JP5382299B2 - フォルダグルア - Google Patents
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Description
このように構成された本発明においては、容易に段ボールシートの搬送方向に対する傾きの発生を抑制することが出来る。
このように構成された本発明においては、より確実に段ボールシートの搬送方向に対する傾きの発生を抑制することが出来る。
このように構成された本発明においては、容易に段ボールシートの搬送方向に対する傾きの発生を抑制することが出来る。
このように構成された本発明においては、光電センサにより反射板や遮光板などのセンシングタグを確実に検出することが出来る。
このように構成された本発明においては、例えばタグセンサの所定間隔を小さくとり、2つ以上の複数のセンシングタグを次々にセンシングして、リアルタイムに近い制御を行うことが出来る。
このように構成された本発明においては、高い制御性を得ることが出来、速度変動要因に対しリアルタイムで2本のベルトの速度の同一化を図ることが出来る。
また、ベクトルインバータモータ、汎用モータを用いてもよい。
先ず、図1により、本発明の第1実施形態によるフォルダグルアの全体構成を説明する。図1は、本発明の第1実施形態によるフォルダグルアの全体構成を示す平面図(a)、側面図(b)及び段ボールシートの折り上げ状態を示す図(c)である。
図1(b)に示すように、フォルダグルア1は、フォールディング上ベルト2(2a、2b)、フォールディング下ベルト4及び折り上げベルト6を有する。フォールディング上ベルト2、フォールディング下ベルト4及び折り上げベルト6は、いずれも、フォルダグルア1の両側に2本づつ設けられている。各フォールディング下ベルト4は、搬送方向D(図1(a)及び図1(b)の矢印D)の始端部1aから中間部1cまで延び、各折り上げベルト6は、搬送方向Dの中間部1cから終端部1bまで延びている。
先ず、駆動機構としては、図2に示すように、フォールディング上ベルト(OSベルト)2a、フォールディング上ベルト(DSベルト)2bのプーリ14a、14bには、それぞれ、サーボモータ20a、20bが設けられている。これらのサーボモータ20a、20bはさらに、サーボアンプ21a、21bに接続されている。サーボアンプ21a、21bは、制御装置30からの指令に基づいて、サーボモータ20a、20bの制御を行う。サーボモータ20a、20bは、プーリ14a、14bを介して各フォールディング上ベルト2a、2bを駆動するようになっている。
なお、サーボモータ20a、20bの代わりに、ベクトルインバータ式のモータや汎用モータを使用しても良い。この場合、モータと制御装置30との接続は、図5のようになる。
好ましくは、第1センサ24a、24b及び第2センサ26a、26bは、検出精度の高い光電センサである。この場合には、センシングタグ40a、40bを、光電センサから発射される信号光を反射または透過する、反射板または遮光板によって構成する。なお、センシングタグ40a、40bを金属板によって構成し、第1センサ24a、24b及び第2センサ26a、26bを近接センサとして、検知を行ってもよい。また、センシングタグ40a、40bを無線ICタグによって構成し、第1センサ24a、24b及び第2センサ26a、26bを送受信機として、検知を行ってもよい。
まず、S1において、オペレータサイド(OS)のモータ20a及びドライブサイド(DS)のモータ20bの両方にマスター速度指令値(基準速度)VMの信号を送り、各フォールディング上ベルト2a、2bがこの速度VMとなるようにモータ20a、20bを駆動する。この基準速度VMは、プーリ14a、14bとフォールディング上ベルト2a、2bとの滑りなどが生じないものとした理想値として設定されている。
次に、S2において、上述したセンサ機構によりオペレータサイド(OS)のフォールディング上ベルト2aの実際の速度(VOS)を検出し、S3において、ドライブサイド(DS)のフォールディング上ベルト2bの実際の速度(VDS)を検出する。
許容値より大きい場合は、S5に進み、モータ20aを制御する。具体的には、指令値であるVMと、実測値であるVOSとの差VYに基づき、モータ20aが実際にVMとなるようにフィードバック制御を行う。規定値より小さい場合には、S5の制御を行わない。
許容値より大きい場合は、S7に進み、モータ20bを制御する。具体的には、指令値であるVMと、実測値であるVDSとの差VYに基づき、モータ20bにより駆動されるフォールディング上ベルト2bが実際にVMとなるようにフィードバック制御を行う。規定値より小さい場合には、S7の制御を行わない。
即ち、図4に示すように、S14において、フォールディング上ベルト(OS側)2aの実測値VOSと、フォールディング上ベルト(DS側)2bの実測値VDSとの差が、規定値以内であるか否かを判定する。規定値は、搬送される段ボールシートが各ベルト2a、2bの速度差の影響を受けて傾く場合、その傾きが製品形状に影響を与えない程小さい範囲に設定される。
第2実施形態によるフォルダグルアの全体構成は、上述した第1実施形態の図1の構成と同様であるので、ここでは省略する。
次に、図5により本発明の第2実施形態によるフォールディング上ベルトの駆動機構、制御装置及びセンサ機構について説明する。図5は、フォールディング上ベルトの駆動機構、制御装置及びセンサ機構を説明するためのフォールディング上ベルトの下方側から見たフォルダグルアの構成図である。
なお、サーボモータ20a、20bの代わりに、ベクトルインバータ式のモータや汎用モータを使用して、図5のようにそれらのモータと制御装置30とを接続しても良い。
