JP5389269B2 - ワイヤロープ清掃器具 - Google Patents

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Description

この発明は、ワイヤロープの防錆や磨耗防止のために使用されるグリスをはじめ、ワイヤロープ表面に存在する余分な付着物を簡単に除去するためのワイヤロープ清掃器具に関するものである。
従来、ワイヤロープ清掃器具としては、特開2003−190888号公報に記載されたものがある。樹脂製かつ円盤状のワイパーをワイヤロープに取り付ける。ワイパーの中心にはワイヤロープを通す穴が設けられており、穴の内周面すなわちワイヤロープとの接触面は、ワイヤロープ表面のストランドの撚りをかたどった形状となっており、ストランドの谷間に溜まったグリスも掻き取ることができる。
ワイパーの外周から中心に向かって切り込みが設けられており、ワイヤロープへの取付時には、当該切り込みをやや変形させて広げ、ワイヤロープをワイパーの中心へ通す。さらに、ワイパー変形防止のための補強カバーをワイパーに取り付け、これらが回転支持板に載せられた状態で使用される。
ワイヤロープがワイパーから回転支持板に向かって走行するとき、ワイパーは回転支持板に押し付けられながら、ストランドの撚りに従って回転しつつグリスを掻き取る。
ここで、ワイパーと回転支持板の間にはボールローラー等の回転支持部材が備えられており、ワイパーが滑らかに回転できるよう工夫されている。
また、上述した従来装置以外のワイヤロープ清掃器具の他の従来のものとして、特開2008−23446号公報に記載されたものがある。特許文献1(特開2003−190888号公報)と同様の円盤状のワイパーの周囲を筒状周壁と底壁で囲う。底壁中央にはワイヤロープと密接接合する口縁部を有する。
筒状周壁の内部には、ワイパーを保持するための保持部材がワイパーの上下を挟むように配置されており、ワイヤロープ走行時は、ワイパーが当該保持部材に押しつけられながらグリスを掻き取る。掻き取られたグリスは円筒周壁内部に溜まる。
特開2003−190888号公報 特開2008−23446号公報
上述した従来のワイヤロープ清掃器具において、高層建築物に設置されているエレベーターに使用されているワイヤロープに対し、特許文献1(特開2003−190888号公報)に記載の従来技術を適用した場合、昇降行程の一端から他端までの距離が長いため、清掃中にワイパー上に堆積し増加していくグリスが、次第にワイパー上に留り続けることができず、ワイパーからこぼれ落ちてしまう。
このため、清掃作業手順は、ワイヤロープが一定距離を走行する毎に、一旦ワイヤロープを止め、清掃作業者がスクレイパー等を用いてワイパー上のグリスを回収容器に移し、再びワイヤロープを起動させるという作業を繰り返すことになる。
高層建築物においては、この停止、回収、起動の作業をワイヤロープ一本あたり10回以上必要となるケースが珍しくなく、また、一般にエレベーターにはワイヤーロープが複数本使用されるため、エレベーター一基あたりの清掃作業時間が長くなるという問題があった。
ここで、特許文献2(特開2008−23446号公報)では、ワイパーの周囲を円筒状の容器で囲い、掻き取られたグリスを容器内に溜めることができる清掃器具が提示されている。
しかし、エレベーターにおいては、ワイヤロープが複数本存在し、それらが並列されるピッチはロープ径の1.2倍〜3倍程度である。このため、円筒状容器の、ロープ中心軸方向に関して直角な断面の面積は小さくせざるを得ず、全昇降行程で掻き取られるグリスを収容できる容積を確保するためには、ロープ中心軸方向の長さを大きくする必要がある。
ところが、一般的にロープ清掃作業が行われるエレベーター機械室内におけるロープ露出部分の、ロープ中心軸方向の長さは、大きくても1m前後であり、全昇降行程で掻き取られるグリスを収容できる容積を確保するための十分な長さを得ることが難しい。
