JP2010041850A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、正極側および負極側ダイオードの温度上昇を効果的に抑制できる回転電機を得る。
【解決手段】第1リア側吸気孔3aが内周側ヒートシンク放熱フィン25と軸方向に相対するようにリアブラケット3に穿設され、第2リア側吸気孔3bが第1ヒートシンクベース24の外周面と径方向に相対するようにリアブラケット3に穿設され、ブラケット側放熱フィン3cが第2リア側吸気孔3bの外径側で、かつ第2ヒートシンクベース28が取り付けられているリアブラケット3の領域3dの外表面に、それぞれ径方向に延設されて、周方向に所定のピッチで配列されている。
【選択図】図2

Description

この発明は、車両用交流発電機などの回転電機に関し、特に整流器の冷却構造に関するものである。
従来の車両用交流発電機における整流器は、内径が異なる円弧帯状の正極側および負極側ヒートシンクがシャフトに直交してそれぞれ略平面状に配置され、複数個の正極側ダイオードが長手方向を径方向に向けて内径側に位置する正極側ヒートシンクの表面に周方向に沿って配置され、複数個の負極側ダイオードが長手方向を周方向に向けて外径側に位置する負極側ヒートシンクの表面に周方向に沿って配置されて構成されている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、従来の車両用交流発電機では、負極側ヒートシンクのベースがその裏面をケースの内壁面に密接状態にして配設され、正極側ヒートシンクのベースが表面を回転子側に向けて、負極側ヒートシンクのベースの内径側にシャフトに直交して略平面状に配設されている。そして、負極側ダイオードは、ファンの回転により、負極側ヒートシンクのベースが密接するケースの部位の外表面に立設されたブラケット用放熱フィンに沿って流れてケース内に導かれる冷却風により冷却される。一方、正極側ダイオードは、ファンの回転により正極側ヒートシンクのベースの裏面に立設された正極側ヒートシンク用放熱フィンと軸方向に相対するケースの部位からケース内に導かれて正極側ヒートシンク用放熱フィンに沿って流れる冷却風と、ブラケット用放熱フィンに沿って径方向内方に流れてケース内に導かれて正極側ヒートシンク用放熱フィンに沿って流れる冷却風と、により冷却される。
特開2000−341919号公報
従来の車両用交流発電機では、円弧帯状の正極側ヒートシンクのベースがシャフトに直交して略平面状に配置されているので、正極側ヒートシンクのベースはファンの回転で吸気孔から吸入された冷却風の流れを遮るように配置され、通風路の通風抵抗が大きい。さらに、冷却風は、正極側ヒートシンク用放熱フィンに沿って径方向内方に流れ、放熱フィンとシャフトとの間を通って回転子側に流れる。このとき、放熱フィンとシャフトとの間の通風路が狭く、その通風抵抗が大きい。これにより、正極側ヒートシンク用放熱フィンと軸方向に相対するケースの部位からケース内に導かれて正極側ヒートシンク用放熱フィンに沿って流れる冷却風の風量、およびブラケット用放熱フィンに沿って径方向内方に流れてケース内に導かれて正極側ヒートシンク用放熱フィンに沿って流れる冷却風の風量が制限される。そこで、従来の車両用交流発電機を高出力化、かつ小型化が望まれる用途に適用する場合には、発電量が増大することから、正極側および負極側ダイオードの冷却性をより高める必要があった。
正極側および負極側ダイオードの冷却性を高めるには、正極側ヒートシンク用およびブラケット用放熱フィンの放熱面積を大きくする、あるいは正極側ヒートシンク用およびブラケット用放熱フィン間を流通する冷却風の風量を多くする必要がある。そして、正極側ヒートシンク用放熱フィンの本数を増やす、あるいは正極側ヒートシンク用放熱フィンの径方向長さを長くすることで放熱面積を大きくして、正極側ダイオードの冷却性を高めることができる。一方、ブラケット用放熱フィンは強度が要求される部材でもあることから、フィンの厚さを薄くできない。どこで、ブラケット用放熱フィンの枚数を増やして放熱面積を大きくする場合には、フィンの厚みを薄くすることができないので、フィン間の隙間が狭くなり、通風抵抗が増大する。これにより、ブラケット用放熱フィンに沿って流れる冷却風の風量が低減し、結果的に負極側ダイオードの冷却性を高められなかった。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、第1ヒートシンクおよび第2ヒートシンクの冷却性能を高め、正極側ダイオードおよび負極側ダイオードの温度上昇を効果的に抑制できる回転電機を得ることを目的とする。
