JP4660952B2 - 洗い場カウンターの支持構造 - Google Patents
洗い場カウンターの支持構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4660952B2 JP4660952B2 JP2001103064A JP2001103064A JP4660952B2 JP 4660952 B2 JP4660952 B2 JP 4660952B2 JP 2001103064 A JP2001103064 A JP 2001103064A JP 2001103064 A JP2001103064 A JP 2001103064A JP 4660952 B2 JP4660952 B2 JP 4660952B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support
- attached
- counter
- washing
- support plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗い場カウンターの支持構造に関し、更に詳しくは浴室の洗い場の壁面に取り付け、石鹸やシャンプー容器等を載置して使用する洗い場カウンターの支持構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来この種の構造としては、浴室の洗い場の壁面に縦断面略Ｌ字状の支持具を取り付け、この支持具が洗い場カウンターの前方に露出することを防止するため、支持具にカバーを取り付けるよう構成したものがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこの種の支持構造は、浴室の施工コストや施工時間等にも影響を与えるため、少ない部品で、且つ簡単、低コストで洗い場カウンターの支持具を隠すことができるよう形成されているのが望ましい。
【０００４】
しかるに従来は、上記の通り、カバーで支持具の露出を防止する構造であったから、従来構造によると、支持具を露出させることによる問題（例えば体裁の悪さや不快感等）は解決できるものの、カバーを伴う分、コストが増加し、又施工に手間暇がかかるものであった。
【０００５】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、提案されたものである。
【０００６】
従って本発明の技術的課題は、カバーによることなく洗い場カウンターの支持具の露出を防止できるよう形成した洗い場カウンターの支持構造を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、次のような技術的手段を採る。
【０００８】
即ち本発明は、図１、図５、図６に示されるように、浴室１の洗い場２の壁面３に縦断面略Ｌ字状の支持具４が取り付けられ、この支持具４を介して上記の壁面３に洗い場カウンター５が支持される洗い場カウンター５の支持構造であって、上記の支持具４が、上記の壁面３に取り付けられる垂直板部４ａを上向きにさせ、且つ洗い場カウンター５の前垂れ部５ａの下端５ａ1より支持板部４ｂを高く位置決めさせて壁面３に取り付けられ、洗い場カウンター５は、支持板部４ｂと対向する下面位置にネジ止め部５ｂが形成されると共に、このネジ止め部５ｂを介して支持板部４ｂに支持され、この支持板部４ｂとネジ止め部５ｂとが止め具９で固定され、又支持具４の支持板部４ｂに、ネジ止め部５ｂと一緒に、フック状の引っ掛け具１７が針先を上に向けて止め具９で取り付けられていることを特徴とする（請求項１）。
【０００９】
ここで、縦断面略Ｌ字状の支持具４とは、壁面３に取り付けられる垂直板部４ａと、洗い場カウンター５を支持する支持板部４ｂとを備えて縦断面形状が略Ｌ字状に形成されている、と言うことを意味する。具体的には金属材や樹脂材等で支持具４を、等辺山形鋼状や不等辺山形鋼状、或いはリップ山形鋼状等に形成することで実現される。
【００１０】
又本発明は、図８に示されるように、引っ掛け具１７の上部１７ａがクランク状に曲げられ、支持具４の支持板部４ｂに当接させる水平板部１７ａ1と、この水平板部１７ａ1の前端から立ち上げられた遮蔽板部17ａ2とを引っ掛け具１７が備えているのでも良い（請求項２）。
【００１１】
