JP2007222956A - Memsデバイスおよびmemsデバイスの製造方法 - Google Patents

Memsデバイスおよびmemsデバイスの製造方法 Download PDF

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徹 渡辺
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彰 佐藤
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Abstract

【課題】簡易な工程で容易にMEMS構造体を気密封止することを可能とするMEMSデバイスおよびMEMSデバイスの製造方法を提供する。
【解決手段】固定部4a,4bと可動部7を備え半導体基板1に形成されたMEMS構造体20と、MEMS構造体20に接続される配線16が絶縁膜を介して積層されMEMS構造体20を取り囲むように形成された配線層8と、配線層8の上方からMEMS構造体20上方に連なり複数の開口部13が形成されたシリコン窒化膜10と、を有し、半導体基板1とシリコン窒化膜10の間に空洞部14が画定され、シリコン窒化膜10の開口部13が塞がれて空洞部14の内部を気密に封止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体基板にMEMS構造体を備えたMEMSデバイスおよびMEMSデバイスの製造方法に関する。
近年、MEMS(Micro Electro Mechanical System)技術を用いて製作されたMEMSデバイスが注目されている。MEMSデバイスは、半導体製造技術を用い微小なMEMS構造体を半導体基板上に製作し、振動子、センサなどの用途として利用されている。このMEMS構造体には、固定部と可動部が設けられ、可動部の振動あるいは撓みを利用してMEMSデバイスとしての特性を得ている。
可動部の振動を利用するMEMSデバイスの場合には、可動部の振動時における空気抵抗を減ずるために、MEMS構造体部分を減圧雰囲気にて気密封止する必要がある。また、可動部の振動を利用しない場合であっても、耐湿性などの信頼性を確保するためにMEMS構造体部分を減圧雰囲気あるいは不活性ガス雰囲気で気密封止する必要がある。
例えば、特許文献1に示すような、MEMS構造体(微小機械)が形成された下部基板と、空洞部が形成された上部基板とを、Oリングを介して減圧雰囲気で気密封止する構造のMEMSデバイスが提案されている。
特開2005−297180号公報
しかしながら、従来のMEMSデバイスの封止構造では、それぞれの部品の位置合わせを行う位置合わせ工程、そしてそれらを圧着する圧着工程が必要であり、製造工程が複雑であった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、簡易な工程で容易にMEMS構造体を気密封止することを可能とするMEMSデバイスおよびMEMSデバイスの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のMEMSデバイスは、固定部と可動部を備え半導体基板に形成されたMEMS構造体と、前記MEMS構造体に接続される配線が絶縁膜を介して積層され前記MEMS構造体を取り囲むように形成された配線層と、前記配線層の上方から前記MEMS構造体上方に連なり複数の開口部が形成された耐酸性膜と、を有し、前記半導体基板と前記耐酸性膜の間に空洞部が画定され、前記耐酸性膜の開口部が塞がれて前記空洞部の内部が気密に封止されていることを特徴とする。
この構成によれば、MEMS構造体上方に複数の開口部が形成された耐酸性膜が形成されており、この開口部を塞ぐことで、MEMS構造体が配置された半導体基板と耐酸性膜の間に画定される空洞部の内部を、容易に気密封止することができる。
本発明のMEMSデバイスは、前記耐酸性膜がシリコン窒化膜であることが望ましい。
この構成によれば、シリコン窒化膜は耐酸性の膜であり、エッチング液を用いてMEMS構造体をリリースする際に、シリコン窒化膜に形成された開口部からエッチング液を接触させてMEMS構造体をリリースすることができる。そして、MEMS構造体をリリースした後も、このシリコン窒化膜がMEMS構造体の上方に残されており、開口部を塞ぐことでMEMS構造体の配置された空洞部を容易に気密封止することができる。
本発明のMEMSデバイスは、前記耐酸性膜がポリイミド樹脂膜であることが望ましい。
