JP5416003B2 - 半導体光導波路素子、半導体光導波路アレイ素子、およびその製造方法 - Google Patents

半導体光導波路素子、半導体光導波路アレイ素子、およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、基板上に形成された埋込型の半導体光導波路素子、半導体光導波路アレイ素子、およびその製造方法に関するものである。
光通信ネットワークの普及や進展に伴って、光通信システムで使用される光部品の高機能化が進んでいる。光部品には、信号光を発光または受光するような光能動部品、信号光を分岐または合波するような光受動部品、信号光の伝送線路となる光ファイバなどがあり、それぞれの光部品に対して高機能化や低コスト化のニーズが高まっている。
光能動部品に関しては、半導体光増幅器、半導体レーザ、半導体光変調器および半導体フォトダイオードといった半導体材料をベースとした光素子が主に使用されている。半導体をベースとした光能動部品は光増幅機能や高速動作、コンパクトな集積が可能であるという特徴を有している。光通信用光源としての半導体レーザや光変調器の多くは導波路型であり、光導波路の典型的なスポットサイズは1〜2μm程度である。
光受動部品に関しては、シリカ系材料をベースとした光導波路であるプレーナ光波回路(PLC)の素子が製品化され、広く使用されている。PLC導波路ベースの光受動部品は低損失で偏波依存性が小さいという長所を有している。PLC導波路のスポットサイズはコア層とクラッド部との比屈折率差(Δ)によって異なるが、Δが0.8%程度である従来のPLC導波路ではスポットサイズは7〜8μm程度である。最近ではΔを高くして光回路サイズを小さくする技術が開発されており、例えばΔが2.5%程度のPLC導波路ではスポットサイズは4〜5μm程度と小さくなっている。また光ファイバもPLC導波路と同様にシリカ系材料をベースとしたものが主流であり、最近では0.2dB/km以下の非常に低損失な光ファイバが実用化されている。通常のシングルモード光ファイバのスポットサイズは、9〜10μm程度となっている。
このように、光能動部品、光受動部品、光ファイバでは、光導波路技術が共通して使われているものの、材料の屈折率やサイズの違いなどから、それぞれの光導波路のスポットサイズは異なっている。このように異なるスポットサイズを有する光導波路同士を結合する際、そのまま突き合わせて接合すると、スポットサイズの不整合によって大きな結合損失が発生してしまう。従って、異なるスポットサイズを有する光導波路を接続する際には、接続箇所付近でどちらか一方もしくは両方のスポットサイズを変化させ、互いのスポットサイズを整合させて接合することがよく行われる。スポットサイズを変化させる役割を担う部分はスポットサイズ変換器と呼ばれ、様々な構造が提案されている。
基板上の埋込型光導波路構造を有する光素子用のスポットサイズ変換器では、埋め込まれるコア層の形状を光伝搬方向に沿って徐々に変化させてテーパー形状としたテーパー導波路がしばしば用いられる。例えば非特許文献1では、コア層の幅を徐々に狭くしてテーパー形状とした幅テーパー導波路によるスポットサイズ変換器が記載されている。また、特許文献1では、選択成長を利用してコア層の厚さを徐々に薄くしてテーパー形状とした厚さテーパー導波路によるスポットサイズ変換器が記載されている。特許文献1では、スポットサイズ変換器の一方の端部と他方の端部とで、コア層の層厚比を3倍以上としたものが記載されている。
特開平9−61652号公報
P. J.Williams, D. J. Robbins, J. Fine, I. Griffith, and D. C. J. Reid, "1.55μm DFB lasers incorporating etched lateral taper spot size converters," Electronics Letter, vol. 34, pp. 770-771, 1998.
しかしながら、幅テーパー導波路によるスポットサイズ変換器では、テーパー形状の先端部におけるコア層の幅には、サブミクロン程度の値が求められることが多い。例えば、典型的な半導体レーザの光導波路幅は2μm程度であるが、シングルモード光ファイバやΔの小さなPLC導波路との結合を最適にするためのスポットサイズ変換器についてのテーパー形状の先端部におけるコア層の幅は、0.2〜0.4μm程度と非常に小さな値である。良好な低結合損失を得るためには、先端部のコア層の幅を最適値の±0.1μm以内に制御する必要がある。しかしながら、先端部のコア層の幅を0.5μm以下にしようとすると、フォトリソグラフィーやエッチングによる加工精度を高精度に行なうことが極めて難しくなるため、コア層の幅を最適値に対して高精度でかつ再現性良く制御することは非常に困難であるという問題があった。
また、厚さテーパー導波路において、選択成長によってコア層の層厚比を3倍以上と大きくする場合、その層厚の差に起因して、コア層の結晶品質が低下し、あるいは結晶成長自体が困難になるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、結合損失が低いとともに値のばらつきが少なく、かつ結晶品質が良好な半導体光導波路素子および半導体光導波路アレイ素子、ならびにその製造方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る半導体光導波路素子は、基板上に形成された埋込型の半導体光導波路素子であって、第1端部から第2端部に向かって幅と厚さとがテーパー状に減少するコア層を有するテーパー導波路を備え、前記コア層は、前記第1端部における層厚と前記第2端部における層厚との層厚比が1.5〜2.5であり、前記第2端部における幅が0.5μm以上1.0μm以下であることを特徴とする。
また、本発明に係る半導体光導波路素子は、上記の発明において、前記テーパー導波路のコア層は、前記層厚比が2〜2.5であり、前記第2端部における幅が0.8μm以上であることを特徴とする。
また、本発明に係る半導体光導波路素子は、上記の発明において、前記第2端部において前記テーパー導波路に接続し、該第2端部と同一の幅であり、長さが15〜80μmであるコア層を有する直線状の接続導波路をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明に係る半導体光導波路素子は、上記の発明において、前記接続導波路のコア層の長さが20〜60μmであることを特徴とする。