なぜならこの場合は、引っ掛け具１７を取り付けることで、洗浄ブラシ等を吊下げることができるだけではなく、支持具４やネジ止め部５ｂを遮蔽できるからである。
【００１２】
又本発明の他の構成としては、図９に示されるように、浴室１の洗い場２の壁面３に縦断面略Ｌ字状の支持具４が取り付けられ、この支持具４を介して上記の壁面３に洗い場カウンター５が支持される洗い場カウンター５の支持構造であって、上記の支持具４が、上記の壁面３に取り付けられる垂直板部４ａを上向きにさせ、且つ洗い場カウンター５の前垂れ部５ａの下端５ａ1より支持板部４ｂを高く位置決めさせて壁面３に取り付けられ、洗い場カウンター５は、支持板部４ｂと対向する下面位置にネジ止め部５ｂが形成されると共に、このネジ止め部５ｂを介して支持板部４ｂに支持され、この支持板部４ｂとネジ止め部５ｂとが止め具９で固定され、又支持具４に、針先が上に向けられてフック状の引っ掛け部４ｃが形成されているものがある（請求項３）。
【００１３】
又本発明は、図４に示されるように、洗い場カウンター５が、支持具４を遮蔽する遮蔽板１６を下面に備えているのが好ましい（請求項４）。
【００１４】
なぜならこの場合は、遮蔽板１６によって支持具４やネジ止め部５ｂを隠すことができ、簡単な仕組みで洗い場カウンター５の支持部の露出を防止できるからである。
【００１５】
更に本発明は、図１０に示されるように、支持具４が壁面３に左右一対取り付けられ、この支持具４の支持板部４ｂに、バーホルダー１８が止め具９でネジ止め部５ｂと一緒に取り付けられ、このバーホルダー１８にタオル類を掛けるためのバー１９が架け渡されているのでも良い（請求項５）。
【００１６】
なぜならこの場合は、支持具４を利用してバー１９を取り付けできるから、取付部品を減らすことができ、又洗い場カウンター５の下方のスペースを有効に利用できるからである。ここで、タオル類とは、タオルや手拭のように吊下げて保管、収納させる小物を意味する。なお、図１０において左側の支持具４は、洗い場カウンター５の後側の壁面３に垂直板部４ａを当接させて取り付けられる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面に従って説明する。
【００１８】
本発明は、図１、図２等に示されるように、浴室１の洗い場２の壁面３に、垂直板部４ａと支持板部４ｂとを備えて縦断面略Ｌ字状に形成された例えば金属製の支持具４が取り付けられる。洗い場カウンター５は、この実施形態では浴槽６から洗い場２の側方の壁パネル７にわたって長く形成され、支持具４はこの洗い場カウンター５の側部を支持するよう、上記の壁パネル７の壁面３に取り付けられている。
【００１９】
又支持具４は、壁面３に取り付けられる垂直板部４ａを上向きにさせて取り付けられている。垂直板部４ａには、図２、図３等に示されるように、ネジ孔４ａ1が適宜の間隔をあけて横方向に複数形成され、支持具４はこのネジ孔４ａ1を介して止めネジ８（図１Ｂ参照）で壁面３に固定されている。又支持具４は、洗い場カウンター５の前垂れ部５ａの下端５ａ1より、支持板部４ｂを高く位置決めさせて壁面３に取り付けられている。
【００２０】
洗い場カウンター５は、図１Ｂ等に示されるように、支持板部４ｂと対向する下面位置に、ネジ止め部５ｂが形成されている。このネジ止め部５ｂは、この実施形態では洗い場カウンター５の側部の前後位置に、洗い場カウンター５と一体状に、且つ軸心に雌ネジを有して円柱状に形成されている。
【００２１】
洗い場カウンター５は、ネジ止め部５ｂを介して支持板部４ｂに支持され、支持板部４ｂとネジ止め部５ｂとは止め具９としてのネジで締付けられて固定されている。なお図２において、１０は浴槽６の側面から洗い場カウンター５の中央部右寄りの位置にわたって延長状に形成されたエプロンである。又１１は配管の点検口の開閉蓋、１２は洗面器置き台、１３は湯水混合水栓、１４は楕円形のミラー、１５は収納棚である。
【００２２】
又本発明は、図５、図６に示されるように、支持具４の支持板部４ｂに、ネジ止め部５ｂと一緒に、フック状の引っ掛け具１７が針先を上に向けて止め具９で取り付けられている。この引っ掛け具１７は、この実施形態では上部１７ａが屈曲され、支持板部４ｂの下面にあてがわれて止め具９でネジ止めされている。なお引っ掛け具１７は、支持具４の取付位置に対応させ、例えば図７に示されるように、左右一対設けられるのでも良い。この場合、同図において左側の支持具４は、洗い場カウンター５の後側の壁面３に垂直板部４ａを当接させて取り付けられる。
