JP6998744B2 - 部品内蔵基板 - Google Patents

部品内蔵基板 Download PDF

Info

Publication number
JP6998744B2
JP6998744B2 JP2017227748A JP2017227748A JP6998744B2 JP 6998744 B2 JP6998744 B2 JP 6998744B2 JP 2017227748 A JP2017227748 A JP 2017227748A JP 2017227748 A JP2017227748 A JP 2017227748A JP 6998744 B2 JP6998744 B2 JP 6998744B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
insulating layer
sided
wiring layer
double
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017227748A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019096850A (ja
Inventor
隼介 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP2017227748A priority Critical patent/JP6998744B2/ja
Publication of JP2019096850A publication Critical patent/JP2019096850A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6998744B2 publication Critical patent/JP6998744B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Description

本発明は、部品内蔵基板に関するものである。
複数の単位基板を積層し、積層方向に複数の電子部品が内蔵された多層構造の部品内蔵基板が知られている(例えば、特許文献1参照)。単位基板としては、例えば、両面基板や中間基板が用いられている。両面基板は、第1絶縁層と、第1絶縁層の両面側に形成された第1配線層と、第1絶縁層を貫通し第1配線層と接続された第1層間導電層としてのビアと、電子部品が収容された開口部を備えている。中間基板は、第2絶縁層と、第2絶縁層の両面側に設けられた第1接着層と、第1接着層と共に第2絶縁層を貫通する第2層間導電層としてのビアを備えている。
特開2014-187350号公報
上記の部品内蔵基板では、中間層は上下層の層間導通の役割しか持っておらず、平面方向へ配置される所定の導通経路を得るためには別の導通層を増やす必要があり、単位基板の積層枚数を増やさざるを得ないため、薄型化が難しいという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、薄型化が可能な部品内蔵基板を提供することである。
[1]本発明に係る部品内蔵基板は、相互に積層された複数の単位基板と、複数の電子部品とを備えた部品内蔵基板であって、前記複数の単位基板は、前記電子部品がそれぞれ収容された一対の両面基板と、前記一対の両面基板の間に介在する中間基板と、を含み、それぞれの前記両面基板は、第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層の両主面に形成された第1の配線層と、前記第1の絶縁層を貫通しており、前記第1の配線層と電気的に接続された第1の貫通導電路と、を含み、前記第1の絶縁層は、前記電子部品が収容された開口部を有し、前記中間基板は、第2の絶縁層と、前記第2の絶縁層を貫通しており、前記第1の貫通導電路と電気的に接続された第2の貫通導電路と、前記第2の絶縁層の少なくとも一方の主面に形成された第2の配線層と、前記第2の絶縁層を貫通しており、前記第2の絶縁層から露出する一端と、前記第2の配線層により閉塞された他端を有する有底ビアと、前記第2の絶縁層の両主面に設けられるとともに、前記第2の配線層を覆う第1の接着層と、を含み、前記第1の接着層の絶縁破壊電圧は、0.5V/μmよりも大きい部品内蔵基板である。
[2]上記発明において、前記複数の電子部品の少なくとも一部は、前記複数の単位基板の積層方向から見て、互いに重なっており、前記有底ビアは、前記複数の単位基板の積層方向から見て、前記複数の電子部品が重なった領域に位置してもよい。
[3]上記発明において、前記中間基板の前記有底ビアが、前記電子部品の第1の端子と電気的に接続されていてもよい。
[4]上記発明において、前記複数の単位基板は、前記両面基板及び前記中間基板の少なくとも一方に積層された片面基板を含み、前記片面基板は、第3の絶縁層と、前記第3の絶縁層の一方の主面に形成された第3の配線層と、前記電子部品の第2の端子と前記第3の配線層を電気的に接続する端子接続部と、前記第3の絶縁層と前記両面基板の間に介在し、前記第3の絶縁層と前記両面基板を接着する第2の接着層と、を含んでいてもよい
本発明によれば、第2の配線層及び有底ビアを備えた中間基板により、配線密度が向上するため、単位基板の積層数を低減することができる。よって、本発明によれば、部品内蔵基板を薄型化させることができる。
図1は、本発明の第1実施形態における部品内蔵基板の断面図である。 図2は、図1に示す領域Aの拡大図である。 図3(a)~図3(d)は、本発明の第1実施形態における両面基板の製造方法を工程ごとに説明する断面図である。 図4(a)~図4(e)は、本発明の第1実施形態における中間基板の製造方法を工程ごとに説明する断面図である。 図5(a)~図5(e)は、本発明の第1実施形態における片面基板の製造方法を工程ごとに説明する断面図である。 図6は、本発明の第2実施形態における部品内蔵基板の断面図である。 図7は、本発明の第3実施形態における部品内蔵基板の断面図である。 図8(a)~図8(g)は、本発明の第3実施形態における中間基板の製造方法を工程ごとに説明する断面図である。 図9は、本発明の第4実施形態における部品内蔵基板の断面図である。 図10は、本発明の第5実施形態における部品内蔵基板の断面図である。
