WO2016079866A1 - 車両用交流発電機 - Google Patents

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譲 小林
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Abstract

この発明は、整流素子の信頼性および発電機の冷却性の低下を抑えつつ、整流装置の軸方向寸法を縮小できる車両用交流発電機を得る。本整流装置(30、30A、30B、30C)は、サーキットボード(40、40A、40B)が、第1整流素子接続部(42)を第2整流素子保持部(36)に形成された第2貫通穴(46)内に遊嵌状態に配設し、かつ第2整流素子接続部(41)を第1整流素子保持部(32)に形成された第1貫通穴(45)内に遊嵌状態に配設して、第1整流素子保持部(32)と第2整流素子保持部(36)との間に配設され、複数の第1整流素子(28)の第1リード電極(28b)が、それぞれ、軸方向に伸びて第1整流素子接続部(42)のそれぞれに接続され、複数の第2整流素子(29)の第2リード電極(29b)が、それぞれ、軸方向に伸びて第2整流素子接続部(41)のそれぞれに接続されている。

Description

車両用交流発電機
 この発明は、車両のエンジンにより駆動されて発電する車両用交流発電機に関し、特に固定子巻線に発生する交流電力を整流する整流装置に関するものである。
 従来の整流装置は、正極側ヒートシンクと、正極側ヒートシンクから軸方向に離間して配設された負極側ヒートシンクと、正極側ヒートシンクと負極側ヒートシンクとの間に配置されたターミナルアッセンブリと、を備え、正極側ダイオードと負極側ダイオードが、軸方向に相対するように、正極側ヒートシンクおよび負極側ヒートシンクに圧入保持されていた(例えば、特許文献1参照)。
 また、他の従来の車両用交流発電機の整流装置は、高位側整流素子を担持するとともに高位側整流素子のカソードに接続される+側放熱フィンと、低位側整流素子を担持するとともに低位側整流素子のアノードに接続される-側放熱フィンと、高位側整流素子のアノード、低位側整流素子のカソード、およびステータコイルの相出力端を接続するターミナルが一体成形され、フレームに取り付けられる端子台と、冷却風の吸気口を有し、端子台を固定するフレームと、を備え、フレームが-側放熱フィンを兼用し、高位側整流素子と低位側整流素子が対向配置され、高位側整流素子のアノードの端部が吸気口内まで延びていた(例えば、特許文献2参照)。
米国特許第6707691号明細書 特許第3346410号公報
 特許文献1に記載の従来の整流装置では、正極側および負極側ダイオードが軸方向に対向配置され、正極側および負極側ダイオードのリードが、互いに近づくように軸方向に延びた後、直角に曲げられて径方向外方に延びるように成形されており、整流装置の軸方向寸法の縮小を実現していた。しかしながら、正極側および負極側ダイオードのリードを直角に曲げる必要があり、信頼性が低下するとともに、曲げ工程や曲げ治具が必要となり、製造コストが高くなるという課題があった。
 特許文献2に記載の従来の車両用交流発電機の整流装置では、高位側整流素子と低位側整流素子が対向配置され、高位側整流素子のアノードの端部が吸気口内まで延びるように形成されており、アノードの曲げを不要として信頼性を高め、かつ、整流装置の小型化を実現していた。しかし、高位側整流素子のアノードの端部には、端子台の基壁部や、該アノードが接続されるターミナルを支持する内壁部が隣接しているので、吸気口の周りが塞がれた状態となる。そこで、+側放熱フィンと端子台が軸方向に流れる冷却空気の流れの一部を妨げることになり、外部空間からリヤカバー内への冷却空気の引き込み量が少なくなり、発電機の冷却性が低下するという課題があった。
 この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、整流素子の信頼性および発電機の冷却性の低下を抑えつつ、整流装置の軸方向寸法を縮小できる車両用交流発電機を得ることを目的とする。
 この発明による車両用交流発電機は、ハウジングと、軸心を上記ハウジングの軸方向に一致させて上記ハウジングの軸方向の両端部に形成された軸受保持部に軸受を介して回転可能に支持されたシャフトに固着され、上記ハウジング内に回転可能に配設された回転子と、円筒状の固定子鉄心、および上記固定子鉄心に装着された固定子巻線を有し、上記回転子の外周に、同軸に配設されて上記ハウジングに保持された固定子と、上記回転子の軸方向の一側の端面に固着され、上記回転子と連動して回転されるファンと、上記ハウジングの軸方向の一側の外方に配設された整流装置と、有底筒状に形成され、上記整流装置を覆うように上記ハウジングの軸方向の一側に配設され、冷却空気の吸い込み口が底部の上記整流装置に対応する領域に形成された保護カバーと、上記ハウジングの上記回転子の軸方向の一側の端面に対向する壁面に形成された吸気口と、上記ハウジングの上記固定子巻線の軸方向の一側のコイルエンドに対向する壁面に形成された排気口と、を備え、上記ファンの回転により、上記吸い込み口から上記保護カバー内に流入し、上記整流装置を冷却した後、上記吸気口から上記ハウジング内に流入し、上記ファンにより遠心方向に曲げられて上記排気口から排出される上記冷却空気の流通路が構成される。上記整流装置は、上記ハウジングの軸方向と直交する平面上に配設された平板状の第1整流素子保持部を有する第1ヒートシンクと、上記第1整流素子保持部に保持される複数の第1整流素子と、上記第1整流素子保持部に対して上記ハウジング側に離間して、かつ上記ハウジングの軸方向と直交する平面上に配設された平板状の第2整流素子保持部を有する第2ヒートシンクと、上記第2整流素子保持部に保持される複数の第2整流素子と、固定子巻線接続部、電圧調整器接続部、第1整流素子接続部、第2整流素子接続部およびハウジング連結部を有するサーキットボードと、を備え、上記サーキットボードは、上記第1整流素子接続部を上記第2整流素子保持部に形成された第2貫通穴内に遊嵌状態に配設し、かつ上記第2整流素子接続部を上記第1整流素子保持部に形成された第1貫通穴内に遊嵌状態に配設して、上記第1整流素子保持部と上記第2整流素子保持部との間に配設され、上記複数の第1整流素子の第1リード電極が、それぞれ、軸方向に伸びて上記第1整流素子接続部のそれぞれに接続され、上記複数の第2整流素子の第2リード電極が、それぞれ、軸方向に伸びて上記第2整流素子接続部のそれぞれに接続されている。
