JP2008235640A - 回路基板と回路基板の製造方法 - Google Patents

回路基板と回路基板の製造方法 Download PDF

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Hidesato Kamata
英里 鎌田
Toshiaki Takenaka
敏昭 竹中
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Abstract

【課題】内層の回路基板と上下に位置決めして積層するプリプレグとの位置決め精度を改善し、高精細な多層基板の製造法を提供する。
【解決手段】絶縁層の表層に回路パターン11a,11bと絶縁層上の金属はく層5a,5bに形成された除去部12a,12bにより前記絶縁層が露出した仮固定部9a,9bとを備えた内層用の回路基板10と層間接続用の導通孔を備えたプリプレグとを積層し、仮固定部9a,9bの位置をヒーターポンチ6a,6bで加圧加熱し、仮接着する。
【選択図】図3

Description

本発明はパソコン、移動体通信用電話機、ビデオカメラ等の各種電子機器に用いられるプリント配線板に関するものである。
近年、電子機器の高機能化、高密度化に伴い、電子部品は、ますます小型化、高集積化、高速化、多ピン化の傾向にある。
このために、プリント配線板の形態はますます低誘電率、薄型、軽量化の傾向が進んでおり、同時に実装部品の形態も多ピン化の中で小型化に応えるため、従来の周辺端子実装型パッケージに加え、面格子実装型パッケージも実用化されてきているなど高密度化の傾向にあり、また一方で実装時の信頼性、リペアー性が要求されてきている。
以下に従来のプリント配線板について説明する。
まず、多層回路基板のベースとなる2層回路基板の製造方法を説明する。図5(a)〜(g)は、従来の2層回路基板の製造方法の工程断面図である。
図5において、21は510mm×340mm、厚さ約100μmのプリプレグシート(以下プリプレグと称する)であり、例えばガラスクロスに熱硬化性エポキシ樹脂を含浸させた複合材などが用いられる。22a,22bは離型フィルムであり、片面にSi系の離型剤を塗布した厚さ約12μmのプラスチックシートであり、例えばポリエチレンテレフタレートが用いられる。23は貫通孔であり、プリプレグ21の両面に貼り付ける厚さ約12μmのCuなどの金属はく25a,25bと電気的に接続する導電性ペースト24が充填されている。
まず、図5(a)に示すように、上下に離型フィルム22a,22bが接着されたプリプレグ21の所定の箇所に、レーザ加工法などを利用して貫通孔23が形成される。
次に、図5(b)に示すように、貫通孔23に導電性ペースト24が充填される。導電性ペースト24を充填する方法としては、貫通孔23を有するプリプレグ21を印刷機(図示せず)のテーブル上に設置し、直接導電性ペースト24が離型フィルム22aの上から印刷される。
次に図5(c)に示すように、プリプレグ21の両面から離型フィルム22a,22bを剥離する。
次に図5(d)に示すように、位置決めステージ28上に静置された金属はく25bの上に位置決め用ビア(図示せず)をCCDなどの認識装置(図示せず)で認識位置決めして積層した後、離型シート27を介して約300℃に加熱したヒーターポンチ26a,26bを約0.1MPa/cm2の圧力にて5秒間加熱加圧して、プリプレグ21と金属はく25bとが接着固定される。
次に図5(e)に示すように、プリプレグ21を金属はく25bと挟み込むように金属はく25aが積層され、再度約300℃に熱せられたヒーターポンチ26a,26bで所定位置を圧力約0.1MPa/cm2にて5秒間加熱加圧して接着固定することで上下の金属はく25a,25bとプリプレグ21が仮接着固定される。
次に図5(f)に示すように、熱プレスで全面を加熱加圧することで、成型硬化させてプリプレグ21と金属はく25a,25bが接着されるとともに、導電性ペースト24が圧縮されて上下の金属はく25a,25bは所定位置に設けた貫通孔23に充填された導電性ペースト24により電気的に接続される。
