JP2014082497A - データ検索方法、データ検索システム及び情報管理装置の管理プログラム - Google Patents

データ検索方法、データ検索システム及び情報管理装置の管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】端末装置が情報管理装置から情報を取得する際に要する時間を短縮する。
【解決手段】基板処理システムは、群管理サーバ及び端末装置を有する。群管理サーバは、基板処理装置から送信されるデータに基づいて、当該データが送信された時点の前記基板処理装置の装置情報を記憶する現在情報記憶部402と、装置情報と時刻とを関連付けて記憶する装置情報DB400と、装置情報が蓄積される条件を記憶する定義情報記憶部404と、定義情報記憶部404に記憶されている条件が満たされた場合、当該条件が満たされた時刻と現在情報記憶部402に記憶されている装置情報とを関連付けて装置情報DB400に登録する装置情報登録部410とを有する。端末装置は、装置情報DB400に記憶されている装置情報を検索する装置情報取得部602を有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、半導体基板やガラス基板等を処理する基板処理装置から送信される情報の管理に係り、特に、この送信された情報(データ)を検索するデータ検索方法、データ検索システム及び情報管理装置の管理プログラムに関する。
一般に、この種の基板処理システムには、基板に処理を施す複数の基板処理装置と、この複数の基板処理装置の稼働状態の監視及び生産履歴等の情報(データ)を管理する群管理サーバ(情報管理装置)とで構成される。そこで、情報管理装置は、基板処理装置から送信される温度、圧力、ガス等の測定値や稼働状況等の種々の情報を管理する。このような情報管理装置により、半導体生産の効率向上が図られている。ユーザは、端末装置を用
いて、情報管理装置により管理されている情報を取得する。
しかしながら、従来の基板処理システムにおいては、端末装置が情報管理装置から情報を取得するために時間を要することがあった。
本発明は、上述した課題を解決するためにからなされるものであり、端末装置が情報管理装置から情報を取得する時間を短縮することを目的とする。
本発明の一態様によれば、装置から送信される装置データを格納する第1の格納手段に格納するステップと、予め設定されていた所定のデータを受信すると、前記第1の格納手段に格納されていたデータの少なくとも一部のデータを前記所定のデータが発生した時刻を付加して第2の格納手段に蓄積するステップと、前記第2の格納手段に蓄積されたデータを検索するステップと、を有するデータ検索方法が提供される。
本発明の他の態様によれば、装置から送信される装置データを格納する第1の格納手段と、予め設定されていた所定のデータを受信すると、前記第1の格納手段に格納されていたデータの少なくとも一部のデータを前記所定のデータが発生した時刻を付加して第2の格納手段と、を有する情報管理装置と、前記第2の格納手段に蓄積されたデータを検索し、前記蓄積されたデータが前記第1の格納手段から第2の格納手段に移動させる移動条件データ及び移動対象の装置データを設定したパラメータの内容と一致していれば、前記パラメータに定義された前記装置データを少なくとも表示する端末装置と、を有するデータ検索システムが提供される。
本発明の更に他の態様によれば、処理装置から送信される装置データを格納する第1の格納手段と、予め設定されていた所定のデータを受信すると、前記第1の格納手段に格納されていたデータの少なくとも一部のデータを前記所定のデータが発生した時刻を付加して第2の格納手段と、を有する情報管理装置で実行される管理プログラムであって、装置から送信されるデータを受け付け、前記データが装置データであれば、前記第1の格納手段に格納し、前記データが予め設定されていた所定のデータであれば、前記第1の格納手段から第2の格納手段に移動させる移動条件データ及び移動対象の装置データを設定したパラメータを参照し、前記所定のデータと前記移動条件データが一致していれば、前記移動対象の装置データに前記所定のデータが発生した時刻データを付加して前記第2の格納手段に蓄積する管理プログラムが提供される。
本発明によれば、例えば、端末装置が情報管理装置から情報を取得する際、検索に要する時間を短縮することができる。さらに、基板処理装置で基板を処理する際に生成される各種情報を利用して、データ解析(例えば、基板処理装置で発生した異常の要因追求など)及びデータ加工(例えば、基板処理装置から送信される生産情報のグラフ化など)を行う時間を短縮することができる。
従来の群管理サーバに記憶される装置情報及びその構造と、記憶されている装置情報の取得方法とを示す図である。 本発明の実施形態に係る基板処理システム1の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る基板処理装置10の斜視図を示す。 本発明の実施形態に係る基板処理装置10の側面透視図を示す。 PMC14を中心とした基板処理装置10の機能構成を示す。 端末装置6のハードウェア構成を、制御装置16を中心にして示す図である。 群管理サーバ4により実行される群管理プログラム40、及び端末装置6により実行される端末プログラム60の機能構成を示す図である。 群管理プログラム40の現在情報記憶部402及び装置情報DB400の記憶構造を模式的に示す図であって、(A)は現在情報記憶部402を例示し、(B)は装置情報DB400を例示する。 本発明の実施形態に係る群管理サーバ4の動作(S10)を示すフローチャートである。 端末装置6に表示される障害情報画面を例示する図である。 群管理プログラム40の現在情報記憶部402の記憶構造の変形例及びアイテム情報DB412の記憶構造を示す図であって、(A)は現在情報記憶部402を例示し、(B)はアイテム情報DB412を例示する。
まず、図1に基づいて、本発明の背景を説明する。
