JP5408754B1 - 多層配線基板及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性が高く簡単な工程で製造可能な多層配線基板を提供する。
【解決手段】多層配線基板1は、可撓性を有する絶縁基材11,21に配線層12,22を形成したプリント配線板10,20が接着層9を介して複数積層され、積層方向に貫通するビア6を介して配線層12,22が相互に接続された複数の多層配線部2,3と、複数の多層配線部2,3の間を接続する可撓性を有するケーブル部4とを有する。ケーブル部4は、複数の多層配線部2,3から引き出された少なくとも一層分のプリント配線板10に相当する絶縁基材11及び配線層12と、その上層のプリント配線板20の絶縁基材21とを接着層9を介して積層してなる。
【選択図】図1

Description

この発明は、多層配線基板及びその製造方法に関する。
近年、電子機器の小型化に伴い、配線層が形成された絶縁基材を積層した多層配線基板が多用されている。このような多層配線基板のうち、更なる小型化等の要請に対応すべく、多層構造で表層に配線層が露出し、この配線層に電子部品が実装される多層配線部分となる多層配線部と、この多層配線部から連続し、可撓性を持たせたケーブル部分となるケーブル部とを併せ持つ構成の多層配線基板が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開平7−58425号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来技術の多層配線基板では、ケーブル部の配線層の上面をリジット基板の接着層を兼ねたカバーレイフィルムにより覆っている。このため、カバーレイフィルムは接着材としての機能を有し、熱圧着時の取り扱いが困難であるという問題がある。
また、多層配線部とケーブル部とが異なる特性の材料で構成されているため、応力が発生して基板の伸縮性や柔軟性にバラつきが生じたり、これらの部分の境界箇所で歪みが生じたり、更には熱膨張率等の違いから層間剥離が生じたりし易く、信頼性が低下するおそれがある。
この発明は、上述した従来技術による歪みや剥離の問題点を解消し、信頼性が高く簡単な工程で製造することができ、小型化が図り易い多層配線基板及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る多層配線基板は、可撓性を有する絶縁基材に配線層を形成したプリント配線板が接着層を介して複数積層され、積層方向に貫通するビアを介して前記配線層が相互に接続された複数の多層配線部と、前記複数の多層配線部の間を接続する可撓性を有するケーブル部とを有し、前記ケーブル部は、前記複数の多層配線部から引き出された少なくとも一層分のプリント配線板に相当する絶縁基材及び配線層と、その上層のプリント配線板の絶縁基材とを前記接着層を介して積層してなることを特徴とする。
本発明に係る多層配線基板によれば、多層配線部間を接続するケーブル部が、多層配線部から連続した層で多層配線部の一層分に相当する絶縁基材、配線層、接着層及び絶縁基材の順に積層された状態で引き出されているので、多層配線部とケーブル部とを厚さや特性が同じである同一材料で形成することができる。これにより、基板の伸縮性や柔軟性にバラつきがなく、多層配線部とケーブル部との境界箇所で歪みが生じ難い構造とすることができるので、信頼性の向上を図ることができる。また、ケーブル部が上下の絶縁基材の間に接着材を配置した構造となっているため、熱圧着時の取り扱いも容易である。
本発明の一実施形態においては、前記ケーブル部は、前記複数の多層配線部から引き出された少なくとも2層のプリント配線板を有する。
本発明の他の実施形態においては、前記ケーブル部は、積層方向に隣接する絶縁基材のうち、間に配線層が形成されていない絶縁基材の間に接着層が除去された空隙部が設けられている。
本発明の更に他の実施形態においては、前記ビアは、導電性ペーストが充填されたIVHからなる。
本発明に係る多層配線基板の製造方法は、可撓性を有する絶縁基材に配線層を形成したプリント配線板が接着層を介して複数積層され、積層方向に貫通するビアを介して前記配線層が相互に接続された複数の多層配線部と、前記複数の多層配線部の間を接続する可撓性を有するケーブル部とを有する多層配線基板の製造方法であって、前記配線層を前記絶縁基材上に形成した複数のプリント配線板を形成する工程と、前記複数のプリント配線板のうち、所定のプリント配線板の前記絶縁基材の前記配線層と反対側に接着層を形成する工程と、前記所定のプリント配線板の所定箇所に前記ビアを形成する工程と、前記複数のプリント配線板を位置合わせして、前記プリント配線板が前記接着層を介して複数積層され、積層方向に貫通するビアを介して前記配線層が相互に接続された複数の多層配線部と、前記複数の多層配線部から引き出された少なくとも一層分のプリント配線板に相当する絶縁基材及び配線層と、その上層のプリント配線板の絶縁基材とを前記接着層を介して積層してなるケーブル部とが形成されるように積層し、熱圧着する工程とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る多層配線基板の製造方法によれば、上記作用効果を奏する多層配線基板を簡単な工程で製造することができる。
本発明によれば、信頼性が高く簡単な工程で製造することができる。
本発明の第1の実施形態に係る多層配線基板の製造方法により製造された多層配線基板の構造を示す断面図である。 同多層配線基板の製造工程を示すフローチャートである。 同多層配線基板の製造工程を示すフローチャートである。 同多層配線基板の製造工程を示すフローチャートである。 同多層配線基板を製造工程毎に示す断面図である。 同多層配線基板を製造工程毎に示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る多層配線基板の製造方法により製造された多層配線基板の構造を示す断面図である。 同多層配線基板を製造工程毎に示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る多層配線基板の製造方法により製造された多層配線基板の構造を示す断面図である。 同多層配線基板を製造工程毎に示す断面図である。
以下、添付の図面を参照して、この発明の実施の形態に係る多層配線基板及びその製造方法を詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る多層配線基板の製造方法により製造された多層配線基板の構造を示す断面図である。図1に示すように、多層配線基板1は、第1プリント配線板10と第2プリント配線板20とを接着層9を介して熱圧着により一括積層した構造を備えている。
また、多層配線基板1は、両端に配置されて第2プリント配線板20の配線22が表層に露出した箇所を有し、電子部品が実装される多層構造の複数の多層配線部2,3と、これら複数の多層配線部2,3から第1及び第2プリント配線板10,20の面方向に引き出され、各多層配線部2,3の間を接続するケーブル部4とを有する。なお、本実施形態においては、ケーブル部4は、多層配線部2,3の一層分に相当する積層単位で引き出されている。ここで、積層単位は、絶縁基材、配線層、接着層及び絶縁基材の順に積層された状態のことを指す。
第1プリント配線板10は、絶縁基材からなる第1樹脂基材11と、この第1樹脂基材11の一方の面(片面)に形成された導電材からなる配線12とを備える。第2プリント配線板20は、絶縁基材からなる第2樹脂基材21と、第2樹脂基材21の一方の面に形成された導電材からなる配線22とを備える。配線22は、部品実装用のランドとして用いられる。
また、第2プリント配線板20は、第2樹脂基材21の配線22側とは反対側の他方の面に貼り付けられた接着材等からなる接着層9と、この接着層9及び第2樹脂基材21を貫通するビアホール6内に導電性ペーストを充填して形成された層間接続用のビア23とを備える。接着層9は、例えばエポキシ系やアクリル系の熱硬化性樹脂等からなる。
第1及び第2プリント配線板10,20の第1及び第2樹脂基材11,21は、絶縁性の樹脂フィルムにより構成されている。樹脂フィルムとしては、例えば熱可塑性のポリイミド、ポリオレフィン、液晶ポリマー(LCP)等からなる樹脂フィルムや、熱硬化性のエポキシ樹脂等からなる樹脂フィルムなど、種々の絶縁性樹脂からなる樹脂フィルムを用いることができる。
配線12,22は、例えば銅箔等の導電材をパターン形成してなる。各樹脂基材11,21や各配線12,22は、それぞれ同一の材料で同一の厚みを持って形成されている。本実施形態においては、第1及び第2プリント配線板10,20は、それぞれ片面銅張積層板(片面CCL)により形成されている。
ビア23は、IVH構造の導電性ペーストビアからなり、本実施形態においてはSn−Ag系の導電性ペーストが用いられている。導電性ペーストは、例えばニッケル、金、銀、銅、アルミニウム、鉄等から選択される少なくとも1種類の低電気抵抗の金属粒子と、錫、ビスマス、インジウム、鉛等から選択される少なくとも1種類の低融点の金属粒子とを含み、エポキシ、アクリル、ウレタン等を主成分とするバインダ成分を混合したペースト部材からなる。