そして、図5(g)に示すように、上下の金属はく25a,25bを選択的にエッチングして回路パターン31a,31bが形成された2層の回路基板30を得る。
なお、回路基板30には、図6に示すように、順次プリプレグ等の絶縁層を積層していく際に、仮固定に使用されるヒーターポンチ26a,26b面積より大きい面積の範囲で金属はく25a,25bの一部が除去された、すなわち金属はく除去部32で構成される仮固定部29a,29bが上下の同一箇所に形成されている。
図7(a)〜(f)は、従来の多層回路基板の製造方法を示す工程断面図であり、4層回路基板を例として示している。
まず図7(a)に示すように、上記回路パターン31a,31bと仮固定部29a,29bを形成した2層回路基板30と、図5(a)〜(c)の製造方法を用いて作製した2枚のプリプレグ21a,21bを準備する。なお、2枚のプリプレグ21a,21bには2層回路基板30の両面の回路パターン31a,31bの層間接続を図るために導電性ペースト24が充填された貫通孔23が形成されている。
次に図7(b)に示すように、図5(d)の工程と同様に位置決めステージ28上に金属はく25bとプリプレグ21bを位置決めして載置して、ヒーターポンチ26a,26bで仮接着固定した後、前記プリプレグ21b上に既述の2層回路基板30を内層用コア基板として積層する。
なお、プリプレグ21b上への2層回路基板30の積層にあたっては、2層回路基板30に形成された位置決め用パターン(図示せず)と、プリプレグ21bに形成した位置決め用ビア(図示せず)をCCDなどの認識装置(図示せず)などを用いて位置決めして積層を行う。
その後、2層回路基板30の仮固定部29a,29bの部位を離型シート27を介して約300℃に加熱されたヒーターポンチ26a,26bで3秒間加熱加圧することにより、金属はく25b、プリプレグ21b、2層回路基板30を仮接着固定する。
次に図7(c)に示すように、プリプレグ21aの位置決め用ビア(図示せず)をCCDなどの認識装置を用いて認識し、既に位置決めステージ28上に位置決め固定されている2層回路基板30の位置決め用パターン(図示せず)に対して位置決めを行い、2層回路基板30上に載置・積層する。
そして、2層回路基板30の仮固定部29a,29bの部位を離型シート27を介して約300℃に加熱したヒーターポンチ26a,26bで5秒間加熱加圧することにより、2層回路基板30とプリプレグ21aが仮接着固定される。
次に図7(d)に示すように、プリプレグ21aの上から金属はく25aを積層し、2層回路基板30の仮固定部29a,29bの部位を約300℃に加熱したヒーターポンチ26a,26bで3秒間加熱加圧することで金属はく25b、プリプレグ21b、2層回路基板30、プリプレグ21a、金属はく25aが仮接着固定される。
そして、図7(e)に示すように、熱プレスで全面を加熱加圧して成型硬化させて、プリプレグ21a,21bと金属はく25a,25bおよび2層回路基板30とが接着される。この際、導電性ペースト24が圧縮されて表裏の金属はく25a,25bは所定位置に設けた貫通孔23に充填された導電性ペースト24により内層の2層回路基板30の回路パターン31a,31bが電気的に層間接続される。
さらに、図7(f)に示すように、金属はく25a,25bをエッチングなどで選択的に除去することで回路パターン31c,31dを形成し、4層の多層回路基板を完成する。
なお、4層以上に多層化する場合には、4層回路基板を内層用のコア基板として上記工程を繰り返せばよい。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1、特許文献2が知られている。
特開平7−249868号公報 特開2004−265890号公報
しかしながら、仮固定部を備えた内層の回路基板の両面にプリプレグを位置決めして挟持し、仮固定部を加圧・加熱し硬化させることにより回路基板とプリプレグを仮接着するような従来の製造方法においては、以下の課題がある。