図1は、従来の群管理サーバに記憶される装置情報及びその構造と、記憶されている装置情報の検索方法とを示す図である。
図1(A)は、基板処理装置から送信される電文を例示する図である。図1(A)に例示するように、各電文には、送信された時刻、送信元の基板処理装置の名称(装置名称)、アイテム種別、及びこのアイテムの情報(測定値など)が含まれる。群管理サーバは、複数の基板処理装置から送信される電文を受信し、この電文から装置情報を取得し、装置情報を記憶する。
図1(B)は、装置情報が記憶される構造を模式的に示す図である。図1(B)に示すように、装置情報は、データベース(DB)に記憶される。DBには、アイテム管理テーブル、測定データ管理テーブル及び装置管理テーブルが含まれる。アイテム管理テーブルでは、アイテム種別に対応する各アイテムが管理される。装置管理テーブルでは、各基板処理装置が管理される。測定データ管理テーブルでは、アイテム管理テーブルに管理されるアイテムと装置管理テーブルに管理される装置とに関連付けられた情報(測定値など)及び電文に含まれる時刻(図1(A)の'時間'に相当)が管理される。
このDB構造のメリットは、次の通りである。即ち、1)アイテムが追加された場合においてもDB構造への影響(例えば、新たなテーブルを追加しなければならなくなるなど)がない、2)基板処理装置が追加された場合においてもDB構造への影響がない、3)各基板処理装置が異なるアイテムを含む場合においても、装置情報は測定データ管理テーブルで管理される、4)測定データ管理テーブルには基板処理装置に含まれるアイテムに関する情報(測定値など)のみが記憶されるので、不要なデータ領域が存在しない。
図1(C)は、DBに記憶されている装置情報の取得方法を示す。例えば障害発生時点の基板処理装置(障害発生装置)の状態を確認する際、操作端末としての端末装置は、DBのアイテム管理テーブル、測定データ管理テーブル及び装置管理テーブルを参照し、これら3つのテーブルを図1(C)に例示されるテーブルとして再構成し、図1(C)のテーブルにおいて、障害発生装置について、各時刻の各アイテムの測定値を検索する。ここで、各時刻には、全てのアイテムの測定値が記憶されているとは限らないので、所望の時刻に測定値が記憶されていない場合、測定値が記憶されている時刻まで遡る必要がある。具体的には、端末装置は、アイテム毎に、所望の時刻から測定値が記憶されている時刻まで、測定値の補完作業を行う必要がある。例えば、端末装置は、時刻12:00:04において、温度ch1の値(690.0)を検索できるが、温度ch2及びガスch1の値を検索できず、温度ch2の値及びガスch1の値を検索するには、時刻12:00:0
2まで遡る必要がある。
このように、このDB構造には、次のデメリットがある。即ち、1)互いに関連する複数のテーブルを、データ検索用の1つのテーブルとして再構成するのに時間がかかってしまう、2)測定値を補間するのに時間がかかってしまう。
以下、上述した背景をふまえて、本発明の実施形態に係る基板処理システムを説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る基板処理システム1の構成を示す図である。
図2に示すように、基板処理システム1は、複数の基板処理装置10−1〜10−n、群管理サーバ4及び端末装置6を有する。基板処理装置10−1〜10−n、群管理サーバ4及び端末装置6は、例えばLAN、WANなどのネットワーク12を介して、データの送信及び受信が互いに可能に接続されている。なお、基板処理装置10−1〜10−nなど、複数ある構成部分のいずれかを特定せずに示すときには、単に基板処理装置10などと略記することがある。
基板処理装置10は、プロセスレシピ等に基づいて基板の処理を実行する。具体的には、プロセスレシピには、基板を処理するための手順が記載されており、基板処理装置10は、この手順に基づいて装置内の構成要素の制御を行う。また、基板処理装置10は、温度情報、圧力情報、ガス情報等の生産情報を含む基板処理装置10の処理に関する情報(以下、「装置情報」と記載)を含む電文を、ネットワーク12を介して群管理サーバ4に対して送信する。さらに、基板処理装置10は、例えば、障害発生を示す情報(エラー情報)や基板処理における所定の動作を示す情報(稼働情報)など、発生頻度が少ない情報又は突発的に発生する情報(以下、「イベント情報」と記載)を含む電文を、群管理サーバ4に対して送信する。
基板処理装置10は、一例として、半導体装置(IC)の製造方法における処理装置を実施する半導体製造装置として構成されている。なお、以下の説明では、基板処理装置として基板に酸化、拡散処理やCVD処理などを行なう縦型の装置を適用した実施例について述べる。なお、基板処理装置10の詳細な構造については、後で詳述する。
群管理サーバ4(情報管理装置)は、基板処理装置10から送信される電文を受信し、電文に含まれる装置情報又はイベント情報の保存及び管理を行う。また、群管理サーバ4は、複数のデータベース(DB)を備えるよう実現されてもよい。なお、群管理サーバ4の機能及びDB構造については、後で詳述する。
端末装置6は、群管理サーバ4により蓄積されている情報を検索し、検索結果を画面に表示し、ユーザに対して情報の提供を行うインタフェースを構成する。より具体的には、端末装置6は、キーボード又はマウスなどを介してユーザの要求を受け付け、群管理サーバ4から情報を取得し、この情報を画面に表示する。なお、端末装置6は、基板処理装置10が配置された場所(例えば、クリーンルーム)に配置される必要はなく、例えば事務所など基板処理装置10が配置された場所とは異なる場所に配置されてもよい。
次に、基板処理装置10の詳細な構成を説明する。
図3は、本発明の実施形態に係る基板処理装置10の斜視図を示す。また、図4は、本発明の実施形態に係る基板処理装置10の側面透視図を示す。