また、仮に設置できるスペースが確保できたとしても、そのような長さの容器は、清掃作業者が詰所から現場を移動する際の持ち運びに不便であり、取付作業性も著しく悪いことが予想される。
この発明に係わるワイヤロープ清掃器具は、略円環状の樹脂部材により構成され、ワイヤロープ外周面に沿って鍔状に回転可能に取り付けられ、前記ワイヤロープ表面の付着物を掻き出すワイパーアッセンブリと、前記ワイパーアッセンブリを前記ワイヤロープの移動に抗して所定の位置に保持する支持ベースアッセンブリを備え、前記支持ベースアッセンブリは、前記ワイパーアッセンブリの前記樹脂部材端面付近でかつ前記樹脂部材の外周面よりも前記ワイヤロープに近づく位置まで伸び、前記ワイパーアッセンブリ上に堆積する付着物を前記ワイパーアッセンブリの前記樹脂部材の外周面よりも外側に掻き出すスクレイパーを備えたものである。
この発明に係わるワイヤロープ清掃器具は、略円環状の樹脂部材により構成され、ワイヤロープ外周面に沿って鍔状に回転可能に取り付けられ、前記ワイヤロープ表面の付着物を掻き出すワイパーアッセンブリと、前記ワイパーアッセンブリを前記ワイヤロープの移動に抗して所定の位置に保持するとともに、前記ワイパーアッセンブリの前記樹脂部材端面付近でかつ前記樹脂部材の外周面よりも前記ワイヤロープに近づく位置まで伸び、前記ワイパーアッセンブリ上に堆積する付着物を前記ワイパーアッセンブリの前記樹脂部材の外周面よりも外側に掻き出すスクレイパーを有する支持ベースアッセンブリとを備えたものである。
この発明に係わるワイヤロープ清掃器具は、ワイヤロープ清掃に必要な作業時間が短縮され、ワイヤロープ保守業務の効率化を推進することができるワイヤロープ清掃器具を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係わるワイヤロープ清掃器具を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係わるワイヤロープ清掃器具を、主要構成部品単位で分解したときの斜視図である。 この発明の実施の形態1に係わるワイヤロープ清掃器具における支持ベースアッセンブリの構成部品を表す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係わるワイヤロープ清掃器具におけるワイパーアッセンブリの構成部品を表す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係わるワイヤロープ清掃器具における支持ベースを示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係わるワイヤロープ清掃器具における支持ベースアッセンブリに対しワイパーアッセンブリが回転支持部材上の配置されたときの拡大図である。
この発明の実施の形態1に係わるワイヤロープ清掃器具を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係わるワイヤロープ清掃器具におけるヒーターブロックの斜面の有無によるグリスの流れ方の違いを表す断面図である。 この発明の実施の形態1に係わるワイヤロープ清掃器具におけるスクレイパーの形状を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係わるワイヤロープ清掃器具におけるスクレイパーの、水平曲げ部分の有無によるグリスの流れ方の違いを表す断面図である。 この発明の実施の形態1に係わるワイヤロープ清掃器具におけるセパレイターの有無によるグリスの流れ方を表す斜視図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1に係わるワイヤロープ清掃器具を示す斜視図である。