JP6282894B2 - ワイヤロープ清掃装置およびエレベータ保守治具 - Google Patents

ワイヤロープ清掃装置およびエレベータ保守治具 Download PDF

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Description

本発明は、ワイヤロープ清掃装置およびエレベータ保守治具に関する。
一般に、エレベータ、リフト、ケーブルカー或いはクレーン等に使用されているワイヤロープは、ストランドと呼ばれる複数本の鋼線を撚ったものを複数撚り合わせて構成されているため、長手方向に螺旋状に凹凸のある構造になっている。そのワイヤロープは、摩耗や錆防止を目的として油が塗布されているが、経年的に使用する場合は、ロープ表面に埃や砂などのごみの付着や油の硬化が発生するため、油を除去して新しい油を塗布する必要がある。清掃の際にはロープ表面の螺旋状の凹凸からも油を除去する必要があり、溝に沿って清掃する必要があるため、作業に多大な時間がかかっていた。
ロープ表面の油を自動除去する技術としては、例えば特許文献1のような技術がある。特許文献1には、「ワイヤロープに装着され、ワイヤロープに相対回転させながら軸方向に相対移動して清掃するワイヤロープの清掃治具であって、弾性体で作られた清掃治具本体にワイヤロープの横断面形状に合わせたかき取り孔を備えるとともに、この清掃治具本体のかき取り孔をワイヤロープに装着する切り込みを備え、この切り込みを前記清掃治具本体の外周と前記かき取り孔との間に形成したことを特徴とするワイヤロープの清掃治具」が開示されている。
特許文献1のワイヤロープの清掃治具によれば、弾性体で作られた清掃治具本体にワイヤロープの横断面形状に合わせたかき取り孔を形成し、かき取り孔と清掃治具本体の外周との間に形成した切り込みを介してワイヤロープに装着するようにしたので、ワイヤロープを中心にして相対回転させながら軸方向に相対移動することでワイヤロープの螺旋状の溝内のグリースまでかき取って清掃することができる。
特開2003−190888号公報
しかしながら、前記特許文献1に開示されている清掃治具では、エレベータで用いられるワイヤロープのように隣接するワイヤロープ同士が近接して設置される場合、清掃治具が設置できないという問題がある。また、例え清掃治具が設置可能であったとしても、隣接するワイヤロープが振れた場合には、そのワイヤロープが隣接するワイヤロープの清掃治具に接触してしまうという問題が生じる。さらに、隣接する複数本のワイヤロープに清掃治具を設置しようとした場合、装置のロープ周方向の幅が干渉して複数本のワイヤロープを同時に清掃することが困難である。
本発明の目的は、エレベータのように複数本のワイヤロープが近接して配置される場合であっても、隣接するワイヤロープの影響を受けずにワイヤロープを清掃することができるワイヤロープ清掃装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、エレベータのように複数本のワイヤロープが近接して配置される場合であっても、隣接するワイヤロープの影響を受けずにワイヤロープに油を塗布することができるエレベータ保守治具を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、ワイヤロープの送り出し或いは巻き取り動作に合わせて、前記ワイヤロープ周方向に回転しながら前記ワイヤロープ表面を清掃するワイヤロープ清掃装置であって、前記ワイヤロープ清掃装置は、前記ワイヤロープ表面の螺旋状の凹凸に係合するように設けられた弾性体からなる清掃部と、前記清掃部を覆うように設けられ、前記清掃部を前記ワイヤロープに固定する抑え込み部と、前記清掃部および前記抑え込み部の前記ワイヤロープの長手方向に対する可動範囲を制限する固定ブラケットと、を備え、前記固定ブラケットは、前記ワイヤロープの長手方向において、前記清掃部および前記抑え込み部を挟み込むように、前記清掃部および前記抑え込み部の上下に各々設けられ、前記各々の固定ブラケットに、前記ワイヤロープに隣接する他のワイヤロープに接して前記ワイヤロープの長手方向に回転し、前記ワイヤロープに隣接する他