JP4726927B2 - 集積化マイクロエレクトロメカニカルシステムおよびその製造方法 - Google Patents

集積化マイクロエレクトロメカニカルシステムおよびその製造方法 Download PDF

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本発明は、マイクロエレクトロメカニカルシステムおよびその製造技術に関し、特に、半導体集積回路とMEMS(MEMS;Micro Electro Mechanical Systems)とを集積化した集積化マイクロエレクトロメカニカルシステムに適用して有効な技術に関するものである。
マイクロエレクトロメカニカルシステム(MEMS;Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いた加速度、角速度、圧力などの物理量を検知する各種センサは、デジタルカメラの手ブレ防止、自動車のエンジン制御やタイヤの空気圧監視など、幅広く用いられている。更に近年、ゲーム機器や携帯電話、多機能腕時計などへも適用されるようになってきており、MEMSセンサの小型化、低コスト化、高機能化が望まれている。
集積化MEMSセンサは、MEMSセンサと信号処理用半導体回路を1チップに集積化することにより、センサと回路の間の配線を不要化し、小型化を実現する手法である。一般に、センサと回路を半導体チップ上で横に並べる方法が一般的であるが、回路の上にセンサを積層することにより、更にチップを 小型化できる方法が知られている(特許文献1、特許文献2)。
特許文献1は、回路の上層部にある配線層2層を活用して圧力センサを形成するものである。特許文献2は、回路の上層部にある配線層3層を活用して、2層目の配線層を可動部とする加速度センサ、角速度センサ、スイッチを最上層の配線層で封止する技術である。
特開2006-126182号公報 特開2006-263902号公報
しかしながら、特許文献2に記載されている配線層3層構造のMEMSを設計どおりの形状に形成するプロセスには困難を伴う。これを説明するために、以下、3層構造の下(基板側)から1層目の配線層をM1層、2層目(可動部)をM2層、3層目をM3層と呼ぶことにする。
M2層を可動部とするためには、M1層とM2層の間にある犠牲層1、およびM2層とM3層の間にある犠牲層2の除去が必要である。
まず考えられるのは、犠牲層1を除去し、その後に犠牲層2とM3層を積層する手順をとることである。しかし、M2層は可動部であるのでこのような手順を採用することは困難である。なぜならば、M2層には梁のような形状、すなわち周辺に空間を必要とする形状が多数存在するため、その上から犠牲層2、M3層を積層しても、梁周辺部の空間を埋め戻すことはできず、結果としてM3層を設計通りの形状に形成することが極めて困難だからである。
そのため特許文献2にあるように、あらかじめM2層には、可動部および支持部・配線部等の平面形状を形成すると同時に、必要な部分にエッチングホールを設け、下部の犠牲層1を残したままの状態で、さらにその上に犠牲層2、M3層を積層する。その後、M3層のエッチホールを通して犠牲層2と、更にM2層のエッチホールおよびM2層の梁等の構造体の周辺の空間・空隙を介して、犠牲層1を同時に除去する方法をとる必要がある。
しかしながら上記の1回のエッチングプロセスによって犠牲層1と犠牲層2を同時に除去する方法では、エッチャントに接触する時間は、犠牲層2の方が長く、犠牲層1の方が短くなってしまう。なぜなら、エッチャントがまずM3層のエッチホールを通して犠牲層2を取り除かない限り、M2層のエッチホールまたは空隙にエッチャントが到達できないからである。
つまり、所定の大きさの可動部(M2層)に必要な空洞を形成するためには、所定の面積の犠牲層1(M2層の下側に相当)をエッチングで取り除く必要があるが、その際、犠牲層2(M2層の上側に相当)の除去面積の方が大きくなってしまうことが不可避的である。
エッチング時間は、可動部(M2層)を完全にリリースするために、犠牲層1を多少オーバ気味にエッチングするのが好ましく、またエッチングレートの面内分布で一番遅い部分に合わせて決定することから長目になりがちであり、その結果、本来固定されるべき支持部や、隣接するMEMS構造体との境界領域、集積回路領域などへエッチングが進行し、支持部の剥がれや構造体の破損とそれによるMEMS部分の歩留、さらには回路部分の損傷を招きやすい。
