JP5412031B2 - Memsセンサ - Google Patents

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Description

この発明は、MEMSセンサに関する。
最近、携帯電話機などに搭載されるマイクとして、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術により製造される、Si(シリコン)マイクなどのMEMSセンサが用いられている。
図3A〜図3Kは、従来のSiマイクの製造方法を工程順に示す模式的な断面図である。図3A〜図3Kを参照して、従来のSiマイクの製造方法を説明するとともに、その構造を説明する。
従来のSiマイク101の製造に際しては、まず、図3Aに示すように、熱酸化処理によって、SiウエハW2の全面に、SiO(酸化シリコン)が堆積される。これにより、SiウエハW2の上面には、SiOからなる下部犠牲層111が形成される。また、SiウエハW2の下面には、SiO膜119が形成される。
次いで、図3Bに示すように、下部犠牲層111の上面に、所定パターンの孔121を有するフォトレジスト120が形成される。そして、このフォトレジスト120をマスクとして下部犠牲層111がエッチングされることにより、図3Cに示すように、下部犠牲層111の上面に、複数(図3では4つ)の凹部112が形成される。凹部112形成後は、フォトレジスト120が除去される。
次に、LPCVD法(Low Pressure Chemical Vapor Deposition:減圧化学気相成長法)により、下部犠牲層111およびSiO膜119の全面に、ポリシリコンが堆積される。下部犠牲層111の上面全域を覆うポリシリコンは、リンドープの後、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術によって、複数の凹部112を含む所定領域上に存在する部分を除いて除去される。これにより、下部犠牲層111の所定領域上には、図3Dに示すように、薄膜状のポリシリコンプレート104が形成される。また、SiO膜119上には、ポリシリコン膜113が形成される。
続いて、PECVD法(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition:プラズマ化学気相成長法)により、下部犠牲層111およびポリシリコンプレート104の全面に、SiOが堆積される。そして、このSiOの不要部分が、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術によって除去される。これにより、図3Eに示すように、ポリシリコンプレート104およびその周辺の領域上に、SiOからなる上部犠牲層114が形成される。
次いで、LPCVD法(Low Pressure Chemical Vapor Deposition:減圧化学気相成長法)により、下部犠牲層111、上部犠牲層114およびポリシリコン膜113上に、ポリシリコンが堆積される。これにより、図3Fに示すように、ポリシリコン膜113上に堆積されたポリシリコンとポリシリコン膜113とが一体化して、ポリシリコン膜115となる。一方、下部犠牲層111および上部犠牲層114上に堆積されたポリシリコンは、リンドープの後、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術によってパターニングされる。これにより、図3Fに示すように、上部犠牲層114上に、多数の孔106を有するバックプレート105が形成される。
次に、図3Gに示すように、バックプレート105を含む上部犠牲層114上の全領域に、所定パターンの孔123を有するフォトレジスト122が形成される。そして、このフォトレジスト122をマスクとして上部犠牲層114がエッチングされる。これにより、図3Hに示すように、上部犠牲層114の上面に、複数(図3では4つ)の凹部117が形成されるとともに、下部犠牲層111の不要部分(上部犠牲層114と対向する部分以外の部分)が除去される。凹部117形成後は、フォトレジスト122が除去される。
次いで、ポリシリコン膜115が除去され、その後、図3Iに示すように、PECVD法により、SiウエハW2の上面側の領域上に、SiN(窒化シリコン)膜107が形成される。