図3及び図4に示されているように、シリコン等からなるウエハ(基板)200を収納したウエハキャリアとしてフープ(基板収容器。以下ポッドという。)110が使用されている本発明の実施形態に係る基板処理装置10は、筐体111を備えている。筐体111の正面壁111aの正面前方部にはメンテナンス可能なように設けられた開口部としての正面メンテナンス口103が開設され、この正面メンテナンス口103を開閉する正面メンテナンス扉104、104がそれぞれ建て付けられている。
筐体111の正面壁111aにはポッド搬入搬出口(基板収容器搬入搬出口)112が筐体111の内外を連通するように開設されており、ポッド搬入搬出口112はフロントシャッタ(基板収容器搬入搬出口開閉機構)113によって開閉されるようになっている。ポッド搬入搬出口112の正面前方側にはロードポート(基板収容器受渡し台)114が設置されており、ロードポート114はポッド110を載置されて位置合わせするように構成されている。ポッド110はロードポート114上に工程内搬送装置(図示せず)によって搬入され、かつまた、ロードポート114上から搬出されるようになっている。
筐体111内の前後方向の略中央部における上部には、回転式ポッド棚(基板収容器載置棚)105が設置されており、回転式ポッド棚105は複数個のポッド110を保管するように構成されている。すなわち、回転式ポッド棚105は垂直に立設されて水平面内で間欠回転される支柱116と、支柱116に上中下段の各位置において放射状に支持された複数枚の棚板(基板収容器載置台)117とを備えており、複数枚の棚板117はポッド110を複数個宛それぞれ載置した状態で保持するように構成されている。
筐体111内におけるロードポート114と回転式ポッド棚105との間には、ポッド搬送装置(基板収容器搬送装置)118が設置されており、ポッド搬送装置118は、ポッド110を保持したまま昇降可能なポッドエレベータ(基板収容器昇降機構)118aと搬送機構としてのポッド搬送機構(基板収容器搬送機構)118bとで構成されており、ポッド搬送装置118はポッドエレベータ118aとポッド搬送機構118bとの連続動作により、ロードポート114、回転式ポッド棚105、ポッドオープナ(基板収容器蓋体開閉機構)121との間で、ポッド110を搬送するように構成されている。
筐体111内の前後方向の略中央部における下部には、サブ筐体119が後端にわたって構築されている。サブ筐体119の正面壁119aにはウエハ200をサブ筐体119内に対して搬入搬出するためのウエハ搬入搬出口(基板搬入搬出口)120が一対、垂直方向に上下二段に並べられて開設されており、上下段のウエハ搬入搬出口120、120には一対のポッドオープナ121、121がそれぞれ設置されている。ポッドオープナ121はポッド110を載置する載置台122、122と、ポッド110のキャップ(蓋体)を着脱するキャップ着脱機構(蓋体着脱機構)123、123とを備えている。ポッドオープナ121は載置台122に載置されたポッド110のキャップをキャップ着脱機構123によって着脱することにより、ポッド110のウエハ出し入れ口を開閉するように構成されている。
サブ筐体119はポッド搬送装置118や回転式ポッド棚105の設置空間から流体的に隔絶された移載室124を構成している。移載室124の前側領域にはウエハ移載機構(基板移載機構)125が設置されており、ウエハ移載機構125は、ウエハ200を水平方向に回転ないし直動可能なウエハ移載装置(基板移載装置)125a及びウエハ移載装置125aを昇降させるためのウエハ移載装置エレベータ(基板移載装置昇降機構)125bとで構成されている。図4に模式的に示されているようにウエハ移載装置エレベータ125bは耐圧筐体111右側端部とサブ筐体119の移載室124前方領域右端部との間に設置されている。これら、ウエハ移載装置エレベータ125b及びウエハ移載装置125aの連続動作により、ウエハ移載装置125aのツイーザ(基板保持体)125cをウエハ200の載置部として、ボート(基板保持具)217に対してウエハ200を装填(チャージング)及び脱装(ディスチャージング)するように構成されている。
移載室124の後側領域には、ボート217を収容して待機させる待機部126が構成されている。待機部126の上方には、処理室202が設けられている。処理室202の下端部は、炉口シャッタ(炉口開閉機構)147により開閉されるように構成されている。
図3に模式的に示されているように、耐圧筐体111右側端部とサブ筐体119の待機部126右端部との間にはボート217を昇降させるためのボートエレベータ(基板保持具昇降機構)115が設置されている。ボートエレベータ115の昇降台に連結された連結具としてのアーム128には蓋体としてのシールキャップ219が水平に据え付けられており、シールキャップ219はボート217を垂直に支持し、処理室202の下端部を閉塞可能なように構成されている。ボート217は複数本の保持部材を備えており、複数枚(例えば、50〜125枚程度)のウエハ200をその中心を揃えて垂直方向に整列させた状態で、それぞれ水平に保持するように構成されている。
図3に模式的に示されているように移載室124のウエハ移載装置エレベータ125b側及びボートエレベータ115側と反対側である左側端部には、清浄化した雰囲気もしくは不活性ガスであるクリーンエア133を供給するよう供給ファン及び防塵フィルタで構成されたクリーンユニット134が設置されており、ウエハ移載装置125aとクリーンユニット134との間には、図示はしないが、ウエハの円周方向の位置を整合させる基板整合装置としてのノッチ合わせ装置135が設置されている。
クリーンユニット134から吹き出されたクリーンエア133は、ノッチ合わせ装置135及びウエハ移載装置125a、待機部126にあるボート217に流通された後に、図示しないダクトにより吸い込まれて、筐体111の外部に排気がなされるか、もしくはクリーンユニット134の吸い込み側である一次側(供給側)にまで循環され、再びクリーンユニット134によって、移載室124内に吹き出されるように構成されている。