この発明による回転電機は、ケースと、このケースに軸支されたシャフトに固着されて該ケース内に配設された回転子と、上記ケースに支持されて上記回転子の外周を覆うように配設され、固定子コイルが固定子鉄心に巻装されてなる固定子と、上記ケース内の上記回転子の軸方向の一側に配設され、上記固定子コイルに電気的に接続されて該固定子コイルで生じた交流を直流に整流する整流器と、上記回転子の軸方向の一側の端面に固着されたファンと、を備えている。上記整流器は、所定の軸方向長さを有し、軸方向と直交する断面が弧状の筒体に形成され、上記シャフトと略同軸に配置された第1ヒートシンクベース、上記第1ヒートシンクベースの内周面から、周方向に所定のピッチで、放射状に立設され、それぞれ軸方向に延在する複数の内周側ヒートシンク放熱フィン、および上記第1ヒートシンクベースの外周面から、それぞれ径方向外方に立設され、かつ軸方向に延在する複数の外周側ヒートシンク放熱フィンを有する第1ヒートシンクと、弧状、かつ帯状の板体に形成され、上記第1ヒートシンクベースの外径側で、かつ上記シャフトの軸心と直交する略平面状に配置されて上記ケースの内壁面に熱接触状態に取り付けられた第2ヒートシンクベースを有する第2ヒートシンクと、上記第1ヒートシンクベースの外周面および上記第2ヒートシンクベースの上記回転子側の表面の一方に実装された複数の正極側ダイオードと、上記第1ヒートシンクベースの外周面および上記第2ヒートシンクベースの上記回転子側の表面の他方に実装された複数の負極側ダイオードと、を有している。さらに、第1吸気孔が上記複数の内周側ヒートシンク放熱フィンと軸方向に相対するように上記ケースに穿設され、第2吸気孔が上記第1ヒートシンクベースの外周面と径方向に相対するように上記ケースに穿設され、ブラケット側放熱フィンが上記第2吸気孔の外径側で、かつ上記第2ヒートシンクベースが取り付けられている上記ケースの領域の外表面に、それぞれ径方向に延設されて、周方向に所定のピッチで配列されている。
この発明によれば、冷却風がファンの回転により第1および第2吸気孔からケース内に吸気される。第1吸気孔から吸気された冷却風は内周側ヒートシンク放熱フィン間を流通して回転子側に流れる。冷却風がブラケット側放熱フィンに沿って径方向内方に流れて第2吸気孔からケース内に吸気される。第2吸気孔から吸気された冷却風は第1ヒートシンクベースの外周面に当たって方向を軸方向に変えられ、外周側ヒートシンク放熱フィン間を流通して回転子側に流れる。
第1ヒートシンクベースは、所定の軸方向長さを有し、軸方向と直交する断面が弧状の筒体に形成され、シャフトと略同軸に配置されているので、第1ヒートシンクベースが第1吸気孔から吸気された冷却風の軸方向流れを阻害することがない。そこで、シャフトと第1ヒートシンクベースとの間の通風路の通風抵抗が小さくなり、第1吸気孔から吸気される冷却風の流量が増加し、第1ヒートシンクベースに実装された正極側ダイオード又は負極側ダイオードでの発熱が効果的に放熱される。
また、第1ヒートシンクベースの外周面とケースの内壁面との間の隙間が確保され、第1ヒートシンクベースの外周面とケースの内壁面との間の通風路の通風抵抗が小さくなり、第2吸気孔から吸気される冷却風の流量が増加する。そこで、第1ヒートシンクベースに実装された正極側ダイオード又は負極側ダイオードでの発熱が効果的に放熱される。さらに、第2ヒートシンクベースに実装された正極側ダイオード又は負極側ダイオードでの発熱が効果的に放熱される。
これにより、第1ヒートシンクおよび第2ヒートシンクの冷却性能が向上し、正極側ダイオードおよび負極側ダイオードの過度の温度上昇が抑制される。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機を示すリア側端面図、図2は図1のII−II矢視断面図、図3はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における整流器を示す斜視図、図4はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における整流器に適用される第1ヒートシンクを示す上面図、図5はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における電気回路図、図6はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における整流器に適用される正極側ダイオードの構成を説明する断面図、図7はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における整流器に適用される負極側ダイオードの構成を説明する断面図、図8はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における冷却風の流れを模式的に説明する要部断面図である。
