JP5389771B2 - 車両用交流発電機の整流装置 - Google Patents

車両用交流発電機の整流装置 Download PDF

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Description

この発明は、車両のエンジンにより駆動されて発電する車両用交流発電機の整流装置に関し、特に整流装置を構成するサーキットボードの構造に関するものである。
従来の車両用交流発電機の整流装置は、正極側整流素子が実装された正極側ヒートシンクと、負極側整流素子が実装された負極側ヒートシンクと、正極側整流素子と負極側整流素子とをブリッジ回路を構成するように接続するサーキットボードと、を備えている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2006/033136号パンフレット
従来の車両用交流発電機の整流装置では、サーキットボードは、例えば馬蹄形に形成された樹脂成型体であり、正極側整流素子と負極側整流素子とをブリッジ回路を構成するように接続する複数のターミナルがインサートモールド成形されている。
しかし、ターミナルは、それぞれ、複数箇所に屈曲部を有する複雑な形状となっているので、インサートモールド成形する際には、ターミナルを所望の姿勢を確保しつつ所定の位置に位置するように成形型にセットする必要があり、さらに成形型のシール箇所が多くなり、成型性が悪化するという課題があった。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、表裏2分割された第1および第2樹脂成型体でターミナルを挟持してサーキットボードを構成して、サーキットボードの成型性を向上し、安価な車両用交流発電機の整流装置を得ることを目的とする。
この発明による車両用交流発電機の整流装置は、複数の正極側整流素子が実装された正極側ヒートシンクと、上記正極側ヒートシンクと離間して配置され、複数の負極側整流素子が実装された負極側ヒートシンクと、上記正極側ヒートシンクと上記負極側ヒートシンクとの間に配置され、上記複数の正極側整流素子と上記複数の負極側整流素子とを接続してブリッジ回路を構成するサーキットボードと、を備えている。上記サーキットボードは、絶縁性の第1樹脂成型体と、上記第1樹脂成型体に重ね合わせて該第1樹脂成型体と一体化される絶縁性の第2樹脂成型体と、それぞれ、接続対象の上記正極側整流素子のリードが接続される正極端子部、接続対象の上記負極側整流素子のリードが接続される負極端子部、および該正極端子部と該負極端子部とを連結する胴部を備えた複数のターミナルと、上記第2樹脂成型体に一体に形成されて、それぞれ、対象の上記正極側整流素子のリードが挿入される複数の正極側リードガイド部と、上記第1樹脂成型体と上記第2樹脂成型体の一方に一体に形成されて、それぞれ、対象の上記負極側整流素子のリード部が挿入される複数の負極側リードガイド部と、上記第1樹脂成型体と上記第2樹脂成型体の少なくとも一方の合わせ面に凹設されて、それぞれ、対象の上記ターミナルの胴部が収納される複数のターミナル溝と、を備えている。上記複数のターミナルは、それぞれ、上記胴部が対象の上記ターミナル溝に収納されて上記第1樹脂成型体と上記第2樹脂成型体の合わせ面間に配置され、上記正極端子部が上記第2樹脂成型体を挿通して対象の上記正極側リードガイド部に挿入され、かつ上記負極端子部が上記第1樹脂成型体と上記第2樹脂成型体の一方を挿通して対象の上記負極側リードガイド部に挿入されて、互いに離間して該第1樹脂成型体と該第2樹脂成型体との間に保持され、上記サーキットボードに重ねて配置された上記正極側ヒートシンクの上記複数の正極側整流素子のリードが、それぞれ、対象の上記正極側リードガイド部に挿入されて上記正極端子部に接合され、上記サーキットボードに重ねて配置された上記負極側ヒートシンクの上記複数の負極側整流素子のリードが、それぞれ、対象の上記負極側リードガイド部に挿入されて上記負極端子部に接合されている。
この発明によれば、複数のターミナルが、胴部を第1樹脂成型体と第2樹脂成型体の合わせ面間に配置されて、第1樹脂成型体と第2樹脂成型体の間に保持されているので、ターミナルを第1樹脂成型体および第2樹脂成型体にインサートモールドする必要がない。そこで、第1樹脂成型体および第2樹脂成型体をモールド成形する際に、ターミナルを所望の姿勢を確保しつつ所定の位置に位置するように成形型にセットする必要がなく、成形型のシール箇所も少なくなる。これにより、第1樹脂成型体および第2樹脂成型体の成型性が著しく向上するとともに、歩留まりが高くなり、低コスト化が図られる。
この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機を示す縦断面図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の回路構成図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の整流装置を示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の整流装置を示す分解斜視図である。 図3のV−V矢視断面図である。 図3のVI−VI矢視断面図である。 