【００２３】
次に洗い場カウンター５を壁面３に取り付ける際の、具体的な作業手順を説明する。
【００２４】
先ず作業者は、洗い場２の壁パネル７の壁面３に、支持具４の垂直板部４ａを上向きにして止めネジ８で支持具４を取り付ける。次に作業者は、支持具４の支持板部４ｂに、洗い場カウンター５のネジ止め部５ｂをあてがうと共に、エプロン１０の上縁部に洗い場カウンター５を係合させ、洗い場２の正面側に洗い場カウンター５を配置する。そして作業者は、ネジ止め部５ｂと支持板部４ｂとを、止め具９としてのネジで締め付けて固定する。
【００２５】
以上の処において、本発明は、上記の洗い場カウンター５が、例えば図４に示されるように、支持具４を遮蔽する遮蔽板１６を下面に備えているのでも良い。この実施形態の遮蔽板１６は、洗い場カウンター５の側部に、洗い場カウンター５の前後の幅方向に延びて形成されている。
【００２６】
又本発明は、図８に示されるように、引っ掛け具１７の上部１７ａがクランク状に曲げられ、水平板部１７ａ1の前端から立ち上げられた遮蔽板部１７ａ2を引っ掛け具１７が備えているのでも良い。
【００２７】
又本発明の他の構成としては、図９に示されるように、浴室１の洗い場２の壁面３に縦断面略Ｌ字状の支持具４が取り付けられ、この支持具４を介して上記の壁面３に洗い場カウンター５が支持される洗い場カウンター５の支持構造であって、上記の支持具４が、上記の壁面３に取り付けられる垂直板部４ａを上向きにさせ、且つ洗い場カウンター５の前垂れ部５ａの下端５ａ1より支持板部４ｂを高く位置決めさせて壁面３に取り付けられ、洗い場カウンター５は、支持板部４ｂと対向する下面位置にネジ止め部５ｂが形成されると共に、このネジ止め部５ｂを介して支持板部４ｂに支持され、この支持板部４ｂとネジ止め部５ｂとが止め具９で固定され、又支持具４に、針先が上に向けられてフック状の引っ掛け部４ｃが形成されているものがある。この場合、引っ掛け部４ｃの個数や形状は任意である。
【００２８】
更に本発明は、図１０に示されるように、支持具４が壁面３に左右一対取り付けられ、この支持具４の支持板部４ｂに、バーホルダー１８が止め具９でネジ止め部５ｂと一緒に取り付けられ、このバーホルダー１８にタオル類を掛けるためのバー１９が架け渡されているのでも良い。なお、同図において左側の支持具４は、洗い場カウンター５の後側の壁面３に垂直板部４ａを当接させて取り付けられる。
【００２９】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、支持具の垂直板部を上向きにさせ、且つ洗い場カウンターの前垂れ部の下端より支持板部を高く位置決めさせて支持具を壁面に取り付け、この支持具で洗い場カウンターを支持、固定しているものである。
【００３０】
従って本発明の場合は、従来必要とした支持具用のカバーを省略できるから、これによれば部品数を増やすことなく、低コストで、且つ簡単に支持具の露出を防止できる。
【００３１】
又請求項１記載の本発明の場合は、支持具を利用して引っ掛け具を洗い場カウンターと一緒に取り付けでき、引っ掛け具独自の取付部品を省略できる。又これによれば、洗浄ブラシ或いはタオル等の懸吊スペースとして、洗い場カウンターの下方を有効利用できる。
【００３２】
又請求項３記載の本発明の場合は、引っ掛け具を別途取り付けることなく、支持具を取り付けるだけで、洗浄ブラシ等の吊下げが可能になる、という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の支持構造の好適な一実施形態を示し、Ａは要部平面図、ＢはＡのＢ−Ｂ線における要部拡大断面図である。
【図２】 同上支持構造を実現した浴室の要部斜視図である。
【図３】 図２のIII−III線から見た要部断面図である。
【図４】 同上支持構造の他の実施形態を示す要部平面図である。
【図５】 同上支持構造の他の実施形態を示す要部正面図である。
【図６】 図５の実施形態の要部正面図である。
【図７】 引っ掛け具を左右位置に取り付けた状態を示す要部正面図である。
