JP5391041B2 - 車両用前照灯 - Google Patents

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本願発明は、いわゆるプロジェクタ型の灯具ユニットを有する車両用前照灯に関するものであり、特に、その灯具ユニットがハイビーム用配光パターンとロービーム用配光パターンとを選択的に形成するように構成された車両用前照灯に関するものである。
従来より、ハイビーム用配光パターンとロービーム用配光パターンとを選択的に形成するように構成された灯具ユニットを備えた車両用前照灯が知られている。
このような車両用前照灯において、その灯具ユニットがプロジェクタ型の灯具ユニットである場合には、例えば「特許文献1」に記載されているような構成が採用されている。
すなわち、この灯具ユニットは、車両前後方向に延びる光軸上に配置された投影レンズと、この投影レンズの後側焦点よりも後方側に配置された光源と、この光源からの光を投影レンズへ向けて反射させるリフレクタと、投影レンズの後側焦点面近傍においてリフレクタからの反射光の一部を遮蔽するためのシェードとを備えた構成となっている。そして、このシェードとして、その上端縁が投影レンズの後側焦点近傍を通るように配置される遮光位置と、このシェードによるリフレクタからの反射光の遮蔽を解除する遮光解除位置との間で移動し得るように構成された可動式のシェードが用いられている。
特開2002−56708号公報
上記「特許文献1」に記載されているような可動式のシェードを有する灯具ユニットを採用することにより、ハイビーム用配光パターンとロービーム用配光パターンとの選択的な形成が可能となるが、さらに多様な配光パターンを選択的に形成することはできない、という問題がある。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ハイビーム用配光パターンとロービーム用配光パターンとを選択的に形成するように構成された灯具ユニットを備えてなる車両用前照灯において、ハイビーム用配光パターンとロービーム用配光パターンとの中間的な配光パターンを選択的に形成することができる車両用前照灯を提供することを目的とするものである。
本願発明は、プロジェクタ型の灯具ユニットにおけるシェードとして、左右段違いの上端縁と側端縁とを有する構成した上で、これを左右方向に移動可能な構成とすることにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る車両用前照灯は、
ハイビーム用配光パターンとロービーム用配光パターンとを選択的に形成するように構成された灯具ユニットを備えてなる車両用前照灯において、
上記灯具ユニットが、車両前後方向に延びる光軸上に配置された投影レンズと、この投影レンズの後側焦点よりも後方側に配置された光源と、この光源からの光を上記投影レンズへ向けて反射させるリフレクタと、上記投影レンズの後側焦点面近傍において上記リフレクタからの反射光の一部を遮蔽するためのシェードと、このシェードを左右方向に移動させるアクチュエータとを備えており、
上記シェードが、上記車両用前照灯からの照射光により形成される配光パターンに左右段違いの水平カットオフラインを形成するための左右段違いの上端縁と、上記配光パターンに上記水平カットオフラインの延長線上の所定位置から上方へ延びる内向きの鉛直カットオフラインを形成するための側端縁とを有しており、
上記アクチュエータが、上記シェードを、該シェードの上端縁における上段部の下段部側の端点が上記投影レンズの後側焦点近傍に位置する遮光位置と、該シェードによる上記リフレクタからの反射光の遮蔽を解除する遮光解除位置と、これら遮光位置および遮光解除位置の間に位置する半遮光位置と、のいずれかの位置に選択的に移動させるように構成されている、ことを特徴とするものである。
上記「シェード」の左右方向の移動の態様は特に限定されるものではなく、例えば直線往復動あるいは回動等が採用可能である。
上記「半遮光位置」は、遮光位置と遮光解除位置との間の位置であれば、その具体的な位置は特に限定されるものではなく、その際、この「半遮光位置」は、一箇所のみに設定されていてもよいし、複数箇所に設定されていてもよい。
上記「水平カットオフラインの延長線上の所定位置」は、上段側の水平カットオフラインの延長線上の位置であってもよいし、下段側の水平カットオフラインの延長線上の位置であってもよく、また、その延長線上における具体的な位置は特に限定されるものではない。
上記「内向きの鉛直カットオフライン」とは、左右方向に関して水平カットオフラインが形成されている側を向いた鉛直カットオフラインであることを意味するものである。