次いで、図3Jに示すように、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、SiN膜107に、バックプレート105の各孔106に連通する孔118が形成される。これにより、上部犠牲層114が孔106,118を介して部分的に露出する。また、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、SiO膜119におけるポリシリコンプレート104に対向する部分に開口が形成される。そして、この開口を介してSiウエハW2がエッチングされることにより、SiウエハW2に貫通孔103が形成される。その結果、下部犠牲層111が貫通孔103を介して部分的に露出する。
次いで、貫通孔103および孔106,118から、SiOをエッチング可能なエッチング液が供給されることにより、上部犠牲層114および下部犠牲層111がウェットエッチングされる。これにより、図3Kに示すように、ポリシリコンプレート104がSiウエハW2の上面から浮いた状態になるとともに、ポリシリコンプレート104とバックプレート105との間に、微小な間隔の空洞110が形成される。
その後、SiウエハW2が各素子サイズのSi基板102に分割されることにより、ポリシリコンプレート104とバックプレート105とが空洞110を介して対向する、Siマイク101が得られる。SiN膜107における上部犠牲層114の各凹部117に入り込んでいた部分は、ポリシリコンプレート104に向けて突出する凸部109となり、ポリシリコンプレート104とバックプレート105との密着および短絡を防止するためのストッパとして機能する。また、ポリシリコンプレート104における下部犠牲層111の各凹部112に入り込んでいた部分は、SiウエハW2の上面に向けて突出する凸部108となり、Si基板102とポリシリコンプレート104との密着を防止するためのストッパとして機能する。なお、ポリシリコンプレート104およびバックプレート105は、図示しない配線で支持されている。
ポリシリコンプレート104とバックプレート105とは、空洞110を挟んで対向するコンデンサを形成している。そして、Siマイク101では、バックプレート105の上方から音圧(音波)が入力されると、その音圧によりポリシリコンプレート104が振動し、このポリシリコンプレート104の振動により生じるコンデンサの静電容量の変化に応じた電気信号が出力される。
薄膜状のポリシリコンプレート104が振動し、または、静電気力によってSi基板102へと引き付けられ、ポリシリコンプレート104がSi基板102に広い接触面積で接触すると、ポリシリコンプレート104とSi基板102とが密着するおそれがある。そのため、ポリシリコンプレート104に、複数の凸部108が形成されている。これにより、ポリシリコンプレート104がSi基板102側に寄ったときに、凸部108がSi基板102に当接し、ポリシリコンプレート104とSi基板102との密着を防止することができる。
特表2001−518246号公報
しかし、凸部108を形成するためには、下部犠牲層111の上面に、孔121を有するフォトレジスト120を形成する工程(図3B参照)と、フォトレジスト120をマスクとするエッチングにより、下部犠牲層111の上面に凹部112を形成する工程(図3C参照)とを必要とし、凸部108の形成に時間および手間がかかってしまう。
そこで、この発明の目的は、基板と下薄膜との接触を防止するための凸部を形成するための時間および手間を軽減することができるMEMSセンサを提供することにある。
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板と、前記基板の一方面に対して間隔を空けて対向配置され、複数の下貫通孔がその厚さ方向に貫通して形成された下薄膜と、前記下薄膜に対して前記基板と反対側に間隔を空けて対向配置され、複数の上貫通孔がその厚さ方向に貫通して形成された上薄膜と、前記基板の前記一方面における前記下薄膜との対向領域に不規則に設けられた複数の凸部と、前記上薄膜から前記基板へ向かって突出し、前記下薄膜に対向するように形成された複数の凸部とを含み、前記上薄膜に形成された各前記凸部は、当該凸部の先端に設けられ、前記下薄膜の前記下貫通孔に対向する第1凸部と、前記第1凸部よりも幅が広い第2凸部との二段構造を有しており、前記第1凸部の幅は、前記下貫通孔の幅よりも広い、MEMSセンサである。