【図８】 引っ掛け具の他の実施形態を示す要部正面図である。
【図９】 支持具の他の実施形態を示す要部正面図である。
【図１０】 バーを取り付けた状態を示す要部正面図である。
【符号の説明】
１ 浴室
２ 洗い場
３ 壁面
４ 支持具
４ａ 垂直板部
４ｂ 支持板部
５ 洗い場カウンター
５ａ 前垂れ部
５ａ1 下端
５ｂ ネジ止め部
９ 止め具
１７ 引っ掛け具
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗い場カウンターの支持構造に関し、更に詳しくは浴室の洗い場の壁面に取り付け、石鹸やシャンプー容器等を載置して使用する洗い場カウンターの支持構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来この種の構造としては、浴室の洗い場の壁面に縦断面略Ｌ字状の支持具を取り付け、この支持具が洗い場カウンターの前方に露出することを防止するため、支持具にカバーを取り付けるよう構成したものがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこの種の支持構造は、浴室の施工コストや施工時間等にも影響を与えるため、少ない部品で、且つ簡単、低コストで洗い場カウンターの支持具を隠すことができるよう形成されているのが望ましい。
【０００４】
しかるに従来は、上記の通り、カバーで支持具の露出を防止する構造であったから、従来構造によると、支持具を露出させることによる問題（例えば体裁の悪さや不快感等）は解決できるものの、カバーを伴う分、コストが増加し、又施工に手間暇がかかるものであった。
【０００５】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、提案されたものである。
【０００６】
従って本発明の技術的課題は、カバーによることなく洗い場カウンターの支持具の露出を防止できるよう形成した洗い場カウンターの支持構造を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために、次のような技術的手段を採る。
【０００８】
即ち本発明は、図１、図５、図６に示されるように、浴室１の洗い場２の壁面３に縦断面略Ｌ字状の支持具４が取り付けられ、この支持具４を介して上記の壁面３に洗い場カウンター５が支持される洗い場カウンター５の支持構造であって、上記の支持具４が、上記の壁面３に取り付けられる垂直板部４ａを上向きにさせ、且つ洗い場カウンター５の前垂れ部５ａの下端５ａ1より支持板部４ｂを高く位置決めさせて壁面３に取り付けられ、洗い場カウンター５は、支持板部４ｂと対向する下面位置にネジ止め部５ｂが形成されると共に、このネジ止め部５ｂを介して支持板部４ｂに支持され、この支持板部４ｂとネジ止め部５ｂとが止め具９で固定され、又支持具４の支持板部４ｂに、ネジ止め部５ｂと一緒に、フック状の引っ掛け具１７が針先を上に向けて止め具９で取り付けられていることを特徴とする（請求項１）。
【０００９】
ここで、縦断面略Ｌ字状の支持具４とは、壁面３に取り付けられる垂直板部４ａと、洗い場カウンター５を支持する支持板部４ｂとを備えて縦断面形状が略Ｌ字状に形成されている、と言うことを意味する。具体的には金属材や樹脂材等で支持具４を、等辺山形鋼状や不等辺山形鋼状、或いはリップ山形鋼状等に形成することで実現される。
【００１０】
又本発明は、図８に示されるように、引っ掛け具１７の上部１７ａがクランク状に曲げられ、支持具４の支持板部４ｂに当接させる水平板部１７ａ1と、この水平板部１７ａ1の前端から立ち上げられた遮蔽板部17ａ2とを引っ掛け具１７が備えているのでも良い（請求項２）。
【００１１】
なぜならこの場合は、引っ掛け具１７を取り付けることで、洗浄ブラシ等を吊下げることができるだけではなく、支持具４やネジ止め部５ｂを遮蔽できるからである。
【００１２】
又本発明の他の構成としては、図９に示されるように、浴室１の洗い場２の壁面３に縦断面略Ｌ字状の支持具４が取り付けられ、この支持具４を介して上記の壁面３に洗い場カウンター５が支持される洗い場カウンター５の支持構造であって、上記の支持具４が、上記の壁面３に取り付けられる垂直板部４ａを上向きにさせ、且つ洗い場カウンター５の前垂れ部５ａの下端５ａ1より支持板部４ｂを高く位置決めさせて壁面３に取り付けられ、洗い場カウンター５は、支持板部４ｂと対向する下面位置にネジ止め部５ｂが形成されると共に、このネジ止め部５ｂを介して支持板部４ｂに支持され、この支持板部４ｂとネジ止め部５ｂとが止め具９で固定され、又支持具４に、針先が上に向けられてフック状の引っ掛け部４ｃが形成されているものがある（請求項３）。