図3のVII−VII矢視断面図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の整流装置を構成するサーキットボードを示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の整流装置を構成するサーキットボードを示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の整流装置を構成するサーキットボードの第2樹脂成型体を示す正面図である。 図8のXI−XI矢視断面図である。 図8のXII−XII矢視断面図である。 図8のXIII−XIII矢視断面図である。 この発明の実施の形態2に係る車両用交流発電機の整流装置を構成するサーキットボードの第2樹脂成型体を示す正面図である。 この発明の実施の形態3に係る車両用交流発電機の整流装置を構成するサーキットボードの第2樹脂成型体の要部を示す正面図である。 この発明の実施の形態3に係る車両用交流発電機の整流装置を構成するサーキットボードの要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態4に係る車両用交流発電機の整流装置を構成するサーキットボードの第2樹脂成型体を示す正面図である。 この発明の実施の形態5に係る車両用交流発電機の整流装置を構成するサーキットボードの第2樹脂成型体の要部を示す正面図である。 この発明の実施の形態6に係る車両用交流発電機の整流装置を構成するサーキットボードの要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態7に係る車両用交流発電機の整流装置を構成するサーキットボードの要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態8に係る車両用交流発電機の整流装置を構成するサーキットボードの要部を示す断面図である。
以下、本発明による車両用交流発電機の整流装置の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機を示す縦断面図、図2はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の回路構成図、図3はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の整流装置を示す正面図、図4はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の整流装置を示す分解斜視図、図5は図3のV−V矢視断面図、図6は図3のVI−VI矢視断面図、図7は図3のVII−VII矢視断面図、図8はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の整流装置を構成するサーキットボードを示す正面図、図9はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の整流装置を構成するサーキットボードを示す分解斜視図、図10はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の整流装置を構成するサーキットボードの第2樹脂成型体を示す正面図、図11は図8のXI−XI矢視断面図、図12は図8のXII−XII矢視断面図、図13は図8のXIII−XIII矢視断面図である。
図1において、車両用交流発電機1は、それぞれ略椀形状のアルミニウム製のフロントブラケット2とリヤブラケット3とからなるケーシング4と、このケーシング4に一対の軸受5を介して回転自在に支持されたシャフト6と、ケーシング4のフロント側に延出するシャフト6の端部に固着されたプーリ7と、シャフト6に固定されてケーシング4内に配設された回転子8と、この回転子8の軸方向の両端面に固定されたファン11と、回転子8を囲繞するようにケーシング4に固定された固定子12と、ケーシング4のリヤ側に延出するシャフト6の延出部に固定され、回転子8に電流を供給する一対のスリップリング15と、略C字形に作製され、スリップリング15の外周側に、シャフト6の軸心と直交する平面上にシャフト6を中心とする扇状に配置され、固定子12で生じる交流電圧を直流電圧に整流する整流装置20と、一対のスリップリング15の外周側に、かつ整流装置20の略C字形の先端間に配設されたブラシホルダ16内に、各スリップリング15に摺動するように収納された一対のブラシ17と、ブラシホルダ16に装着されて固定子12で生じる交流電圧の大きさを調整する電圧調整器18と、整流装置20、ブラシホルダ16、電圧調整器18を覆うようにリヤブラケット3に装着された保護カバー19と、を備えている。
回転子8は、ランデル型回転子であり、励磁電流が流されて磁束を発生する界磁巻線9と、界磁巻線9を覆うように設けられ、その磁束によって磁極が形成されるポールコア10と、を備えている。また、固定子12は、円筒状の固定子鉄心13と、固定子鉄心13に巻装され、回転子8の回転に伴い、界磁巻線9からの磁束の変化で交流が生じる固定子巻線14と、を備え、固定子鉄心13がフロントブラケット2およびリヤブラケット3に軸方向両側から挟持されて回転子8を取り囲むように配設されている。固定子巻線14は、Y結線された2組の3相交流巻線から構成されている。
つぎに、整流装置20の構成を図3乃至図13を参照しつつ説明する。
整流装置20は、図3および図4に示されるように、6つの正極側整流素子24が実装された正極側ヒートシンク21と、6つの負極側整流素子28が実装された負極側ヒートシンク25と、正極側整流素子24と負極側整流素子28とをブリッジ回路を構成するように接続するサーキットボード30とを有する。
