自動機の画面表示において、個人情報や代金支払いのための情報等を入力するための一連の手続きに必要な入力操作手順として、「新規」の入力には、例えば、次のようなことが要求される。
本発明では、一連の手続きに必要な入力操作手順に従って画面表示を行う自動機の画面表示において、入力画面の表示パターンとして、予め、各入力画面の入力操作手順の中での位置関係を利用者が容易に認識できる複数種の表示パターンを準備し、画面に表示する項目の入力操作手順に従って、これらの表示パターンを用いて入力すべき項目を画面表示する。これによって、上記「新規」、「変更」の入力に要求される各種の事項に対して、入力・変更の操作が同じため、利用者は自動機の操作が容易になる。
まず、本発明の実施例1に係る、自動機として機能する端末機について、図面を用いて説明する。
図1は、実施例1における端末機の構成例を示すブロック図である。端末機1は、制御部1a、表示部1b、入力部1c、記憶部1d、その他の手段を備えている。表示部1b及び入力部1cは、入出力共通の表示部としてGUI機能を備えた表示画面(GUI画面)を有している。端末機1は、例えば、コンピュータと、このコンピュータの記憶部1dに保持されたプログラムやデータ等で構成され、プログラムがコンピュータを自動機として機能させるように動作することで、実現される。
図2は、端末機1の表示画面からGUIによる入力操作で実行される手順メニューの例を示している。この手順メニューは、一連の手続きを完結させるために必要な連続した手順A〜Nからなっている。端末機1の利用者は、この手順メニューに沿って、順次切り替わる表示画面に基づいて、一連の手続きに必要な入力操作が要求される。
次に、図3で、図2における入力操作手順メニューの、階層構造の例について説明する。図2における入力操作手順メニューは、大項目、中項目、及び小項目の階層構造となっている。大項目は、例えば初期画面に表示される最上位のメニューに相当する。このような大項目を、例えば入力操作手順1をとしたとき、大項目の下位の中項目は、入力操作手順1−1、入力操作手順1−2、−のように複数に分かれている。さらに、この中項目の1つである入力操作手順1−1に対応する下位の小項目が、入力操作手順1−1−1、1−1−2、1−1−3、1−2−1、−のように細分化される。端末機1の入力画面は、これらの大項目、中項目及び小項目に対応している。例えば、GUI−入力画面として示したように、小項目の入力操作手順1−1−1には画面A、入力操作手順1−1−2には画面B1,B2、入力操作手順1−1−3には画面C、入力操作手順1−2−3には画面F1、入力操作手順1−2−4には画面F2が対応している。なお、中項目は、関連の深い内容の小項目をまとめ、管理のしやすさや利用者の便宜を考慮して、大項目を複数に区分することで、構成されている。
端末機1の表示画面に表示されるトップメニュー画面は、通常、総合メニューとしての大項目のみが表示される。利用者が、大項目の1つを選択すると、手順に従って、その下位の中項目や小項目が表示される。
中項目や小項目に関して、入力項目数が多い場合、画面の遷移も多くなり、利用者は現在の入力画面が手続き全体のどの位置にあるのか、理解が困難になる。利用者自分の手続きの進捗状況によって手続きが変わると画面の遷移も複雑になる。
本発明では、入力操作手順メニューの中項目と小項目の関係を利用者が容易に理解できるGUI−入力画面とすることに特徴がある。
図4は、本発明における、入力操作手順メニューの大項目や中項目と、小項目及びGUI−入力画面の関係を示す図である。入力画面10には、枠線として角部を円弧状にした矩形の中項目入力対象領域101及び小項目入力対象領域102が、中央に表示される。なお、図4の右側の画面10に表示されているA〜Dは、1つの大項目に対する複数の中項目の入力操作手順メニューを示している。各小項目入力対象領域102は、中項目である入力操作手順A〜Dに沿って、順次、入力画面10上に、切替て表示される。
1つの中項目入力対象領域101に対して、1つまたは複数の小項目入力対象領域102が存在する。入力画面10には、1つの小項目入力対象領域102が表示される。より具体的な表示方法の例として、複数の中項目は、中項目単位で遷移しながら切替て表示される。1つの中項目入力対象領域101に対して複数の小項目入力対象領域102が存在する場合には、その中項目入力対象領域を維持したまま、各小項目入力対象領域102が遷移無しに切り替えて表示される。あるいは、複数の小項目入力対象領域102が、その中項目入力対象領域と共に各小項目入力対象領域102が遷移しながら切り替えて表示される。
1つの中項目入力対象領域101に対して1つの小項目入力対象領域102が存在する場合には、この中項目入力対象領域101を示す枠線の上端部及び下端部が閉じている。すなわち、枠線として角部を円弧状にした矩形の一部が表示される。1つの中項目入力対象領域101に対して複数の小項目入力対象領域102が存在する場合には、この中項目入力対象領域101を示す枠線の上端部あるいは下端部が開いている。すなわち、上辺あるいは下辺の枠線のない矩形が表示される。
図4に示した例は、最初もしくは最後の小項目入力対象領域102に対応する中項目入力対象領域101は、枠線の上端または下端が閉じている。入力画面10の中央の中項目入力対象領域101及び小項目入力対象領域102の上側には、中項目入力対象領域101の下辺部と同じ形状の短い帯状の隣接中項目有無表示領域103Aがあり、下側には、中項目入力対象領域101の上辺部と同じ形状の短い帯状の隣接中項目有無表示領域103Bがある。
上または下に短い帯状の隣接中項目有無表示領域103Bの表示がない場合には、上または下に、隣接する中項目が無いことを意味し、上または下に短い帯状の隣接中項目有無表示領域103Bの表示が有る場合には、上または下に、隣接する中項目が有ることを意味している。
端末機1の表示画面に表示される入力画面10において、入力画面10には、中項目入力対象領域101に中項目Bとその小項目が表示されている。中項目入力対象領域101を示す枠線の上端部及び下端部が閉じているので、1つの中項目Bであることがわかる。
このような表示方法により、隣接中項目有無表示領域103A及び隣接中項目有無表示領域103Bは、入力画面10において、利用者に、中項目入力対象領域101が画面の上下に連続して存在するか否かを図形により認識させる機能を有している。
この機能を果たすために、画面デザインの一貫した世界観や各画面の関連性を意識させることにより、利用者に「操作後何が起こるのか」を想起させやすくする必要がある。従って、隣接中項目有無表示領域103A及び隣接中項目有無表示領域103Bは、画面デザインに一貫性を持たせる、例えば、枠のパターン、色、模様などを対応する中項目入力対象領域101及び小項目入力対象領域102と同じものにする必要がある。
