JP2014086447A - 電子装置及びその製造方法 - Google Patents

電子装置及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014086447A
JP2014086447A JP2012231846A JP2012231846A JP2014086447A JP 2014086447 A JP2014086447 A JP 2014086447A JP 2012231846 A JP2012231846 A JP 2012231846A JP 2012231846 A JP2012231846 A JP 2012231846A JP 2014086447 A JP2014086447 A JP 2014086447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
cavity
region
electronic device
insulating layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2012231846A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014086447A5 (ja
Inventor
Takahiko Yoshizawa
隆彦 吉澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2012231846A priority Critical patent/JP2014086447A/ja
Priority to US14/046,423 priority patent/US8952467B2/en
Priority to CN201310493344.6A priority patent/CN103771332A/zh
Publication of JP2014086447A publication Critical patent/JP2014086447A/ja
Publication of JP2014086447A5 publication Critical patent/JP2014086447A5/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B81MICROSTRUCTURAL TECHNOLOGY
    • B81BMICROSTRUCTURAL DEVICES OR SYSTEMS, e.g. MICROMECHANICAL DEVICES
    • B81B7/00Microstructural systems; Auxiliary parts of microstructural devices or systems
    • B81B7/0032Packages or encapsulation
    • B81B7/0058Packages or encapsulation for protecting against damages due to external chemical or mechanical influences, e.g. shocks or vibrations
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B81MICROSTRUCTURAL TECHNOLOGY
    • B81CPROCESSES OR APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OR TREATMENT OF MICROSTRUCTURAL DEVICES OR SYSTEMS
    • B81C1/00Manufacture or treatment of devices or systems in or on a substrate
    • B81C1/00015Manufacture or treatment of devices or systems in or on a substrate for manufacturing microsystems
    • B81C1/00261Processes for packaging MEMS devices
    • B81C1/00333Aspects relating to packaging of MEMS devices, not covered by groups B81C1/00269 - B81C1/00325
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B81MICROSTRUCTURAL TECHNOLOGY
    • B81BMICROSTRUCTURAL DEVICES OR SYSTEMS, e.g. MICROMECHANICAL DEVICES
    • B81B7/00Microstructural systems; Auxiliary parts of microstructural devices or systems
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B81MICROSTRUCTURAL TECHNOLOGY
    • B81BMICROSTRUCTURAL DEVICES OR SYSTEMS, e.g. MICROMECHANICAL DEVICES
    • B81B7/00Microstructural systems; Auxiliary parts of microstructural devices or systems
    • B81B7/02Microstructural systems; Auxiliary parts of microstructural devices or systems containing distinct electrical or optical devices of particular relevance for their function, e.g. microelectro-mechanical systems [MEMS]
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B81MICROSTRUCTURAL TECHNOLOGY
    • B81CPROCESSES OR APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OR TREATMENT OF MICROSTRUCTURAL DEVICES OR SYSTEMS
    • B81C1/00Manufacture or treatment of devices or systems in or on a substrate
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B81MICROSTRUCTURAL TECHNOLOGY
    • B81CPROCESSES OR APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OR TREATMENT OF MICROSTRUCTURAL DEVICES OR SYSTEMS
    • B81C1/00Manufacture or treatment of devices or systems in or on a substrate
    • B81C1/00015Manufacture or treatment of devices or systems in or on a substrate for manufacturing microsystems
    • B81C1/00261Processes for packaging MEMS devices
    • B81C1/00325Processes for packaging MEMS devices for reducing stress inside of the package structure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B81MICROSTRUCTURAL TECHNOLOGY
    • B81CPROCESSES OR APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OR TREATMENT OF MICROSTRUCTURAL DEVICES OR SYSTEMS
    • B81C2201/00Manufacture or treatment of microstructural devices or systems
    • B81C2201/01Manufacture or treatment of microstructural devices or systems in or on a substrate
    • B81C2201/0101Shaping material; Structuring the bulk substrate or layers on the substrate; Film patterning
    • B81C2201/0128Processes for removing material
    • B81C2201/013Etching
    • B81C2201/0135Controlling etch progression
    • B81C2201/014Controlling etch progression by depositing an etch stop layer, e.g. silicon nitride, silicon oxide, metal
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Abstract