請求項1記載のMEMSセンサは、たとえば、基板の一方面上に、エッチング選択比を有する複数種の材料の混合物からなる第1犠牲層を形成する工程と、前記第1犠牲層上に、それぞれ厚さ方向に延びる複数の下貫通孔を有する下薄膜を形成する工程と、前記下薄膜上に第2犠牲層を形成する工程と、前記第2犠牲層上に、それぞれ厚さ方向に延びる複数の上貫通孔を有する上薄膜を形成する工程と、エッチングにより、前記上貫通孔を介して、前記第2犠牲層を除去する工程と、エッチングにより、前記上貫通孔および前記下貫通孔を介して、前記第1犠牲層中の所定の材料を除去する工程と、を含む、MEMSセンサの製造方法により作製することができる。
この製造方法では、基板の一方面上に、エッチング選択比を有する複数種の材料の混合物からなる第1犠牲層が形成される。この第1犠牲層上には、それぞれ厚さ方向に延びる複数の下貫通孔を有する下薄膜が形成される。下薄膜上には、第2犠牲層が形成される。この第2犠牲層上には、それぞれ厚さ方向に延びる複数の上貫通孔を有する上薄膜が形成される。そして、第2犠牲層は、エッチングにより、上貫通孔を介して除去される。第1犠牲層中の所定の材料は、第2犠牲層の除去後、エッチングにより、上貫通孔および下貫通孔を介して除去される。
第1犠牲層が、エッチング選択比を有する複数種の材料の混合物からなるので、第1犠牲層中の所定の材料が除去されることにより、基板と下薄膜との間に空洞が形成され、第1犠牲層中の所定の材料以外の材料は、基板の一方面に残存する。これにより、基板の一方面における下薄膜との対向領域に、複数の凸部が形成される。そして、この凸部は、静電気力により下薄膜が基板に引き付けられたときなどに、下薄膜に当接し、下薄膜と基板との密着を防止するためのストッパとして機能する。
このように、この製造方法では、第1犠牲層上に複数の孔を有するフォトレジストを形成する工程と、このフォトレジストをマスクとしたエッチングにより、第1犠牲層に凹部を形成する工程とを行なわなくても、基板と下薄膜との密着を防止するための凸部を形成することができる。すなわち、凸部の形成に要する時間および手間の軽減を図ることができる。
なお、この製造方法では、前記第2犠牲層は、前記第1犠牲層中の前記所定の材料からなることが好ましい。
第2犠牲層と第1犠牲層中の所定の材料とが同一の材料であれば、同一のエッチング液またはエッチングガスを用いて、一連の工程で、第2犠牲層の除去に引き続いて、第1犠牲層中の所定の材料を除去することができる。その結果、MEMSセンサの製造に要する時間および手間を一層軽減することができる。
請求項2記載のMEMSセンサは、前記基板の前記一方面上に不規則に設けられた複数の凸部は、当該一方面が選択的に露出するように、それぞれが粒状に形成されている、請求項1に記載のMEMSセンサである。
請求項3記載のMEMSセンサは、前記基板の前記一方面上に不規則に設けられた複数の凸部は、Siからなる、請求項1または2に記載のMEMSセンサである。
請求項4記載のMEMSセンサは、前記下薄膜に、全体としてm×n(m,nは自然数)の行列状に形成された複数の凹部をさらに含み、前記複数の下貫通孔は、各前記凹部の底面から前記下薄膜を貫通するように一つずつ形成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のMEMSセンサである。
請求項5記載のMEMSセンサは、前記下薄膜は、前記複数の下貫通孔によって平面視メッシュ状に形成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のMEMSセンサである。
請求項6記載のMEMSセンサは、前記上薄膜は、前記複数の上貫通孔によって平面視メッシュ状に形成されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載のMEMSセンサである。
請求項7記載のMEMSセンサは、前記MEMSセンサは、前記下薄膜および前記上薄膜が配置されたセンサ部と、前記センサ部から出力される電気信号を外部の配線へと出力するパッド部とを含み、前記パッド部は、前記上薄膜および/または前記下薄膜の振動により生じるコンデンサの静電容量の変化量に応じた電気信号が入力される配線を有している、請求項1〜6のいずれか一項に記載のMEMSセンサである。
請求項8記載のMEMSセンサは、前記配線の一部は、ボンディングパッドとして露出している、請求項7に記載のMEMSセンサである。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係るSiマイクの構造を説明するための模式的な断面図である。
Siマイク1は、静電容量の変化量を検知して動作する静電容量型センサ(MEMSセンサ)である。このSiマイク1は、Si基板2上に、センサ部3と、パッド部4と、を有している。