正極側ヒートシンク21は、図3および図6に示されるように、例えばアルミニウムを用いて略C字状に作製されている。そして、6つの整流素子嵌合穴22が、周方向に間隔をおいて、それぞれ厚み方向に貫通するように正極側ヒートシンク21に形成されている。また、2つのサーキットボード保持穴23が、周方向に間隔をおいて、それぞれ厚み方向に貫通するように正極側ヒートシンク21に形成されている。
正極側整流素子24は、図5に示されるように、例えばpn接合された半導体素子を樹脂封止して構成され、アノードに接続されたリード24aと、カソードに接続された円柱状の銅製のベース24bとを有する。正極側整流素子24は、リード24aが裏面側に延出するように、ベース24bを整流素子嵌合穴22のそれぞれに圧入して、正極側ヒートシンク21に実装される。ベース24bの外周面には、セレーションが形成されており、十分な嵌合強度および電気的な接続が確保される。
負極側ヒートシンク25は、図4に示されるように、例えばアルミニウムを用いて略C字状に作製されている。そして、6つの整流素子嵌合穴26が、周方向に間隔をおいて、それぞれ厚み方向に貫通するように負極側ヒートシンク25に形成されている。また、2つのサーキットボード保持穴27が、周方向に間隔をおいて、それぞれ厚み方向に貫通するように負極側ヒートシンク25に形成されている。
負極側整流素子28は、図6に示されるように、例えばpn接合された半導体素子を樹脂封止して構成され、カソードに接続されたリード28aと、アノードに接続された円柱状の銅製のベース28bとを有する。負極側整流素子28は、リード28aが表面側に延出するように、ベース28bを整流素子嵌合穴26のそれぞれに圧入して、負極側ヒートシンク25に実装される。ベース28bの外周面には、セレーションが形成されており、十分な嵌合強度および電気的な接続が確保されている。
サーキットボード30は、図8乃至図10に示されるように、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などの絶縁性樹脂を用いて略C字状にモールド成型された第1および第2樹脂成型体31,39と、第1および第2樹脂成型体31,39の間に保持され、正極側整流素子24と負極側整流素子28とをブリッジ回路を構成するように接続する6本のターミナル50と、を有する。
6本のラビリンス凸部32が、第1樹脂成型体31の裏面を周方向に7つの領域に分けるように、第1樹脂成型体31の裏面(合わせ面)に突設されている。ラビリンス凸部32により分けられた第1樹脂成型体31の周方向中央を除く6つの領域のそれぞれには、正極側リード挿通穴33、負極側リード挿通穴34および口出し線挿通穴35が、互いに離間して、第1樹脂成型体31を表裏方向に貫通するように1個ずつ形成されている。筒状の負極側リードガイド部36が、負極側リード挿通穴34のそれぞれに対応するように第1樹脂成型体31の表面側に立設され、負極側リード挿通穴34を介して第1樹脂成型体31の裏面側に連通している。2本の嵌合凸部37が、周方向に離間して、第1樹脂成型体31の表面に突設されている。7本の連結凸部38が、周方向に離間して、第1樹脂成型体31の裏面に突設されている。
6本のラビリンス溝40が、第2樹脂成型体39の表面(合わせ面)を周方向に7つの領域に分けるように、第2樹脂成型体39の表面に凹設されている。ラビリンス溝40により分けられた第2樹脂成型体39の周方向中央を除く6つの領域のそれぞれには、正極側リード挿通穴41、負極側リード挿通穴42および口出し線挿通穴43が、互いに離間して、第2樹脂成型体39を表裏方向に貫通するように1個ずつ形成されている。筒状の正極側リードガイド部44および口出し線ガイド部45が、正極側リード挿通穴41および口出し線挿通穴43のそれぞれに対応するように第2樹脂成型体39の裏面側に立設され、正極側リード挿通穴41および口出し線挿通穴43を介して第2樹脂成型体39の表面側に連通している。2本の嵌合凸部46が、周方向に離間して、第2樹脂成型体39の裏面に突設されている。ターミナル収納溝47が、ラビリンス溝40により分けられた第2樹脂成型体39の周方向中央を除く6つの領域のそれぞれの表面に、正極側リード挿通穴41、負極側リード挿通穴42および口出し線挿通穴43を繋ぐように凹設されている。7つの連結凹部48が、周方向に離間して、第2樹脂成型体39に表裏を貫通するように形成されている。位置決めピン49が、ターミナル収納溝47のそれぞれに1本ずつ立設されている。
ここで、第1樹脂成型体31と第2樹脂成型体39は、第1樹脂成型体31の裏面と第2樹脂成型体39の表面とを重ね合わせた時に、第1樹脂成型体31の正極側リード挿通穴33、負極側リード挿通穴34、口出し線挿通穴35が、第2樹脂成型体39の正極側リード挿通穴41、負極側リード挿通穴42、口出し線挿通穴43に相対し、第1樹脂成型体31の連結凸部38が第2樹脂成型体39の連結凹部48に相対し、ラビリンス凸部32がラビリンス溝40に相対し、第1樹脂成型体31と第2樹脂成型体39の嵌合凸部37,46が同軸となるように、形成されている。なお、ラビリンス凸部32とラビリンス溝40とが嵌合し、絶縁確保手段としてのラビリンスシールを構成する。
ターミナル50は、例えば銅板をプレス成形して作製され、ターミナル収納溝47に収納される胴部51、胴部51から直角に曲げられて第2樹脂成型体39の正極側リード挿通穴41から正極側リードガイド部44に挿通される正極端子部52、胴部51から正極端子部52と逆方向に直角に曲げられて第1樹脂成型体31の負極側リード挿通穴34から負極側リードガイド部36に挿通される負極端子部53、胴部51から負極端子部53と同方向に直角に曲げられて第1樹脂成型体31の口出し線挿通穴35に挿通される口出し線端子部54、および胴部51を貫通するように形成されて、位置決めピン49が嵌入される位置決め穴55を有している。
