文のデータ部に格納されるデータのデータ形式を示す情報である。
本実施形態にかかる群管理装置500側で記憶されているデータ形式リスト800は、SECS−I又はSECS−IIに準拠している。詳細には、電文区分コード810は、SECS−I又はSECS−IIに準拠するストリームファンクションのコードである。
S0F0形式情報830は、群管理装置500で未定義電文(群管理装置500側で未定義の電文区分コードを含む電文)を受信した場合、その未定義電文をメモリ503に一時的に保存する際に参照される。
(電文記憶部532)
電文記憶部532は、メモリ503内に作業用に確保された記憶部である。電文記憶部532は、図6に示すように、通信部501で受信した電文600、一時保存用S0F0電文600C、転送用電文600Bなどを記憶することができる。一時保存用S0F0電文600Cは、S0F0形式情報830に基づいて、未定義電文をメモリ503に一時的に保存する際に生成されるバイナリ形式の電文である。
制御タスク(制御処理プログラム)533は、群管理装置500の各構成要素に関する制御を行うプログラムである。
(電文処理部534)
電文処理部534は、通信部501より電文記憶部532に記憶した電文600から電文区分コード622Aを抽出し、リスト記憶部531からデータ形式リスト800を読み出して、そのデータ形式リスト800に基づいて、抽出した電文区分コード622Aの定義の有無を確認する。詳細には、電文処理部534は、データ形式リスト800に含まれる複数の電文区分コード810の内に、受信した電文600から抽出した電文区分コード622Aと一致するコード(電文区分コード)810があるか否かを判断する。
また、電文処理部534は、上記確認の結果、データ形式リスト800に電文区分コー
ド622Aが定義されている場合、データ形式リスト800を参照して、抽出した電文区分コード622A(810)に対応するデータ形式情報820に基づいて、電文記憶部532に記憶されている電文600のデータ部630からデータ630Aを抽出し、そのデータ630Aに基づいて所定の処理を行う。
また、電文処理部534は、上記確認の結果、データ形式リスト800に電文600の電文区分コード622Aが定義されていない場合、電文記憶部532の電文600のデータ部630からデータ630Aの抽出を行わずに、抽出した電文区分コード622A及び電文記憶部532から読み出したデータ部630のデータ630Aを含む転送用電文600Bを生成し、通信部501によりその転送用電文600Bを転送させる処理を行う。
転送先リスト536は、電文の送信元と、その電文の転送先とを関連付けて記憶している。本実施形態にかかる転送先リスト536は、基板処理装置100を送信元(又は転送先)として、端末装置700を転送先(又は送信元)として、それぞれを関連付けて記録している。
(データ形式リスト800(電文定義フォーマット))
図7は、本発明の一実施形態にかかるデータ形式リスト800の一例を説明するための図である。以下、図7に示すデータ形式リスト800の一例を説明する。
データ形式リスト800は、例えば図7に示すように、電文区分コード(ストリームファンクションのコード)810と、データ形式情報820とが関連付けられて記憶されている。
S1F13の電文区分コード810は、通信の確立要求を示すコードである。そのS1F13の電文区分コード810に対応するデータ形式情報820は、2つの変数を有する。1番目の変数はアスキー文字コードで6バイト長で、変数名が”MODLN”に規定されている。2番目の変数はアスキー文字コードで6バイト長で、変数名が”SOFTREV”に規定されている。
S1F14の電文区分コード810は、通信の確立要求の確認を示すコードである。S5F239の電文区分コード810は、基板処理装置100が発行する障害情報の通知用コードである。S7F1−1の電文区分コード810は、基板処理装置100にレシピファイルをダウンロードする要求を示すコードである。S7F2−1の電文区分コード810は、S7F1−1の応答電文用コードである。S7F17−1の電文区分コード810は、装置レシピファイルに対し削除要求するコードである。S7F18−1の電文区分コード810は、S7F17−1に対する確認を示すコードである。S7F27−1の電文区分コード810は、装置レシピファイルのダウンロード結果を通知するコードである。