図1乃至図5において、車両用交流発電機100は、それぞれ略椀形状のアルミ製のフロントブラケット2とリアブラケット3とからなるケース1と、シャフト19をケース1に軸受4を介して支持されて、ケース1内に回転自在に配設された回転子16と、ケース1のフロント側に延出するシャフト19の端部に固着されたプーリ5と、回転子16の軸方向の両端面に固定されたファン6と、回転子16に対して一定のエアギャップ10を有して、回転子16の外周を囲繞してケース1に固定された固定子13と、シャフト19のリア側に固定され、回転子16に電流を供給する一対のスリップリング7と、各スリップリング7の表面に摺動する一対のブラシ8と、これらのブラシ8を収容するブラシホルダ9と、固定子13に電気的に接続され、固定子13で生じた交流を直流に変換する整流器20と、ブラシホルダ9に嵌着されたヒートシンク12に取り付けられて、固定子13で生じた交流電圧の大きさを調整する電圧調整器11と、を備えている。
固定子13は、円筒状の固定子鉄心14と、固定子鉄心14に巻装され、回転子の回転に伴い、界磁コイル17からの磁束の変化で交流が生じる固定子コイル15と、を備えている。
回転子16は、励磁電流が流されて磁束を発生する界磁コイル17と、界磁コイル17を覆うように設けられ、その磁束によって磁極が形成されるポールコア18と、ポールコア18の軸心位置に貫装されたシャフト19と、を備えている。ファン6がポールコア18の軸方向両端面に溶接などにより固着されている。
整流器20は、正極側ダイオード21と、負極側ダイオード22と、正極側ダイオード21を支持する第1ヒートシンク23と、負極側ダイオード22を支持する第2ヒートシンク27と、正極側および負極側ダイオード21,22と固定子コイル15とを電気的に接続するサーキットボード29と、を備えている。
正極側ダイオード21は、図6に示されるように、N型半導体とP型半導体とをPN接合して構成された整流素子21a、整流素子21aのN型半導体のP型半導体と逆側の面に半田接合された銅ベース21b、整流素子21aと銅ベース21bとをモールドして略直方体に成形された絶縁性樹脂部21c、および一端が整流素子21aのP型半導体に接続されて絶縁性樹脂部21cから延出され、他端がサーキットボード29に接続されるリード端子21dを備えている。負極側ダイオード22は、図7に示されるように、N型半導体とP型半導体とをPN接合して構成された整流素子22a、整流素子22aのP型半導体のN型半導体と逆側の面に半田接合された銅ベース22b、整流素子22aと銅ベース22bとをモールドして略直方体に成形された絶縁性樹脂部22c、および一端が整流素子22aのN型半導体に接続されて絶縁性樹脂部22cから延出され、他端がサーキットボード29に接続されるリード端子22dを備えている。
第1ヒートシンク23は、所定の軸方向長さおよび所定の肉厚を有し、軸方向と直交する断面が円弧状の筒体に形成された第1ヒートシンクベース24と、第1ヒートシンクベース24の内周面から、周方向に所定のピッチで放射状に立設され、それぞれ軸方向に延在する複数の内周側ヒートシンク放熱フィン25と、第1ヒートシンクベース24の外周面の正極側ダイオード21の実装面を除く領域から、放射状に立設され、それぞれ軸方向に延在する複数の外周側ヒートシンク放熱フィン26と、を有する。そして、正極側ダイオード21が、第1ヒートシンクベース24の外周面に、周方向に所定の間隔をおいて配置されて銅ベース21bを固着するように実装されている。
第2ヒートシンク27は、所定の肉厚および所定の径方向幅を有し、円弧帯状の板体に形成された第2ヒートシンクベース28を有する。この第2ヒートシンクベース28の内径は第1ヒートシンクベース24の外径より大径に作製されている。そして、負極側ダイオード22が、第2ヒートシンクベース28の厚み方向の一面に、周方向に所定の間隔をおいて配置されて銅ベース22bを固着するように実装されている。
ここで、第1ヒートシンクベース24は、第2ヒートシンクベース28より内径側に配置されているので、第1ヒートシンクベース24の外周面の面積が小さく、正極側ダイオード21は第1ヒートシンクベース24の外周面に密に実装されている。一方、第2ヒートシンクベース28は、第1ヒートシンクベース24より外径側に配置されているので、第2ヒートシンクベース28の表面の面積が大きく、負極側ダイオード22は第2ヒートシンクベース28の外周面に粗に実装されている。第2ヒートシンクベース28では、各負極側ダイオード22の温度を均一にするため、熱を効率よく拡散する必要があり、厚みを厚くしている。このように、第1ヒートシンクベース24と第2ヒートシンクベース28とは、ダイオードを支持すると同時に、ダイオードでの発熱を効率よく拡散するという同じ機能を有しているにもかかわらず、第2ヒートシンクベース28の厚みが第1ヒートシンクベース24より厚いのは、この理由からである。