また、この駆動軸40には、差動機構42が設けられている。この差動機構42は、差動機構42の両側のそれぞれの駆動軸40a、40bが異なる回転数を有するように所謂ディファレンシャル機構として作動するものであり、その回転数の差は、差動機構42に連結されたモータ44により制御される。
好ましくは、第1センサ24a、24b及び第2センサ26a、26bは、検出精度の高い光電センサである。この場合には、センシングタグ40a、40bを、光電センサから発射される信号光を反射または透過する反射板または遮光板によって構成する。なお、センシングタグ40a、40bを金属板によって構成し、第1センサ24a、24b及び第2センサ26a、26bを近接センサとして、検知を行ってもよい。また、センシングタグ40a、40bを無線ICタグによって構成し、第1センサ24a、24b及び第2センサ26a、26bを送受信機として、検知を行ってもよい。
まず、S31において、オペレータサイド(OS)のモータ20aにマスター速度指令値(基準速度)VMの信号を送り、フォールディング上ベルト2aがこの速度VMとなるようにモータ20aを駆動する。この基準速度VMは、プーリ14a、14bとフォールディング上ベルト2a、2bとの滑りなどが生じないものとした理想値として設定されている。このS31においては、差動機構42を作動させず、プーリ14bをプーリ14aと同じ回転速度なるように駆動する。即ち、フォールディング上ベルト2aが速度VMとなるように駆動される。
次に、S32において、上述したセンサ機構によりオペレータサイド(OS)のフォールディング上ベルト2aの実際の速度(VOS)を検出し、S33において、ドライブサイド(DS)のフォールディング上ベルト2bの実際の速度(VDS)を検出する。
許容値より大きい場合は、S35に進み、モータ20aを制御する。具体的には、指令値であるVMと、実測値であるVOSとの差Vxに基づき、モータ20aが実際にVMとなるようにフィードバック制御を行う。規定値より小さい場合には、S35の制御を行わない。
許容値より大きい場合は、S37に進み、差動機構42を制御する。具体的には、指令値であるVMと、実測値であるVDSとの差VYに基づき、駆動軸40により駆動されるフォールディング上ベルト2bが実際にVMとなるようにフィードバック制御を行う。規定値より小さい場合には、S37の制御を行わない。
即ち、図7に示すように、S54において、フォールディング上ベルト(OS側)2aの実測値VOSと、フォールディング上ベルト(DS側)2bの実測値VDSとの差が、規定値以内であるか否かを判定する。規定値は、搬送される段ボールシートが各ベルト2a、2bの速度差の影響を受けて傾く場合、その傾きが製品形状に影響を与えない程小さい範囲に設定される。
なお、図6及び図7のS35、S37、S55の制御において、モータ20a及び差動機構42の両方を制御して、所望のベルト速度(速度VM、或いは、OS側或いはDS側のベルトの速度)が得られるようにしても良い。
D 段ボールシートの搬送方向
1 フォルダグルア
2、2a、2b フォールディング上ベルト
4 フォールディング下ベルト
6 折り上げベルト
12、14 プーリ
20a、20b サーボモータ
30 制御装置
24a、24b 第1センサ
26a、26b 第2センサ
40、40a、40b 駆動軸
42 差動機構
Claims (7)
- 段ボールシートを搬送すると共に展開状態から折り上げるフォルダグルアであって、
並列に配置され段ボールシートを搬送するための第1のベルト及び第2のベルトからなる2本の平ベルトと、
フォルダグルアの搬送方向の始端部或いは終端部に設けられ上記第1及び第2の平ベルトをそれぞれ摩擦力で駆動する2つのプーリと、
上記第1のベルト用のプーリを駆動する1つのモータと、
この1つのモータにより駆動される上記第1のベルト用プーリと、他方の上記第2のベルト用プーリとを連結して上記第1のベルト用プーリの駆動力を上記第2のベルト用プーリに伝達する駆動軸と、
この駆動軸に設けられ上記第1のベルト用プーリと上記第2のベルト用プーリとの速度差を生じさせる差動機構と、
上記第1のベルトの速度を検出する第1のセンサ機構と、
上記第2のベルトの速度を検出する第2のセンサ機構と、
これらの第1のセンサ機構及び第2のセンサ機構によりそれぞれ検出された上記第1のベルト及び上記第2のベルトの速度の差が0になるように上記差動機構を制御する制御装置と、
を有することを特徴とするフォルダグルア。 - 上記制御装置は、上記第1のベルト及び上記第2のベルトの速度がそれぞれ基準速度になるように上記1つのモータと上記差動機構の両方を制御する請求項1に記載のフォルダグルア。
- 上記制御装置は、上記第2のベルトの速度を上記第1のベルトの速度に合わせるように上記差動機構を制御する請求項1に記載のフォルダグルア。
- 上記第1のセンサ機構及び上記第2のセンサ機構は、上記第1のベルト及び上記第2のベルトにそれぞれ設けられたセンシングタグと、上記第1のベルト及び上記第2のベルトのそれぞれにおいて、各ベルトの速度を検知するために搬送方向に所定距離だけ間隔をおいて設けられ上記センシングタグの通過を検知する2組のタグセンサとで構成されている請求項1乃至3のいずれか1項に記載のフォルダグルア。
- 上記タグセンサが、光電センサである請求項4に記載のフォルダグルア。
- 上記センシングタグが2つ以上設けられる請求項4又は5に記載のフォルダグルア。
- 上記モータはサーボモータである請求項1乃至6のいずれか1項に記載のフォルダグルア。
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