JP5383242B2 - 洗面カウンター - Google Patents
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Description
また、樹脂製の機能部ケースが手洗器とは別体で形成されており、この別体の機能部ケースが露出しているため見栄えが悪いという問題点があった。
本発明は、ボウル部の後方に一体状に上方へ立ち上げた立上壁を有する洗面カウンターであって、前記立上壁から後方へ向けて左右の側壁が設けられ、該側壁および前記立上壁で囲まれた空間内に自動水栓の機能部材が収納されて、該立上壁に自動水栓の吐水部が取り付けられているとともに、前記空間の上面には、前記側壁にネジ止めされて防水カバーが覆設され、該防水カバー上に該防水カバーとは別体として着脱可能に天板が設けられていることを要旨とする。
こうすれば、清掃時等に水が制御基盤にかかることがない。また、防水カバーは工具を用いないと取り外せないため、制御基盤への悪戯を防止することができ、制御基盤の故障や感電事故を防止できるものとなる。
こうすれば、立上壁と側壁に囲まれた空間内に、例えば、制御基盤の上側を立上壁側へ傾斜させて制御基盤を空間内に斜めに配置し、制御基盤を空間内に効率よく収納することができる。
こうすれば、防水カバーの折曲部が立上壁の上端前面にほぼ当接状となり、空間に対する防水性がより向上し、しかも、天板の強度がより向上するものとなる。
こうすれば、各ボウル部の位置に、立上壁と側壁に囲まれた空間が形成されて、各空間内に自動水栓の機能部材を良好に収納することができる。
また、各ボウル部の空間の上面には側壁にネジ止めされて防水カバーが覆設され、各空間内への水の侵入等を確実に防止でき、一つのボウル部の機能部材を交換等する際には、その部位の防水カバーを取り外せば良く、作業性が向上する。
ボウル部の後方に一体状に上方へ立ち上げた立上壁を有する洗面カウンターであって、
前記立上壁から後方へ向けて左右の側壁が設けられ、
該側壁および前記立上壁で囲まれた空間内に自動水栓の機能部材が収納されて、該立上壁に自動水栓の吐水部が取り付けられているとともに、
前記空間の上面には、前記側壁にネジ止めされて防水カバーが覆設され、
該防水カバー上に着脱可能に天板が設けられてなり、
前記立上壁および側壁の上面と、前記防水カバーの下面間にはシール材が介在されている
ことを要旨とする。
こうすれば、立上壁と側壁に囲まれた空間内に自動水栓の機能部材を良好に収納することができ、天板の上は物置として良好に利用できるものである。また、空間の上面には側壁にネジ止めされてシール材が介在されて防水カバーが覆設されているため、防水カバーにより空間の防水性を確保することができ空間内への水の侵入等を確実に防止できて、清掃時等に水が自動水栓の機能部にかかることがない。また、防水カバーは工具を用いないと取り外せないため、自動水栓の機能部材への悪戯を防止することができ、機能部材の故障や感電事故を防止できるものとなる。また、防水カバーにより天板の強度が向上し、天板への上方からの大きな荷重が掛かったとしても、天板の破壊を防ぐことができるものとなる。
ボウル部の後方に一体状に上方へ立ち上げた立上壁を有する洗面カウンターであって、
前記立上壁から後方へ向けて左右の側壁が設けられ、
該側壁および前記立上壁で囲まれた空間内に自動水栓の機能部材が収納されて、該立上壁に自動水栓の吐水部が取り付けられているとともに、
前記空間の上面には、前記側壁にネジ止めされて防水カバーが覆設され、
該防水カバー上に着脱可能に天板が設けられてなり、
前記左右の各側壁の上端側には、前記防水カバーを上からネジ止め可能に取付部が形成されている
ことを要旨とする。