図2はこの発明の実施の形態1に係わるワイヤロープ清掃器具を、主要構成部品単位で分解したときの斜視図である。図3はこの発明の実施の形態1に係わるワイヤロープ清掃器具における支持ベースアッセンブリの構成部品を表す斜視図である。図4はこの発明の実施の形態1に係わるワイヤロープ清掃器具におけるワイパーアッセンブリの構成部品を表す斜視図である。図5はこの発明の実施の形態1に係わるワイヤロープ清掃器具における支持ベースを示す斜視図である。図6はこの発明の実施の形態1に係わるワイヤロープ清掃器具における支持ベースアッセンブリに対しワイパーアッセンブリが回転支持部材上の配置されたときの拡大図である。図7はこの発明の実施の形態1に係わるワイヤロープ清掃器具を示す断面図である。図8はこの発明の実施の形態1に係わるワイヤロープ清掃器具におけるヒーターブロックの斜面の有無によるグリスの流れ方の違いを表す断面図である。図9はこの発明の実施の形態1に係わるワイヤロープ清掃器具におけるスクレイパーの形状を示す斜視図である。図10はこの発明の実施の形態1に係わるワイヤロープ清掃器具におけるスクレイパーの、水平曲げ部分の有無によるグリスの流れ方の違いを表す断面図である。図11はこの発明の実施の形態1に係わるワイヤロープ清掃器具におけるセパレイターの有無によるグリスの流れ方を表す斜視図である。
これら各図において、実施の形態1に係るワイヤロープ清掃器具は、図1および図2に示すとおり、取付作業上は3つのアッセンブリおよび部品で構成される。第1に、清掃を行うワイヤロープ1の外周面に沿って鍔状に取り付けられ、略円環状の樹脂部材により構成され、ワイヤロープ1表面の付着物であるグリス3を掻き出すワイパーアッセンブリ2である。第2に、ワイヤロープ1の走行中、ワイパーアッセンブリ2をワイヤロープ1の移動に抗して所定の位置に保持するとともに、ワイパーアッセンブリ2の樹脂部材端面付近でかつ樹脂部材の外周面よりもワイヤロープ1に近づく位置まで伸び、ワイパーアッセンブリ2上に堆積する付着物であるグリス3をワイパーアッセンブリ2の樹脂部材の外周面よりも外側に掻き出すスクレイパーを有し、ワイパーアッセンブリ2上に堆積する付着物であるグリス3を掻き取り、回収容器10へ誘導する支持ベースアッセンブリ4である。第3は、グリス3の清掃中、グリス3の周辺への飛散を防ぐカバー体5である。
また、支持ベースアッセンブリ4は、図3に示すとおり、機能上7つのアッセンブリおよび部品に分類される。1つめは、ワイパーアッセンブリ2上に堆積する付着物であるグリス3をワイパーアッセンブリ2の樹脂部材の外周面よりも外側に掻き出すスクレイパー6である。2つめは、掻き出されたグリス7を垂直方向に落下させるヒーター部材であるヒーターブロック8である。3つめは、ヒーターブロック8をつたい落下するグリス9を受け止め、スクレイパー6から回収容器10まで付着物であるグリス9が移動する経路として、断面が略コの字形状からなる滑り台状の斜行部材であるヒータースロープ11であり、ヒータースロープ11によりグリス9を回収容器10へと滑り落として運搬する。なお、ヒータースロープ11の裏面にはプレートヒーター26が設けられている。4つめは、スクレイパー6から垂下するグリス13がワイパーアッセンブリ2の側面に再付着することを防ぐセパレイター14である。5つめは、ワイパーアッセンブリ2が走行するワイヤロープ1に抗して一定の位置にとどまるための支持ベース15である。6つめは、ワイヤロープロープ1が逆走した際にワイパーアッセンブリ2がスクレイパー6に衝突しスクレイパー6が破損することを防ぐためのストッパー16である。7つめは、スクレイパー6、ヒーターブロック8、セパレイター14、2枚の金属板16a,16bからなるストッパー16を所定の位置に支持するスタンドベース24である。