なお、隣接中項目有無表示領域103Aと隣接中項目有無表示領域103Bの形状や色、換言すると、中項目入力対象領域101の下辺部と上辺部の形状や色は、図の例では同じになっているが、下辺部と上辺部の形状を若干異なるものにして、利用者が前後関係を認識しやすくしても良い。
また、画面の移動方向が上下逆であったり左右方向である場合には、それに応じて、隣接中項目有無表示領域103Aや隣接中項目有無表示領域103Bを設ければよい。
図5は、入力操作手順メニューの中項目の入力操作手順A〜Dと小項目、及びGUI−入力画面の関係を、より具体的に示す図である。
図5のパターン1は、隣接中項目有無表示領域103Aが無い、1つの中項目の中の最初の小項目、すなわち中項目の入力操作手順Aを表示している。画面上部に中項目が表示されないことで、図3のGUI−入力画面Aのように、最初の中項目の入力操作手順だと想像しやすい。一方、画面下部に、次の中項目を表す隣接中項目有無表示領域103Bが見えることで、これから一連の中項目の入力が続くことを想像しやすい。中項目の入力操作手順Aに対して複数の小項目の小項目入力対象領域102が存在する場合には、その中項目入力対象領域を維持したまま、各小項目入力対象領域102が遷移無しに切り替えて表示される。
図5のパターン2は、中項目の入力操作手順B,Cのように、中項目の間に位置する中項目の小項目を表示する場合である。前の中項目を表す隣接中項目有無表示領域103Aが画面上部に表示されることで、図3のGUI−入力画面B1,B2のように、一連の中項目の続きであることが想像しやすい。また、画面下部に次の中項目を表す隣接中項目有無表示領域103Bが見えることで、現在の入力操作手順メニューに関して、入力はまだ完了していないことが想像しやすい。
図5のパターン3は、手順Dのように、最後の中項目の小項目を表示する場合である。前の中項目を表す隣接中項目有無表示領域103Aが画面上部に表示されることで、一連の中項目の続きであることが想像しやすい。また、画面下部に、次の中項目を表す隣接中項目有無表示領域103Bが表示されないことで、最後の中項目であることが想像しやすい。
図6A、図6Bは、入力操作手順メニューの中項目と小項目、及びGUI−入力画面の関係の他の例を、より具体的に示す図である。この例では、複数の小項目入力対象領域102が、その中項目入力対象領域101と共に各小項目入力対象領域102が遷移しながら切り替えて表示される。
図6Aのパターン4は、小項目が2つ以上続き、尚且つ一つ目の小項目を表示する場合を示している。中項目入力対象領域101を示す枠線の下端部が開いており、中項目入力対象領域が画面下部に広がることで、ある中項目の最初の小項目だと想像しやすく、更に小項目が続くことが想像しやすい。
図6Aのパターン5は、小項目が3つ以上続き、尚且つ一つ目若しくは最後ではない小項目が表示される場合を示している。中項目入力対象領域101を示す枠線の上端部及び下端部が開いており、中項目入力対象領域101が前後に広がっていることで、一連の中項目の中の小項目を入力していることや、次に小項目が続いていることも想像しやすい。
図6Aのパターン6は、小項目が2つ以上続き、尚且つ最後の小項目を表示する場合を示している。中項目入力対象領域101を示す枠線の上端部が開いており、中項目入力対象領域101が上部に広がることで、今まで入力してきた中項目の中の最後の小項目だと想像しやすい。
図6Bのパターン7は、手順Aのような最初の中項目の場合を示している。中項目入力対象領域101を示す枠線の下端部のみが開いており、ある中項目の最初の小項目だと想像しやすい。
図6Bのパターン8は、手順Dのような最後の中項目の場合を示している。中項目入力対象領域101を示す枠線の上端部のみが開いており、ある中項目の最後の小項目だと想像しやすい。
なお、図5、図6A、図6Bの各図の右側の画面10に表示されている中項目の入力操作手順A〜Dを示すアイコンと上記パターン1〜3の何れかとを、同時に、同じ1つの画面10上に表示し、現在表示されている画面パターンと中項目の入力操作手順との関連性を示す表示、例えば該当の入力操作手順を示すアイコンから吹き出し、で中項目の入力操作手順を大きく表示するようにしても良い。
あるいはまた、中項目の入力操作手順A〜Dを示す画面間の遷移時に、次の入力操作手順を示すアイコンを強調する、例えば吹き出しの大きさを変化させたアニメーション画面を表示することで、画面の遷移状態を利用者に分かり易く表示するようにしても良い。
次に、実施例1の端末機1の処理手順と操作画面における画面表示処理の関係について、図7を用いて説明する。図7は、端末機1におけるGUI入力操作画面の表示フローである。
まず、トップメニュー画面に総合メニューとして、自動機として機能する端末機1の処理に必要な入力情報を得るために、入力操作手順の大項目全体を同時に画面に表示する(S71)。利用者による何れかの大項目の選択があった場合(S72)、予め決められた手順、すなわち入力操作手順メニューの階層構造に従って、選択された大項目に属する中項目から、画面に表示する小項目を決定する(S73)。さらに、表示する小項目の表示パターンを決定する(S74)。そして、表示パターンに従って、小項目を画面に表示する(S75)。
例えば、大項目として図3に示した入力操作手順1が選択された場合、まず、その下位の最初の中項目である入力操作手順1−1、さらに、その下位の最初の小項目である入力操作手順1−1−1を画面に表示する。図3の例では、中項目の入力操作手順1−1に属する小項目は3つあり、中項目の入力操作手順1−1の後に中項目の入力操作手順1−2が続いている。しかも、入力操作手順1−1−1は画面Aのみである。そのため、大項目として入力操作手順1が選択された場合、まず、図6Bの表示パターン7に基づいて、小項目の入力操作手順1−1−1が画面Aとして画面に表示される。一方、小項目の入力操作手順1−1−2は、画面B1,B2からなり、前後に小項目の画面A、Cがある。したがって、入力操作手順1−1−2は、図6Aの表示パターン5に基づいて、画面B1,B2に表示される。同様に、小項目の入力操作手順1−1−3は、図6Bの表示パターン8に基づいて、画面Cに表示される。同様にして、次の中項目の入力操作手順1−2の小項目の入力操作手順1−2−1〜1−2−5に対応する画面D〜Gが、表示パターン7、表示パターン5、表示パターン8に基づいて順次表示される。例えば、各小項目と対応する表示パターンについて予めテーブル化し記憶部1d保持しておき、このテーブルを利用して画面表示の制御を行えば良い。
このようにして表示された小項目に対して有効な入力操作有った場合(S76)、同じ中項目の入力は終了したかを判定し(S77)、終了していなければ次の小項目を画面に表示する(S73〜(S77)。同じ中項目の入力が終了した場合には、大項目の入力が終了したかを判定し(S78)、終了していなければトップメニュー画面の表示に戻り次の小項目を画面に表示する(S71〜(S78)。大項目の入力が終了していれば、全体の処理を終了する。