上記S1F13、S1F14、S5F239、S7F1−1、S7F18−1、S7F17−1、S7F27−1それぞれの電文区分コード810に対応するデータ形式情報820は、例えば図7に示すように規定されている。
(群管理装置500の動作)
図8は、本発明の一実施形態にかかる群管理装置500の動作を説明するためのフローチャートである。図8を参照しながら、群管理装置500の動作を説明する。
先ず、群管理装置500の制御部504は、例えば外部記憶部502に記憶されている電文処理部(通信処理プログラム)534を読み出してメモリ503上で実行する。
(ST1)
ステップST1において、電文処理部534は、外部記憶部502に記憶されているデ
ータ形式リスト800を読み出して、メモリ503に記憶させる。
(ST2)
ステップST2において、電文処理部534は、通信部501で、基板処理装置100又は端末装置700から電文600を受信する処理を行う。
(ST3)
ステップST3において、電文処理部534は、通信部501で電文600を受信した場合、通信部501より電文記憶部532に受信電文600を記憶させる。
(ST4)
ステップST4において、電文処理部534は、電文記憶部532に記憶した電文600から電文区分コード622Aを抽出する。
(ST5)
ステップST5において、電文処理部534は、リスト記憶部531からデータ形式リスト800を読み出して、そのデータ形式リスト800に基づいて、抽出した電文区分コード622Aの定義の有無を確認する。
詳細には、電文処理部534は、データ形式リスト800に含まれる複数の電文区分コード810の内に、受信した電文600から抽出した電文区分コード622Aと一致するコード(電文区分コード)810があるか否かを判断する。
(ST6)
データ形式リスト800に、受信電文600から抽出された電文区分コード622Aが定義されている場合、ステップST6において、電文処理部534は、データ形式リスト800を参照して、抽出した電文区分コード622Aに対応するデータ形式情報820に基づいて、電文記憶部532に記憶されている電文600のデータ部630からデータ630Aを抽出する(ステップST6A)。続いて、電文処理部534は、そのデータ部630から抽出したデータ630A及び電文区分コード622Aに応じた処理を行い、ステップST2の処理に戻る。
本実施形態にかかる電文処理部534は、ステップST5でデータ形式リスト800に、受信電文600から抽出された電文区分コード622Aが定義されていない場合、電文記憶部532の電文600のデータ部630からデータ630Aの抽出を行わずに、抽出した電文区分コード622A及び電文記憶部532から読み出した受信電文600のデータ部630を含む転送用電文600Bを生成し、通信部501により、その転送用電文600Bを所定の転送先に転送させる処理を行う。
上記電文転送処理の際、本実施形態にかかる電文処理部534は、未定義電文600を、一時保存用S0F0電文(バイナリ形式)600Cに変換してメモリ503に一時的に保存した後、そのS0F0電文600Cに基づいて、転送用電文600Bを生成する。以下、その処理について詳細に説明する。
(ST7)
ステップST7において、電文処理部534は、電文記憶部532に記憶されている電文600のデータ部630からデータの抽出を行わずに、受信した電文600をS0F0形式(転送用のバイナリ形式)に変換する。
(ST8)
ステップST8において、電文処理部534は、S0F0形式に変換された電文(S0F0電文)を、電文記憶部532に記憶する。
(ST9)
ステップST9において、電文処理部534は、転送先リスト536を参照して、受信した電文600の送信元に関連付けられている転送先に関する情報を取得する。
(ST10)
ステップST10において、電文処理部534は、抽出した電文区分コード622A及び電文記憶部532から読み出したデータ部630のデータ630Aを含む転送用電文600Bを生成する。
(ST11)
ステップST11において、電文処理部534は、その転送用電文600Bを、ステップST8で取得した転送先(例えば端末装置700)に、通信部501によりその転送用電文600Bを転送させる処理を行い、ステップST2の処理に戻る。
(通常電文受信時の動作)
図9は、本発明の一実施形態にかかる群管理装置500の通常電文を受信した際の動作の一例を説明するためのフローチャートである。図9を参照しながら、図8に示したステップST6(ST6A)の処理の一例を説明する。
(S1F13)
