JP5387588B2 - 結像光学系、この結像光学系を有する顕微鏡装置及び実体顕微鏡装置 - Google Patents
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Description
このような結像光学系において、観察光学系に入射する主光線のうち、基準光軸に対する角度が最も大きな主光線の、観察光学系の最も物体側の面の接平面での入射位置は、低倍端状態から高倍端状態に変倍する際に、少なくとも所定の焦点距離状態までは基準光軸側へ近づくように変化することを特徴とすることが好ましい。
また、このような結像光学系において、観察光学系は、複数の光路を有し、対物レンズからの光を複数の光路からそれぞれ射出し、この複数の光路にはそれぞれ複数のレンズ群を有し、基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動するレンズ群の少なくとも1つは、高倍端状態から低倍端状態へ変倍する際に、複数の光路におけるレンズ群の光軸間距離が短くなるように移動する第1の補正レンズ群であり、基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動するレンズ群の残りのレンズ群は、第1の補正レンズ群により変化する光路を補正して、複数のレンズ群をその光軸が一致するように配置したときに形成されるであろう像形成位置に像が結像するように射出させる第2の補正レンズ群であることを特徴とすることが好ましい。
また、第4の本発明に係る結像光学系は、対物レンズ、及び、観察光学系を介して像を形成するとともに、この像を変倍可能に構成された結像光学系であって、観察光学系は、複数のレンズ群及び絞りを有し、低倍端状態から高倍端状態へ変倍する区間の少なくとも一部において、複数のレンズ群のうち少なくとも2つのレンズ群はそれぞれ観察光学系の基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動し、絞りは、基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動するレンズ群により移動する光束が掃引する全領域を開口部として有し、観察光学系は、アフォーカル変倍光学系を含み、該アフォーカル変倍光学系は、少なくとも2つのレンズ群を有することを特徴とする。
このような結像光学系において、絞りの開口部は、全領域を内包する正円であることを特徴とすることが好ましい。
また、このような結像光学系において、観察光学系は、複数の光路を有し、対物レンズからの光を複数の光路からそれぞれ射出し、この複数の光路にはそれぞれ複数のレンズ群を有し、基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動するレンズ群の少なくとも1つは、高倍端状態から低倍端状態へ変倍する際に、複数の光路におけるレンズ群の光軸間距離が短くなるように移動する第1の補正レンズ群であり、基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動するレンズ群の残りのレンズ群は、第1の補正レンズ群により変化する光路を補正して、複数のレンズ群をその光軸が一致するように配置したときに形成されるであろう像形成位置に像が結像するように射出させる第2の補正レンズ群であることを特徴とすることが好ましい。
また、このような結像光学系において、観察光学系の複数の光路は、右眼用及び左眼用の2つの光路を有することを特徴とすることが好ましい。
m r d nd νd
1 -249.743 4.900 1.49782 82.50
2 -66.680 0.500
3 -1600.580 17.900 1.43426 94.85
4 -24.560 4.000 1.71300 53.87
5 -62.490 0.500
6 206.782 15.400 1.49782 82.50
7 -49.681 0.800
8 38.548 15.150 1.43426 94.85
9 107.188 4.000 1.51680 64.11
10 33.123 9.050
11 188.057 15.100 1.56907 71.31
12 -28.609 4.900 1.73400 51.47
13 -85.550
以下、本実施の形態に係る変倍光学系3の具体的な構成例について説明する。なお、レンズは現実には厚みを持つが、レンズに入射する光線と射出する光線の振る舞いだけをそのレンズの効果と考え、厚さの無視できる薄肉レンズに理論的に置き換えることが可能である。特に変倍光学系においては、各レンズ群の構成枚数が少ないために、薄肉レンズとして近似しやすく、各レンズ群を薄肉レンズに置き換え、仕様に見合う最適な焦点距離と各レンズ群配置を決定することが一般的である。その例に倣い、以下の変倍光学系3では各レンズ群をそれぞれ一枚の薄肉レンズに置き換えて説明する。