センサ部3は、Siマイク1において、入力された音圧を感知し、その音圧の大きさに応じた静電容量の変化量を電気信号として配線22(後述)へと出力する部分である。
センサ部3は、Si基板2の一方面(以下、この面を上面29とする。)に対して間隔を空けて対向配置された下薄膜5と、この下薄膜5の上方に、下薄膜5に対して間隔を空けて対向配置された上薄膜6と、を備えている。
下薄膜5は、下薄膜絶縁層7と、この下薄膜絶縁層7に被覆された下部電極8と、を備えている。
下薄膜絶縁層7は、下薄膜絶縁層7の下層をなす第1絶縁層9と、この第1絶縁層9上に形成され、下薄膜絶縁層7の上層をなす第2絶縁層10と、を備えている。
第1絶縁層9は、パッド部4の第1絶縁層21(後述)と一体的に形成されている。
第2絶縁層10は、パッド部4の第2絶縁層23(後述)と一体的に形成されている。また、第2絶縁層10には、複数の凹部11が形成されている。複数の凹部11は、たとえば、全体としてm×n(m,nは自然数)の行列状に配置されている。
そして、下薄膜絶縁層7には、各凹部11の底面から、下薄膜絶縁層7の厚さ方向に下薄膜絶縁層7を貫通する、下貫通孔12が形成されている。これにより、下薄膜絶縁層7は、平面視において行列状の下貫通孔12が形成された平面視矩形メッシュ状に形成されている。
下部電極8は、たとえば、Au、Alなどの導電性材料からなり、この実施形態では、Alが適用されている。下部電極8は、平面視矩形メッシュ状に形成されている。下部電極8は、第1絶縁層9の上面に配置されている。また、下部電極8の側面および上面は、第2絶縁層10で覆われている。すなわち、下薄膜5において、下部電極8は、下層の第1絶縁層9と上層の第2絶縁層10とで挟まれることにより、その全表面が下薄膜絶縁層7で被覆されている。第2絶縁層10がメッシュ状の下部電極8上に形成されることにより、第2絶縁層10の表面は、下部電極8に対向する部分で盛り上がり、下部電極8と対向しない部分に凹部11を有する。また、下部電極8は、Si基板2の上面29と所定の間隔を隔てた状態で、図示しない位置において配線22(後述)により支持されている。これにより、下部電極8を下薄膜絶縁層7で被覆してなる下薄膜5は、Si基板2に対して、微小な間隔L1(たとえば、Si基板2の上面29と下薄膜絶縁層7(第1絶縁層9)の下面92との距離が1μm)の空洞19を隔てて対向配置されている。
Si基板2の上面29における空洞19に臨む部分には、複数(図1では、9つ)の凸部39が設けられている。凸部39は、たとえば、Siからなり、Si基板2の上面29における下薄膜5と対向する対向領域41に不規則に配置されている。
上薄膜6は、上薄膜絶縁層13と、この上薄膜絶縁層13に被覆された上部電極14と、を備えている。
上薄膜絶縁層13は、上薄膜絶縁層13の下層をなす第3絶縁層15と、この第3絶縁層15上に形成され、上薄膜絶縁層13の上層をなす第4絶縁層16と、を備えている。
第3絶縁層15は、パッド部4の第3絶縁層24(後述)と一体的に形成されている。また、第3絶縁層15には、下薄膜5と対向する下面94における各凹部11(下貫通孔12)と対向する部分に、凹部11(下貫通孔12)に向けて突出する、凸部17が形成されている。
第4絶縁層16は、パッド部4の第4絶縁層26(後述)と一体的に形成されている。
そして、上薄膜絶縁層13には、その厚さ方向に上薄膜絶縁層13を貫通する複数の上貫通孔18が形成されている。
各上貫通孔18は、各下貫通孔12とずれた位置(たとえば、平面視において、隣接する下貫通孔12の間)に配置されている。
上部電極14は、たとえば、Au、Alなどの導電性材料からなり、この実施形態では、Alが適用されている。上部電極14は、平面視矩形メッシュ状に形成されている。上部電極14は、第3絶縁層15上に配置されている。また、上部電極14の側面および上面は、第4絶縁層16で覆われている。すなわち、上薄膜6において、上部電極14は、下層の第3絶縁層15と上層の第4絶縁層16とで挟まれることにより、その全表面が上薄膜絶縁層13で被覆されている。また、上部電極14は、下薄膜5の上面(第2絶縁層10の上面91)と所定の間隔を隔てた状態で、配線25(後述)により支持されている。これにより、上部電極14を上薄膜絶縁層13で被覆してなる上薄膜6は、下薄膜5に対して、微小な間隔L2(たとえば、第2絶縁層10の上面91と上薄膜絶縁層13(第3絶縁層15)の下面94との距離が4μm)の空洞20を隔てて対向配置されている。