上記構成に示すように、本願発明に係る車両用前照灯は、ハイビーム用配光パターンとロービーム用配光パターンとを選択的に形成するように構成されたプロジェクタ型の灯具ユニットを備えているが、その灯具ユニットのシェードが、車両用前照灯からの照射光により形成される配光パターンに左右段違いの水平カットオフラインを形成するための左右段違いの上端縁と、上記配光パターンに上記水平カットオフラインの延長線上の所定位置から上方へ延びる内向きの鉛直カットオフラインを形成するための側端縁とを有しており、そして、このシェードを左右方向に移動させるアクチュエータが、遮光位置と遮光解除位置とその間の半遮光位置とのいずれかの位置に選択的に移動させるように構成されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、シェードが遮光位置に移動したときには、左右段違いの水平カットオフラインを有するロービーム用配光パターンを形成することができ、一方、シェードが遮光解除位置に移動したときには、ハイビーム用配光パターンを形成することができ、また、シェードが半遮光位置に移動したときには、このハイビーム用配光パターンの一部を上記水平カットオフラインの一部と上記鉛直カットオフラインとによって切除した中間的な配光パターンを形成することができる。
このように本願発明によれば、ハイビーム用配光パターンとロービーム用配光パターンとを選択的に形成するように構成された灯具ユニットを備えてなる車両用前照灯において、ハイビーム用配光パターンとロービーム用配光パターンとの中間的な配光パターンを選択的に形成することができる。
しかも、このような作用効果を、単一のシェードおよび単一のアクチュエータにより得ることができる。
上記構成において、シェードの左右方向の移動が、投影レンズの近傍において上下方向に延びる鉛直軸線を中心とする回動として行われるように構成した上で、シェードの上端縁が、上記鉛直軸線を中心とする円弧に略沿って延びるように形成された構成とすれば、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、シェードの回動が、投影レンズの近傍において上下方向に延びる鉛直軸線を中心として行われることにより、その上端縁の軌跡を、投影レンズの後側焦点面の水平断面に略沿った円弧形状に設定することが可能となる。そして、このようにした上で、シェードの上端縁が、上記円弧に略沿って延びるように形成された構成とすることにより、ロービーム用配光パターンにおける水平カットオフラインの鮮明度を高めることができ、また、中間的な配光パターンにおける水平カットオフラインおよび鉛直カットオフラインについても、その鮮明度を高めることができる。
上記構成において、灯具ユニットに、シェードを遮光位置へ向けて付勢する付勢手段が設けられた構成とすれば、アクチュエータの故障等によりシェードが移動不能となったとき、この灯具ユニットからの照射光により形成される配光パターンをロービーム用配光パターンに固定することができる。そして、このような構成を採用することにより、シェードの作動異常が発生したときであっても、対向車のドライバ等にグレアを与えてしまわないようにすることができ、これによりフェイルセーフを図ることができる。
しかも、このような付勢手段が設けられた構成とすることにより、シェードを移動させる際にバックラッシュが発生するのを防止することも可能となる。そしてこれにより、中間的な配光パターンを形成する際に、その鉛直カットオフラインの位置精度を高めることができる。
上記構成において、灯具ユニットとして、1対の灯具ユニットを備えた構成とした上で、一方の灯具ユニットにおけるシェードを、その側端縁により路肩側を向いた鉛直カットオフラインを形成するように構成するとともに、他方の灯具ユニットにおけるシェードを、その側端縁により対向車線側を向いた鉛直カットオフラインを形成するように構成すれば、鉛直カットオフラインの向きが異なる1対の中間的な配光パターンを形成することができる。したがって、これら1対の中間的な配光パターンを合成した上で、これら各中間的な配光パターンにおける鉛直カットオフラインの位置を適宜設定することにより、対向車あるいは先行車の左右両側に鉛直カットオフラインを位置させることができる。そして、このような構成を採用することにより、対向車あるいは先行車のドライバにグレアを与えてしまうことなく、車両前方領域の視認性を十分に確保することができる。
本願発明の一実施形態に係る車両用前照灯を示す正面図 上記車両用前照灯における一方の灯具ユニットについて、その構成を詳細に示す正面図 図2のIII−III線断面図 図2のIV−IV線断面図 上記車両用前照灯から前方へ照射される光により灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成されるハイビーム用配光パターンおよびロービーム用配光パターンを透視的に示す図 上記車両用前照灯から前方へ照射される光により上記仮想鉛直スクリーン上に形成される2種類の中間的な配光パターンを透視的に示す図 上記車両用前照灯の各灯具ユニットから前方へ照射される光により上記仮想鉛直スクリーン上に形成される複数種類の配光パターンを透視的に示す図 上記実施形態の変形例を示す、図3と同様の図