この構成によれば、ポリイミド樹脂膜は耐酸性の膜であり、エッチング液を用いてMEMS構造体をリリースする際に、ポリイミド樹脂膜に形成された開口部からエッチング液を接触させてMEMS構造体をリリースすることができる。そして、MEMS構造体をリリースした後も、このポリイミド樹脂膜がMEMS構造体の上方に残されており、開口部を塞ぐことでMEMS構造体の配置された空洞部を容易に気密封止することができる。
本発明のMEMSデバイスは、前記耐酸性膜に形成された複数の開口部が前記MEMS構造体の可動部上方を除く位置に形成されていることが望ましい。
この構成によれば、MEMSデバイスの製造工程において、耐酸性膜に形成された複数の開口部から異物が落下してMEMS構造体の可動部に付着することを防止することができ、特性の良好なMEMSデバイスを提供できる。
本発明のMEMSデバイスは、前記耐酸性膜の開口部に樹脂が塗布され、前記開口部が塞がれていることが望ましい。
この構成によれば、耐酸性膜に樹脂を塗布して開口部を塞ぐことでMEMS構造体の配置された空洞部を封止することができる。このように、簡易な工程で空洞部を気密封止できる。
本発明のMEMSデバイスは、前記耐酸性膜の開口部が板状部材にて塞がれていることが望ましい。
この構成によれば、耐酸性膜の開口部を板状部材で塞ぐことでMEMS構造体の配置された空洞部を気密封止することができる。このように、容易に空洞部を気密封止できる構造のMEMSデバイスを提供できる。
本発明のMEMSデバイスの製造方法は、固定部と可動部を備えたMEMS構造体が半導体基板に形成されたMEMSデバイスの製造方法であって、前記半導体基板の上方に酸化膜と前記MEMS構造体とを備えた構造体層を形成する工程と、前記MEMS構造体層の上方に絶縁膜を介して配線を積層する配線層を形成する工程と、前記配線層の上方にパッシベーション膜を形成する工程と、前記パッシベーション膜の上に耐酸性膜を形成する工程と、前記MEMS構造体の上方に位置する前記耐酸性膜およびパッシベーション膜に複数の開口部を形成する工程と、前記開口部からエッチング液を接触させて前記配線層の絶縁膜および前記構造体層の酸化膜をエッチングして前記MEMS構造体をリリースし、かつ前記パッシベーション膜と前記半導体基板の間に空洞部を形成する工程と、前記開口部を塞ぎ前記空洞部の気密封止処理する工程と、を有することを特徴とする。
この製造方法によれば、エッチング液を用いてMEMS構造体をリリースする際に、MEMS構造体の上方の耐酸性膜に形成された開口部からエッチング液を接触させてMEMS構造体をリリースすることができる。そして、MEMS構造体をリリースした後も、この耐酸性膜がエッチングされずに、MEMS構造体の上方に残されており、開口部を塞ぐ気密封止処理を行うことでMEMS構造体の配置された空洞部を気密封止することができる。このように、本発明は、容易にMEMS構造体を気密封止することを可能とするMEMSデバイスの製造方法を提供できる。
本発明のMEMSデバイスの製造方法は、前記耐酸性膜がシリコン窒化膜であることが望ましい。
この製造方法によれば、耐酸性膜としてシリコン窒化膜を用いている。このシリコン窒化膜は耐酸性の膜であり、MEMS構造体をリリースする際にシリコン窒化膜がエッチング液に侵されず、エッチング後においてもMEMS構造体の上方に残すことができる。また、シリコン窒化膜は、半導体製造工程においてパッシベーション膜としてもよく利用されており、製造工程のなかで容易に使用することができる。
本発明のMEMSデバイスの製造方法は、前記耐酸性膜がポリイミド樹脂膜であることが望ましい。
この製造方法によれば、耐酸性膜としてポリイミド樹脂膜を用いている。このポリイミド樹脂膜は耐酸性の膜であり、MEMS構造体をリリースする際にポリイミド樹脂膜がエッチング液に侵されず、エッチング後においてもMEMS構造体の上方に残すことができる。また、ポリイミド樹脂膜は、半導体製造工程においてフォトエッチング方式でパターンを形成する際に利用されており、耐酸性膜としてポリイミド樹脂膜を用いれば、製造工程のなかで容易に使用することができる。
本発明のMEMSデバイスの製造方法は、前記耐酸性膜およびパッシベーション膜に複数の開口部を形成する工程に続き、前記開口部から前記配線層にまでおよぶエッチングホールを形成する工程を備えることが望ましい。
この製造方法によれば、MEMS構造体をリリースする際に、エッチングホールの内周からエッチング液が接触するため、早く、また、確実にMEMS構造体をリリースエッチングすることができる。
本発明のMEMSデバイスの製造方法は、前記耐酸性膜に形成する複数の開口部を前記MEMS構造体の可動部上方を除く位置に形成することが望ましい。