 この発明によれば、サーキットボードが、第1整流素子接続部を第2整流素子保持部に形成された第2貫通穴内に遊嵌状態に配設し、第2整流素子接続部を第1整流素子保持部に形成された第1貫通穴内に遊嵌状態に配設して、第1整流素子保持部と第2整流素子保持部との間に配設され、複数の第1整流素子の第1リード電極が、それぞれ、軸方向に伸びて第1整流素子接続部のそれぞれに接続され、複数の第2整流素子の第2リード電極が、それぞれ、軸方向に伸びて第2整流素子接続部のそれぞれに接続されている。そこで、第1リード電極および第2リード電極の長さが短くなるので、整流装置の軸方向寸法を小型化できる。また、第1リード電極および第2リード電極を直角に曲げる必要がなく、信頼性が高められるとともに、曲げ工程や曲げ治具が不要となり、製造コストを低減できる。さらに、第1リード電極および第2リード電極が、第2整流素子保持部の第2貫通穴内および第1整流素子保持部の第1貫通穴内に配設された第1整流素子接続部および第2整流素子接続部に接続されており、吸い込み口や吸気口の周りが塞がれた状態とならないので、吸い込み口や吸気口からの冷却空気の引き込み量が確保され、発電機の冷却性の低下が抑制される。
この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機を示す縦断面図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における整流装置を第1ヒートシンク側から見た斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における整流装置を第2ヒートシンク側から見た斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における整流装置を第1ヒートシンク側から見た正面図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における整流装置を構成するサーキットボードを示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における整流装置にカバーを装着した状態を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における整流装置周りの主要な冷却空気の流れを説明する模式図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における整流装置周りの他の冷却空気の流れを説明する模式図である。 この発明の実施の形態2に係る車両用交流発電機における整流装置周りの冷却空気の流れを説明する模式図である。 この発明の実施の形態3に係る車両用交流発電機における整流装置周りの冷却空気の流れを説明する模式図である。 この発明の実施の形態4に係る車両用交流発電機における整流装置周りの冷却空気の流れを説明する模式図である。
 以下、本発明による車両用交流発電機の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
 実施の形態1.
 図1はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機を示す縦断面図、図2はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における整流装置を第1ヒートシンク側から見た斜視図、図3はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における整流装置を第2ヒートシンク側から見た斜視図、図4はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における整流装置を第1ヒートシンク側から見た正面図、図5はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における整流装置を構成するサーキットボードを示す正面図、図6はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における整流装置にカバーを装着した状態を示す斜視図、図7はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における整流装置周りの主要な冷却空気の流れを説明する模式図、図8はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における整流装置周りの他の冷却空気の流れを説明する模式図である。なお、図7および図8では、冷却空気の流れを矢印で示している。
 図1において、車両用交流発電機1は、それぞれ略椀形状のアルミニウム製のフロントブラケット2とリヤブラケット3とからなるハウジング4と、このハウジング4に一対の軸受5を介して回転自在に支持されたシャフト6と、ハウジング4のフロント側に延出するシャフト6の端部に固着されたプーリ7と、シャフト6に固定されてハウジング4内に配設された回転子8と、この回転子8の軸方向の両端面に固定されたファン11a,11bと、回転子8を囲繞するようにハウジング4に固定された固定子12と、ハウジング4のリヤ側に延出するシャフト6の延出部に固定され、回転子8に電流を供給する一対のスリップリング15と、略C字形に作製され、スリップリング15の外周側に、シャフト6の軸心と直交する平面上にシャフト6を中心とする扇状に配置され、固定子12で生じる交流電圧を整流する整流装置30と、一対のスリップリング15の外周側に、かつ整流装置30の略C字形の先端間に配設されたブラシホルダ16内に収納され、各スリップリング15に摺動する一対のブラシ17と、ブラシホルダ16に装着されて固定子12で生じる交流電圧の大きさを調整する電圧調整器18と、リヤブラケット3のリヤ側に配置されて、電圧調整器18などと外部装置(図示せず)との信号の入出力を行うコネクタ19と、整流装置30、ブラシホルダ16、電圧調整器18を覆うようにリヤブラケット3に装着された絶縁性樹脂からなる保護カバー60と、を備えている。
 回転子8は、励磁電流が流されて磁束を発生する界磁巻線9と、界磁巻線9を覆うように設けられ、その磁束によって磁極が形成されるポールコア10と、を備えている。また、固定子12は、円筒状の固定子鉄心13と、固定子鉄心13に巻装され、回転子8の回転に伴い、界磁巻線9からの磁束の変化で交流が生じる固定子巻線14と、を備え、固定子鉄心13がフロントブラケット2およびリヤブラケット3に軸方向両側から挟持されて回転子8を取り囲むように配設されている。ここで、回転子8が12極で、固定子鉄心13に形成されるスロット数を72個とする。すなわち、スロットが毎極毎相当たり2個の割合で形成されている。また、固定子巻線14は、Y結線された2組の3相交流巻線から構成されている。
 吸気口2a,3aが、フロントブラケット2およびリヤブラケット3の軸方向の端面に形成されている。また、排気口2b、3bが、フロントブラケット2およびリヤブラケット3の外周縁部に、固定子巻線14のコイルエンド14a,14bの径方向外方に位置するように形成されている。リヤ側の軸受5は、リヤブラケット3に設けられた軸受取付部25にフォルダ26を介して固定されている。
 つぎに、整流装置30の構成を図2乃至図5を参照しつつ説明する。
 整流装置30は、図3および図4に示されるように、第1整流素子としての6つの正極側整流素子28が実装された第1ヒートシンク31と、第2整流素子としての6つの負極側整流素子29が実装され、第1ヒートシンク31の裏面側に離間して配置される第2ヒートシンク35と、第1ヒートシンク31と第2ヒートシンク35との間に配置され、正極側整流素子28と負極側整流素子29とをブリッジ回路を構成するように接続するサーキットボード40とを有する。
 第1ヒートシンク31は、例えばアルミニウム製であり、図2から図4に示されるように、略円弧帯状の平板に作製された第1整流素子保持部32と、第1整流素子保持部32の内周面および外周面から突き出るように形成された複数の第1内径側フィン33aおよび第1外径側フィン33bと、を備えている。また、6つの第1整流素子保持穴34が、それぞれ、第1整流素子保持部32を貫通するように形成されて、互いに周方向に離間して、周方向に略円弧状に1列に配列している。
 第2ヒートシンク35は、例えばアルミニウム製であり、図2から図4に示されるように、略円弧帯状の平板に作製された第2整流素子保持部36と、第2整流素子保持部36の外周面および内周面から突き出るように形成された複数の第2外径側フィン37aおよび第2内径側フィン37bと、を備えている。また、6つの第2整流素子保持穴38が、それぞれ、第2整流素子保持部36を貫通するように形成されて、互いに周方向に離間して、周方向に略円弧状に1列に配列している。
 ここで、厚み方向から見たときの第1整流素子保持部32と第2整流素子保持部36の輪郭が略一致している。そして、図4に示されるように、第1整流素子保持部32と第2整流素子保持部36の輪郭が略一致するように、第1ヒートシンク31と第2ヒートシンク35を厚み方向に重ねたときに、第2内径側フィン37bのそれぞれは、軸方向から見て、第1内径側フィン33aからはみ出さないように第1内径側フィン33aと同じ方向に延在し、第1内径側フィン33aの突出端は、第2内径側フィン37bの突出端よりも、径方向内側に位置しておる。また、第1整流素子保持部32と第2整流素子保持部36の輪郭が略一致するように、第1ヒートシンク31と第2ヒートシンク35を厚み方向に重ねたときに、第1外径側フィン33bのそれぞれは、軸方向から見て、第2外径側フィン37aからはみ出さないように第2外径側フィン37aと同じ方向に延在し、第1外径側フィン33bの突出端は、第2外径側フィン37aの突出端よりも、径方向内側に位置している。このとき、第1整流素子保持穴34と第2整流素子保持穴38とは、それらの形成領域が厚み方向で重ならないように、互いに周方向に変位している。
 正極側整流素子28は、図1に示されるように、例えばpn接合された半導体素子を樹脂封止して構成され、アノードに接続されたリード電極28bと、カソードに接続された円柱状の銅製のベース28aと、を有する。正極側整流素子28は、リード電極28bが裏面側に突出するように、ベース28aを第1整流素子保持穴34のそれぞれに圧入して、第1ヒートシンク31に実装される。ベース28aの外周面には、セレーションが形成されており、十分な嵌合強度および電気的な接続が確保される。
 負極側整流素子29は、例えばpn接合された半導体素子を樹脂封止して構成され、カソードに接続されたリード電極29bと、アノードに接続された円柱状の銅製のベース29aと、を有する。負極側整流素子29は、リード電極29bが表面側に延出するように、ベース29aを第2整流素子保持穴38のそれぞれに圧入して、第2ヒートシンク35に実装される。ベース29aの外周面には、セレーションが形成されており、十分な嵌合強度および電気的な接続が確保されている。
 サーキットボード40は、図5に示されるように、ポリフェニレンサルファイド(PPS)などの絶縁性樹脂を用いて略円弧帯状の平板に作製され、正極側整流素子28と負極側整流素子29とをブリッジ回路を構成するように接続するインサート導体21がインサート成形されている。6つの筒状の樹脂部が、サーキットボード40の表面側の負極側整流素子29のリード電極29bに対応する位置のそれぞれに立設されている。そして、対応するインサート導体21の一端が、筒状の樹脂部の内壁面に露出し、第2整流素子接続部41を構成する。また、6つの筒状の樹脂部が、サーキットボード40の裏面側の正極側整流素子28のリード電極28bに対応する位置のそれぞれに立設されている。そして、対応するインサート導体21の一端が、筒状の樹脂部の内壁面に露出し、第1整流素子接続部42を構成する。さらに、6つの筒状の樹脂部が、それぞれ、サーキットボード40の径方向張り出し部の表面側に立設されている。そして、対応するインサート導体21の他端が、筒状の樹脂部の内壁面に露出し、固定子巻線14の口出し線20が接続される固定子巻線接続部43を構成する。また、リヤブラケット3に連結されるハウジング連結部44がサーキットボード40の周方向の両端部および中央部の3カ所に形成されている。さらに、電圧調整器18と連結される電圧調整器接続部47がサーキットボード40の周方向一側に形成されている。
 このように構成された整流装置30を組み立てるには、まず、正極側整流素子28のリード電極28bを、サーキットボード40の表面側から第1整流素子接続部42の穴に挿入して、第1ヒートシンク31をサーキットボード40の表面側に配置する。さらに、負極側整流素子29のリード電極29bを、サーキットボード40の裏面側から第2整流素子接続部41の穴に挿入して、第2ヒートシンク35をサーキットボード40の裏面側に配置する。ついで、第2整流素子接続部41で、負極側整流素子29のリード電極29bが曲げられることなく第1ヒートシンク31の厚み方向に伸びて、インサート導体21の一端に溶接される。ついで、第1整流素子接続部42で、正極側整流素子28のリード電極28bが曲げられることなく第1ヒートシンク31の厚み方向に伸びて、インサート導体21の一端に溶接され、整流装置30が組み立てられる。これにより、それぞれ、正極側整流素子28と負極側整流素子29とを直列に接続して構成された3つの整流素子対を並列に配列してなる2組の3相ダイオードブリッジが構成される。
 このとき、サーキットボード40が、第1整流素子保持部32と第2整流素子保持部36に対して軸方向に離間して配設される。第1整流素子接続部42が、第2ヒートシンク35の第2整流素子保持部36を貫通するように形成された第2貫通穴46内に遊嵌状態に配設される。第2整流素子接続部41が、第1ヒートシンク31の第1整流素子保持部32を貫通するように形成された第1貫通穴45内に遊嵌状態に配設される。
 このように組み立てられた整流装置30は、図4に示されるように、第1ヒートシンク31の厚み方向に、第1ヒートシンク31、サーキットボード40および第2ヒートシンク35の順に重ねられ、第1ヒートシンク31の厚み方向から見て略C字状に構成される。そして、第1ヒートシンク31と第2ヒートシンク35とに挟まれたサーキットボード40は、第1ヒートシンク31の厚み方向から見て、固定子巻線接続部43、ハウジング連結部44、電圧調整器接続部47およびそれらの周辺部が、第1ヒートシンク31と第2ヒートシンク35の積層体から突出し、第2整流素子接続部41および第1整流素子接続部42の近傍が、第1貫通穴45および第2貫通穴46内に露出している。また、第1内径側フィン33aおよび第1外径側フィン33bの突出端は、第2内径側フィン37bおよび第2外径側フィン37aの突出端よりも、径方向内側に位置している。そして、隣り合う第1内径側フィン33aの間、隣り合う第1外径側フィン33bの間、隣り合う第2内径側フィン37bの間および隣り合う第2外径側フィン37aの間には、第1ヒートシンク31および第2ヒートシンク35の厚み方向と平行な冷却風流路が構成される。また、固定子巻線接続部43、ハウジング連結部44、電圧調整器接続部47およびそれらの周辺部には、第1内径側フィン33a、第1外径側フィン33b、第2内径側フィン37bおよび第2外径側フィン37aが形成されていない。
 この整流装置30は、第1ヒートシンク31の厚み方向、すなわち第1ヒートシンク31、サーキットボード40および第2ヒートシンク35の積層方向を軸方向として、第2ヒートシンク35をリヤブラケット3の端面に向けて、スリップリング15の外周側に円弧状に配置される。そして、整流装置30は、ハウジング連結部44に通されたボルト(図示せず)をリヤブラケット3に締着して、リヤブラケット3に固定される。これにより、整流装置30は、リヤブラケット3のリヤ側に、第1ヒートシンク31の表面をシャフト6の軸心と直交する平面上に位置させて、シャフト6を中心とする略円弧状に配置される。また、固定子巻線14を構成する2組の3相交流巻線の口出し線20が、それぞれ、リヤブラケット3からリヤ側に引き出されて固定子巻線接続部43の樹脂部内に挿入され、インサート導体21の他端に溶接される。また、電圧調整器接続部47が電圧調整器18にネジにより締着固定される。さらに、保護カバー60が、図1および図6に示されるように、軸方向のリヤ側から、整流装置30、ブラシホルダ16、電圧調整器18を覆うようにリヤブラケット3に装着される。
 保護カバー60は、絶縁性樹脂を用い、円筒部61と円筒部61の一側開口を塞口する底部62とからなる有底筒状に作製される。そして、保護カバー60の底部62の整流装置30と対向するよう領域には、吸い込み口63が複数形成されている。また、保護カバー60内には、軸受取付部25と第2ヒートシンク35により囲まれた空間73と、第1ヒートシンク31、第2ヒートシンク35および円筒部61により囲まれた空間64と、が形成されている。
 この車両用交流発電機1では、出力端子ボルト(図示せず)が第1ヒートシンク31に取り付けられ、第1ヒートシンク31を介して各正極側整流素子28のカソードに電気的に接続され、整流装置30の出力端子を構成する。そして、各負極側整流素子29のアノードが第2ヒートシンク35およびリヤブラケット3を介して接地される。さらに、固定子巻線14の口出し線20が、固定子巻線接続部43でインサート導体21の他端に接続され、3相ダイオードブリッジの正極側整流素子28と負極側整流素子29との各接続点に接続される。さらに、界磁巻線9がスリップリング15およびブラシ17を介して電圧調整器18に接続される。
 つぎに、このように構成された車両用交流発電機1の動作について説明する。
 まず、電流がブラシ17およびスリップリング15を介して回転子8の界磁巻線9に供給され、磁束が発生される。この磁束により、N極とS極とがポールコア10の外周部に周方向に交互に形成される。
 一方、エンジン(図示せず)の回転トルクがベルト(図示せず)およびプーリ7を介してシャフト6に伝達され、回転子8が回転される。そこで、回転磁界が固定子12の固定子巻線14に与えられ、起電力が固定子巻線14に発生する。この交流の起電力が、整流装置30で整流され、車載負荷やバッテリに供給される。これにより、車載負荷が駆動され、バッテリが充電される。