そのために従来は、支持部の剥がれが起きないように支持部サイズを大きくする、あるいは隣接するMEMS構造体や周辺回路との境界領域部分の面積を大きく取るなど、エッチングマージンを確保する必要があった。
例えば、M2層で20μm角程度のMEMS構造体可動部を形成しようとした時、M2層可動部にエッチングホールを設けないような最もエッチング時間が掛かる場合には、20μm角のMEMS構造体下部の犠牲層1を除去している間に、上部犠牲層2の両端は約14μmのサイドエッチが進行し、M2層可動部のリリース完了時には、犠牲層2の空洞領域は50μm角近くにもなる。隣接部との領域マージンを取らなかったとしても、20μm角のMEMS構造体可動部の為に、50μm角の領域が必要となり、この時、MEMS構造体全体の面積は、可動部の6倍以上にもなる。実際には、M2層可動部にエッチングホールを設ける事により、そこまでは増大しないものの、従来の方法では、犠牲層1と犠牲層2のエッチング時間差が原因の、犠牲層2部分の空洞面積増大による、MEMS部分全体面積のサイズ拡大の防止は困難であった。
特許文献2で記載されているような表面MEMS型センサでは、可動部の厚さが1μm程度であり薄いために、MEMS構造体単体での静電容量変化量は小さい。そのため、MEMS構造体を隣接配置して電気的に並列接続し、容量変化量ΔCを大きくして、S/Nを増大させないと、静電容量変化量が検出できない場合も多い。上記のように、可動部本体よりも、付帯する可動しないMEMS領域が大きくなると言う事は、素子サイズの大型化のだけでなく、隣接MEMS構造体との距離も拡大するため、隣接MEMS構造体との電気配線分が固定容量C0に追加されることに起因する、素子感度(ΔC/C0)の低下も引き起こす。
この問題は、MEMSセンサとセンサ用半導体回路を集積することで小型化、低コスト化、高機能化を図るという本来の方向に反するものであり、集積化のメリットを減らしかねない要因である。
本発明の目的は、LSIの配線層3層を使って、2層目の配線層を可動部とする半導体回路集積MEMSの形成において、前記課題を克服し、MEMS構造体の未構築および破損を防止しつつ、容易に小型化可能な、半導体回路集積MEMS構造および製造プロセスを提供する事である。
また、本発明の他の目的は、LSIの配線層3層および配線2層を使った、異なる構造のMEMS構造体を同時に作製して形成する半導体回路集積MEMSにおいても、同様の前記課題を克服し、MEMS構造体の未構築および破損を防止しつつ、容易に小型化可能な、半導体回路集積MEMS構造および製造プロセスを提供する事である。
本発明では、上記課題を解決するために、LSIの配線層3層を使って、2層目の配線層を可動部とする半導体回路集積MEMSにおいて、M3層の最外周のエッチホールの位置を、M2層において、可動部構造体下部の空洞の形成に寄与するエッチホールまた空隙のうち、最外周に有る物の位置よりも、内側に配置する、事を特徴とするMEMS構造を提供する。
また、本発明では、M2層の錘等面積の大きい可動部の上部にあるM3層の面積当りのエッチホール数が、M3層全体の面積当りのエッチホール数の平均よりも多い、ことを特徴とするMEMS構造を提供する。
また、本発明では、M2層の錘等面積の大きい可動部の上部にあるM3層の各エッチホールの位置中心が、M2層の錘等面積の大きい可動部に設けた各エッチホールの位置中心と一致している、ことを特徴とするMEMS構造を提供する。
また、本発明では、LSIの配線層3層および配線2層を使った、異なる構造のMEMS構造体を同時に作製して形成する半導体回路集積MEMSにおいて、配線2層を使ったMEMS部分のエッチングホールを、充分に内側に配置することを特徴とするMEMS構造を提供する。
エッチングしにくい犠牲層1(M2層下側に相当)部分のエッチングを良好に進めるのと同時に、犠牲層1と犠牲層2(M2層上側に相当)のエッチング面積の差を小さくでき、空洞端部位置の制御性を良好にする。このため、MEMS構造内の可動部を確実に形成すると同時に、MEMS構造体同士、さらにMEMS構造体の信号処理用集積回路を近接化することができ、素子サイズの小型化が可能となる。素子サイズの小型化は、ウエハ当たりの収量を多くすることに相当するため、原価低減につながり、低コスト化に寄与する。また同時に、隣接するMEMS構造体間の距離を小さくできる事により、隣接MEMS構造体間の電気配線容量を低減させ、素子感度(ΔC/C0)を向上できる。
また他の効果としては、異なる層構造を有する複数のMEMS構造体の、各々の犠牲層のエッチング完了時間の差を小さくし、空洞端部位置の制御性を良好にする。これにより、素子サイズの小型化が可能となり、上記と同様の効果が得られる。