【００１３】
又本発明は、図４に示されるように、洗い場カウンター５が、支持具４を遮蔽する遮蔽板１６を下面に備えているのが好ましい（請求項４）。
【００１４】
なぜならこの場合は、遮蔽板１６によって支持具４やネジ止め部５ｂを隠すことができ、簡単な仕組みで洗い場カウンター５の支持部の露出を防止できるからである。
【００１５】
更に本発明は、図１０に示されるように、支持具４が壁面３に左右一対取り付けられ、この支持具４の支持板部４ｂに、バーホルダー１８が止め具９でネジ止め部５ｂと一緒に取り付けられ、このバーホルダー１８にタオル類を掛けるためのバー１９が架け渡されているのでも良い（請求項５）。
【００１６】
なぜならこの場合は、支持具４を利用してバー１９を取り付けできるから、取付部品を減らすことができ、又洗い場カウンター５の下方のスペースを有効に利用できるからである。ここで、タオル類とは、タオルや手拭のように吊下げて保管、収納させる小物を意味する。なお、図１０において左側の支持具４は、洗い場カウンター５の後側の壁面３に垂直板部４ａを当接させて取り付けられる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面に従って説明する。
【００１８】
本発明は、図１、図２等に示されるように、浴室１の洗い場２の壁面３に、垂直板部４ａと支持板部４ｂとを備えて縦断面略Ｌ字状に形成された例えば金属製の支持具４が取り付けられる。洗い場カウンター５は、この実施形態では浴槽６から洗い場２の側方の壁パネル７にわたって長く形成され、支持具４はこの洗い場カウンター５の側部を支持するよう、上記の壁パネル７の壁面３に取り付けられている。
【００１９】
又支持具４は、壁面３に取り付けられる垂直板部４ａを上向きにさせて取り付けられている。垂直板部４ａには、図２、図３等に示されるように、ネジ孔４ａ1が適宜の間隔をあけて横方向に複数形成され、支持具４はこのネジ孔４ａ1を介して止めネジ８（図１Ｂ参照）で壁面３に固定されている。又支持具４は、洗い場カウンター５の前垂れ部５ａの下端５ａ1より、支持板部４ｂを高く位置決めさせて壁面３に取り付けられている。
【００２０】
洗い場カウンター５は、図１Ｂ等に示されるように、支持板部４ｂと対向する下面位置に、ネジ止め部５ｂが形成されている。このネジ止め部５ｂは、この実施形態では洗い場カウンター５の側部の前後位置に、洗い場カウンター５と一体状に、且つ軸心に雌ネジを有して円柱状に形成されている。
【００２１】
洗い場カウンター５は、ネジ止め部５ｂを介して支持板部４ｂに支持され、支持板部４ｂとネジ止め部５ｂとは止め具９としてのネジで締付けられて固定されている。なお図２において、１０は浴槽６の側面から洗い場カウンター５の中央部右寄りの位置にわたって延長状に形成されたエプロンである。又１１は配管の点検口の開閉蓋、１２は洗面器置き台、１３は湯水混合水栓、１４は楕円形のミラー、１５は収納棚である。
【００２２】
又本発明は、図５、図６に示されるように、支持具４の支持板部４ｂに、ネジ止め部５ｂと一緒に、フック状の引っ掛け具１７が針先を上に向けて止め具９で取り付けられている。この引っ掛け具１７は、この実施形態では上部１７ａが屈曲され、支持板部４ｂの下面にあてがわれて止め具９でネジ止めされている。なお引っ掛け具１７は、支持具４の取付位置に対応させ、例えば図７に示されるように、左右一対設けられるのでも良い。この場合、同図において左側の支持具４は、洗い場カウンター５の後側の壁面３に垂直板部４ａを当接させて取り付けられる。
【００２３】
次に洗い場カウンター５を壁面３に取り付ける際の、具体的な作業手順を説明する。
【００２４】
先ず作業者は、洗い場２の壁パネル７の壁面３に、支持具４の垂直板部４ａを上向きにして止めネジ８で支持具４を取り付ける。次に作業者は、支持具４の支持板部４ｂに、洗い場カウンター５のネジ止め部５ｂをあてがうと共に、エプロン１０の上縁部に洗い場カウンター５を係合させ、洗い場２の正面側に洗い場カウンター５を配置する。そして作業者は、ネジ止め部５ｂと支持板部４ｂとを、止め具９としてのネジで締め付けて固定する。
