JP5385317B2 - 電力変換装置の制御装置 - Google Patents

電力変換装置の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5385317B2
JP5385317B2 JP2011019453A JP2011019453A JP5385317B2 JP 5385317 B2 JP5385317 B2 JP 5385317B2 JP 2011019453 A JP2011019453 A JP 2011019453A JP 2011019453 A JP2011019453 A JP 2011019453A JP 5385317 B2 JP5385317 B2 JP 5385317B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power converter
phase
voltage command
time point
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011019453A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012161171A (ja
Inventor
英樹 秋元
陽一郎 山田
修治 加藤
重徳 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2011019453A priority Critical patent/JP5385317B2/ja
Publication of JP2012161171A publication Critical patent/JP2012161171A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5385317B2 publication Critical patent/JP5385317B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Inverter Devices (AREA)

Description

本発明は、電力変換装置の制御装置にかかり、特に電力変換装置で発生する高調波を低減することのできる電力変換装置の制御装置に関する。
電力変換装置が高調波を発生することはよく知られており、この対策としては高調波が発生しにくい制御方式を採用し、あるいは発生した高調波をフィルタ設備で除去している。これらの対策は、電力変換装置が設置される環境の条件に応じて適宜の手法で実現されている。
ところで、電力変換装置が設置される環境には、他の電力系統に接続されず単独系統で運用される場合もある。例えば、船舶の場合、図3に示すようにその電気推進装置は、プロペラ軸Pに直結した推進用電動機Mと、推進用電動機Mを制御する電力変換器Iと、電力変換器Iに対して最適な電圧に変換する変圧器Tと、これらに電源を供給する発電機Gと、配電盤Bdから構成される。
係る船舶向け電気推進装置では、これらの機器をそれぞれ複数台準備しているが、一般的に推進用負荷(推進用電動機M)と船内の一般負荷L(無線、レーダ等)は、配電盤Bdの母線B上で接続されて同一系統上にある。
このため、電力変換装置の発生する高調波は、直接、負荷に悪影響を与える。特に、船舶では、船内の一般負荷Lの容量に比べ推進用電動機Mの負荷の容量が大きいことから、電力変換器Iから発生する高調波が一般負荷Lに悪影響を及ぼす可能性が高い。
また、電力変換器Iから発生する高調波は、系統(発電機G〜電力変換装置)のインピーダンスに比例して配分されるが、陸上設備と違い船舶に搭載されている発電機Gのパーセントインピーダンス%Zは、%Z=20〜25%程度あり、陸上設備の商用電源%Z≒0%と比べて格段に大きい。このため、船舶向け電気推進装置では、陸上設備の場合よりも系統上の高調波が大きくなり、高調波対策が課題となっている。
しかし、船舶では船内設置スペースの制約等から、フィルタ設備の削減が要求されており、フィルタ設備以外の新しい高調波対策が必要である。
なお、特許文献1「船舶用電気推進装置の制御方法及びその装置」では、電力変換装置単体での高調波対策として、電力変換器を多相化して設備し、電力変換器が複数台同一系統上にある時は、各電力変換器のキャリア位相を制御し高調波を相殺させることで、系統の高調波を抑制している。
特開2006−129594号公報
特許文献1における「各電力変換器のキャリア位相を制御し高調波を相殺させる」手法は、キャリアに対する「電圧指令」が連続である場合を前提にしている。しかし、実際に電力変換装置の制御装置を実現するうえでは、ディジタル手法を採用するために、ここで扱う信号は離散化された信号である。