以下の実施例において、必要な場合は、複数のセクションまたは実施例に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係ではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施例において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合や原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
さらに、以下の実施例において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合や原理的に明らかな場合等を除き、必ずしも必須のものではない。
同様に、以下の実施例において、構成要素等の形状に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうではないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、前記数値および範囲についても同様である。
また、実施例を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
以下の実施例では、シリコン(Si)基板上に、半導体集積回路(LSI)を作製した後、その上部層にMEMSを形成した例について説明するが、シリコン基板上にMEMSを形成した後に同一基板上にLSIを作製する場合や、LSIの作製と同時MEMSを形成する場合、さらにLSIと集積化せずにMEMS構造体のみ作製する場合でも、本発明の効果が得られる場合には適用可能である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
<実施例1>
本発明による、微小機械類と半導体集積回路装置とを半導体基板上に形成した集積化マイクロエレクトロメカニカルシステムの、実施例1による例を以下図1から図6A−Dに示す。
本実施例1では、本発明によるMEMS1軸慣性センサとそのセンサの信号処理用半導体集積回路装置とを、半導体基板上に形成した集積化マイクロエレクトロメカニカルシステムについて説明する。
まず、本実施例1によるMEMS1軸慣性センサの製造プロセスを、図1〜図5に示した断面図により説明する。ここで説明する、本実施例1によるMEMS1軸慣性センサは、慣性センサエレメントを2個並べたアレイ形状である。
通常のCMOS集積回路装置を製造するプロセスに従い、シリコン基板(半導体基板)1上に、MEMSセンサ信号処理用の集積回路2を作製した。集積回路2は、MEMS1軸慣性センサの信号処理用トランジスタ10及びコンタクトホール11、第1層配線12、第2層配線、第3層配線(第2層配線および第3層配線は図示せず)、第4層配線13からなる多層配線層、上面を平坦化した層間絶縁膜14、MEMS1軸慣性センサへ接続する所定のビアホール15等により構成されている。
続いて、その上部に、CMOS集積回路装置を製造するプロセスにより、MEMS慣性センサ部分の下部電極(M1)100を形成した(図1)。この時、下部電極層の一部を配線として、下部集積回路2の第4層配線13と電気的に接続した。
次に、下側犠牲層(犠牲層1)110を層間絶縁膜にて形成した後、MEMS慣性センサの錘121・配線兼用の梁122とその周辺の空隙123を含む中間可動層(M2)120を作製した。この時、中間可動層の必要な部分にはエッチングホール124を設け、また、下部配線層との電気的接続も形成した。さらに、中間可動層120を覆うように、上側犠牲層(犠牲層2)130を、層間絶縁膜をもちいて形成し、CMP法等を用いて上部の平坦化を行った(図2)。
続いて、空洞部形成用のエッチングホール141を有する上部電極層(M3)140を形成した(図3)。この時、本発明により、上部電極層(M3)140のエッチングホール141の最外周位置は、中間可動層(M2)120の最外周位置のエッチングホール124または空隙123より内側に配置した。また、下部配線層との電気的接続も形成した。
次に、エッチングホール141,124および空隙123を介してエッチャントを導入し、中間可動層120の可動錘121および弾性梁122の周囲の上側犠牲層130および下側犠牲層110の一部をエッチング除去して、空洞部131および111を形成した(図4)。このとき、下部電極100により、下方へのエッチングは進行せず止められる。