<<第1実施形態>>
以下、図面に基づいて、本発明における第1実施形態の部品内蔵基板について説明する。図1は、第1実施形態の部品内蔵基板1Aの断面図である。図2は、図1に示す領域Aの拡大図である。
図1の部品内蔵基板1Aでは、相互に積層された複数の単位基板の中に、複数の電子部品が内蔵されている。そのため、部品内蔵基板1Aは、小型・薄型化が可能であり、ウェアラブル機器や医療・ヘルスケア機器などの用途に用いることができる。なお、部品内蔵基板1Aの用途は、上記の用途のみに限定されない。
第1実施形態の部品内蔵基板1Aは、単位基板としての2枚の両面基板10a、10bと、1枚の中間基板20Aと、3枚の片面基板30a、30b、30cと、を備えており、これらの基板10a、10b、20A、30a、30b、30cを相互に積層した構造を有している。本実施形態における「両面基板10a、10b」は、本発明における「一対の両面基板」の一例に相当し、本実施形態における「中間基板20A」は、本発明における「中間基板」の一例に相当し、本実施形態における「片面基板30a、30b、30c」は、本発明における「片面基板」の一例に相当する。
また、各両面基板10a、10bに形成された各開口部14内には、電子部品40a、40bがそれぞれ収容されている。本実施形態では、電子部品40a、40bは、複数の単位基板の積層方向から見て、互いに重なっている。なお、電子部品40a、40bは、複数の単位基板の積層方向から見て、重なっていなくてもよいし、一部が互いに重なっていてもよいし、互いに完全に重なっていてもよい。
各電子部品40a、40bの具体例としては、例えば、トランジスタ、集積回路(IC)、ダイオード等の半導体素子の能動部品、抵抗器、コンデンサ、リレー、圧電素子等の受動部品、又は、再配線を施したWLP(Wafer Level Package)を例示することができる。また、内蔵された各電子部品40a、40bに加えて、部品内蔵基板1Aの上下面(片面基板30cの上面及び片面基板30aの下面)に電子部品が実装されていてもよい。
両面基板10aと両面基板10bは、基本的に同様の構成を有しているので、両面基板10aについて以下説明し、両面基板10bについての詳細な説明は省略する。
両面基板10aは、樹脂基材11と、配線層12と、ビア13と、から構成されている。本実施形態の「樹脂基材11」は、本発明における「第1の絶縁層」の一例に相当し、本実施形態における「配線層12」は、本発明における「第1の配線層」の一例に相当し、本実施形態における「ビア13」は、本発明における「第1の貫通導電路」の一例に相当する。
樹脂基材11は、低誘電率材料の樹脂フィルムにより構成されており、特に限定されないが、例えば、25μm程度の厚さを有している。この樹脂基材11には、当該樹脂基材11を貫通する開口部14が形成されている。開口部14は、各単位基板の積層時に電子部品40aが重なる位置に形成されており、この開口部14に電子部品40aが収容される。樹脂フィルムを構成する材料としては、例えば、ポリイミド、ポリオレフィン、液晶ポリマー(LCP)等を用いることができる。なお、本実施形態の「開口部14」は、本発明における「開口部」の一例に相当する。
配線層12は、銅などの導電性を有する材料から構成されており、樹脂基材11の両主面にパターン形成されている。配線層12のパターン形状は、特に限定されず、任意の形状とすることができる。
ビア13は、樹脂基材11の両主面に形成された配線層12を互いに電気的に接続する貫通導電路である。本実施形態におけるビア13は、樹脂基材11を貫通するビアホール15の内壁及び他方の主面の配線層12に沿って、銅層をめっき形成したLVH(Laser Via Hole)である。なお、「第1の貫通導電路」は、上下の配線層12を電気的に接続するものであれば、LVHに限定されない。
中間基板20Aは、樹脂基材21と、配線層22と、有底ビア23と、貫通ビア24と、接着層25と、から構成されている。本実施形態における「樹脂基材21」は、本発明における「第2の絶縁層」の一例に相当し、本実施形態における「配線層22」は、本発明における「第2の配線層」の一例に相当し、本実施形態における「有底ビア23」は、本発明における「有底ビア」の一例に相当し、本実施形態における「貫通ビア24」は、本発明における「第2の貫通導電路」の一例に相当し、第1実施形態における「接着層25」は、本発明における「第1の接着層」の一例に相当する。
樹脂基材21は、低誘電率材料の樹脂フィルムにより構成されており、特に限定されないが、例えば、25μmの厚さを有している。樹脂フィルムを構成する材料としては、例えば、ポリイミド、ポリオレフィン、液晶ポリマー(LCP)等を用いることができる。
配線層22は、銅などの導電性を有する材料から構成されており、樹脂基材21の一方の主面にパターン形成されている。本実施形態では、配線層22は、樹脂基材21において、両面基板10aの側の面(図1において下側面)に設けられており、積層方向から見て、電子部品40a、40bと対向する位置に少なくとも設けられている。なお、配線層22のパターン形状は、特に限定されず、任意の形状とすることができ、配線層22は、積層方向から見て、電子部品40a、40bと対向する位置に設けられていなくてもよい。
本実施形態のように、配線層22と電子部品40aの上面(端子41、42が設けられていない面)とが接着層25を介して対向する場合には、図2に示すように、配線層22と電子部品40aとの距離D(言い換えれば、配線層22と電子部品40aの端子41、42が設けられていない面との間に介在する部分の接着層25の厚さ)は、4μm以上であることが好ましい(D≧4μm)。距離Dを4μm以上とすることで、配線層22と電子部品40aの短絡を防止することができる。