そして、上薄膜6は、下薄膜5に対して微小な間隔L2の空洞20を介して対向し、下薄膜5とともに、振動によって静電容量が変化するコンデンサを形成している。すなわち、センサ部3では、音圧(音波)が入力されると、その音圧により上薄膜6および/または下薄膜5が振動し、この上薄膜6および/または下薄膜5の振動により生じるコンデンサの静電容量の変化量に応じた電気信号が配線22(後述)へと出力される。
パッド部4は、センサ部3から出力される電気信号を外部の配線へと出力する部分である。
パッド部4は、第1絶縁層21と、配線22と、第2絶縁層23と、第3絶縁層24と、配線25と、第4絶縁層26と、を備えている。
第1絶縁層21は、Si基板2の上面29に形成されている。
配線22は、第1絶縁層21上に所定のパターンで形成されている。また、配線22は、図示しない位置において、下部電極8と一体的に形成されているとともに、配線25と電気的に接続されている。
第2絶縁層23は、第1絶縁層21上に形成され、第1絶縁層21とともに配線22を被覆している。
第3絶縁層24は、第2絶縁層23上に形成されている。
配線25は、第3絶縁層24上に所定のパターンで形成されている。また、配線25は、上部電極14と一体的に形成されているとともに、図示しない位置において配線22と電気的に接続されている。
そして、第2絶縁層23および第3絶縁層24には、これらの厚さ方向にこれらの層を貫通する開口部27が形成されている。開口部27は、配線22の一部をボンディングパッドとして露出させるためのものである。
開口部27上には、開口部27から露出する配線22を覆う金属薄膜28が形成されている。金属薄膜28は、たとえば、Au、Alなどの導電性材料からなり、この実施形態では、Alが適用されている。また、この金属薄膜28には、たとえば、電気信号を処理する外部のICチップ(図示せず)とSiマイク1とを電気接続するための電気配線(図示せず)が接続される。
第4絶縁層26は、第3絶縁層24上に形成されている。また、第4絶縁層26には、金属薄膜28を部分的に露出させる開口38が形成されている。
図2A〜図2Hは、図1のSiマイクの製造方法を工程順に示す模式的な断面図である。
このSiマイク1の製造に際しては、たとえば、PECVD法(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition:プラズマ化学気相成長法)により、Si基板2の母体をなす円盤状のSiウエハW1の一方面(上面29)上に、第1犠牲層材料が堆積される。この第1犠牲層材料は、エッチング選択比を有する複数種の材料の混合物からなり、たとえば、Al−Si(AlとSiとの混合物)、Al−Si−Cu(AlとSiとCuと混合物)、有機溶剤に粒状の異物を混入させた混合物などからなる。なお、この実施形態では、Alに対するSiの混合比(体積比)が1%のAl−Siが用いられる。
続いて、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、このAl−Siがパターニングされて、図2Aに示すように、Al−Siからなる下部犠牲層30が形成される(第1犠牲層を形成する工程)。
次に、たとえば、PECVD法により、下部犠牲層30を含むSiウエハW1上の全領域に、SiOからなる第1絶縁層31が形成される。続いて、たとえば、スパッタ法により、第1絶縁層31上の全領域に、Al膜が形成される。そして、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、このAl膜がパターニングされる。これにより、図2Bに示すように、第1絶縁層31の上面において下部犠牲層30を挟んでSiウエハW1と対向する位置に、平面視メッシュ状の下部電極8が形成される。一方、第1絶縁層31において、SiウエハW1の上面29に直接形成された部分に、所定パターンの配線22が形成される。
続いて、たとえば、PECVD法により、配線22および下部電極8を含む第1絶縁層31上の全領域に、第2絶縁層32が形成される。このとき、この第2絶縁層32(第2絶縁層10)には、その下部電極8上の部分が下部電極8の厚み分突出することにより、隣接する突出部分の間に凹部11が形成される。そして、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、第2絶縁層32および第1絶縁層31がパターニングされ、凹部11の底面から厚さ方向に下部犠牲層30に延びる下貫通孔12が形成される。これにより、第1絶縁層31における下部犠牲層30上の部分が第1絶縁層9となり、第2絶縁層32における第1絶縁層9上の部分が第2絶縁層10となる。こうして、図2Cに示すように、下部犠牲層30上に、第1絶縁層9および第2絶縁層10からなる下薄膜絶縁層7で下部電極8を被覆した構成の下薄膜5が形成される(下薄膜を形成する工程)。