このように構成されたサーキットボード30を組立てるには、まず、正極端子部52を正極側リード挿通穴41から正極側リードガイド部44に挿入しつつ胴部51をターミナル収納溝47に収納し、位置決め穴55に位置決めピン49を圧入して、ターミナル50をターミナル収納溝47のそれぞれに配置する。ついで、第1樹脂成型体31の裏面を第2樹脂成型体39の表面に向け、第1樹脂成型体31を第2樹脂成型体39に重ねて、第1樹脂成型体31を第2樹脂成型体39に押付ける。これにより、負極端子部53が負極側リード挿通穴34から負極側リードガイド部36に挿入され、口出し線端子部54が口出し線挿通穴35に挿入され、連結凸部38が連結凹部48に圧入され、図4および図8に示されるサーキットボード30が組立てられる。
ここで、図11に示されるように、位置決めピン49が位置決め穴55に圧入されて、ターミナル50の胴部51がターミナル収納溝47に位置決め固定されて収納されている。また、図12に示されるように、連結凸部38が連結凹部48に圧入されて、第1樹脂成型体31と第2樹脂成型体39とが位置決め固定されて一体化されている。さらに、図13に示されるように、ラビリンス凸部32がラビリンス溝40に嵌入され、周方向に隣り合うターミナル50間がラビリンスシールにより分離されている。
つぎに、整流装置20の組立方法を説明する。
まず、正極側整流素子24が実装された正極側ヒートシンク21の裏面と負極側整流素子28が実装された負極側ヒートシンク25の表面との間にサーキットボード30を配置する。そして、図7に示されるように、嵌合凸部37,46を正極側および負極側ヒートシンク21,25のサーキットボード保持穴23,27に圧入する。これにより、嵌合凸部37,46のサーキットボード保持穴23,27への嵌合力により、正極側ヒートシンク21、サーキットボード30、および負極側ヒートシンク25が積層一体化される。
このとき、正極側整流素子24のリード24aは、図5に示されるように、サーキットボード30の表面側から正極側リード挿通穴33,41を通って正極側リードガイド部44内に入り、その先端が正極端子部52に接する。また、負極側整流素子28のリード28aは、図6に示されるように、サーキットボード30の裏面側から負極側リード挿通穴42,34を通って負極側リードガイド部36内に入り、その先端が負極端子部53に接する。そして、リード24aと正極端子部52、およびリード28aと負極端子部53とをTIG溶接し、整流装置20が組立てられる。この整流装置20は、図2に示されるように、正極側整流素子24と負極側整流素子28とを直列に接続して構成された3つの整流素子対を並列に配列してなる2組の3相ダイオードブリッジに構成されている。
このように組立てられた整流装置20は、負極側ヒートシンク25をリヤブラケット3に向けて、正極側ヒートシンク21、サーキットボード30および負極側ヒートシンク25を挿通した取付ボルト(図示せず)をリヤブラケット3の外側端面に締着して、車両用交流発電機1に実装される。この取付ボルトの締着力により、正極側ヒートシンク21、サーキットボード30および負極側ヒートシンク25が強固に一体化され、負極側ヒートシンク25がリヤブラケット3に電気的に接続される。なお、正極側ヒートシンク21と取付ボルトとの電気的な絶縁は確保される。
なお、図示していないが、出力端子ボルトが正極側ヒートシンク21に取り付けられ、正極側ヒートシンク21を介して各正極側整流素子24のカソードに電気的に接続され、整流装置20の出力端子を構成する。そして、各負極側整流素子28のアノードが負極側ヒートシンク25およびリヤブラケット3を介して接地される。
さらに、固定子巻線14の口出し線14aが口出し線ガイド部45および口出し線挿通穴43,35を通って、サーキットボード30の表面側に引き出され、その先端が口出し線端子部54に接する。そして、口出し線14aと口出し線端子部54とがTIG溶接される。これにより、図2に示されるように、3相ダイオードブリッジの正極側整流素子24と負極側整流素子28との各接続点がターミナル50を介して固定子巻線14の各3相交流巻線の相巻線の端部に接続される。さらに、界磁巻線9がスリップリング15およびブラシ17を介して電圧調整器18に接続される。
つぎに、このように構成された車両用交流発電機1の動作について説明する。
まず、電流がブラシ17およびスリップリング15を介して回転子8の界磁巻線9に供給され、磁束が発生される。この磁束により、N極とS極とがポールコア10の外周部に周方向に交互に形成される。
一方、エンジン(図示せず)の回転トルクがベルト(図示せず)およびプーリ7を介してシャフト6に伝達され、回転子8が回転される。そこで、回転磁界が固定子12の固定子巻線14に与えられ、起電力が固定子巻線14に発生する。この交流の起電力が、整流装置20で直流電流に整流され、車載負荷やバッテリに供給される。これにより、車載負荷が駆動され、バッテリが充電される。
この実施の形態1によれば、サーキットボード30が、ターミナル50を第1および第2樹脂成型体31,39により挟持、保持して構成されている。そこで、第1および第2樹脂成型体31,39をモールド成形する際に、ターミナル50を所望の姿勢を確保しつつ所定の位置に位置するように成形型にセットする必要がなく、成形型のシール箇所も少なくなる。これにより、第1および第2樹脂成型体31,39の成型性が著しく向上するとともに、歩留まりが高くなり、低コスト化が図られる。