有底ビア23は、図1に示すように、樹脂基材21を貫通するビアホール26に充填形成されているIVH(Interstitial Via Hole)である。各有底ビア23は、樹脂基材21を貫通しており、樹脂基材21から露出する一端と、配線層22により閉塞された他端を有している。本実施形態では、有底ビア23は、電子部品40a、40bに、積層方向上で対向する位置に少なくとも設けられている。すなわち、有底ビア23は、複数の単位基板の積層方向から見て、電子部品40a、40bが重なった領域に少なくとも位置している。なお、有底ビア23は、積層方向から見て、電子部品40a、40bと対向する位置に設けられていなくてもよい。
有底ビア23は、導電性ペーストの焼結体から構成されている。導電性ペーストは、例えば、ニッケル、金、銀、銅、アルミニウム、鉄等からなる選択される少なくとも1種類の低電気抵抗の金属粒子と、錫、ビスマス、インジウム、鉛等から選択される少なくとも1種類の低融点の金属粒子とを含んでいる。そして、導電性ペーストは、これらの金属粒子にエポキシ、アクリル、ウレタン等を主成分とするバインダ成分を混合したペーストからなる。
貫通ビア24は、樹脂基材21を貫通するビアホール27に充填形成されている。各貫通ビア24は、樹脂基材21を貫通しており、両端が樹脂基材21から露出している。この貫通ビア24は、ビア13に対応する位置に設けられている。各貫通ビア24は、有底ビア23と同様の導電性ペーストの焼結体から構成されている。
接着層25は、樹脂基材21の両主面に設けられている。各接着層25は、樹脂基材21の両主面と配線層22の表面を覆っている。この接着層25の絶縁破壊電圧Vは、0.5V/μmよりも大きい(V>0.5V/μm)。配線層22と電子部品40aとの距離Dは最小では4μmであり、この両者間に少なくとも2Vの電圧差が発生し得るので、V>0.5V/μmとなる。このようにすることで、部品内蔵基板1Aの厚さを薄くした場合であっても、配線層22と電子部品40aの短絡を防止することができる。接着層25の材質は、例えば、エポキシ系やアクリル系などの、揮発成分が含まれた有機系接着材とすることができる。接着層25の絶縁破壊電圧は、例えば、JIS C 2110の規定に準拠した方法により測定することが可能である。
片面基板30aは、樹脂基材31と、配線層32と、ビア331、332と、接着層34を有している。なお、本実施形態の「樹脂基材31」は、本発明における「第3の絶縁層」の一例に相当し、本実施形態における「配線層32」は、本発明における「第3の配線層」の一例に相当し、本実施形態における「接着層34」は、本発明における「第2の接着層」の一例に相当する。
樹脂基材31は、樹脂基材21と同様の樹脂フィルムにより構成されている。配線層32は、銅などの導電性を有する材料から構成されており、樹脂基材31の一方の主面にパターン形成されている。配線層32のパターン形状は、任意の形状とすることができる。
片面基板30aのビア331は、単位基板間を接続するビアである。このビア331は、両面基板10a、10bのビア13、及び、中間基板20Aの貫通ビア24に対応する位置に設けられている。一方、当該片面基板30aのビア332は、電子部品40a、40bの端子41、42に接続するビアであり、端子41、42に対応する位置に設けられている。
ビア331とビア332は接続対象が異なるが、構成は同じであり、樹脂基材31を貫通するビアホール35に充填された導電性ペーストの焼結体から構成されている。本実施形態では、ビア331、332は、樹脂基材31を貫通するIVHであるが、特にこれに限定されない。
片面基板30bは、樹脂基材31と、配線層32と、ビア331と、ビア332と、接着層34と、を有している。この片面基板30bは、上述した片面基板30aと同じ構成を有しているので、片面基板30bについての詳細な説明は省略する。本実施形態における片面基板30bの「端子41」は、本発明における「第1の端子」の一例に相当し、本実施形態における片面基板30bの「端子42」は、本発明における「第2の端子」の一例に相当する。また、本実施形態における端子42に対向する、片面基板30bの「ビア332」は、本発明における「端子接続部」の一例に相当する。
片面基板30cは、樹脂基材31と、配線層32と、ビア331と、接着層34と、を有している。この片面基板30cは、電子部品40a、40bの端子41、42に接続するビア332は設けられていない点で片面基板30a、30bと相違し、片面基板30cにおいて、配線層32の一部が、樹脂基材31を貫通するビア331と接続されている。
以上に説明した単位基板は以下のように積層されている。すなわち、片面基板30aの上に両面基板10aが積層されている。この際、片面基板30aのビア331と両面基板10aのビア13が、両面基板10aの配線層12を介して接続されている。また、片面基板30aのビア332は、両面基板10aに収容された電子部品40aの端子41、42に接続されている。
また、両面基板10aの上には中間基板20Aが積層されている。この際、両面基板10aのビア13と、中間基板20Aの貫通ビア24が、両面基板10aの配線層12を介して接続されている。
さらに、中間基板20Aの上には片面基板30bが積層されている。この際、中間基板20Aの貫通ビア24は、片面基板30bのビア331に、片面基板30bの配線層32を介して接続されている。また、有底ビア23は、端子41に対向するビア332に、片面基板30bの配線層32を介して接続されている。
また、片面基板30bの上に両面基板10bが積層されている。この際、片面基板30bのビア331と両面基板10bのビア13が、両面基板10bの配線層12を介して接続されている。また、片面基板30bのビア332は、両面基板10bに収容された電子部品40bの端子41、42に接続されている。
また、両面基板10bの上には片面基板30cが積層されている。この際、両面基板10bのビア13は、片面基板30cのビア331に、両面基板10bの配線層12を介して接続されている。以上のように、全ての単位基板は、隣接する単位基板同士で電気的に接続されており、結果として、片面基板30aの下面に形成された配線層32と、片面基板30cの上面に形成された配線層32とが電気的に接続されている。
以上のような第1実施形態の部品内蔵基板1Aであれば、中間基板20Aが配線層22及び有底ビア23を有しているため、配線密度が向上し、単位基板の積層数を減らすことができる。よって、部品内蔵基板1Aは容易に薄型化が可能であり、製品への部品内蔵基板1Aの組み込みやすさも向上する。