電文処理部534は、図9に示すように、例えば、受信した電文600から抽出された電文区分コード622AにS1F13(通信確立要求を示すコード)が含まれている場合、その受信した電文600のデータ部630を、メモリ503に確保された一時格納部(不図示)に格納し(S1F13受信処理)、データ形式リスト800を参照して電文区分コードに対応したデータ形式情報820に基づいて、データ部630からデータ630Aを抽出し(データ取得処理)、そのデータ630Aに応じて、応答電文(通信確立要求確認)を要求元に送信する処理を行う(応答電文送信処理)。
(S5F239)
電文処理部534は、例えば、受信した電文600から抽出された電文区分コード622AにS5F239(基板処理装置100が発行する障害情報の通知を示すコード)が含まれている場合、その受信した電文600のデータ部630を、メモリ503に確保された一時格納部に格納し(S5F239受信処理)、そのデータ部630からデータ630Aを抽出し(データ取得処理)、データ630Aに基づいて、その障害情報の通知を示す電文を転送先に転送する処理を行う(S5F239転送処理)。
(S7F15)
電文処理部534は、例えば、受信した電文600から抽出された電文区分コード622AにS7F15(基板処理装置100の装置情報のコピー結果を通知するコード)が含まれている場合、その受信した電文600のデータ部630を、メモリ503に確保された一時格納部に格納し(S7F15受信処理)、そのデータ部630からデータ630Aを抽出して、それを装置データとしてメモリ503に記憶する(データ取得処理)。
(S14F201)
電文処理部534は、例えば、受信した電文600から抽出された電文区分コード622AにS14F201(基板処理装置100から送信されるオブジェクト(各構成要素)に関する情報の転送を指示するコード)が含まれている場合、その受信した電文600のデータ部630を、メモリ503に確保された一時格納部に格納し(S14F201受信処理)、そのデータ部630からデータ630Aを抽出し(データ取得処理)、データ6
30Aに基づいて、その情報を含む電文を転送先に転送する処理を行う(S14F201転送処理)。
(基板処理システム1の未定義電文に関する動作)
次に、基板処理システム1の未定義電文に関する動作の一例を図面を参照しながら説明する。
図10は、本発明の一実施形態にかかる基板処理システム1の動作を説明するための図である。
図11は、群管理装置500側で未定義の電文区分コードを含む電文の送受信を行う基板処理システム1の動作の一例を説明するための図である。詳細には、図11(A)は送信元(本実施形態では基板処理装置100側)のデータ形式リスト(電文定義フォーマット)の一例を説明するための図である。図11(B)は群管理装置500が送信元(本実施形態では基板処理装置100)から受信した電文600を説明するための図である。図11(C)は群管理装置500が未定義電文の受信時に用いるS0F0形式情報830である。図11(D)は群管理装置500による一時保存用S0F0電文(バイナリデータ)600Cを説明するための図である。図11(E)は転送先の端末装置700が有するデータ形式リストを説明するための図である。図11(F)は群管理装置500が転送する転送用電文(転送先の端末装置700が受信する電文)600Bを説明するための図である。
図10に示すように、群管理装置500は、基板処理装置100から未定義の電文区分コードを含む電文600を受信した場合、転送処理ST11(詳細にはST7〜ST11)を行い、受信電文を端末装置700に転送する。
以下、図11(A)〜図11(F)等を参照しながら、基板処理システム1の未定義電文に関する動作を説明する。
基板処理装置100は、図11(A),図2に示すように、新規のS100F100の電文区分コード810Aとデータ形式情報820Aとを関連付けるデータ形式リスト(電文定義フォーマット)800Aを基板処理装置100のメモリ19(30)に記憶している。
端末装置700は、図11(E)に示すように、基板処理装置100の有するデータ形式リスト(電文定義フォーマット)800Aと同じデータ形式リスト800Aを端末装置700の記憶部(図示せず)に記憶している。
群管理装置500は、図11(A)及び図11(E)に示した新規のS100F100の電文区分コード810等を含むデータ形式リスト800A(電文定義フォーマット)を、リスト記憶部531に記憶していない(新規な電文区分コードS100F100を含まないデータ形式リスト800については記憶している)。
