JP2001127378A - 半導体集積素子とその製造方法 - Google Patents
半導体集積素子とその製造方法Info
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Abstract
きに、選択成長時にその膜厚を厚くしてもマスクへの這
い上がり成長が起こらない半導体集積素子、とりわけ、
低しきい値電流で動作する狭出射半導体レーザ素子を提
供する。 【解決手段】 活性層を含む層構造の活性層領域Iとそ
れにバットジョイント接合する導波路層領域IIとが半導
体基板の上に形成されており、バットジョイント接合面
Jは、活性層領域Iにおける少なくとも活性層を構成す
る半導体材料の結晶方位[011]に対して45°の角
度で傾斜する垂直面である半導体レーザ素子。
Description
の製造方法に関し、更に詳しくは、狭出射半導体レーザ
素子として使用すると、活性層領域と導波路層構造との
接合界面における結合損失の増大を招くことがないの
で、しきい値電流の増加と発光効率の低下が抑制される
半導体集積素子とその製造方法に関する。
ある光ファイバを接続して光モジュールを組み立てる場
合、光ファイバとの光結合が容易に行えるということか
らすれば、用いる半導体レーザ素子としては出力ビーム
径が小さい狭出射半導体レーザ素子が好適である。ま
た、光モジュールそれ自体やそれを組み込んだ光通信シ
ステム全体のコストの面からいえば、前記狭出射半導体
レーザ素子は低コストで製造できるものであることが好
ましい。
体レーザ素子の製造について、図面に則して説明する。
まず、MOCVD法やMBE法などのエピタキシャル結
晶成長法で、n−InPから成る基板1の上に、n−I
nPから成る下部クラッド層2,GaInAsP/Ga
InAsPから成る量子井戸構造と光閉じ込め層を有す
る活性層3,そしてp−InPから成る上部クラッド層
4を順次成膜して活性層領域であるスラブ状の第1の半
導体層構造Iを形成する(図7)。
各半導体材料は、結晶方位[011]が図7の矢印で示
した方向となるようにエピタキシャル成長しているもの
とする。ついで、層構造Iにおける上記クラッド層4の
上に例えばSiO2やSiNxを用いて複数個のマスク5
をパターニングする。1個のマスク近辺の状態を平面図
として図8に示す。
方形形状であり、その縁辺5aの形状が前記した結晶方
位[011]に対して直交する形状になっているのが通
例である。マスク5をパターニングしたのち、例えばリ
ン酸系のエッチセントを用いたウェットエッチング処理
を行い、図9で示したように、マスク5の直下に位置す
る層構造Iは残して他の部分は基板1までエッチング除
去し、マスク5の縁辺5aから基板1にまで至るエッチ
ング面Iaを形成する。その場合、層構造IにおけるI
nPとGaInAsPとの間ではエッチングの選択性が
異なるため、形成されたエッチング面Iaには段差が生
じている。
OCVD法によりGaInAsPとInPとを順次選択
成長させて、図10と図10のXI−XI線に沿う断面図で
ある図11で示したように、導波路層6と保護層7を含
み、導波路層領域として機能する第2の半導体層構造II
を形成し、層構造Iのエッチング面Iaと層構造IIとの
間でバットジョイント接合面Jを形成する。したがっ
て、このバットジョイント接合面Jは、前記した結晶方
位[011]に対して平面的に直交する段差を有する形
状になっている。
3で発振したレーザ光は、バットジョイント接合面Jで
前記層構造Iと光結合する導波路層6に導波して図11
の矢印で示したように出射していく。また、この層構造
IIは選択成長で形成されているので、その膜厚はマスク
5が形成されている層構造I側、すなわち、光の入射端
側で厚くなり、そこから遠ざかるほど順次膜厚は薄くな
り、最も離れた地点、すなわち光の出射端では最も薄く
なる。その場合、層構造IIにおける導波路層6の光の導
波方向における長短によっても異なるが、例えば導波路
層6の長さが150μm程度であるとすると、その入射
端側の膜厚と出射端の膜厚との比は、通常、1:1/3
〜1/2程度になる。
ジョイント接合している層構造Iと層構造IIの上面から