のワイヤロープと前記抑え込み部の接触を防止するロープガイドが設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、ワイヤロープの送り出し或いは巻き取り動作に合わせて、前記ワイヤロープ周方向に回転しながら前記ワイヤロープ表面に油を塗布するエレベータ保守治具であって、前記エレベータ保守治具は、前記ワイヤロープ表面の螺旋状の凹凸に係合するように設けられた弾性体からなる油塗布部と、前記油塗布部を覆うように設けられ、前記油塗布部を前記ワイヤロープに固定する抑え込み部と、前記油塗布部および前記抑え込み部の前記ワイヤロープの長手方向に対する可動範囲を制限する固定ブラケットと、を備え、前記固定ブラケットは、前記ワイヤロープの長手方向において、前記油塗布部および前記抑え込み部を挟み込むように、前記油塗布部および前記抑え込み部の上下に各々設けられ、前記各々の固定ブラケットに、前記ワイヤロープに隣接する他のワイヤロープに接して前記ワイヤロープの長手方向に回転し、前記ワイヤロープに隣接する他のワイヤロープと前記抑え込み部の接触を防止するロープガイドが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、エレベータのように複数本のワイヤロープが近接して配置される場合であっても、隣接するワイヤロープの影響を受けずにワイヤロープを清掃することができ、ワイヤロープの清掃作業時間を短縮することが可能となる。
また、本発明によれば、エレベータのように複数本のワイヤロープが近接して配置される場合であっても、隣接するワイヤロープの影響を受けずにワイヤロープに油を塗布することができ、エレベータの保守作業時間を短縮することが可能となる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施形態に係るワイヤロープ清掃装置の概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るワイヤロープ清掃装置の一部を示す図である。 本発明の一実施形態に係るワイヤロープ清掃装置の固定ブラケットおよびワイヤロープの配置を示す図である。 本発明の一実施形態に係るワイヤロープ清掃装置の取付け状態をワイヤロープ水平方向から示す図である。 本発明の一実施形態に係るワイヤロープ清掃装置の取付け状態をワイヤロープ水平方向から示す図である。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の一実施例に係るワイヤロープ清掃装置1の概略構成を示す。ワイヤロープ清掃装置1は、ワイヤロープ6の周方向の螺旋状の凹凸に係合してワイヤロープ6の表面の油を除去するためにワイヤロープ6を挟み込むように設けられる半割構造である弾性体からなるワイヤロープ清掃部2を有する。この弾性体は、樹脂材やゴム材などの素材により形成される。
半割構造の弾性体であるワイヤロープ清掃部2をワイヤロープ6の周上にはめ込み抑えるためにワイヤロープ清掃部2の外径に接する大きさの内径を有する同じく半割構造の清掃部抑え込み部3があり、ワイヤロープ清掃部2をワイヤロープ6の表面の螺旋状の凹凸に係合させ清掃を行うことが可能な構造となっている。また、ワイヤロープ清掃部2および清掃部抑え込み部3のワイヤロープ6の長手方向すなわちワイヤロープ6が送り出し或いは巻き取られる方向への動きの範囲を制限するための固定ブラケット4を有している。
図2は、図1におけるA−A’断面すなわち上記のワイヤロープ清掃部2および清掃部抑え込み部3をワイヤロープ6の長手方向から見た平面を模式的に示している。ワイヤロープ清掃部2および清掃部抑え込み部3は、共に半割構造となっており、ワイヤロープ6を挟み込んだ後に、ボルト11およびナット12により固定される。
固定ブラケット4は、図1に示すように、ワイヤロープ6の長手方向において、ワイヤロープ清掃部2および清掃部抑え込み部3を挟み込むように、ワイヤロープ清掃部2および清掃部抑え込み部3の上下に各々設けられている。つまり、固定ブラケット4は、ワイヤロープ6に直交する方向から見るとコの字型の形状になっている。