 ファン11a,11bが回転子8の回転に連動して回転する。フロント側では、冷却空気が吸気口2aからフロントブラケット2内に流入し、回転子8の近傍まで軸方向に流れる。そこで、冷却空気は、ファン11aにより遠心方向に曲げられ、排気口2bからフロントブラケット2の外部に排出される。リヤ側では、冷却空気が吸い込み口63から保護カバー60内に流入し、第1内径側フィン33a間、第1外径側フィン33b間、第2内径側フィン37b間、および第2外径側フィン37a間を通ってリヤブラケット3の近傍まで流れる。ついで、冷却空気は、吸気口3aからリヤブラケット3内に流入し、回転子8の近傍まで軸方向に流れる。そこで、冷却空気は、ファン11bにより遠心方向に曲げられ、排気口3bからリヤブラケット3の外部に排出される。
 固定子12で発生した熱の一部は、固定子巻線14のコイルエンド14a,14bから、ファン11a,11bにより遠心方向に曲げられて排気口2b,3bから排出される冷却空気に放熱される。さらに、固定子12で発生した熱の残部は、フロントブラケット2およびリヤブラケット3に伝達され、フロントブラケット2およびリヤブラケット3から外部空気に放熱される。これにより、固定子12が冷却される。
 また、正極側整流素子28および負極側整流素子29で発生した熱は、保護カバー60内に流入して第1内径側フィン33a間、第1外径側フィン33b間、第2内径側フィン37b間、および第2外径側フィン37a間を流れる冷却空気に放熱される。これにより、正極側整流素子28および負極側整流素子29が冷却される。
 つぎに、整流装置30周辺の主要な冷却空気の流れについて図7を用いて説明する。
 まず、ファン11bの回転により、ファンブレードとシャフト6との間の領域に負圧が発生する。
 整流装置30の内径側では、負圧部72が形成されることで、第1整流素子保持部32の内径側に配設された第1内径側フィン33aの上流側に位置する吸い込み口63から保護カバー60内に流入する冷却空気の流れ71が生じる。保護カバー60内に流入した冷却空気は、第1内径側フィン33a間を軸方向に流れ、第1整流素子保持部32に保持されている正極側整流素子28の熱を吸収する。第2ヒートシンク35の内径側端部が、軸受取付部25の外径側端部より径方向外側に位置しているので、軸受取付部25と第2ヒートシンク35との間に空間73が形成される。第1内径側フィン33a間を流通した冷却空気の一部は、第2整流素子保持部36の内径側に配設された第2内径側フィン37b間を軸方向に流れ、第2整流素子保持部36に保持されている負極側整流素子29の熱を吸収する。第2内径側フィン37b間を流通した冷却空気は、負圧部72に向かって軸方向に流れる。また、第1内径側フィン33a間を流通した冷却空気の残部は、空間73を負圧部72に向かって軸方向に流れ、軸受取付部25に保持された軸受5の熱を吸収する。
 整流装置30の外径側では、負圧部72が形成されることで、第1整流素子保持部32の外径側に配設された第1外径側フィン33bの上流側に位置する吸い込み口63から保護カバー60内に流入する冷却空気の流れ70が生じる。第2ヒートシンク35の外径側端部が、第1ヒートシンク31の外径側端部より径方向外側に位置しているので、第1ヒートシンク31と保護カバー60の円筒部61との間に空間64が形成される。保護カバー60内に流入した冷却空気の一部は、第1外径側フィン33b間を軸方向に流れ、第1整流素子保持部32に保持されている正極側整流素子28の熱を吸収する。第1外径側フィン33b間を流通した冷却空気は、軸方向に流れ、第2ヒートシンク35に到達する。保護カバー60内に流入した冷却空気の残部は、空間64を軸方向に流れ、ほとんど温度を上昇することなく、第2ヒートシンク35に到達する。
 第2ヒートシンク35に到達した冷却空気は、第2整流素子保持部36の外径側に配設された第2外径側フィン37a間を軸方向に流れ、第2整流素子保持部36に保持されている負極側整流素子29の熱を吸収する。第2外径側フィン37a間を流通した冷却空気は、第2ヒートシンク35とリヤブラケット3との間に形成される空間74を負圧部72に向かって径方向内方に流れる。
 ここで、サーキットボード40が、第1整流素子保持部32および第2整流素子保持部36に対して軸方向に離間して配置されている。そこで、整流装置30の外径側と内径側とを径方向に連通する径方向通風路48が、サーキットボード40と第1整流素子保持部32との間、およびサーキットボード40と第2整流素子保持部36との間に形成される。そこで、第1外径側フィン33b間を通った冷却空気の一部が分岐し、径方向通風路48を径方向内方に流れ、第1内径側フィン33a間を流通した冷却空気に合流する。さらに、空間64を通った、ほとんど温度上昇していない冷却空気の一部が分岐し、径方向通風路48を径方向内方に流れ、ほとんど温度を上昇することなく、第1内径側フィン33a間を流通した冷却空気に合流する。
 整流装置30の内径側および外径側を流通して負圧部72に到達した冷却空気は、ファン11bにより遠心方向に曲げられ、固定子鉄心13のリヤ側を径方向外方に流れ、固定子鉄心13および固定子巻線14の熱を吸収する。
 この実施の形態1によれば、整流装置30では、サーキットボード40が第1整流素子保持部32と第2整流素子保持部36との間に配設されている。正極側整流素子28と負極側整流素子29は、互いに軸方向に重ならないように、第1整流素子保持部32と第2整流素子保持部36に保持されている。サーキットボード40に立設された第1整流素子接続部42が第2整流素子保持部36に形成された第2貫通穴46内に配設されている。サーキットボード40に立設された第2整流素子接続部41が第1整流素子保持部32に形成された第1貫通穴45内に配設されている。そして、正極側整流素子28のリード電極28bが曲げられることなく軸方向に伸びて第1整流素子接続部42のインサート導体21の一端に溶接されている。また、負極側整流素子29のリード電極29bが曲げられることなく軸方向に伸びて第2整流素子接続部41のインサート導体21の一端に溶接される。