周方向に隣り合うターミナル50間がラビリンス凸部32とラビリンス溝40との嵌合によるラビリンスシールにより分離されているので、水などの異物が第1および第2樹脂成型体31,39の合わせ面間に浸入しても、ターミナル50同士の電気的短絡の発生を抑えることができる。
ターミナル50の胴部51を収納するターミナル収納溝47が第2樹脂成型体39の表面に凹設されているので、ターミナル50のセットが容易となり、サーキットボード30の組立性が向上する。さらに、位置決めピン49をターミナル収納溝47に立設し、位置決めピン49が嵌合される位置決め穴55を胴部51に形成しているので、胴部51をターミナル収納溝47に収納することで、ターミナル50が位置決めされるとともに、ターミナル50の倒れが防止され、サーキットボード30の組立性が一層向上する。
複数の連結凸部38を第1樹脂成型体31の裏面に立設し、各連結凸部38が嵌合される連結凹部48を第2樹脂成型体39の表面に凹設しているので、連結凸部38を連結凹部48に嵌合することで、第1および第2樹脂成型体31,39を位置決め状態に組み付けることができ、サーキットボード30の組立性が向上する。また、第1および第2樹脂成型31,39が連結凸部38と連結凹部48との嵌合力により一体化されるので、サーキットボード30のハンドリングが容易となり、整流装置20の組立性が向上する。
なお、上記実施の形態1では、ターミナル収納溝を第2樹脂成型体の表面に形成するものとしているが、ターミナル収納溝は第1樹脂成型体の裏面に形成してもよく、第1樹脂成型体の裏面と第2樹脂成型体の表面との両面に形成してもよい。
また、上記実施の形態1では、位置決めピンをターミナル収納溝に形成し、位置決め穴をターミナルの胴部に形成するものとしているが、位置決め穴をターミナル収納溝に形成し、位置決めピンをターミナルの胴部に形成してもよい。
また、上記実施の形態1では、ラビリンス凸部とラビリンス溝とを1本ずつ形成しているが、ラビリンス凸部とラビリンス溝との本数を増やし、凹凸の隙間を多段に形成してもよい。
また、上記実施の形態1では、ラビリンス凸部を第1樹脂成型体の裏面に形成し、ラビリンス溝を第2樹脂成型体の表面に形成するものとしているが、ラビリンス凸部を第2樹脂成型体の表面に形成し、ラビリンス溝を第1樹脂成型体の裏面に形成してもよい。
また、上記実施の形態1では、連結凸部を第1樹脂成型体の裏面に立設し、連結凹部を第2樹脂成型体の表面に凹設するものとしているが、連結凹部を第1樹脂成型体の裏面に凹設し、連結凸部を第2樹脂成型体の表面に立設してもよい。
実施の形態2.
図14はこの発明の実施の形態2に係る車両用交流発電機の整流装置を構成するサーキットボードの第2樹脂成型体を示す正面図である。
この実施の形態2では、ラビリンス凸部とラビリンス溝とのラビリンスシールに代えて絶縁確保手段としての絶縁性樹脂層により周方向に隣り合うターミナル間を分離している。つまり、図14に示されるように、胴部51をターミナル収納溝47内に収納してターミナル50を第2樹脂成型体39に配置した後、第2樹脂成型体39の表面を周方向に7つの領域に分けるように、液状の絶縁性樹脂60を第2樹脂成型体39の表面に塗布する。そして、第1樹脂成型体31と第2樹脂成型体39とを重ね合わせて一体化し、サーキットボードを組み上げている。そして、第1樹脂成型体31と第2樹脂成型体39との合わせ面間に介装された絶縁性樹脂60が硬化して、周方向に隣り合うターミナル50の胴部51間を分離する絶縁性樹脂層を構成する。
この実施の形態2によれば、周方向に隣り合うターミナル50間が絶縁性樹脂60を硬化してなる絶縁性樹脂層により分離されているので、水などの異物が第1および第2樹脂成型体31,39の合わせ面間に浸入しても、ターミナル50同士の電気的短絡の発生を抑えることができる。
実施の形態3.
図15はこの発明の実施の形態3に係る車両用交流発電機の整流装置を構成するサーキットボードの第2樹脂成型体の要部を示す正面図、図16はこの発明の実施の形態3に係る車両用交流発電機の整流装置を構成するサーキットボードの要部を示す断面図である。
この実施の形態3では、図15に示されるように、周壁56が第2樹脂成型体39の表面の外周縁部に全周に渡って立設されている。そして、図16に示されるように、重ね合わせて一体化された第1樹脂成型体31と第2樹脂成型体39の合わせ面間には、周壁56による隙間が形成されており、液状の絶縁性樹脂を注入ポート(図示せず)から当該隙間に充填、硬化して絶縁性樹脂層61を構成している。
この実施の形態3によれば、絶縁性樹脂層61が第1樹脂成型体31と第2樹脂成型体39との合わせ面間のほぼ全領域に充填されているので、水などの異物が第1および第2樹脂成型体31,39の合わせ面間に浸入しない。そこで、周方向に隣り合うターミナル50間が確実に分離され、ターミナル50同士の電気的短絡の発生が防止される。
なお、上記実施の形態2,3において、第1および第2樹脂成型体の合わせ面間に介装される絶縁性樹脂層は、電気絶縁性を有していればよく、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂などを用いることができるが、耐振性の観点から、硬化後ゴム状弾性体となるシリコーン樹脂、ウレタン樹脂などを用いることが好ましい。
実施の形態4.