【課題】機能素子が小型でかつ堅牢な空洞内に配置された、信頼性の良好な電子装置、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る電子装置は、基板と、前記基板上に配置され、空洞を形成する側壁と、前記側壁上に配置され、前記空洞を覆う第1層と、前記第1層上に形成され、平面視における前記第1層の輪郭よりも外側に配置された領域を有する第2層と、前記第2層の前記平面視における前記第1層の輪郭よりも外側に配置された領域の下に配置された絶縁層と、前記空洞内に配置された機能素子と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子装置及びその製造方法に関する。
MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)等の機能素子を基板上に構成された空洞内に配置した構成を含む電子装置が知られている。例えば、マイクロ振動子、マイクロセンサー、マイクロアクチュエーター等のMEMSは、微小な構造体が振動、変形、その他の動作によって機能するため、空洞内にはこれらの動作が妨げられないように収容される(例えば、以下の特許文献1及び2参照)。
このような空洞を形成する方法としては、特許文献1に開示されているような、一方の基板の表面上に微小機械素子を形成した後に、真空チャンバー内でOリングを介して一方の基板と他方の基板を接合し、その後、Oリングの外側に密封剤を充填する方法がある。また、他の方法としては、特許文献2に開示されているように、基板上にMEMS構造体を形成し、その上に犠牲層を形成した後に貫通孔を有する封止部材を形成し、この封止部材の貫通孔を通して犠牲層を除去してMEMS構造体の可動部をリリースさせ、最後に封止部材の貫通孔をCVD膜等の他の封止部材で覆うことで閉鎖するといった方法も知られている。
特開2005−297180号公報 特開2005−123561号公報
しかしながら、電子装置の小型化の要請から、機能素子が配置される基板上の空洞についてもその占有面積を小さくすることが求められている。ところが装置を小型化することにより、空洞や空洞を形成する部材等も小型化されることとなるため、空洞を保持する機械的強度が不足する場合がある。空洞を形成する部材の強度が不足すると、例えば、実装時の機械的及び熱的な応力又は振動によって、空洞を維持できなくなる場合があり、電子装置の信頼性が低下することが懸念される。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、その幾つかの態様に係る目的の一つは、機能素子が小型でかつ堅牢な空洞内に配置された、信頼性の良好な電子装置、及びその製造方法を提供することにある。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現することができる。
[適用例1]本発明に係る電子装置の1態様は、基板と、前記基板上に配置され、空洞を形成する側壁と、前記側壁上に配置され、前記空洞を覆う第1層と、前記第1層上に形成され、平面視における前記第1層の輪郭よりも外側に配置された領域を有する第2層と、前記第2層の前記平面視における前記第1層の輪郭よりも外側に配置された領域の下に配置された絶縁層と、前記空洞内に配置された機能素子と、を含む。
本適用例の電子装置によれば、第2層が、第1層の輪郭よりも外側に配置された領域を有し、かつ、第2層の前記平面視における第1層の輪郭よりも外側に配置された領域の下に絶縁層が配置されるため、空洞を形成する部材の機械的な強度を高めることができる。本適用例の電子装置によれば、特に空洞が潰れるように作用する外力等に抗する機械的な強度を高めることができる。そのため、本適用例の電子装置によれば、機能素子が小型でかつ堅牢な空洞内に配置されることにより高い信頼性を確保することができる。
[適用例2]適用例1において、前記第2層の前記平面視における前記第1層の輪郭よりも外側に配置された領域は、平面視において前記空洞を周回していてもよい。
本適用例の電子装置によれば、第2層の第1層の輪郭よりも外側に配置された領域が前記空洞を周回しているため、より確実に空洞を形成することができ、かつ、さらに堅牢な空洞を形成することができる。
[適用例3]適用例1又は適用例2において、前記第1層の平面視における前記空洞の輪郭よりも外側に配置された領域と、前記第2層との間に、前記絶縁層が存在してもよい。
本適用例の電子装置によれば、第1層と第2層とによって絶縁層を挟み込む形状となっていることにより、空洞を保持する機械的強度をさらに向上させることができる。また、本適用例の電子装置によれば、空洞が潰れるように作用する外力等に抗するのみならず、空洞が開放するように作用する外力等に対しても抗する、機械的強度を高めることができる。
[適用例4]適用例1ないし適用例3のいずれか1例において、前記第1層及び前記第2層は、前記空洞に貫通する共通の貫通孔を有してもよい。
本適用例の電子装置は、第1層及び第2層が形成された状態で空洞内をエッチングできるため、エッチング時における空洞の堅牢性も確保することができる。そのため、例えば製造歩留まりを向上させることができ、生産性が良好である。
[適用例5]適用例4において、前記第2層上に形成された第3層を有し、前記第3層は、前記貫通孔を封止していてもよい。
本適用例の電子装置によれば、空洞を保持する機械的強度をさらに向上させることができる。
[適用例6]適用例5において、前記第3層は、Al、W及びCuよりなる群から選ばれた1種又は2種以上の合金からなる層を含んでもよい。
本適用例の電子装置によれば、空洞を保持する機械的強度をさらに向上させることができる。
[適用例7]適用例1ないし適用例6のいずれか1例において、前記第2層は、TiN、TaN、Ti、Ta、W、Au、Pt、Co及びNiよりなる群から選ばれた1種又は2種以上の合金若しくは複合窒化物からなる層を含んでもよい。
本適用例の電子装置によれば、第2層の機械的強度が高いとともに第2層及び第1層の密着性を高めることができるので、空洞を保持する機械的強度をさらに向上させることができる。
[適用例8]適用例1ないし適用例7のいずれか1例において、前記第1層は、3層以上の積層構造を含み、前記積層構造の最上層は、TiN、Ti、W、Au、及びPtよりなる群から選ばれた1種又は2種以上の合金からなる層であり、前記積層構造の最下層は、TiN、Ti、W、Au、及びPtよりなる群から選ばれた1種又は2種以上の合金からなる層であり、前記積層構造のうち少なくとも一の層は、Al−Cu合金からなってもよい。
本適用例の電子装置によれば、第1層の機械的強度が高いとともに第2層及び第1層の密着性を高めることができるので、空洞を保持する機械的強度をさらに向上させることができる。
[適用例9]
本発明に係る電子装置の製造方法の一態様は、基板の第1領域に機能素子を形成する工程と、前記基板の第2領域に、トランジスターを形成する工程と、前記トランジスター及び前記機能素子を覆う層間絶縁層を形成する工程と、前記層間絶縁層に、前記機能素子を囲む側壁を形成する工程と、前記層間絶縁層を覆い、前記側壁と接続する第1層を形成する工程と、前記第1層を覆う絶縁層を形成する工程と、前記絶縁層の平面視における前記側壁の内側の領域を除去する工程と、前記第1層上及び前記絶縁層上に、TiN、TaN、Ti、Ta、W、Au、Pt、Co及びNiよりなる群から選ばれた1種又は2種以上の合金若しくは複合窒化物からなる第2層を形成する工程と、前記第1領域の前記第1層及び前記第2層に貫通孔を形成する工程と、前記貫通孔を通じて、前記側壁に囲まれた前記層間絶縁層をエッチングして除去し、前記機能素子が収容された空洞を形成する工程と、を含み、前記第2層は、平面視における前記第1層の輪郭よりも外側に配置された領域を有して形成され、前記絶縁層は、前記第2層の前記平面視における前記第1層の輪郭よりも外側に配置された領域の下に配置されている。
本適用例の電子装置の製造方法によれば、第2層が、第1層の輪郭よりも外側に配置された領域を有し、かつ、第2層の前記平面視における第1層の輪郭よりも外側に配置された領域の下に絶縁層が配置されるため、空洞を形成する部材の機械的な強度の高い電子装置を製造することができる。また、本適用例の電子装置の製造方法によれば、側壁に囲まれた層間絶縁層をエッチングして除去し、機能素子が収容された空洞を形成する工程(リリースエッチング工程)において、第2層によって、第2領域が保護されるため、長時間のエッチング処理を行うことができる。また、レジストマスクを用いることなくリリースエッチング工程を行うことができるので、洗浄工程において有機溶剤を使用することができ、例えば、スティッキング等を抑制することができる。さらに、レジストマスクを用いないので、レジストマスクを除去する工程が不要で、コンタミネーション等の不具合を低減することができる。
[適用例10]適用例9において、前記第2層上に前記貫通孔を封止する第3層を形成する工程と、前記第2層及び前記第3層をパターニングして、前記第2領域の前記第2層及び前記第3層を除去する工程と、前記第2領域の前記絶縁層をエッチングする工程と、をさらに含んでもよい。
本適用例の電子装置の製造方法によれば、空洞を保持する機械的強度がさらに向上された電子装置を製造することができる。