その後、空洞部形成用の上部電極のエッチングホール141を絶縁膜142で塞いで空洞部131および111を封止し、続いて上部電極(M3)140の必要部分を、絶縁膜142と同時にパターニングして、MEMS1軸慣性センサ部分3を完成させた。最後に外部との電気的部分4を形成し、最終的に図5に示した断面形状を得た。
図5において、中間可動層120の錘121は弾性梁122に支えられて、断面図の上下方向に可動し、その際の上部電極140または下部電極100と、中間可動層120の静電容量値の変化を測定する事により、慣性センサとして用いる事ができる。
図6A−Dに、図5に示した集積化マイクロエレクトロメカニカルシステムのMEMS1軸慣性センサの、構成する各層におけるパターンの平面配置を示す模式図を示す。図6Aは下部電極層(M1)、図6Bは中間可動層(M2)、図6Cは上部電極層(M3)、図6Dは犠牲層1または犠牲層2の平面形状模式図である。
中間可動層120は、図6Bに示すように、平面的にある程度大きな面積をもつ可動する錘121部分と、隣接する比較的大きな空隙123部分を有する弾性変形する梁122とで構成されている。図6Bに示したように、錘121部分には、作製時に錘の下側の犠牲層をエッチングするためのエッチングホール124を、錘の中心付近に多数配置し、一方で周囲に空隙123の多い梁122部分にはエッチングホールを設けなかった。
さらに、上部電極層140では、本発明に従い、中間可動層120の錘121上部には、密集して多数のエッチングホール141を設けた一方で、中間可動層120の梁122の上部は、エッチングホール141を疎に配置した。本実施例1における1例で、慣性センサ1エレメントを90μmで作製した場合は、密集部分のエッチホール数は9個/10μm角とし、一方で、疎部分では、16個/30μm角相当に配置した。
このような配置により、犠牲層2が除去された後に進行する、犠牲層1のエッチングを、錘121の下部でも、空隙123の多い梁122近傍下部と同様の速度に保ちつつ、上部犠牲層2の横方向のエッチング端部位置の平面横方向への拡がりを抑制しながら行えた。
この時、中間可動層120の錘121上部に配置した、上部電極層140のエッチングホール141は、可能な限りその中心位置を、錘121に設けたエッチングホール124の中心位置と一致させた。それにより、上部電極層140のエッチングホール141から、錘121のエッチングホール124およびその直下の犠牲層1(110)最下部までの距離が最短となり、錘121直下の犠牲層1のエッチングを最も早く進行させる事が可能である。
このようなエッチングホール124,141、空隙123の配置により、中間可動層の錘121の下側の犠牲層部分のエッチングを、中間可動層120の形状の影響を最小にして、均一に進行させる事ができた。
さらに、中間可動層の錘121の下側の犠牲層部分を完全に取り除くのに必要なエッチングプロセス時間後、犠牲層2(130)がエッチャントに曝された時間は、犠牲層1(110)がエッチャントに曝されたプロセス時間の約2.5倍となったにもかかわらず、下部電極100と中間可動層120との間の犠牲層1(111)の空洞部111の面積と、中間可動層120と上部電極140との間の犠牲層2(130)の空洞部131の面積を、図6Dに示したように、ほぼ同じに制御して作製する事ができた。つまり、図5中に示したように、上側空洞部分131と下側空洞部分111の端部を、ほぼ同じ位置に形成できた。
このように、上下2つの空洞層およびその端部を制御性よく形成できたため、本実施例1では、2つの慣性センサエレメントそれぞれを、エッチングの領域マージンなしで設計値寸法内に納めて作製できた。この時、MEMS構造領域の面積を、従来の作製方法と比較して1/5〜1/2に低減する事ができた。
なお、本実施例1において、上部電極層(M3)140のエッチングホール141の最外周位置を、中間可動層(M2)120の最外周位置のエッチングホール124または空隙123より内側に配置したが、より望ましくは、エッチングホール241の最外周位置を、所望・設計の犠牲層2の空洞端部位置から、「(犠牲層1の膜厚み)+(中間可動層の厚み)+(犠牲層2の膜厚み(M3層エッチングホールがM2層エッチングホールまたは空隙の直上にある場合))、または、(M3層エッチングホールとM2層エッチングホール距離の最大値(M3層エッチングホールがM2層エッチングホールまたは空隙の直上にない場合)))」の位置に設けるとよい。