【００２５】
以上の処において、本発明は、上記の洗い場カウンター５が、例えば図４に示されるように、支持具４を遮蔽する遮蔽板１６を下面に備えているのでも良い。この実施形態の遮蔽板１６は、洗い場カウンター５の側部に、洗い場カウンター５の前後の幅方向に延びて形成されている。
【００２６】
又本発明は、図８に示されるように、引っ掛け具１７の上部１７ａがクランク状に曲げられ、水平板部１７ａ1の前端から立ち上げられた遮蔽板部１７ａ2を引っ掛け具１７が備えているのでも良い。
【００２７】
又本発明の他の構成としては、図９に示されるように、浴室１の洗い場２の壁面３に縦断面略Ｌ字状の支持具４が取り付けられ、この支持具４を介して上記の壁面３に洗い場カウンター５が支持される洗い場カウンター５の支持構造であって、上記の支持具４が、上記の壁面３に取り付けられる垂直板部４ａを上向きにさせ、且つ洗い場カウンター５の前垂れ部５ａの下端５ａ1より支持板部４ｂを高く位置決めさせて壁面３に取り付けられ、洗い場カウンター５は、支持板部４ｂと対向する下面位置にネジ止め部５ｂが形成されると共に、このネジ止め部５ｂを介して支持板部４ｂに支持され、この支持板部４ｂとネジ止め部５ｂとが止め具９で固定され、又支持具４に、針先が上に向けられてフック状の引っ掛け部４ｃが形成されているものがある。この場合、引っ掛け部４ｃの個数や形状は任意である。
【００２８】
更に本発明は、図１０に示されるように、支持具４が壁面３に左右一対取り付けられ、この支持具４の支持板部４ｂに、バーホルダー１８が止め具９でネジ止め部５ｂと一緒に取り付けられ、このバーホルダー１８にタオル類を掛けるためのバー１９が架け渡されているのでも良い。なお、同図において左側の支持具４は、洗い場カウンター５の後側の壁面３に垂直板部４ａを当接させて取り付けられる。
【００２９】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、支持具の垂直板部を上向きにさせ、且つ洗い場カウンターの前垂れ部の下端より支持板部を高く位置決めさせて支持具を壁面に取り付け、この支持具で洗い場カウンターを支持、固定しているものである。
【００３０】
従って本発明の場合は、従来必要とした支持具用のカバーを省略できるから、これによれば部品数を増やすことなく、低コストで、且つ簡単に支持具の露出を防止できる。
【００３１】
又請求項１記載の本発明の場合は、支持具を利用して引っ掛け具を洗い場カウンターと一緒に取り付けでき、引っ掛け具独自の取付部品を省略できる。又これによれば、洗浄ブラシ或いはタオル等の懸吊スペースとして、洗い場カウンターの下方を有効利用できる。
【００３２】
又請求項３記載の本発明の場合は、引っ掛け具を別途取り付けることなく、支持具を取り付けるだけで、洗浄ブラシ等の吊下げが可能になる、という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の支持構造の好適な一実施形態を示し、Ａは要部平面図、ＢはＡのＢ−Ｂ線における要部拡大断面図である。
【図２】 同上支持構造を実現した浴室の要部斜視図である。
【図３】 図２のIII−III線から見た要部断面図である。
【図４】 同上支持構造の他の実施形態を示す要部平面図である。
【図５】 同上支持構造の他の実施形態を示す要部正面図である。
【図６】 図５の実施形態の要部正面図である。
【図７】 引っ掛け具を左右位置に取り付けた状態を示す要部正面図である。
【図８】 引っ掛け具の他の実施形態を示す要部正面図である。
【図９】 支持具の他の実施形態を示す要部正面図である。
【図１０】 バーを取り付けた状態を示す要部正面図である。
【符号の説明】
１ 浴室
２ 洗い場
３ 壁面
４ 支持具
４ａ 垂直板部
４ｂ 支持板部
５ 洗い場カウンター
５ａ 前垂れ部
５ａ1 下端
５ｂ ネジ止め部
９ 止め具
１７ 引っ掛け具
Claims (5)