実施形態に係る電子装置の断面を模式的に示す図。 実施形態に係る電子装置を模式的に示す平面図。 実施形態に係る電子装置の製造方法の一工程の断面を模式的に示す図。 実施形態に係る電子装置の製造方法の一工程の断面を模式的に示す図。 実施形態に係る電子装置の製造方法の一工程の断面を模式的に示す図。 実施形態に係る電子装置の製造方法の一工程の断面を模式的に示す図。 実施形態に係る電子装置の製造方法の一工程の断面を模式的に示す図。 実施形態に係る電子装置の製造方法の一工程の断面を模式的に示す図。 実施形態に係る電子装置の製造方法の一工程の断面を模式的に示す図。 実施形態に係る電子装置の製造方法の一工程の断面を模式的に示す図。 実施形態に係る電子装置の製造方法の一工程の断面を模式的に示す図。 実施形態に係る電子装置の製造方法の一工程の断面を模式的に示す図。 実施形態に係る電子装置の製造方法の一工程の断面を模式的に示す図。 実施形態に係る電子装置の製造方法の一工程の断面を模式的に示す図。 実施形態に係る電子装置の製造方法の一工程の断面を模式的に示す図。 実施形態に係る電子装置の製造方法の一工程の断面を模式的に示す図。 実施形態に係る電子装置の製造方法の一工程の断面を模式的に示す図。 実施形態に係る電子装置の製造方法の一工程の断面を模式的に示す図。
以下に本発明のいくつかの実施形態について説明する。以下に説明する実施形態は、本発明の例を説明するものであって、本発明は以下の実施形態になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において実施される各種の変形形態も含む。なお以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要素であるとは限らない。
1.電子装置
一実施形態に係る電子装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る電子装置100の断面を模式的に示す図である。図2は、本実施形態に係る電子装置100を模式的に示す平面図である。図1は、図2のI−I線の断面に相当する。また、図2では、第3層90は省略して描いた。
電子装置100は、図1及び図2に示すように、基板10と、空洞1を形成する側壁20と、空洞1を覆う第1層30と、第2層40と、絶縁層50と、空洞1内に配置された機能素子60と、を含む。
基板10は、機能素子60を収容する空洞1が形成される第1領域A1と、回路部70が形成される第2領域A2と、を有している。基板10としては、例えば、シリコン(Si)基板等の半導体基板を用いることができる。基板10として、セラミックス基板、ガラス基板、サファイア基板、合成樹脂基板などの各種の基板を用いてもよい。基板10の厚みは、例えば、100μm〜400μmである。
基板10は、図示のような下地層12を有することができる。下地層12は、基板10上に形成されている。下地層12は、少なくとも空洞1が形成される第1領域A1に形成される。下地層12の材質としては、例えば、窒化シリコン(Si)が挙げられる。下地層12は、空洞1を形成する際に、エッチングストッパー層として機能することができる。下地層12と基板10との間には、図示しないトレンチ絶縁層、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)絶縁層、セミリセスLOCOS絶縁層等が形成されていてもよい。
側壁20は、基板10上に配置され、空洞1を形成している。図1に示す例では、側壁20は、下地層12上であって、空洞1の周囲に形成されている。また、図1に示す例では、側壁20は、配線部22及び壁部24が積層された態様で形成されている。側壁20
は、ガードリングとみなすこともできる。側壁20は、配線部22及び壁部24を2つずつ有しているが、それらの数は特に限定されず、例えば、層間絶縁層80の積層数に応じて配線部22及び壁部24の数が決定されてもよい。側壁20は、図2に示すように、機能素子60を囲むように配置される。側壁20の平面的な形状は、機能素子60を囲む形状であれば特に限定されず、例えば、円形状、多角形状などの任意の形状とすることができる。側壁20は、例えば、機能素子60に接続された配線65を通すための隙間を有してもよい。側壁20は、周囲の部材と電気的に接続されていてもよいし、接地電位とされてもよい。図2に示す例では、側壁20は、機能素子60を避けて形成されている。側壁20の材質としては、例えば、多結晶シリコン(Poly-Silicon)や、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、タングステン(W)、チタン(Ti)などの金属やその合金が挙げられる。
第1層30は、側壁20上に配置され、空洞1を覆うように形成される。第1層30は、図1に示すように、空洞1の上方に形成されている。第1層30は、貫通孔31を有することができる。図1及び図2に示す例では、貫通孔31の数は、12だが、その数は限定されない。第1層30は、側壁20の一部又は全部と一体的に形成されてもよい。第1層30は、例えば、TiN、TaN、Ti、Ta、W、Au、Pt、Co及びNiよりなる群から選ばれた1種又は2種以上の合金若しくは複合窒化物で形成されることができる。また、第1層30は、例えば、Ti層、TiN層、Al−Cu合金層、TiN層が積層された積層構造であってもよい。
空洞1は、機能素子60を収容するための空間である。空洞1は、図示の例では、下地層12、側壁20、第1層30によって画成されている。空洞1内は、例えば、減圧状態にすることができ、これにより機能素子60の動作精度の向上を図ることができる。
側壁20及び第1層30には、一定の電位(例えば接地電位)が与えられることが望ましい。これにより、側壁20及び第1層30を、電磁シールドとして機能させることができる。そのため、機能素子60を、空洞1の外部の電界や磁界から遮蔽することができ、機能素子60の特性等をより安定させることができる。
機能素子60は、空洞1に配置される。機能素子60は、空洞1に収容されうる限り任意であり特に限定されない。機能素子60としては、例えば、振動子、水晶振動子、SAW(弾性表面波)素子、加速度センサー、ジャイロスコープ、マイクロアクチュエーターなどを例示することができる。機能素子60の具体例としては、図示のような下地層12上に形成された固定電極62と、固定電極62と一定間隔を空けて形成された可動電極64と、を有する振動子を挙げることができる。固定電極62及び可動電極64の材質としては、例えば、所定の不純物をドーピングすることにより導電性が付与された多結晶シリコンが挙げられる。
第2層40は、第1層30上に形成され、平面視における第1層30の輪郭よりも外側に配置された領域B1を有する。第1層30の平面視とは、図2に示すように基板10の板面と直交する方向から第1層30を見た場合をいう。第2層40は、第1層30上及び絶縁層50上に形成されている。第2層40は、貫通孔41を有することができる。図1及び図2に示す例では、貫通孔41の数は、12だが、その数は限定されない。第2層40は、例えば、TiN、TaN、Ti、Ta、W、Au、Pt、Co及びNiよりなる群から選ばれた1種又は2種以上の合金若しくは複合窒化物で形成されることができる。
絶縁層50は、第2層40の平面視における第1層30の輪郭よりも外側に配置された領域B1の下に配置される。絶縁層50は、例えば、層間絶縁層80上及び第1層30上に形成される。絶縁層50の材質としては、酸化シリコン、窒化シリコン等が挙げられる
。絶縁層50の構造としては、酸化シリコン、窒化シリコン等の単層構造、酸化シリコン、窒化シリコン等の積層構造が挙げられる。
本実施形態の電子装置100では、第2層40が、第1層30の輪郭よりも外側に配置された領域B1を有し、かつ、第2層40の平面視における第1層30の輪郭よりも外側に配置された領域B1の下に絶縁層50が配置される。そのため、第1層30及び第2層40が空洞1の蓋として機能すると共に、当該蓋が、第1層30だけでなく第2層40の領域B1において支持されるため、空洞1の変形等に対する機械的な強度を高めることができる。電子装置100によれば、特に空洞1が潰れるように作用する外力等に抗する機械的な強度を高めることができる。そのため、本実施形態の電子装置100によれば、機能素子60が小型でかつ堅牢な空洞1内に配置されることになり、高い信頼性を確保することができる。
2.電子装置の変形等の説明
本実施形態の電子装置100は、各種の変形実施が可能である。以下に変形形態を述べるが、上述の実施形態と同様の作用機能を有する部材には同様の符号を付して詳細な説明は省略する。
上述の第1層30の材質は、TiN、TaN、Ti、Ta、W、Au、Pt、Co及びNiよりなる群から選ばれた1種又は2種以上の合金若しくは複合窒化物である場合には、第1層30の機械的強度を高めることができるとともに第2層40との密着性を高めることができるので、空洞1を保持する機械的強度をさらに向上させることができる。また、第1層30は、図示の例では単層構造となっているが、複数の層の積層構造であってもよい。第1層30を積層構造とすれば、第1層30の機械的強度及び導電性の両者を効果的に高めることができる場合がある。例えば、第1層30が3層以上の積層構造である場合には、積層構造の最上層は、TiN、Ti、W、Au、及びPtよりなる群から選ばれた1種又は2種以上の合金からなる層とし、積層構造の最下層は、TiN、Ti、W、Au、及びPtよりなる群から選ばれた1種又は2種以上の合金からなる層とし、積層構造のうち少なくとも一の層を、Al−Cu合金からなる層とすることができる。