そして、第1ヒートシンク23が、第1ヒートシンクベース24を、ブラシホルダ9とともにスリップリング7を囲繞し、かつシャフト19と同軸にリアブラケット3内に配設して取り付けられている。また、第2ヒートシンク27が、第1ヒートシンクベース24の外径側で、かつ第1ヒートシンク23の回転子16側に、シャフト19の軸心に直交する平面状にシャフト19と同軸に配置され、第2ヒートシンクベース28の厚み方向の他面をリアブラケット3の内壁面に密接させて取り付けられている。つまり、第2ヒートシンクベース28は、リアブラケット3の内壁面に熱接触状態を確保して、かつ電気的に接続状態に取り付けられ、アースされている。このように配設された正極側および負極側ダイオード21,22は、サーキットボード29により、正極側ダイオード21と負極側ダイオード22とを直列に接続してなる3つのダイオード対による2組のダイオードブリッジ20A,20Bを構成するように接続されている。
固定子コイル15は、3つの巻線15a、15b、15cをY結線して作製された三相交流巻線15Aと、3つの巻線15d、15e、15fをY結線して作製された三相交流巻線15Bとに構成され、各巻線15a、15b、15c、15d、15e、15fの各出力端が各ダイオード対の正極側ダイオード21と負極側ダイオード22との接続点に接続されている。そして、三相交流巻線15Aの各出力端から出力される三相交流電圧がダイオードブリッジ20Aにより全波整流されて出力され、三相交流巻線15Bの各出力端から出力される三相交流電圧がダイオードブリッジ20Bにより全波整流されて出力される。
ここで、複数のフロント側吸気孔2aがフロントブラケット2の端面に穿設され、複数のフロント側排気孔2bが固定子コイル15のフロント側コイルエンド15fと径方向に相対するようにフロントブラケット2に穿設されている。
また、第1吸気孔としての複数の第1リア側吸気孔3aが第1ヒートシンク23の内周側ヒートシンク放熱フィン25の周方向のほぼ全域と軸方向に相対するようにリアブラケット3に円弧状に穿設され、第2吸気孔としての複数の第2リア側吸気孔3bが第1ヒートシンク23の第1ヒートシンクベース24の外周面の周方向のほぼ全域と径方向に相対するようにリアブラケット3に穿設され、径方向に延びるブラケット側放熱フィン3cが、第2ヒートシンクベース28が取り付けられたリアブラケット3の領域3dの外表面に所定のピッチで周方向に配列され、第3リア側吸気孔3eが電圧調整器11を取り付けるためのヒートシンク12と軸方向に相対するようにリアブラケット3に穿設されている。また、複数のリア側排気孔3fが固定子コイル15のリア側コイルエンド15rと径方向に相対するようにリアブラケット3に穿設されている。
つぎに、このように構成された車両用交流発電機100の動作について説明する。
まず、電流がバッテリ(図示せず)からブラシ8およびスリップリング7を介して回転子16の界磁コイル17に供給され、磁束が発生される。この磁束により、ポールコア18が周方向に交互にN極とS極とに磁化される。
一方、エンジンの回転トルクがベルト(図示せず)およびプーリ5を介してシャフト19に伝達され、回転子16が回転される。そこで、回転磁界が固定子13の固定子コイル15に与えられ、起電力が固定子コイル15に発生する。この交流の起電力が、整流器20で直流電流に整流され、バッテリが充電され、或いは電気負荷に供給される。
ファン6が回転子16の回転に連動して回転される。フロント側では、このファン6の回転により、外気(以下、冷却風という)がフロント側吸気孔2aからフロントブラケット2内に吸気される。そして、フロントブラケット2内に吸気された冷却風は、ファン6により遠心方向に曲げられ、フロント側コイルエンド15fを冷却した後、フロント側排気孔2bから外部に排気される。
一方、リア側では、ファン6の回転により、冷却風が第1乃至第3リア側吸気孔3a,3b,3eからリアブラケット3内に吸気される。そして、第1リア側吸気孔3aからリアブラケット3内に吸気された冷却風は、図8中矢印Aで示されるように、内周側ヒートシンク放熱フィン25間を流通して回転子16まで軸方向に流れる。ブラケット側放熱フィン3cに沿って径方向内方に流れ、第2リア側吸気孔3bからリアブラケット3内に吸気された冷却風は、図8中矢印Bで示されるように、第1ヒートシンクベース24の外周面に当たって方向を軸方向に変えられ、外周側ヒートシンク放熱フィン26に沿って回転子16まで流れる。