本実施例1では、図5に示すように、MEMS部分3下部に集積回路部分2を配置したが、集積回路部分もMEMS部分作製プロセスの影響により性能低下等発生する事なく、良好に動作する事を確認した。
本実施例1では、MEMS慣性センサの下部電極100の材料にはタングステン(W)を、中間可動層120および上部電極層140の材料にはタングステンシリサイド(WSi)を用いた。これらの材料を用いる利点は、例えば、空洞部111,131を形成するエッチングの際、上下犠牲層130および110を形成する層間絶縁膜とのエッチング選択比を十分に確保できる点がある。また、タングステンシリサイド(WSi)については、応力制御範囲の広い膜であるため、空洞中に中立する中間可動層120の錘121、梁122や、空洞上部に中立する上部電極140を形成するのに充分な、引張り方向に層を形成する膜の応力を調整する事が可能な点である。もちろん、材料はこれらに限ることなく、他の材料を用いてもよい。
なお、図1〜図6A−Dでは、慣性センサの可動錘が2個接続したアレイ構造の場合を用いて説明したが、センサ部分が1個単独の場合でも、2個以上並んだアレイ状の場合でも、また種類の異なる複数のセンサを集積した場合でも、MEMS部分が慣性センサ以外の他センサ・可動体でも、本発明にて同様の効果を得る事ができる。
また、本実施例1では、MEMS構造体部分3層、空洞部分2層の5層構造の場合で説明したが、MEMS構造体部分および空洞部分数が増加した場合でも、適用により同様の効果が得られる。これは、本実施例1にかぎらず、他の実施例の場合でも同様である。
続いて図7を用いて、図6A−Dに示した中間可動層の形状変形例について説明する。図7では、中間可動層120の構造を、中間可動層150の形へ変更している。図6A−Dの例の中間可動層130は、断面図1の上下方向に可動する構造であったが、図7の中間可動層150の可動錘151は、梁152に支えられて錘151本体の横方向、図7に示すY方向へ可動する慣性センサである。Y方向への可動により発生する静電容量値の変化を検出するために、錘151に可動容量電極155、および、中間可動層内に検出電極156を追加設置しているが、それ以外の構造や製造プロセスは、中間可動層に含まれる空隙153、および錘151に設けたエッチングホール154も含め、図1〜図6A−Dにて説明したものと同様である。各構成層のエッチングホールの配置には、図6A−Dの場合と同じく本発明を適用する事により、図7のように平面形状が変化しても、犠牲層1・2の空洞端部位置の制御が可能であり、前記図6A−Dで説明した例と同様に、小型集積化センサを提供する事ができた。
<実施例2>
本実施例2では、前記実施例1にて説明した慣性センサと同時に、種類・構造の異なるMEMSセンサ、本例ではダイアフラム型センサを同時に作製した例について、説明する。
図8は、本実施例2にて作製した、MEMS軸慣性センサおよびMEMSダイアフラム型センサと集積回路装置を半導体基板上に形成した集積化マイクロエレクトロメカニカルシステムの断面図である。
ダイアフラム型センサ部分5は、下層側から下部電極220、直上空洞部231を含む犠牲層230、その上に絶縁膜で蓋をした、可動する上部電極240により構成される。上部電極層240は、図8断面図の上側からの力・圧力・振動などにより可動し、その際の上下電極の静電容量値の変化を測定する事により、ダイアフラム型センサとして用いる事ができる。
本実施例2におけるダイアフラム型センサ部分の製造プロセスを、図8中の記号を用いて説明する。尚、MEMS1軸慣性センサの構造、および、半導体集積回路装置と同時に作製するプロセスについては、前記実施例1で説明した内容と同じであるので、ここでは割愛する。
まず、慣性センサの中間可動層120形成時に、同時にダイアフラム型センサの下部電極220を形成する。その上に、層間絶縁膜で、慣性センサの上側犠牲層130と同時に犠牲層230を形成する。さらに、慣性センサの上部電極140形成時に、同時にダイアフラム型センサの上部可動電極240およびエッチングホール241を形成する。
その後、慣性センサの犠牲層除去・空洞形成時に、同時にダイアフラム型センサの犠牲層230を一部除去し、空洞部231を形成する。その際、ダイアフラム型センサの空洞形成部分231は、慣性センサの上側犠牲層130の空洞部分131と同様に、慣性センサの下側犠牲層110の下側空洞が完全に形成されるまで、長時間エッチャントに曝される。その後、層間絶縁膜142にて、慣性センサ部分の封止と同時にエッチングホール241を封止する。