この製造方法によれば、耐酸性膜に形成する複数の開口部がMEMS構造体の可動部上方にないため、耐酸性膜に形成された複数の開口部から異物が落下してMEMS構造体の可動部に付着することを防止することができ、特性の良好なMEMSデバイスを提供できる。
本発明のMEMSデバイスの製造方法において、前記気密封止処理する工程が、樹脂を塗布して前記開口部を塞ぎ、前記樹脂を硬化する工程であることが望ましい。
この製造方法によれば、耐酸性膜の開口部に樹脂を塗布して開口部を塞ぎ、樹脂を硬化させることで、容易にMEMS構造体が配置された空洞部を気密封止することができる。
本発明のMEMSデバイスの製造方法において、前記気密封止処理する工程が、前記開口部を覆う板状部材を前記耐酸性膜に固着する工程であることが望ましい。
この製造方法によれば、耐酸性膜に開口部を覆う板状部材を固着することで、容易にMEMS構造体が配置された空洞部を気密封止することができる。
本発明のMEMSデバイスの製造方法は、前記MEMSデバイスを多数個取りする半導体ウエハレベルで、前記構造体層を形成する工程から前記気密封止処理する工程まで行ない、その後、前記MEMSデバイスごとに個片化することが望ましい。
この製造方法によれば、半導体ウエハレベルで多数のMEMSデバイスを製造することができ、MEMSデバイスの製造工程における生産性を向上させることができる。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。また、以下の実施形態ではMEMSデバイスとしてMEMS振動子を例にとり説明する。
(第1の実施形態)
図1は、MEMS振動子の構成を示す概略図であり、図1(a)は模式平面図、図1(b)は、同図(a)のA−A断線に沿う模式断面図、図1(c)は同図(a)のB−B断線に沿う模式断面図である。
MEMS振動子60は、半導体基板1にMEMS構造体20、MEMS構造体20を取り囲むように形成した配線層8、配線層8の上方からMEMS構造体20上方に連なり開口部13が形成された耐酸性膜としてのシリコン窒化膜10、開口部13を塞ぐ板状部材15を備えている。
シリコンからなる半導体基板1上には、シリコン酸化膜2が形成され、その上にシリコン窒化膜3が形成されている。そして、シリコン窒化膜3上にMEMS構造体20が設けられている。MEMS構造体20はポリシリコンにて形成され、固定部4a,4bおよび可動部7から構成されている。また、この固定部4a,4bおよび可動部7は電極として作用している。
固定部4aは可動部7の両端を保持することで可動部7を空中に保持し、固定部4aの一方は、MEMS構造体20を取り囲む配線層8に延出し、配線16に接続されている。配線層8は、配線16がSiO2などの絶縁膜を介して積層され、その上部に設けられた接続パッド17に接続されている。
一方、固定部4bは可動部7の下方に隙間を保って位置し、配線層8に延出され、配線16に接続されている。この配線16はSiO2などの絶縁膜を介して積層され、その上部に設けられた接続パッド18に接続されている。
なお、配線層8の下にはSiO2などの酸化膜5が形成されており、MEMS構造体20をエッチングにてリリースする際の犠牲層である。
配線層8の上からMEMS構造体20上方に連なってパッシベーション膜9が形成され、さらにパッシベーション膜9の上に耐酸性膜としてシリコン窒化膜10が形成されている。なお、シリコン窒化膜を用いてパッシベーション膜9を形成する場合には、パッシベーション膜9と耐酸性膜としてシリコン窒化膜10を共通化して一層のシリコン窒化膜10としても良い。このようにして、シリコン窒化膜10と半導体基板1の間に、MEMS構造体20を配置する空洞部14が画定されている。
そして、パッシベーション膜9およびシリコン窒化膜10における、MEMS構造体20の上方に位置する部分には複数の開口部13が設けられている。この開口部13は、MEMS構造体20の可動部7の上方を除く部分に形成されている。
シリコン窒化膜10の上には、金属あるいは樹脂で形成された板状部材15が開口部13を塞ぐように、板状部材15の外周を接着剤にて固着され、空洞部14を減圧雰囲気にて気密封止されている。
このような構造のMEMS振動子60は、MEMS構造体20の固定部4aを介して可動部7に直流電圧が印加されると、可動部7と固定部4bの間に電位差が生じ、可動部7と固定部4bの間に静電力が働く。ここで、さらに可動部7に交流電圧が印加されると、静電力が大きくなったり小さくなったり変動し、可動電極7が固定部4bに近づいたり、遠ざかる方向に振動する。このとき、固定部4bの電極表面では、電荷の移動が生じ、固定部4bに電流が流れる。そして、振動が繰り返されることから、固定部4bから固有の共振周波数信号が出力される。