群管理装置500は、図11(B)に示すように、新規のS100F100の電文区分コード622A、及びその電文区分コード622Aに対応するデータ形式に応じたデータ630Aを含む電文600を受信したとしても、その電文600のデータ630Aの内容を理解できない。
図11(B)に示すように、群管理装置500の電文処理部534では、受信した電文600から抽出した電文区分コード622A(S100F100)が、リスト記憶部531のデータ形式リスト800に定義されていないと判断した場合、電文記憶部532に記憶されている電文600のデータ部630からデータ630Aの抽出を行わずに、図11(C)に示すS0F0形式情報(一時保存用バイナリ形式)830に基づいて、受信電文600を、図11(D)に示すようにS0F0形式(バイナリ形式)のS0F0電文600Cを生成して、そのS0F0電文600Cを一時的に電文記憶部532に保存する。
図11(C)に示すS0F0形式情報830には、“[S0F0]FREE,FREE,<TOP>”と規定されている。つまり、S0F0形式情報830には、電文600をバイナリデータ形式(FREE)で、電文600に対応した大きさ(一時保存用データサイズを規定せずに(FREE))、電文600を先頭から順に(<TOP>)、保存するように規定されている。
続いて、群管理装置500の電文処理部534は、電文600C(600)から抽出した電文区分コード622AのS100F100を、図11(F)に示すように、転送用電文600Bのヘッダ部622に格納し、電文記憶部532から読み出した電文600C(600)のデータ部630をそのまま、転送用電文のデータ部630に格納することで、転送用電文600Bを生成し、その転送用電文600Bを通信部501により、転送先(本実施形態では端末装置700)に転送する処理を行う。
端末装置700は、群管理装置500から、図11(F)に示す転送用電文600Bを受信すると、受信した電文600Bから電文区分コード622A(S100F100)を抽出し、端末装置700内の記憶部(不図示)に記憶されている、図11(E)に示すデータ形式リスト800Aを参照して、抽出したS100F1000の電文区分コード622A(810A)に対応するデータ形式情報820Aに基づいて、データ部630からデータ630Aを抽出し、そのデータ630A及び電文区分コード622A(810A)に応じた処理を行う。
基板処理システム1の動作は、上述した実施形態に限られるものではない。例えば、群管理装置500が端末装置700から未定義電文600を受信した場合、その電文600を基板処理装置100に転送する処理を行ってもよい。
(本実施形態にかかる効果)
本実施形態によれば、以下に示す1つまたは複数の効果を奏する。
(a)本実施形態によれば、電文処理部534は、通信部501より電文記憶部532に記憶した電文600のヘッダ部620のコード格納部622から電文区分コード622Aを抽出し、リスト記憶部531からデータ形式リスト800を読み出して、そのデータ形式リスト800に基づいて、抽出した電文区分コード622Aの定義の有無を確認し、それが定義されていない場合、電文記憶部532のデータ部630からデータ630Aの抽出を行わずに、抽出した電文区分コード622A及び電文記憶部532から読み出したデータ部630を含む転送用電文600Bを生成し、通信部501によりその転送用電文600Bを転送させる。
このため、群管理装置500は、基板処理装置100又は端末装置700から受信した電文600中の電文区分コード622Aが、群管理装置500で記憶するデータ形式リスト800(電文定義フォーマット)にて未定義であっても、その受信電文600を無効として破棄することなく、簡易にその受信電文600に対応した転送用電文600Bを所定の転送先に転送することが可能である。
(b)本実施形態によれば、群管理装置500は、未定義電文600を受信した場合であっても、その受信電文600を破棄することがないので、基板処理装置100と端末装置700との間での電文の伝達不良を抑制することができる。また、電文の伝達不良による基板処理システム1の動作の不具合を抑制することができる。
(c)本実施形態によれば、基板処理装置100側又は端末装置700側でデータ形式リスト(電文定義フォーマット)の変更を行ったとしても、群管理装置500の内部で記憶