エッチング処理を行って、2つの層構造部分を所定の幅
と所定の高さのリッジ形状にし、更にそのリッジの両側
部と表面に対する通常の埋め込み作業を行い、最後に電
極の形成工程を経て目的とする狭出射半導体レーザ素子
が製造される。
造工程における層構造IIの選択成長時に、図12で示し
たように、導波路層6、したがって保護層7がマスク5
の上にまで這い上がり成長することがある。とくに、層
構造IIの厚みを厚くすると、上記した這い上がり成長は
顕著となり、全体の表面にはバットジョイント接合面J
を中心にして凸部8が形成される。
選択成長工程に続く埋め込み工程や電極形成工程を経て
製造した素子において、上記這い上がり成長に基づいて
形成されている凸部8により、例えばその素子をJ/D
でボンディングし、パッシブアライメントにより光ファ
イバと接続する際に円滑な光軸合わせの作業が困難とな
り、その結果、光モジュールの製造コストを高めること
になる。
造に際し、選択成長で形成する層構造IIに関しては、バ
ットジョイント接合面Jの上面に上記した這い上がり成
長に基づく凸部8が形成されないようにすることが必要
になる。また、この素子の場合、前記したウェットエッ
チング処理時に形成された層構造Iのエッチング面(接
合面)Iaには段差があるので、層構造IIの形成時に異
常成長が起こって、接合面に例えば空洞などが形成され
ることがある。
I(層構造I)と導波路層領域II(層構造II)のバット
ジョイント接合面Jにおける光結合効率は大きければ大
きいほど好適である。具体的には、光結合効率が100
%であることを最良とする。そして、上記光結合効率
は、選択成長で形成された層構造IIの膜厚で律速され
る。
2の厚みを2μm、活性層3の厚みを300nm、上部ク
ラッド層4の厚みを2μmと仮定し、このときの層構造
IIにおける導波路層6の厚みと光結合効率との関係を計
算してみると図13に示したような関係になる。図中、
実線は活性層3の厚み方向における光中心と導波路層6
の厚み方向における光中心の位置ずれ(Δd:単位はn
m)が0、すなわち両光中心は合致している場合であ
り、破線は上記Δd値が100nmの場合である。
グ処理時に、エッチングの終止点が基板表面ではなく、
更にそれよりも深くエッチングしたときに起こるケース
である。図13から明らかなように、活性層3と導波路
層6の光中心が合致している場合(Δd=0)には、導
波路層6の膜厚を300nm程度にするとバットジョイン
ト接合面Jでの光結合効率は100%になる。
膜厚が300nm程度の厚みになるまで選択成長を行って
はじめて、バットジョイント接合面Jでは100%の光
結合効率を実現することができる。仮に、後者のΔd=
100nmの場合のように、層構造Iのエッチング処理時
に過度にエッチングしたときには、層構造IIにおける導
波路層6が更に厚膜となるように選択成長を行うことが
必要になる。
で形成すると、前記したようにバットジョイント接合面
近辺に這い上がり成長による凸部8が形成されるという
不都合が発生する。このような問題、すなわち上記凸部
の発生問題は、選択成長時の這い上がり成長が起こらな
い程度に、層構造IIにおける導波路層6の膜厚を薄くす
れば解消できるが、その場合には図13から明らかなよ
うに光結合効率の低下、更にはしきい値電流の上昇が起
こってしまい、そもそもレーザ素子としての特性劣化を
招いてしまう。
された層構造IIは、層構造I側(光の入射端側)で厚
く、出射端側で薄くなっているので、バットジョイント
接合面Jにおける膜厚を薄くすると、出射端面側の膜厚
はその1/3〜1/2程度になってしまい導波路として
の機能を喪失することも考えられる。このようなことか
ら、出射端側の膜厚もある厚みを確保することが必要に
なってくるが、その場合にはバットジョイント接合面J
においてはかなりの厚膜状態になるため、選択成長時の
這い上がり成長が発生しやすくなる。
素子に代表されるバットジョイント接合面を有する半導
体集積素子には、厚膜の層構造IIを選択成長で形成した
ときに這い上がり成長によってバットジョイント接合面
の上部表面に凸部が生成するという問題がある。また、