上述したアッセンブリまたは部品について説明する。図4はワイパーアッセンブリ2の斜視図である。ワイパーアッセンブリ2は、一対の樹脂ワイパー17と、2つのヒンジ付補強部材18a,18bからなる。樹脂ワイパー17は2つの略円弧状のパーツ17a,17bからなり、円弧の中心にはワイヤロープ1を通すための略半円状の切り欠きが形成されている。切り欠きの内周面はワイヤロープ1のストランドの撚りをかたどった形状の凹凸が設けられており、この凸部がワイヤロープ1のストランドの谷間に食い組むことにより、谷間に溜まったグリス3を掻き出すことができる。
また、樹脂ワイパー17の製作に際しては、2つ略円弧状のパーツ17a,17bを組み合わせて1つの円環を形成したとき、内周側面の凹凸の撚り形状が、パーツ境界面で不連続を生じないよう考慮した樹脂成形を行う。
ヒンジ付補強部材18は、略円弧状の2つの金属部品をヒンジで繋いで開閉を容易にしたもので、樹脂ワイパー17の端面に2つのヒンジ付補強部材18a,18bを取り付けて、樹脂ワイパー17の2つの略円弧状のパーツ17a,17bを連結するとともに、その開閉動作によりワイヤロープ1を挟み込んだのち、開口部をネジ19で締結することによりワイヤロープ1と樹脂ワイパー17の内周面を密着させる機能を持つ。
ワイヤロープ1と樹脂ワイパー17を密着させるため、2つのヒンジ付補強部材18a,18bの内径はワイヤロープ1の外径よりも一回り大きく設計される。また、ヒンジ付補強部材18は、後述する支持ベース15の回転支持部材20と回転接触するための補強材としても機能する。
図5に示す支持ベース15は、たとえば板金加工で製作された一対の支柱体21a,21bからなる支柱21および支持梁22を組み合わせて製作したベース上に回転支持部材20を取り付けることにより構成される。回転支持部材20としては、たとえばFA用パーツとして市販されている六角ボルトの頭にボールが埋設されたもの(ボールローラなどと呼ばれている)を使用している。
図6に示すように、回転支持部材20は、ワイヤロープ1に取り付けられたワイパーアッセンブリ2がワイヤロープ1とともに下降することを阻止し、かつ、ワイパーアッセンブリ2がワイヤロープ1のストランドの撚りにしたがって滑らかに回転できるよう摩擦力を軽減するために設置される。
ところで、図5に示すように、支持梁22の先端にはU字形の切り欠き部23を設けてある。U字形切り欠き部23のR部の内径はワイヤロープ1の外径より一回り大きく設計されており、回転支持部材20がU字形の切り欠き部23の周辺部に概ね等間隔となるよう設置される。
実施の形態1に係るワイヤロープ清掃器具の設置作業の際は、U字形の切り欠き部23のR部中心と、ワイヤロープ1の中心軸とがおおむね一致するように支持ベース15を設置する。支柱21はL字形になっており、シャコ万力等を利用してワイヤロープ1周辺の足場(H鋼など)に固定する。
図7に示すヒーター部材であるヒーターブロック8は、略楔形状のアルミブロックにカートリッジヒーター25を埋設したもので、スタンドベース24を介して支持梁22に取り付けられる。ヒーターブロック8の一部は支持梁22に設けられたグリス落下孔12を貫通している。
ヒーターブロック8とスタンドベース24の間には断熱材のスペーサ(図示せず)を挟んでおり、これにより、ヒーターブロック8と支持梁22は直接接触しないような位置で固定されている。
ヒーターブロック8のワイパーアッセンブリ2と対向する平面は斜面であり、スクレイパー6の高さから、支持梁22を貫通する付近の高さにかけてワイパーアッセンブリ2から遠ざかる方向への傾きをもつ。この傾きは次の理由による。
図8(a)は傾きがない場合の断面図である。スクレイパー6により掻き取られたグリス7は、スクレイパー6およびヒーターブロック8の熱により加熱され、これらとの接触面付近の粘度が大幅に低下するため、スクレイパー6により掻き取られたグリス7は自重によりヒーターブロック8を伝って落下し、ヒーターブロック8を伝って落下するグリス9はグリス落下孔12へ落下していく。