 そこで、正極側整流素子28のリード電極28bおよび負極側整流素子29のリード電極29bの長さが短くなるので、整流装置30の軸方向寸法を縮小することができるとともに、周方向寸法の増大を抑制できる。さらに、正極側整流素子28のリード電極28bおよび負極側整流素子29のリード電極29bを曲げる必要がないので、正極側整流素子28および負極側整流素子29の信頼性が向上されるとともに、曲げ工程や曲げ治具が不要となり、製造コストが低減できる。さらに、リード電極28b,29bが、第2整流素子保持部36の第2貫通穴46内に配設された第1整流素子接続部42および第1整流素子保持部32の第1貫通穴45内に配設された第2整流素子接続部41に接続されており、吸い込み口63や吸気口3aの周りが塞がれた状態とならないので、吸い込み口63や吸気口3aからの冷却空気の引き込み量が確保され、発電機の冷却性の低下が抑制される。
 第1整流素子接続部42が第2整流素子保持部36に形成された第2貫通穴46内に遊嵌状態に配設され、第2整流素子接続部41が第1整流素子保持部32に形成された第1貫通穴45内に遊嵌状態に配設されている。そこで、第1整流素子接続部42と第2整流素子保持部36との電気絶縁性が確保され、第2整流素子接続部41と第1整流素子保持部32との電気絶縁性が確保される。さらに、第1整流素子接続部42および第2整流素子接続部41が第2整流素子保持部36および第1整流素子保持部32内に位置しており、第1内径側フィン33a、第1外径側フィン33b、第2内径側フィン37bおよび第2外径側フィン37aの本数を減らす必要がない。
 正極側整流素子28が互いに離間して周方向に1列に並んで第1整流素子保持部32に保持され、負極側整流素子29が、正極側整流素子28と軸方向に重ならないように、互いに離間して周方向に1列に並んで第2整流素子保持部36に保持されている。そこで、第1整流素子保持部32の径方向幅を狭くできるので、正極側整流素子28と第1内径側フィン33aとの間の距離が短くなり、正極側整流素子28と第1外径側フィン33bとの間の距離が短くなる。同様に、第2整流素子保持部36の径向幅を狭くできるので、負極側整流素子29と第2内径側フィン37bとの間の距離が短くなり、負極側整流素子29と第2外径側フィン37aとの間の距離が短くなる。これにより、正極側整流素子28および負極側整流素子29を効果的に冷却でき、正極側整流素子28および負極側整流素子29の温度差が抑制され、発電効率を向上させることができる。
 第1ヒートシンク31と第2ヒートシンク35との間に配置されたサーキットボード40は、軸方向から見て、固定子巻線接続部43、ハウジング連結部44、電圧調整器接続部47およびそれらの周辺部分を除いて、第1整流素子保持部32と第2整流素子保持部36との積層体からはみ出さない外形形状(輪郭)に形成されている。そこで、サーキットボード40が負圧部72の形成により生じる冷却空気の流れを妨げない。これにより、冷却空気が整流装置30を流れる際の圧力損失が低減され、冷却空気の流量が増大し、軸受5および整流装置30を効果的に冷却することができる。さらに、固定子巻線14のコイルエンド14b周りを流通する冷却空気の流量が増大するので、コイルエンド14bから冷却空気に放出される熱量が多くなり、固定子12の温度上昇が抑えられ、車両用交流発電機1の性能を向上することができる。
 整流装置30では、第1内径側フィン33aおよび第1外径側フィン33bの突出端が、第2内径側フィン37bおよび第2外径側フィン37aの突出端よりも、径方向内側に位置している。
 そこで、第1内径側フィン33aの突出端側では、軸方向に関して、第1内径側フィン33aと第2内径側フィン37bとの重なりがなく、冷却空気が整流装置30の内径側を流れる際の圧力損失が低減される。また、軸方向から見て、第2内径側フィン37bが突出方向を同じくして第1内径側フィン33aと重なるように、すなわち第2内径側フィン37bが第1内径側フィン33aからはみ出さないように構成されているので、冷却空気が整流装置30の内径側を流れる際の圧力損失がさらに低減される。そこで、整流装置30の内径側を流れる冷却空気の流量が増大し、正極側整流素子28を効果的に冷却することができる。さらに、第1内径側フィン33a間を流通した冷却空気の一部が、第2内径側フィン37b間を流通しないので、冷却空気は、温度上昇を抑えられて、軸受取付部25の冷却に供せられ、軸受5を効果的に冷却することができる。
 一方、第2外径側フィン37aの突出端側では、軸方向に関して、第1外径側フィン33bと第2外径側フィン37aとの重なりがないので、冷却空気が整流装置30の外径側を流れる際の圧力損失が低減される。また、軸方向から見て、第1外径側フィン33bが突出方向を同じくして第2外径側フィン37aと重なるように、すなわち第1外径側フィン33bが第2外径側フィン37aからはみ出さないように構成されているので、冷却空気が整流装置30の外径側を流れる際の圧力損失がさらに低減される。そこで、整流装置30の外径側を流れる冷却空気の流量が増大する。さらに、冷却空気の一部が、第1外径側フィン33b間を流通することなく、第2外径側フィン37aに到達する。これにより、温度上昇することなく、第2外径側フィン37aに供給される冷却空気の流量が多くなるので、負極側整流素子29を効果的に冷却することができる。
 径方向通風路48が、第1整流素子保持部32とサーキットボード40との間、および第2整流素子保持部36とサーキットボード40との間に形成されている。そこで、第1外径側フィン33bの径方向外側を流れた、温度上昇していない冷却空気の一部が分岐して径方向通風路48を通って整流装置30の内径側に流入する。径方向通風路48を通って整流装置30の内径側に流入した冷却空気は、温度上昇することなく、第1内径側フィン33a間を流通した冷却空気に合流する。これにより、第1内径側フィン33a間を流通した冷却空気の温度が低下する。そして、温度が低下した冷却空気の一部が、第2内径側フィン37b内を流通し、負極側整流素子29を効果的に冷却することができる。また、温度が低下した冷却空気の残部が、空間73を流通し、軸受取付部25および軸受5を効果的に冷却することができる。