こうすれば、立上壁と側壁に囲まれた空間内に自動水栓の機能部材を良好に収納することができ、天板の上は物置として良好に利用できるものである。また、空間の上面には側壁にネジ止めされて防水カバーが覆設されているため、防水カバーにより空間内への水の侵入等を確実に防止できて、清掃時等に水が自動水栓の機能部にかかることがない。また、防水カバーは工具を用いないと取り外せないため、自動水栓の機能部材への悪戯を防止することができ、機能部材の故障や感電事故を防止できるものとなる。また、防水カバーにより天板の強度が向上し、天板への上方からの大きな荷重が掛かったとしても、天板の破壊を防ぐことができるものとなる。また、左右の各側壁の上端側には、防水カバーを上からネジ止め可能に取付部が形成されているため、部屋の壁などが存在しても防水カバーのネジ止め作業は上方側から取付部に対して行うことができ、防水カバーの固定作業或いは取り外し作業が容易なものとなり、自動水栓の機能部のメンテナンスも容易となる。
図1は、ボウル部を2個有する二連式の洗面台の正面外観構成図である。
洗面台1は、キャビネット2上に洗面カウンター3が設置されて構成されている。
洗面カウンター3の立上壁5には、各ボウル部4毎に、石鹸液の吐出口7と自動水栓の吐水口8が設けられており、吐出口7および吐水口8の上方にはそれぞれセンサー感知部9,9が配置されている。また、立上壁5の上面側には天板6が覆設されている。
なお、キャビネット2の前面には、開閉可能に上部前扉10が設けられており、その下方には下部前板11が設けられ、下端側には幅木12が設けられている。
なお、樹脂製(例えばアクリル系人造大理石製)の洗面カウンター3にはボウル部4,4が一体成形され、この洗面カウンター3の後方側に上方へ立ち上げて立上壁5が一体化されて、立上壁5の上端から後方に向けて天板6が設けられており、立上壁5および天板6も洗面カウンター3と同様の樹脂製で形成されている。
図2では、天板6の奥行寸法aが230mm程度と広いために、天板6の前端縁が立上壁5の上端部よりもボウル部4側へ突出して、天板6上に物が置きやすく、また、天板6上には吐水部8等からの水跳ねがなく、天板6上に置いた荷物や小物を濡らすことがない。
なお、天板6の上面前端側に、石鹸液の吐出口7および自動水栓の吐水口8の位置を示すピクト13(印刷或いはシール或いは照明ランプ等による)を設けても良い。これにより、石鹸液の吐出口7および自動水栓の吐水口8の位置を使用者が認識し易くなり、ピクト13の位置の下方に手を差し出すと、センサー感知部9が手を感知し、吐水口8から吐水させることができ、又は、石鹸液の吐出口7からムース状の石鹸液を吐出させることができる。
なお、図4は、切欠形状部6b,6bを前端縁に有する天板6の斜視構成図である。
この切欠形状部6bの部分の天板6の奥行寸法bは190mm程度に設定されており、天板6の左右端側と中央部の奥行寸法aは230mm程度に設定されている。
このように切欠形状部6bを形成させた天板6を用いた場合は、石鹸液の吐出口7および自動水栓の吐水口8の先端を洗面台1の前に立った使用者から視認できるため、必要以上に吐出口7,吐水口8が見えにくくなるのが防がれ、良好に吐出口7或いは吐水口8の位置に手を差し出して使用できる。本例においても、図2のようなピクト13を設けても良い。
なお、天板6の左右端側および中央部の奥行寸法aは230mm程度と広いために、この部分には大きな荷物等を安定して置くことができる。
なお、図中4aは各ボウル部4の底面に開口されている排水口である。
また、洗面カウンター3の後端部には背板14が立設されており、この背板14は洗面カウンター3に一体化させたものであっても、また、別体で形成したものであっても良い。
左右の側壁15,15の各上端側には、外側へ略水平に突出して取付部16,16が形成されており、各取付部16には、前後方向に間隔をおいて3個のビス孔16a,16a,16aが形成されている。
洗面カウンター3の空間Sの底側には上下に貫通した貫通孔3bが形成されており、この貫通孔3b内に給水供給管20或いは石鹸液ホース19等を通すことができる。