利用者が、例えば、図3に示した入力操作手順1を選択した場合、利用者は、表示パターン7により、画面Aが入力操作手順1−1に関する最初の小項目であり、かつ、更に小項目が続くことを想像しやすい。あるいはまた、利用者は、表示パターン5により、画面B1,B2Aが入力操作手順1−1に関する中間の小項目であり、かつ、更に小項目が続くことを想像しやすい。利用者は、表示パターン8により、画面Cが現在の中項目における最後の小項目であることを想像しやすい。
このように、本実施例によれば、遷移を繰り返す画面上で一連の複雑な入力手順が要求される場合であっても、利用者を迷わせないつながり感のある画面遷移を提供することができる。また、画面デザインの一貫した世界観や各画面の関連性をレイアウトやアニメーションで意識させることにより、利用者に「操作後何が起こるのか」を想起させやすいよう配慮されている。
次に、本発明の実施例3に係る自動チェックイン・発券機システムについて、図9A〜図36を用いて説明する。本実施例は、上記実施例1、2の端末機1を、より具体的な形態で自動チェックイン・発券機システムに適用した例である。
図9Aは、実施例3における自動チェックイン・発券機の一具体例を示す外観斜視図である。図9Bは、実施例3の自動チェックイン・発券機システムの一実施形態を示すシステム構成図である。
1は自動チェックイン・発券機、2はホストサーバであり、両者はネットワーク4で接続されている。自動チェックイン・発券機1において、1aは制御部、1bは表示部、1cは入力部、1dは記憶部、1eはプリンタ等の出力部その他の手段である。表示部1bは、自動チェックイン・発券機の入力部の一部として機能する共に、処理結果を出力表示する出力部としても機能する。ホストサーバ2において、2aは制御部、2bは座席管理部、2b1は在庫データ部、2cは顧客情報管理機能、2c1は顧客データ部、2dは運賃料金計算機能、2d1は運賃データ部、2eは空席検索部、2e1は空席データ部、2e2は端末定義データ部である。
110は自動チェックイン・発券機の表示画面、111は操作部、112は窪み部、113は前面部、114はテーブル、115は突出部上面、116はクレジットカード挿入口、117は航空券の挿入/排出口、118は紙幣投入口、119は紙幣/硬貨(釣銭)排出口、120は硬貨投入口、121はテンキー、122は非接触カード/携帯端末情報読取部である。表示画面110には、GUI入力部として機能するタッチパネルが設けられている。
自動チェックイン・発券機1には、制御部1aが設けられ、さらに、接客ディスプレイ1b1,タッチパネル1c1,入力ユニット1c2,記憶装置1d1,カードユニット1e1,現金ユニット1e2,発券ユニット1e3及びジャーナルプリンタ1e4が制御部1aと接続されたシステムが構成されており、これらが制御部1aによって制御されることにより、自動チェックイン・発券機1の券売処理を行なわれる。
空港内などに設置されている自動チェックイン・発券機1は、ネットワークを介してホストサーバ2に接続されており、自動チェックイン・発券機1からの指定された航空機の指定券などの券売の要求情報に対し、ホストサーバ2がこの指定された航空機などに関する情報を自動チェックイン・発券機1に提供する。
図9Bに示したように、自動チェックイン・発券機1の表示部1bや入力部1c,記憶部1d,その他の手段1eは、制御部1aによって制御される。入力部1cは、表示部1bでのタッチパネルやテンキーなどの発券を希望する操作者(利用者)によって操作されるものであって、利用者がこの入力部1cを操作して希望する航空機の指定券などのチケットを購入するために必要な設定情報(指定入力情報)を入力すると(このときの操作画面を、入力操作画面という)、制御部1aの制御のもとに、この指定入力情報を用いた要求情報が作成されて、ネットワーク4を介し、ホストサーバ2に送信される。ホストサーバ2からは、この要求情報の指定入力情報に応じた希望する航空機の指定券などのチケットを購入のための情報(券売関連情報)がネットワーク4を介して自動チェックイン・発券機1に提供される。
図9Aの接客ディスプレイ1b1は、図9Bにおける表示部1bをなすものであって、その表示画面110に、入力部1cとしてのタッチパネル1c1が設けられている。接客ディスプレイ1b1の表示画面110には、チケットを購入するために必要な操作画面(入力操作画面やチケット購入操作画面)が表示される。この操作画面にタッチパネル1c1によるタッチ操作ボタンが表示され、利用者がこのタッチ操作ボタンをタッチ操作することにより、チケット購入のために必要な情報が入力される。
自動チェックイン・発券機1では、制御部1aの制御のもとに、この券売関連情報Bが記憶部1dに記憶され、この記憶部1dに記憶された券売関連情報のうちの必要な情報が読み出され、チケットの購入のための操作画面(チケット購入操作画面)に取り込まれて表示部1bに表示される。そして、この表示部1bで表示されるチケット購入操作画面をもとに利用者が入力部1cで所定の操作をすると、その操作に応じて次の操作に必要なチケット購入操作画面を表示するための券売関連情報が記憶部1dから読み出され、この券売関連情報がこのチケット購入操作画面に取り込まれて表示部1bに表示されて利用者が入力部1cで次のチケット購入のための操作を行なうことができるようになる。
なお、その他の手段1eは、後述するように、現金やカードなどによる運賃料金の支払いや釣銭の排出などが行なわれる運賃料金処理部や指定券などの発券が行なわれる発券部などである。
記憶部1dでは、上記のように、ホストサーバ2からの券売関連情報が記憶されるが、さらに、表示パターンを含めた表示部1bで表示される入力操作画面やチケット購入操作画面,その他の各画面の情報(以下、画面情報という)も記憶されており、入力部1cからの操作入力に応じて制御部1aが画面情報を読み出し、表示部1bに表示させる。
ホストサーバ2には、座席管理部2bと顧客情報管理機能2cと運賃料金計算機能2dと空席検索部2eと、これらを制御する制御部2aとが設けられている。
座席管理部2bは、在庫データ部2b1のデータをもとに、各航空機の座席の状況を管理するものである。在庫データ部2b1では、各航空機の座席の状況に変更(空き状態から予約または販売済みへの変更や予約または販売済みから空きへの変更)があると、これに応じて該当する座席状況のデータ(座席データ)が変更される。座席管理部2bは、これを管理しており座席データの変更があると、この変更があった座席データを在庫データ部2b1から読み取り、空席検索部2eに供給する。運賃料金計算機能2dは、要求情報に基づき運賃データ部2d1から該当する運賃データを読み取り、顧客に請求する運賃料金を計算する。運賃データ部2d1には、各空港間の航空券などの料金の情報が格納されており、運賃料金計算機能2dは、要求情報に該当する券の料金を運賃データ部2c1から読み出して運賃料金を計算し、要求があった券売機に供給する。