図9A−Dは、図8に示した集積化マイクロエレクトロメカニカルシステムのダイアフラム型センサの、構成する各層におけるパターンの平面配置を示す模式図である。図9Aは下部電極層(M2)、図9Bは犠牲層、図9Cは上部電極層(M3)の平面形状模式図である。本発明により、ダイアフラム型センサの上部電極層240では、隣接する慣性センサの空洞部分131・111が形成される時間に合わせて、エッチングホールを形成したい空洞層部分231に対して、充分に内側に配置し、長時間のエッチングによるサイドエッチの進行分を吸収させ、設計通りの所望の空洞形状を形成した。
この時、エッチングホール241の最外周位置は、所望・設計の空洞端部位置から、慣性センサ部分3の「(犠牲層1の膜厚み)+(中間可動層の厚み)+(犠牲層2の膜厚み(M3層エッチングホールがM2層エッチングホールまたは空隙の直上にある場合))、または、(M3層エッチングホールとM2層エッチングホール距離の最大値(M3層エッチングホールがM2層エッチングホールまたは空隙の直上にない場合))」の位置に設ける事がより望ましい。
また、本実施例2にて作製したダイアフラム型センサは、ダイアフラムセンサの端部位置制御の精度が良いため、図9Dに示したように、アレイ状に近接して高密度に配置しても、それぞれのダイアフラムを破損無く形成でき、小型形状を保持したまま、アレイ化して感度を向上させる事ができた。
次に、図8に示した集積化マイクロエレクトロメカニカルシステムの場合を用いて、容量検出回路について説明する。
図10は、図8の集積化マイクロエレクトロメカニカルシステムにおける、信号処理用トランジスタを含む集積回路(容量検出回路)の回路構成を示したブロック図である。図10にて、慣性センサ3およびダイアフラム型センサ5で検出された容量は、CV変換回路302で電圧に変換される。CV変換回路で変換された電圧は、オペアンプ303で増幅された後、AD変換回路304でデジタル化される。その後、不揮発性メモリ305に記憶されたデータに基づき、マイクロプロセッサ306で、温度、アンプ特性等各種の補正を行い、出力用インターフェース回路307より出力される。
図10のブロック図例では、MEMSセンサと信号処理回路系統とが、どちらも2個の場合を示したが、センサは種類を問わず1個でも3個以上でもよく、また、処理回路系統も、センサ毎に設けても、可能な系統を全部または部分的に統合しても良い。
本発明の実施例1における、慣性センサを含む集積化マイクロエレクトロメカニカルシステムの製造工程を示す模式図である。 図1に続く慣性センサの製造工程を示す模式図である。 図2に続く慣性センサの製造工程を示す模式図である。 図5に続く慣性センサの製造工程を示す模式図である。 本発明の実施例1による、慣性センサを含む集積化マイクロエレクトロメカニカルシステムの断面模式図である。 本発明の実施例1による、慣性センサの主要構成構造・主要層の平面模式図である。 本発明の実施例1による、慣性センサの主要構成構造・主要層の平面模式図である。 本発明の実施例1による、慣性センサの主要構成構造・主要層の平面模式図である。 本発明の実施例1による、慣性センサの主要構成構造・主要層の平面模式図である。 本発明の実施例1による、図6A−Dと可動層形状異なる慣性センサの主要構成構造・主要層の平面模式図である。 本発明の実施例2による、ダイアフラム型センサと慣性センサを含む、集積化マイクロエレクトロメカニカルシステムの断面模式図である。 本発明の実施例2による、ダイアフラム型センサの主要構成構造・主要層の平面模式図である。 本発明の実施例2による、ダイアフラム型センサの主要構成構造・主要層の平面模式図である。 本発明の実施例2による、ダイアフラム型センサの主要構成構造・主要層の平面模式図である。 本発明の実施例2による、ダイアフラム型センサの主要構成構造・主要層の平面模式図である。 本発明の実施例2に適用した回路ブロック図の例である。
符号の説明
1…シリコン基板(半導体基板)、
2…MEMSセンサ信号処理用の集積回路、
3…1軸慣性センサ、
4…外部接続部、
5…ダイアフラム型センサ、
10…信号処理用トランジスタ、
11…コンタクトホール、
12…第1層配線、
13…第4層配線、
14…層間絶縁膜、
15…ビアホール、
100…下部電極(M1層)、
110…下側犠牲層(犠牲層1)、
111…下側空洞部分、
120…中間可動層(M2層)、
121…錘、
122…梁、
123…空隙、
124…エッチングホール、
130…上側犠牲層(犠牲層2)、
131…上側空洞部分、
140…上部電極層(M3層)、
141…エッチングホール、