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る車両用前照灯10を示す正面図である。 同図に示すように、本実施形態に係る車両用前照灯10は、1対のプロジェクタ型の灯具ユニット20A、20Bが、図中2点鎖線で外形形状を示すランプボディ12に、エイミング調整可能に組み込まれた構成となっている。そして、このエイミング調整が完了した段階では、各灯具ユニット20A、20の光軸Axが車両前後方向に対して0.5〜0.6°程度下向きの方向に延びるようになっている。
1対の灯具ユニット20A、20Bは、いずれも、左配光のロービーム用配光パターンを形成するための光照射と、ハイビーム用配光パターンを形成するための光照射と、その中間的な配光パターンを形成するための光照射を選択的に行い得るように構成されている。
これら1対の灯具ユニット20A、20Bは、その基本的な構成はいずれも同様であるので、一方の灯具ユニット20Aについて説明した後、他方の灯具ユニット20Bについて説明する。
図2は、一方の灯具ユニット20Aについて、その構成を詳細に示す正面図である。また、図3は、図2のIII−III線断面図であり、図4は、図2のIV−IV線断面図である。
これらの図に示すように、この灯具ユニット20Aは、車両前後方向に延びる光軸Ax上に配置された投影レンズ22と、この投影レンズ22の後側焦点Fよりも後方側に配置された発光素子24と、この発光素子24からの光を投影レンズ22へ向けて光軸Ax寄りに反射させるリフレクタ26と、このリフレクタ26からの反射光の一部を投影レンズ22の後側焦点面近傍において遮蔽するためのシェード28Aと、このシェード28Aを左右方向に移動させるアクチュエータ30と、ホルダ32とを備えた構成となっている。
そして、この灯具ユニット20Aは、エイミング調整が完了した段階では、その光軸Axが車両前後方向に対して0.5〜0.6°程度下向きの方向に延びた状態で配置されるようになっている。
投影レンズ22は、前方側表面が凸面で後方側表面が平面の平凸非球面レンズからなり、光軸Ax上に配置された状態でホルダ32に固定支持されている。そして、この投影レンズ22は、その後側焦点面(すなわち投影レンズ22の後側焦点Fを含む焦点面)上の像を、灯具前方に配置された鉛直仮想スクリーン上に反転像として投影するようになっている。
発光素子24は、白色発光ダイオードであって、矩形状の発光面を有する発光チップ24aが光源として基板24bに支持されてなり、その発光チップ24aの発光面を鉛直上向きにした状態で、ホルダ32に固定支持されている。
リフレクタ26は、発光素子24を上方側から略半ドーム状に覆うようにして配置されており、その下端縁においてホルダ32に固定支持されている。
このリフレクタ26の反射面26aは、光軸Axを含む平面に沿った断面形状が略楕円形に設定されており、その離心率は鉛直断面から水平断面へ向けて徐々に大きくなるように設定されている。そしてこれにより、この反射面26aで反射した発光素子24からの光を、鉛直断面内においては後側焦点F近傍に略収束させるとともに、水平断面内においてはその収束位置を後側焦点Fの前方側へ変位させるようになっている。
シェード28Aは、正面視において略T字形に形成された板状部材であって、本体部28A1と支持部28A2とからなっている。本体部28A1は、投影レンズ22の後側主点近傍において光軸Axと直交するようにして上下方向に延びる鉛直軸線Ax1を中心とする円筒面に沿って、左右方向に帯状に延びるように形成されている。支持部28A2は、本体部28A1における左右方向の中央部分から下方へ向けて延びた後、前方へ向けて水平に延びるように形成されている。そして、このシェード28Aは、その支持部28A2の前端位置において鉛直軸線Ax1回りに回動可能な態様で、ホルダ32から前方へ張り出した張出し部32aに支持されている。
このシェード28Aは、鉛直軸線Ax1を中心にして回動することにより、遮光位置(図2〜4において実線で示す位置)と、遮光解除位置(図4において破線で示す)と、その中間の半遮光位置(図2、4において2点鎖線でその一例を示す位置)とを選択的に採り得るようになっている。
このシェード28Aの本体部28A1は、左右段違いの上端縁28a1、28a2と、対向車線側(すなわち右側)を向いた状態で上下方向に延びる側端縁28bAとを有している。その際、上端縁28a1、28a2は、鉛直軸線Ax1を中心とする円弧に沿って延びることとなるが、同時に、この上端縁28a1、28a2は、投影レンズ22の後側焦点面に略沿って延びることとなる。