すなわち、図8に示すように、仮固定部29a,29bの窪みが深くなると、ヒーターポンチ26a,26bでの加圧・加熱時に金属はく25bとの段差でプリプレグ21bが変形する。これにより、回路基板の回路パターン31b,31aと導電性ペースト24を充填した貫通孔23との位置ずれが発生して2層回路基板30の回路パターン31b,31aと金属はく25b、との接続の不具合が発生するというものである。
なお、上記の事例は、図7(b)の工程における場合を示したが、図7(c)、(d)の工程における場合においても、プリプレグ21a、金属はく25a、回路パターン31a、およびそれらの間にも同様の課題が生じていることが確認された。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、高品質で精度の高い多層回路基板を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有する。
すなわち、本発明の回路基板は、金属はくまたは配線基板と、層間接続用の貫通孔を備えたプリプレグとを介して積層構成される回路基板であって、前記回路基板は絶縁層の表層に回路パターンと絶縁層上の金属はく層に形成された除去部により前記絶縁層が露出した仮固定部とを備え、前記仮固定部内の絶縁層上にはスペーサが設けられていることを特徴とするものである。
この構成によれば、本発明の回路基板を内層用の回路基板として用いて、多層の回路基板を製造することにより、内層の回路基板と上下に位置決めして積層するプリプレグとの位置決め精度を改善し、層間の電気的接続が安定した高品質の回路基板を提供することができる。
また、本発明の回路基板において、スペーサの厚みは、金属はく層の厚みより小であることが望ましい。これにより、熱プレス時にスペーサに圧力が集中することに起因する他の部位の圧力不足による接着の不具合の発生を防止することができる。
また、前記スペーサの面積は、仮固定部の面積より小であることが望ましい。これにより、金属はくで形成された場合における生産性の低下や接着強度の低下等を防止することができる。
また、前記スペーサは、金属はく層と同一の材料で形成されていることが望ましい。これにより、回路基板の回路パターンの形成と同時にスペーサを形成することができる。
また、前記スペーサは、金属はく層を形成する材料の熱伝導率よりも低い熱伝導率を備えた材料で形成されていることが望ましい。これにより、仮固定時のヒーターポンチの温度低下を防止し、安定した接着強度と生産性を確保することができる。
また、前記スペーサは、プリプレグの基材に含浸された熱硬化性樹脂と同一の材料で形成されていることが望ましい。これにより、仮固定時のヒーターポンチの温度低下を防止して安定した生産性を確保できるとともに、プリプレグとスペーサとの接着強度をさらに高めることができる。
また、前記スペーサの厚みと金属はく層の厚みの差は、前記金属はく層の厚みの40%以下であることが望ましい。これにより、熱プレス時にスペーサに圧力が集中することに起因する接着の不具合の発生を防止するとともに、金属はくとの段差によるプリプレグの変形に起因するプリプレグの導通孔と回路基板の回路パターンとの位置ズレを防止することができる。
次に、本発明の回路基板の製造方法は、金属はくまたは配線基板と、層間接続用の導通孔を備えたプリプレグと、回路パターンおよび仮固定部を備えた内層用の回路基板とを準備する工程と、金属はくまたは配線基板と前記内層用の回路基板とを前記プリプレグを介して積層する工程と、金属はくまたは配線基板と前記内層用の回路基板と前記プリプレグとを前記内層用の回路基板の仮固定部の位置で仮接着して積層構成物を形成する仮接着工程と、前記積層構成物を加熱加圧する工程とを備え、前記仮固定部は前記内層用の回路基板を構成する絶縁層上の金属はく層に形成された除去部により前記絶縁層が露出したものであって、前記仮固定部内の絶縁層上にはスペーサが設けられており、