層構造Iにウェットエッチング処理を行うと、前記した
ように、バットジョイント接合面に空洞が生ずるという
問題もある。
半導体集積素子における上記した問題を解決し、バット
ジョイント接合面における層構造IIの膜厚が300nm程
度にまで厚膜化してもマスクへの這い上がり成長に基づ
く凸部の生成は起こらず、低いしきい値電流と高い発光
効率で作動する狭出射半導体レーザ素子として有用な半
導体集積素子とその製造方法の提供を目的とする。
ために、本発明においては、第1の半導体層構造と第2
の半導体層構造とがバットジョイント接合して半導体基
板の上に形成されている半導体集積素子において、前記
バットジョイント接合面は、前記第1の半導体層構造に
対するドライエッチング処理で形成され、かつ前記第1
の半導体層構造を構成する半導体材料の結晶方位に対し
て傾斜した垂直面になっていることを特徴とする半導体
集積素子、好ましくは、前記バットジョイント接合面の
前記傾斜角は45°±10°である半導体集積素子が提
供される。
領域とそれにバットジョイント接合する導波路層領域と
が半導体基板の上に形成されており、前記バットジョイ
ント接合面は、前記活性層領域における少なくとも活性
層を構成する半導体材料の結晶方位に対して傾斜する垂
直面であることを特徴とする半導体レーザ素子が提供さ
れる。
結晶成長法で半導体基板の上に第1の半導体層構造を形
成する工程;前記第1の半導体層構造の表面にマスクを
形成したのちドライエッチング処理を行って、前記第1
の半導体層構造の一部をドライエッチング除去する工
程;および前記ドライエッチング除去した部分に選択成
長法で第2の半導体層構造を形成して前記第1の半導体
層構造と第2の半導体層構造をバットジョイント接合す
る工程;を含む半導体集積素子の製造方法において、前
記マスクは、形成すべき前記バットジョイント接合面側
の縁辺が前記第1の半導体層構造を構成する半導体材料
の結晶方位に対して傾斜している平面視形状を有するこ
とを特徴とする半導体集積素子の製造方法が提供され
る。
マスク部分と、前記中央マスク部分の両側に位置し、か
つ前記中央マスク部分よりも長尺な両側マスク部分とか
ら成る平面視形状を有する半導体集積素子の製造方法が
提供される。そして前記マスクの縁辺の傾斜角が45°
±10°であることを好適とする半導体集積素子の製造
方法が提供される。
体集積素子の実施態様を説明するが、その説明は、図7
〜図11で示した狭出射半導体レーザ素子を例にして行
う。まず、図7で示した場合と同じようにn−InPか
ら成る基板1の(001)面に活性層領域である第1の
半導体層構造Iが形成される。したがって、この層構造
Iを構成する各半導体材料の結晶方位[011]は図7
の矢印方向(レーザ光の導波方向)に向いている。
上部クラッド層4の上に、SiO2やSiNxを用いてマ
スクを複数個形成したのちエッチング処理を行って、前
記層構造Iの一部が基板1の表面までエッチング除去さ
れる。本発明においては、上記マスクが次のような平面
視形状を有していることを最大の特徴とする。以下にそ
れを説明する。
に複数個形成されているマスク5のうち、1個のマスク
の近辺の状態を示す平面図である。図1から明らかなよ
うに、本発明で形成するマスク5は、層構造Iと後述す
る層構造IIとでバットジョイント接合面を形成すべき箇
所における縁辺5aが層構造Iを構成する半導体材料の
結晶方位[011]に対して角度θで傾斜するような平
面視形状を有している。
に、層構造Iとの間で100%の光結合効率を実現する
ために、バットジョイント接合面における層構造IIの膜
厚を300nm程度にまで厚くしてもマスク5への這い上
がり成長が起こらないようにするためには、45°±1
0°に設定することが好ましい。このようなマスク5を
形成したのち、例えばCH4/H2を用いたRIEによる
ドライエッチング処理が行われる。そのときのエッチン
グ終止点は、基板1の表面となるように目標を定める。
の直下に位置する層構造Iの部分以外の部分はエッチン
グ除去され、図2で示したように、基板1の上には、結
晶方位[011]に対して角度θで傾斜する垂直なドラ
イエッチング面Iaを有する層構造Iが残置する。この
ドライエッチング面1aには、ウェットエッチング処理
で形成されたエッチング面の場合のような段差を生じて
いない。そして、このドライエッチング面Iaが後述す
る層構造IIとのバットジョイント接合面になる。
の半導体材料と保護層用の半導体材料の選択成長を順次
行って、層構造Iのエッチング面Iaに第2の半導体層
構造IIを光の導波方向にバットジョイント接合したの
ち、全体の上面からエッチング処理を行って、基板1の
上に所定の幅と高さを有するリッジ形状を形成する。し
たがって、この工程終了後にあっては、図3と図3のIV
−IV線に沿う断面図である図4で示したように、リッジ
形状をし、導波路層6と保護層7とから成り、光の入射
端側は、等幅のリッジ形状をした層構造Iにバットジョ
イント結合している層構造IIが基板1の上に形成され
る。
場合、その平面視形状が層構造Iを構成する半導体材料
の結晶方位[011]に対して角度θ、具体的には45
°±10°傾斜している垂直面になる(図3)。そし
て、理由は明確ではないが、マスク5の縁辺5aを結晶
方位[011]に対して角度θで傾斜させたことによ
り、導波路層領域(層構造II)は、バットジョイント接
合面Jでその膜厚が300nm程度になってもマスク5の
上に這い上がり成長することがなく、両層構造の境界上
部に図12で示したような凸部は発生しない。
は、図5で示したように、中央に位置する中央マスク部
分9aと、この中央マスク部分9bの両側に位置する一
対の両側マスク部分9c,9cとから成る平面視形状を
有しており、かつ両側マスク部分9c,9cは中央マス
ク部分9bよりも光の導波方向で長尺になっている。そ
して、両側マスク部分9c,9cと中央マスク部分9b
のそれぞれの縁辺9aが層構造Iを構成する半導体材料
の結晶方位[011]に対して角度θ(45°±10
°)で傾斜していることは、図1で示したマスク5の場
合と変わらない。
エッチング処理を行うと、図6で示したように、基板1
の上には、平面視形状はマスク9と同じで、結晶方位
[011]に対して角度θ(45°±10°)で傾斜し
たドライエッチング面Iaを有する層構造Iが残置す
る。したがって、この層構造Iにおいては、中央マスク
部分9bのエッチング面と2個の両側マスク部分9c,
9cの側部エッチング面との間に、平面視形状が菱形を
した空間部分10が形成されることになる。
材料は、中央マスク部分9bから上記空間部分10に矢
印のように流れ込んで結晶成長するとともに、両側マス
ク部分9c,9cからも同じく上記空間部分10に矢印
のように流れ込んで結晶成長して導波路層領域の形成が
進む。また、当然のこととして上記空間部分10以外の
箇所でも選択成長が進んで導波路層領域が形成されてい
く。
I)の形成後にあっては、エッチング処理を行うことに
より、中央マスク部分9bの幅を有する活性層領域と、
それにバットジョイント接合する導波路層領域とから成
るリッジ形状が形成される。したがって、このマスク9
を用いたレーザ素子の場合には、中央マスク部分9b直
下に位置する層構造Iのエッチング面がバットジョイン
ト接合面として機能する。
おける導波路層領域の成膜速度は他の箇所における成膜
速度より大きいので、例えば、形成した導波路層領域の
出射端側の膜厚を必要膜厚にする場合、その入射端側、
すなわち、空間部分10における中央マスク部分9bの
直下の層構造Iのエッチング面近傍で必要とされる例え
ば300nm程度の膜厚を迅速に実現することができる。
子を製造した。n−InPから成る基板1の(001)
面の上に、n−InPから成る厚み50nmの下部クラッ
ド層2、GaInAsP/GaInAsPの歪量子井戸
構造とGaInAsPの光閉じ込め層から成る厚み10
0nmの活性層3、p−InPから成る厚み50nmの上部
クラッド層4をMOCVD法で順次成膜して図5で示し
た結晶方位[011]を有する層構造Iを形成し、その
上に、中央マスク部分9bの長さが800μm、基板1
の長手方向と直交する方向の幅が10μmであり、両側
マスク部分9c,9cの長さが900μmであり、前記
結晶方位[011]に対して縁辺9aの傾斜角θが45
°であるマスク9を形成したのち、CH4/H2を用いる
RIEにより層構造Iに対するドライエッチング処理を
行って図6で示した層構造Iを基板1の上に形成した。
Pの選択成長を順次行い、導波路層と厚み50nmの保護
層から成り、全体の長さが150μmの導波路層領域を
形成した。この導波路層領域では、その出射端側の膜厚
は100nm程度、入射端側の膜厚は300nm程度になっ
ている。ついで、マスク9を除去し、リッジを形成し、
更に埋め込み工程と電極形成工程を経てレーザ素子にし
た。
また水平方向は9°、垂直方向は10°の狭出射レーザ
ビームが得られた。
半導体集積素子は、それを狭出射半導体レーザ素子とし
て用いた場合、活性層領域(層構造I)との間で100
%の光結合効率を実現できる300nm程度の膜厚にま
で、境界上部に凸部を生成することなく導波路層領域
(層構造II)を選択成長で形成することができる。
もに、光ファイバとの接続作業も円滑に行うことができ
る。なお、以上の説明は狭出射半導体レーザ素子を例に
して行ったが、本発明の素子構造においては、活性層領
域(層構造I)をDFBレーザ素子構造とし、導波路層
構造(層構造II)を電界吸収型変調器の構造とすること
により、EA−DFBレーザ素子にすることもできる。
た状態を示す平面図である。
を示す斜視図である。
示す平面図である。
た状態を示す平面図である。
の状態を示す斜視図である。
示す平面図である。
の状態を示す断面図である。
ジョイント接合面を示す平面図である。
断面図である。
する計算結果を示すグラフである。
Claims (8)
- 【請求項1】 第1の半導体層構造と第2の半導体層構
造とがバットジョイント接合して半導体基板の上に形成
されている半導体集積素子において、 前記バットジョイント接合面は、前記第1の半導体層構
造を構成する半導体材料の結晶方位に対して傾斜した垂
直面になっていることを特徴とする半導体集積素子。 - 【請求項2】 前記バットジョイント接合面の前記傾斜
角は45°±10°である請求項1の半導体集積素子。 - 【請求項3】 活性層を含む層構造の活性層領域とそれ
にバットジョイント接合する導波路層領域とが半導体基
板の上に形成されており、前記バットジョイント接合面
は、前記活性層領域における少なくとも活性層を構成す
る半導体材料の結晶方位に対して傾斜する垂直面である
ことを特徴とする半導体レーザ素子。 - 【請求項4】 前記バットジョイント接合面の前記傾斜
角は45°±10°である請求項3の半導体レーザ素
子。 - 【請求項5】 エピタキシャル結晶成長法で半導体基板
の上に第1の半導体層構造を形成する工程;前記第1の
半導体層構造の表面にマスクを形成したのちエッチング
処理を行って、前記第1の半導体層構造の一部をエッチ
ング除去する工程;および前記エッチング除去した部分
に選択成長法で第2の半導体層構造を形成して前記第1
の半導体層構造と第2の半導体層構造をバットジョイン
ト接合する工程;を含む半導体集積素子の製造方法にお
いて、 前記マスクは、形成すべき前記バットジョイント接合面
側の縁辺が前記第1の半導体層構造を構成する半導体材
料の結晶方位に対して傾斜している平面視形状を有する
ことを特徴とする半導体集積素子の製造方法。 - 【請求項6】 前記エッチング処理がドライエッチング
処理である請求項5の半導体集積素子の製造方法。 - 【請求項7】 前記マスクは、中央に位置する中央マス
ク部分と、前記中央マスク部分の両側に位置し、かつ前
記中央マスク部分よりも長尺な両側マスク部分とから成
る平面視形状を有する請求項5の半導体集積素子の製造
方法。 - 【請求項8】 前記マスクの縁辺の傾斜角が45°±1
0°である請求項5または6の半導体集積素子の製造方
法。
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---|---|---|---|
JP30919299A JP2001127378A (ja) | 1999-10-29 | 1999-10-29 | 半導体集積素子とその製造方法 |
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