JP2007329244A - 積層回路配線基板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面の平坦性を向上するのに好適な積層回路配線基板の製造方法を提供する。
【解決手段】積層回路配線基板の製造方法は、各々が絶縁基板1a〜4a、前記絶縁基板表面に形成された回路パターンを有する配線層1b〜4b及び前記配線層に接続され前記絶縁基板に設けられた層間導電路1e〜3eを備えた複数の回路基板1〜4を重ね合わせて加圧接着することによって積層回路配線基板を形成する際に、前記加圧接着は、前記積層回路配線基板の最表層に位置する回路基板1の回路パターンと相補的なパターン形状を有する補助基板Hを前記最表層に相補関係に重ねて配置した状態で行うことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は積層回路配線基板の製造方法に係り、特に多層回路配線基板の表面の平坦性を向上できる積層回路配線基板の製造方法に関する。
近年、電子機器の小型化が要求され、その機器に装着される各種電子部品やプリント配線板(回路配線基板)にも、小形化、薄形化、軽量化及び低コスト化が益々強く要求されている。ところが、従来、各種電子部品やプリント配線板自体の設計上、製造上の制約等から前記要求を大幅に改善することが困難な状況にあった。
その制約を取り払い前記要求に応えるために、従来、層間導電路の形成に関し、スルーホール及びメッキを適用する技術よりも薄型化及び高密度化に有利とされるIVH(インターステシャルビアホール)技術を全層に採用した多層フレキシブルプリント配線基板(多層FPC)が開発されてきている(例えば特許文献1)。
前記従来の多層FPCでは、図4(a)に示すように、積層される複数枚のFPC41乃至44の各々は、例えばポリイミド樹脂絶縁基板41a乃至44aの片面に形成された銅箔製の配線層(回路パターン)41b乃至44b、前記絶縁基板41a乃至44aの反対面に接着された接着層41c乃至43c及び前記絶縁基板の所定の位置にあるビアホールに導電性ペーストを充填して形成された層間導電路41d乃至43dを有する。
そして、図4(b)に示すように、前記多層FPCは、上下に対向する前記各FPC41乃至44の各回路パターン同士が前記層間導電路41d乃至43dにより電気的に接続されるように、各FPCを順次重ねる毎に位置合わせ/接着を繰り返す方法によって一体的な積層構造に形成される。この方法によれば、その最外層が比較的平坦化されるが、工程数が多く煩雑であり製造コストが高くなる。
一方、前記積層構造を得るために、製造工程を簡素化することが可能な一括プレス積層方式も一般的に採用されている。この一括積層方式は、必要な枚数の前記各FPCを用意し、画像認識などによって各FPCの回路パターン相互を位置合わせして重ね合わせた後、その上下両面に配置したゴム板のようなクッション材を介して一括して真空プレス機などで熱プレスすることによって行われる。
前記一括積層方式では、前記クッション材が各FPCの配線層の有無すなわち回路パターンの凹凸形状に追従して変形して、重なり合う複数FPCの全面に圧力が均一にかかるようになっている。そして、前記積層構造では、図4(c)に示すように、前記各FPCの配線層41b乃至44bの重なりの多い領域A1、A2や少ない領域B1、B2があって内層の残銅率の差が生じており、また、複数の層間導電路41d乃至43dの重なりの多い又は少ない又は無い領域が存在する。
そのために、前記一括積層方式では、熱流動性を有する前記接着層41c乃至43cは、前記クッション材の変形を伴う圧力負荷や前記積層構造の内層の残銅率の差などによって、そのフロー量が変化し厚さが不均一となる。そして、図4(c)のように多層FPC全体の厚さが不均一で上表面側に大きな凹凸が生じたり、内層の回路パターンが前記絶縁基板表面側に浮き出るように転写されたり、内部歪み応力を生じて前記絶縁基板41a乃至44aが歪曲したりするという問題がある。また、このような凹凸のために、多層FPC表面上への電子部品の実装が困難となったり、実装できても、部品接続部位に残留応力によるクラックを生じる虞などがある。
また、特許文献2のように、熱可塑性樹脂製の平滑な絶縁基板を積層する従来の方法があるが、熱可塑性樹脂は、一般に高温でキュアしなければならないために、工程が複雑化するという難点がある。