前記仮接着工程は、前記積層構成物の両面をヒーターポンチにて加熱加圧するものであることを特徴とするものである。
この構成により、内層の回路基板と上下に位置決めして積層するプリプレグとの位置決め精度を改善し、層間の電気的接続が安定した高品質の多層の回路基板を提供することができる。
また、本発明の回路基板の製造方法において、スペーサの形状は、ヒーターポンチの先端接触面の形状と相似形であることが望ましい。これにより、内層の回路基板とプリプレグと仮接着・固定を生産性(加熱加圧)及び品質維持において効率的に行うことができる。
また、本発明の回路基板の製造方法における、金属はくまたは配線基板と層間接続用の導通孔を備えたプリプレグと仮固定部を備えた内層用の回路基板とを準備する工程は、仮固定部内に熱硬化性樹脂を塗布し、半硬化または硬化させて凸状のスペーサを形成する工程を含むことが望ましい。これにより、仮固定時のヒーターポンチの温度低下を防止して安定した生産性を確保できるとともに、プリプレグとスペーサとの接着強度をさらに高めることができ、さらに積層する工程の前に凸状のスペーサを容易に形成することができる。
また、本発明の回路基板の製造方法における、金属はくまたは配線基板と前記内層用の回路基板とを前記プリプレグを介して積層する工程は、前記内層用の回路基板と前記プリプレグとが複数枚交互に、かつ最外層に金属はくまたは配線基板が積層されるものであることが望ましい。これにより、層間の電気的接続が安定した高多層の回路基板を提供することができる。
また、本発明の回路基板の製造方法におけるプリプレグに備わる層間接続用の導通孔は、プリプレグに設けられた貫通孔に導電性ペーストが充填されたものであることが望ましい。これにより、層間の電気的接続が安定した全層IVH(インナービアホール)構造の回路基板を容易に製造することができる。
また、本発明の回路基板の製造方法における内層用の回路基板は、多層の回路基板であることが望ましい。これにより、層間の電気的接続が安定した高多層の回路基板を容易に製造することができる。
本発明の回路基板を内層用の回路基板として用い、さらに本発明の回路基板を採用することにより、内層の回路基板と上下に位置決めして積層するプリプレグとの位置決め精度を改善し、層間の電気的接続が安定した高品質の回路基板を提供することができる。
また、本発明は、高多層の回路基板を製造する工程において、積層工程での位置ズレを防止することができるため特に有効である。
以下本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1〜図4に本発明の実施の形態における4層の回路基板の製造方法について示す。
まず初めに、導電性ペーストによるインナービアホール接続、すなわち金属はくまたは配線基板と層間接続用の導通孔を備えたプリプレグとを介して積層される多層の回路基板に内層等の回路基板として用いられる回路基板の製造方法について説明する。
図1(a)〜(g)は、本発明の回路基板の製造方法の工程断面図である。
図1において、1は510×340mm、厚さ約100μmのプリプレグシート(以下プリプレグと称する)であり、例えばガラスクロスの基材に熱硬化性エポキシ樹脂を含浸させた複合材などが用いられる。
2a,2bは離型フィルムであり、片面にSi系の離型剤を塗布した厚さ約12μmのプラスチックシートであり、例えばポリエチレンテレフタレートが用いられる。3は貫通孔であり、プリプレグ1の上下に貼り付ける厚さ約12μmの銅などの金属はく5a,5bと電気的に層間接続する導通孔を形成するための導電性ペースト4が充填されている。
まず、図1(a)に示すように、上下に離型フィルム2a,2bが接着されたプリプレグ1の所定の箇所にレーザ加工法などを利用して貫通孔3を形成する。