図5は物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、からなる4群構成の代表的な変倍光学系3の1つであり、低倍端状態から高倍端状態への変倍の際に、第2レンズ群G2が物体側から像側へ一定方向に、また、第3レンズ群G3が像側から物体側へ一定方向に移動する。即ち、第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3は常に一定方向にのみ移動し、変倍動作の途中で逆戻りするような方向には移動しない。
β = 20x
f1 = 88.3
f2 = -20.7
f3 = 51.7
f4 = -55
低倍端 高倍端
d1 4.0618 57.45
d2 131.7041 21.86519
d3 21.5341 77.9848
G3で補正する場合の偏心量
低倍端 高倍端
ε(G2) -3 0
ε(G3) -1.2934 0
G4で補正する場合の偏心量
ε(G2) -3 0
ε(G4) 1.91325 0
図6は物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、正の屈折力を有する第4レンズ群G4と、からなる4群構成の代表的な変倍光学系の1つであり、低倍端状態から高倍端状態への変倍の際に、第2レンズ群G2が物体側から像側へ一定方向に動く。一方第3レンズ群G3はこの変倍光学系3のパワー配置によって、物体側から像側へ一定方向に動く場合と、変倍動作の途中で逆戻りし、最終的に像側へ動く場合と、がある。
β = 20x
f1 = 107.96
f2 = -32.23
f3 = -70.44
f4 = 110.86
低倍端 高倍端
d1 27.8043 79
d2 51.8816 68
d3 70.3141 3
G3で補正する場合の偏心量
低倍端 高倍端
ε(G2) -3 0
ε(G3) 3.2507 0
G4で補正する場合の偏心量
ε(G2) -3 0
ε(G4) -1.91619 0
図7は、図5に示す第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間に負の屈折力を有する新たなレンズ群を加えた5群構成の変倍光学系である(この新たなレンズ群をG3とし、以降G4,G5とする)。この新たに加えられた第3レンズ群G3は、変倍動作において、光軸に沿って移動させるように構成しても良いし、固定させるように構成しても良い。
β = 20x
f1 = 76.8
f2 = -42.2
f3 = -37.9
f4 = 44.1
f5 = -84.1
低倍端 高倍端
d1 3 47
d2 45 1
d3 59 1.1628
d4 3 60.8
G3で補正する場合の偏心量
低倍端 高倍端
ε(G2) -3 0
ε(G3) 1.847 0
G4で補正する場合の偏心量
低倍端 高倍端
ε(G2) -3 0
ε(G4) -0.73312 0
G5で補正する場合の偏心量
ε(G2) -3 0
ε(G5) 1.44487 0
図8は、図6に示す第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間に正の屈折力を有する新たなレンズ群を加えた5群構成の変倍光学系である(この新たなレンズ群をG3とし、以降G4,G5とする)。この新たに加えられた第3レンズ群G3は、変倍動作において、光軸に沿って移動させるように構成しても良いし、固定させるように構成しても良い。
β = 20x
f1 = 103.6066
f2 = -21.44
f3 = 83.547
f4 = -82.5
f5 = 133.03
低倍端 高倍端
d1 16.2154 77
d2 63.7846 3
d3 26.6432 67
d4 43.3577 3
G3で補正する場合の偏心量
低倍端 高倍端
ε(G2) -3 0
ε(G3) -3.60856 0
G4で補正する場合の偏心量
ε(G2) -3 0
ε(G4) 3.64982 0
G5で補正する場合の偏心量
低倍端 高倍端
ε(G2) -3 0
ε(G5) -3.9912 0
ところで、図31において、角度θ′の大きな光線が、変倍光学系3′の最も物体側に配置されているレンズの物体側面へ入射する際に、その入射位置が光軸から離れた位置であると、そのレンズの開口半径に近づくため周辺光量の減少につながり、光量の低下を起こす要因となる。そこで、変倍に際して光量の低下を抑えた結像光学系5、具体的には変倍光学系3の構成について説明する。
f1= 88.423
f2=-20.702
f3= 51.711
f4=-55.136
低倍端 中間倍率 高倍端
d1 4.08 47.02 58.69
d2 131.80 62.02 13.86
d3 21.44 48.29 84.77
f 50.40 322.18 1259.33
1次微分 0.1733X^−0.8267>0
2次微分 −0.14326711X^−1.8267<0