 このとき、第1外径側フィン33b間、および空間64を流れた冷却空気の一部が径方向通風路48を通って内径側に分岐するので、第2外径側フィン37a間を流通する冷却空気の流量が低減し、第2外径側フィン37aの冷却性能が低下する。しかしながら、第1内径側フィン33a間を流通した後第2内径側フィン37b間に流入する冷却空気は、径方向通風路48を通って整流装置30の内径側に流入した冷却空気が合流することで、温度が低下するとともに、流量が増加するので、第2内径側フィン37bの冷却性能が高められる。これにより、第2外径側フィン37aの冷却性能の低下が、第2内径側フィン37bの冷却性能の向上により補われ、負極側整流素子29の温度上昇が抑えられる。
 つぎに、整流装置30周辺の他の冷却空気の流れについて図8を用いて説明する。なお、図8は第1整流素子保持部32に形成された第1貫通穴45を通る冷却空気の流れを説明している。
 整流装置30では、正極側整流素子28と負極側整流素子29は、互いに軸方向に重ならないように、かつ周方向に1列に並んで、第1整流素子保持部32と第2整流素子保持部36に保持されている。第1整流素子接続部42が第2整流素子保持部36に形成された第2貫通穴46を貫通するようにサーキットボード40に立設され、第2整流素子接続部41が第1整流素子保持部32に形成された第1貫通穴45を貫通するようにサーキットボード40に立設されている。そして、正極側整流素子28のリード電極28bが曲げられることなく軸方向に伸びて第1整流素子接続部42に挿入され、インサート導体21の一端に溶接されている。また、負極側整流素子29のリード電極29bが曲げられることなく軸方向に伸びて第2整流素子接続部41に挿入され、インサート導体21の一端に溶接される。そこで、整流装置30の軸方向寸法を縮小することができるとともに、周方向寸法が過度に大きくならないようになっている。
 正極側整流素子28と負極側整流素子29は、それぞれ、周方向に1列に並んで、第1整流素子保持部32と第2整流素子保持部36に保持されている。そこで、正極側整流素子28と第1内径側フィン33aとの間、正極側整流素子28と第1外径側フィン33bとの間の距離、負極側整流素子29と第2内径側フィン37bとの間の距離、および負極側整流素子29と第2外径側フィン37aとの間の距離を短くでき、正極側整流素子28および負極側整流素子29の冷却性を高められる。しかし、第1ヒートシンク31、サーキットボード40および第2ヒートシンク35が軸方向に積層されているので、下流側に位置する第2ヒートシンク35の冷却性能が、上流側に位置する第1ヒートシンク31の冷却性能より低下する。
 この実施の形態1では、図8に示されるように、吸い込み口63から流入した冷却空気は、第1貫通穴45を流通し、第1ヒートシンク31とサーキットボード40との間、および第2ヒートシンク35とサーキットボード40との間を径方向内方に流れる冷却空気に合流する。そして、第1ヒートシンク31とサーキットボード40との間、および第2ヒートシンク35とサーキットボード40との間を径方向内方に流れる冷却空気が、第1内径側フィン33a間を流通した冷却空気に合流する。そこで、第2内径側フィン37b間に流入する冷却空気の流量が増大し、かつ温度が低下するので、下流側に位置する第2ヒートシンク35の冷却性能が高められる。これにより、正極側整流素子28および負極側整流素子29を均一に冷却することができる。
 実施の形態2.
 図9はこの発明の実施の形態2に係る車両用交流発電機における整流装置周りの冷却空気の流れを説明する模式図である。なお、図9では、冷却空気の流れを矢印で示している。
 図9において、第1ヒートシンク31Aでは、第1内径側フィン33aのみが第1整流素子保持部32に配設されている。
 なお、他の構成は、上記実施の形態1と同様に構成されている。
 このように構成された整流装置30Aの外径側では、負圧部72が形成されることで、第2外径側フィン37aおよび第1内径側フィン33aの上流側に位置する吸い込み口63から保護カバー60内に流入する冷却空気の流れ70,71が生じる。そして、吸い込み口63から保護カバー60内に流入した冷却空気は、第1内径側フィン33a間を流れた後、第2内径側フィン37b間、および空間73を軸方向に流れる。また、吸い込み口63から保護カバー60内に流入した冷却空気は、第1ヒートシンク31Aと円筒部61との間の空間64を軸方向に流れる。空間64を流れた、温度上昇していない冷却空気の一部が、分岐し、径方向通風路48を通って径方向内方に流れ、第1内径側フィン33a間を流れた冷却空気に合流する。空間64を流れた、温度上昇していない冷却空気の残部が、第2外径側フィン37a間を流れる。
 したがって、この実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
 実施の形態3.
 図10はこの発明の実施の形態3に係る車両用交流発電機における整流装置周りの冷却空気の流れを説明する模式図である。なお、図10では、冷却空気の流れを矢印で示している。
 図10において、サーキットボード40Aは、第1整流素子保持部32と軸方向に離間し、第2整流素子保持部36と接して配置されている。
 なお、他の構成は、上記実施の形態1と同様に構成されている。
 このように構成された整流装置30Bの外径側では、負圧部72が形成されることで、第2整流素子保持部36の外径側に配設された第2外径側フィン37aの上流側に位置する吸い込み口63から保護カバー60内に流入する冷却空気の流れ70が生じる。ここで、サーキットボード40Aが第2整流素子保持部36に接しているので、サーキットボード40Aと第2整流素子保持部36との間を通って径方向内方に流れる冷却空気の流通路が形成されない。そこで、吸い込み口63から保護カバー60内に流入して第2外径側フィン37a側に流れる冷却空気の径方向内方に分岐する流量が低減される。これにより、第2外径側フィン37aに供給される冷却空気の流量が増大し、負極側整流素子29を効果的に冷却することができる。
 そこで、負極側整流素子29の発熱量に合わせて、第2整流素子保持部36の外径側の第2外径側フィン37aの径方向寸法を短くし、整流装置30Bの径方向寸法を縮小することが可能となる。
 なお、上記実施の形態3では、サーキットボード40Aは、第2整流素子保持部36とのみ接するように配置されているが、サーキットボード40Aを、第1整流素子保持部32と第2整流素子保持部36との両方に接するように配置してもよい。
 実施の形態4.
