JP5413439B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、用紙に画像を形成する画像形成装置に関し、特に、用紙に生じた湾曲を矯正する矯正機構を有する画像形成装置に関するものである。
画像形成装置を用いて用紙に画像を形成するためには、まず感光体を帯電させると共に原稿画像に合わせて電荷を消去、いわゆる露光し、静電潜像を形成する。この感光体に形成された静電潜像に現像部を用いてトナーを付着させる。そして、感光体に付着したトナーを中間転写ベルトや用紙等の転写材に転写して、転写したトナー像を定着部によって用紙に定着することで用紙に画像を形成している。
また、定着部によってトナー像を用紙に定着する際に、用紙に熱や圧力が付与されることにより、用紙が一方向に湾曲(以下、「カール」という。)する。そのため、定着部の搬送方向の下流側には、定着部によってカールした用紙を矯正する矯正機構(以下、「デカール部」という。)が配置されている。デカール部は、一対のローラで用紙を挟持し、さらに用紙を搬送すると共に定着部によってカールした方向と反対方向に圧力を用紙に対して付与している。
なお、特許文献1には、用紙の紙質に応じてデカール部によって用紙に加圧する圧力を変化させる技術が提案されている。また、用紙の両面に画像を形成する場合や、画像形成を行った一面を反転させて排紙するフェイスダウン排紙を行う場合には、用紙を反転処理部に搬送する必要があるため、搬送部による用紙を搬送する速度を上げている。そして、特許文献1に記載された技術では、搬送部により用紙が定着部の定着ニップ部を抜けた後に用紙を搬送する速度を上昇させている。
特開平6−156852号公報
しかしながら、特許文献1に記載された画像形成装置では、デカール部で用紙を加圧する圧力の大きさに関わらず、搬送速度を上げていた。さらにデカール部で用紙を挟持していても用紙が定着ニップ部を抜けた後に用紙の搬送速度を上昇させていた。また、特許文献1では、デカール部が高い圧力で用紙を挟持しているため、用紙の搬送を行うデカール部のデカーラーローラや搬送ローラを回転駆動させるモータには、大きな負荷が加わっていた。その結果、用紙の搬送に用いるモータのトルクを上げる必要があり、モータが大型化する、という問題を有していた。
本発明の目的は、上記従来技術における実情を考慮し、用紙の搬送に用いるモータの大型化を抑制できる画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、用紙にトナー像を定着する定着ニップ部を有する定着部と、搬送部と、デカール部と、制御部と、を備えている。
搬送部は、定着部によりトナー像を定着させた用紙を搬送する。
デカール部は、定着部における用紙の搬送方向の下流側に配置され、用紙を加圧して用紙に生じた湾曲を矯正するデカールニップ部を有し、用紙を加圧する矯正力が少なくとも2段階に変化する。
制御部は、デカール部の矯正力と搬送部における用紙の搬送速度を制御する。また、制御部は、デカール部によって用紙を第1の圧力で加圧する場合は、用紙の搬送方向の後端が定着部の定着ニップ部を抜けてから搬送部における用紙の搬送速度を上昇させる。そして、制御部は、デカール部によって第1の圧力よりも高い第2の圧力で用紙を加圧する場合は、用紙の後端が定着部の定着ニップ部及びデカール部のデカールニップ部を抜けてから搬送部における用紙の搬送速度を上昇させる。
上記構成の画像形成装置によれば、デカール部による用紙を挟持する矯正力に応じて用紙の搬送速度を上昇するタイミングを変化させているため、用紙の搬送に用いられるモータの負荷を軽減することができる。
本発明の画像形成装置の実施の形態例を示す全体構成図である。 本発明の画像形成装置における定着部周りの状態を示す概略構成図であり、図2Aは用紙が定着部及びデカール部に搬送された状態を示す概略構成図、図2Bは用紙が定着部の定着ニップを抜けた状態を示す概略構成図、図2Cは用紙がデカール部のデカーラーニップを抜けた状態を示す概略構成図である。 本発明の画像形成装置におけるデカール部を示す概略構成図であり、図3Aは弱圧着時のデカール部を示す概略構成図、図3Bは強圧着時のデカール部を示す概略構成図である。 本発明の画像形成装置の実施の形態例における制御系を示すブロック図である。 本発明の画像形成装置における用紙の搬送速度を変化させる処理例を示すフローチャートである。