特開2003―318546号公開公報 特開2000―277875号公開公報
本発明は、前記従来の問題点を解決するもので、特に多層回路配線基板の表面の平坦性を向上するのに好適な積層回路配線基板の製造方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の本発明の積層回路配線基板の製造方法は、各々が絶縁基板、前記絶縁基板表面に形成された回路パターンを有する配線層及び前記配線層に接続され前記絶縁基板に設けられた層間導電路を備えた複数の回路基板を重ね合わせて加圧接着することによって積層回路配線基板を形成する際に、前記加圧接着は、前記積層回路配線基板の最表層に位置する回路基板の回路パターンと相補的なパターン形状を有する補助基板を前記最表層に相補関係に重ねて配置した状態で行うことを特徴とする。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の積層回路配線基板の製造方法において、
前記補助基板は、前記最表層に位置する回路基板の回路パターンと相補的なパターン形状の金属層を絶縁基板表面に形成したものであることを特徴とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載の積層回路配線基板の製造方法において、前記加圧接着は、前記複数の回路基板及び前記補助基板を重ね合わせ配置した後、前記重ね合わせ方向に一括プレスすることによって行うことを特徴とする。
本発明の積層回路配線基板によれば、前記加圧接着は、前記積層回路配線基板の最表層に位置する回路基板の回路パターンと相補的なパターン形状を有する補助基板を前記最表層に相補関係に重ねて配置した状態で行われる。そのために、前記加圧接着に際して、最表層に位置する回路基板の回路パターンの凹凸が補助基板の相補的な凸凹パターンによって埋め合わされているために、重ね合わされた複数の前記回路基板の面全体に均一な圧力がかけられ、表面平坦な積層回路配線基板が簡単に得られるという効果を奏することができる。
以下、本発明の積層回路配線基板の製造方法の一実施形態について図1及び図2を参照して説明する。図1(a)乃至図1(f)は積層前の各回路基板の製造方法を説明するための工程別断面図、図1(g)は補助基板の断面図、図2は複数の回路基板を重ねて一括プレスにより積層回路配線基板を形成する状態を示す断面図である。なお、各図中の同一の引用符号で示された部分は、相互に同一或いは同様な構成部分であることを示す。
まず、図1(a)に示すように、平板状或いはフイルム状の第1絶縁基板1aの片面(上面或いは表面)に、配線材料層1Bが重ねて設けられた回路基板基材を用意する。前記第1絶縁基板1aとして例えばポリイミド系樹脂またはポリエステル系樹脂を主体とする可撓性の絶縁樹脂材料を用い、前記配線材料層1Bとして前記第1絶縁基板1aにラミネートされた銅箔を用いた所謂片面CCL(カッパークラッドラミネイト)がFPCタイプの回路基板基材として使用されている。
次に、図1(b)に示すように、前記配線材料層1Bに対して、マスクパターンを用いて例えば化学的に選択エッチングを施すことによって、所望の回路パターンを有する銅箔製の金属配線層1bを形成する。
その後、図1(c)に示すように、前記第1絶縁基板1aの反対面(下面或いは裏面)に、例えば80℃〜150℃、5〜60秒の加熱温度/時間条件下で接着層1cを仮貼着する。前記接着層1cには、例えば熱硬化性エポキシ或いは熱可塑性ポリイミドなどを主成分とする絶縁性樹脂フイルムが使用される。
そして、図1(d)に示すように、前記配線層1b裏面の一部領域に達するビアホール1dを、前記第1絶縁基板1aの一部を貫通して形成する。前記ビアホール1dは、ドリル加工によって穿孔して形成してもよい。しかし、ここでは微細な回路ピッチの層間接続のために高精度加工が可能なレーザ加工を採用する。このレーザ加工機としては、CO2レーザ、UV−YAGレーザ或いはエキシマレーザなどが使用される。このレーザ加工において、前記ビヤホール1d内にスミア(残滓)が生じることがあるので、プラズマ処理によりデスミア処理する。
次に、図1(e)に示すように、前記ビヤホール1d内に導電性ペーストを例えばスキージング印刷法により充填してIVHのための層間導電路1eを形成する。