また、電子部品40a、40bが積層方向から見て、互いに重なっている場合、電子部品40aが妨げとなり、電子部品40bからの導電路の引き出しが可能な領域が、電子部品40a、40bの間の領域に限定されている。このため、従来は、導電路の引き出しのための単位基板が専用で余分に必要となり、電子部品40aと電子部品40bとの間に位置する単位基板の枚数を増やす必要が生じてしまっていた。
これに対して、本実施形態では、中間基板20Aが、配線層22及び有底ビア23を備えている。このため、電子部品40a、40bが、積層方向から見て、互いに重なっている場合であっても、中間基板20Aの主面で配線の引き出し(ファンアウト)が簡単に行えるため、単位基板の枚数を低減することができる。その結果として、部品内蔵基板1Aを薄型化することができる。
以下、第1実施形態の部品内蔵基板1Aの製造方法を説明する。本実施形態の部品内蔵基板1Aは、以下に説明するように、各単位基板10a、10b、20A、30a、30b、30cを個別に製造した後に、それらを積層することで形成される。
まず、両面基板10a、10bの製造方法を説明する。図3(a)~図3(d)は、本発明の第1実施形態における両面基板の製造方法を工程ごとに説明する断面図である。まず、樹脂基材11の両主面に、導体層121が形成された両面CCL(Copper Clad Laminate)を準備する(図3(a))。ここで用いられる両面CCLは、例えば厚さ12μm程度の銅箔からなる導体層121を、厚さ25μm程度の樹脂基材11の両主面に貼り合わせた構造からなる。この両面CCLとしては、例えば、ポリイミドフィルムの両面に、銅箔をラミネートして作製されたものを用いることができる。
次に、所定箇所に、一方の導体層121と樹脂基材11を貫通するビアホール15を形成する(図3(b))。ビアホール15は、例えば、導体層121にエッチング処理を施し、導体層121を一部除去した後に、除去部分にUV-YAGレーザ装置を用いてレーザ光を照射することで形成できる。ビアホール15は、UV-YAGレーザ装置に代えて、炭酸ガスレーザ(COレーザ)やエキシマレーザなどで形成してもよく、ドリル加工や化学的なエッチングなどにより形成してもよい。
なお、ビアホール15内には、プラズマデスミア処理を施してもよい。また、デスミア処理は、CF及びO(四フッ化メタン+酸素)の混合ガスにより行うことができるが、Ar(アルゴン)などのその他の不活性ガスを用いることもでき、いわゆるドライ処理ではなく、薬液を用いたウェットデスミア処理としてもよい。
次に、パネルめっき処理を施して、ビアホール15内及び導体層121の表面にめっき層を形成し、配線層12及びビア13の原型を形成する(図3(c))。そして、樹脂基材11の両面にエッチング等を施して、配線層12及びビア13をパターン形成する(図3(d))。エッチングには塩化第二鉄や塩化第二銅等を主成分とするエッチャントを用いることができる。次に、UV-YAGレーザ装置を用いてレーザ光を照射して、開口部14を形成する。以上のようにして、両面基板10a、10bを製造することができる。
次に、中間基板の製造方法を説明する。図4(a)~図4(e)は、本発明の第1実施形態における中間基板20Aの製造方法を工程ごとに説明する断面図である。まず、樹脂基材21の一方の主面に導体層221が形成された片面CCLを準備する(図4(a))。ここで用いられる片面CCLは、例えば厚さ12μm程度の銅箔からなる導体層221に、厚さ25μm程度の樹脂基材21を貼り合わせた構造からなる。この片面CCLとしては、例えば公知のキャスティング法により、銅箔にポリイミドのワニスを塗布してそのワニスを硬化させて作製されたものを用いることができる。
片面CCLとして、ポリイミドフィルム上にシード層をスパッタリングにより形成し、めっきにより銅を成長させて導体層を形成したものや、圧延或いは電解銅箔とポリイミドフィルムとを接着材により貼り合わせて作製されたもの等を用いてもよい。なお、樹脂基材21は、必ずしもポリイミドからなるものである必要はなく、上記のように液晶ポリマー等のプラスチックフィルムからなるものであってもよい。
次に、樹脂基材21の一方の主面にエッチング等を施して、配線層22のパターンを形成する(図4(b))。次に、樹脂基材21の両主面に、ラミネート等により接着材を貼り付けて、接着層25を形成する(図4(c))。
次に、所定箇所にビアホール26、27を形成する(図4(d))。ビアホール26は、配線層22上に一方の接着層25と樹脂基材21を貫通するように形成する。ビアホール27は、両方の接着層25と樹脂基材21を貫通するように形成する。このとき、ビアホール26、27内にプラズマデスミア処理を施してもよい。
次に、ビアホール26、27内に、例えば、スクリーン印刷等により上記の導電性ペーストを充填して、有底ビア23及び貫通ビア24を形成する(図4(e))。以上のようにして、中間基板20Aを製造することができる。
次に、片面基板の製造方法を説明する。図5(a)~図5(e)は、本発明の第1実施形態における片面基板30a、30bの製造方法を工程ごとに説明する断面図である。まず、樹脂基材31の一方の主面に導体層321が形成された片面CCLを準備する(図5(a))。ここで用いられる片面CCLは、上記の中間基板の製造方法で準備した片面CCLと同じものとすることができる。
次に、導体層321にエッチング等を施して、配線層32のパターンを形成する(図5(b))。次に、樹脂基材31の配線層32とは反対側の主面に、接着材を貼り付けて、接着層34を形成する(図5(c))。次に、配線層32上に樹脂基材31及び接着層34を貫通するビアホール35を形成する(図5(d))。このとき、ビアホール35内にプラズマデスミア処理を施してもよい。
次に、各ビアホール35に、例えば、スクリーン印刷等により上記の導電性ペーストを充填して、ビア331、332を形成する(図5(e))。以上のようにして、片面基板30a、30bを製造できる。