以下、画像形成装置を実施するための形態について、図1〜図5を参照して説明する。各図において共通の部材には、同一の符号を付している。なお、本欄の記載は、特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。
1.画像形成装置の構成例
まず、図1を参照して本発明の実施の形態例(以下、「本例」という。)にかかる画像形成装置1の構成例について説明する。
図1は、本例の画像形成装置を示す全体構成図である。
図1に示す画像形成装置1は、タンデム型カラー画像形成装置であり、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナーを重ね合わせてカラー画像の形成を行う。
画像形成装置1は、画像読取部10と、4組の画像形成部20Y,20M,20C,20Kと、中間転写ベルト30と、用紙収納部40と、2次転写部50と、定着部60と、用紙のスイッチバックを行う反転部70とを有する。また、画像形成装置1は、操作表示部80と、制御部90とを有する。
画像読取部10は、原稿台11に載置された原稿の画像を走査露光して、ラインイメージセンサに読み込み、光電変換することにより画像情報信号を生成する。この画像情報信号は、画像処理部130(図4参照)に送信される。画像処理部130は、画像情報信号に対してアナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等をして画像形成信号を生成する。この画像形成信号は、画像形成部20Y,20M,20C,20Kの後述する各光書込部23Y,23M,23C,23Kに入力される。
画像形成部20Yは、イエロー(Y)色の画像を形成し、画像形成部20Mは、マゼンタ(M)色の画像を形成する。また、画像形成部20Cは、シアン(C)色の画像を形成し、画像形成部20Kは、ブラック(K)色の画像を形成する。
画像形成部20Yは、感光体ドラム21Yと、その感光体ドラム21Yの周囲に配置された帯電部22Yと、光書込部23Yと、現像部24Yと、ドラムクリーナ25Yを有している。これと同様に、画像形成部20Mは、感光体ドラム21Mと、帯電部22Mと、光書込部23Mと、現像部24Mと、ドラムクリーナ25Mを有している。
また、画像形成部20Cは、感光体ドラム21Cと、帯電部22Cと、光書込部23Cと、現像部24Cと、ドラムクリーナ25Cを有している。そして、画像形成部20Kは、感光体ドラム21Kと、帯電部22Kと、光書込部23Kと、現像部24Kと、ドラムクリーナ25Kを有している。
感光体ドラム21Y,21M,21C,21K、帯電部22Y,22M,22C,22K、光書込部23Y,23M,23C,23K、現像部24Y、24M、24C、24K及びドラムクリーナ25Y,25M,25C,25Kは、それぞれ共通する機能を有する。以下、特に区別が必要な場合を除き符号Y、M、C、Kを付さずに説明する。
感光体ドラム21は、不図示の駆動モータによって回転する。帯電部22は、感光体ドラム21に電荷を与え感光体ドラム21の表面を一様に帯電する。光書込部23は、画像情報信号に基づいて、感光体ドラム21の表面に対して露光操作を行って感光体ドラム21上に静電潜像を形成する。
現像部24は、感光体ドラム21に形成された静電潜像にトナーを付着させる。これにより、感光体ドラム21の表面には、トナー像が形成される。ドラムクリーナ25は、転写後に感光体ドラム21の表面に残留しているトナーを除去する。
感光体ドラム21上に付着したトナーは、転写材の一例を示す中間転写ベルト30に転写される。中間転写ベルト30は、無端状に形成されており、複数のローラによって感光体ドラム21の回転方向とは逆方向に回転される。
中間転写ベルト30における各画像形成部20Y,20M,20C,20Kの感光体ドラム21Y,21M,21C,21Kと対向する位置には、1次転写部31Y,31M,31C,31Kが設けられている。1次転写部31Y,31M,31C,31Kは、中間転写ベルト30にトナーと反対の極性を印加させることで、感光体ドラム21上に形成されたトナー像を中間転写ベルト30に転写する。