以上のようにして、第1絶縁基板1a、前記第1絶縁基板の片面側の表面に形成された回路パターンを有する第1配線層1b、前記第1絶縁基板の反対面に形成された第1接着層1c及び前記第1配線層に接続され前記第1絶縁基板を貫通して設けられた第1層間導電路1eを備えた第1回路基板1が形成される。
ところで、図1(f)には、後述するように前記第1回路基板1の下方に順次重ね合わされる第2回路基板2、第3回路基板3及び第4回路基板4が示されている。前記第2乃至第4回路基板にそれぞれ用いられる第2乃至第4絶縁基板2a乃至4aは、いずれも前記第1絶縁基板1aと同一または同様な材料が使用される。
また、前記第2乃至第4絶縁基板2a乃至4aの片面に形成された第2乃至第4配線層2b乃至4bは、それぞれ必要に応じた回路パターンを構成するように、前記第1配線層1bと同様に銅箔製の金属配線材料層にエッチングを施して形成される。
前記第2及び第3絶縁基板2a、3aの各反対面には、第2及び第3接着層2c、3cが、前記第1接着層1cと同様な材料及び条件で仮貼着されている。また、前記第2及び第3絶縁基板2a、3aをそれぞれ貫通して設けられた第2及び第3層間導電路2e、3eは、前記第2、第3配線層2b、3bの所望の部分と接続する位置に、前記第1層間導電路1eと同様の方法でビアホール加工及び導電ペースト充填を行って形成される。なお、第4回路基板4は、最下方に配置されるものであるために敢えて接着層及び層間導電路が設けられていない。
更に、図1(g)に示すように、補助基板Hを用意する。前記補助基板Hには、耐熱性に優れた例えばポリミド系樹脂からなる補助絶縁基板Haの片面に銅箔のような金属箔がラミネートされた片面CCLが用いられている。そこで、前記銅箔に図1(b)工程で説明したような選択エッチングを施すことによって、前記第1配線層1bの回路パターンと相補的なパターン形状を有する金属層からなる相補パターン層Hbが形成されている。
従って、補助基板Hは、補助絶縁基板Ha表面に形成された金属層からなる相補パターン層Hbを有し、前記相補パターン層は、第1配線層1bの回路パターンと所謂ポジ/ネガのパターン関係とされている。このように相補パターン層Hbを有する補助基板Hは、前記各回路基板の各配線層のパターニングと同様な方法により形成され、特別な材料や工程を取り込むことなく簡易な方法で製造される。
次に、図2を参照して一括プレスによる積層回路配線基板を形成する方法について説明する。図2(a)に示すように、前記第4回路基板4を最下方に、第1回路基板1を最上方に位置させ、前記第1乃至第4回路基板1乃至4を重ね合わせ配置する。この際、各々回路基板の第1乃至第4配線層1b乃至4bは、いずれも図中上方に向けられていて、各回路基板に予め付与された合わせマーク(図示せず)を画像認識することにより、前記各配線層や前記層間導電路1e乃至3eなどの相互位置合わせが行われる。
そして、前記補助基板Hを前記第1回路基板1に対面して重ね合わせ、ポジ/ネガパターン関係となる前記相補パターン層Hbと第1配線層1b回路パターンとの各凹凸面を埋め合わせ、嵌め合わせ或いは噛み合わせるように相互に整合させる。従って、この時点では、前記補助基板H及び前記第1回路基板1は、実質的には内部構造が密な一体化された一枚板を構成した状態とみなすことができる。
ところで、前記相補パターン層Hbは、図1(g)に示す段階において、予め、その周縁と前記第1配線層1bの回路パターン周縁との間に、10〜50μm程度のクリアランスをもてるような寸法及び形状とされている。このクリアランスにより前記補助基板Hと前記第1回路基板1との位置合わせは、前記画像認識法のような特殊な位置合わせを要せず、大まかな精度で容易に位置合わせすることができる。
前記補助基板Hの上方には、第1離型フイルム10及び例えばSUS(ステンレス)製の第1加熱プレス板11がこの順序で配置され、前記第4回路基板4の下方には、第2離型フイルム12及び例えばSUS製の第2加熱プレス板13がこの順序で配置されている。そして、前記第1及び第2プレス板11及び13によって、重ね合わせ配置の前記各回路基板1乃至4及び補助基板Hを上下両面から挟むように加熱プレスする。