図4は、電力変換装置の制御装置で使用する電圧指令の波形を示しており、本来はW1のようなアナログ連続信号(Sin波)とすべきところ、ディジタル手法の制御にはサンプル時間Δtがあるため、電圧指令の波形は図4のW2に示す通り階段状信号となる。
図5は、キャリア位相をずらした場合に、基本波位相がずれることを説明する為の図である。
図5aの上段には、離散化された電圧指令W2とキャリア周波数W3があり、これに対し、キャリア周波数W3の位相を45°ずらした物がその下段に示されている。また、図5bには、図5aの上下の波形条件に対する、それぞれの出力電圧波形W4(PWM波形)と、その基本波位相(Sin波形W5)が示されている。これによれば、基本波位相(Sin波形W5)が上段と下段では「ずれ」が発生しているのが分かる。
ところで、特許文献1における「各電力変換器のキャリア位相を制御し高調波を相殺させる」手法は、キャリア周波数W3が高い時は有効であるが、キャリア周波数W3が低くなると、各電力変換器の出力電圧の基本波位相W5の「ずれ」が大きくなるという問題がある。
この基本波位相の「ずれ」は、キャリア周波数W3を下げると大きくなるという事象により、結果、高調波の相殺効果が低下する他、系統に無効電力(横流)が流れたり、場合によっては電力変換器が制御不能になる可能性もある。
また、電力変換装置を、複数台の電力変換器を多重化させ電動機を駆動させる高圧ダイレクトインバータのように構成する場合においては、高調波により電動機の振動・騒音が増大し、電動機の軸受けの破損等が生じる可能性もある。
然るに、今後の艦船電気推進設備に搭載予定の高圧ダイレクトインバータ等は、低いキャリア周波数での運用が考えられる。現状、例えば出力周波数が60Hz,キャリア信号がその9倍周波数としているところを、6乃至7倍のキャリア信号とすることで、スイッチング回数を減少させ、もって損失を減少したい。
本発明においては、低いキャリア周波数で運用される場合においてもてこれらの課題を解決することができる電力変換装置の制御装置を提供する。
上記目的を達成するために本発明においては、複数のセルインバータにより各相の電力変換器が構成され、複数のセルインバータの一方端が多相変圧器を介して商用電源に接続され、他方端が負荷に接続されると共に、各セルインバータは正弦波形を模擬した階段状の電圧指令と三角波形のキャリア信号の交わる時点でセルインバータを構成する半導体素子のスイッチング時点を定める電力変換装置の制御装置において、電圧指令は、正弦波形の電圧指令と三角波形のキャリア信号の交わる第1の時点と、正弦波形を模擬した階段状の電圧指令と三角波形のキャリア信号の交わる第2の時点との間の時間差により発生する出力電圧の基本波位相のずれを補正されて使用される。
また、各相を構成するT台のセルインバータに与えるT組の三角波形のキャリア信号は、基準のキャリア信号に対して、基準位相Φずつの位相差を有する信号とされる。
また、基準位相Φは、セルインバータの駆動台数Tと、低減したい高調波次数Kの積で、2πを除して求められる。
また、電圧指令は、T組の三角波形のキャリア信号ごとに第1の時点と、第2の時点との間の時間差により発生する出力電圧の基本波位相のずれを補正されて使用される。
また、各セルインバータは、T組の三角波形のキャリア信号のいずれかのキャリア信号と、このキャリア信号の位相のときの第1の時点と第2の時点との間の時間差により発生する出力電圧の基本波位相のずれを補正された電圧指令とにより、該セルインバータを構成する半導体素子のスイッチング時点を決定される。
また、第1の時点と、第2の時点との間の時間差により発生する出力電圧の基本波位相のずれの情報をテーブルに保持し、正弦波形を模擬した階段状の電圧指令と三角波形のキャリア信号と基準位相Φの情報から該当する時間差により発生する出力電圧の基本波位相のずれの情報を得る。
また、第1の時点と、第2の時点との間の時間差により発生する出力電圧の基本波位相のずれの情報を、制御の都度計算により得る。
本発明により、キャリア周波数が低い運用時でも、同一系統上の高調波は低減される他、系統上の無効電力の発生を抑制することが可能となる。
本発明の電力変換制御装置の制御ブロック図。 電力変換装置の一例として高圧ダイレクトインバータのシステム構成図。 船舶向け電気推進装置の構成を示す図。 電力変換装置の制御装置で使用する電圧指令の波形を示す図。 離散化された電圧指令とキャリア周波数を示す図。 図5aに対する出力電圧波形Wと基本波位相を示す図。
以下、図面を用いて本発明の実施例について説明する。