図17はこの発明の実施の形態4に係る車両用交流発電機の整流装置を構成するサーキットボードの第2樹脂成型体を示す正面図である。
この実施の形態4では、ラビリンス凸部とラビリンス溝とのラビリンスシールに代えて絶縁確保手段としての第1ゴム状弾性部材62を用いて周方向に隣り合うターミナル間を分離している。第1ゴム状弾性部材62は、シリコーンゴム、ウレタンゴムなどの絶縁性の合成ゴムを用いて棒状に成形されている。そして、図17に示されるように、胴部51をターミナル収納溝47内に収納してターミナル50を第2樹脂成型体39に配置した後、第2樹脂成型体39の表面を周方向に7つの領域に分けるように、棒状の第1ゴム状弾性部材62を第2樹脂成型体39の表面に配設する。そして、第1樹脂成型体31(図示せず)と第2樹脂成型体39とを重ね合わせて一体化し、サーキットボードを組み上げている。
この実施の形態4によれば、第1ゴム状弾性部材62が、第1および第2樹脂成型体31,39の合わせ面間に加圧挟持されて弾性変形し、周方向に隣り合うターミナル50間を分離しているので、水などの異物が第1および第2樹脂成型体31,39の合わせ面間に浸入しても、ターミナル50同士の電気的短絡の発生を抑えることができる。
なお、実施の形態4では、第1ゴム状弾性部材を第2樹脂成型体の表面に配設しているが、例えば液状のシリコーン樹脂などを第2樹脂成型体の表面に塗布、硬化させて第1ゴム状弾性部材とした後、第1樹脂成型体と第2樹脂成型体とを重ね合わせて一体化してもよい。
実施の形態5.
図18はこの発明の実施の形態5に係る車両用交流発電機の整流装置を構成するサーキットボードの第2樹脂成型体の要部を示す正面図である。
図18において、絶縁確保手段としての第1ゴム状弾性部材63は、シリコーンゴム、ウレタンゴムなどの絶縁性の合成ゴムを用いてリング状に成形されており、第2樹脂成型体39の表面にターミナル収納溝47を取り囲むように配設されている。
この実施の形態5では、第1樹脂成型体31(図示せず)と第1ゴム状弾性部材63が配設された第2樹脂成型体39とを重ね合わせて一体化し、サーキットボードを組み上げている。そこで、第1ゴム状弾性部材63は、第1および第2樹脂成型体31,39の合わせ面間に加圧挟持され、弾性変形した状態でターミナル収納溝47を囲んでいるので、周方向に隣り合うターミナル50間を確実に分離でき、ターミナル50同士の電気的短絡の発生を確実に抑えることができる。
実施の形態6.
図19はこの発明の実施の形態6に係る車両用交流発電機の整流装置を構成するサーキットボードの要部を示す断面図である。
図19において、絶縁確保手段としての第1ゴム状弾性部材64は、シリコーンゴム、ウレタンゴムなどの合成ゴムを用いてシート状に成形されており、第1および第2樹脂成型体31,39の合わせ面間のほぼ全面に配設され、第1および第2樹脂成型体31,39の合わせ面間に加圧挟持されている。なお、図示していないが、連結凸部38と連結凹部48との連結部、正極側リード挿通穴41、負極側リード挿通穴42、口出し線挿通穴43に対応する第1ゴム状弾性部材64の部位には、穴が形成されている。
この実施の形態6では、シート状の第1ゴム状弾性部材64は、第1および第2樹脂成型体31,39の合わせ面間に加圧挟持され、弾性変形した状態で第1および第2樹脂成型体31,39間に介装されているので、周方向に隣り合うターミナル50間を確実に分離でき、ターミナル50同士の電気的短絡の発生を確実に抑えることができる。
なお、上記実施の形態6では、シート状の第1ゴム状弾性部材が、第1および第2樹脂成型体の合わせ面間のほぼ全面を覆う形状に形成され、連結凸部と連結凹部との連結部、正極側挿通穴、負極側挿通穴、口出し線挿通穴に対応する部位に穴が形成されているものとしているが、さらに、ターミナル収納溝を内包する穴を第1ゴム状弾性部材に形成してもよい。
実施の形態7.
図20はこの発明の実施の形態7に係る車両用交流発電機の整流装置を構成するサーキットボードの要部を示す断面図である。
この実施の形態7では、図20に示されるように、シリコーンゴム、ウレタンゴムなどで成形された第2ゴム状弾性部材65が、各胴部51の表面上に配設されている。そして、第1樹脂成型体31と第2樹脂成型体39とを重ね合わせて一体化し、サーキットボードを組み上げている。
この実施の形態7によれば、第2ゴム状弾性部材65が胴部51と第1樹脂成型体31の裏面との間に加圧挟持され、弾性変形しているので、第2ゴム状弾性部材65はダンパーとして機能し、車両からサーキットボードに伝達された振動を吸収し、整流装置の耐振性を高めることができる。
ここで、実施の形態7では、第2ゴム状弾性部材を胴部の表面上に配設しているが、例えば液状のシリコーン樹脂などを胴部の表面上に塗布、硬化させて第2ゴム状弾性部材とした後、第1樹脂成型体と第2樹脂成型体とを重ね合わせて一体化してもよい。
また、第2ゴム状弾性部材は、振動しやすい正極端子部、負極端子部、および口出し線端子部に近接するように胴部に配設することが好ましい。
実施の形態8.