空席検索部2eは、空席データ部2e1を用いて自動チェックイン・発券機1から要求のあった航空機での座席の空席情報を取得し、この自動チェックイン・発券機1に送るものであるが、座席管理部2bから上記の座席データが供給されると、この座席データに基づいて、空席データ部2e1での空席情報を更新する。即ち、この座席データで指定される航空機のある便で空き状態であった航空券が予約または販売済みとなったときには、この航空券が削除され、また、この座席データがこれまで予約または販売済みであった航空券が空き状態となったことを表わすものである場合には、この航空券が、空き状態の座席として、空席データ部2e1に追加される。これにより、空席データ部2e1には、常に現時点での空き状態にある航空券の情報が確保されている。
顧客情報管理機能2cは、自動チェックイン・発券機1からの要求情報の指定入力情報をもとに、経路毎に顧客データ部2c1から該当する運賃データを読み取り、利用者に請求する運賃料金を計算する。顧客データ部2c1には、各空港間の航空券などの料金の情報が格納されており、顧客情報管理機能2cは、要求情報の指定入力情報に該当する券(チケット)の料金を顧客データ部2c1から読み出して運賃料金を計算し、要求があった自動チェックイン・発券機1に提供する。
自動チェックイン・発券機1では、これら券売関連情報が、要求情報に対する応答情報、即ち、券売操作/確認情報として、受信されて記憶部1dに記憶され、かかる券売操作/確認情報が順次読み出されてチケット購入操作画面で適宜、表示部1bに表示される。
入力ユニット1c2は、図9Bでの入力部1cの他の1つであって、図9Aでのテンキー21に相当するものである。また、記憶装置1d1は、図9Bでの記憶部1dに相当するものである。
図9Bでのその他の手段1eとしてのカードユニット1e1は、クレジットカード挿入口16に挿入されたクレジットカードから、あるいは、航空券または券挿入/排出口17に挿入された券から、あるいは、非接触カード/携帯端末情報読取部22にかざされたICカードなどの非接触カードや携帯電話機などの携帯端末から料金情報を読み取り、チケットの購入料金、即ち、運賃支払いのための処理を行なうものである。また、図9Bでのその他の手段1eとしての現金ユニット1e2は、紙幣投入口18から投入された紙幣や硬貨投入口20から投入された硬貨から支払い金額を検知し、運賃支払いのための処理を行なうものである。
図9Bでのその他の手段1eとしての発券ユニット1e3は、運賃支払いが済んだときに、チケットを作成し、券挿入/排出口17からこれを排出する。
図9Bでのその他の手段1eとしてのジャーナルプリンタ1e4は、この自動チェックイン・発券機1でのチケットの購入履歴をプリントアウトして排出するものである。その排出口は、自動チェックイン・発券機1の背面側に設けられている。また、かかる購入履歴は、発券ユニット1e3でチケットが発券される毎に、制御部1aで作成された発券されたチケットに関する情報(発券日時や販売金額など)からなるものであって、これが記憶装置1d1に格納されたものである。
図10は発券機1からの要求情報に対してホストサーバ2が券売関連情報を提供するまでのシステムシーケンスを示す図である。
発券機1の操作画面で予め決められた所定の情報が入力される。すなわち、自動チェックイン・発券機1で所望のチケットを購入するために、利用者は入力操作画面を操作して、出発日時,人数,出発空港,到着空港等を指定する情報(所指定入力情報)を入力する。自動チェックイン・発券機1ではこの指定入力情報を含む要求情報を作成してホストサーバ2に送信する。ホストサーバ2では、この情報が受信されると、制御部2aが空席検索部2eで検索を行い、その結果を「便一覧情報」として生成し、発券機1に送る。発券機1に表示された「便一覧情報」に対して便の選択がなされ、ホストサーバ2に送信されると、その運賃料金計算機能2dにより「運賃選択情報」を生成し、発券機1に送る。発券機1に表示された「運賃選択情報」に対して「顧客情報」が入力されホストサーバ2に送信されると、その顧客情報管理機能2cにより「便確定情報」を生成し、制御部2aが発券機1に送る。発券機1に表示された「便確定情報」に対して「座席情報」が入力されホストサーバ2に送信されると、その座席管理部2bで「座席確定回答情報」を生成し、制御部2aが「発券内容確認情報」として発券機1に送る。これを受けて発券機1から「購入要求情報」ホストサーバ2に送信されると、その運賃料金計算機能2dは、「金額確定情報」を生成し、発券機1に送る。発券機1からホストサーバ2に「支払金額情報」が送られると、それを受けてホストサーバ2から発券機1に対して、「発券要求情報」が送られ、発券機1において、発券処理がなされる。その他、ホストサーバ2から発券機1へ、各種検索の結果も出力される。
次に、図9A、図9Bに示す自動チェックイン・発券機システによる、発券機の購入時の画面表示方法の一実施形態について説明する。まず、図11(図11A〜図11C)のフローチャート、及び、図12〜図28を用いて新規購入時の操作画面操作について説明する。
図11(図11A〜図11C)は、自動チェックイン・発券機1の操作画面において、新規に航空券を購入する場合の処理を示すフローチャートである。
まず、図11の最初のステップS110での操作画面とその操作による遷移について説明する。この場合、発券機1の表示画面(操作画面)110に表示される操作画面は入力操作画面である。
自動チェックイン・発券機1が、その電源が投入されているが、使用されていない状態にあるときには、表示画面110では、制御部1aによって記憶部1dから読み出された指定操作画面としてのトップメニュー画面が表示されている。
まず、自動チェックイン・発券機の表示画面110には、「媒体挿入画面」が表示される(図11A、ステップS110)。「媒体挿入画面」には、機器の表示1、ICカード等手持ちのものを選択するためのボタン、何も持っていないことを示すボタン、手続き選択の表示欄、操作方法のボタン、取り消しボタン等がある。利用者は、画面の案内に従って、媒体を挿入する等の操作を行う。ここでは、「何もお持ちでない方」が選択されたものとする。
続いて、表示画面としてトップメニュー画面である「手続選択画面」が表示される(ステップS111)。「手続選択画面」には、大項目である「新規予約をする」、「券の予約をする」、「会員割引」のメニューボタンが表示されている。また、手続き選択の表示欄がある。利用者は、画面に表示されたトップメニューのいずれかを選択する。ここでは、「新規予約をする」が選択されたものとする。