次に、基板処理装置10内に設けられており、基板処理装置10内の各装置の制御を行うプロセスモジュールコントローラ(PMC)14について説明する。
図5は、PMC14を中心とした基板処理装置10の機能構成を示す。
図5に示すように、PMC14は、CPU140、ROM142、RAM144、データを記憶するハードディスクドライブ(HDD)158、図示しないディスプレイ等の表示装置及びキーボード等の入力装置との間でのデータの送受信を行う入出力インタフェース(IF)146、ネットワーク12を介して群管理サーバ4等との間でのデータの通信を制御する通信制御部156、温度制御部150、ガス制御部152、圧力制御部154、及び温度制御部150等とのI/O制御を行うI/O制御部148を有する。これらの構成要素はバス160を介して相互に接続されており、データは構成要素の間でバス160を介して入出力される。
PMC14において、CPU140は、所定のレシピに基づいて基板を処理する。具体的には、CPU140は、制御データ(制御指示)を、温度制御部150、ガス制御部152及び圧力制御部154等に対して出力する。ROM142、RAM144、及びHDD158には、シーケンスプログラム、入出力IF146より入力されるデータ、通信制御部156を介して入力されるデータ等が格納される。
温度制御部150は、上述した処理室202の外周部に設けられたヒータ338により該処理室202内の温度を制御する。ガス制御部152は、処理室202のガス配管340に設けられたMFC(マスフローコントローラ)342からの出力値に基づいて処理室202内に供給する反応ガスの供給量等を制御する。圧力制御部154は、処理室202の排気配管344に設けられた圧力センサ346の出力値に基づいてバルブ348を開閉することにより処理室202内の圧力を制御する。搬送制御部159は、ポッドオープナ121、ボートエレベータ115及びウエハ搬送機構等の搬送系を制御する。このように、温度制御部150等は、CPU140からの制御指示に基づいて基板処理装置10の各部(ヒータ338、MFC342及びバルブ348等)の制御を行う。
したがって、CPU140は、シーケンスプログラムを起動し、該シーケンスプログラムに従って、レシピのコマンドを呼び込み実行することで、制御パラメータの目標値等が設定されているステップが逐次実行され、I/O制御部148を介して温度制御部150、ガス制御部152、圧力制御部154、及び搬送制御部159に対して基板を処理するための制御指示が送信される。温度制御部150等は、制御指示に従って基板処理装置10内の各部(ヒータ338、MFC342及びバルブ348等)の制御を行う。これにより、ウエハ200の処理が行われる。
CPU140(送信手段)は、温度情報、圧力情報、ガス情報などの生産情報を含む基板処理装置10の装置情報又はイベント情報を含む電文を、通信制御部156を介して群管理サーバ4に対して送信する。例えば、CPU140は、いずれかの生産情報が変化した場合、この変化情報を反映する装置情報を含む電文を送信する。また、CPU140は、基板処理装置10のイベント及び障害に関する情報(イベント情報)を含む電文を、群管理サーバ4に対して送信する。イベントは、例えば、ボート217の上昇開始時、上昇終了時、下降開始時及び下降終了時などである。このようなイベントが発生した場合、ボートエレベータ115の位置センサのオン・オフが切り替わり、切り替え信号が送信される。
図6は、端末装置6のハードウェア構成を、制御装置16を中心にして示す図である。
図6に示すように、端末装置6は、CPU18及びメモリ20などを含む制御装置16、ネットワーク12を介して外部のコンピュータとデータの送信及び受信を行う通信インタフェース(IF)22、ハードディスクドライブなどの記憶装置26、及び液晶ディスプレイなどの表示装置並びにキーボード及びマウス等のポインティングデバイスを含む表示・入力装置24を有する。このように、端末装置6は、例えばパーソナルコンピュータなどの汎用コンピュータとして実現される。なお、群管理サーバ4は、上述した制御装置16、通信IF22及び記憶装置26を有する。また、群管理サーバ4は、通信IF22を介して、端末装置6の表示・入力装置24に接続されるよう構成される。
次に、群管理サーバ4の機能及びDB構造と端末装置6の機能を説明する。
図7は、群管理サーバ4により実行される群管理プログラム40、及び端末装置6により実行される端末プログラム60の機能構成を示す図である。
図7に示すように、群管理プログラム40は、装置情報DB400、現在情報記憶部402、定義情報記憶部404、通信部406、電文受付部408及び装置情報登録部410を有する。群管理プログラム40は、群管理サーバ4のメモリ20にロードされ、制御装置16上で動作する図示しないOS上で実行される。
群管理プログラム40において、現在情報記憶部402(第1の装置情報記憶手段)は、各基板処理装置10の最新の装置情報を記憶する。具体的には、現在情報記憶部402は、基板処理装置10から送信される電文に基づいて、この電文が送信された時点の装置情報を記憶する。装置情報には、装置識別情報、温度情報、圧力情報、ガス情報等の生産情報及び各生産情報についての測定データが含まれる。現在情報記憶部402(第1の装置情報記憶手段)は、電文から取得される各基板処理装置10の全ての装置情報について、その測定値を記憶する。現在情報記憶部402は、メモリ20により実現される。
装置情報DB400(第2の装置情報記憶手段)は、各基板処理装置10について、装置情報と時刻とを関連付けて記憶する。具体的には、装置情報DB400は、装置情報の一部であって後述する定義情報記憶部404により定義された装置情報を、定義されたイベント情報が発生した時刻毎に記憶する。装置情報DB400は、メモリ20及び記憶装置26の少なくともいずれかにより実現される。なお、装置情報DB400及び現在情報記憶部402に記憶される装置情報の構造については、後で詳述する。