図21はこの発明の実施の形態8に係る車両用交流発電機の整流装置を構成するサーキットボードの要部を示す断面図である。
図21において、位置決めピン49が、ターミナル収納溝47にターミナル収納溝47から延出するように立設されている。連結凹部57が第1樹脂成型体31の裏面に位置決めピン49に対応するように凹設されている。そして、第1樹脂成型体31と第2樹脂成型体39とを重ね合わせた際に、位置決めピン49が連結凹部57に圧入され、第1樹脂成型体31と第2樹脂成型体39とが一体化される。
この実施の形態8によれば、位置決めピン49と連結凹部57との嵌合力により第1樹脂成型体31と第2樹脂成型体39とが位置決め一体化されるので、連結凸部38が不要となり、第2樹脂成型体39の作製が容易となる。
なお、上記各実施の形態では、ブラシホルダ、電圧調整器、整流装置がリヤブラケットの軸方向外側に配置されているが、これらの部品は、例えばリヤブラケット内に回転子と対向するように配置されてもよい。この場合、第2ヒートシンクをリヤブラケットの内壁面に締着固定することになり、口出し線ガイド部が第1樹脂成型体の表面に立設され、ターミナルの口出し線端子部が第2樹脂成型体の裏面側に延出される。
また、上記各実施の形態では、ブラシホルダ、電圧調整器、整流装置がリヤブラケット側に配置されているが、これらの部品は、フロントブラケット側に配置されてもよい。
また、上記各実施の形態では、正極側および負極側整流素子が正極側および負極側ヒートシンクに6個ずつ実装されているものとしているが、正極側および負極側整流素子の個数は6個に限定されるものではなく、例えば、固定子巻線が1組の3相交流巻線で構成されていれば、正極側および負極側整流素子を正極側および負極側ヒートシンクに3個ずつ実装し、サーキットボードのターミナルを3本とすればよい。
また、上記各実施の形態では、正極側および負極側ヒートシンクがそれぞれ略C字形の一つのヒートシンク体で構成されているが、正極側および負極側ヒートシンクはそれぞれ複数のヒートシンク体を略C字形に配列して構成されてもよい。
また、上記各実施の形態では、放熱フィンのない正極側および負極側ヒートシンクを用いているが、放熱フィンを有する正極側および負極側ヒートシンクを用いてもよいことは言うまでもないことである。
また、上記各実施の形態では、正極側ヒートシンク、サーキットボードおよび負極側ヒートシンクを重ねて構成された整流装置をリヤブラケットに締着固定しているが、これらの部品の軸方向の配列順序は、正極側ヒートシンク、サーキットボード、負極側ヒートシンクおよびリヤブラケットの順序に限定されない。例えば、負極側ヒートシンク、サーキットボード、正極側ヒートシンクおよびリヤブラケットの順序、正極側ヒートシンク、負極側ヒートシンク、サーキットボードおよびリヤブラケットの順序、負極側ヒートシンク、正極側ヒートシンク、サーキットボードおよびリヤブラケットの順序、サーキットボード、正極側ヒートシンク、負極側ヒートシンクおよびリヤブラケットの順序、サーキットボード、負極側ヒートシンク、正極側ヒートシンクおよびリヤブラケットの順序でもよい。そして、正極側リードガイド部、負極側リードガイド部および固定子側リードガイド部は、上述の軸方向の配列順序に対応して、サーキットボードの第1樹脂成型体や第2樹脂成型体に突設することになる。また、正極側ヒートシンクがリヤブラケット側に配置される場合には、正極側ヒートシンクとリヤブラケットとの間に絶縁部材を介装することになる。
1 車両用交流発電機、12 固定子、20 整流装置、21 正極側ヒートシンク、24 正極側整流素子、24a リード、25 負極側ヒートシンク、28 負極側整流素子、28a リード、30 サーキットボード、31 第1樹脂成型体、32 ラビリンス凸部(絶縁確保手段)、39 第2樹脂成型体、40 ラビリンス溝(絶縁確保手段)、50 ターミナル、51 胴部、52 正極端子部、53 負極端子部、56 周壁、57 連結凹部、60 絶縁性樹脂(絶縁確保手段)、61 絶縁性樹脂層(絶縁確保手段)、62−64 第1ゴム状弾性部材(絶縁確保手段)、65 第2ゴム状弾性部材。

Claims (14)

  1. 複数の正極側整流素子が実装された正極側ヒートシンクと、上記正極側ヒートシンクと離間して配置され、複数の負極側整流素子が実装された負極側ヒートシンクと、上記正極側ヒートシンクおよび上記負極側ヒートシンクに重ねて配置され、上記複数の正極側整流素子と上記複数の負極側整流素子とを接続してブリッジ回路を構成するサーキットボードと、を備え、車両用交流発電機の固定子に発生する交流の起電力を直流に整流する整流装置であって、
    上記サーキットボードは、
    絶縁性の第1樹脂成型体と、
    上記第1樹脂成型体に重ね合わせて該第1樹脂成型体と一体化される絶縁性の第2樹脂成型体と、
    それぞれ、接続対象の上記正極側整流素子のリードが接続される正極端子部、接続対象の上記負極側整流素子のリードが接続される負極端子部、および該正極端子部と該負極端子部とを連結する胴部を備えた複数のターミナルと、