この選択による入力を受けて、表示画面として、図12に示したようなアニメーション画面1200が表示される。このアニメーション画面1200には、総合メニューすなわち大項目の1つである「新規予約をする」に対する全中項目を示すアイコン1210〜1250から矩形の吹き出しが1211〜1251として表示されている。これにより、利用者は、「新規予約」の手続きのために、5つの中項目の手続きがあることを知る。次に、図13に示したようなアニメーション画面1300が表示される。このアニメーション画面1300には、全中項目を示すアイコン1210〜1250の中の最初の中項目1210を示す矩形で空欄の吹き出し1311が拡大して表示され、他の吹き出し1351,1361は、空欄で小さく表示され、あるいは画面から消えていく。
その後、表示画面として、図14に示したような「出発日選択画面」1400が表示される(ステップS112)。画面は、図5のパターン1で表示され、中央に中項目もしくは小項目の範囲を示す矩形の枠線1402、下部に隣接中項目有無表示領域1403Aがあり、上部には隣接中項目有無表示領域は無い。すなわち、1つの中項目の中の1つの小項目を表示している。矩形の枠線1402内には、便を選択・入力するためのカレンダー1411、選択された日付を示す欄1412、カレンダーを操作するボタン1413、手続きの説明欄1414がある。画面の右側には、一連の手続きである中項目を示すアイコン1410〜1460が縦に配列されている。矩形の枠線1402は、中項目の最初の「便情報」を示すアイコン1410から吹き出しの形で大きく表示されている。これにより、利用者は、矩形の枠線1402で囲まれた画面がどの中項目に該当しているのかを知ることができる。このような表示画面において、利用者は、画面のカレンダー1411からいずれかの日を選択して指定する。ここでは、「本日」が指定されたものとする。
この指定による入力を受けて、表示画面として、図15に示したような「出発地、到着地選択画面」1500が表示される(ステップS113)。画面は、図5のパターン1で表示され、中央に中項目もしくは小項目の範囲を示す矩形の枠線1502、下部に隣接中項目有無表示領域1503Aがあり、上部には隣接中項目有無表示領域は無い。すなわち、図14と同じ中項目である「便情報」の中の2つ目の小項目が、中項目入力対象領域のパターンを維持したまま、小項目入力対象領域のみが遷移無しに切り替えて表示される。矩形の枠線1502内には、出発地、到着地を選択・入力するための空港表示ボタン1511、選択された出発地を示す欄1512、到着地を示す欄1513、変更操作するボタン1514、1515、確定のボタン1517等がある。画面の右側には、一連の手続きである中項目を示すアイコン1510、1420〜1460が縦に配列されている。指定された日付付のアイコン1510の下には続きを示すアイコン1570が表示されている。矩形の枠線1502は、中項目の最初の「便情報」を示すアイコン1510から吹き出しの形で大きく表示されている。利用者は、出発地、到着地として画面に表示されたいずれかの空港を選択する。ここでは、出発地A空港、到着地B空港が指定されたものとする。
この指定による入力を受けて、表示画面として、図16に示したような「往復選択画面」1600が表示される(ステップS114)。画面は、図5のパターン1で表示され、中央に中項目もしくは小項目の範囲を示す矩形の枠線1602、下部に隣接中項目有無表示領域1603Bがあり、上部には隣接中項目有無表示領域は無い。すなわち、1つの中項目の中の1つの小項目を表示している。すなわち、図14、図15と同じ中項目である「便情報」の中の3つ目の小項目が、中項目入力対象領域のパターンを維持したまま、小項目入力対象領域のみが遷移無しに切り替えて表示される。矩形の枠線1602内には、片道か往復の旅程を選択・入力するためのボタン1612,1613、手続きの説明欄1614、前の画面に戻るためのボタン1615等がある。画面の右側には、一連の手続きである中項目を示すアイコン1610、1420〜1460が縦に配列されている。選択・指定された日付、空港付の表示アイコン1610の下には続きを示すアイコン1670が表示されている。矩形の枠線1602は、中項目の最初の「便情報」を示すアイコン1610から吹き出しの形で大きく表示されている。ここでは利用者により片道のみが指定されたものとする。
この指定による入力を受けて、表示画面として、図17に示したような「人数選択画面」1700が表示される(ステップS115)。画面は、図5のパターン1で表示され、中央に中項目もしくは小項目の範囲を示す矩形の枠線1702、下部に隣接中項目有無表示領域1703Aがあり、上部には隣接中項目有無表示領域は無い。すなわち、1つの中項目の中の1つの小項目を表示している。すなわち、図14〜図16と同じ中項目である「便情報」の中の4つ目の小項目が、中項目入力対象領域のパターンを維持したまま、小項目入力対象領域のみが遷移無しに切り替えて表示される。矩形の枠線1702内には、人数の旅程を選択・入力するためのアイコン1711,1712、1713、手続きの説明欄1714、前の画面に戻るためのボタン1717、確定ボタン1718等がある。画面の右側には、一連の手続きである中項目を示すアイコン1710、1420〜1460が縦に配列されている。矩形の枠線1702は、中項目の最初の「便情報」を示すアイコン1710から吹き出しの形で大きく表示されている。ここでは利用者により大人一人が指定されたものとする。
この指定による入力を受けて、表示画面として、図18に示したような「便選択画面」1800が表示される(ステップS116)。画面は、図5のパターン1で表示され、中央に中項目もしくは小項目の範囲を示す矩形の枠線1802、下部に隣接中項目有無表示領域1803Aがあり、上部には隣接中項目有無表示領域は無い。すなわち、図14〜図17と同じ中項目である「便情報」の中の5つ目の小項目が、中項目入力対象領域のパターンを維持したまま、小項目入力対象領域のみが遷移無しに切り替えて表示される。矩形の枠線1802内には、便を選択して入力するためのボタン1811,便の表示を切り替えるためのボタン1812、手続きの説明欄1813、前の画面に戻るためのボタン1814、確定ボタン1815等がある。画面の右側には、一連の手続きである中項目を示すアイコン1810、選択された大人一人の表示付の「お客様情報」アイコン1820、その他のアイコン1430〜1460が縦に配列されている。矩形の枠線1802は、中項目の最初の「便情報」を示すアイコン1810から吹き出しの形で大きく表示されている。利用者は、画面に表示された便のいずれかを選択する。ここでは利用者により13:30発の便が指定されたものとする。