そして、中間転写ベルト30が回転することで、中間転写ベルト30の表面には、4組の画像形成部20Y,20M,20C,20Kで形成されたトナー像が順次転写される。これにより、中間転写ベルト30上には、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各トナー像が重畳したカラー画像が形成される。
4組の画像形成部20Y,20M,20C,20Kの下部には、用紙収納部40が配置されている。この用紙収納部40は、用紙Sのサイズに応じて複数設けられている。用紙Sは、用紙収納部40から給紙部41に給紙されて搬送部43に送られる。そして、用紙Sは、レジストローラ44を経て転写位置である2次転写部50に搬送される。
2次転写部50は、ローラ状に形成されており、レジストローラ44を経て送られてきた用紙Sを中間転写ベルト30側に押圧する。これにより、用紙S上には、中間転写ベルト30上のカラー画像が転写される。
2次転写部50における用紙Sの排出側には、定着部60が設けられている。定着部60は、用紙Sに転写されたトナー像を加圧加熱して定着させる。トナー像が定着した用紙Sは、デカール部100で用紙に生じたカールを矯正し、搬送ローラ46及び排紙ローラ47を経て装置外に排出される。なお、定着部60周りの詳細な構成については、後述する。
搬送ローラ46における用紙Sの搬送方向下流には、切換ゲート48が配置されている。切換ゲート48は、搬送ローラ46を通過した用紙Sの搬送方向を切り換える。
すなわち、片面画像形成におけるフェイスアップ排紙を行う場合に、切換ゲート48は、用紙Sを直進させる。これにより、用紙Sは、排紙ローラ47によって排紙される。なお、フェイスアップ排紙とは、画像形成を行った一面を表にする排紙(表排紙)のことである。
また、片面画像形成におけるフェイスダウン排紙、いわゆる反転排紙又は両面画像形成を行う場合に、切換ゲート48は、用紙Sの搬送方向を切り換えて用紙Sを反転部70へ案内する。なお、フェイスダウン排紙とは、画像形成を行った一面を裏にする排紙(裏排紙)のことである。
反転部70は、用紙Sの搬送方向を逆転するスイッチバックを行って、用紙Sの表裏を反転させる。この反転部70における用紙Sを反転させた後の下流側には、再搬送路72が設けられている。
フェイスダウン排紙を行う場合は、反転部70によって表裏が反転された用紙Sを切換ゲート48へ案内し、排紙ローラ47によって排紙する。また、両面画像形成を行う場合、反転部70によって表裏が反転された用紙Sは、再搬送路72を経て転写位置に送られる。
操作表示部80は、タッチパネル等を有しており、ユーザが画像形成装置1を動作させるためのジョブ情報を入力する入力部として機能する。この操作表示部80では、例えば、用紙のサイズや厚さの選択、用紙の枚数の選択、片面画像形成又は両面画像形成の選択等をジョブ情報として入力することができる。操作表示部80で入力されたジョブ情報は、制御部90に送信される。
また、操作表示部80は、スタートボタンを有している。ユーザが操作表示部80によりジョブ情報を入力してスタートボタンを押圧することにより、画像形成装置1は、入力されたジョブ情報に基づいた動作を開始する。制御部90は、受信したジョブ情報に基づいて画像形成装置1の画像形成動作を制御する。
次に、定着部60及び定着部60周りの詳細な構成について、図2A、図3A及び図3Bを参照して説明する。
図2Aは、定着部60の周辺の構成を示す概略構成図、図3A及び図3Bは、デカール部の構成を示す概略構成図である。
図2Aに示すように、定着部60は、回転可能な定着ローラ61と、定着ローラ61に圧接して定着ニップ部60cを形成する回転可能な加圧ローラ62とを有する。定着ローラ61の内部には、例えばハロゲンヒータ等の加熱源が設けられている。定着ローラ61は、この加熱源によって加熱される。
そして、定着部60は、加熱された定着ローラ61によって用紙S上にトナー像を加熱し、定着ニップ部60cにおいてトナー像を担持して用紙Sを挟持することにより、トナー像を用紙Sに定着させる。また、定着ローラ61及び加圧ローラ62は、互いに反対方向に回転することにより、用紙Sにトナー像を定着させると共に用紙Sの搬送を行う。