次に図1(b)に示すように、貫通孔3に導電性ペースト4が充填される。導電性ペースト4を充填する方法としては、貫通孔3を有するプリプレグ1を印刷機(図示せず)のテーブル上に設置し、直接導電性ペースト4が離型フィルム2aの上から印刷する。この時、離型フィルム2a,2bは印刷マスクの役割と、プリプレグ1の表面の汚染防止の役割を果たしている。
次に図1(c)に示すように、プリプレグ1の上下から離型フィルム2a,2bを剥離する。
そして、図1(d)に示すように、位置決めステージ8上に静置した金属はく5bの上に位置決め用ビア(図示せず)をCCDなどの認識装置(図示せず)で認識位置決めしてプリプレグ1を積層した後、離型シート7を介して約120℃に加熱したヒーターポンチ6a,6bで約0.1MPa/cm2の圧力にて5秒間加熱加圧して、プリプレグ1と金属はく5bとを仮接着固定する。
次に図1(e)に示すように、プリプレグ1を金属はく5bと挟み込むように金属はく5aが積層され、再度約120℃に熱せられたヒーターポンチ6a,6bで所定位置を圧力約0.1MPa/cm2にて5秒間加熱加圧して接着固定することで上下の金属はく5a,5bとプリプレグ1が仮接着固定される。
次に図1(f)に示すように、熱プレスで全面を加熱加圧することで、成型硬化させて絶縁層となるプリプレグ1と金属はく5a,5bが接着されるとともに、導電性ペースト4が圧縮されて上下の金属はく5a,5bは所定位置に設けた貫通孔3に充填された導電性ペースト4により電気的に接続される。
本実施の形態では、金属はく5aおよび5bをヒーターポンチ6a,6bで加熱加圧して仮接着固定したが、2層の回路基板の製造工程では精度の高い位置決めは必要としないため、ヒーターポンチ6a,6bで仮接着固定せずに金属はく5b上にプリプレグ1上、金属はく5aの順序で載置するだけでもよい。
そして、図1(g)に示すように、上下の金属はく5a,5bを選択的にエッチングして回路パターン11a,11bが形成された2層の回路基板10を得る。
なお、回路基板10には、図2(a)に示すように、順次プリプレグ等の絶縁層を積層していく際に、仮固定に使用されるヒーターポンチ6の面積より大きい面積の範囲で金属はく5a,5bの層の一部が除去された、すなわち金属はく除去部12a,12bにより絶縁層が露出した仮固定部9が(上下の同一箇所に)形成されており、かつ前記仮固定部9内の絶縁層上に直径約Φ200μmのスペーサ13a,13bが金属はく5a,5bと同一材料で形成されている。
また、金属はく除去部12a,12b以外の金属はくの層は、回路基板10の四辺の端部に連続又は非連続的(パターン化含む)に形成されており、後述する積層構成物{図3(d)}の加熱加圧の際のズレやプリプレグ中の樹脂の流れ出しによる不具合を防止し、積層構成物の全面を平衡かつ均一に加熱加圧することにおいて有効である。
また、仮固定部9のスペーサ13a,13bは、金属はく5a,5bをエッチングして形成されたものであり、スペーサ13a,13bの面積の大きさに比例してその熱容量も増す。このことから、ヒーターポンチ6での加熱時にスペーサ13a,13bへの熱放散が大きくなり、加熱時間を長くしたり、加熱温度を高くするなど、生産性の低下やプリプレグ1の硬化が促進して接着強度の低下などの原因となる。
したがって、スペーサ13a,13bの面積は、仮固定部9の絶縁層が露出した部分の面積より小さい方が望ましく、プリプレグ1厚みや金属はく5a,5b厚みなどに応じて最適面積を設定すればよい。
また、本実施の形態ではヒーターポンチ6を円形として仮固定部9の金属はく5a,5bの除去部形状も円形としたが、ヒーターポンチ6や仮固定部9の形状は限定されるものではなく、四角形や線状であっても良い。但し、ヒーターポンチ6の先端接触面の形状と相似形であることが望ましく、仮固定を行うのに効率が良い。
また、スペーサ13a,13bを200μmの円形を1個形成したが、スペーサ13a,13bの形状や個数についても、プリプレグ1との接着強度が低下しない範囲で設定すればよい。