なお、片面基板30cを製造する場合には、図5(d)において、一部の配線層32の上にビアホール35を形成し、図5(e)と同様の手法で、ビアホール35に導電性ペーストを充填して、ビア331、332を形成する。
以上のように製造された両面基板10a、10bと、中間基板20Aと、片面基板30a、30b、30cとを積層する。
具体的には、まず、別途製造した電子部品40a、40bの端子41、42を、積層前の片面基板30a、30bのビア332に搭載する。電子部品40a、40bは、例えば、電子部品用実装機を用いて位置合わせして、片面基板30a、30bの接着層34及びビア332の導電性ペーストの硬化温度以下の温度で加熱することによって、電子部品40a、40bを仮止め接着して搭載することができる。
次に、片面基板30a、両面基板10a、中間基板20A、片面基板30b、両面基板10b、及び、片面基板30cを、この順に積層する。片面基板30aに搭載された電子部品40aは、両面基板10aの開口部14に収納される。同様に、片面基板30bに搭載された電子部品40bは、両面基板10bの開口部14に収容される。
最後に、真空プレス機を用いて、1kPa以下の減圧雰囲気中にて加熱加圧することで熱圧着により一括積層する。これにより、図1に示すような構造の部品内蔵基板1Aが完成する。なお、このとき、電子部品40a、40bと両面基板10a、10bとの間の隙間や、ビア13に囲まれた空間に、接着層25、34が入り込む。
さらに、一括積層時には、基板間の各接着層25、34及び各樹脂基材11、21、31の硬化と同時に、各ビアホール内に充填された導電性ペーストの硬化及び合金化が行われる。従って、導電性ペーストからなるビア331、有底ビア23、及び貫通ビア24と各配線層12、22、32の間や、ビア332と端子41、42との間には、金属間化合物の合金層が形成される。これにより、基板間の接続部分及び電子部品と基板の接続部分の機械的強度を高めることができると共に、確実に接続して接続信頼性を高めることができる。なお、積層処理は、熱圧着による一括積層に限定されるものではない。
<<第2実施形態>>
図6は、本発明の第2実施形態における部品内蔵基板の断面図である。本実施形態では、中間基板20Bの構成が第1実施形態と相違するが、それ以外の構成は第1実施形態と同様である。以下に、第2実施形態における中間基板20Bについて第1実施形態との相違点についてのみ説明し、第1実施形態と同様の構成である部分については同一符号を付して説明を省略する。
中間基板20Bは、片面基板30b側に一端が突出している有底ビア231に加えて、両面基板10a側に一端が突出している有底ビア232を有している点で第1実施形態と相違する。この有底ビア232の下側の一端は、両面基板10aの配線層12を介して、ビア13に電気的に接続されている。
また、全ての単位基板は第1実施形態と同様に、隣接する単位基板と電気的に接続されており、結果的に、片面基板30aの下面に形成された配線層32と、片面基板30cの上面に形成された配線層32とが電気的に接続されている。
この第2実施形態における部品内蔵基板1Bにおいても、上述の第1実施形態と同様に、部品内蔵基板1Bを薄型化させることができる。
部品内蔵基板1Bの製造工程では、両面基板10a、10bの製造方法と片面基板30a、30b、30cの製造方法については第1実施形態と同じであるが、中間基板の製造方法20Bが第1実施形態と相違する。中間基板20Bは、両面CCLの準備、樹脂基材21の両主面への配線層22のパターン形成、及び、両主面への有底ビア231、232の形成以外、基本的に図4の中間基板20Aの製造方法と同じフローで製造することができる。以上のように中間基板20Bが形成されたら、第1実施形態の積層工程と同様に、基板30a、10a、20B、30b、10b、30cを積層することで、部品内蔵基板1Bが製造される。
<<第3実施形態>>
図7は、本発明の第3実施形態における部品内蔵基板20Cの断面図である。本実施形態では、中間基板20Cの構成が第2実施形態と相違するが、それ以外の構成は第2実施形態と同様である。以下に、第3実施形態における中間基板20Cについて第2実施形態との相違点についてのみ説明し、第2実施形態と同様の構成である部分については同一符号を付して説明を省略する。
中間基板20Cは、第2実施形態の貫通ビア24を有していない。代わりに、中間基板20Cは、第2の貫通導電路を形成するために、ビア(LVH)29、及び、当該ビア29に接続された有底ビア231、232を有している。有底ビア231は、片面基板30b側に一端が露出しており、他端は両面基板10a側の配線層22により閉塞されている。一方、有底ビア232は、両面基板10a側に一端が露出しており、他端は片面基板30b側の配線層22により閉塞されている。ビア29は、これらの有底ビア231、232の間に介在しており、有底ビア231の下側の他端と有底ビア232の上側の他端に配線層22の一部を介して電気的に接続されている。本実施形態における「ビア29」と、「有底ビア231、232」と、「配線層22」の一部とが、本発明の「第2の貫通導電路」の一例に相当する。
また、有底ビア232の一端は、両面基板10aの配線層12に接続されているとともに、有底ビア231の一端は片面基板30bの配線層32に接続されているため、中間基板20Cは、片面基板30b及び両面基板10aに電気的に接続されている。
また、特に図示しないが、中間基板20Cのビア29に接続された有底ビア231と、片面基板30bのビア331とは、片面基板30bの配線層32を介して電気的に接続されている。
また、片面基板30a及び両面基板10aと、片面基板30b及び両面基板10bと、両面基板10b及び片面基板30cは、上述の第1の実施形態と同様に、互いに電気的に接続されている。従って、全ての単位基板は、相互に電気的に接続されており、結果的に、片面基板30aの下面に形成された配線層32と、片面基板30cの上面に形成された配線層32とが電気的に接続されている。
第3実施形態における部品内蔵基板1Cにおいても、上述の第1実施形態と同様に、部品内蔵基板1Cを薄型化することができる。