第3リア側吸気孔3eからリアブラケット3内に吸気された冷却風は、ヒートシンク12の放熱フィン12a間を径方向内方に流通し、スリップリング7とブラシホルダ9との間を通って回転子16まで流れる。そして、回転子16まで流れてきた冷却風は、ファン6により遠心方向に曲げられ、リア側コイルエンド15rを冷却した後、リア側排気孔3fから外部に排気される。
ここで、車両用交流発電機100では、界磁コイル17、固定子コイル15、整流器20、および電圧調整器11は、発電中、常に発熱している。例えば、定格出力電流100Aクラスの発電機では、温度的に高い回転ポイントで、それぞれの発生熱量は、60W、500W、120W、および6Wである。そして、これらの発熱による過度の温度上昇は、発電機の性能を悪化させ、部品の寿命の低下につながる。
電圧調整器11での発熱は、放熱フィン12a間を流通する冷却風に放熱される。整流器20の正極側ダイオード21での発熱は、第1ヒートシンクベース24から内周側ヒートシンク放熱フィン25および外周側ヒートシンク放熱フィン26に伝達され、内周側ヒートシンク放熱フィン25間および外周側ヒートシンク放熱フィン26間を流通する冷却風に放熱される。整流器20の負極側ダイオード22での発熱は、第2ヒートシンクベース28からリアブラケット3に伝達され、ブラケット側放熱フィン3c間を流通する冷却風に放熱される。固定子コイル15での発熱は、フロント側コイルエンド15fおよびリア側コイルエンド15rからファン6により遠心方向に曲げられた冷却風に放熱される。また、固定子コイル15での発熱は、固定子鉄心14を経由してフロントブラケット2とリアブラケット3に伝達し、ファン6からの風で冷却される。また、フロントブラケット2内での冷却風の圧力とリアブラケット3内での冷却風の圧力との差圧から、例えば、フロントブラケット2側から回転子16中を通ってリアブラケット3側への冷却風の流れが発生し、界磁コイル17での発熱が回転子16中を流通するこの冷却風に放熱される。これにより、電圧調整器11、固定子コイル15、整流器20、および界磁コイル17などのケース1内に内蔵された発熱部品が冷却され、過度の温度上昇が抑えられる。
この実施の形態1によれば、第1ヒートシンク23は、所定の軸方向長さを有し、軸方向と直交する断面が円弧状の筒体に形成された第1ヒートシンクベース24と、第1ヒートシンクベース24の内周面から、周方向に所定のピッチで放射状に立設され、それぞれ軸方向に延在する複数の内周側ヒートシンク放熱フィン25と、正極側ダイオード21の実装面を除く第1ヒートシンクベース24の外周面から、放射状に立設され、それぞれ軸方向に延在する複数の外周側ヒートシンク放熱フィン26と、を有している。そして、第1ヒートシンク23が、第1ヒートシンクベース24を、スリップリング7の外周側に、かつシャフト19と同軸にリアブラケット3内に配設されている。さらに、第1リア側吸気孔3aが内周側ヒートシンク放熱フィン25の周方向のほぼ全域と軸方向に相対するようにリアブラケット3に円弧状に穿設されている。また、第2リア側吸気孔3bが第1ヒートシンクベース24の外周面のほぼ全域と径方向に相対するようにリアブラケット3に円弧状に穿設されている。
スリップリング7と第1ヒートシンクベース24との間には、第1ヒートシンクベース24から立設されて軸方向に延在する内周側ヒートシンク放熱フィン25が周方向に所定のピッチで配列されているので、第1ヒートシンクベース24が第1リア側吸気孔3aから吸気された冷却風の軸方向の流れを遮らない。そこで、スリップリング7と第1ヒートシンクベース24との間の通風路の通風抵抗が小さくなり、第1リア側吸気孔3aから吸気されて内周側ヒートシンク放熱フィン25間の通風路を流通する冷却風の流量が増加する。また、第1ヒートシンクベース24の外周面とリアブラケット3の内壁面との間に隙間が確保されている。そこで、第1ヒートシンクベース24の外周面とリアブラケット3の内壁面との間の通風路の通風抵抗が小さくなり、第2リア側吸気孔3bから吸気されて外周側ヒートシンク放熱フィン26間の通風路を流通する冷却風の流量が増加する。
これにより、正極側ダイオード21での発熱が内周側ヒートシンク放熱フィン25および外周側ヒートシンク放熱フィン26から効果的に冷却風に放熱され、正極側ダイオード21の冷却性が向上される。つまり、第1ヒートシンク23の冷却性能が向上される。
また、第2ヒートシンクベース28が第1ヒートシンクベース24の外径側で、リアブラケット3の内壁面に密接して熱接触状態に取り付けられている。径方向に延びるブラケット側放熱フィン3cが、第2リア側吸気孔3bの外径側で、かつ第2ヒートシンクベース28が取り付けられているリアブラケット3の領域3dの外表面に所定のピッチで周方向に配列されている。