定着部60における用紙Sの搬送方向の下流側には、デカール部100が設けられている。図3Aに示すように、デカール部100は、回転可能なデカーラーローラ101と、このデカーラーローラ101に圧接してデカールニップ部100cを形成する回転可能なソフトローラ102と、ソフトローラ102を操作する図に表れない駆動機構を有する。デカール部100は、定着部60によって生じた用紙Sのカールを矯正すると共に、用紙Sを搬送する搬送部としての役割を有する。また、デカーラーローラ101は、図に表れないモータによって回転する。
ソフトローラ102は、デカーラーローラ101よりも軟質な材質で形成されており、デカーラーローラ101を所定の圧力で押圧している。そして、デカールニップ部100cにおいてカールした用紙Sを挟持し、用紙Sがカールした方向と反対方向から加圧することにより、用紙Sのカールを矯正する。また、ソフトローラ102とデカーラーローラ101は、互いに反対方向に回転することにより、用紙Sのカールを矯正すると共に用紙Sの搬送を行う。そして、定着部60の定着ニップ部60cとデカール部100のデカールニップ部100cの距離は、用紙Sにおける搬送方向と平行な方向の長さよりも短く設定される。
さらに、ソフトローラ102の回転軸102aには、ローラ駆動機構を構成するカム回転体103が接触している。カム回転体103が回転することで、回転軸102aがデカーラーローラ101に接近または離反する。そして、回転軸102aがデカーラーローラ101に接近または離反することで、ソフトローラ102がデカーラーローラ101を押圧する圧力を変化させることができる。
図3Aでは、ソフトローラ102がデカーラーローラ101に対して第1の圧力で押圧しており、デカール部100の弱圧着の状態を示している。図3Bでは、ソフトローラ102の回転軸102aが、図3Aに示す弱圧着の状態よりもデカーラーローラ101に接近している。そのため、ソフトローラ102は、第1の圧力よりも高い第2の圧力でデカーラーローラ101を押圧している。図3Bに示すデカール部100の状態を強圧着という。これにより、デカール部100の矯正力は、弱圧着と強圧着の2段階に変化する。
なお、デカール部100の矯正力の変化は、2段階だけでなく、3段階以上に変化させてもよい。さらに、デカール部100の矯正力を変化させるために、カム機構を用いたが、これに限定されるものではなく、モータ及びギア等を用いてデカール部100の矯正力を変化させてもよい。
また、図2Aに示すように、デカール部100と、定着部60の定着ローラ61及び加圧ローラ62の間には、検知部120が設けられている。検知部120は、用紙Sの搬送方向における始端を検知する。そして、検知部120は、検知した用紙Sの通紙情報を制御部90に送信する。
また、デカール部100における用紙Sの搬送方向の下流側には、搬送部を構成する一対の搬送ローラ46が設けられている。一対の搬送ローラ46は、図に表れないモータによって回転駆動する。一対の搬送ローラ46は、用紙Sを挟持し、互いに反対方向に回転することにより、用紙Sの搬送を行う。
2.画像形成装置の各部のハードウェア構成例
次に、図4を参照して、本例の画像形成装置1の各部のハードウェア構成について説明する。
図4は、本例の画像形成装置1の制御系を示すブロック図である。
図4に示すように、画像形成装置1は、制御部90と、操作表示部80を有している。制御部90には、各処理部が実行するプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)と、制御部90の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)等が設けられている。また、制御部90は、画像読取部10、画像処理部130、画像形成部20Y,20M,20C,20K、給紙部41、搬送ローラ46、定着部60、操作表示部80、デカール部100及び検知部120にシステムバス127を介して接続されている。そして、制御部90は、装置全体を制御する。
操作表示部80は、液晶表示装置(LCD)又は有機ELD(Electro Luminescence Display)等のディスプレイからなるタッチパネルである。この操作表示部80は、ユーザに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。さらに、操作表示部80は、複数のキーを備え、ユーザのキー操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受け付けて入力信号を出力する。