そして、このシェード28Aは、遮光位置にあるときには、その上端縁28a1、28a2における上段部28a1が、後側焦点Fの位置から路肩側(すなわち左側(灯具正面視では右側))へ水平に延びるように配置されるとともに、その下段部28a2が、後側焦点Fの位置から対向車線側へ斜め下方に延びた後に水平に延びるように配置され、これによりリフレクタ26からの反射光の一部を遮蔽するようになっている。
一方、このシェード28Aは、遮光解除位置にあるときには、投影レンズ22の左側まで大きく回動して、リフレクタ26からの反射光の遮蔽を解除するようになっている。
さらに、このシェード28Aは、半遮光位置にあるときには、リフレクタ26からの反射光の遮蔽を緩和するようになっている。その際、このシェード28Aにおける上端縁28a1、28a2の一部と側端縁28bAとが、リフレクタ26からの反射光の光線束内に位置することとなる。
アクチュエータ30は、ステッピングモータで構成されており、投影レンズ22の下方近傍において、ホルダ32から前方へ張り出した張出し部32aに固定支持されている。そして、このアクチュエータ30は、シェード28Aを、遮光位置と遮光解除位置との間で回動させるとともに、必要に応じて任意の半遮光位置で停止させるようになっている。このアクチュエータ30の駆動は、図示しない制御手段からの駆動信号入力または手動のスイッチ操作により行われるようになっている。
ホルダ32は、シェード28Aが遮光位置および遮光解除位置間において回動する際、これと干渉しない形状で前後方向に延びるように形成されている。そして、このホルダ32における光軸Axの右側部分には、シェード28Aが遮光位置まで回動したとき、その側端縁28bAと当接してシェード28Aを遮光位置に位置決めするストッパ壁面部32bが形成されている。
また、アクチュエータ30には、シェード28Aを遮光位置へ向けて付勢する付勢手段として、捩りコイルバネを内蔵するコイルバネユニット34が設けられている。このコイルバネユニット34は、アクチュエータ30の駆動が正常に行われなくなったとき、そのバネ弾性力によりシェード28Aを遮光位置へ向けて移動させて、その側端縁28bをストッパ壁面部32bに当接させることにより、シェード28Aを遮光位置に位置決めするようになっている。
図1に示すように、他方の灯具ユニット20Bは、一方の灯具ユニット20Aに対して、アクチュエータ30、ホルダ32およびコイルバネユニット34が、光軸Axに関して左右対称の構成となっており、また、シェード28Bの側端縁28bBが、シェード28Aの側端縁28bAとは左右反対側に形成されているが、それ以外の構成は灯具ユニット20Aの場合と同様である。
図5および6は、車両用前照灯10から前方へ照射される光により灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターンを透視的に示す図である。
図5(a)は、左配光のロービーム用配光パターンPLを示しており、同図(b)は、ハイビーム用配光パターンPHを示している。また、図6(a)は、中間的な配光パターンPM1を示しており、同図(b)は、これとは異なる中間的な配光パターンPM2を示している。
これら各配光パターンは、1対の灯具ユニット20A、20Bからの照射光により形成される配光パターンを重畳した合成配光パターンとして形成されるようになっている。その際、図7(a)〜(d)は、灯具ユニット20Aから照射光により形成される配光パターンを示しており、図7(e)〜(h)は、灯具ユニット20Bから照射光により形成される配光パターンを示している。
図5(a)に示すロービーム用配光パターンPLは、各灯具ユニット20A、20Bのシェード28が遮光位置にある状態で形成される配光パターンであって、図7(a)、(e)に示す同一形状のロービーム用配光パターンPLA、PLBを重畳した合成配光パターンとして形成されるようになっている。
このロービーム用配光パターンPLは、その上端縁に左右段違いの水平カットオフラインCL1、CL2を有している。この水平カットオフラインCL1、CL2は、灯具正面方向の消点であるH−Vを鉛直方向に通るV−V線を境にして左右段違いで水平方向に延びており、V−V線よりも右側の対向車線側部分が下段側の水平カットオフラインCL1として形成されるとともに、V−V線よりも左側の自車線側部分が上段側の水平カットオフラインCL2として形成されている。その際、上段側の水平カットオフラインCL2の右端部は、斜めカットオフラインCL2aとして形成されており、この斜めカットオフラインCL2aはV−V線において下段側の水平カットオフラインCL1に繋がっている。
このロービーム用配光パターンPLにおいて、下段側の水平カットオフラインCL1とV−V線との交点であるエルボ点Eは、H−Vの0.5〜0.6°程度下方に位置している。これは、各灯具ユニット20A、20Bの光軸Axが車両前後方向に対して0.5〜0.6°程度下向きの方向に延びていることによるものである。