この指定による入力を受けて、表示画面として、図19に示したような「運賃選択画面」1900が表示される(ステップS117)。画面は、図5のパターン1で表示され、中央に中項目もしくは小項目の範囲を示す矩形の枠線1902、下部に隣接中項目有無表示領域1903Bがあり、上部には隣接中項目有無表示領域は無い。すなわち、図14〜図18と同じ中項目である「便情報」の中の6つ目の小項目が、中項目入力対象領域のパターンを維持したまま、小項目入力対象領域のみが遷移無しに切り替えて表示される。矩形の枠線1902内には、座席の種類を選択・入力するためのボタン1911、1913とアイコン1912、手続きの説明欄1914、前の画面に戻るためのボタン1915等がある。画面の右側には、一連の手続きである中項目を示すアイコン1910、1820、1430〜1460が縦に配列されている。アイコン1910、1820には、選択・指定された日付、空港等も表示されている。矩形の枠線1902は、中項目の最初の「便情報」を示すアイコン1910から吹き出しの形で大きく表示されている。利用者は、画面に表示された運賃のいずれかを選択する。ここでは利用者により普通席が選択されたものとする。
この選択による入力を受けて、表示画面として、図20に示したような「運賃説明画面」2000が表示される(ステップS118)。画面は、図5のパターン1で表示され、中央に中項目もしくは小項目の範囲を示す矩形の枠線2002、下部に隣接中項目有無表示領域2003Aがあり、上部には隣接中項目有無表示領域は無い。すなわち、図14〜図19と同じ中項目である「便情報」の中の7つ目の小項目が、中項目入力対象領域のパターンを維持したまま、小項目入力対象領域のみが遷移無しに切り替えて表示される。矩形の枠線2002内には、運賃説明の画2011,2012、手続きの説明欄1913、前の画面に戻るためのボタン2014、確定ボタン2015等がある。画面の右側には、一連の手続きである中項目を示すアイコン2010、1820、1430〜1460が縦に配列されている。矩形の枠線2002は、中項目の最初の「便情報」を示すアイコン2010から吹き出しの形で大きく表示されている。利用者は、画面の説明を読み、了解したら確定ボタンを押す。
この確定の入力を受けて、表示画面として、「お客様情報特定画面(媒体挿入)」が表示される。ここでは、媒体に関し何もお持ちでない方」が選択されたものとする(図11B、ステップS119)。続いて、表示画面として、図21に示したような「お客様情報入力画面:姓」2100が表示される(ステップS120)。画面は、上部に隣接中項目有無表示領域2103Aがあり、下部には隣接中項目有無表示領域2103Bがある。これは、中項目の間に位置する中項目の小項目を表示する図5のパターン2に相当する。すなわち、2つ目の中項目である「お客様情報」の中の最初の小項目が表示される。中項目の存在を示す隣接中項目有無表示領域が画面の上部及び下部に表示されることで、一連の中項目の続きであることが想像しやすい。矩形の枠線2102内には、姓を入力するための欄2111、文字ボタン2112、手続きの説明欄2114、前の画面に戻るためのボタン2114等がある。画面の右側には、一連の手続きである中項目を示すアイコン2010、1820、1430〜1460が縦に配列されている。矩形の枠線2102は、中項目の2番目の「お客様情報」を示すアイコン1820から吹き出しの形で大きく表示されている。利用者は、画面上の文字ボタンを操作して姓を入力する。
この文字ボタン操作による入力を受けて、表示画面として、図22に示したような「お客様情報入力画面:名」2200が表示される(ステップS121)。画面は、上部に隣接中項目有無表示領域2203Aがあり、下部には隣接中項目有無表示領域2203Bがある。これは、中項目の間に位置する中項目の小項目を表示する図5のパターン2に相当する。すなわち、図21と同じ中項目である「お客様情報」の中の2つ目の小項目が、中項目入力対象領域のパターンを維持したまま、小項目入力対象領域のみが遷移無しに切り替えて表示される。中項目の存在を示す隣接中項目有無表示領域が画面の上部及び下部に表示されることで、一連の中項目の続きであることが想像しやすい。矩形の枠線2202内には、名を入力するための欄2211、文字ボタン2212、手続きの説明欄2113、前の画面に戻るためのボタン2114、確定ボタン2215等がある。画面の右側には、一連の手続きである中項目を示すアイコン2010、2120、1430〜1460が縦に配列されている。矩形の枠線2102は、中項目の2番目の「お客様情報」を示すアイコン2120から吹き出しの形で大きく表示されている。利用者は、画面上のキーを操作して名を入力する。
この入力を受けて、表示画面として、図23に示したような「お客様情報入力画面:性別」2300が表示される(ステップS122)。画面は、上部に隣接中項目有無表示領域2303Aがあり、下部には隣接中項目有無表示領域2303Bがある。すなわち、中項目の間に位置する中項目の小項目を表示する図5のパターン2に相当する。中項目の存在を示す隣接中項目有無表示領域が画面の上部及び下部に表示されることで、一連の中項目の続きであることが想像しやすい。矩形の枠線2302内には、性別を選択・入力するためのボタン2311、手続きの説明欄2112、前の画面に戻るためのボタン2213、確定ボタン2214等がある。画面の右側には、一連の手続きである中項目を示すアイコン2010、2220、1430〜1460が縦に配列されている。矩形の枠線2202は、中項目の2番目の「お客様情報」を示すアイコン2220から吹き出しの形で大きく表示されている。利用者は、画面上のキーを操作して性別を入力する。
この入力を受けて、表示画面として、図24に示したような「お客様情報入力画面:年齢」2400が表示される(ステップS123)。画面は、上部に隣接中項目有無表示領域2403Aがあり、下部には隣接中項目有無表示領域2403Bがある。すなわち、中項目の間に位置する中項目の小項目を表示する図5のパターン2に相当する。中項目の存在を示す隣接中項目有無表示領域が画面の上部及び下部に表示されることで、一連の中項目の続きであることが想像しやすい。矩形の枠線2402内には、年齢を入力するための欄2411とテンキー2412、手続きの説明欄2413、前の画面に戻るためのボタン2414、確定ボタン2415等がある。画面の右側には、一連の手続きである中項目を示すアイコン2010、2320、1430〜1460が縦に配列されている。矩形の枠線2402は、中項目の2番目の「お客様情報」を示すアイコン2320から吹き出しの形で大きく表示されている。利用者は、画面上のテンキーを操作して年齢を入力する。