このように構成された導電性ペーストは、含有された低融点の金属が例えば200℃以下の温度で溶融し合金を形成することが可能で、特に銅や銀等とは金属間化合物を形成することができる特性を備えて構成される。従って、ビア23と配線12,22との接続部は、一括積層時に金属間化合物により合金化されて接合される。
なお、導電性ペーストは、例えば粒子径がナノレベルの金、銀、銅、ニッケル等のフィラーが、上述したようなバインダ成分に混合されたナノペーストで構成することも可能である。その他、導電性ペーストは、上記ニッケル等の金属粒子が、上記のようなバインダ成分に混合されたペースト部材で構成することも可能である。
このようなペースト部材を用いた場合、導電性ペーストは、金属粒子同士が接触することで電気的接続が行われる特性を備えたものとなる。なお、導電性ペーストのビアホール6内への充填方法は、例えば印刷法、スピン塗布工法、スプレー塗布工法、ディスペンス工法、ラミネート工法、及びこれらを併用した工法等、種々の方法を採用することができる。
次に、本実施形態に係る多層配線基板1の製造方法について説明する。
図2〜図4は、多層配線基板の製造工程を示すフローチャートである。また、図5及び図6は、多層配線基板の製造工程を示すフローチャートである。まず、図2及び図5を参照しながら、第1プリント配線板10の製造工程について説明する。
図5(a)に示すように、まず、第1樹脂基材11の一方の面にベタ状態の銅箔等からなる導体層8が形成された片面CCLを準備する(ステップS100)。そして、例えば導体層8上にフォトリソグラフィによりエッチングレジストを形成した後にエッチングを行って、図5(b)に示すように、配線12の配線パターンを形成する(ステップS102)。このようにして、第1プリント配線板10を製造する。
ステップS100にて用いられる片面CCLとしては、例えば厚さ12μm程度の銅箔からなる導体層8に、厚さ25μm程度の第1樹脂基材11を貼り合わせた構造のものなどを用いることができる。この片面CCLとしては、例えば公知のキャスティング法により、銅箔にポリイミドのワニスを塗布してそのワニスを硬化させて作製されたもの等を使用することができる。
その他、片面CCLとしては、ポリイミド樹脂フィルム上にシード層をスパッタリングにより形成し、めっきにより銅を成長させて導体層8を形成したものや、圧延或いは電解銅箔とポリイミド樹脂フィルムとを接着材により貼り合わせて作製されたもの等を用いることもできる。
なお、第1樹脂基材11(及び第2樹脂基材21)は必ずしもポリイミド樹脂からなるものである必要はなく、上述したように液晶ポリマー等のプラスチックフィルムからなるものであっても良い。また、ステップS102でのエッチングには、塩化第二鉄や塩化第二銅等を主成分とするエッチャントを用いることができる。
次に、図3及び図6を参照しながら、第2プリント配線板20の製造工程について説明する。図6(a)及び(b)に示すように、上記ステップS100及びS102と同様に、第2樹脂基材21の一方の面に導体層8が形成された片面CCLを準備し、エッチング等により配線22の配線パターンを形成したら、図6(c)に示すように、第2樹脂基材21の配線22形成面側と反対側の面に、接着層9を加熱圧着により貼り付ける(ステップS104)。
ステップS104にて貼り付けられる接着層9としては、例えば厚さ25μm程度のエポキシ系熱硬化性樹脂フィルムを用いることができる。加熱圧着には真空ラミネータを用い、減圧下の雰囲気中にて接着層9が硬化しない温度で0.3MPaの圧力によりプレスしてこれらを貼り合わせることが挙げられる。
なお、接着層9として用いられる層間接着材は、エポキシ系の熱硬化性樹脂のみならず、アクリル系の接着材や、熱可塑性ポリイミドなどに代表される熱可塑性接着材などが挙げられる。また、層間接着材は必ずしもフィルム状である必要はなく、ワニス状の樹脂を塗布したものであってもよい。
次に、図6(d)に示すように、貼り付けた接着層9側から、所望の配線22に向かって、例えばUV−YAGレーザ装置を用いてレーザ光を照射して、接着層9及び第2樹脂基材21を貫通するビアホール6を所定箇所に形成する(ステップS106)。形成されたビアホール6内には、例えば形成後にプラズマデスミア処理等のデスミア処理が施される。