するデータ形式リスト(電文定義フォーマット)800を変更することなく、群管理装置500は、簡易に未定義電文を所定の転送先に転送することが可能である。
(d)本実施形態によれば、転送先の端末装置700(又は基板処理装置100)では、群管理装置500から転送された電文600Bを受信すると、転送先の装置の内部に記憶するデータ形式リスト(電文定義フォーマット)を参照しながら、その電文から電文区分コード及びデータを抽出し、それに応じた処理を行うことが可能である。
(e)本実施形態によれば、群管理装置500は、未定義電文600を、S0F0形式情報830に基づいたバイナリ形式のS0F0電文600Cを一時的に電文記憶部532に保存した後、電文600Cに基づいて転送用電文600Bを生成する。このため、群管理装置500は、複雑な処理を行うことなく、簡易に電文を所定の転送先に転送する処理を行うことができる。
また、群管理装置500は、比較的大きな記憶容量の電文記憶部532を有していてもよい。こうすることで、群管理装置500は、比較的大量の複数の未定義電文600を受信した場合であっても、未定義電文600をバイナリ形式で一時的に電文記憶部532に記憶させた後、上記転送を行うという簡易な処理を行うことで、比較的短時間に複数の電文を転送することができる。
(比較例)
図12は、比較例にかかる群管理装置500の動作を説明するためのフローチャートである。
比較例にかかる群管理装置は、図12に示すように、電文600を受信すると(ST101)、その電文600に含まれる電文区分コード622Aが、その群管理装置内に記憶されたデータ形式リストに定義されている場合(ST102)、電文種別毎の所定の処理を行い(ST103)、受信した電文600に含まれる電文区分コード622Aが、群管理装置内に記憶されたデータ形式リストに定義されていない場合、その受信した電文600を破棄していた(ST104)。
この比較例にかかる群管理装置による電文600の破棄で、その比較例にかかる群管理装置を有する基板処理システムの動作に不具合が生じる場合がある。
(本発明の他の実施形態)
本実施形態にかかる基板処理システムは、図1に示した基板処理システム1と略同様に、一台以上の基板処理装置(半導体製造装置)100と、基板処理装置100に接続される群管理装置500と、群管理装置500に接続される一台以上の端末装置700と、を有する。
本実施形態では、図1に示すような基板処理システムの構成において、特定の基板処理装置100への複数台の端末装置700から定期的に発生する装置データの取得要求に対し、同一の検索条件で検索されるデータ種別を一つの検索項目としてまとめる。こうすることにより、装置データの検索件数を低減することができる。
基板処理装置(半導体製造装置)100から群管理装置500に送信されるデータ(装置データ)には、基板処理装置100が有する基板処理装置100自体の状態、ウエハの情報、温度情報、ガス流量情報、圧力情報、及び各種センサ情報などがあり、これらの情報はそれぞれグループにより分類され、そのグループ内において詳細なデータを持っている。例えば、温度情報であれば、温度の設定、温度のモニタ値、カスケードモニタ値、プロファイルモニタ値、ヒータパワーモニタ値、などが温度情報グループとして規定される。
本実施形態では、端末装置700で温度情報を表示する場合、先ず、端末装置700は群管理装置500に、検索要求を含む電文を送信する。その電文には、表示項目の1項目毎に、検索条件として温度情報グループが設定され、種別として温度設定値や温度モニタ値が設定されている。
群管理装置500は、複数の端末装置700から検索要求を含む電文を受信すると、その複数の電文に基づいて、検索件数を低減する処理を行う。詳細には、群管理装置500は、複数の表示項目の検索条件を参照し、同一条件(例えば“温度情報グループ”)の表示項目を検索項目として一つの検索項目にまとめる。このように検索条件をまとめることにより、群管理装置500内に蓄積されている装置データに対して、グループ単位での検索による、装置データの取得が可能となる。
群管理装置500は、そのグループ単位での検索結果を、要求元の端末装置700それぞれに送信する。
このため、本実施形態では、群管理装置500が、比較的多くの端末装置700から検索要求を受信した場合であっても、グループ単位で装置データの検索を行うことが可能である。つまり、検索件数を低減することができる。群管理装置500は、そのグループ単位での検索結果に基づいて、要求元の複数の端末装置700それぞれに、簡易に検索要求の結果を送信することができる。端末装置700それぞれでは、その検索要求の結果を比較的短時間で受信することができる。