- 浴室の洗い場の壁面に縦断面略Ｌ字状の支持具が取り付けられ、この支持具を介して上記の壁面に洗い場カウンターが支持される洗い場カウンターの支持構造であって、上記の支持具が、上記の壁面に取り付けられる垂直板部を上向きにさせ、且つ洗い場カウンターの前垂れ部の下端より支持板部を高く位置決めさせて壁面に取り付けられ、洗い場カウンターは、支持板部と対向する下面位置にネジ止め部が形成されると共に、このネジ止め部を介して支持板部に支持され、この支持板部とネジ止め部とが止め具で固定され、又支持具の支持板部に、ネジ止め部と一緒に、フック状の引っ掛け具が針先を上に向けて止め具で取り付けられていることを特徴とする洗い場カウンターの支持構造。
- 請求項１記載の洗い場カウンターの支持構造であって、引っ掛け具の上部がクランク状に曲げられ、支持具の支持板部に当接させる水平板部と、この水平板部の前端から立ち上げられた遮蔽板部とを引っ掛け具が備えていることを特徴とする洗い場カウンターの支持構造。
- 浴室の洗い場の壁面に縦断面略Ｌ字状の支持具が取り付けられ、この支持具を介して上記の壁面に洗い場カウンターが支持される洗い場カウンターの支持構造であって、上記の支持具が、上記の壁面に取り付けられる垂直板部を上向きにさせ、且つ洗い場カウンターの前垂れ部の下端より支持板部を高く位置決めさせて壁面に取り付けられ、洗い場カウンターは、支持板部と対向する下面位置にネジ止め部が形成されると共に、このネジ止め部を介して支持板部に支持され、この支持板部とネジ止め部とが止め具で固定され、又支持具に、針先が上に向けられたフック状の引っ掛け部が形成されていることを特徴とする洗い場カウンターの支持構造。
- 請求項１乃至３の何れかに記載の洗い場カウンターの支持構造であって、洗い場カウンターが、支持具を遮蔽する遮蔽板を下面に備えていることを特徴とする洗い場カウンターの支持構造。
- 請求項１乃至４の何れかに記載の洗い場カウンターの支持構造であって、支持具が壁面に左右一対取り付けられ、この支持具の支持板部に、バーホルダーが止め具でネジ止め部と一緒に取り付けられ、このバーホルダーにタオル類を掛けるためのバーが架け渡されていることを特徴とする洗い場カウンターの支持構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001103064A JP4660952B2 (ja) | 2001-04-02 | 2001-04-02 | 洗い場カウンターの支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001103064A JP4660952B2 (ja) | 2001-04-02 | 2001-04-02 | 洗い場カウンターの支持構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002291640A JP2002291640A (ja) | 2002-10-08 |
| JP4660952B2 true JP4660952B2 (ja) | 2011-03-30 |
Family
ID=18956178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001103064A Expired - Fee Related JP4660952B2 (ja) | 2001-04-02 | 2001-04-02 | 洗い場カウンターの支持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4660952B2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0548787U (ja) * | 1991-12-06 | 1993-06-29 | 積水化学工業株式会社 | 浴室の化粧カウンター |
| JP2001029254A (ja) * | 1999-07-23 | 2001-02-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 浴室用カウンター |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07155Y2 (ja) * | 1988-02-01 | 1995-01-11 | 東陶機器株式会社 | 浴室用備品収納籠の取付構造 |