画像読取部10は、原稿画像を光学的に読み取って電気信号(画像データ)に変換する。画像読取部10によって生成された画像データや、画像形成装置1に接続された外部装置の一例を示すPC(パーソナルコンピュータ)140から送信される画像データは、画像処理部130に送られ、画像処理される。画像処理部130は、受信した画像データをアナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮等の処理を行う。
なお、本例では、外部装置としてパーソナルコンピュータを用いた例を説明したが、これに限定されるものではなく、外部装置は、例えばファクシミリ装置等その他各種の装置を用いることができる。
画像形成部20Y,20M,20C,20Kは、画像処理部130によって画像処理された画像データを受け取り、用紙S上に画像を形成する。
上述したように、制御部90には、システムバス127を介してデカール部100及び検知部120が接続されている。そして、制御部90は、操作表示部80からの指示情報に基づいてデカール部100における用紙Sに対する挟持圧力を制御する。
また、制御部90には、検知部120から用紙Sの通紙情報が送信される。制御部90は、送信された用紙Sの通紙情報と、デカール部100における用紙Sの挟持圧力の情報に基づいて用紙Sの搬送速度を変化させるタイミングを設定する。そして、制御部90は、算出したタイミングに基づいてデカール部100及び搬送ローラ46の回転速度を変化させて、用紙Sの搬送速度を変化させる。
3.画像形成装置の処理例
次に、本例の画像形成装置1における定着部60を通過した用紙Sの搬送速度を変化させる処理例について図2A〜図5を参照して説明する。
図5は、画像形成装置1における用紙Sの搬送速度を変化させる処理例を示すフローチャートである。
図5に示すように、まず用紙Sのカールを矯正する際に、デカール部100によって用紙Sに加える圧力、すなわち矯正力を設定する(ステップS1)。例えば、用紙Sが所定の厚さ以上の紙(以下、「厚紙」という。)の場合、用紙Sは、定着部60を通紙する際にあまりカールしない。そのため、制御部90は、デカール部100の矯正力を第1の圧力である弱圧着(図3A参照)に制御する。
これに対し、用紙Sが所定の厚さ以下の紙(以下、「薄紙」という。)の場合、用紙Sは、定着部60を通紙する際に大きくカールする。そのため、厚紙よりも強い圧力で用紙Sを挟持する必要がある。したがって、制御部90は、デカール部100の矯正力を第1の圧力よりも高い第2の圧力である強圧着(図3B参照)に制御する。
デカール部100の矯正力は、用紙Sの厚さだけでなく、坪量、紙質、用紙サイズ等に基づいて設定することもできる。すなわち、制御部90は、用紙Sの厚さ、坪量、紙質、用紙サイズのうち少なくとも一つの用紙Sの情報に基づいてデカール部100の矯正力を制御する。
次に、制御部90は、デカール部100の矯正力に応じて用紙Sの搬送速度を加速させるタイミングを設定する(ステップS2)。
デカール部100の矯正力が弱い場合、用紙Sやデカーラーローラ101に加わる負荷が小さいため、デカール部100で用紙Sを挟持した状態でも用紙Sの搬送速度を上昇させてもデカーラーローラ101及び搬送ローラ46のモータの負荷が過度にかからない。そのため、図2Bに示すように、用紙Sの後端が定着ニップ部60cを抜けたときにデカール部100及び搬送ローラ46の回転速度を上げるように制御部90は、設定する。
また、デカール部100の矯正力が強い場合、用紙Sを搬送する搬送ローラ46やデカーラーローラ101を回転するモータに加わる負荷が大きくなる。そのため、図2Cに示すように、用紙Sの後端が定着ニップ部60cだけでなく、デカールニップ部100cを抜けた後に搬送ローラ46の回転速度を上げる。これにより、デカーラーローラ101及び搬送ローラ46のモータへ過度の負荷がかからないようにする。
次に、用紙Sを定着部60及びデカール部100に搬送する。このとき、検知部120で用紙Sの通紙を検知し、検知部120は、検知した用紙Sの通紙情報を制御部90に送信する(ステップS3)。なお、本例では、検知部120は、用紙Sの搬送方向の始端を検知している。