つまり、各端末装置700は、端末装置700の台数が比較的多い場合であっても、群管理装置500から、比較的短時間で、特定の基板処理装置100に関する検索要求に対応する装置データを取得することができる。
また、本実施形態にかかる群管理装置500は、基板処理装置100又は端末装置700から未定義電文を受信した場合、上記実施形態と同様に、受信電文を無効として破棄することなく、簡易にその受信電文を所定の転送先に転送する。
このため、本実施形態にかかる群管理装置500は、未定義電文の受信時に簡易に転送処理を行うとともに、複数の検索要求に関する装置データの検索件数が低減することにより、比較的小さい負荷で、装置データに関する処理を行うことが可能である。
<本発明の好ましい態様>
以下に、本発明の好ましい態様について付記する。
本発明の一態様によれば、
一台以上の基板処理装置と、前記基板処理装置に接続される群管理装置と、前記群管理装置に接続される一台以上の端末装置と、を有する基板処理システムであって、
前記群管理装置は、
前記基板処理装置又は前記端末装置との間で、電文区分コード及びデータ部を含む電文を送受信する通信部と、
前記電文を記憶する電文記憶部と、
電文区分コードとデータ形式情報とを関連付けるデータ形式リストを記憶するリスト記憶部と、
前記電文を処理する電文処理部と、を有し、
前記電文処理部は、
前記通信部より前記電文記憶部に記憶した前記電文から前記電文区分コードを抽出し、
前記リスト記憶部から前記データ形式リストを読み出して、該データ形式リストに基づいて前記抽出した電文区分コードの定義の有無を確認し、
前記データ形式リストに前記電文区分コードが定義されている場合、前記データ形式リストを参照して、前記抽出した電文区分コードに対応するデータ形式情報に基づいて、前
記電文記憶部の前記データ部からデータを抽出し、
前記データ形式リストに前記電文の電文区分コードが定義されていない場合、前記電文記憶部の前記データ部からデータの抽出を行わずに、前記抽出した電文区分コード及び前記電文記憶部から読み出した前記データ部を含む転送用電文を生成し、前記通信部により該転送用電文を転送させる
基板処理システムが提供される。
好ましくは、前記リスト記憶部に記憶された前記データ形式リストに定義されている前記電文区分コードは、SECS−I又はSECS−IIに準拠するストリームファンクションのコードである。
本発明の他の態様によれば、
一台以上の基板処理装置と一台以上の端末装置とに接続される群管理装置であって、
前記基板処理装置又は前記端末装置との間で、電文区分コード及びデータ部を含む電文を送受信する通信部と、
前記電文を記憶する電文記憶部と、
電文区分コードとデータ形式情報とを関連付けるデータ形式リストを記憶するリスト記憶部と、
前記電文を処理する電文処理部と、を有し、
前記電文処理部は、
前記通信部より前記電文記憶部に記憶した前記電文から前記電文区分コードを抽出し、
前記リスト記憶部から前記データ形式リストを読み出して、該データ形式リストに基づいて前記抽出した電文区分コードの定義の有無を確認し、
前記データ形式リストに前記電文区分コードが定義されている場合、前記データ形式リストを参照して、前記抽出した電文区分コードに対応するデータ形式情報に基づいて、前記電文記憶部の前記データ部からデータを抽出し、
前記データ形式リストに前記電文の電文区分コードが定義されていない場合、前記電文記憶部の前記データ部からデータの抽出を行わずに、前記抽出した電文区分コード及び前記電文記憶部から読み出した前記データ部を含む転送用電文を生成し、前記通信部により該転送用電文を転送させる
群管理装置が提供される。
好ましくは、前記リスト記憶部に記憶された前記データ形式リストに定義されている前記電文区分コードは、SECS−I又はSECS−IIに準拠するストリームファンクションのコードである。
また、本発明の他の態様によれば、
一台以上の基板処理装置と、前記基板処理装置に接続される群管理装置と、前記群管理装置に接続される一台以上の端末装置と、を有する基板処理システムに実施される基板処理方法であって、
前記群管理装置は、
前記基板処理装置又は前記端末装置との間で、電文区分コード及びデータ部を含む電文を送受信する通信部と、
前記電文を記憶する電文記憶部と、