以上、本実施形態のMEMS振動子60の構成によれば、MEMS構造体20上方に複数の開口部13が形成されたシリコン窒化膜10を備えており、この開口部13を板状部材15にて塞ぐことで、MEMS構造体20が配置された半導体基板1とシリコン窒化膜10の間に画定される空洞部14の内部が気密封止されたMEMS振動子60を得ることができる。このように、簡易な構造でMEMS構造体20が気密封止されたMEMS振動子60を提供できる。
また、シリコン窒化膜10に形成された複数の開口部13がMEMS構造体20の可動部7上方を除く位置に形成されていることから、MEMS振動子60の製造工程において、シリコン窒化膜10に形成された複数の開口部13から異物が落下してMEMS構造体20の可動部7に付着することを防止することができ、特性の良好なMEMS振動子60を提供できる。
(第2の実施形態)
次に、第1の実施形態で説明したMEMS振動子の製造方法について説明する。
図2、図3はMEMS振動子の製造工程を示す模式断面図である。図2、図3において、図1に示した部材と同一の部材には同符号を付している。
まず図2(a)に示すように、シリコンからなる半導体基板1の上に熱酸化によりシリコン酸化膜2を形成し、その上にシリコン窒化膜3を形成する。
次に、シリコン窒化膜3の上にポリシリコン膜を形成し、フォトレジストを塗布する。このフォトレジスト膜をパターニングし、図2(b)に示すように、エッチングによりMEMS構造体の固定部4a,4bを形成する。
その後、図2(c)に示すように、固定部4a,4bの上からSiO2などの酸化膜5を形成し、固定部4a上の酸化膜5に開口穴6を形成する。
続いて、酸化膜5の上にポリシリコン膜を形成し、フォトレジストを塗布する。このフォトレジスト膜をパターニングし、図2(d)に示すように、エッチングによりMEMS構造体の可動部7を形成する。このようにして、固定部4a,4b、酸化膜5、可動部7を備えた構造体層を形成する。
次に、図示しないが、固定部4a,4bの上方の酸化膜5の一部に開口穴を形成して、固定部4a,4bと接続する配線を形成する。その後、図2(e)に示すように、SiO2などの絶縁膜を介して配線を積層した配線層8を形成する。
そして、図2(f)に示すように、配線層8の上にパッシベーション膜9を形成する。
次に、図3(a)に示すように、パッシベーション膜9の上に耐酸性膜としてのシリコン窒化膜10を形成する。
続いて、シリコン窒化膜10上にフォトレジスト膜11を形成し、図3(b)に示すように、このフォトレジスト膜11をパターニングする。このパターニングは図1(a)に示した複数の開口部13を形成する部分のフォトレジスト膜を除去した形状となっている。
そして、図3(c)に示すように、パターニングしたフォトレジスト膜11をマスクとして、ドライエッチングによりシリコン窒化膜10、パッシベーション膜9、配線層8までエッチングして複数のエッチングホール12を形成する。
続いて、フォトレジスト膜11が形成された状態で、シリコン窒化膜10の開口部13及びエッチングホール12から酸性のエッチング液を接触させて、配線層8、構造体層の酸化膜5をエッチングしてMEMS構造体20をリリースする。その後、フォトレジスト膜11を除去して図3(d)に示す状態となる。
このようにして、MEMS構造体20の上方に複数の開口部13を有するシリコン窒化膜10が形成でき、また、半導体基板1とシリコン窒化膜10の間に空洞部14を形成できる。
ここで、耐酸性の膜であるシリコン窒化膜10は、このMEMS構造体20をリリースする工程において、エッチング時間が長い場合に侵食されるおそれがあるが、時間管理をすることで大きく侵食されることを防止している。
そして、図3(e)に示すように、減圧雰囲気にてシリコン窒化膜10の開口部13を塞ぐように金属あるいは樹脂で形成された板状部材15を、その外周において接着することで、MEMS構造体20が配置された空洞部14を減圧雰囲気にて気密封止する。
なお、シリコン窒化膜を用いてパッシベーション膜9を形成する場合には、パッシベーション膜9と耐酸性膜としてシリコン窒化膜10を共通化して一層のシリコン窒化膜10としても良い。
また、本実施形態では、空洞部14を減圧雰囲気にて気密封止を行ったが、窒素などの不活性ガス雰囲気で上記の気密封止処理を行えば、空洞部14を不活性ガス雰囲気にて気密封止することが可能である。