図2は、本発明が適用される電力変換装置の一例として高圧ダイレクトインバータのシステム構成図を示している。高圧ダイレクトインバータ装置は、多相変圧器20と、各相の電力変換器40で構成され、多相変圧器20を介して商用電源10に接続し、各相の電力変換器40(40U,40V,40W)は、負荷である例えば電動機30に接続される。また、各相の電力変換器40は、m段のセルインバータ100で構成されている。ここでは、出力側に昇圧変圧器を用いず、出力電圧は多相変圧器20で絶縁された複数のセルインバータ100の出力を直列合成し、各相の高圧出力電圧を得ている。
また、各相を構成するm段のセルインバータ100のそれぞれは、多相変圧器20側のスイッチング素子100Gと、平滑コンデンサ100Cと、負荷側のスイッチング素子100Lで構成される。負荷側のスイッチング素子100Lは、2組のトーテムポール接続されたスイッチング素子の接続点が、m段を構成する他のセルインバータ100に直列接続される。従って、個々のセルインバータ100は、負荷30に印加される出力電圧の1/mを負担していることになる。なお、運転中は各相同じ台数のセルインバータ100が運転している。
これら各相の各セルインバータ100に点弧指令を与えるのが電力変換制御装置2(1台)である。図1は、図2に示す本発明の電力変換制御装置2のブロック図である。但し、ここには電力変換器40の特定の1相の回路構成のみを示している。
なお、この図1には点弧指令を与える電力変換制御装置2の諸機能のうち、電圧指令W2とキャリア周波数W3を与える回路部分のみを記載している。その他の回路構成を省略しているが、例えば速度制御系統あるいは電流制御系統といった制御系の出力が電圧指令の波高値、あるいは周波数や位相に反映されている。また、セルインバータは、電圧指令W2とキャリア周波数W3が交わるタイミングでスイッチングされる。
以下、図1回路の動作について説明するが、その前提として、出力である電圧指令W2とキャリア周波数W3は、各相のセルインバータ100の運転台数分の複数の信号である。これに対し、回路の一部では、1つの信号としている部分がある。このため、複数の信号となっている信号線を太線で、1つの信号となっている信号線を細線で表示している。
太線の信号線のうち、キャリア周波数W3は、各相のセルインバータ100の運転台数分の信号数分を必要とする。キャリア周波数W3の複数の信号というのは、大きさや周波数は同じで、基準位相Φずつずれた運転台数分の信号群のことである。これに対し、キャリア周波数W3と比較される電圧指令W2も、本発明の場合にはキャリア周波数W3と同数とされる。電圧指令W2の複数の信号というのは、大きさや周波数は同じで、位相αずつずれた運転台数分の信号群のことである。電圧指令W2の位相αは、キャリア周波数W3の基準位相Φに対応して定められている。これにより、各セルインバータ100に与えられるキャリア周波数W3と電圧指令W2との間のずれは、セルインバータ100ごとに均等に保つことができる。
図1の回路では、以上の出力信号を得るために、3種類の設定、入力を行う。このうちの2つは、キャリア周波数W3の基準位相Φを決定する為の運転中の電力変換器の台数Tと、設定値Kである。残りの1つは、電圧指令である。
設定器9から与えられる電力変換器の台数Tは、各相のセルインバータの運転台数であり、m台未満の任意の台数でよいが、各相での運転台数は同数とする必要がある。設定器4からの設定値Kは、低減したい高調波成分を表しており、K=4と設定すると、キャリア周波数W3の4倍の高調波成分を低減することが出来る。但し、ほとんどの電力変換器(PWM方式)ではキャリア周波数の2倍付近の高調波成分が最も大きくなるため、通常はK=2と設定している。
演算装置3においては、(1)式により基準位相Φを求める。
[数1]
基準位相Φ=2π/TK (1)
演算装置5では、算出した基準位相Φに対し、それぞれ0〜(T−1)まで整数倍したT個の位相(Φ1〜ΦT)を算出する。つまり、運転中のセルインバータ100が4台(T=4)であれば、K=2の時の基準位相Φは45度となり、演算装置5ではΦ1=0度、Φ2=45度、Φ3=90度、Φ4=135度という値の各セルインバータ100のキャリアの位相が算出される。
次に基準キャリア発振器6から発振されるキャリア周波数etに対し、演算装置5で算出したキャリアの位相(Φ1〜ΦT)を追加したキャリア周波数(et〜et)が運転中の4台のセルインバータ100に割当てられる。従って、4台のセルインバータ100に割当てられるキャリア周波数W3は、大きさと周波数が同一で、位相が45度ずつずれた信号ということになる。
なお、運転中の各セルインバータ100に対し、どのキャリア周波数(et〜et)で制御するかは高調波を抑制する上では特に問題とならず、セルインバータ100の号機番号(n=1〜m)が低いものから順にキャリア周波数(et〜et)を割り当てても良い。キャリア周波数W3は、以上のようにして決定される。