| JP3463190B2 (ja) * | 1998-06-04 | 2003-11-05 | 中日産業株式会社 | 売場用値付台 |
-
2001
- 2001-04-02 JP JP2001103064A patent/JP4660952B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0548787U (ja) * | 1991-12-06 | 1993-06-29 | 積水化学工業株式会社 | 浴室の化粧カウンター |
| JP2001029254A (ja) * | 1999-07-23 | 2001-02-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 浴室用カウンター |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2002291640A (ja) | 2002-10-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2010057753A (ja) | 洗面化粧台 | |
| JP4660952B2 (ja) | 洗い場カウンターの支持構造 | |
| JP2002000479A (ja) | 流し鉢の設置構造 | |
| JP2886751B2 (ja) | シャワーホースの収納構造 | |
| JP3637844B2 (ja) | 水回りキャビネット | |
| JP3460014B2 (ja) | シャワーホース保持具を取付けた浴室 | |
| JP2528818Y2 (ja) | カウンターの取り付け構造 | |
| JP7393124B2 (ja) | 浴室カウンターの取付構造 | |
| JP3320002B2 (ja) | 洗面器置き台の取り付け構造 | |
| JP7186551B2 (ja) | 浴室カウンター収納構造及び浴室ユニット | |
| JPH07155Y2 (ja) | 浴室用備品収納籠の取付構造 | |
| JP3871579B2 (ja) | トイレットペーパーホルダー用防水カバー | |
| JPH077824Y2 (ja) | 洗面台における水はね防止パネルの取付け構造 | |
| JP3870898B2 (ja) | 握りバーを備えた浴室 | |
| JP2528817Y2 (ja) | 浴槽のエプロン取り付け構造 | |
| JPH066787Y2 (ja) | 浴室壁用品の取付構造 | |
| JPH07100022A (ja) | 棚付き鏡 | |
| JPH0719469Y2 (ja) | 浴室ユニット | |
| JP2006006814A (ja) | 洗面化粧台のカウンターユニット | |
| JPH0719355Y2 (ja) | 浴槽へのエプロン取付構造 | |
| JPH0446638Y2 (ja) | ||
| JP2582421Y2 (ja) | 浴室の洗い場カウンター | |
| JP4785675B2 (ja) | ホース支持具 | |
| JPH0630915Y2 (ja) | 水受けタンク付きシャワー水栓 | |
| JPH0630929Y2 (ja) | 洗面化粧台 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080401 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100526 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100831 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101020 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101207 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101220 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114 Year of fee payment: 3 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |