JP2007034007A - スポットサイズ変換導波路付きファイバアレイ、並びにそのスポットサイズ変換導波路付きファイバアレイの製造方法及びそれに用いる導波路集積部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 一般の高Δ光導波路に接続できるスポットサイズ変換導波路付きファイバアレイを提供し、モニタ用ファイバアレイが不要で調芯の作業効率が高いスポットサイズ変換導波路付きファイバアレイの製造方法とそれに用いる導波路集積部材を提供する。
【解決手段】 数のシングルモードファイバ2からなるファイバアレイ3と、これらシングルモードファイバ2よりスポットサイズが小さい複数のコアを有する高Δ光導波路とを接続するために、上記ファイバアレイ3にスポットサイズ変換導波路4を付加し、このスポットサイズ変換導波路4の複数のコア5のそれぞれを、ファイバアレイ側端6では上記シングルモードファイバ2のコア7と同等のスポットサイズに形成すると共にファイバアレイ側端6から高Δ光導波路側端8に至る途中で上記高Δ光導波路のコアと同等のスポットサイズとなるように変化させた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般の高Δ光導波路に接続できるスポットサイズ変換導波路付きファイバアレイ、並びに、モニタ用ファイバアレイが不要で調芯の作業効率が高いスポットサイズ変換導波路付きファイバアレイの製造方法とそれに用いる導波路集積部材に関する。
シングルモードファイバを比屈折率差Δが例えば0.7%以上の高Δ光導波路に接続する際に、従来は、図7のような部材が用いられた。
図7に示されるように、シングルモードファイバ71から外皮を取り除いてクラッド72を所定の長さ露出させ、その端面にTEC(Thermally diffued Expanded Core)構造ファイバ73を接続する。TEC構造ファイバ73は、クラッド74の径は一定かつシングルモードファイバ71のクラッド72の径と等しく、シングルモードファイバ側端ではコア75の径がシングルモードファイバ71のコア76の径に等しく、そのコア75は反対端に至るまでの途中で徐々に径が小さくなって高Δ光導波路(図示せず)のコアと同等のスポットサイズに形成されている。
そのTEC構造ファイバ73には、高Δ光導波路との接続に使用する接続用ファイバ77を接続する。接続用ファイバ77はファイバアレイ78に形成された複数の接続用ファイバ77のうちのひとつであってもよい。
接続用ファイバ77の内部構造を説明すると、コア79は高Δ光導波路のコアと同等のスポットサイズを得るべくシングルモードファイバ71のコア76よりも径が小さい。クラッド80は、シングルモードファイバ71のクラッド72とほぼ同じ径である。
シングルモードファイバ71中における光強度分布(スポット#a)と、TEC構造ファイバ73中のシングルモードファイバ側端に近い位置における光強度分布(スポット#b)はほぼ同じである。しかし、接続用ファイバ77中における光強度分布(スポット#c)になると、高Δ光導波路中と同等まで中心に集中している。つまり、スポットサイズは光がTEC構造ファイバ73を通過することで小さく狭められている。
この構成により、シングルモードファイバとTEC構造ファイバとの接続部における伝送損失が低損失となる。
特開平5−257032号公報 特開2004−252153号公報
図7の接続構造では、複数のシングルモードファイバ71からなるファイバアレイと複数のコアを有する高Δ光導波路とを接続すると、そのコアの個数だけTEC構造ファイバ73が必要になると共に、シングルモードファイバ71とTEC構造ファイバ73とを接続するための融着箇所もコアの個数だけ必要になる。このため、多芯のファイバアレイと高Δ光導波路とを接続しようとすると、接続構造部分のコストが高くなるという欠点がある。