このロービーム用配光パターンPLは、リフレクタ26で反射した発光チップ24aからの光により投影レンズ22の後側焦点面上に形成される光源像の反転投影像として形成されるようになっている。そして、その下段側の水平カットオフラインCL1は、各シェード28A、28Bの上端縁28a1、28a2における上段部28a1の反転投影像として形成され、また、上段側の水平カットオフラインCL2は、各シェード28A、28Bの上端縁28a1、28a2における下段部28a2の反転投影像として、H−Vを鉛直方向に通るH−H線に略沿って形成されるようになっている。その際、上段側の水平カットオフラインCL2における右端部の斜めカットオフラインCL2aは、下段部28a2における路肩側の端部の傾斜部分の反転投影像として形成されるようになっている。
なお、図7(a)、(e)において、破線で示す横長略矩形状の像IA、IBは、各灯具ユニット20A、20Bのシェード28A、28Bが遮光位置にあるときの、その反転投影像を模式的に示すものである。図7(b)〜(d)、(f)〜(h)においても同様であるが、これら各反転投影像IA、IBの形成位置は、各シェード28A、28Bの移動位置に応じてそれぞれ異なったものとなっている。
図5(b)に示すハイビーム用配光パターンPHは、各灯具ユニット20A、20Bにおいて、そのシェード28A、28Bが遮光解除位置にある状態で形成される配光パターンであって、図7(d)、(h)に示す同一形状のハイビーム用配光パターンPHA、PHBを重畳した合成配光パターンとして形成されるようになっている。
このハイビーム用配光パターンPHは、ロービーム用配光パターンPLに対して、その水平カットオフラインCL1、CL2から上方へある程度拡がるように形成されている。これは、各灯具ユニット20A、20Bのシェード28A、28Bが遮光解除位置にあり、これによりリフレクタ26からの反射光がそのまま投影レンズ28に入射することによるものである。
なお、この遮光解除位置にあるとき、各シェード28A、28Bの反転投影像IA、IBはハイビーム用配光パターンPHA、PHBから外れた位置にあり、これらハイビーム用配光パターンPHA、PHBの形成には影響しない。
図6(a)、(b)に示す中間的な配光パターンPM1、PM2は、シェード28が半遮光位置にある状態で形成される配光パターンである。
まず、図6(b)に示す中間的な配光パターンPM2について説明する。
この中間的な配光パターンPM2は、図7(c)に示す中間的な配光パターンPM2Aと、図7(g)に示す中間的な配光パターンPM2Bとを合成した配光パターンとして形成されるようになっている。
図7(b)に示す中間的な配光パターンPM2Aは、灯具ユニット20Aからの照射光により形成される配光パターンであって、そのシェード28Aの側端縁28bAが、図1に示すように光軸Axよりもやや対向車線側にあるときに形成される配光パターンである。
この中間的な配光パターンPM2Aは、上段側の水平カットオフラインCL2と、V−V線よりもやや路肩側において対向車線側を向いた鉛直カットオフラインCL3Aとを有している。
その際、鉛直カットオフラインCL3Aが、V−V線よりもやや路肩側に形成されるのは、シェード28Aの側端縁28bAが光軸Axよりもやや対向車線側に位置していることによるものである。
一方、図7(g)に示す中間的な配光パターンPM2Bは、灯具ユニット20Bからの照射光により形成される配光パターンであって、そのシェード28Bの側端縁28bBが、図1に示すように光軸Axよりもやや路肩側にあるときに形成される配光パターンである。
この中間的な配光パターンPM2Bは、下段側の水平カットオフラインCL1と、V−V線よりもやや対向車線側において路肩側を向いた鉛直カットオフラインCL3Bとを有している。
その際、鉛直カットオフラインCL3Bが、V−V線よりもやや対向車線側に形成されるのは、シェード28Bの側端縁28bBが光軸Axよりもやや路肩側に位置していることによるものである。
図6(b)に示すように、これら中間的な配光パターンPM2A、PM2Bを合成した中間的な配光パターンPM2は、H−H線よりも上方側において、V−V線の左右両側に1対の鉛直カットオフラインCL3A、CL3Bが形成されるとともに、その間にH−H線に略沿った上段側の水平カットオフラインCL2と、そのやや下方において水平に延びる下段側の水平カットオフラインCL1とが形成された配光パターンとなっている。
このような中間的な配光パターンPM2を形成することにより、先行車4が存在する場合であっても、その左右両側に1対の鉛直カットオフラインCL3A、CL3Bを位置させることにより、先行車4のドライバにグレアを与えてしまうことなく、その左右両側の領域を照射することができ、これにより車両前方領域の視認性を高めることができる。その際、自車と先行車4との車間距離に応じて、各鉛直カットオフラインCL3A、CL3Bの間隔を変化させることにより、先行車4のドライバにグレアを与えてしまうことなく、車両前方領域の視認性を最大限に高めることができる。