次に、部品内蔵基板1Cの製造方法を説明する。部品内蔵基板1Cの製造工程では、各単位基板10a、10b、20C、30a、30b、30cを積層する。このうち、両面基板10a、10bの製造方法と片面基板30a、30b、30cの製造方法については第1実施形態と同じであるが、中間基板20Cの製造方法が第1実施形態と相違する。図8(a)~図8(g)は、本発明の第3実施形態における中間基板20Cの製造方法を工程ごとに説明する断面図である。
まず、樹脂基材21の両主面に導体層221を有する両面CCLを準備する(図8(a))。次に、一方の主面の導体層221と樹脂基材21を貫通するビアホール291を形成する(図8(b))。
次に、ビアホール291にパネルめっき処理を施してビア29(LVH)を形成する(図8(c))。次に、樹脂基材21の両主面にエッチング処理を施し、樹脂基材21の両主面に配線層22をパターン形成する(図8(d))。次に、樹脂基材21の両主面に接着層25を貼り付ける(図8(e))。
次に、配線層22上に樹脂基材21と一方の接着層25を貫通するビアホール26を形成する(図8(f))。次に、ビアホール26に、スクリーン印刷等で導電性ペーストを充填し、有底ビア23を形成する(図8(g))。以上のようにして、中間基板20Cを製造することができる。以上のように中間基板20Cが形成されたら、第1実施形態の積層工程と同様に、基板30a、10a、20C、30b、10b、30cを積層することで、部品内蔵基板1Cが製造される。
<<第4実施形態>>
図9は、本発明の第5実施形態における部品内蔵基板20Dの断面図である。本実施形態では、中間基板20Dの構成が第3実施形態と相違するが、それ以外の構成は第3実施形態と同様である。以下に、第4実施形態における中間基板20Dについて第3実施形態との相違点についてのみ説明し、第3実施形態と同様の構成である部分については同一符号を付して説明を省略する。
中間基板20Dは、貫通ビア24を有しており、有底ビア232を有していない点で図7の第3実施形態と相違する。
また、全ての単位基板は第1実施形態と同様に、電気的に接続されており、結果的に、片面基板30aの下面に形成された配線層32と、片面基板30cの上面に形成された配線層32とが電気的に接続されている。
第4実施形態における部品内蔵基板1Dにおいても、上述の第1実施形態と同様に、部品内蔵基板1Dを薄型化することができる。
部品内蔵基板1Dの製造工程では、各単位基板10a、10b、20D、30a、30b、30cを積層する。このうち、両面基板10a、10bの製造方法と片面基板30a、30b、30cの製造方法については第3実施形態と同じであるが、中間基板20Dの製造方法が第3実施形態と相違する。中間基板20Dは、第3実施形態における中間基板20Cの製造工程において、有底ビア232の形成を行わないとともに、上述の図4(d)、図4(e)で説明したような手法等で貫通ビア24を形成する。そして、このように中間基板20Dが形成されたら、第1実施形態の積層工程と同様に、基板30a、10a、20D、30b、10b、30cを積層することで、部品内蔵基板1Dが製造される。
<<第5実施形態>>
図10は、本発明の第5実施形態における部品内蔵基板1Eの断面図である。本実施形態では、中間基板20Eの構成が第4実施形態と相違するが、それ以外の構成は第4実施形態と同様である。以下に、第5実施形態における中間基板20Eについて第4実施形態との相違点についてのみ説明し、第4実施形態と同様の構成である部分については同一符号を付して説明を省略する。
中間基板20Eは、第3実施形態と同様の有底ビア232が追加されている点で、第4実施形態と相違する。このように、貫通ビア24に加えて、有底ビア231、232と配線層22の組み合わせにより、片面基板30bと両面基板10aとの電気的接続を確保することもできる。
また、部品内蔵基板1Eは、全ての単位基板が、第1実施形態と同様に電気的に接続しており、結果的に、片面基板30aの下面に形成された配線層32と、片面基板30cの上面に形成された配線層32とが電気的に接続されている。
第5実施形態における部品内蔵基板1Eにおいても、上述の第1実施形態と同様に、部品内蔵基板1Eを薄型化することができる。
部品内蔵基板1Eの製造工程では、各単位基板10a、10b、20E、30a、30b、30cを積層する。このうち、両面基板10a、10bの製造方法と片面基板30a、30b、30cの製造方法については第4実施形態と同じであるが、中間基板の製造方法が第4実施形態と相違する。中間基板20Eは、第4実施形態における中間基板20Dの製造工程において、上述の図8(f)、図8(g)で説明したような手法で有底ビア232の形成をさらに行う。以上のように中間基板20Eが形成されたら、第1実施形態の積層工程と同様に、基板30a、10a、20E、30b、10b、30cを積層することで、部品内蔵基板1Eが製造される。
なお、以上に説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。例えば、上述の実施形態では、電子部品40aの端子41、42が下側に向かって導出し、電子部品40bの端子41、42も下側に導出している。すなわち、電子部品40a、40bの端子41、42が同じ方向に導出している。しかしながら、特にこれに限定されず、電子部品40aの端子41、42と電子部品40bの端子41、42とは、異なる方向に導出してもよい。例えば、電子部品40aの端子41、42が上側(外側)に導出し、電子部品40bの端子41、42が下側(外側)に導出してもよい。この場合には、両面基板10bと中間基板20Aとの間の片面基板30bを省略することができる。
1A、1B、1C、1D、1E…部品内蔵基板
10a、10b…両面基板
11…樹脂基材
12…配線層
121…導体層
13…ビア
14…開口部
15…ビアホール
20A、20B、20C、20D、20E…中間基板
21…樹脂基材
22…配線層
221…導体層
23…有底ビア
231、232…有底ビア
24…貫通ビア
25…接着層
26、27…ビアホール
29…ビア
291…ビアホール
30a、30b、30c…片面基板
31…樹脂基材
32…配線層
321…導体層
331、332…ビア
34…接着層
35…ビアホール
40a、40b…電子部品
41、42…端子