なお、本実施の形態では、スペーサ13a,13bに回路基板の回路を形成する金属はく5a,5bを用いたが、仮固定時のヒーターポンチ6の温度低下を防止するには熱伝導の悪い材料、例えば回路を形成する金属はく5a,5bよりも低い熱伝導率の材料であるプリプレグ1の主成分であるエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂を仮固定部9内の所定位置にディスペンサーなどを用いて凸部を形成し、半硬化もしくは完全硬化させたものをスペーサ13a,13bとしても良い。
熱伝導率が比較的低い材料であれば、スペーサ13a,13bの面積は、特に制限されるものではなく、図2(b)に示すように、前記仮固定部9の金属はく除去部12a,12bの全領域にスペーサ13a,13bを形成してもよい。
エポキシ樹脂などを用いてスペーサ13a,13bを形成する場合は、スペーサ厚が金属はく5a,5bの厚み以上になると、熱プレス時にスペーサ13a,13bに圧力が集中して他の部位が圧力不足となって接着の不具合が発生する場合がある。このため、スペーサ13a,13bの厚みは、金属はく5a,5bの厚み以下で、かつ金属はく5a,5bとの段差によるプリプレグ1の変形に起因するプリプレグ1の貫通孔3と回路基板10の回路パターン11a,11bとの位置ズレに影響しない程度の厚みとすることが望ましい。
なお、発明者の実験では、使用するプリプレグ1の樹脂量などによって異なるものの、金属はく5a,5bとスペーサの厚みの差(段差)は、金属はく5a,5bの層の厚みの40%以下であれば問題ないことを確認した。すなわち、金属はくの層厚が12μmの場合は段差を5μm以下とし、金属はくの層厚が18μmの場合は段差が7μm以下であればよい。
次に、本発明の多層回路基板の製造方法について説明する。
図3(a)〜(f)は、本発明の回路基板の製造方法を示す工程断面図であり、4層の回路基板を例として示している。
まず図3(a)に示すように、上記回路パターンと仮固定部9を形成した2層回路基板10と図1(a)〜(c)の製造方法を用いて作製した2枚のプリプレグ1a,1bを準備する。なお、2枚のプリプレグ1a,1bには内層用の2層の回路基板10の回路パターン11a,11bの層間接続を図るために導電性ペースト4が充填された貫通孔3が形成されている。
次に図3(b)に示すように、既述した図1(d)の工程と同様に位置決めステージ8上に金属はく5bとプリプレグ1bを位置決めして載置して、ヒーターポンチ6a,6bで仮接着固定した後、前記プリプレグ1b上に既述の回路基板10を内層用のコア基板として積層する。
プリプレグ1上への回路基板10の積層にあたっては、回路基板10に形成された位置決め用パターン(図示せず)と、プリプレグ1bに形成した位置決め用ビア(図示せず)をCCDなどの認識装置(図示せず)などを用いて位置決めし積層を行う。
その後、回路基板10の仮固定部9内に設けたスペーサ13a,13bの部位を離型シート7を介して約120℃に加熱されたヒーターポンチ6a,6bで5秒間加熱加圧することにより、金属はく5b、プリプレグ1b、回路基板10を仮接着して固定し一つの積層構成物とする。
図4にヒーターポンチ6a,6bでプリプレグ1bと回路基板10の仮接着固定時の一部断面図を示すが、ヒーターポンチ6a,6bで仮固定部9a,9bのスペーサ13a,13b部位を加熱加圧することで、プリプレグ1は金属はく5の段差による、プリプレグ1bの変形がなくなり、周辺の回路パターン11a,11bと導電性ペースト4を充填した貫通孔3との位置ずれがなくなることを確認した。
また、プリプレグ1bはヒーターポンチ6aからの熱伝導が低下するものの、ヒーターポンチ6bから熱伝導の変化はなく従来の5秒間の加熱で問題なく、接着強度の異常もないことを確認した。また、本実施の形態ではヒーターポンチ6aと2層回路基板10の間に離型シート7を用いたが、プリプレグ1bと直接接触しないことから、表面汚染などの問題がなければ離型シート7を省略してもよい。