以上のMEMS振動子60の製造方法によれば、エッチング液を用いてMEMS構造体20をリリースする際に、MEMS構造体20の上方のシリコン窒化膜10に形成された開口部13からエッチング液を接触させてMEMS構造体20をリリースすることができる。そして、MEMS構造体20をリリースした後も、このシリコン窒化膜10がエッチングされずに、MEMS構造体の上方に残されており、開口部13を塞ぐ板状部材15を固着することでMEMS構造体20の配置された空洞部14を気密封止することができる。このように、本実施形態では、簡易な工程で容易にMEMS構造体20を気密封止することを可能とするMEMS振動子60の製造方法を提供できる。
また、シリコン窒化膜10に形成された複数の開口部13がMEMS構造体20の可動部7上方を除く位置に形成されていることから、MEMS振動子60の製造工程において、シリコン窒化膜10に形成された複数の開口部13から異物が落下してMEMS構造体20の可動部7に付着することを防止することができ、特性の良好なMEMS振動子60を提供できる。
さらにシリコン窒化膜10から配線層8におよぶエッチングホール12を形成したことで、エッチングホール12の内周からエッチング液が接触するため、早く、また、確実にMEMS構造体20をリリースエッチングすることができる。
(変形例)
次に、第1の実施形態および第2の実施形態における、MEMS構造体の気密封止処理の変形例について説明する。
図4、図5は気密封止処理の変形例を示す模式断面図である。この変形例では気密封止処理を行う部分のみ異なり、他の部分については第1の実施形態および第2の実施形態と同符号を付し、説明を省略する。
図4において、シリコン窒化膜10に形成された複数の開口部13を覆い、上面の全面に板状部材21が接着され、空洞部14が気密封止されている。
図5において、シリコン窒化膜10に形成された複数の開口部13ごとに樹脂22が塗布され樹脂22を硬化させることで、空洞部14が気密封止されている。また、図示しないが、樹脂を上面の全面に塗布・硬化させ、空洞部14を気密封止しても良い。
上記のような変形例においても、第1の実施形態および第2の実施形態と同様な効果を享受することができる。特に、図5に示した、樹脂を塗布して空洞部14を気密封止する場合には、シリコン窒化膜10に形成された複数の開口部13がMEMS構造体20の可動部7上方を除く位置に形成されていることから、シリコン窒化膜10に形成された複数の開口部13から塗布した樹脂が落下してMEMS構造体20の可動部7に付着することがなく、特性の良好なMEMS振動子を提供できる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態において、耐酸性膜としてポリイミド樹脂膜を用いたMEMS振動子の実施形態について説明する。
図6は、MEMS振動子の構成を示す概略図であり、図6(a)は模式平面図、図6(b)は、同図(a)のE−E断線に沿う模式断面図である。
MEMS振動子70は、半導体基板31にMEMS構造体50、MEMS構造体50を取り囲むように形成した配線層38、配線層38の上方からMEMS構造体50上方に連なり開口部42が形成された耐酸性膜としてのポリイミド樹脂膜40、開口部42を塞ぐ樹脂膜45を備えている。
シリコンからなる半導体基板31上には、シリコン酸化膜32が形成され、その上にシリコン窒化膜33が形成されている。そして、シリコン窒化膜33上にMEMS構造体50が設けられている。MEMS構造体50はポリシリコンにて形成され、固定部34a,34bおよび可動部37から構成されている。また、この固定部34a,34bおよび可動部37は電極として作用している。
固定部34aは可動部37の両端を保持することで可動部37を空中に保持し、固定部34aの一方は、MEMS構造体50を取り囲む配線層38に延出され、配線46に接続されている。配線層38は、配線46がSiO2などの絶縁膜を介して積層され、その上部に設けられた接続パッド47に接続されている。
一方、固定部34bは可動部37の下方に隙間を保って位置し、配線層38に延出され、配線46に接続されている。この配線46はSiO2などの絶縁膜を介して積層され、その上部に設けられた接続パッド48に接続されている。
なお、配線層38の下にはSiO2などの酸化膜35が形成されており、MEMS構造体50をエッチングにてリリースする際の犠牲層である。
配線層38の上からMEMS構造体50上方に連なってパッシベーション膜39が形成され、さらにパッシベーション膜39の上に耐酸性膜としてポリイミド樹脂膜40が形成されている。このようにして、ポリイミド樹脂膜40と半導体基板31の間に、MEMS構造体50を配置する空洞部44が画定されている。
そして、パッシベーション膜39およびポリイミド樹脂膜40における、MEMS構造体50の上方に位置する部分には複数の開口部42が設けられている。