この入力を受けて、表示画面として、図25に示したような「お客様情報入力画面:電話番号」2500が表示される(ステップS124)。画面は、上部に隣接中項目有無表示領域2503Aがあり、下部には隣接中項目有無表示領域2503Bがある。すなわち、中項目の間に位置する中項目の小項目を表示する図5のパターン2に相当する。中項目の存在を示す隣接中項目有無表示領域が画面の上部及び下部に表示されることで、一連の中項目の続きであることが想像しやすい。矩形の枠線2502内には、電話番号を入力するための欄2511とテンキー2512、勤務先などを選択するボタン2513、手続きの説明欄2514、前の画面に戻るためのボタン2516、確定ボタン2517等がある。画面の右側には、一連の手続きである中項目を示すアイコン2010、2420、1430〜1460が縦に配列されている。矩形の枠線2502は、中項目の2番目の「お客様情報」を示すアイコン2420から吹き出しの形で大きく表示されている。利用者は、画面上のテンキーを操作して電話番号を入力する。
この入力を受けて、表示画面として、図26に示したような「便確定画面」2600が表示される(ステップS125)。画面の右側には、一連の手続きである中項目の「便情報」及び「お客様情報」を示すアイコン2610、2620が縦に配列されている。矩形の枠線2611は、中項目の1番目の「便情報」を示すアイコン2610から吹き出しの形で大きく表示され、その中に、確定した「便情報」2611と変更のボタン2612が表示されている。矩形の枠線2612は、中項目の2番目の「お客様情報」を示すアイコン2620から吹き出しの形で大きく表示され、その中に、確定した「お客様情報」2621と変更のボタン2622が表示されている。画面の下側には、確認のための表示と確認ボタン2623が表示されている。利用者は、変更があれば前の画面に戻って変更操作を行い、なければ画面上の確定のボタンを押す。
確定のボタンが押されたのを受けて、表示画面として、図27に示したような「座席選択画面」2700が表示される(ステップS126)。画面は、上部に隣接中項目有無表示領域2703Aがあり、下部には隣接中項目有無表示領域2703Bがある。すなわち、中項目の間に位置する中項目の小項目を表示する図5のパターン2に相当する。中項目の存在を示す隣接中項目有無表示領域が画面の上部及び下部に表示されることで、一連の中項目の続きであることが想像しやすい。矩形の枠線2702内には、座席を指定し入力するためのアイコン2611とボタン2612,2613、手続きの説明欄2614、閉じるためのボタン2615等がある。画面の右側には、一連の手続きである中項目を示すアイコン2610、2620、2730、1440〜1460が縦に配列されている。矩形の枠線2702は、中項目の3番目の「座席」を示すアイコン2730から吹き出しの形で大きく表示されている。利用者は、画面上の座席を選択する。ここでは窓側が選択されたものとする。
この選択入力を受けて、表示画面として、図28に示したような「内容確認画面」2800が表示される(ステップS127)。画面の右側には、一連の手続きである中項目を示すアイコン2810、2820、2830、2840、850,2860が縦に配列されている。これらの各アイコンから吹き出しの形で、各々の確定事項の詳細を示す表示欄2811、2821、2831、2841、2851,表示欄2861、変更ボタン2812、2822、2832、2842、2852、支払いボタン2862、手続きの説明欄2870が表示されている。利用者は、画面上の表示内容を確認し、問題がなければ「支払い」のボタンを押す。
この入力を受けて、表示画面として、「お支払方法選択画面」が表示される(図11C、ステップS128)。画面には、料金支払いの案内画面、支払方法の選択ボタン、手続きの説明欄が表示されている。利用者は画面に表示されたいずれかの支払方法を選択する。ここでは、「クレジットカード」が選択されたものとする。
この選択入力を受けて、表示画面として、「暗証番号入力画面」が表示される(ステップS129)。画面には、料金支払いの案内画面、暗証番号の入力欄,手続きの説明欄、支払金額表示欄が表示されている。利用者は画面に表示された位置に暗証番号を入力する。
暗証番号が正しく入力され、支払手続きが完了すると、表示画面として、「発券中画面」が表示される(ステップS130)。画面には発券中であることを示すメッセージの欄がある。発券手続きが終了すると、表示画面として、「発券完了・受け取り画面」が表示される(ステップS131)。画面には発券が完了したこと等を示すメッセージの欄がある。利用者が画面の指示に沿って発券機1から発行された搭乗券を受け取ると、「手続き完了画面」が表示される(ステップS132)。画面には、搭乗案内等のメッセージの欄がある。これにより、一連の手続きが完了する。
次に、実施例3の自動チェックイン・発券機システムによる、発券機の変更時の画面表示方法について、図29〜図36を用いて説明する。
図29は、自動チェックイン・発券機1の操作画面において、購入予約済の航空券を変更する場合の処理を示すフローチャートである。
まず、自動チェックイン・発券機の表示画面110には、「媒体挿入画面」が表示されている(ステップS310)。この「媒体挿入画面」には、機器の表示、ICカード等手持ちのものを選択するためのボタン、何も持っていないことを示すボタン、手続き選択の表示欄がある。利用者は、画面の案内に従って、媒体を挿入する等の操作を行う。ここでは、変更の対象となる「航空券」の情報を入力するために、「媒体挿入」が選択されたものとする。
この選択入力を受けて、表示画面として、「予約一覧画面」が表示される(ステップS311)。画面には、予約済の内容を示す欄,変更ボタン、手続きの説明欄が表示されている。画面の右側には、一連の手続きである中項目を示すアイコンが縦に配列されている。利用者は画面に表示された「変更」ボタンを押す。
この「変更」の入力を受けて、表示画面として、「航空券」の予約状況に基づき、図30に示したような「予約変更画面」3400が表示される(ステップS312)。画面の右側には、一連の手続きである中項目を示すアイコン3310〜3350が縦に配列されている。これらの各アイコンから吹き出しの形で、各々の予約事項の詳細を示す表示欄3411、3421、3431、3441、3451、追加、変更ボタン等3412、3422、3432、3442、3452が表示されている。ここでは、利用者が画面に表示された「便情報」の表示欄3411の「変更」ボタン3412を押したものとする。
この「変更」の入力を受けて、図31に示したようなアニメーション画面4800が表示される。このアニメーション画面4800では、画面の右側に、一連の手続きである中項目を示すアイコン3310、3320、3330、3340、3350が縦に配列されている。そして、「便情報」3310の中項目を示す矩形の吹き出し4811が拡大して表示され、他の吹き出し4851,4861は画面から消えて行く。これにより、利用者は「便情報」の手続きに進むことを認識できる。