本実施形態に係る顕微鏡装置100において、変倍光学系3を構成する絞りSは、上述のように、第2レンズ群G2(第1の補正レンズ群CG1)と第3レンズ群G3(第2の補正レンズ群CG2)との間に配置されている。この変倍光学系3の入射瞳は、第1レンズ群G1及び第2レンズ群G2(第1の補正レンズ群CG1)が作る、絞りSの像であり、変倍光学系3の射出瞳は、第3レンズ群G3及び第4レンズ群G4(少なくともいずれか一方が第2の補正レンズ群CG2)が作る、絞りSの像である。従って、第2レンズ群G2(第1の補正レンズ群CG1)と第3レンズ群G3若しくは第4レンズ群G4(第2の補正レンズ群CG2)とが偏心していると絞りSの像、すなわち、入射瞳及び射出瞳もそれぞれ偏心する。既に述べたように、入射瞳を偏心させることで、対物レンズ1を通過する光の最大径が小さくなり、対物レンズ1の径を小さくして小型化できるという利点がある。一方、射出瞳は、結像レンズ4及び接眼レンズ6によりリレーされて図16に示すアイポイントEP(観察者の眼を置くべき場所)を形成するが、この射出瞳が偏心すると、図16(a)に示すように光軸上に位置していたアイポイントEPが、図16(b)のように偏心してしまう。上述のようにこの変倍光学系3において、レンズ群の偏心量は変倍とともに変化するため、アイポイントEPの偏心量も変倍とともに変化し、観察に支障をきたす。それを防止するために、本実施形態においては、絞りSを変倍と共に偏心させる。すなわち、第3レンズ群G3若しくは第4レンズ群G4(第2の補正レンズ群CG2)が偏心することによって起こる射出瞳の偏心を打ち消すように、左右の変倍光学系3それぞれの絞りSの中心間距離が短くなるように(対物レンズ1の光軸に近づけるように)移動させる。その結果、図16(c)に示すように、アイポイントEPの偏心は補正される。
図4に示す正負正負の4群構成であって、変倍時に第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3が光軸に沿って互いに逆方向に移動する変倍光学系3において、第2レンズ群G2を第1の補正レンズ群CG1とし、第3レンズ群G3を第2の補正レンズ群CG2とした場合のこれらのレンズ群G2,G3の偏心量と、絞りSの偏心量とを以下の表7に示す。なお、この表7において、f1は第1レンズ群G1の焦点距離を、f2は第2レンズ群G2の焦点距離を、f3は第3レンズ群G3の焦点距離を、f4は第4レンズ群G4の焦点距離をそれぞれ示す。また、D1は第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との光軸上の間隔を示し、D2は第2レンズ群G2と絞りSの光軸上の間隔を示し、D3は絞りSと第3レンズ群G3との光軸上の間隔を示し、D4は第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との光軸上の間隔を示す。なお、レンズは現実には厚みを持つが、レンズに入射する光線と射出する光線の振る舞いだけをそのレンズの効果と考え、厚さの無視できる薄肉レンズに理論的に置き換えることが可能である。特に変倍光学系においては、各レンズ群の構成枚数が少ないために、薄肉レンズとして近似しやすく、各レンズ群を薄肉レンズに置き換え、仕様に見合う最適な焦点距離と各レンズ群配置を決定することが一般的である。その例に倣い、以下の変倍光学系3では各レンズ群をそれぞれ一枚の薄肉レンズに置き換えている。
f1= 88.42
f2=-20.70
f3= 51.71
f4=-55.14
低倍端 高倍端
D1 4.08 58.69
D2 63.54 8.93
D3 68.26 4.93
D4 21.44 84.77
第2レンズ群偏心量 -3.00 0.00
第3レンズ群偏心量 -1.29 0.00
絞り偏心量 -1.70 0.00
ところで、このような顕微鏡装置において適切な透過照明観察を行うためには、結像光学系5の入射瞳を照明光で満たす必要がある。そのためには、物体面から見て対物レンズ1と逆方向(以降の説明において「照明光学系側」と呼ぶ)にある結像光学系5の入射瞳共役像も照明光で満たされていなくてはならない。しかし、図19(a)が示す通り、実体顕微鏡装置100′の入射瞳は、変倍光学系3′が2つの光路に分かれて構成されているため、対物レンズ1′の光軸に対して偏心しており、これに伴い透過照明光学系20′側の入射瞳共役像PI′も対物レンズ1′の光軸に対して偏心する。そのため、透過照明光学系20′は、対物レンズ1′の光軸から離れた場所に照明光を供給する必要があり、対物レンズ1′の光軸に対して垂直面内で大型化してしまう(図19(a)における径d1)。一般的に、図19(b)で示される高倍端状態に比べて、図19(a)に示す低倍端状態では、入射瞳共役像PI′の位置が遠い(対物レンズ1′の光軸に直交する方向において、この光軸から離れる)ので、必要とされる透過照明光学系20′の大型化は高倍端状態に比べてより顕著である。