ステップS106にて形成されるビアホール6は、その他、炭酸ガスレーザ(COレーザ)やエキシマレーザなどで形成してもよいし、ドリル加工や化学的なエッチングなどにより形成してもよい。また、デスミア処理は、CF及びO(四フッ化メタン+酸素)の混合ガスにより行うことができるが、Ar(アルゴン)などのその他の不活性ガスを用いることもでき、いわゆるドライ処理ではなく、薬液を用いたウェットデスミア処理としてもよい。
そして、図6(e)に示すように、形成したビアホール6内に、例えばスクリーン印刷等により上述したような導電性ペーストを充填してビア23を形成する(ステップS108)。
このようにして第1及び第2プリント配線板10,20を製造したら、図4に示すように、各プリント配線板10,20を位置決めし、第2プリント配線板20の接着層9及びビア23の導電性ペーストが硬化していない状態で、積層する(ステップS112)。最後に、例えば真空プレス機を用いて、1kPa以下の減圧雰囲気中にて加熱加圧することで熱圧着により一括積層し(ステップS114)、図1に示すような多層配線基板1を製造する。
このように、第1の実施形態に係る多層配線基板1によれば、各多層配線部2,3間を接続するケーブル部4が、多層配線部2,3から連続した層で多層配線部2,3の一層分に相当する積層単位で引き出されているので、多層配線部2,3とケーブル部4とを厚さや特性が同じである同一材料で形成することができる。
これにより、多層配線基板1の伸縮性や柔軟性にバラつきがなく、多層配線部2,3とケーブル部4との境界箇所で歪みが生じ難い構造とすることができ、別途各部2,3,4を製造等して一括積層する必要がないので、信頼性が高いと共に低背化を実現して小型化を図ることが可能となる。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る多層配線基板の製造方法により製造された多層配線基板の構造を示す断面図である。また、図8は多層配線基板を製造工程毎に示す断面図である。図7に示すように、第2の実施形態に係る多層配線基板1Aは、第1の実施形態に係る多層配線基板1の第1及び第2プリント配線板10,20(図1)に、更に第3プリント配線板30、第4プリント配線板40及び第5プリント配線板50を積層した多層構造からなる点を特徴としている。
第3〜第5プリント配線板30〜50は、それぞれ第3樹脂基材31、第4樹脂基材41及び第5樹脂基材51の一方の面にパターン形成された配線32,42,52を備えている。また、第3〜第5プリント配線板30〜50は、層間接続用のビア33,43,53を所定箇所に備えている。第5プリント配線板50の配線52は、部品実装用のランドとして用いられる。また、第5プリント配線板50は、各多層配線部2,3に相当する箇所のみに設けられ、ケーブル部4に相当する箇所には存在しない状態で積層されている。各多層配線部2,3は、5層分の多層構造で構成され、ケーブル部4は、3層分の多層構造で引き出されている。
このように構成された多層配線基板1Aは、上述した製造工程と同様に製造することができる。すなわち、図8(a)に示すように、第1〜第5プリント配線板10〜50(第1プリント配線板10は不図示)の第1〜第5樹脂基材11〜51の一方の面に配線12〜52をパターン形成し、図8(b)に示すように、接着層9を第2〜第5樹脂基材21〜51の他方の面にそれぞれ貼り付ける。
そして、図8(c)に示すように、所定箇所にビアホール6を形成した上で、ビアホール6内に導電性ペーストを充填してビア23〜53を形成する。最後に、第1〜第5プリント配線板10〜50を位置合わせし、上述したように熱圧着により一括積層すれば、図7に示すような多層配線基板1Aを製造することができる。
第2の実施形態に係る多層配線基板1Aによれば、第1の実施形態に係る多層配線基板1と同様の作用効果を奏するのみならず、ケーブル部4が多層構造であるため、より複雑な回路構成においても低背化を実現しつつ小型化を図ることができると共に、信頼性が高い多層配線基板を実現することができる。
図9は、本発明の第3の実施形態に係る多層配線基板の製造方法により製造された多層配線基板の構造を示す断面図である。図10は、多層配線基板を製造工程毎に示す断面図である。図9に示すように、第3の実施形態に係る多層配線基板1Bは、第1〜第5プリント配線板10〜50を積層した多層構造からなる点は第2の実施形態に係る多層配線基板1Aと同様であるが、ケーブル部4の構造が相違している。