ここまでの処理は、特許文献1のような従来装置と同じである。本発明では、電圧指令の側において工夫されている。運転中の4台のセルインバータ100に対する電圧指令Vt(離散化信号)は、電力変換制御装置2の電圧指令回路7から出力される。
電圧指令回路7から得られる電圧指令Vt(離散化信号)は1つの信号であるが、補正設定器8において、運転台数分の信号に変換される。このため、補正設定器8には、電圧指令回路7からの電圧指令Vtの周波数fと、演算装置5からの4個のキャリア位相(Φ1〜ΦT)、及び基準キャリア発信器6からの1つのキャリア周波数fcが入力される。補正設定器8は、2組の周波数がfとfcでありキャリア位相がΦの時の電圧指令Vtの補正位相αを算出する。
なお、電圧指令Vtが離散化信号であり、キャリア周波数W3が三角波であることもあって、キャリア位相Φに対する補正位相αの関係には相関がない。つまり、例えば先の例では4つのキャリア周波数W3は、Φ1=0度、Φ2=45度、Φ3=90度、Φ4=135度という位相関係にあった。これに対し、Φ1=0度、Φ2=45度、Φ3=90度、Φ4=135度のときに得られる補正位相α1、α2、α3、α4は、比例などの定まった関係には無く、一般にはばらばらな角度が得られる。
このようにして、4つのキャリア周波数W3と4つの電圧指令W2が得られるが、4台の個々のセルインバータ100に対しては、Φ1と補正位相α1、Φ2と補正位相α2、Φ3と補正位相α3、Φ4と補正位相α4の組み合わせでのキャリア周波数W3と電圧指令W2が与えられ、各々で点弧制御が実行されることになる。
なお、船舶の電気推進設備等のような運用パターンが決まっているシステムは、電圧指令の周波数f(=負荷回転数)、キャリア位相Φ1〜ΦT(=運転台数)及びキャリア周波数fcから予め補正値を算出し、補正設定器8の補正テーブル表にインプットされているのがよい。また、運用パターンが限定されていないシステムについては、補正テーブルでなく計算機等を使い、随時適切な補正値を算出し電圧指令を補正しても良い。
以上、図1を用いて本発明を説明してきたが、これは以下の考え方に基づいたものである。つまり、電圧指令値の離散化周期、位相が各セルインバータで同じであれば、セルインバータのキャリア位相とキャリア周波数(パルス数)、電圧指令値の周波数から各電力変換器の出力電圧の基本波位相の「ずれ」は決まるため、キャリア位相とキャリア周波数(パルス数)、電圧指令値の周波数に応じた補正値を計算し、各セルインバータの電圧指令値を補正したものである。
言い換えると、本発明は本来、正弦波の電圧指令(図W1)とキャリア信号W3の交わる時点で半導体素子のスイッチング時点を定めるべきところ、電圧指令が正弦波を模擬した階段状信号W2となっていることから、半導体素子のスイッチング時点に時間差を生じる。補正設定器8は、この時間差(補正位相)を求めて、半導体素子のスイッチング時点を修正している。この時間差(補正位相)を修正することは、すなわち時間差から発生する出力電圧の基本波位相のずれを補正することに他ならない。
このように、本発明では、電圧指令は、正弦波形の電圧指令と三角波形のキャリア信号の交わる第1の時点と、正弦波形を模擬した階段状の電圧指令と三角波形のキャリア信号の交わる第2の時点との間の時間差により発生する出力電圧の基本波位相のずれを補正されて使用される。
この時間差により発生する出力電圧の基本波位相のずれ補正により、制御装置としては離散化された信号を用いるディジタル装置でありながら、アナログの正弦波形の電圧指令を用いた連続制御を行う場合と同じ効果を得ることができる。
以上により、各セルインバータの出力電圧の基本波位相の「ずれ」は補正され、電動機の高調波は低減される他、電動機(負荷側)の無効電力の発生を抑制することが可能となる。図3の船舶向け電気推進装置についても、電力変換器INVの運転台数Tから、基準位相Φを算出し、図1の制御ブロックと同じく電圧指令に補正をかけてやれば、系統の高調波は抑制が可能となる他、系統(電源側)に流れる無効電力の発生を抑制することが可能となる。
本発明は、船舶向け電気推進装置は勿論、一般の高圧ダイレクトインバータにおいても利用可能である。
P:プロペラ軸
M:推進用電動機
I:電力変換器
T:変圧器
G:発電機
Bd:配電盤
L:負荷
2:電力変換制御装置
3:基準位相演算装置
4:高調波設定器
5:演算装置
6:基準キャリア発信器
7:電圧指令
8:補正回路
9:運転台数設定器
10:商用電源
20:多相変圧器
40:電力変換器
30:電動機
100:セルインバータ
100G:多相変圧器側のスイッチング素子
100C:平滑コンデンサ
100L:負荷側のスイッチング素子