前記加熱プレスは、真空プレス機やキュアプレス機などで、例えば150〜250℃の加熱温度で、1MPa〜5MPaの圧力を印加して30分〜2時間保持することによって行う。その結果、図2(b)に示すように、第1乃至第4回路基板1乃至4は、第2乃至第4配線2b乃至4bが第1乃至第3接着層1c乃至3cにそれぞれ埋め込まれるようにして相互接着されて、積層回路配線基板が製作される。
この場合、前記加熱プレス時に前記補助基板H及び前記第1回路基板1が前述のように実質的には内部構造が密な一枚板を構成しているために、従来のクッション材のような変形は起こり難く、重ねられた前記第1乃至第4回路基板の全面に均一で平坦分布の加圧がかかる。そのために、前記積層回路配線基板の厚さが均一になされ、その最表層を構成する第1回路基板1が殆ど変形することなく当初の平坦面を維持することができ、また、前記積層回路配線基板全体の歪曲(ゆがみ)変形が防止される。なお、この実施形態においては、前記補助基板Hは前記積層回路配線基板製作後取り外される。
そこで、BGA(Ball Grid Array)を用いて前記積層回路配線基板の最表層面の平坦性を測定した結果について説明する。前記BGAは10mm×10mm角のBGA(Ball Grid Array)の実装面にパッド径0.3mm、パッドピッチ0.5mmのパッドを総数312個配列させたものを使用した。そして、ある点を基準にしたそれぞれのパッド高さから最小2乗平面を算出して、その点からの最大値と最小値の差として最大高低差を定義し、その最大高低差を測定したところ30μm程度であった。
これに対して、前記従来技術のクッション材として一般的なフッ素ゴムを用いた一括プレスで製作した積層回路配線基板(前記実施形態同様の第1〜第4回路基板の積層)の場合には、最大高低差が100μm程度にもなっていた。従って、前記一実施形態の積層回路配線基板の最表層の平坦性が極めて優れていることが確認された。
次に、表1を参照して、一括プレスによって製作された積層回路配線基板に対する電子部品実装テストについて本発明と従来技術とを比較説明する。
Figure 2007329244
ここで、表中の「本発明」は前記一実施形態に係る本発明の製造方法を適用した積層回路配線基板を対象とする。「従来技術」は、前記一実施形態の方法を示す図2中の補助基板Hに代えて従来の一般的なクッション材を配置し、このクッション材と第1回路基板1の間に離型フイルムを配置し、更に、第2離型フイルム12と第4回路基板4の間に前述のような他のクッション材及び他の離型フイルムを配置した方法を適用した積層回路配線基板対象とする。
テスト用の実装部品形態として示された「BGA」は10mm×10mm角のもの、「半導体チップ」は5mm×5mm角のものが使用され、それぞれ20個ずつのサンプルが用意された。そして、BGA部品はいずれも高さ150μmの半田バンプによって、半導体チップはいずれも高さ80μmの半田バンプによって、積層回路配線基板の最表層にフリップチップ接合された。
そして、表1は前記BGA部品及び半導体チップの実装後のヒートサイクル試験結果を示すものであり、前記ヒートサイクル試験は、時間9分を単位サイクル期間として、−25℃〜+125℃の温度範囲で繰返し変化させる条件で実施された。
そして、サイクル数(回)が500、1000、1500及び2000回毎に、前記BGA部品及び半導体チップの接続抵抗値が測定された。前記接続抵抗値の変化量を[(各サイクル経過後の接続抵抗値−初期の接続抵抗値)/初期の接続抵抗値]×100(%)で捉え、前記変化量が100(%)以内ならば合格(○印)、100(%)を超えると不良(×印)と判定されている。
即ち、前記ヒートサイクル試験の結果、BGA部品の場合、従来技術では前半サイクル数1000で既に不良となっているのに対して、本発明のものは従来技術の2倍以上の全サイクル数2000でも合格となっている。半導体チップの場合は、本発明のもの及び従来技術共に、BGA部品の場合より不良が増加するが、本発明のものが従来技術に対して2倍以上ものサイクル数において合格が得られることが検証された。