その後、表示画面として、図32に示したような「予約変更画面」3500が表示される(ステップS313)。画面の右側には、一連の手続きである中項目を示す「便情報」のアイコン3510、「お客様情報」アイコン3320、その他のアイコン3330〜3350が縦に配列されている。矩形の枠線3502は、中項目の1番目の「便情報」を示すアイコン3510から吹き出しの形で大きく表示されている。画面は、上部に隣接中項目有無表示領域3503Aがあり、下部には隣接中項目有無表示領域3503Bがある。すなわち、中項目の間に位置する中項目の小項目を表示する図5のパターン2に相当する。中項目の存在を示す隣接中項目有無表示領域が画面の上部及び下部に表示されることで、一連の中項目の続きであることが想像しやすい。矩形の枠線3502内には、便を選択して入力するためのボタン3521,便の表示を切り替えるためのボタン3522、手続きの説明欄3523、閉じるためのボタン3524、前の画面に戻るためのボタン3525、確定ボタン3526等がある。利用者は画面に表示された変更可能な便の中から1つを選択する。ここでは、14:30発の便に変更する選択がなされたものとする。
この「便の変更」の選択操作を受けて、表示画面として、図33に示したような「座席選択画面」3600が表示される(ステップS314)。画面の右側には、一連の手続きである中項目を示すアイコン3510、3320、座席選択のアイコン3630、その他のアイコン3340〜3350が縦に配列されている。矩形の枠線3602は、中項目の3番目の「座席選択」を示すアイコン3630から吹き出しの形で大きく表示されている。画面は、上部に隣接中項目有無表示領域3603Aがあり、下部には隣接中項目有無表示領域3603Bがある。すなわち、中項目の間に位置する中項目の小項目を表示する図5のパターン2に相当する。中項目の存在を示す隣接中項目有無表示領域が画面の上部及び下部に表示されることで、一連の中項目の続きであることが想像しやすい。矩形の枠線3602内には、座席を指定し入力するためのアイコン3631とボタン3632,3633、手続きの説明欄3634、閉じるためのボタン3635等がある。利用者は画面に表示されたメニューの中から1つを選択する。ここでは、「座席表から選ぶ」が選択されたものとする。
この選択操作を受けて、表示画面として、図34に示したようなアニメーション画面4900が表示される。画面の右側に、一連の手続きである中項目を示すアイコン3510、3320、3630、3340、3350が縦に配列されている。このアニメーション画面4900には、「座席選択」の中項目3630を示す矩形の吹き出し4911が拡大して表示される。これにより、利用者は「座席選択中」であることを認識できる。座席選択の処理には時間を要するので、図34の表示に続いて、図35に示したような「座席選択」3630の中項目を示すアニメーション画面5000が続けて表示される。アニメーション画面5000には、「座席選択」の中項目3630を示す矩形の吹き出し5011が拡大して表示されるので、利用者は引き続き「座席選択中」であることを認識できる。
そして、座席選択の処理が終わると、表示画面として、図36に示したような選択可能な「シートマップ付の座席選択画面」3700が表示される(ステップS315)。画面の右側には、一連の手続きである中項目を示すアイコン3510、3320、座席選択のアイコン3730、その他のアイコン3340〜3350が縦に配列されている。矩形の枠線3702は、中項目の3番目の「座席選択」を示すアイコン3730から吹き出しの形で大きく表示されている。画面は、上部に隣接中項目有無表示領域3703Aがあり、下部には隣接中項目有無表示領域3703Bがある。すなわち、中項目の間に位置する中項目の小項目を表示する図5のパターン2に相当する。中項目の存在を示す隣接中項目有無表示領域が画面の上部及び下部に表示されることで、一連の中項目の続きであることが想像しやすい。矩形の枠線3702内には、便を選択して入力するためのアイコン3732,座席の表示を切り替えるためのアイコン3733(座席を切り替える為のボタンは「前方」「後方」の表示がある矩形)、手続きの説明欄3734、確定のボタン3735等がある。利用者は画面に表示されたいずれかの座席を選択する。
この選択操作を受けて、座席が確保された場合、表示画面として、変更後の「予約変更画面」が表示される(ステップS316)。画面の右側には、一連の手続きである中項目を示すアイコンが縦に配列されている。これらの各アイコンから吹き出しの形で矩形の枠線が大きく表示され、それぞれの枠線内に、確定した「便情報」、「お客様情報」、座席選択」、「ポイント」、「領収書」の詳細な情報が表示されている。画面の下側には、確認のための表示と確認ボタンが表示されている。利用者は他に変更の必要な事項があれば変更の操作を繰り返す。変更手続きが終了すれば、利用者は「確定」のボタンを押す。
変更手続きが完了すると、表示画面として、「発券中画面」が表示される(ステップS317)。さらに、表示画面として「発券完了・受け取り画面」が表示される(ステップS318)。利用者が画面の指示に沿って発券機1から発行された搭乗券を受け取ると、「手続き完了画面」が表示され、一連の手続きが完了する(ステップS319)。
本実施例によれば、自動チェックイン・発券機1において、遷移を繰り返す画面上で一連の複雑な入力手順が要求される場合であっても、利用者を迷わせないつながり感のある画面遷移を提供することができる。また、画面デザインの一貫した世界観や各画面の関連性をレイアウトで意識させることにより、利用者に「操作後何が起こるのか」を想起させやすいよう配慮されている。
また、利用者が、いずれかの入力操作手順を選択した場合、その入力操作手順の最初の小項目、あるいはそれに続く小項目の間に、画面の遷移を示すアニメーション画面が表示され、かつ、小項目の表示画面には隣接中項目有無表示領域があるので、利用者は、手続きの開始、継続、あるいは終了を想像しやすい。
なお、入力操作手順メニューの中項目及び小項目の画面表示の方法として、図6A、図6Bに示したように、複数の小項目入力対象領域が、その中項目入力対象領域と共に各小項目入力対象領域が遷移しながら切り替えて表示される方式としても良い。
このように、本実施例によれば、自動チェックイン・発券機において、遷移を繰り返す画面上で一連の複雑な入力手順が要求される場合であっても、利用者を迷わせないつながり感のある画面遷移を提供することができる。また、画面デザインの一貫した世界観や各画面の関連性をレイアウトやアニメーションで意識させることにより、利用者に「操作後何が起こるのか」を想起させやすいよう配慮されている。
これにより、利用者は自動チェックイン・発券の手続きをスムーズに行うことができる。
なお、本発明は、上記実施例に限定されることなく、鉄道の指定席券売機の画面等、不特定の利用者を対象とし、かつ、個人情報や代金支払いのための情報等を入力するための一連の手続きに必要な入力操作手順を必要とする自動機に適用できる。