定義情報記憶部404は、定義情報が変更可能に記憶されている。定義情報には、現在情報記憶部402に記憶されている装置情報が読み出されて装置情報DB400に蓄積される条件(蓄積条件)及び端末装置6で表示される装置情報などが含まれる。例えば、蓄積条件として、所定のイベントの発生が含まれる。また例えば、端末装置6で表示される装置情報として、「温度ch1」「温度ch2」「ガスch1」など生産情報の種別及び各生産情報の測定値が含まれる。なお、定義情報記憶部404は、複数の定義情報を記憶してもよく、この場合には、群管理プログラム40は、定義情報ごとに装置情報DB400を有するのが好ましい。
通信部406は、基板処理装置10との間の通信に必要とされる通信処理を行う。具体的には、通信部406は、基板処理装置10から送信される電文を、所定の手順で通信IF22を介して取得し、電文受付部408に対して出力する。
電文受付部408は、通信部406から出力された電文を受け付け、この電文が装置情報を含む場合には、当該装置情報を現在情報記憶部402に記憶させる。具体的には、電文受付部408は、現在情報記憶部402に記憶されている装置情報のうち、通信部406から出力された電文に含まれる装置情報の測定値を更新する。例えば、電文受付部408は、電文に含まれる装置情報の測定値を、現在情報記憶部402に記憶されている測定値に上書きする。これにより、現在情報記憶部402には、電文が送信された時点、即ち最新の基板処理装置10の装置情報が記憶される。
また、電文受付部408は、通信部406から受け付けた電文がイベント情報を含む場合には、当該イベント情報を装置情報登録部410に対して出力する。
装置情報登録部410は、定義情報記憶部404を参照し、定義情報記憶部404に記憶されている蓄積条件に従って、現在情報記憶部402に記憶されている装置情報を装置情報DB400に登録する。具体的には、装置情報登録部410は、電文受付部408から出力されたイベント情報と、定義情報記憶部404に蓄積条件として記憶されているイベント情報とが一致する場合、イベント情報の送信元である基板処理装置10の装置情報を現在情報記憶部402から読み出し、読み出された装置情報の少なくとも一部を、イベントが発生した時刻と対応付けて装置情報DB400に登録する。ここで、装置情報登録部410は、定義情報記憶部404に記憶されている定義情報を参照し、定義された装置情報だけを読み出し、当該情報が所定のデータ形式にまとめられるように加工して登録する。これにより、基板処理装置10において蓄積条件としてのイベントが発生する毎に、発生時点での基板処理装置10の装置情報が、装置情報DB400に蓄積される。
端末プログラム60は、ユーザインタフェース(UI)部600、装置情報取得部602及び画面生成部604を有する。端末プログラム60は、端末装置6のメモリ20にロードされ、制御装置16上で動作する図示しないOS上で実行される。
端末プログラム60において、UI部600(表示手段)は、表示・入力装置24を介して入力された内容を受け付けて、装置情報取得部602に対して出力する。例えば、UI部600は、基板処理装置10の名称や識別子(ID)などの識別情報及び時刻を受け付ける。また、UI部600は、画面生成部604により生成される障害情報画面(後述)などを表示・入力装置24に表示する。
装置情報取得部602は、UI部600から出力された識別情報及び時刻に基づいて装置情報DB400に記憶されている装置情報を検索し、当該識別情報により識別される基板処理装置10の当該時刻における装置情報を取得する。装置情報取得部602は、取得された装置情報を画面生成部604に対して出力する。
画面生成部604は、定義情報記憶部404を参照し、定義された装置情報の種別及び各装置情報の測定値を取得する。画面生成部604は、この装置情報の種別に基づいて障害情報画面の画面構成を生成する。さらに、画面生成部604は、装置情報取得部602により取得された装置情報を障害情報画面の画面構成に合成して、障害情報画面を生成する。画面生成部604は、生成された障害情報画面をUI部600に対して出力する。なお、障害情報画面については、後で詳述する。
図8は、群管理プログラム40の現在情報記憶部402及び装置情報DB400の記憶構造を模式的に示す図であって、(A)は現在情報記憶部402を例示し、(B)は装置情報DB400を例示する。
図8(A)に例示するように、現在情報記憶部402には、各基板処理装置10について、全ての種別とその測定値とを含む装置情報が記憶されている。現在情報記憶部402には、各基板処理装置10の各装置情報の最新の測定値が記憶されている。よって、現在情報記憶部402に記憶された装置情報は、測定値が変更された場合にのみ更新される。なお、図8には、3つの種別が表示される場合が例示されているが、実際には、3つに限定されない数の種別が表示される。
図8(B)に例示するように、装置情報DB400には、各基板処理装置10について、定義情報記憶部404で定義されている種別とその測定値とを含む装置情報が記憶されている。この装置情報は、定義情報記憶部404に定義されている蓄積条件が満たされる毎に蓄積される。各時刻における装置情報は、複数の種別とその測定値とが1つのデータにまとめられた形式である。例えば、種別とその測定値とは"/"などの連結記号により連結されており、このように連結された情報が1つの装置情報内に含まれる。
以下、本発明の実施形態に係る基板処理システム1の動作を詳細に説明する。
まず、基板処理装置10による基板処理を説明する。
図3及び図4に示されているように、ポッド110がロードポット114に供給されると、ポッド搬入搬出口112がフロントシャッタ113によって開放され、ロードポート114の上のポッド110はポッド搬送装置118によって筐体111の内部へポッド搬入搬出口112から搬入される。