図22に示すように、この第1の実施例に係る顕微鏡装置100においては、対物レンズ1の像側に変倍光学系3が配置され、さらにその像側に同軸落射照明装置111が装着されている。なお、実際には、この同軸落射照明装置111を構成する落射照明光学系10は、図22の紙面奥に折り曲げられて配置されるが、説明の都合上同一平面内に表記している。また、図21に示す光源112は、図示しない光源装置からファイバで導かれるものとし、ここでは、このファイバの端面を光源112として説明する。
m r d nd νd
14 54.472 1.6 1.671629 38.798
15 22.0875 2.7 1.60411 60.645
16 -177.143 6.2
17 ∞ 16 1.568829 56.048
18 ∞ 66
19 20.122 3 1.516800 64.103
20 -20.122 21
21 ∞
第1の実施例では、第2の補正レンズ群CG2の移動により偏心する射出瞳に応じて、照明レンズ11(若しくはファイバ端)を偏心させるように構成した場合について説明したが、照明レンズ11によって形成される光源像を大きくしておき、射出瞳が変動しても光源像からはみ出ないような構成とする(変倍光学系3の変倍に際して移動する射出瞳の軌跡を包含する大きさの光源像を形成する)ことも可能である。光源像を大きくすることにより、同軸落射照明装置111の照明光学系10に対する偏心機構が不要になり、構成を簡単にすることができる。ここで、光源像を大きくするには、使用する光源を大きくする(ファイバ射出端面を大きくする)か、あるいは照明光学系10の光源倍率を大きくすることにより実現できる。光源倍率を大きくするには、照明レンズ11の焦点距離を短くすれば良い。たとえば、以下の表9に示す光学系とすることで実現することができる。なお、同軸落射照明装置111の構成は、第1の実施例と同一である。
m r d nd νd
14 54.472 1.6 1.671629 38.798
15 22.0875 2.7 1.60411 60.645
16 -177.143 6.2
17 ∞ 16 1.568829 56.048
18 ∞ 66
19 10.0 3 1.516800 64.103
20 -10.0 10
21 ∞
上述のように、本実施形態に係る顕微鏡装置100の変倍光学系3は、可動群である第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3を構成する左右のレンズ群が、倍率に応じて基準光軸A上を移動するとともに、この基準光軸Aと直交する方向に移動する。このため、左右の第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3が光軸と直交する方向に移動することにより、空間が変化する(例えば、左右のレンズ群の間にできる空間(隙間)の大きさが変化する)。そのため、視野外の光が第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3に入射せずにこの空間を通過して、後続のレンズ群若しくは光学系に入射してフレアやゴーストを生じる場合がある。そこで、本実施形態に係る顕微鏡装置100は、可動群である第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3に入射せずにこれらのレンズ群G2,G3の周りの空間を通過する光のうち、少なくとも対物レンズ1の光軸側を通過する光を遮断する遮光部を設けることにより、フレアやゴーストの発生を抑制するように構成されている。
まず、図24及び図25を用いて、第1の実施例に係る顕微鏡装置100の変倍光学系3の構成について説明する。この図24に示すように、変倍光学系3において、第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3の左右のレンズ群(G2L,G2R及びG3L,G3R)の間には、これらのレンズ群(G2L,G2R及びG3L,G3R)を連結するように遮光部H2,H3が設けられている。この遮光部H2,H3は、左右のレンズ群(G2L,G2R及びG3L,G3R)の移動に伴いその大きさ(対物レンズ1の光軸と直交する方向の長さ(もしくは基準光軸Aと直行する方向の長さ。以下同じ。))が変化し、これらのレンズ群(G2L,G2R及びG3L,G3R)の間にできる空間を通過する光を遮断する構造を有して配置されている。すなわち、この遮光部H2,H3は、左右のレンズ群(G2L,G2R及びG3L,G3R)の動きに伴って、伸縮自在に配置されるものであればその形状は問わないが、例えば、蛇腹構造や屏風構造のように、伸縮方向に折りたたみ可能な構造を有していることが好ましい。ここで、伸縮方向は、左右のレンズ群(G2L,G2R及びG3L,G3R)の間において対物レンズ1の光軸と直交する方向であり、図面における左右方向である。