次に、図6(a)に示す中間的な配光パターンPM1について説明する。
この中間的な配光パターンPM1は、灯具ユニット20Aにおけるシェード28Aを図1に示す位置から路肩側へ移動させて、その側端縁28bAが光軸Axよりもやや路肩側に位置したときに形成される中間的な配光パターンPM1A(図7(b)参照)と、灯具ユニット20Bにおけるシェード28Bを図1に示す位置から路肩側へ移動させて、その側端縁28bBが光軸Axからある程度路肩側に離れたときに形成される中間的な配光パターンPM1B(図7(f)参照)とを合成した配光パターンとして形成されるようになっている。
その際、図7(f)に示す中間的な配光パターンPM1Bは、鉛直カットオフラインCL3BがV−V線から対向車線側にある程度離れた位置にあるので、下段側の水平カットオフラインCL1のほかに上段側の水平カットオフラインCL2の一部も有するものとなっている。
図6(a)に示すように、これら中間的な配光パターンPM1A、PM1Bを合成した中間的な配光パターンPM1は、H−H線よりも上方側において、V−V線の右側に1対の鉛直カットオフラインCL3A、CL3Bが形成されるとともに、その間にH−H線に略沿った上段側の水平カットオフラインCL2と、そのやや下方において水平に延びる下段側の水平カットオフラインCL1とが形成された配光パターンとなっている。
このような中間的な配光パターンPM1を形成することにより、対向車2が存在する場合であっても、その左右両側に1対の鉛直カットオフラインCL3A、CL3Bを位置させることにより、対向車2のドライバにグレアを与えてしまうことなく、その左右両側の領域を照射することができ、これにより車両前方領域の視認性を高めることができる。その際、対向車2の接近に伴って、各鉛直カットオフラインCL3A、CL3Bの形成位置を適宜変化させることにより、対向車2の位置にかかわらず、対向車2のドライバにグレアを与えてしまわないようにすることができる。
以上詳述したように、本実施形態に係る車両用前照灯10は、ハイビーム用配光パターンPHとロービーム用配光パターンPLとを選択的に形成するように構成されたプロジェクタ型の灯具ユニット20A、20Bを備えているが、これら各灯具ユニット20A、20Bのシェード28A、28Bは、車両用前照灯10からの照射光により形成される配光パターンに左右段違いの水平カットオフラインCL1、CL2を形成するための左右段違いの上端縁28a1、28a2と、上記配光パターンに水平カットオフラインCL1、CL2の延長線上の所定位置から上方へ延びる内向きの鉛直カットオフラインCL3A、CL3Bを形成するための側端縁28bA、28bBとを有しており、そして、これら各シェード28A、28Bを左右方向に移動させるアクチュエータ30により、遮光位置と遮光解除位置とその間の半遮光位置とのいずれかの位置に選択的に移動させるように構成されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、各灯具ユニット20A、20Bにおいて、そのシェード28A、28Bが遮光位置に移動したときには、左右段違いの水平カットオフラインCL1、CL2を有するロービーム用配光パターンPLを形成することができ、一方、各シェード28A、28Bが遮光解除位置に移動したときには、ハイビーム用配光パターンPHを形成することができ、また、各シェード28A、28Bが半遮光位置に移動したときには、このハイビーム用配光パターンPHの一部を水平カットオフラインCL1、CL2の一部と鉛直カットオフラインCL3AまたはCL3Bとによって切除した中間的な配光パターンPM1、PM2等を形成することができる。
このように本実施形態によれば、ハイビーム用配光パターンPHとロービーム用配光パターンPLとを選択的に形成するように構成された灯具ユニットを備えてなる車両用前照灯0において、ハイビーム用配光パターンPHとロービーム用配光パターンPLとの中間的な配光パターンPM1、PM2等を選択的に形成することができる。
しかも、このような作用効果を、各灯具ユニット20A、20Bにおいて、単一のシェード28A、28Bおよび単一のアクチュエータ30により得ることができる。