 図11はこの発明の実施の形態4に係る車両用交流発電機における整流装置周りの冷却空気の流れを説明する模式図である。なお、図11では、冷却空気の流れを矢印で示している。
 図11において、サーキットボード40Bは、第1整流素子保持部32と第2整流素子保持部36との両方に接して配置されている。そして、サーキットボード40Bの第1貫通穴45と対向する部分に、第1貫通穴45を流通した冷却空気を径方向内方に案内するガイド溝47が形成されている。
 なお、他の構成は、上記実施の形態1と同様に構成されている。
 このように構成された整流装置30Cでは、吸い込み口63から流入した冷却空気は、第1貫通穴45を流通し、ガイド溝47を通って径方向内方に導かれ、第1整流素子保持部32の内径側に配設された第1内径側フィン33a間を流通した冷却空気に合流する。そこで、第2整流素子保持部36の内径側に配設された第2内径側フィン37b間に流入する冷却空気の流量が増大し、かつ温度が低下するので、下流側に位置する第2ヒートシンク35の冷却性能が高められる。
 なお、上記各実施の形態では、回転子の極数が12極、固定子鉄心のスロット数が72個としているが、極数およびスロット数はこれに限定されない。
 また、上記各実施の形態では、毎極毎相当たりのスロット数が2の場合について説明しているが、毎極毎相当たりのスロット数が2に限定されない。
 また、上記各実施の形態では、第1整流素子保持穴と第2整流素子保持穴は、それらの形成領域が軸方向で重ならないように、第1整流素子保持部および第2整流素子保持部に形成されているが、正極側リード電極および負極側リード電極が負極側整流素子および正極側整流素子に干渉されずに軸方向に延びることができれば、第1整流素子保持穴と第2整流素子保持穴の形成領域は、軸方向で部分的に重なってもよい。
 また、上記実施の形態1では、正極側整流素子を第1ヒートシンクに実装される第1整流素子とし、負極側整流素子を第2ヒートシンクに実装される第2整流素子としているが、正極側整流素子を第2ヒートシンクに実装される第2整流素子とし、負極側整流素子を第1ヒートシンクに実装される第1整流素子としてもよい。

Claims (7)

  1.  ハウジングと、
     軸心を上記ハウジングの軸方向に一致させて上記ハウジングの軸方向の両端部に形成された軸受保持部に軸受を介して回転可能に支持されたシャフトに固着され、上記ハウジング内に回転可能に配設された回転子と、
     円筒状の固定子鉄心、および上記固定子鉄心に装着された固定子巻線を有し、上記回転子の外周に、同軸に配設されて上記ハウジングに保持された固定子と、
     上記回転子の軸方向の一側の端面に固着され、上記回転子と連動して回転されるファンと、
     上記ハウジングの軸方向の一側の外方に配設された整流装置と、
     有底筒状に形成され、上記整流装置を覆うように上記ハウジングの軸方向の一側に配設され、冷却空気の吸い込み口が底部の上記整流装置に対応する領域に形成された保護カバーと、
     上記ハウジングの上記回転子の軸方向の一側の端面に対向する壁面に形成された吸気口と、
     上記ハウジングの上記固定子巻線の軸方向の一側のコイルエンドに対向する壁面に形成された排気口と、を備え、
     上記ファンの回転により、上記吸い込み口から上記保護カバー内に流入し、上記整流装置を冷却した後、上記吸気口から上記ハウジング内に流入し、上記ファンにより遠心方向に曲げられて上記排気口から排出される上記冷却空気の流通路が構成される車両用交流発電機において、
     上記整流装置は、上記ハウジングの軸方向と直交する平面上に配設された平板状の第1整流素子保持部を有する第1ヒートシンクと、上記第1整流素子保持部に保持される複数の第1整流素子と、上記第1整流素子保持部に対して上記ハウジング側に離間して、かつ上記ハウジングの軸方向と直交する平面上に配設された平板状の第2整流素子保持部を有する第2ヒートシンクと、上記第2整流素子保持部に保持される複数の第2整流素子と、固定子巻線接続部、電圧調整器接続部、第1整流素子接続部、第2整流素子接続部およびハウジング連結部を有するサーキットボードと、を備え、
     上記サーキットボードは、上記第1整流素子接続部を上記第2整流素子保持部に形成された第2貫通穴内に遊嵌状態に配設し、かつ上記第2整流素子接続部を上記第1整流素子保持部に形成された第1貫通穴内に遊嵌状態に配設して、上記第1整流素子保持部と上記第2整流素子保持部との間に配設され、
     上記複数の第1整流素子の第1リード電極が、それぞれ、軸方向に伸びて上記第1整流素子接続部のそれぞれに接続され、
     上記複数の第2整流素子の第2リード電極が、それぞれ、軸方向に伸びて上記第2整流素子接続部のそれぞれに接続されている車両用交流発電機。
  2.  上記第1整流素子保持部が、上記シャフトの軸心周りに円弧状に配設される円弧帯状に作製され、
     複数の第1内径側フィンが、上記第1内径側フィン間に上記ハウジングの軸方向と平行な冷却風流路を構成するように、上記第1整流素子保持部の内径側に形成され、
     上記第2整流素子保持部が、上記シャフトの軸心周りに円弧状に配設される円弧帯状に作製され、
     複数の第2外径側フィンが、上記第2外径側フィン間に上記ハウジングの軸方向と平行な冷却風流路を構成するように、上記第2整流素子保持部の外径側に形成されている請求項1記載の車両用交流発電機。
  3.  複数の第2内径側フィンが、上記第2内径側フィン間に上記ハウジングの軸方向と平行な冷却風流路を構成するように、上記第2整流素子保持部の内径側に形成され
     上記複数の第1内径側フィンの内径端が、上記複数の第2内径側フィンの内径端より内径側に位置している請求項2記載の車両用交流発電機。
  4.  複数の第1外径側フィンが、上記第1外径側フィン間に上記ハウジングの軸方向と平行な冷却風流路を構成するように、上記第1整流素子保持部の外径側に形成され、
     上記複数の第1外径側フィンの外径端が、上記複数の第2外径側フィンの外径端より内径側に位置している請求項2又は請求項3記載の車両用交流発電機。
  5.  上記サーキットボードが上記第1整流素子保持部と上記第2整流素子保持部との少なくとも一方と軸方向に離間して配設されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両用交流発電機。
  6.  上記第1貫通穴から流出した上記冷却空気を径方向内方に案内するガイド溝が、上記サーキットボードの上記第1整流素子保持部と対応する面に形成されている請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両用交流発電機。
  7.  上記第1整流素子保持部と上記第2整流素子保持部は、軸方向から見て、同一の輪郭を有し、
     上記サーキットボードは、軸方向から見て、上記固定子巻線接続部、上記電圧調整器接続部および上記ハウジング連結部のみが、上記第1整流素子保持部および上記第2整流素子保持部から突出するように構成されている請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の車両用交流発電機。
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