搬入されたポッド110は回転式ポッド棚105の指定された棚板117へポッド搬送装置118によって自動的に搬送されて受け渡され、一時的に保管された後、棚板117から一方のポッドオープナ121に搬送されて受け渡され、一時的に保管された後、棚板117から一方のポッドオープナ121に搬送されて載置台122に移載されるか、もしくは直接ポッドオープナ121に搬送されて載置台122に移載される。この際、ポッドオープナ121のウエハ搬入搬出口120はキャップ着脱機構123によって閉じられており、移載室124にはクリーンエア133が流通され、充満されている。例えば、移載室124にはクリーンエア133として窒素ガスが充満することにより、酸素濃度が20ppm以下と、筐体111の内部(大気雰囲気)の酸素濃度よりも遥かに低く設定されている。
載置台122に載置されたポッド110はその開口側端面がサブ筐体119の正面壁119aにおけるウエハ搬入搬出口120の開口縁辺部に押し付けられるとともに、そのキャップがキャップ着脱機構123によって取り外され、ウエハ出し入れ口を開放される。
ポッド110がポッドオープナ121によって開放されると、ウエハ200はポッド110からウエハ移載装置125aのツイーザ125cによってウエハ出し入れ口を通じてピックアップされ、図示しないノッチ合わせ装置135にてウエハを整合した後、移載室124の後方にある待機部126へ搬入され、ボート217に装填(チャージング)される。ボート217にウエハ200を受け渡したウエハ移載装置125aはポッド110に戻り、次のウエハ200をボート217に装填する。
この一方(上段又は下段)のポッドオープナ121におけるウエハ移載機構125によるウエハのボート217への装填作業中に、他方(下段又は上段)のポッドオープナ121には回転式ポッド棚105から別のポッド110がポッド搬送装置118によって搬送されて移載され、ポッドオープナ121によるポッド110の開放作業が同時進行される。
予め指定された枚数のウエハ200がボート217に装填されると、炉口シャッタ147によって閉じられていた処理室202の下端部が、炉口シャッタ147によって、開放される。続いて、ウエハ200群を保持したボート217はシールキャップ219がボートエレベータ115によって上昇されることにより、処理室202内へ搬入(ローディング)されて行く。
ローディング後、処理室202にて、所定のレシピに基づいて、処理がウエハ200に対して実施される。処理後は、図示しないノッチ合わせ装置135でのウエハの整合工程を除き、概上述の逆の手順で、ウエハ200及びポッド110は筐体の外部へ払出される。
基板処理装置10は、このような基板処理の間、温度情報、圧力情報、ガス情報など基板処理装置10の装置情報を含む電文を群管理サーバ4に対して送信する。さらに、基板処理装置10は、イベントが発生する毎に、イベント情報を群管理サーバ4に対して送信する。
次に、本発明の実施形態に係る群管理サーバ4の動作を説明する。
図9は、本発明の実施形態に係る群管理サーバ4の動作(S10)を示すフローチャートである。
図9に示すように、群管理サーバ4(群管理プログラム40)において、通信部406は、基板処理装置10から電文を受け付けたか否かを判定する。群管理サーバ4は、電文を受け付けた場合にはステップ102(S102)の処理に進み、そうでない場合には処理を終了する。
ステップ102(S102)において、通信部406は、電文を電文受付部408に対して出力し、電文受付部408は、出力された電文にイベント情報が含まれているか否かを判定する。電文にイベント情報が含まれている場合、群管理サーバ4は、ステップ106(S106)の処理に進み、そうでない場合にはステップ104(S104)の処理に進む。
ステップ104(S104)において、電文受付部408は、現在情報記憶部402に記憶されている装置情報のうち、当該電文に含まれる装置情報のデータを更新する。データ更新後、群管理サーバ4は、ステップ100(S100)の処理に戻る。
ステップ106(S106)において、電文受付部408は、電文に含まれるイベント情報を装置情報登録部410に対して出力し、装置情報登録部410は、このイベント情報が蓄積条件として指定されているか否かを判定する。当該イベント情報が蓄積条件として指定されている場合には、群管理サーバ4は、ステップ108(S108)の処理に進み、そうでない場合にはステップ100(S100)の処理に戻る。
ステップ108(S108)において、装置情報登録部410は、現在情報記憶部402に記憶されている装置情報であってイベント情報の送信元の基板処理装置10に関するものを読み出し、この装置情報とイベント発生時刻とを関連付けて、装置情報DB400に蓄積する。蓄積後、群管理サーバ4は、ステップ100(S100)の処理に戻る。
以上、群管理サーバ4において、基板処理装置10からの装置情報のうち最新の情報が、いったん現在情報記憶部402に記憶され、現在情報記憶部402に記憶されている情報のうち、定義情報記憶部404の定義情報で定義されるイベントに関する情報のみが装置情報DB400に蓄積されることを説明したが、群管理サーバ4における動作はこれに限られない。
例えば、群管理サーバ4において、定義情報記憶部404の定義情報をあらかじめ参照し、基板処理装置10からの装置情報のうち、定義情報で定義される装置情報のみが現在情報記憶部402に記憶され、現在情報記憶部402に記憶されている情報のうち、定義情報記憶部404の定義情報で定義されるイベントに関する情報のみが装置情報DB400に蓄積されてもかまわない。
次に、端末装置6を用いた基板処理装置10に関する情報の閲覧を説明する。
図10は、端末装置6に表示される障害情報画面を例示する図である。
図10(A)は、定義情報記憶部404に定義情報として指定されている種別と、装置情報DB400に記憶されている所望の時刻の装置情報の種別とが一致する場合の例である。図10(A)に例示するように、障害情報画面には、障害内容及び障害発生時の装置情報が含まれ、この装置情報には、定義情報記憶部404で定義された種別及び障害発生時の測定値が含まれる。ここでは定義された全ての種別に応じた測定値が表示される。