制御部90は、検知部120が検知した用紙Sの通紙情報に基づいて用紙Sの搬送方向の後端が定着ニップ部60cを抜けるタイミング及びデカールニップ部100cを抜けるタイミングを算出する(ステップS4)。具体的には、制御部90は、用紙Sの始端が検知部120を通過したタイミングと用紙Sの搬送方向の長さから、用紙Sの後端が定着ニップ部60cを抜けるタイミング及びデカールニップ部100cを抜けるタイミングを算出する。
なお、本例では、検知部120が用紙Sの搬送方向の始端を検知する例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、検知部120は、用紙Sの搬送方向の後端を検知するようにしてもよい。この場合、検知部120は、定着部60の定着ニップ部60cの近傍に配置することが好ましい。そして、検知部120が用紙Sの後端を検知することで、用紙Sの後端が定着ニップ部60cを抜けたと判断するようにしてもよい。そして、検知部120が用紙Sの後端を検知したタイミングと、検知部120からデカールニップ部100cまでの長さから、用紙Sがデカール部100のデカールニップ部100cを抜けるタイミングを算出する。
また、デカールニップ部100cの近傍に用紙Sの後端を検知する第2の検知部を設けてもよい。この第2の検知部によって、用紙Sの後端がデカールニップ部100cを抜けたかどうか判断するようにしてもよい。
次に、ステップS2の処理で設定した用紙Sを加速させるタイミングと、ステップS4において算出した用紙Sの後端が定着ニップ部60c及びデカールニップ部100cを抜けるタイミングに基づいて用紙Sの搬送速度を加速させる(ステップS5)。
すなわち、デカール部100の矯正力が弱圧着の場合、図2Bに示すように、用紙Sの後端が定着ニップ部60cを抜けたときにデカール部100及び搬送ローラ46の回転速度を上げる。これにより、搬送処理の高速化を図ることができる。
これに対し、デカール部100の矯正力が強圧着の場合では、図2Cに示すように、用紙Sの後端が定着ニップ部60c及びデカールニップ部100cを抜けた後に搬送ローラ46の回転速度を上げ、用紙Sを搬送する速度を加速させる。これにより、搬送ローラ46やデカーラーローラ101を回転駆動するモータのトルクを軽減することができ、モータが大型化することを抑制することができる。
また、上述した処理例では、常に用紙Sの搬送速度を変化させた例について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、片面画像形成におけるフェイスアップ排紙を行う場合と、片面画像形成におけるフェイスダウン排紙又は両面画像形成を行う場合によって用紙Sの搬送速度を加速させるかどうか判断してもよい。すなわち、片面画像形成におけるフェイスアップ排紙を行う場合は、用紙Sを反転部70に搬送する必要がないため、用紙Sの搬送速度を加速させなくても各処理部において待ち時間が発生しない。
これに対し、面画像形成におけるフェイスダウン排紙又は両面画像形成を行う場合は、用紙Sを反転部70に搬送する必要があり、各処理部の待ち時間を軽減するために、用紙Sの搬送速度を上げる必要がある。そのため、面画像形成におけるフェイスダウン排紙又は両面画像形成を行う場合は、図5に示したように、デカール部100の加圧状態に応じて用紙Sの搬送速度を加速させる。
さらに、デカール部100の矯正力は、用紙Sの紙質だけでなく、用紙Sの仕上がりの条件、すなわち「生産性優先」か「平面性優先」で判断してもよい。具体的には、画像形成を行う用紙Sの枚数が大量の場合や、多少の用紙Sのカールを許容する場合は、「生産性優先」として、デカール部100の矯正力を弱圧着に設定にする。そして、用紙Sが定着ニップ部60cを抜けた際に用紙Sの搬送速度を加速させて生産性を向上させる。
これに対し、多少の用紙Sのカールを許容しない場合、いわゆる「平面性優先」の場合は、デカール部100の矯正力を強圧着に設定する。そして、用紙Sが定着ニップ部60c及びデカールニップ部100cを抜けた際に用紙Sの搬送速度を加速させる。
以上、画像形成装置の実施の形態について、その作用効果も含めて説明した。しかしながら、本発明の画像形成装置は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