本実施形態においては、各灯具ユニット20A、20Bのシェード28A、28Bの左右方向の移動が、投影レンズ22の近傍において上下方向に延びる鉛直軸線Ax1を中心とする回動として行われるように構成されており、また、各シェード28A、28Bは、その上端縁28a1、28a2が鉛直軸線Ax1を中心とする円弧に略沿って延びるように形成された構成となっているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、各シェード28A、28Bの回動が、投影レンズ22の近傍において上下方向に延びる鉛直軸線Ax1を中心として行われることにより、その上端縁28a1、28a2の軌跡を、投影レンズ22の後側焦点面の水平断面に略沿った円弧形状に設定することが可能となる。そして、このようにした上で、各シェード28A、28Bを、その上端縁28a1、28a2が上記円弧に略沿って延びるように形成された構成とすることにより、ロービーム用配光パターンPLにおける水平カットオフラインCL1、CL2の鮮明度を高めることができ、また、中間的な配光パターンPM1、PM2等における水平カットオフラインCL1またはCL2および鉛直カットオフラインCL3AまたはCL3Bについても、その鮮明度を高めることができる。
また本実施形態においては、各灯具ユニット20A、20Bに、そのシェード28A、28Bを遮光位置へ向けて付勢する付勢手段としてコイルバネユニット34が設けられているので、アクチュエータ30の故障等によりシェード28A、28Bが移動不能となったとき、これら各灯具ユニット20A、20Bからの照射光により形成される配光パターンをロービーム用配光パターンPLに固定することができる。そして、このような構成を採用することにより、シェード28A、28Bの作動異常が発生したときであっても、対向車2のドライバ等にグレアを与えてしまわないようにすることができ、これによりフェイルセーフを図ることができる。
しかも、このようなコイルバネユニット34が設けられた構成とすることにより、シェード28A、28Bを移動させる際にバックラッシュが発生するのを防止することも可能となる。そしてこれにより、中間的な配光パターンPM1、PM2等を形成する際に、その鉛直カットオフラインCL3AまたはCL3Bの位置精度を高めることができる。
さらに本実施形態においては、上述したように、灯具ユニットとして、1対の灯具ユニット20A、20Bを備えた構成となっており、その上で、一方の灯具ユニット20Aにおけるシェード28Aが、その側端縁28bAにより路肩側を向いた鉛直カットオフラインCL3Aを形成するように構成されるとともに、他方の灯具ユニットにおけるシェード20Bが、その側端縁28bBにより対向車線側を向いた鉛直カットオフラインCL3Bを形成するように構成されているので、鉛直カットオフラインCL3A、CL3Bの向きが異なる1対の中間的な配光パターンPM1A、PM1BあるいはPM2A、PM2B等を形成することができる。したがって、これら1対の中間的な配光パターンPM1A、PM1BあるいはPM2A、PM2B等を合成した上で、これら各中間的な配光パターンPM1A、PM1BあるいはPM2A、PM2B等における鉛直カットオフラインCL3A、CL3Bの位置を適宜設定することにより、対向車2あるいは先行車4の左右両側に鉛直カットオフラインCL3A、CL3Bを位置させることができる。そして、このような構成を採用することにより、対向車2あるいは先行車4のドライバにグレアを与えてしまうことなく、車両前方領域の視認性を十分に確保することができる。
なお、上記実施形態においては、各灯具ユニット20A、20Bのシェード28A、28Bを遮光位置へ向けて付勢する付勢手段として、捩りコイルバネを内蔵するコイルバネユニット34が設けられている場合について説明したが、これ以外の構成を採用することももちろん可能である。
また、上記実施形態においては、光源が発光素子24の発光チップ24aである場合について説明したが、光源として放電バルブの発光部やハロゲンバルブのフィラメント等を採用した場合においても同様の作用効果を得ることが可能である。
さらに、上記実施形態においては、車両用前照灯10が1対の灯具ユニット20A、20Bを備えているものとして説明したが、これらのうちの一方のみを備えた構成とすることも可能である。その際、一般に車両用前照灯10は車両前端部の左右両側に1対配置されるので、そのうちの一方に灯具ユニット20Aを設けるとともに他方に灯具ユニット20Bを設けるようにすれば、車両全体として上記実施形態と略同様の作用効果を得ることが可能である。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
図8は、本変形例に係る灯具ユニット120Aを示す、図3と同様の図である。
同図に示すように、本変形例に係る灯具ユニット120Aの基本的な構成は、上記実施形態の灯具ユニット20Aと同様であるが、そのシェード28Aを駆動するための構成が、上記実施形態の場合と異なっている。
すなわち、本変形例においても、ホルダ32から前方へ張り出した張出し部32aに、シェード28Aの支持部28A2の前端位置が鉛直軸線Ax1回りに回動可能に支持された構成となっているが、その駆動が、シェード28Aの支持部28A2の前端位置から後方へ向けて水平に延びるように配置されたセクタギヤ36を介して行われるようになっている。