上述の第2層40の材質を、TiN、TaN、Ti、Ta、W、Au、Pt、Co及びNiよりなる群から選ばれた1種又は2種以上の合金若しくは複合窒化物とすると、第2層40の機械的強度を高めることができるとともに第2層40及び第1層30の間の密着性を高めることができるので、空洞1を保持する機械的強度をさらに向上させることができる。また、第2層40は、図示の例では単層構造となっているが、複数の層を積層した構造であってもよく、例えば、TiN、TaN、Ti、Ta、W、Au、Pt、Co及びNiよりなる群から選ばれた1種又は2種以上の合金若しくは複合窒化物からなる層を含んで構成されてもよい。
また、図1及び図2に示すように、第2層40の貫通孔41と、第1層30の貫通孔31とが連通し、空洞1に貫通する共通の貫通孔となっていてもよい。このようにすれば、第1層30及び第2層40が形成された状態で空洞1内をエッチングできるため、例えば、エッチング時における空洞1の堅牢性をも確保することができる。そのため、例えば製造歩留まりを向上させることができ、生産性を向上することができる。
さらに、第2層40の平面視における第1層30の輪郭よりも外側に配置された領域B1は、その存在により、空洞1を保持する機械的な強度を高めることができるが、図1及び図2に示したように、当該領域B1は、平面視において空洞1を周回して存在していてもよい。このようにすれば、より確実に空洞1を形成することができ、かつ、さらに堅牢な空洞1を形成することができる。
さらに、第1層30の平面視における空洞1の輪郭よりも外側に配置された領域B2と、第2層40との間に、絶縁層50が存在してもよい。図1及び図2の例では、第1層30の平面視における空洞1の輪郭よりも外側に配置された領域B2と、第2層40との間に、絶縁層50が存在している。そのため、電子装置100によれば、第1層30と第2層40とによって絶縁層50を挟み込む態様となっている。これにより、空洞1を形成する第1層30及び第2層40からなる蓋を保持する機械的強度をさらに向上させることができる。すなわち、当該蓋が、第1層30だけでなく第2層40の領域B1において支持され、かつ、第1層30が絶縁層50によって機械的に押さえ込まれる状態となっている。そのため、空洞1の変形等に対する機械的な強度をさらに高めることができる。したがって、電子装置100によれば、空洞が潰れるように作用する外力等に抗するのみならず、空洞が開放するように作用する外力等に対しても抗する機械的な強度を高めることができる。そのため、例示した電子装置100によれば、機能素子60が小型でかつ堅牢な空洞1内に配置されることになり、非常に高い信頼性を確保することができる。
3.その他の構成等
電子装置100は、回路部70と、層間絶縁層80と、配線26と、ビア28と、パッド32と、第3層90とを含んでもよい。
基板10には、図1に示すように、機能素子60を駆動させるための回路部70が形成されていてもよい。回路部70は、トランジスター72やキャパシター(図示せず)などで構成されることができる。回路部70は、例えば、トランジスター72を含む。トランジスター72は、基板10に形成されている。トランジスター72は、例えば、ゲート絶縁膜74と、ゲート電極75と、ソース又はドレイン領域78と、サイドウォール76と、を有するMOSトランジスターである。また、図示の例において、基板10の第2領域A2には、配線26、ビア28が形成されている。配線26、ビア28は、例えば、トランジスター72と回路部70を構成するその他の素子(図示せず)とを電気的に接続していてもよい。
トランジスター72のゲート絶縁膜74は、基板10上に形成されている。ゲート絶縁膜74は、例えば、酸化シリコン層からなる。ゲート絶縁膜74は、基板10とゲート電極75とに挟まれている。ゲート電極75の材質は、例えば、所定の不純物をドーピングすることにより導電性が付与された多結晶シリコンである。ソース又はドレイン領域78は、基板10に形成されている。ソース又はドレイン領域78は、基板10に所定の不純物をドーピングすることにより形成される。サイドウォール76は、ゲート電極75の側方に形成されている。サイドウォール76の材質は、例えば、窒化シリコン(Si)、又は、酸窒化シリコン(SiON)である。
図示の例では、層間絶縁層80は、基板10の上方に形成されている。図1に示す例では、電子装置100の層間絶縁層80は連続して描かれているが、層間絶縁層80は、複数の層の積層体であってもよい。層間絶縁層80の材質としては、例えば、酸化シリコン(SiO)が挙げられる。なお、空洞1は、層間絶縁層80が除去された領域に相当する。
パッド32は、ビア28上に形成されている。パッド32の材質は、例えば、第1層30と同じ材質である。図示の例では、パッド32は、配線26、ビア28を含んで配線を構成している。配線26、ビア28の材質は、例えば、側壁20の配線部22、壁部24と同じ材質である。
電子装置100は、第3層90を有してもよい。第3層90は、第2層40上に形成さ
れている。第3層90は、第1層30の貫通孔31や第2層40の貫通孔41を塞ぐことができる。第3層90の材質としては、例えば、Al、Cu、Ti、Wが挙げられる。第3層90の材質は、Al、W及びCuよりなる群から選ばれた1種又は2種以上の合金である場合には、空洞1を保持する機械的強度をさらに向上させることができる。第3層90は、図示の例では単層構造となっているが、複数の層が積層した構造であってもよく、例えば、Al、W及びCuよりなる群から選ばれた1種又は2種以上の合金からなる層を含んで構成されてもよい。
第3層90の膜厚は、例えば、1μm以上5μm以下である。第1層30、第2層40及び第3層90は、空洞1を上方から覆って、空洞1を封止する封止部材として機能することができる。電子装置100が第3層90を有することにより、空洞1を保持する機械的強度はさらに向上することができる。
電子装置100は、さらに、図示せぬ樹脂層、パッド、外部端子、配線層、レジスト層等を有してもよい。また、電子装置100は、WCSP構造であってもよい。
4.電子装置の製造方法
次に、電子装置100の製造方法について、図面を参照しながら説明する。図3〜図16は、本実施形態に係る電子装置100の製造工程を模式的に示す断面図である。
本実施形態の電子装置の製造方法は、基板10の第1領域A1に機能素子60を形成する工程と、基板10の第2領域A2に、トランジスター72を形成する工程と、トランジスター72及び機能素子60を覆う層間絶縁層80を形成する工程と、層間絶縁層80に、機能素子60を囲む側壁20を形成する工程と、層間絶縁層80を覆い、側壁20と接続する第1層30を形成する工程と、第1層30を覆う絶縁層50を形成する工程と、絶縁層50の側壁20の内側の領域を除去する工程と、第1層30上及び絶縁層50上に、TiN、TaN、Ti、Ta、W、Au、Pt、Co及びNiよりなる群から選ばれた1種又は2種以上の合金若しくは複合窒化物からなる第2層40を形成する工程と、第1領域A1の第1層30及び第2層40に貫通孔31,41を形成する工程と、貫通孔31,41を通じて、側壁20に囲まれた層間絶縁層80をエッチングして除去し、機能素子60が収容された空洞1を形成する工程と、を含む。そして、第2層40は、平面視における第1層30の輪郭よりも外側に配置された領域B1を有して形成され、絶縁層50は、第2層40の平面視における第1層30の輪郭よりも外側に配置された領域B1の下に配置されている。
本実施形態では、図3に示すように、基板10上に下地層12を形成する。下地層12は、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法、スパッタ法により成膜された後、フォトリソグラフィー技術及びエッチング技術によってパターニングされることにより形成される。
次に、図4に示すように、下地層12上に固定電極62を形成する。具体的には、例えば、多結晶シリコン等の半導体層(図示せず)をCVD法やスパッタ法などにより成膜した後、フォトリソフラフィー技術及びエッチング技術などによりパターニングする。そして、パターニングされた半導体層に、リン(P)やボロン(B)等の不純物を注入して固定電極62を形成する。
次いで,図5に示すように、固定電極62を覆う被覆層(犠牲層)66及びゲート絶縁膜74を形成する。被覆層66及びゲート絶縁膜74は、例えば、酸化シリコン層である。被覆層66は、例えば、固定電極62が熱酸化されることにより形成される。ゲート絶縁膜74は、基板10が熱酸化されることにより形成される。固定電極62及びゲート絶
縁膜74の熱酸化処理は、例えば、800℃以上1100℃以下の温度で行われる。本工程において、被覆層66及びゲート絶縁膜74を同一工程で形成することができる。被覆層66の膜厚とゲート絶縁膜74の膜厚の関係は、固定電極62と基板10の結晶性や不純物濃度の関係を調整することにより、制御することができる。なお、被覆層66及びゲート絶縁膜74は、CVD法やスパッタ法を用いて形成してもよい。その後、被覆層66上に可動電極64、及びゲート絶縁膜74上にゲート電極75を形成する。可動電極64及びゲート電極75の形成は、例えば、CVD法、スパッタ法、及びフォトリソフラフィー技術及びエッチング技術などのパターニングにより行われる。可動電極64及びゲート電極75の形成は、同時に行ってもよいし別工程としてもよい。また、可動電極64及びゲート電極75の形成と同時に、側壁20の配線部22を形成してもよく、この例では可動電極64及びゲート電極75の形成と同時に、側壁20の配線部22を形成している。