次に、図26〜図28を用いて、第2の実施例に係る顕微鏡装置100の変倍光学系3の構成について説明する。なお、図26に示すように、この第2の実施例に係る顕微鏡装置100において、第1の実施例と異なる点は、変倍光学系3の第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3の構成である。もっとも、本実施例に係る顕微鏡装置100の変倍光学系3の第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3も、第2の実施例に係る第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3と同様に可動群であり、それぞれが、基準光軸AL,ARの方向及びこの光軸と直交する方向に移動可能に構成されている。また、低倍端状態から高倍端状態へ変倍する際の、第2及び第3レンズ群G2,G3の移動方向は、上述の第1の実施例と同様である。
ところで、図28に示すように第1部材21,31を矩形形状に形成すると、左右のレンズ群(G2L,G2R及びG3L,G3R)が移動しても開口部25,35内のレンズ群以外の部分を塞ぐために、光軸と直交する方向に所定の長さを有した大きさとなってしまう。そのため、図28(a)に示すように、高倍時には、第2部材22,32の左右方向の大きさが大きくなり、図28(b)に示すように、低倍時には、第1部材21,31の光軸方向長さよりも対物レンズ1の光軸側にレンズ群(G2L,G2R及びG3L,G3R)を近づけることができなくなり、結果として変倍光学系3全体が大型化してしまう。
なお、以上の説明は、変倍光学系3として第1の補正レンズ群CG1及び第2の補正レンズ群CG2を、変倍域の全体において偏心動作を行うように構成した場合について説明しているが、これに限らず、対物レンズ1を通過する光の最大径が広くなる低倍端に近い区間だけ偏心動作を行うように構成することも可能である。また、左右眼用の変倍光学系3の両方に、上述の偏心動作を行わせても良いし、いずれか一方にだけ行わせても良い。また、以上の説明では対物レンズ1に対して2つの光路(観察光学系2)を設けた場合について説明したが、3以上の光路を設けた場合も同様である(例えば、2つの観察光学系と、1つの照明光学系の構成)。
G1 第1レンズ群
G2(CG1) 第2レンズ群(第1の補正レンズ群)
G3(CG2) 第3レンズ群(第2の補正レンズ群)
4 結像レンズ 5 結像光学系 8,10 照明光学系
20,110,112 光源
21,31 第1部材 22,32 第2部材 25,35 開口部
26,36 伸縮部材 S,S1,S2 絞り H2,H3 遮光部
IM 一次像 A 基準光軸
100 平行系実体顕微鏡装置(顕微鏡装置)
Claims (33)
- 対物レンズ、及び、観察光学系を介して像を形成するとともに、前記像を変倍可能に構成された結像光学系であって、
前記観察光学系は、複数の光路を有し、前記複数の光路は、それぞれ複数のレンズ群を有し、
前記複数の光路のうちの少なくとも一つは、高倍端状態から低倍端状態へ変倍する区間の少なくとも一部において、前記複数のレンズ群のうち少なくとも2つのレンズ群はそれぞれ前記観察光学系の基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動し、
前記基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動する前記レンズ群の少なくとも一つは、高倍端状態から低倍端状態へ変倍する際に、前記対物レンズの光軸から最も外側を通過する光の位置が、前記基準光軸と略平行な成分のみを持つように移動する場合に比べて前記対物レンズの光軸に近づくように移動する第1の補正レンズ群であり、
前記基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動する前記レンズ群の残りのレンズ群は、前記第1の補正レンズ群により変化する光路を補正する第2の補正レンズ群であり、
前記第1の補正レンズ群は、前記複数の光路における前記レンズ群の光軸間距離が短くなるように移動し、
前記第2の補正レンズ群は、前記複数のレンズ群の各光軸が、前記基準光軸に一致するように前記複数のレンズ群を配置したときに形成されるであろう像形成位置に前記像が結像するように射出させることを特徴とする結像光学系。 - 前記観察光学系は、絞りを有し、
前記低倍端状態から前記高倍端状態へ変倍する区間の少なくとも一部において、前記絞りは、前記基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動することを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。 - 前記絞りは、前記基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動する前記レンズ群に追随して移動し、前記絞りの像である射出瞳の中心が前記基準光軸上に全変倍域にわたって存在することを特徴とする請求項2に記載の結像光学系。
- 前記観察光学系は、絞りを有し、
前記低倍端状態から前記高倍端状態へ変倍する区間の少なくとも一部において、前記絞りは、前記基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動する前記レンズ群により移動する光束が掃引する全領域を開口部として有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の結像光学系。 - 前記絞りの前記開口部は、前記全領域を内包する正円であることを特徴とする請求項4に記載の結像光学系。
- 対物レンズ、及び、観察光学系を介して像を形成するとともに、前記像を変倍可能に構成された結像光学系であって、
前記観察光学系は複数のレンズ群を有し、高倍端状態から低倍端状態へ変倍する区間の少なくとも一部において、前記複数のレンズ群のうち少なくとも2つのレンズ群はそれぞれ前記観察光学系の基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動し、
前記少なくとも2つのレンズ群のうち、最も前記対物レンズ側に配置された少なくとも1つのレンズ群は、前記低倍端状態から前記高倍端状態に変倍する際に、前記対物レンズの光軸及び前記基準光軸を含む面内において、前記基準光軸から前記対物レンズの光軸への方向を負として定義した前記基準光軸に直交する方向の移動量を、前記変倍に際し移動するレンズ群の中で最も前記対物レンズ側に配置されたレンズ群の前記基準光軸上の位置であって、前記低倍端状態から前記高倍端側に移動する方向を正として定義した前記位置の関数として表したときに、前記変倍する区間の少なくとも一部において、前記関数の一次微分が0以上で、且つ、前記関数の二次微分が0以下となるように移動することを特徴とする結像光学系。 - 前記観察光学系に入射する主光線のうち、前記基準光軸に対する角度が最も大きな主光線の、前記観察光学系の最も物体側の面の接平面での入射位置は、前記低倍端状態から前記高倍端状態に変倍する際に、少なくとも所定の焦点距離状態までは前記基準光軸側へ近づくように変化することを特徴とする請求項6に記載の結像光学系。
- 前記観察光学系は、複数の光路を有し、前記対物レンズからの光を前記複数の光路からそれぞれ射出し、前記複数の光路は、それぞれ前記複数のレンズ群を有し、
前記基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動する前記レンズ群の少なくとも1つは、前記高倍端状態から前記低倍端状態へ変倍する際に、前記複数の光路における前記レンズ群の光軸間距離が短くなるように移動する第1の補正レンズ群であり、
前記基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動する前記レンズ群の残りのレンズ群は、前記第1の補正レンズ群により変化する光路を補正して、前記複数のレンズ群をその光軸が一致するように配置したときに形成されるであろう像形成位置に前記像が結像するように射出させる第2の補正レンズ群であることを特徴とする請求項6または7に記載の結像光学系。 - 前記観察光学系は、アフォーカル変倍光学系を含み、該アフォーカル変倍光学系は、前記少なくとも2つのレンズ群を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の結像光学系。
- 対物レンズ、及び、観察光学系を介して像を形成するとともに、前記像を変倍可能に構成された結像光学系であって、
前記観察光学系は、複数のレンズ群及び絞りを有し、
低倍端状態から高倍端状態へ変倍する区間の少なくとも一部において、前記複数のレンズ群のうち少なくとも2つのレンズ群は、それぞれ前記観察光学系の基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動し、
前記絞りは、前記基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動する前記レンズ群に追随して移動し、前記絞りの像である射出瞳の中心が前記基準光軸上に全変倍域にわたって存在し、
前記観察光学系は、アフォーカル変倍光学系を含み、該アフォーカル変倍光学系は、前記少なくとも2つのレンズ群を有することを特徴とする結像光学系。 - 対物レンズ、及び、観察光学系を介して像を形成するとともに、前記像を変倍可能に構成された結像光学系であって、
前記観察光学系は、複数のレンズ群及び絞りを有し、
低倍端状態から高倍端状態へ変倍する区間の少なくとも一部において、前記複数のレンズ群のうち少なくとも2つのレンズ群はそれぞれ前記観察光学系の基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動し、
前記絞りは、前記基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動する前記レンズ群により移動する光束が掃引する全領域を開口部として有し、
前記観察光学系は、アフォーカル変倍光学系を含み、該アフォーカル変倍光学系は、前記少なくとも2つのレンズ群を有することを特徴とする結像光学系。 - 前記絞りの前記開口部は、前記全領域を内包する正円であることを特徴とする請求項11に記載の結像光学系。
- 前記観察光学系は、複数の光路を有し、前記対物レンズからの光を前記複数の光路からそれぞれ射出し、前記複数の光路にはそれぞれ前記複数のレンズ群を有し、
前記基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動する前記レンズ群の少なくとも1つは、前記高倍端状態から前記低倍端状態へ変倍する際に、前記複数の光路における前記レンズ群の光軸間距離が短くなるように移動する第1の補正レンズ群であり、
前記基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動する前記レンズ群の残りのレンズ群は、前記第1の補正レンズ群により変化する光路を補正して、前記複数のレンズ群をその光軸が一致するように配置したときに形成されるであろう像形成位置に前記像が結像するように射出させる第2の補正レンズ群であることを特徴とする請求項10〜12のいずれか一項に記載の結像光学系。 - 前記基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動する前記レンズ群の少なくとも前記対物レンズの光軸側に、前記基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動する前記レンズ群の前記基準光軸と直交する方向の成分の移動に伴って、当該レンズ群と前記対物レンズの光軸との間に生じる空間を通過する光を遮断する遮光部が設けられたことを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の結像光学系。
- 前記遮光部は、
前記複数の光路に設けられた前記基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動する前記レンズ群の各々を連結するように取り付けられ、かつ、当該レンズ群の前記基準光軸と直交する方向の成分の移動に従って伸縮することを特徴とする請求項14に記載の結像光学系。 - 前記遮光部は、
光を遮断する部材で形成され、前記対物レンズの光軸と平行方向に貫通した、前記基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動する前記レンズ群の各々と略同一大きさの開口が形成され、当該開口に前記基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動する前記レンズ群の各々を嵌め込むことにより保持する第1部材と、
光を遮断する部材で形成され、前記対物レンズの光軸方向に移動可能であって、前記第1部材を前記基準光軸と直交する方向に移動可能に保持するとともに、前記対物レンズの光軸と平行方向に貫通する開口部が形成された第2部材と、から構成され、
前記第2部材の前記開口部は、前記基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動する前記レンズ群の移動にかかわらず、当該レンズ群が前記開口部内に位置するように形成されていることを特徴とする請求項14に記載の結像光学系。 - 前記第1部材は、前記開口部内の前記基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動する前記レンズ群以外の部分を塞ぐように形成されたことを特徴とする請求項16に記載の結像光学系。
- 前記第1部材は、その前記基準光軸と直交する方向の両端部に前記第1部材の移動に従って伸縮する伸縮部材をそれぞれ有することを特徴とする請求項16に記載の結像光学系。
- 前記第1部材及び前記伸縮部材は、前記開口部内の前記基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動する前記レンズ群以外の部分を塞ぐように形成されたことを特徴とする請求項18に記載の結像光学系。
- 前記高倍端状態において、前記複数のレンズ群の各光軸が略一致することを特徴とする請求項1〜19のいずれか一項に記載の結像光学系。
- 前記複数のレンズ群は、最も物体側に配置され前記変倍において固定される第1レンズ群と、
前記第1レンズ群の像側に配置され、前記基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動する前記レンズ群の1つである第2レンズ群と、を有し、
前記低倍端状態において、前記第1レンズ群の光軸に対して前記第2レンズ群の光軸は偏心していることを特徴とする請求項1〜20のいずれか一項に記載の結像光学系。 - 前記観察光学系の前記複数の光路は、右眼用及び左眼用の2つの光路を有することを特徴とする請求項1〜21のいずれか一項に記載の結像光学系。
- 請求項1〜22のいずれか一項に記載の結像光学系を備えたことを特徴とする顕微鏡装置。
- 面状の発光領域を有する面発光体を含み、前記面発光体から放射された光を物体に照射する照明光学系と、
前記物体からの光を集光して当該物体の像を形成する請求項1〜22のいずれか一項に記載の結像光学系と、を有し、
前記面発光体は、前記対物レンズの入射瞳共役の位置又はその近傍に配置することを特徴とする顕微鏡装置。 - 物体からの光を集光して当該物体の像を形成する請求項1〜22のいずれか一項に記載の結像光学系と、
光源からの光を照明レンズにより集光して前記結像光学系の光路上に導き、前記対物レンズを介して前記物体に前記光を照射する照明光学系と、を有し、
前記照明光学系は、前記観察光学系の前記基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動する前記レンズ群により移動する射出瞳に応じて前記光源の像を移動させるように構成されたことを特徴とする顕微鏡装置。 - 前記照明光学系は、無段階、連続的に前記照明レンズを光軸と直交する方向の成分を持つように移動させることを特徴とする請求項25に記載の顕微鏡装置。
- 前記照明光学系は、少なくとも2ポジションの切り替えにより、前記照明レンズを光軸と直交する方向の成分を持つように移動させることを特徴とする請求項25に記載の顕微鏡装置。
- 前記光源を無段階、連続的に、若しくは、少なくとも2ポジションの切り替えにより、光軸と直交する方向の成分を持つように移動させることを特徴とする請求項25に記載の顕微鏡装置。
- 物体からの光を集光して当該物体の像を形成する請求項1〜22のいずれか一項に記載の結像光学系と、
光源からの光を照明レンズにより集光して前記結像光学系の光路に導き、前記対物レンズを介して前記物体に前記光を照射する照明光学系と、を有し、
前記照明光学系は、前記観察光学系の前記基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動する前記レンズ群により移動する射出瞳の軌跡を包含する大きさの前記光源の像を形成することを特徴とする顕微鏡装置。 - 対物レンズと、
前記対物レンズからその光軸に対して略平行に射出される平行光を、複数の平行光としてそれぞれ射出する複数のアフォーカル変倍光学系と、
前記複数のアフォーカル変倍光学系のそれぞれから射出される平行光を集光する複数の結像レンズと、を備えた実体顕微鏡装置であって、
前記複数のアフォーカル変倍光学系のうち少なくとも1つは、高倍端状態から低倍端状態へ変倍する区間の少なくとも一部において、前記アフォーカル変倍光学系の基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動するレンズ群を少なくとも2つ有し、
前記基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動する前記レンズ群の少なくとも1つは、高倍端状態から低倍端状態へ変倍する際に、前記対物レンズの光軸から最も外側を通過する光の位置が前記基準光軸と略平行な成分のみを持つように移動する場合に比べて前記対物レンズの光軸に近づくように移動する第1の補正レンズ群であり、
前記基準光軸と直交する方向の成分を持つように移動する前記レンズ群の残りのレンズ群は、前記第1の補正レンズ群により変化する光路を補正する第2の補正レンズ群であることを特徴とする実体顕微鏡装置。 - 面状の発光領域を有する面発光体を含み、前記面発光体から放射された光を物体に照射する照明光学系を有し、
前記面発光体は、前記対物レンズの入射瞳共役の位置又はその近傍に配置することを特徴とする請求項30に記載の実体顕微鏡装置。 - 光源からの光を照明レンズにより集光して、前記対物レンズを介して物体に照射する照明光学系を有し、
前記照明光学系は、前記対物レンズの光軸と直交する方向の成分を持つように移動する前記レンズ群により移動する射出瞳に応じて前記光源の像を移動させるように構成されたことを特徴とする請求項30に記載の実体顕微鏡装置。 - 光源からの光を照明レンズにより集光して、前記対物レンズを介して物体に照射する照明光学系を有し、
前記照明光学系は、前記対物レンズの光軸と直交する方向の成分を持つように移動する前記レンズ群により移動する射出瞳の軌跡を包含する大きさの前記光源の像を形成することを特徴とする請求項30に記載の実体顕微鏡装置。
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