定義情報記憶部404に記憶される定義情報は、変更可能である。したがって、定義情報が変更されている場合、定義情報で指定されている種別と、所望の時刻の装置情報の種別とは一致しないことがある。
図10(B)は、定義情報記憶部404に定義情報として指定されている種別と、装置情報DB400に記憶されている所望の時刻の装置情報の種別とが一致しない場合の例である。図10(B)に例示するように、検索時点での定義情報では種別「圧力」は定義されているが、所望の時刻での定義情報では種別「圧力」は定義されていない場合、この時刻での種別「圧力」の測定値は装置情報DB400には蓄積されていない。この場合、障害情報画面の種別「圧力」の欄には、測定値が表示されず、当該欄は空欄のままである。
このように、定義情報が変更された場合においても、端末装置6は、基板処理装置10の装置情報のうち蓄積されている種別に関する情報を表示することができる。なお、装置情報DB400には蓄積されているが、検索時の定義情報には定義されていない種別に関する測定値は、端末装置6により群管理サーバ4から取得されるが障害情報画面には表示されない。
以上説明したように、本発明に係る基板処理システム1は、基板処理装置10から送信される電文に基づいて基板処理装置10の最新の装置情報を保持し、基板処理装置10でイベントが発生したタイミングで装置情報のうち指定された種別とその測定値とを装置情報DB400に蓄積する群管理サーバ4と、群管理サーバ4の装置情報DB400に記憶されている装置情報を検索する端末装置6とを有する。したがって、各時刻における装置情報は、定義された種別の測定値を含むので、端末装置6は、時刻情報に基づいて装置情報を検索できることができ、検索時に、時間を遡って種別の測定値を補完する必要がなくなる。これにより、検索時間が短縮されるので、例えば、データ解析作業などの作業の効率を向上することができる。
次に、群管理プログラム40の現在情報記憶部402の記憶構造の変形例及びアイテム情報DB412の記憶構造を説明する。なお、アイテム情報には、装置情報及びイベント情報が含まれる。
図11は、群管理プログラム40の現在情報記憶部402の記憶構造の変形例及びアイテム情報DB412の記憶構造を示す図であって、(A)は現在情報記憶部402を例示し、(B)はアイテム情報DB412を例示する。
図11(B)に例示するように、アイテム情報には、プロセスレシピに関する情報(例えば、プロセスレシピの名称)、ウエハマップ、O2濃度などが含まれてもよい。即ち、アイテム情報は、各基板処理装置10のプロセス情報を含んでもよい。例えば、ボート217の上昇開始時と上昇終了時とで、プロセスレシピの名称、ウエハマップ、O2濃度などに変化がある場合、ユーザは、端末装置6を用いてボート217の上昇前後の時刻に関する情報を取得することにより、その違いを確認することができる。なお、ウエハマップやO2濃度などはあくまで例示であり、他の種別が記憶されてもよい。
なお、本発明に係る基板処理装置10は、半導体製造装置だけではなく、LCD装置などのガラス基板を処理する装置にも適用される。また、本発明に係る基板処理装置10は、他の基板処理装置である露光装置、塗布装置、乾燥装置、加熱装置などにも適用される。また、本発明に係る基板処理装置10は、炉内の処理を限定せず、CVD、PVD、酸化膜、窒化散を形成する処理、及び金属を含む膜を形成する処理を含む成膜処理を行うことができる。さらに、本発明に係る基板処理装置10は、アニール処理、酸化処理、窒化処理、拡散処理等を行うことができる。
また、本発明は、以下の実施態様も含む。
本発明に係る情報管理装置は、基板を処理する基板処理装置から送信される電文に基づいて、当該電文が送信された時点の前記基板処理装置の装置情報を記憶する第1の装置情報記憶手段と、装置情報と時刻とを関連付けて記憶する第2の装置情報記憶手段と、移動する装置情報の設定及び該装置情報を蓄積する条件を記憶する条件記憶手段と、前記条件記憶手段に記憶されている条件が満たされた場合、当該条件が満たされた時刻と前記第1の装置情報記憶手段に記憶されている当該設定と一致した装置情報とを関連付けて前記第2の装置情報記憶手段に登録する登録手段とを有する。
本発明に係る第1の基板処理システムは、基板を処理する複数の基板処理装置と、前記基板処理装置から送信される電文を処理する情報管理装置と、前記情報管理装置に接続された端末装置とを含む基板処理システムであって、前記基板処理装置は、装置情報又はイベント情報を含む電文を前記情報管理装置に送信する送信手段を有し、前記情報管理装置は、前記送信手段から送信される電文に基づいて、当該電文が送信された時点の前記基板処理装置の装置情報を記憶する第1の装置情報記憶手段と、装置情報と時刻とを関連付けて記憶する第2の装置情報記憶手段と、装置情報が蓄積される条件を記憶する条件記憶手段と、前記条件記憶手段に記憶されている条件と前記イベント情報が一致した場合、当該条件が満たされた時刻と前記第1の装置情報記憶手段に記憶されている装置情報とを関連付けて前記第2の装置情報記憶手段に登録する登録手段とを有し、前記端末装置は、前記第2の装置情報記憶手段に記憶されている装置情報を検索する検索手段を有する。
本発明に係る第2の基板処理システムは、第1の基板処理システムにおいて、さらに、前記端末手段に表示手段を設け、前記条件記憶手段と前記第2の装置情報記憶手段に記憶されている装置情報を参照し、該記憶された装置情報が前記条件記憶手段の内容と一致していれば前記表示手段に表示する。
本発明に係る第3の基板処理システムは、第1の基板処理システムにおいて、さらに、前記基板処理装置は、第2の装置情報記憶手段に蓄積される装置情報を検索する検索手段を有し、前記検索手段により検索された装置情報を表示する表示手段を有する。
本発明に係る第1のデータ検索方法は、装置から送信される最新のデータを格納する第1の格納手段に格納しておき、予め設定されていた所定のデータを受信すると、前記第1の格納手段に格納されていたデータの少なくとも一部のデータを前記所定のデータが発生した時刻を付加して第2の格納手段に蓄積し、該蓄積されたデータを検索する。