特許文献2では、光ファイバと光ファイバの比屈折率差より高い比屈折率差を有する導波路型光デバイスとが接続された光部品において、導波路型光デバイスの光ファイバとの接続部近傍に、導波路型光デバイスから光ファイバに向かって断面積が徐々に増加すると共に屈折率が徐々に減少するコアを備えた導波路型光デバイス側スポットサイズ変換部を有し、光ファイバの導波路型光デバイスとの接続部近傍に、光ファイバから導波路型光デバイスに向かって断面積が徐々に減少すると共に屈折率が徐々に増大するコアを備えた光ファイバ側スポットサイズ変換部を有する。
しかし、この技術では、光ファイバにもその相手となる導波路型光デバイスにも、それぞれスポットサイズ変換部を形成する必要がある。したがって、スポットサイズ変換部を持たない導波路型光デバイスに対して光ファイバを接続する際にこの技術を適用するのは困難である。
また、スポットサイズ変換部は、断面積の増大減少だけでなく、屈折率の減少増大を図らなくてはならない。
また、シングルモードファイバに対して導波路を接続する際に、調芯を行う必要があるが、図8は、複数のシングルモードファイバからなるファイバアレイに対して複数のコアを有するスポットサイズ変換導波路を接続する例を示している。図示のように、スポットサイズ変換導波路81の一端にファイバアレイ82を臨ませ、スポットサイズ変換導波路81の反対端にはモニタ用ファイバアレイ83を臨ませ、モニタ光を入射させたとき最大の透過光が得られるように調芯を行い、それからファイバアレイ82をスポットサイズ変換導波路81に接続・固定する。
このように、調芯を行うためには、その作業を補助する部材としてモニタ用ファイバアレイ83が必要になる。また、スポットサイズ変換導波路81のモニタ用ファイバアレイ側端はスポットサイズが小さいため調芯が大変難しい。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、一般の高Δ光導波路に接続できるスポットサイズ変換導波路付きファイバアレイを提供すること、並びに、モニタ用ファイバアレイが不要で調芯の作業効率が高いスポットサイズ変換導波路付きファイバアレイの製造方法とそれに用いる導波路集積部材を提供することある。
上記目的を達成するために本発明のスポットサイズ変換導波路付きファイバアレイは、複数のシングルモードファイバからなるファイバアレイと、これらシングルモードファイバよりスポットサイズが小さい複数のコアを有する高Δ光導波路とを接続するために、上記ファイバアレイにスポットサイズ変換導波路を付加し、このスポットサイズ変換導波路の複数のコアのそれぞれを、ファイバアレイ側端では上記シングルモードファイバのコアと同等のスポットサイズに形成すると共にファイバアレイ側端から高Δ光導波路側端に至る途中で上記高Δ光導波路のコアと同等のスポットサイズとなるように変化させたものである。
上記スポットサイズ変換導波路のファイバアレイ側端におけるコアの並びピッチが高Δ光導波路側端におけるコアの並びピッチと異なってもよい。
また、本発明のスポットサイズ変換導波路付きファイバアレイの製造方法は、複数のシングルモードファイバからなるファイバアレイと、これらシングルモードファイバよりスポットサイズが小さい複数のコアを有する高Δ光導波路とを接続するために、上記ファイバアレイにスポットサイズ変換導波路を付加し、このスポットサイズ変換導波路の複数のコアのそれぞれを、ファイバアレイ側端では上記シングルモードファイバのコアと同等のスポットサイズに形成すると共にファイバアレイ側端から高Δ光導波路側端に至る途中で上記高Δ光導波路のコアと同等のスポットサイズとなるように変化させたスポットサイズ変換導波路付きファイバアレイの製造方法において、一端と反対端にてシングルモードファイバのコアとスポットサイズが同等である複数のコアを有し、かつ、これらのコアが上記一端と上記反対端の中間部および中間部近傍では高Δ光導波路のコアとスポットサイズが同等である導波路集積部材を形成し、この導波路集積部材の上記一端に上記ファイバアレイを臨ませ、上記反対端に別のファイバアレイを臨ませ、一方のファイバアレイを他方のファイバアレイのモニタ用ファイバアレイとして利用して調芯を行い、これらファイバアレイを上記導波路集積部材に接続した後、上記導波路集積部材を上記一端と上記反対端の中間部または中間部近傍で切断して2つのスポットサイズ変換導波路に分離するものである。
上記導波路集積部材の複数のコアを上記一端と上記反対端の中間部で屈曲させることにより、上記一端におけるコアの配置と上記反対端におけるコアの配置とが互いにずれるようにしてもよい。
また、本発明の導波路集積部材は、一端と反対端にてシングルモードファイバのコアと同等のスポットサイズに形成されたコアを有し、かつ、このコアが上記一端と上記反対端の中間部および中間部近傍では高Δ光導波路のコアと同等のスポットサイズに形成されているものである。
上記コアが上記一端と上記反対端の中間部で屈曲していることにより、上記一端におけるコアの配置と上記反対端におけるコアの配置とが互いにずれていてもよい。
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
(1)一般の高Δ光導波路に接続できる。
(2)モニタ用ファイバアレイが不要で調芯の作業効率が高い。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1(a)及び図1(b)に示されるように、本発明のスポットサイズ変換導波路付きファイバアレイ1は、複数のシングルモードファイバ2を含んで構成されたファイバアレイ3と、これらシングルモードファイバ2よりスポットサイズが小さい複数のコアを有する高Δ光導波路(図示せず)とを接続するために、上記ファイバアレイ3にスポットサイズ変換導波路4を付加し、このスポットサイズ変換導波路4の複数のコア5のそれぞれを、ファイバアレイ側端6では上記シングルモードファイバ2のコア7と同等のスポットサイズに形成すると共にファイバアレイ側端6から高Δ光導波路側端8に至る途中で上記高Δ光導波路のコアと同等のスポットサイズとなるように変化させたたものである。
ファイバアレイ3の内部構造は、複数本(ここでは2本)平行に並べたシングルモードファイバ2を押さえ板9で押さえて固定したものである。シングルモードファイバ2は、クラッド10とコア7からなる。
ファイバアレイ3とスポットサイズ変換導波路4との間には、樹脂部11が設けられている。この樹脂部11は、ファイバアレイ3とスポットサイズ変換導波路4とを樹脂により接着接続したために形成されたものである。つまり、ファイバアレイ3とスポットサイズ変換導波路4とが樹脂部11によって接合されてスポットサイズ変換導波路付きファイバアレイ1が構成されている。
ファイバアレイ3のスポットサイズ変換導波路側端面12とスポットサイズ変換導波路4のファイバアレイ側端面13は、いずれも光の反射防止のために光軸に垂直な面に対してθ=6°以上の角度で斜めに研磨されている。また、スポットサイズ変換導波路4の高Δ光導波路側端面14は、図示しない高Δ光導波路の端面と同様の角度で斜めに研磨されている。
スポットサイズ変換導波路4のコア5は、ファイバアレイ側端6から所定の位置15まで横幅が一定で、その位置15から所定の位置16までの間に横幅が狭まり、その位置16から高Δ光導波路側端8まで横幅が一定となっている。また、スポットサイズ変換導波路4のコア5は、ファイバアレイ側端6から所定の位置15まで高さが一定で、その位置15から所定の位置16までの間に高さが低くなり、その位置16から高Δ光導波路側端8まで高さが一定となっている。よって、コア5の断面積は、ファイバアレイ側端6から位置15まで一定、位置15から位置16まで漸減、位置16から高Δ光導波路側端8まで一定となる。
コア5は、ファイバアレイ側端6から高Δ光導波路側端8まで屈折率が一定である。
上記構成により、シングルモードファイバ2のコア7を伝搬する光のスポット#aとスポットサイズ変換導波路4のコア5のファイバアレイ側端6におけるスポット#bは、互いに同等の大きさのスポットサイズを有する。スポットサイズ変換導波路4のコア5の高Δ光導波路側端8におけるスポット#cは、高Δ光導波路のコアを伝搬する光のスポットと同等のスポットサイズを有する。そして、スポット#a,#bのスポットサイズよりスポット#cのスポットサイズが小さい。
なお、この実施形態では、ファイバアレイ3が2芯であるが、3芯以上でも本発明は適用できる。また、シングルモードファイバ2が1芯の場合でも本発明は適用できる。
また、上記構成により、スポットサイズ変換導波路4のコア5は、高Δ光導波路側端8に至るよりも手前で高Δ光導波路のコアと同等のスポットサイズとなっている。このように、ファイバアレイ3に対して付加するスポットサイズ変換導波路4が高Δ光導波路のコアと同等のスポットサイズのコアを有するので、その相手となる高Δ光導波路にはスポットサイズ変換部を形成する必要がない。したがって、スポットサイズ変換部を持たないあらゆる導波路型光デバイス(高Δ光導波路)に対して本発明のスポットサイズ変換導波路付きファイバアレイ1を接続することができる。
本発明を特許文献2の発明と比較すると、特許文献2の発明は、断面積の減少増大だけでなく、屈折率も減少増大させることにより、スポットサイズ変換部を小型(長さを短く)にしている。これに対し、本発明は、製造コストを安くできることが最大のメリットであり、特に小型化を目指すものではない。また、特許文献2の発明は、屈折率を変化させているので、反射光が生じにくい利点がある。これに対し、本発明は、屈折率が異なる部分で反射が生じるのを防ぐために、斜め構造を採っている。
次に、スポットサイズ変換導波路付きファイバアレイの製造方法を説明する。
図2〜図4に示した製造方法は、複数個のスポットサイズ変換導波路を集積した導波路集積部材を使用することにより、複数個のスポットサイズ変換導波路付きファイバアレイを一括製造するものであり、特に、図の左右で1対となる2つのスポットサイズ変換導波路が互いにスポットサイズが小さいコアで繋がっていることに特徴を有する。
まず、図2に示されるように、導波路集積部材21を形成する。この導波路集積部材21は複数のコア22を有する。これらのコア22は、いずれも一端23と反対端24にてファイバアレイ3のシングルモードファイバ2のコア7とスポットサイズが同等であると共に、一端23と反対端24の中間部では高Δ光導波路(図示せず)のコアとスポットサイズが同等である。導波路集積部材21は、一端23と反対端24との中心位置に引いたY−Y線の左右で対称な構造となっている。
ここでは、図1に示した2芯のスポットサイズ変換導波路付きファイバアレイ1を4個製造するものとし、このために、コア22は4本形成し、そのうち2本ずつはファイバアレイ3のコアピッチと同じコアピッチとし、上段の2本のコアと下段の2本のコアとの間はコアピッチよりも広い間隔をとる。
この導波路集積部材21の一端23にファイバアレイ3を臨ませ、反対端24に別のファイバアレイ3を臨ませ、一方のファイバアレイ3を他方のファイバアレイ3のモニタ用ファイバアレイとして利用して調芯を行い、これらファイバアレイ3,3を導波路集積部材21に接続する。ファイバアレイ3をモニタ用ファイバアレイとして利用する他は、調芯の方法は従来と同じであり、一方のファイバアレイ3の遠端から光を入射して他方のファイバアレイ3の遠端から出射させてモニタする。これにより、一方のファイバアレイ3と導波路集積部材21と他方のファイバアレイ3とが一貫して調芯されることになる。
なお、図2の形態では、上下2段のファイバアレイ3を一体化したマルチファイバアレイ27を導波路集積部材21に接続するようにしている。
その後、図3に示されるように、導波路集積部材21を一端23と反対端24の中間部、例えばY−Y線(図2参照)の位置でダイシングにより切断して左右2つのスポットサイズ変換導波路アレイ25,25に分離する。各切断面26を斜めに研磨加工する。
次いで、図4に示されるように、各スポットサイズ変換導波路アレイ25を上段の2本のコアと下段の2本のコアとの中間線Z−Z(図3参照)の位置で切断して上下左右4つのスポットサイズ変換導波路4に分離する。これにより、4個のスポットサイズ変換導波路付きファイバアレイ1ができあがる。
以上のように、スポットサイズ変換導波路4の複数個分を集積して導波路集積部材21を作製することにより、スポットサイズ変換導波路4の1個あたりのコスト低減が図れる。
このうち上下多段にスポットサイズ変換導波路4が並ぶようにした効果は、複数のファイバアレイ3を一括して調芯できることである。これにより、図示の例では調芯工数が1/2となる。
左右にスポットサイズ変換導波路4が並ぶようにした効果としては、導波路集積部材21の一端23にファイバアレイ3を臨ませ、反対端24に別のファイバアレイ3を臨ませ、一方のファイバアレイ3を他方のファイバアレイ3のモニタ用ファイバアレイとして利用して調芯を行うようにしたので、従来に比べてモニタ用ファイバアレイが不要となると共に、一挙に左右2個のファイバアレイ3が調芯できることになり、調芯の作業効率が高くなることである。これにより、図示の例では調芯工数が1/2となる。前記の効果と合わせれば、調芯工数が1/4となる。
また、導波路集積部材21は一端23も反対端24もコア22のスポットサイズが大きい。従来のように高Δ光導波路のコアと同等のスポットサイズのコアを有するモニタ用ファイバアレイを調芯するよりも、導波路集積部材21にファイバアレイ3を調芯することが容易となる。
次に、導波路集積部材の他の実施形態を説明する。
図5に示されるように、導波路集積部材51は、4つのコア52を有する。コア52は、一端53と反対端54にてファイバアレイ3のシングルモードファイバ2のコア7とスポットサイズが同等であると共に、一端53と反対端54の中間部では高Δ光導波路(図示せず)のコアとスポットサイズが同等である。そして、コア52は、この中間部で屈曲しているために、一端53におけるコア52の配置と反対端54におけるコア52の配置とが互いにオフセット量Δずれている。また、中間部には2箇所のダイシング部55があり、両ダイシング部55の間がオフセット用曲げ部56となっている。
もし、一端53から反対端54までコア52が一直線であると、調芯時に一端53から光を入射したとき、コア52に結合しなかった光がクラッドを通り反対端54に臨ませたファイバアレイのコアに結合してしまう。この現象は素子長Lが短いほど強く現れる。しかし、オフセット量Δのずれを設けたことにより、調芯時に一端53から光を入射したとき、コア52に結合しなかった光が反対端54に臨ませたファイバアレイ(図示せず)のコアに結合しにくくなり、調芯が容易となり、製造時間を短縮できる。
オフセット量Δは、50μm以上であればよく、好ましくはシングルモードファイバ2のファイバ径250μm以上である。
次に、スポットサイズ変換導波路がピッチ変換の機能も備える実施形態を説明する。
図6に示されるように、スポットサイズ変換導波路61は、一端(ファイバアレイ3を接続する側)63におけるコア62の並びピッチがファイバアレイ3と同等の250μmであり、反対端(高Δ光導波路を接続する側)64におけるコア62の並びピッチが高Δ光導波路(図示せず)と同等の50μmである。このように、両側におけるコアの並びピッチが互いに異なっている。
このスポットサイズ変換導波路61は、ピッチ変換の機能も備えるので、ファイバアレイ3と高Δ光導波路のコアの並びピッチが異なるときに、ピッチ変換専用の光回路を使用せずともよいという利点を有する。例えば、32チャンネルの高ΔAWGや32チャンネルの1×32スプリッタはシングルモードファイバ2のファイバアレイ3とはコアの並びピッチが異なるが、スポットサイズ変換導波路61を用いればスポットサイズを変換するだけでなく、ピッチも変換することができる。
本発明の一実施形態を示すスポットサイズ変換導波路付きファイバアレイの図であり、(a)は平面図、(b)はX−X断面及び光強度分布波形図である。 本発明の製造方法の最初の工程を示す平面図である。 本発明の製造方法の次の工程を示す平面図である。 本発明の製造方法の最後の工程を示す平面図である。 本発明の他の実施形態を示す導波路集積部材を示す平面図である。 本発明の他の実施形態を示す導波路集積部材を示す平面図である。 従来におけるシングルモードファイバと高Δ光導波路との接続構造を示す側面図である。 複数のシングルモードファイバからなるファイバアレイに対して複数のコアを有するスポットサイズ変換導波路を接続するときの調芯方法を示した平面図である。
符号の説明
1 スポットサイズ変換導波路付きファイバアレイ
2 シングルモードファイバ
3 ファイバアレイ
4 スポットサイズ変換導波路
5 コア
6 ファイバアレイ側端
7 コア
8 高Δ光導波路側端

Claims (6)

  1. 複数のシングルモードファイバからなるファイバアレイと、これらシングルモードファイバよりスポットサイズが小さい複数のコアを有する高Δ光導波路とを接続するために、上記ファイバアレイにスポットサイズ変換導波路を付加し、このスポットサイズ変換導波路の複数のコアのそれぞれを、ファイバアレイ側端では上記シングルモードファイバのコアと同等のスポットサイズに形成すると共にファイバアレイ側端から高Δ光導波路側端に至る途中で上記高Δ光導波路のコアと同等のスポットサイズとなるように変化させたことを特徴とするスポットサイズ変換導波路付きファイバアレイ。
  2. 上記スポットサイズ変換導波路のファイバアレイ側端におけるコアの並びピッチが高Δ光導波路側端におけるコアの並びピッチと異なることを特徴とする請求項1記載のスポットサイズ変換導波路付きファイバアレイ。
  3. 複数のシングルモードファイバからなるファイバアレイと、これらシングルモードファイバよりスポットサイズが小さい複数のコアを有する高Δ光導波路とを接続するために、上記ファイバアレイにスポットサイズ変換導波路を付加し、このスポットサイズ変換導波路の複数のコアのそれぞれを、ファイバアレイ側端では上記シングルモードファイバのコアと同等のスポットサイズに形成すると共にファイバアレイ側端から高Δ光導波路側端に至る途中で上記高Δ光導波路のコアと同等のスポットサイズとなるように変化させたスポットサイズ変換導波路付きファイバアレイの製造方法において、一端と反対端にてシングルモードファイバのコアとスポットサイズが同等である複数のコアを有し、かつ、これらのコアが上記一端と上記反対端の中間部および中間部近傍では高Δ光導波路のコアとスポットサイズが同等である導波路集積部材を形成し、この導波路集積部材の上記一端に上記ファイバアレイを臨ませ、上記反対端に別のファイバアレイを臨ませ、一方のファイバアレイを他方のファイバアレイのモニタ用ファイバアレイとして利用して調芯を行い、これらファイバアレイを上記導波路集積部材に接続した後、上記導波路集積部材を上記一端と上記反対端の中間部または中間部近傍で切断して2つのスポットサイズ変換導波路に分離することを特徴とするスポットサイズ変換導波路付きファイバアレイの製造方法。
  4. 上記導波路集積部材の複数のコアを上記一端と上記反対端の中間部で屈曲させることにより、上記一端におけるコアの配置と上記反対端におけるコアの配置とが互いにずれるようにしたことを特徴とする請求項3記載のスポットサイズ変換導波路付きファイバアレイの製造方法。
  5. 一端と反対端にてシングルモードファイバのコアと同等のスポットサイズに形成されたコアを有し、かつ、このコアが上記一端と上記反対端の中間部および中間部近傍では高Δ光導波路のコアと同等のスポットサイズに形成されていることを特徴とする導波路集積部材。
  6. 上記コアが上記一端と上記反対端の中間部で屈曲していることにより、上記一端におけるコアの配置と上記反対端におけるコアの配置とが互いにずれていることを特徴とする請求項5記載の導波路集積部材。
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