次に、図3(c)に示すように、プリプレグ1aの位置決め用ビア(図示せず)をCCDなどの認識装置を用いて認識し、既に位置決めステージ8上に位置決め固定されている積層構成物としての回路基板10の位置決め用パターン(図示せず)に対して位置決めを行い、プリプレグ1aを回路基板10上に載置・積層する。
そして、回路基板10の仮固定部9内のスペーサ13a,13bの位置を離型シート7を介して約120℃に加熱したヒーターポンチ6a,6bで3秒間加熱加圧することにより、内層用の回路基板10とプリプレグ1aが仮接着して固定し一つの積層構成物とする。
この場合、ヒーターポンチ6aは離型シート7を介して最初にプリプレグ1aと接触するため加熱時の熱放散の影響はなく、安定した仮接着固定ができるとともに、仮固定部9a,9b内のスペーサ13a,13bが存在することにより、金属はく5の段差に起因するプリプレグ1aの変形がなく、周辺の回路パターン11a,11bと導電性ペースト4を充填した貫通孔3との位置ずれが解消されたことを確認した。
次に図3(d)に示すように、プリプレグ1aの上から金属はく5aを積層し、回路基板10の仮固定部9内のスペーサ13a,13bの位置を約120℃に加熱したヒーターポンチ6a,6bで5秒間加熱加圧することで金属はく5b、プリプレグ1b、2層回路基板10、プリプレグ1a、金属はく5aが仮接着して固定し積層構成物を完成する。
そして、図3(e)に示すように、前記積層構成物を熱プレスで全面を加熱加圧して成型硬化させて、プリプレグ1a,1bと金属はく5a,5bおよび回路基板10とが接着し多層構成を形成する。
この際、導電性ペースト4が圧縮されて表裏の金属はく5a,5bは所定位置に設けた貫通孔3に充填された導電性ペースト4により内層の回路基板10の回路パターンと電気的に層間接続される。
さらに、図3(f)に示すように、金属はく5a,5bをエッチングなどで選択的に除去することで回路パターン11c,11dを形成し、4層の多層回路基板が完成する。
なお、4層以上に多層化する場合には、4層以上の多層の回路基板を内層用のコア基板として上記工程を繰り返せばよい。
また、本実施の形態においては、金属はくと、貫通孔に導電性ペーストが充填された層間接続用の導通孔を備えたプリプレグと、本発明の回路基板とで構成される積層構成物の製造過程での事例を中心に説明した。
他の事例としては、表層に回路を有する両面あるいは多層の配線基板(本発明の回路基板を含む)と、貫通孔に導電性ペーストが充填された層間接続用の貫通孔を備えたプリプレグと、本発明の回路基板とで構成される積層構成物の場合がある。その場合においても、本発明の構成を採用することにより、プリプレグの変形がなく、周辺回路パターンと導電孔との位置ずれがなく、高品質で精度の高い回路基板を製造することができる。
また、本実施の形態においては、内層用の回路基板の両面にプリプレグと最外層に金属はくを積層して積層構成物を形成する事例を示したが、他の事例として、内層用の回路基板とプリプレグが複数枚交互に、かつ最外層に金属または配線基板を積層して積層構成物を形成することも可能である。このような高多層の回路基板の製造においては、本発明の回路基板の製造方法で示した上記の仮接着工程の構成は、特に有効である。
以上述べたように、本発明は、近年の回路基板の多層化・高密度化の要求に対応するものであって、内層の回路基板の上下に積層するプリプレグとの位置決め精度を改善し、高精細な多層の回路基板を提供できるものである。よって、本発明の産業上の利用可能性は大といえる。
本発明の実施の形態における回路基板の製造方法を示す工程断面図 同実施の形態における回路基板の仮固定部を示す断面および平面図 同実施の形態における多層の回路基板の製造方法を示す工程断面図 同実施の形態における回路基板の製造工程での仮固定部を示す断面図 従来例における回路基板の製造方法を示す工程断面図 従来例における回路基板の仮固定部を示す断面および平面図 従来例における回路基板の製造方法を示す工程断面図 従来例における回路基板の製造工程での仮固定部を示す断面図
符号の説明
1,1a,1b プリプレグ
2a,2b 離型フィルム
3 貫通孔