ところで、前記補助基板Hは、例えばRPC回路基板基材を用いて、その補助絶縁基板Haを第1乃至第4回路基板の各絶縁基板よりも剛性の大きい材料とすることが可能であり、その場合は積層回路配線基板の最表層の平坦性をより一層大きく向上させることができる。前記補助基板Hは、前記積層回路配線基板の最表層に位置する回路基板の回路パターンと相補的なパターン形状を有するものであればよく、その構成材料は前述のように適宜選択して用いることができる。
次に、本発明の他の実施形態に係る積層回路配線基板の製造方法について図3を参照して説明する。図3に示された各部材のうち図2のものと同一或いは同様な構成については、同一符号を付し、ここでは、その詳細な説明を省略する。
即ち、この実施形態においては、両面プリント配線基板タイプの第5回路基板5が中央位置に配置されている。前記第5回路基板5は、一般的なRPC基板材が用いられ、例えばガラスエポキシ製の第5絶縁基板5aの両面にそれぞれ設けられた銅箔製の回路パターン配線層5b及び5c及び両配線層5b、5cの所定の部分をスルーホールを通じてメッキにより電気的に接続する層間導電路5dを有する。
前記第5回路基板5の上下両面には、第6及び第7回路基板6、7がそれぞれ重ね合わせ配置されている。前記第6及び第7回路基板6、7は、前記第1乃至第4回路基板1〜4と同様に、各々が絶縁基板6a、7a、片面の配線層6b、7b、反対面の接着層6c、7c及び前記各絶縁基板を貫通する層間導電路6e、7eをそれぞれ有する。前記各配線層6b、7bは任意の回路パターンとなるように形成され、前記第5回路基板5とは反対側に向けられている。そして、前記各接着層6c、7cは前記第5回路基板5の両面にそれぞれ対面するように向けられている。
更に、前記第6及び第7回路基板6、7の上下面には、補助基板H1及びH2がそれぞれ配置される。前記補助基板H1及びH2は、前記一実施形態で示した補助基板Hと同様な材料構成であり、補助絶縁基板H1a、H2a及び各片面に形成された相補パターン層H1b、H2bをそれぞれ有する。前記相補パターン層H1b、H2bは、それぞれ前記配線層6b、7bの回路パターンとポジ/ネガの関係となるような相補的なパターン形状とされている。
そうして、前記第5乃至第7回路基板5、6、7は、前記一実施形態の場合と同様な一括プレス工程によって積層され、両面プリント配線基板をコアとした積層回路配線基板が完成する。前記他の実施形態(図3)の方法は、RPC及びFPCの組み合わせによる積層回路配線基板にも適用可能であることを示すものであり、前記一実施形態(図2)の場合と同様な作用効果を奏することができる。
本発明の一実施形態に係る積層回路配線基板を構成する回路基板及び補助基板の製造方法を説明するための工程別断面図である。 本発明の一実施形態に係る積層回路配線基板を製造する方法を説明するための断面図である。 本発明の他の実施形態に係る積層回路配線基板を製造する方法を説明するための断面図である。 従来技術の積層回路配線基板の製造方法を説明するための断面図である。
符号の説明
1乃至7 回路基板
1a乃至7a 絶縁基板
1b乃至7b、5c 回路パターンを有する配線層
1c乃至3c、6c、7c 接着層
1e乃至3e、6e、7e 層間導電路
H、H1、H2 補助基板
Ha、H1a、H2a 補助絶縁基板
Hb、H1b、H2b 相補パターン層

Claims (3)

  1. 各々が絶縁基板、前記絶縁基板表面に形成された回路パターンを有する配線層及び前記配線層に接続され前記絶縁基板に設けられた層間導電路を備えた複数の回路基板を重ね合わせて加圧接着することによって積層回路配線基板を形成する際に、前記加圧接着は、前記積層回路配線基板の最表層に位置する回路基板の回路パターンと相補的なパターン形状を有する補助基板を前記最表層に相補関係に重ねて配置した状態で行うことを特徴とする積層回路配線基板の製造方法。
  2. 前記補助基板は、前記最表層に位置する回路基板の回路パターンと相補的なパターン形状の金属層を絶縁基板表面に形成したものであることを特徴とする請求項1に記載の積層回路配線基板の製造方法。
  3. 前記加圧接着は、前記複数の回路基板及び前記補助基板を重ね合わせ配置した後、前記重ね合わせ方向に一括プレスすることによって行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の積層回路配線基板の製造方法。
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