ここで、第1ヒートシンクベース24の外周面とリアブラケット3の内壁面との間に隙間が確保されているので、第1ヒートシンクベース24の外周面とリアブラケット3の内壁面との間の通風路の通風抵抗が小さくなり、第2リア側吸気孔3bから吸気されて外周側ヒートシンク放熱フィン26間の通風路を流通する冷却風の流量が増加する。つまり、第2リア側吸気孔3bから吸気される冷却風の流量が増加するので、ブラケット側放熱フィン3cに沿って流れる冷却風の流量が増加する。
これにより、負極側ダイオード22での発熱がブラケット側放熱フィン3cに沿って流れる冷却風に放熱され、負極側ダイオード22の冷却性が向上される。つまり、第2ヒートシンク27の冷却性能が向上される。
ここで、近年の高出力化の要求に答えるために車両用交流発電機100の出力を高めた場合、整流器20を構成する正極側および負極側ダイオード21,22での発熱量が増大する。そして、整流素子21a,22aと銅ベース21b,22bとを接合している半田に熱疲労に起因するクラックが生じ、最悪、正極側および負極側ダイオード21,22が破壊してしまう。
本発明では、第1および第2ヒートシンク23,26の冷却性能が向上しているので、正極側および負極側ダイオード21,22での発熱量が増大しても、正極側および負極側ダイオード21,22での発熱を効果的に冷却風に放熱でき、正極側および負極側ダイオード21,22の過度の温度上昇を抑えることができる。そこで、正極側および負極側ダイオード21,22が破壊するような事態を未然に回避でき、高出力の車両用交流発電機100を実現できる。
なお、上記実施の形態1では、第1ヒートシンクベース24がシャフト19と同軸にリアブラケット3内に配設されるものとして説明しているが、第1ヒートシンクベース24は、シャフト19と正確に同軸に配設される必要はなく、ブラシホルダ9と協働してシャフト19を取り囲むように配設されていればよい。
また、上記実施の形態1では、外周側ヒートシンク放熱フィン26は、内周側ヒートシンク放熱フィン25と周方向位置を一致させて第1ヒートシンクベース24の外周面から径方向外方に突設されているが、外周側ヒートシンク放熱フィン26と内周側ヒートシンク放熱フィン25との周方向位置を必ずしも一致させる必要はない。
実施の形態2.
図9はこの発明の実施の形態2に係る車両用交流発電機における整流器に適用される第1ヒートシンクを示す上面図である。
図9において、正極側ダイオード21の実装面30が第1ヒートシンクベース24Aの外周面に所定深さに凹設されている。そして、実装面30に相対する第1ヒートシンクベース24Aの内周面が実装面30の深さ分内径側に突出されている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
この実施の形態2によれば、第1ヒートシンクベース24Aは、周方向に関して一様な肉厚を有し、実装面30の形成領域の径方向位置が、径方向内方にシフトしているので、第1ヒートシンクベース24Aの外周面とリアブラケット3の内壁面との間の通風路の通風抵抗がさらに小さくなり、第2リア側吸気孔3bから吸気される冷却風の流量が増加する。そこで、第1ヒートシンク23Aの冷却性能が向上されるとともに、ブラケット側放熱フィン3cに沿って流れる冷却風の流量が増加し、第2ヒートシンク27の冷却性能を向上させることができる。
実施の形態3.
図10はこの発明の実施の形態3に係る車両用交流発電機における整流器に適用される第1ヒートシンクを示す上面図である。
図10において、第1ヒートシンク23Bは、所定の軸方向長さおよび所定の肉厚を有する5つの矩形平板を周方向に連結した断面弧状の筒体、即ち4つの角部を有する断面弧状の筒体に作製された第1ヒートシンクベース24Bと、第1ヒートシンクベース24Bの内周面から放射状に立設されて、軸方向に延在する内周側ヒートシンク放熱フィン25Bと、第1ヒートシンクベース24Bの外周面の正極側ダイオード21の実装面を除く領域から、内周側ヒートシンク放熱フィン25Bと周方向位置を一致させて放射状に立設され、それぞれ軸方向に延在する外周側ヒートシンク放熱フィン26Bと、を備える。そして、正極側ダイオード21が第1ヒートシンクベース24Bを構成する5つの矩形平板の表面からなる平坦面(外周面)に実装されている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態3においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
この実施の形態3によれば、正極側ダイオード21が第1ヒートシンクベース24Bを構成する矩形平板の表面からなる平坦部に実装できるので、正極側ダイオード21の実装が簡易となる。
実施の形態4.
図11はこの発明の実施の形態4に係る車両用交流発電機における整流器周りを示す要部断面図である。
図11において、第1ヒートシンクベース24Cの回転子16側の端部が、その径方向位置が軸方向に回転子16に近づくにつれ漸次低くなる傾斜面31に形成されている。内周側ヒートシンク放熱フィン25および外周側ヒートシンク放熱フィン26が傾斜面31を超えて回転子16側まで延在している。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態4においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
この実施の形態4では、第1ヒートシンクベース24Cの回転子16側の端部が、その径方向位置が軸方向に回転子16に近づくにつれ漸次低くなる傾斜面31に形成されている。そこで、第2リア側吸気孔3bから吸気された冷却風は、その流れ方向を第1ヒートシンクベース24Cにより軸方向に変えられて外周側ヒートシンク放熱フィン26間を流通する。そして、冷却風が第1ヒートシンクベース24Cの回転子16側の端部まで流れてくると、その流れ方向が傾斜面31に沿って曲げられ、シャフト19側に流れた後、ファン6により遠心方向に曲げられる。
この実施の形態4によれば、第1ヒートシンクベース24Cの回転子16側の端部に傾斜面31が形成されているので、冷却風の流れの方向が傾斜面31によりスムーズに変えられ、圧損を増やすことなく、冷却風が流れやすくなる。そこで、第2リア側吸気孔3bから吸気される冷却風の流量が増え、第1ヒートシンク23Cおよび第2ヒートシンク27の冷却性能を向上させることができる。
ここで、第1ヒートシンクベース24Cに形成された傾斜面31と相対する第2ヒートシンクベース28の部位に、傾斜面31と平行な傾斜を有する傾斜面を形成すれば、外周側ヒートシンク放熱フィン26間を第1ヒートシンクベース24Cの端部まで流れてきた冷却風の流れの方向が相対する傾斜面により一層スムーズに変えられる。そこで、第2リア側吸気孔3bから吸気される冷却風の流量をさらに増やすことができる。
なお、上記各実施の形態では、車両用交流発電機について説明しているが、この発明は、車両用交流発電機に限らず、車両用電動機や車両用発電電動機などの回転電機に適用しても、同様の効果を奏する。
また、上記各実施の形態では、正極側ダイオードを第1ヒートシンクに実装するものとしているが、負極側ダイオードを第1ヒートシンクに実装するようにしてもよい。この場合、正極側ダイオードが実装される第2ヒートシンクは、リアブラケットに対して熱接触状態を確保しつつ、電気的に絶縁状態に取り付けられることになる。
また、上記各実施の形態では、第1および第2ヒートシンクのそれぞれに6個の正極側および負極側ダイオードが実装されているものとしているが、第1および第2ヒートシンクのそれぞれに実装される正極側および負極側ダイオードの個数は6個に限定されるものではない。例えば、固定子コイルが1組の三相交流巻線で構成され、三相交流巻線の出力をダイオードブリッジで全波整流する場合には、第1および第2ヒートシンクのそれぞれに実装される正極側および負極側ダイオードの個数は3個となる。また、固定子コイルが1組の三相交流巻線で構成され、三相交流巻線の3つの出力端に加え、Y結線された中性点の出力をダイオードブリッジで全波整流する場合には、第1および第2ヒートシンクのそれぞれに実装される正極側および負極側ダイオードの個数は4個となる。
また、上記各実施の形態では、三相交流巻線がY結線されているものとしているが、三相交流巻線がΔ結線されていても、同様の効果を奏する。三相交流巻線がΔ結線されている場合でも、固定子コイルの結線方法を変更するだけで、整流器、ヒートシンクはそのまま利用可能である。
また、上記各実施の形態では、第2ヒートシンクベースが円弧帯状の板体に作製されているものとしているが、第2ヒートシンクベースは、円弧状に限定されるものではなく、弧状、かつ帯状の板体であればよく、例えば薄い直方体の平板を弧状に連結した帯状の板体、つまり複数の角部を有する弧状、かつ帯状の板体でもよい。
また、上記各実施の形態では、正極側および負極側ダイオードが略直方体に形成されているものとしているが、正極側および負極側ダイオードの外形形状は略直方体に限定されるものではなく、例えば円柱体や円弧状に湾曲したものでもよい。
この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機を示すリア側端面図である。 図1のII−II矢視断面図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における整流器を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における整流器に適用される第1ヒートシンクを示す上面図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における電気回路図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における整流器に適用される正極側ダイオードの構成を説明する断面図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における整流器に適用される負極側ダイオードの構成を説明する断面図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機における冷却風の流れを模式的に説明する要部断面図である。 この発明の実施の形態2に係る車両用交流発電機における整流器に適用される第1ヒートシンクを示す上面図である。 この発明の実施の形態3に係る車両用交流発電機における整流器に適用される第1ヒートシンクを示す上面図である。 この発明の実施の形態4に係る車両用交流発電機における整流器周りを示す要部断面図である。
符号の説明
1 ケース、3a 第1リア側吸気孔(第1吸気孔)、3b 第2リア側吸気孔(第2吸気孔)、3c ブラケット側放熱フィン、6 ファン、13 固定子、14 固定子鉄心、15 固定子コイル、16 回転子、19 シャフト、20 整流器、21 正極側ダイオード、22 負極側ダイオード、23,23A,23B,23C 第1ヒートシンク、24,24A,24B,24C 第1ヒートシンクベース、25,25B 内周側ヒートシンク放熱フィン、26,26B 外周側ヒートシンク放熱フィン、27 第2ヒートシンク、28 第2ヒートシンクベース、31 傾斜面。

Claims (4)

  1. ケースと、このケースに軸支されたシャフトに固着されて該ケース内に配設された回転子と、上記ケースに支持されて上記回転子の外周を覆うように配設され、固定子コイルが固定子鉄心に巻装されてなる固定子と、上記ケース内の上記回転子の軸方向の一側に配設され、上記固定子コイルに電気的に接続されて該固定子コイルで生じた交流を直流に整流する整流器と、上記回転子の軸方向の一側の端面に固着されたファンと、を備え、
    上記整流器は、所定の軸方向長さを有し、軸方向と直交する断面が弧状の筒体に形成され、上記シャフトと略同軸に配置された第1ヒートシンクベース、上記第1ヒートシンクベースの内周面から、周方向に所定のピッチで、放射状に立設され、それぞれ軸方向に延在する複数の内周側ヒートシンク放熱フィン、および上記第1ヒートシンクベースの外周面から、それぞれ径方向外方に立設され、かつ軸方向に延在する複数の外周側ヒートシンク放熱フィンを有する第1ヒートシンクと、弧状、かつ帯状の板体に形成され、上記第1ヒートシンクベースの外径側で、かつ上記シャフトの軸心と直交する略平面状に配置されて上記ケースの内壁面に熱接触状態に取り付けられた第2ヒートシンクベースを有する第2ヒートシンクと、上記第1ヒートシンクベースの外周面および上記第2ヒートシンクベースの上記回転子側の表面の一方に実装された複数の正極側ダイオードと、上記第1ヒートシンクベースの外周面および上記第2ヒートシンクベースの上記回転子側の表面の他方に実装された複数の負極側ダイオードと、を有し、
    第1吸気孔が上記複数の内周側ヒートシンク放熱フィンと軸方向に相対するように上記ケースに穿設され、
    第2吸気孔が上記第1ヒートシンクベースの外周面と径方向に相対するように上記ケースに穿設され、
    ブラケット側放熱フィンが上記第2吸気孔の外径側で、かつ上記第2ヒートシンクベースが取り付けられている上記ケースの領域の外表面に、それぞれ径方向に延設されて、周方向に所定のピッチで配列されていることを特徴とする回転電機。
  2. 上記第1ヒートシンクベースは、周方向に関して一様な肉厚を有し、上記正極側ダイオード又は上記負極側ダイオードが実装される領域の径方向位置が、径方向内方にシフトしていることを特徴とする請求項1記載の回転電機。
  3. 上記第1ヒートシンクベースの上記回転子側の端部が、その径方向位置が軸方向に上記回転子側に近づくに従って漸次低くなる傾斜面に形成され、
    上記内周側ヒートシンク放熱フィンおよび上記外周側ヒートシンク放熱フィンが上記傾斜面を超えて回転子側まで延在していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の回転電機。
  4. 上記第1ヒートシンクベースは、複数の角部を有する断面弧状の筒体に作製されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の回転電機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104852504A (zh) * 2014-02-17 2015-08-19 三菱电机株式会社 车用交流发电机

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