4 導電性ペースト
5,5a,5b 金属はく
6,6a,6b ヒーターポンチ
7 離型シート
8 位置決めステージ
9a,9b 仮固定部
10 回路基板
11a,11b,11c,11d 回路パターン
12a,12b 金属はく除去部
13a,13b スペーサ

Claims (13)

  1. 金属はくまたは配線基板と、層間接続用の導通孔を備えたプリプレグとを介して積層構成される回路基板であって、
    前記回路基板は絶縁層の表層に回路パターンと絶縁層上の金属はく層に形成された除去部により前記絶縁層が露出した仮固定部とを備え、
    前記仮固定部内の絶縁層上にはスペーサが設けられていることを特徴とする回路基板。
  2. スペーサの厚みは、金属はく層の厚みより小であることを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
  3. スペーサの面積は、仮固定部の面積より小であることを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
  4. スペーサは、金属はく層と同一の材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
  5. スペーサは、金属はく層を形成する材料の熱伝導率よりも低い熱伝導率を備えた材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
  6. プリプレグは、基材に熱硬化性樹脂が含浸されたものであって、スペーサは前記熱硬化性樹脂と同一の材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
  7. スペーサの厚みと金属はく層の厚みの差は、前記金属はく層の厚みの40%以下であることを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
  8. 金属はくまたは配線基板と、層間接続用の導通孔を備えたプリプレグと、回路パターンおよび仮固定部を備えた内層用の回路基板とを準備する工程と、
    金属はくまたは配線基板と前記内層用の回路基板とを前記プリプレグを介して積層する工程と、
    金属はくまたは配線基板と前記内層用の回路基板と前記プレプレグとを前記内層用の回路基板の仮固定部の位置で仮接着して積層構成物を形成する仮接着工程と、
    前記積層構成物を加熱加圧する工程とを備え、
    前記仮固定部は前記内層用の回路基板を構成する絶縁層上の金属はく層に形成された除去部により前記絶縁層が露出したものであって、前記仮固定部内の絶縁層上にはスペーサが設けられており、
    前記仮接着工程は、前記積層構成物の両面をヒーターポンチにて加熱加圧するものであることを特徴とする回路基板の製造方法。
  9. スペーサの形状は、ヒーターポンチの先端接触面の形状と相似形であることを特徴とする請求項8に記載の回路基板の製造方法。
  10. 金属はくまたは配線基板と層間接続用の導通孔を備えたプリプレグと仮固定部を備えた内層用の回路基板とを準備する工程は、仮固定部内に熱硬化性樹脂を塗布し、半硬化または硬化させて凸状のスペーサを形成する工程を含むことを特徴とする請求項8に記載の回路基板の製造方法。
  11. 金属はくまたは配線基板と前記内層用の回路基板とを前記プリプレグを介して積層する工程は、前記内層用の回路基板と前記プリプレグとが複数枚交互に、かつ最外層に金属はくまたは配線基板が積層されるものであることを特徴とする請求項8に記載の回路基板の製造方法。
  12. 層間接続層の導通孔は、プリプレグに設けられた貫通孔に導電性ペーストが充填されたものであることを特徴とする請求項8に記載の回路基板の製造方法。
  13. 内層用の回路基板は、多層の回路基板であることを特徴とする請求項8に記載の回路基板の製造方法。
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