一方、第1絶縁層31においてSiウエハW1の上面29に直接形成された部分は、第1絶縁層21となり、第2絶縁層32における第1絶縁層21上の部分は、第1絶縁層21とともに配線22を被覆する第2絶縁層23となる。
次に、たとえば、PECVD法により、SiウエハW1上の全領域に、Alが堆積される。このAlは、下貫通孔12および下薄膜絶縁層7と第2絶縁層23との間の隙間33を埋め尽くし、下薄膜5を覆い尽くす高さまで堆積される。続いて、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、このAlがパターニングされる。これにより、図2Dに示すように、Alからなる上部犠牲層34が形成される(第2犠牲層を形成する工程)。このとき、上部犠牲層34には、下薄膜5の第2絶縁層10に凹部11が形成されていることにより、凹部11に対向する位置において凹部35が形成される。また、上部犠牲層34には、下薄膜絶縁層7に下貫通孔12が形成されていることにより、凹部35の底面からさらに一段凹んだ凹部40が形成される。
上部犠牲層34が形成された後には、たとえば、PECVD法により、この上部犠牲層34を含むSiウエハW1上の全領域に、SiOが堆積される。このSiOは、凹部40および凹部35に入り込み、上部犠牲層34を覆い尽くす高さまで堆積される。これにより、図2Eに示すように、上部犠牲層34上の第3絶縁層15と第2絶縁層23上の第3絶縁層24とからなる第3絶縁層36が形成される。その後は、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、第3絶縁層24および第2絶縁層23の一部が除去されて、配線22の一部をボンディングパッドとして露出させる開口部27が形成される。
次いで、たとえば、スパッタ法により、第3絶縁層36上の全領域に、Al膜が形成される。そして、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、このAl膜がパターニングされる。これにより、図2Fに示すように、第3絶縁層15の上面において上部犠牲層34を挟んで下薄膜5と対向する位置に、平面視メッシュ状の上部電極14が形成される。一方、第3絶縁層24の上面には、所定パターンの配線25が形成される。さらに、開口部27上には、開口部27から露出する配線22を覆う金属薄膜28が形成される。
続いて、たとえば、PECVD法により、上部電極14、配線25および金属薄膜28を含む第3絶縁層36上の全領域に、SiOが堆積される。これにより、第3絶縁層15上の第4絶縁層16と第3絶縁層24上の第4絶縁層26とからなる第4絶縁層37が形成される。そして、公知のフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、第4絶縁層37および第3絶縁層36がパターニングされる。これにより、図2Gに示すように、第4絶縁層16および第3絶縁層15に、これらの厚さ方向に上部犠牲層34に延び、下貫通孔12とずれた位置に配置される上貫通孔18が形成される。こうして、下薄膜5上に、第3絶縁層15および第4絶縁層16からなる上薄膜絶縁層13で上部電極14を被覆した構成の上薄膜6が形成される(上薄膜を形成する工程)。また、第4絶縁層26には、金属薄膜28を露出させる開口38が形成される。
その後、上貫通孔18を介して上部犠牲層34にエッチングガス(たとえば、BCl(三塩化ホウ素)などの塩素系ガス)が供給され、上部犠牲層34がドライエッチングされる(第2犠牲層を除去する工程)。これにより、図2Hに示すように、上部犠牲層34が除去されて、下薄膜5と上薄膜6との間に空洞20が形成される。
続いて、上貫通孔18、空洞20および下貫通孔12を介して下部犠牲層30にエッチングガス(たとえば、BCl(三塩化ホウ素)などの塩素系ガス)が供給される。BCl(三塩化ホウ素)などの塩素系ガスは、下部犠牲層30を形成するAl−Siのうち、Al成分と化学的反応を起こし易い。そのため、エッチングガスが供給された下部犠牲層30においては、Alが優先的にエッチングされる。そして、エッチングガスが所定の時間(たとえば、下部犠牲層30中のAl成分を全て除去するのに必要な時間)供給された後、エッチングガスの供給が止められる。これにより、図2Hに示すように、下部犠牲層30中のAl成分が除去され、SiウエハW1と下薄膜5との間に空洞19が形成されるとともに、Si基板2の上面29における対向領域41に、下部犠牲層30の材料中のAl以外の材料(Al成分以外の成分。この実施形態では、Si)が複数の凸部39となって残存する(第1犠牲層中の所定の材料を除去する工程)。
そして、SiウエハW1がSi基板2のサイズに分割されることにより、図1に示すSiマイク1が得られる。第3絶縁層15における上部犠牲層34の各凹部35,40に入り込んでいた部分は、凹部11(下貫通孔12)に向けて突出する凸部17となり、上薄膜6と下薄膜5との密着を防止するためのストッパとして機能する。
以上のように、この実施形態では、SiウエハW1の上面29上に、Al−Siからなる下部犠牲層30が形成される。この下部犠牲層30の上には、行列状の複数の凹部11および下貫通孔12を有する下薄膜5が形成される。また、下薄膜5の上に上部犠牲層34が形成され、この上部犠牲層34の上に、下貫通孔12に連通する行列状の複数の上貫通孔18を有する上薄膜6が形成される。そして、上部犠牲層34は、上貫通孔18を介するドライエッチングにより除去される。また、下部犠牲層30を形成するAl−Siのうち、Al成分は、上部犠牲層34の除去後、上貫通孔18および下貫通孔12を介するドライエッチングにより除去される。
下部犠牲層30が、Al−Siからなるので、下部犠牲層30中のAl成分が除去されることにより、SiウエハW1と下薄膜5との間に空洞19が形成されるとともに、Si基板2の上面29における対向領域41には、Siからなる複数の凸部39が残存する。Si基板2の上面29に残存した凸部39は、下薄膜5がSi基板2側に寄ったときに、下薄膜5の下面に当接し、下薄膜5とSi基板2との密着を防止するストッパとして機能する。
このように、この実施形態では、下部犠牲層30上に複数の孔を有するフォトレジストを形成する工程と、このフォトレジストをマスクとしたエッチングにより、下部犠牲層30に凹部を形成する工程とを行なわなくても、Si基板2と下薄膜5との接触の維持(密着)を防止するための凸部39を形成することができる。すなわち、凸部39の形成に要する時間および手間の軽減を図ることができる。
さらに、上部犠牲層34の材料として、下部犠牲層30においてエッチングにより除去される成分(除去成分)であるAlが採用されている。
上部犠牲層34と下部犠牲層30中の除去成分とが同一の材料(この実施形態では、Al)であれば、同一のエッチングガス(この実施形態では、BCl(三塩化ホウ素)などの塩素系ガス)を用いて、一連の工程で、上部犠牲層34の除去に引き続いて、下部犠牲層30中のAl成分を除去することができる。その結果、Siマイク1の製造に要する時間および手間を一層軽減することができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、他の実施形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態では、上部犠牲層34は、Alを用いて形成されるとしたが、上部犠牲層34は、エッチング可能な物質であり、かつ、下薄膜絶縁層7および上薄膜絶縁層13とエッチング選択比を有する物質であれば、たとえば、SiN(窒化シリコン)を用いて形成されてもよい。
また、前述の実施形態では、下薄膜絶縁層7および上薄膜絶縁層13は、SiOを用いて形成されるとしたが、絶縁性材料であれば、たとえば、SiNなどを用いて形成されてもよい。下薄膜絶縁層7および上薄膜絶縁層13が、SiO以外の材料を用いて形成される場合には、上部犠牲層34は、SiOを用いて形成されてもよい。
また、前述の実施形態では、静電容量型センサの一例として、Siマイク1を例にとったが、これに限らず、静電容量の変化量を検知して動作する圧力センサや加速度センサなどに、この発明が適用されてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
この発明の一実施形態に係るSiマイクの構造を説明するための模式的な断面図である。 図1のSiマイクの製造方法を工程順に示す模式的な断面図である。 図2Aの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Bの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Cの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Dの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Eの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Fの次の工程を示す模式的な断面図である。 図2Gの次の工程を示す模式的な断面図である。 従来のSiマイクの製造方法を工程順に示す模式的な断面図である。 図3Aの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Bの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Cの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Dの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Eの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Fの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Gの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Hの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Iの次の工程を示す模式的な断面図である。 図3Jの次の工程を示す模式的な断面図である。
符号の説明
1 Siマイク
2 Si基板
3 センサ部
4 パッド部
5 下薄膜
6 上薄膜
7 下薄膜絶縁層
8 下部電極
12 下貫通孔
13 上薄膜絶縁層
14 上部電極
17 凸部
18 上貫通孔
19 空洞
20 空洞
29 上面
30 下部犠牲層
34 上部犠牲層
39 凸部
41 対向領域
91 上面
92 下面
94 下面
L1 間隔
L2 間隔
W1 Siウエハ

Claims (8)

  1. 基板と、
    前記基板の一方面に対して間隔を空けて対向配置され、複数の下貫通孔がその厚さ方向に貫通して形成された下薄膜と、
    前記下薄膜に対して前記基板と反対側に間隔を空けて対向配置され、複数の上貫通孔がその厚さ方向に貫通して形成された上薄膜と、
    前記基板の前記一方面における前記下薄膜との対向領域に不規則に設けられた複数の凸部と、
    前記上薄膜から前記基板へ向かって突出し、前記下薄膜に対向するように形成された複数の凸部とを含み、
    前記上薄膜に形成された各前記凸部は、当該凸部の先端に設けられ、前記下薄膜の前記下貫通孔に対向する第1凸部と、前記第1凸部よりも幅が広い第2凸部との二段構造を有しており、
    前記第1凸部の幅は、前記下貫通孔の幅よりも広い、MEMSセンサ。
  2. 前記基板の前記一方面上に不規則に設けられた複数の凸部は、当該一方面が選択的に露出するように、それぞれが粒状に形成されている、請求項1に記載のMEMSセンサ。
  3. 前記基板の前記一方面上に不規則に設けられた複数の凸部は、Siからなる、請求項1または2に記載のMEMSセンサ。
  4. 前記下薄膜に、全体としてm×n(m,nは自然数)の行列状に形成された複数の凹部をさらに含み、
    前記複数の下貫通孔は、各前記凹部の底面から前記下薄膜を貫通するように一つずつ形成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のMEMSセンサ。
  5. 前記下薄膜は、前記複数の下貫通孔によって平面視メッシュ状に形成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のMEMSセンサ。
  6. 前記上薄膜は、前記複数の上貫通孔によって平面視メッシュ状に形成されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載のMEMSセンサ。
  7. 前記MEMSセンサは、前記下薄膜および前記上薄膜が配置されたセンサ部と、前記センサ部から出力される電気信号を外部の配線へと出力するパッド部とを含み、
    前記パッド部は、前記上薄膜および/または前記下薄膜の振動により生じるコンデンサの静電容量の変化量に応じた電気信号が入力される配線を有している、請求項1〜6のいずれか一項に記載のMEMSセンサ。
  8. 前記配線の一部は、ボンディングパッドとして露出している、請求項7に記載のMEMSセンサ。
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