すなわち、ケーブル部4においては、第2プリント配線板20と第3プリント配線板30の各樹脂基材21,31間の接着層9が存在せず、空隙部5が形成されている。これにより、ケーブル部4の厚さは第2の実施形態に係る多層配線基板1Aと同じく3層分となるが、一層分の接着層9が存在しないためより可撓性(屈曲性)に優れたケーブル部4を構成することができる。
このように構成された多層配線基板1Bは、上述した製造工程と同様に製造することができる。すなわち、図10(a)に示すように、第1〜第5プリント配線板10〜50(第1プリント配線板10は不図示)の第1〜第5樹脂基材11〜51の一方の面に配線12〜52をパターン形成し、図10(b)に示すように、接着層9を、第3樹脂基材31の他方の面においてはケーブル部4となる箇所を除いた状態で、第2〜第5樹脂基材21〜51の他方の面にそれぞれ貼り付ける。
そして、図10(c)に示すように、所定箇所に形成されたビアホール6内に導電性ペーストを充填してビア23〜53を形成し、第1〜第5プリント配線板10〜50を位置合わせ後に一括積層すれば、図10に示すような多層配線基板1Bを製造することができる。
第3の実施形態に係る多層配線基板1Bによれば、第2の実施形態に係る多層配線基板1Aと同様の作用効果を奏するのみならず、ケーブル部4がより可撓性が高い構造であるため、多層配線基板の配置汎用性が高く、低背化を実現しつつ小型化を図り、信頼性が高い多層配線基板を実現可能である。
1,1A,1B 多層配線基板
2,3 多層配線部
4 ケーブル部
5 空隙部
6 ビアホール
8 導体層
9 接着材(接着層)
10 第1プリント配線板
11 第1樹脂基材
12 配線
20 第2プリント配線板
21 第2樹脂基材
22 配線
23 ビア
30 第3プリント配線板
31 第3樹脂基材
32 配線
33 ビア
40 第4プリント配線板
41 第4樹脂基材
42 配線
43 ビア
50 第5プリント配線板
51 第5樹脂基材
52 配線
53 ビア

Claims (5)

  1. 可撓性を有する絶縁基材に配線層を形成したプリント配線板が接着層を介して複数積層され、積層方向に貫通するビアを介して前記配線層が相互に接続された複数の多層配線部と、
    前記複数の多層配線部の間を接続する可撓性を有するケーブル部とを有し、
    前記ケーブル部は、前記複数の多層配線部から引き出された少なくとも一層分のプリント配線板に相当する前記絶縁基材及び前記配線層と、その上層のプリント配線板の絶縁基材とを前記接着層を介して積層してなる
    ことを特徴とする多層配線基板。
  2. 前記ケーブル部は、前記複数の多層配線部から引き出された少なくとも2層の前記プリント配線板を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の多層配線基板。
  3. 前記ケーブル部は、積層方向に隣接する前記絶縁基材のうち、間に前記配線層が形成されていない絶縁基材の間に前記接着層が除去された空隙部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の多層配線基板。
  4. 前記ビアは、導電性ペーストが充填されたIVH(Interstitial Via Hole)からなる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の多層配線基板。
  5. 可撓性を有する絶縁基材に配線層を形成したプリント配線板が接着層を介して複数積層され、積層方向に貫通するビアを介して前記配線層が相互に接続された複数の多層配線部と、前記複数の多層配線部の間を接続する可撓性を有するケーブル部とを有する多層配線基板の製造方法であって、
    前記配線層を前記絶縁基材上に形成した複数のプリント配線板を形成する工程と、
    前記複数のプリント配線板のうち、所定のプリント配線板の前記絶縁基材の前記配線層と反対側に接着層を形成する工程と、
    前記所定のプリント配線板の所定箇所に前記ビアを形成する工程と、
    前記複数のプリント配線板を位置合わせして、前記プリント配線板が前記接着層を介して複数積層され、積層方向に貫通するビアを介して前記配線層が相互に接続された複数の多層配線部と、前記複数の多層配線部から引き出された少なくとも一層分のプリント配線板に相当する絶縁基材及び配線層と、その上層のプリント配線板の絶縁基材とを前記接着層を介して積層してなるケーブル部とが形成されるように積層し、熱圧着する工程とを備えた
    ことを特徴とする多層配線基板の製造方法。
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