一方で、ワイヤロープ1が走行する限り、スクレイパー6により掻き取られたグリス7が順次ヒーターブロック8へ送り込まれてくる。この新たに送り込まれてくる単位時間あたりのグリス量が、グリスの単位時間あたりの落下量を上回った場合、新たに供給されたグリスは落下中のグリス9の上に堆積し、ヒーターブロック8に沿って上方へ伸びていき、最終的にはカバー5を乗り越え溢れ出してしまうことになる。
そこで、図8(b)に示すように、ヒーターブロック8のグリス9が接触する平面に傾斜をつけ後続グリスの圧力の分力が下方に向くようにすることで、グリスの単位時間当たりの落下量を向上させた。
図3に示すように、スクレイパー6はヒーターブロック8に取り付けられており、ヒーターブロック8とともに加熱される。また、図7に示すように、スクレイパー6はヒーターブロック8の側面から、ワイヤロープ1の中心軸に向かって、ワイヤロープ1の表面からたとえば1mm程度はなれたところまで伸びており、ワイパーアッセンブリ2上に堆積したグリス7を掻き取る。
ところで、図9に示すように、スクレイパー6はワイパーアッセンブリ2直上にて概ね水平方向に折り曲げられた水平曲げ部分27が形成されており、ワイパーアッセンブリ2上面と概ね平行となっている。
これは、次に示す理由による。仮に準水平方向の折り曲げがない場合を考える。図10(a)のように、ワイパーアッセンブリ2上面に堆積したグリス28は、自身の回転により、スクレイパー6の、ワイヤロープ1中心軸に平行な面で掻き寄せられ、寄せられたグリス28はグリス落下孔12に向かおうとする。
ところが、ワイパーアッセンブリ2は加熱されていない。これは加熱により樹脂ワイパー17が軟化してしまい、ワイパー内周面の凹凸の磨耗が促進することを防ぐ処置であるが、このため、ワイパーアッセンブリ2上のグリス28の温度が低いので粘度が高く、先に掻き寄せ寄せられたグリス28を自身の粘性で引き留めてしまいグリス落下孔12周辺を塞いでしまう。
一方でワイヤロープ1が走行する限り、グリス28は順次ワイパーアッセンブリ2上に堆積を続けるため、グリス28の排出が追いつかず、グリス28がカバー5上方から溢れ出てしまう、という状態が生じる。
このような状態を解決するため、図10(b)のように、スクレイパー6にワイパーアッセンブリ2上面と概ね平行な部分を設けた。これにより、ワイパーアッセンブリ2上に堆積したグリス28が自身の回転によりスクレイパー6に接するとき、まず、スクレイパー6の準水平部分でワイパーアッセンブリ2上面から切り離され、さらに、スクレイパー6の熱により加熱されるため、ワイパーアッセンブリ2上のグリス28から切り離され易くなる。
この状態でスクレイパー6のワイヤロープ1中心軸に平行な面で掻き寄せられると、スクレイパー6上のグリス28は後続のグリス28による圧力と自重により、ヒーターブロック8を伝って落下し、ヒーターブロック8を伝って落下する温度の高いグリス29はグリス落下孔12へ落下していく。
図3に示すセパレイター14は、スクレイパー6より垂下するグリス13が、ワイパーアッセンブリ2の側面に付着することを防ぐために設置される。図11(a)のように、セパレイター14がない場合、ワイパーアッセンブリ2の側面にグリス30が付着すると、ワイパーアッセンブリ2の回転によりグリス30が運ばれカバー5の内面にグリス30が付着する。カバー5は直接加熱されておらず、カバー5に付着するグリス30の粘度はスクレイパー6およびヒーターブロック8上における粘度より高いため、直ちに落下することはない。
しかし、カバー体5に付着するグリス30の量が次第に増加するにつれて、自重で徐々に落下をはじめ、最終的には支持梁22のU字形の切り欠き部23よりグリス30が落下してしまう。これを防ぐために、図11(b)のように、セパレイター14はスクレイパー6およびヒーターブロック8付近のグリス誘導路と、ワイパーアッセンブリ2を分離する隔壁として機能する。