142…封止絶縁膜、
150…中間可動層(M2層)、
151…錘、
152…梁、
153…空隙、
154…エッチングホール、
155…可動容量電極、
156…検出電極、
220…下部電極(M2層)、
230…犠牲層、
231…空洞部、
240…上部電極(M3層)、
241…エッチングホール、
302…CV変換回路、
303…オペアンプ、
304…AD変換回路、
305…不揮発性メモリ、
306…マイクロプロセッサ、
307…出力用インターフェース回路。

Claims (4)

  1. 微小機械類と半導体集積回路装置とが半導体基板上に搭載された集積化マイクロエレクトロメカニカルシステムであって、
    前記微小機械類が第1の構造体層と前記第1の構造体層の上方に設けられた第2の構造体層と、前記第1の構造体層と前記第2の構造体層との間に設けられた少なくとも一つの第3の構造体層とを有し、
    前記第2の構造体層の前記微小機械類が設けられる第1の領域には、前記第2の構造体層を貫通して第1の細孔が設けられ、
    前記第3の構造体層の前記微小機械類が設けられる第1の領域には、前記第3の構造体層を貫通して設けられた第2の細孔を含む錘、および第1の空隙パターンを含んでなる構造体が設けられ、
    前記錘の外周線を上方に延伸して前記第2の構造体層と交わる領域に位置する前記第1の細孔の面積当たりの細孔数が、前記第2の構造体層全体に設けられた細孔の面積当たりの細孔数の平均値よりも大きいことを特徴とする集積化マイクロエレクトロメカニカルシステム。
  2. 微小機械類と半導体集積回路装置とが半導体基板上に搭載された集積化マイクロエレクトロメカニカルシステムであって、
    前記微小機械類が第1の構造体層と前記第1の構造体層の上方に設けられた第2の構造体層と、前記第1の構造体層と前記第2の構造体層との間に設けられた第3の構造体層とを有し、
    前記第2の構造体層の前記微小機械類が設けられる第1の領域に、前記第2の構造体層を貫通して第1の細孔が設けられ、
    前記第2の構造体層の第1の細孔が設けられた領域の下側に接して空洞が設けられ、
    前記第の構造体層の最外周に配設された第1の細孔の位置から前記半導体基板に対して垂直方向に立てた仮想線と、前記空洞の上端部までの距離が、前記第1の構造体層と前記第3の構造体層との層間距離に前記第3の構造体層の厚さを加え、さらに前記第2の構造体層と前記第3の構造体層との層間距離を加えた距離の和よりも大きいことを特徴とする集積化マイクロエレクトロメカニカルシステム。
  3. 前記微小機械類が、金属膜、または金属シリコン膜のいずれかを含むことを特徴とする請求項に記載の集積化マイクロエレクトロメカニカルシステム。
  4. 微小機械類と半導体集積回路装置とが半導体基板上に搭載された集積化マイクロエレクトロメカニカルシステムの製造方法であって、
    前記半導体基板上に半導体集積回路装置を形成する工程と、
    前記半導体基板上に第1の構造体層を形成する工程と、
    前記第1の構造体層上に第1の絶縁膜を形成し、さらに前記第1の絶縁膜上に第2の構造体層を形成する工程と、
    前記第2の構造体層の前記微小機械類が設けられる第1の領域に、第1のエッチングホールを含む錘、および、第1の空隙パターンを形成する工程と、
    前記第2の構造体層上に第2の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜上に第3の構造体層を形成する工程と、
    前記第3の構造体層の前記微小機械類が設けられる第2の領域に第2のエッチングホールを形成する工程と、
    前記第2のエッチングホールを通過したエッチャントにより前記第2の絶縁膜をエッチングし、前記第2の領域の下方に第1の空洞を形成する工程と、
    前記第1のエッチングホールおよび前記第1の空隙パターンに堆積した前記第2の絶縁膜をエッチングし、その後に前記第1のエッチングホールおよび前記第1の空隙パターンを通過したエッチャントにより前記第1の絶縁膜をエッチングし、前記第1の領域の下方に第2の空洞を形成する工程と、を有し、
    前記錘の外周線を上方に延伸して前記第3の構造体層と交わる領域に位置する前記第1の細孔の面積当たりの細孔数が、前記第3の構造体層全体に設けられた細孔の面積当りの細孔数の平均値よりも大きいことを特徴とする集積化マイクロエレクトロメカニカルシステムの製造方法
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