ポリイミド樹脂膜40の上には、ポリイミドなどの樹脂が塗布されて硬化した樹脂膜45にて開口部42が塞がれ、空洞部44を減圧雰囲気にて気密封止されている。
以上のように、本実施形態のMEMS振動子70の構成によれば、MEMS構造体50上方に複数の開口部42が形成されたポリイミド樹脂膜40を備えており、この開口部42を樹脂膜45にて塞ぐことで、MEMS構造体50が配置された半導体基板31とポリイミド樹脂膜40の間に画定される空洞部44の内部が気密封止されたMEMS振動子70を得ることができる。このように、簡易な構造でMEMS構造体50が気密封止されたMEMS振動子70を提供できる。
(第4の実施形態)
次に、第3の実施形態で説明したMEMS振動子の製造方法について説明する。
図7、図8はMEMS振動子の製造工程を示す模式断面図である。図7、図8において、図6に示した部材と同一の部材には同符号を付している。
まず図7(a)に示すように、シリコンからなる半導体基板31の上に熱酸化によりシリコン酸化膜32を形成し、その上にシリコン窒化膜33を形成する。
次に、シリコン窒化膜33の上にポリシリコン膜を形成し、フォトレジストを塗布する。このフォトレジスト膜をパターニングし、図7(b)に示すように、エッチングによりMEMS構造体の固定部34a,34bを形成する。
その後、図7(c)に示すように、固定部34a,34bの上からSiO2などの酸化膜35を形成し、固定部34a上の酸化膜35に開口穴36を形成する。
続いて、酸化膜35の上にポリシリコン膜を形成し、フォトレジストを塗布する。このフォトレジスト膜をパターニングし、図7(d)に示すように、エッチングによりMEMS構造体の可動部37を形成する。このようにして、固定部34a,34b、酸化膜35、可動部37を備えた構造体層を形成する。
次に、固定部34a,34bの上方の酸化膜35の一部に開口穴を形成して、固定部34a,34bと接続する配線を形成する。その後、図7(e)に示すように、SiO2などの絶縁膜を介して配線46を積層した配線層38を形成する。
そして、図7(f)に示すように、配線層38の上にパッシベーション膜39を形成する。
次に、図8(a)に示すように、MEMS構造体の上方のパッシベーション膜39に複数の開口穴41を形成する。また、このとき同時に接続パッド48の開口を行う。
続いて、図8(b)に示すように、パッシベーション膜39の上にポリイミド樹脂膜40を形成する。ポリイミド樹脂膜40は、ポリイミド樹脂がスピンコート法などにより塗布され、加熱硬化処理することで形成されている。
次に、図8(c)に示すように、パッシベーション膜39に形成した開口部41に対応する部分のポリイミド樹脂膜40をエッチングにて開口し開口部42を形成する。この開口部42は、ポリイミド樹脂膜40からパッシベーション膜39にまで及ぶ深さで形成されている。また、このとき同時に接続パッド48の開口を行う。
なお、ポリイミド樹脂膜40の形成において、感光性ポリイミド樹脂を用いて、露光・現像処理を行うことでポリイミド樹脂膜40に開口部42を形成しても良い。
続いて、ポリイミド樹脂膜40をマスクとして複数の開口部42から酸性のエッチング液を接触させて、配線層38、構造体層の酸化膜35をエッチングしてMEMS構造体50をリリースする。
このとき、接続パッド48を侵さないように、エッチング液としてアルミ非溶解液を使用している。なお、エッチング液がアルミを侵す性質のものを使用する場合には、MEMS構造体50をリリースした後、接続パッド48を開口すれば良い。
このようにして、MEMS構造体50の上方に複数の開口部42を有するポリイミド樹脂膜40が形成でき、また、半導体基板31とポリイミド樹脂膜40の間に空洞部44を形成できる。
そして、図8(e)に示すように、減圧雰囲気にてポリイミド樹脂膜40の開口部42を塞ぐように、樹脂を塗布して加熱硬化して樹脂膜45を形成することでMEMS構造体50が配置された空洞部44を減圧雰囲気にて気密封止する。
また、本実施形態では、空洞部44を減圧雰囲気にて気密封止を行ったが、窒素などの不活性ガス雰囲気で上記の気密封止処理を行えば、空洞部44を不活性ガス雰囲気にて気密封止することが可能である。
以上のMEMS振動子の製造方法によれば、エッチング液を用いてMEMS構造体50をリリースする際に、MEMS構造体50の上方のポリイミド樹脂膜40に形成された開口部42からエッチング液を接触させてMEMS構造体50をリリースすることができる。そして、MEMS構造体50をリリースした後も、このポリイミド樹脂膜40がエッチングされずに、MEMS構造体50の上方に残されており、開口部42を塞ぐ樹脂膜45を形成することでMEMS構造体50の配置された空洞部44を気密封止できる。このように、本実施形態では、簡易な工程で容易にMEMS構造体50を気密封止することを可能とする製造方法を提供できる。