電文区分コードとデータ形式情報とを関連付けるデータ形式リストを記憶するリスト記憶部と、を有し、
前記群管理装置が、前記基板処理装置又は前記端末装置から受信した電文を前記電文記憶部に記憶し、該電文から前記電文区分コードを抽出するステップと、
前記群管理装置が、前記リスト記憶部から前記データ形式リストを読み出して、該データ形式リストに基づいて前記抽出した電文区分コードの定義の有無を確認するステップと

前記群管理装置が、前記データ形式リストに前記電文区分コードが定義されている場合、前記データ形式リストを参照して、前記抽出した電文区分コードに対応するデータ形式情報に基づいて、前記電文記憶部の前記データ部からデータを抽出するステップと、
前記群管理装置が、前記データ形式リストに前記電文の電文区分コードが定義されていない場合、前記電文記憶部の前記データ部からデータの抽出を行わずに、前記抽出した電文区分コード及び前記電文記憶部から読み出した前記データ部を含む転送用電文を生成し、前記通信部により該転送用電文を、前記基板処理装置又は前記端末装置に転送させるステップと、を有する
基板処理方法が提供される。
好ましくは、前記リスト記憶部に記憶された前記データ形式リストに定義されている前記電文区分コードは、前記SECS−I又はSECS−IIに準拠するストリームファンクションのコードである。
以上、本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
例えば、各端末装置(GUI端末装置)700は、基板処理装置(半導体製造装置)100と同じフロア(例えばクリーンルーム内)に配置されていてもよいし、それ以外の場所に設置されてもよい。その場合、各端末装置700は、基板処理装置100及び群管理装置500の両方又は一方に、通信路(例えばインターネットなどの通信ネットワークなど)を介して通信可能に接続されていればよい。
本発明にかかる基板処理装置は、半導体製造装置に適用できるだけでなく、LCD(Liquid Crystal Display)装置などに用いられるガラス基板を処理する基板処理装置処理装置にも適用することができる。また、基板処理装置は、露光装置、リソグラフィ装置、塗布装置、プラズマを利用したCVD(Chemical Vapor Deposition)装置などにも適用することができる。
また、リスト記憶部531及び電文記憶部532は、メモリ503に設けてもよいし、外部記憶部502に設けてもよい。
また、本発明にかかる群管理装置500は、その群管理装置500の内部にSECS−I又はSECS−IIに準拠したデータ形式リストを記憶し、そのデータ形式リストに基づいて、受信電文中の電文区分コードの定義の有無を判断していたが、この形態に限られるものではない。例えば、群管理装置500は、SECS−I又はSECS−II以外の予め規定された通信プロトコルに対応したデータ形式リストを記憶し、そのデータ形式リストに基づいて、受信電文中の電文区分コードの定義の有無を判断してもよい。
1 基板処理システム
100 基板処理装置(半導体製造装置)
100A プロセス制御モジュール
500 群管理装置
501 通信部
502 外部記憶部
503 メモリ(記憶部)
504 制御部(CPU)
531 リスト記憶部
532 電文記憶部
534 電文処理部(通信処理プログラム:通信タスク)
600 電文
620 ヘッダ部
622 コード格納部
622A 電文区分コード(ストリームファンクションのコード)
630 データ部
630A データ
700 端末装置(GUI端末装置)
800 データ形式リスト
810 電文区分コード(ストリームファンクションのコード)
820 データ形式情報

Claims (4)

  1. 一台以上の基板処理装置と、前記基板処理装置に接続される群管理装置と、前記群管理装置に接続される一台以上の端末装置と、
    を有する基板処理システムであって、
    前記群管理装置は、
    前記基板処理装置又は前記端末装置との間で、電文区分コード及びデータ部を含む電文を送受信する通信部と、
    電文区分コードとデータ形式情報とを関連付けるデータ形式リストを記憶するリスト記憶部と、
    前記電文から前記電文区分コードを抽出し、
    前記リスト記憶部から前記データ形式リストを読み出し、前記データ形式リストにより前記電文から抽出した電文区分コードの定義の有無を確認し、
    前記データ形式リストに前記電文区分コードが定義されている場合、前記電文の前記データ部からデータを抽出し、