その際、アクチュエータ30は、鉛直軸線Ax1から後方に離れた位置においてホルダ32に固定支持されており、その出力軸にはピニオン38が取り付けられている。一方、セクタギヤ36は、シェード28Aと一体で形成されており、その後端面においてアクチュエータ30のピニオン38と噛合している。
本変形例の構成を採用した場合においても、アクチュエータ30の駆動により、シェード28Aを左右方向に回動させて、遮光位置と遮光解除位置とその間の半遮光位置とのいずれかの位置に選択的に移動させることができ、これにより上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
しかも、本変形例のようにアクチュエータ30が鉛直軸線Ax1から後方に離れた位置に配置された構成を採用することにより、灯具ユニット120Aの上下方向の占有スペースを小さくすることが可能となる。
なお、上記実施形態および変形例において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
2 対向車
4 先行車
10 車両用前照灯
12 ランプボディ
20A、120A 一方の灯具ユニット
20B 他方の灯具ユニット
22 投影レンズ
24 発光素子
24a 発光チップ
24b 基板
26 リフレクタ
26a 反射面
28A、28B シェード
28A1 本体部
28A2 支持部
28a1 上端縁(の上段部)
28a2 上端縁(の下段部)
28bA、28bB 側端縁
30 アクチュエータ
32 ホルダ
32a 張出し部
32b ストッパ壁面部
34 コイルバネユニット
36 セクタギヤ
38 ピニオン
Ax 光軸
Ax1 鉛直軸線
CL1 下段側の水平カットオフライン
CL2 上段側の水平カットオフライン
CL2a 斜めカットオフライン
CL3A、CL3B 鉛直カットオフライン
E エルボ点
F 後側焦点
IA、IB 反転投影像
PH、PHA、PHB ハイビーム用配光パターン
PL、PLA、PLB ロービーム用配光パターン
PM1、PM1A、PM1B、PM2、PM2A、PM2B 中間的な配光パターン

Claims (4)

  1. ハイビーム用配光パターンとロービーム用配光パターンとを選択的に形成するように構成された灯具ユニットを備えてなる車両用前照灯において、
    上記灯具ユニットが、車両前後方向に延びる光軸上に配置された投影レンズと、この投影レンズの後側焦点よりも後方側に配置された光源と、この光源からの光を上記投影レンズへ向けて反射させるリフレクタと、上記投影レンズの後側焦点面近傍において上記リフレクタからの反射光の一部を遮蔽するためのシェードと、このシェードを左右方向に移動させるアクチュエータとを備えており、
    上記シェードが、上記車両用前照灯からの照射光により形成される配光パターンに左右段違いの水平カットオフラインを形成するための左右段違いの上端縁と、上記配光パターンに上記水平カットオフラインの延長線上の所定位置から上方へ延びる内向きの鉛直カットオフラインを形成するための側端縁とを有しており、
    上記アクチュエータが、上記シェードを、該シェードの上端縁における上段部の下段部側の端点が上記投影レンズの後側焦点近傍に位置する遮光位置と、該シェードによる上記リフレクタからの反射光の遮蔽を解除する遮光解除位置と、これら遮光位置および遮光解除位置の間に位置する半遮光位置と、のいずれかの位置に選択的に移動させるように構成されている、ことを特徴とする車両用前照灯。
  2. 上記シェードの左右方向の移動が、上記投影レンズの近傍において上下方向に延びる鉛直軸線を中心とする回動として行われるように構成されており、
    上記シェードの上端縁が、上記鉛直軸線を中心とする円弧に略沿って延びるように形成されている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用前照灯。
  3. 上記灯具ユニットに、上記シェードを上記遮光位置へ向けて付勢する付勢手段が設けられている、ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用前照灯。
  4. 上記灯具ユニットとして、1対の灯具ユニットを備えており、
    一方の上記灯具ユニットにおける上記シェードが、該シェードの側端縁により上記鉛直カットオフラインを路肩側を向いた鉛直カットオフラインとして形成するように構成されており、
    他方の上記灯具ユニットにおける上記シェードが、該シェードの側端縁により上記鉛直カットオフラインを対向車線側を向いた鉛直カットオフラインとして形成するように構成されている、ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の車両用前照灯。
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