図3および図7に示すヒータースロープ11は、板金加工で製作したスロープの裏面にプレート形ヒーター26を設置したものである。グリス落下孔12から落下するグリスを受け止め、プレート形ヒーター26によりグリスを加熱し流動性を高め、回収容器10へと流下させる。
図2、図3、図6に示すストッパー16は2枚の金属板16a,16bで構成され、スタンドベース24に設置される。ワイヤロープ1が何らかの原因で逆走したとき、ワイパーアッセンブリ2がスクレイパー6に衝突し破損することを防ぐ機能を持つ。このため、ストッパー16のワイパーアッセンブリ2への当接面は、スクレイパー6の準水平部分よりコンマ数mm〜1mm低く設置される。
図3に示すスタンドベース24は、板金加工部品にリブを取り付けたもので、スクレイパー6とヒーターブロック8、セパレイター14、ストッパー16を所定の位置に保持するためのスタンドとして機能する。
以上のように、ワイパーアッセンブリ2上に堆積する付着物であるグリス3をワイヤロープ1を停止させることなく、連続的に回収容器10に回収することができる。また、回収容器10の寸法に関する自由度が広がり大型のものが用意できるため、大量の付着物を回収しなければならない長尺のワイヤロープ1を、ワイヤロープ1を停止させることなく連続的に清掃することができる。
また、スクレイパー6から回収容器10まで付着物であるグリスが移動する経路をヒーターであるカートリッジヒーター25により加熱し、付着物であるグリスの粘度を下げ流動性を良くすることにより、付着物であるグリスの回収に重力を利用できるため、駆動機構が省け治具の小型軽量化に貢献できる。
また、スクレイパーがヒーターであるカートリッジヒーター25によりヒーターブロック8を介して加熱されることにより、付着物であるグリスがスクレイパー6から離れ易くなり、付着物であるグリスの回収効率が向上する。
また、スクレイパー6のうち、ワイパーアッセンブリ2の樹脂部材である一対の樹脂ワイパー17近傍のエッジ部分を含む平面と、一対の樹脂ワイパー17のうち、付着物であるグリスが堆積する端面が、平行ないし鋭角をなす構成としたことにより、粘性の高い付着物であるグリスを、相対的に温度の低い一対の樹脂ワイパー17から分離した状態で加熱でき、加熱効率が向上する。このためグリスの流動性が増し、付着物であるの回収効率が向上する。
また、スクレイパー6から回収容器10まで付着物であるグリスが移動する経路として、断面が略コの字形状からなる滑り台状の斜行部材であるヒータースロープ11を備え、ヒータースロープ11をプレートヒーター26により加熱するようにしたので、構造が簡単であり、薄板の曲げ加工と市販のパネルヒーター等で製作できるため、安価で堅牢なワイヤロープ清掃器具を得ることができる。
また、スクレイパー6と接し、スクレイパー6から斜行部材であるのヒータースロープ11の付着物であるグリスが移動する経路近傍まで伸びるヒーター部材であるヒーターブロック8により、スクレイパー6で掻き取られる付着物であるグリスの温度を低下させることなく、流動性を保った状態で斜行部材であるのヒータースロープ11へ移動させることができるため、付着物であるグリスの回収効率が上昇する。
また、ヒーター部材であるヒーターブロック8のうち、一対の樹脂ワイパー17の周面に対向する平面が、水平面と鋭角をなし、スクレイパー6から斜行部材であるのヒータースロープ11にかけて、一対の樹脂ワイパー17の周面に対向する平面がスクレイパー6から離間する方向へ傾いていることにより、スクレイパー6から離れ、ヒーター部材であるヒーターブロック8に移ろうとする付着物であるグリスに対し働く後続の付着物であるグリスから働く圧力の分力を、斜行部材であるのヒータースロープ11の方向に向け、付着物であるグリスの移動を促進させる効果が得られる。
また、ヒーター部材であるヒーターブロック8と一対の樹脂ワイパー17との間に隔壁を有する構成としたことにより、スクレイパー6より垂下する付着物であるグリスが一対の樹脂ワイパー17の側面に付着し、さらに、一対の樹脂ワイパー17の回転によりカバー体5の内壁に付着し、最終的に支持梁22のU字形の切り欠き部23から付着物であるグリスが落下することを防ぐことができる。
また、支持ベースアッセンブリ4のスクレイパー6により掻き出される付着物であるグリスの周辺への飛散を防止するカバー体5を備えたことにより、スクレイパー6により掻き出される付着物であるグリスを周辺へ飛散させることなく回収することができる。
なお、上述した実施の形態の構成に限定されるものではなく、類似の構成からなるものであってもよいことは勿論のことである。
この発明は、ワイヤロープ清掃に必要な作業時間が短縮され、ワイヤロープ保守業務の効率化を推進することができるワイヤロープ清掃器具の実現に好適である。

Claims (10)

  1. 略円環状の樹脂部材により構成され、ワイヤロープ外周面に沿って鍔状に回転可能に取り付けられ、前記ワイヤロープ表面の付着物を掻き出すワイパーアッセンブリと、前記ワイパーアッセンブリを前記ワイヤロープの移動に抗して所定の位置に保持する支持ベースアッセンブリを備え、前記支持ベースアッセンブリは、前記ワイパーアッセンブリの前記樹脂部材端面付近でかつ前記樹脂部材の外周面よりも前記ワイヤロープに近づく位置まで伸び、前記ワイパーアッセンブリ上に堆積する付着物を前記ワイパーアッセンブリの前記樹脂部材の外周面よりも外側に掻き出すスクレイパーを備えたことを特徴とするワイヤロープの清掃器具。
  2. 前記スクレイパーにより掻き出された付着物を受け止め、前記支持ベースアッセンブリ近傍に配設される前記付着物の回収容器に前記付着物を運搬する器材を備えたことを特徴とする請求項1に記載のワイヤロープ清掃器具。
  3. 前記スクレイパーから前記回収容器まで前記付着物が移動する経路を加熱するヒーターを備えたことを特徴とする請求項2に記載のワイヤロープ清掃器具。
  4. 前記ヒーターにより前記スクレイパーが加熱されることを特徴とする請求項3に記載のワイヤロープ清掃器具。
  5. 前記スクレイパーのうち、前記樹脂部材近傍のエッジ部分を含む平面と、前記樹脂部材のうち、前記付着物が堆積する端面が、平行ないし鋭角をなすことを特徴とする請求項4に記載のワイヤロープ清掃器具。
  6. 前記スクレイパーから前記回収容器まで前記付着物が移動する経路として、断面が略コの字形状である滑り台状の斜行部材を備え、前記斜行部材がヒーターにより加熱されることを特徴とする請求項3に記載のワイヤロープ清掃器具。
  7. 前記スクレイパーと接し、前記スクレイパーから前記斜行部材の前記付着物が移動する経路近傍まで伸びるヒーター部材を備えたことを特徴とする請求項6に記載のワイヤロープ清掃器具。
  8. 前記ヒーター部材のうち、前記樹脂部材の周面に対向する平面が、水平面と鋭角をなし、前記スクレイパーから前記斜行部材にかけて、前記樹脂部材の周面に対向する平面が前記スクレイパーから離間する方向へ傾いていることを特徴とする請求項7に記載のワイヤロープ清掃器具。
  9. 前記ヒーター部材と前記樹脂部材との間に隔壁を有することを特徴とする請求項8に記載のワイヤロープ清掃器具。
  10. 前記支持ベースアッセンブリは、前記スクレイパーにより掻き出される前記付着物の周辺への飛散を防止するカバー体を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載のワイヤロープ清掃器具。
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