    上記第2樹脂成型体に一体に形成されて、それぞれ、対象の上記正極側整流素子のリードが挿入される複数の正極側リードガイド部と、
    上記第1樹脂成型体と上記第2樹脂成型体の一方に一体に形成されて、それぞれ、対象の上記負極側整流素子のリード部が挿入される複数の負極側リードガイド部と、
    上記第1樹脂成型体と上記第2樹脂成型体の少なくとも一方の合わせ面に凹設されて、それぞれ、対象の上記ターミナルの胴部が収納される複数のターミナル溝と、を備え、
    上記複数のターミナルは、それぞれ、上記胴部が対象の上記ターミナル溝に収納されて上記第1樹脂成型体と上記第2樹脂成型体の合わせ面間に配置され、上記正極端子部が上記第2樹脂成型体を挿通して対象の上記正極側リードガイド部に挿入され、かつ上記負極端子部が上記第1樹脂成型体と上記第2樹脂成型体の一方を挿通して対象の上記負極側リードガイド部に挿入されて、互いに離間して該第1樹脂成型体と該第2樹脂成型体との間に保持され、
    上記サーキットボードに重ねて配置された上記正極側ヒートシンクの上記複数の正極側整流素子のリードが、それぞれ、対象の上記正極側リードガイド部に挿入されて上記正極端子部に接合され、
    上記サーキットボードに重ねて配置された上記負極側ヒートシンクの上記複数の負極側整流素子のリードが、それぞれ、対象の上記負極側リードガイド部に挿入されて上記負極端子部に接合されていることを特徴とする車両用交流発電機の整流装置。
  2. 上記正極側リードガイド部は、挿入される上記正極側整流素子のリードを挿入されている上記正極端子部に接するようにガイドするように構成され、
    上記負極側リードガイド部は、挿入される上記負極側整流素子のリードを挿入されている上記負極端子部に接するようにガイドするように構成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用交流発電機の整流装置。
  3. 位置決め穴が上記胴部に形成され、かつ位置決めピンが上記ターミナル収納溝に立設され、該位置決めピンを該位置決め穴に挿入して、該胴部が該ターミナル収納溝に収納されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用交流発電機の整流装置。
  4. 連結凹部が上記ターミナル収納溝と相対する上記合わせ面に凹設され、上記位置決めピンを該連結凹部に圧入して、上記第1樹脂成型体と上記第2樹脂成型体とが一体化されていることを特徴とする請求項3記載の車両用交流発電機の整流装置。
  5. 上記複数のターミナルの隣り合うターミナル間の絶縁を確保する絶縁確保手段が、上記第1樹脂成型体と上記第2樹脂成型体の合わせ面間に構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両用交流発電機の整流装置。
  6. 上記絶縁確保手段は、上記第1樹脂成型体と上記第2樹脂成型体の合わせ面に、隣り合う上記胴部間を分離するように形成された凹凸により構成されるラビリンスシールであることを特徴とする請求項5記載の車両用交流発電機の整流装置。
  7. 上記絶縁確保手段は、上記第1樹脂成型体と上記第2樹脂成型体の合わせ面間に介装された絶縁性樹脂層であることを特徴とする請求項5記載の車両用交流発電機の整流装置。
  8. 上記絶縁性樹脂層は、隣り合う上記胴部間を分離するように上記第1樹脂成型体と上記第2樹脂成型体の合わせ面間に形成された絶縁性樹脂を硬化して構成されていることを特徴とする請求項7記載の車両用交流発電機の整流装置。
  9. 周壁が上記第1樹脂成型体と上記第2樹脂成型体の少なくとも一方の合わせ面の外周縁部に全周にわたって突設され、
    上記絶縁性樹脂層は、上記周壁によって上記第1樹脂成型体と上記第2樹脂成型体の合わせ面間に形成された隙間に絶縁性樹脂を充填硬化して構成されていることを特徴とする請求項7記載の車両用交流発電機の整流装置。
  10. 上記絶縁確保手段は、隣り合う上記胴部間を分離するように上記第1樹脂成型体と上記第2樹脂成型体の合わせ面間に配置され、該第1樹脂成型体と該第2樹脂成型体とにより加圧挟持された第1ゴム状弾性部材であることを特徴とする請求項5記載の車両用交流発電機の整流装置。
  11. 上記第1ゴム状弾性部材は、上記胴部を取り囲むようにリング状に作製されていることを特徴とする請求項10記載の車両用交流発電機の整流装置。
  12. 上記第1ゴム状弾性部材は、上記第1樹脂成型体と上記第2樹脂成型体の合わせ面間の全面に配置されるシート状に作製されていることを特徴とする請求項10記載の車両用交流発電機の整流装置。
  13. 上記第1ゴム状弾性部材は、上記胴部のそれぞれを内包する穴が形成されていることを特徴とする請求項12記載の車両用交流発電機の整流装置。
  14. 第2ゴム状弾性部材が、上記第1樹脂成型体と上記第2樹脂成型体の少なくとも一方の合わせ面と上記胴部との間に加圧挟持されていることを特徴とする請求項5記載の車両用交流発電機の整流装置。
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