また、図6および図8に示すように、各ボウル部4の左右端側の洗面カウンター3の下面には、補強木17,17がそれぞれ貼り付けて設けられている。補強木17,17は、洗面カウンター3の前端側の前端垂下部3aで隠されるものである。
空間Sを密閉するために、上方側から防水カバー22が覆設されるが、立上壁5,背板14,左右の側壁15,15の上端に予めシール材21を貼り付けて防水性を確保する。
この防水カバー22の左右の固定片23,23を、左右の側壁15,15の取付部16,16上に整合させ、この状態で上方側からビス25をそれぞれビス孔23a,16a内にねじ込んで、防水カバー22の固定片23,23を取付部16,16に固定し、防水カバー22を空間Sの上面にシール材21を介在させて密閉状態に覆設することができる。
なお、天板6の取付状態では、天板6の前端縁が、立上壁5の上端部よりもボウル部4側へ突出し、天板6の前端側の前端垂下部6aが防水カバー22の前端の折曲部22aの前面を覆い、立上壁5の上端と防水カバー22の前端の折曲部22aが良好に隠蔽されて、すっきりとした設置状態が得られるものである。
なお、天板6および防水カバー22を取り外すことにより、空間S内に収納されている制御基盤18等のメンテナンスを良好に行うことができる。
このようにビス25或いはネジを上方側から締め付けて防水カバー22を固定できるため、洗面カウンター3の左右端側に壁面が存在するような場合でも、良好に上方側からビス25等の締め付け作業を行えるものである。
このように防水カバー22を固定することで強度を確保することができ、上方からの荷重に対し天板6の破壊等を防げるものとなる。
このユニットフレーム26は、前面側に、縦方向の3本の縦材26a,26a,26aが間隔をおいて設けられ、縦材26a,26a,26a間は上端の上横材26cと下端の下横材26dで連結されている。この下横材26dから後方側へ略水平に複数の段材26h,26h,26hが間隔をおいて設けられ、複数の段材26h,26h,26hの後端側は後横材26iで連結されている。この後横材26iから垂下状に複数の底縦材26e,26e,26eが間隔をおいて設けられ、複数の底縦材26eの下端は横方向の底横材26fで連結されている。また、後横材26iから門形状に後縦材26b,26bが立設され、複数の底縦材26e,26e,26eの前面側には上下二枚の桟木26g,26gが横設されている。
なお、床横材26fには、ユニットフレーム26の高さ調整用に高さ調節ボルト27が設けられている。
なお、ユニットフレーム26の奥の壁面には、配管固定材32を介して通気管33と給水管34がそれぞれ横方向に配管されるものであり、キャビネット2内の各ボウル部4の下方には、それぞれ排水トラップ36と電気温水器37と石鹸液タンク43が配置されるものである。
この配置状態の正面図は図12に示し、図14では排水トラップの配管状態の側面構成を、また図15では石鹸液タンクの配置状態の側面構成を、また図16では電気温水器の配置状態の側面構成を示す。
また、ユニットフレーム26内に横方向に配管されている給水管34には止水栓38を介して接続管39が接続され、接続管39は止水栓40を介して電気温水器37の給水側が接続される。また、電気温水器37の出湯側には自動水栓の機能部42が接続され、この機能部42から給水供給管20が前記洗面カウンター3の空間S内に引き上げられて、給水供給管20の先端に自動水栓の吐水口8が接続される。
また、電気温水器37には膨張水排水装置41が設けられ、電気温水器37からの膨張水が膨張水排水口41aから排水されるように構成されている。
従って、給水管34から接続管39を通り電気温水器37内に供給された水は内部で温水に変えられ、温水は自動水栓の機能部42から給水供給管20を通り吐水口8から吐水される。