また、本発明に係る半導体光導波路素子は、上記の発明において、2つの前記テーパー導波路と、前記2つのテーパー導波路の前記各第1端部において前記各コア層に接続した活性コア層を有する半導体能動光導波路と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る半導体光導波路素子は、上記の発明において、前記2つのテーパー導波路は、曲げ導波路を介して前記半導体能動光導波路に接続しており、前記2つのテーパー導波路の前記各第2端部の端面が、当該半導体光導波路素子の光の入出射端面に対し傾斜していることを特徴とする。
また、本発明に係る半導体光導波路素子は、上記の発明において、前記テーパー導波路のコア層は、マスク幅が80μm以下の選択成長マスクを用いて選択成長によって形成したものであることを特徴とする。
また、本発明に係る半導体光導波路アレイ素子は、2つ以上の上記発明のいずれか一つに記載の半導体光導波路素子を100μm以下の間隔でアレイ状に配列したものであることを特徴とする。
また、本発明に係る半導体光導波路素子の製造方法は、基板上に形成された埋込型の半導体光導波路素子の製造方法であって、選択成長によって、第1端部から第2端部に向かって厚さがテーパー状に減少するコア層を形成する選択成長工程と、前記厚さをテーパー状に形成したコア層を、前記第1端部から前記第2端部に向かって幅がテーパー状に減少する形状にエッチングするエッチング工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る半導体光導波路素子の製造方法は、上記の発明において、前記選択成長工程は、前記コア層を、前記第1端部における層厚と前記第2端部における層厚との層厚比が1.5〜2.5になるように選択成長を行い、前記エッチング工程は、前記第2端部における幅が0.5μm以上1.0μm以下になるようにエッチングを行なうことを特徴とする。
また、本発明に係る半導体光導波路素子の製造方法は、上記の発明において、前記選択成長工程は、マスク幅が80μm以下の選択成長マスクを用いて選択成長を行なうことを特徴とする。
また、本発明に係る半導体光導波路アレイ素子の製造方法は、上記の発明のいずれか一つに記載の製造方法によって、100μm以下の間隔でアレイ状に配列した半導体光導波路素子を製造することを特徴とする。
本発明によれば、結合損失が低いとともに値のばらつきが少なく、かつ結晶品質が良好な半導体光導波路素子および半導体光導波路アレイ素子を実現できるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る半導体光導波路素子の模式的な平面図である。 図2は、図1に示す半導体光導波路素子のA−A線断面図である。 図3は、図1に示す半導体光導波路素子のB−B線断面図である。 図4は、図1に示す半導体光導波路素子のC−C線断面図である。 図5は、実施例1〜3、比較例1〜4に係る半導体光導波路素子の特性を示す図である。 図6は、実施の形態1に係る半導体光導波路素子の製造方法の一例を説明する図である。 図7は、実施の形態1に係る半導体光導波路素子の製造方法の一例を説明する図である。 図8は、実施の形態1に係る半導体光導波路素子の製造方法の一例を説明する図である。 図9は、実施の形態1に係る半導体光導波路素子の製造方法の一例を説明する図である。 図10は、層厚比のマスク幅および開口幅依存性を示す図である。 図11は、実施の形態1に係る半導体光導波路素子の製造方法の一例を説明する図である。 図12は、実施の形態1に係る半導体光導波路素子の製造方法の一例を説明する図である。 図13は、実施の形態2に係る半導体光導波路アレイ素子の模式的な平面図である。 図14は、図13に示す半導体光導波路アレイ素子のD−D線断面図である。 図15は、実施の形態2に係る半導体光導波路アレイ素子の製造方法の一例を説明する図である。 図16は、実施の形態2、3に係る半導体光導波路アレイ素子における劈開位置を説明する図である。 図17は、劈開位置ずれと結合損失の増加量との関係を示す図である。
以下に、図面を参照して本発明に係る半導体光導波路素子、半導体光導波路アレイ素子、およびその製造方法の実施の形態を説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一または対応する要素には適宜同一の符号を付している。また、図面は模式的なものであり、各層の厚みと幅との関係、各層の比率などは、現実と異なることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
(実施の形態1)
はじめに、本発明の実施の形態1に係る半導体光導波路素子について説明する。図1は、本実施の形態1に係る半導体光導波路素子の模式的な平面図である。図1に示すように、この半導体光導波路素子100は、順次接続した、テーパー導波路であるスポットサイズ変換器110と、曲げ導波路120と、半導体能動光導波路である半導体光増幅器(SOA:Semiconductor Optical Amplifier)130と、曲げ導波路140と、テーパー導波路であるスポットサイズ変換器150とを備えている。図1は、これらの導波路のコア層(または活性コア層)の幅方向の形状を示している。また、この半導体光導波路素子100は、光入射端面100aと、光出射端面100bとを有する。光入射端面100aと光出射端面100bとは、劈開により形成されており、表面に無反射コーティングが施されている。
スポットサイズ変換器110は、第1端部110aと第2端部110bとを有している。また、スポットサイズ変換器150は、第1端部150aと第2端部150bとを有している。また、スポットサイズ変換器110、150は、それぞれ第1端部110a、150aにおいて曲げ導波路120、140を介してSOA130に接続している。また、光入射端面100aにおける光の反射を抑制するために、スポットサイズ変換器110の第2端部110bの端面が、光入射端面100aに対し7度傾斜している。同様に、スポットサイズ変換器150の第2端部150bの端面が、光出射端面100bに対し7度傾斜している。
ここで、図1に示すように、スポットサイズ変換器110は、第1端部110aから第2端部110bに向かって、光の伝搬方向に沿って幅がテーパー状に減少するコア層を有している。また、スポットサイズ変換器150は、第1端部150aから第2端部150bに向かって、光の伝搬方向に沿って幅がテーパー状に減少するコア層を有している。
また、スポットサイズ変換器150の第2端部150bにおけるコア層の幅は0.5μm以上1.0μm以下、好ましくは0.8μm以上である。また、第1端部150aにおけるコア層の幅は、曲げ導波路120、140のコア層およびSOA130の活性コア層の幅と同一であり、たとえば波長1.55μm帯の光をシングルモード伝送するように、2μmに設定されている。また、スポットサイズ変換器150の光の伝搬方向の長さは300μmであるが、たとえば200〜500μmとできる。スポットサイズ変換器110の形状はスポットサイズ変換器150と同一である。すなわち、第2端部110bにおけるコア層の幅は0.5μm以上1.0μm以下、好ましくは0.8μm以上であり、第1端部110aにおけるコア層の幅はたとえば2μmであり、光の伝搬方向の長さはたとえば300μmである。
つぎに、この半導体光導波路素子100の断面構造について説明する。図2は、図1に示す半導体光導波路素子100のA−A線断面図である。図3は、図1に示す半導体光導波路素子100のB−B線断面図である。図4は、図1に示す半導体光導波路素子100のC−C線断面図である。
図2に示すように、この半導体光導波路素子100は、裏面にAuGeNi/Au構造のn側電極101を形成した、n型InPからなる共通の基板102上に、バッファ層としても機能するn型InPからなる下部クラッド層103と、ノンドープのInGaAsPからなるコア層111、121、141、151、およびInGaAsPからなり、多重量子井戸(MQW:Multi Quantum Well)構造の上下に分離閉じ込めヘテロ構造(SCH:Separate Confinement Heterostructure)を形成したMQW−SCH構造を有する活性コア層131と、ノンドープのInPからなる上部クラッド層112、122、142、152およびp型InPからなる上部クラッド層132と、p型InPからなる共通の上部クラッド層105と、p型InGaAsPからなるコンタクト層133と、AuZnからなるp側電極134とが順次積層して形成されている。
また、コア層111、上部クラッド層112は、スポットサイズ変換器110を構成する。コア層121、上部クラッド層122は、曲げ導波路120を構成する。活性コア層131、上部クラッド層132は、SOA130を構成する。コア層141、上部クラッド層142は、曲げ導波路140を構成する。コア層151、上部クラッド層152は、スポットサイズ変換器150を構成する。また、p型のコンタクト層133およびp側電極134は活性コア層131の上部の領域に形成されている。
上記のように、この半導体光導波路素子100は、スポットサイズ変換器110、150、曲げ導波路120、140、およびSOA130を、共通の基板102上にモノリシックに集積したものである。
ここで、図2に示すように、スポットサイズ変換器110のコア層111は、第1端部110aから第2端部110bに向かって、光の伝搬方向に沿って厚さがテーパー状に減少している。また、スポットサイズ変換器150のコア層151は、第1端部150aから第2端部150bに向かって、光の伝搬方向に沿って厚さがテーパー状に減少している。
また、スポットサイズ変換器150の第1端部150aにおけるコア層151の層厚T1と、第2端部150bにおけるコア層151の層厚T2との層厚比(T1/T2)は1.5〜2.5、好ましくは2〜2.5である。すなわち、層厚T1が200nmであれば、層厚T2は約80〜133.3nm、好ましくは100nm以下である。また、スポットサイズ変換器110の第2端部110bにおけるコア層111の層厚と、第2端部110bにおけるコア層111の層厚との層厚比も1.5〜2.5、好ましくは2〜2.5である。また、曲げ導波路120、140のコア層121、141、およびSOA130の活性コア層131の層厚は、層厚T1と同一である。
つぎに、図3を用いてスポットサイズ変換器150の断面構造についてさらに説明する。図3に示すように、下部クラッド層103の一部、コア層151、および上部クラッド層152はメサ構造を有している。そして、このメサ構造は、FeドープのInPからなる半絶縁層104aとn型InP層104bとからなる電流阻止層104によって埋め込まれている。すなわち、スポットサイズ変換器150は埋込型の光導波路である。なお、他の受動光導波路であるスポットサイズ変換器110、曲げ導波路120、140も同様の断面構造を有する埋込型の光導波路である。
つぎに、図4を用いてSOA130の断面構造についてさらに説明する。図4に示すように、下部クラッド層103の一部、活性コア層131、および上部クラッド層132はメサ構造を有しており、FeドープのInPからなる半絶縁層104aとn型InP層104bとからなる電流阻止層104によって埋め込まれている。すなわち、SOA130は埋込型の光導波路であって、電流阻止層104による電流狭窄構造を有している。したがって、n側電極101とp側電極134との間に電圧を印加し、電流を注入すると、電流阻止層104の効果によって、活性コア層131に高密度に電流を注入することができる。
また、図1、2に示すように、スポットサイズ変換器110の第2端部110bと光入射端面100aとの間、およびスポットサイズ変換器150の第2端部150bと光出射端面100bとの間には、半絶縁層104aおよびn型InP層104bによる窓構造が形成されており、上述した7度の傾斜とともに端面反射をさらに抑制している。
この半導体光導波路素子100は、たとえばPLC導波路やシングルモード光ファイバに接続して使用する。すなわち、たとえば入力側のPLC導波路から出力した波長1.55μm帯の光を光入射端面100aを介してスポットサイズ変換器110の第2端部110bに入力させると、スポットサイズ変換器110は入力された光のスポットサイズをSOA130のスポットサイズに近づけるように変換して、曲げ導波路120を介してSOA130に入力させる。SOA130は、入力された光を増幅し、増幅光を曲げ導波路140を介してスポットサイズ変換器150に入力させる。スポットサイズ変換器150は、入力された増幅光のスポットサイズを出力側のPLC導波路のスポットサイズに近づけるように変換して、第2端部150bから出力し、光出射端面100bを介して出力側のPLC導波路に出力する。
ここで、本実施の形態1に係る半導体光導波路素子100は、スポットサイズ変換器150のコア層151が、第1端部150aから第2端部150bに向かって幅と厚さとがテーパー状に減少する形状を有しており、第1端部150aにおける層厚T1と、第2端部150bにおける層厚T2との層厚比が1.5〜2.5、好ましくは2〜2.5であり、第2端部150bにおける幅W1が0.5μm以上1.0μm以下、好ましくは0.8μm以上であることとによって、出力側のPLC導波路と接続した場合に、結合損失が低いとともに値のばらつきが少ないという効果を奏する。また、スポットサイズ変換器110についても、コア層111が、第1端部110aから第2端部110bに向かって幅と厚さとがテーパー状に減少する形状を有しており、第1端部110aにおける層厚と、第2端部110bにおける層厚との層厚比が1.5〜2.5、好ましくは2〜2.5であり、第2端部110bにおける幅が0.5μm以上1.0μm以下、好ましくは0.8μm以上であることによって、入力側のPLC導波路と接続した場合に、結合損失が低いとともに値のばらつきが少ないという効果を奏する。
上記効果について実施例、比較例を用いて具体的に説明する。本発明の実施例1〜3、比較例1〜4として、様々なテーパー形状の埋込型のスポットサイズ変換器を作製し、そのPLC導波路との波長1.55μmにおける結合損失の特性を測定した。具体的には、本実施の形態1と同様の断面形状のスポットサイズ変換器であって、コア層の第1端部における層厚と第2端部における層厚との層厚比を1〜4の間で変化させ、それぞれの比についてテーパー形状の幅を最適幅付近で変化させたスポットサイズ変換器の素子を基板上に作製し、劈開により形成した両端面に無反射コーティングを施してから、幅狭の第2端部を出力端として、波長1.55μmの光を用いてPLC導波路との結合損失の特性評価を行った。なお、PLC導波路は、コア層とクラッド部との比屈折率差Δが1.2%であり、コア層のサイズが6μm×6μmである一般的に使用されている特性のものを使用した。また、各スポットサイズ変換器において、出力端部でのコア層の幅が最適幅から0.1μmずれた場合の結合損失の増加量も測定し、コア層の幅の誤差が結合損失に与える影響について比較を行った。なお、コア層のテーパー形状の形成は、選択成長により行なったが、その具体的方法については後述する。
図5は、実施例1〜3、比較例1〜4に係る半導体光導波路素子の特性を示す図である。図5において、比較例1である層厚比が1、すなわちコア層の厚さは一定であり、幅方向のみにテーパー形状を有するスポットサイズ変換器では、結合損失が最低となる出力端部の最適幅は0.3μmであり、この最適幅でのPLC導波路との結合損失は0.9dBと若干大きめであった。また、出力端部の幅が最適幅の0.3μmから±0.1μmずれた場合、すなわち幅の誤差0.1μmの場合の、最適幅からの結合損失の増加量は、増分が大きい側(この場合は幅が0.2μmの場合)で0.6dBと大きく、幅に対するトレランスが非常に厳しかった。また、比較例2である層厚比が1.2の場合も、最適幅での結合損失が0.8dBと若干大きく、誤差0.1μmの場合の結合損失の増加量は0.5dBと大きかった。
これに対して、実施例1〜3である層厚比が1.5〜2.5の場合は、最適幅は0.5〜1.0μmであったが、最適幅での結合損失が0.4〜0.6dBと小さく、しかも誤差0.1μmの場合の結合損失の増加量が0.3dB以下と小さく、幅に対するトレランスが緩和されていた。特に、層厚比が2〜2.5の場合は、最適幅は0.8〜1.0μmであったが、最適幅での結合損失が0.4〜0.5dBと小さく、誤差0.1μmの場合の結合損失の増加量が0.1dB未満と極めて小さかった。また、実施例1〜3は、比較例1、2の場合よりも最適幅が広く、製造が容易なものである。
しかしながら、比較例3、4である、層厚比が3の場合や層厚比が4であり厚さ方向のみにテーパー形状を有する場合は、誤差による結合損失の増加量は小さいものの、最適幅での結合損失が0.8dB以上と大きくなった。また、比較例3、4の場合は、素子ごとで結合損失にばらつきが見られ、良好な素子の歩留まりが低下した。また、比較例3、4では、厚さ方向のテーパー形状を形成する際の選択成長において、一部に多結晶の堆積が発生するという異常が生じた。この異常成長は比較例4において特に顕著であった。比較例3、4の場合は、このような選択成長における異常が生じたり、その後の製造プロセスに支障をきたしたりするために、特性にばらつきが生じていると考えられるが、これについては後で説明する。
以上の結果から、最適幅での結合損失および幅の誤差に対する製造上のトレランス、さらには結合損失のばらつきなどを考慮すると、スポットサイズ変換器において、コア層が、幅方向および厚さ方向にテーパー形状を有し、かつ層厚比が1.5〜2.5であり、出力端部(第2端部)の幅が0.5〜1.0μmであることが好ましい。更に好適には、層厚比が2〜2.5であり、出力端部の幅が0.8〜1.0μmであれば、幅の誤差による結合損失の増加が非常に小さい値に抑えられるため、結合損失の特性が安定し、製造にも非常に適している。
以上説明したように、本実施の形態1に係る半導体光導波路素子100は、結合損失が低いとともに、トレランスの緩和の効果により値のばらつきが少ないものとなる。
(製造方法)
つぎに、本実施の形態1に係る半導体光導波路素子100の製造方法の一例について、図6〜12を用いて説明する。はじめに、図6に示すように、有機金属気相成長(Metal Organic Chemical Vapor Deposition:MOCVD)法を用いて、基板102上に下部クラッド層103、活性コア層131、上部クラッド層132を結晶成長する。
つぎに、全面にSiNx膜を成膜した後、このSiNx膜を図7に示すような形状にパターニングしてマスクM1を形成する。図7において、符号G1は図1に示す形成すべき導波路の幅方向の形状を示している。このマスクM1は、SOA130を形成する領域を保護するマスクと、厚さ方向のテーパー形状を形成するための選択成長用マスクとを同時に形成したものである。このマスクM1の選択成長用マスクの部分は、開口幅Wg1を有し、マスク幅がマスク幅Wm1からスポットサイズ変換器の第2端部に向かって狭くなる楔形状を有している。なお、このマスク幅Wm1と開口幅Wg1との設定については後述するが、たとえばマスク幅Wm1を60μm、開口幅Wg1を20μmとする。
つぎに、図8に示すように、マスクM1をマスクとして、活性コア層131の底面に到る深さまでエッチングし、マスクM1が形成されていない領域PAの上部クラッド層132と活性コア層131とを除去する。マスクM1が形成された領域AAは、後にSOA130を形成する領域を含んでおり、活性コア層131と上部クラッド層132とを残している。
つぎに、図9に示すように、マスクM1を選択成長用マスクとして、選択成長によって、領域PAに、コア層111、121、141、151、および上部クラッド層112、122、142、152をバットジョイント成長する。なお、図9では、コア層141、151、および上部クラッド層142、152のみ記載している。このとき、図7に示したマスクM1の選択成長用マスクの形状は、選択成長を行う開口部分の両側に成長を行わないマスクを設けた形状としている。その結果、スポットサイズ変換器110、150の第2端部110b、150bに当たる領域ではマスクM1がほとんど存在しないために通常通りの成長レートで結晶成長が行われる。一方、第1端部110a、150aにあたる領域に近づくにつれてマスク幅が広くなっている。マスク上に供給された結晶成長用の原料はそこで消費されずに開口部にマイグレーションするので、開口部分では、その両側のマスク幅に応じて、より多くの原料が供給される。したがって、結晶の成長レートはマスク幅に応じて徐々に増加する。その結果、コア層111、151の厚さは、第1端部110a、150a側において厚く、第2端部110b、150b側に向かって徐々に薄くなり、厚さ方向にテーパー形状となる。
なお、本発明者らが、MOCVD法を用いた選択成長における、コア層の層厚比のマスク幅Wm1および開口幅Wg1依存性を系統的に実験したところ、以下の結果を得た。図10は、層厚比のマスク幅Wm1および開口幅Wg1依存性を示す図である。図10に示すように、層厚比はマスク幅Wm1に対してほぼ線形的に増加し、かつその傾きは開口幅Wg1が狭くなるにつれて増加する。なお、MOCVD結晶成長装置や成長条件により多少の差異はあるものの、層厚比のマスク幅Wm1や開口幅Wg1の依存性は概ね同様の傾向を示す。
たとえば、上述したようにマスク幅Wm1を60μm、開口幅Wg1を20μmとすると、図10に示すように、層厚比は約2となる。したがって、第1端部110a、150aにあたる領域近傍においては結晶の成長レートが通常部分の約2倍となる。この場合、コア層111、151の厚さは、第1端部110a、150a側で200nmとすると、第2端部110b、150b側で約100nmとなり、厚さ方向にテーパー形状となる。
つぎに、選択成長に使用したマスクM1を除去した後、全面にSiNx膜を再度成膜し、このSiNxから、図11に示すような、導波路形状を形成するためのストライプパターンM2を形成する。なお、このストライプパターンM2は、図7に示すマスクM1の開口部の中心を通るように形成し、かつ端部に近づくほど幅が狭くなるように幅方向にテーパー形状にする。その後、このストライプパターンM2をマスクとして、下部クラッド層103の一部に到る深さまで(図3、4参照)ドライエッチングを行い、コア層111、121、141、151、および活性コア層131を含むメサ構造を形成する。更にその後、このストライプパターンM2を選択成長用マスクとして、半絶縁層104aとn型InP層104bを埋め込み成長し、メサ構造を埋め込む。これによって、コア層111、121、141、151、および活性コア層131は、埋込型の導波路となる。
つぎに、ストライプパターンM2を除去した後、図12(a)に示すように、上部クラッド層112、122、132、142、152および電流阻止層104上に、共通の上部クラッド層105およびコンタクト層133を結晶成長する。つぎに、図12(b)に示すように、SOA130を形成すべき領域の上部以外のコンタクト層133は除去する。さらに、コンタクト層133上にp側電極134を形成し、基板102の裏面を研磨した後にn側電極101を形成する。その後、半導体層を成長した基板を劈開して光入射端面100a、光出射端面100bを形成し、光入射端面100a、光出射端面100bに無反射コーティングを施した後にさらに素子ごとに分離して、半導体光導波路素子100が完成する。
ところで、図10からわかるように、特許文献1や上述した比較例3のように、層厚比を3にしようとすると、開口幅Wg1が20μmの場合でマスク幅Wm1を100μm程度にする必要がある。また、開口部内には、後の工程で光導波路のメサストライプ形状を形成するため、開口幅Wg1を極端に狭くすることは難しいが、開口幅Wg1を6μmと極端に狭くした場合でも、層厚比を3にするためにはマスク幅Wm1を70μm程度にする必要がある。ここで、スポットサイズ変換器をアレイ状に複数配置する場合を考えると、スポットサイズ変換器同士の配置間隔はマスク幅以下にはできないため、必要なマスク幅によって可能な配置間隔が制約を受けることになる。そうすると、配置間隔を50μm程度とした集積度の高いスポットサイズ変換器アレイを作製しようとしても、必要なマスク幅である70μmを確保できないために、3以上の層厚比を実現することができないといった問題が生じる。
また、層厚比もしくは結晶の成長レートは、開口幅Wg1が狭いほど、もしくはマスク幅Wm1が広いほど大きくなる。しかし、選択成長領域とそうでない領域とで成長レートにあまり大きな差をつけると、成長平面内において成長する結晶層の格子歪に違いが生じ、製造する素子の信頼性を低下させる結晶転位が発生する要因ともなり得る。また、マスク幅Wm1を広くした場合、比較例3、4のように、本来結晶成長されないはずのマスク領域で異常成長が起こって多結晶が堆積してしまう確率が高くなる。このような多結晶堆積はその後のプロセスを行う支障となる。
また、もう一つの問題は、選択成長時に生じる格子歪である。通常、結晶成長では成長層の格子定数が基板の格子定数に一致するような組成(格子整合組成)とする。しかしながら、選択成長により層厚比を変化させる場合、層厚が薄い薄層部と厚い厚層部とでは、層厚だけでなく結晶の組成にも違いが生じる。通常は厚層部での格子整合を優先させるが、層厚比が大きくなると薄層部での格子不整合の影響が大きくなり、結晶成長で欠陥が発生してしまったり、成長可能な層厚が制限されたりする。結晶欠陥は光素子の信頼性に影響を及ぼすことがあるため、問題となる。
これに対して、本実施の形態1では、コア層の幅と厚さの両方をテーパー形状にすることによって、好ましい層厚比を1.5〜2.5、特には2〜2.5という比較的小さい値にしている。その結果、上記の異常成長や結晶欠陥の問題は抑制され、結晶品質が良好なものとなる。また、配置間隔上の制約も緩和されるので、高密度に集積したアレイ素子を実現できる。
また、比較例3、4の場合は、選択成長用マスクのマスク幅Wm1を100μm以上と広く設定したが、一部のマスク上に多結晶が堆積してしまい、その堆積箇所付近からは、正常に機能する素子が製造できなかった。一方、実施例1〜3のように、マスク幅Wm1が80μm以下の場合は、多結晶堆積などの異常成長は見られなかった。したがって、マスク幅Wm1は80μm以下に設定することが好ましい。なお、マスク幅Wm1の下限としては、1.5〜2.5の層厚比を得るためには、図10からもわかるように20μm以上と設定することが好ましい。
なお、上記実施の形態では、メサ構造を埋め込む電流阻止層は、Feドープの半絶縁層を用いたものであるが、p型InP層とn型InP層とからなるpn型の電流阻止層によって埋め込んでもよい。
また、上記実施の形態では、SOAとスポットサイズ変換器との間に配置した曲げ導波路によって、スポットサイズ変換器の第2端部の端面を光入出射端面に対して7度傾斜させている。ここで、SOA自体を光入出射端面に対して斜めに配置したり、SOAを構成する導波路の一部に曲げ導波路を採用したりして、上記7度の傾斜を形成しても良い。ただし、埋込構造によるSOAの電流狭窄効果を再現性・信頼性良く実現するため、もしくは図9に示した工程において形成されるバットジョイント部分で発生する非結合光の成分が、光出射端面付近に迷光として混入することを防ぐためには、SOAとスポットサイズ変換器との間に曲げ導波路を配置する構成が好ましい。
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2に係る半導体光導波路アレイ素子について説明する。図13は、本実施の形態2に係る半導体光導波路アレイ素子の模式的な平面図である。図13に示すように、この半導体光導波路アレイ素子1000は、半導体光導波路素子200を配置間隔Pでアレイ状に配置したものである。半導体光導波路素子200の数は特に限定されないが、たとえば2〜128である。また、配置間隔Pは特に限定はされないが、100μm以下、たとえば50μm程度であれば半導体光導波路素子200を高密度に配置することができる。なお、配置間隔Pの下限としては、アレイ素子間のクロストーク低減や作製プロセス上のトレランス確保という点から、10μm以上で配置することが好ましい。
また、半導体光導波路素子200は、順次接続した、直線状の接続導波路260と、スポットサイズ変換器210と、直線導波路220と、SOA230と、直線導波路240と、スポットサイズ変換器250と、直線状の接続導波路270とを備えている。図13は、これらの導波路のコア層(または活性コア層)の幅方向の形状を示している。
また、図14は、図13に示す半導体光導波路アレイ素子1000を構成する半導体光導波路素子200のD−D線断面図である。図14に示すように、半導体光導波路素子200は、裏面にAuGeNi/Au構造のn側電極201を形成したn型InPからなる共通の基板202上に、バッファ層としても機能するn型InPからなる下部クラッド層203と、ノンドープのInGaAsPからなるコア層261、211、221、241、251、271およびInGaAsPからなり、MQW−SCH構造を有する活性コア層231と、ノンドープのInPからなる上部クラッド層262、212、222、242、252、272およびp型InPからなる上部クラッド層232と、p型InPからなる共通の上部クラッド層205と、p型InGaAsPからなるコンタクト層233と、AuZnからなるp側電極234とが順次積層して形成されている。
また、コア層261、上部クラッド層262は、接続導波路260を構成する。コア層211、上部クラッド層212は、スポットサイズ変換器210を構成する。コア層221、上部クラッド層222は、直線導波路220を構成する。活性コア層231、上部クラッド層232は、SOA230を構成する。コア層241、上部クラッド層242は、直線導波路240を構成する。コア層251、上部クラッド層252は、スポットサイズ変換器250を構成する。コア層271、上部クラッド層272は、接続導波路270を構成する。また、p型のコンタクト層233およびp側電極234は活性コア層231の上部の領域に形成されている。
スポットサイズ変換器210、SOA230、およびスポットサイズ変換器250は、それぞれ実施の形態1の半導体光導波路素子100における対応する要素と同一の構造、形状を有する。すなわち、スポットサイズ変換器210、250は、第1端部から第2端部に向かって、光の伝搬方向に沿って幅および厚さがテーパー状に減少するコア層211、251を有している。また、スポットサイズ変換器210、250の第2端部におけるコア層の幅は0.5μm以上1.0μm以下、好ましくは0.8μm以上である。また、第1端部におけるコア層の幅はたとえば2μmである。また、スポットサイズ変換器210、250の第1端部におけるコア層の層厚と、第2端部におけるコア層の層厚との層厚比は1.5〜2.5、好ましくは2〜2.5である。すなわち、第1端部における層厚が200nmであれば、第2端部における層厚は約80〜133.3nm、好ましくは100nm以下である。ただし、スポットサイズ変換器210、250の長さは260μmであるが、たとえば160〜460μmとできる。
また、直線導波路220、240は、その導波路形状が直線状であるが、それ以外の構造、形状は、実施の形態1の半導体光導波路素子100における対応する要素である曲げ導波路120、140と同一である。
また、接続導波路260は、一端が光入射端面1000aと同一面にあり、他端がスポットサイズ変換器210の第2端部に接続し、第2端部と同一の幅および厚さであるコア層261を有する。また、接続導波路270は、一端が光出射端面1000bと同一面にあり、他端がスポットサイズ変換器250の第2端部に接続し、第2端部と同一の幅および厚さであるコア層271を有する。
ここで、接続導波路260の長さはたとえば40μmであり、スポットサイズ変換器210と合わせた長さが300μmである。また、接続導波路270の長さもたとえば40μmであり、スポットサイズ変換器250と合わせた長さが300μmである。
この半導体光導波路アレイ素子1000は、上述した半導体光導波路素子100と同様の製造方法によって製造することができる。以下では、選択成長によって厚さ方向のテーパー形状を形成する工程について特に説明する。図15は、実施の形態2に係る半導体光導波路アレイ素子の製造方法の一例を説明する図である。
この半導体光導波路アレイ素子1000の製造する場合は、図15に示すような形状にSiNx膜からなるマスクM3を形成する。図15において、符号G2は図13に示す形成すべき導波路の幅方向の形状を示している。このマスクM3において、選択成長用マスクの楔形状の部分の間の開口幅Wg2は、たとえば6μmとし、マスク幅Wm2は、図13に示す配置間隔Pの例示した値である50μmよりも狭い、たとえば44μmとする。これによって、図10に示すように、層厚比として2という、上述した好ましい値を実現できる。なお、開口幅Wg2、マスク幅Wm2の設定については、図10にもとづいて、配置間隔Pよりも狭い値に適宜設定することができる。
また、この半導体光導波路アレイ素子1000は、接続導波路260、270を備えることによって、劈開によって光入射端面1000a、光出射端面100bを形成する際に、劈開位置が所定の位置からずれたとしても、このずれによって結合損失が増加することが抑制されるものとなる。
以下、本実施の形態2に係る半導体光導波路アレイ素子1000において、スポットサイズ変換器210、250の長さがいずれも260μmであり、接続導波路260、270の長さがいずれも40μmである場合の、劈開位置がずれた場合の結合損失の増加量を算出した。なお、比較のために、実施の形態3として、半導体光導波路アレイ素子1000において、接続導波路を備えず、スポットサイズ変換器の長さを実施の形態1と同様に300μmとした半導体光導波路アレイ素子についても、劈開位置がずれた場合の結合損失の増加量を算出した。
図16は、実施の形態2、3に係る半導体光導波路アレイ素子における劈開位置を説明する図である。半導体光導波路アレイ素子1000を製造する際には、基板上に図13に示す半導体光導波路アレイ素子1000が多数並んだものを製造し、これを劈開によってアレイ素子に分離する。したがって、基板平面を上方から見た場合には、図16に示すように、あるアレイ素子のスポットサイズ変換器250および接続導波路270には、破線で示したような隣接する他のアレイ素子に属する接続導波路260およびスポットサイズ変換器210が接続している。
ここで、劈開位置CPが接続導波路270と隣接する接続導波路260との丁度境界の場合に、劈開位置ずれをゼロとする。また、劈開位置CPが接続導波路270側にずれた場合は、劈開位置ずれの量を負の符号を付して表す。この場合は接続導波路270が短くなる。一方、劈開位置CPが隣接する接続導波路260側にずれた場合は、劈開位置ずれの量を正の符号を付して表す。この場合は接続導波路270が長くなる。また、実施の形態3に係る半導体光導波路アレイ素子の場合も、劈開位置CPがスポットサイズ変換器350と、破線で示した隣接するスポットサイズ変換器310との丁度境界の場合に、劈開位置ずれをゼロとし、スポットサイズ変換器350側にずれた場合は劈開位置ずれの量を負の符号を付し、スポットサイズ変換器310側にずれた場合は正の符号を付して表す。
図17は、劈開位置ずれと結合損失の増加量との関係を示す図である。図17に示すように、実施の形態3の場合は、劈開位置ずれに対して結合損失の増加量が比例して増加する。これに対して、本実施の形態2の場合は、実施の形態3と比較して、劈開位置ずれがある程度あっても結合損失の増加量を小さく抑えることができる。
たとえば、本計算の場合は接続導波路270の長さが40μmであるが、劈開位置ずれが−25〜+40μmであり、接続導波路270の長さが15〜80μmであっても、結合損失の増加量は0.2dB以下である。このことは言い換えれば、接続導波路270の長さが15〜80μmであれば、結合損失は[(最小値)+0.2]dB以内の値に抑制することができることを意味する。更に好適には、劈開位置ずれが±20μm以内である、すなわち接続導波路270の長さが20〜60μmであれば、結合損失は[(最小値)+0.1]dB以内の値に抑制することができる。接続導波路260についても同様である。このように、接続導波路260、270を備えることによって、劈開位置が±数十μmずれても結合損失の急激な増加を防ぐことができ、製造上の劈開位置ずれの結合損失に対する影響を大幅に抑制することができる。
なお、本発明の実施例4として、本実施の形態2に係る半導体光導波路アレイ素子と同様の構造であり、半導体光導波路素子を配置間隔50μmで16本アレイ状に配列した、16チャンネルの半導体光導波路アレイ素子を製造した。そして、この半導体光導波路アレイ素子を、図5に示す特性の測定の際に用いたPLC導波路が配置間隔50μmで16本アレイ状に配列した16チャンネルのPLC導波路アレイと接合させて、各チャンネルの結合損失を評価した。その結果、結合損失は16チャンネル全てにおいて0.3〜0.6dBの範囲に収まっており、非常に低損失でばらつきの小さい結合を実現できたことが確認された。
この結合損失のばらつきの小ささの理由の一つは、本実施例4の半導体光導波路アレイ素子は半導体光導波路素子の数が16本と多いが、これらを50μmの狭い配置間隔(ピッチ)で並べることができているために、配列方向の幅が750μmという狭い幅の範囲内で、PLC導波路アレイとのコンパクトな接合ができたことによる。このように、狭ピッチにより半導体光導波路アレイ素子全体の幅を狭くすると、アレイ素子に反りが生じた場合などでも、反りの影響による各素子の光入出射端面の相対的な位置ずれが小さくなるため、結合損失のばらつきを抑えるためには非常に有効である。
このように、本実施例4の半導体光導波路アレイ素子は、スポットサイズ変換器において幅方向と厚さ方向とにテーパー形状を有するコア層を用いることによって、素子のピッチを50μm程度まで狭めることが可能なものとなる。更に、スポットサイズ変換器の幅狭の第2端部におけるコア層の幅を0.8μm程度の比較的広い幅として、所望のスポットサイズに拡大できるため、製造も容易であり、幅のばらつきによる結合損失の増加も小さく抑えることができる。
なお、上記実施の形態では、コア層が、幅方向と厚さ方向とのいずれに関しても、テーパー導波路の全長にわたってテーパー形状を有しているため、テーパー状となっている部分の長さ(テーパー長さ)が、幅方向と厚さ方向とで同じ長さである。しかしながら、本発明はこれに限られず、たとえばテーパー導波路によって接続すべき導波路のコア層の厚さや幅に応じて、テーパー導波路の一部にのみテーパー形状を形成するようにして、幅方向と厚さ方向とでテーパー長が異なるようにしてもよい。なお、テーパー長は、放射損失が生じない程度で短く設定すると良い。
また、上記実施の形態では、接続導波路は長さ方向において幅も厚さも一定であるが、幅方向にのみ、または厚さ方向にのみテーパー状となっている接続導波路を採用しても、劈開位置ずれ対して結合損失のばらつきをある程度抑える効果が得られる。
また、上記実施の形態では、半導体能動光導波路はSOAであるが、SOAを半導体レーザや光変調器等の他の半導体能動光導波路に置き換えてもよい。
また、上記実施の形態では、波長1.55μmの光を使用するために、半導体材料としてInP系材料を用いているが、使用したい光の波長に応じて、GaAs系などの他の半導体材料を用いることができる。
また、上記実施の形態の各構成要素を適宜組み合わせたものも本発明に含まれる。たとえば、実施の形態2に係る半導体光導波路アレイ素子において、半導体光導波路素子を実施の形態1に係る曲げ導波路を備えた半導体光導波路素子に置き換えてもよい。また、上記実施の形態におけるスポットサイズ変換器自体も、本発明に係る半導体光導波路素子に含まれるものである。
100、200 半導体光導波路素子
100a、1000a 光入射端面
100b、1000b 光出射端面
101、201 n側電極
102、202 基板
103、203 下部クラッド層
104 電流阻止層
104a 半絶縁層
104b n型InP層
105、112〜152、205、212〜272 上部クラッド層
110〜310、150〜350 スポットサイズ変換器
110a、150a 第1端部
110b、150b 第2端部
111、121、141、151、211、221、241〜271 コア層
120、140 曲げ導波路
130、230 SOA
131、231 活性コア層
133、233 コンタクト層
134、234 p側電極
220、240 直線導波路
260、270 接続導波路
262 上部クラッド層
1000 半導体光導波路アレイ素子
AA、PA 領域
CP 劈開位置
G1、G2 導波路形状
M1、M3 マスク
M2 ストライプパターン
P 配置間隔
T1、T2 層厚
W1 幅
Wg1、Wg2 開口幅
Wm1、Wm2 マスク幅

Claims (9)

  1. 基板上に形成された埋込型の半導体光導波路素子であって、
    第1端部から第2端部に向かって幅と厚さとがテーパー状に減少するコア層を有するテーパー導波路である、前記第2端部における導波光のスポットサイズが前記第1端部における導波光のスポットサイズよりも大きいスポットサイズ変換器を備え、前記コア層は、前記第1端部における層厚と前記第2端部における層厚との層厚比が1.5〜2.5であり、前記第2端部における幅が0.5μm以上1.0μm以下であり、マスク幅が80μm以下の選択成長マスクを用いて選択成長によって形成したものであることを特徴とする半導体光導波路素子。
  2. 前記テーパー導波路のコア層は、前記層厚比が2〜2.5であり、前記第2端部における幅が0.8μm以上であることを特徴とする請求項1に記載の半導体光導波路素子。
  3. 前記第2端部において前記テーパー導波路に接続し、該第2端部と同一の幅であり、長さが15〜80μmであるコア層を有する直線状の接続導波路をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体光導波路素子。
  4. 前記接続導波路のコア層の長さが20〜60μmであることを特徴とする請求項3に記載の半導体光導波路素子。
  5. 2つの前記テーパー導波路と、
    前記2つのテーパー導波路の前記各第1端部において前記各コア層に接続した活性コア層を有する半導体能動光導波路と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の半導体光導波路素子。
  6. 前記2つのテーパー導波路は、曲げ導波路を介して前記半導体能動光導波路に接続しており、前記2つのテーパー導波路の前記各第2端部の端面が、当該半導体光導波路素子の光の入出射端面に対し傾斜していることを特徴とする請求項5に記載の半導体導波路素子。
  7. 2つ以上の請求項1〜のいずれか一つに記載の半導体光導波路素子を100μm以下の間隔でアレイ状に配列したものであることを特徴とする半導体光導波路アレイ素子。
  8. 基板上に形成された埋込型の半導体光導波路素子の製造方法であって、
    マスク幅が80μm以下の選択成長マスクを用いた選択成長によって、第1端部における層厚と第2端部における層厚との層厚比が1.5〜2.5になるように、前記第1端部から前記第2端部に向かって厚さがテーパー状に減少するコア層を形成する選択成長工程と、
    前記厚さをテーパー状に形成したコア層を、前記第2端部における幅が0.5μm以上1.0μm以下になるように、前記第1端部から前記第2端部に向かって幅がテーパー状に減少する形状にエッチングするエッチング工程と、
    を含み、前記第2端部における導波光のスポットサイズが前記第1端部における導波光のスポットサイズよりも大きいスポットサイズ変換器を前記半導体光導波路素子中に形成することを特徴とする半導体光導波路素子の製造方法。
  9. 請求項に記載の製造方法によって、100μm以下の間隔でアレイ状に配列した半導体光導波路素子を製造することを特徴とする半導体光導波路アレイ素子の製造方法。
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