次に、可動電極64及びゲート電極75に不純物を注入する。これにより、可動電極64及びゲート電極75に対して導電性を付与することができる。注入される不純物としては、例えば、リン(P)やボロン(B)が挙げられる。また、不純物を活性化するための熱処理を行ってもよい。なお、可動電極64及びゲート電極75に不純物を注入する工程は、パターニングする工程の前に行ってもよい。
次に、基板10の第2領域A2に所定の不純物を注入して、ソース又はドレイン領域78の一部を形成する。次いでCVD法、ドライエッチング法などによって、サイドウォール76を形成する。次に、サイドウォール76をマスクとして、所定の不純物を注入して、ソース又はドレイン領域78を形成する。これらの工程により、基板10の第2領域A2にトランジスター72が形成される。この例では、LDD(Lightly doped drain)構造を形成しているが、他の構造のトランジスター72を形成してもよい。
次に、図6に示すように、層間絶縁層80を形成する。層間絶縁層80は、例えば、CVD法や塗布(スピンコート)法等により形成される。層間絶縁層80を形成した後に、層間絶縁層80の表面を平坦化する処理を行ってもよい。
次に、図7に示すように、側壁20の配線部22上に壁部24を形成する。壁部24は、例えば、層間絶縁層80をパターニングして層間絶縁層80を貫通する溝を形成し、その溝にAl、Wなどの金属を埋め込むことによって形成される。次に、層間絶縁層80、回路部70の配線26、側壁20の配線部22を形成する。この例では、配線部22を形成しているが、これは必須の工程ではなく、例えば、次の工程で形成する壁部24を、前の工程で形成した壁部24や配線部22に連続させるように形成してもよい。層間絶縁層80は、上述と同様の工程で形成され、図には、層間絶縁層80及び側壁20は一体化して描いてある。そして、再度同様にして、図8に示すように、側壁20の配線部22上に壁部24、回路部70のビア28を形成する。層間絶縁層80を形成した後に、層間絶縁層80の表面を平坦化する処理を行ってもよい。
次に、第1層30及び回路部70のパッド32を形成する。第1層30及びパッド32は、上述の配線26と同様にして形成される。なお、第1層30及びパッド32は、同一工程で形成されてもよいし、別工程で形成されてもよい。また、第1層30及び側壁20の壁部24は、一体的に形成されてもよい。また、配線26、ビア28、及びパッド32は、側壁20の配線部22、壁部24及び第1層30を形成する工程と同一工程で形成すると、製造工程の共通化により、製造工程の簡略化を図ることができる。図9及び図10では、パッド32と第1層30とを同一工程で形成する例を示しており、図9に示すように、CVD法又はスパッタ法により第1層30aを形成した後、図10において、マスクM1をマスクとしてパターニングすることによりパッド32と第1層30とが形成される
様子を示している。
次に、図11に示すように、層間絶縁層80上及びパッド32上に、第1層30の平面視における空洞1に対応する領域を避けて絶縁層50を形成する。このとき、絶縁層50は、第1層30の上に形成されることは必須ではないが、第1層30の上に形成されるようにすると、第1層30の平面視における空洞1の輪郭よりも外側に配置された領域B2と、第2層40との間に、絶縁層50を配置することができ、上述のように、空洞1を形成する第1層30及び第2層40からなる蓋を保持する機械的強度がさらに向上した電子装置100を製造することができる。絶縁層50は、例えば、スパッタ法やCVD法などにより成膜した後、フォトリソグラフィー技術及びエッチング技術によるパターニングによって形成される。必要に応じて、シンターなどの熱処理を行ってもよい。本実施形態では、図11に示すように、絶縁層50は、第1層30の上に形成され、第1層30の平面視における空洞1の輪郭よりも外側に配置された領域B2と、後に形成される第2層40との間に、絶縁層50が配置される。
次に、図12に示すように全面に、TiN、TaN、Ti、Ta、W、Au、Pt、Co及びNiよりなる群から選ばれた1種又は2種以上の合金若しくは複合窒化物からなる第2層40aを形成する。第2層40aは、CVD法、スパッタ法等により成膜されることができる。次いで、図13に示すように、フォトリソグラフィー技術及びエッチング技術によって、マスクM2を用いてパターニングし、図14に示すように空洞1に連通する貫通孔41,31を形成する。貫通孔31,41は、第1層30及び第2層40aが同一のエッチャントでエッチングできるように選択すれば、同一工程で第1層30にも貫通孔31を形成することができる。なお、貫通孔31は、異なる工程で形成されてもよい。
次いで、図15に示すように、貫通孔31及び貫通孔41にエッチング液又はエッチングガスを通して、空洞1となる領域に存在する層間絶縁層80及び被覆層66を除去し、空洞1を形成する(本明細書ではこの工程をリリース工程ということがある。)。リリース工程は、例えば、フッ化水素酸や緩衝フッ酸(フッ化水素酸とフッ化アンモニウムの混合液)などを用いたウェットエッチング、フッ化水素系のガスなどを用いたドライエッチングなどにより行うことができる。側壁20及び第1層30は、リリース工程においてエッチングされない材料で形成されることにより、空洞1が側壁20の外側へ拡がることを防止することができる。また、下地層12は、エッチングストッパー層として機能することができる。この工程を経ることにより、基板10の第1領域A1に機能素子60が形成される。
また、当該リリース工程においては、回路部70は、第2層40aによってマスクされている。そのため、例えば絶縁層50がリリース工程においてエッチングされることが抑制され、リリース工程に費やす時間を長くすることができる。また、第2層40aをマスクとしてリリース工程を行うため、有機系材料のフォトレジスト等によるマスクを利用する場合に比較して、マスクを除去する必要がない点、及び次の洗浄工程において有機溶剤を使用しやすい点において有利である。
次に、空洞1を洗浄する。洗浄は、例えば、イソプロピルアルコール(IPA)や水によって行うことができる。洗浄工程をIPA等の低表面張力溶剤を用いて行うことにより、例えば機能素子60に微細な構造が存在する場合に、部材同士が接着するいわゆるスティッキングを抑制することができる。
そして、図16に示すように、第2層40a上に第3層90aを形成する。第3層90aは、第2層40a上に、例えば、スパッタ法、CVD法などの気相成長法により形成される。第3層90aは、気相成長法により形成されることにより、貫通孔31、41を封
止することができる。また、気相成長法により形成されることにより、空洞1内を減圧状態のまま封止することもできる。
そして、図17に示すように、フォトリソグラフィー技術及びエッチング技術によって、マスクM3を用いてパターニングされ、第2領域A2の第2層40a及び第3層90aを除去し、図1に示すような形状の第2層40及び第3層90を形成することができる。
その後、必要に応じて第2領域A2のパッド32等との電気的接続をするために、図18に示すように、マスクM4を用いて絶縁層50をエッチングする工程などを行ってもよい。
以上例示した工程により、電子装置100を製造することができる。
本実施形態の電子装置の製造方法によれば、第2層40が、第1層30の輪郭よりも外側に配置された領域B1を有し、かつ、第2層40の平面視における第1層30の輪郭よりも外側に配置された領域B1の下に絶縁層50が配置されるため、空洞1を形成する部材の機械的な強度の高い電子装置100を製造することができる。また、本実施形態の電子装置の製造方法によれば、側壁20に囲まれた層間絶縁層80をエッチングして除去し、機能素子60が収容された空洞1を形成する工程(リリースエッチング工程)において、第2層40によって、第2領域A2が保護されるため、長時間のエッチング処理を行うことができる。また、レジストマスクを用いることなくリリースエッチング工程を行うことができるので、洗浄工程において有機溶剤を使用することができ、例えば、スティッキング等を抑制することができる。さらに、レジストマスクを用いないので、レジストマスクを除去する工程が不要で、コンタミネーション等の不具合を低減することができる。
なお、本発明において、特定の部材Aの上(または下)に特定の部材Bを配置する(または形成する)というとき、部材Aの上(または下)に直接部材Bが配置される(または形成される)態様に限定されず、本発明の作用効果を阻害しない範囲で、部材Aの上(または下)に、他の部材を介して部材Bが配置される(または形成される)態様を含む。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、さらに種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1…空洞、10…基板、12…下地層、20…側壁、22…配線部、24…壁部、26…配線、28…ビア、30,31a…第1層、31…貫通孔、32…パッド、40,40a…第2層、41…貫通孔、50…絶縁層、60…機能素子、62…固定電極、64…可動電極、65…配線、66…被覆層、70…回路部、72…トランジスター、74…ゲート絶縁膜、75…ゲート電極、76…サイドウォール、78…ソース又はドレイン領域、80…層間絶縁層、90,90a…第3層、100…電子装置、A1…第1領域、A2…第2領域、B1,B2…領域、M1,M2,M3,M4…マスク

Claims (10)

  1. 基板と、
    前記基板上に配置され、空洞を形成する側壁と、
    前記側壁上に配置され、前記空洞を覆う第1層と、
    前記第1層上に形成され、平面視における前記第1層の輪郭よりも外側に配置された領域を有する第2層と、
    前記第2層の前記平面視における前記第1層の輪郭よりも外側に配置された領域の下に配置された絶縁層と、
    前記空洞内に配置された機能素子と、
    を含む、電子装置。
  2. 請求項1において、
    前記第2層の前記平面視における前記第1層の輪郭よりも外側に配置された領域は、平面視において前記空洞を周回している、電子装置。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記第1層の平面視における前記空洞の輪郭よりも外側に配置された領域と、前記第2層との間に、前記絶縁層が存在する、電子装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
    前記第1層及び前記第2層は、前記空洞に貫通する共通の貫通孔を有する、電子装置。
  5. 請求項4において、
    前記第2層上に形成された第3層を有し、
    前記第3層は、前記貫通孔を封止している、電子装置。
  6. 請求項5において、
    前記第3層は、Al、W及びCuよりなる群から選ばれた1種又は2種以上の合金からなる層を含む、電子装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、
    前記第2層は、TiN、TaN、Ti、Ta、W、Au、Pt、Co及びNiよりなる群から選ばれた1種又は2種以上の合金若しくは複合窒化物からなる層を含む、電子装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項において、
    前記第1層は、3層以上の積層構造を含み、
    前記積層構造の最上層は、TiN、Ti、W、Au、及びPtよりなる群から選ばれた1種又は2種以上の合金からなる層であり、
    前記積層構造の最下層は、TiN、Ti、W、Au、及びPtよりなる群から選ばれた1種又は2種以上の合金からなる層であり、
    前記積層構造のうち少なくとも一の層は、Al−Cu合金からなる、電子装置。
  9. 基板の第1領域に機能素子を形成する工程と、
    前記基板の第2領域に、トランジスターを形成する工程と、
    前記トランジスター及び前記機能素子を覆う層間絶縁層を形成する工程と、
    前記層間絶縁層に、前記機能素子を囲む側壁を形成する工程と、
    前記層間絶縁層を覆い、前記側壁と接続する第1層を形成する工程と、
    前記第1層を覆う絶縁層を形成する工程と、
    前記絶縁層の平面視における前記側壁の内側の領域を除去する工程と、
    前記第1層上及び前記絶縁層上に、TiN、TaN、Ti、Ta、W、Au、Pt、Co及びNiよりなる群から選ばれた1種又は2種以上の合金若しくは複合窒化物からなる第2層を形成する工程と、
    前記第1領域の前記第1層及び前記第2層に貫通孔を形成する工程と、
    前記貫通孔を通じて、前記側壁に囲まれた前記層間絶縁層をエッチングして除去し、前記機能素子が収容された空洞を形成する工程と、
    を含み、
    前記第2層は、平面視における前記第1層の輪郭よりも外側に配置された領域を有して形成され、前記絶縁層は、前記第2層の前記平面視における前記第1層の輪郭よりも外側に配置された領域の下に配置されている、電子装置の製造方法。
  10. 請求項9において、
    前記第2層上に前記貫通孔を封止する第3層を形成する工程と、
    前記第2層及び前記第3層をパターニングして、前記第2領域の前記第2層及び前記第3層を除去する工程と、
    前記第2領域の前記絶縁層をエッチングする工程と、
    をさらに含む、電子装置の製造方法。
JP2012231846A 2012-10-19 2012-10-19 電子装置及びその製造方法 Ceased JP2014086447A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012231846A JP2014086447A (ja) 2012-10-19 2012-10-19 電子装置及びその製造方法
US14/046,423 US8952467B2 (en) 2012-10-19 2013-10-04 Electronic device and its manufacturing method
CN201310493344.6A CN103771332A (zh) 2012-10-19 2013-10-18 电子装置及其制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012231846A JP2014086447A (ja) 2012-10-19 2012-10-19 電子装置及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014086447A true JP2014086447A (ja) 2014-05-12
JP2014086447A5 JP2014086447A5 (ja) 2015-11-12

Family

ID=50484595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012231846A Ceased JP2014086447A (ja) 2012-10-19 2012-10-19 電子装置及びその製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8952467B2 (ja)
JP (1) JP2014086447A (ja)
CN (1) CN103771332A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016099114A (ja) * 2014-11-18 2016-05-30 セイコーエプソン株式会社 電子デバイス、物理量センサー、圧力センサー、高度計、電子機器および移動体
US9997370B2 (en) 2015-07-29 2018-06-12 Seiko Epson Corporation Electronic apparatus, manufacturing method thereof, oscillator, electronic appliance, and mobile unit
JP7452492B2 (ja) 2021-05-21 2024-03-19 株式会社デンソー 慣性センサおよびその製造方法

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10081535B2 (en) * 2013-06-25 2018-09-25 Analog Devices, Inc. Apparatus and method for shielding and biasing in MEMS devices encapsulated by active circuitry
US9382111B2 (en) * 2014-06-26 2016-07-05 Infineon Technologies Dresden Gmbh Micromechanical system and method for manufacturing a micromechanical system
US9376314B2 (en) * 2014-06-26 2016-06-28 Infineon Technologies Dresden Gmbh Method for manufacturing a micromechanical system
US10155660B2 (en) * 2015-01-28 2018-12-18 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Device and method for protecting FEOL element and BEOL element
CN105621341A (zh) * 2015-12-29 2016-06-01 苏州工业园区纳米产业技术研究院有限公司 一种mems锚区结构及其制备方法
US11009538B2 (en) * 2018-02-27 2021-05-18 Applied Materials, Inc. Micro resonator array system
US11262262B2 (en) * 2019-01-28 2022-03-01 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Ltd. Pressure sensor and manufacturing method thereof

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007222957A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Seiko Epson Corp Memsデバイスの製造方法
JP2007222956A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Seiko Epson Corp Memsデバイスおよびmemsデバイスの製造方法
JP2008221435A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Seiko Epson Corp 電子装置及びその製造方法
JP2011182210A (ja) * 2010-03-02 2011-09-15 Seiko Epson Corp 電子装置
JP2012096316A (ja) * 2010-11-02 2012-05-24 Seiko Epson Corp 電子装置および電子装置の製造方法
JP2012119821A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Seiko Epson Corp 電子装置、電子機器及び電子装置の製造方法
JP2013031907A (ja) * 2011-08-03 2013-02-14 Seiko Epson Corp 電子装置およびその製造方法、並びに発振器
JP2013123779A (ja) * 2011-12-15 2013-06-24 Seiko Epson Corp 電子装置および発振器

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3778128B2 (ja) 2002-05-14 2006-05-24 株式会社デンソー メンブレンを有する半導体装置の製造方法
JP4544880B2 (ja) 2003-09-25 2010-09-15 京セラ株式会社 微小電気機械式装置の封止方法
GB0330010D0 (en) * 2003-12-24 2004-01-28 Cavendish Kinetics Ltd Method for containing a device and a corresponding device
KR100575363B1 (ko) 2004-04-13 2006-05-03 재단법인서울대학교산학협력재단 미소기계소자의 진공 실장방법 및 이 방법에 의해 진공실장된 미소기계소자
CN101086956B (zh) 2006-06-09 2011-04-13 松下电器产业株式会社 半导体装置的制造方法
JP4480728B2 (ja) 2006-06-09 2010-06-16 パナソニック株式会社 Memsマイクの製造方法
JP2008114354A (ja) * 2006-11-08 2008-05-22 Seiko Epson Corp 電子装置及びその製造方法
US7994594B2 (en) 2007-03-15 2011-08-09 Seiko Epson Corporation Electronic device, resonator, oscillator and method for manufacturing electronic device
DE102007031128A1 (de) * 2007-06-29 2009-01-02 IHP GmbH - Innovations for High Performance Microelectronics/Institut für innovative Mikroelektronik MEMS-Mikroviskosimeter und Verfahren zu seiner Herstellung
JP5412031B2 (ja) 2007-07-24 2014-02-12 ローム株式会社 Memsセンサ
JP4726927B2 (ja) 2008-06-19 2011-07-20 株式会社日立製作所 集積化マイクロエレクトロメカニカルシステムおよびその製造方法
JP5121765B2 (ja) 2009-03-25 2013-01-16 株式会社東芝 Memsデバイスおよびその製造方法
JP2011143486A (ja) 2010-01-13 2011-07-28 Seiko Epson Corp 電子装置
CN102223591B (zh) * 2010-04-19 2015-04-01 联华电子股份有限公司 微机电系统麦克风的晶片级封装结构及其制造方法
CN102303844B (zh) * 2011-08-15 2014-07-09 上海先进半导体制造股份有限公司 Mems器件及其形成方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007222957A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Seiko Epson Corp Memsデバイスの製造方法
JP2007222956A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Seiko Epson Corp Memsデバイスおよびmemsデバイスの製造方法
JP2008221435A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Seiko Epson Corp 電子装置及びその製造方法
JP2011182210A (ja) * 2010-03-02 2011-09-15 Seiko Epson Corp 電子装置
JP2012096316A (ja) * 2010-11-02 2012-05-24 Seiko Epson Corp 電子装置および電子装置の製造方法
JP2012119821A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Seiko Epson Corp 電子装置、電子機器及び電子装置の製造方法
JP2013031907A (ja) * 2011-08-03 2013-02-14 Seiko Epson Corp 電子装置およびその製造方法、並びに発振器
JP2013123779A (ja) * 2011-12-15 2013-06-24 Seiko Epson Corp 電子装置および発振器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016099114A (ja) * 2014-11-18 2016-05-30 セイコーエプソン株式会社 電子デバイス、物理量センサー、圧力センサー、高度計、電子機器および移動体
US9682858B2 (en) 2014-11-18 2017-06-20 Seiko Epson Corporation Electronic device, physical quantity sensor, pressure sensor, altimeter, electronic apparatus, and moving object
US9997370B2 (en) 2015-07-29 2018-06-12 Seiko Epson Corporation Electronic apparatus, manufacturing method thereof, oscillator, electronic appliance, and mobile unit
JP7452492B2 (ja) 2021-05-21 2024-03-19 株式会社デンソー 慣性センサおよびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN103771332A (zh) 2014-05-07
US8952467B2 (en) 2015-02-10
US20140110799A1 (en) 2014-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014086447A (ja) 電子装置及びその製造方法
JP4908202B2 (ja) マイクロ電気機械的装置及びその封緘方法及び製造方法
US8629517B2 (en) Wafer level packaging
US9731962B2 (en) MEMS device and fabrication method
US8129804B2 (en) Electronic device, resonator, oscillator and method for manufacturing electronic device
US10118820B2 (en) Membrane transducer structures and methods of manufacturing same using thin-film encapsulation
US8796845B2 (en) Electronic device covered by multiple layers and method for manufacturing electronic device
JP4386086B2 (ja) 電子装置及びその製造方法
US9190954B2 (en) Electronic device, method for producing the same, and oscillator
JP2011218463A (ja) 電子装置の製造方法
WO2011082250A2 (en) Microphone integrated with integrated circuit
US10494252B2 (en) MEMS devices and methods of manufacturing the same
JP2011177824A (ja) 電子装置の製造方法
JP2014192798A (ja) 電子装置及びその製造方法、並びに発振器
JP2014120598A (ja) 電子装置及びその製造方法
JP2008093812A (ja) Mems・半導体複合回路及びmems素子
JP2014073551A (ja) 電子装置および電子装置の製造方法
JP2009160686A (ja) 機能デバイスの製造方法
JP2015159455A (ja) 電子装置の製造方法
JP2008307686A (ja) Mems・半導体複合回路及びmems素子
JP2016022550A (ja) 半導体装置およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427

Effective date: 20140619

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150925

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160615

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160725

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170111

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20170531