従って、センサー感知部9が使用者の手を感知するとポンプ44が作動することにより、石鹸液タンク43内の石鹸液が石鹸液ホース19を通り石鹸吐出口7から吐出され、この時にエアホース48からエアが供給されて、エアを含んだムース状の石鹸液が石鹸液の吐出口7から吐出される。
2 キャビネット
3 洗面カウンター
3b 貫通孔
4 ボウル部
4a 排水口
5 立上壁
5a アール部
5b 石鹸吐出口孔
5c 吐水口孔
5d,5e センサー窓
6 天板
6a 前端垂下部
6b 切欠形状部
7 石鹸液の吐出口
8 自動水栓の吐水口
9 センサー感知部
10 上部前扉
11 下部前板
14 背板
15 側壁
16 取付部
16a ビス孔
17 補強木
18 制御基盤
19 石鹸液ホース
20 給水供給管
21 シール材
22 防水カバー
22a,22b 折曲部
23 固定片
23a ビス孔
24 面ファスナー
25,31 ビス
26 ユニットフレーム
26a 縦材
26h 段材
28 連結立片
29 カウンター支持部
30 ブラケット
32 配管固定材
34 給水管
35 排水管
36 排水トラップ
37 電気温水器
38,40 止水栓
41a 膨張水排水口
42 自動水栓の機能部
43 石鹸液タンク
44 ポンプ部
45 機能部
48 エアホース
49 ハーネス
S 空間
Claims (7)
- ボウル部の後方に一体状に上方へ立ち上げた立上壁を有する洗面カウンターであって、
前記立上壁から後方へ向けて左右の側壁が設けられ、
該側壁および前記立上壁で囲まれた空間内に自動水栓の機能部材が収納されて、該立上壁に自動水栓の吐水部が取り付けられているとともに、
前記空間の上面には、前記側壁にネジ止めされて防水カバーが覆設され、
該防水カバー上に該防水カバーとは別体として着脱可能に天板が設けられている
ことを特徴とする洗面カウンター。 - 前記機能部材が制御基盤であることを特徴とする請求項1に記載の洗面カウンター。
- 前記制御基盤は、前記空間内に斜めに配置されていることを特徴とする請求項2に記載の洗面カウンター。
- 前記防水カバーの少なくとも前縁には、前記立上壁の上端前面にほぼ当接状となる折曲部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3何れかに記載の洗面カウンター。
- 前記洗面カウンターは連立する複数のボウル部を有するものであって、各ボウル部の位置に前記左右の側壁が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4何れかに記載の洗面カウンター。
- ボウル部の後方に一体状に上方へ立ち上げた立上壁を有する洗面カウンターであって、
前記立上壁から後方へ向けて左右の側壁が設けられ、
該側壁および前記立上壁で囲まれた空間内に自動水栓の機能部材が収納されて、該立上壁に自動水栓の吐水部が取り付けられているとともに、
前記空間の上面には、前記側壁にネジ止めされて防水カバーが覆設され、
該防水カバー上に着脱可能に天板が設けられてなり、
前記立上壁および側壁の上面と、前記防水カバーの下面間にはシール材が介在されている
ことを特徴とする洗面カウンター。 - ボウル部の後方に一体状に上方へ立ち上げた立上壁を有する洗面カウンターであって、
前記立上壁から後方へ向けて左右の側壁が設けられ、
該側壁および前記立上壁で囲まれた空間内に自動水栓の機能部材が収納されて、該立上壁に自動水栓の吐水部が取り付けられているとともに、
前記空間の上面には、前記側壁にネジ止めされて防水カバーが覆設され、
該防水カバー上に着脱可能に天板が設けられてなり、
前記左右の各側壁の上端側には、前記防水カバーを上からネジ止め可能に取付部が形成されている
ことを特徴とする洗面カウンター。
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