また、上述した画像形成装置1は、4組の画像形成部20Y,20M,20C,20Kを用いてカラー画像を形成する構成としたが、本発明に係る画像形成装置としては、1つの画像形成部を用いて単色画像を形成する構成としてもよい。
また、上述した画像形成装置1は、感光体に形成されたトナー像を転写させる転写材として中間転写ベルトを有し、中間転写ベルトから用紙に画像を2次転写させる構成とした。しかし、本発明に係る画像形成装置としては、感光体から用紙に直接トナー像を転写させる構成であってもよい。
1…画像形成装置、 10…画像読取部、 11…原稿台、 20Y,20M,20C,20K…画像形成部、 21Y,21M,21C,21K…感光体ドラム、 22Y,22M,22C,22K…帯電部、 23Y,23M,23C,23K…光書込部、 24Y,24M,24C,24K…現像部、 25Y,25M,25C,25K…ドラムクリーナ、 30…中間転写ベルト、 31Y,31M,31C,31K…1次転写部、 43…搬送部、 46…搬送ローラ(搬送部)、 46c…ニップ部、 50…2次転写部、 60…定着部、 60c…定着ニップ部、 61…定着ローラ、 62…加圧ローラ、 70…反転部、 72…再搬送路、 80…操作表示部、 90…制御部、 100…デカール部、 100c…デカールニップ部、 101…デカーラーローラ、 102…ソフトローラ、 102a…回転軸、 103…カム回転体、 120…検知部

Claims (6)

  1. 用紙にトナー像を定着する定着ニップ部を有する定着部と、
    前記定着部により前記トナー像を定着させた前記用紙を搬送する搬送部と、
    前記定着部における前記用紙の搬送方向の下流側に配置され、前記用紙を加圧して前記用紙に生じた湾曲を矯正するデカールニップ部を有し、前記用紙を加圧する矯正力が少なくとも2段階に変化するデカール部と、
    前記搬送部における前記用紙の搬送速度及び前記デカール部の矯正力を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記デカール部によって前記用紙を第1の圧力で加圧する場合は、前記用紙における搬送方向の後端が前記定着部の定着ニップ部を抜けてから前記搬送部における前記用紙の搬送速度を上昇させ、
    前記デカール部によって前記第1の圧力よりも高い第2の圧力で前記用紙を加圧する場合は、前記用紙の後端が前記定着部の定着ニップ部及び前記デカール部のデカールニップ部を抜けてから前記搬送部における前記用紙の搬送速度を上昇させる
    画像形成装置。
  2. 前記定着部と前記デカール部の間に配置されて、前記用紙の通紙を検知する検知部を設け、
    前記制御部は、前記検知部が検知した前記用紙の通紙情報に基づいて前記用紙の後端が前記定着ニップ部及び前記デカールニップ部を抜けるタイミングを算出する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記検知部は、前記用紙の搬送方向の始端を検知し、
    前記制御部は、前記検知部が検知した前記用紙の始端と、搬送方向と平行な方向における前記用紙の長さから前記用紙の後端が前記定着ニップ部及び前記デカールニップ部を抜けるタイミングを算出する
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記用紙の厚さ、紙質、坪量、サイズのうち少なくとも一つの情報に基づいて前記デカール部の矯正力を変化させる
    請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記用紙の搬送速度を上昇させる処理は、片面に画像が形成された前記用紙を反転させて排紙または前記用紙の両面に画像を形成する際に、行われる
    請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、排紙される前記用紙の仕上がり条件に基づいて前記デカール部の矯正力を変化させる
    請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
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