    前記データ形式リストに前記電文の電文区分コードが定義されていない場合、前記電文のデータ部からデータの抽出を行わずに、前記電文を一時保存用電文に変換し、一時的に保存した後、転送先リストを参照して関連付けられている転送先に関する情報を取得し、前記一時保存用電文に基づいて、前記抽出した電文区分コード及び前記電文から読み出した前記データ部を含む転送用電文を生成する電文処理部と、
    を有することを特徴とする基板処理システム。
  2. 一台以上の基板処理装置と一台以上の端末装置とに接続される群管理装置であって、
    前記基板処理装置又は前記端末装置との間で、電文区分コード及びデータ部を含む電文を送受信する通信部と、
    前記電文を記憶する電文記憶部と、
    電文区分コードとデータ形式情報とを関連付けるデータ形式リストを記憶するリスト記憶部と、
    前記通信部より前記電文記憶部に記憶した前記電文から前記電文区分コードを抽出し、
    前記リスト記憶部から前記データ形式リストを読み出して、該データ形式リストに基づいて前記抽出した電文区分コードの定義の有無を確認し、
    前記データ形式リストに前記電文区分コードが定義されている場合、前記電文記憶部の前記データ部からデータを抽出し、
    前記データ形式リストに前記電文の電文区分コードが定義されていない場合、前記電文記憶部の前記データ部からデータの抽出を行わずに、前記電文を一時保存用電文に変換し、一時的に保存した後、転送先リストを参照して関連付けられている転送先に関する情報を取得し、前記一時保存用電文に基づいて、前記抽出した電文区分コード及び前記電文記憶部から読み出した前記データ部を含む転送用電文を生成する電文処理部と、
    を有することを特徴とする群管理装置。
  3. 一台以上の基板処理装置と一台以上の端末装置との間で、電文区分コード及びデータ部を含む電文を送受信する通信部と、
    前記電文を記憶する電文記憶部と、電文区分コードとデータ形式情報とを関連付けるデータ形式リストを記憶するリスト記憶部と、を有する群管理装置の通信処理プログラムであって、
    前記基板処理装置又は前記端末装置から受信した電文を前記電文記憶部に記憶し、該電文から前記電文区分コードを抽出するステップと、
    前記基板処理装置又は前記端末装置から受信した電文から前記電文区分コードを抽出するステップと、
    前記データ形式リストを読み出して、該データ形式リストに基づいて前記抽出した電文区分コードの定義の有無を確認するステップと、
    前記データ形式リストに前記電文区分コードが定義されている場合、前記データ部からデータを抽出するステップと、
    前記データ形式リストに前記電文の電文区分コードが定義されていない場合、前記データ部からデータの抽出を行わずに、前記電文を一時保存用電文に変換し、一時的に保存した後、転送先リストを参照して関連付けられている転送先に関する情報を取得し、前記一時保存用電文に基づいて、前記抽出した電文区分コード及び前記データ部を含む転送用電文を生成するステップと、
    を有する通信処理プログラム。
  4. 基板処理装置と端末装置との間で、電文区分コード及びデータ部を含む電文を送受信する通信部と、
    前記電文を記憶する電文記憶部と、電文区分コードとデータ形式情報とを関連付けるデータ形式リストを記憶するリスト記憶部と、を有する群管理装置のデータ処理方法であって、
    前記基板処理装置又は前記端末装置から受信した電文から前記電文区分コードを抽出するステップと、
    前記データ形式リストを読み出して、該データ形式リストに基づいて前記抽出した電文区分コードの定義の有無を確認するステップと、
    前記データ形式リストに前記電文区分コードが定義されている場合、前記データ部からデータを抽出するステップと、
    前記データ形式リストに前記電文の電文区分コードが定義されていない場合、前記データ部からデータの抽出を行わずに、前記電文を一時保存用電文に変換し、一時的に保存した後、転送先リストを参照して関連付けられている転送先に関する情報を取得し、前記一時保存用電文に基づいて、前記抽出した電文区分コード及び前記データ部を含む転送用電文を生成するステップと、
    を有する群管理装置のデータ処理方法。
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