本発明に係る第2のデータ検索方法は、装置から送信される最新のデータを格納する第1の格納手段に格納しておき、所定のデータ及び該所定のデータが発生したときにのみ第2の格納手段に移動させるデータを設定したパラメータを参照し、前記所定のデータを受信すると、前記第1の格納手段に格納されていたデータの少なくとも一部のデータを前記第2の格納手段に蓄積し、該蓄積されたデータを検索する。
本発明に係る第1のデータ検索システムは、処理装置から送信されるデータを上書きして保存する第1の格納手段と、所定のデータ及び該所定のデータを受信したときに前記第1の格納手段から移動させるデータを設定したパラメータに応じ、前記第1の格納手段に格納されていたデータを蓄積する第2の格納手段と、該蓄積されたデータを検索する端末手段とを有する。
本発明に係る第2のデータ検索システムは、第1のデータ検索システムにおいて、さらに、前記端末手段に表示手段を設け、前記パラメータと前記蓄積されたデータとを検索し、該蓄積されたデータが前記パラメータの内容と一致していれば前記表示手段に表示する。
本発明に係る第3のデータ検索システムは、第1のデータ検索システムにおいて、さらに、前記処理装置は、第2の格納手段に蓄積されるデータを検索する検索手段を有し、前記検索手段により検索されたデータを表示する表示手段を有する。
1 基板処理システム
4 群管理サーバ
6 端末装置
10 基板処理装置
12 ネットワーク
16 制御装置
18 CPU
20 メモリ
22 通信IF
24 表示・入力装置
26 記憶装置
40 群管理プログラム
400 装置情報DB
402 現在情報記憶部
404 定義情報記憶部
406 通信部
408 電文受付部
410 装置情報登録部
412 アイテム情報DB
60 端末プログラム
600 UI部
602 装置情報取得部
604 画面生成部

Claims (9)

  1. 装置から送信される装置データを格納する第1の格納手段に格納するステップと、
    予め設定されていた所定のデータを受信すると、前記第1の格納手段に格納されていたデータの少なくとも一部のデータを前記所定のデータが発生した時刻を付加して第2の格納手段に蓄積するステップと、
    前記第2の格納手段に蓄積されたデータを検索するステップと、
    を有するデータ検索方法。
  2. 前記所定のデータを受信すると、前記第1の格納手段から第2の格納手段に移動させる移動条件データ及び移動対象の装置データを設定したパラメータを参照するステップと、
    前記所定のデータと前記移動条件データが一致していれば、前記移動対象の装置データに前記所定のデータが発生した時刻データを付加して前記第2の格納手段に蓄積するステップと、
    を有する請求項1のデータ検索方法。
  3. 前記所定のデータは、障害発生を示す情報、基板処理における所定の動作を示す情報、発生頻度が少ない情報又は突発的に発生する情報のうちいずれか一つを少なくとも含む情報を有する請求項1または請求項2のデータ検索方法。
  4. 前記所定のデータは、装置のイベント及び障害に関する情報を含む請求項1または請求項2のデータ検索方法。
  5. 前記装置データは、装置識別情報、温度情報、圧力情報、ガス情報等の生産情報及び各生産情報についての測定データを含む請求項1のデータ検索方法。
  6. 更に、前記蓄積されたデータが前記パラメータの内容と一致していれば表示するステップと、
    を有する請求項2のデータ検索方法。
  7. 装置から送信される装置データを格納する第1の格納手段と、予め設定されていた所定のデータを受信すると、前記第1の格納手段に格納されていたデータの少なくとも一部のデータを前記所定のデータが発生した時刻を付加して第2の格納手段と、を有する情報管理装置と、
    前記第2の格納手段に蓄積されたデータを検索し、前記蓄積されたデータが前記第1の格納手段から第2の格納手段に移動させる移動条件データ及び移動対象の装置データを設定したパラメータの内容と一致していれば、前記パラメータに定義された前記装置データを少なくとも表示する端末装置と、
    を有するデータ検索システム。
  8. 端末装置で実行される端末プログラムであって、
    装置の名称や識別子などの識別情報及び時刻を受け付け、前記第2の格納手段に蓄積された装置データを検索し、
    前記蓄積された装置データの種別が前記パラメータ内に指定されている装置データの種別と一致していれば、前記パラメータに定義された前記装置データを少なくとも表示し、
    前記蓄積された装置データの種別が前記パラメータ内に指定されている装置データの種別と一致しない場合、前記パラメータに定義された前記装置データのうち不一致の種別の装置データを表示しない、
    請求項7のデータ検索システムの端末装置で実行される端末プログラム。
  9. 処理装置から送信される装置データを格納する第1の格納手段と、予め設定されていた所定のデータを受信すると、前記第1の格納手段に格納されていたデータの少なくとも一部のデータを前記所定のデータが発生した時刻を付加して第2の格納手段と、を有する情報管理装置で実行される管理プログラムであって、
    装置から送信されるデータを受け付け、
    前記データが装置データであれば、前記第1の格納手段に格納し、
    前記データが予め設定されていた所定のデータであれば、前記第1の格納手段から第2の格納手段に移動させる移動条件データ及び移動対象の装置データを設定したパラメータを参照し、前記所定のデータと前記移動条件データが一致していれば、前記移動対象の装置データに前記所定のデータが発生した時刻データを付加して前記第2の格納手段に蓄積する
    管理プログラム。

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