Claims (5)

  1. 相互に積層された複数の単位基板と、複数の電子部品とを備えた部品内蔵基板であって、
    前記複数の単位基板は、
    前記電子部品がそれぞれ収容された一対の両面基板と、
    前記一対の両面基板の間に介在する中間基板と、を含み、
    それぞれの前記両面基板は、
    第1の絶縁層と、
    前記第1の絶縁層の両主面に形成された第1の配線層と、
    前記第1の絶縁層を貫通しており、前記第1の配線層と電気的に接続された第1の貫通導電路と、を含み、
    前記第1の絶縁層は、前記電子部品が収容された開口部を有し、
    前記中間基板は、
    第2の絶縁層と、
    前記第2の絶縁層を貫通しており、前記第1の貫通導電路と電気的に接続された第2の貫通導電路と、
    前記第2の絶縁層の少なくとも一方の主面に形成された第2の配線層と、
    前記第2の絶縁層を貫通しており、前記第2の絶縁層から露出する一端と、前記第2の配線層により閉塞された他端を有する第1の有底ビアと、
    前記第2の絶縁層の両主面に設けられるとともに、前記第2の配線層を覆う第1の接着層と、を含み、
    前記第2の貫通導電路は、前記第2の配線層により閉塞されておらず、前記第2の絶縁層から露出する両端を有し、
    前記第1の接着層の絶縁破壊電圧は、0.5V/μmよりも大きく、
    前記第1の接着層の厚さは4μm以上である部品内蔵基板。
  2. 相互に積層された複数の単位基板と、複数の電子部品とを備えた部品内蔵基板であって、
    前記複数の単位基板は、
    前記電子部品がそれぞれ収容された一対の両面基板と、
    前記一対の両面基板の間に介在する中間基板と、を含み、
    それぞれの前記両面基板は、
    第1の絶縁層と、
    前記第1の絶縁層の両主面に形成された第1の配線層と、
    前記第1の絶縁層を貫通しており、前記第1の配線層と電気的に接続された第1の貫通導電路と、を含み、
    前記第1の絶縁層は、前記電子部品が収容された開口部を有し、
    前記中間基板は、
    第2の絶縁層と、
    前記第2の絶縁層を貫通しており、前記第1の貫通導電路と電気的に接続された第2の貫通導電路と、
    前記第2の絶縁層の両主面に形成された第2の配線層と、
    前記第2の絶縁層を貫通しており、前記第2の絶縁層から露出する一端と、前記第2の配線層により閉塞された他端を有する第1の有底ビアと、
    前記第2の絶縁層の両主面に設けられるとともに、前記第2の配線層を覆う第1の接着層と、を含み、
    前記第2の貫通導電路は、
    前記第2の絶縁層を貫通しており、前記第2の絶縁層から露出する一端と、前記第2の配線層により閉塞された他端を有する第2の有底ビアと、
    前記第2の絶縁層を貫通しており、前記第2の絶縁層から露出する他端と、前記第2の配線層により閉塞された一端を有する第3の有底ビアと、
    前記第2の絶縁層を貫通しており、前記第2の有底ビアの他端を閉塞する前記第2の配線層と前記第3の有底ビアの一端を閉塞する前記第2の配線層とに接続されたビアと、を有し、
    前記第2の有底ビアの前記一端は、一方の前記両面基板の前記第1の配線層と電気的に接続されており、
    前記第3の有底ビアの前記他端は、他方の前記両面基板の前記第1の配線層と電気的に接続されており、
    前記第1の接着層の絶縁破壊電圧は、0.5V/μmよりも大きく、
    前記第1の接着層の厚さは4μm以上である部品内蔵基板。
  3. 請求項1又は2に記載の部品内蔵基板であって、
    前記複数の電子部品の少なくとも一部は、前記複数の単位基板の積層方向から見て、互いに重なっており、
    前記第1の有底ビアは、前記複数の単位基板の積層方向から見て、前記複数の電子部品が重なった領域に位置する部品内蔵基板。
  4. 請求項に記載の部品内蔵基板であって、
    前記中間基板の前記第1の有底ビアが、前記電子部品の第1の端子と電気的に接続された部品内蔵基板。
  5. 請求項1~のいずれか1項に記載の部品内蔵基板であって、
    前記複数の単位基板は、前記両面基板及び前記中間基板の少なくとも一方に積層された片面基板を含み、
    前記片面基板は、
    第3の絶縁層と、
    前記第3の絶縁層の一方の主面に形成された第3の配線層と、
    前記電子部品の第2の端子と前記第3の配線層を電気的に接続する端子接続部と、
    前記第3の絶縁層と前記両面基板の間に介在し、前記第3の絶縁層と前記両面基板を接着する第2の接着層と、を含む部品内蔵基板。
JP2017227748A 2017-11-28 2017-11-28 部品内蔵基板 Active JP6998744B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017227748A JP6998744B2 (ja) 2017-11-28 2017-11-28 部品内蔵基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017227748A JP6998744B2 (ja) 2017-11-28 2017-11-28 部品内蔵基板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019096850A JP2019096850A (ja) 2019-06-20
JP6998744B2 true JP6998744B2 (ja) 2022-01-18