また、第1の実施形態で、シリコン窒化膜10に形成された複数の開口部13がMEMS構造体20の可動部7上方を除く位置に形成したように、ポリイミド樹脂膜40においても同様の位置に開口部を形成しても良く、同様の効果を得ることができる。
(変形例)
次に、第3の実施形態および第4の実施形態における、MEMS構造体の気密封止処理の変形例について説明する。
図9、図10は気密封止処理の変形例を示す模式断面図である。この変形例では気密封止処理を行う部分のみ異なり、他の部分については第3の実施形態および第4の実施形態と同符号を付し、説明を省略する。
図9において、ポリイミド樹脂膜40に形成された複数の開口部42ごとに樹脂51が塗布され樹脂51を硬化させることで、空洞部44が気密封止されている。
図10において、ポリイミド樹脂膜40に形成された複数の開口部42を覆うように金属あるいは樹脂などの板状部材52が、その外周にて接着され空洞部44が気密封止されている。
このように、ポリイミド樹脂膜40に形成された複数の開口部42を塞ぐことで、MEMS構造体50が配置された空洞部44を容易に気密封止でき、その気密封止方法は様々な方法をとることが可能である。
上記のような変形例においても、第3の実施形態および第4の実施形態と同様な効果を享受することができる。
(第5の実施形態)
次に、半導体ウエハレベルでMEMS振動子を製造する方法について説明する。
図11は半導体ウエハレベルでMEMS振動子を製造する場合の半導体ウエハを示す平面図である。
半導体ウエハ100には、MEMS振動子110を多数個取りするように、多数の領域が設定され、それぞれの領域は、第2の実施形態または第4の実施形態で説明した半導体基板100上に構造体層を形成する工程から気密封止処理する工程まで製造が行われる。その後、領域ごとに切断などで個片化し、MEMS振動子110を得ている。
このMEMS振動子110の製造方法によれば、半導体ウエハレベルで多数のMEMS振動子110を製造することができ、MEMS振動子110の製造工程における生産性を向上させることができる。
なお、本実施形態では半導体基板の材質としてシリコンを用いて説明したが、他にGe、SiGe、SiC、SiSn、PbS、GaAs、InP、GaP、GaN、ZnSeなどを用いることができる。
また、半導体基板に回路素子を形成してMEMS構造体を発振させる発振回路を構成し、MEMS振動子に発振回路を備えたMEMSデバイスとしても良い。
さらに、本実施形態ではMEMSデバイスとして、MEMS振動子を例にとり説明したが、他の実施として、電気スイッチなどの電子部品、加速度センサ、圧力センサ、ジャイロセンサなどの各種センサなどとして利用することが可能である。
第1の実施形態におけるMEMS振動子の構成を示す概略図であり、(a)は模式平面図、(b)は、同図(a)のA−A断線に沿う模式断面図、(c)は同図(a)のB−B断線に沿う模式断面図。 第2の実施形態におけるMEMS振動子の製造工程を示す模式断面図。 第2の実施形態におけるMEMS振動子の製造工程を示す模式断面図。 第1の実施形態および第2の実施形態の気密封止処理の変形例を示す模式断面図。 第1の実施形態および第2の実施形態の気密封止処理の変形例を示す模式断面図。 第3の実施形態におけるMEMS振動子の構成を示す概略図であり、(a)は模式平面図、(b)は、同図(a)のE−E断線に沿う模式断面図。 第4の実施形態におけるMEMS振動子の製造工程を示す模式断面図。 第4の実施形態におけるMEMS振動子の製造工程を示す模式断面図。 第3の実施形態および第4の実施形態の気密封止処理の変形例を示す模式断面図。 第3の実施形態および第4の実施形態の気密封止処理の変形例を示す模式断面図。 第5の実施形態として半導体ウエハレベルでMEMS振動子を製造する場合の半導体ウエハを示す平面図。
符号の説明
1…半導体基板、4a,4b…固定部、5…酸化膜、7…可動部、8…配線層、9…パッシベーション膜、10…耐酸性膜としてのシリコン窒化膜、13…開口部、14…空洞部、15…板状部材、16…配線、20…MEMS構造体、31…半導体基板、34a,34b…固定部、35…酸化膜、37…可動部、38…配線層、39…パッシベーション膜、40…耐酸性膜としてのポリイミド樹脂膜、42…開口部、44…空洞部、45…樹脂膜、46…配線、50…MEMS構造体、60,70…MEMS振動子、100…半導体ウエハ。