ワイヤロープ清掃部2および清掃部抑え込み部3のワイヤロープ6の長手方向位置と固定ブラケット4の接する位置には、回転自由なフリーベアリング5が配置されている。
ワイヤロープ6が送り出し或いは巻き取られる際に、ワイヤロープ6がワイヤロープ清掃部2に対し長手方向に移動し、ワイヤロープ6の表面の螺旋状の凹凸に係合したワイヤロープ清掃部2および清掃部抑え込み部3がワイヤロープ6の周方向に回転しながらワイヤロープ6の表面の油を除去する。
ワイヤロープ清掃部2および清掃部抑え込み部3をワイヤロープ6の長手方向に抑える固定ブラケット4の部分は、ワイヤロープ6に隣接する他のワイヤロープ6がある場合にも設置が可能なようにワイヤロープ同士の間隔よりも細い支え部のフォーク形状7を有し、ワイヤロープ6に隣接する他のワイヤロープ6がある場合にも容易に配置することが可能な構造となっている。
また、固定ブラケット4には、ワイヤロープ6に隣接する他のワイヤロープ6をガイドするためにワイヤロープ6に隣接する他のワイヤロープ6に接してワイヤロープ6の長手方向に回転する隣接ロープガイド8を備えており、ワイヤロープ6に隣接する他のワイヤロープ6の振れなどによりワイヤロープ清掃部2および清掃部抑え込み部3にワイヤロープ6に隣接する他のワイヤロープ6が当たることを防止している。
また、固定ブラケット4にはワイヤロープ清掃部2および清掃部抑え込み部3がワイヤロープ6の垂直方向へ外れるのを防止するためにワイヤロープ6の長手方向に水平に設けられ、清掃部抑え込み部3の外周に接して、ワイヤロープ清掃部2および清掃部抑え込み部3の回転に合わせて回転する回転支持部9が設けられており、ワイヤロープ6の長手方向の軸方向への動きをガイドすることで、固定ブラケット4からワイヤロープ清掃部2および清掃部抑え込み部3の外れ防止とフリーベアリング5に対する軸のずれを防止する構造となっている。つまり、ワイヤロープ清掃部2および清掃部抑え込み部3の上下に各々設けられる固定ブラケット4は、ワイヤロープ6に直交する方向において、ワイヤロープ清掃部2および清掃部抑え込み部3の可動範囲を制限する回転支持部9を備えている。
ここで、ワイヤロープ清掃部2および清掃部抑え込み部3の上下に各々設けられる固定ブラケット4の上下の回転支持部9同士のワイヤロープ6の長手方向における距離bは、清掃部抑え込み部3のワイヤロープ6の長手方向における長さaよりも長い構造となっており、ワイヤロープ6が送り出し或いは巻き取られるどちらの場合にも、ワイヤロープ清掃部2および清掃部抑え込み部3のワイヤロープ6の長手方向の可動範囲を制限する構造となっている。つまり、図1における上下の回転支持部9同士の距離(長さ)bと清掃部抑え込み部3のワイヤロープ6の長手方向における距離(長さ)aの関係は、b>aとなっている。
次に、ワイヤロープ清掃装置1のワイヤロープ6への取り付け方法について説明する。ワイヤロープ清掃装置1のワイヤロープ6への取り付けは、半割構造のワイヤロープ清掃部2をワイヤロープ6の表面の螺旋状の凹凸にはまるように設置した後に、ワイヤロープ清掃部2を覆うように清掃部抑え込み部3でワイヤロープ6の周囲に固定する。次に、ワイヤロープ6の長手方向にコの字形状で、かつ、図3に示すようにワイヤロープ6の垂直方向にフォーク形状7すなわち一端にワイヤロープ6を挟み込むような切欠き部を有する固定ブラケット4を、ワイヤロープ清掃部2および清掃部抑え込み部3を挟むように設置する。
固定ブラケット4は、例えばワイヤロープ6の駆動装置等を固定するベース部分のようなワイヤロープ6に直交する平面に取り付けて固定できるようになっており、ワイヤロープ6に直交する平面に対する高さ位置を可変に取付け可能な高さ位置決めパッド10を有し、高さ位置決めパッド10を調整することで、ワイヤロープ6の長手方向に取り付ける位置を決めることができる。つまり、高さ位置決めパッド10により、ワイヤロープ6に直交する平面に対するワイヤロープ清掃部2および清掃部抑え込み部3の高さ位置を調整することができる。
図4に、互いに隣接する3本のワイヤロープ6のうち、中央のワイヤロープ6にワイヤロープ清掃装置1を取付けた状態を示す。図4は、ワイヤロープ6の水平方向つまりワイヤロープ6に直交する方向から見た図である。上記で説明した方法により、3本のワイヤロープ6のうちの中央のワイヤロープ6にワイヤロープ清掃部2および清掃部抑え込み部3が取り付けられており、ワイヤロープ6の送り出し或いは巻き取り動作に合わせて、ワイヤロープ6の周方向に回転しながらワイヤロープ6の表面をワイヤロープ清掃部2が清掃する。
ワイヤロープ清掃装置1は、上述したように、中央のワイヤロープ6の左右に隣接する複数の他のワイヤロープ6がワイヤロープ清掃部2および清掃部抑え込み部3との接触を防止するための複数の隣接ロープガイド8が設けられているため、左右に隣接するワイヤロープ6の影響を受けることなく、中央のワイヤロープ6の清掃を行うことができる。
図5に、互いに隣接する4本のワイヤロープ6全てに、ワイヤロープ清掃装置1を各々取付けた状態を示す。図5は、ワイヤロープ6の水平方向つまりワイヤロープ6に直交する方向から見た図である。4つのワイヤロープ清掃装置1が、4本のワイヤロープ6へ取付く高さ位置は、上述の固定ブラケット4の高さ位置決めパッド10を用いて、各々のワイヤロープ6に千鳥すなわち段違いに設けている。
ワイヤロープ清掃装置1には、隣接する他のワイヤロープ6がワイヤロープ清掃部2および清掃部抑え込み部3との接触を防止するための複数の隣接ロープガイド8が設けられており、さらに、複数のワイヤロープ6に対して、固定ブラケット4の高さ位置決めパッド10を用いて各々隣接するワイヤロープ6に複数のワイヤロープ清掃装置1を互いに干渉しないよう千鳥に配置することができるため、複数本のワイヤロープ6を同時に清掃することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、エレベータのように複数本のワイヤロープが近接して配置される場合であっても、隣接するワイヤロープの影響を受けずにワイヤロープを清掃することができ、ワイヤロープの清掃作業時間を短縮することが可能となる。
以上説明した実施例では、固定ブラケット4によりワイヤロープ清掃部2および清掃部抑え込み部3のワイヤロープ6の長手方向すなわちワイヤロープ6が送り出し或いは巻き取られる方向への動きの範囲を制限するワイヤロープ清掃装置の例を説明したが、ワイヤロープ清掃装置1によりワイヤロープ6の表面に付着した埃や砂などのごみ或いは経時劣化して硬化した油を除去した後に、ワイヤロープ清掃部2を、例えば、油を含んだ弾性体すなわち油塗布部に付け替えて、清掃した後のワイヤロープ6の表面に油を塗布するエレベータの保守治具として用いることもできる。油塗布部は、例えば、スポンジ状の油を吸収するような弾性体に予め油を吸収させた状態で取り付けても良く、油を含まない吸油性の弾性体を取り付けた後に弾性体に油を吸収させることもできる。
上記のように、ワイヤロープ清掃部2に替えて油塗布部を用いることにより、エレベータのように複数本のワイヤロープが近接して配置される場合であっても、隣接するワイヤロープの影響を受けずにワイヤロープに油を塗布することができ、エレベータの保守作業時間を短縮することが可能となる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…ワイヤロープ清掃装置、2…ワイヤロープ清掃部、3…清掃部抑え込み部、4…固定ブラケット、5…フリーベアリング、6…ワイヤロープ、7…フォーク形状、8…隣接ロープガイド部、9…回転支持部、10…高さ位置決めパッド、11…ボルト、12…ナット。

Claims (10)

  1. ワイヤロープの送り出し或いは巻き取り動作に合わせて、前記ワイヤロープ周方向に回転しながら前記ワイヤロープ表面を清掃するワイヤロープ清掃装置であって、
    前記ワイヤロープ清掃装置は、前記ワイヤロープ表面の螺旋状の凹凸に係合するように設けられた弾性体からなる清掃部と、
    前記清掃部を覆うように設けられ、前記清掃部を前記ワイヤロープに固定する抑え込み部と、
    前記清掃部および前記抑え込み部の前記ワイヤロープの長手方向に対する可動範囲を制限する固定ブラケットと、を備え、
    前記固定ブラケットは、前記ワイヤロープの長手方向において、前記清掃部および前記抑え込み部を挟み込むように、前記清掃部および前記抑え込み部の上下に各々設けられ、
    前記各々の固定ブラケットに、前記ワイヤロープに隣接する他のワイヤロープに接して前記ワイヤロープの長手方向に回転し、前記ワイヤロープに隣接する他のワイヤロープと前記抑え込み部の接触を防止するロープガイドが設けられていることを特徴とするワイヤロープ清掃装置。
  2. 前記清掃部および前記抑え込み部は、前記ワイヤロープに対して前記ワイヤロープを挟み込むように設ける半割構造であることを特徴とする請求項1に記載のワイヤロープ清掃装置。
  3. 前記固定ブラケットは、その一端に前記ワイヤロープを間に挟み込む切欠き部分を有し、前記ワイヤロープおよび前記隣接する他のワイヤロープとの間に設置することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のワイヤロープ清掃装置。
  4. 前記清掃部および前記抑え込み部の上下に各々設けられる前記固定ブラケットは、前記ワイヤロープに直交する方向において、前記清掃部および前記抑え込み部の可動範囲を制限する回転支持部を備え、
    前記回転支持部同士の前記ワイヤロープの長手方向における距離は、前記抑え込み部の前記ワイヤロープの長手方向における長さよりも長いことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のワイヤロープ清掃装置。
  5. 前記ワイヤロープ清掃装置は、前記ワイヤロープに直交する平面に対する前記清掃部および前記抑え込み部の高さ位置を変更可能な高さ位置決め手段を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のワイヤロープ清掃装置。
  6. ワイヤロープの送り出し或いは巻き取り動作に合わせて、前記ワイヤロープ周方向に回転しながら前記ワイヤロープ表面に油を塗布するエレベータ保守治具であって、
    前記エレベータ保守治具は、前記ワイヤロープ表面の螺旋状の凹凸に係合するように設けられた弾性体からなる油塗布部と、
    前記油塗布部を覆うように設けられ、前記油塗布部を前記ワイヤロープに固定する抑え込み部と、
    前記油塗布部および前記抑え込み部の前記ワイヤロープの長手方向に対する可動範囲を制限する固定ブラケットと、を備え、
    前記固定ブラケットは、前記ワイヤロープの長手方向において、前記油塗布部および前記抑え込み部を挟み込むように、前記油塗布部および前記抑え込み部の上下に各々設けられ、
    前記各々の固定ブラケットに、前記ワイヤロープに隣接する他のワイヤロープに接して前記ワイヤロープの長手方向に回転し、前記ワイヤロープに隣接する他のワイヤロープと前記抑え込み部の接触を防止するロープガイドが設けられていることを特徴とするエレベータ保守治具。
  7. 前記油塗布部および前記抑え込み部は、前記ワイヤロープに対して前記ワイヤロープを挟み込むように設ける半割構造であることを特徴とする請求項6に記載のエレベータ保守治具。
  8. 前記固定ブラケットは、その一端に前記ワイヤロープを間に挟み込む切欠き部分を有し、前記ワイヤロープおよび前記隣接する他のワイヤロープとの間に設置することを特徴とする請求項6または7のいずれかに記載のエレベータ保守治具。
  9. 前記油塗布部および前記抑え込み部の上下に各々設けられる前記固定ブラケットは、前記ワイヤロープに直交する方向において、前記油塗布部および前記抑え込み部の可動範囲を制限する回転支持部を備え、
    前記回転支持部同士の前記ワイヤロープの長手方向における距離は、前記抑え込み部の前記ワイヤロープの長手方向における長さよりも長いことを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載のエレベータ保守治具。
  10. 前記エレベータ保守治具は、前記ワイヤロープに直交する平面に対する前記油塗布部および前記抑え込み部の高さ位置を変更可能な高さ位置決め手段を備えることを特徴とする請求項6から9のいずれかに記載のエレベータ保守治具。
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