Family

ID=66972104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017227748A Active JP6998744B2 (ja) 2017-11-28 2017-11-28 部品内蔵基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6998744B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021132060A (ja) * 2020-02-18 2021-09-09 オムロン株式会社 部品内蔵基板及び電源装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015225936A (ja) 2014-05-27 2015-12-14 株式会社フジクラ 部品内蔵基板及びその製造方法並びに実装体

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015225936A (ja) 2014-05-27 2015-12-14 株式会社フジクラ 部品内蔵基板及びその製造方法並びに実装体

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
曽根康夫,外4名,日立エポキシ樹脂系絶縁材料の特性,日立評論,1962年08月,第44巻,第8号,p.95-103,https://www.hitachihyoron.com/jp/pdf/1962/08/1962_08_17.pdf
池尻忠夫,エポキシ樹脂の電気伝導と絶縁破壊,材料,1972年04月,p.50-56,https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsms1963/21/223/21_223_302/_pdf

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019096850A (ja) 2019-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5427305B1 (ja) 部品内蔵基板及びその製造方法並びに実装体
EP2592915B1 (en) Manufacturing method for laminated wiring board
US9247646B2 (en) Electronic component built-in substrate and method of manufacturing the same
KR101868680B1 (ko) 회로 기판, 회로 기판의 제조 방법 및 전자 기기
JP2013211480A (ja) 部品内蔵基板
US9699921B2 (en) Multi-layer wiring board
JP2013211479A (ja) 多層配線基板
US20150351218A1 (en) Component built-in board and method of manufacturing the same, and mounting body
JP5406322B2 (ja) 電子部品内蔵多層配線基板及びその製造方法
JP6998744B2 (ja) 部品内蔵基板
JP5491991B2 (ja) 積層配線基板及びその製造方法
JP5385699B2 (ja) 積層配線基板の製造方法
JP6315681B2 (ja) 部品内蔵基板及びその製造方法並びに実装体
JP2019121766A (ja) プリント配線板およびその製造方法
JP2014204088A (ja) 多層配線基板およびその製造方法
JP4899409B2 (ja) 多層プリント配線基板及びその製造方法
JP5836019B2 (ja) 部品内蔵基板およびその製造方法
US9826646B2 (en) Component built-in board and method of manufacturing the same, and mounting body
JP5913535B1 (ja) 部品内蔵基板及びその製造方法
JP6062884B2 (ja) 部品内蔵基板及びその製造方法並びに実装体
JP2014045092A (ja) 部品内蔵基板
JP5408754B1 (ja) 多層配線基板及びその製造方法
JP2006237526A (ja) 膜素子内蔵プリント配線板の製造方法、膜素子内蔵プリント配線板
JP2014207376A (ja) 多層配線基板およびその製造方法
JP2013247236A (ja) 部品内蔵基板及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200615

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210413

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211221

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6998744

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151