Claims (14)

  1. 固定部と可動部を備え半導体基板に形成されたMEMS構造体と、
    前記MEMS構造体に接続される配線が絶縁膜を介して積層され前記MEMS構造体を取り囲むように形成された配線層と、
    前記配線層の上方から前記MEMS構造体上方に連なり複数の開口部が形成された耐酸性膜と、を有し、
    前記半導体基板と前記耐酸性膜の間に空洞部が画定され、前記耐酸性膜の開口部が塞がれて前記空洞部の内部が気密に封止されていることを特徴とするMEMSデバイス。
  2. 請求項1に記載のMEMSデバイスにおいて、
    前記耐酸性膜がシリコン窒化膜であることを特徴とするMEMSデバイス。
  3. 請求項1に記載のMEMSデバイスにおいて、
    前記耐酸性膜がポリイミド樹脂膜であることを特徴とするMEMSデバイス。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のMEMSデバイスにおいて、
    前記耐酸性膜に形成された複数の開口部が前記MEMS構造体の可動部上方を除く位置に形成されていることを特徴とするMEMSデバイス。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のMEMSデバイスにおいて、
    前記耐酸性膜の開口部に樹脂が塗布され、前記開口部が塞がれていることを特徴とするMEMSデバイス。
  6. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のMEMSデバイスにおいて、
    前記耐酸性膜の開口部が板状部材にて塞がれていることを特徴とするMEMSデバイス。
  7. 固定部と可動部を備えたMEMS構造体が半導体基板に形成されたMEMSデバイスの製造方法であって、
    前記半導体基板の上方に酸化膜と前記MEMS構造体とを備えた構造体層を形成する工程と、
    前記MEMS構造体層の上方に絶縁膜を介して配線を積層する配線層を形成する工程と、
    前記配線層の上方にパッシベーション膜を形成する工程と、
    前記パッシベーション膜の上に耐酸性膜を形成する工程と、
    前記MEMS構造体の上方に位置する前記耐酸性膜およびパッシベーション膜に複数の開口部を形成する工程と、
    前記開口部からエッチング液を接触させて前記配線層の絶縁膜および前記構造体層の酸化膜をエッチングして前記MEMS構造体をリリースし、かつ前記パッシベーション膜と前記半導体基板の間に空洞部を形成する工程と、
    前記開口部を塞ぎ前記空洞部の気密封止処理する工程と、
    を有することを特徴とするMEMSデバイスの製造方法。
  8. 請求項7に記載のMEMSデバイスの製造方法において、
    前記耐酸性膜がシリコン窒化膜であることを特徴とするMEMSデバイスの製造方法。
  9. 請求項7に記載のMEMSデバイスの製造方法において、
    前記耐酸性膜がポリイミド樹脂膜であることを特徴とするMEMSデバイスの製造方法。
  10. 請求項7乃至9のいずれか一項に記載のMEMSデバイスの製造方法において、
    前記耐酸性膜およびパッシベーション膜に複数の開口部を形成する工程に続き、前記開口部から前記配線層にまでおよぶエッチングホールを形成する工程を備えることを特徴とするMEMSデバイスの製造方法。
  11. 請求項7乃至10のいずれか一項に記載のMEMSデバイスの製造方法において、
    前記耐酸性膜に形成する複数の開口部を前記MEMS構造体の可動部上方を除く位置に形成することを特徴とするMEMSデバイスの製造方法。
  12. 請求項7乃至11のいずれか一項に記載のMEMSデバイスの製造方法において、
    前記気密封止処理する工程が、樹脂を塗布して前記開口部を塞ぎ、前記樹脂を硬化する工程であることを特徴とするMEMSデバイスの製造方法。
  13. 請求項7乃至11のいずれか一項に記載のMEMSデバイスの製造方法において、
    前記気密封止処理する工程が、前記開口部を覆う板状部材を前記耐酸性膜に固着する工程であることを特徴とするMEMSデバイスの製造方法。
  14. 請求項7乃至13のいずれか一項に記載のMEMSデバイスの製造方法において、
    前記MEMSデバイスを多数個取りする半導体ウエハレベルで、前記構造体層を形成する工程から前記気密封止処理する工程まで行ない、その後、前記MEMSデバイスごとに個片化することを特徴とするMEMSデバイスの製造方法。
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