Claims (7)

  1. 複数のセルインバータにより各相の電力変換器が構成され、複数のセルインバータの一方端が多相変圧器を介して商用電源に接続され、他方端が負荷に接続されると共に、各セルインバータは正弦波形を模擬した階段状の電圧指令と三角波形のキャリア信号の交わる時点で前記セルインバータを構成する半導体素子のスイッチング時点を定める電力変換装置の制御装置において、
    前記電圧指令は、正弦波形の電圧指令と三角波形のキャリア信号の交わる第1の時点と、正弦波形を模擬した階段状の電圧指令と三角波形のキャリア信号の交わる第2の時点との間の時間差により発生する出力電圧の基本波位相のずれを補正されて使用されることを特徴とする電力変換装置の制御装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置の制御装置において、
    前記各相を構成するT台のセルインバータに与えるT組の三角波形のキャリア信号は、基準のキャリア信号に対して、基準位相Φずつの位相差を有する信号とされることを特徴とする電力変換装置の制御装置。
  3. 請求項2に記載の電力変換装置の制御装置において、
    前記基準位相Φは、セルインバータの駆動台数Tと、低減したい高調波次数Kの積で、2πを除して求められることを特徴とする電力変換装置の制御装置。
  4. 請求項2または請求項3のいずれかに記載の電力変換装置の制御装置において、
    前記電圧指令は、前記T組の三角波形のキャリア信号ごとに第1の時点と、第2の時点との間の時間差により発生する出力電圧の基本波位相のずれを補正されて使用されることを特徴とする電力変換装置の制御装置。
  5. 請求項4に記載の電力変換装置の制御装置において、
    各セルインバータは、前記T組の三角波形のキャリア信号のいずれかのキャリア信号と、このキャリア信号の位相のときの前記第1の時点と第2の時点との間の時間差により発生する出力電圧の基本波位相のずれを補正された前記電圧指令とにより、該セルインバータを構成する半導体素子のスイッチング時点を決定されることを特徴とする電力変換装置の制御装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の電力変換装置の制御装置において、
    前記第1の時点と、第2の時点との間の時間差により発生する出力電圧の基本波位相のずれの情報をテーブルに保持し、正弦波形を模擬した階段状の電圧指令と三角波形のキャリア信号と基準位相Φの情報から該当する時間差により発生する出力電圧の基本波位相のずれの情報を得ることを特徴とする電力変換装置の制御装置。
  7. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の電力変換装置の制御装置において、
    前記第1の時点と、第2の時点との間の時間差により発生する出力電圧の基本波位相のずれの情報を、制御の都度計算により得ることを特徴とする電力変換装置の制御装置。
JP2011019453A 2011-02-01 2011-02-01 電力変換装置の制御装置 Expired - Fee Related JP5385317B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011019453A JP5385317B2 (ja) 2011-02-01 2011-02-01 電力変換装置の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011019453A JP5385317B2 (ja) 2011-02-01 2011-02-01 電力変換装置の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012161171A JP2012161171A (ja) 2012-08-23
JP5385317B2 true JP5385317B2 (ja) 2014-01-08

Family

ID=46841270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011019453A Expired - Fee Related JP5385317B2 (ja) 2011-02-01 2011-02-01 電力変換装置の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5385317B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6704864B2 (ja) * 2017-01-16 2020-06-03 株式会社日立製作所 電力変換装置
JP6892812B2 (ja) * 2017-10-12 2021-06-23 株式会社日立製作所 電力変換装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58103875A (ja) * 1981-12-15 1983-06-21 Hitachi Ltd パルス幅変調インバータの出力電圧制御装置
JP2735238B2 (ja) * 1988-09-07 1998-04-02 株式会社日立製作所 無停電電源装置の制御方式
JP3780949B2 (ja) * 2002-01-21 2006-05-31 株式会社日立製作所 電力変換装置
JP4241218B2 (ja) * 2003-06-27 2009-03-18 株式会社日立産機システム 交流電動機の制御装置及び交流電動機システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012161171A (ja) 2012-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8711586B2 (en) Power converter and method including noise suppression by controlling phase shifting of converter cells
US8217533B2 (en) Control methods for the synchronization and phase shift of the pulse width modulation (PWM) strategy of power converters
EP2270970B1 (en) Control methods for the synchronisation of parallel-connected power converters operating in accordance with a pulse width modulation (PWM) strategy
JP5755930B2 (ja) 単位セルとこれを用いた交直変換装置
EP2270969A1 (en) Control methods for parallel-connected power converters
JP2007116891A (ja) 可変速度大電力機械用の電力変換器の方法および装置
JP2019520018A (ja) 単一の電力ジェネレータからの複数電源トポロジ
JP2010288420A (ja) モータ制御装置
JP2007143320A (ja) インバータのデッドタイム補償装置
JP5385317B2 (ja) 電力変換装置の制御装置
JP3838093B2 (ja) 系統連系電力変換装置
Sepahvand et al. Fault recovery strategy for hybrid cascaded H-bridge multi-level inverters
JP2007274829A (ja) 多重インバータの制御システム
JP2012257456A (ja) 多相電動機駆動装置
JP5737268B2 (ja) 電力変換装置
JP2011259546A (ja) モータ制御装置および産業用ロボット
JP7051599B2 (ja) 多段変換器の制御装置
JP5849632B2 (ja) 電力変換装置
JPH10248262A (ja) 電力変換装置とその制御方法
JP2011193714A (ja) モータ駆動装置、モータ駆動システム
JP2006014426A (ja) 交流電動機の制御装置
JP7148863B2 (ja) 多巻線交流電動機駆動装置
JP2017204976A (ja) 電力変換装置
Hakami et al. Elimination of Abnormal Time-Delay in Phase-Shift-Based PWM for Five-Level Hybrid Active NPC Inverters
JP2022182517A (ja) 制御装置および制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121109

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130918

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130924

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5385317

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees